JP7095464B2 - 処理液塗布装置および画像形成システム - Google Patents
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Description
本発明は、記録媒体の画像形成面において、画像形成材(インク)を凝集させることでインクの滲みを防ぐ処理液を当該画像形成面に塗布する処理液塗布装置に特徴を有するものである。具体的には、処理液塗布装置において、記録媒体の画像形成面に処理液を塗布する塗布ローラの位置に当該記録媒体が無いとき、当該塗布ローラへの処理液の供給量を抑制しつつ供給を継続しておく。言い換えると、塗布ローラから記録媒体への処理液の塗布が行われる状況にないとき、当該塗布ローラへの処理液の供給量を減らすようにする。その後、記録媒体が塗布ローラの位置に至る状況になったとき、すなわち、記録媒体への処理液の塗布がなされる状況になったときに、塗布ローラへの処理液の供給量を戻す。このように、塗布ローラから記録媒体への処理液の塗布が行える状況であるか否かを、記録媒体と塗布ローラの位置関係に基づいて判定し、その判定結果に応じて、塗布ローラへの処理液の供給量を制御する。これによって、記録媒体に対する処理液の過剰塗布を防ぎ、かつ、塗布ムラの発生も防ぐ、ことを要旨の一つとする。その効果として、記録媒体の先端から後端に至るまで処理液を均一に塗布できる。したがって、本願発明によれば、処理液を均一に塗布できるので、塗布状態に起因する画像品質の低下を防止することができる。
まず、本発明に係る処理液塗布装置を含む画像形成システムの実施形態について説明する。図1は、画像形成システムの実施形態である印刷システム1000の概略を示す概略構成図である。図1に示すように、印刷システム1000は、給送装置100と、処理液塗布装置200と、画像形成装置であるプリンタ300と、媒体排出装置400と、を備える。なお、処理液塗布装置200は、本発明に係る処理液塗布装置の実施形態に相当する。
次に、本実施形態に係る処理液塗布装置200について、図を用いながら説明する。図2は、処理液塗布装置200の構成を示す構成図である。図2に示すように、処理液塗布装置200は、搬入部210と、処理液塗布部220と、処理液供給部230と、搬出部240と、を有する。また、複数の搬送ローラや複数のペーパガイドからなる搬送パス250を有する。また、処理液塗布装置200は、全体の動作を制御する制御部260を有する。制御部260は、搬送パス250を構成する搬送ローラやペーパガイドの動作を制御し、処理液塗布装置200の内部におけるシート8の搬送方向等を制御する。また、処理液供給部230に含まれる各構成の動作を制御し、シート8に適量の処理液が塗布されるように制御する。
次に、処理液塗布部220の第一実施形態について図4を用いて説明する。図4は、処理液塗布部220と処理液供給部230の詳細な構成を示す図である。図4に示すように、処理液塗布部220は、複数のローラ部材を備えている。処理液塗布部220は、複数のローラ部材として、転写ローラ2201と、塗布ローラ2204と、第一計量ローラ2217と、汲み上げローラ2208と、を備えている。
次に、本実施形態に係る塗布プロセスについて説明する。すでに説明をした処理液塗布部220の構成において、汲み上げローラ2208が第一モータ2225の駆動力によって回転すると、供給液室2209に蓄えられている処理剤液2216が汲み上げローラ2208により汲み上げられる。この汲み上げられた処理剤液2216は、第一計量ローラ2217との接触位置(ニップ)に運ばれる。
次に、処理液塗布部220の別の実施形態について、図8を用いて説明する。本実施形態に係る処理液塗布部220は、第一実施形態よりも、更に微量塗布を実現するための構成を備える。本実施形態に係る処理液塗布部220aは、汲み上げローラ2208と第一計量ローラ2217の間に第二計量ローラ2228が配置されている。
次に、本実施形態に係る塗布プロセスについて説明する。すでに説明をした処理液塗布部220aの構成において、汲み上げローラ2208が第一モータ2225の駆動力によって回転すると、供給液室2209に蓄えられている処理剤液2216が汲み上げローラ2208により汲み上げられる。この汲み上げられた処理剤液2216は、第二計量ローラ2228との接触位置(ニップ)に運ばれる。
ここで、印刷システム1000を構成するプリンタ300の構成について、図9を用いて説明する。プリンタ300は、インクジェット方式により画像形成用の液体であるインクを吐出して画像を形成する画像形成装置である。プリンタ300は、画像形成部310と、乾燥部320と、を備えている。
なお、上記にて説明をした各装置が備える機能は、プリンタ300の内部に集約して一台の画像形成装置として構成することもできる。その場合、本発明に係る処理液塗布装置は、画像形成装置に含まれるものとなる。なお、処理液塗布装置等が備える構成を画像形成装置に集約するときには、その大きさや詳細な構成は異なるものとなるが、主な機能は同等のものである。
200 :処理液塗布装置
210 :搬入部
220 :処理液塗布部
230 :処理液供給部
240 :搬出部
250 :搬送パス
300 :プリンタ
310 :画像形成部
320 :乾燥部
400 :媒体排出装置
1000 :印刷システム
2201 :転写ローラ処理液塗布部
2201 :転写ローラ
2202 :TRアーム
2203 :TRバネ
2204 :塗布ローラ
2205 :揺動支点
2206 :TRカム
2207 :カムモータ
2208 :汲み上げローラ
2209 :供給液室
2210 :アーム
2211 :ピン
2212 :圧縮バネ
2213 :液室揺動支点
2214 :カム
2215 :第三モータ
2216 :処理剤液
2217 :第一計量ローラ
2218 :液面センサ
2225 :第一モータ
2226 :第二モータ
2227 :媒体センサ
2228 :第二計量ローラ
2319 :供給弁
2320 :供給ポンプ
2321 :供給タンク
2322 :排液ポンプ
2323 :排液弁
2324 :排液タンク
Claims (13)
- 処理液を貯えた液供給パンと、
前記処理液に浸られた状態で回転し当該処理液を汲み上げる汲み上げローラと、
前記汲み上げローラとの間に形成されたニップで前記汲み上げローラから前記処理液を受け取る受けローラと、
前記受けローラが受け取った処理液を、当該受けローラとの間に形成されたニップで受け取り、シートに塗布する塗布ローラと、
前記汲み上げローラと前記受けローラを回転させる第一駆動源と、を備え、
前記第一駆動源は、前記シートに前記塗布ローラが前記処理液を塗布する位置に当該シートが在るときは、通常の回転速度で前記汲み上げローラと前記受けローラを回転させ、当該シートに前記塗布ローラが前記処理液を塗布する位置に当該シートが無いときは、前記通常の回転速度よりも遅い回転速度で前記汲み上げローラと前記受けローラを回転させる、
ことを特徴とする処理液塗布装置。 - 前記塗布ローラを駆動する第二駆動源を備え、
前記第二駆動源は、前記シートが搬送されるときの搬送速度で前記塗布ローラを回転させる、請求項1に記載の処理液塗布装置。 - 前記シートを搬送する搬送経路において前記処理液が塗布される位置よりも搬送方向上流側に当該シートの有無を検出するセンサを備え、
前記第二駆動源は、前記センサにおける前記シートの検出結果に基づいて前記搬送速度を変化させる、請求項2に記載の処理液塗布装置。 - 前記第一駆動源は、前記シートへの処理液の必要な塗布量に応じて設定された回転速度で前記汲み上げローラと前記受けローラを回転させる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の処理液塗布装置。
- 前記汲み上げローラと前記受けローラにおけるニップを通過する前記処理液の量である第一液量は、前記受けローラと前記塗布ローラにおけるニップを通過する前記処理液の量である第二液量よりも少ない液量である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の処理液塗布装置。
- 前記塗布ローラは前記汲み上げローラよりも硬度が低い、請求項5に記載の処理液塗布装置。
- 処理液を貯えた液供給パンと、
前記処理液に浸られた状態で回転し当該処理液を汲み上げる汲み上げローラと、
前記汲み上げローラとの間に形成されたニップで当該汲み上げローラから前記処理液を受け取る第二受けローラと、
前記第二受けローラとの間の形成されたニップで当該第二受けローラから前記処理液を受け取る第一受けローラと、
前記第一受けローラが受け取った処理液を、当該第一受けローラとの間に形成されたニップで受け取り、シートに塗布する塗布ローラと、
前記汲み上げローラと前記第二受けローラを駆動する第一駆動源と、を備え、
前記第一駆動源は、前記シートに前記塗布ローラが前記処理液を塗布する位置に当該シートが在るときは、通常の回転速度で前記汲み上げローラと前記第二受けローラを回転させ、当該シートに前記塗布ローラが前記処理液を塗布する位置に当該シートが無いときは、前記通常の回転速度よりも遅い回転速度で前記汲み上げローラと前記第二受けローラを回転させる、
ことを特徴とする処理液塗布装置。 - 前記第一受けローラと、前記塗布ローラと、を駆動する第二駆動源を備え、
前記第二駆動源は、前記シートが搬送されるときの搬送速度で前記塗布ローラと前記第一受けローラを回転させる、請求項7に記載の処理液塗布装置。 - 前記シートを搬送する搬送経路において前記処理液が塗布される位置よりも搬送方向上流側に当該シートの有無を検出するセンサを備え、
前記第二駆動源は、前記センサにおける前記シートの検出結果に基づいて前記搬送速度を変化させる、請求項8に記載の処理液塗布装置。 - 前記第一駆動源は、前記シートへの処理液の必要な塗布量に応じて設定された回転速度で前記汲み上げローラと前記第一受けローラを回転させる、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の処理液塗布装置。
- 前記汲み上げローラと前記第二受けローラにおけるニップを通過する前記処理液の量である第一液量と、前記第一受けローラにおけるニップを通過する前記処理液の量である第二液量と、前記第一受けローラと前記塗布ローラにおけるニップを通過する液量である第三液量は、第一液量<第二液量<第三液量の関係を満たす液量である、請求項7乃至10のいずれか一項に記載の処理液塗布装置。
- 前記塗布ローラは前記第二受けローラよりも硬度が低い、請求項11に記載の処理液塗布装置。
- シートに画像を形成する画像形成装置と、
前記シートに液体を塗布する液体塗布装置と、を有する画像形成システムであって、
前記液体塗布装置は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の処理液塗布装置である、ことを特徴とする画像形成システム。
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JP2018144092A JP7095464B2 (ja) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | 処理液塗布装置および画像形成システム |
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---|---|---|---|---|
JP2003122166A (ja) | 2001-10-16 | 2003-04-25 | Canon Inc | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2005262152A (ja) | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Nippon Steel Corp | ロールコータ装置 |
JP2009000613A (ja) | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Komori Corp | コーター装置のニス供給量調整方法及び装置 |
JP2009240870A (ja) | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 塗布機構及び液滴吐出装置 |
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