JP7082509B2 - ポルトランドセメント - Google Patents

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Description

本発明は、流動性が高く、かつ流動性の経時変化が小さいポルトランドセメントに関する。
セメント産業は、古くからセメント原料の一部に産業廃棄物や産業副産物を用いてきたが、近年、資源循環型社会の構築の機運が高まり、産業廃棄物や産業副産物の使用量をさらに増やすことが望まれる。一般に、セメント原料として入手できる廃棄物はAlを多く含み、おもに粘土代替原料として使用されてきた。したがって、この廃棄物原料を多く用いると、セメントクリンカー(以下「クリンカー」という。)中の3CaO・Al(以下「CA」という。)は増加する。
しかし、CAは水和活性が高く、CAの増加による流動性の低下を補うため減水剤の添加量を増やすことになるが、そうすると減水剤によりセメントの凝結が遅延し、また薬剤費が増加するほか、流動性の低下や流動性の経時変化が大きくなるという問題もある。
ところで、特許文献1に記載の発明は、セメントクリンカー中の化合物組成および各種石膏量を特定の範囲に規定した水硬性組成物で、それにより、セメントの流動性が改善する。この流動性の改善はCAの含有率が5質量%以下と比較的少ないことに起因する。
また、特許文献2に記載の発明は、セメントに、鉱物質粉末とともに、粉体中の全SO3量が1.5~3.5質量%となる量の石膏を加えることによりセメント組成物の流動性を改善する方法と、該技術的構成を有するセメント組成物である。
特開平06-080456号公報 特開平11-147745号公報
したがって、本発明は、CAが増加しても、また、特定量の石膏を加えなくても、流動性が高く、かつ流動性の経時変化が小さいポルトランドセメントを提供することを目的とする。
本発明者は、前記目的にかなうポルトランドセメントを検討したところ、特定の粒度範囲に分級してなる分級セメント中の炭酸カルシウムの含有率が、特定の比を有するポルトランドセメントは、前記特許文献2に記載のセメント組成物よりも流動性が高く、かつ流動性の経時変化が小さいことを見い出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下の構成を有するポルトランドセメントである。
[1]3CaO・Al2O3(C3A)の含有率が8.0~8.5質量%であるポルトランドセメントを、(A)0.27~3.27μm、(B)0.45~4.63μm、(C)0.75~6.54μm、および(D)1.50~15.56μmの粒度の範囲で、それぞれ分級して得られる分級セメントA、B、C、およびDにおいて、
分級セメントA、B、C、およびD中の炭酸カルシウムの含有率を、それぞれa質量%、b質量%、c質量%、およびd質量%としたとき、b/a=0.9~1.06、c/a=0.8~0.99、およびd/a=0.7~0.86である、ポルトランドセメント。
[2]さらに、前記ポルトランドセメント中の3CaO・SiOの含有率が62~67質量%、および2CaO・SiOの含有率が7~13質量%である、前記[1]に記載のポルトランドセメント。
本発明のポルトランドセメントは、流動性が高く、かつ流動性の経時変化が小さい。
分級前の実施例1および比較例1~3のポルトランドセメントの粒度分布を示すグラフである。 実施例2のポルトランドセメントを分級して得た分級セメントA、B、CおよびDの粒度分布を示すグラフである。 分級セメントA、B、CおよびD中の炭酸カルシウムの含有率を示すグラフである。
以下、本発明のポルトランドセメントについて詳細に説明する。
本発明のポルトランドセメントは、ポルトランドセメントを、(A)0.27~3.27μm、(B)0.45~4.63μm、(C)0.75~6.54μm、および(D)1.50~15.56μmの粒度の範囲で、それぞれ分級して得られる分級セメントA、B、C、およびDにおいて、分級セメントA、B、C、およびD中の炭酸カルシウムの含有率を、それぞれa質量%、b質量%、c質量%、およびd質量%としたとき、b/a=0.9以上、c/a=0.8以上、およびd/a=0.7以上である。b/a、c/a、およびd/aが前記範囲にあれば、ポルトランドセメントの流動性が高く、かつ流動性の経時変化が小さい。
なお、これらの分級点は、セメントの粒度分布を粒子径の対数を用いて表記した際に、隣り合う分級点の間隔がおおよそ均等となるよう設定した。
さらに、前記ポルトランドセメント中の3CaO・SiO(以下「CS」という。)の含有率は、好ましくは62~67質量%、および2CaO・SiO(以下「CS」という。)の含有率は、好ましくは7~13質量%である。前記含有率が前記範囲にあれば、同じく、ポルトランドセメントの流動性が高く、かつ流動性の経時変化が小さい。なお、より好ましくは、前記ポルトランドセメント中のCSの含有率は63~66質量%、およびCSの含有率は8~12質量%である。
また、本発明のポルトランドセメント中の3CaO・Al(以下「CA」という。)の含有率は、好ましくは8.0~8.5質量%である。該含有率が前記範囲にあれば、同じく、ポルトランドセメントの流動性が高く、かつ流動性の経時変化が小さい。
前記CS、CSおよびCAの含有率(組成)は、蛍光X線分析を用いてセメントの化学組成を求め、該化学組成に基づき下記(i)~(iii)のボーグ式を用いて算出される値である。
S(%)=4.07×CaO(%)-7.60×SiO(%)-6.72×Al(%)-1.43×Fe(%)-2.85×SO(%) ・・・(i)
S(%)=2.87×SiO(%)-0.754×CS(%) ・・・(ii)
A(%)=2.65×Al(%)-1.69×Fe(%) ・・・(iii)
ただし、式中の化学式は、ポルトランドセメント中における各化学式が表す化合物の含有率を表す。
また、本発明のポルトランドセメント中の石灰石粉の含有率は、流動性や強度発現性の向上の点から、好ましくは4.0~6.0質量%、より好ましくは4.5~5.5質量%である。
また、本発明のポルトランドセメント中のフリーライムの含有率は、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは1.2質量%以下、さらに好ましくは1.0質量%以下である。該含有率が1.5質量%以下であればセメントの品質はより安定する。
なお、本発明においてポルトランドセメントの分級は、例えば、気流式の篩い分け装置や分級機等を用いて行なうことができる。また、本発明において粒径は、例えば、レーザー散乱・回折式粒度分布測定装置を用いて測定することができる。
また、本発明のポルトランドセメントの製造において、粒径が4.75~9.5mmの範囲にあるセメントクリンカーの圧壊強度を測定し、該強度の平均値が300~900N、好ましくは500~850Nになるように、セメントクリンカーの焼成条件を制御することにより、本発明のセメントは安定して製造できる。
粒度が前記範囲内にあるセメントクリンカーの圧壊強度は、前記セメント鉱物の組成、特にCAの含有率と高い相関があり、CAの含有率が高いほど該圧壊強度は高い傾向にある。したがって、本発明のポルトランドセメントの製造において、前記圧壊強度を測定すれば、セメントのCAの含有率の管理が容易になる。
前記ポルトランドセメントの製造において、セメントクリンカーの焼成温度は好ましくは1200~1550℃、より好ましくは1300~1500℃である。該値が1200~1550℃であれば、水硬性の高いセメント鉱物が生成する傾向がある。また、焼成時間は、好ましくは30~120分、より好ましくは40~60分である。該時間が30分未満では焼成が十分でなく、120分を超えると生産性が低下する。
また、セメントクリンカー原料(混合原料)の一部に廃棄物を用いる場合、セメントクリンカー中に重金属が混入するおそれがある。セメントクリンカー中の重金属の含有量が規定値を超える場合は、セメントクリンカーの焼成工程において、高温揮発法、塩化揮発法、塩素バイパス法、または還元焼成法を用いて、重金属の含有量を規定値以下に低減することができる。
ここで、高温揮発法とは、混合原料を高温で焼成して、該混合原料に含まれる沸点の低い重金属を揮発させて除去する方法である。
塩化揮発法とは、混合原料に含まれている鉛、亜鉛等の重金属を、沸点の低い塩化物の形で揮発させて除去する方法である。具体的には、該方法は、混合原料を調製する際に塩化カルシウム等の塩素源も混合し、該混合原料を焼成炉を用いて焼成し、生成した重金属の塩化物を揮発させて除去する方法である。なお、原料自体に重金属が揮発するのに十分な塩素が含まれている場合は、塩素源を混合しなくてもよい。
塩素バイパス法とは、混合原料中に含まれている塩素源とアルカリ源が高温の焼成炉内で揮発して濃縮するという性質を利用した方法である。具体的には、該方法は、混合原料中の塩素が揮発した状態で含まれる燃焼ガスの一部を、焼成炉の排ガスの流路から抽気して冷却し、生成する塩素や重金属を含むダストを分離して除去する方法である。前記塩素源またはアルカリ源に過不足がある場合は、外部から塩素源またはアルカリ源を添加して調整してもよい。
還元焼成法とは、混合原料中の重金属を還元して、沸点の低い金属の形で揮発させて除去する方法である。具体的には、該方法は、重金属を含む混合原料を還元雰囲気下で、および/または還元剤を添加して、焼成炉を用いて焼成して重金属を還元し、この還元した重金属を揮発させて除去する方法である。
本発明のポルトランドセメントは、前記セメントクリンカーと石膏と石灰石を混合して得た混合物を粉砕するか、または、セメントクリンカーと石灰石の混合物と、石膏を別々に粉砕して得た粉砕物を混合して製造する。本発明においては、前記b/a、c/a、およびd/aを前記範囲にするために、最大粒径が、好ましくは10~50mm、より好ましくは30~45mmの石灰石粒を、セメントクリンカー等と粉砕する。
なお、資源の有効活用の観点から、前記混合物または前記粉砕物に、さらに高炉スラグ粒、高炉スラグ粉末、フライアッシュ、石炭灰、シリカヒューム、シリカ粉末、およびセメントキルンダストから選ばれる1種以上を添加してもよい。
前記石膏は、例えば、天然二水石膏、排煙脱硫石膏、リン酸石膏、チタン石膏、フッ酸石膏、精錬石膏、半水石膏、および無水石膏から選ばれる少なくとも1種以上が挙げられる。なお、流動性をさらに高めるために、粒径が5μm以下の石膏の含有率は、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.2質量%以下である。
前記石膏の含有率は、SO換算で好ましくは1.5~4.0質量%である。該値が1.5~4.0質量%であれば、セメントの強度発現性が高く流動性も良好である。また、石膏の含有率は、SO換算でより好ましくは2.0~3.5質量%、さらに好ましくは2.5~3.0質量%である。
また、ポルトランドセメント中の石膏のブレーン比表面積は、好ましくは4000~15000cm/g、より好ましくは5000~13000cm/gである。該値が4000~15000cm/gの範囲を外れると、強度発現性が低下したり水和熱が大きくなるおそれがある。
前記粉砕において、混合物をそのまま粉砕してもよいが、好ましくは、粉砕効率を高めるために粉砕助剤を添加して粉砕する。該粉砕助剤は、ジエチレングリコール、トリエタノールアミン、およびトリイソプロパノールアミン等が挙げられる。これらの粉砕助剤の添加割合は、前記混合物100質量部に対し0.01~1質量部が好ましい。なお、粉砕機はボールミルやロッドミル等を用いることができる。
前記ポルトランドセメントの粉末度は、強度発現性、作業性、およびコストなどの点から、ブレーン比表面積で2800~4000cm/gが好ましく、3000~3500cm/gがより好ましく、3100~3400cm/gがさらに好ましい。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
1.ポルトランドセメントの製造
実施例1のポルトランドセメントは、最大粒径が30mmの石灰石粒5.0質量部、セメントクリンカー91.5質量部、および2水石膏3.5質量部をボールミルで粉砕して製造した。また、実施例2のポルトランドセメントは、最大粒径が45mmの石灰石粒5.0質量部、セメントクリンカー91.5質量部、および2水石膏3.5質量部をボールミルで粉砕して製造した。
一方、比較例1、比較例2、および比較例3のポルトランドセメントは、最大粒径が6mmの石灰石粒5.0質量部、セメントクリンカー91.5質量部、および2水石膏3.5質量部をボールミルで粉砕して製造した。
なお、実施例1~2および比較例1~3のポルトランドセメントのブレーン比表面積は3250~3350cm/gである。
また、比較例4のポルトランドセメントは、石灰石粉末を含まない、ブレーン比表面積3100cm/gの普通ポルトランドセメント95質量部と、ブレーン比表面積9000cm/gの石灰石粉末5質量部を混合して製造したもので、特許文献2に記載のセメント組成物に相当する。ちなみに、比較例4のポルトランドセメント中の2水石膏含有率は3.5質量%である。
実施例1、2、および比較例1~4のポルトランドセメント中の石膏の半水化率(半水石膏/(2水石膏+半水石膏)の質量比、ただし、質量はSO換算である。)は50%以上であり、無水石膏は含まない。
製造した前記ポルトランドセメントのセメント鉱物組成と化学組成を表1に示す。
Figure 0007082509000001
2.ポルトランドセメントの分級と炭酸カルシウムの定量
実施例1、2、および比較例1~4のポルトランドセメントは、超微粒精密分級機(アイシンナノテクノロジーズ社製)を用いて、(A)0.27~3.27μm、(B)0.45~4.63μm、(C)0.75~6.54μm、および(D)1.50~15.56μmの粒度の各範囲で分級して、それぞれ分級セメントA、B、CおよびDを得た。
次に、微量熱重量分析装置(ブルカー・エイエックスエス社製)を用いて、熱質量分析(TG・DTA)を行ない前記各分級セメント中の炭酸カルシウムの含有率を測定し、分級セメントA中の炭酸カルシウムの含有率を基準にして分級セメントB~D中の炭酸カルシウムの含有率の比を算出した。
その結果を表2に示す。
Figure 0007082509000002
4.セメントの流動性および圧縮強さ
実施例1、2、および比較例1~4のポルトランドセメントを用いてモルタルを調製し、該モルタルの混練直後および混練後30分経過時のフロー値を測定して、前記セメントの流動性とそのロス率を求めた。具体的には、
(i)前記ポルトランドセメントを用いて、質量比で、細骨材/セメント=2.0、水/セメン=0.35、および減水剤(固形分)/セメント比=0.007のモルタルを、ホバートミキサーを用いて低速で2.5分間、続けて高速で3分間混練した。
(ii)前記混錬したモルタルを、混練直後、および混練後30分経過した時に、ミニスランプコーン(JIS A 1171:2000「ポリマーセメントモルタルの試験方法」に規定する鋼製スランプコーン)の中に投入し、該コーンを上方へ取り去った時のモルタルの広がり(フロー値)を測定して流動性を求めた。その結果を表1に示す。
なお、前記細骨材はJIS R 5201に規定する標準砂を、また、前記減水剤はポリカルボン酸系高性能AE減水剤(略号:SP8N、商品名:レオビルドSP8N、BASFポゾリス社製)およびナフタレンスルホン酸系高性能減水剤(略号:MT150、商品名:マイテイ150、花王社製)を用いた。また、モルタルフローにおけるロス率は下記式により算出した。
ロス率(%)=100×(直後のフロー値-30分後のフロー値)/(直後のフロー値-100)
なお、分母の100はミニスランプコーンの内径であり、この値を除く補正をするため分母において100を引いた。
また、実施例1、2、および比較例1~4のポルトランドセメントを用いてJIS R 5201に準拠して圧縮強さを測定した。
以上の結果を表3に示す。
Figure 0007082509000003
表2、3に示すように、b/a=0.9以上、c/a=0.8以上、およびd/a=0.7以上である実施例1、2は、b/a=0.9未満、c/a=0.8未満、およびd/a=0.7未満である比較例1~4に比べ、混錬直後および混錬後30分経過時の流動性が高く、ロス率(流動性の経時変化)が低い。

Claims (2)

  1. 3CaO・Al2O3(C3A)の含有率が8.0~8.5質量%であるポルトランドセメントを、(A)0.27~3.27μm、(B)0.45~4.63μm、(C)0.75~6.54μm、および(D)1.50~15.56μmの粒度の範囲で、それぞれ分級して得られる分級セメントA、B、C、およびDにおいて、
    分級セメントA、B、C、およびD中の炭酸カルシウムの含有率を、それぞれa質量%、b質量%、c質量%、およびd質量%としたとき、b/a=0.9~1.06、c/a=0.8~0.99、およびd/a=0.7~0.86である、ポルトランドセメント。
  2. さらに、前記ポルトランドセメント中の3CaO・SiOの含有率が62~67質量%、および2CaO・SiOの含有率が7~13質量%である、請求項1に記載のポルトランドセメント。
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製品詳細 炭酸カルシウム,関東化学株式会社,2021年11月01日,全1頁,https://cica-web.kanto.co.jp/CicaWeb/servlet/wsj.front.LogonSvlt?ReqItem=07050-00

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