JP7087692B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本開示は、燃料噴射装置に関する。
特許文献1には、ボデー、ニードル、および開閉部材を備えた燃料噴射装置が開示されている。ボデーには、燃料を噴射する噴孔、燃料を充填される制御室、および制御室に燃料を流入させる流入路が形成されている。ニードルは、制御室の圧力変動に伴い、噴孔を開閉する。開閉部材は、制御室に収容されて流入経路を開閉する。開閉部材が流入路を開いた場合、流入路からの燃料流入による制御室の圧力上昇に伴い、ニードルは噴孔を閉じる。
特表2005-529264号公報
こうした燃料噴射装置において、開閉部材を摺動可能に支持して開弁方向と交差する方向への移動を規制する摺動面をボデーに設ける構成が想到されている。摺動面で支持されることにより開閉部材の姿勢が安定化し、制御室への燃料流入速度のばらつきを抑制可能となる。しかし、ボデーには、流入路を開いた開閉部材と接触して開弁方向への移動を規制するストッパ面が設けられる場合がある。この場合、摺動面を研削する工具が、ストッパ面に移動を妨げられ、ストッパ面に近接する位置まで摺動面を研削できない。故にストッパ面を設ける場合、ボデーには、ストッパ面から凹んだ研削逃がし部が形成される。
しかしながら、開閉部材が開弁方向へ移動してストッパ面に接触するにあたり、研削逃がし部に溜まった燃料は、逃げ場を失うことにより開閉部材を押し返すダンパ効果を生じる。この結果、開弁部材は、研削逃がし部に溜まった燃料により開弁方向への移動を妨げられて開弁遅れを生じうる。
本開示は、開閉部材の姿勢の不安定化を抑制しつつ、開閉部材の開弁遅れを抑制可能な燃料噴射装置の提供を目的とする。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、本開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための本開示の燃料噴射装置は、燃料を噴射する噴孔(23)と、燃料が充填される制御室(30)と、制御室に燃料を流入させる流入路(24)と、が形成されたボデー(10)と、制御室への燃料の流入に伴って噴孔を閉弁するニードル(70)と、流入路を閉じる閉弁位置と、流入路を開く開弁位置とを移動可能に制御室に収容された開閉部材(50)と、を備え、ボデーには、開弁位置の開閉部材と接触して開閉部材の開弁方向への移動を規制するボデー側ストッパ面(36)と、開閉部材と摺動して開弁方向と交差する方向における開閉部材の移動を規制するボデー側摺動面(35)と、ボデー側ストッパ面から凹む研削逃がし部(37)と、が形成され、開閉部材がストッパ面に接した状態において、研削逃がしと制御室とを連通させる連通路(80、80a、80b)を備え、開閉部材には、開閉部材を開弁方向に貫通する貫通孔(55)が形成されており、連通路の少なくとも一部が、貫通孔により形成されている
以上の構成によれば、開閉部材がボデー側ストッパ面に接した状態であっても、連通路により、研削逃がし部が制御室に連通される。故に、研削逃がし部に溜まった燃料は、連通路を通じて制御室に逃げることにより、開閉部材の開弁方向への移動を妨げるダンパ効果を生じにくい。この結果、開閉部材は、ボデー側摺動面との摺動により開弁方向と交差する方向への移動を規制されつつ、速やかに閉弁位置から開弁位置に移動しうる。従って、燃料噴射装置は、開閉部材の姿勢の不安定化を抑制しつつ、開閉部材の開弁遅れを抑制可能である。
第一実施形態の燃料噴射装置の縦断面図である。 制御室周辺の構成を示す縦断面図である。 可動プレートの構成を示す縦断面図である。 可動プレートを開弁方向に見た図である。 可動プレートを閉弁方向に見た図である。 制御室および可動プレートを開弁方向に見た図である。 可動プレートが開弁位置にある場合の縦断面図である。 第二実施形態の可動プレートを閉弁方向に見た図である。 第二実施形態の可動プレートの外周面を示す図である。 第二実施形態の可動プレートが開弁位置にある場合の縦断面図である。 第二実施形態の制御室および可動プレートを開弁方向に見た図である。 第三実施形態の制御室周辺の縦断面図である。 図12のXIII-XIII線断面図である。 第三実施形態の制御室を開弁方向に見た図である。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において、対応する構成要素には同一番号の符号を付して重複する説明を省略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりでなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても部分的に構成を組み合わせることも可能である。
<第一実施形態>
図1に示す本開示の第一実施形態による燃料噴射装置1は、ディーゼルエンジンなどの内燃機関において、軽油などの燃料を各燃焼室へ供給するために用いられる。燃料噴射装置1は、円柱状に形成されて、一端を燃焼室に露出する姿勢で内燃機関に取り付けられる。これ以降、燃料噴射装置1の延伸する方向に沿った方向であって、一端から他端に向かう方向を根元方向とし、他端から一端に向かう方向を挿入方向として説明する。燃料噴射装置1は、高圧燃料ポンプにより昇圧されてコモンレールに蓄えられた高圧の燃料を分配される。燃料噴射装置1は、分配された高圧の燃料を燃焼室に噴射する。燃料噴射装置1は、ボデー10、電磁制御弁40、可動プレート50、サポートスプリング60、ニードル70、およびニードルスプリング71を備えている。
ボデー10は、ノズルボデー部材11、中間プレート12、オリフィスプレート13、インジェクタボデー部材14、およびシリンダ15などの複数の金属部材を、リテーニングナット16によって互いに組み付けることによって構成されている。ノズルボデー部材11は、挿入方向に沿って延伸する円柱状の部材である。ノズルボデー部材11は、ボデー10のうち挿入方向の先端部を構成している。ノズルボデー部材11の挿入方向の端部には、半球状の凸部が形成されている。中間プレート12は、ノズルボデー部材11の根元側に、ノズルボデー部材11と実質的に同軸となる姿勢で配置された円板状の部材である。オリフィスプレート13は、中間プレート12の根元側に、ノズルボデー部材11と実質的に同軸となる姿勢で配置された円板状の部材である。
インジェクタボデー部材14は、オリフィスプレート13の根元側に、ノズルボデー部材11と実質的に同軸に配置された円柱状の部材である。シリンダ15は、ノズルボデー部材11の内側に収容された円筒状の部材である。リテーニングナット16は、ノズルボデー部材11、中間プレート12、オリフィスプレート13、およびインジェクタボデー部材14の外周面を覆う円筒状の部材である。ボデー10には、図1および図2に示すように、高圧燃料通路21、高圧室22、噴孔23、流入路24、制御室30、流出路26、および低圧室27が形成されている。
高圧燃料通路21は、インジェクタボデー部材14、オリフィスプレート13、および中間プレート12にわたって形成されている燃料の流通路である。高圧燃料通路21は、コモンレールから分配された高圧の燃料を、高圧室22に流入させる。
高圧室22は、ノズルボデー部材11に設けられた円柱状の空間である。高圧室22には、高圧燃料通路21を通じて流入した高圧の燃料が充填される。高圧室22は、高圧の燃料を噴孔23まで流通させる。
噴孔23は、ノズルボデー部材11の先端に形成された貫通孔である。噴孔23は、高圧室22から、ノズルボデー部材11の凸部の外面に向けて形成されている。噴孔23は、燃料噴射装置1の内燃機関への配置に伴い、燃焼室に露出する。噴孔23は、高圧室22に充填された燃料を燃焼室に噴射する。
流入路24は、オリフィスプレート13に形成された燃料の流通路である。流入路24は、高圧燃料通路21と制御室30とを連通させている。流入路24は、高圧燃料通路21を流通する高圧の燃料の一部を、制御室30に流入させる。流入路24を通じた制御室30への燃料流入量は、インオリフィス24aにより規定される。インオリフィス24aは、流入路24のインオリフィス24aを除く区間よりも流路断面積の小さい区間である。流入路24の制御室30への流入開口24bは、オリフィスプレート13のうち挿入方向を向いた制御シート面13bに形成されている。流入開口24bは、円環状に形成されている。
制御室30は、オリフィスプレート13、中間プレート12、シリンダ15、およびニードルによって区画された空間である。制御室30には、流入路24から流入した燃料が充填される。制御室30に充填された燃料の圧力は、流出路26への流出に伴い低下する。低下した制御室における燃料の圧力は、流入路24からの高圧の燃料の流入に伴い復帰する。制御室30は、プレート収容室31、バネ収容室32、制御室流路33、および背圧室34を含んでいる。
プレート収容室31は、制御室30のうち、制御シート面13bに面した円柱状の空間である。プレート収容室31は、制御シート面13bから挿入方向に延伸する姿勢で形成されている。プレート収容室31には、可動プレート50が収容されている。
バネ収容室32は、制御室30のうち、プレート収容室31の底面から挿入方向に延伸する円柱状の空間である。バネ収容室32は、プレート収容室と実質的に同軸となる姿勢である。バネ収容室32の内径は、プレート収容室31よりも小さい。バネ収容室32には、サポートスプリング60が収容されている。
制御室流路33は、制御室30のうち、バネ収容室32と背圧室34とを連通させる燃料の流通路である。制御室流路33を通じた燃料の流通により、背圧室34の燃料の圧力は、バネ収容室32の燃料の圧力と実質的に一致する。
背圧室34は、制御室30のうち、ニードル70の根元方向に設けられた円柱状の空間である。背圧室34には、ニードル70の根元方向の端部が露出している。背圧室34に露出したニードル70の面には、制御室30に充填された燃料の圧力に応じた力が作用する。
流出路26は、オリフィスプレート13に形成された燃料の流通路である。流出路26は、制御室30と低圧室27とを連通させている。流出路26は、制御室30に充填された燃料を低圧室27に流出させる。流出路26の制御室30側の流出開口26aは、制御シート面13bに形成されている。流出路26の低圧室27側の低圧開口26bは、オリフィスプレート13のうち根元方向を向く低圧シート面13aに形成されている。
低圧室27は、インジェクタボデー部材14に設けられた空間である。低圧室27は、低圧シート面13aに面している。低圧室27には、流出路26を通じて制御室30から流出した燃料が充填される。低圧室27は、燃料噴射装置1に接続された戻り配管に余剰の燃料を排出する。低圧室27における燃料の圧力は、コモンレールより分配される高圧の燃料よりも低圧となる。
電磁制御弁40は、低圧室27に収容され、低圧開口26bを開閉する機構である。電磁制御弁40は、制御弁体41と、駆動部42とを有している。制御弁体41は、低圧開口26bを開閉する弁体である。駆動部42は、燃料噴射装置1に電気的に接続された制御装置から供給される駆動電流に従い、制御弁体41を駆動する。具体的には、制御装置から電力供給されていない場合、駆動部42は制御弁体41を低圧シート面13aに着座させて低圧開口26bを閉じる。制御装置から電力を供給された場合、駆動部42は制御弁体41を低圧シート面13aから離座させ、低圧開口26bを開く。低圧開口26bが開かれると、低圧室27への燃料流出に伴い制御室30および流出路26における燃料の圧力が低下する。
可動プレート50は、金属材料により円板状に形成されている。可動プレート50は、中心軸線を挿入方向に沿わせる姿勢で、プレート収容室31に収容されている。可動プレート50は、挿入方向に沿って閉弁位置と開弁位置とを往復移動可能に収容されている。閉弁位置は、制御シート面13bに着座して流入路24の流入開口24bを閉じる位置である。開弁位置は、制御シート面13bから離座して流入開口24bを開く位置である。これ以降、可動プレート50の中心軸線に沿った方向であって、閉弁位置から開弁位置に向かう方向を開弁方向とし、開弁位置から閉弁位置に向かう方向を閉弁方向として説明する。可動プレート50には、流出孔51が形成されている。
流出孔51は、可動プレート50を厚さ方向に貫通する断面円形の貫通孔である。流出孔51は、可動プレート50の中心軸線に沿って形成されている。流出孔51は、可動プレート50が閉弁位置である場合において、制御室30の可動プレート50よりも挿入方向の範囲と流出路26とを連通させる。低圧開口26bが開かれると、流出孔51および流出路26を通じて制御室30の燃料が低圧室27に流出する。流出孔51には、アウトオリフィス52が形成されている。
アウトオリフィス52は、図3および図4に示すように、流出孔51のうち、アウトオリフィス52を除く区間よりも流路断面積の小さい区間である。アウトオリフィス52により、制御室30から流出孔51を通じて流出路26に流出する燃料の流量が規定される。アウトオリフィス52により、制御室30における燃料の流出に伴う圧力低下は、流出路26における燃料の圧力低下よりも遅れる。圧力低下の遅れにより生じる制御室30と流出路26との間の圧力差は可動プレート50に閉弁方向の力を作用させる。閉弁方向の力により、低圧室27への燃料流出に伴い制御室30の圧力が低下している場合であっても、可動プレート50は閉弁位置を維持される。低圧開口26bの閉弁により低圧室27への燃料流出が停止すると、圧力差の減少に伴い閉弁方向の力が減少する。開弁方向の力の減少に伴い、可動プレート50は開弁位置に移動する。
サポートスプリング60は、図1および図2に示すように金属材料よりなる線材を円筒状に巻き回して形成された弾性部材である。サポートスプリング60は、軸方向に押し縮められた状態で、制御室30のうちバネ収容室32に収容されている。サポートスプリング60の中心軸線は、可動プレート50の中心軸線と実質的に一致している。サポートスプリング60は、可動プレート50を閉弁方向に付勢する。
ニードル70は、金属材料により円柱状に形成されている。ニードル70は、挿入方向に沿って延伸する姿勢で高圧室22に収容されている。ニードル70の挿入方向の先端は、円錐状に形成されている。ニードル70は、シリンダ15により挿入方向に沿った方向に摺動可能に支持されている。ニードル70の根元方向の端面は、制御室30のうち背圧室34に面している。ニードル70は、制御室30に充填された燃料により、先端方向の力を受ける。ニードル70は、高圧室22に充填された高圧の燃料により、根元方向の力を受ける。ニードル70は、ニードルスプリング71から挿入方向の付勢力を受ける。
ニードル70は、制御室30に充填された燃料の圧力の変動に従ってボデー10に対して移動することにより、噴孔23を開閉する。具体的には、流入路24からの高圧の燃料が制御室30に充填された状態において、ニードル70は噴孔23を閉じている。燃料の流出に伴い制御室30の圧力が低下した場合、ニードル70は根元方向に移動して噴孔23を開く。ニードル70が噴孔23を開くことにより、燃料噴射装置1は噴孔23を通じた燃焼室への燃料の噴射を開始する。燃料の流入に伴い制御室30の圧力が復帰した場合、ニードル70は挿入方向に移動して噴孔23を閉じる。ニードルが噴孔23を閉じることにより、燃料噴射装置1は噴孔23を通じた燃焼室への燃料の噴射を終了する。
こうした燃料噴射装置1において、可動プレート50の姿勢の安定や可動プレート50の開弁動作の遅れ抑制のため、ボデー10には、ボデー側摺動面35、ボデー側ストッパ面36、および研削逃がし部37が形成されている。また可動プレート50には、図5および図6に示すように、可動側ストッパ面53a、貫通孔55、および円形凹部54が形成されている。さらに、これらの構成により、図7に示す可動プレート50が開弁位置である場合において、連通路80が形成されている。
ボデー側摺動面35は、図2に示すように、プレート収容室31の内周面である。ボデー側摺動面35は、可動プレート50を開弁方向に沿って摺動可能となるように支持している。ボデー側摺動面35は、開弁方向と交差する方向である径方向において、可動プレート50の移動を規制する。
ボデー側ストッパ面36は、プレート収容室31の底面である。ボデー側ストッパ面36は、閉弁方向を向く段差状に形成されて、プレート収容室31の中心軸線を囲う円環状を呈している。ボデー側ストッパ面36は、開弁位置である可動プレート50と接触し、可動プレート50の開弁方向への移動を規制する。
研削逃がし部37は、プレート収容室31の底面外周に設けられた凹部である。研削逃がし部37は、ボデー側ストッパ面36に対して凹んでいる。研削逃がし部37は、ボデー側摺動面35に対して凹んでいる。すなわち、研削逃がし部37は、ボデー側ストッパ面36に沿った仮想平面K1よりも開弁方向へ凹むとともに、ボデー側摺動面35を開弁方向に延伸した仮想円筒面K2よりも径方向外側へ凹んでいる。研削逃がし部37は、ボデー側ストッパ面36を囲う円環状に形成されている。研削逃がし部37を設けることにより、ボデー側摺動面35を摺動可能に仕上げる研削加工を行うにあたり、ボデー側ストッパ面36と近接した部分における削り残しK3の発生が抑制される。削り残しK3の抑制により、可動プレート50はより円滑に開弁方向へ移動しうる。
可動側ストッパ面53aは、図5および図6に示すように、可動プレート50の開弁方向を向いた平坦面53のうち、ボデー側ストッパ面36と接触する部分である。可動側ストッパ面53aは、可動プレート50が開弁位置である場合に、部分的にボデー側ストッパ面36と接触する。可動側ストッパ面53aは、可動プレート50の周方向に沿って延びる円弧状を呈している。
円形凹部54は、可動側ストッパ面53aから閉弁方向に凹む円形の凹部である。円形凹部54の中心軸線は、可動プレート50の中心軸線と実質的に一致している。円形凹部54の内径は、ボデー側ストッパ面36の内径よりも大きく、ボデー側ストッパ面36の外径よりも小さい。円形凹部54の内径は、サポートスプリング60の外径よりも大きい。円形凹部54の内周面は、開弁方向と交差する方向である可動プレート50の径方向において、サポートスプリング60の移動を規制する。
貫通孔55は、可動プレート50を厚さ方向に貫通している。貫通孔55は、開弁方向に沿って延伸する円柱状に形成されている。貫通孔55は、可動プレートの中心軸線まわりにおいて実質的に等間隔な2カ所に形成されている。貫通孔55は、燃料の流通路として機能する。各貫通孔55の開弁方向を向く下流開口55aは、図5に示すように、閉弁方向に見て可動側ストッパ面53aと円形凹部54とにまたがって形成されている。換言すると、下流開口55aの内側円の径は、円形凹部54の内径よりも小さい。内側円は、可動プレート50の中心軸線と同軸の円であって、各下流開口55aのうち可動プレート50の中心軸線から最も離れた点を通る円である。各下流開口55aは、図6に示すように、開弁方向に見て部分的に研削逃がし部37と重なる配置である。換言すると、下流開口55aの外側円の径は、研削逃がし部37の内径よりも大きい。外側円は、可動プレート50の中心軸線と同軸の円であって、各下流開口55aのうち可動プレート50の中心軸線から最も離れた点を通る円である。
連通路80は、図7に示すように、貫通孔55および円形凹部54により、可動プレート50とボデー側ストッパ面36との間に形成されている。連通路80は、可動プレート50が閉弁位置である場合に、可動プレート50により覆われた研削逃がし部37を制御室30と連通させている。連通路80には、研削逃がし部37から燃料が流入する。研削逃がし部37から連通路80への燃料の流入口は、図6に示すように、開弁方向に見て各下流開口55aと研削逃がし部37との重なった範囲である半円状の平面となる。また連通路80には、貫通孔55を通じて可動プレート50よりも開弁方向へ流れる燃料が流入する。貫通孔55を通じて流れる燃料の連通路80への流入口は、貫通孔55の横断面と一致する。
このように研削逃がし部37および貫通孔55から連通路80に流入した燃料は、制御室30へ流出する。連通路80から制御室30への燃料の流出口は、貫通孔55を開弁方向に延伸した仮想の円柱の外周面のうち、円形凹部54と重なる部分円筒状の湾曲面となる。図5に示す各連通路80から制御室30への燃料の流出口の面積S1は、図6に示す研削逃がし部37から連通路80への各流入口の面積S2と、図5に示す各貫通孔55の断面積S3との和よりも大きい。
[第一実施形態のまとめ]
以上、説明した第一実施形態によれば、可動プレート50がボデー側ストッパ面36に接した状態であっても、連通路80により、研削逃がし部37が制御室30に連通される。故に、研削逃がし部37に溜まった燃料は、連通路80を通じて制御室30に逃げることにより、可動プレート50の開弁方向への移動を妨げるダンパ効果を生じにくい。この結果、可動プレート50は、ボデー側摺動面35との摺動により開弁方向と交差する方向への移動を規制されつつ、速やかに閉弁位置から開弁位置に移動しうる。従って、燃料噴射装置1は、可動プレート50の姿勢の不安定化を抑制しつつ、可動プレート50の開弁遅れを抑制可能である。こうした開弁遅れの抑制により、燃料噴射装置1は、制御装置からの駆動電流の供給停止から、燃料の噴射停止までの時間差を低減しうる。
加えて第一実施形態では、可動プレート50には、開弁方向に貫通する貫通孔55が形成されている。連通路80は、部分的に貫通孔55によって形成されている。ここで、制御室30において可動プレート50よりも閉弁方向から開弁方向に燃料を流通させる経路の一つに、ボデー側摺動面35と可動プレート50との摺動隙間がある。摺動隙間は、可動プレート50の移動規制のため小さく設定されることにより、燃料の流通抵抗が大きくなる。これに対し、上記貫通孔55を備えた構成によれば、貫通孔55が燃料を流通させる経路として機能し、可動プレート50よりも閉弁方向から開弁方向への燃料の流通が妨げられにくい。こうした貫通孔55により連通路80が形成されていれば、簡素な構成で連通路を形成しうる。
さらに第一実施形態では、連通路80から制御室30への各流出口の断面積の合計が、研削逃がし部37から連通路80への各流入口の断面積の合計と、各貫通孔55の断面積の合計との和よりも大きい。故に、貫通孔55を通じて閉弁側から開弁側へ流通する燃料は、研削逃がし部37から連通路80へ流入する燃料が加わる場合であっても、制御室30のうち可動プレート50よりも開弁方向への流通を制限されにくい。従って、貫通孔55による可動プレート50よりも閉弁方向から開弁方向への燃料の流通を妨げることなく、貫通孔55を利用して連通路80を形成しうる。
また本実施形態では、円形凹部54により、開弁方向と交差する方向におけるサポートスプリング60の移動が規制される。この結果、サポートスプリング60から可動プレート50への付勢力の作用する位置の変動が抑制され、可動プレート50の姿勢の不安定化が抑制される。こうした円形凹部54により連通路80aが形成されていれば、簡素な構成で連通路80aを形成しうる。
なお、本実施形態では可動プレート50が「開閉部材」に相当し、可動側ストッパ面53aが「開閉側ストッパ面」に相当する。また、円形凹部54が「規制凹部」に相当する。さらに、サポートスプリング60が「バネ」に相当する。
<第二実施形態>
図8~11に示す本開示の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態における可動プレート50には、円形凹部54(図5参照)に替えて、図8および図9に示すように溝状凹部56が形成されている。さらに、溝状凹部56などにより、可動プレート50が開弁位置である場合において、図10に示すように連通路80aが形成されている。
溝状凹部56は、可動側ストッパ面53aに対して閉弁方向に凹んだ断面矩形の溝状に形成された凹部である。溝状凹部56は、可動プレート50の径方向に沿って延伸している。溝状凹部56の両端は、可動プレート50の外周面に開口している。溝状凹部56の幅寸法は、サポートスプリング60の外径よりも大きい。溝状凹部56の底面には、サポートスプリング60が接触している。溝状凹部56の側面は、開弁方向と交差する方向のうち、溝状凹部56の延伸方向と交差する方向におけるサポートスプリング60の移動を規制する。溝状凹部56の底面には、下流開口55aが設けられている。
連通路80aは、図10に示すように、溝状凹部56により、可動プレート50とボデー側ストッパ面36との間に形成されている。連通路80aは、可動プレート50が閉弁位置である場合に、可動プレート50により覆われた研削逃がし部37を制御室30と連通させている。連通路80aは、ボデー側ストッパ面36の中心軸線まわりに実質的に等間隔な2カ所に形成されている。研削逃がし部37から各連通路80aへの燃料の流入口は、図11に示すように、開弁方向に見て溝状凹部56と研削逃がし部37との重なった範囲である帯状の平面となる。また連通路80aには、貫通孔55を通じて可動プレート50よりも開弁方向へ流れる燃料が流入する。貫通孔55を通じて流れる燃料の連通路80aへの流入口は、貫通孔55の横断面と一致する。
このように研削逃がし部37および貫通孔55から連通路80aに流入した燃料は、制御室30へ流出する。連通路80aから制御室30への燃料の流出口は、溝状凹部56の断面積に等しい。図9に示す連通路80aから制御室30への燃料の流出口の面積S4は、図11に示す研削逃がし部37から連通路80aへの流入口の面積S5、および図8に示す貫通孔55の断面積S3(図5参照)の合計よりも大きい。
[第二実施形態のまとめ]
以上、説明した第二実施形態によれば、貫通孔55および溝状凹部56により、可動プレート50が開弁位置である場合において、研削逃がし部37と制御室30とを連通させる連通路80aが形成されている。従って、第二実施形態の燃料噴射装置1は、第一実施形態と同様に、可動プレート50の姿勢の不安定化を抑制しつつ、可動プレート50の開弁遅れを抑制可能である。
また第二実施形態においては、溝状凹部56により、開弁方向と交差する方向のうち、溝状凹部56の延伸方向と交差する方向におけるサポートスプリング60の移動が規制される。この結果サポートスプリング60から可動プレート50への付勢力の作用する位置の変動が抑制され、可動プレート50の姿勢の不安定化が抑制される。こうした溝状凹部56により連通路80aが形成されていれば、簡素な構成で連通路80aを形成しうる。
なお、本実施形態では、溝状凹部56が「規制凹部」に相当する。
<第三実施形態>
図12~14に示す本開示の第三実施形態は、第一実施形態の他の変形例である。第三実施形態における可動プレート50には、円形凹部54(図5参照)が設けられていない。また、第三実施形態におけるボデー10には、図12に示すように、室側溝部38が形成されている。さらに、室側溝部38により、可動プレート50が開弁位置である場合において、連通路80aが形成されている。
室側溝部38は、図12および図13に示すように、ボデー側ストッパ面36に形成された断面矩形の溝である。室側溝部38は、ボデー側ストッパ面36の内周から、径方向に沿って研削逃がし部37まで延伸している。室側溝部38は、ボデー側ストッパ面36の中心軸線周りに実質的に等間隔な2カ所に形成されている。
連通路80bは、図12に示すように、可動プレート50が閉弁位置である場合に、可動プレート50により覆われた研削逃がし部37を制御室30と連通させている。連通路80bは、ボデー側ストッパ面36の中心軸線まわりに実質的に等間隔な2カ所に形成されている。研削逃がし部37から各連通路80bへの燃料の流入口は、図14に示すように、開弁方向に見て溝状凹部56と研削逃がし部37との重なった範囲である帯状の平面となる。また連通路80bには、貫通孔55を通じて可動プレート50よりも開弁方向へ流れる燃料が流入する。貫通孔55を通じて流れる燃料の連通路80bへの流入口は、貫通孔55の横断面と一致する。
このように研削逃がし部37および貫通孔55から連通路80bに流入した燃料は、制御室30へ流出する。連通路80bから制御室30への燃料の流出口は、室側溝部38の断面積に等しい。図13に示す連通路80bから制御室30への燃料の流出口の面積S7は、図14に示す研削逃がし部37から連通路80bへの流入口の面積S8と、貫通孔55の断面積S3(図5参照)の合計よりも大きい。
[第三実施形態のまとめ]
以上、説明した第三実施形態によれば、室側溝部38により、可動プレート50が開弁位置である場合において、研削逃がし部37と制御室30とを連通させる連通路80bが形成されている。従って、第三実施形態の燃料噴射装置1は、第一実施形態と同様に、可動プレート50の姿勢の不安定化を抑制しつつ、可動プレート50の開弁遅れを抑制可能である。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
上記実施形態では、連通路80は、可動プレート50とボデー側ストッパ面36との間に形成されて、制御室30のうち可動プレート50よりも開弁方向の領域に研削逃がし部37を連通させていた。また連通路80は、少なくとも一部を貫通孔55や円形凹部54などにより形成されていた。しかし、連通路80を形成する構成、形成される位置、および研削逃がし部37を連通させる領域はこれに限られない。例えば連通路80は、中間プレート12を貫通して形成され背圧室34などに連通されていてもよい。また、ボデー側摺動面35に閉弁方向に沿って延伸する溝を設け、こうした溝により可動プレート50よりも閉弁方向の領域に研削逃がし部37を連通させる連通路80を形成する構成としてもよい。
上記実施形態では、連通路80は、ボデー側ストッパ面36の中心軸線まわりに実質的に等間隔な2カ所に形成されていた。しかし、連通路80は1カ所に形成されていてもよく、3カ所以上に形成されていてもよい。また、均等でない間隔で形成されていてもよい。
上記第一実施形態および第二実施形態では、燃料噴射装置1はサポートスプリング60を備え、可動プレート50には円形凹部54または溝状凹部56が形成されていた。しかし、燃料噴射装置1はサポートスプリング60を備えていなくてもよく、また可動側ストッパ面53aには凹部が形成されていなくてもよい。
上記実施形態では、研削逃がし部37は、ボデー側ストッパ面36に対して凹むとともに、ボデー側摺動面35に対して凹むように形成されていた。しかし、研削逃がし部37は、ボデー側ストッパ面36に対してのみ凹み、ボデー側摺動面35に対して凹んでいない構成であってもよい。
1 燃料噴射装置、 10 ボデー、 23 噴孔、 24 流入路、 30 制御室、 35 ボデー側摺動面、 36 ボデー側ストッパ面、 37 研削逃がし部、 50 可動プレート(開閉部材)、 53 可動側ストッパ面(開閉側ストッパ面)、 54 円形凹部(規制凹部)、 55 貫通孔、 56 溝状凹部(規制凹部)、 60 サポートスプリング(バネ)、 70 ニードル、 80、80a、80b 連通路

Claims (4)

  1. 燃料を噴射する噴孔(23)と、燃料が充填される制御室(30)と、前記制御室に燃料を流入させる流入路(24)と、が形成されたボデー(10)と、
    前記制御室への燃料の流入に伴って前記噴孔を閉弁するニードル(70)と、
    前記流入路を閉じる閉弁位置と、前記流入路を開く開弁位置とを移動可能に前記制御室に収容された開閉部材(50)と、を備え、
    前記ボデーには、前記開弁位置の前記開閉部材と接触して前記開閉部材の開弁方向への移動を規制するボデー側ストッパ面(36)と、前記開閉部材と摺動して前記開弁方向と交差する方向における前記開閉部材の移動を規制するボデー側摺動面(35)と、前記ボデー側ストッパ面から凹む研削逃がし部(37)と、が形成され、
    前記開閉部材が前記ボデー側ストッパ面に接した状態において、前記研削逃がし部と前記制御室とを連通させる連通路(80、80a、80b)を備え
    前記開閉部材には、前記開閉部材を前記開弁方向に貫通する貫通孔(55)が形成されており、
    前記連通路の少なくとも一部が、前記貫通孔により形成されている燃料噴射装置。
  2. 前記連通路から前記制御室へ流出口の面積は、前記研削逃がし部から前記連通路への流入口の面積と、前記貫通孔の断面積との和よりも大きい請求項に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記開閉部材を閉弁方向に付勢するバネ(60)を備え、
    前記開閉部材には、前記ボデー側ストッパ面と接触する開閉側ストッパ面(53)と、前記開閉側ストッパ面から凹んで前記開弁方向と交差する方向における前記バネの移動を規制する規制凹部(54、56)と、が形成されており、
    前記連通路の少なくとも一部が、前記規制凹部により形成されている請求項1または2に記載の燃料噴射装置。
  4. 燃料を噴射する噴孔(23)と、燃料が充填される制御室(30)と、前記制御室に燃料を流入させる流入路(24)と、が形成されたボデー(10)と、
    前記制御室への燃料の流入に伴って前記噴孔を閉弁するニードル(70)と、
    前記流入路を閉じる閉弁位置と、前記流入路を開く開弁位置とを移動可能に前記制御室に収容された開閉部材(50)と、を備え、
    前記ボデーには、前記開弁位置の前記開閉部材と接触して前記開閉部材の開弁方向への移動を規制するボデー側ストッパ面(36)と、前記開閉部材と摺動して前記開弁方向と交差する方向における前記開閉部材の移動を規制するボデー側摺動面(35)と、前記ボデー側ストッパ面から凹む研削逃がし部(37)と、が形成され、
    前記開閉部材が前記ボデー側ストッパ面に接した状態において、前記研削逃がし部と前記制御室とを連通させる連通路(80、80a、80b)を備え
    前記開閉部材を閉弁方向に付勢するバネ(60)を備え、
    前記開閉部材には、前記ボデー側ストッパ面と接触する開閉側ストッパ面(53)と、前記開閉側ストッパ面から凹んで前記開弁方向と交差する方向における前記バネの移動を規制する規制凹部(54、56)と、が形成されており、
    前記連通路の少なくとも一部が、前記規制凹部により形成されている燃料噴射装置。
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