JP7094119B2 - テストモード設定回路 - Google Patents

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Description

本発明は、テストモード設定回路に関し、より特定的には、デジタルLSI(Large Scale Integrated-Circuit)等の半導体集積回路装置に用いられるテストモード設定回路に関する。
特許第4660115号公報(特許文献1)には、リセット信号にてフリップフロップのロード/ホールド動作を制御することにより、リセット期間において、入力端子からフリップフロップに取り込まれた論理値を用いてテストモードを設定する回路構成が記載されている。
特許文献1のテストモード設定回路によれば、LSI等の半導体集積回路装置の通常動作用の外部入力端子と共用して、テストモード設定用端子を設けることができる。
特許第4660115号公報
しかしながら、特許文献1のテストモード設定回路では、テストモードを設定するために、フリップフロップに入力されるクロック及びリセット信号について、信号論理値のロー(以下、単に「L」とも称する)からハイ(以下、単に「H」とも称する)への変化を伴うAC波形とする必要がある。このため、両信号の論理値遷移タイミングが適切でない場合には、セットアップ違反やホールド違反の発生により、安定してテストモードを設定できない虞がある。
テストモード設定が安定しない場合には、良品デバイスを不良品としてしまうことで、歩留まり低下による損失の発生、さらには、歩留まり低下の原因調査のための費用発生によって、コストが悪化することが懸念される。
さらに近年では、メーカーの垂直統合型(IDM:Integrated Device Manufacturer)からから水平分業型(ファブレス・ファウンドリ)への移行に伴い、分業を円滑化するために、外部端子へのDC波形入力のみでテストモードを設定したいという需要がある。
一方で、システムの安定動作のためには、通常動作中にノイズにより誤ってテストモードが誤設定されることを回避する必要がある。しかしながら、信号論理値が変化しないDC波形の入力に応じてテストモードを設定する場合には、信号へのノイズ重畳によって、通常動作時に誤ってテストモードが設定されることが懸念される。このように、簡単にテストモードに設定できる一方で、ノイズによって簡単にテストモードが誤設定されないという、一見、相反する内容の両立が求められることになる。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、DC波形の入力に応じて簡易にテストモードを設定するとともに、通常動作時には外来ノイズによるテストモードの誤設定を抑制するためのテストモード設定回路の構成を提供することである。
本発明のある局面によれば、テストモード設定回路は、テスト対象回路に対してテストモード設定信号を出力するテストモード設定回路であって、シフトレジスタ及び信号設定回路を備える。シフトレジスタは、リセット解除状態においてクロック入力に応じて入力端子の論理値を取り込んで保持する。入力端子には、テストモード時に第1の論理値に設定される一方で通常モードに第2の論理値に設定されるテストモード入力信号が入力される。シフトレジスタは、通常モード時にはリセット解除状態とされる一方で、テストモード時には非同期のリセット状態とされて保持する論理値を前記第1の論理値に初期化する。信号設定回路は、テストモード入力信号と前記シフトレジスタの保持論理値とに基づいてテストモード設定信号の論理値を設定する。信号設定回路は、テストモード入力信号の論理値及び保持論理値の両方が第1の論理値である場合には、テストモードを有効にするためにテストモード設定信号を活性化する。一方で、信号設定回路は、テストモード入力信号及び保持論理値の少なくとも一方が第2の論理値である場合には、テストモードを無効にするためにテストモード設定信号を非活性化する。
本発明によれば、シフトレジスタを非同期のリセット状態とし、クロック入力を停止するとともに、テストモード入力信号を第1の論理値に固定することで、DC波形の入力に応じてテストモードを設定することができる。さらに、シフトレジスタの保持論理値とテストモード入力信号の論理値との両方が第1の論理値にならない限りテストモードが設定されることがないので、通常動作時には外来ノイズによるテストモードの誤設定を抑制することができる。
実施の形態1に係るテストモード設定回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るテストモード設定回路のテストモードにおける動作波形図である。 実施の形態1に係るテストモード設定回路の通常モードにおける動作波形図である。 比較例のテストモード設定回路の構成を示すブロック図である。 比較例のテストモードの動作波形図である。 実施の形態1に係るテストモード設定回路の通常モードにおける問題点を説明するための動作波形図である。 実施の形態2に係るテストモード設定回路の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係るテストモード設定回路の通常モードにおける第1の動作波形図である。 実施の形態2に係るテストモード設定回路の構成の変形例を示すブロック図である。 スキャンテストの対象とされるフリップフロップの構成を説明するブロック図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、図中の同一又は相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るテストモード設定回路の構成を示すブロック図である。
図1を参照して、テストモード設定回路100は、フリップフロップで構成されたシフトレジスタ110と、論理回路120とを備える。
テストモード設定回路100は、図示しないテスト対象回路に対して、テストモード設定信号TMOを出力する。テスト対象回路(図示しない)及びテストモード設定回路100は、デジタルLSI等の半導体集積回路装置に搭載される。
テストモード設定信号TMOが活性化されると、テスト対象回路のテストモードが有効とされる。一方で、テストモード設定信号TMOが非活性化されると、当該テストモードが無効とされる。従って、テスト対象回路がテストモードを無効として動作する通常モード時には、テストモード設定信号TMOが非活性化される。以下では、テストモード設定信号TMOは、活性化時には論理値がHに設定され、非活性化時には論理値がLに設定されるものとする。
シフトレジスタ110は、リセット端子11、入力端子12、クロック端子13、及び、出力端子14を有する。リセット端子11には、非同期リセット信号RSTNが入力される。入力端子12には、テストモード入力信号TMIが入力され、クロック端子13には、クロック信号CLKが入力される。テストモード入力信号TMIの論理値は、テストモード時にはHに設定される一方で、非テストモード時にはLに設定される。
シフトレジスタ110は、RSTN=Hのとき、リセット解除状態とされて、クロック端子13のクロック信号CLKがLからHへ変化する毎に、入力端子12の論理値(L又はH)を取り込んで保持する。出力端子14には、シフトレジスタ110の保持論理値が出力される。
シフトレジスタ110は、RSTN=Lのとき、非同期のリセット状態とされる。リセット状態では、シフトレジスタ110の保持論理値がHに初期化されて、出力端子14の論理値もHとなる。この初期化時の論理値(H)は、テストモード時におけるテストモード入力信号TMIの論理値(H)と一致している。
論理回路120は、入力端子12及び出力端子14と接続された入力側を有する。論理回路120は、2入力ANDゲートで構成されて、入力端子12のテストモード入力信号TMIの論理値と、出力端子14の論理値とのAND演算結果を、テストモード設定信号TMOとして出力する。従って、テストモード設定信号TMOは、テストモード入力信号TMIの論理値と、シフトレジスタ110の保持論理値の両方がHであるときに、テストモードを有効にするために活性化される(TMO=H)。これに対して、テストモード設定信号TMOは、テストモード入力信号TMIの論理値及びシフトレジスタ110の保持論理値の少なくとも一方がLであるときには、テストモードを無効にするために非活性化される(TMO=L)。このように、論理回路120は「信号生成回路」の一実施例に対応する。
図2には、テストモード設定回路100のテストモードにおける動作波形図が示され、図3には、テストモード設定回路100の通常モード(非テストモード)における動作波形図が示される。
図2を参照して、テストモード時には、非同期リセット信号RSTN=L、テストモード入力信号TMI=Hに固定される。さらに、クロック信号が非入力とされるので、クロック端子13の論理値はLに固定される(クロック信号CLK=L)。従って、出力端子14の出力信号TMの論理値は、リセットによる初期値に維持される(TM=H)。この結果、論理回路(AND)120によって、テストモード設定信号TMO=Hに維持される。すなわち、テストモード時において、非同期リセット信号RSTN、テストモード入力信号TMI、及び、クロック端子13の論理値は一定である。
ここで、図4及び図5を用いて、特許文献1に記載されたテストモード設定回路の構成及び動作を比較例として説明する。
図4を参照して、比較例に係るテストモード設定回路105は、リセット端子106、入力端子107、クロック端子108、及び、出力端子109と、ロード/ホールド機能を有するフリップフロップ160とを含む。フリップフロップ160のLH端子は、リセット信号RSTが入力されるリセット端子106と接続される。入力端子107にはデータ信号DATA[7:0]が入力され、クロック端子108にはクロック信号CLKが入力される。なお、図4では、特許文献1と同様に、8ビット分の構成のうちの1ビット分のみが表記されている。
入力端子107は、機能ブロックに対する通常動作用の外部入力端子及びテストモード設定用端子として兼用するために、フリップフロップ160のD端子、及び、機能ブロックの両方に接続される。フリップフロップ160では、リセット信号RST=Lとなるリセット時には、入力端子107をテストモード設定用端子として使用する一方で、リセット信号RST=Hとなるリセット解除時には、入力端子107を機能ブロック用の外部入力端子として使用する。
より詳細には、フリップフロップ160では、リセット端子106と接続されたLH端子(リセット信号RST)の論理値がLに設定されると、D端子、すなわち、入力端子107の論理値がクロック信号CLKの立上り(L→Hの遷移)でロード(LOAD)されて保持される。出力端子109には、フリップフロップ160による保持論理値が出力される。
一方で、フリップフロップ160は、LH端子(リセット信号RST)の論理値がHに設定されると、保持している論理値をホールド(HOLD)する。従って、入力端子107の論理値、又は、クロック信号CLKの論理値が変化しても、出力端子109の論理値は変化しない。
図5を参照して、比較例に係るテストモード設定回路105では、リセット信号RST=Lの状態でクロック信号CLKを入力することにより、クロック信号CLKの立上りで入力端子107のDATA[7:0]=「00000001」が、出力端子109からテストモード信号TEST[7:0]として出力される。TEST[7:0]=「00000001」がテスト対象回路に伝達されることで、テストモードが設定される。
さらに、テストモード中には、RST=Hに復帰させることで、出力端子109のテストモード信号TEST[7:0]の論理値が「00000001」に保持される。これにより、テストモードの設定が保持される。このとき、フリップフロップ160がホールド状態であるので、入力端子107は、通常外部入力端子として、機能ブロックへのデータ入力に用いることができる。
通常モード(非テストモード時)には、RST=Hとされるので、出力端子109のテストモード信号TEST[7:0]の論理値が保持される。この結果、テストモードの終了時にテストモード信号TEST[7:0]の論理値を変化させると、通常モード中では、通常外部入力端子として使用される入力端子107への入力信号によって、誤ってテストモードが開始されることが防止される。
比較例に係るテストモード設定回路105では、テストモードの開始のために、リセット信号RSTをHからLに変化した後にクロック信号CLKの立上り(L→H)を発生させる動作、及び、テストモード設定の保持のために、リセット信号RSTをLからHに変化させる動作が必要となる。すなわち、比較例では、テストモード設定のために、クロック信号CLK及びリセット信号RSTを、H及びLの間での変化を伴うAC波形とする必要があることが理解される。この結果、これらの信号のL及びHの間での遷移タイミングが不適切になると、セットアップ時間又はホールド時間が確保できないことによって、安定してテストモードを設定できない虞があることが理解される。
再び図2を参照して、実施の形態1に係るテストモード設定回路100では、リセット端子11(非同期リセット信号RSTN)、入力端子12(テストモード入力信号TMI)、及び、クロック端子13(クロック信号CLK)の論理値が固定された状態を維持して、すなわち、DC波形の入力によって、簡易にテストモードを設定することができる。
図3を参照して、非テストモード時には、テストモード入力信号TMI=Lに設定される。通常モードでは、非同期リセット信号RSTN=Hに設定されて、シフトレジスタ110がリセット解除状態とされる。さらに、時刻t1より、クロック端子13には、クロック信号CLKの入力が開始される。これにより、テストモードにおけるテスト対象回路は、通常動作を開始する。
なお、テストモード入力信号TMI=Lの下でシフトレジスタ110がリセット解除状態に変化しても、クロック信号CLKの入力が開始されるまで(すなわち、時刻t1まで)は、出力信号TMは、テストモード時に初期化された論理値(H)に維持される。
時刻t1、t2及びt3の各々のクロック信号CLKの立上りにおいて、リセット解除状態のシフトレジスタ110は、入力端子12(テストモード入力信号TMI)を取り込んで保持する。この結果、時刻t1において、出力端子14の出力信号TMが、非テストモード時におけるTMIの論理値(L)に設定される。
非テストモードでは、通常モードによる回路動作が開始される時刻t1の前後においても、テストモード設定信号の非活性化(TMO=L)が維持される。
時刻txにおいて、入力端子12にノイズが発生すると、通常モードであるのにTMI=Hとなる期間(時刻tx~ty)が発生する。しかしながら、シフトレジスタ110は、クロック信号CLKの立上りに応じて当該ノイズ(H)を取り込まない限り、出力端子14の出力信号TMをLのまま維持する。従って、ノイズによりTMI=Hとなっても、論理回路120の出力はLに固定されるので、テストモード設定信号TMOの非活性化が維持される。すなわち、通常モード中に、ノイズ入力に応じてテストモード設定信号TMOの論理値が変化して、テストモードが誤設定されることを抑制できる。
以上説明したように、実施の形態1に係るテストモード設定回路によれば、DC波形の入力に応じて簡易にテストモードを設定できるとともに、通常動作時にノイズによってテストモードが誤設定されることを防止できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、シフトレジスタが1段の回路構成について説明した。しかしながら、シフトレジスタが1段の場合には、通常モードにおけるノイズの発生タイミングによっては、テストモードが誤設定される虞がある。
再び図3を参照して、実施の形態1に係るテストモード設定回路100では、テストモード入力信号TMI及びシフトレジスタの出力信号TMの両方の論理値がHにならないとテストモード設定信号TMOの論理値がHにならないため、テストモード入力信号TMIが一時的にノイズ(H)が発生しても、テストモードの誤設定が抑制できる。
実施の形態1では、ノイズの発生タイミング(時刻tx~ty)が、クロック信号CLKの立上りタイミングと重なっていないため、テストモード入力信号TMIにノイズが発生しても、シフトレジスタの出力信号TMの論理値がLに維持できることになる。すなわち、実施の形態1に係るテストモード設定回路では、クロック信号CLKの立上りを外したタイミングで発生するノイズに対しては、テストモードの誤設定を抑制できる。
図6には、実施の形態1に係るテストモード設定回路の通常モードにおける問題点を説明するための動作波形図が示される。
図6を参照して、通常モード中に、クロック信号CLKが立上る時刻t2において、テストモード入力信号TMIにノイズが発生すると、当該ノイズがシフトレジスタ110に取り込まれて、出力信号TMの論理値がHに変化してしまう。このため、テストモード入力信号TMI及び出力信号TMの論理値の両方がHとなる。この結果、通常モード中であるのに、ノイズの影響でテストモード設定信号の論理値がHに変化して、テストモードが誤設定されることが懸念される。実施の形態2では、このような問題点に対処するための回路構成を説明する。
図7は、実施の形態2に係るテストモード設定回路の構成例を示すブロック図である。
図7を参照して、実施の形態2に係るテストモード設定回路は、直列接続された2段のシフトレジスタ110(0)及び110(1)と、論理回路120とを含む。
第1段目のシフトレジスタ110(0)のリセット端子11、入力端子12、及び、クロック端子13には、実施の形態1(図1)のシフトレジスタ110と同様に、非同期リセット信号RSTN、テストモード入力信号TMI、及び、クロック信号CLKがそれぞれ入力される。第1段目のシフトレジスタ110(0)は、出力端子14から、シフトレジスタ110の出力信号TMと同等の、出力信号TM[0]を出力する。
第2段目のシフトレジスタ110(1)の入力端子12は、第1段目のシフトレジスタ110(0)の出力端子14と接続される。すなわち、シフトレジスタ110(1)の入力端子12には、第1段目のシフトレジスタ110(0)の保持論理値が入力される。
第2段目のシフトレジスタ110(1)のリセット端子11及びクロック端子13には、第1段目のシフトレジスタ110(0)と同様に、非同期リセット信号RSTN及びクロック信号CLKがそれぞれ入力される。すなわち、各段のシフトレジスタのリセット端子11及びクロック端子13には、非同期リセット信号RSTN及びクロック信号CLKがそれぞれ共通に入力される。したがって、各段のシフトレジスタは、非同期リセット信号RSTNに応じて共通に、リセット状態又はリセット解除状態とされる。
第2段目のシフトレジスタ110(1)の出力端子14からは、出力信号TM[1]が出力される。第2段目のシフトレジスタ110(1)は、リセット解除状態では、クロック信号CLKがLからHへ変化する毎に、入力端子12のTM[0]の論理値(L又はH)を取り込んで保持する。出力信号TM[1]の論理値は、シフトレジスタ110(1)の保持論理値を示す。
論理回路120は、3入力ANDゲートとされて、テストモード入力信号TMI、並びに、シフトレジスタ110(0),110(1)からの出力信号TM[0],TM[1]を入力される。従って、論理回路120は、テストモード入力信号TMI、出力信号TM[0]、及び出力信号TM[1]の論理値の全てがHであるときに、テストモード設定信号TMOを活性化する(TMO=H)。
これに対して、論理回路120は、テストモード入力信号TMI、出力信号TM[0]、及び出力信号TM[1]の論理値のうちの少なくとも1つがLであるときには、テストモード設定信号TMOを非活性化する(TMO=L)。
なお、実施の形態2に係るテストモード設定回路101においても、テストモード入力信号TMI=Hとされるテストモード時には、シフトレジスタ110(0)及び110(1)は、リセット信号RSTによりリセット状態とされるので、各出力端子14の論理値はHに初期化される。従って、論理回路120に入力される論理値が全てHとなるので、テストモード設定信号TMOは、実施の形態1と同様に活性化される(TMO=H)。
図8には、実施の形態2に係るテストモード設定回路の通常モードにおける第1の動作波形図が示される。
図8を参照して、テストモード入力信号TMI=Lの下で、非同期リセット信号RSTNの論理値がLからHに変化した後、時刻t1におけるクロック信号CLKの立上りで、シフトレジスタ110(0)の保持論理値、すなわち、出力信号TM[0]の論理値がLに変化する。さらに、時刻t1におけるクロック信号CLKの次の立上りで、シフトレジスタ110(1)の保持論理値、すなわち、出力信号TM[1]の論理値がLに変化する。時刻t3のクロック信号CLKの立上りにおいても、TMI=Lに維持されるとともに、TM[0]=TM[1]=0に維持される。
図8の例では、図3とは異なり、クロック信号CLKの立上りタイミングでCLK=Hとなるノイズが発生している。これに伴い、時刻t3では、1段目のシフトレジスタ110(0)の出力信号TM[0]の論理値がHに変化する。しかしながら、2段目のシフトレジスタ110(1)の出力信号TM[1]の論理値はLのままであるので、テストモード設定信号TMOの論理値はLに維持される。
クロック信号CLKの次の立上りタイミング(時刻t5)において、2段目のシフトレジスタ110(1)の出力信号TM[1]の論理値がHに変化する。しかしながら、テストモード入力信号TMIのノイズは1ショット状であり、時刻t5では、TMI=Lに復帰している。従って、時刻t5において、1段目のシフトレジスタ110(0)の出力信号TM[0]の論理値はLに復帰する。この結果、テストモード設定信号TMOの論理値はLに維持される。時刻t6以降では、TMI=TM[0]=TM[1]=0であり、この結果、TMO=Lも維持される。
このように実施の形態2に係るテストモード設定回路101によれば、シフトレジスタ110を2段直列接続し、テストモード入力信号TMIと、出力信号TM[0],TM[1](シフトレジスタ110(0),110(1)の保持論理値)との全てが、テストモードを有効にするための論理値(H)で揃うことを条件に、テストモード設定信号TMOを活性化する。これにより、通常モード中に、クロック信号CLKの立上りタイミングと重なったノイズに対してもテストモードの誤設定を抑制できる。
図9には、実施の形態2に係るテストモード設定回路の構成の変形例が示される。
図9を参照して、実施の形態2に係るテストモード設定回路101では、直列接続されるシフトレジスタ110の段数を、3段以上とすることも可能である。すなわち、M段(M:3以上の整数)のシフトレジスタ110(0)~110(M-1)を直列接続する構成とすることが可能である。
この場合にも、シフトレジスタ110(0)~110(M-1)の各々において、リセット端子11及びクロック端子13には、非同期リセット信号RSTN及びクロック信号CLKがそれぞれ共通に入力される。また、図7と同様に、初段のシフトレジスタ110(0)の入力端子12には、テストモード入力信号TMIが入力される。
さらに、M段のうちの2段目以降のシフトレジスタ110(i)について、(i:1~M-1の整数)、入力端子12は、前段のシフトレジスタ110(i-1)の出力端子14と接続される。シフトレジスタ110(0)~110(M-1)の出力端子14からは、各シフトレジスタの保持論理値を示す出力信号TM[0]~TM[M-1]がそれぞれ出力される。すなわち、2段目以降の各シフトレジスタ110(i)の入力端子12には、前段のシフトレジスタ110(i-1)の保持論理値が入力される。
論理回路120は、(M+1)入力のANDゲートとされて、テストモード入力信号TMI、並びに、シフトレジスタ110(0)~110(M-1)からの出力信号TM[0]~TM[M-1]を入力される。従って、論理回路120は、テストモード入力信号TMIと、M個の出力信号TM[0]~出力信号TM[M-1]の論理値の全てがHであるときに、テストモード設定信号TMOを活性化する(TMO=H)。一方で、論理回路120は、テストモード入力信号TMI及び出力信号TM[0]~TM[M-1]の論理値のうちの少なくとも1つがLであるときには、テストモード設定信号TMOを非活性化する(TMO=L)。
この結果、図9の回路構成によっても、通常モード中に、クロック信号CLKの立上りタイミングと重なったノイズに対してもテストモードの誤設定を抑制できる。特に、シフトレジスタの段数を3以上とすると、クロック信号CLKの複数個の立上りエッジに亘ってTMI=Hとなったときにも、テストモードの誤設定が抑制できる。すなわち、比較的長期間のノイズや、連続発生する1ショット状のノイズに対しても、テストモードの誤設定が抑制できる。
なお、図9では、論理回路120に対して、テストモード入力信号TMIとともに、M個の出力信号TM[0]~出力信号TM[M-1]の全てを入力する構成例を示したが、テストモード入力信号TMIと、M個の出力信号TM[0]~出力信号TM[M-1]のうちの一部のみとを、論理回路120に対して入力することも可能である。
すなわち、論理回路120には、テストモード入力信号TMIと、M個のシフトレジスタ110(0)~110(M-1)の出力信号TM[0]~TM[M-1]の少なくとも一部が入力されて、論理回路120は、テストモード入力信号TMIの論理値と、入力された出力信号の出力信号の論理値との全てがテストモードを有効にするための論理値(H)で揃ったときに、テストモード設定信号TMOを活性化することになる。
図9の構成においても、テストモード時には、シフトレジスタ110(0)~110(M-1)の各々はリセット状態とされて、各出力端子14の論理値はHとなる。従って、論理回路120に入力される論理値は全てHとなるので、テストモード設定信号TMOは、図7の構成と同様に活性化される(TMO=H)。
実施の形態3.
デジタルLSIのテストには、スキャンテストという手法が一般的に用いられる。
図10は、スキャンテストの対象とされるスキャンフリップフロップの構成を説明するブロック図である。
図10を参照して、スキャンフリップフロップ200において、フリップフロップ210は、シフトレジスタ110に適用されるのと同様のフリップフロップであるが、入力端子12に対してスキャンテスト用のセレクタ220が配置されている。
セレクタ220には、入力端子12への通常の入力信号DATinと、スキャンテスト用の入力信号SCinとが入力される。セレクタ220は、スキャンイネーブル信号SCeに応じて、入力信号DATin及び入力信号SCinの一方を出力する。具体的には、スキャンテスト時には、スキャンイネーブル信号SCeの論理値がHに設定されるため、スキャンテスト用の入力信号SCinが、セレクタ220から入力端子12へ出力される。一方で、非スキャンクロック時には、スキャンイネーブル信号SCeの論理値がLに設定されるため、通常の入力信号SCinが、セレクタ220から入力端子12へ出力される。
スキャンフリップフロップ200は複数段に直列接続されており、フリップフロップ210の出力端子14からの出力信号DAToutは、次段のスキャンフリップフロップ200のセレクタ220に対して、スキャンテスト用の入力信号SCinとして入力される。
これにより、スキャンテスト時には、複数段のスキャンフリップフロップ200をシリアル接続することで、シフトレジスタを構成することができる。このとき、初段及び最終段のフリップフロップをLSI外部からアクセス可能なI/O端子と接続することで、LSI外部から、直接、スキャンフリップフロップ200を制御及び観測するための、スキャンチェーンと呼ばれる経路を形成することができる。この結果、フリップフロップのテストが簡易化できる。
一方で、本実施の形態1又は2のテストモード設定回路に適用されるシフトレジスタをスキャンフリップフロップで構成すると、スキャンテスト時にテストモード設定信号TMOが変化して、テストモード設定が壊れてしまうことが懸念される。
従って、実施の形態1に係るテストモード設定回路100及び実施の形態2に係るテストモード設定回路101の各々では、シフトレジスタ110について、スキャンフリップフロップ(図10)ではなく、スキャンテスト対象外の通常のフリップフロップによって構成する。すなわち、図1、図7及び図9に示されたように、各シフトレジスタ110の入力端子12に対して、スキャンテスト用のセレクタ220が非配置とされる。すなわち、シフトレジスタ110では、テストモード入力信号TMIは、スキャンテスト用のセレクタ220を経由することなく、入力端子12へ入力される。
この結果、実施の形態1又は2に係るテストモード設定回路100,101と、スキャンフリップフロップを含む他の回路群とが併せて搭載されたデジタルLSIにおいて、テストモード中に、スキャンフリップフロップを対象にスキャンテストを実行しても、テストモード設定信号TMOの論理値を、テストモードを有効とする値に安定的に維持できる(TMO=H)。この結果、テストモードにおいてスキャンテストを安定的に適用することによって、テスト開発工数の削減及び故障検出率向上を図ることができる。
なお、本実施の形態では、テストモード入力信号TMIのテストモード時の論理値、及びリセット状態時のシフトレジスタの保持論理値、すなわち「第1の論理値」をHとし、その逆の「第2の論理値」をLとしたが、このH及びLは入れ替えることが可能である。同様に、テストモード設定信号TMOの活性化時の論理値(H)と、非活性化時の論理値(L)を、本実施例とは逆にすることも可能である。これら場合にも、「信号生成回路」に対応する論理回路120を構成する論理ゲートについて、入力の全論理値が「第1の論理値(テストモード有効時の論理値)」で揃ったときに、テストモード設定信号TMOの論理値が活性化時の論理値となるように、適宜設計することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11,106 リセット端子、12,107 入力端子、13,108 クロック端子、14,109 出力端子、100,101 テストモード設定回路、105 テストモード設定回路(比較例)、110 シフトレジスタ、120 論理回路、160,210 フリップフロップ、200 スキャンフリップフロップ、220 セレクタ、CLK クロック信号、TM,TM[0],TM[1],TM[M-1] 出力信号、RSTN 非同期リセット信号、SCe スキャンイネーブル信号、TMI テストモード入力信号、TMO テストモード設定信号。

Claims (3)

  1. テスト対象回路に対してテストモード設定信号を出力するテストモード設定回路であって、
    リセット解除状態においてクロック入力に応じて入力端子の論理値を取り込んで保持するフリップフロップを備え、
    前記入力端子には、テストモード時に第1の論理値に設定される一方で通常モードに第2の論理値に設定されるテストモード入力信号が入力され、
    前記フリップフロップは、前記通常モード時には前記リセット解除状態とされる一方で、前記テストモード時には非同期のリセット状態とされて保持する論理値を前記第1の論理値に初期化し、
    前記テストモード設定回路は、
    前記テストモード入力信号と前記フリップフロップの保持論理値とに基づいて前記テストモード設定信号の論理値を設定する信号設定回路をさらに備え、
    前記信号設定回路は、前記テストモード入力信号の論理値及び前記保持論理値の両方が前記第1の論理値である場合には、前記テストモードを有効にするために前記テストモード設定信号を活性化する一方で、前記テストモード入力信号及び前記保持論理値の少なくとも一方が前記第2の論理値である場合には、前記テストモードを無効にするために前記テストモード設定信号を非活性化する、テストモード設定回路。
  2. 前記フリップフロップは、複数段が直列接続され、
    1段目の前記フリップフロップの前記入力端子に前記テストモード入力信号が入力されるとともに、2段目以降の前記フリップフロップの前記入力端子には、前段の前記フリップフロップの前記保持論理値が入力され、
    前記信号設定回路には、前記テストモード入力信号の論理値と、前記複数段のうちの少なくとも一部の前記フリップフロップの前記保持論理値とが入力され、
    前記信号設定回路は、入力された前記論理値の全てが前記第1の論理値である場合には、前記テストモード設定信号を活性化する一方で、入力された前記論理値の少なくとも一部が前記第2の論理値である場合には、前記テストモード設定信号を非活性化する、請求項1記載のテストモード設定回路。
  3. 前記フリップフロップの前記入力端子には、スキャンテストのためのセレクタが非配置とされる、請求項1又は2に記載のテストモード設定回路。
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