JP7093651B2 - 車両内装材の装着構造 - Google Patents
車両内装材の装着構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7093651B2 JP7093651B2 JP2018046346A JP2018046346A JP7093651B2 JP 7093651 B2 JP7093651 B2 JP 7093651B2 JP 2018046346 A JP2018046346 A JP 2018046346A JP 2018046346 A JP2018046346 A JP 2018046346A JP 7093651 B2 JP7093651 B2 JP 7093651B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- slit
- vehicle interior
- interior material
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
下記特許文献1の図6に従来技術として開示された車両内装材の装着構造では、車両内装材のボルト固定部にボルト挿通孔が形成され、ボルトは、ボルト挿通孔に挿通された状態で、車外側から軸部に抜け止めワッシャが装着されることにより、仮保持されている。
上記スリットは、一端が開放端となり、延び方向の中途部に、上記ボルトの軸部の径より狭い幅の狭隘部を有する。上記一対の係合凸部は、少なくとも上記スリットの上記奥部において上記スリットの両側縁近傍部に配置され、互いに対向する側に係合溝を有している。
上記スリットは、上記ボルトの軸部を上記開放端から上記狭隘部を経てその奥部に受入れ可能であり、上記ボルトの軸部が上記スリットの上記奥部に入り、上記ボルトの大径部が上記一対の係合凸部の係合溝に入ることにより、上記ボルトが上記ボルト固定部に仮保持される。
上記構成によれば、例えば、ピラートリムの上方に配置されたカーテンエアバッグが展開する等して、ピラートリムに下方への衝撃が加わった時に、隆起部がボルトの大径部に当たり抵抗となるので、ボルトがスリットの開放端から抜けるのを防止でき、ひいては、ピラートリムが車体パネルから脱落するのを防止できる。
上記構成よれば、ボルトの頭部と係合凸部の対向部との間隙に、ボルト締め付け用工具の先端を挿入することができるので、ボルト固定部に保持されたボルトの頭部に工具を嵌め、工具を用いてボルトを車体パネルにねじ込むことができる。
以下、特に断らない限り、ピラートリム1はピラーパネル2に装着された状態であるものとする。
ピラートリム1の上部の上記一箇所とピラーパネル2との固定では、図示しない周知の固定手段が用いられている。この固定手段としては、一般的なクリップ、ボルト等が使用されてもよい。
図1に示すように、前側脚部40はクリップ60によりピラーパネル2に固定されている。前側脚部40には、車幅方向の車外側(図1において紙面奥側)に突出するクリップ座41が設けられ、その先端側の座板部42には、その中央部から下部に渡ってクリップ装着孔42aが形成されている。クリップ装着孔42aには、その下方から周知のクリップ60が取り付けられ、上端部で固定されている。このクリップ60の先端側(車幅方向の車外側)がピラーパネル2のクリップ係止孔(図示せず)に周知の態様で嵌め込まれることにより、ピラーパネル2に固定されている。
図1に示すように、後側脚部50はボルト70によりピラーパネルに固定されている。図2、図5、図6に示すように、この実施形態で用いられるボルト70は六角形状をなす頭部71と軸部72を有している。軸部72は、頭部71側の基端から先端に向かって、フランジ部72a(大径部)と、胴部72bと、ねじ部72cとを有している。フランジ部72aは、頭部71より径が大きい。軸部72の径は、フランジ部72a、胴部72b、ねじ部72cの順に小さくなっている。
傾斜面55a,56aは、車長方向においてスリット52に向かうにしたがって、車幅方向の車外側に向かうように傾斜している。
図4に示すように、後側脚部50では、ピラートリム1のピラーパネル2への装着作業を円滑かつ容易に行うことができるように、ボルト70を予めボルト固定部51に仮保持させておくことができる。
通常は、装着作業が行われる組立工場へのピラートリム1の搬送前に、上述した方法によりピラートリム1にボルト70を仮保持させる。
組立工場では、先ずピラートリム1の上部を上述した固定手段(図示せず)により、ピラーパネル2に固定する。次に、ピラートリム1の下端部10Aを、前側脚部40、後側脚部50の順にピラーパネル2に固定する。
ボルト固定部51に仮保持されたボルト70を、図4に示すスリット52の奥部から上方の図2に示すボルト70の固定位置まで移動させる。このとき、ボルト50のねじ部72cは、後側脚部50とピラーパネル2との隙間G(図6)を通る。
一対の係合凸部54,54は、少なくとも、スリット52の奥部におけるスリットの両側縁近傍部51a,51aに配置する必要がある。
上記実施形態では、座面支持部53において、隆起部57をスリット52の開放端52aの位置に設けたが、スリット52の延び方向の中途部に設けてもよい。
ボルトは、上記実施形態に限られず、係合凸部54の係合溝54cに係合する大径部と、スリット52に受け入れられる軸部を有していればよい。
前側脚部にボルト固定部を設け、後側脚部にクリップ座を設けてもよい。
ボルト固定部をピラートリムにおける下端部以外の端部に設けてもよい。
車両内装材は、ピラートリムに限られず、ルーフサイドトリム、ドアトリム、インストルメントパネル等の種々の車両内装材であってもよい。
2 ピラーパネル(車体パネル)
10A ピラートリム本体の下端部
51 ボルト固定部
51a 側縁近傍部
52 スリット
52a 開放端
52d 狭隘部
54 係合凸部
54a 起立部
54b 対向部
54c 係合溝
57 隆起部
70 ボルト
71 頭部
72 ボルトの軸部
72a フランジ部(ボルトの大径部)
g 間隙
Claims (3)
- 車両内装材と一体をなして形成されたボルト固定部を備え、上記ボルト固定部を貫通するボルトにより、上記車両内装材が車体パネルに装着される構造において、
上記車両内装材がピラートリムであり、その下端部に上記ボルト固定部が形成されており、
上記ボルト固定部は、直線状に延びるスリットと、上記車両内装材の車室側の面に形成された一対の係合凸部とを有し、
上記スリットは、上下方向に延びその上端が開放端となり、延び方向の中途部に、上記ボルトの軸部の径より狭い幅の狭隘部を有し、
上記一対の係合凸部は、少なくとも、上記スリットの上記開放端からの延び方向の奥部における上記スリットの両側縁近傍部に配置され、互いに対向する側に係合溝を有しており、
上記スリットは、上記ボルトの軸部を上記開放端から上記狭隘部を経て上記奥部に受入れ可能であり、
上記ボルトの軸部が上記スリットの上記奥部に入り、上記ボルトの大径部が上記一対の係合凸部の係合溝に入ることにより、上記ボルトが上記ボルト固定部に仮保持され、
上記スリットの側縁近傍部における上記車両内装材の車室側の面には、上記スリットの開放端またはその延び方向中途部の位置に、隆起部が形成されていることを特徴とする車両内装材の装着構造。 - 車両内装材と一体をなして形成されたボルト固定部を備え、上記ボルト固定部を貫通するボルトにより、上記車両内装材が車体パネルに装着される構造において、
上記ボルト固定部は、直線状に延びるスリットと、上記車両内装材の車室側の面に形成された一対の係合凸部と、上記係合凸部を補強する補強リブとを有し、
上記スリットは、一端が開放端となり、延び方向の中途部に、上記ボルトの軸部の径より狭い幅の狭隘部を有し、
上記一対の係合凸部は、少なくとも、上記スリットの上記開放端からの延び方向の奥部における上記スリットの両側縁近傍部に配置され、互いに対向する側に係合溝を有しており、
上記係合凸部は、上記スリットに沿って延びるとともに断面L字形をなし、上記スリットの側縁から離れた位置で上記車両内装材の車室側の面から突出する起立部と、上記スリットの側縁近傍部と対向する対向部とを有しており、上記対向部と上記側縁近傍部との間に上記係合溝が形成されており、
上記補強リブは、上記起立部及び対向部の外側に設けられるとともに上記スリットに向かって傾斜する傾斜面を有しており、
上記スリットは、上記ボルトの軸部を上記開放端から上記狭隘部を経て上記奥部に受入れ可能であり、
上記ボルトの軸部が上記スリットの上記奥部に入り、上記ボルトの大径部が上記一対の係合凸部の係合溝に入ることにより、上記ボルトが上記ボルト固定部に仮保持されることを特徴とする車両内装材の装着構造。 - 上記係合凸部は、上記スリットに沿って延びるとともに断面L字形をなし、上記スリットの側縁から離れた位置で上記車両内装材の車室側の面から突出する起立部と、上記スリットの側縁近傍部と対向する対向部とを有しており、上記対向部と上記側縁近傍部との間に上記係合溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両内装材の装着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018046346A JP7093651B2 (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 車両内装材の装着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018046346A JP7093651B2 (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 車両内装材の装着構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019156201A JP2019156201A (ja) | 2019-09-19 |
JP7093651B2 true JP7093651B2 (ja) | 2022-06-30 |
Family
ID=67994446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018046346A Active JP7093651B2 (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | 車両内装材の装着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7093651B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010194620A (ja) | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Toyota Motor Corp | ボルト締付装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH084736A (ja) * | 1994-06-14 | 1996-01-09 | Aisin Ee I Kk | ボルト及びナット |
JP3336254B2 (ja) * | 1998-04-27 | 2002-10-21 | 西川化成株式会社 | 締結部品の締結構造 |
-
2018
- 2018-03-14 JP JP2018046346A patent/JP7093651B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010194620A (ja) | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Toyota Motor Corp | ボルト締付装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019156201A (ja) | 2019-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4870488B2 (ja) | 高固定強度の固定具 | |
JP4152829B2 (ja) | カーテンシールドエアバッグ用クリップ | |
US6857168B2 (en) | Resilient clip fastener | |
EP2233755B1 (en) | Fastening clip and associated fastener | |
US8322110B2 (en) | Trim flap-like closeout edge attachment | |
US20090188086A1 (en) | Clip | |
US20030015882A1 (en) | Automotive exterior member mounting construction and automobile | |
JP2007098986A (ja) | 車両内装部材 | |
JP2006161890A (ja) | 留め具及びエアバッグ取付構造 | |
US6485049B1 (en) | Trim panel assembly for a motor vehicle | |
JP2019064586A5 (ja) | 車室内側に装着される内装品の取付構造 | |
JP6762986B2 (ja) | 内装用カバー取付構造 | |
US11460057B2 (en) | Clip for attaching a trim panel to a door | |
US20010046426A1 (en) | Resilient clip fastener | |
US20010032377A1 (en) | Resilient clip fastener | |
JP7093651B2 (ja) | 車両内装材の装着構造 | |
JP6775445B2 (ja) | インストルメントパネル構造 | |
JP5395029B2 (ja) | プルハンドル部の支持構造 | |
JP2002106530A (ja) | 部品止着装置 | |
JP6217500B2 (ja) | ピラーガーニッシュ取付構造 | |
US20160325696A1 (en) | Self-adjusting latching connection | |
US10328834B2 (en) | Retention clips for vehicle console assembly | |
JP6916127B2 (ja) | 車両内装材の装着構造 | |
JP6468530B2 (ja) | 自動車用カーテンエアバッグの展開構造 | |
JP7002370B2 (ja) | ピラートリムの装着構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200811 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7093651 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |