JP7081208B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録シート上の未定着画像を定着させる定着装置および画像形成装置に関する。
プリンターなどの画像形成装置には、無端状のベルトを用いた定着装置を備えるものがある(例えば、特許文献1、2)。
図6は、従来の定着装置の概略構成例を示す断面図である、
同図に示すように定着装置90は、無端状のベルト91と、ベルト91の内側に配された断面コの字状の加圧部材92と、これを固定支持する支持部材93と、ベルト91を張架する加熱ローラー94と、加熱ローラー94を加熱するヒーター95と、ベルト91の外側に配され、ベルト91を介して加圧部材92を押圧して、ベルト91との間に定着ニップ9を形成する加圧ローラー96を備える。ベルト91は、矢印Aで示す方向に回転する加圧ローラー96に従動して、矢印Bで示す方向に周回走行する。
このような構成において、搬送路99を矢印Dで示す方向に搬送される記録シートSが定着ニップ9を通過する際に、加熱されたベルト91の熱と加圧ローラー96の加圧により、記録シートS上の未定着画像が定着される。
特開2008-46663号公報 特開2004-184446号公報
上記の構成では、支持部材93に固定支持された加圧部材92に対するベルト91の周回方向(ベルト周回方向)における巻き掛け長さLbがかなり長くなる。このため、加圧部材92のベルト周回方向一方端から他方端までの全体がベルト91と直に接触することによる摺動抵抗がかなり大きくなって、ベルト91の走行速度が不安定になり易い。ベルト91の走行速度が不安定になると、一定速度で定着ニップ9に搬送されて来る記録シートSとの間に速度差が生じて定着性の低下を招いてしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ベルトの走行安定性をより向上することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る定着装置は、未定着画像が形成されたシートを定着ニップに通して前記未定着画像を定着させる定着装置であって、加熱された無端状のベルトと、前記ベルトの内側に配された非回転体の第1部材と、前記ベルトの内側に配され、前記第1部材とともに前記ベルトを張架する第2部材と、前記ベルトの外側に配され、前記ベルトを介して前記第1部材を押圧して、前記ベルトとの間に前記定着ニップを形成させる加圧ローラーと、前記ベルトの内側に配され、周回する前記ベルトの内周面に面接触するガイド面により前記ベルトを案内するガイド部材と、前記ベルトと前記第1部材との間に介在される摺動用部材と、前記ベルトの内周面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、を備え、前記ガイド面は、前記加圧ローラーの軸方向に直交する仮想平面における断面形状が円弧状であり、前記潤滑剤塗布部材は、潤滑剤を含有する弾性材料からなり、前記ガイド面に開けられた凹部に嵌め込まれ、前記凹部の底面に固定されており、前記ベルトが前記定着装置から取り外された状態では、前記潤滑剤塗布部材の上面の方が前記ガイド面よりも前記凹部の底面からの高さが高く、前記ベルトの周回方向において前記凹部の下流側の側壁と前記潤滑剤塗布部材の下流側の側面との間に隙間を有し、前記ベルトが取り付けられた状態では、前記潤滑剤塗布部材が当該ベルトに押されて圧縮され、前記潤滑剤塗布部材の上面が前記ガイド面と同じ高さになり、自己の弾性復元力で前記ベルトの内周面に密着していることを特徴とする。
また、前記ガイド部材は、前記第1部材よりも前記ベルトの周回方向下流側かつ前記第2部材よりも前記ベルトの周回方向上流側に配置されているとしても良い。
ここで、周回する前記ベルトが前記第1部材との間に介在されている前記摺動用部材から離れる箇所が、前記ガイド面の円弧を延長した仮想円上に存するとしても良い。
また、前記ガイド部材は、前記ベルトの周回方向に前記第2部材よりも前記第1部材に近い位置に配置されているとしても良い。
さらに、前記凹部は、前記加圧ローラーの回転軸に沿った溝部であり、前記潤滑剤塗布部材は、前記溝部に沿って長尺状であるとしても良い。
ここで、前記溝部は、前記ガイド面における前記ベルトの周回方向中央の位置に設けられているとしても良い。
また、前記第1部材と前記ガイド部材とを固定支持する支持部材をさらに備えるとしても良い。
また、前記第2部材は、ヒーターにより加熱される加熱ローラーであるとしても良い。
ここで、前記加圧ローラーの回転軸に直交する仮想平面において、前記加圧ローラーの回転軸の軸心と前記定着ニップにおける前記ベルトの周回方向中央部とを結ぶ仮想の直線よりも、前記加熱ローラーの回転軸の軸心が、前記シートの搬送方向上流側に位置するように、前記加圧ローラーと前記第1部材と前記ガイド部材と前記加熱ローラーとの位置関係が決められているとしても良い。
本発明に係る画像形成装置は、搬送される記録シート上に形成された未定着画像を定着させる定着部を備える画像形成装置であって、前記定着部として、上記の定着装置を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、ベルトと第1部材との間に摺動用部材が介在されており、第1部材とは分離して配置されているガイド部材の円弧状のガイド面にベルトの内周面が面接触することで安定した搬送を行いつつ潤滑剤をベルトの内周面に塗布することができ、その潤滑剤がベルトの周回走行により、ベルトの内周面に接する摺動用部材に供給される。
これにより、ベルトと第1部材との間の摩擦による摺動抵抗が低減されるので、従来よりもベルトの走行安定性を向上することができる。
プリンターの全体構成を示す概略図である。 プリンターの定着部の概略構成を示す断面図である。 支持部材と加圧部材とガイド部材と摺動用部材と潤滑剤塗布部材の概略分解斜視図である。 図2に示すベルトを取り外した状態におけるガイド部材を拡大して示す断面図である。 変形例に係る定着部の構成を示す断面図である。 従来の定着装置の概略構成例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る定着装置と画像形成装置について、タンデム型のカラープリンター(以下、単に「プリンター」という。)を例に、図面を参照して説明する。
(1)プリンターの全体構成
図1は、プリンター1の全体構成を示す概略断面図である。
同図に示すようにプリンター1は、画像形成部10と、給紙部20と、定着部30を備える。
画像形成部10は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色に対応する作像ユニット11Y、11M、11C、11Kと、中間転写ベルト13を備える。
作像ユニット11Kは、感光体ドラム12と、感光体ドラム12の周方向に沿って配置された帯電部16、露光部17、現像部18及びクリーナー19を備える。
露光部17は、レーザーダイオードなどの発光素子及びレンズ等を備え、不図示の制御部からの駆動信号により、レーザー光を変調して感光体ドラム12上を露光走査する。
感光体ドラム12は、不図示の駆動源により回転駆動され、上記露光を受ける前にクリーナー19で表面の残存トナーが除去された後、帯電部16により一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で、上記レーザー光による露光を受けると、感光体ドラム12の表面に静電潜像が形成される。
感光体ドラム12に形成された静電潜像は、現像部18により現像され、これにより感光体ドラム12表面にK色のトナー像が作像される。このK色のトナーは、周回走行する中間転写ベルト13を介して感光体ドラム12とは反対側に配された一次転写ローラー14により感光体ドラム12から中間転写ベルト13上に一次転写される。
作像ユニット11Y、11M、11Cについても、作像ユニット11Kと同様の構成であり、作像ユニットごとに、対応する色(Y、MまたはC色)のトナー像が感光体ドラム12に作像され、一次転写ローラー14により中間転写ベルト13上に一次転写される。
各作像ユニット11Y~11Kにおける作動動作は、そのトナー像が中間転写ベルト13上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。これにより、中間転写ベルト13上にY~K色のカラートナー像が形成される。
給紙部20は、記録シートSを収容する給紙カセット21と、繰り出しローラー22と、搬送ローラー23と、タイミングローラー24を備える。
繰り出しローラー22は、給紙カセット21の最上位の記録シートSに接触して、これを搬送路25に繰り出す。搬送ローラー23は、繰り出しローラー22により繰り出された記録シートSをタイミングローラー24に向けて搬送する。タイミングローラー24は、不図示の制御部から指示されたタイミングで記録シートSを下流側に送り出す。
画像形成部10において中間転写ベルト13上に多重転写されたカラートナー像は、中間転写ベルト13の周回走行により、中間転写ベルト13と二次転写ローラー15との接触位置である二次転写位置15aに移動する。
周回走行する中間転写ベルト13上のトナー像の移動タイミングに合わせて、給紙部20のタイミングローラー24から記録シートSが搬送路25上を給送されて来ており、記録シートSが二次転写位置15aを通過する際に二次転写ローラー15により、中間転写ベルト13上のカラートナー像が記録シートS上に二次転写される。二次転写位置15aを通過した記録シートSは、定着部30に送られる。
定着部30は、二次転写ローラー15から矢印Dで示す方向(シート搬送方向)に搬送されて来る記録シートSを定着ニップ3に通して、記録シートS上のカラートナー像(未定着画像)を加熱、加圧により記録シートSに定着する。
定着部30を通過した記録シートSは、排出ローラー26により機外に排出され、排紙トレイ27に収容される。
(2)定着部の構成
図2は、定着部30の構成を示す概略断面図である。ここで、同図においてX軸方向、Y軸方向は、プリンター1を正面側から見たときの左右方向、上下方向を表し、Z軸方向は、X軸とY軸の双方に直交する方向であり、プリンター1の奥行方向に相当する。同図は、Z軸に直交するX-Y平面で定着部30を切断した場合の横断面図である。
同図に示すように定着部30は、無端状のベルト31と、摺動用部材37を介してベルト31の内周面311に接する加圧部材32と、ベルト31の内周面311に接してベルト31を案内するガイド部材33と、加圧部材32とガイド部材33とを固定支持する支持部材34と、ベルト31を加熱する加熱ローラー35と、加熱ローラー35に熱を付与するヒーター36と、ベルト31の内周面311に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材38と、ベルト31の外周面312を押圧する加圧ローラー39を備える。
ベルト31は、加圧部材32(第1部材)と加熱ローラー35(第2部材)とガイド部材33とに巻き掛けられており、加熱ローラー35が不図示のバネなどの弾性部材により加圧部材32から離れる方向に付勢されることにより、ベルト31に一定の大きさの張力が作用するようになっている。
ベルト31は、ポリイミドやSUS(ステンレス鋼)、Ni(ニッケル)電鋳等からなる基層の上に、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性の高い材料からなる弾性層と、フッ素チューブおよびフッ素コーティング等の離型性を付与した離型層とがこの順に積層されてなる。
加圧ローラー39は、アルミ、鉄等からなる中実の芯金39aに、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性の高い材料からなる弾性層39bと、フッ素チューブやフッ素系コーティング等の離型性を付与した離型層39cとがこの順に積層されてなる。
加圧ローラー39は、その回転軸の軸心399がZ軸に平行であり、加圧ローラー39の軸方向両端部が定着部30の筐体を構成する固定フレーム(不図示:以下、単に「フレーム」という。)に回転自在に支持されるとともに、バネなどの弾性部材(不図示)からの付勢力により、加圧ローラー39の外周面391がベルト31に押圧される。
加圧ローラー39は、定着搬送モーター40の回転駆動力により矢印Aで示す方向に所定の回転速度で回転駆動される。この加圧ローラー39の回転により、ベルト31が矢印Bで示す方向(ベルト周回方向)に従動回転(走行)する。なお、芯金39aは、中実に限られず、例えば金属製のパイプなどでも良い。
加圧部材32とガイド部材33とは、ベルト周回方向に沿って並ぶように配置されており、それぞれが周回するベルト31とともに回転しない非回転体であり、Z軸方向長さがベルト31のZ軸方向長さ(ベルト幅)と略同じ長さになっている。
加圧部材32は、ベルト31を挟んでベルトの外側に位置する加圧ローラー39とは反対側の位置に配されている加圧パッドであり、ベルト31の内周面311との間に介在される摺動用部材37を介して加圧ローラー39からの押圧力を受け止める。これにより、加圧ローラー39の外周面391とベルト31の外周面312とが圧接して、ベルト31と加圧ローラー39間に定着ニップ3が形成される。
ガイド部材33は、加圧部材32よりもベルト周回方向下流側かつ加熱ローラー35よりもベルト周回方向上流側であり、加熱ローラー35よりも加圧部材32に近い位置、ここでは加圧部材32の近傍の位置に空間45を介して配置されており、ベルト31における定着ニップ3を通過直後のベルト部分317をさらにベルト周回方向下流に案内する。
ガイド部材33は、ベルト周回方向に定着ニップ3から外れた位置に存しており、定着ニップ3の形成には寄与していない。
このガイド部材33は、非回転体である加圧部材32と回転体である加熱ローラー35とに巻き掛けられて張架されるベルト31の周回経路を滑らかな湾曲形状にするために設けられている。仮にガイド部材33を設けない構成をとれば、ベルト31が加圧部材32の上端部321で屈曲して加熱ローラー35に向かうような経路になり、その屈曲部分で応力集中が生じて、ベルト31に大きな負荷が掛かるからである。なお、加圧部材32の上端部321は、厳密には、周回走行するベルト31が加圧部材32との間に介在されている摺動用部材37から離れる箇所に相当する。
加圧部材32とガイド部材33とは、ここでは同じ材料から形成されている。例えば、ポリフェニレンスルファイド、ポリイミド、液晶ポリマー等の樹脂が用いられ、耐熱性の優れたものが望ましい。また、アルミ、鉄等の金属、セラミック等で構成されても良いし、これらとシリコーンゴムやフッ素ゴム等とを複合したものを用いるとしても良い。また、加圧部材32とガイド部材33とを別の材料のものを用いるとしても良い。
支持部材34は、断面コの字状のアルミ、鉄、SUS等の金属製の部材であり、加圧部材32とガイド部材33と摺動用部材37を固定支持する。
図3は、支持部材34と加圧部材32とガイド部材33と摺動用部材37と潤滑剤塗布部材38の概略分解斜視図であり、ベルト31については図示していない。
同図に示すように支持部材34は、Z軸方向に長尺状であり、その長手方向両端部がフレームに固定支持されており、上下方向に沿った中央部341と、中央部341の上端から左方向に延出された上側水平部342と、中央部341の下端から左方向に延出された下側水平部343とを有する。
加圧部材32は、支持部材34の中央部341の右側面345に、摺動用部材37を介して接着等により固定支持されており、ガイド部材33は、支持部材34の上側水平部342の上面346に接着等により固定支持されている。
潤滑剤塗布部材38は、Z軸方向に長尺であり、ベルト31のベルト幅と略同じ長さになっており、ガイド部材33に設けられた、Z軸方向に沿った溝部339の中に嵌め込まれている。潤滑剤塗布部材38は、潤滑剤gを含有しており、上面381がベルト31の内周面311に接触して潤滑剤gをベルト31の内周面311に塗布する。
潤滑剤塗布部材38は、潤滑剤gの保持に適した素材、例えばアラミド繊維やフッ素繊維などの繊維状のものやシリコンスポンジ等の多孔質のものが用いられている。ここでは、弾性変形可能なものが用いられるが、これに限られない。潤滑剤gとしては、シリコン系またはフッ素系の潤滑剤が用いられるが、他の材料のものであっても良い。
摺動用部材37は、低摩擦シートであり、ここでは加圧部材32の周囲を約1周分に亘って取り囲むように加圧部材32に巻き付けられており、例えばガラスクロスを基材とした摺動面(外表面)をフッ素系樹脂で被覆した構成のシートが用いられる。
摺動用部材37の、ベルト31側の面371には、微小な凹凸が形成されており、この凹凸によりベルト31との接触面積が少なくなって摩擦力が低減される。摺動用部材37は、ベルト31との摺動抵抗を低減できる素材からなる部材であれば良く、例えばフッ素繊維の織物や、フッ素樹脂シート、ガラスコートを用いるとしても良い。
ベルト31と加圧部材32間に摺動用部材37を介在させつつ、潤滑剤塗布部材38によりベルト31の内周面311に塗布された潤滑剤gがベルト31を介して摺動用部材37の面371に供給されることにより、ベルト31との摺動抵抗が小さくなり、長期に亘ってベルト31の周回走行の安定性が確保され、ベルト31の摩耗も低減される。
図2に戻って、加熱ローラー35は、アルミやSUS等の金属製の円筒からなり、その回転軸の軸心359がZ軸方向に平行であり、加熱ローラー35の軸方向両端部がフレームに回転自在に支持される。
加熱ローラー35の直径は、定着ニップ3のニップ長(ベルト周回方向長さ)の1.5倍以下にすることが望ましい。加熱ローラー35の直径を小さくすることで熱容量を抑制して、ウォームアップの短縮、省エネの向上を図ることができる。
また、ベルト31のうち、加熱ローラー35から定着ニップ3までのベルト部分315の周方向長さをα、定着ニップ3からガイド部材33を介して加熱ローラー35までのベルト部分316の周方向長さをβとしたとき、α<βの関係を有するように、加熱ローラー35を配置している。
ベルト部分315の周方向長さαが短くなった分、これを長くとるよりも加熱ローラー35から定着ニップ3に至るまでの間の放熱量を抑制でき、加熱ローラー35からベルト31に伝達された熱を効率よく定着ニップ3に供給することができる。
また、加圧ローラー39の回転軸に直交する仮想平面(X-Y平面)において、加圧ローラー39の回転軸の軸心399と定着ニップ3におけるベルト周回方向の中央部3aとを結ぶ仮想の直線50よりも、加熱ローラー35の回転軸の軸心359が、シート搬送方向(矢印Dで示す方向)上流側に位置するように、加圧ローラー39と加圧部材32とガイド部材33と加熱ローラー35との位置関係が決められている。
これにより、ベルト部分315の、加圧部材32の下端部322(ベルト周回方向最上流端)への進入角度θを大きくとることができる。この進入角度θが大きいほど、加圧部材32の下端部322に当たるベルト部分315の曲率が小さくなって湾曲が緩やかになり、屈曲によるベルト31への負荷が小さくなる。
ベルト部分315は、加圧ローラー39の回転に従動するベルト31が引っ張られる側である定着ニップ3の入口部3b(シート搬送方向上流端)に進入する部分であるので、進入角度θが小さいほど、加圧部材32の下端部322に当たるベルト部分315の湾曲が急になるとともに、引っ張り力による下端部322から受ける押圧力が大きくなり、ベルト31への負荷が大きくなり易い。
この進入角度θが小さい構成をとる場合、ベルト部分315に対しても、ガイド部材33と同じようなガイド部材を別途、設ける必要が生じ得るが、本実施の形態では、進入角度θをできるだけ大きくとることで、別のガイド部材の配置を不要として、その分、小型化や低コスト化が可能になる。なお、加熱ローラー35は、異物等による傷を防止するためのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)コートが外表面に施されるとしても良い。
ヒーター36は、加熱ローラー35の軸方向に沿って長尺のハロゲンヒーターであり、筒状の加熱ローラー35の内空間に挿通され、不図示の電源からの電力供給により発熱した熱を加熱ローラー35に付与する。ハロゲンヒーターから加熱ローラー35への伝熱が効率良く行われるように、加熱ローラー35の内周面を黒色にすることが望ましい。
上記の構成において、加圧ローラー39が矢印Aで示す方向に回転駆動されると、その回転駆動力をベルト31が受けて矢印Bで示す方向に従動して走行する。加圧ローラー39の回転駆動中にヒーター36が通電されると、ヒーター36から発せられた熱が加熱ローラー35からベルト31に伝わり、ベルト31の周回走行により定着ニップ3に至る。これにより、ヒーター36の熱が定着ニップ3に供給される。
本実施の形態では、図示していないがベルト31の表面温度を検出してその検出結果を不図示の制御部に送るセンサーが定着部30に配置されている。制御部は、センサーの検出温度に基づいて定着ニップ3の温度が定着に必要な定着温度(例えば170℃)に維持されるようにヒーター36の点灯と消灯を切り替える温調制御を行う。
この温調制御により、定着ニップ3の温度が定着温度で安定するようになり、搬送路25を搬送される記録シートSが定着ニップ3を通過する際に、記録シートS上の未定画像が加熱溶融されると共に加圧されて記録シートS上に定着される。
(3)ガイド部材33の構成について
図4は、図2に示すベルト31を取り外した状態におけるガイド部材33を拡大して示す断面図であり、加圧部材32と摺動用部材37の上端部も合わせて示している。
同図に示すようにガイド部材33は、ベルト31を案内するガイド面335の、ベルト周回方向中央の位置に溝部339が設けられてなる。ここでは、ガイド部材33を、ベルト周回方向に沿って上流側から下流側に第1ガイド部331、中間部332、第2ガイド部333に分けて説明する。
ガイド面335は、X-Y平面における断面形状が円弧状であり、その円弧の中心点をOcで示している。同図の一点鎖線330は、点Ocを中心とする円の円周の一部を仮想して示しており、第1ガイド部331と第2ガイド部333の各上面がガイド面335を構成する。
第1ガイド部331と第2ガイド部333の間の中間部332の上面336は、ガイド面335よりも中心点Oc側に落ち込んでいる。これにより、ガイド面335と上面336との間に段差が生じ、中間部332の上面336を底面とするZ軸方向に沿った溝部339が形成される。以下、溝部の底面を底面336という。
この溝部339の中に、Z軸方向に長尺でY軸方向の厚みが薄い潤滑剤塗布部材38が嵌め込まれ、溝部339の底面336に潤滑剤塗布部材38が接着等により固定される。
潤滑剤塗布部材38は、上記のように弾性変形可能なスポンジなどが用いられており、ベルト31が取り外された状態(自然状態)では、潤滑剤塗布部材38の上面381が一点鎖線330よりも上に突き出している。つまり、自然状態では、潤滑剤塗布部材38の上面381の方がガイド面335よりも溝部339の底面336からの高さが高くなっている。
ベルト31が加圧部材32とガイド部材33と加熱ローラー35とに巻き掛けられて張架されると、ベルト31の内周面311がガイド面335に面接触しつつ、潤滑剤塗布部材38の上面381がベルト31により厚み方向に下方に押されて、破線382で示す位置、つまりガイド面335と同じ高さ位置になるまで圧縮される。破線382は、一点鎖線330と重複する線である。これにより、潤滑剤塗布部材38は、自己の復元力により、上面381がベルト31の内周面311に密着する。
本実施の形態では、ガイド面335が円弧状になっており、ベルト31がガイド面335に沿って円弧状に湾曲した形状で面接触するので、ガイド面335上においてベルト周回方向の上流端33aから中央寄りの部分33cを介して下流端33bまでのどの部分でもベルト31との接触圧が略同じになり易い。
例えば、ガイド面335を円弧状に代えて、X軸方向に平行な平面とすれば、その平面からなるガイド面の上流端(33aに相当)と下流端(33bに相当)とでベルト31が大きく屈曲するので、上流端と下流端にはベルト31からの強い接触圧が作用する。
一方で、その平面からなるガイド面のうちベルト周回方向中央寄りの部分(33cに相当)では、ベルト31がそのガイド面の中央寄りの部分と略並行な姿勢になって、接触圧がかなり小さくなる。接触圧が小さくなって、潤滑剤塗布部材38が自己の復元力でベルト31を浮き上がらせると、ベルト31がガイド面から浮いた状態になる。
ガイド面上でベルト31の浮きが生じ、その浮いたベルト部分がベルト31の周回走行中に振動して、その振動がベルト31から定着ニップ3を搬送中の記録シートSに伝わると、定着性に影響を及ぼすおそれが生じる。
本実施の形態では、ベルト31が円弧状のガイド面335に沿った形状で面接触することでベルト周回方向に接触圧が均等化されて、中央寄りの部分33cでも潤滑剤塗布部材38を圧縮させるのに十分な接触圧が作用し易くなるので、上記のベルト31の浮きが生じ難く、ベルト31の周回走行が安定して、定着性に影響を与えることを防止できる。
潤滑剤塗布部材38の上面381がベルト31に密着することで、潤滑剤塗布部材38に含浸されている潤滑剤gが、ガイド面335上をベルト周回方向に案内されるベルト31の内周面311に塗布される。
ベルト31の内周面311に塗布された潤滑剤gは、ベルト31の周回走行により加熱ローラー35を経て摺動用部材37との接触領域に至り、摺動用部材37の、ベルト31側の面371に供給される。摺動用部材37に供給された潤滑剤gは、摺動用部材37の面371に保持されることで、ベルト31と加圧部材32との摺動抵抗が長期に亘って低減される。
ガイド面335と、これよりもベルト周回方向上流側の加圧部材32とは、一点鎖線330をベルト周回方向上流側に向かって延長した仮想円上に加圧部材32の上端部321が位置する位置関係になっている。
これにより、周回走行するベルト31が加圧部材32の上端部321を離れてから、ガイド部材33のガイド面335の上流端33aに至るまでの経路がガイド面335の円弧を延長した線(一点鎖線330に相当)に一致して、その経路上におけるベルト31の断面形状もガイド面335と同じ円弧状になる。
従って、加圧部材32の上端部321を離れたベルト31がガイド面335に至るとその円弧形状のままガイド面335に面接触しながら案内されることになり、ベルト31がガイド面335に進入するときにガイド面335との間に隙間が生じ難くなる。
このように加圧部材32の上端部321が一点鎖線330上に位置する構成をとれば、例えば破線325や326上の位置に存する構成よりもベルト31のうち、加圧部材32の上端部321やガイド面335と接触するベルト部分の曲率が小さくなって湾曲が緩やかなる。湾曲が緩やかな方が急のものよりもベルト部分に掛かる応力が小さくなるので、ベルト31への負担が減り、それだけベルト31の摩耗の抑制や長寿命化に繋がり易い。
以上説明したように本実施の構成では、ベルト31と加圧部材32との間に摺動用部材37が介在されており、さらに加圧部材32とは分離して配置されているガイド部材33の円弧状のガイド面335にベルト31の内周面311が面接触した状態でベルト31が搬送されつつ、潤滑剤塗布部材38からの潤滑剤gがベルト31の内周面311に塗布されることにより、摺動用部材37に供給される。
これにより、加圧部材32と加圧ローラー39間に強い押圧力が作用しても、ベルト31と加圧部材32との間の摩擦による摺動抵抗が低減される。また、ベルト31を円弧状のガイド面335に面接触した状態で搬送でき、ガイド面335からの浮き上がりによるベルト31の振動を防止できる。
このように摺動用部材37の配置、潤滑剤gの供給および円弧状のガイド面335の組み合わせにより、従来よりもベルトの走行安定性をより向上できる。
また、ベルト31を案内するガイド面335を有するガイド部材33が、ベルト31に潤滑剤gを塗布する潤滑剤塗布部材38を支持する部材を兼用している。これにより、ガイド部材33とは別に、潤滑剤塗布部材38を支持する専用の部材を設ける必要がなくなり、その分、コスト低下と装置小型化を図ることができる。
さらに、ガイド部材33を定着ニップ3の出口部3c(シート搬送方向下流端:図2)の近傍に配置しているので、加熱ローラー35からベルト31に付与された熱が定着ニップ3を通過中の記録シートSに付与された直後のベルト部分317を案内できる。
例えば、定着ニップ3の入口部3bの近傍にガイド部材33を配置する構成をとれば、定着ニップ3に入る直前のベルト31から熱がある程度、ガイド部材33に逃げることになるが、定着ニップ3の出口部3cの近傍にガイド部材33を配置する構成により、このような熱の逃げが防止され、加熱ローラー35から付与されたベルト31の熱を記録シートSに効率良く付与でき、また低熱容量化を図ることができる。
なお、上記の熱の逃げが定着性に影響を与えないような場合には、ガイド部材33の配置位置を、定着ニップ3の出口部3cに代えて入口部3bとする構成をとり得る。
また、加圧部材32は、装置構成に適した定着ニップ3を形成可能なものであれば、図2に示す形状に限られず、同様に、ガイド部材33もベルト31を安定走行可能に案内できるものであれば、図2に示す形状に限られない。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、ガイド部材33が一つだけ配置される構成例を説明したが、これに限られない。
図5は、2つのガイド部材が配置される構成例を示す断面図である。
同図に示すように支持部材34の上側水平部342の上面346に第1のガイド部材201が固定され、下側水平部343の下面348に第2のガイド部材202が固定される。それぞれのガイド部材201、201に設けられた溝部221、222に潤滑剤塗布部材211、212が嵌め込まれて固定される。また、加圧部材32を支持部材34の中央部341に直に固定し、摺動用部材37を加圧部材32に接着等により固定する構成をとることもできる。なお、第2のガイド部材202については、ガイド面に溝部222と潤滑剤塗布部材212を設けず、ガイド面をベルト周回方向上流端から下流端までの間に亘って連続する円弧面とする構成としても良い。
(2)上記実施の形態では、ガイド部材33のガイド面335のベルト周回方向中央部に溝部339を設けた構成例を説明したが、ベルト周回方向中央部に限られない。ベルト周回方向中央に対してベルト周回方向上流側または下流側にずれた位置に設ける構成としても良い。
また、溝部339に潤滑剤塗布部材38を嵌め込む構成例を説明したが、溝に限られない。潤滑剤塗布部材38を嵌め込むことが可能な凹部が円弧状のガイド面335に開けられていれば良い。例えば、溝に代えて、ガイド面335上に、複数個の円形の穴をZ軸方向に沿って並ぶように設け、その各穴に個別に潤滑剤塗布部材を嵌め込む構成などをとることもできる。
(3)上記実施の形態では、ベルト31を非回転体である加圧部材32(第1部材)と回転体である加熱ローラー35(第2部材)とにより張架する構成例を説明したが、第2部材は回転体に限られない。ベルト31が加圧ローラー39に従動して周回走行可能であれば、第2部材を、回転体に代えて非回転体、例えば円筒部材の軸方向両端を固定支持したものなどとすることも可能であろう。
(4)上記実施の形態では、加圧部材32が支持部材34により固定支持され、加圧ローラー39がベルト31を介して加圧部材32を押圧する構成としたが、これに限られない。加圧部材32は、ベルト31の周回走行に伴って回転しない非回転体であれば良く、例えば加圧部材32がバネなどの付勢部材の付勢力によりベルト31を介して加圧ローラー39を押圧する構成でも良い。いずれにしても、加圧ローラー39と加圧部材32間に押圧力が作用するので、加圧ローラー39が加圧部材32を押圧する構成に含まれる。
(5)上記実施の形態では、ベルト31を加熱するヒーター36として、ハロゲンヒーターを用いる構成例を説明したが、これに限られない。ハロゲンヒーターに代えて、赤外線ヒーターや電熱線など他の方式のヒーターを用いることもできる。また、ベルト31を加熱する熱源であれば良く、例えば電力供給により発熱する抵抗発熱体によりベルト31を形成する構成としても良い。この構成では、抵抗発熱体への通電がベルト31の加熱になる。また、ベルト31が電磁誘導により発熱する、いわゆるIH(Induction Heating)方式のものを用いるとしても良い。
(6)上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラープリンターに適用した場合の例を説明したが、これに限られない。無端状のベルトを有する定着装置およびこれを備える画像形成装置に適用できる。画像形成装置としては、カラー画像形成を実行可能なものやモノクロ画像形成のみが実行可能なものに適用でき、またプリンターに限られず、例えば複写機、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等の画像形成装置に適用できる。
上記の各部材の大きさ、形状、材料、個数などは一例であり、装置構成に応じて適した大きさ、形状、材料、個数等が予め決められる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ可能な限り組み合わせるとしてもよい。本発明の効果を得られる範囲で、定着部などの各部の機構や各部材を別の機構や別の形状の部材に代えて適用することとしても良い。
本発明は、無端状のベルトを有する定着装置に広く適用することができる。
1 プリンター
3 定着ニップ
3a 定着ニップにおけるベルト周回方向中央部
30 定着部
31 ベルト
32 加圧部材
33、201、202 ガイド部材
34 支持部材
35 加熱ローラー
36 ヒーター
37 摺動用部材
38、211、212 潤滑剤塗布部材
39 加圧ローラー
50 仮想の直線
221、222、339 溝部
321 周回するベルトが摺動用部材から離れる箇所
335 ガイド面
359 加熱ローラーの回転軸の軸心
399 加圧ローラーの回転軸の軸心
D シート搬送方向
g 潤滑剤
S 記録シート

Claims (10)

  1. 未定着画像が形成されたシートを定着ニップに通して前記未定着画像を定着させる定着装置であって、
    加熱された無端状のベルトと、
    前記ベルトの内側に配された非回転体の第1部材と、
    前記ベルトの内側に配され、前記第1部材とともに前記ベルトを張架する第2部材と、
    前記ベルトの外側に配され、前記ベルトを介して前記第1部材を押圧して、前記ベルトとの間に前記定着ニップを形成させる加圧ローラーと、
    前記ベルトの内側に配され、周回する前記ベルトの内周面に面接触するガイド面により前記ベルトを案内するガイド部材と、
    前記ベルトと前記第1部材との間に介在される摺動用部材と、
    前記ベルトの内周面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、
    を備え、
    前記ガイド面は、前記加圧ローラーの軸方向に直交する仮想平面における断面形状が円弧状であり、
    前記潤滑剤塗布部材は、潤滑剤を含有する弾性材料からなり、前記ガイド面に開けられた凹部に嵌め込まれ、前記凹部の底面に固定されており、
    前記ベルトが前記定着装置から取り外された状態では、前記潤滑剤塗布部材の上面の方が前記ガイド面よりも前記凹部の底面からの高さが高く、前記ベルトの周回方向において前記凹部の下流側の側壁と前記潤滑剤塗布部材の下流側の側面との間に隙間を有し、
    前記ベルトが取り付けられた状態では、前記潤滑剤塗布部材が当該ベルトに押されて圧縮され、前記潤滑剤塗布部材の上面が前記ガイド面と同じ高さになり、自己の弾性復元力で前記ベルトの内周面に密着していることを特徴とする定着装置。
  2. 前記ガイド部材は、
    前記第1部材よりも前記ベルトの周回方向下流側かつ前記第2部材よりも前記ベルトの周回方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 周回する前記ベルトが前記第1部材との間に介在されている前記摺動用部材から離れる箇所が、前記ガイド面の円弧を延長した仮想円上に存することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記ガイド部材は、
    前記ベルトの周回方向に前記第2部材よりも前記第1部材に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の定着装置。
  5. 前記凹部は、前記加圧ローラーの回転軸に沿った溝部であり、
    前記潤滑剤塗布部材は、前記溝部に沿って長尺状であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記溝部は、前記ガイド面における前記ベルトの周回方向中央の位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記第1部材と前記ガイド部材とを固定支持する支持部材をさらに備えることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記第2部材は、
    ヒーターにより加熱される加熱ローラーであることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記加圧ローラーの回転軸に直交する仮想平面において、前記加圧ローラーの回転軸の軸心と前記定着ニップにおける前記ベルトの周回方向中央部とを結ぶ仮想の直線よりも、前記加熱ローラーの回転軸の軸心が、前記シートの搬送方向上流側に位置するように、
    前記加圧ローラーと前記第1部材と前記ガイド部材と前記加熱ローラーとの位置関係が決められていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  10. 搬送される記録シート上に形成された未定着画像を定着させる定着部を備える画像形成装置であって、
    前記定着部として、請求項1~のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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