JP7095432B2 - 温度測定装置及び熱間加工システム及び温度測定方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の一態様に係る温度測定装置は、熱間温度の鋼材を搬送する複数の搬送ローラの間に配され、鋼材の下面に当接する当接面を有する複数の支持部材と、前記支持部材を前記搬送ローラに対して上下方向に相対移動させて、前記支持部材の前記当接面を前記搬送ローラの上端よりも上方に配置させる駆動部とを備え、複数の前記支持部材の少なくとも一つは、前記鋼材の表面温度を測定する温度測定部を有する。
この構成によれば、駆動部により搬送ローラに対して支持部材を上下方向に相対移動させて支持部材の当接面を搬送ローラよりも上方まで移動させることができる。鋼材が搬送ローラと当接することなく支持部材によって支持される。複数の支持部材のうち少なくとも一つの支持部材は鋼材の表面温度を測定する温度測定部を有している。そのため、鋼材を搬送ローラと当接させることなく、鋼材の表面温度を測定することができる。鋼材の表面温度を測定する際に、鋼材と搬送ローラが接触しないため、温度測定中に鋼材から搬送ローラへ熱伝導し鋼材に温度ムラが生じてしまうことがない。そのため、鋼材の表面温度を正確に測定することができる。また、鋼材の下面に温度測定部を接触させて鋼材の表面温度を測定することができる。鋼材の下面は、鋼材の上面と比べてスケールが発生しにくいため、鋼材の上面の温度を測定するよりも、鋼材の表面温度を正確に測定できる。さらに、鋼材の表面に温度測定部を当接させているため、鋼材の表面温度を測定している際に、表面温度を測定する部分でスケールが成長することを防止することができる。
この構成によれば、温度測定部は、基部の上方で当接面によって鋼材の下面に当接した状態で温度を測定することで、より正確に鋼材の表面温度を測定することができる。
また、上記温度測定装置において、基部と前記温度測定部との間に、断熱材からなる断熱部が設けられていても良い。
この構成によれば、温度を測定する熱電対を保護部で保護することができる。
また、上記温度測定装置において、前記保護部は、前記基部よりも熱伝導率が高い材質であるものとしても良い。
また、上記温度測定装置において、前記保護部は、前記基部よりも熱間強度が高い材質であるものとしても良い。
この構成によれば、鋼材の搬送方向及び搬送方向に直交する搬送ローラの幅方向に平行な面状に分布する複数の支持部材によって、搬送ローラによって搬送された鋼材を支持することができる。このため、より温度ムラを抑制し、また、支持部材からの反力によって鋼材に生じる応力をより均一として鋼材を支持することができる。
この構成によれば、支持部材の搬送ローラの幅方向の位置が、搬送ローラ間毎に異なっているため、支持部材は所謂千鳥上に配置され、より温度ムラを抑制することができる。
この構成によれば、鋼材を加熱炉で加熱し第一の圧延装置で圧延して第一圧延材を製造する。そして、熱間温度の鋼材に対して第二の圧延装置で圧延する前に上記温度測定装置で温度を測定する。この際、上記のとおり鋼材に温度ムラが生じてしまうことなく、また、スケールの影響を受けにくい状態で鋼材の表面温度を測定することができる。そして温度測定装置によって測定された温度に基づいて第二の圧延装置で第一圧延材を圧延して第二圧延材を製造することができる。
この方法によれば、搬送ローラに対して支持部材を上下方向に相対移動させて支持部材の当接面を搬送ローラよりも上方まで移動させることができる。そのため、鋼材は、搬送ローラに接触することなく、支持部材によって支持された状態となる。この状態で、温度測定部により鋼材の表面温度を測定することができる。すなわち、鋼材は搬送ローラと接触することなく、鋼材の表面温度を測定することができるため、温度測定中に鋼材から搬送ローラに熱伝導して鋼材に温度ムラが生じてしまうことがない。したがって、鋼材の表面温度を正確に測定することができる。また、鋼材の下面は鋼材の上面よりもスケールが発生しにくいため、鋼材の下面の表面温度を測定することで、スケールの影響を受けにくくなり、鋼材の表面温度を正確に測定できる。さらに、温度測定中、鋼材の表面と温度測定部は接触しているため、鋼材の表面と温度測定部の間ではスケールが成長しにくくなる。そのため、スケールの影響を受けにくくなり、鋼材の表面温度を正確に測定できる。
2 支持機構
10 支持部材
11 基部
20 駆動部
30 温度測定部
32 保護部
32a 当接面
100 熱間加工システム
101 加熱炉
102 粗圧延装置(第一の圧延装置)
103 仕上圧延装置(第二の圧延装置)
111 搬送ローラ
D 搬送ローラ間
R1 粗圧延材(鋼材)
S1 搬送工程
S2 支持工程
S3 温度測定工程
Claims (10)
- 熱間温度の鋼材を搬送する複数の搬送ローラの間に配され、前記鋼材の下面に当接する当接面を有する複数の支持部材と、前記支持部材を前記搬送ローラに対して上下方向に相対移動させて、前記支持部材の前記当接面を前記搬送ローラの上端よりも上方に配置させる駆動部とを備え、複数の前記支持部材の少なくとも一つは、前記鋼材の表面温度を測定する温度測定部を有する温度測定装置。
- 前記支持部材は、前記鋼材を支持する基部を有し、前記温度測定部は、前記基部の上方に配され、前記当接面を有する請求項1に記載の温度測定装置。
- 前記基部と前記温度測定部との間に、断熱材からなる断熱部が設けられている請求項2に記載の温度測定装置。
- 前記温度測定部は、温度を測定する熱電対と、前記熱電対の上方に配されて前記当接面を有する保護部とを有する請求項2または3に記載の温度測定装置。
- 前記保護部は、前記基部よりも熱伝導率が高い材質である請求項4に記載の温度測定装置。
- 前記保護部は、前記基部よりも熱間強度が高い材質である請求項4または5に記載の温度測定装置。
- 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の温度測定装置と、互いに間隔を有して複数配され、前記鋼材を搬送する搬送ローラを備え、前記支持部材は、隣り合う前記搬送ローラ同士の間である搬送ローラ間にそれぞれ配されているとともに、前記搬送ローラ間に、前記搬送ローラの幅方向に複数配されている熱間加工システム。
- 前記搬送ローラの幅方向に複数配されている前記支持部材の位置は、前記搬送ローラ間毎に異なっている請求項7に記載の熱間加工システム。
- 前記鋼材を熱間温度に加熱する加熱炉と、前記加熱炉で加熱された前記熱間温度の鋼材に対して圧延して第一圧延材を製造する第一の圧延装置と、前記第一圧延材に対して圧延して第二圧延材を製造する第二の圧延装置とを備え、前記温度測定装置及び前記搬送ローラは、前記第一の圧延装置と前記第二の圧延装置との間に配されている請求項7または請求項8に記載の熱間加工システム。
- 熱間温度の鋼材を、複数の搬送ローラで搬送する搬送工程と、前記搬送ローラに対して支持部材を上下方向に相対移動させることで、前記搬送工程で搬送された前記鋼材を、前記支持部材で支持して前記搬送ローラの上方に持ち上げる支持工程と、前記支持工程で持ち上げられた前記鋼材の表面温度を測定する温度測定工程とを備える鋼材の温度測定方法。
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JP2018118292A JP7095432B2 (ja) | 2018-06-21 | 2018-06-21 | 温度測定装置及び熱間加工システム及び温度測定方法 |
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