JP7090001B2 - 消火設備及び消火設備の管理方法 - Google Patents
消火設備及び消火設備の管理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7090001B2 JP7090001B2 JP2018181413A JP2018181413A JP7090001B2 JP 7090001 B2 JP7090001 B2 JP 7090001B2 JP 2018181413 A JP2018181413 A JP 2018181413A JP 2018181413 A JP2018181413 A JP 2018181413A JP 7090001 B2 JP7090001 B2 JP 7090001B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire extinguishing
- flow path
- gas
- extinguishing agent
- storage container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
第1の態様は次のとおりである。
上述のガス開放機構が、上述の加圧ガスが供給されていないときに、上述の第1流路と上述の第2流路とを連通可能な第1バイパス流路と、該第1バイパス流路の一部に設けられた第1弁とを備えている。加えて、前述の第1弁は、前述の加圧ガスを前述の第1流路から前述の第2流路に向けて通過させず、かつ上述のガスの圧力が該加圧ガスの加圧ガス圧力よりも低いときは該ガスを該第1流路から該第2流路に向けて通過させる弁である。
また、第2の態様は次のとおりである。
上述のガス開放機構が、上述の加圧ガスが供給されていないときに、上述の消火剤貯蔵容器と上述の第2流路とを連通可能な第2バイパス流路と、該第2バイパス流路の一部に設けられた第2弁とを備えている。加えて、前述の第2弁は、前述の加圧ガスを前述の消火剤貯蔵容器から該第2流路に向けて通過させず、かつ上述のガスの圧力が該加圧ガスの加圧ガス圧力よりも低いときは該ガスを該消火剤貯蔵容器から該第2流路に向けて通過させる弁である。
また、第3の態様は次のとおりである。
上述のガス開放機構が、上述の加圧ガスが供給されていないときに、上述の第1流路内の上述のガスを大気に開放可能な第1開放弁を備えている。加えて、前述の第1開放弁は、前述の加圧ガスを前述の第1流路から大気に開放せず、かつ該ガスの圧力が該加圧ガスの加圧ガス圧力よりも低いときは該ガスを該第1流路から大気に向けて通過させる弁である。
図1は、本実施形態の消火設備100の概要を示す説明図である。また、図2Aは、本実施形態の消火設備100における弁(第1弁60a)の構造の概要と作用を示す説明図である。なお、図1に限らず全ての実施形態における消火設備の概要を示す各説明図においては、説明の便宜上、消火剤貯蔵容器10内の消火剤12が見えるように描かれている。
図1に示すように、本実施形態の消火設備100は、液状の消火剤12を収容する消火剤貯蔵容器10(代表的には、公知の金属製の容器)と、消火剤12を加圧するための加圧ガスを、第1流路20(代表的には、公知の金属製又は樹脂製の配管)を経由して供給する加圧ガス容器70(代表的には、公知の金属製の容器)と、消火剤12が加圧されたときに消火剤12を外部に放出するための流路の一部である第2流路30(代表的には、公知の金属製又は樹脂製の配管)と、を備える。
(x1)消火活動を行うために消火剤を使用する際に、加圧ガス容器70から供給される加圧ガス(図2A(b)における「高圧(加圧)ガス」の矢印)を第1流路20から第2流路30に向けて通過させない。
(y1)加圧ガスが供給されていないときには、例えば、外気温の上昇又はその他の異常によって生じる、消火剤貯蔵容器10等内のガスと第2流路30内のガスとの圧力差が生じたとしても、消火剤貯蔵容器10等内のガスの圧力が加圧ガス圧力よりも低いとき(図2A(a)における「低圧ガス」の矢印)は、消火剤貯蔵容器10等内のガスの一部を第1流路20側から第2流路30に向けて通過させる。
図3は、本実施形態の消火設備120の概要を示す説明図である。なお、本実施形態の消火設備120は、ガス開放機構として、第1バイパス流路40a,40b及び第1弁60aの代わりに、第2バイパス流路50a,50b及び第1弁60bを備えている点を除いて、消火設備100と同様である。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略され得る。
図3に示すように、本実施形態の消火設備120は、消火剤貯蔵容器10と第2流路30とを、第1流路20を介さずに連通することができる第2バイパス流路50a,50b(代表的には、公知の金属製又は樹脂製の配管)と、第2バイパス流路50a,50bの一部に設けられた第2弁60bとを備えている。なお、第2バイパス流路50aは、消火剤貯蔵容器10の領域14に連通する開口部50cを備える。
図4は、本実施形態の消火設備140の概要を示す説明図である。なお、本実施形態の消火設備140は、ガス開放機構として、第1の実施形態の第1バイパス流路40a,40b及び第1弁60aと、第2の実施形態の第2バイパス流路50a,50b及び第1弁60bの両方を備えている点を除いて、消火設備100又は消火設備120と同様である。従って、第1の実施形態又は第2の実施形態と重複する説明は省略され得る。
図4に示すように、本実施形態の消火設備140は、第1の実施形態の第1バイパス流路40a,40b及び第1弁60aと、第2の実施形態の第2バイパス流路50a,50b及び第1弁60bの両方を備えている。従って、第1の実施形態のガス開放機構と、第2の実施形態のガス開放機構の両方の技術的効果が奏され得ることになる。
ところで、上述の実施形態及び変形例においては、液状の消火剤が採用されているが、上述の実施形態及び変形例の消火剤は液状の消火剤に限定されない。例えば、図5に示す消火設備160は、第1の実施形態の消火設備100のうち、採用された消火剤が粉状の消火剤12aである点を除いて消火設備100と同様である。図5に示す実施態様のように、液状の消火剤が採用された上述の各実施形態において、液状の消火剤の代わりに粉状の消火剤が採用された場合であっても、上述の実施形態の変形例の一つであるとともに、上述の実施形態及び変形例の効果の少なくとも一部が奏され得る。
また、上述の実施形態及び変形例における消火設備100,120,140,160の管理方法として、以下の管理工程を採用することは好適な一態様である。
(M1)上述の実施形態及び変形例における消火設備100,120,140,160について、加圧ガスが供給されていないときの、消火剤貯蔵容器10内及び/又は第1流路20内のガスの一部が、消火設備100,120,140,160のガス解放機構によって消火剤貯蔵容器10外及び/又は第1流路20外に開放されていることを定期的に又は不定期に検査する工程。
(M2)前述の(M1)工程の結果、加圧ガスが供給されていないときに、該ガス解放機構によって、消火剤貯蔵容器10内及び/又は第1流路20内のガスの一部が、消火剤貯蔵容器10外及び/又は第1流路20外に開放されていなければ、例えば、第1の実施形態において説明した第1弁60aの機能(x1)及び(y1)を有する新たなガス解放機構に交換する工程。
12 消火剤
14 領域(ガスが存在する空間)
20 第1流路
22 第1流路端部
30 第2流路
40a,40b 第1バイパス流路
50a,50b 第2バイパス流路
50c 第2バイパス流路端部
60a 第1弁
60b 第2弁
62 弁体
64 弁体ストッパー
70 加圧ガス容器
80 ホース
82 ノズル
84 継ぎ手
92 第3流路
100,120,140,160 消火設備
260a スプリング式の弁
262 弁体
266 スプリング
Claims (3)
- 消火剤を収容する消火剤貯蔵容器と、
前記消火剤貯蔵容器内の前記消火剤を加圧するための加圧ガスを、第1流路を経由して供給する加圧ガス容器と、
前記消火剤が加圧されたときに該消火剤を外部に放出するための第2流路と、
前記加圧ガスが供給されていないときに、前記消火剤貯蔵容器及び/又は前記第1流路の温度上昇に伴って圧力が上昇した、前記消火剤貯蔵容器内及び/又は該第1流路内のガスの一部を、該消火剤貯蔵容器外及び/又は該第1流路外に開放可能な、ガス開放機構と、を備え、
前記ガス開放機構は、
前記加圧ガスが供給されていないときに、前記第1流路と前記第2流路とを連通可能な第1バイパス流路と、
該第1バイパス流路の一部に設けられた第1弁と、をさらに備え、
前記第1弁は、
前記加圧ガスを前記第1流路から前記第2流路に向けて通過させず、かつ
前記ガスの前記圧力が前記加圧ガスの加圧ガス圧力よりも低いときは前記ガスを前記第1流路から前記第2流路に向けて通過させる弁である、
消火設備。 - 消火剤を収容する消火剤貯蔵容器と、
前記消火剤貯蔵容器内の前記消火剤を加圧するための加圧ガスを、第1流路を経由して供給する加圧ガス容器と、
前記消火剤が加圧されたときに該消火剤を外部に放出するための第2流路と、
前記加圧ガスが供給されていないときに、前記消火剤貯蔵容器及び/又は前記第1流路の温度上昇に伴って圧力が上昇した、前記消火剤貯蔵容器内及び/又は該第1流路内のガスの一部を、該消火剤貯蔵容器外及び/又は該第1流路外に開放可能な、ガス開放機構と、を備え、
前記ガス開放機構は、
前記加圧ガスが供給されていないときに、前記消火剤貯蔵容器と前記第2流路とを連通可能な第2バイパス流路と、
該第2バイパス流路の一部に設けられた第2弁と、をさらに備え、
前記第2弁は、
前記加圧ガスを前記消火剤貯蔵容器から前記第2流路に向けて通過させず、かつ
前記ガスの前記圧力が前記加圧ガスの加圧ガス圧力よりも低いときは前記ガスを前記消火剤貯蔵容器から前記第2流路に向けて通過させる弁である、
消火設備。 - 請求項1又は請求項2に記載の消火設備の管理方法であって、
前記加圧ガスが供給されていないときの、前記消火剤貯蔵容器内及び/又は該第1流路内のガスの一部が、前記ガス解放機構によって該消火剤貯蔵容器外及び/又は該第1流路外に開放されていることを定期的に又は不定期に検査することにより、必要に応じて前記ガス解放機構を交換する、
消火設備の管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018181413A JP7090001B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 消火設備及び消火設備の管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018181413A JP7090001B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 消火設備及び消火設備の管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020048881A JP2020048881A (ja) | 2020-04-02 |
JP7090001B2 true JP7090001B2 (ja) | 2022-06-23 |
Family
ID=69994633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018181413A Active JP7090001B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 消火設備及び消火設備の管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7090001B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001129114A (ja) | 1999-11-01 | 2001-05-15 | Nohmi Bosai Ltd | 消火薬剤供給装置 |
JP2012187282A (ja) | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Nohmi Bosai Ltd | 消火装置 |
-
2018
- 2018-09-27 JP JP2018181413A patent/JP7090001B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001129114A (ja) | 1999-11-01 | 2001-05-15 | Nohmi Bosai Ltd | 消火薬剤供給装置 |
JP2012187282A (ja) | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Nohmi Bosai Ltd | 消火装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020048881A (ja) | 2020-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8590631B2 (en) | Firefighting in railway vehicles | |
JP4814306B2 (ja) | 消火設備用の保守管理が容易なバルブ | |
CN104540556B (zh) | 用于水雾灭火系统的热膨胀组件 | |
JP5718381B2 (ja) | 自閉式停止弁に用いられる流れ制御アクチュエータ装置 | |
JP7090001B2 (ja) | 消火設備及び消火設備の管理方法 | |
JP2017519167A (ja) | 流体管路用の高度圧力保護システム(hipps) | |
US8726937B2 (en) | Control device for an extracting unit in the work face of a mine | |
US20150034191A1 (en) | Bellows valve and double valve body incorporating the same | |
US20140217319A1 (en) | Valve | |
US20190118791A1 (en) | Combined dirt collector and cutout cock having controlled venting | |
US11590375B1 (en) | Temporary sprinkler method for buildings under construction/renovation | |
DE4337304A1 (de) | Feuerlöscheinrichtung für Schienenfahrzeuge | |
JP2007278483A (ja) | 緊急遮断弁 | |
CN204147374U (zh) | 一种雾化装置 | |
Sreehari et al. | HandyMann: An App based Smart Troubleshooting Assistant For A Deluge Valve Maintanence Problem | |
JP5202393B2 (ja) | Lpガス充填システム | |
CN204586860U (zh) | 防堵式汽车用制动空气干燥器 | |
JP5547014B2 (ja) | ガス系消火剤貯蔵容器用容器弁 | |
US868624A (en) | Automatic sprinkler system. | |
CN208123535U (zh) | 高压消解保护装置 | |
JP7107184B2 (ja) | 道路用消火栓 | |
KR101285294B1 (ko) | 소방용 알람밸브의 유수 검지장치 | |
EP3648848B1 (en) | Installed fire extinguishing equipment with extinguishing-launching part-unit | |
CN105031860A (zh) | 一种新型火灾灭火系统 | |
JP6491984B2 (ja) | 原子炉圧力容器減圧設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220406 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220607 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7090001 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |