JP7084231B2 - 目標達成可否判定方法、需要家選定方法および装置 - Google Patents

目標達成可否判定方法、需要家選定方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、需要家が目標電力削減量を達成できるかどうかを判定する目標達成可否判定方法および目標達成可否判定装置と、この判定結果に基づいてデマンドレスポンスの発動対象となる需要家を選定する需要家選定方法および需要家選定装置に関するものである。
日本国内全国的な電力不足を契機に、電力供給側の取り組みだけでなく、需要家側でのエネルギー削減の取り組みの重要度が増している。特に、これまで精力的に進められてきた省エネルギーの取り組みに加え、需給逼迫等により調整が必要となった時のみエネルギー抑制を実施するデマンドレスポンス(以下、DR)の仕組みが注目されている。
DRを実施するに当たり、個々の需要家と電力供給側との間に入り、複数の需要家を取りまとめて効率的にDRサービスを提供するサービスプロバイダーの役割が重要になる。一般に、このサービスプロバイダーはDRアグリゲータと呼ばれる。
DRアグリゲータは、電力供給側から需要抑制の要請や電力料金情報を受けると、需要抑制契約を締結した同じDRグループに属する需要家の中から、今回のDR発動対象とする需要家を選定する。この際、DRアグリゲータは、節電効果や環境悪化等を踏まえた需要家間の公平性に着目して需要家を選定するが、既存の需要家選定方法としては例えば特許文献1に開示された方法がある。
ところで、需要家の中には、DRとは関係なく、省エネルギー、省コスト、省CO2を目的として、あるいは最大デマンドが契約電力を超えないように節電を目的として、DR方策の対象設備について省エネルギー制御、節電制御(デマンド制御)を実施している場合がある。DR発動対象として選定した需要家が、このような制御や施策を既に実施している場合には、DR方策による需要削減余地が減少する。このため、DRアグリゲータは、その需要家のDRの実施に失敗する可能性が高くなる。
そこで、DR発動対象とする需要家を選定する際に、当日のベースラインに既にデマンド制御運転の影響を受けている需要家を抽出し、その需要家に対するDR発動の優先度を下げることで、選定した需要家がDR実施に失敗するリスクを低減するという、需要家選定方法が開示されている(特許文献2参照)。
特許文献1に開示された需要家選定方法では、各需要家に、例えばDRアグリゲータで独自に提供する自動データ収集システムが導入され、日々のデマンド制御運転情報を収集できる環境が整備されていることを前提とし、デマンド制御運転の実施有無の判断に使用している。このように、特許文献1に開示された需要家選定方法では、デマンド制御運転情報に基づいて、需要削減余地が残されていない需要家をDR発動の優先需要家に選択するリスクを低減している。
しかしながら、特許文献1に開示されたデマンド制御運転情報は、時刻毎のデマンド制御運転の実施の有無を示す情報、または日毎の一定時間帯におけるデマンド制御運転の実施の有無を示す情報である。このようなデマンド制御運転情報だけでは、DRの対象設備の個々の運転が反映されておらず、需要家が例えばDRの対象設備のうち、一部または全部に対してDR実施時間帯の前に、DR施策と同様な省エネルギーや省CO2(例えば設定温度抑制、空調オフなど)の施策を実施している場合には、DR実施による需要削減量が減少する。したがって、DRアグリゲータが、需要家の目標達成の可否を誤って判定する可能性があり、目標達成ができないと推定される需要家を誤って選定してしまうと、DR実施に失敗する可能性が高くなる。
特開2014-233103号公報 特開2018-5314号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、需要家が電力削減予定の当日に目標電力削減量を達成できるかどうかを従来よりも高い精度で判定することができる目標達成可否判定方法および目標達成可否判定装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、DR実施に成功する可能性が高い需要家をDR発動対象として優先的に選定できる需要家選定方法および需要家選定装置を提供することを目的としている。
本発明の目標達成可否判定方法は、需要家から電力削減に関する実績情報を収集する第1のステップと過去の前記実績情報から、前記需要家の過去の電力削減時の電力削減量を算出する第2のステップと、過去の前記実績情報から、前記需要家の過去の電力削減時の目標達成に関係する、電力削減実施前の状況の特徴パラメータを算出する第3のステップと、前記第2のステップによって算出された電力削減量と前記第3のステップによって算出された特徴パラメータとに基づいて、前記需要家が電力削減予定の当日に目標電力削減量を達成できるかどうかを判定する第4のステップとを、CPUと記憶装置とを備えたコンピュータにおいて前記記憶装置に記憶されたプログラムに従って前記CPUに実行させ、前記第4のステップは、前記第2のステップによって算出された過去の電力削減量に基づいて、過去の電力削減実施日に前記需要家が前記目標電力削減量を達成できたかどうかを判定するステップと、過去の電力削減実施日の前記特徴パラメータと、この電力削減実施日について前記目標電力削減量を達成できたかどうかの判定結果とに基づいて、前記目標電力削減量を達成できる特徴パラメータを特定する目標達成条件を求めるステップと、前記需要家について電力削減予定の当日の前記特徴パラメータを算出し、算出した特徴パラメータと当該需要家の前記目標達成条件とを比較して、前記需要家が電力削減予定の当日に前記目標電力削減量を達成できるかどうかを判定するステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の目標達成可否判定方法の1構成例において、前記実績情報は、実績需要電力量の情報、設備運転情報、室内環境情報、気象情報を含むことを特徴とするものである。
また、本発明の目標達成可否判定方法の1構成例において、前記特徴パラメータは、過去の電力削減実施日の実施前の対象設備の制御の特徴を示す制御性パラメータと、過去の電力削減実施日のベースラインの当日調整量である電力補正パラメータと、過去の電力削減実施日の実施前の気象の特徴を示す気象情報パラメータとを少なくとも含み、前記第3のステップは、前記制御性パラメータを算出するステップと、前記電力補正パラメータを算出するステップと、前記気象情報パラメータを算出するステップとを含むことを特徴とするものである
また、本発明の需要家選定方法は、前記の各ステップと、前記第4のステップの判定結果に基づいて、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている需要家のうち、前記目標電力削減量を達成できると判定された需要家をデマンドレスポンス発動対象の優先需要家として選定する第5のステップとを、前記記憶装置に記憶されたプログラムに従って前記CPUに実行させ、前記第1のステップは、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている各需要家から前記実績情報を収集するステップを含み、前記第2のステップは、過去のデマンドレスポンス実施時の前記電力削減量を需要家毎に算出するステップを含み、前記第3のステップは、過去のデマンドレスポンス実施日の目標達成に関係する、デマンドレスポンス実施前の状況の前記特徴パラメータを需要家毎に算出するステップを含み、前記第4のステップは、デマンドレスポンス発動予定の当日に前記目標電力削減量を達成できるかどうかを需要家毎に判定するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の目標達成可否判定装置は、需要家から電力削減に関する実績情報を収集するように構成された需要家実績情報取得部と、過去の前記実績情報から、前記需要家の過去の電力削減時の電力削減量を算出するように構成された削減量推定部と、過去の前記実績情報から、前記需要家の過去の電力削減時の目標達成に関係する、電力削減実施前の状況の特徴パラメータを算出するように構成された削減時特徴抽出部と、前記削減量推定部によって算出された電力削減量と前記削減時特徴抽出部によって算出された特徴パラメータとに基づいて、前記需要家が電力削減予定の当日に目標電力削減量を達成できるかどうかを判定するように構成された目標達成判定部とを備え、前記目標達成判定部は、前記削減量推定部によって算出された過去の電力削減量に基づいて、過去の電力削減実施日に前記需要家が前記目標電力削減量を達成できたかどうかを判定するように構成された目標達成情報生成部と、過去の電力削減実施日の前記特徴パラメータと、この電力削減実施日について前記目標電力削減量を達成できたかどうかの判定結果とに基づいて、前記目標電力削減量を達成できる特徴パラメータを特定する目標達成条件を求めるように構成された目標達成条件生成部と、前記需要家について電力削減予定の当日の前記特徴パラメータを算出し、算出した特徴パラメータと当該需要家の前記目標達成条件とを比較して、前記需要家が電力削減予定の当日に前記目標電力削減量を達成できるかどうかを判定するように構成された目標達成可否推定部とから構成されることを特徴とするものである。
また、本発明の需要家選定装置は、目標達成可否判定装置と、前記目標達成可否判定装置の判定結果に基づいて、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている需要家のうち、前記目標電力削減量を達成できると判定された需要家をデマンドレスポンス発動対象の優先需要家として選定するように構成された需要家選定部とを備え、前記目標達成可否判定装置の需要家実績情報取得部は、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている各需要家から前記実績情報を収集し、前記目標達成可否判定装置の削減量推定部は、過去のデマンドレスポンス実施時の前記電力削減量を需要家毎に算出し、前記目標達成可否判定装置の削減時特徴抽出部は、過去のデマンドレスポンス実施日の目標達成に関係する、デマンドレスポンス実施前の状況の前記特徴パラメータを需要家毎に算出し、前記目標達成可否判定装置の目標達成判定部は、デマンドレスポンス発動予定の当日に前記目標電力削減量を達成できるかどうかを需要家毎に判定することを特徴とするものである。
本発明によれば、需要家から電力削減に関する実績情報を収集し、過去の実績情報から、需要家の過去の電力削減時の電力削減量を算出すると共に、需要家の過去の電力削減時の目標達成に関係する、電力削減実施前の状況の特徴パラメータを算出し、電力削減量と特徴パラメータとに基づいて、需要家が電力削減予定の当日に目標電力削減量を達成できるかどうかを判定するので、需要家が目標電力削減量を達成できるかどうかを従来よりも高い精度で判定することができる。また、本発明は、デマンドレスポンスに限らず、需要家が独自に行う通常の省エネルギー施策や節電施策の達成可否の判定に適用可能である。
また、本発明では、特徴パラメータとして、制御性パラメータと電力補正パラメータと気象情報パラメータとを算出することにより、需要家が目標電力削減量を達成できるかどうかを高い精度で判定することができる。
また、本発明では、需要家が目標電力削減量を達成できるかどうかの判定結果に基づいて、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている需要家のうち、目標電力削減量を達成できると判定された需要家をデマンドレスポンス発動対象の優先需要家として選定することができる。その結果、本発明では、デマンドレスポンスの失敗のリスクを低減することができる。
図1は、本発明の実施例に係る需要家選定装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施例に係る需要家選定装置の動作を説明するフローチャートである。 図3は、本発明の実施例に係る需要家選定装置の削減時特徴抽出部の動作を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施例に係る需要家選定装置の目標達成判定部の動作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の実施例における目標達成条件の算出例を示す図である。 図6は、需要家の目標電力削減量と目標達成可否判定結果の例を示す図である。 図7は、優先需要家のリストの例を示す図である。 図8は、本発明の実施例に係る需要家選定装置を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。
[発明の原理]
DR実施時の需要削減量は、DR実施前後のDR施策の効果によるものである。このとき、DRアグリゲータは、需要家に対して、当初想定したDR対象設備に対して、DR施策を実施するものと期待している。つまり、いつも同じDR施策を実施するものと期待している。しかしながら、DRアグリゲータの予想とは別に、需要家側では、その日のデマンド削減や省エネルギー、省CO2を目的として、あるいはイベント状況に応じて、既にDR対象設備においてDR施策と同様な運用を実施しているために、DR実施前後の効果が減少し、DR実施時間帯に期待どおりの需要削減量を得られない場合がある。
また、外気温度など外部要因による需要増加の影響を受けるため、同じDR施策を実施した場合でも、その効果が同じとならない場合もある。
DRアグリゲータは、DR発動により、電力会社と約束した需要削減量を達成できるように、DR実施に失敗する可能性が低い需要家を優先的にDR発動対象として選定したい。
そこで、発明者は、DRアグリゲータがDR発動対象とする需要家を選定する際に、過去と現在のDR実施日の電力情報、DR対象設備の運転情報、気象情報を利用して、対象需要家が目標どおりの需要削減量を達成できるかどうかを判定し、この判定結果に基づき、期待どおりの需要削減量を達成できないと見込まれる需要家を抽出して、抽出した需要家に対するDR発動の優先度を下げることで、選定した需要家がDR実施に失敗するリスクを低減することができるということに想到した。
[実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係る需要家選定装置の構成を示すブロック図である。需要家選定装置1は、DRアグリゲータがDRを発動する際に、DRの発動対象として優先的に選定すべき優先需要家を、DRの発動候補として登録されている複数の需要家のうちから選定する機能を有している。
需要家選定装置1は、DRの発動候補として予め登録されている各需要家から電力削減に関する需要家実績情報を取得する需要家実績情報取得部10と、需要家実績情報取得部10が取得した需要家実績情報を蓄積する需要家実績情報データベース(以下、需要家実績情報DB)11と、過去の需要家実績情報から、需要家の過去のDR実施時(電力削減時)の電力削減量を算出する削減量推定部12と、過去の需要家実績情報から、需要家の過去の電力削減時の目標達成に関係する、電力削減実施前の状況の特徴パラメータを算出する削減時特徴抽出部13と、電力削減量と特徴パラメータとに基づいて、電力削減予定の当日に需要家が目標電力削減量を達成できるかどうかを判定する目標達成判定部14と、DRの発動候補として予め登録されている需要家のうち、目標電力削減量を達成できると判定された需要家をDR発動対象の優先需要家として選定する需要家選定部15とを備えている。
削減時特徴抽出部13は、制御特徴抽出部13-1と、需要電力量特徴抽出部13-2と、気象情報特徴抽出部13-3とから構成される。
目標達成判定部14は、目標達成情報生成部14-1と、目標達成条件生成部14-2と、目標達成可否推定部14-3とから構成される。
図1のような需要家選定装置1は、例えばDRアグリゲータの管理センターなどに設置される。
また、DRの発動候補として予め登録されている各需要家の施設(例えばビル)には、需要家管理装置2-1~2-nが設置されている。各需要家管理装置2-1~2-nは、各需要家の実績情報を定期的に取得し、取得したデータをネットワーク3を介して需要家選定装置1に送信する。
図2は本実施例の需要家選定装置1の動作を説明するフローチャートである。まず、需要家選定装置1の需要家実績情報取得部10は、各需要家の需要家管理装置2-1~2-nから、時刻毎(例えば30分毎)の需要家実績情報をネットワーク3を介して収集し、需要家実績情報DB11へ蓄積する(図2ステップS1)。
需要家実績情報としては、時刻毎(例えば30分毎)に計測された実績需要電力量の情報、設備運転情報(本実施例では空調制御運転情報)、室内環境情報、気象情報がある。空調制御運転情報は、需要家の施設に設置された各空調機の時刻毎の発停情報、各空調機の時刻毎の制御設定値(例えば室内温度設定値)情報などを含む。室内環境情報は、時刻毎に計測された、需要家の施設の各空間の室内温度情報などを含む。気象情報は、時刻毎に計測された外気温度情報を含む。
次に、需要家選定装置1の削減量推定部12は、需要家実績情報DB11に蓄積された過去の需要家実績情報から、過去のDR実施時の電力削減量を需要家毎およびDR実施日毎に算出する(図2ステップS2)。
各需要家の過去のDR実施期間の情報は、このDR実施を要請したDRアグリゲータによって予め需要家実績情報DB11に蓄積されている。DR実施期間の情報としては、例えばDR開始日時(需要家が需要削減を約束した時間帯の開始日時)、DR終了日時(需要家が需要削減を約束した時間帯の終了日時)、開始日時から終了日時までの持続時間などがある。
電力削減量の算出に際して、まず削減量推定部12は、過去のDR実施日の時刻毎の、DR実施がなかった場合に想定される電力需要量であるベースラインを、需要家実績情報(ここでは実績需要電力量)から推計する。
ベースラインは、例えば参考文献(“ネガワット取引に関するガイドライン”,資源エネルギー庁,平成27年3月30日策定,平成28年9月1日改訂)に開示されているHigh4of5や同等日採用法などを利用して推計すればよい。削減量推定部12は、このようなベースラインの推計を過去のDR実施日毎および時刻毎(例えば30分毎)に行えばよい。
そして、削減量推定部12は、DR実施日毎および時刻毎のベースラインを基に、過去のDR実施日の電力削減量を、DR実施日の評価対象期間(例えばDR開始日時から終了日時までの期間)中の時刻毎に算出する。DR実施日の評価対象期間中のある時刻の実績需要電力量をE、このDR実施日の当該時刻のベースラインをBLとすれば、ある時刻の電力削減量xiは次式のようになる。
xi=BL-E ・・・(1)
DR実施日の評価対象期間のxiを算出し、その積算値を電力削減量とする。
削減量推定部12は、以上のようなベースラインBLと電力削減量の算出を需要家毎に行うようにすればよい。
次に、需要家選定装置1の削減時特徴抽出部13は、需要家実績情報DB11に蓄積された過去の需要家実績情報から、過去のDR実施日のDR目標達成に関係する、DR実施前の状況の特徴パラメータを需要家毎およびDR実施日毎に算出する(図2ステップS3)。図3は削減時特徴抽出部13の動作を説明するフローチャートである。
特徴パラメータとしては、過去のDR実施日のDR実施前のDR対象設備の制御の特徴を示す制御性パラメータと、過去のDR実施日のベースラインの当日調整量である電力補正パラメータと、過去のDR実施日のDR実施前の気象の特徴を示す気象情報パラメータとがある。
制御特徴抽出部13-1は、制御性パラメータを需要家毎およびDR実施日毎に算出する(図3ステップS10)。制御性パラメータの算出方法には2つの方法があるので、以下に説明する。
[第1の算出方法]
第1の算出方法は室内温度を利用する場合で、この場合、制御特徴抽出部13-1は、DR実施対象の空調系統について、DR実施時間帯の前、例えば4時間前から1時間前における室内温度設定値SPと室内温度PVとの差分の総和ΔTを計算する。時刻毎の室内温度設定値SPは、空調制御運転情報から取得することができる。一方、時刻毎の室内温度PVは、室内環境情報から取得することができる。
空調系統iまたは空調機i(i=1,2,・・・・,Nで、NはDR実施対象の空調系統または空調機の総数)の算出対象時刻tにおける室内温度設定値をSPi,t、空調系統iまたは空調機iの制御の対象となる空間の算出対象時刻tにおける室内温度の計測値をPVi,tとすると、空調系統iまたは空調機iのSPi,tとPVi,tとの差分の総和ΔTは、式(1)のようになる。
Figure 0007084231000001
制御特徴抽出部13-1は、式(1)により算出対象時刻t=t1(例えばDR実施時間帯の4時間前)からt=t1+T(例えばDR実施時間帯の1時間前)までのSPi,tとPVi,tとの差分の総和ΔTを空調系統i(または空調機i)毎に計算し、需要家のDR実施対象の全ての空調系統(またはDR実施対象の全ての空調機)についてΔTを平均化したものを制御性パラメータとする。
[第2の算出方法]
第2の算出方法は機器の発停情報を利用する場合で、この場合、制御特徴抽出部13-1は、DR実施対象の設備(ここでは空調機)について、DR実施時間帯の前、例えば4時間前から1時間前における平均稼働時間を算出する。発停情報は、空調制御運転情報から取得することができる。
DR実施対象の設備i(ここでは空調機)の算出対象時刻tにおける稼働実績値をFi,t、DR実施時間帯の4時間前から1時間前までの算出対象時刻数をTとすると、算出対象時刻t=t1(DR実施時間帯の4時間前)からt=t1+T(DR実施時間帯の1時間前)までのDR対象設備ごとの平均稼働時間optは式(2)のようになる。DR実施時間帯の4時間前から1時間前まで30分毎の発停情報が得られているとすると、算出対象時刻数Tは6である。また、算出対象時刻tにおいて設備iが稼働していた場合にはFi,t=1、算出対象時刻tにおいて設備iが停止していた場合には、Fi,t=0となる。
Figure 0007084231000002
こうして、制御特徴抽出部13-1は、式(2)により算出したDR対象設備ごとの平均稼働時間optを計算し、DR実施対象の全ての設備について平均稼働時間optを平均化したものを制御性パラメータとする。制御特徴抽出部13-1は、上記第1の算出方法、第2の算出方法のいずれかにより制御性パラメータを算出すればよい。なお、DR実施直前ではなく、例えば前日の情報を用いて制御性パラメータを算出するようにしてもよい。
一方、需要電力量特徴抽出部13-2は、過去のDR実施日のベースラインの当日調整量である電力補正パラメータを需要家毎およびDR実施日毎に算出する(図3ステップS11)。具体的には、需要電力量特徴抽出部13-2は、DR実施日のDR実施時間帯の前、例えば4時間前から1時間前までの30分単位の6コマの各々について実績需要電力量EとベースラインBLとの差E-BLを算出し、その平均値を電力補正パラメータとする。
気象情報特徴抽出部13-3は、過去のDR実施日のDR実施前の気象の特徴を示す気象情報パラメータを需要家毎およびDR実施日毎に算出する(図3ステップS12)。具体的には、気象情報特徴抽出部13-3は、DR実施日のDR実施時間帯の前、例えば4時間前から1時間前までの30分単位の6コマにおける外気温度の平均値を気象情報パラメータとする。なお、DR実施直前ではなく、例えば前日の外気温度の情報を用いて気象情報パラメータを算出するようにしてもよい。以上で、削減時特徴抽出部13の処理が終了する。
次に、需要家選定装置1の目標達成判定部14は、削減量推定部12によって算出された電力削減量と削減時特徴抽出部13によって算出された特徴パラメータとから、DR発動予定の当日(本日)に目標どおりの需要削減ができるかどうかを需要家毎に判定する(図2ステップS4)。図4は目標達成判定部14の動作を説明するフローチャートである。
まず、目標達成判定部14の目標達成情報生成部14-1は、過去のDR実施日に目標どおりの需要削減ができたかどうかを需要家毎およびDR実施日毎に判定する(図4ステップS20)。目標達成情報生成部14-1は、削減量推定部12によって算出された、過去のDR実施日の電力削減量が、予め定められた需要家の目標電力削減量の±10%の範囲内であれば、目標達成(OK)と判定し、電力削減量が目標電力削減量の±10%の範囲外であれば、目標未達(NG)と判定する。なお、目標電力削減量は、需要家毎にDRアグリゲータとの契約によって予め定められている。
続いて、目標達成判定部14の目標達成条件生成部14-2は、過去のDR実施日の特徴パラメータと、当該DR実施日についての目標達成情報生成部14-1の判定結果とに基づいて、パターン判別技術により、目標電力削減量を達成できる特徴パラメータを特定する目標達成条件を、需要家毎に算出する(図4ステップS21)。
パターン判別技術として、サポートベクターマシン(SVM)を用いた場合の例を図5に示す。ここでは、制御性パラメータとして上記第1の算出方法で算出したパラメータを用いている。また、本実施例では、制御性パラメータと電力補正パラメータと気象情報パラメータの3次元のパラメータを用いるが、図5の例では記載を容易にするため、特徴空間を制御性パラメータと電力補正パラメータの2次元で表している。図5の100の領域が目標達成の領域、101が目標未達の領域である。領域100と101の境界が目標達成条件である。
こうして、目標達成条件生成部14-2は、目標電力削減量を達成できる制御性パラメータと電力補正パラメータと気象情報パラメータの組み合わせである目標達成条件を求めることができる。なお、線形判別関数や分類木などの他の判別技術を用いて目標達成条件を求めるようにしてもよい。
目標達成判定部14の目標達成可否推定部14-3は、DR発動予定の当日(本日)の特徴パラメータ(制御性パラメータ、電力補正パラメータ、気象情報パラメータ)を需要家毎に算出し、算出した特徴パラメータと目標達成条件生成部14-2によって算出された当該需要家の目標達成条件とを比較して、目標どおりの需要削減ができるかどうかを需要家毎に判定する(図4ステップS22)。
目標達成可否推定部14-3は、本日の現在時刻の4時間前から1時間前を対象として、削減時特徴抽出部13の動作で説明した方法により、本日の制御性パラメータ、電力補正パラメータおよび気象情報パラメータを需要家毎に算出すればよい。
そして、目標達成可否推定部14-3は、算出した制御性パラメータ、電力補正パラメータおよび気象情報パラメータが需要家の目標達成条件の範囲内であれば、需要家が目標電力削減量を達成できると判定し、算出した制御性パラメータ、電力補正パラメータおよび気象情報パラメータのうち少なくとも1つが需要家の目標達成条件の範囲外であれば、需要家が目標電力削減量を達成できないと判定する。以上で、目標達成判定部14の処理が終了する。
次に、需要家選定装置1の需要家選定部15は、目標達成判定部14の判定結果に基づいて、DRの発動候補として登録されている需要家のうち、目標電力削減量を達成できると判定された需要家をDR発動対象の優先需要家として選定する(図2ステップS5)。図6に需要家A~Eの目標電力削減量と目標達成可否判定結果の例を示す。
そして、需要家選定部15は、選定した優先需要家のリストを作成して出力する(図2ステップS6)。図7に優先需要家のリストの例を示す。
DRアグリゲータの担当者は、需要家選定装置1から受け取ったリストを基に、DR発動対象の需要家を選定し、DR発動予告時刻になった時点で、選定した需要家に対しDRの発動を要請する。また、担当者を介さずに、DRアグリゲータの管理装置が優先需要家リストの中から需要家を自動的に抽出してもよい。
また、選定した需要家に対するDRの発動要請の方法は限定されない。例えばDRの発動を要請する制御信号を送信してもよいし、DRの発動を要請する電子メールを送信するようにしてもよい。
需要家選定装置1は、以上のステップS2~S6の処理を、例えば需要家選定装置1のオペレータからの指示に応じて実行する。
こうして、本実施例では、DR発動予定の当日(本日)に需要家が目標電力削減量を達成できるかどうかを高い精度で判定することができ、DR実施に成功する可能性が高い需要家をDR発動対象として優先的に選定することができる。
なお、本実施例では、DRを対象として、需要家が目標電力削減量を達成できるかどうかを判定しているが、これに限るものではない。すなわち、本実施例で説明した「DR」を「電力削減」に置き換えるようにすれば、DRアグリゲータからの要請に応じて行われるDRに限らず、需要家が独自に行う通常の省エネルギー施策や節電施策の達成可否の判定に本発明を適用可能である。
この場合、図1の需要家選定装置1のうち、需要家実績情報取得部10と需要家実績情報DB11と削減量推定部12と削減時特徴抽出部13と目標達成判定部14とは、目標達成可否判定装置16を構成している。
本実施例で説明した目標達成可否判定装置16および需要家選定装置1は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図8に示す。
コンピュータは、CPU200と、記憶装置201と、インターフェース装置(以下、I/Fと略する)202とを備えている。I/F202には、ネットワーク3等が接続される。このようなコンピュータにおいて、本発明の目標達成可否判定方法および需要家選定方法を実現させるためのプログラムは記憶装置201に格納される。CPU200は、記憶装置201に格納されたプログラムに従って本実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、デマンドレスポンスを発動する際に需要家を選定する技術に適用することができる。
1…需要家選定装置、2-1~2-n…需要家管理装置、3…ネットワーク、10…需要家実績情報取得部、11…需要家実績情報データベース、12…削減量推定部、13…削減時特徴抽出部、13-1…制御特徴抽出部、13-2…需要電力量特徴抽出部、13-3…気象情報特徴抽出部、14…目標達成判定部、14-1…目標達成情報生成部、14-2…目標達成条件生成部、14-3…目標達成可否推定部、15…需要家選定部、16…目標達成可否判定装置。

Claims (8)

  1. 需要家から電力削減に関する実績情報を収集する第1のステップと
    過去の前記実績情報から、前記需要家の過去の電力削減時の電力削減量を算出する第2のステップと、
    過去の前記実績情報から、前記需要家の過去の電力削減時の目標達成に関係する、電力削減実施前の状況の特徴パラメータを算出する第3のステップと、
    前記第2のステップによって算出された電力削減量と前記第3のステップによって算出された特徴パラメータとに基づいて、前記需要家が電力削減予定の当日に目標電力削減量を達成できるかどうかを判定する第4のステップとを、CPUと記憶装置とを備えたコンピュータにおいて前記記憶装置に記憶されたプログラムに従って前記CPUに実行させ、
    前記第4のステップは、
    前記第2のステップによって算出された過去の電力削減量に基づいて、過去の電力削減実施日に前記需要家が前記目標電力削減量を達成できたかどうかを判定するステップと、
    過去の電力削減実施日の前記特徴パラメータと、この電力削減実施日について前記目標電力削減量を達成できたかどうかの判定結果とに基づいて、前記目標電力削減量を達成できる特徴パラメータを特定する目標達成条件を求めるステップと、
    前記需要家について電力削減予定の当日の前記特徴パラメータを算出し、算出した特徴パラメータと当該需要家の前記目標達成条件とを比較して、前記需要家が電力削減予定の当日に前記目標電力削減量を達成できるかどうかを判定するステップとを含むことを特徴とする目標達成可否判定方法。
  2. 請求項1記載の目標達成可否判定方法において、
    前記実績情報は、実績需要電力量の情報、設備運転情報、室内環境情報、気象情報を含むことを特徴とする目標達成可否判定方法。
  3. 請求項1または2記載の目標達成可否判定方法において、
    前記特徴パラメータは、過去の電力削減実施日の実施前の対象設備の制御の特徴を示す制御性パラメータと、過去の電力削減実施日のベースラインの当日調整量である電力補正パラメータと、過去の電力削減実施日の実施前の気象の特徴を示す気象情報パラメータとを少なくとも含み、
    前記第3のステップは、
    前記制御性パラメータを算出するステップと、
    前記電力補正パラメータを算出するステップと、
    前記気象情報パラメータを算出するステップとを含むことを特徴とする目標達成可否判定方法。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の各ステップと、
    前記第4のステップの判定結果に基づいて、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている需要家のうち、前記目標電力削減量を達成できると判定された需要家をデマンドレスポンス発動対象の優先需要家として選定する第5のステップとを、前記記憶装置に記憶されたプログラムに従って前記CPUに実行させ、
    前記第1のステップは、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている各需要家から前記実績情報を収集するステップを含み、
    前記第2のステップは、過去のデマンドレスポンス実施時の前記電力削減量を需要家毎に算出するステップを含み、
    前記第3のステップは、過去のデマンドレスポンス実施日の目標達成に関係する、デマンドレスポンス実施前の状況の前記特徴パラメータを需要家毎に算出するステップを含み、
    前記第4のステップは、デマンドレスポンス発動予定の当日に前記目標電力削減量を達成できるかどうかを需要家毎に判定するステップを含むことを特徴とする需要家選定方法。
  5. 需要家から電力削減に関する実績情報を収集するように構成された需要家実績情報取得部と、
    過去の前記実績情報から、前記需要家の過去の電力削減時の電力削減量を算出するように構成された削減量推定部と、
    過去の前記実績情報から、前記需要家の過去の電力削減時の目標達成に関係する、電力削減実施前の状況の特徴パラメータを算出するように構成された削減時特徴抽出部と、
    前記削減量推定部によって算出された電力削減量と前記削減時特徴抽出部によって算出された特徴パラメータとに基づいて、前記需要家が電力削減予定の当日に目標電力削減量を達成できるかどうかを判定するように構成された目標達成判定部とを備え
    前記目標達成判定部は、
    前記削減量推定部によって算出された過去の電力削減量に基づいて、過去の電力削減実施日に前記需要家が前記目標電力削減量を達成できたかどうかを判定するように構成された目標達成情報生成部と、
    過去の電力削減実施日の前記特徴パラメータと、この電力削減実施日について前記目標電力削減量を達成できたかどうかの判定結果とに基づいて、前記目標電力削減量を達成できる特徴パラメータを特定する目標達成条件を求めるように構成された目標達成条件生成部と、
    前記需要家について電力削減予定の当日の前記特徴パラメータを算出し、算出した特徴パラメータと当該需要家の前記目標達成条件とを比較して、前記需要家が電力削減予定の当日に前記目標電力削減量を達成できるかどうかを判定するように構成された目標達成可否推定部とから構成されることを特徴とする目標達成可否判定装置。
  6. 請求項記載の目標達成可否判定装置において、
    前記実績情報は、実績需要電力量の情報、設備運転情報、室内環境情報、気象情報を含むことを特徴とする目標達成可否判定装置。
  7. 請求項または記載の目標達成可否判定装置において、
    前記特徴パラメータは、過去の電力削減実施日の実施前の対象設備の制御の特徴を示す制御性パラメータと、過去の電力削減実施日のベースラインの当日調整量である電力補正パラメータと、過去の電力削減実施日の実施前の気象の特徴を示す気象情報パラメータとを少なくとも含み、
    前記削減時特徴抽出部は、
    前記制御性パラメータを算出するように構成された制御特徴抽出部と、
    前記電力補正パラメータを算出するように構成された需要電力量特徴抽出部と、
    前記気象情報パラメータを算出するように構成された気象情報特徴抽出部とから構成されることを特徴とする目標達成可否判定装置。
  8. 請求項乃至のいずれか1項に記載の目標達成可否判定装置と、
    前記目標達成可否判定装置の判定結果に基づいて、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている需要家のうち、前記目標電力削減量を達成できると判定された需要家をデマンドレスポンス発動対象の優先需要家として選定するように構成された需要家選定部とを備え、
    前記目標達成可否判定装置の需要家実績情報取得部は、デマンドレスポンスの発動候補として予め登録されている各需要家から前記実績情報を収集し、
    前記目標達成可否判定装置の削減量推定部は、過去のデマンドレスポンス実施時の前記電力削減量を需要家毎に算出し、
    前記目標達成可否判定装置の削減時特徴抽出部は、過去のデマンドレスポンス実施日の目標達成に関係する、デマンドレスポンス実施前の状況の前記特徴パラメータを需要家毎に算出し、
    前記目標達成可否判定装置の目標達成判定部は、デマンドレスポンス発動予定の当日に前記目標電力削減量を達成できるかどうかを需要家毎に判定することを特徴とする需要家選定装置。
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