JP7087339B2 - 空間モビリティ派遣システム - Google Patents

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Description

本開示は、利用者のプライベートな用途に利用可能な室内空間を備えた乗り物である空間モビリティを派遣する空間モビリティ派遣システム、及び空間モビリティ派遣システムにおいて用いられる空間モビリティに関する。
特許文献1には、タクシーの需要予測を算出し、算出された需要予測の多い地区に適正台数のタクシーを自動的に配車する、タクシーの最適配置システムが記載されている。
特開2014-6890号公報
特許文献1に記載のシステムは、タクシーによる旅客輸送のサービスを提供することに限定されたものである。一方、本開示に係る発明者らは、乗り物を、単なる人の輸送手段としてではなく、利用者のプライベートな用途に合わせて作られた個室を需要に応じて派遣するための手段として活用する新たなビジネスモデルを提案することを望んでいる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものである。本開示は、利用者のプライベートな用途に利用可能な室内空間を備えた乗り物である空間モビリティを、需要に応じて派遣するための技術を提案することを目的とする。
本開示の一態様に係る空間モビリティ派遣システム(1)は、空間モビリティ(2)を特定の場所に派遣するように構成されている。この空間モビリティは、利用者を輸送する用途とは異なる用途である特定用途に対応する設備が備えられた部屋と、前記部屋を搭載して指定された場所へ自律的に移動する移動装置とを備えた乗り物である。
空間モビリティ派遣システムは、需要取得部(10)と、状況取得部(10,11)と、決定部(10)と、指令部(10,12)とを備える。なお、この欄に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
需要取得部は、空間モビリティに対する需要に関する需要情報を取得するように構成されている。この需要情報は、使用時間及び使用場所に関する情報を少なくとも含む。状況取得部は、少なくとも1台の空間モビリティの現在状況を表す状況情報を取得するように構成されている。この状況情報は、各空間モビリティの現在位置及び稼働状態を表す情報を少なくとも含む。
決定部は、需要情報と状況情報とに基づき、空間モビリティを派遣すべき場所である派遣場所と、空間モビリティを派遣場所に派遣すべき派遣時間と、派遣場所に派遣する空間モビリティとを決定するように構成されている。指令部は、決定部による決定に基づき、決定された空間モビリティを派遣時間までに派遣場所に到達させるべく、当該空間モビリティに対して移動を指令するように構成されている。
上述の空間モビリティ派遣システムによれば、自律的に移動可能な空間モビリティを運用することにより、利用者のプライベートな用途に合わせて作られた個室を、必要とされる時間及び場所に的確に提供することができる。
また、上述の空間モビリティ派遣システムにおいて、更に次のように構成してもよい。すなわち、空間モビリティ派遣システムは、異なる複数種類の特定用途ごとに対応する複数種類の部屋をそれぞれ搭載する複数の空間モビリティを派遣の対象とする。さらに、需要取得部は、特定用途の種類に関する情報を更に含む需要情報を取得するように構成されている。状況取得部は、複数の空間モビリティについて、各空間モビリティの部屋に対応する特定用途を表す情報を更に含む状況情報を取得するように構成されている。そして、決定部は、状況情報で表される複数の空間モビリティの中から、需要情報で表される特定情報の種類に対応する部屋を備える空間モビリティを、派遣場所に派遣する空間モビリティとして決定するように構成されている。
上述の空間モビリティ派遣システムによれば、利用者による様々な用途に適した設備を備える空間モビリティを的確に派遣することができるので、利用者による幅広いニーズに応じられるサービスを実現できる。
また、上述の空間モビリティ派遣システムにおいて、更に次のように構成してもよい。すなわち、需要取得部は、空間モビリティの使用を希望する利用者によって用いられる通信端末から、利用者によって指定された需要情報を取得するように構成されている。このような空間モビリティ派遣システムによれば、利用者が望む時間及び場所に、その利用者による特定用途に合わせた空間モビリティを的確に派遣することができる。
また、上述の空間モビリティ派遣システムにおいて、更に次のように構成してもよい。すなわち、決定部は、派遣場所に派遣し得る空間モビリティの候補を少なくとも1つ決定し、その決定された候補を表す候補情報を利用者の通信端末に送信する。そして、決定部は、送信された候補情報に基づいて通信端末において選択された1つの空間モビリティを表す応答情報を受信し、その受信された応答情報で表される空間モビリティを、派遣場所に派遣する空間モビリティとして決定する。このような空間モビリティ派遣システムによれば、提示された複数の空間モビリティの候補の中から、利用者が自分の希望に最も適した空間モビリティを自ら選ぶことができるので、便利である。
あるいは、本開示の空間モビリティ派遣システムの別形態として、次のように構成してもよい。すなわち、需要取得部は、空間モビリティに対する未来の需要が予測された結果に基づいて導出された需要情報を取得するように構成されている。このような空間モビリティ派遣システムによれば、空間モビリティに対する未来の需要の予測結果に基づき、例えば、高い需要が見込まれる時間帯及び地域に空間モビリティを予め派遣しておくといった、効果的な運用を実現できる。
また、上述の空間モビリティ派遣システムにおいて、更に次のように構成してもよい。すなわち、空間モビリティ派遣システムは、情報提供部(10)を更に備える。この情報提供部は、派遣場所へ派遣が済んだ空間モビリティの現在位置を表す情報を少なくとも含む派遣情報を、利用者によって用いられる通信端末に対して送信し、当該通信端末において派遣情報に基づく内容の情報を提示させるように構成されている。このような空間モビリティ派遣システムによれば、空間モビリティがどこに派遣されているかを利用者が容易に知ることができるので、便利である。
空間モビリティ派遣システムを含むシステム全体の構成を表す図である。 空間モビリティを派遣する状況を模式的に表す図である。 空間モビリティのキャビンモジュールを換装する概念を模式的に表す図である。 状況情報のテーブルの論理的構造を表す表である。 空間タイプの一覧を表す表である。 利用者アプリ処理の手順を表すフローチャートである。 利用者アプリケーションによる画面表示例を表す図である。 解除番号入力キーの一例を表す図である。 管理サーバ処理の手順を表すフローチャートである。 候補検索処理の手順を表すフローチャートである。 状況監視処理の手順を表すフローチャートである。 管理サーバ処理の別実施形態の手順を表すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本開示は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[空間モビリティ派遣システムの構成の説明]
実施形態の空間モビリティ派遣システム1を含むシステム全体の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
空間モビリティ派遣システム1は、空間モビリティ2を需要に応じて派遣するサービスを運営する運営者により管理されるコンピュータシステムである。この空間モビリティ派遣システム1により管理される空間モビリティ2は、利用者を輸送する用途とは異なる特定用途に対応する設備が備えられた部屋を備え、指定された場所へ運転者なしで自律的に移動する機能を有する乗り物である。本実施形態では、図2に例示されるように、複数の空間モビリティ2を待機させている待機ステーションから、様々な場所での需要に対応した空間モビリティ2を派遣するといった運用方法を想定している。待機ステーションは、空間モビリティ2の整備や保管を行う拠点となる施設である。なお、本実施形態では、空間モビリティ2は、道路を走行する車両として構成されていることを前提とする。
図1に例示されるとおり、空間モビリティ派遣システム1は、管理サーバ10と、状況監視システム11と、指令システム12とを備える。また、空間モビリティ派遣システム1は、例えば、インターネット等の広域ネットワークであるネットワーク100に接続されている。
管理サーバ10は、複数の空間モビリティ2の運用を管理するサーバコンピュータであり、図示しないCPU、RAM、ROM、補助記憶装置、入出力インタフェース等を中心に構成されている。管理サーバ10の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の実体的な記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。管理サーバ10は、空間モビリティ2の需要に関する需要情報に基づいて、派遣する空間モビリティ2と、当該空間モビリティ2を派遣する先の場所である派遣場所と、当該空間モビリティ2を派遣する時間である派遣時間とを決定する機能を有する。
状況監視システム11は、空間モビリティ派遣システム1において運用される複数の空間モビリティ2の現在状況を監視する機能を有するコンピュータシステムである。状況監視システム11は、各空間モビリティ2の現在状況を表す情報である状況情報を保存する。本実施形態では、状況情報は、各空間モビリティ2に関する複数種類の現在状況等を表す情報が表形式にまとめられたテーブルとして保存される。また、状況監視システム11は、空間モビリティ2と通信を行う機能を備えており、その通信により取得した情報に基づいて、各空間モビリティ2の状況情報の内容を随時最新の状態に更新する。
指令システム12は、管理サーバ10による空間モビリティ2の派遣に関する決定内容に応じて、各空間モビリティ2に指令を送信する機能を有するコンピュータシステムである。具体的には、指令システム12は、空間モビリティ2を派遣場所に移動させたり、派遣場所から待機ステーションに帰還させる等、移動に関する指令を空間モビリティ2に対して送信する。なお、状況監視システム11及び指令システム12は、管理サーバ10と一体の装置として構成されていてもよいし、管理サーバ10とは別体の装置として構成されていてもよい。
空間モビリティ2は、車体に相当するキャビンモジュール21と、キャビンモジュール21を搭載する車台に相当する移動プラットフォーム22とを備える。キャビンモジュール21は、利用者による特定用途に対応する設備が備えられる部屋を構成する箱状の構造物である。
移動プラットフォーム22は、運転者を必要としない完全自動運転により自律的に走行するための周知のシステムを備えた自動車である。自動運転を実現するシステムには、センサ、情報処理装置、及びアクチュエータ等が含まれる。この移動プラットフォーム22には、例えば、二次電池式の電気自動車を用いることが考えられる。移動プラットフォーム22は、キャビンモジュール21を搭載して、指令システム12から受信した指令で示されるスケジュールに従って自動運転により移動する。また、移動プラットフォーム22は、状況監視システム11及び指令システム12と通信を行う機能を備える。この通信機能により、移動プラットフォーム22は、自己の現在位置や稼働状態等を表す情報を状況監視システム11に随時送信する。また、移動プラットフォーム22は、指令システム12から、派遣場所への移動や待機ステーションへの帰還等の移動スケジュールに関する指令を受信する。
上述のように構成された空間モビリティ2は、キャビンモジュール21に備えられる設備の内容に応じて、多種多様な特定用途に適した空間を利用者に提供できる。以下、空間モビリティ2に適用可能な特定用途の具体例(1)~(9)について説明する。
(1)食事空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、ダイニングセット等の家具や、調理器具、冷蔵・保温庫等の設備を備えることで、利用者が食事をする用途に適した空間を提供できる。空間モビリティ2内の個室で食事を可能とすることで、食事をしている姿を他者に見られることなく、様々な場所でプライベートな食事時間を過ごすことができる。また、食事を楽しむための演出として、例えば、美しい風景や拡張現実を構成する映像等を映し出す映像設備や、音楽を再生する音響設備、記念となる写真や動画を撮影する撮影設備を、キャビンモジュール21の室内に備えていてもよい。さらに、食事後のにおいを除去する脱臭装置や、自動的に室内の掃除を行うロボット掃除機、人口知能により料理に関するアドバイスを行うロボット等を、キャビンモジュール21の室内に備えていてもよい。また、利用者から事前に注文を受けた料理や飲み物を空間モビリティ2に搭載した状態で、その空間モビリティ2を現地に派遣してもよい。
(2)休息空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、ベッドやリクライニングシート、リラックスできる明かりを演出できる照明器具等の設備を備えることで、宿泊や仮眠、休憩、マインドフルネス等の休息に関する用途に適した空間を提供できる。このような空間設備を備える空間モビリティ2によれば、例えば、最終電車に乗遅れた場合や仕事の合間等の必要な時間に必要な場所で、他者に見られることなく効率的に休息を取ることができる。また、利用者が快適かつ清潔に過ごすための設備として、例えば、脱臭機能付きの空調設備、抗菌・超撥水・遮光・遮熱等の各種機能を有する内装材、ロボット掃除機、耐圧分散等の機能性を有するマット、快眠の補助やメンタルケアを行う制御システム、積み木式マルチクッション構造等を、キャビンモジュール21の室内に備えていてもよい。
(3)美容・身だしなみ空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、全身を映し出せる姿見や、ドレッサー、化粧品、化粧道具、ドライヤー・ヘアアイロン等の設備を備えることで、美容や身だしなみを整える用途に適した空間を提供できる。このような空間設備を備える空間モビリティ2によれば、例えば、働く女性が勤務前や勤務後等の必要な時間に必要な場所で、他者に見られることなく、次の活動のTPOに合わせて美容や身だしなみを整えることができる。また、便利かつ快適に利用者が美容や身だしなみを整えるための設備として、例えば、様々な種類の環境光を再現できる照明装置や、専門家のアドバイスを受けられる通信設備、画像に基づいて肌の健康状態を診断する設備等を、キャビンモジュール21の室内に備えていてもよい。さらに、美容成分を含むミストを噴射するシャワーや、足の保温・血行促進・マッサージ・脱臭等を行う設備、立ち上がって全身を確認できるようにするための昇降式天井等を、キャビンモジュール21の室内に備えていてもよい。
(4)ビジネス・コミュニケーション空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、遠隔会議を行うための通信設備や、高度な画像・音声処理を行うための情報処理設備、同時通訳を行う設備等を備えることで、ビジネスやコミュニケーションに関する用途に適した空間を、必要な時間・場所において提供できる。あるいは、演奏会等のライブ映像を臨場感豊かに再現可能な映像音響設備や、高度な遮音性能を備えた防音壁等の設備を、キャビンモジュール21の室内に備えていてもよい。
(5)健康・セルフケア空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、利用者自身で健康診断や身体のケアを行うための設備を備えることで、健康・セルフケアに関する用途に適した空間を、必要な時間・場所において提供できる。このような空間設備を備える空間モビリティ2によれば、自宅や医療機関でなくとも、利用者が出先において他者に見られることなく、いつでもどこでもセルフケアを行うことができる。
(6)娯楽空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、バーチャルリアリティ等の最先端の映像技術を体験できる機器や、マッサージ等の身体のメンテナンスを行う最先端の機器等の設備を備えることで、利用者が娯楽を楽しむ用途に適した空間を、必要な時間・場所において提供できる。このような空間設備を備える空間モビリティ2によれば、最新鋭の設備を備えた娯楽施設でなくとも、利用者が出先において他者に見られることなく、いつでもどこでも娯楽を楽しむことができる。
(7)宅配空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、利用者がインターネット等を利用した電子商取引により購入した商品の受取りを代行し、一時的に保管するための設備を備えることで、宅配荷物の受取りに関する用途に適した空間を、必要な時間・場所において提供できる。このような空間設備を備える空間モビリティ2によれば、利用者が出先において宅配荷物をいつでもどこでも受取ることができる。
(8)見守り空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、保護が必要なペットや幼児、高齢者等の保護対象が滞在するための設備を備えることで、利用者が保護対象を一時的に預ける用途に適した空間を、必要な時間・場所において提供できる。預け入れられる保護対象がペットである場合、例えば、ケージや給餌設備等を、キャビンモジュール21の室内に備えることが考えられる。預け入れられる保護対象が人である場合、椅子や机等の家具や、退屈をしのぐための道具類をキャビンモジュール21の室内に備えることが考えられる。また、Webカメラで撮影されたキャビンモジュール21の室内のリアルタイム画像を、WWW経由で遠隔地から閲覧できるような設備を備えてもよい。このような空間設備を備える空間モビリティ2によれば、利用者が出先において保護対象の面倒を見られない場合であっても、保護対象をいつでも預け入れることができる。
(9)一人で過ごす用途に適した空間
キャビンモジュール21の室内に、例えば、エクササイズやトレーニングのための器具、あるいは読書を行うための書斎家具等の設備を備えることで、一人で過ごす用途に適した空間を、必要な時間・場所において提供できる。このような空間設備を備える空間モビリティ2によれば、自宅でなくとも利用者が一人で過ごす時間をいつでもどこでも満喫できる。
なお、空間モビリティ2に適用可能な特定用途は、上記(1)~(9)の事例に限らない。また、複数の特定用途に対応する空間モビリティ2を運用するにあたって、図3に例示されるように、対応する特定用途が異なる複数種類のキャビンモジュール21を、共通の移動プラットフォーム22に載せ換え可能に構成されているとよい。複数種類のキャビンモジュール21を共通の移動プラットフォーム22に載せ換え可能にすることで、限られた数の移動プラットフォーム22で、より多くの特定用途に対応した空間モビリティ2を運用できる。
図1の説明に戻る。ネットワーク100には、利用者から空間モビリティ2の派遣を発注する機能を備える利用者端末3が接続されている。利用者端末3は、例えば、いわゆるスマートフォンやタブレットコンピュータ等の携帯端末、及びパーソナルコンピュータ等により具現化される。なお、図1では、1台の利用者端末3を図示しているが、多数の利用者端末3がネットワーク100に接続されていてもよい。
利用者端末3には、空間モビリティ2の派遣を発注するためのユーザインタフェースの機能を提供する、利用者アプリケーションがインストールされている。利用者端末3は、利用者アプリケーションを通じて管理サーバ10との間で情報をやりとりし、利用者から入力された情報を管理サーバ10に送信したり、管理サーバ10から受信した情報に基づいて各種情報を提示する。
また、ネットワーク100には、統計センタ4が接続されている。統計センタ4は、需要予測情報を作成・提供する役割を担う機関である。需要予測情報とは、空間モビリティ2に対する未来の需要の予測に関する情報である。統計センタ4は、一例として、人の生活における動向に関する統計の作成、分析、及び情報提供を行う民間企業や官公庁等の機関として具現化される。
空間モビリティ2に対する未来の需要の予測は、例えば、人の動向を統計的に調査した結果に基づいて、食事や宿泊等の特定用途の需要が高く見込まれる地域及び時間帯を、人為的あるいは機械的に予測することで導出する仕組みが考えられる。なお、機械的な予測には、例えば、人工知能によるディープラーニング等の周知の機械学習の手法を用いることが考えられる。
また、特定用途の需要を予測するにあたっては、例えば、曜日や時間帯、地域ごとの人の動向を、性別や年齢層別に調査した結果を用いることが考えられる。例えば、深夜の繁華街において人が集中する傾向が見出された場合、その地域及び時間帯において宿泊や休憩の用途に対する需要が高いと予測できるといった具合である。また、働く女性が勤務時間前や勤務時間終了後にオフィス街周辺に多くいる傾向が見出された場合、その地域及び時間帯において、美容や身だしなみ用途に対する需要が高いと予測することもできる。
本実施形態では、統計センタ4が、サーバ機能を有する情報処理装置を備えており、この情報処理装置が、ネットワーク100を介して空間モビリティ派遣システム1に、空間モビリティ2に対する需要の予測に関する情報提供を行うことを想定している。
[状況監視システムが管理する情報の説明]
空間モビリティ派遣システム1の状況監視システム11が管理する情報の内容について、図4及び図5を参照しながら説明する。
状況監視システム11には、空間モビリティ派遣システム1による管理対象となる全ての空間モビリティ2の現在状況を表す状況情報(図4参照)が保存されている。図4に例示されるとおり、状況情報のテーブルは、「モビリティナンバー」、「稼働状態」、「終了時刻」、「現在位置」、「空間タイプ」、及び「定員」からなる項目を有する。この状況情報のテーブルには、個々の空間モビリティ2ごとに上記情報項目に対応する情報内容の組が記録される。
「モビリティナンバー」は、各空間モビリティ2に付与されている固有の識別番号を表す項目である。「稼働状態」は、空間モビリティ2の現在の行動を表す項目である。例えば、空間モビリティ2が派遣先で利用者によって現在使用されている最中であれば、「稼働状態」の項目に「使用中」と記録される。また、空間モビリティ2が指摘された目的地に向かって走行中であれば、「稼働状態」の項目に「移動中」と記録される。また、空間モビリティ2が、派遣可能な状態で待機ステーションにおいて待機している最中であれば、「稼働状態」の項目に「空室待機中」と記録される。また、空間モビリティ2が、待機ステーションにおいて充電、清掃及び修理といった整備を受けている状態であれば、「稼働状態」の項目に「整備中」と記録される。
「終了時刻」は、「稼働状態」が「使用中」又は「整備中」となっている空間モビリティ2について、使用や整備が終了する予定時刻を表す項目である。つまり、「終了時刻」は、当該空間モビリティ2が次の派遣のための行動を開始できるようになる時刻を表している。「現在位置」は、空間モビリティ2が現在いる場所を表す項目である。この「現在位置」の項目には、空間モビリティ2の現在位置を表す位置座標や、待機ステーション等の既知の場所の名称を表す情報が記録される。
「空間タイプ」は、空間モビリティ2が対応する特定用途の種類を表す項目である。空間モビリティ2の空間タイプは、A,B,C…といった記号を用いて類別されている。「定員」は、空間モビリティ2を同時に利用可能な利用者の最大人数を表す項目である。
また、状況監視システム11には、空間モビリティ2の空間タイプの内容を表す情報(図5参照)が保存されている。図5に例示されるとおり、空間タイプのテーブルには、記号A,B,C…で表される空間タイプごとに、その空間タイプの種類、及び室内に備えられている設備の内容を表す情報が記録されている。
[利用者アプリ処理の説明]
利用者端末3に実装された利用者アプリケーションによって行われる処理(以下、利用者アプリ処理)の手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、利用者端末3において利用者アプリケーションの起動が起動されることによって開始される処理である。
S100では、利用者端末3は、利用者の認証手続を行う。具体的には、利用者端末3は、利用者を認証するための認証コードの入力を利用者から受付け、入力された認証コードを管理サーバ10に送信する。一方、管理サーバ10では、利用者端末3から受信した認証コードと、空間モビリティ派遣サービスを利用するためのアカウントを有する正当な利用者として予め登録されている認証コードとを比較することにより、当該利用者の認証を受理するか否かが判断される。利用者端末3は、管理サーバ10から認証を受理した旨の通知を受信したことを条件に、利用者アプリケーションへのログインを確立し、S102以降の処理に進む。
S102では、利用者端末3は、空間モビリティ2の派遣に関する利用者の要求事項の入力を受付ける。具体的には、利用者端末3は、空間モビリティ2の空間タイプ、利用人数、使用時間、及び使用場所を少なくとも含む要求事項を入力するためのGUI画面を表示し、その表示に従って利用者が入力した情報を取得する。また、利用者の特定用途が、例えば、食事に関する用途である場合には飲食物の注文も受付け可能にするといった具合に、特定用途に応じた物品やサービスの注文を受付可能に構成されていてもよい。
S104では、利用者端末3は、S102で入力された要求事項を表す情報を、需要情報として管理サーバ10に送信する。一方、管理サーバ10は、利用者端末3から受信した需要情報に基づき、利用者の要求に応じて派遣可能な空間モビリティ2の候補を検索し、その検索結果を表す情報を要求元の利用者端末3に送信する。
S106では、利用者端末3は、S104で送信された需要情報に応じて管理サーバ10から返信された検索結果の情報を受信する。S108では、利用者端末3は、S106で受信された検索結果の情報に基づいて、空間モビリティ2の発注を利用者から受付ける。具体的には、利用者端末3は、検索結果に含まれる空間モビリティ2の一覧から発注対象となる空間モビリティ2を選択するためのGUI画面を表示し、その表示に従って利用者が入力した情報を取得する。
S110では、利用者端末3は、S106で表示されたGUI画面において発注対象となる空間モビリティ2が選択され、予約を確定する操作がなされたか否かを判定する。予約を確定する操作がなされた場合(S110:YES)、利用者端末3はS112に処理を移す。一方、予約を中止する操作がなされた場合(S110:NO)、利用者端末3は利用者アプリ処理を終了する。
S112では、利用者端末3は、S106で表示されたGUI画面において発注対象として選択された空間モビリティ2を示す情報である発注情報を、管理サーバ10に送信する。一方、管理サーバ10では、利用者端末3から送信された発注情報が受理されると、発注情報で示される空間モビリティ2に対応する解錠番号が、発注元の利用者端末3に送信される。S114では、利用者端末3は、管理サーバ10から送信された解錠番号を受信し、その受信した解錠番号を利用者に対して提示する。この解錠番号は、利用者からの発注に応じて現地に派遣された空間モビリティ2のドアにかけられたロックを解除するための鍵として用いられる。
上述の利用者アプリ処理における画面表示例について、図7を参照しながら説明する。
図7の(1)は、空間モビリティ2の派遣に関する利用者の要求事項を入力するためのGUI画面の表示例である。(1)のGUI画面は、空間モビリティ2の「空間タイプ」、「利用人数」、「使用時間、」及び「使用場所」の各項目に関する情報を入力可能な入力フォームとして構成されている。このうち、「空間タイプ」、「利用人数」、及び「使用場所」の項目は、ラジオボタンの機能により所与の選択肢の中から利用者に1つだけを選択させるように構成されている。また、「使用時間」の項目は、テキスト入力の機能により利用者に時間を入力させるように構成されている。(1)のGUI画面において、画面の下部に設けられた「検索」ボタンが押下されることにより、入力フォームに入力された各情報の内容が、需要情報として管理サーバ10に送信される。
図7の(2)は、検索された候補の中から発注対象となる空間モビリティ2を選択するためのGUI画面の表示例である。(2)のGUI画面は、複数の空間モビリティ2の候補の中から、ラジオボタンの機能により利用者に1つだけを選択させる入力フォームとして構成されている。(2)のGUI画面には、選択可能な空間モビリティ2の候補に関する情報として、空間モビリティ2の識別番号、使用可能な時間、派遣可能な場所が表示されている。また、各空間モビリティ2の料金や定員を表わす情報が表示されていてもよい。利用者は、候補の一覧に表示されたこれらの情報を参考にして、派遣を発注する空間モビリティ2を選択する。(2)のGUI画面において、画面の下部に設けられた「予約する」ボタンが押下されることにより、入力フォームにおいて選択された内容が、発注情報として管理サーバ10に送信される。
図7の(3)は、管理サーバ10から通知された解錠番号の表示例である。(3)の画面には、解錠番号を表す文字列が表示されている。ここで、解錠番号の使用方法について、図8を参照しながら説明する。図8に例示されるとおり、空間モビリティ2の入室するためのドア23には、開閉の操作をするためのドアノブ24が設けられている。このドアノブ24の下方には、テンキーを備える解錠番号入力キー25が設けられている。
また、ドア23には、電子的に施解錠が制御される鍵が設けられている。ドア23の鍵は、空間モビリティ2が派遣先に向けて出発する事前にロックされる。その際、当該空間モビリティ2を予約した利用者に対して付与された解錠番号が、鍵の施解錠を制御する電子制御装置に登録される。この電子制御装置は、事前に登録された解錠番号が解錠番号入力キー25から入力されたことを条件に、ドア23のロックを解除するように構成されている。利用者は、現地に到着した空間モビリティ2の解錠番号入力キー25に、自身の利用者端末3に表示された解錠番号を入力した上でドアノブ24を操作することで、空間モビリティ2に入室できる。
あるいは、利用者端末3が解錠番号をバーコードや二次元コード等に変換して表示し、空間モビリティ2に設けられたカメラによって、その表示されたバーコードや二次元コードを読取る構成であってもよい。あるいは、NFC等の近距離無線通信を用いて利用者端末3が空間モビリティ2に解錠番号を送信する構成であってもよい。
あるいは、利用者の指紋や静脈パターン、声紋といった、生体情報を用いてドア23のロックを解除するように構成されていてもよい。この場合、利用者のアカウントに対応付けて生体情報を管理サーバ10に登録しておき、管理サーバ10が、利用者に向けて派遣される空間モビリティ2に当該利用者の生態情報を解錠キーとして登録するといった運用が考えられる。
[管理サーバ処理の説明]
管理サーバ10が実行する処理(以下、管理サーバ処理)の手順について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。この管理サーバ処理は、利用者端末3から需要情報が送信されるごとに実行される処理である。
S200では、管理サーバ10は、利用者端末3から送信された需要情報を受信する。この需要情報には、要求元の利用者端末3に係る利用者からの空間モビリティ2に対する需要に関する情報として、「空間タイプ」、「利用人数」、「使用時間、」及び「使用場所」の情報が含まれる。また、利用者の特定用途に応じた物品やサービスに関する注文内容が含まれていてもよい。
S202では、管理サーバ10は、状況監視システム11から現在の状況情報のテーブル(図4参照)を取得する。S204では、管理サーバ10は、S200及びS202で取得された需要情報及び状況情報に基づいて、候補検索処理を実行する。この候補検索処理は、需要情報に応じて派遣可能な空間モビリティ2の候補を検索する処理である。候補検索処理の詳細な手順については、後述する。
S206では、管理サーバ10は、S204の候補検索処理において候補として抽出された空間モビリティ2の一覧を表す検索結果を、要求元の利用者端末3に送信する。この検索結果には、利用者の要求に対応して派遣可能な空間モビリティ2の一覧として、各空間モビリティ2の識別番号、使用可能時間、及び派遣場所を表す情報が少なくとも含まれる。また、検索結果には、各空間モビリティ2の料金や定員を表わす情報が含まれていてもよい。
S208では、管理サーバ10は、S206で送信された検索結果に対する応答として、利用者端末3から発注情報を受信したか否かを判定する。発注情報には、利用者端末3に送信された検索結果に含まれる候補の中から1つ選択された空間モビリティ2を示す情報が含まれる。発注情報を受信した場合(S208:YES)、管理サーバ10はS210に処理を移す。一方、発注情報を受信せず予約が中止された場合(S208:NO)、管理サーバ10は管理サーバ処理を終了する。
S210では、管理サーバ10は、利用者端末3からの発注情報で示される空間モビリティ2について、指令システム12を介して派遣場所までの移動を指示する。具体的には、管理サーバ10が、派遣場所の位置情報と、空間モビリティ2が派遣場所に到着すべき時刻である派遣時間と、派遣の終了時刻とを指示する指令情報を作成する。そして、指令システム12が、作成された指令情報に基づいて、空間モビリティ2に移動を指示する。指令システム12から指令を受けた空間モビリティ2は、指定された派遣時間までに派遣場所に到着すべく、自動運転により走行する。また、管理サーバ10は、飲食物等の物品の発注がなされている場合、その物品を供給する施設を中継して派遣場所に向かう指示を行うように構成されていてもよい。
S212では、管理サーバ10は、派遣対象の空間モビリティ2に登録された解錠番号を表す情報を、要求元の利用者端末3に送信する。
[候補検索処理の説明]
管理サーバ10が実行する候補検索処理の手順について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。この候補検索処理は、上述の管理サーバ処理のS204において実行される処理である。
S300~S310の処理は、ループ処理であり、状況監視システム11から取得された状況情報に登録されている全ての空間モビリティ2についてそれぞれ処理が完了するまで繰返される。S300では、管理サーバ10は、状況情報に登録されている空間モビリティ2の中から、1つの未処理の空間モビリティ2を処理対象に選択する。以下、S300で選択された空間モビリティ2を、対象空間モビリティ2と表記する。
S302では、管理サーバ10は、状況情報に記録されている対象空間モビリティ2の空間タイプと、需要情報で表される空間タイプとが適合するか否かを判定する。空間タイプが適合する場合(S302:YES)、管理サーバ10はS304に処理を移す。一方、空間タイプが適合しない場合(S302:NO)、管理サーバ10はループ処理の終端に処理を移す。
S304では、管理サーバ10は、状況情報に記録されている対象空間モビリティ2の現在位置から、需要情報で表される使用場所に応じて特定される派遣場所まで、対象空間モビリティ2が移動するための所要時間を算出する。なお、空間モビリティ2の派遣場所は、空間モビリティ2が駐車可能な場所として予め各所に定められている候補地の中から、需要情報で表される使用場所に最も近い場所に特定することが考えられる。また、空間モビリティ2が駐車可能な候補地としては、例えば、公共の駐車場や、空間モビリティ派遣サービスの運営者と業務提携を結んだ民間の駐車場等が挙げられる。
S306では、管理サーバ10は、対象空間モビリティ2を使用可能な時間帯と、需要情報で表される使用時間とが適合するか否かを判定する。対象空間モビリティ2を使用可能な時間帯は、状況情報に記録されている対象空間モビリティ2の稼働状態及び終了時刻、並びにS304で算出された所要時間に基づいて導出される。なお、S306の判定では、対象空間モビリティ2を使用可能な時間帯と、需要情報で表される使用時間とが完全に一致しなくても、例えば、重ならない時間帯が許容できる範囲内であれば、肯定判定をしてもよい。対象空間モビリティ2を使用可能な時間帯と、需要情報で表される使用時間とが適合する場合(S306:YES)、管理サーバ10はS308に処理を移す。一方、対象空間モビリティ2を使用可能な時間帯と、需要情報で表される使用時間とが適合する場合(S306:NO)、管理サーバ10はループ処理の終端に処理を移す。
S308では、管理サーバ10は、状況情報に記録されている対象空間モビリティ2の定員と、需要情報で表される利用人数とが適合するか否かを判定する。対象空間モビリティ2の定員と利用人数とが適合する場合(S308:YES)、すなわち、利用人数が定員以下である場合、管理サーバ10はS310に処理を移す。一方、利用人数が定員を超えている場合(S308:NO)、管理サーバ10はループ処理の終端に処理を移す。
S310では、管理サーバ10は、対象空間モビリティ2を派遣可能な空間モビリティ2の候補の1つとして決定する。S310の後、全ての空間モビリティ2について処理が完了した場合、管理サーバ10は処理をS312に移す。一方、未処理の空間モビリティ2が残っている場合、管理サーバ10はループ処理の始めに処理を移す。
S312では、管理サーバ10は、S300~S310のループ処理において決定された候補を、優先度の高い順にソートして検索結果の一覧を作成する。ここでいう優先度とは、例えば、候補である空間モビリティ2の空間タイプ、派遣時間及び派遣場所と、需要情報で表される各条件との一致度合をいう。つまり、需要情報で表される使用時間及び使用場所に対して、より正確な時間により近い場所で使用可能な空間モビリティ2ほど、優先度が高くなる。
[状況監視処理の説明]
状況監視システム11が実行する処理(以下、状況監視処理)の手順について、図11を参照しながら説明する。この状況監視処理は、状況情報のテーブル(図4参照)を最新の状態に随時更新するために行われる処理であり、所定の制御周期で繰返し実行される。
S400では、状況監視システム11は、空間モビリティ2の現在位置の更新を行うか否かを判定する。具体的には、状況監視システム11は、空間モビリティ2から現在位置を表す情報を受信した場合、肯定判定をする。空間モビリティ2の現在位置を更新する場合(S400:YES)、状況監視システム11はS402に処理を移す。S402では、状況監視システム11は、空間モビリティ2から受信した現在位置の情報に基づき、状況情報のテーブルにおける当該空間モビリティ2の現在位置の内容を、最新の内容に更新する。一方、空間モビリティ2の現在位置を更新しない場合(S400:NO)、状況監視システム11はS402をスキップしてS404に処理を移す。
次のS404では、状況監視システム11は、空間モビリティ2の稼働状態の更新を行うか否かを判定する。具体的には、状況監視システム11は、空間モビリティ2から稼働状態の変更を表す情報を受信した場合、肯定判定をする。空間モビリティ2の稼働状態を更新する場合(S404:YES)、状況監視システム11はS406に処理を移す。S406では、状況監視システム11は、空間モビリティ2から受信した稼働状態の変更内容に基づき、状況情報のテーブルにおける当該空間モビリティ2の稼働状態の内容を、最新の内容に更新する。一方、空間モビリティ2の稼働状態を更新しない場合(S404:NO)、状況監視システム11はS406をスキップしてS408に処理を移す。
次のS408では、状況監視システム11は、空間モビリティ2の空間タイプ又は定員の更新を行うか否かを判定する。空間モビリティ2の空間タイプ及び定員は、例えば、キャビンモジュール21ごと交換したり、既設のキャビンモジュール21の室内に設置されている設備を変更することにより変更され得る。状況監視システム11は、空間モビリティ2から空間タイプ又は定員稼働の変更を表す情報を受信した場合、肯定判定をする。
空間モビリティ2の空間タイプ又は定員を更新する場合(S408:YES)、状況監視システム11はS410に処理を移す。S410では、状況監視システム11は、空間モビリティ2から受信した空間タイプ又は定員の変更内容に基づき、状況情報のテーブルにおける当該空間モビリティ2の空間タイプ又は定員の内容を、最新の内容に更新する。一方、空間モビリティ2の空間タイプ及び定員を更新しない場合(S408:NO)、状況監視システム11はS410をスキップして状況監視処理を終了する。
[管理サーバ処理の別実施形態の説明]
図9に例示される管理サーバ処理では、利用者からの注文を受付け、その注文に適合する空間モビリティ2を派遣する事例について説明した。それとは別に、空間モビリティ2に関する需要の予測に基づいて、利用者からの注文の事前に空間モビリティ2を派遣する構成であってもよい。このような構成によれば、利用者は既に配備された空間モビリティ2の中から、使用する空間モビリティ2を選択できる。以下、管理サーバ処理の別実施形態の手順について、図12のフローチャートを参照しながら説明する。
S500では、管理サーバ10は、統計センタ4から需要予測情報を取得する。統計センタ4から取得される需要予測情報は、人の生活における動向に関する統計に基づいて導出された、空間モビリティ2に対する需要の予測を表わす情報である。具体的には、需要予測情報には、空間モビリティ2が対応する各種の特定用途に対する需要が高く見込まれる地域及び時間帯を表わす情報が含まれる。あるいは、管理サーバ10は、近々開催される音楽会や、展示会、特売会といった催事に関する情報を需要予測情報として取得してもよい。
S502では、管理サーバ10は、状況監視システム11から現在の状況情報のテーブル(図4参照)を取得する。S504では、管理サーバ10は、S500及びS502で取得した需要予測情報及び状況情報に基づいて、需要予測情報に適合する空間モビリティ2を決定する。具体的には、管理サーバ10は、状況情報に記録されている空間モビリティ2の中から、需要予測情報において高い需要が生じるとの予測が示されている特定用途、地域及び時間帯について、その特定用途に対応し、かつ当該地域及び時間に派遣可能な状態である空間モビリティ2を選定する。
S506では、管理サーバ10は、S504で決定された空間モビリティ2について、指令システム12を介して派遣場所までの移動を指示する。具体的には、管理サーバ10が、派遣場所の位置情報と、空間モビリティ2が派遣場所に到着すべき時刻である派遣時間と、派遣の終了時刻とを指示する指令情報を作成する。そして、指令システム12が、作成された指令情報に基づいて、空間モビリティ2に移動を指示する。指令システム12から指令を受けた空間モビリティ2は、指定された派遣時間までに派遣場所に到着すべく、自動運転により走行する。
S508では、管理サーバ10は、需要予測情報に基づいて現在派遣中である空間モビリティ2の状況を表わす情報を、利用者端末3に対して公開する。具体的には、管理サーバ10は、需要予測情報に基づいて特定された派遣先にいる空間モビリティ2の位置情報、空間モビリティ2の空間タイプ、及び使用可能時間等の情報を含む派遣状況を、利用者端末3からの要求に応じて配信する。
一方、利用者端末3は、管理サーバ10から配信された派遣状況に基づき、例えば、空間モビリティ2の現在位置を、利用者の現在位置周辺の地図画像上に重ねて表示する。さらに、この地図画像上に表示されている空間モビリティ2の中から、利用者が所望する空間モビリティ2を指定することで、利用者が当該空間モビリティ2の予約を行うことができるようになっているとよい。
[効果]
実施形態の空間モビリティ派遣システム1及び空間モビリティ2によれば、以下の効果を奏する。
空間モビリティ2を利用する利用者においては、様々な出先においてプライベートな用途に使用可能な空間が提供されることによって、高い利便性を享受できる。一方、広報や商品の販促を目的とする企業においては、空間モビリティ2の利用者をターゲットとする広報や販促活動を、空間モビリティ2を用いて行うことで、利用者に対して高い訴求性を発揮できる。一方、空間モビリティ2が派遣される地域においては、空間モビリティ2によって地域で活動する利用者を支援することができ、地域の活性化や集客性の向上といった利益を期待できる。
すなわち、本実施形態の空間モビリティ派遣システム1及び空間モビリティ2によれば、上述した利用者、企業、及び地域それぞれのメリットを関連付けることにより、利用者と企業と地域とがつながった社会の絆を構築することに貢献できる。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態の各構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
管理サーバ10が実行するS200及びS500の処理が、需要取得部としての処理に相当する。管理サーバ10が実行するS202及びS502の処理が、状況取得部として処理に相当する。管理サーバ10が実行するS204~S208、及びS504の処理が、決定部としての処理に相当する。管理サーバ10及び指令システム12が実行するS210及びS506の処理が、指令部としての処理に相当する。管理サーバ10が実行するS508の処理が、情報提供部としての処理に相当する。
[変形例]
上述の実施形態では、空間モビリティ2が道路を走行する自動車である事例について説明した。これに限らず、空間モビリティ2は自動車以外の乗り物であってもよい。例えば、いわゆるドローンなどと呼ばれる自律式のマルチコプター等の航空機に、特定用途のための設備が設けられた部屋を有するキャビンユニットを搭載する構成であってもよい。あるいは、地下に敷設されたトンネル内を圧縮空気や真空圧を利用して物体を輸送する気送交通により、特定用途のための設備が設けられた部屋を有するキャビンユニットを輸送する構成であってもよい。
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が、本開示の実施形態である。
上述した空間モビリティ派遣システム1を構成要件とするシステム、空間モビリティ派遣システム1としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の実体的な記録媒体、空間モビリティ2派遣方法等の種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…空間モビリティ派遣システム、10…管理サーバ、11…状況監視システム、12…指令システム、2…空間モビリティ、21…キャビンモジュール、22…移動プラットフォーム、23…ドア、24…ドアノブ、25…解錠番号入力キー、3…利用者端末、4…統計センタ、100…ネットワーク。

Claims (6)

  1. 利用者を輸送する用途とは異なる用途である特定用途に対応する設備が備えられた部屋と、前記部屋を搭載して指定された場所へ自律的に移動する移動装置とを備えた乗り物である少なくとも1台の空間モビリティを、特定の場所に派遣する空間モビリティ派遣システムであって、
    前記空間モビリティに対する需要に関する情報であって、使用時間及び使用場所に関する情報を少なくとも含む需要情報を取得するように構成された需要取得部と、
    前記少なくとも1台の空間モビリティの現在状況を表す情報であって、各空間モビリティの現在位置及び稼働状態を表す情報を少なくとも含む状況情報を取得するように構成された状況取得部と、
    前記需要取得部により取得された前記需要情報と、前記状況取得部により取得された前記状況情報とに基づき、前記空間モビリティを派遣すべき場所である派遣場所と、前記空間モビリティを前記派遣場所に派遣すべき時間である派遣時間と、前記派遣場所に派遣する空間モビリティとを決定するように構成された決定部と、
    前記決定部による決定に基づき、決定された空間モビリティを前記派遣時間までに前記派遣場所に到達させるべく、当該空間モビリティに対して移動を指令するように構成された指令部と、
    を備え、
    前記需要取得部は、前記空間モビリティに対する未来の需要が予測された結果に基づいて導出された前記需要情報を取得するように構成されており、
    前記需要情報には、前記空間モビリティの特定用途に対する需要が高く見込まれる地域及び時間帯が含まれる、
    空間モビリティ派遣システム。
  2. 異なる複数種類の特定用途ごとに対応する複数種類の部屋をそれぞれ搭載する複数の空間モビリティを、派遣の対象とする前記空間モビリティ派遣システムであって、
    前記需要取得部は、前記特定用途の種類に関する情報を更に含む前記需要情報を取得するように構成されており、
    前記状況取得部は、前記複数の空間モビリティについて、各空間モビリティの部屋に対応する特定用途を表す情報を更に含む前記状況情報を取得するように構成されており、
    前記決定部は、前記状況情報で表される複数の空間モビリティの中から、前記需要情報で表される特定情報の種類に対応する部屋を備える空間モビリティを、前記派遣場所に派遣する空間モビリティとして決定するように構成されている、
    請求項1に記載の空間モビリティ派遣システム。
  3. 前記需要取得部は、前記空間モビリティの使用を希望する利用者によって用いられる通信端末から、前記利用者によって指定された前記需要情報を取得するように構成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の空間モビリティ派遣システム。
  4. 前記決定部は、前記派遣場所に派遣し得る空間モビリティの候補を少なくとも1つ決定し、その決定された候補を表す候補情報を前記利用者の通信端末に送信し、その送信された候補情報に基づいて前記通信端末において選択された1つの空間モビリティを表す応答情報を受信し、その受信された応答情報で表される空間モビリティを、前記派遣場所に派遣する空間モビリティとして決定するように構成されている、
    請求項3に記載の空間モビリティ派遣システム。
  5. 前記派遣場所へ派遣が済んだ前記空間モビリティの現在位置を表す情報を少なくとも含む派遣情報を、利用者によって用いられる通信端末に対して送信し、当該通信端末において前記派遣情報に基づく内容の情報を提示させるように構成された情報提供部を更に備える、
    請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の空間モビリティ派遣システム。
  6. 利用者を輸送する用途とは異なる用途である特定用途に対応する設備が備えられた部屋と、前記部屋を搭載して指定された場所へ自律的に移動する移動装置とを備えた乗り物である少なくとも1台の空間モビリティを、特定の場所に派遣する空間モビリティ派遣システムであって、
    前記空間モビリティに対する需要に関する情報であって、使用時間及び使用場所に関する情報を少なくとも含む需要情報を取得するように構成された需要取得部と、
    前記少なくとも1台の空間モビリティの現在状況を表す情報であって、各空間モビリティの現在位置及び稼働状態を表す情報を少なくとも含む状況情報を取得するように構成された状況取得部と、
    前記需要取得部により取得された前記需要情報と、前記状況取得部により取得された前記状況情報とに基づき、前記空間モビリティを派遣すべき場所である派遣場所と、前記空間モビリティを前記派遣場所に派遣すべき時間である派遣時間と、前記派遣場所に派遣する空間モビリティとを決定するように構成された決定部と、
    前記決定部による決定に基づき、決定された空間モビリティを前記派遣時間までに前記派遣場所に到達させるべく、当該空間モビリティに対して移動を指令するように構成された指令部と、
    派遣中の前記空間モビリティの状況を前記利用者に対して配信し、前記利用者の予約を受け付けるように構成された配信部と、
    を備え、
    前記需要取得部は、前記空間モビリティに対する未来の需要が予測された結果に基づいて導出された前記需要情報を取得するように構成されており、
    前記需要情報には、前記空間モビリティの特定用途に対する需要が高く見込まれる地域及び時間帯と、前記利用者の携帯端末から入力された、前記空間モビリティの使用時間及び使用場所と、が含まれ、
    前記状況情報には、前記空間モビリティの定員を表す情報がさらに含まれ、
    前記状況取得部は、前記空間モビリティの設備の変更に基づいて、前記状況情報における前記空間モビリティの定員を更新する、
    空間モビリティ派遣システム。
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