JP7085658B1 - 多相リアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】温度のばらつきを抑制可能な多相リアクトルを提供する。【解決手段】多相リアクトル1は、第1外側コイル11と、第2外側コイル13と、第1外側コイル11と第2外側コイル13との間に配置された少なくとも一つの内側コイル12と、第1外側コア部21、第2外側コア部23、及び内側コア部22を備えるコア20と、冷却部30と、を備える。内側コア部22の冷却部30に対向する対向面22aの長さLb2は、第1外側コア部21の冷却部30に対向する対向面21aの長さLb1よりも長く、且つ、第2外側コア部23の冷却部30に対向する対向面23aの長さLb3よりも長い。【選択図】図4

Description

本発明は、多相リアクトルに関する。
電気自動車やHEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブリッド電気自動車)などの車両のDC-DCコンバータには、コアの周囲にコイルを装着することで構成されるリアクトルが用いられる。近年では、DC-DCコンバータの出力電流のリプルを調整するため多相化した多相リアクトルが知られている。
例えば、特許文献1には三相リアクトルが開示されており、特許文献2には四相リアクトルが開示されている。リアクトルは発熱部品であるため適切に冷却する必要がある。
特開2002-208519号公報 特許6518603号公報
しかしながら、3相以上の多相リアクトルでは、一対の外側コイル及びその外側コイルが巻回された外側コア部よりも、内側コイル及び内側コイルが巻回された内側コア部で熱がこもりやすく、多相リアクトルで温度のばらつきが発生してしまうという課題があった。
本発明は、温度のばらつきを抑制可能な多相リアクトルを提供する。
本発明は、
第1外側コイルと、
第2外側コイルと、
前記第1外側コイルと前記第2外側コイルとの間に配置された少なくとも一つの内側コイルと、
前記第1外側コイルが巻回される第1外側コア部と、前記第2外側コイルが巻回される第2外側コア部と、前記少なくとも一つの内側コイルが巻回される内側コア部と、を備えるコアと、
冷却部と、を備え、
前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルは、それぞれ第1方向に延設され、且つ、前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、
前記冷却部は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルに対し一方側に配置された、多相リアクトルであって、
前記第1方向に直交する断面において、
前記少なくとも一つの内側コア部の前記冷却部に対向する対向面の長さは、前記第1外側コア部の前記冷却部に対向する対向面の長さよりも長く、且つ、前記第2外側コア部の前記冷却部に対向する対向面の長さよりも長い。
また、本発明は、
第1外側コイルと、
第2外側コイルと、
前記第1外側コイルと前記第2外側コイルとの間に配置された少なくとも一つの内側コイルと、
前記第1外側コイルが巻回される第1外側コア部と、前記第2外側コイルが巻回される第2外側コア部と、前記少なくとも一つの内側コイルが巻回される内側コア部と、を備えるコアと、
冷却部と、を備え、
前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルは、それぞれ第1方向に延設され、且つ、前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、
前記冷却部は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルに対し一方側に配置された、多相リアクトルであって、
前記第1方向に直交する断面において、
前記少なくとも一つの内側コイルの前記冷却部に対向する対向面の長さは、前記第1外側コイルの前記冷却部に対向する対向面の長さよりも長く、且つ、前記第2外側コイルの前記冷却部に対向する対向面の長さよりも長い。
本発明によれば、熱がこもり温度が高くなる内側コイル及び内側コア部の冷却が促進され、温度ばらつきを抑制することができる。
本発明の一実施形態である多相リアクトル1を適用可能な3相インターリーブ型のDC-DCコンバータの一例を示す回路図である。 多相リアクトル1の斜視図である。 多相リアクトル1のコア20を示す図である。 第1実施例の多相リアクトルにおける図3のA-A線断面図である。 第2実施例の多相リアクトルにおける図3のA-A線断面図である。 従来の多相リアクトルにおける図3のA-A線断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である多相リアクトルとして3相リアクトルを用いたインターリーブ型のDC-DCコンバータの一例を示す回路図である。
図1に示す3相インターリーブ型のDC-DCコンバータ10は、平滑コンデンサC1と、3つのコイル11~13を有する多相リアクトル1と、スイッチ部SW1,SW2,SW3、SW4,SW5,SW6と、平滑コンデンサC2と、を備える。
このDC-DCコンバータは、平滑コンデンサC1側の電圧V1を入力電圧とし、平滑コンデンサC2側の電圧V2を出力電圧として動作する場合、入力電圧V1を昇圧する。
多相リアクトル1のコイル11は、出力端子が、直列に接続されたスイッチ部SW1とスイッチ部SW2の中間ノードに接続され、第1電圧変換部14を構成する。多相リアクトル1のコイル12は、出力端子が、直列に接続されたスイッチ部SW3とスイッチ部SW4の中間ノードに接続され、第2電圧変換部15を構成する。多相リアクトル1のコイル13は、出力端子が、直列に接続されたスイッチ部SW5とスイッチ部SW6の中間ノードに接続され、第3電圧変換部16を構成する。スイッチ部SW1,SW2,SW3、SW4,SW5,SW6は、それぞれIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のスイッチング素子と、このスイッチング素子に並列接続された還流ダイオードとを有する。
スイッチ部SW1~SW6の各スイッチング素子は、図示しないスイッチング制御部からの信号によってオンオフ制御される。DC-DCコンバータ10が有する3つの電圧変換部14、15、16は電気的に並列に接続されており、少なくとも1つの電圧変換部14、15、16のスイッチング素子を所望のタイミングでオンオフ切換動作することによって、電圧V1を直流のまま昇圧して電圧V2を出力する。電圧変換部14、15、16のスイッチング素子のオンオフ切換動作は、スイッチング制御部からDC-DCコンバータ10へのパルス状の所定のデューティ比を有するスイッチング信号によって制御される。
電圧変換部14、15、16のスイッチング素子をオンオフ切換制御すると、オン動作中にはDC-DCコンバータ10への入力電流がスイッチング素子側に流れて多相リアクトル1はエネルギーを蓄え、オフ動作中にはDC-DCコンバータ10への入力電流がダイオード側に流れて多相リアクトル1は蓄えたエネルギーを放出する。DC-DCコンバータ10の3つの電圧変換部14、15、16のうち1つのみを駆動すると、オフ動作中のDC-DCコンバータ10の1つの電圧変換部を流れた電流が出力される。また、DC-DCコンバータ10の3つの電圧変換部14、15、16のうち2つを駆動する場合には、駆動する各電圧変換部14、15、16のオンオフ切換位相を180度ずつずらすインターリーブ制御が行われる。DC-DCコンバータ10の3つの電圧変換部14、15、16の全てを駆動する場合には、各電圧変換部14、15、16のオンオフ切換位相を120度ずつずらすインターリーブ制御が行われる。
この多相リアクトル1は、コア20にコイル11~13が巻回されることで構成され、作動時に発熱する発熱部品である。したがって、多相リアクトル1を使用する際には、耐熱温度以下に維持する必要があり適切に冷却する必要がある。以下、多相リアクトル1の構造と冷却作用について説明する。以下の説明では、3つのコイル11~13のうち、外側に配置されたコイル11、13をそれぞれ第1外側コイル11、第2外側コイル13と称し、第1外側コイル11と第2外側コイル13に挟まれたコイル12を内側コイル12と称する。また、図2~5に示すように、多相リアクトル1をX軸、Y軸、Z軸の直交座標系を用いて各部位の位置関係について説明する。
多相リアクトル1は、第1外側コイル11と、第2外側コイル13と、内側コイル12と、コア20と、冷却部30と、これらを収容する筐体40と、を備える。
コア20は、例えば、薄板状の電磁鋼板が積層することで構成される。コア20は、図3に示すように、X軸方向に延設されY軸方向に沿って互いに平行に並べて配置された第1外側コア部21、内側コア部22、及び第2外側コア部23と、X軸方向一端側でY軸方向に延設され、これら第1外側コア部21、内側コア部22、及び第2外側コア部23を連結する第1連結部24と、X軸方向他端側でY軸方向に延設され、これら第1外側コア部21、内側コア部22、及び第2外側コア部23を連結する第2連結部25と、を備える。X軸方向が本発明の第1方向であり、Y軸方向が本発明の第2方向である。
第1外側コア部21には第1外側コイル11が巻回され、第2外側コア部23には第2外側コイル13が巻回され、内側コア部22には内側コイル12が巻回される。したがって、第1外側コア部21、内側コイル12、及び第2外側コイル13は、それぞれX軸方向に延設され、且つ、Y軸方向に並べて配置される。
この多相リアクトル1では、各コイル11、12、13にて生じる磁束の磁束方向がいずれの組合せをとっても互いに逆向きになっており、磁束を打ち消しあう。したがって、各コイル11、12、13の発生する磁束の相殺量が等しくなり、コア20の磁気飽和を抑制することができる。
筐体40は、Z軸方向の一方側に配置されX軸方向及びY軸方向に延びる略矩形状の底部41と、底部41の外縁部からZ軸方向他方側に延びる側壁部42と、側壁部42に囲まれ底部41と対向するZ軸方向他方側に開口した開口部43と、を備える。
冷却部30は、底部41とコア20との間に設けられ、X軸方向及びY軸方向に沿うように第1外側コイル11、第2外側コイル13、及び内側コイル12に対しZ軸方向において一方側に配置される。冷却部30は、例えば冷媒が流れる冷媒通路が設けられた循環式の冷却部であってもよく、貯留式の冷却部であってもよい。
図6は、従来の多相リアクトルの断面図である。従来の一般的な多相リアクトル1Pのコアは、上辺と下辺が同じ長さ(L)を有する、同一形状の正方形又は長方形断面を有する外側コア部21P、23P及び内側コイル12Pから構成される。このような従来の多相リアクトルでは、一対の外側コイル11P、13P及びその外側コイル11P、13Pが巻回された外側コア部21P、23Pよりも、内側コイル12P及び内側コイル12Pが巻回された内側コア部22Pで熱がこもりやすく、多相リアクトル1Pで温度のばらつきが発生してしまう。
そこで、本実施形態では、図4及び図5に示す断面で、内側コア部22の冷却部30に対向する対向面22aの長さLb2は、第1外側コア部21の冷却部30に対向する対向面21aの長さLb1よりも長く、且つ、第2外側コア部23の冷却部30に対向する対向面23aの長さLb3よりも長くなるように、コア20の形状が設定されている。これにより、内側コア部22が冷却部30と対向する面積が、第1外側コア部21及び第2外側コア部23が冷却部30と対向する面積よりも大きくなる。したがって、熱がこもり温度が高くなる内側コア部22の冷却が促進され、第1外側コア部21、第2外側コア部23、及び内側コア部22間の温度ばらつきを抑制することができる。
同様に、この関係性をコイルで表すと、内側コイル12の冷却部30に対向する対向面12aの長さは、第1外側コイル11の冷却部30に対向する対向面11aの長さよりも長く、且つ、第2外側コイル13の冷却部30に対向する対向面13aの長さよりも長くなるように、コア20の形状が設定されている。これにより、内側コイル12が冷却部30と対向する面積が、第1外側コイル11及び第2外側コイル13が冷却部30と対向する面積よりも大きくなる。したがって、熱がこもり温度が高くなる内側コイル12の冷却が促進され、第1外側コイル11、第2外側コイル13、及び内側コイル12間の温度ばらつきを抑制することができる。
なお、対向面11a、12a、13aは、冷却部30と直接当接していてもよく、直接当接していなくてもよい。冷却部30と直接当接していない場合、熱伝導性の高い接着剤、伝熱シート等が介在していてもよい。このような関係性を具体化した構成として、以下2つの実施例について説明する。
[第1実施例]
図4に示す第1実施例では、内側コア部22は、断面で台形形状を有し、内側コア部22の冷却部30に対向する対向面22aは、台形形状の下底となり、上面22bは台形形状の上底となるように構成される。より具体的に説明すると、内側コア部22は、図6に示す従来の多相リアクトル1Pに対し、内側コア部22の対向面22aの長さLb2がY軸方向に2A長くなり(L+2A)、その分上面22bの長さLu2がY軸方向に2A短くなり(L-2A)、Y軸方向の中心に対し線対称に形成される。
第1外側コア部21及び第2外側コア部23は、上面22bの長さLu1、Lu3がY軸方向にA長くなり(L+A)、対向面21aの長さLb1、Lb3がY軸方向にA短くなり(L-A)、内側コア部22と隣接する内側面が内側コア部22の外側面と略平行となるように構成される。図4に示す、コア20では、第1外側コイル11、第2外側コイル13、及び内側コイル12がそれぞれ同一の面積を有する。また、従来の多相リアクトル1Pと比較しても、コアの高さ(Z軸方向長さ)を同一にすると、第1外側コイル11、第2外側コイル13、及び内側コイル12とも同一の面積を有する。
[第2実施例]
図5に示す第2実施例では、内側コア部22は、断面で台形形状を有し、内側コア部22の冷却部30に対向する対向面22aは、台形形状の下底となり、上面22bは台形形状の上底となるように構成される。より具体的に説明すると、内側コア部22は、図6に示す従来の多相リアクトル1Pのコアに対し、内側コア部22の対向面22aの長さLb2がY軸方向に2A長くなり(L+2A)、その分上面22bの長さLu2がY軸方向に2A短くなり(L-2A)、Y軸方向の中心に対し線対称に形成される。
第1外側コア部21及び第2外側コア部23は、断面で台形形状を有し、第1外側コア部21及び第2外側コア部23の冷却部30に対向する対向面21a、23aは、台形形状の上底となり、上面21b、23bは台形形状の下底となるように構成される。より具体的に説明すると、第1外側コア部21及び第2外側コア部23は、図6に示す従来の多相リアクトル1Pのコアに対し、第1外側コア部21及び第2外側コア部23の対向面21a、23aの長さLb1、Lb3がY軸方向に2A短くなり(L-2A)、その分上面21b、23bの長さLu1、Lu3がY軸方向に2A長くなり(L+2A)、Y軸方向の中心に対し線対称に形成される。
図5に示す、コア20でも、第1外側コイル11、第2外側コイル13、及び内側コイル12がそれぞれ同一の面積を有する。また、従来のコアと比較しても、コアの高さ(Z軸方向長さ)を同一にすると、第1外側コイル11、第2外側コイル13、及び内側コイル12とも同一面積を有する。
このようにいずれの実施例においても、容易に内側コア部22の冷却部30に対向する対向面22aの長さLb2を、第1外側コア部21及び第2外側コア部23の冷却部30に対向する対向面21a、23aの長さLb1、Lb3よりも長くすることができ、第1外側コイル11、第2外側コイル13、及び内側コイル12の温度ばらつきを抑制することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 第1外側コイル(第1外側コイル11)と、
第2外側コイル(第2外側コイル13)と、
前記第1外側コイルと前記第2外側コイルとの間に配置された少なくとも一つの内側コイル(内側コイル12)と、
前記第1外側コイルが巻回される第1外側コア部(第1外側コア部21)と、前記第2外側コイルが巻回される第2外側コア部(第2外側コア部23)と、前記少なくとも一つの内側コイルが巻回される内側コア部(内側コア部22)と、を備えるコア(コア20)と、
冷却部(冷却部30)と、を備え、
前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルは、それぞれ第1方向(X軸方向)に延設され、且つ、前記第1方向に直交する第2方向(Y軸方向)に並べて配置され、
前記冷却部は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向(Z軸方向)において前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルに対し一方側に配置された、多相リアクトル(多相リアクトル1)であって、
前記第1方向に直交する断面において、
前記少なくとも一つの内側コア部の前記冷却部に対向する対向面(対向面22a)の長さ(長さLb2)は、前記第1外側コア部の前記冷却部に対向する対向面(対向面21a)の長さ(長さLb1)よりも長く、且つ、前記第2外側コア部の前記冷却部に対向する対向面(対向面23a)の長さ(長さLb3)よりも長い、多相リアクトル。
(1)によれば、内側コア部が冷却部と対向する面積が、第1外側コア部及び第2外側コア部が冷却部と対向する面積よりも大きくなるので、熱がこもり温度が高くなる内側コア部の冷却が促進され、第1外側コア部、第2外側コア部、及び内側コア部間の温度ばらつきを抑制することができる。
(2) 第1外側コイル(第1外側コイル11)と、
第2外側コイル(第2外側コイル13)と、
前記第1外側コイルと前記第2外側コイルとの間に配置された少なくとも一つの内側コイル(内側コイル12)と、
前記第1外側コイルが巻回される第1外側コア部(第1外側コア部21)と、前記第2外側コイルが巻回される第2外側コア部(第2外側コア部23)と、前記少なくとも一つの内側コイルが巻回される内側コア部(内側コア部22)と、を備えるコア(コア20)と、
冷却部(冷却部30)と、を備え、
前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルは、それぞれ第1方向(X軸方向)に延設され、且つ、前記第1方向に直交する第2方向(Y軸方向)に並べて配置され、
前記冷却部は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向(Z軸方向)において前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルに対し一方側に配置された、多相リアクトル(多相リアクトル1)であって、
前記第1方向に直交する断面において、
前記少なくとも一つの内側コイルの前記冷却部に対向する対向面(対向面12a)の長さは、前記第1外側コイルの前記冷却部に対向する対向面(対向面11a)の長さよりも長く、且つ、前記第2外側コイルの前記冷却部に対向する対向面(対向面13a)の長さよりも長い、多相リアクトル。
(2)によれば、内側コイルが冷却部と対向する面積が、第1外側コイル及び第2外側コイルが冷却部と対向する面積よりも大きくなるので、熱がこもり温度が高くなる内側コイルの冷却が促進され、第1外側コイル、第2外側コイル、及び内側コイルの温度ばらつきを抑制することができる。
(3) (1)又は(2)に記載の多相リアクトルであって、
前記断面において、
前記内側コア部は、台形形状を有し、
前記内側コア部の前記冷却部に対向する前記対向面は、前記台形形状の下底である、多相リアクトル。
(3)によれば、容易に内側コア部の冷却部に対向する対向面の長さを、第1外側コア部及び第2外側コア部の冷却部に対向する対向面の長さよりも長くすることができる。
(4) (1)~(3)のいずれかに記載の多相リアクトルであって、
前記断面において、
前記第1外側コア部及び前記第2外側コア部は、台形形状を有し、
前記第1外側コア部の前記冷却部に対向する前記対向面、及び前記第2外側コア部の前記冷却部に対向する前記対向面は、前記台形形状の上底である、多相リアクトル。
(4)によれば、容易に内側コア部の冷却部に対向する対向面の長さを、第1外側コア部及び第2外側コア部の冷却部に対向する対向面の長さよりも長くすることができる。
(5) (1)~(4)のいずれかに記載の多相リアクトルであって、
前記第1外側コイルと、前記第2外側コイルと、前記内側コイルと、前記コアと、前記冷却部と、を収容する筐体(筐体40)と、を備え、
前記筐体は、底部(底部41)と、前記底部から立設された側壁部(側壁部42)と、前記側壁部に囲まれ前記底部と対向する開口部(開口部43)と、を備え、
前記冷却部は、前記底部と前記コアとの間に設けられる、多相リアクトル。
(5)によれば、多相リアクトルの取り扱い性が向上する。
1 多相リアクトル
11 第1外側コイル
11a 第1外側コイルの対向面
12 内側コイル
12a 内側コイルの対向面
13 第2外側コイル
13a 第2外側コイルの対向面
20 コア
21 第1外側コア部
21a 第1外側コア部の対向面
22 内側コア部
22a 内側コア部の対向面
23 第2外側コア部
23a 第2外側コア部の対向面
30 冷却部
40 筐体
41 底部
42 側壁部
43 開口部

Claims (5)

  1. 第1外側コイルと、
    第2外側コイルと、
    前記第1外側コイルと前記第2外側コイルとの間に配置された少なくとも一つの内側コイルと、
    前記第1外側コイルが巻回される第1外側コア部と、前記第2外側コイルが巻回される第2外側コア部と、前記少なくとも一つの内側コイルが巻回される内側コア部と、を備えるコアと、
    冷却部と、を備え、
    前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルは、それぞれ第1方向に延設され、且つ、前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、
    前記冷却部は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルに対し一方側に配置された、多相リアクトルであって、
    前記第1方向に直交する断面において、
    前記少なくとも一つの内側コア部の前記冷却部に対向する対向面の長さは、前記第1外側コア部の前記冷却部に対向する対向面の長さよりも長く、且つ、前記第2外側コア部の前記冷却部に対向する対向面の長さよりも長い、多相リアクトル。
  2. 第1外側コイルと、
    第2外側コイルと、
    前記第1外側コイルと前記第2外側コイルとの間に配置された少なくとも一つの内側コイルと、
    前記第1外側コイルが巻回される第1外側コア部と、前記第2外側コイルが巻回される第2外側コア部と、前記少なくとも一つの内側コイルが巻回される内側コア部と、を備えるコアと、
    冷却部と、を備え、
    前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルは、それぞれ第1方向に延設され、且つ、前記第1方向に直交する第2方向に並べて配置され、
    前記冷却部は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において前記第1外側コイル、前記第2外側コイル、及び前記少なくとも一つの内側コイルに対し一方側に配置された、多相リアクトルであって、
    前記第1方向に直交する断面において、
    前記少なくとも一つの内側コイルの前記冷却部に対向する対向面の長さは、前記第1外側コイルの前記冷却部に対向する対向面の長さよりも長く、且つ、前記第2外側コイルの前記冷却部に対向する対向面の長さよりも長い、多相リアクトル。
  3. 請求項1又は2に記載の多相リアクトルであって、
    前記断面において、
    前記内側コア部は、台形形状を有し、
    前記内側コア部の前記冷却部に対向する前記対向面は、前記台形形状の下底である、多相リアクトル。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の多相リアクトルであって、
    前記断面において、
    前記第1外側コア部及び前記第2外側コア部は、台形形状を有し、
    前記第1外側コア部の前記冷却部に対向する前記対向面、及び前記第2外側コア部の前記冷却部に対向する前記対向面は、前記台形形状の上底である、多相リアクトル。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の多相リアクトルであって、
    前記第1外側コイルと、前記第2外側コイルと、前記内側コイルと、前記コアと、前記冷却部と、を収容する筐体と、を備え、
    前記筐体は、底部と、前記底部から立設された側壁部と、前記側壁部に囲まれ前記底部と対向する開口部と、を備え、
    前記冷却部は、前記底部と前記コアとの間に設けられる、多相リアクトル。
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