JP7094990B2 - 点検用開口を閉鎖するデバイス、及び、その形式のデバイスを挿入する方法 - Google Patents

点検用開口を閉鎖するデバイス、及び、その形式のデバイスを挿入する方法 Download PDF

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Description

本発明は、点検用開口を閉鎖するデバイス、及び、点検用開口を閉鎖する斯かるデバイスを、空仕上げ(dry)の建築構造の板材状又はパネル状の構造要素内へと挿入する方法に関し、上述のデバイスは、上記点検用開口を縁取るフレームと、上記点検用開口を閉鎖する閉鎖カバーとを有している。
特許文献1及び特許文献2は各々、空仕上げの建築物に対する点検用開口を閉鎖するデバイスを開示している。前者の文献から知られるデバイスは製造が比較的に複雑であるが、後者の文献から知られるデバイスは、特に簡素に維持されると共に、特に、天井における点検用開口のために提供される。
しかし、後者のデバイスの場合、該デバイスは実質的に、最初は、空仕上げの建築構造の建立の間における建築現場に対して調製され、すなわち、特に、現場に居る人員による建築現場の条件下で調製されるという問題がある。しかし、建築現場における人員が空仕上げの建築物に対して特に適格であり且つ訓練されていることが無条件では想定され得ない。むしろ、多くの場合、空仕上げの建築構造は専門外の人間により建立されるのが実状である。結果として、点検用開口は、例えば、厳密な角度にてではないなど、十分に厳密には調製されず、且つ/又は、後時において当該理由により苦情が呈され得るように閉鎖カバーが手際よく調製又は配置されない、という状況が生じ得る。
欧州特許出願公開第1516978号 欧州特許出願公開第2531669号
故に、本発明により解決される課題は、冒頭において言及された汎用型のデバイスであって、建築現場における該デバイスの設置は未熟な人員によってさえも適切に実施され得るデバイスを可及的に簡素で安価な様式で提供し、且つ、同時に、該デバイスの適切な機能を可及的に広範囲に特定すると共に、上記形式のデバイスを挿入する方法を特定することである。
方法に関し、上記課題は、上記フレームに対しては、好適には実質的に上記板材状又はパネル状の構造要素の材料に対応する板材状又はパネル状の材料が配備され、且つ、上記閉鎖カバー、及び、もし配備され且つ/又は必要であれば、可能的に少なくとも1つのさらなるデバイス要素は、工場にて既に、上記フレームに対して適合化され、且つ/又は、該フレーム内へと嵌合されることから、本発明により解決される。
故に、本発明によれば、自身のフレーム及び閉鎖カバーを備えた十分に機能する点検用開口が工場にて製造され、該点検用開口は単に、建築現場における空仕上げの建築構造内へと適切に挿入されることが特に好適に実現される。一方、上記デバイスのこの適切な挿入は、相当に簡素化される、と言うのも、上記フレームに対する材料は、実質的に、該フレームが挿入されることが意図されるパネル状構造要素の材料に対応するからである。故に、点検用開口は、その閉鎖カバーと共にそれ自体で建築現場にて調製される必要はなく、むしろ、その他の箇所で既に専門的に調製されたデバイスのフレームを挿入する単純な切欠きが設けられることのみが必要である。しかし、このことは、建築現場にて、特に未熟な人員によっても容易に可能である、と言うのも、斯かる作業段階は、その本質において、空仕上げ構造の建築の間における他の作業段階とは異ならないからである。
本発明に係るデバイスは好適には、非常に簡素に維持されると共に、実質的に上記フレーム及び上記閉鎖カバーに限定され得る。但し、進展例においては、さらなるデバイス要素として、上記閉鎖カバーに対する少なくとも1つのブラケット手段が、上記フレーム上に設けられることも実現され得る。特に、上記閉鎖カバーは、例えばヒンジなどの少なくとも1つのブラケット手段により、上記フレーム上に回動可能に連接結合され得る。
1つの進展例においては、上記フレーム上にて、ブラケット要素として、上記閉鎖カバーに対し、上記点検用開口の回りを、且つ/又は、上記点検用開口内で、囲繞様式で延在する外枠が、工場において上記フレームに嵌合されることが実現され得る。このようにして、特に、上記閉鎖カバーの機能的に信頼し得る閉成だけでなく、該閉鎖カバーの特に回動可能な取付けを達成することが可能である。本発明によれば、工場にて、点検用開口を境界付ける外形が上記フレーム内へと形成されることが付加的又は代替的に実現され得、その場合、工場にて、機能的に点検用開口を境界付けるに適した外形が上記閉鎖カバー上に設けられることが対応して好適に実現され得る。このようにして、例えば、さらに正確な嵌合であると共に、遮光性で、所望であれば気密性又は遮音性である閉鎖カバーの閉鎖位置が実現され得る。斯かる外形はまた、外枠内に、又は、外枠が無いときは、直接的にフレームの材料内にも形成され得る。外枠と適合する様式にて、上記閉鎖カバーは閉鎖カバー枠体を有し得る。
本発明の別の進展例は、上記フレーム及び上記閉鎖カバーが、技術的及び視覚的に特に好都合な様式で空仕上げの建築構造内へと取入れられ得るように、上記フレーム及び/又は上記閉鎖カバーに対する材料として、空仕上げの建築構造の材料又は構成部材として通常的に設けられる、実質的に石膏が設けられることを特徴とする。
本発明に係る方法(及び本発明に係るデバイス)の1つの好適な進展例は、上記フレームは、板材状又はパネル状の構造要素の下位領域又は一区画から製造されることを特徴とする。本発明に係る方法及び本発明に係るデバイスのこの特に好適な進展例は、好適には、建築現場にて、パネル状構造要素におけるフレームに対して不正確に実施される可能性がある、開口の面倒な鋸引き又は他の切り出しに対する必要性を排除さえする。むしろ、(閉鎖カバー、及び、点検用開口自体と共に)本発明に従い事前作製されたフレームは、別の構造要素に対して従来様式で接続されることのみが必要とされる、例えば、プラスターボードなどの構造要素の一区画として提供され得る。
本発明の別の進展例は、上記切欠きの位置決め、及び、上記フレームの外側寸法決定においては、空仕上げの建築構造の一切の支持体の間隔又は支持構造の他の外形が、該外形が上記フレームの固定に対して利用され得るように、考慮されることを実現する。故に、既に呈示された様に、本発明に係るフレームが、特に平凡な様式で、且つ、既存の手段を使用する建築現場に居る人員により、通常の作業段階を用いて空仕上げの建築構造内へと取入れられ得るように、本発明に係るデバイスは、本発明に係る方法を実施するときに通常の様式で利用され得る。此処で、上記フレームの配置のために、支持構造内へと少なくとも1つの組立て片又はバーが取入れられ得る。その他の点で、上記フレームは、その周囲物と共に仕上げられることのみが好適に必要である。
その保護も独立的に権利請求される、上述の課題に対する独立的な解決策において、空仕上げの建築構造に対する、特に壁部又は天井に対する、点検用開口を閉鎖する本発明に係るデバイスであって、該デバイスは、上記点検用開口を縁取るフレームと、上記点検用開口を閉鎖する閉鎖カバーとを有しており、好適には、先行請求項の一項以上に記載の方法に従い提供されるデバイスは、上記フレームはパネル状形態であり、その材料は好適には、例えば空仕上げの建築構造に対するプラスターボードなどの、実質的にパネル状構造要素の材料に対応し、且つ、上記閉鎖カバー、及び、もし配備され且つ/又は必要であれば、可能的に少なくとも1つのさらなるデバイス要素は、工場にて既に、上記フレームに対して適合化され、且つ/又は、該フレーム内へと嵌合されることを特徴とする。これから生ずるデバイス関連の利点は、この点に関する反復が回避され得るように、本発明に係る方法に基づいて上記にて既に同様に論じられている。
本発明の進展例は、さらなるデバイス要素として、上記フレーム上には、上記閉鎖カバーに対する少なくとも1つのブラケット要素が配置されることを実現する。上記ブラケット手段は特に、上記閉鎖カバーの回動可能な連接結合のためのシャフト、角度付きブラケット、又は、ヒンジであり得る。但し、特に天井設置の場合において、閉鎖カバーが制御不能な様式で落下して事故の虞れを引き起こすことを阻止するための特に捕捉手段である、他のブラケット手段も想起可能である。本発明の進展例は、例えば、ブラケット手段として、上記閉鎖カバーに対し、上記点検用開口の回りを、且つ/又は、上記点検用開口内で、囲繞様式で延在する外枠が、工場において上記フレームに嵌合されることを実現し得る。
工場にて、点検用開口を境界付ける外形が上記フレーム内へと形成されることが付加的又は代替的に実現され得る。そのとき、好適には、工場にて、機能的に点検用開口を境界付けるに適した外形が上記閉鎖カバー上に設けられることも可能である。このことは基本的に、上記閉鎖カバーの閉鎖位置において各々の場合に所望される密閉作用を促進する。
本発明に係るデバイスの別の進展例は、上記フレーム及び/又は上記閉鎖カバーに対する材料は、実質的に石膏であることを特徴とする。このようにして、本発明に係るデバイスは、特に好適に、それが、同一又は類似した材料を実質的に使用する空仕上げの建築構造内へと目立たない関連様式で一体化され得るように、設計され得る。特に、本発明のさらなる進展例は、上記フレームは、パネル状の構造要素の下位領域又は一区画から製造されることを特徴とする。既に上記で論じられたように、本発明に係るデバイスのこの特に好適な進展例は、好適には、パネル状構造要素におけるフレームに対して不正確に実施される可能性がある、開口の面倒な鋸引き又は他の切り出しなしで、すなわち、特に自由な様式で通常の建築方法を用いてさえも、上記デバイスは建築現場において空仕上げの建築構造へと嵌合され得る、という効果を有する。(閉鎖カバー、及び、点検用開口自体と共に)本発明に従い事前作製されたフレームは、構造要素の一区画として提供されることのみが必要なので、例えばプラスターボードなどの別の構造要素に対して従来様式で接続されると共に、好適には仕上げられることのみが必要である。
本発明に係る方法に関して既に言及されたように、上記フレームの外側寸法決定において、上記空仕上げの建築構造の任意の柱材又は支持構造の他の構造材(profile)の間隔は、該フレームが上記構造材に対して固定され得るように考慮されることが実現され得る。
本発明に係るデバイスの別の進展例は、上記閉鎖カバー上には、該閉鎖カバーを縁取る閉鎖カバー枠体が配置されることを特徴とする。上記形式の閉鎖カバー枠体は、例えば、上記閉鎖カバー全体を補強すると共に、さらなる要素の取付け又は一体化に有用であり得る。同時に、このことは特に、目立たない様式で実現され得る、と言うのも、辛うじてのみ視認可能な枠体が使用され得るからである。特に、外枠との相互作用において、上記閉鎖カバー枠体は、上記閉鎖カバーの閉塞性、及び、密閉作用も向上させ得る。
独立的な保護が同様に権利請求される本発明の別の進展例は、上記フレーム及び/又は上記閉鎖カバー上の回動用突起であって、上記閉鎖カバーの回動性のために対応する他の要素の案内部、特に案内軌道内へと挿入可能である回動用突起により特徴付けられる。
故に、本発明に係るデバイスによれば、驚くべきことに、上記閉鎖カバーは、上記フレームに挿入されると直ちに、開閉されるべく、快適で確実な様式で回動され得ることが達成される。但し、スペース状態に起因して、状況がこのことを許容し、又は、このことを特に好適とするならば、例えば、上記フレームにおける点検用開口をさらに広く且つ障害物なしで開く目的で、本発明に係る閉鎖カバーは好適には、上記フレームから容易に完全にも取り外され得る。このようにして、上記閉鎖カバーは、該閉鎖カバーをあまり目立たないようにするために、例えば、その外観又は装飾を変更すると共に、それをその周囲物の変更済み外観又は装飾に適合化させるために、非常に容易に、交換部品として交換されるか、再加工もされ得る。この目的のために、案内軌道は特に適切であり得る。
これらの利点は本発明により達成される、と言うのも、上記閉鎖カバーが上記フレームに回動可能に取付けられるように、案内部、特に案内軌道内には回動用突起が挿入可能だからである。本明細書で以下においては閉鎖部材と称される上記閉鎖カバー又はフレームは、回動用突起を有し得、そのとき、対応する他方の閉鎖部材は、対応する案内部又は案内軌道を有する。基本的に、各回動用突起が、それの案内部又は案内軌道に対して割当てられるような様式で、一方の閉鎖部材は、各々の場合に、1つの回動用突起及び1つの案内部又は案内軌道を有すると共に、対応する他方の閉鎖部材も、逆に、それに適合化された様式で、1つの案内部又は案内軌道及び1つの回動用突起を有することも可能である。単純な場合、上記案内部は、開口、孔、特に、基部により閉鎖された盲孔、鳩目などであり得る。
上記閉鎖カバーは回動用突起を有し、且つ、上記フレームは案内部又は案内軌道を有することが好適かつ特に容易である。
上記回動用突起は、連続的な回動用シャフトの自由端部であり得るが、それらは単に、最初から、突出する回動用突起としても形成され得る。
本発明に係るデバイスの好適実施形態は、上記回動用突起は上記閉鎖カバー上に一体的に形成されることを実現する。
外枠、及び/又は、閉鎖カバー枠体は、例えば、金属、木材などのような、この目的に適した全ての可能的で想起可能な材料から製造され得る。但し、上記要素の少なくとも一方、好適には両方の要素は、プラスチックから製造されることが好適である。故に、上記回動用突起は特に容易に一体的に型成形されると共に、上記案内軌道は、好適には案内溝として形成されることが可能である。故に、本発明に係るデバイスは、低重量を有すべく、安定的であるべく、高信頼性であるべく、頑強であるべく、大きな単位量にて、標準化された様式で、容易に搬送可能であるべく、異なる色又は異なる装飾を以てなど、材料を節約する様式で、特に安価にも設計され得る。
同様に、最近のプラスチックによれば、特に、一種類のみのプラスチックが選択かつ使用されるなら、環境に適合した持続性を実現するために、再生利用が容易に可能である。
特に安定性のために、又は、歪曲の回避のために、各プラスチック部品は、例えば、補強部材、リブ、縦溝などを有し得る。視認可能な表面は、所望であれば、化粧張りされ、被覆され、例えば、クロムメッキもされ、塗装され、紙が張られ、飾り鋲が打たれ、粒状表面とされ、溝付きなどとされ得る。特に、空仕上げ建築物においては、例えば、孔のパターンによる断熱、又は、音響的減衰も関与し得る。本発明に係るデバイスは、この点においても、取入れられると共に、技術的及び/又は視覚的に一体化され得る。
本発明に係るデバイスによれば、所望に応じ、該デバイスは、美学的に強調されるか、又は、それが「視認不能」であるかの様に特に目立たないように設計され得ることが可能であり、一般的には後者の選択肢が好適である。
プラスチック材料としては、多様なプラスチック、特に、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABSプラスチック)、又は、他の熱可塑性材料及び/又はスチレン共重合体が使用され得る。斯かるプラスチックは特に、塗料で被覆されると共に、接着剤で結合され得る。本発明によれば、空仕上げの建築部材に対するプラスチック部品の接続のために、接着剤、及び、付加的な機械的締結具が使用されることが好適である。機械的締結具に対しては、ステープル、クリップ、捲縮、クランプ、ピン、リベットなどが使用され得る。例えば、接着面積を拡大するために、縦溝なども配備され得る。例えば、締着要素として、釘よりもステープル又はクランプが好適である、と言うのも、それらは、ヘッド状に大寸化された部分に関し、例えば石膏成分を備えた空仕上げ建築材料内へと容易に貫通することにより足掛かりを喪失することが無い当接ブリッジを形成するからである。
閉鎖部材、特にフレーム部材は好適には、例えば角隅部及び/又は帯片部分を備えた複数のセグメントであって、相互に繋止されてフレームを形成し且つ比較的に大きな長手方向の広がりを形成する複数のセグメントから組立てられ得る。このようにして、種々の様式で組立てられて、特に種々のサイズの閉鎖部材などの種々の閉鎖部材を形成し得る少数の異なるプラスチック部品が配備され得る。種類の少ない部品は、大きな単位量の故に、特に低コストで作製され得る。
本発明に係るデバイスの別の進展例は、本発明を進展させる様式で、上記案内軌道は、それらの外形に関し、上記フレームにより占有される領域に対して直交する配向(表面法線)から偏位することを実現する。表面法線からの案内軌道のこの偏位の結果、上記閉鎖カバーは、特に偶発的に滑動するか滑り出すことを阻止するために、その終端の回動位置に付加的に固定される。此処で、上記案内軌道は、例えば曲率を有し得るが、好適実施形態は、上記案内軌道の外形が、直線状に、且つ、フレーム平面に関して傾斜して配向されることを実現する。特に、壁部に取付けられている本発明に係るデバイスの場合、上記傾斜勾配は、下方に延在し得ることから、上記回動用突起が案内軌道内へと摺動して其処に留まることを重力が支援し得る。
上記回動用突起は、上記案内軌道内で最終位置において繋止され得ることも実現され得る。このことは特に、例えば、一定の弾性を有するプラスチックが材料として使用された場合、案内軌道内への当該突起の経路上で狭窄部又は他の曲路を克服し、その後にそれの背後に自身が繋止される突起により、特に容易に達成され得る。繋止球体などによるさらに幾分か複雑な繋止手段もまた、容易に使用され得る。故に、いずれにせよ、上記閉鎖カバーは、その終端の回動位置において付加的に固定されることが可能である。このことは特に、天井における上記デバイスの配置の場合に好適であり得るが、天井における配置の場合には、単に、表面法線からの案内軌道の偏位の存在及び性質が好都合であり得ることも実状である。
本発明の別の独立的な進展例は、上記回動用突起は、上記閉鎖カバーの中心線上に配置されることを特徴とする。
もし、回動用シャフトとして作用する上記回動用突起が、上記閉鎖カバー上の縁部の近傍に配置されるなら、上記閉鎖カバーは好適には、壁部配置の場合において、スペース内へと、又は、ユーザに向けて、上方に回動又は下方に回動され得るか、さもなければ、上記閉鎖カバーは、左側へと、又は、垂直な回動用シャフト配向の場合には、右側又は左側へと、回動して開かれ得る。独立的な保護が同様に権利請求される本発明の進展例において、上記閉鎖カバーは、自身に関して中心の回動ラインの回りを約180°の角度を通して回動され得ると共に、好適には、約90°の角度の回動運動により開かれ得る。この目的のために、上記閉鎖カバーは好適には、それが重量に関して特に良好に平衡化されるために回転軸線に関して鏡面対称的な形態であり得るが、一定の理由によりその様に所望されるならば回転軸線に関して鏡面対称的な形態であることは必ずしも必要でなく、且つ、上記閉鎖カバーは、例えば三角形状も有し得、その場合に回転軸線は底辺に対して平行に延在する。同様の考察は、上記回転軸線は、必ずしも厳密に中心に配置される必要はなく、中心線に関して一定の平行オフセットも有し得るという具体例に繋がる。このことは、例えば、上記デバイスを囲繞する各表面が、上記閉鎖カバーに対する開き停止部を形成し得ると共に、上記閉鎖カバーは其処に保持又は固定もされ得る、という利点を有する。
基本的に、中心線上、又は、中心線の近傍における回転軸線を備える構造の場合、開き運動の間、各々の場合に、閉鎖カバーの1つの区画は外方に回動し、別の区画は内方に回動することを考慮すべきである。故に、回転軸線の配置に関し、上記デバイスの背後における回動運動に対する空間的状態、特に、利用可能な自由空間を考慮することが可能又は必要である。但し、いずれの場合にも、上記デバイスが壁部に配置されるなら、利点は、ユーザに向かい開く閉鎖カバーの区画が、基本的に選択的に、下方に回動若しくは上方に回動されるか、又は、左方若しくは右方へと回動され得るという事実に在る。このことはまた、天井における配置の場合にも有用であり得る。中心線の回り、又は、中心線の近傍における上記閉鎖カバーの回動性は、例えば、閉鎖された閉鎖カバーを開く取手又は他の手段は必要とされず、むしろ、閉鎖カバーは、各々の場合に、それの一方の区画又は他方の区画を押圧することにより容易に開閉され得る、という利点も有する。閉鎖位置における繋止のために、例えば、繋止要素の弾性の故に、閉鎖カバーが、究極的に達成されるべき自身の最終位置であって、其処でそれが好適には面一様式で終結する最終位置へと弾発復帰するならば、例えば、閉鎖位置を幾分か越える僅かな回動運動も想起可能である。
本発明に係るデバイスのさらなる進展例は、上記2つの閉鎖部材は、回動蓋体の閉鎖位置を事前設定する少なくとも1つの閉塞設定要素を有することを特徴とする。この目的のためには、多様な方策及び実施形態が可能である。1つの好適実施形態は、上記閉塞設定要素は、摩擦係合要素の形態であり、又は、それを有していることを実現する。機能及び製造の両方に関して特に単純な様式にて、本発明に係る斯かる摩擦係合要素は、閉鎖位置の位置決めを確定するだけでなく、閉鎖位置における固定の実現も支援する。プラスチックから形成されるデバイスの場合、例えば、柱材、粒状表面、縦溝などを以て、又は、単に一定の摩擦係数を有する面積的摩擦を以て、例えば、フレーム上又はその外枠上、及び、閉鎖カバー上又は閉鎖カバー枠体上には、相互に機能的に相互作用する摩擦表面が形成され得る。
例えば、同一的又は異なる形態の複数対で、複数の閉塞設定要素が設けられることは容易に可能である。これらは、開口の自由縁部に、且つ/又は、回動用突起側の縁部に配置され得る。此処で、上記閉塞設定要素、又は、1つ以上の閉塞設定要素は、1つの停止要素又は複数の停止要素であり得るか、それを有し得る。上記の又は少なくとも1つの閉塞設定要素は、繋止又は拘束要素の形態であるか、それを有していることが付加的又は代替的に実現され得る。このことは、例えば、弾性嵌合作用、繋止又は戻り止めの要素により実現され得る。例えば、突起の繋止のために断面が狭幅化された受容器又は案内部を備えた弾性プラスチックを使用して、特に単純であるが確実な弾性嵌合作用要素が実現され得る。例えば、フレーム上又は外枠上のスプリング舌部が、同時に、点検用開口内へと突出する停止要素として作用すると共に、該スプリング舌部は、そのスプリング端部の可逆的な繋止のために、閉鎖カバー上又は閉鎖カバー枠体上にて該スプリング舌部と機能的に相互作用する閉塞端部の一種のチャネル内に繋止することが可能である。摺動又は枢動するラッチが設けられることも容易に可能である。
上記にて既にさらに論じられたように、天井配置に対して提供された本発明に係るデバイスの場合においてさえ、例えば、案内軌道の設計態様により、閉鎖カバーのための別体的な捕捉手段が不要とされ得る。しかし、それでもなお、本発明の進展例においては、開かれたときに閉鎖カバーが制御不能な様式で落下することを阻止するために、閉鎖カバーを捕捉する少なくとも1つの捕捉要素がフレーム上に設けられることが付加的又は代替的に可能である。この目的のために、ケーブル、クリップ、スプリング、案内レール、連接結合され且つ/又は伸縮自在に接続されたロッドなどが使用され得る。
独立的な保護が同様に権利請求される本発明の独立的な進展例は、外枠が、パネル状フレームの少なくとも1つの縁部であって点検用開口を境界付ける縁部を填め込むに適した自由空間を有することを特徴とする。上記外枠は、その断面において、パネル状フレームの縁部を受容する目的で開放されたL字外形を実質的に有することが好適である。
各々の場合において、L字外形の周辺部又は側面部の狭幅でブレード状の縁部のみが、夫々のL字外形の視認可能な縁部を形成する、L字外形の断面を備えた外枠及び閉鎖カバー枠体の本発明に係る夫々の実施形態は、特に有用である。同時に、各L字外形の露出縁部を形成する夫々のL字外形の周辺部は、相互に向けて対向すべきであり、すなわち、2つの対応する露出縁部は、相互に対して平行であり且つ相互に直近とされるべきである。これにより、多くの利点が同時にもたらされる。各L字外形は、安価に、材料節約様式で製造され得る。それらは、簡素な様式であると同時に、良好な支持作用又は補強作用を以て配置され得る。さらに、各L字外形の当接表面は、例えば、接着剤又は漆喰に対する優れた足掛かりを提供し得るために、他の一定の手法で粗面化又は構造化され得る。
相互に隣接するL字外形の周辺部は、最小限の目立たない露出縁部のみを有するが、同時に、回動運動の間において効果的様式で相互に案内すると共に、閉塞設定要素の突出部及び/又は少なくとも機能的領域として作用し得る。各L字外形はさらに、歪曲防止の設計態様であり得る。全体として、好適な進展例において、上記閉鎖カバー枠体は実質的に上記外枠と同様の構造形態を有し得るが、例えば、各外形の断面は、相互に関してまるで鏡面対称的な設計態様であり得る。
本発明のさらなる進展例は、上記フレーム及び上記閉鎖カバーは、それらの閉鎖位置において実質的に「間隙なし」様式で閉鎖するべく設計されることを特徴とする。このことは基本的に、視覚的封鎖を伴い得るが、それはまた、所望であれば、封鎖要素、又は、迷路配置、又は、重畳などにより支援又は改善され得る、これを超える封鎖作用も伴い得る。視覚的封鎖を達成するために、必要であれば、相互に隣接する閉鎖表面が僅かに円錐状の形態であること、すなわち、デバイスの開成のための回動運動が阻害されることなく、可能的に残存する間隙を通した視認が、相互に平行で傾斜した外形により遮断されることも可能である。
本発明の別の進展例は、フレーム及び閉鎖カバーは、それらの閉鎖位置において、相互に関して面一に整列されると共に、相互に1つの平面内であることを実現する。このようにして、本発明に係るデバイスは、特に目立たない様式で配置及び形成され得ると共に、各パネル状要素は、さらなる周囲物に対して適合化され得る。
この点に関し、本発明に係るデバイスは、例えば、二層パネル張りされる空仕上げの建築構造に対しても提供され得ることが付加的に言及される。上記デバイスが上記形式の二層パネル張り内へと挿入される場合、特に、一方の層における上記デバイス又はそのフレームに対する設置開口と、他方の層の設置開口との間には、オフセット又は突出部などが設けられることで、一切の設置間隙は、第2層の重なり合いにより補強され又は覆われることが可能である。
各図は、さらなる発明特徴も判明し得る代表的実施形態を示すが、各実施形態は、基本的に、単なる実例であるとみなされるべきであり、且つ、本発明の主題又はその保護の有効範囲を限定することは意図されない。
本発明に係るデバイスの単純な代表的実施形態の斜視平面図である。 図1においてA-Aと表された一点鎖線に沿う図1に係るデバイスを通る断面を示す図である。 図2に係るデバイスの拡大詳細を示す図である。 本発明に係るデバイスの第2の代表的実施形態のL字外形形状のフレーム要素の開き位置における斜視図である。 図3に係るデバイスの別の斜視図である。 先の図3及び図4に係るデバイスの種々の詳細図である。 先の図3及び図4に係るデバイスの種々の詳細図である。 先の図3及び図4に係るデバイスの種々の詳細図である。 先の図3及び図4に係るデバイスの種々の詳細図である。 先の図3及び図4に係るデバイスの種々の詳細図である。
図1は、本発明に係るデバイスの単純な代表的実施形態の斜視概観を示している。
空仕上げの建築構造における点検用開口を閉鎖する本発明に係るデバイスは、図1に示された代表的実施形態において、フレーム18と、該フレーム18から取り外され得ると共に、そのときに点検用開口を開く閉鎖カバー19とを有している。
図1において、破線は、例示的にのみ、フレーム18が締着され得る2つの柱材又は壁部構造材20を表すべく使用される。この目的のために、フレーム18が、他の任意の従来のパネル状構造要素と同一様式で空仕上げの建築構造内へと一体化され得るように、該フレームは、空仕上げの建築構造に対する好適には石膏系のプラスターボードであるパネル状構造要素の一区画として形成される。特に、図1において、フレーム18の上下において、構造要素の他の区画が壁部構造材20に結合することが可能である。
但し、本発明によれば、本発明に係るデバイスは既に完成されて機能的に信頼し得る状態で建築現場まで搬送され得ると共に、其処でフレーム18は、他の任意の所望の従来のパネル状の空仕上げの建築要素と同一様式で空仕上げの建築構造内へと単に組み込まれるべきであり、このことは、相当に未熟な人員が点検用開口及び閉鎖カバーの領域において比較的に正確な作業を実施することを要せずに該人員によっても実施され得るように、フレーム18は、工場から既に、点検用開口のために自身に閉鎖カバー19が嵌合されたフレームとして提供されている。
本発明に係るフレーム18はまた、小寸の幅を以ても形成され得ると共に、例えば、均一なフレーム配置構成を以て閉鎖カバー19を囲繞し得る。そのとき、上記形式のフレーム18は、パネル状構造要素の凹所又は切欠き内へと嵌合されると共に、例えば、各壁部構造材20間で横方向に延在する組立て片又はバーに対して締着され得る。本発明によれば、斯かる実施形態においてさえも、依然として、機能的閉鎖カバー19が自身に嵌合されたフレーム18が工場にて事前作製されることが実状である。
図2は、閉鎖カバー19を通り、且つ、該閉鎖カバーを囲繞するフレーム18の一部を通る断面を示している。図2においては、特に、閉鎖カバー19及びフレーム18が、夫々、相互に嵌合する段状形成外形21であって、閉鎖カバー19の密閉閉塞を確実にする段状形成外形21を有することが理解され得る。
閉鎖カバー19をフレーム18上に保持するために、少なくとも1つのブラケット要素が配備され得る。上記ブラケット要素は、例えば、ヒンジ、角度付きブラケット、捕捉要素、又は、繋止手段であり得る。
図2Aは、図2に係るデバイスの拡大詳細を示し、特に、閉鎖カバー19及びフレーム18は、夫々、相互に嵌合する段状形成外形21を有することを再び示している。
以下の各図は、1つのブラケット要素が、閉鎖カバー19に対する外枠1であって、フレーム18上に配置される外枠1として形成され、且つ、1つのブラケット要素が、外枠1と相互作用する閉鎖カバー枠体2として形成される代表的実施形態を示している。
図3は、本発明に係るデバイスの外枠1及び閉鎖カバー枠体2の開き位置における斜視図を示している。
本発明に係るデバイスは、図3においてさらに詳細には示されないフレーム18上に配置された点検用開口を閉鎖する役割を果たす。
外枠1は、移動不能であるべくフレーム18内に挿入され、且つ、閉鎖カバー枠体2は、(同様に、さらに詳細には示されない)回動可能な閉鎖カバー19の枠体機構として形成され、且つ、この目的のために、外枠1内へと回動可能に挿入される。閉鎖カバー枠体2は、僅かに開かれた位置で示され、最大開きの位置ではない。それの開閉のために、閉鎖カバー枠体2は、その側部外形3上に、外方に向けて、すなわち外枠1に向けて突出する回動用突起4であって図3の図示内容では視認できない回動用突起4を有する。各回動用突起4は、案内溝5内へと、可及的に端部の位置まで挿入される。故に、閉鎖カバー枠体2及び外枠1は、相互に係合し、且つ、閉鎖カバー19は、その回動用突起4の回りにおいて、回動用シャフトの回りにおけるように、回動され得る。回動用突起4の代わりに、そのことは全体構造においては障害的であり得ると共に、さらなる材料、及び、可能的にはさらなる別体的構成要素を必要とし得るが、連続的な回動用シャフトが設けられることも実際に可能である。示された実施形態において、外枠1及び閉鎖カバー枠体2は、例えば、射出成形プロセスでプラスチックから製造されると共に、回動用突起4及び/又は案内溝5は、この場合、同時に共同的に一体的に型成形又は形成される。
各回動用突起4は、閉鎖カバー19が、該閉鎖カバー19(及び、同様にフレーム18)の中心線により形成される中央軸線の回りを鏡面対称的に回動され得るように、上記中心線上に位置する。外枠1における各案内溝5は、該外枠1及びフレーム18の表面法線に関して傾斜して延在する。各回動用突起4が、夫々の案内溝5内へと可及的にそれらの端部の位置へと挿入されたとき、閉鎖カバー19は、上述されたように回動され得、その場合、90°の回動運動の後で最大開き位置が実現される。全体として、閉鎖カバー19は、図4に関してさらに詳細に考察されるように、その様にすることが阻止されなければ、その各回動用突起4の回りを回動することが可能である。
但し、点検用開口が、閉鎖カバー19により完全に開放された様式で開かれるために、閉鎖カバー19は、各回動用突起4が案内溝5から完全に引き抜かれることにより、外枠1から完全に取り外されることも可能である。示された本発明に係るデバイスが壁部内へと挿入されたなら、閉鎖カバー19は、重力により、その各回動用突起4を外枠1内として保持されると共に、該閉鎖カバー19は、フレーム18から完全に取り外されるために、自身の各回動用突起が案内溝5から解放されるまで揚動されるように、各案内溝5は好適にはそれらの端部に向けて下方へと傾斜して導向される。
示されたデバイスが天井に装着された場合、傾斜した案内溝5は、それ自体、閉鎖カバー19をフレーム18内に保持するに適していない。しかし、この目的のために、案内溝5内における回動用突起4の付加的繋止手段、及び/又は、例えば、案内溝5の湾曲形態を使用することが可能である。同様に、フレーム18上には、閉鎖カバー19に対する付加的捕捉デバイスであって、第1には、閉鎖カバー19が自発的に脱落することを阻止することで事故を阻止するが、第2には、該閉鎖カバー19は全ての手段により意図的又は故意にフレーム18から完全に分離され得るように設計される付加的捕捉デバイスが配備され得る。
閉鎖カバー19はさらに、同様に図4に関してさらに詳細に考察されるように、その閉鎖位置においても、他の一定の手法で固定される。この点に関し、上記デバイスが天井に配置された場合においてさえも、閉鎖カバー19はフレーム1における自身の閉鎖位置に保持されることが指摘される、と言うのも、案内溝5の傾斜外形の故に、いずれの場合でも閉鎖カバー19は下方に垂直に落下はし得ず、むしろ、滑り出すためには、閉鎖位置においてフレーム18自体により阻止される水平運動成分も必要とされるからである。
図3の図示内容において視認され得るように、外枠1及び閉鎖カバー枠体2は、各々、周辺部6、7及び8、9を備えたL字外形を有する。閉鎖カバー枠体2の各L字外形は中央開口10を残置するが、該開口は、全体として、薄寸体の様式で閉鎖カバー19により閉鎖される。
閉鎖カバー枠体2の各周辺部8は、相互に協働してカセットボックスを形成すると共に、各周辺部9と協働して、該閉鎖カバー枠体2の開口10の閉塞のために、閉鎖カバー19の(さらに詳細には示されない)本体が嵌合され得る受容器、陥没部又は外殻体を形成し、上記本体は、該閉鎖カバーの薄寸体として、周辺部8の狭幅な自由露出縁部11と面一であるべく、正確な嵌合様式で該閉鎖カバー枠体2の受容器又は陥没部を満たす。
外枠1は、各周辺部7はパネル状フレーム18に当接して担持されると同時に、各周辺部6の狭幅の自由露出縁部12が、各周辺部7とは逆側に載置されたパネル状フレーム18の側面と面一に終端するように、自身の周辺部6によりフレーム18内へと嵌合され得る。この目的のために、各周辺部6は、パネル状フレーム18の厚みに適合された様式で寸法決定されるべきである。閉鎖位置において、周辺部6及び8の露出縁部11及び12もまた相互に面一に終端することから、閉鎖位置においては、フレーム18と、閉鎖カバー枠体2の各周辺部8により囲繞されたパネル状閉鎖カバー19とは、領域的に、相互に1つの平面内に位置することが実状である。故に、露出縁部11及び12が視認可能な縁部として設けられることから、該露出縁部が夫々、フレーム18及び閉鎖カバー19の露出側面に位置するならば、実際、実質的な間隙なしで囲繞様式で相互に関して同心的に延在する狭幅の2つの露出縁部11、12のみが、壁部又は天井構造においてパネル状要素同士の間で視認可能なままとなる。
図4は、図1に係る本発明に係るデバイスの代表的実施形態を、同様に僅かに開かれた位置における別の視点から示している。同一の構造要素は図3におけるのと同一の参照符号により表され、このことは以下の各図においても同様である。
図4においては、特に、外枠1上の停止要素13を視認でき、該停止要素は、閉鎖カバー19の閉鎖位置において該停止要素13に当接する閉鎖カバー枠体2の各周辺部9により、閉鎖位置における閉鎖カバー19の回動行程を制限する。
同時に、閉鎖カバー枠体2は、その対応する周辺部9上に、閉鎖カバー19の閉鎖位置において停止要素13と機能的に相互作用する閉塞設定要素としての摩擦係合要素14を有している。特に、その場合、夫々の縁部15及び16は協働して摩擦係合を実現することが実状である。
さらに、例えば、閉鎖カバー枠体2は、その他側面の内の1つにおいて適切な停止要素を有することも可能である。
この点に関し、閉鎖カバー枠体2の各周辺部8、又は、周辺部8及び9の間に形成される角度は、閉鎖カバー19の回動の間において、回動半径、すなわち、円弧に追随すべきであるが、閉鎖位置において間隙なしで可及的に周辺部8に隣接する外枠1の周辺部6は、平坦形態であることも付加的に指摘される。周辺部6及び8の間において残存する間隙許容差は閉鎖カバー19の回動運動を許容するが、閉鎖カバー19が自発的にその閉鎖位置から開くことを単独で阻止し得る摺動摩擦に対する好適な状況が生じ得る。
さらに、この点に関し、本発明に係るデバイスの特別の利点は、外枠1及び閉鎖カバー枠体2は、各々の場合において、それらの夫々の可能的には異なる又は多様な閉塞設定要素13、14、15、16を備えて、すなわち、取入れるべく一体片で形成又は型成形され得ると共に、例えば、特にプラスチックから構成される射出成形部品として安価に形成され得るという事実に在ることが指摘かつ強調される。但し、このことは、外枠1及び閉鎖カバー枠体2が、複数のセグメントからは組立てられ得ないことを意味するものでない。
図5は、外枠1及び閉鎖カバー枠体2のL字外形形状の断面を、その周辺部6、7及び8、9と共に示している。各外形内に載置された、パネル状フレーム18の断面、及び、閉鎖カバー19のパネル状本体の断面を視認し得る。さらに、その機能に関して以下の図6において理解され得るさらなる停止要素17が示される。
特に、図5は、案内溝5内への1つの回動用突起4の係合も示している。
同様に、図5においては、如何にして、各露出縁部11、12が実質的に間隙なしで相互に対して隣接すると共に、該露出縁部が、1つの平面内で相互に面一整列されたパネル状フレーム18とパネル状閉鎖カバー19との間の露出表面の点では殆ど提供しないのかが視認され得る。
周辺部7、9上には、特に、夫々、パネル状フレーム18及びパネル状閉鎖カバー19に対する外枠1及び閉鎖カバー枠体2の接着剤結合のための拡大接着領域を形成する縦溝が視認され得る。さらに、外枠1及び閉鎖カバー枠体2は、夫々、パネル状フレーム18及びパネル状閉鎖カバー19に対し、好適にはそれらの周辺部7、9を通して、機械的にステープル綴じされ得る。
図6は、特に、既に上記に示されたように、停止要素17が閉鎖カバー枠体2の閉鎖位置においてそれに対する停止部を形成する様式を示している。
図7は、図6と同様の図示内容であるが、本発明に係るデバイスの異なる領域において、停止要素17に関して異なる様に形成されると共に、閉鎖枠体2の閉鎖位置においてそれを繋止すべく同時的に作用する停止要素13、14を示している。この目的のために、閉鎖要素又は停止要素13は、閉鎖要素又は停止要素14の凹状形成された縁部16内へと掛止するスプリング舌部の形態の縁部15を有する。
図8は、特に、回動用突起4が挿入される外枠1における案内溝5の傾斜外形を示している。案内溝5においてはさらに、回動用突起4がその最終位置に在るときにそれが背後で繋止される小寸の繋止突起部又は繋止狭窄部を視認することが可能である。
図9は、特に、再び、案内溝5と係合していない(図5に関する)回動用突起4を示している。

Claims (13)

  1. 乾式建築構造に対する点検用開口を閉鎖するデバイスであって、該デバイスが、前記点検用開口を縁取るフレーム(18)と、前記点検用開口を閉鎖する閉鎖カバー(19)とを具備し、
    前記フレーム(18)がパネル状形態であり、前記フレーム(18)の材料が、パネル状構造要素の材料に対応し、
    前記閉鎖カバー(19)が、回動可能な閉鎖カバー(19)の形態であり、前記フレーム(18)及び/又は前記閉鎖カバー(19)上の回動用突起(4)であって、前記閉鎖カバー(19)の回動性のために対応する他の要素(18、19)の案内軌道内へと挿入可能である回動用突起(4)を備え、
    前記閉鎖カバー(19)が、工場にて既に、前記フレーム(18)に対して適合化され、且つ/又は、該フレーム(18)内へと嵌合されるデバイスにおいて、
    前記フレーム(18)及び/又は前記閉鎖カバー(19)に対する材料が、実質的に石膏であり、
    前記閉鎖カバー(19)の中心線に沿い回転軸線が延在し、
    前記案内軌道の外形が、前記フレーム平面の前記表面法線に対して、直線状に、且つ、傾斜して方向付けられており、前記閉鎖カバーが前記フレームから完全に取り外し可能であることを特徴とするデバイス。
  2. さらなるデバイス要素として、前記フレーム(18)上には、前記閉鎖カバー(19)に対する少なくとも1つのブラケット要素が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  3. ブラケット要素として、前記閉鎖カバー(19)に対し、前記点検用開口の回りを、且つ/又は、前記点検用開口内で、囲繞するように延在する外枠(1)が、工場において前記フレーム(18)に嵌合されることを特徴とする請求項2に記載のデバイス。
  4. 前記フレーム(18)が、パネル状構造要素の一区画から製造されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 前記フレーム(18)の外側寸法が、該フレーム(18)が前記乾式建築構造の任意の柱材(20)又は支持構造の他の構造材の間隔に対して固定され得るように決定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 前記回動用突起(4)が、閉鎖カバー枠体(2)上に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  7. 外枠(1)及び/又は前記閉鎖カバー枠体(2)がプラスチックから製造されていることを特徴とする請求項6に記載のデバイス。
  8. 前記案内軌道の外形が、前記フレーム(18)及び/又は前記外枠(1)のフレーム平面の表面法線に対して偏位していることを特徴とする請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記案内軌道が案内溝(5)の形態であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. 点検用開口を閉鎖するデバイスを乾式建築構造のパネル状構造要素の凹所内又は切欠き内へと挿入する方法であって、前記デバイスが、前記点検用開口を縁取るフレーム(18)と、前記点検用開口を閉鎖する閉鎖カバー(19)とを具備し、
    前記フレーム(18)がパネル状形態であり、前記フレーム(18)の材料が、パネル状構造要素の材料に対応し、
    前記閉鎖カバー(19)が、回動可能な閉鎖カバー(19)の形態であり、前記フレーム(18)及び/又は前記閉鎖カバー(19)上の回動用突起(4)であって、前記閉鎖カバー(19)の回動性のために対応する他の要素(18、19)の案内軌道内へと挿入可能である回動用突起(4)を備え、
    前記閉鎖カバー(19)が、工場にて既に、前記フレーム(18)に対して適合化され、且つ/又は、該フレーム内へと嵌合される方法において、
    前記フレーム(18)及び/又は前記閉鎖カバー(19)に対する材料が、実質的に石膏であり、
    前記閉鎖カバー(19)の中心線に沿い回転軸線が延在し、
    前記案内軌道の外形が、前記フレーム平面の前記表面法線に対して、直線状に、且つ、傾斜して方向付けられており、前記閉鎖カバーが前記フレームから完全に取り外し可能であることを特徴とする方法。
  11. さらなるデバイス要素として、前記フレーム(18)上には、前記閉鎖カバー(19)に対する少なくとも1つのブラケット要素が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. ブラケット要素として、前記閉鎖カバー(19)に対し、前記点検用開口の回りを、且つ/又は、前記点検用開口内で、囲繞するように延在する外枠(1)が、工場において前記フレーム(18)に嵌合されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記フレーム(18)が、パネル状構造要素の一区画から製造されることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項に記載の方法。
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