JP2005262152A - ロールコータ装置 - Google Patents

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Keiji Kamio
圭司 神尾
Daisuke Ito
大輔 伊藤
Takakimi Murai
隆公 村井
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Abstract

【課題】金属又はセラミックで形成されたグラビアロールを用いたロールコータ装置において、グラビアロールを交換することなく塗膜厚を変化させることができるようにすること。
【解決手段】外周に沿って傾斜配置された平行な複数の溝部1aを有する金属又はセラミックで形成されたグラビアロール1の外周に塗料を付着させて、通過する板材5に連続的に塗装を行うロールコータ装置において、グラビアロール1の外周に塗料4を転写して付着させるピックアップロール2を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、板材の表面にグラビアロールを用いて連続的に塗装を行うロールコータ装置に関する。
グラビアロールは、外周に沿って傾斜配置された平行な複数の溝を有していることから、ロールの長手方向における塗料付着量を均一にすることができるという利点がある。従来、このようなグラビアロールを用いたロールコータ装置としては、特許文献1に記載されているものが知られている。
図3(a)は、特許文献1記載のロールコータ装置を示し、図3(b)はそのグラビアロールを示す。図3(a)に示すように、金属又はセラミックで形成されたグラビアロール10の下部は塗料パン20内の塗料30に浸漬され、グラビアロール10の外周の上部は鋼帯50に接触している。また、グラビアロール10の外周の側部は、板状のドクターブレード40に当接している。
このような構成において、グラビアロール10が回転すると、グラビアロール10の外周に塗料30が付着し、付着した塗料30のうち、グラビアロール10の溝部10aより半径方向外側にはみ出した部分は、グラビアロール10の外周に当接するドクターブレード40によって掻き取られる。そして、グラビアロール10の溝部10a内に残った一定量の塗料30が鋼帯50に塗布される。このように、グラビアロールを用いることで、一定量の塗料を板材の幅方向に均一に塗布することができる。
しかし、上記特許文献1記載のロールコータ装置では、板材への塗料の塗布量、すなわち塗膜厚は、グラビアロールに形成された溝部の数(ピッチ)及び深さ等の形状によって一義的に決まるので、塗膜厚を変えるためには、溝部のピッチや形状の異なるグラビアロールに交換する必要があった。
特開2001−276698号公報
本発明が解決しようとする課題は、金属又はセラミックで形成されたグラビアロールを用いたロールコータ装置において、グラビアロールを交換することなく塗膜厚を変化させることができるようにすることにある。
本発明は、外周に沿って傾斜配置された平行な複数の溝部を有する金属又はセラミックで形成されたグラビアロールの外周に塗料を付着させて、通過する板材に連続的に塗装を行うロールコータ装置において、前記グラビアロールの外周に塗料を転写して付着させるピックアップロールを設けたことを特徴とする。
また、グラビアロールとピックアップロールとの間にトランスファーロールを介在させ、ピックアップロールからトランスファーロールに塗料を転写させ、その転写された塗料をトランスファーロールによってグラビアロールの外周に転写して付着させるようにしてもよい。
本発明では、ピックアップロールによってグラビアロール外周の塗料付着量を制御し、かつ、グラビアロールに付着した塗料をそのまま塗布するようにしたので、グラビアロールを交換することなく塗膜厚を変化させることができる。
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施例を示し、(a)はロールコータ装置、(b)はそのグラビアロールを示す。図1(a)において、塗料パン3内の塗料4は、塗料4内に浸漬されるゴム製のピックアップロール2を介してグラビアロール1に転写され、グラビアロール1によって鋼帯5に塗布される。
グラビアロール1は、金属又はセラミックで形成されており、図1(b)に示すように、外周に沿って傾斜配置された平行な複数の溝部1aを有する。グラビアロール1への塗料付着量は、グラビアロール1の外周とピックアップロール2の外周のニップ圧を調整することによって制御される。すなわち、ニップ圧を小さくすれば塗料付着量が増大し、ニップ圧を大きくすれば塗料付着量が減少する。この要領で塗料付着量を制御することにより、グラビアロール1には、図1(b)の拡大図に示すように、溝部1a内に塗料4を付着できるとともに、溝部1aの半径方向外側部分にも塗料4を付着でき、さらに、半径方向外側部分の塗料4の付着量も制御できる。
表1には、図1に示す本発明のロールコータ装置を用いて塗膜厚を変化させた試験例を示す。
Figure 2005262152
この試験では、グラビアロール1の外周には、図1(b)の拡大図に示すように溝部1aの半径方向外側部分にも塗料4を付着させるようにした。
また、表2には、比較例として図3に示した従来のロールコータ装置を用いた試験例を示す。
Figure 2005262152
表1に示すように、本発明の実施例では、グラビアロールの周速を上げることにより、塗膜厚を増大させることができた。これは、グラビアロール1の溝部1aの半径方向外側部分に付着した塗料4がグラビアロール1と鋼帯5との接触部上流側に溜まり、グラビアロールの周速を上げると溜まった塗料4がより多く鋼帯5側に転写されるためである。
これに対して、従来のロールコータ装置では、表2に示すように、グラビアロール10の周速を上げても塗膜厚に変化は見られなかった。これは、図3に示すグラビアロール10では、溝部10aより半径方向外側にはみ出した塗料30はドクターブレード40によって掻き取られ、グラビアロール10と鋼帯50との接触部上流側に塗料30が溜まらないためである。
以上のように、本発明では、グラビアロール1の溝部1aの半径方向外側部分にも塗料4を付着させて塗装を行うことができ、また、その塗料付着量を制御することができるので、グラビアロールを交換することなく、塗膜厚を変化させることができる。また、グラビアロールは、表面が平滑な通常のロールに比べて、より多くの塗料を付着させることができるので、塗膜厚を変化させる自由度が大きくなる。
なお、表1に示した実施例では、グラビアロール1の周速を変化させることにより塗膜厚を変化させたが、グラビアロール1の周速を一定として、グラビアロール1とピックアップロール2との隙間(ニップ圧)を変化させてグラビアロール1の塗料付着量を変化させることにより塗膜厚を変化させることもできる。
なお、図2に示すように、ピックアップロール2とグラビアロール1との間にトランスファーロール6を入れても構わない。この場合、グラビアロール1への塗料付着量は、グラビアロール1とトランスファーロール6とのニップ圧やトランスファーロール6とピックアップロール2とのニップ圧を調整することによって制御される。また、グラビアロール1、トランスファーロール6、ピックアップロール2の周速を変化させることにより、塗膜厚を変化させることもできる。
本発明の実施例を示し、(a)はロールコータ装置、(b)はそのグラビアロールを示す。 本発明の別実施例を示す。 (a)は従来のロールコータ装置を示し、(b)はそのグラビアロールを示す。
符号の説明
1 グラビアロール
2 ピックアップロール
3 塗料パン
4 塗料
5 鋼帯
6 トランスファーロール
10 グラビアロール
20 塗料パン
30 塗料
40 ドクターブレード
50 鋼帯

Claims (2)

  1. 外周に沿って傾斜配置された平行な複数の溝部を有する金属又はセラミックで形成されたグラビアロールの外周に塗料を付着させて、通過する板材に連続的に塗装を行うロールコータ装置において、
    前記グラビアロールの外周に塗料を転写して付着させるピックアップロールを設けたことを特徴とするロールコータ装置。
  2. 外周に沿って傾斜配置された平行な複数の溝部を有する金属又はセラミックで形成されたグラビアロールの外周に塗料を付着させて、通過する板材に連続的に塗装を行うロールコータ装置において、
    ピックアップロールから転写された塗料をグラビアロールの外周に転写して付着させるトランスファーロールを設けたことを特徴とするロールコータ装置。
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