JP7086698B2 - 画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
[画像形成装置の説明]
図1は、画像形成装置の概略構成図である。なお、ここでは一例としてモノクロ画像を形成する画像形成装置について説明するが、画像形成装置はこれに限られるものではない。例えば、感光ドラムから中間転写ベルトに一次転写された画像を記録材に二次転写する中間転写方式によりカラー画像を形成する画像形成装置や、感光ドラムから記録材に直接転写する直接転写方式によりカラー画像を形成する画像形成装置にも適応可能である。
図2は、画像形成装置100の制御部等を示したブロック図である。プリンタ制御部304は、コントローラ301(第1の制御部)とエンジン制御部302(第2の制御部)によって、画像形成装置100の制御を行っている。コントローラ301は、コントローラインターフェイス305を介してホストコンピュータ300と接続され、通信を行う。コントローラ301は、ホストコンピュータ300から受信した画像データに基づき、画像処理部303で文字コードのビットマップ化やグレイスケール画像のハーフトーニング処理等を行い、画像情報を生成する。そして、生成した画像情報をエンジン制御部302のビデオインターフェイス310を介して、制御手段としてのエンジン制御部302に送信する。つまり、コントローラ301とエンジン制御部302は、ビデオインターフェイス310を介して通信可能である。画像情報には画像処理部303で算出した定着温度を制御するための情報も含まれる。なお、定着温度を制御するための情報の具体的な算出方法については、後で詳しく説明する。
図3は、フィルム加熱方式の定着装置6を示した概略構成図である。定着装置6は、加熱を行うフィルムユニット10と、加圧を行う加圧ローラ20により構成される。フィルムユニット10は、伝熱部材としての加熱用回転体である耐熱性フィルム(定着フィルム)13と、加熱部材である加熱ヒータ11と、ヒータ保持部材である断熱ステイホルダー12で構成される。また、フィルムユニット10に対向する位置に加圧ローラ)20が配置されている。定着フィルム13を介して加熱ヒータ11と加圧ローラ20とで形成されるニップ部において、画像tが形成された記録材Pを挟持搬送させる。これにより、画像tに加熱、加圧が行われることにより、画像tは記録材Pに定着される。
定着フィルム13は、以下のような複合層フィルムである。まず、SUS等の薄い金属製素管やポリイミド等の耐熱樹脂とグラファイトなどの熱伝導フィラーを混練する。そして、混練したものを筒状に成型した基層の表面に、直接又はプライマ層を介してPFA、PTFE、FEP等の離型性層をコーティング又はチューブ被覆した複合層フィルムである。本実施形態で用いた定着フィルム13は、基層ポリイミドにPFAをコーティングしたものを用いた。総膜厚は70μmで、外周長は56mmである。
加圧ローラ20は、鉄等からなる芯金21の上に絶縁性のシリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムを発泡して弾性層22を形成し、その上に接着層としてプライマ処理されて接着性をもつRTVシリコーンゴムを塗布する。そして、更にPFA、PTFE、FEP等にカーボン等の導電剤を分散させたチューブを被覆又はコーティング塗工した離型層23を形成して構成されている。本実施形態では、ローラ外径は20mm、ローラ硬度は48°(Asker-C 600g加重)の加圧ローラを使用している。
加熱ヒータ11は、定着フィルム13の内部に備えられ、基板113上に抵抗発熱層112を形成し、更にその上から薄肉のオーバーコートガラス111で覆われている。オーバーコートガラス111は耐電圧と耐摩耗性に優れていて、定着フィルム13に摺動する様に構成されている。本実施形態では、熱伝導率1.0W/m・K、耐圧特性2.5KV以上、膜厚70μmのものを使用した。本実施形態の加熱ヒータ11の基板113は、アルミナを用いた。寸法は幅6.0mm、長さ260.0mm、厚み1.00mm、熱膨張率は7.6×10 -6 /℃である。本実施形態の抵抗発熱層112は、銀パラジウム合金で形成され総抵抗値20Ω、抵抗率の温度依存性は700ppm/℃である。
断熱ステイホルダー12は、加熱ヒータ11を保持すると共に、ニップ部と反対方向への放熱を防ぎ、液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等により形成されている。そして、定着フィルム13が余裕をもって外嵌され、回転自在に配置されている。本実施形態に用いたホルダー12は、材質液晶ポリマー、耐熱性260℃、熱膨張率6.4×10 -5 のものを用いた。
定着制御部320は、定着温度制御プログラムを有し、サーミスタ14の検知温度を基に加熱ヒータ11の温度を所定の定着温度に制御する。定着温度を制御する方法としては、比例項、積算項、微分項からなる以下の式(1)によるPID制御が好ましい。
f(t)=α1×e(t)+α2×Σe(t)+α3×(e(t)-e(t-1))・・・(1)
t:制御タイミング
f(t):タイミングtでの制御周期内のヒータ通電時間割合(1以上がフル点灯)
e(t):現在tの目標温度と実温度の温度差
e(t-1):前回t-1での目標温度と実温度の温度差
α1:P(比例)項ゲイン
α2:I(積分)項ゲイン
α3:D(微分)項ゲイン
式(1)の右辺における第1項から順に、比例制御、積分制御、微分制御に対応している。ここで、α1~α3は制御周期内のヒータ通電時間割合の増減量に重み付けを行う為の比例係数である。定着装置6の特性に応じて、適宜α1~α3を設定することで、最適な温度制御をすることができる。
画像処理部303は、グレイスケール画像のハーフトーニング処理などの他に、画像情報から定着温度を算出する処理も行う。以下に、具体的な定着温度の算出方法について説明する。なお、本実施形態においては、まず、変換手段としての画像処理部303は画像情報から印字率を算出する。その際に、主走査方向全域×副走査方向2mmを1つのエリアとして印字率の算出を行う。言い換えれば、主走査方向に第1の解像度、且つ副走査方向に第1の解像度よりも解像度の高い第2の解像度となるようなエリアへと、画像データを変換した変換データとして印字率を算出しているといえる。しかし、エリアの分け方としてはこれに限られるものではなく、主走査方向に複数のエリアにわけてもよいし、副走査方向に2mmより長い範囲を1つのエリアとしてもよい。エリアの分割方法は、制御したい定着温度の精度や、制御にかかる時間やプリンタ制御部304の処理能力などを鑑み、適宜設定することができる。なお、主走査方向とは記録材の搬送方向に直交する方向であり、副走査方向とは記録材の搬送方向であるということもできる。
次に、定着性の評価方法について説明する。気温25℃、湿度50%の環境下において、図8で示した画像1~画像6を夫々100枚連続で画像形成を行い、その際の定着性と電力の評価を行った。使用する記録材Pは、CANON Red Label 80g/cm 2 (サイズA4)を用いた。定着性の評価は目視で行った。定着性の評価の目安は以下のとおりである。
「○」:定着不良に起因する画像不良が見られず、画像品質を満たす。
「△」:定着不良に起因する白抜けがわずかに見られるが、画像品質を満たす。
「×」:定着不良に起因する白抜けが多くみられる。また、定着フィルムにトナーが一部付着し、記録材Pの後端部分にトナーによる汚れが発生してしまい、画像品質を満たさない。
どのような画像に対しても、最も高濃度な画像が形成されたとしても定着性を満足して定着できるように、定着温度を制御する。具体的には、画像に応じて定着温度を変更することはなく、一律210℃としている。
形成する画像の印字率の情報に応じて、低印字率の画像は定着温度を下げ、高印字率の画像は定着温度を上げる制御を行う。具体的には、画像解像度を縦方向に12dpi、横方向に12dpiとする。1画素当たり約2mm×2mmとなる。そして、印字率30%以上の画素をカウントし、合計数を全画素数で割ることにより印字率(P%)を算出する。求めた印字率(P%)に応じて、表(3)の温調テーブルに従って定着温度を制御する。表(3)の温調テーブルは、印字率と定着温度との関係が線形となるように設定している。
表(4)に、第1の実施形態、比較例1、比較例2の夫々における定着性の検討結果を示す。
第1の実施形態においては、エリアごとの印字率を加算した数値Xについて、最大値Yを求めることにより画像の種類を判別する方法について説明した。本実施形態においては、エリア間の数値Xの差分を求めることにより画像の種類を判別する方法について説明する。なお、画像形成装置の構成等、先の第1の実施形態と同様の構成については、ここでの詳しい説明は省略する。
画像処理部303は、グレイスケール画像のハーフトーニング処理などの他に、画像情報から定着温度を算出する処理も行う。以下に、具体的な定着温度の算出方法について説明する。なお、本実施形態においてもまず、変換手段としての画像処理部303は画像情報から印字率を算出する。その際に、主走査方向全域×副走査方向2mmを1つのエリアとして印字率の算出を行う。言い換えれば、主走査方向に第1の解像度、且つ副走査方向に第1の解像度よりも解像度の高い第2の解像度となるようなエリアへと、画像データを変換した変換データとして印字率を算出しているといえる。しかし、エリアの分け方としてはこれに限られるものではなく、主走査方向に複数のエリアにわけてもよいし、副走査方向に2mmより長い範囲を1つのエリアとしてもよい。エリアの分割方法は、制御したい定着温度の精度や、制御にかかる時間やプリンタ制御部304の処理能力などを鑑み、適宜設定することができる。
表(7)に、第2の実施形態における定着性の検討結果を示す。なお、本実施形態においても、先の第1の実施形態と同様に、気温25℃、湿度50%の環境下において、図8で示した画像1~画像6を夫々100枚連続で画像形成を行い、その際の定着性と電力の評価を行った。
先の第1の実施形態、第2の実施形態では、モノクロ画像を制御対象として説明を行ったが、これに限られるものではない。例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラーレーザービームプリンタにおいて、カラー画像を制御対象とすることもできる。例えば、カラー画像においては、Y、M、C、K夫々の画像データを画像形成位置に応じて加算し、1つの画像データとして制御を行うことができる。その場合、各色の最大濃度を100%とすると、4色すべてが最大濃度で形成される場合は400%となる。
302 エンジン制御部
303 画像処理部
Claims (26)
- 画像データに基づき、画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により記録材に形成された画像を定着する定着手段と、
画像データを、記録材の搬送方向と直交する方向である主走査方向に第1の解像度かつ記録材の搬送方向である副走査方向に前記第1の解像度よりも解像度の高い第2の解像度となる複数のエリアを含む変換データに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記変換データの複数のエリアにおける画像の面積に関する値を解析する解析手段と、
前記解析手段により解析された解析結果に応じて、前記定着手段の定着温度を制御する温度制御手段と、を備え、
前記変換手段は、第1のエリアにおける画像の面積に関する値を加算した第1の加算値を求め、
前記第1の加算値と第1の閾値を比較し、前記第1の加算値が前記第1の閾値より小さい場合は、前記解析手段は、前記第1の加算値がこれまでの加算値の最大値よりも大きいかを比較することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の加算値が前記最大値よりも大きい場合は、前記解析手段は、前記最大値を前記第1の加算値の値に更新し、前記第1の加算値をリセットし、
前記第1の加算値が前記最大値以下である場合は、前記解析手段は、前記第1の加算値をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1の加算値と第1の閾値を比較し、前記第1の加算値が前記第1の閾値以上である場合は、前記変換手段は、前記第1の加算値をリセットすることなく、前記第1の加算値に前記第1のエリアに続く第2のエリアにおける画像の面積に関する値を加算した第2の加算値を求め、
前記第2の加算値が最大値よりも大きい場合は、前記解析手段は、前記最大値を前記第2の加算値の値に更新し、前記第2の加算値をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記解析手段は、前記最大値と第2の閾値を比較し、画像の種類を判別することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記温度制御手段は、前記画像の種類に応じて、前記定着手段の定着温度を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記温度制御手段は、前記最大値が前記第2の閾値以下である第1の画像の場合は、定着温度を第1の温度とし、前記最大値が前記第2の閾値より大きい第2の画像の場合は、定着温度を前記第1の温度よりも高い第2の温度とすることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 画像データに基づき、画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により記録材に形成された画像を定着する定着手段と、
画像データを、記録材の搬送方向と直交する方向である主走査方向に第1の解像度かつ記録材の搬送方向である副走査方向に前記第1の解像度よりも解像度の高い第2の解像度となる複数のエリアを含む変換データに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記変換データの複数のエリアにおける画像の面積に関する値を解析する解析手段と、
前記解析手段により解析された解析結果に応じて、前記定着手段の定着温度を制御する温度制御手段と、を備え、
前記変換手段は、第1のエリアにおける画像の面積に関する値を加算した第1の加算値と、前記第1のエリアに続く第2のエリアにおける画像の面積に関する値を加算した第2の加算値と、を求めることを特徴とする画像形成装置。 - 前記解析手段は、複数のエリアのそれぞれにおいて、連続する2つのエリアにおける前記第1の加算値と前記第2の加算値との差分を求め、複数の差分を加算した差分値を求めることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記解析手段は、画像全域における画像の面積に関する値と、前記差分値とに応じて、画像の種類を判別することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記解析手段は、前記画像全域における画像の面積に関する値が、第3の閾値未満であるか、又は第4の閾値以上であるかに応じて、画像の種類を判別することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記画像全域における画像の面積に関する値が、前記第3の閾値より大きく、且つ前記第4の閾値より小さい場合は、前記解析手段は、連続した複数のエリアにおける夫々の印字率の加算値のうちの1つが第5の閾値より小さくなるか否かに応じて、画像の種類を判別することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記連続した複数のエリアにおける夫々の画像の面積に関する値の加算値のうちの1つが第5の閾値より小さくなる場合は、前記解析手段は、前記差分値を前記画像全域における印字率で割った印字率差の値が、第6の閾値より小さくなるか否かを応じて、画像の種類を判別することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記温度制御手段は、前記画像の種類に応じて、前記定着手段の定着温度を制御することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記温度制御手段は、前記画像全域における画像の面積に関する値が前記第3の閾値未満である第1の画像の場合は、定着温度を第1の温度とし、前記画像全域における画像の面積に関する値が前記第4の閾値以上である第2の画像の場合は、定着温度を前記第1の温度よりも高い第2の温度とすることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記温度制御手段は、前記印字率差の値が前記第6の閾値以上である第1の画像の場合は、定着温度を第1の温度とし、前記印字率差の値が前記第6の閾値より小さい第2の画像の場合は、定着温度を前記第1の温度よりも高い第2の温度とすることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
- 画像データに基づき、画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により記録材に形成された画像を定着する定着手段と、
画像データを、記録材の搬送方向と直交する方向である主走査方向に第1の解像度かつ記録材の搬送方向である副走査方向に前記第1の解像度よりも解像度の高い第2の解像度となる複数のエリアを含む変換データに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記変換データの複数のエリアにおける画像の面積に関する値を解析する解析手段と、
前記解析手段により解析された解析結果に応じて、前記定着手段の定着温度を制御する温度制御手段と、
前記変換手段による変換の制御を行う第1の制御部と、
前記第1の制御部と通信可能であり、前記解析手段による解析と前記温度制御手段による定着温度の制御を行う第2の制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 画像データに基づき、画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により記録材に形成された画像を定着する定着手段と、
画像データを、記録材の搬送方向と直交する方向である主走査方向に第1の解像度かつ記録材の搬送方向である副走査方向に前記第1の解像度よりも解像度の高い第2の解像度となる複数のエリアを含む変換データに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記変換データの複数のエリアにおける画像の面積に関する値を解析する解析手段と、
前記解析手段により解析された解析結果に応じて、前記定着手段の定着温度を制御する温度制御手段と、を備え、
前記変換手段は、第1のエリアにおける画像の面積に関する値を加算した第1の加算値を求め、
前記第1の加算値と第1の閾値を比較し、前記第1の加算値が前記第1の閾値より小さい場合は、前記解析手段は、前記第1の加算値がこれまでの加算値の最大値よりも大きいかを比較することを特徴とする画像形成システム。 - 画像データに基づき、記録材に画像を形成し、記録材に形成された画像を定着する画像形成装置における画像形成方法であって、
画像データを、記録材の搬送方向と直交する方向である主走査方向に第1の解像度かつ記録材の搬送方向である副走査方向に前記第1の解像度よりも解像度の高い第2の解像度となる複数のエリアを含む変換データに変換する変換ステップと、
前記変換ステップにより変換された前記変換データの複数のエリアにおける画像の面積に関する値を解析する解析ステップと、
前記解析ステップにより解析された解析結果に応じて、定着手段の定着温度を制御する温度制御ステップと、を実行する画像形成方法であって、
前記変換ステップにおいて、第1のエリアにおける画像の面積に関する値を加算した第1の加算値を求め、
前記第1の加算値と第1の閾値を比較し、前記第1の加算値が前記第1の閾値より小さい場合は、前記解析ステップにおいて、前記第1の加算値がこれまでの加算値の最大値よりも大きいかを比較することを特徴とする画像形成方法。 - 画像データに基づき、主走査方向にレーザ光を走査することにより画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により記録材に形成された画像を定着する定着手段と、
前記主走査方向と直交する方向である副走査方向のライン毎に、前記画像データのうち前記画像を形成する画素に関する値を送信する送信手段と、
前記副走査方向において、所定値以上の前記画像を形成する画素に関する値が連続する場合は、前記画像を形成する画素に関する値を積算した積算値を求める制御手段と、を備え、
前記積算値が第1の値である場合は前記定着手段を第1の温度とし、前記積算値が前記第1の値より小さい第2の値である場合は前記定着手段を前記第1の温度より低い第2の温度にすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記送信手段は、前記副走査方向の1ラインにおける画像を形成する画素を加算した前記画像を形成する画素に関する値を送信することを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記画像を形成する画素に関する値が所定値より小さくなるまで、前記画像を形成する画素に関する値を積算して前記積算値を求め、求めた前記積算値がこれまでの積算値の最大値よりも大きいかを比較することを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
- 求めた前記積算値が前記最大値よりも大きい場合は、前記制御手段は、前記最大値を求めた前記積算値に更新することを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記最大値と第1の閾値を比較し、画像の種類を判別することを特徴とする請求項21又は22に記載の画像形成装置。
- 前記所定値は、前記副走査方向のラインが行間であるか否かを識別するための値であることを特徴とする請求項19乃至23のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 画像データに基づき、主走査方向にレーザ光を走査することにより画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により記録材に形成された画像を定着する定着手段と、
前記主走査方向と直交する方向である副走査方向のライン毎に、前記画像データのうち前記画像を形成する画素に関する値を送信する送信手段と、
前記副走査方向において、所定値以上の前記画像を形成する画素に関する値が連続する場合は、前記画像を形成する画素に関する値を積算した積算値を求める制御手段と、を備え、
前記積算値が第1の値である場合は前記定着手段を第1の温度とし、前記積算値が前記第1の値より小さい第2の値である場合は前記定着手段を前記第1の温度より低い第2の温度にすることを特徴とする画像形成システム。 - 画像データに基づき、主走査方向にレーザ光を走査することにより画像を形成し、形成された画像を記録材に定着する画像形成装置における画像形成方法であって、
前記主走査方向と直交する方向である副走査方向のライン毎に、前記画像データのうち前記画像を形成する画素に関する値を送信する送信するステップと、
前記副走査方向において、所定値以上の前記画像を形成する画素に関する値が連続する場合は、前記画像を形成する画素に関する値を積算した積算値を求めるステップと、
前記積算値が第1の値である場合は定着手段を第1の温度とし、前記積算値が前記第1の値より小さい第2の値である場合は前記定着手段を前記第1の温度より低い第2の温度にするステップと、を実行することを特徴とする画像形成方法。
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