JP7094587B1 - 汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材、汎用支柱対応型多杭固定基礎、及び架台 - Google Patents

汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材、汎用支柱対応型多杭固定基礎、及び架台 Download PDF

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【課題】支柱の形状及び太さの制限が少なく汎用性に優れ、少ない部品で容易に汎用支柱対応型多杭固定基礎を設置することを可能にする汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材を提供する。【解決手段】支柱を支持するためのL字形状の側部と前記側部に一体化された底部とからなる固定部、前記側部とは反対側の前記底部に一体化された筒状の本体部、及び前記本体部の側面に一体化された筒状の複数の杭ガイドを備え、前記L字形状の側部のそれぞれは、前記支柱をボルトで固定可能な貫通孔を、前記本体部の軸心に平行方向に少なくとも2つ備え、前記本体部の側面は、前記本体部の軸心に平行方向に延在し、前記複数の杭ガイドの軸心は、互いの軸心に対してねじれの位置関係にあり、且つ前記本体部の軸心に対してねじれの位置関係にあり、前記複数の杭ガイドの軸心を通る面の1つは本体部の軸心に平行である汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材。【選択図】図1

Description

本発明は、汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材、汎用支柱対応型多杭固定基礎、及び架台に関する。
従来、メガソーラー等のソーラーパネル用架台の設置には、造成工事やコンクリートを用いた基礎工事を行う大規模なプロジェクトが行われており、重機や多くの人手を必要とする。一方で、近年、売電価格の低下とともに、狭い土地や農地等の複雑な地質及び形状を有する土地にソーラーパネルを設置する小規模なプロジェクトが増えており、より簡易に設置可能な方法が求められてきている。簡易に各種構造物の設置を可能にする方法として、特許文献1~3には、各種構造物の施工にかかる費用を抑えつつ、短い工期で構造物を設置できる杭基礎等が提案されている。
特開2021-85218号公報 特表2012-524186号公報 特開2017-40161号公報
しかしながら、特許文献1の杭基礎における中央筒部は、内部に中空を有する筒形状であり、固定する支柱の形状及び太さの制限があり汎用性に課題がある。特許文献2及び3の固定システムは、構造が複雑で、作業環境が悪い屋外の現場で多くの部品を用いて調整しながら組み立てる必要があり、実用性に課題があった。
したがって、支柱の形状及び太さの制限が少なく汎用性に優れ、且つ少ない部品で容易に杭基礎を設置することを可能にする技術が求められている。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)支柱を支持するためのL字形状の側部と前記側部に一体化された底部とからなる固定部、
前記側部とは反対側の前記底部に一体化された筒状の本体部、及び
前記本体部の側面に一体化された筒状の複数の杭ガイド
を備え、
前記L字形状の側部のそれぞれは、前記支柱をボルトで固定可能な貫通孔を、前記本体部の軸心に平行方向に少なくとも2つ備え、
前記本体部の側面は、前記本体部の軸心に平行方向に延在し、
前記複数の杭ガイドの軸心は、互いの軸心に対してねじれの位置関係にあり、且つ前記本体部の軸心に対してねじれの位置関係にあり、前記複数の杭ガイドの軸心を通る面の1つは本体部の軸心に平行である
汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材。
(2)前記杭ガイドが2つであり、前記2つの杭ガイドの軸が、前記本体部の軸心に平行方向からみたときに、180度の角度をなしている、上記(1)に記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材。
(3)前記貫通孔のそれぞれは、前記本体部の軸心に垂直方向に細長い形状を有する、上記(1)または(2)に記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材。
(4)前記底部は、前記底部の少なくとも一部に貫通孔を有する、上記(1)~(3)のいずれかに記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材。
(5)上記(1)~(4)のいずれかに記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材、及び
前記杭ガイドに挿通された単管の杭
を含む、汎用支柱対応型多杭固定基礎。
(6)上記(5)に記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎、及び
前記底部上に配置され、前記L字形状の側部の前記貫通孔を介してボルトで固定された支柱
を含む架台。
本発明によれば、支柱の形状及び太さの制限が少なく汎用性に優れ、少ない部品で容易に杭基礎を設置することが可能になる。
図1は、本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材の例を模式的に表す斜視図である。 図2は、本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材の例の上面模式図である。 図3は、本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材の例の下面模式図である。 図4は、本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材の例の側面模式図である。 図5は、本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材の例の正面模式図である。 図6は、本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材と杭ガイドに挿通された杭とを含む汎用支柱対応型多杭固定基礎上に固定された支柱に支持されたソーラーパネル用架台の例の側面模式図である。 図7は、図6の正面模式図である。
本発明は、支柱を支持するためのL字形状の側部と前記側部に一体化された底部とからなる固定部、前記側部とは反対側の前記底部に一体化された筒状の本体部、及び前記本体部の側面に一体化された筒状の複数の杭ガイドを備え、前記L字形状の側部のそれぞれは、前記支柱をボルトで固定可能な貫通孔を、前記本体部の軸心に平行方向に少なくとも2つ備え、前記本体部の側面は、前記本体部の軸心に平行方向に延在し、前記複数の杭ガイドの軸心は、互いの軸心に対してねじれの位置関係にあり、且つ前記本体部の軸心に対してねじれの位置関係にあり、前記複数の杭ガイドの軸心を通る面の1つは本体部の軸心に平行である汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材を対象とする。
本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材を用いることによって、支柱の形状及び太さの制限が少なく汎用性に優れ、少ない部品で容易に杭基礎を設置することが可能になる。本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材を用いて設置される杭基礎を、汎用支柱対応型多杭固定基礎という。本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材によれば、杭基礎の施工には重機は必要なく、エアーハンマー等の小型の工具を用いて容易に施工が可能である。
図1に、本開示の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材100の例を模式的に表す斜視図を示す。図2に、本ベース部材100の例の上面模式図を示す。図3に、ベース部材100の例の下面模式図を示す。図4に、本ベース部材100の例の側面模式図を示す。図5に、本ベース部材100の例の正面模式図を示す。
本ベース部材100は、支柱を支持するための固定部が、支柱を支持するためのL字形状の側部11と側部11に一体化された底部12とで構成される。L字形状の側部11のそれぞれは、支柱をボルトで固定するための貫通孔13を本体部14の軸心に平行方向に少なくとも2つ備える。貫通孔13は、側部の面に垂直方向に貫通する孔である。図1、4及び5に示す例においては、L字形状の側部11のそれぞれは、3つの貫通孔13を備える。L字形状の側部11のそれぞれが備える貫通孔13の数は、2つ以上、好ましくは3つ以上、より好ましくは4つ以上、さらに好ましくは5つ以上である。貫通孔13の数の上限は特に限定されないが、例えば7つまたは6つであることができる。
L字形状の側部11のそれぞれが備える貫通孔13の数は、同じでもよく異なってもよい。L字形状の2つの側部11が備える複数の貫通孔13の、本体部14の軸心14Cに平行方向の位置(以下、貫通孔の位置ともいう)は、同じでもよく異なってもよい。
貫通孔の位置が同じ場合、それぞれの側部11の貫通孔13から挿入するボルト同士が干渉しないように、それぞれの側部11の異なる位置の貫通孔からボルトを挿入する。例えば、図1に例示するように、それぞれの側部11がそれぞれ3つの貫通孔を有する場合に、それぞれの側部11を第1の側部及び第2の側部と呼び、且つ底部12に近い貫通孔から第1の貫通孔、第2の貫通孔、及び第3の貫通孔と呼ぶとすると、第1の側部の第1の貫通孔及び第2の貫通孔にボルトを挿入し、第2の側部の第3の貫通孔にボルトを挿入して支柱を固定することにより、2つ側部11から挿入するボルト同士が干渉せずに支柱をL字形状の2つの側部11に固定することができる。
貫通孔の位置が異なる場合、それぞれの側部11から挿入するボルト同士が干渉しないように貫通孔の位置がずれていることが好ましい。この場合、どの貫通孔にボルトを挿入しても、2つ側部11から挿入するボルト同士が干渉せずに支柱をL字形状の2つの側部11に固定することができる。
側部11と底部12とは、一体成形されたものでも溶接されたものでもよい。それぞれの側部の2つ以上の貫通孔13の重心は、好ましくは、それぞれの側部の重心と実質的に一致する。貫通孔13の重心が側部の重心と実質的に一致することにより、支柱をより強固に固定することができる。
固定部の底部12で支柱の鉛直方向の質量を支え、L字形状の側部11で支柱を固定することができるので、固定部の形状を変更しなくても、2つの側部の貫通孔13を介して固定可能な範囲で、円柱形状、角形形状等の任意の形状、及び任意の太さの支柱を固定することができる。このように、本ベース部材100によれば、支柱の形状及び太さの制限が少なく汎用性に優れる。
L字形状の側部11を構成する板がなす角度は、好ましくは60~120度、より好ましくは70~110度、さらに好ましくは80~100度、さらにより好ましくは85~95度、さらにより好ましくは約90度である。L字形状の側部11の屈曲部は、直角でも丸みを有してもよい。
L字形状の側部11は、好ましくは矩形の板が2つ組み合わされたL字形状を有する。組み合わされた矩形の板は、一体成形でも溶接されたものでもよい。矩形の板のそれぞれの一辺は、好ましくは25~200mm、より好ましくは50~150mm、さらに好ましくは75~125mmの長さを有する。矩形の板の角部は丸みを有してもよい。
底部12は、矩形、円形、多角形、またはそれらの組合せの板であり、好ましくは矩形の板である。底部12の矩形の板の一辺は、好ましくは25~200mm、より好ましくは50~150mm、さらに好ましくは75~125mmの長さを有する。
L字形状の側部11及び底部12はそれぞれ、好ましくは2~8mm、より好ましくは3~7mm、さらに好ましくは4~6mmの厚みを有する。
側部11とは反対側の底部12に筒状の本体部14が一体化されている。本体部14は、地中への埋め込みを容易にできるように筒形状を有する。本体部14の軸心14Cは、底部12の表面に実質的に垂直方向である。底部12の表面に垂直方向(本体部14の軸心に平行方向)からみた本体部の形状は、矩形、円形、多角形、またはそれらの組合せであるが、好ましくは矩形である。本体部が矩形の断面形状を有することにより、本体部の側面に、下記に説明する杭ガイドを強固に固定しやすい。本体部14の側面は、本体部14の軸心14Cに平行方向に延在する。本体部14は、好ましくは2~8mm、より好ましくは3~7mm、さらに好ましくは4~6mmの厚みを有する。本体部14は、好ましくは50~300mm、より好ましくは100~200mm、さらに好ましくは125~175mmの長さを有する。本体部14の軸心14Cは、好ましくは本ベース部材100の中心線と実質的に一致する。本体部14の軸心14Cが本ベース部材100の中心線と実質的に一致することにより、杭基礎の強度をより向上することができる。
図1に示すように、本体部14の側面に、筒状の複数の杭ガイド15が、各杭ガイド15と本体部14とを連結する連結部17を介して一体化されている。連結部17は、杭ガイド15と本体部14との間の部分であり、厚みを有しても有さなくてもよい。図2~5では、連結部17は省略する。一体化された本体部14と杭ガイド15とは、一体成形されたものでもよく、溶接されたものでもよい。図4及び図5に示すように、複数の杭ガイド15は、本体部14の周方向に沿って等間隔に配置され得る。複数の杭ガイド15の軸心15Cは、互いの軸心に対してねじれの位置関係にあり、且つ本体部14の軸心14Cに対してねじれの位置関係にあり、複数の杭ガイド15の軸心15Cを通る面の1つは本体部の軸心14Cに平行である。杭ガイド15により杭の地中への貫入角度が固定される。複数の杭ガイド15が上記軸心を有することにより、地中に打ち込んだ杭で強固に杭基礎を固定することができる。杭ガイド15は、好ましくは2~8mm、より好ましくは3~7mm、さらに好ましくは4~6mmの厚みを有する。
図5に示す本体部14の軸心14Cと杭ガイド15の軸心15Cとの間のなす角度θ(鋭角)は、好ましくは20~70度、より好ましくは30~60度、さらに好ましくは40~50度である。杭ガイド15の軸心15Cが上記好ましい角度を有することにより、地中に打ち込んだ杭で、より強固に杭基礎を固定することができる。
杭ガイドは、好ましくは50~250mm、より好ましくは100~200mm、さらに好ましくは125~175mmの長さを有する。杭ガイドは、好ましくは20~80mm、より好ましくは30~70mm、さらに好ましくは40~60mmの内径を有する。
本ベース部材100を1つまたは2つ以上用いて、施工することができる。本ベース部材100によれば、エアーハンマー等の簡易的な手持ち工具を用いて施工が可能であり、重機を用いる必要が無い。また、コンクリート基礎を用いる必要もなく、安定して設置するための造成作業等の地盤整備を行う必要もない。そのため、限られた作業スペースしか確保できない狭い土地や農地等の複雑な地質及び形状を有する土地に施工が可能であり、施工にかかる期間の短縮及び施工コストを低減することができる。また、本ベース部材100によれば、側部に備えられた貫通孔を介してボルト止めするだけで支柱を側部及び底部に固定可能であり、少ない部品で容易に杭基礎を設置することを可能とする。
好ましくは、杭ガイド15が2つであり、隣り合う杭ガイド15の軸心15Cは、本体部14の軸心14Cに平行方向からみたときに、互いに平行(180度)の角度を有する。
杭ガイド15を上記2つにすることで、本ベース部材100の正面からみて2本の杭が左右方向だけに延在することになるので、前後方向に建物やフェンス等の既存の建築物が存在していても、これら建築物の基礎と干渉することなく杭を打ち込んで杭基礎を設置することができる。また、本発明者は鋭意研究した結果、ソーラーパネル等の軽量構造物の杭基礎として、設置する杭基礎それぞれが2本の杭を備えれば、実用に十分な強度を有することを見いだした。
上記杭ガイド15が2つの本ベース部材100によれば、打ち込んだ杭が前後の建築物の基礎と干渉しないので、杭を深く打ち込むことが可能であり、且つ杭基礎の強度を確保することができる。本ベース部材100によれば、打ち込んだ杭が前後の建築物の基礎と干渉しないので、既存の建築物の近傍に杭基礎を設置することができる。したがって、既存の建物が前後方向に存在する狭小地にも設置することができる。
また、上記杭ガイド15を2つ備える本ベース部材100によれば、複数の杭基礎を互いの杭を干渉させずに左右方向に設置することも可能となり、杭基礎の狭小地への設置も可能になる。さらには、本ベース部材100によれば、前後方向の作業スペースも不要である。例えば、1.2mの杭を打ち込む場合、エアーハンマーの大きさ等を考慮すると、杭の打ち込み方向とは反対側に1.8m以上の作業スペースが必要となる。本ベース部材100によれば、前後方向の作業スペースは不要となり、狭小地での作業が可能になる。
好ましくは、側部11に設けられた貫通孔13のそれぞれは、図1、4及び5に例示するように、本体部14の軸心14Cに垂直方向に細長い形状を有する。貫通孔13が、本体部14の軸心14Cに垂直方向、すなわち固定可能な支柱の軸に垂直方向に細長い形状を有するので、支柱の形状が様々であったとしても、側部11への支柱のボルト止めを容易に行うことができる。貫通孔に挿通されたボルトを、支柱のボルトが入る側とは反対側のナットと締結することで、支柱を側部及び底部に固定することができる。
側部11が有する貫通孔13は、本体部14の軸心14Cに垂直方向の長さが、好ましくは10~50mm、より好ましくは20~40mm、さらに好ましくは25~35mmである。側部11が有する貫通孔13は、本体部14の軸心14Cに平行方向の長さが、好ましくは2~20mm、より好ましくは5~15mm、さらに好ましくは7.5~12.5mmである。本体部14の軸心14Cに平行方向の複数の貫通孔13同士の間隔は、好ましくは3~25mm、より好ましくは7~20mm、さらに好ましくは10~15mmである。
好ましくは、底部12は、図1~3に例示するように、底部12の少なくとも一部に貫通孔16を有する。底部12が貫通孔16を有することにより、上方からの雨水を貫通孔16を介して下方に送ることができる。貫通孔16は、好ましくは5~50mm、より好ましくは10~35mm、さらに好ましくは15~25mmの直径を有する。
本ベース部材100の構成材料は、好ましくは鋼である。
本ベース部材100は、好ましくはソーラーパネル用架台の杭基礎に用いることができる。本ベース部材100はまた、例えば、農業ハウス、またはコンテナハウス、トレーラーハウス等の仮設住宅等の各種の軽量構造物の杭基礎にも用いることができる。
本開示はまた、上記の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材、及び杭ガイドに挿通された杭を含む汎用支柱対応型多杭固定基礎を対象とする。
杭は従来用いられている単管である。単管は、例えば30~70mmの直径を有する。単管の長さは、好ましくは2~6mである。
本発明はまた、上記の汎用支柱対応型多杭固定基礎、及び固定部の底部上に配置され、L字形状の側部の貫通孔を介してボルトで固定された支柱を含む架台を対象とする。支柱の上には各種構造物が支持される。
支柱は従来用いられている支柱であることができる。支柱は、支柱の上部に支持され得る各種構造物を固定するための固定部を有し得る。支柱は、例えば50~100mmの直径を有する管材または50~100mmの辺の長さを有する角材等であることができる。本ベース部材100のL字形状の側部と底部とで固定可能な範囲で、任意の形状及び太さの支柱を用いることができる。支柱へのボルト止めするための孔の形成は、本ベース部材100に支柱を組み合わせる前または組み合わせた後で行うことができる。
図6に、本ベース部材100を用いたソーラーパネル50の施工例を示す。図6は、2つの杭ガイドをそれぞれ備える2つの本ベース部材100と、直径が48mmの一般構造用炭素鋼製の単管である杭20とで構成された汎用支柱対応型多杭固定基礎に、辺の長さが70mmの角材でSUS400鋼製の支柱30を固定したソーラーパネル50用の架台の例の側面模式図である。架台は、支柱30、支柱30に支持された縦材40、横材42、及び支持バー44を備える。横材42には、パネルクランプ46を介してソーラーパネル50が保持される。ソーラーパネル50と接続される配線ボックス52が支柱30に固定される。図7は、図6の正面模式図である。
100 ベース部材
11 側部
12 底部
13 貫通孔
14 本体部
14C 本体部の軸心
15 杭ガイド
15C 杭ガイドの軸心
16 貫通孔
17 連結部
20 杭
30 支柱
40 縦材
42 横材
44 支持バー
46 パネルクランプ
50 ソーラーパネル
52 配線ボックス

Claims (5)

  1. 支柱を支持するためのL字形状の側部と前記側部に一体化された底部とからなる固定部、
    前記側部とは反対側の前記底部に一体化された筒状の本体部、及び
    前記本体部の側面に一体化された筒状の複数の杭ガイド
    を備え、
    前記L字形状の側部のそれぞれは、前記支柱をボルトで固定可能な貫通孔を、前記本体部の軸心に平行方向に少なくとも2つ備え、
    前記貫通孔のそれぞれは、前記本体部の軸心に垂直方向に細長い形状を有し、
    前記本体部の側面は、前記本体部の軸心に平行方向に延在し、
    前記複数の杭ガイドの軸心は、互いの軸心に対してねじれの位置関係にあり、且つ前記本体部の軸心に対してねじれの位置関係にあり、前記複数の杭ガイドの軸心を通る面の1つは本体部の軸心に平行である 汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材。
  2. 前記杭ガイドが2つであり、前記2つの杭ガイドの軸が、前記本体部の軸心に平行方向からみたときに、180度の角度をなしている、請求項1に記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材。
  3. 前記底部は、前記底部の少なくとも一部に貫通孔を有する、請求項1または2に記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材。
  4. 請求項1~のいずれか一項に記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎用ベース部材、及び
    前記杭ガイドに挿通された単管の杭
    を含む、汎用支柱対応型多杭固定基礎。
  5. 請求項に記載の汎用支柱対応型多杭固定基礎、及び
    前記底部上に配置され、前記L字形状の側部の前記貫通孔を介してボルトで固定された支柱
    を含む架台。
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