JP7082880B2 - 多足歩行ロボットおよびこれを備える海中採鉱基地 - Google Patents
多足歩行ロボットおよびこれを備える海中採鉱基地 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7082880B2 JP7082880B2 JP2018023144A JP2018023144A JP7082880B2 JP 7082880 B2 JP7082880 B2 JP 7082880B2 JP 2018023144 A JP2018023144 A JP 2018023144A JP 2018023144 A JP2018023144 A JP 2018023144A JP 7082880 B2 JP7082880 B2 JP 7082880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mining
- frame
- walking robot
- legged walking
- posture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、海底鉱床の平坦地に堆積する軟弱な地盤や海山の傾斜や起伏等の不整地においても安定した自発歩行が可能な多足歩行ロボットおよびこれを備える海中採鉱基地を提供することを課題とする。
なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
この採掘システムは、図1に示すように、海上採鉱基地として海上SLに配置される採鉱母船1と、海底SBに配置される採鉱ステーション20および揚鉱ユニット4とを有する。この採掘システムでは、複数の採鉱ステーション20を海中採鉱基地とする。各採鉱ステーション20には採掘装置30がそれぞれ装備されている。
架設配置用母船2には、揚鉱ユニット4および採鉱ステーション20を、海底SBに架設配置するためのクレーン等の作業機11が装備されている。架設配置用母船2は、海底熱水鉱床ODの所定の位置まで採鉱ステーション20を搬送し、作業機11のワイヤ11wで採鉱ステーション20を垂下して海底SBに立設する。また、同様にして、架設配置用母船2は、海底SBの適切な位置に揚鉱ユニット4を配置する。
図2に示すように、採鉱ステーション20は、複数の矩形枠体を有するプラットフォーム21と、プラットフォーム21を構成する上下の枠体の四隅を支持する複数(この例では8脚)の支持脚26と、ジャッキ機構49と、を有する多足歩行ロボット22を備える。各支持脚26は、ジャッキ機構49を介してプラットフォーム21に昇降可能に固定されている。
図5に拡大図示するように、Y移動フレーム44の下方には、ワイヤ33を介して採掘装置30の筐体31が昇降可能に垂下されている。筐体31の上部には、筐体31の側部に沿って採掘装置30をZ方向の初期の位置での案内するスライドガイド38が設けられている。なお、採掘装置30のZ方向の初期位置は、スライドガイド38の内側面に設けられたストッパ38sで規制される。
本実施形態の採掘装置30は、いわゆるトレンチカッタと呼ばれるものであり、上部の基地制御ユニット46に設けられた巻回器48、51およびウインチ47等の昇降機器部と、海底を掘削するために昇降される筐体31等の掘削部本体とを有する。掘削部本体は、掘削予定位置にて海底に着床されるとともに、ワイヤ33による筐体31の昇降動作と、ジャッキ機構49によるプラットフォーム21の昇降動作と、により掘削方向に給進可能に構成されている。
また、筐体31の下部には、ドラムカッタ32よりも上部の位置に、掘削した土砂を含む礫またはスラリー状の鉱物を採鉱するための採掘・吸引部であるサクションボックス34および揚鉱ポンプ37が装備されている。揚鉱ポンプ37には、上記揚鉱管36が接続される。なお、回転駆動を伴う連結部は、スイベルジョイントを介して接続されている。
これにより、採掘装置30は、対をなすドラムカッタ32の駆動で掘削された鉱物をサクションボックス34から吸引し、海上の採鉱母船1に向けて揚鉱用ポンプ25を介して揚鉱可能になっている。なお、回転駆動を伴う連結部は、スイベルジョイントを介して接続されている。
ジャッキ機構49は、各支持脚26の両側に1基ずつ、計二基が装備され、各支持脚26には、図3に示すように、Z移動用ラックRzが、各支持脚26の軸方向に沿って周方向で対向する位置にそれぞれ取付けられている。
例えば、油圧シリンダ方式でスライドさせる移動機構を用いることができる。同様に、各支持脚26は、ラック&ピニオン機構を介してZ方向に相対的スライド移動が可能な例を示すが、これに限定されず、例えば油圧シリンダ方式でスライドさせる移動機構とすることができる。また、油圧駆動に限定されず、電気駆動式としてもよい。
詳しくは、図10に要部拡大図を示すように、フート60は、上下に離隔した円形のフートベース62,63と、上下のフートベース62,63相互を繋ぐ複数のスタッド65と、を有する。上下のフートベース62,63のうち、上部に設けられた上部ベース62が、フート固定ボルト69によって支持脚26の下端に同軸に固定されている。複数のスタッド65の上部には、上部ベース62の上面側に貫通する雄ねじが形成され、この雄ねじにスタッド固定ナット66が螺合されて固定されている。
なお、本実施形態の多足歩行ロボット22は、複数(この例では8脚)の支持脚26を有するので、スパイク75の尖頭部76は、スパイク75の平面視における中心部分に一箇所設ければ足りる。また、中心部分の一箇所に限って尖頭部76を設けることにより、尖頭部76の先端部分の接地座標が明確に判定する上で好適である。
ここで、本実施形態の所定の押し込み位置とは、スパイク75上面75uと検出子シリンダ70の下面70mとが当接した位置(つまり、W1=0)とされている。このとき、対向隙間W2は、対向隙間W1よりも広い隙間(W2>W1)に設定されているので、着底検出センサ61の検出部61dの下面と検出子73の上面との間には所定の検出時隙間W3が確保される(W1-W2=W3>0)。そして、この検出時隙間W3が確保された状態では、着底検出センサ61の検出状態は「ON」とされ、着底情報の検出信号が出力されるように構成されている。
各トルク検出器は、対応する各ジャッキ機構49のラック&ピニオン機構のピニオンを駆動する各駆動モータのトルクを検出可能なトルク計である。各トルク検出器は、各駆動モータの随時のモータトルクを検出し、検出したトルク情報を基地制御ユニット46のコントローラ45に出力可能になっている。
コントローラ45は、採鉱ステーション20の姿勢制御処理が実行されると、慣性センサ80の出力に基づいて、採鉱ステーション20自体の姿勢の不均衡の程度を判定し、ラック&ピニオン機構のピニオンを駆動する各駆動モータの調整により、姿勢安定を維持する姿勢安定制御を行う。
歩行処理が実行されると、同図に示すように、ステップS1に移行して、まず、上部フレーム21Xおよび下部フレーム21Yのうち、移動対象となるいずれか一方のフレーム(以下、「移動対象フレーム」とも呼ぶ)について、当該移動対象フレームの4つの支持脚26を上昇させる(図13(b)参照)。次いで、ステップS2に移行して、当該移動対象フレームを所期方向にスライド移動させ(図13(c)参照)、所望の位置にて停止後に、当該移動対象フレームの4つの支持脚26を下降させる(図13(d)参照)。
まず、図1に示したように、採鉱母船1、および架設配置用母船2を目的とする海域の海上SLに停泊する。次いで、架設配置用母船2に設置されているクレーン等の作業機11を用い、採鉱ステーション20および揚鉱ユニット4を海中に降ろし、これらの機材が図1に示す配置となるように海底SBの適切な位置に設置する。これらの機材の設置前または設置後に、吸込管5、揚鉱管6および排出管7、並びにアンビリカルケーブル8等の必要な配管および配線を行い、各配管内には海水を満たす。
採鉱ステーション20のコントローラ45は、管理コンピュータから採掘開始命令を受けると、中間フレーム21Mの内側の所定領域(例えば10m×10m)を採掘装置30により採掘する。なお、以下、この中間フレーム21Mの内側の所定領域を「一の区画」とも称する。
これにより、プラットフォーム21に対して採掘装置30の垂直姿勢を確実に保持した状態で安定して掘削を開始することができる(口切掘削工程)。採掘装置30は、掘削部本体は、対をなすドラムカッタ32の動きにより、海底熱水鉱床ODを略長方形断面に掘削し、懸濁状態の鉱物で満たされた竪穴状の掘削溝VHが地中に形成される。
なお、トルク検出器は、ジャッキ機構49に限定されず、例えば、採掘装置30の流体駆動モータ35を駆動する供給ポンプ40の吐出側にトルク検出器を設け、このトルク検出器から取得した情報により、流体駆動モータ35の駆動情報を得ることによっても、掘削状態を判定できる。
なお、上記区画内移動工程において、隣接する掘削溝間の壁の厚さは、一対のドラムカッタ32の中心間距離よりも狭い幅とするように上記特定距離を設定することが、ドラムカッタ32が掘削溝間の壁面に安定して噛み込める厚さとする上で好ましい。
そして、姿勢が安定している状態で、口切掘削工程から垂下掘削工程による掘削手順を繰り返すことにより、一の区画内での掘削を安定して継続することができる。さらに、区画内移動工程および壁面除去工程を繰り返すことで、一段下の高さにて、上述した各工程での掘削を継続することができる。
一方、分離された鉱物のうち、所望の比重の鉱物は、揚鉱用ポンプ25に送られ、揚鉱管6を介して採鉱母船1の貯蔵器13に揚鉱される。採鉱母船1では、貯蔵器13に貯蔵するときに、鉱物を海水と分離し、鉱物が貯蔵器13内部に貯蔵される。
つまり、一の区画の採鉱を終えた状態では、同図(a)に示すように、上部フレーム21Xおよび下部フレーム21Yの全ての支持脚26が着底している。そのため、この例では、コントローラ45は、まず、同図(b)に示すように、上部フレーム21Xの支持脚26を着底させたまま、下部フレーム21Yの4つの支持脚26を、これに対応するジャッキ機構49の駆動により離底させる。
まず、地盤強度が十分な地層に支持脚26Bが着底している例について図16から図19を参照しつつ説明する。図16に示す例では、まず、同図右側の支持脚26Bが下降される(ステップS12)。この例では、同図右側の支持脚26Bが着底している位置の地層は、地盤強度が十分である想定なので、下降開始間もなく地層側からの反力が大きくなる。
そのため、その反力によるプラットフォーム21の随時の姿勢に変化が生じると、基地制御ユニット46に内蔵された慣性センサ80が姿勢の変化を検出してコントローラ45に出力する。同図に示す符号Aの矢印は、慣性センサ80が姿勢の変化を検出してコントローラ45に姿勢が傾いたとの傾斜情報を出力しているイメージを示している(以下他の図において同じ)。
図19に示すように、コントローラ45は、慣性センサ80から姿勢が水平であるとの水平情報を取得したら(ステップS15:Yes)、直ちに支持脚26Bの昇降駆動を停止する(ステップS16)。同図に示す符号Hは、慣性センサ80から水平情報が出力されたイメージを示し、また、同図に示す記号「○」は、地盤強度が十分な地層においてプラットフォーム21の姿勢が水平に支持されているイメージを示している(以下他の図において同じ)。
また、このようなスパイク75をフート60に備えることにより、各支持脚26の着底確認判定の精度が向上するとともに着底位置の座標が明瞭になる。また、尖頭部76の基端側の円環状の着底面77によって面圧を確保できるため、着底時のプラットフォーム21の姿勢をより安定させるとともに不安定地盤での沈み込みを防止することができる。特に、海底熱水鉱床は、礫が堆積した不安定地盤からなる急斜面を有するとともに、起伏が多い上、強固な地盤や軟弱な地盤が偏在するため、海底熱水鉱床での使用に好適である。
さらに、掘削された鉱物を掘削溝VH内にある掘削部本体に装備されたサクションボックス34から揚鉱管36に吸い込むので、鉱物が海水中に舞い上がって飛散してしまうことが防止または抑制される。また、本実施形態の採掘システムは、採掘装置30で掘削された鉱物を掘削溝VH内部から揚鉱管36を介して吸込管5に直接導入するので、揚鉱時の海水中への飛散も防止または抑制できる。
これに対し、本実施形態では、採鉱ステーション20の採掘装置30として、トレンチカッタを採用するところ、本実施形態の採掘装置30は、海底に立設するプラットフォーム21上をXY方向にスライド移動でき、また、スライドガイド38の内に筐体31を格納すれば、採掘装置30の掘削部本体を垂下時の揺動を防止または抑制できる。
例えば、上記実施形態では、姿勢検出センサとしての慣性センサ80を基地制御ユニット46に備えた例を説明したが、これに限定されず、この種の姿勢検出センサを複数備える構成とすることができる。
この場合に、多足歩行ロボット22のプラットフォーム21を構成する上部フレーム21Xおよび下部フレーム21Yのそれぞれに慣性センサ80等の3軸の姿勢検出センサと、各支持脚26のフート60にそれぞれ設けられた着底検出センサ61と、を設けることが好ましい。
プラットフォーム21を構成する上部フレーム21Xおよび下部フレーム21Yのそれぞれに姿勢検出センサを設けることにより、各フレーム21X、21Yの移動状況や姿勢を個別に管理でき、特に、各フレーム21X、21Yのスライド移動中の姿勢変化(移動によるものなのか、それとも重心移動により姿勢が不安定になったものなのか等)をきめ細かく監視できる。
例えば、着底確認処理および支持強度判定処理にて地盤の状態を判断する際に、4つの支持脚26がつくる矩形面内に多足歩行ロボット22の重心が位置していれば転倒することはない。そのため、着底確認処理および支持強度判定処理において、重心位置の相対移動状況を監視しつつ安定度を判定するプログラムを実装することはより好ましい。
また、例えば上記実施形態では、採鉱された鉱物を、採鉱母船1内に設けられた貯蔵器13まで運搬する例で説明したが、これに限定されず、海上の近傍や海面下(例えば船底近くに貯蔵器を設ける)で揚鉱もしくは貯蔵、または分級を行ってもよい。
また、例えば上記実施形態では、採鉱ステーション20は、複数台を用いて広範囲を同時に採鉱する例を示したが、勿論、一台のみを稼働することができる。また、採鉱ステーション20が装備する採掘装置30についても、小型のものから大型のものまで、種々の採掘装置30を用いることができる。
但し、本発明においては、採掘・吸引部が取り扱う圧力媒体は「海水」のみであることから、採掘・吸引部の稼働機構部を1系統に限って設けることは好ましい。このような構成とすれば、ポンプのような複雑な構造を有する稼働機構を最少限の一基のみとし、また、ポンプを通過する圧力媒体が海水のみとすることで、コストを抑制するとともに信頼性を向上させる上で好適である。
2 架設配置用母船
3 運搬船
4 揚鉱ユニット
5 吸込管
6 揚鉱管
7 排出管
8 アンビリカルケーブル
11 作業機
11w 作業機のワイヤ
12 発電機
13 貯蔵器
20 採鉱ステーション(海中採鉱基地)
21 プラットフォーム
21M 中間フレーム
21X 上部フレーム
21Y 下部フレーム
22 多足歩行ロボット
25 揚鉱用ポンプ
26 支持脚
27 分級器
30 採掘装置(トレンチカッタ)
31 筐体
31a,31b ガイド部
32 ドラムカッタ
32g 水平軸
33 ワイヤ
34 サクションボックス
35 流体駆動モータ(駆動部)
36 揚鉱管(採鉱部)
37 揚鉱ポンプ
38 スライドガイド
39 高圧管
40 供給ポンプ
43 X移動フレーム
44 Y移動フレーム
45 コントローラ
46 基地制御ユニット
47r ワイヤドラム
47 ウインチ
48r 高圧管ドラム
48 高圧管の巻回器
49 ジャッキ機構(垂直方向への移動機構)
51 揚鉱管の巻回器
53 X方向用移動機構
54 Y方向用移動機構
60 フート
61 着底検出センサ
62 フートベース(上部ベース)
63 フートベース(下部ベース)
64 フート保護壁
65 スタッド
66 スタッド固定ナット
67 保護壁固定ボルト
68 シリンダ固定ボルト
69 フート固定ボルト
70 検出子シリンダ
71 防塵スリーブ
72 ガイドブシュ
73 検出子
74 ばね
75 (着底部の)スパイク
76 尖頭部
77 着底面
80 慣性センサ(姿勢検出センサ)
SL 海上
SB 海底
OD 海底熱水鉱床(海底鉱床)
VH 竪穴(掘削溝)
Claims (5)
- 上部フレーム、下部フレームおよびこれら上下のフレーム間に配置される中間フレームを有するプラットフォームと、前記上下のフレームそれぞれに設けられた複数の支持脚と、前記プラットフォームの随時の姿勢を検出可能な姿勢検出センサと、前記プラットフォームの歩行による移動並びに歩行時および静止時の前記プラットフォームの姿勢を制御するコントローラと、を備える多足歩行ロボットであって、
前記複数の支持脚は、各支持脚が、垂直方向への移動機構を介してZ方向に個別に相対的スライド移動が可能に構成され、各支持脚の下端には、着底状態を検出する着底検出センサが装備されたフートが設けられており、
前記中間フレームと前記上部フレームとは、水平方向への移動機構を介して一の方向に相対的スライド移動が可能に構成され、
前記中間フレームと前記下部フレームとは、水平方向への移動機構を介して前記一の方向と直交する他の方向に相対的スライド移動が可能に構成され、
前記コントローラは、前記着底検出センサから取得された着底情報と、前記姿勢検出センサから取得された姿勢情報と、に基づいて、各支持脚が垂直方向への移動機構を介してZ方向に個別に相対的スライド移動されたときの着底状態を確認する着底確認処理と、該着底確認処理を行って各支持脚の着底が確認された後に、前記プラットフォームの歩行時および静止時の姿勢が維持できる地盤か否かを判定する支持強度判定処理と、を実行可能に構成され、
前記支持強度判定処理では、当該多足歩行ロボットを支持可能な土圧反力を、各支持脚を下降させたときに各支持脚の前記フートが受ける反力で当該多足歩行ロボット自身が押し上げられて前記プラットフォームの姿勢に変位が生じた場合に、支持可能な土圧反力が得られる地盤であると判定することを特徴とする多足歩行ロボット。 - 前記フートは、着底部にスパイクを備え、該スパイクは、下方に向けて突設する尖頭部と、該尖頭部の基端側に一体形成された円環状の着底面と、を有する請求項1に記載の多足歩行ロボット。
- 海底鉱床を採掘する採掘装置と、該採掘装置が装備されるとともに海底に立設される多足歩行ロボットと、を備える海中採鉱基地であって、
前記多足歩行ロボットとして、請求項1または2に記載の多足歩行ロボットを備えることを特徴とする海中採鉱基地。 - 前記採掘装置は、前記多足歩行ロボットのプラットフォーム側からワイヤにて昇降可能に垂下される筐体と、該筐体下部に設けられて互いに対向する少なくとも一対のドラムカッタと、該対をなすドラムカッタを回転駆動させる駆動部と、前記ドラムカッタで掘削した掘削物を採鉱するための採鉱部と、を有する請求項3に記載の海中採鉱基地。
- 前記多足歩行ロボットは、前記上部フレームまたは前記下部フレームに装備されて前記中間フレームの枠内用移動機構により移動可能な移動フレームを更に備え、
前記採掘装置は、前記枠内用移動機構の駆動により水平面で互いに直交するX方向およびY方向の少なくとも一方に移動可能に前記移動フレームに装着されている請求項3または4に記載の海中採鉱基地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018023144A JP7082880B2 (ja) | 2018-02-13 | 2018-02-13 | 多足歩行ロボットおよびこれを備える海中採鉱基地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018023144A JP7082880B2 (ja) | 2018-02-13 | 2018-02-13 | 多足歩行ロボットおよびこれを備える海中採鉱基地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019138072A JP2019138072A (ja) | 2019-08-22 |
JP7082880B2 true JP7082880B2 (ja) | 2022-06-09 |
Family
ID=67693367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018023144A Active JP7082880B2 (ja) | 2018-02-13 | 2018-02-13 | 多足歩行ロボットおよびこれを備える海中採鉱基地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7082880B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113669065A (zh) * | 2020-05-13 | 2021-11-19 | 上海中车艾森迪海洋装备有限公司 | 一种采矿装置及采矿方法 |
JP7156445B1 (ja) | 2021-05-18 | 2022-10-19 | 三菱電機株式会社 | 携帯端末、歩行ロボット、プログラム、および位置演算支援方法 |
CN113703467B (zh) * | 2021-08-04 | 2023-05-12 | 电子科技大学 | 一种用于涡轮叶片检测的多足机器人 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002257541A (ja) | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Ohbayashi Corp | 温度補償装置付き傾斜センサおよび同傾斜センサを用いる地盤の掘削方法 |
JP2005153056A (ja) | 2003-11-25 | 2005-06-16 | Port & Airport Research Institute | 多脚ロボットの歩行制御方法 |
US20090218136A1 (en) | 2008-02-29 | 2009-09-03 | Yoshio Asakawa | Water bottom ore sampler and method of using the same |
JP2011236619A (ja) | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水中採鉱機用カッターヘッド |
JP2017201116A (ja) | 2016-04-28 | 2017-11-09 | 古河機械金属株式会社 | 海中採鉱基地および採鉱基地監視装置並びに海底鉱床のチムニー回避方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52150301A (en) * | 1976-06-10 | 1977-12-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Gravitation type free fall grab |
JPS62255298A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-07 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 海底資源の探査装置 |
JPS6386196U (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-06 | ||
JPH07268901A (ja) * | 1994-03-29 | 1995-10-17 | Ube Ind Ltd | 浚渫装置 |
JPH11350519A (ja) * | 1999-04-22 | 1999-12-21 | Ohbayashi Corp | 開閉型地盤掘削機 |
-
2018
- 2018-02-13 JP JP2018023144A patent/JP7082880B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002257541A (ja) | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Ohbayashi Corp | 温度補償装置付き傾斜センサおよび同傾斜センサを用いる地盤の掘削方法 |
JP2005153056A (ja) | 2003-11-25 | 2005-06-16 | Port & Airport Research Institute | 多脚ロボットの歩行制御方法 |
US20090218136A1 (en) | 2008-02-29 | 2009-09-03 | Yoshio Asakawa | Water bottom ore sampler and method of using the same |
JP2011236619A (ja) | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水中採鉱機用カッターヘッド |
JP2017201116A (ja) | 2016-04-28 | 2017-11-09 | 古河機械金属株式会社 | 海中採鉱基地および採鉱基地監視装置並びに海底鉱床のチムニー回避方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019138072A (ja) | 2019-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10781656B2 (en) | Undersea mining base, mining base monitoring device, and chimney avoidance method for seabed deposit | |
JP7082880B2 (ja) | 多足歩行ロボットおよびこれを備える海中採鉱基地 | |
US9353501B2 (en) | Subsea excavation systems and methods | |
AU2011267764B2 (en) | A system for seafloor mining | |
JP5890403B2 (ja) | 補助海底採掘のための方法および装置 | |
JP5754581B2 (ja) | 海底鉱床の採鉱方法およびその採鉱ユニット | |
AU2002360553A2 (en) | Mining method for steeply dipping ore bodies | |
JP2012144944A (ja) | 海底鉱床の採鉱方法およびその採鉱ユニット | |
JP6954771B2 (ja) | 海中採鉱基地およびこれを用いた海底鉱床の掘削方法 | |
JP4813877B2 (ja) | 堆積物の浚渫装置 | |
JP6850596B2 (ja) | 海底熱水鉱床の採鉱方法並びに海底熱水鉱床用装薬装置および海底熱水鉱床用火薬カートリッジ | |
JP7082912B2 (ja) | ダム浚渫方法 | |
US3855807A (en) | Pipe transporting and laying vehicle and method | |
JP6201094B1 (ja) | 海底資源採掘システム | |
JP2515888B2 (ja) | 海上構造物を築造するための鋼管杭の施工工法およびその装置 | |
JP7107767B2 (ja) | 浚渫ステーションおよび浚渫システム | |
JP2018172891A (ja) | 海中採鉱基地 | |
JP4557931B2 (ja) | トンネル掘削機における掘削機本体の回収装置 | |
JP7340189B2 (ja) | 海底鉱床採鉱装置および海底鉱床の採鉱方法 | |
JP7082913B2 (ja) | 浚渫装置、浚渫ステーションおよびこれを備える浚渫システム | |
CN115928780A (zh) | 主动控制型装配式机械化沉井系统 | |
KR20130073208A (ko) | 해저 굴착 장치 | |
JPH10140969A (ja) | 孔掘削装置 | |
JPS61122335A (ja) | 連続穴掘り装置 | |
ZA200404120B (en) | Mining method for steeply dipping ore bodies. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220517 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220530 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7082880 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |