JP7084136B2 - 電子錠ユニット、宅配便確認方法及び宅配便確認支援システム - Google Patents
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Description
配達員が繰り返しユーザーの部屋を訪問する問題は、荷物の預け入れ(集荷)の際にも生じる。即ち、電話等で集荷が依頼されて配達員がユーザーを訪問した際、ユーザーが不在で集荷ができず、時間をおいて再度訪問せざるを得ない場合も多い。
尚、ユーザーは、荷物が配達される部屋のオーナーである場合が多いので、以下、オーナーと言い換える。
この出願の発明は、宅配業界におけるこのような課題を解決するために為されたものであり、配達又は集荷の際にオーナーの部屋を繰り返し訪問する必要をなくし、一個の荷物の配達完了までの労力を少なくすることが可能な技術構成を提供することを目的とする。
しかしながら、荷物の配達とはいっても、何も確認せずに開錠するのは、オーナーにとって非常に不安である。部屋に入って荷物を置いた際に何か不正がされないとも限らない。逆に、宅配業者にとっても、遠隔操作により開錠がされるのであれば、荷物を置いて出ていくだけで良いので非常に簡略化されるものの、配達員がオーナー不在時に配達員が部屋に入ることは、非常にためらわれる。即ち、配達員は何の不正もしていないにもかかわらず、あらぬ疑いをかけられるという不安である。例えば、部屋にあった物がなくなったと言って配達員のせいにされることもあり得る。したがって、何の不正もされていないという証拠が残るような形でないと、配達員がオーナー不在時に部屋に入るようなことはないと考えられる。
この出願の発明は、上記の課題を解決することを別の目的としており、オーナー不在時に開錠して人が部屋の中に入ってサービスを提供する際のオーナー及びサービス提供者双方の不安を軽減することを目的とする。
ストライクに係合して施錠が行われるデッドボルトを駆動して施錠及び開錠を行う駆動機構と、
外部信号が入力される入力部と、
入力部に入力された外部信号に従って駆動機構に開錠信号を出力することが可能な信号出力部と
を備えており、
フレームの室内側を向いた面にはカメラが取り付けられており、
カメラは、ドアの室内側の荷物が置かれる場所を動画撮影することが可能なものであり、
カメラが撮影した動画データを保存する保存部を備えているか又はカメラが撮影した動画データを離れた場所にある機器に送信する送信部を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の電子錠ユニットは、前記請求項1の構成において、前記カメラは、前記ドアが開いて荷物を持った人が前記場所に荷物を置いて前記ドアから出ていく一連の動作、又は前記ドアが開いて人が入り前記場所から荷物を持って前記ドアから出ていく一連の動作を途切れることなく撮影可能なものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の電子錠ユニットは、前記請求項1又は2の構成において、前記カメラは、前記部屋のオーナー以外の者のために開錠する際の権限情報である特別権限情報が前記入力部に入力された場合に撮影を開始するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の電子錠ユニットは、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記カメラによる撮影が行われていることを示す表示部が設けられており、
表示部は、前記カメラによる撮影が行われていることを前記ドアの外側にいる人が確認できる位置に設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の電子錠ユニットは、前記請求項1乃至4いずれかの構成において、前記フレーム又は前記フレームには別に設けられたフレームは室外側に露出した面を有しており、この面には別のカメラが取り付けられており、
前記部屋のオーナーが操作する端末に対してこの別のカメラの撮影画像をリアルタイムで送信する送信部を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の電子錠ユニットは、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記入力部は、近距離無線通信によって外部信号が入力されるものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項7記載の電子錠ユニットは、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記入力部は、ネットワークを介して外部信号が入力されるものであるという構成を有する。
前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力して前記デッドボルトが駆動されてドアが開いた際、配達員が荷物を置いて部屋から出るまで又は配達員が荷物を取って部屋から出るまでを前記カメラで撮影する撮影ステップと、
撮影ステップで撮影された動画データを、前記部屋のオーナーが操作する端末上で閲覧可能とする閲覧ステップとを有する。
また、上記課題を解決するため、請求項9記載の宅配便確認方法は、前記請求項8の構成において、前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、前記部屋のオーナーがテレビ電話で前記宅配便の配達員を確認するテレビ電話ステップが設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項10記載の宅配便確認方法は、前記請求項8又は9の構成において、前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、前記部屋のオーナーが操作する端末に認証情報を送信する認証情報送信ステップが設けられており、
認証情報は、前記配達員が真正な配達員であることを前記部屋のオーナーが判断するのに利用される情報であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項11記載の宅配便確認方法は、前記請求項8乃至10いずれかの構成において、前記カメラによる撮影が行われていることを示す表示部が設けられており、
表示部は、前記カメラによる撮影が行われていることを前記ドアの外側にいる人が確認できる位置に設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項12記載の宅配便確認方法は、ストライクに係合して施錠が行われるデッドボルトを駆動して施錠及び開錠を行う駆動機構と、外部信号が入力される入力部と、入力部に入力された外部信号に従って駆動機構に開錠信号を出力することが可能な信号出力部とを備えた電子錠ユニットと、
電子錠ユニットが設けられたドアの室内側の荷物が置かれる場所を動画撮影することが可能なカメラと
を使用した宅配便確認方法であって、
電子錠ユニットは、ドアが閉じられた際に自動的に施錠を行うことが可能なユニットであり、
ドアの室内側には施錠可能な別のドアは設けられておらず、
入力部に特別権限情報が入力された際にカメラで撮影を開始する撮影開始ステップと、
入力部に特別権限情報が入力されることにより、撮影開始と同時又はその後に信号出力部が開錠信号を出力してデッドボルトが駆動されてドアが開いて宅配便の配達員が荷物を置いて部屋から出るまで又は宅配便の配達員が荷物を取って部屋から出るまでをカメラで途切れることなく撮影する撮影ステップと、
配達員が部屋から出て電子錠ユニットが自動的に施錠を行った際又はその後にカメラによる撮影を終了する撮影終了ステップと、
撮影ステップで撮影された動画データを、部屋のオーナーが操作する端末上で閲覧可能とする閲覧ステップと
を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項13記載の発明は、前記請求項12の構成において、前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、前記部屋のオーナーがテレビ電話で前記宅配便の配達員を確認するテレビ電話ステップが設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項14記載の発明は、前記請求項12又は13の構成において、前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、前記部屋のオーナーが操作する端末に認証情報を送信する認証情報送信ステップが設けられており、
認証情報は、前記配達員が真正な配達員であることを前記部屋のオーナーが判断するのに利用される情報であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項15記載の発明は、前記請求項12乃至14いずれかの構成において、前記カメラによる撮影が行われていることを示す表示部が設けられており、
表示部は、前記カメラによる撮影が行われていることを前記ドアの外側にいる人が確認できる位置に設けられているという構成を有する。
ネットワーク上に設けられたサーバを備えており、
サーバには、
前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力して前記デッドボルトが駆動されてドアが開いた際、配達員が荷物を置いて部屋から出るまで又は配達員が荷物を取って部屋から出るまでを前記カメラで撮影した動画データをネットワークを介して受信する受信手段として当該サーバを機能させるプログラムと、
受信した動画データを記憶する記憶手段として当該サーバを機能させるプログラムと、
受信した動画データを前記部屋のオーナーが保有する端末であるオーナー端末にネットワークを介して送信して動画を閲覧可能とする送信手段として当該サーバを機能させるプログラムと
が実装されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項17記載の宅配便確認支援システムは、前記請求項16の構成において、前記動画データを変更することなく前記送信手段が送信していることを認証する動画認証手段を備えているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項18記載の宅配便確認支援システムは、前記請求項16又は17の構成において、前記サーバには、
前記動画データを閲覧して荷物の受け取り又は集荷を確認した旨の情報である受集確認情報が前記オーナー端末から送信された際、当該受集確認情報を受信する受集確認情報受信手段として前記サーバを機能させるプログラムと、
受集確認情報受信手段が受集確認情報を受信した際、当該受信確認情報を保存するか又は当該荷物の配達を行った宅配業者の担当者又は配達員が操作する端末に当該受信確認情報を送信する確認処理手段として前記サーバを機能させるプログラムと
が実装されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項19記載の宅配便確認支援システムは、前記請求項16乃至18いずれかの構成において、前記サーバ又は前記サーバにアクセス可能な端末には、
課金手段として前記サーバ又は当該端末を機能させるプログラム
が実装されており、
課金手段は、前記動画データの前記電子錠ユニットからの受信及び前記オーナー端末への送信が行われた荷物の配達又は集荷の回数を宅配業者ごとに集計する手段であるという構成を有する。
また、請求項2記載の電子錠ユニットによれば、上記効果に加え、カメラは、ドアが開いて荷物を持った人が荷物を置いてドアから出ていく一連の動作、又はドアが開いて人が入り荷物を取り上げて荷物を持ってドアから出ていく一連の動作を途切れることなく撮影可能なものであるので、不正を防止する観点でより好適となる。
また、請求項3記載の電子錠ユニットによれば、上記効果に加え、カメラは、部屋のオーナー以外の者にために開錠する際の権限情報である特別権限情報が入力部に入力された場合に撮影を開始するものであるので、動画データが不必要に保存されたり送信されたりすることがなく、不必要に保存領域を使用してしまったり、又は不必要なデータ送信を行ってしまったりする問題がない。
また、請求項4記載の電子錠ユニットによれば、上記効果に加え、部屋に入る前にカメラによる撮影が行われていることを表示部により確認できるので、中に入る者にとっては、自分が不正をしていないことの証拠がちゃんと残ることの確認をした上で中に入ることができ、安心してオーナー不在時のサービスを行うことができる。
また、請求項5記載の電子錠ユニットによれば、上記効果に加え、ドアの室外側にいる者をオーナーが画像で確認することができるので、部屋に入ろうとしている者に問題がないかどうか開錠に先立ってオーナーが画像で判断することができる。
また、請求項6記載の電子錠ユニットによれば、上記効果に加え、入力部は、近距離無線通信によって外部信号が入力されるものであるので、オーナー自身が部屋に入る際に近距離無線通信によって開錠することも可能であり、この点で好適となる。また、開錠のためにはネットワーク機能を有している必要はなく、ネットワーク機能無しの構成とすることで、コストを低減させることができる。
また、請求項7記載の電子錠ユニットによれば、上記効果に加え、入力部は、ネットワークを介して外部信号が入力されるものであるので、オーナーは離れた場所からネットワーク経由で直接開錠操作を行うことができる。このため、配達員端末のような端末を持っていない者に部屋に入らせる必要がある場合に好適となる。
また、請求項9又は13記載の宅配便確認方法によれば、上記効果に加え、入力部に特別権限情報が入力されることで信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、部屋のオーナーがテレビ電話で配達員を確認するので、開錠する際のオーナーの不安がさらに低減する。
また、請求項10又は14記載の宅配便確認方法によれば、上記効果に加え、開錠に先立ち、オーナーは認証情報により配達員が真正な配達員かどうかを判断できるので、開錠の際のオーナーの不安低減の効果がより高くなる。
また、請求項11又は15記載の宅配便確認方法によれば、上記効果に加え、配達員は、部屋に入る前にカメラによる撮影が行われていることを表示部により確認できるので、自分が不正をしていないことの証拠がちゃんと残ることの確認をした上で中に入ることができ、より安心してオーナー不在時の配達又は集荷のサービスを行うことができる。
また、請求項18記載の宅配便確認支援システムによれば、上記効果に加え、宅配業者は、配達又は集荷の際の動画をオーナーが閲覧したことを確認できるので、配達完了や習慣完了のオーナーが荷物を受け取っていないとか、集荷がされていないとかいったことをオーナーが主張した場合に宅配業者は対抗することができる。このため、宅配業者においてより安心してシステムを利用することができる。
また、請求項19記載の宅配便確認支援システムによれば、上記効果に加え、動画閲覧による配達又は集荷の確認サービスが行われた回数が宅配業者ごとに集計され、それに基づいて課金がされる。このため、動画の閲覧や閲覧したことの確認送信に要するオーナーの手間に対してオーナーにキャッシュバック等の見返りを提供する際に便利となる。
まず、電子錠ユニットの発明の実施形態について説明する。図1~図3は、実施形態の電子錠ユニットの概略図であり、図1は室内側から見た斜視概略図、図2は室外側から見た斜視概略図である。また、図3は、実施形態の電子錠ユニットの制御系のブロック図である。
図1及び図2に示すように、実施形態の電子錠ユニットは、部屋のドアDに取り付けられるフレーム1,2と、ストライクに係合して施錠が行われるデッドボルトBを駆動して施錠及び開錠を行う駆動機構3と、外部信号が入力される入力部41と、入力部41に入力された外部信号に従って駆動機構3に少なくとも開錠信号を出力することが可能な信号出力部とを備えている。
図1に示すように、室内側要素は、室内側フレーム1を含んでいる。室内側フレーム1は、丸みを帯びた長方形のカップ状であり、ドアDの室内側の面に被せるようにして取り付けられるものである。
また、図2に示すように、室外側要素は、室外側フレーム2を含んでいる。室外側フレーム2も丸みを帯びた長方形のカップ状である。室外側フレーム2は、ドアDの室外側の面に被せるようにして取り付けられるものである。
尚、室内側フレーム1と室内側フレーム2は、別々のフレームの場合もあるし、一体のフレームの場合もある。一体のフレームの場合、両者をつないだ部分がドアDに貫通した状態で電子錠ユニットが取り付けられる。
一方、図2に示すように、室外側要素はシリンダー21を含んでいる。シリンダー21は鍵穴を有している。
サムターン11及びシリンダー21は、駆動機構3を介してデッドボルトBを駆動するものである。この部分は、従来周知の機構と同様にできるが、一例が図3に示されている。図3に示すように、この実施形態では、駆動機構3は、デッドボルトBの上面に固定されたラック31と、ラック31に噛み合うピニオン32とを含む機構となっている。ピニオン32の軸は、図3の紙面に対して垂直であり、その一方の側(室内側)にサムターン11が連結され、他方の側(室外側)にシリンダー21が連結される。
小型汎用コンピュータ4は、ストレージとしてSDメモリカードのような小型の記憶媒体を着脱可能となっており、保存部42としてはこの記憶媒体が使用される。また、小型汎用コンピュータ4は、WiFiのような無線LANインターフェースを備えており、送信部43はこの無線LANインターフェースにおける通信モジュールとなっている。尚、送信部43は、室内に設けられた無線LANルーター(不図示)を介してインターネット等のネットワークに接続されている。
このような小型汎用コンピュータ4には、実施形態の電子錠として特徴的な動作を行わせるためのプログラム(以下、電子錠プログラム)が実装されている。小型汎用コンピュータ4は、RISC OSやArch Linux(登録商標)といったOSで動作するコンピュータであり、OSやアプリケーションプログラムは、保存部42としてのSDメモリカードに記憶されて実行される。電子錠プログラムも、SDメモリカードに記憶されており、電源がオンになると自動的に起動し、常駐するプログラムとなっている。尚、電子錠ユニットの電源は常にオンとされる。
図5に示すように、電子錠プログラムは、起動すると、権限情報の入力待ちの状態となる。権限情報が入力されると、正しい権限情報であるかどうか判断する。正しくなければ、権限情報の入力待ちに戻る。
室内側カメラ12の動作開始と同時又はその後に、電子錠プログラムは、駆動機構3に開錠信号を送り、デッドボルトBを駆動させて開状態とする。その後、電子錠プログラムは、閉センサ45からの信号の入力待ちとなる。
権限情報に付加情報がない場合、通常開錠ボタン53による送信であるので、電子錠プログラムは、室内側カメラ12を動作させず、そのまま駆動機構3に開錠信号を送り、開状態とする。そして、同様に閉センサ45からの信号の入力待ちとなる。
電子錠プログラムは、次に、撮影された動画データのファイル名を、付加情報の値で書き換える。即ち、撮影された動画データのファイル名は、室内側カメラ12によるデフォルト値であり、これが例えば20171220153033.aviだったとし、付加情報がabcだったとすると、abc20171220153033.aviとする。この例は、先頭のabcが宅配業者を識別する情報である。
動画データの送信が終了すると、電子錠プログラムは、当初の権限情報の入力待ちの状態に戻る。電子錠プログラムは、このような動作となるようプログラミングされている。
また、電子錠ユニットとしては、デッドボルトBを駆動して開閉動作が行えるものであれば足り、デットボルト自体は構成要素して含んでいなくても良い。したがって、美和ロック株式会社から発売されている電動式サムターンユニット「PiACK II」のようにサムターンユニットして販売されているものを、実施形態の電子錠ユニットとすることができる。
この実施形態では、支援サーバ6は、宅配業者とは別の業者(以下、支援業者という。)によって運営されることが想定されている。支援業者は、支援サーバ6の運営、管理等を行う。
図8に示すように、オーナー情報ファイル63は、「オーナーID」、「オーナー名」、「住所」、「電話番号」等のフィールドから成るレコードを多数記録したデータベースファイルである。図6に示す支援サーバ6は、ウェブサーバであり、宅配便確認支援用のサイト(以下、支援サイトという。)を提供するサーバである。支援サイトには、会員登録用のページが含まれており、ここで入力された情報がオーナー情報ファイル63に記録される。
図10は、配達員用支援アプリのトップページ(以下、配達員トップという。)の一例を示した概略図である。配達員としてのID(配達員ID)とパスワードを入力してログインすると、図10に示す配達員トップが配達員端末7に表示される。図10に示すように、配達員トップには、「配達通知」と表記された配達通知ボタン71、「集荷通知」と表記された集荷通知ボタン72等が設けられている。
図11に示すように、配達ログファイル64は、「配達ログID」、「宅配業者ID」、「業者名」、「伝票番号」、「配達員ID」、「配達員名」、「オーナーID」、「オーナー名」、「動画パス名」、「確認日時」等のフィールドから成るレコードを多数記録したデータベースファイルである。
「伝票番号」は、宅配業者における管理番号である。ネットショッピングのようにインターネット上で荷物の配達が依頼される場合、依頼を受けるシステム又は宅配業者のシステム上で自動的に伝票番号が生成され、それが渡されて記録される。紙の伝票を使用して発送がされた場合、当該伝票の番号が宅配業者において入力され、それが渡されて記録される。
「動画パス名」は、後述するように撮影される動画データのファイルのパス名が記録されるフィールドである。
「確認日時」は、後述するオーナーによる動画の閲覧(受け取りの確認)がされた日時を記録するフィールドである。
認証情報をオーナーに送る方法については幾つか考えられるが、この実施形態では、配達員が支援サイトにログインして自ら送信する構成となっている。この送信のため、支援サイトには、認証情報送信用の入力ページ(以下、認証送信指示ページ)が設けられている。図12は、認証送信指示ページの一例を示した概略図である。
この実施形態では、認証送信指示ページは、当該配達員が所属する営業所が担当となっている荷物の配達状況をリスト表示するページとなっている。即ち、図10に示すように、認証送信指示ページでは、配達先名、配達先住所等の項目から成る配達情報がリスト表示されるようになっている。
指示ページ表示プログラムは、認証送信ボタン73に配達ログIDを組み込んだ認証送信ページを表示する。認証送信ボタン73は、配達ログIDとログインの際に保持した配達員IDとを引数にして認証送信用プッシュを実行するボタンである。
支援サーバ6には、プッシュ通知の確認用のページ(プッシュ通知確認ページ)を表示する通知確認ページ表示プログラムが実装されている。図9に示すオーナートップには、通知確認ボタン56が設けられており、通知確認ボタン56は、通知確認ページ表示プログラムの実行ボタンとなっている。
支援サーバ6には、認証送信プログラムが実装されている。身分証ダウンロードボタン59は、認証送信プログラムの実行ボタンとなっている。身分証ダウンロードボタン59には、配達ログIDが組み込まれるようになっている。プッシュ通知ページを表示するプログラムは、配達ログファイル64の検索で取得した配達ログIDを身分証ダウンロードボタン59に組み込むようプログラミングされている。
まず、支援サーバ6には、動画データを電子錠ユニット10から受信して記憶部60に記憶する動画データ受信プログラムが実装されている。動画データ受信プログラムは、前述したように電子錠ユニット10上の電子錠プログラムにより呼び出されて実行されるプログラムである。電子錠プログラムは、付加情報とともに動画データを動画データ受信プログラムに渡し、動画データ受信プログラムは、付加情報に従って所定のパスに動画データを記憶するようプログラミングされている。所定のパスとは、付加情報で特定される宅配業者のための動画データ保存用のパスである。
図9に示すように、オーナートップには配達動画閲覧ボタン57が設けられている。このボタン57がタップされると、図14(1)に示すような配達動画閲覧要求を送信する閲覧要求ページが表示される。支援サーバ6には、閲覧要求ページの表示プログラムが実装されている。この表示プログラムは、ログインの際に保持されたオーナーIDにより配達ログファイル64を検索し、該当するレコードから各情報を取得し、図14(1)に示すように閲覧要求ページに組み込んでオーナー端末5に表示するようプログラミングされている。
また、動画データ送信プログラムは、動画再生フレームの下側に、「映像確認完了を送信する」と表記された確認送信ボタン59を表示するようプログラミングされている。支援サーバ6には、確認受信プログラムが実装されており、確認送信ボタン59は確認受信プログラムの実行ボタンとなっている。
さらに、動画データを配達員端末7に送り、配達員が閲覧できるようにしても良い。具体的には、図10に示す配達員トップに動画閲覧用のボタンを設け、これをタップすると、自分が担当して完了した配達の情報がリスト表示されるようにする。各欄には、「配達時の動画を閲覧する」というようなボタンを設け、それをタップするとオーナーの場合と同様に動画が閲覧できるようにする。
このように動画データが変更されていないことは、開錠時に不正が無かったことを証明する証拠としての価値を高める効果を有する。動画データが変更されていれば、不正な行為を映した部分をカットする等が可能であり、証拠価値が低減する。変更されていなければ、そのような問題はない。
いずれにしても、支援サーバ6が動画データの変更無しを認証する手段を備えていると、不正が無かったことを証明する証拠としての動画データの価値がさらに高められるので、好ましい。
まず、オーナーは、電子錠ユニット10を購入し、自分の部屋のドアDに取り付ける。既存の機械式の錠ユニットと交換して取り付ける場合の他、新築の際に電子錠ユニット10を取り付ける場合もある。
さらにオーナーは、自身のオーナー端末5に電子錠アプリと支援アプリとをダウンロードする。また、支援サイトにおいて会員登録し、ID(オーナーID)とパスワードの発行を受けておく。尚、オーナーは、オーナー端末5において、支援サーバ6からのプッシュ通知を有効に設定しておく。
宅配業者において、各配達員には、配達員端末7が貸与される。各配達員は、支援アプリをダウンロードし、配達員として会員登録し、ID(配達員ID)とパスワードの発行を受ける。
オーナーは、自身のオーナー端末5上でプッシュ通知がされているのに気づき、支援アプリを起動してログインし、プッシュ通知確認ページをオーナー端末5に表示する。そして、内容を確認した上で身分証ダウンロードボタン59をタップし、身分証ファイル62をダウンロードする。
ドアDが閉められると、閉センサ45がこれを検出し、その信号が小型汎用コンピュータ4に送られる。これにより、駆動機構3が動作してデッドボルトBを前進させ、自動的な施錠が行われる。施錠と同時又はその後に、室内側カメラ12は動作を停止する。
その後、オーナーは、オーナー端末5上で支援アプリを再び起動して支援サーバ6にログインし、オーナートップを表示する。そして、オーナートップにある配達動画閲覧ボタン57を押し、図14(1)に示す閲覧要求ページをオーナー端末5上に表示する。そして、動画を閲覧したい配達を示した欄の要求送信ボタン58をタップする。これにより、支援サーバ6の配達動画送信プログラムが実行され、図14(2)に示す動画表示画面となる。オーナーは、この画面で再生ボタンをタップして動画を再生し、閲覧する。
上記の例は、電子錠ユニット上の保存部42への保存と他の機器への送信との両方を行うものであったが、いずれか一方でも良い。例えば保存部42における保存のみでも、何か不正があった場合、その画像データを証拠として使用することができるし、第三者に閲覧させることも可能である。
上記の例では、宅配便について採り上げたが、荷物を置いたり、置かれた荷物を持っていったりする状況は、宅配便以外にも考えられる。例えば、町内会の回覧板を置いたり、食材を宅配する業者が食材を置いたり、独居老人等のために弁当を配達したりする例である。また、荷物の回収の例としては、リサイクル資源を回収したり、粗大ゴミを回収したりする例が挙げられる。このような場合にも、実施形態の電子錠ユニットは好適に使用できる。
室内側カメラ12は、取り付け場所や向き、視野の広さによっては、荷物を置いて出ていくまでの一連の動作、又は荷物を持って出ていくまでの一連の動作において当該動作を行っている人が部分的に死角に入ってしまって捉えられない場合があり得る。このような場合でも、カメラで撮られているということで不正を防止する効果は十分にある。しかし、死角に入ったタイミングで何らかの不正を行うことも考えられる。即ち、死角がないようにして撮影する室内側カメラ12は、不正を防止する観点でより好適となっている。
尚、表示部22としては、LEDのようなランプの他、液晶ディプレイのような情報表示部であっても良い。この場合、室内側カメラ12が動作していることはメッセージの形で表示され得る。
尚、配達員が特別権限情報を入力する構成としては、上記の他、室外側フレーム2にテンキー又はタッチパネル等が設けられており、それを操作して入力する場合もある。したがって、必ずしも無線式の入力には限らない。テンキーやタッチパネル等が室外側フレーム2に設けられる場合、オーナー自身が開錠する場合もそこから権限情報が入力されることもある。
このような構成によると、電子錠ユニット10が発行した時刻情報が権限情報に含まれるため、一度使った権限情報は二度と使えない。このため、端末5,7を紛失してしまったり、配達員が特別権限情報をコピーして使おうとしたりした場合もで、開錠はされない。このため、セキュリティがより向上する。
尚、不正防止の観点では、リアルタイムの映像で配達員を確認できればよく、必ずしもテレビ電話でなくとも良い。すなわち、例えば音声がなく映像が一方的にオーナー端末5に送られる構成であっても良い。
尚、認証情報としては、上述した身分証ファイル以外にも種々のものが考えられる。例えば、真正な配達員かどうか支援システム上で確認できるようにし、その結果をオーナー端末5に送信するようにしても良い。例えば、電子錠ユニットに指紋認証のような生体認証機能を持たせることが考えられる。より具体的には、電子錠ユニットの室外側フレーム2に指紋センサを設ける。宅配業者から、予め、身分証ファイルに代わるものとして各配達員の指紋データを配達員IDとともに提供してもらい、支援サーバ6の記憶部60に記憶して登録しておく。電子錠ユニットは、指紋センサで読み取った指紋のイメージデータ(指紋データ)を支援サーバ6に送り、支援サーバ6は、登録されているものと一致するかどうか判断し、一致すれば、真正な配達員である旨をオーナー端末5に送信する。オーナーは、この送信を確認した後、支援アプリの宅配用開錠ボタン54をタップし、開錠する。このような構成でも良い。この他、身分証ファイルにおける顔(顔写真)とテレビ電話で映し出される顔とが一致しているかどうかで判断する顔認証の構成でも良い。これらの構成は、オーナーが、目の不自由な者、耳の不自由な者、又はうまくしゃべれない者に非常に有益である。
また、テレビ電話画面図16(3)に示すアプリの実行画面内に、テレビ電話画面592内の顔とフレーム594内の身分証の顔との一致率が表示されるようにしたり、テレビ電話での会話のやりとりがテキスト表示されるようにしたりしても好適である。
尚、上記のようなアプリについては、同様の機能をウェブサービスとして提供することも可能である。即ち、テレビ電話や身分証の閲覧、開錠ボタンの送信等がブラウザ上で動作するプログラムにより行われる場合もあり得る。
さらに、決裁を、配達の前、集荷の前に行うこともあり得る。即ち、宅配業者が荷物を配送している間に宅配業者内の端末からオーナー端末5に代金請求の送信がされ、これに応じて決裁がされたことの確認の送信が配達員端末7にされるようにする。配達員端末7は、事前に決裁終了の送信があった荷物のみ配達するようにする。この点は、集荷の場合も同様である。
尚、動画の撮影は、ドアDを開けてから閉めるまでとする必要はなく、ドアDから人が入って出ていくまでが撮影されていれば足りる。例えば、人体から発せられる熱を検知して人がいる場所を特定できるセンサを設け、ドアから人が入るタイミングで撮影を開始し、ドアから出ていくタイミングで撮影を終了させても良い。
身分証ファイルは、配達員端末7上にあるのを送信するのではなく、宅配業者から予め提供されて支援サーバ6の記憶部60に記憶されているものを送信するか、又は宅配業者が管理するサーバから送信されるようにすることが望ましい。配達員端末7上にあるものを送信する構成であると、配達員端末7が盗まれたり紛失したりして他人の手に渡ると、偽造した身分証をオーナーに送信して開錠させる不正がされ易いからである。
11 サムターン
12 室内側カメラ
2 室外側フレーム
21 シリンダー
22 表示部
23 室外側カメラ
24 近距離無線通信部
25 テレビ電話ボタン
3 駆動機構
4 小型汎用コンピュータ
41 入力部
42 保存部
43 送信部
5 オーナー端末
6 支援サーバ
7 配達員端末
60 記憶部
91 宅配業者管理用端末
92 支援業者管理用端末
Claims (19)
- 部屋のドアに取り付けられるフレームと、
ストライクに係合して施錠が行われるデッドボルトを駆動して施錠及び開錠を行う駆動機構と、
外部信号が入力される入力部と、
入力部に入力された外部信号に従って駆動機構に開錠信号を出力することが可能な信号出力部と
を備えており、
フレームの室内側を向いた面にはカメラが取り付けられており、
カメラは、ドアの室内側の荷物が置かれる場所を動画撮影することが可能なものであり、
カメラが撮影した動画データを保存する保存部を備えているか又はカメラが撮影した動画データを離れた場所にある機器に送信する送信部を備えていることを電子錠ユニット。 - 前記カメラは、前記ドアが開いて荷物を持った人が前記場所に荷物を置いて前記ドアから出ていく一連の動作、又は前記ドアが開いて人が入り前記場所から荷物を持って前記ドアから出ていく一連の動作を途切れることなく撮影可能なものであることを特徴とする請求項1記載の電子錠ユニット。
- 前記カメラは、前記部屋のオーナー以外の者のために開錠する際の権限情報である特別権限情報が前記入力部に入力された場合に撮影を開始するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の電子錠ユニット。
- 前記カメラによる撮影が行われていることを示す表示部が設けられており、
表示部は、前記カメラによる撮影が行われていることを前記ドアの外側にいる人が確認できる位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の電子錠ユニット。 - 前記フレーム又は前記フレームには別に設けられたフレームは室外側に露出した面を有しており、この面には別のカメラが取り付けられており、
前記部屋のオーナーが操作する端末に対してこの別のカメラの撮影画像をリアルタイムで送信する送信部を備えていることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の電子錠ユニット。 - 前記入力部は、近距離無線通信によって外部信号が入力されるものであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の電子錠ユニット。
- 前記入力部は、ネットワークを介して外部信号が入力されるものであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の電子錠ユニット。
- 請求項1乃至7いずれかに記載された電子錠ユニットを使用して宅配便荷物の受け取り又は集荷を確認する宅配便確認方法であって、
前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力して前記デッドボルトが駆動されてドアが開いた際、配達員が荷物を置いて部屋から出るまで又は配達員が荷物を取って部屋から出るまでを前記カメラで撮影する撮影ステップと、
撮影ステップで撮影された動画データを、前記部屋のオーナーが操作する端末上で閲覧可能とする閲覧ステップと
を有することを特徴とする宅配便確認方法。 - 前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、前記部屋のオーナーがテレビ電話で前記宅配便の配達員を確認するテレビ電話ステップが設けられていることを特徴とする請求項8記載の宅配便確認方法。
- 前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、前記部屋のオーナーが操作する端末に認証情報を送信する認証情報送信ステップが設けられており、
認証情報は、前記配達員が真正な配達員であることを前記部屋のオーナーが判断するのに利用される情報であることを特徴とする請求項8又は9記載の宅配便確認方法。 - 前記カメラによる撮影が行われていることを示す表示部が設けられており、
表示部は、前記カメラによる撮影が行われていることを前記ドアの外側にいる人が確認できる位置に設けられていることを特徴とする請求項8乃至10いずれかに記載の宅配便確認方法。 - ストライクに係合して施錠が行われるデッドボルトを駆動して施錠及び開錠を行う駆動機構と、外部信号が入力される入力部と、入力部に入力された外部信号に従って駆動機構に開錠信号を出力することが可能な信号出力部とを備えた電子錠ユニットと、
電子錠ユニットが設けられたドアの室内側の荷物が置かれる場所を動画撮影することが可能なカメラと
を使用した宅配便確認方法であって、
電子錠ユニットは、ドアが閉じられた際に自動的に施錠を行うことが可能なユニットであり、
ドアの室内側には施錠可能な別のドアは設けられておらず、
入力部に特別権限情報が入力された際にカメラで撮影を開始する撮影開始ステップと、
入力部に特別権限情報が入力されることにより、撮影開始と同時又はその後に信号出力部が開錠信号を出力してデッドボルトが駆動されてドアが開いて宅配便の配達員が荷物を置いて部屋から出るまで又は宅配便の配達員が荷物を取って部屋から出るまでをカメラで途切れることなく撮影する撮影ステップと、
配達員が部屋から出て電子錠ユニットが自動的に施錠を行った際又はその後にカメラによる撮影を終了する撮影終了ステップと、
撮影ステップで撮影された動画データを、部屋のオーナーが操作する端末上で閲覧可能とする閲覧ステップと
を有することを特徴とする宅配便確認方法。 - 前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、前記部屋のオーナーがテレビ電話で前記宅配便の配達員を確認するテレビ電話ステップが設けられていることを特徴とする請求項12記載の宅配便確認方法。
- 前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力するのに先立ち、前記部屋のオーナーが操作する端末に認証情報を送信する認証情報送信ステップが設けられており、
認証情報は、前記配達員が真正な配達員であることを前記部屋のオーナーが判断するのに利用される情報であることを特徴とする請求項12又は13記載の宅配便確認方法。 - 前記カメラによる撮影が行われていることを示す表示部が設けられており、
表示部は、前記カメラによる撮影が行われていることを前記ドアの外側にいる人が確認できる位置に設けられていることを特徴とする請求項12乃至14いずれかに記載の宅配便確認方法。 - 請求項1乃至7いずれかに記載された電子錠ユニットを使用して宅配便荷物の受け取り又は集荷の確認をするのを支援する宅配便確認支援システムであって、
ネットワーク上に設けられたサーバを備えており、
サーバには、
前記入力部に特別権限情報が入力されることで前記信号出力部が開錠信号を出力して前記デッドボルトが駆動されてドアが開いた際、配達員が荷物を置いて部屋から出るまで又は配達員が荷物を取って部屋から出るまでを前記カメラで撮影した動画データをネットワークを介して受信する受信手段として当該サーバを機能させるプログラムと、
受信した動画データを記憶する記憶手段として当該サーバを機能させるプログラムと、
受信した動画データを前記部屋のオーナーが保有する端末であるオーナー端末にネットワークを介して送信して動画を閲覧可能とする送信手段として当該サーバを機能させるプログラムと
が実装されていることを特徴とする宅配便確認支援システム。 - 前記動画データを変更することなく前記送信手段が送信していることを認証する動画認証手段を備えていることを特徴とする請求項16記載の宅配便確認支援システム。
- 前記サーバには、
前記動画データを閲覧して荷物の受け取り又は集荷を確認した旨の情報である受集確認情報が前記オーナー端末から送信された際、当該受集確認情報を受信する受集確認情報受信手段として前記サーバを機能させるプログラムと、
受集確認情報受信手段が受集確認情報を受信した際、当該受集確認情報を保存するか又は当該荷物の配達を行った宅配業者の担当者又は配達員が操作する端末に当該受集確認情報を送信する確認処理手段として前記サーバを機能させるプログラムと
が実装されていることを特徴とする請求項16又は17記載の宅配便確認支援システム。 - 前記サーバ又は前記サーバにアクセス可能な端末には、
課金手段として前記サーバ又は当該端末を機能させるプログラム
が実装されており、
課金手段は、前記動画データの前記電子錠ユニットからの受信及び前記オーナー端末への送信が行われた荷物の配達又は集荷の回数を宅配業者ごとに集計する手段であることを特徴とする請求項16乃至18いずれかに記載の宅配便確認支援システム。
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