JP7094821B2 - 形状測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、形状測定装置に関し、より詳しくは、対象物の表面を測定する形状測定装置に関するものである。
対象物の表面の形状や粗さを測定する形状測定装置には高分解精度が求められる。このため、一般的に、検出器として作動トランスや作動インダクタンス方式が採用されている。このような形状測定装置では、測定のための検出ストローク幅は約1mm程度である。このため、検出器を対象物の測定開始点へ位置合わせする作業は非常に困難なものとなっている。特に、Z軸方向(高さ方向)における検出器の位置決めについては、対象物や検出器が破損しないように慎重な作業が必要とされる。
検出器の高速移動(粗動)と微細位置決め(微動)との両立を図る観点から、特許文献1には、ツイストローラがドライブシャフトに摩擦接触する摩擦接触状態と、ドライブシャフトから離間する離間状態とを切り替え可能なトラクションナット部を備えた形状測定装置が開示されている。この形状測定装置では、トラクションナット部を離間状態にすることで検出器をドライブシャフトに沿って粗動させることができる。一方、トラクションナット部を摩擦接触状態にしてドライブシャフトを回転させることで、ツイストローラのリード角に従い、検出器をドライブシャフトに沿って微動させることができる。
また、形状測定装置において、Z軸方向の検出器の位置決めの自動化が進んでおり、コラム軸をモータ制御する電動コラムによって、コラム軸の全ストローク範囲や一部のストローク範囲で高速移動および低速移動を可能とするシステムも考えられている。
特許第6168946号公報
このような形状測定装置において、検出器のZ軸方向の位置決めを自動化するためにモータやモータ制御部を設ける場合、モータとモータ制御部との間を繋ぐケーブル類の取り回しが問題となる。例えば、検出器の移動によってケーブル類が屈曲したり、劣化したりする。また、このようなケーブル類からの引っ張り力が検出器のスムーズな移動を妨げる原因となる。
本発明は、検出器の位置決めのための電動送り機構を備えた形状測定装置において、ケーブル類の引き回しを簡素化でき、検出器のスムーズな移動を実現することを目的とする。
本発明の一態様は、対象物の表面の位置を検出する検出器を有する形状測定機と、形状測定機を軸方向に移動させる送り機構と、を備えた形状測定装置である。
送り機構は、軸まわりに回転可能に設けられたドライブシャフトと、ドライブシャフトをその軸線に直交する方向から挟持するように設けられ、かつ、ドライブシャフトに摩擦接触する摩擦接触状態とドライブシャフトから離間する離間状態とを切り替え可能であるトラクションナット部と、トラクションナット部と形状測定機とを連結するブラケットと、を有する。
トラクションナット部には、ドライブシャフトの軸線に対してリード角相当の傾斜角を有する状態で回転可能に軸支されたツイストローラが設けられており、トラクションナット部がドライブシャフトに摩擦接触した状態においてドライブシャフトを回転させるとリード角に従ってトラクションナット部がドライブシャフトに沿って微動する。
トラクションナット部がドライブシャフトから離間した状態においては、トラクションナット部はドライブシャフトに沿ってフリーに粗動できるよう構成される。
トラクションナット部は、さらに、トラクションナット部の摩擦接触状態と離間状態とを切り替え操作するための開閉レバーと、トラクションナット部がドライブシャフトに摩擦接触するように付勢力を発生させる付勢手段と、を備える。
開閉レバーは、ユーザ操作により、付勢手段の付勢力に抗してトラクションナット部を離間状態とし、ユーザが開閉レバーを離すと付勢手段の付勢力によってトラクションナット部は摩擦接触状態に復帰する。
ブラケットには、軸線に対して傾斜した回転軸を有しドライブシャフトを回転させるモータが設けられる。
このような構成によれば、ドライブシャフトを回転させるためのモータが形状測定機とともに上下動するブラケットに設けられているため、モータと制御部との間のケーブル類を短くできるとともに、形状測定機が上下動してもケーブルに負荷が掛からない。
上記形状測定装置において、モータの回転軸を中心として回転し、ドライブシャフトと接触してドライブシャフトを回転させる回転部材をさらに備えていてもよい。この回転部材は、ローラまたは球体である。これにより、モータによって回転する回転部材によってドライブシャフトを軸回りに回転させることができる。
上記形状測定装置において、モータは、ツイストローラを回転させるものであってもよい。これにより、構成を追加することなく、トラクションナット部のツイストローラを利用してドライブシャフトを回転させることができる。
本実施形態に係る形状測定装置を例示する正面図である。 本実施形態に係る形状測定装置を例示する側面図である。 Z方向にみた送り機構部の断面図である。 ツイストローラの配置を例示する模式図である。 開閉レバーを揺動させた状態を例示する断面図である。 本実施形態に係る形状測定装置を例示するブロック図である。 回転部材の他の例を説明する模式図である。 回転部材の他の例を説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
〔形状測定装置の構成〕
図1は、本実施形態に係る形状測定装置を例示する正面図である。
図2は、本実施形態に係る形状測定装置を例示する側面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る形状測定装置100は、基台(ベース)1に載置された対象物Wの表面の位置を検出する装置である形状測定機11と、送り機構部300とを備える。形状測定機11は、基台1に立設された支柱2に沿って上下動するように設けられる。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、基台1の対象物Wの載置面に沿った方向の一つをX方向、載置面に沿った方向でX方向と直交する方向をY方向、X、Y方向と直交する方向(載置面の法線方向)をZ方向とする。また、Z方向は上下方向とも言うことにする。
形状測定機11は、検出部12と、検出部12の先端に設けられたスタイラス13とを有する。検出部12とスタイラス13とによって検出器10が構成される。形状測定機11の正面には表示部11Dや操作ボタン11Bが設けられる。形状測定機11は、対象物Wの表面にスタイラス13が接触した際のZ方向の座標を測定する。そして、このZ方向の座標の測定を、検出器10をX方向に移動させながら連続して行うことで、対象物Wの表面の形状又は粗さを得る。
形状測定装置100には、形状測定機11を対象物Wの高さに合わせて素早くZ方向に移動させるため、送り機構部300が設けられる。送り機構部300は、形状測定機11を支柱2の軸方向(Z方向:上下方向)に移動させる機構であり、ドライブシャフト310と、トラクションナット部400と、ブラケット411とを備える。
ドライブシャフト310は支柱2と平行になるように基台1に立設されている。ドライブシャフト310は、その上端に設けられたつまみ部311によって回転操作できるようになっていてもよい。
図3は、Z方向にみた送り機構部の断面図である。
トラクションナット部400は、ドライブシャフト310に対して緊緩可能に設けられている。すなわち、トラクションナット部400は、通常はドライブシャフト310に対して摩擦係合しているが、ユーザによるレバー操作によって弛緩してドライブシャフト310から離脱する。
トラクションナット部400は、固定片410と、可動片420と、ヒンジ片430と、バネ440と、複数のツイストローラ451,452および453と、開閉レバー460と、ハンドル470と、を備える。
固定片410と可動片420とによりドライブシャフト310を緊緩可能に挟持する。Z方向に立設されるドライブシャフト310に対し、固定片410および可動片420はX方向に長手を有する部材である。そして、固定片410と可動片420とによりドライブシャフト310を挟む。固定片410と可動片420とは端面がヒンジ片430によって連結されている。ヒンジ片430は薄板であってある程度の弾性を有している。これにより固定片410と可動片420とは蝶番のごとくわずかに開閉可能となっている。
固定片410にはブラケット411が取り付けられ、さらに、ブラケット411が形状測定機11に連結される(図2参照)。すなわち、ブラケット411は、トラクションナット部400と形状測定機11とを連結する役目を果たす。
固定片410においてヒンジ片430と反対側の端部には溝412が設けられている。この溝412は、固定片410において可動片420と対向する面側にあり、X方向に所定の長さを有する。この溝412は、開閉レバー460を取り付けるための溝である。
トラクションナット部400において、ドライブシャフト310を間にしてヒンジ片430とは反対側の端部にはバネ440が設けられている。ここではコイルバネであるが、付勢力を生む弾性体であればよい。バネ440は、固定片410とは反対側から可動片420に押し付けられている。バネ440および可動片420を挿通するようにネジ441が設けられ、ネジ441の先端が固定片410に螺合している。したがって、可動片420はバネ440の付勢力によって固定片410側に押しつけられている。
ここでは、可動片420を固定片410に向けて押し付ける構成を採用しているが、可動片420を固定片410に向けて引っ張るようにしてもよい。
本実施形態に係るトラクションナット部400では、3つのツイストローラ451,452および453が設けられる。3つのツイストローラ451,452および453のうちの2つのツイストローラ451および452は固定片410にネジピン413によって支持され、残りの1つのツイストローラ453は可動片420にネジピン421によって支持される。
3つのツイストローラ451,452および453は、図4に示すように、ドライブシャフト310の軸線に対してリード角相当の傾斜角を有する状態で回転可能に軸支されている。回転軸が傾いたツイストローラ451,452および453とドライブシャフト310とが接触した状態でドライブシャフト310が回転すると、トラクションナット部400がドライブシャフト310の軸方向に進退する。
開閉レバー460は、X方向に長手の部材であって、その先端部が固定片410の溝412に遊挿され、心棒461によって揺動可能に軸支されている。なお、心棒461はZ方向であり、したがって、開閉レバー460はXY面内にあってY軸方向に揺動可能となっている。開閉レバー460の先端には、押しピン462が突起している。押しピン462は、固定片410から可動片420の方向に突起している。可動片420はバネ440によって固定片410側に押されているので、通常、この押しピン462は可動片420によって固定片410側に押されている。
図5は、開閉レバーを揺動させた状態を例示する断面図である。
開閉レバー460を揺動させた際には、押しピン462は開閉レバー460とは反対側に移動する。すなわち、開閉レバー460の揺動によって可動片420を固定片410から離間する側に押すことができる。可動片420が固定片410から離間すれば、それに伴ってツイストローラ451,452および453がドライブシャフト310から離間する。この状態であれば、トラクションナット部400とドライブシャフト310とは離れているわけであるから、トラクションナット部400はフリーで移動可能となる。
ハンドル470は、X方向に長手を有する。そして、ハンドル470は固定片410に固定されている。ハンドル470は、その軸線に沿った溝条471を有する。この溝条471は、開閉レバー460を受け入れられる程度の幅を有する。
ハンドル470と開閉レバー460との位置関係としては、両者はほぼ平行であり、ユーザがハンドル470を握ろうとすれば自然と開閉レバー460も握り込んでしまうように配設されている。ハンドル470とともに開閉レバー460が握り込まれた際には、開閉レバー460はハンドル470の溝412に受け入れられるようになっている。これにより、開閉レバー460の揺動が許容されるとともに、開閉レバー460とハンドル470とを同時に握り込み易くなっている。
つまり、ユーザがハンドル470を握ると開閉レバー460も合わせて握られる。このとき、開閉レバー460の押しピン462が可動片420を押す。すると、トラクションナット部400はドライブシャフト310から離れてフリーになる。ユーザにとってみれば、特段意識しなくてもハンドル470を握れば自動的にトラクションナット部400はフリーになっている。したがって、ハンドル470を持って形状測定機11をZ方向に移動させればよい。
一方、ユーザがハンドル470を離すと、開閉レバー460もユーザの手から離れる。このとき、可動片420はバネ440の付勢力によって固定片410側に接近する。すると、ツイストローラ451,452および453がドライブシャフト310に接触し、トラクションナット部400とドライブシャフト310との間に摩擦が働くようになる。したがって、ユーザがハンドル470から手を離せば、トラクションナット部400の位置、すなわち、形状測定機11の位置は固定される。
送り機構部300には、さらに、カウンターバランスが設けられているとよい。ユーザがハンドル470を握って上方に引き上げようとする際に力が入り過ぎて勢いよく大移動してしまう恐れがある。また、下方に引き下げようとした際にしっかり支えないと形状測定機11が落下してしまう恐れがある。そこで、カウンターバランスを設けるとよい。
送り機構部300は、このようなハンドル470による手動移動機構に加え、電動移動機構を備える。すなわち、図2および図4に示すように、電動移動機構としてドライブシャフト310を回転させるモータ480を備える。モータ480は、ブラケット411に設けられており、形状測定機11の上下動に伴い一緒に移動する。モータ480の回転軸はドライブシャフト310の軸線(Z方向)に対して傾斜している。モータ480の回転軸の傾斜角は、ツイストローラ451,452および453の軸線に対する傾斜角と等しいことが好ましい。
モータ480には回転部材としてローラ482が設けられる。ローラ482はドライブシャフト310と接触しており、モータ480の回転をドライブシャフト310に伝える。モータ480の回転によってドライブシャフト310が回転することで、ツイストローラ451,452および453も回転し、ツイストローラ451,452および453とドライブシャフト310のリード角に従いトラクションナット部400がドライブシャフト310の軸方向に進退することになる。
モータ480の軸に接続されたローラ482はドライブシャフト310を回転させることを目的としているため、ドライブシャフト310を回転できる程度の密着力でドライブシャフト310と接している。一方、トラクションナット部400のツイストローラ451,452および453は形状測定機11を所定の上下位置で保持できる程度の密着力でドライブシャフト310と接しているが、ドライブシャフト310の回転に対しては従動回転できる程度の密着力になっている。これにより、トラクションナット部400で形状測定機11を所定の上下位置で保持している状態であっても、モータ480によるローラ482の回転でドライブシャフト310が回転すれば、ツイストローラ451,452および453のリード角に従い、形状測定機11を上下動させることができる。
本実施形態では、ドライブシャフト310を回転させるためのモータ480が形状測定機11とともに上下動するブラケット411に設けられているため、モータ480と制御部との間のケーブル類を短くできるとともに、形状測定機が上下動してもケーブルに負荷が掛からない。したがって、形状測定機11の上下動作を考慮したケーブルの取り回しを配慮しなくて済む。
〔形状測定装置のブロック構成〕
図6は、本実施形態に係る形状測定装置を例示するブロック図である。
図6に示すように、形状測定装置100は、形状測定機11と送り機構部300とを備える。この形状測定機11にコンピュータ600と電源610とが接続されて測定システムが構成される。
形状測定機11は、検出器10から出力された信号に基づきZ方向の座標を検出する検出回路110と、検出器をX方向に移動させるモータ125を制御するX軸モータ制御回路120と、形状測定機11を上下動させるモータ480を制御するコラムモータ制御回路130と、形状測定機11の上下位置を監視する監視部140と、形状測定機11の上下位置の限界を検出する上下リミット検出部150と、全体を制御するロジック(制御回路)160とを備える。
送り機構部300は、ドライブシャフト310と、トラクションナット部400と、ブラケット411とを備える。ユーザは、このハンドル470の開閉レバー460の操作によってトラクションナット部400とドライブシャフト310との間の摩擦接触と離間とを切り替え、形状測定機11を手動で粗動上下させることができる。
また、ユーザは、形状測定機11の操作ボタン11Bを操作することで、形状測定機11を電動で上下させることができる。上または下の操作ボタン11Bが選択されると、コラムモータ制御回路130から正転または逆転の指示がモータ480に送られる。モータ480の回転によってローラ482が回転し、ドライブシャフト310を回転させる。ドライブシャフト310の回転方向に応じて形状測定機11が上下動することになる。
また、ユーザは、ドライブシャフト310の上端に設けられたつまみ部311を回転させて手動でドライブシャフト310を回転させて、形状測定機11を微動上下させることができる。
ドライブシャフト310の上下には、上限・下限の位置を設定するストッパ315が設けられている。手動または電動で形状測定機11を上下動させる際、上下リミット検出部150がストッパ315に当接した場合、または上下リミット検出部150とストッパ315との距離が一定値以下になった場合、監視部140は上下の限界位置まで達したと判断して、例えば警告を出力する。また、電動で上下同させている場合には、監視部140からコラムモータ制御回路130に停止の指示を与え、モータ480の回転を止めて形状測定機11の上下動を強制的に停止させてもよい。
〔形状測定装置の動作〕
次に、形状測定装置100による測定動作について説明する。
先ず、対象物Wを基台1の上に載置した後、その対象物Wの測定開始点にスタイラス13を位置させる。このとき、形状測定機11の位置が対象物Wよりもほんの僅かだけ高くなるように調整する。この際、ユーザはハンドル470を握ってトラクションナット部400をZ方向に移動させればよい。前述のように、ハンドル470を握れば、自ずと、トラクションナット部400はフリーで移動できるようになっている。
形状測定機11の位置がほぼ所望の高さになったところでユーザはハンドル470を止めて、そして、ただハンドル470から手を離す。すると、形状測定機11はその位置で留まる。
次に、ユーザは操作ボタン11Bを操作してモータ480によってドライブシャフト310を回転させ、形状測定機11を電動で上下動させる。さらなる微調整が必要な場合には、ドライブシャフト310の上端にあるつまみ部311を回してドライブシャフト310を回転させてもよい。これにより、ツイストローラ451,452および453の傾斜によってトラクションナット部400が上下動し、形状測定機11の上下位置を微調整することができる。
なお、ハンドル470やつまみ部311によって形状測定機11を上下動させる際、手動による操作感を損なわないように、モータ480が停止しているとき、モータ480の出力回転をフリーの状態にしておくことが好ましい。また、上下リミット検出部150が動作した際には、警告を発したり、モータ480を強制的に停止させたりする。
このように本実施形態によれば、粗動と微動とを切り替え可能でありかつ操作性に優れた送り機構部300が提供される。また、モータ480と制御部との間のケーブル類の引き回しを簡素化でき、形状測定機11のスムーズな移動を実現することができる。
〔回転部材の他の例〕
図7および図8は、回転部材の他の例を説明する模式図である。
図7に示す回転部材の例は、ツイストローラ451,452および453のうちの1つを回転部材として利用するものである。例えば、ツイストローラ451を回転部材として、モータ480の軸にツイストローラ451を取り付ける。ツイストローラ451はトラクションナット部400としてハンドル470および開閉レバー460の操作によるドライブシャフト310との摩擦接触状態および離間状態の切り替えに用いられるとともに、ドライブシャフト310を電動で回転させるための回転部材としても用いられる。これにより、モータ480の回転をドライブシャフト310に伝える別部材を追加しなくて済む。
図8に示す回転部材の例は、球体483である。回転部材としてローラ482の代わりに球体483を用いることで、ローラ482に比べて回転部材を小型化できるとともに、ドライブシャフト310の表面と回転部材とが点接触となり、摩耗が抑制される。
以上説明したように、実施形態によれば、形状測定機11の位置決めのための電動の送り機構部300を備えた形状測定装置100において、ケーブル類の引き回しを簡素化でき、形状測定機11のスムーズな移動を実現することが可能となる。
〔実施形態の変形〕
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、上記では、形状測定機11の操作ボタン11Bによって上下動を指示するようにしたが、リモートコントローラやコンピュータ600によって遠隔操作するようにしてもよい。また、トラクションナット部400に3つのツイストローラ451,452および453を有する例を説明したが、3つには限定されない。また、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
以上のように、本発明は、対象物の表面形状の測定のほか、表面粗さを測定する装置に好適に利用できる。
1…基台
2…支柱
10…検出器
11…形状測定機
11B…操作ボタン
11D…表示部
12…検出部
13…スタイラス
100…形状測定装置
110…検出回路
120…X軸モータ制御回路
125…モータ
130…コラムモータ制御回路
140…監視部
150…上下リミット検出部
160…ロジック
300…送り機構部
310…ドライブシャフト
311…つまみ部
315…ストッパ
400…トラクションナット部
410…固定片
411…ブラケット
412…溝
413…ネジピン
420…可動片
421…ネジピン
430…ヒンジ片
440…バネ
441…ネジ
451,452,453…ツイストローラ
460…開閉レバー
461…心棒
462…押しピン
470…ハンドル
471…溝条
480…モータ
482…ローラ
483…球体
600…コンピュータ
610…電源
W…対象物

Claims (4)

  1. 対象物の表面の位置を検出する検出器を有する形状測定機と、
    前記形状測定機を軸方向に移動させる送り機構部と、を備えた形状測定装置であって、
    前記送り機構部は、
    軸まわりに回転可能に設けられたドライブシャフトと、
    前記ドライブシャフトをその軸線に直交する方向から挟持するように設けられ、かつ、前記ドライブシャフトに摩擦接触する摩擦接触状態と前記ドライブシャフトから離間する離間状態とを切り替え可能であるトラクションナット部と、
    前記トラクションナット部と前記形状測定機とを連結するブラケットと、を有し、
    前記トラクションナット部には、前記ドライブシャフトの軸線に対してリード角相当の傾斜角を有する状態で回転可能に軸支されたツイストローラが設けられており、
    前記トラクションナット部が前記ドライブシャフトに摩擦接触した状態において前記ドライブシャフトを回転させると前記リード角に従って前記トラクションナット部が前記ドライブシャフトに沿って微動し、
    前記トラクションナット部が前記ドライブシャフトから離間した状態においては、前記トラクションナット部は前記ドライブシャフトに沿ってフリーに粗動できるよう構成され、
    前記トラクションナット部は、さらに、
    前記トラクションナット部の前記摩擦接触状態と前記離間状態とを切り替え操作するための開閉レバーと、
    当該トラクションナット部が前記ドライブシャフトに摩擦接触するように付勢力を発生させる付勢手段と、を備え、
    前記開閉レバーは、ユーザ操作により、前記付勢手段の付勢力に抗して前記トラクションナット部を前記離間状態とし、
    ユーザが前記開閉レバーを離すと前記付勢手段の付勢力によって前記トラクションナット部は前記摩擦接触状態に復帰し、
    前記ブラケットには、前記軸線に対して傾斜した回転軸を有し前記ドライブシャフトを回転させるモータが設けられた、ことを特徴とする形状測定装置。
  2. 前記モータの前記回転軸を中心として回転し、前記ドライブシャフトと接触して前記ドライブシャフトを回転させる回転部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の形状測定装置。
  3. 前記回転部材は、ローラまたは球体であることを特徴とする請求項2記載の形状測定装置。
  4. 前記モータは、前記ツイストローラを回転させることを特徴とする請求項1記載の形状測定装置。
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