JP7094991B2 - 空仕上げの建築構造における開口、特に点検用開口を閉鎖するデバイス - Google Patents

空仕上げの建築構造における開口、特に点検用開口を閉鎖するデバイス Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1つのパネル形状又はパネル状の構造要素に開口が形成される、特に壁部又は天井に対する、好適には空仕上げ(dry)の建築構造における開口、特に点検用開口を閉鎖するデバイスであって、開口を閉鎖する該デバイスは、相互に作用する少なくとも2つの閉鎖部材であって、その第1閉鎖部材は、移動不能であるべく上記開口内に挿入可能である閉鎖枠体として形成され、且つ、第2閉鎖部材は、回動可能であるべく上記閉鎖枠体内に挿入可能である閉鎖カバーとして形成される2つの閉鎖部材を有しているデバイスに関する。
特許文献1は、閉鎖枠体と、該閉鎖枠体上に回動可能に配置された閉鎖カバーとを有している、点検用開口を閉鎖するデバイスを開示している。上記公知デバイスは、比較的に複雑な構成であり、該構造的な複雑さは、適切であることが多いが、常に全ての状況においてではない。
幾つかの状況に対しては、さらに簡素であることから、さらに安価であると共に、可能的にはそれほど目立たない構成であるデバイスを使用することが好適かつ十分である。
特許文献2は、空仕上げの建築物に対する閉鎖可能な点検用開口を開示している。其処で、パネル状構造要素に形成された上記開口は、該開口に関して実質的に一致する閉鎖カバーであって、パネル要素の形態である閉鎖カバーを填め込むことにより、非常に単純な様式で閉鎖される。閉鎖位置において同時的に相互に面一整列する各表面に対する夫々の縁部の重なり合い部の外形によれば、それ自体で、単純な閉鎖タブにより改善され得る上記閉鎖位置において必要な保持作用が確実とされ得る。
しかし、後者のデバイスは、回動可能な閉鎖カバーを有さず、また、一定の状況においては過剰に単純な設計態様であり、取扱いの適切な容易さを欠いている。
欧州特許出願公開第1516978号 欧州特許出願公開第2531669号
故に、本発明は、冒頭において言及された汎用型のデバイスであって、第1には容易かつ安価に実現され得ると共に、第2には、快適で確実な開きプロセスを許容し得るデバイスを特定するという目的に基づく。
上記目的は、冒頭において言及された汎用型のデバイスであって、閉鎖カバーの回動性のために、他方の閉鎖部材の案内部、特に案内軌道内に挿入可能である、一方の閉鎖部材上の回動用突起により特徴付けられるデバイスにより達成される。
故に、本発明に係るデバイスによれば、驚くべきことに、上記閉鎖カバーは、上記閉鎖枠体に挿入されると直ちに、開閉されるべく、快適で確実な様式で回動され得ることが達成される。但し、スペース状態に起因して、状況がこのことを許容し、又は、このことを特に好適とするならば、例えば、上記閉鎖枠体における開口をさらに広く且つ障害物なしで開く目的で、本発明に係る閉鎖カバーは好適には、上記閉鎖枠体から容易に完全にも取り外され得る。このようにして、上記閉鎖カバーは、該閉鎖カバーをあまり目立たないようにするために、例えば、その外観又は装飾を変更すると共に、それをその周囲物の変更済み外観又は装飾に適合化させるために、非常に容易に、交換部品として交換されるか、再加工もされ得る。この目的のために、案内軌道は特に適切であり得る。
これらの利点は本発明により達成される、と言うのも、上記閉鎖カバーが上記閉鎖枠体に回動可能に取付けられるように、案内部、特に案内軌道内には回動用突起が挿入可能だからである。上記閉鎖カバー又は閉鎖枠体は、回動用突起を有し得、そのとき、対応する他方の閉鎖部材は、対応する案内部又は案内軌道を有する。基本的に、各回動用突起が、それの案内部又は案内軌道に対して割当てられるような様式で、一方の閉鎖部材は、各々の場合に、1つの回動用突起及び1つの案内部又は案内軌道を有すると共に、対応する他方の閉鎖部材も、逆に、それに適合化された様式で、1つの案内部又は案内軌道及び1つの回動用突起を有することも可能である。単純な場合、上記案内部は、開口、孔、特に、基部により閉鎖された盲孔、鳩目などであり得る。
上記閉鎖カバーは回動用突起を有し、且つ、上記閉鎖枠体は案内部又は案内軌道を有することが好適かつ特に容易である。
上記回動用突起は、連続的な回動用シャフトの自由端部であり得るが、それらは単に、最初から、突出する回動用突起としても形成され得る。
本発明に係るデバイスの好適実施形態は、上記回動用突起は上記閉鎖部材上に一体的に形成されることを実現する。
各閉鎖部材は、例えば、金属、木材などのような、この目的に適した全ての可能的で想起可能な材料から製造され得る。但し、上記閉鎖部材の少なくとも一方、好適には両方の閉鎖部材は、プラスチックから製造されることが好適である。故に、上記回動用突起は、一方の閉鎖部材上に特に容易に一体的に型成形されるだけでなく、上記案内軌道は、好適には案内溝として形成されることが可能である。故に、本発明に係るデバイスは、低重量を有すべく、安定的であるべく、高信頼性であるべく、頑強であるべく、大きな単位量にて、標準化された様式で、容易に搬送可能であるべく、異なる色又は異なる装飾を以てなど、材料を節約する様式で、特に安価にも設計され得る。
同様に、最近のプラスチックによれば、特に、一種類のみのプラスチックが選択かつ使用されるなら、環境に適合した持続性を実現するために、再生利用が容易に可能である。
特に安定性のために、又は、歪曲の回避のために、各閉鎖部材は、例えば、補強部材、リブ、縦溝などを有し得る。視認可能な表面は、所望であれば、化粧張りされ、被覆され、例えば、クロムメッキもされ、塗装され、紙が張られ、飾り鋲が打たれ、粒状表面とされ、溝付きなどとされ得る。特に、空仕上げ建築物においては、例えば、孔のパターンによる断熱、又は、音響的減衰も関与し得る。本発明に係るデバイスは、この点においても、取入れられると共に、技術的及び/又は視覚的に一体化され得る。
本発明に係るデバイスによれば、所望に応じ、該デバイスは、美学的に強調されるか、又は、それが「視認不能」であるかの様に特に目立たないように設計され得ることが可能であり、一般的には後者の選択肢が好適である。
プラスチック材料としては、多様なプラスチック、特に、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABSプラスチック)、又は、他の熱可塑性材料及び/又はスチレン共重合体が使用され得る。斯かるプラスチックは特に、塗料で被覆可能であると共に、接着剤で結合可能であり得る。本発明によれば、空仕上げの建築部材に対するプラスチック部品の接続のために、接着剤、及び、付加的な機械的締結具が使用されることが好適である。機械的締結具に対しては、ステープル、クリップ、捲縮、クランプ、ピン、リベットなどが使用され得る。例えば、接着面積を拡大するために、縦溝なども配備され得る。例えば、締着要素として、釘よりもステープル又はクランプが好適である、と言うのも、それらは、ヘッド状に大寸化された部分に関し、例えば石膏成分を備えた空仕上げ建築材料内へと容易に貫通することにより足掛かりを喪失することが無い当接ブリッジを形成するからである。
閉鎖部材、特に枠体部材は好適には、例えば角隅部及び/又は帯片部分を備えた複数のセグメントであって、相互に繋止されて枠体を形成し且つ比較的に大きな長手方向の広がりを形成する複数のセグメントから組立てられ得る。このようにして、種々の様式で組立てられて、特に種々のサイズの閉鎖部材などの種々の閉鎖部材を形成し得る少数の異なるプラスチック部品が配備され得る。比較的に種類の少ない部品は、大きな単位量の故に、特に低コストで作製され得る。
本発明に係るデバイスの別の進展例は、本発明を進展させる様式で、上記案内軌道は、それらの外形に関し、上記閉鎖枠体により占有される領域に対して直交する配向(表面法線)から偏位することを実現する。表面法線からの案内軌道のこの偏位の結果、上記閉鎖カバーは、特に偶発的に滑動するか滑り出すことを阻止するために、その終端の回動位置に付加的に固定される。此処で、上記案内軌道は、例えば曲率を有し得るが、好適実施形態は、上記案内軌道の外形が、直線状に、且つ、枠体平面に関して傾斜して配向されることを実現する。特に、壁部に取付けられている本発明に係るデバイスの場合、上記傾斜勾配は、下方に延在し得ることから、上記回動用突起が案内軌道内へと摺動して其処に留まることを重力が支援し得る。
上記回動用突起は、最終位置において上記案内軌道内に繋止され得ることも実現され得る。このことは特に、例えば、一定の弾性を有するプラスチックが材料として使用された場合、案内軌道内への当該突起の経路上で狭窄部又は他の曲路を克服し、その後にそれの背後に自身が繋止される突起により、特に容易に達成され得る。繋止球体などによるさらに幾分か複雑な繋止手段もまた、容易に使用され得る。故に、いずれにせよ、上記閉鎖カバーは、その終端の回動位置において付加的に固定されることが可能である。このことは特に、天井における上記デバイスの配置の場合に好適であり得るが、天井における配置の場合には、単に、表面法線からの案内軌道の偏位の存在及び性質が好都合であり得ることも実状である。
本発明の別の独立的な進展例は、上記回動用突起は、上記閉鎖部材の中心線上に配置されることを特徴とする。
もし、回動用シャフトとして作用する上記回動用突起が、上記閉鎖カバー上の縁部の近傍に配置されるなら、上記閉鎖カバーは好適には、壁部配置の場合において、スペース内へと、又は、ユーザに向けて、上方に回動又は下方に回動され得るか、さもなければ、上記閉鎖カバーは、左側へと、又は、垂直な回動用シャフト配向の場合には、右側又は左側へと、回動して開かれ得る。独立的な保護が同様に権利請求される本発明の進展例において、上記閉鎖カバーは、自身に関して中心の回動ラインの回りを約180°の角度を通して回動され得ると共に、好適には、約90°の角度の回動運動により開かれ得る。この目的のために、上記閉鎖カバーは好適には、それが重量に関して特に良好に平衡化されるために回動用シャフトに関して鏡面対称的な形態であり得るが、一定の理由によりその様に所望されるならば回動用シャフトに関して鏡面対称的な形態であることは必ずしも必要でなく、且つ、上記閉鎖カバーは、例えば三角形状も有し得、その場合に回動用シャフトは底辺に対して平行に延在する。同様の考察は、上記回動用シャフトは、必ずしも厳密に中心に配置される必要はなく、中心線に関して一定の平行オフセットも有し得るという具体例に繋がる。このことは、例えば、上記デバイスを囲繞する各表面が、上記閉鎖カバーに対する開き停止部を形成し得ると共に、上記閉鎖カバーは其処に保持又は固定もされ得る、という利点を有する。
基本的に、中心線上、又は、中心線の近傍における回動用シャフトを備える構造の場合、開き運動の間、各々の場合に、閉鎖カバーの1つの区画は外方に回動し、別の区画は内方に回動する。故に、回動用シャフトの配置に関し、上記デバイスの背後における回動運動に対する空間的状態、特に、利用可能な自由空間を考慮することが可能又は必要である。但し、いずれの場合にも、上記デバイスが壁部に配置されるなら、利点は、操作者に向かい開く閉鎖カバーの区画が、基本的に選択的に、下方に回動又は上方に回動され得るという事実に在る。このことはまた、天井における配置の場合にも有用であり得る。中心線の回り、又は、中心線の近傍のラインの回りにおける上記閉鎖カバーの回動性は、例えば、閉鎖された閉鎖カバーを開く取手又は他の手段は必要とされず、且つ、閉鎖カバーは、各々の場合に、それの一方の区画又は他方の区画を押圧することにより容易に開閉され得る、という利点も有する。閉鎖位置における繋止のために、例えば、戻り止め要素の弾性の故に、閉鎖カバーが、自身の究極的な最終端部位置であって、其処でそれが好適には面一様式で終結する位置へと弾発復帰するならば、例えば、閉鎖位置を僅かに越える回動運動も想起可能である。
本発明に係るデバイスのさらなる進展例は、上記2つの閉鎖部材は、回動枠体の閉鎖位置を事前設定する少なくとも1つの閉塞設定要素を有することを特徴とする。この目的のためには、多様な方策及び実施形態が可能である。1つの好適実施形態は、上記閉塞設定要素は、摩擦係合要素の形態であり、又は、それを有していることを実現する。機能及び製造の両方に関して特に単純な様式にて、本発明に係る斯かる摩擦係合要素は、閉鎖位置の位置決めを確定するだけでなく、閉鎖位置における固定の実現も支援する。プラスチックから形成されるデバイスの場合、例えば、柱材、粒状表面、縦溝などを以て、又は、単に一定の摩擦係数を有する面積的摩擦を以て、例えば、閉鎖枠体上及び閉鎖カバー上には、相互に機能的に相互作用する摩擦表面が形成され得る。
例えば、同一的又は異なる形態の複数対で、複数の閉塞設定要素が設けられることは容易に可能である。これらは、開口の自由縁部に、且つ/又は、回動用突起側の縁部に配置され得る。此処で、上記閉塞設定要素、又は、1つ以上の閉塞設定要素は、1つの停止要素又は複数の停止要素であり得るか、それを有し得る。上記の又は少なくとも1つの閉塞設定要素は、繋止又は拘束要素の形態であるか、それを有していることが付加的又は代替的に実現され得る。このことは、例えば、弾性嵌合作用、繋止又は戻り止めの要素により実現され得る。例えば、突起の繋止のために断面が狭幅化された受容器又は案内部を備えた弾性プラスチックを使用して、特に単純であるが確実な弾性嵌合作用要素が実現され得る。例えば、閉鎖枠体上のスプリング舌部が、同時に、該閉鎖枠体の開口内へと突出する停止要素として作用すると共に、該スプリング舌部は、そのスプリング端部の可逆的な繋止のために、閉鎖カバー上にて該スプリング舌部と機能的に相互作用する閉鎖要素の一種のチャネル内に繋止することが可能である。摺動又は枢動するラッチが設けられることも容易に可能である。
上記にて既にさらに論じられたように、天井配置に対して提供された本発明に係るデバイスの場合においてさえ、例えば、案内軌道の設計態様により、閉鎖カバーのための別体的な捕捉手段が不要とされ得る。しかし、それでもなお、本発明の進展例においては、開かれたときに閉鎖カバーが制御不能な様式で落下することを阻止するために、閉鎖カバーを捕捉する少なくとも1つの捕捉要素が閉鎖枠体上に設けられることが付加的又は代替的に可能である。この目的のために、ケーブル、クリップ、スプリング、案内レール、連接結合され且つ/又は伸縮自在に接続されたロッドなどが使用され得る。
独立的な保護が同様に権利請求される本発明の独立的な進展例は、閉鎖枠体が、パネル状構造要素の少なくとも1つの縁部であって上記開口を境界付ける縁部を填め込むに適した自由空間を有することを特徴とする。上記閉鎖枠体は、その断面において、パネル状構造要素の縁部を受容する目的で開放されたL字外形を実質的に有することが好適である。
上述された閉鎖枠体の進展例と特に容易に組み合わされ得ると共に、独立的な保護が同様に権利請求される本発明の別の進展例は、上記閉鎖カバーは、少なくとも1つのパネル状要素の嵌合に適した自由空間を有することを実現する。この目的のために、好適実施形態において、上記閉鎖カバーは実質的に閉鎖カバー枠体を有し得ると共に、上記パネル状要素は、上記閉鎖カバー枠体を閉鎖してそれを満たす閉鎖カバーの薄寸体として形成され得る。上記閉鎖カバー枠体は好適には、その断面において、上記パネル状要素を受容する目的で開放されたL字外形を有し得る。上記パネル状構造要素及び上記パネル状要素は、同一の状態及び材料厚みを有し得ると共に、例えば、石膏プラスターボードから製造され得る。
本発明に係るデバイは、それがその周囲物に対して実質的に適合化されるなら、特に目立たないように設計され得る。このことは、上記で論じられた本発明の進展例において、上記閉鎖枠体及び/又は閉鎖カバー枠体自体が、パネル状要素を有するか、又は、斯かるパネル状要素により覆い隠されるならば好適であることを意味する。このことは多様な手法で実現され得る。例えば、上記閉鎖枠体は、囲繞外枠のような、その外形断面におけるU形状を以て、上記パネル状構造要素の開口内に載置されることが可能である。上記閉鎖カバーは、実質的に外殻状形態であり、且つ、パネル状要素を受容することが可能である。但し、上記閉鎖枠体、閉鎖カバー又は閉鎖カバー枠体は、実質的に単に面状形態であり、且つ、それらが、パネル状構造要素の視認可能側面から背けられた後側面に対して取付けられ、又は、パネル状要素の後側面を担持することも可能である。但し、上記閉鎖枠体は、開口の奥行のみまで自身の枠体外形を以て延在するカセット枠体の設計態様として、開口縁部に対する一種の朝顔口を形成することも可能である一方、上記パネル状要素は、同様のカセット設計態様の閉鎖カバー枠体内へと嵌合されてそれにより囲繞される。
但し、各々の場合において、L字外形の周辺部の狭幅でブレード状の縁部のみが、夫々の枠体の視認可能な縁部を形成する、L字外形の断面を備えた閉鎖枠体及び閉鎖カバー枠体の夫々の本発明の実施形態は、特に有用である。同時に、上記閉鎖枠体及び上記閉鎖カバー枠体の露出縁部を形成する夫々のL字外形の周辺部は、相互に向けて対向すべきであり、すなわち、2つの対応する露出縁部は、相互に対して平行であり且つ相互に直近とされるべきである。これにより、多くの利点が同時にもたらされる。各枠体は、安価に、材料節約様式で製造され得る。上記閉鎖枠体は、同時的に良好な支持作用又は補強作用を以て、上記パネル状構造要素に対して容易に取付けられ得る。同様に、上記パネル状要素は、確実な当接作用を以て、上記閉鎖カバー枠体内へと容易に挿入され得る。さらに、各パネル状要素の当接に対するL字外形の当接表面は、例えば、各パネル状要素の接着剤結合又は漆喰塗り又は仕上げが、さらに耐久的な結果を以て実現され得るために、他の一定の手法で粗面化又は構造化され得る。
相互に隣接するL字外形の周辺部は、最小限の目立たない露出縁部のみを有し、同時に、回動運動の間において効果的様式で相互に案内すると共に、閉塞設定要素の突出部及び/又は少なくとも機能的領域として作用し得る。各枠体はさらに、歪曲防止の設計態様であり得る。全体として、好適な進展例において、上記閉鎖カバー枠体は実質的に上記閉鎖枠体と同様の構造形態を有し得るが、例えば、各外形の断面は、相互に関してまるで鏡面対称的な設計態様であり得る。
本発明のさらなる進展例は、各閉鎖部材は、それらの閉鎖位置において実質的に「間隙なし」様式で閉鎖すべく設計されることを特徴とする。このことは基本的に、視覚的封鎖を伴い得るが、所望であれば、封鎖要素、又は、迷路配置、又は、重畳などにより支援又は改善され得る、これを超える封鎖作用も伴い得る。視覚的封鎖を達成するために、必要であれば、各閉鎖部材の相互に隣接する表面が僅かに円錐状の形態であること、すなわち、デバイスの開成のための回動運動が阻害されることなく、可能的に残存する間隙を通した視認が、相互に平行で傾斜した外形により遮断されることも可能である。
本発明の別の進展例は、各閉鎖部材の閉鎖位置において、各閉鎖部材における夫々のパネル状要素は相互に関して面一に整列されると共に、相互に1つの平面内であることを実現する。このようにして、本発明に係るデバイスは、特に目立たない様式で配置及び形成され得ると共に、各パネル状要素は、さらなる周囲物に対して適合化され得る。
好適実施形態は、少なくとも1つのパネル状の要素及び/又は構造要素は、石膏プラスターボード又は石膏繊維ボードから形成されることを実現する。特に、本発明に係るデバイスが挿入されることが企図される空仕上げの建築構造における使用状況に依存する様式で、他の石膏含有の、又は、石膏非含有でさえあるパネル状の要素又は構造要素が設けられることも可能である。
独立的な保護が同様に権利請求される本発明の別の独立的な進展例は、本発明によれば、上記パネル状構造要素は、上記デバイスの構成部材であり、且つ、空仕上げの建築構造内へと一体化され得ることを特徴とする。このようにして、点検用開口を備える領域は、特に洗練された様式で空仕上げの建築構造内に配備され得る。
独立的な保護が同様に権利請求される、空仕上げの建築構造のパネル状構造要素における点検用開口を閉鎖するデバイスであって、該デバイスは、上記点検用開口を縁取るフレームと、上記点検用開口を閉鎖する閉鎖カバーとを有しているデバイスの本発明に係るさらなる進展例は、上記フレームはパネル状形態であり、その材料は好適には、実質的に上記パネル状構造要素の材料に対応し、且つ、上記閉鎖カバー、及び、もし配備され且つ/又は必要であれば、可能的に少なくとも1つのさらなるデバイス要素は、工場にて既に、上記フレームに対して適合化され、且つ/又は、該フレーム内へと嵌合されることを特徴とする。
故に、本発明によれば、パネル状構造要素は、自身に形成された開口、又は、自身の切欠きを有し、その開口の領域においては点検用開口を提供することが意図されることが好適に実現され得る。本発明によれば、上記点検用開口を配備かつ閉鎖する上記デバイスは、実質的に、上記点検用開口自体を縁取るフレームで構成され、その場合に該フレームは好適には、構造要素と実質的に同一の材料、すなわち、例えば好適には石膏プラスターボード又は石膏繊維ボードで構成される。そのとき、本発明に依る斯かるフレームは、例えば、漆喰塗り及び/又は仕上げにより、構造要素に対して特に整合的に取付けられ得る。但し、物理的にさらに困難な作業プロセスが建築現場で実施される必要がない様に、点検閉鎖機構自体は、正確に寸法決定されると共に高信頼性であり、特に寸法的に安定的で管理された形態で特に好適に事前作製されると共に、既に工場にて点検されてから、建築現場における構造内へと、完成された機能的で高信頼性の全体ユニットとして取入れられる必要があるのみであり、このことは、閉鎖自体に対しては、工業品質条件下で作業する熟練の技術者が責任を負い得る一方、建築現場での作業は、必要であれば、点検フラップ及びその機能性に関する苦情の虞れなしで、未熟な労働者に対して委ねられ得ることを意味する。
本発明に係るデバイスのフレームを空仕上げの建築構造内に挿入する間、又は、挿入時には、例えば、支柱形式、ビーム形式、又は、他の外形構造の組立て片又はバーの配備のような、さらなる対策が実施され得る。
本発明のさらなる可能的な進展例は、工場にて、点検用開口を境界付ける外形が上記フレーム内へと形成されることを実現し、その場合、工場にて、機能的に点検用開口を境界付けるに適した外形が上記閉鎖カバー上に配備され得る。上記フレーム及び/又は閉鎖カバーに対する材料として、実質的に石膏が設けられることも可能である。
この点に関し、本発明に係るデバイスは、例えば、二層パネル張りされる空仕上げの建築構造に対しても提供され得ることが付加的に言及される。上記デバイスが上記形式の二層パネル張り内へと挿入される場合、特に、一方の層における上記デバイス又はそのフレームに対する設置開口と、他方の層の設置開口との間には、オフセット又は突出部などが設けられることで、一切の設置間隙は、第2層の重なり合いにより補強され又は覆われることが可能である。
各図は、さらなる発明特徴も判明し得る代表的実施形態を示すが、各実施形態は、基本的に、単なる実例であるとみなされるべきであり、且つ、本発明の主題又はその保護の有効範囲を限定することは意図されない。
本発明に係るデバイスの各枠体の開き位置における斜視図である。 図1に係るデバイスの別の斜視図である。 先の各図に係るデバイスの種々の詳細図である。 先の各図に係るデバイスの種々の詳細図である。 先の各図に係るデバイスの種々の詳細図である。 先の各図に係るデバイスの種々の詳細図である。 先の各図に係るデバイスの種々の詳細図である。
図1は、本発明に係るデバイスの各枠体の開き位置における斜視概観を示している。
本発明に係るデバイスは、少なくとも1つのパネル形状又はパネル状の構造要素に開口が形成される、特に壁部又は天井に対する、好適には空仕上げの建築構造における開口、特に点検用開口を閉鎖すべく作用する。「パネル形状」及び「パネル状」という表現は、好適には、実質的にパネル形状を有する非分割又は単体的なパネル要素のみが使用され得ることを明示することは意図されず、むしろ、可能的には異なる複数の材料を用いて組立てられた多部材式の建築要素であって、パネルの様式で取扱われて使用され得る建築要素が使用され得ることを明示することが意図される。
図1の図示内容において、上記開口自体、及び、其処に上記開口が形成されるパネル状構造要素は示されない。むしろ、上記デバイスのみが示される。本発明に係るデバイスは、相互に作用する少なくとも2つの閉鎖部材1、2であって、その第1閉鎖部材は、移動不能であるべく上記開口内に挿入可能である閉鎖枠体1として形成され、且つ、第2閉鎖部材は、回動可能であるべく上記閉鎖枠体1内に挿入可能である閉鎖カバー2として形成される2つの閉鎖部材1、2を有している。閉鎖カバー枠体2は、僅かに開かれた位置で示され、最大開きの位置ではない。それの開閉のために、閉鎖カバー2は、その側部外形3上に、外方に向けて、すなわち閉鎖枠体1に向けて突出する回動用突起4であって上記図示内容では視認できない回動用突起4を有する。各回動用突起4は、案内溝5内へと、可及的に端部の位置まで挿入される。故に、閉鎖カバー2及び閉鎖枠体1は、相互に係合し、且つ、該閉鎖カバーは、その回動用突起4の回りにおいて、回動用シャフトの回りにおけるように、回動され得る。回動用突起4の代わりに、そのことは全体構造においては障害的であり得ると共に、さらなる材料、及び、可能的にはさらなる別体的構成要素を必要とし得るが、連続的な回動用シャフトが設けられることも実際に可能である。示された実施形態において、閉鎖部材1、2は、例えば、射出成形プロセスでプラスチックから製造されると共に、回動用突起4及び/又は案内溝5は、この場合、同時に共同的に一体的に型成形又は形成される。
各回動用突起4は、閉鎖カバー2が、該閉鎖カバー(及び、同様に閉鎖枠体1)の中心線により形成される中央軸線の回りを鏡面対称的に回動され得るように、上記中心線上に位置する。閉鎖枠体1における各案内溝5は、該閉鎖枠体1の表面法線に関して傾斜して延在する。各回動用突起4が、夫々の案内溝5内へと可及的にそれらの端部の位置へと挿入されたとき、上記閉鎖カバーは、上述されたように回動され得、その場合、90°の角度の回動運動の後で最大開き位置が実現される。全体として、閉鎖カバー2は、図2に関してさらに詳細に考察されるように、その様にすることが阻止されなければ、その各回動用突起4の回りを回動することが可能である。
但し、閉鎖カバー2による完全に開放された様式で開かれるために、該閉鎖カバーは、各回動用突起4が案内溝5から完全に引き抜かれることにより、閉鎖枠体1から完全に取り外されることも可能である。示された本発明に係るデバイスが壁部内へと挿入されたなら、閉鎖カバー2は、重力により、その各回動用突起4を閉鎖枠体1内として保持されると共に、該閉鎖カバー2は、閉鎖枠体1から完全に取り外されるために、自身の各回動用突起が案内溝5から解放されるまで揚動されるように、各案内溝5は好適にはそれらの端部に向けて下方へと傾斜して導向される。
示されたデバイスが天井に装着された場合、傾斜した案内溝5は、それ自体、閉鎖カバー2を案内枠体1内に保持するに適していない。しかし、この目的のために、案内溝5内における回動用突起4の付加的繋止手段、及び/又は、例えば、案内溝5の湾曲形態を使用することが可能である。同様に、閉鎖枠体1上には、閉鎖カバー2に対する付加的捕捉デバイスであって、第1には、閉鎖カバー2が自発的に脱落することを阻止することで事故を阻止するが、第2には、該閉鎖カバー2は全ての手段により意図的又は故意に閉鎖枠体1から完全に分離され得るように設計される付加的捕捉デバイスが配備され得る。
閉鎖カバー2はさらに、同様に図2に関してさらに詳細に考察されるように、その閉鎖位置においても、他の一定の手法で固定される。この点に関し、上記デバイスが天井に配置された場合においてさえも、閉鎖カバー2は上記閉鎖枠体における自身の閉鎖位置に保持されることが指摘される、と言うのも、案内溝5の傾斜外形の故に、いずれの場合でも閉鎖カバー2は下方に垂直に落下はし得ず、むしろ、滑り出すためには、閉鎖位置において閉鎖枠体1自体により阻止される水平運動成分も必要とされるからである。
図1の図示内容において視認され得るように、閉鎖部材1、2は、各々、周辺部6、7及び8、9を備えたL字外形を有する。閉鎖カバー2の各L字外形は、中央開口10を残置する閉鎖カバー枠体を協働して形成する。
上記閉鎖カバー枠体の各周辺部8は、相互に協働してカセットボックスを形成すると共に、各周辺部9と協働して、該閉鎖カバー枠体の開口10の閉塞のために、(不図示の)パネル状要素が嵌合され得る受容器、陥没部又は外殻体を形成し、上記要素は、該閉鎖カバーの薄寸体として、周辺部8の狭幅な自由露出縁部11と面一であるべく、正確な嵌合様式で該閉鎖カバー枠体の受容器又は陥没部を満たす。
閉鎖枠体1自体は、各周辺部7が上記開口の枠体としてのパネル状構造要素に当接して担持されると同時に、各周辺部6の狭幅の自由露出縁部12が、各周辺部7とは逆側に載置されたパネル状構造要素の側面と面一に終端するように、自身の周辺部6により上記開口内へと嵌合され得る。この目的のために、各周辺部6は、上記パネル状構造要素の厚みに適合された様式で寸法決定されるべきである。閉鎖位置において、周辺部6及び8の露出縁部11及び12もまた相互に面一に終端することから、閉鎖位置においては、閉鎖枠体1の各周辺部6の回りにおけるパネル状構造要素と、上記閉鎖カバー枠体の各周辺部8により囲繞されたパネル状要素とは、領域的に、相互に1つの平面内に位置することが実状である。故に、露出縁部11及び12が視認可能な縁部として設けられることから、該露出縁部が夫々、パネル状構造要素及びパネル状要素の露出側面に位置するならば、実際、実質的な間隙なしで囲繞様式で相互に関して同心的に延在する狭幅の2つの露出縁部11、12のみが、壁部又は天井構造においてパネル状要素同士の間で視認可能なままとなる。
図2は、図1に係る本発明に係るデバイスの代表的実施形態を、同様に僅かに開かれた位置における別の視点から示している。同一の構造要素は図1におけるのと同一の参照符号により表され、このことは、以下の各図においても同様である。
図2においては、特に、閉鎖枠体1上の停止要素13を視認でき、該停止要素は、閉鎖カバー2の閉鎖位置において該停止要素13に当接する該閉鎖カバー2の各周辺部9により、閉鎖位置における閉鎖カバー2の回動行程を制限する。
同時に、閉鎖カバー2は、その対応する周辺部9上に、該閉鎖カバー2の閉鎖位置において停止要素13と機能的に相互作用する閉塞設定要素としての摩擦係合要素14を有している。特に、その場合、夫々の縁部15及び16は協働して摩擦係合を実現することが実状である。
さらに、例えば、閉鎖カバー2は、その他側面の内の1つにおいて適切な停止要素を有することも可能である。
この点に関し、上記閉鎖カバーの各周辺部8、又は、周辺部8及び9の間に形成される角度は、該閉鎖カバーの回動の間において、回動半径、すなわち、円弧に追随すべきであるが、閉鎖位置において間隙なしで可及的に周辺部8に隣接する閉鎖枠体1の周辺部6は、平坦形態であることも付加的に指摘される。周辺部6及び8の間において残存する間隙許容差は閉鎖カバー2の回動運動を許容するが、閉鎖カバー2が自発的にその閉鎖位置から開くことを単独で阻止し得る摺動摩擦に対する好適な状況が生じ得る。
さらに、この点に関し、本発明に係るデバイスの特別の利点は、閉鎖枠体1及び閉鎖カバー2は、各々の場合において、それらの夫々の可能的には異なる又は多様な閉塞設定要素13、14、15、16を備えて、すなわち、取入れるべく一体片で形成又は型成形され得ると共に、例えば、特にプラスチックから構成される射出成形部品として安価に形成され得るという事実に在ることが指摘かつ強調される。
図3は、閉鎖枠体1及び閉鎖カバー枠体2のL字外形形状の断面を、その周辺部6、7及び8、9と共に示している。各外形内に載置された、パネル状構造要素18の断面、及び、閉鎖カバーとして機能するパネル状要素19の断面を視認し得る。さらに、その機能に関して以下の図4において理解され得るさらなる停止要素17が示される。
特に、図3は、案内溝5内への1つの回動用突起4の係合も示している。
同様に、図3においては、如何にして、各露出縁部11、12が実質的に間隙なしで相互に対して隣接すると共に、該露出縁部が、1つの平面内で相互に面一整列されたパネル状要素18、19の間の露出表面の点では殆ど提供しないのかが視認され得る。
周辺部7、9上には、特に、夫々、パネル状要素18、19に対する閉鎖部材1、2の接着剤結合のための拡大接着領域を形成する縦溝が視認され得る。さらに、閉鎖部材1、2は、夫々、パネル状要素18、19に対し、好適にはそれらの周辺部7、9を通して、相互に機械的にステープル綴じされ得る。
図4は、特に、既に上記に示されたように、停止要素17が閉鎖カバー枠体2の閉鎖位置においてそれに対する停止部を形成する様式を示している。
図5は、図4と同様の図示内容であるが、本発明に係るデバイスの異なる領域において、停止要素17に関して異なる様に形成されると共に、上記閉鎖枠体の閉鎖位置においてそれを繋止すべく同時的に作用する停止要素13、14を示している。この目的のために、閉鎖要素又は停止要素13は、閉鎖要素又は停止要素14の凹状形成された縁部16内へと掛止するスプリング舌部の形態の縁部15を有する。
図6は、特に、回動用突起4が挿入される閉鎖部材1における案内溝5の傾斜外形を示している。上記案内溝においてはさらに、回動用突起4がその最終位置に在るときにそれが背後で繋止される小寸の繋止突起部又は繋止狭窄部を視認することが可能である。
図7は、特に、再び、案内溝5と係合していない(図3に関する)回動用突起4を示している。

Claims (18)

  1. 少なくとも1つのパネル状構造要素(18)に形成される乾式建築構造における点検用の開口を閉鎖するデバイスであって、前記開口を閉鎖する該デバイスが、相互に作用する少なくとも2つの閉鎖部材であって、その第1の閉鎖部材(1)が、移動不能であるべく前記開口内に挿入可能である閉鎖枠体として形成され、且つ、第2の閉鎖部材(2)が、回動可能であるべく前記閉鎖枠体内に挿入可能である閉鎖カバーとして形成される少なくとも2つの閉鎖部材を具備し、
    前記閉鎖カバーの回動性のために、一方の前記少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)上の回動用突起(4)であって、他方の前記少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)の案内軌道内に挿入可能である回動用突起(4)を備えたデバイスにおいて、前記案内軌道の外形が、枠体平面の表面法線に対して、直線状に、且つ、傾斜して方向付けられており、
    前記案内軌道は、前記回動用突起がその最終位置に在るときにそれが背後で繋止される繋止突起部又は繋止狭窄部を有していることを特徴とするデバイス。
  2. 前記閉鎖カバーが前記回動用突起(4)を有することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記回動用突起(4)が、前記少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)上に一体的に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 前記少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)の少なくとも一方の閉鎖部材(1、2)がプラスチックから製造されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 前記少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)の少なくとも一方が、複数のセグメントから組立てられ、又は、組立てられ得ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 前記複数のセグメントが、それらの接続のために一体的に形成された戻り止め要素を有することを特徴とする請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記案内軌道が案内溝(5)の形態であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. 前記回動用突起(4)が、前記案内軌道内で最終位置において繋止され得ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のデバイス。
  9. 前記回動用突起(4)が前記少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)の中心線上に配置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. 前記少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)が、回動する前記閉鎖カバーの閉鎖位置を事前設定する少なくとも1つの閉塞設定要素(13、14、17)を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 前記閉鎖枠体が、前記パネル状構造要素(18)の前記開口を境界付ける少なくとも1つの縁部の嵌合に適した自由空間を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のデバイス。
  12. 前記閉鎖枠体が、前記パネル状構造要素(18)の前記縁部を受容するために開放された実質的にL字外形を有することを特徴とする請求項11に記載のデバイス。
  13. 前記閉鎖カバーは、少なくとも1つのパネル状要素(19)の嵌合に適した自由空間を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のデバイス。
  14. 前記閉鎖カバーが、実質的に、閉鎖カバー枠体(2)を有し、且つ、前記パネル状要素(19)が、前記閉鎖カバー枠体(2)を閉鎖してそれを満たす閉鎖カバーの薄寸体として形成されることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記閉鎖カバー枠体(2)が、前記パネル状要素(19)の縁部を受容するために開放された実質的にL字外形を有することを特徴とする請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記閉鎖カバー枠体(2)が、実質的に、前記閉鎖枠体と同様の構造形態を有することを特徴とする請求項14又は15に記載のデバイス。
  17. 前記少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)の閉鎖位置において、該少なくとも2つの閉鎖部材(1、2)内の前記パネル状構造要素(18)及び前記パネル状要素(19)が、相互に関して面一整列であると共に、相互に関して1つの平面内に在ることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載のデバイス。
  18. 少なくとも1つの前記パネル状構造要素(18)及び前記パネル状要素(19)が、石膏プラスターボード又は石膏繊維ボードから形成されることを特徴とする請求項13乃至15及び17のいずれか一項に記載のデバイス。
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