JP7085777B1 - 情報処理システム、表示装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents
情報処理システム、表示装置、情報処理方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7085777B1 JP7085777B1 JP2021186075A JP2021186075A JP7085777B1 JP 7085777 B1 JP7085777 B1 JP 7085777B1 JP 2021186075 A JP2021186075 A JP 2021186075A JP 2021186075 A JP2021186075 A JP 2021186075A JP 7085777 B1 JP7085777 B1 JP 7085777B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- mode
- state transition
- transition table
- action
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Stored Programmes (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Abstract
Description
本発明は、組合せの状態爆発が抑制される状態遷移表を提供することを目的とする。
ここで、前記表示手段は、複数の前記他の単位のアクションに共通するアクションを前記一の単位に表示するとよい。
また、前記表示手段は、前記一の単位のアクションが複数の前記他の単位のアクションに共通することを示す共通表示を前記状態遷移表に表示するとよい。
また、前記状態遷移表は、前記一の単位のイベントおよびモードの条件を前記他の単位において除外するとよい。
また、前記表示手段は、前記一の単位の前記イベントおよびモードの条件を前記他の単位において除外することを示す除外表示を前記状態遷移表に表示するとよい。
また、前記表示手段は、前記一の単位のモードの条件から外れた条件を前記他の単位で用いるための特定記述を前記状態遷移表に表示するとよい。
また、前記表示手段は、前記制御対象が処理を実行しないというアクションを前記状態遷移表に表示するとよい。
また、前記表示手段は、異なる複数のモードをまとめて抽象化した抽象化モードを前記状態遷移表に表示するとよい。
また、前記表示手段は、前記状態遷移表において対象となる単位の指定を受け付けた際に、当該単位に関連する別の単位の条件を示す条件表示を表示するとよい。
図1は、本実施形態の情報処理システム1の概略図である。
ここで、本実施形態のEMA型状態遷移表100による表現の対象となる制御対象は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアとが協働するシステムとすることができる。制御対象となるソフトウェアとしては、例えば制御プログラムやアプリケーションプログラムなどを例示できる。また、制御対象となるハードウェアとしては、例えば電子回路や住宅などを例示できる。さらに、システムとしては、例えば自動車などを例示できる。また、EMA型状態遷移表100による表現の対象となる制御対象は、一つの製品等の単位に限定されず、その製品等を構成する部品の単位であってもよい。
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成例を示した図である。
主記憶装置102は、CPU101の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
補助記憶装置103は、CPU101が実行する各種プログラム、情報処理装置10で作成または取得したデータ等を記憶するメモリである。補助記憶装置103には、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)などを用いることができる。
表示デバイス105は、情報処理装置10内部から出力された各種情報を表示するデバイスである。ここで、表示デバイスとしては、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
入力デバイス106は、ユーザが入力した情報を受け取り、これを情報処理装置10内部へ入力するデバイスである。
情報処理装置10は、EMA型状態遷移表100を管理する管理部11と、EMA型状態遷移表100の編集を受け付ける受付部13と、EMA型状態遷移表100や動的構造図や静的構造図(後述の図12参照)を視覚的にユーザに示すために表示する表示部15と、EMA型状態遷移表100に基づくプログラムコード等を出力する出力部17と、を有する。
なお、情報処理装置10の各構成部は、上述したハードウェアによって実現される。
管理部11は、制御対象にて生じるイベント、制御対象がとり得るモード、および制御対象が実行するアクションの関係を表現するEMA型状態遷移表100を管理する。また、管理部11(例えば、記憶手段の一例)は、イベントを定義するイベント定義テーブル200(例えば、イベント定義情報の一例)、モードを定義するモード定義テーブル300(例えば、モード定義情報の一例)、およびアクションを定義するアクション定義テーブル400(例えば、アクション定義情報の一例)を管理する。
なお、本実施形態において、イベント定義テーブル200、モード定義テーブル300およびアクション定義テーブル400をそれぞれ特に区別しない場合には、「定義テーブル」と総称する。
また、管理部11は、記憶しているEMA型状態遷移表100の情報を、表示部15や出力部17に送信する。
図5は、本実施形態のイベント定義テーブル200の一例を示す図である。
図6は、本実施形態のモード定義テーブル300の一例を示す図である。
図7は、本実施形態のアクション定義テーブル400の一例を示す図である。
まず、本実施形態で用いるEMA型状態遷移表100について説明する。
図4に示すように、EMA型状態遷移表100は、項目名が表示されるヘッダ部100hと、項目に対応する内容が入力される入力部100iと、を有する。
ここで、本実施形態の説明において、イベントとは、制御対象において発生する事象である。イベントは、制御対象に対する入力と捉えることもできる。モードは、制御対象の状態である。アクションは、制御対象が実行する処理である。
アクションは、制御対象が行う処理である。そして、制御対象が処理を行うことで制御対象の状態であるモードが遷移する。本実施形態では、アクションは、状態遷移を含む概念と捉えることができる。なお、アクション入力欄113には、アクションのみを記入したり、アクションに伴う遷移後の状態である遷移後モードを併記したりすることができる。
一般的に、製品開発においては、所定のモードとイベントとの組合せに関する制御対象の動作であるアクション等を確認する試験が行われる。そして、試験結果入力欄115は、試験結果を記入するための記入欄として用いられる。例えば、ユーザが制御対象の試験を行う際に、EMA型状態遷移表100が参照される。そして、試験結果入力欄115には、例えば、イベントとモードとの組合せのときの動作内容が、EMA型状態遷移表100に記載されるアクションと一致しているか否かという試験結果などの試験情報が入力される。なお、試験結果入力欄115に対する入力は、ユーザによる記入に限定されず、例えば後述するモデル検査の実施に伴って情報処理装置10が自動的に行ってもよい。
また、制御対象の試験は、制御対象の動作試験、後述するモデル検査、EMA型状態遷移表100に基づいて作成されたプログラムコードに対する検査、このプログラムコードが実装された制御対象(実機)の動作試験など各種の試験を例示できる。
このように、本実施形態のEMA型状態遷移表100は、制御対象の検査結果の記入書としても利用できるようになっている。
次に、各定義テーブルについて詳細に説明する。
図5に示すように、イベント定義テーブル200は、制御対象にて発生し得るイベントの名前が入力されるイベント名入力欄210を有している。また、イベント名入力欄210に対応して、イベントID211が設けられる。図5に示すイベント定義テーブル200の例では、3つのイベント名入力欄210が設けられている。そして、イベントID211は、3つのイベント名入力欄210に対応して、「E001」~「E003」が設けられる。
図6に示すように、モード定義テーブル300は、制御対象がとり得るモードの名前が入力されるモード名入力欄310を有している。また、モード名入力欄310に対応して、モードID311が設けられる。図6に示すモード定義テーブル300の例では、3つのモード名入力欄310が設けられている。そして、モードID311は、3つのモード名入力欄310に対応して、「M001」~「M003」が設けられる。
なお、本実施形態のモード定義テーブル300では、モード単体や、複数のモードを組み合わせた複合モードのみならず、複数の複合モードを組合せて更に上位のモードを定義することも可能である。
そして、本実施形態のEMA型状態遷移表100では、サブモードを含む複合モードを用いたモード条件を設定できるようになっている。
図7に示すように、アクション定義テーブル400は、制御対象が行うアクションの名前が入力されるアクション名入力欄410を有している。また、アクション名入力欄410に対応して、アクションID411が設けられる。図7に示すアクション定義テーブル400の例では、3つのアクション名入力欄410が設けられている。そして、アクションID411は、3つのアクション名入力欄410に対応して、「A001」~「A003」が設けられる。
受付部13(例えば、受付手段の一例)は、イベント定義テーブル200、モード定義テーブル300およびアクション定義テーブル400に対する情報の入力をユーザから受け付ける。
本実施形態の情報処理システム1において、受付部13は、上記の各定義テーブルを端末装置30の表示画面30mに表示させる。そして、受付部13は、表示画面30mに表示される定義テーブルに対する入力を受け付ける。本実施形態では、ユーザは、表示画面30mに表示される各々の定義テーブルに対して、直接的に入力や編集を行うことができる。例えば、ユーザは、各定義テーブルにおいて編集対象の入力欄を選択し、キーボード等の操作を介して数値や文字を入力欄に入力することができる。
本実施形態の情報処理システム1において、受付部13は、EMA型状態遷移表100を端末装置30の表示画面30mに表示させる。そして、受付部13は、表示画面30mに表示されるEMA型状態遷移表100に対する入力を受け付ける。
本実施形態の受付部13は、モード編集画面50によって、ユーザからモードに関する入力を受け付けることができるようになっている。
本実施形態のモード編集画面50は、EMA型状態遷移表100の一のモード入力欄112(図4参照)に対するユーザによるクリック操作やタップ操作などの選択操作を受け付けることで表示画面30mに表示される。
なお、本実施形態のEMA型状態遷移表100では、偽(FALSE 記号「!」)や真(TRUE)などの演算子を用いることもできる。
このような場合、受付部13は、表示部15を介して、端末装置30の表示画面30mにメッセージ表示65を表示させる。
表示部15(例えば、表示手段、表示部(第1表示部~第4表示部)、包含表示部、除外表示部の一例)は、ユーザからの指示に応じ、ユーザが利用する端末装置30の画面に、管理部11が管理する各種の情報を表示させる。表示部15は、ユーザが各種の定義テーブルの編集を行う際に、各定義テーブルを表示する。また、表示部15は、ユーザがEMA型状態遷移表100を閲覧したり、編集したりする際に、端末装置30の表示画面30mにEMA型状態遷移表100を表示する。
図11は、本実施形態のEMA型状態遷移表100の具体例の説明図である。
このように、本実施形態のEMA型状態遷移表100では、電源ボタンが押下されるというイベントが発生し、終了処理という一のアクションが行われる場合のモード条件は、ReadyモードまたはBusyモードであるという複合モードによって表現される。また、この場合の終了処理というアクションは、EMA型状態遷移表100において一つ単位で表示される。
このように、本実施形態のEMA型状態遷移表100では、メニューボタンが押下されるというイベントが発生し、メニュー表示処理という一のアクションが行われる場合のモード条件は、Busyモードかつメニュー非操作モードという複合モードによって表現される。また、この場合のメニュー表示処理というアクションは、EMA型状態遷移表100において一つ単位で表示される。
このように、本実施形態のEMA型状態遷移表100では、メニューボタンが押下されるというイベントが発生し、メニュー非表示処理という一のアクションが行われる場合のモード条件は、Busyモードかつメニュー操作中モードという複合モードによって表現される。また、この場合のメニュー非表示処理というアクションは、EMA型状態遷移表100において一つ単位で表示される。
図14は、比較例1の状態遷移表900の説明図である。
なお、比較例1の状態遷移表900において、一のイベントおよび一のモードの組合せで、制御対象がアクションを実行しないセルには「-」(ブランク)を表示している。なお、ブランクで表示されるイベントおよびモードの組合せは、例えば制御対象として有り得ない組合せである。
また、比較例1の状態遷移表900では、制御対象にてアクションが実行されないモードとイベントの組合せのセルが表示されることは、表の構造上、避けられない仕様となっている。したがって、比較例1の状態遷移表900では、アクションが制御対象にて実行されるか実行されないかにかかわらず、全てのモードとイベントとの組合せが表示される。
このような比較例1の状態遷移表900では、イベントとモードとの組合せが無数に及び、ユーザが全てを把握することは現実的に極めて困難である。また、制御対象のアクションの検証も、無数に及ぶイベントとモードとの組合せの全てについて実施する必要があるが、全ての組合せを検査することは極めて困難となる。
そして、本実施形態のEMA型状態遷移表100は、比較例1の状態遷移表900では表現することができなかった異なるカテゴリに分類される複数のモードに基づくアクションの表現を行うことを可能にする。
図12は、動的構造図800と静的構造図700とEMA型状態遷移表100との関係を示す図である。
なお、静的構造図700、動的構造図800およびEMA型状態遷移表100の関係は、受付部13によってユーザから関係情報を取得することで特定できる。また、静的構造図700、動的構造図800およびEMA型状態遷移表100の関係は、各々に含まれる文字列等の情報に基づいて関連付けても良い。
そして、静的構造図700においては、上位層の一のアプリケーションと、中間層において一のアプリケーションに関係するコンポーネント70とが線により結ばれて表示される。同様に、中間層のドライバと、下位層のデバイスとの関係が線により結ばれて表示される。
本実施形態の動的構造図800と静的構造図700とは、各動作ステップ80とコンポーネント70とが関連付けられている。そして、表示部15は、例えば動的構造図800における一の動作ステップ80に対する選択操作を受け付けると、静的構造図700において当該一の動作ステップ80に対応するコンポーネント70を明示する。また、表示部15は、例えば静的構造図700における一のコンポーネント70に対する選択操作を受け付けると、当該一のコンポーネント70に対応する動的構造図800の動作ステップ80を明示するようになっている。
例えば、静的構造図700におけるコンポーネント70と、EMA型状態遷移表100のアクションとが関連付けられている。また、動的構造図800における動作ステップ80と、EMA型状態遷移表100のアクションとが関連付けられている。
また、表示部15は、EMA型状態遷移表100における一のアクションに対するユーザの選択を受け付けると、静的構造図700において、選択された一のアクションに対応するコンポーネント70を明示する。例えば、そのコンポーネント70は、他のコンポーネント70とは異なる表示態様で示されたり、明示される前の状態とは異なって目立つ表示態様で示されたりする。
このように、本実施形態の表示部15は、EMA型状態遷移表100、静的構造図700および動的構造図800の相互の関係をユーザに示すことができるようになっている。
次に、情報処理装置10のモデル検査の機能について説明する。
本実施形態の情報処理装置10は、制御対象のモデル検査を実行する機能を有している。
モデル検査とは、ハードウェア、ソフトウェア、システムなどの制御対象の網羅的な検査を行うものである。モデル検査には、制御対象を表現するモデル言語と、その制御対象に関する検査式とが用いられる。このうち、モデル言語には、制御対象を記述するソースコード等を例示できる。また、検査式には、設計仕様書などを例示できる。そして、モデル検査では、例えば制御対象をモデルで表現したうえで、制御対象が満たすべき仕様がモデル上で成り立つかどうかを、モードとイベントとのすべての組合せについて機械的かつ網羅的に検査する。例えば、モデル検査では、抜け出せないモードがあったり、モードの対応がとれなかったりするなどの不具合が検査結果として示される。
図13は、本実施形態のプログラムコードの出力の一例を示す図である。
図13に示すように、出力部17は、EMA型状態遷移表100のイベント、モードおよびアクションの情報に基づいて、例えばアクションが実行される条件を記述した疑似コードを生成する。コードにおける一の単位は、例えばEMA型状態遷移表100の一のアクションの単位に対応している。
例えば、既存の制御対象の改良等を行って新規の制御対象を開発するような場合、既存の制御対象の制御プログラム等を本実施形態のEMA型状態遷移表100の形式で表現することで、製品開発の効率化を図ることが可能になる。
ここで、従来において、例えばイベントとモードとの組合せの状態爆発が生じている場合には、モデル検査を実施しようとしても組合せがほぼ無限にあることから、全ての検査を行うことができないことがあった。また、従来、組合せが無数にある場合にモデル検査を実施する際、組合せを任意に間引いてから実施するなど、モデル検査としては不完全な内容で行われることがあった。
上述したEMA型状態遷移表100では、複数のモードを条件として、イベントが発生した際に実行される制御対象のアクションを表現していたが、この例に限定されない。
例えば、複数のイベントを組み合わせた複合イベントを、一のアクションを実行する条件を表現しても良い。この場合に、イベントに対応するモードは、単数であっても、複数であっても構わない。
このようにすることで、EMA型状態遷移表100において一のアクションの単位を更にまとめることができる。特に、複数のイベントおよび複数のモードを条件として一のアクションの単位を表現することで、EMA型状態遷移表100において一のアクションが一つだけ表示されるように構成できる。これによって、EMA型状態遷移表100では、表示される組合せの数の肥大化がさらに抑制される。
本実施形態の情報処理システム1では、上述のとおり、新規な状態遷移表であるEMA型状態遷移表100を表示する。一方で、情報処理システム1は、EMA型状態遷移表100に基づいて、比較例の状態遷移表900の形式での状態遷移表を作成することができる。具体的には、情報処理システム1では、EMA型状態遷移表100のイベント、モードおよびアクションの情報を用いて、EMA型状態遷移表100を比較例の状態遷移表900の表示態様に変換する。これによって、ユーザは、同じ制御対象の状態遷移に関して、EMA型状態遷移表100と比較例の状態遷移表900とを比較することが可能になる。
次に、第2実施形態の情報処理システム1について説明する。
なお、第2実施形態の情報処理システム1の基本構成は、第1実施形態の情報処理システム1と同様である。第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
例えば、メニューモード991とメカモード992とチャンネルモード993とは、互いに従属関係にはない素な関係になっている。すなわち、一のカテゴリのモードと他のカテゴリのモードとは直接的には関係がないものである。
図15に示すメニューモード991は、例えば録画予約に関する予約画面が表示されている状態、各種設定を行うための設定画面が表示されている状態など例えば100通りのモード項目を含む。
図16に示すメカモード992は、例えば動画を再生する状態、再生をポーズする状態、スロー再生を行う状態、再生を早送りする状態、番組等を録画する状態など例えば100通りのモード項目を含む。
図17に示すチャンネルモード993は、例えばデジタルチャンネルのうちチャンネルAAAを選局している状態、チャンネルBBBを選局している状態、チャンネルCCCを選局している状態、チャンネルDDDを選局している状態、チャンネルEEEを選局している状態、AV機器への入力ラインに切り替えられた状態など例えば100通りのモード項目を含む。
これに対して、EMA型状態遷移表500は、一の表において、再生可能条件と電源モードとの関係を表現することが可能になっている。
図20は、優先順位対応のEMA型状態遷移表600の一例を示す図である。
このように、EMA型状態遷移表600では、ユーザがイベント、モードおよびアクションを入力したり表示された内容を閲覧したり際に、イベント、モードおよびアクションの優先順位を意識することが可能になっている。本実施形態では、EMA型状態遷移表600の上側から下側に向けた第2軸方向である縦方向において、より上側に記載されるイベント、モードおよびアクションの優先順位がより先になるように定められている。すなわち、EMA型状態遷移表600では、イベント、モードおよびアクションの組合せが並べられた単位を優先順位に従って複数並べて表示する。そして、EMA型状態遷移表600では、状態遷移の優先順位が記述可能になっている。
これに対して、優先順位対応のEMA型状態遷移表600では、複数のアクションに共通するアクションをまとめて記述することが可能になっている。
なお、第2単位U22の判定に関する属性は「完了」になっている。したがって、第2単位U22における「何も処理を実行しない」というアクションは、他のアクションと共通で用いられることはない。
図21は、EMA型状態遷移表600のガイド表示部650の説明図である。
これに対して、本実施形態の受付部13は、表示部15を介して、端末装置30の表示画面30mにガイド表示部650(例えば、条件表示の一例)を表示させる。
ガイド表示部650は、マウスのカーソルの位置に対応する単位(図20の例では第4単位24)に対して、その対象の単位に関連付けられた他の単位のイベント、モードおよびアクションの情報を表示する。
また、ガイド表示部650は、対象の単位において除外される条件として、第2単位U22に記述される、いずれかのキーが押下され、電源オフのモードの場合に、「何も処理を実行しない」という情報を表示する。
さらに、ガイド表示部650は、対象の単位において除外される条件として、第3単位U23に記述される、再生キーが押下され、再生可能条件を満たす場合に、再生し、かつ、その他再生関連処理が実行されるという情報を表示する。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
Claims (12)
- 制御対象にて生じるイベント、当該制御対象の状態であるモード、および当該制御対象が実行する処理であるアクションの入力を受け付ける受付手段と、
イベント、モードおよびアクションの組合せが第1軸方向において並べられた単位を、当該第1軸方向とは異なる第2軸方向において予め定められた順序で複数並べた状態遷移表を表示する表示手段と、
を備え、
前記順序が先に記載される一の単位の条件を、当該一の単位よりも当該順序が後に記載される他の単位に関連付けることが可能なことを特徴とする情報処理システム。 - 前記表示手段は、複数の前記他の単位のアクションに共通するアクションを前記一の単位に表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記表示手段は、前記一の単位のアクションが複数の前記他の単位のアクションに共通することを示す共通表示を前記状態遷移表に表示する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
- 前記状態遷移表は、前記一の単位のイベントおよびモードの条件を前記他の単位において除外する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記表示手段は、前記一の単位の前記イベントおよびモードの条件を前記他の単位において除外することを示す除外表示を前記状態遷移表に表示する、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
- 前記表示手段は、前記一の単位のモードの条件から外れた条件を前記他の単位で用いるための特定記述を前記状態遷移表に表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記表示手段は、前記制御対象が処理を実行しないというアクションを前記状態遷移表に表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記表示手段は、異なる複数のモードをまとめて抽象化した抽象化モードを前記状態遷移表に表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記表示手段は、前記状態遷移表において対象となる単位の指定を受け付けた際に、当該単位に関連する別の単位の条件を示す条件表示を表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 制御対象にて生じるイベント、当該制御対象の状態であるモード、および当該制御対象が実行する処理であるアクションの組合せを示す状態遷移表を表示する表示装置であって、
イベント、モードおよびアクションの第1の組合せを横方向に並べた第1単位を表示する第1表示部と、
イベント、モードおよびアクションの第2の組合せを横方向に並べた第2単位を前記第1単位の下側に表示する第2表示部と、
イベント、モードおよびアクションの第3の組合せを横方向に並べた第3単位を前記第2単位の下側に表示する第3表示部と、
イベント、モードおよびアクションの第4の組合せを横方向に並べた第4単位を前記第3単位の下側に表示する第4表示部と、
前記第1単位の前記第1の組合せの条件を前記第2単位に含めることを示す包含情報を表示する包含表示部と、
前記第3単位の前記第3の組合せの条件を前記第4単位において除外することを示す除外情報を表示する除外表示部と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 制御対象にて生じるイベント、当該制御対象の状態であるモード、および当該制御対象が実行する処理であるアクションの入力を受け付けるステップと、
イベント、モードおよびアクションの組合せが第1軸方向において並べられた単位を、当該第1軸方向とは異なる第2軸方向において予め定められた順序で複数並べた状態遷移表を表示するステップと、
前記順序が先に記載される一の単位の条件を、当該一の単位よりも当該順序が後に記載される他の単位に関連付けるステップと、
を備えることを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータに、
制御対象にて生じるイベント、当該制御対象の状態であるモード、および当該制御対象が実行する処理であるアクションの入力を受け付ける機能と、
イベント、モードおよびアクションの組合せが第1軸方向において並べられた単位を、当該第1軸方向とは異なる第2軸方向において予め定められた順序で複数並べた状態遷移表を表示する機能と、
前記順序が先に記載される一の単位の条件を、当該一の単位よりも当該順序が後に記載される他の単位に関連付ける機能と、
を実現させるプログラム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021032967 | 2021-03-02 | ||
JP2021032967A JP7009001B1 (ja) | 2021-03-02 | 2021-03-02 | 情報処理装置およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7085777B1 true JP7085777B1 (ja) | 2022-06-17 |
JP2022134087A JP2022134087A (ja) | 2022-09-14 |
Family
ID=80629652
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021032967A Active JP7009001B1 (ja) | 2021-03-02 | 2021-03-02 | 情報処理装置およびプログラム |
JP2021186075A Active JP7085777B1 (ja) | 2021-03-02 | 2021-11-16 | 情報処理システム、表示装置、情報処理方法およびプログラム |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021032967A Active JP7009001B1 (ja) | 2021-03-02 | 2021-03-02 | 情報処理装置およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7009001B1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0916360A (ja) * | 1995-06-28 | 1997-01-17 | Nec Corp | 対話処理方式 |
JP2009157661A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Fuji Soft Inc | モデル検査支援装置 |
JP2010134721A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Hitachi Information & Control Solutions Ltd | 状態遷移表の表示方法及び表示装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07271568A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-20 | Toshiba Corp | プログラム生成装置 |
JPH11259336A (ja) * | 1998-03-09 | 1999-09-24 | Mitsubishi Electric Corp | テスト手順抽出システム |
EP2023249A1 (en) * | 2005-04-06 | 2009-02-11 | Fukuoka Industry Science & Technology Foundation | Verification support device, verification support method, program, and recording medium |
JP4189432B1 (ja) * | 2007-10-17 | 2008-12-03 | キャッツ株式会社 | 状態遷移分析装置、状態遷移分析装置での処理方法及びプログラム |
JP5774468B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-09-09 | 株式会社東芝 | 状態遷移表生成装置 |
JP2013200787A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Fukuoka Pref Gov Sangyo Kagaku Gijutsu Shinko Zaidan | モデル検査装置、モデル検査処理方法及びプログラム |
JP2013222327A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Toyota Motor Corp | ソフトウェア検証装置及びソフトウェア検証プログラム |
US20150169303A1 (en) * | 2013-12-13 | 2015-06-18 | Qualcomm Incorporated | Compiler optimization for finite state machines |
US9771092B2 (en) * | 2015-10-13 | 2017-09-26 | Globus Medical, Inc. | Stabilizer wheel assembly and methods of use |
-
2021
- 2021-03-02 JP JP2021032967A patent/JP7009001B1/ja active Active
- 2021-11-16 JP JP2021186075A patent/JP7085777B1/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0916360A (ja) * | 1995-06-28 | 1997-01-17 | Nec Corp | 対話処理方式 |
JP2009157661A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Fuji Soft Inc | モデル検査支援装置 |
JP2010134721A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Hitachi Information & Control Solutions Ltd | 状態遷移表の表示方法及び表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022134087A (ja) | 2022-09-14 |
JP2022133979A (ja) | 2022-09-14 |
JP7009001B1 (ja) | 2022-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8555169B2 (en) | Media clip auditioning used to evaluate uncommitted media content | |
KR100426982B1 (ko) | 대화형애플리케이션환경을생성하기위한장치와방법 | |
US7260782B2 (en) | Method and system for generating flexible time-based control of application appearance and behavior | |
EP1801802A2 (en) | Authoring system and method | |
US20020113803A1 (en) | Collaborative computer-based production system including annotation, versioning and remote interaction | |
KR20080100434A (ko) | 콘텐츠 액세스 트리 | |
CN102067117B (zh) | 显示和操作表的方法 | |
JP4281700B2 (ja) | 複数のウィンドウを管理する方法 | |
JP7085777B1 (ja) | 情報処理システム、表示装置、情報処理方法およびプログラム | |
JPH09134272A (ja) | マルチメディア・データを処理するオブジェクト指向方法及び装置 | |
US7484201B2 (en) | Nonlinear editing while freely selecting information specific to a clip or a track | |
KR101118536B1 (ko) | 상호 작용이 가능한 콘텐츠 저작 수단을 제공하는 방법 | |
CN111368425B (zh) | 一种利用框图工具进行接口关系分析的方法和装置 | |
JPH10154070A (ja) | ユーザインタフェース設計装置及び方法 | |
JP7101934B1 (ja) | 情報処理装置およびプログラム | |
JPH06332686A (ja) | ユーザインタフェース挙動記述方法、ならびにそれを用いたユーザインタフェース装置、ソフトウェア評価方法およびソフトウェア作成方法 | |
CN113254006A (zh) | 机器人交互的方法、系统、装置、电子设备以及存储介质 | |
JP2713147B2 (ja) | マルチメディアプレゼンテーション編集方法 | |
JP5255865B2 (ja) | 画面遷移設計支援装置、画面遷移設計支援方法および画面遷移設計支援プログラム | |
JP4674726B2 (ja) | ファイルの管理方法および情報処理装置 | |
JP3551112B2 (ja) | マルチメディア・シナリオ編集装置及びマルチメディア・シナリオ編集プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2575664B2 (ja) | 画面制御方法 | |
KR101940719B1 (ko) | 태스크 그래프 기반 대화 처리 시스템의 태스크 그래프 구축 장치 및 방법 | |
JP7516180B2 (ja) | 作業支援システム、作業支援装置及び作業支援方法 | |
JP2007079957A (ja) | 情報処理方法および装置、記録媒体、並びにプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220112 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220419 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7085777 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |