JP7080505B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
更に、この種の遊技機として、当否判定の結果が、所定結果(時短当選を示す結果)であることを示す停止図柄が表示されると、大当り遊技を介することなく、時短状態を作動させるものも開示されている(特許文献1を参照)。
始動口に遊技球が入球したことに基づいて当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定の判定結果を示す図柄を、所定時間に亘って図柄変動を行った後に表示する図柄表示手段と、
前記当否判定の判定結果が大当りであることを示す大当り図柄が、前記図柄表示手段に表示されることに基づいて大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、
前記図柄表示手段で実行される図柄変動に対応して演出表示を実行する演出表示手段と、を備えるとともに、
前記始動口として、遊技球の入球可能性が変化可能な可変式の始動口を少なくとも備え、
遊技状態として、所定の設定回数に亘って前記当否判定が実行されることを限度に前記当否判定の実行頻度が高められた時短状態を作動させる時短状態作動手段を備える遊技機であって、
前記時短状態として、
前記大当り遊技を実行した後に作動する第1の時短状態と
前記当否判定の判定結果が時短当選であることを示す時短図柄が、前記図柄表示手段に表示されることに基づいて、前記大当り遊技を介することなく、作動する第2の時短状態と、を備え、
前記時短状態が作動している場合に前記当否判定の判定結果が前記時短当選となっても、前記第2の時短状態が作動することを無効とする時短無効手段と、
前記時短状態が作動している場合に、前記当否判定の判定結果が前記時短当選となると、前記作動している時短状態で実行可能な前記当否判定の残り回数と、前記時短当選に基づいて設定予定の前記設定回数と、を比較し、前記設定回数が前記残り回数よりも多ければ、前記時短無効手段によって無効とせずに、前記作動している時短状態の前記残り回数を前記設定予定の前記設定回数に再設定する時短回数再設定手段を備え、
前記演出表示手段は、前記時短無効手段によって第2の時短状態の設定が無効とされた場合は、前記当否判定の結果が外れの場合と同一の演出態様で前記演出表示を実行し、
前記残り回数を再設定する場合においては、前記当否判定の結果が外れの場合とは異なる特別な演出態様で前記演出表示を実行することを特徴(以下、第1特徴という)とする。
但し、時短状態を(A)可変式の始動口の開放時間を延長する開放延長状態(可変式の始動口が開放状態となる回数を多くして、開放時間を延長する開放延長状態も含む)、(B)特別図柄(後述する)の変動時間及び停止時間の少なくとも一方を短縮化して、当否判定(特別図柄に関する当否判定)の実行頻度を高めた状態、(C)普通図柄(後述する)の変動時間及び停止時間の少なくとも一方を短縮化して、普通図柄に関する当否判定の実行頻度を高め、可変式の始動口の開放頻度を高めることで、当否判定(特別図柄に関する当否判定)の実行頻度が高められた状態、(D)普通図柄に関する当否判定の当り確率を高め、可変式の始動口の開放頻度を高めることで、当否判定(特別図柄に関する当否判定)の実行頻度が高められた状態、或いは、(A)~(D)に示す状態を2種以上組み合わせた状態を広く例示することもできる。
第1特徴を備える遊技機において、
前記残り回数を表示する時短回数表示手段と、
前記演出表示手段で前記特別な演出が実行されると、前記残り回数を再設定されたものに更新する時短回数表示更新手段と、
該時短回数再設定手段により、前記残り回数を再設定した場合であっても、外れのときと同一又は類似した演出態様である疑似外れ演出態様の演出表示を実行する疑似外れ演出態様実行手段と、
前記疑似外れ演出態様の演出表示が実行された場合は、前記残り回数の表示を更新せずに、所定のタイミングで、前記更新された残り回数であることを報知する報知手段と、
を備えることを特徴(以下、第2特徴という)として備えてもよい。
第1特徴若しくは第2特徴を備える遊技機において、
前記第2の時短状態が作動する際の前記設定回数は、前記時短状態が作動している場合の方が前記時短状態が作動していない場合よりも、多い回数に設定される可能性が高いことを特徴(以下、第3特徴という)とする。
図1に示すように、遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
また、前枠52は、左側上下のヒンジ(図示を省略)を支点に内枠70に対して開閉可能に構成されている。そして、外枠51に対して内枠70を閉鎖し、前枠52が内枠70に対して閉鎖した状態となると、遊技を実行可能な状態となる。また、前枠52を左側上下のヒンジ(図示を省略)を支点に内枠70に対して開放すると、遊技盤1の前面1aが開放され、パチンコホールの店員等が、当該前面1aに対して発生した不具合を解消する作業(遊技盤1における球詰まりの解消作業等)を施すことができる。なお、以下の説明において、前枠52をガラス枠と称することもある。
この遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が、ほぼ中央部に配置されたセンターケース5を境に第1遊技領域部3Lと第2遊技領域部3Rとに分けられている。
センターケース5の左側が第1遊技領域部(以下、左打ち領域という)3L、右側が第2遊技領域部(以下、右打ち領域という)3Rとなり、遊技球の発射威力を所定力以上で図に示したA部まで到達した遊技球は誘導路3pを転動し、右打ち領域3Rに至り、右打ち領域3Rを流下する。一方、遊技球の発射威力を所定未満で、T部に到達しない遊技球が左打ち領域3L(センターケース5の左側)を流下することになる。なお、遊技領域3(左打ち領域3L、右打ち領域3R)には多数の遊技釘が植設されている(図示を省略)。
センターケース5の右側の右打ち領域3Rには、普通図柄作動ゲート17が配置されている。
そして、右打ち領域3Rにおいて普通図柄作動ゲート17の下には普通電動役物12Aが配置されている。また、普通電動役物12Aの内部には第2始動口12が設けられ、普通電動役物12Aの内部に入球した遊技球が第2始動口12に入球可能とさせている。
そして、普通電動役物12Aが閉鎖状態となると、一対の翼片12tの上端部間には、ほぼ1球の遊技球の通過を許容する間隔が形成されるが、当該上端部で構成される隙間の真上には、遊技球の通過を禁止する障害部材12aが設けられている。このため、普通電動役物12Aが開放状態であると、右打ち領域3Rを流下した遊技球は普通電動役物12Aに入球し、第2始動口12に入球する可能性があるが、普通電動役物12Aが閉鎖状態であると、普通電動役物12A(第2始動口12)に遊技球が入球することが不可能となっている。但し、一対の翼片12tの上部から障害部材12aを排除等し、普通電動役物12Aが閉鎖状態であっても普通電動役物12A(第2始動口12)に遊技球が入球可能であってもよい。
第1始動口11は、植設された遊技釘(図示を省略)及び遊技領域3の略中央部に大型サイズで配置されたセンターケース5により、右打ち領域3Rを流下した遊技球が入球困難な構成となっている。これにより、第1始動口11には、専ら左打ち領域3Lを流下した遊技球が入球可能となっている。換言すると、第1始動口11には、右打ち領域3Rを流下した遊技球が入球する可能性が低くなっている。
上記のように遊技盤1を構成することによって、左打ち領域3Lに遊技球を流下した遊技球が専ら第1始動口11に遊技球が入球(第1始動口スイッチ11a(図4参照)が遊技球を検出)することに基づいて、第1特別図柄表示装置9において第1特別図柄(以下、第1特図とも記載)が変動を開始し、所定時間後に停止する。
但し、本実施例と異なり、第1始動口11と第2始動口12への入球順に第1特別図柄と第2特別図柄を変動させたり、第1特別図柄と第2特別図柄を同時に変動させたりしてもよい。
つまり、大入賞口14の下端側には扉部材(開閉部材)14tが傾動可能に支持されており、非特別遊技状態(大当り遊技や後述する小当り遊技が実行されないとき)には、大入賞口14は扉部材14tによって閉鎖された状態となり、遊技球を入球させることができない。一方、特別遊技状態(大当り遊技等)には、扉部材14tが傾動し(遊技盤1と対面する遊技者方向に傾動し)、大入賞口14が開放された状態となり、遊技球を入球させることができる。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘(図示を省略)が植設されており、盤面最下部にはアウト口2dが設けられている。
RAMクリアスイッチ46は、該RAMクリアスイッチ46を押下しつつ、電源スイッチ86をONして電源投入することで、RAMクリアを実行するためのスイッチである。なお、本実施例のパチンコ機50は、大当り判定確率の設定変更機能を備えていないが、本実施例のパチンコ機50が大当り判定確率の設定変更機能を備えてもよい。そして、大当り判定確率の設定変更機能を備える場合、大当り判定確率の設定変更を行う場合においてRAMクリアスイッチ46は、設定値を任意の値に変更するための操作手段としての機能も備えることとなる。そして、当該設定変更機能を備え、例えば、設定値1~6の6種類(種別)のうち何れかの設定値を設定可能な場合には、各設定値1~6に対応して異なる大当り判定確率が段階的に設けられる。この場合、設定値1に対応する大当り当選確率(1/300)、設定値2(1/290)、設定値3(1/280)、設定値4(1/270)、設定値5(1/260)、設定値6(1/250)の順に高くなる。
この設定変更モードで、管理者(パチンコホールの店員等)が、RAMクリアスイッチ46(設定変更ボタン)を押圧操作することで、設定値を変更することができる。つまり、RAMクリアスイッチ46(設定変更ボタン)を押圧操作する毎に、設定値が設定値1~設定値6、更に、設定値1…の順に変更される。
その際、性能表示装置48に設定値の変更に伴い、その時点の設定値を示す数値が表示される。
また、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9及び第2特別図柄表示装置10の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、普通図柄表示装置7、普通図柄保留表示装置8の点灯を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータ87に送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
なお、本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
なお、大当り判定確率の設定変更機能を備える場合には、段階設定値(所謂、設定1~設定6を示す値)に関しても、RAMクリアによって消去されないよう構成されている。具体的には、RAMクリア処理は、RAMクリアによって消去されるRAM領域の内、段階設定値に関する領域は消去の対象としないよう構成されている。
前述のように、パチンコ機50は、主制御装置80に、RAMに記憶された情報を消去するためにRAMクリアSW46が設けられている。RAMクリアSW46は払出制御装置81や電源基板85に設ける構成としてもよい。また、性能表示装置48は主制御装置80に設けられ、主制御装置80によって制御される。また、本実施例では、主制御装置80に、上述したように設定変更や設定確認の際に用いる、設定キーSW47を備える。
そして、音声制御装置としての機能部(図4において音声制御部83aと表記)は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御、つまり、音量の制御や、音声の種類(例えば、報知音の種類等、設定示唆音の制御)等を行う。また、ランプ制御装置としての機能部(図4においてランプ制御部83bと表記)は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面6aに表示させる。
なお、本実施例では、サブ統合制御装置83及び演出図柄制御装置82は別々の装置に分かれているが、1つの装置にまとめる構成にしてもよい。
なお、本実施例では、第1当否判定及び第2当否判定の双方において「時短当選」を発生し得ることとするが、第1当否判定及び第2当否判定の何れか一方に限定して「時短当選」を発生し得ることとしてもよい。
つまり、第1当否判定若しくは第2当否判定を際の遊技状態が、第1当否判定若しくは第2当否判定で大当りと判定される確率が通常確率の状態で、しかも、非時短状態である場合(以下、通常確率・非時短状態といい、確変フラグ及び時短フラグの値が「0」の場合、つまり、通常状態の場合)、時短当選値は有効なものと取り扱われ、時短図柄が確定表示されることに基づいて時短状態に移行する。
ここで、時短残り回数とは、時短状態で実行可能な当否判定の残り回数を指し当否判定が実行される度に減算され、「ゼロ」になると当該時短状態を終了する。また、設定回数とは、時短状態が作動する際(時短状態に設定される際)に実行可能な当否判定の回数の上限数(つまり、時短回数)を示す。
更に、第1当否判定若しくは第2当否判定の際の遊技状態が、第1当否判定若しくは第2当否判定で大当りと判定される確率が高確率の状態(つまり、高確率状態)である場合には、時短当選値は外れ値と同様に取り扱われる。
なお、本実施例と異なり、通常確率状態のみならず、高確率状態においても時短当選に基づいて時短状態を作動可能としてもよい。
また、第2当否判定が実行されると、第2特別図柄の停止図柄(大当り図柄、外れ図柄、若しくは、時短図柄)と、変動パターン(第2特別図柄が変動表示する時間を特定する変動パターン)が乱数抽選で決定され、決定された変動時間に基づいて第2特別図柄表示装置10及び演出図柄表示装置6の図柄変動を開始する。その後、第2特別図柄の変動時間を経過して、第2特別図柄表示装置10で第2特別図柄の停止図柄(確定図柄)が表示され、演出図柄表示装置6に第2特別図柄に対応する演出図柄が停止表示(確定表示)され、第2当否判定の結果を報知される。
また、第2特別図柄の当否判定(第2当否判定)の結果が大当りとなると、所定時間に亘り、特別図柄の変動表示を行った後、特別図柄(特図2大当り図柄1、特図2大当り図柄2)が確定表示される。これにより、条件装置が作動することによって役物連続作動装置が作動して大入賞口14が所定の態様で開放される大当り遊技が実行される。
また、第2当否判定の結果が大当りとなり、図6(a)に示すように、確定表示される大当り図柄が、「特図2大当り図柄2(10R通常大当り図柄)である場合、大当り遊技の終了後のパチンコ機50の遊技状態が通常確率・時短状態となる。この通常確率・時短状態は、大当りを生ずることなく、所定の時短回数(100回)の変動表示を行うと終了し、通常確率・非時短状態となる。
また、普通電動役物(第2始動口12)の開放時間は、通常状態(非時短状態)において「0.1秒を1回」であり、時短状態において「5.8秒を1回」である。
更に、普通図柄の変動時間は、通常状態(非時短状態)で平均5秒、時短状態で平均1秒とされている。
また、(i)第1当否判定の結果が大当りとなり、「特図1大当り図柄2(8R通常当り図柄)」が確定表示され、8R通常大当りが発生するか、(ii)第2当否判定の結果が大当りとなり、「特図2大当り図柄1(8R確変大り図柄)」が確定表示され、8R確変大当りが発生すると、「8R大当り遊技」を実行する。
更に、第2当否判定の結果が大当りとなり、「特図2大当り図柄2(10R通常確変大り図柄)」が確定表示され、10R通常大当りが発生すると、「10R大当り遊技」を実行する。
本実施例では、遊技状態が、通常確率状態であるとき、当否判定(第1当否判定、第2当否判定)の結果が時短当選とされる場合(大当りでなく、外れでもない場合)があり、この時短当選の場合、停止表示させる時短図柄の態様が乱数抽選で選択される。
つまり、当否判定の結果が時短当選である場合、時短図柄として「第1時短図柄」が「70%」の割合で選択され、「第2時短図柄」が「25%」の割合で選択され、「第3時短図柄」が「5%」の割合で選択される。
但し、本実施例では、時短図柄が確定表示されるときの遊技状態と、確定表示される時短図柄の種類に応じて、付与される時短回数(設定回数)が以下のように異なっている。
つまり、通常状態(通常確率・非時短状態)で、第1時短図柄が確定表示されると、大当り遊技を介することなく、通常確率状態・時短状態に移行する。この通常確率・時短状態に移行すると、時短回数(設定回数、つまり時短残り回数の初期値)は「10回」とされる。
更に、通常状態(通常確率・非時短状態)で、第3時短図柄が確定表示されると、大当り遊技を介することなく、通常確率・時短状態に移行する。この通常確率・時短状態に移行すると、時短回数(設定回数)は「1000回」とされる。
更に、遊技状態が、通常確率・時短状態であるとき、第2時短図柄が確定表示されると、大当り遊技を介することなく、通常確率・時短状態を継続する。この場合、継続する時短回数(時短残り回数)は、「100回」に更新される場合と、第1時短図柄が確定表示される際の時短回数(時短残り回数)が更新されない場合がある。
蓋し、通常確率・時短状態であるとき、第3時短図柄が確定表示される際の時短残り回数は、「1000回」よりも少ない回数である可能性が高いからである。
また、何れの時短図柄が確定表示される場合も、大当りを生ずることなく、時短状態で実行可能な当否判定の残り回数が「0」になると、通常確率・時短状態を終了し、通常確率・非時短状態となる。
先ず、対比のため、大当り遊技を介して移行する時短状態(大当り時短a)について説明する。
図8は、大当り時短状態の具体例(以下、具体例1という)の様子を示すタイムチャートである。
そして、大当りを発生すると、所定の大当りラウンド数(具体例1の場合、10ラウンド)とする大当り遊技を実行した後、所定の時短回数(時短状態で実行実行可能な当否判定の上限回数、つまり設定回数)の時短状態を開始する。
このように、大当り時短状態では、当該大当り時短状態の移行契機となる特別図柄が停止表示されたときの「時短回数(時短残り回数)」に関わらず、停止表示された大当り図柄に対応する「時短回数(設定回数)」が設定される。
具体例2は、通常確率・時短状態で「時短残り回数」が「80回」のとき、第1時短図柄(図中、時短1と記載)が確定表示された場合を示している。この場合、継続中の時短状態の時短残り回数「80回」と、第1時短図柄の確定表示されることに基づいて(時短当選に基づいて)、設定予定の設定回数「50回」を比較する。そして、この場合、当該設定予定の設定回数「50回」よりも、継続中の時短状態の「時短残り回数」の方が多いため、継続中の時短状態の時短残り回数は再設定(上書き)されない。
但し、具体例2と異なり、継続中の時短状態の時短残り回数が再設定されない場合においても、当否判定の結果が時短当選となることに基づいて開始される変動表示において時短図柄を確定表示してもよい(特別図柄)。この場合、変動開始時において主制御装置80からサブ統合制御装置83に当否判定の結果が時短当選であることを示す変動開始コマンドが送信されるが、その際、当該時短当選が無効であることを示すコマンドが主制御装置80からサブ統合制御装置83に送信されることとし、時短当選を特定する変動開始コマンドを受信することに基づき開始される演出表示において「外れ図柄(演出図柄)」が停止表示されることとしてもよい。
具体例3は、通常確率・時短状態で「時短残り回数」が「80回」のとき、第2時短図柄(図中、時短2と記載)が確定表示された場合を示している。この場合、継続中の時短状態の時短残り回数(時短回数)が「80回」と、第2時短図柄の確定表示されることに基づいて(時短当選に基づいて)、設定予定の設定回数を「100回」を比較すると、時短残り回数よりも設定予定の設定回数の方が多いため、時短残り回数が再設定(上書き)される。
具体例3では、第2時短図柄が選択されて開始する変動表示においては第2時短図柄(特別図柄)が停止表示されるが、その変動開始時において主制御装置80からサブ統合制御装置83に当否判定の結果が時短当選であることを特定する変動開始コマンドが送信される(図20のS386を参照)。そして、変動開始コマンドを受信することに基づき、サブ統合制御装置83によって開始される演出表示において、特別な演出表示(図中の特別演出表示)が実行される。
しかも、本パチンコ機50では、右打ち領域3Rに第2始動口11等が配置され、第2始動口11の入賞頻度が時短状態(大当り時短状態、図柄時短状態)で向上するため、時短状態(大当り時短状態、図柄時短状態)では、遊技球の発射強度を高め、右打ちを行うこと(右打ち領域3Rに向かって遊技球を発射すること)を誘発する構成となっている。
まず、パチンコ機50の主制御装置80が実行するメインルーチンについて、図11に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される。本実施例では、S10~S65までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は上記割り込みにより定期的に実行されることになる。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」~「99」の100個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
なお、当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
S35に続くリーチ判定用乱数更新処理(S40)は、「0」~「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
S40に続く変動パターン決定用乱数更新処理(S45)は、「0」~「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
各始動口及び作動口への入賞(入球)確認処理(始動入賞処理)等については、後述する。
図12に示す普通図柄に関する始動入賞確認処理(普通図柄始動入賞確認処理)は、普通図柄作動ゲート17への入球があるか否かを判定し(S100)、入球があれば(S100:yes)、普通図柄の保留記憶が満杯であるか否かを判定する(S102)。否定判定の場合には(S102:no)、S104の処理で普通図柄の当り決定用乱数、当り図柄決定用乱数(普図決定用乱数)などの各種乱数を抽出し、抽出された各種乱数が保留記憶として主制御装置80のメモリ(内蔵RAMに設けられた普図用の保留記憶処理であって、図12では図示を省略)に記憶される(最大4つ)。そして、普通図柄保留数表示装置8の表示制御、演出図柄表示装置82やサブ統合制御装置83への普通図柄保留数コマンド送信処理を行い(S106)、本処理を終了(リターン)する。
普通図柄当否判定処理(普図当否判定処理)では、先ず、第2始動口12を開放させるための普通電動役物12Aが作動中であるか否かを判定する(S110)。普通電動役物12Aが作動中である場合には(S110:yes)、そのまま普通図柄遊技処理へ移行する。また、普通電動役物12Aが作動していない場合には(S110:no)、普通図柄が変動中であるか否かを判定する(S112)。変動中でなければ(S112:no)、確定図柄が表示されているかを判定する(S114)。
なお、本実施例のパチンコ機50では普通図柄の変動時間(S134若しくはS138で決定される変動パターンが特定する変動時間)は、普通図柄当否判定の結果が当りであるか、外れであるかに関係なく、しかも、当り図柄に関係なく、パチンコ機50の遊技状態が通常状態(非時短状態)であれば常に5.0秒であり、パチンコ機50の遊技状態が時短状態であれば常に1.0秒である。
図13のS112において、普通図柄が変動中の場合には(S112:yes)、図15(a)に示すS146に移行する。S146では、普通図柄の変動時間を経過したか否かを判定する。肯定判定の場合には(S146:yes)、対応した普通図柄の確定図柄表示処理を行い(S148)、普通図柄遊技処理に移行する。確定図柄表示処理では、確定図柄を表示する旨のコマンド(図柄確定コマンド)をサブ統合制御装置83に出力するとともに、普通図柄表示装置7にコマンドを出力して確定図柄にて停止させる。なお、図柄変動時間を経過していない場合には(S146:no)、そのまま普通図柄遊技処理へと移行する。
図16に示すように、普通図柄遊技処理が開始されると、先ず、普通電動役物12Aが作動中であるか否かを判定する(S160)。普通電動役物12Aが作動中の場合には(S160:yes)、普通電動役物12Aが開放中か判定する(S162)。一方、普通電動役物12Aが作動中ではない場合には(S160:no)、そのまま本処理が終了(リターン)となる。
本実施例の普通電動役物開放処理(S168)は、上述したS136で設定した普通電動役物12Aの開放パターンに基づいて普通電動役物12A(第2始動口12)を開放する(閉鎖状態から開放状態とする)。
特別図柄入賞確認処理が起動すると、主制御装置80は、第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入球したか否かを判断する(S200)。肯定判断なら(S200:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S202)。また、第1始動口11に遊技球が入球したと判断された場合には(S200:yes)、主制御装置80から払出制御装置81に対して賞球(3個)の払い出しを指示する信号を出力する構成となっている。
一方、4個の第1保留記憶があれば(S202:yes)保留記憶せず、第1保留記憶の数を示すカウンタや第1特別図柄保留数表示装置18の点灯数を増やすこともなくS210へ移行する。
一方、S212において4個の第2保留記憶があれば(S212:yes)、第2保留を記憶せず、第2保留記憶の数や第2特別図柄保留数表示装置19の点灯数も増やさずに本処理を終了(リターン)する。また、第2始動口12に遊技球が入球していない場合(S210:no)も、本処理を終了する。
更に、サブ統合制御装置83は第1保留数コマンド、若しくは、第2保留数コマンド(第2保留記憶数指示コマンド)を受信すると、受信したコマンドが示す保留記憶数に応じて演出図柄表示装置6上で表示する各保留記憶数を変化させる指示信号を演出図柄制御装置82に送信する。
特別図柄当否判定処理を起動すると、主制御装置80は、特別電動役物が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S320)。特別電動役物が作動中である場合には(S320:yes)、大当り遊技処理へ移行する。また、S320の判定が否定判定であり(S320:no)、特別図柄が変動中でなく(S322:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S324:no)、図20のS330に移行し、第2保留記憶(上記、図18のS214による保留記憶)があるか否かを判定する(S330)。
一方、第2保留記憶がなければ(S330:no)、第1保留記憶(上記、図16のS204による保留記憶)があるか否かを判断する(S334)。そして、第1保留記憶があれば(S334:yes)、第1保留記憶数をデクリメントし(S336)、S338に進む。
S338の処理で肯定判断であれば(S338:yes)、S204若しくはS214で読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合する(S340)。
そして、S340またはS344の判定に基づき、大当りか否かを判定する(S350)。
そして、「第1当否判定」の結果が大当りである場合には、第1保留記憶をデクリメントして読み込んだ大当り図柄決定用乱数を用いた乱数抽選によって大当り図柄を決定する(S352)。
ここで、主制御装置80が、第1保留記憶をデクリメントして読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りか否かを判定することが「第1当否判定」に相当する。また、第2保留記憶をデクリメントして読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りか否かを判定することが「第2当否判定」に相当する。
この変動パターン決定処理(S354)では、変動パターン決定用乱数によって大当り変動パターンを決定する。ここで、変動パターンによって、大当り図柄を停止表示されるまでの変動時間(特別図柄の変動時間)が特定されるが、当否判定の結果が大当りの場合に実行される変動(以下、大当り変動という)に対応する演出表示(演出図柄の変動表示)では、一律にリーチ(リーチ表示とそれに続くリーチ演出)を行う。このため、パチンコ機50の遊技状態(時短状態、非時短状態)が何れであっても、長目(当否判定の結果が外れとなる場合に比べて長目)の変動時間が決定される可能性が高くなっている。
ここで、大当り設定処理とは決定した大当り図柄(図6(a)を参照)によって、大当り遊技実行後の遊技状態(高確率状態となるか、時短状態となるか等)や大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)を取得する処理である。
S358において当否判定の結果が、外れであると判定された場合は(S358:yes)、外れ図柄を決定した後(S380)、S382に移行し、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S382)。
ここで、本実施例では、残り回数を計数する手段としての処理(外れ設定処理)を特別図柄の変動開始時に実行する態様を例示するが、当該手段としての処理を特別図柄の変動停止時に行うこととしてもよい。
また、本実施例では時短状態で実行する当否判定(特別図柄に関する当否判定)の残り回数を減算タイプのカウンタで計数し、カウント値が「0」となると時短状態を終了する態様を例示した。但し、当否判定(特別図柄に関する当否判定)の回数を加算タイプのカウンタで計数し、カウント値が「設定値(上限値)」となると時短状態を終了する態様を例示することもできる。
なお、当否判定の結果が外れであり、リーチを行わない場合(ノーマル外れの場合)であって、遊技状態が非時短状態である場合、「ノーマル外れ且つ非時短状態用の変動パターンテーブル」を参照して変動パターンを決定し、遊技状態が時短状態である場合、「ノーマル外れ且つ時短状態用の変動パターンテーブル」を参照して変動パターンを決定する。
一般にノーマル外れ時(リーチ表示とそれに続くリーチ演出を伴わない場合)において「ノーマル外れ且つ非時短状態用の変動パターンテーブルを参照して決定する変動パターンは、リーチ外れ時(リーチ表示とそれに続くリーチ演出を伴う場合)において「リーチ外れ且つ非時短状態用の変動パターンテーブル」を参照して決定する変動パターンに比べて短い変動時間を特定する。
具体的に説明すると、図6(b)に示すように、S362の処理においては、第1時短図柄(選択率;70%)、第2時短図柄(選択率;25%)、若しくは、第3時短図柄(選択率;5%)に決定される。
この場合、時短図柄が停止表示されるのは、特別図柄表示装置(第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10)であり(特別図柄に限られ)、時短図柄が停止表示されても、外れ図柄が停止表示されたものと同様に取り扱われる。
このため、特別図柄表示装置(第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10)で実行される「特別図柄の変動」に対応し、演出図柄表示装置6で実行される演出表示において、外れ図柄を停止表示する演出表示(以下、外れ変動という)として実行される。そして、特別図柄の変動及び停止表示は、演出表示の変動及び停止表示に比べて、遊技者にとって認識困難であるため、時短当選を生じたことは実質的に非報知として取り扱われる。
S368では、当該変動(特別図柄の変動)開始時の時短残り回数と、S362で決定された時短図柄が対応した設定予定の設定回数(今回の時短当選に基づいて設定予定の設定回数)を比較し、設定回数の方が多くない場合には、そのまま、S382に移行し、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S382)。そして、変動パターンが設定されると、外れ設定処理を行った後(S384)、S386の処理に移行する。
この場合も、演出図柄表示装置6で実行される演出表示において、外れ図柄を停止表示する演出表示(外れ変動)として実行される。そして、特別図柄の変動及び停止表示は、演出表示の変動及び停止表示に比べて、遊技者にとって認識困難であるため、時短当選を生じたことは実質的に非報知として取り扱われる。
S372では、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S372)。そして、変動パターンが決定されると、時短設定処理を行った後(S374)、時短設定フラグの値を「1」とする処理を実行し、S386の処理に移行する。
つまり、S366の肯定判定を経て移行するS374の時短設定処理(非時短状態で実行するS374の時短設定処理)において、停止表示される予定の時短図柄が第1時短図柄である場合には時短回数(設定回数)が「10回」であることを示す情報が、第2時短図柄である場合には時短回数(設定回数)が「50回」であることを示す情報が、第3時短図柄である場合、時短回数(設定回数)が「1000回」であることを示す情報がそれぞれ取得される。
また、S368の肯定判定を経て移行するS374の時短設定処理(時短状態で実行するS374の時短設定処理)において、停止表示される予定の時短図柄が第1時短図柄である場合には時短回数(設定回数)が「50回」であることを示す情報が、第2時短図柄である場合には時短回数(設定回数)が「100回」であることを示す情報が、第3時短図柄である場合、時短回数(設定回数)が「1000回」であることを示す情報がそれぞれ取得される。
また、時短設定フラグとは、当該変動表示(特別図柄の変動表示)を実行後、時短状態が設定されるか(S366で肯定判定される場合)、変動開始時に継続中の時短状態が維持されること(S366で否定判定される場合)を示すフラグである。
また、当否判定の結果が外れの場合、当該当否判定の結果が外れであることや、当該外れがリーチ外れか、ノーマル外れかを示すデータ等(S382、S384の処理等で取得したデータであって、以下、外れデータという)が、S386において送信される。
但し、当否判定の結果が時短当選であっても、当否判定時の遊技状態が通常確率・時短状態であって、時短残り回数が更新されない場合には、当否判定の結果が外れである場合に送信されるデータ(外れデータ、つまり、S382、S384の処理等で取得したデータ)が、S386において送信される。このため、このデータ(外れデータ)を受信したサブ統合制御装置83は、当否判定の結果が外れの場合と同一の演出態様で演出表示を実行することとされている。
図19に戻り更に説明すると、図19のS322において特別図柄が変動中(S322:yes)と判定された場合には、図22のS390に移行し、図柄変動時間(S354、S382、又は、S372の処理で決定した変動パターンに基づく)を経過したか否かを判定する。そして、否定判定の場合には(S390:no)、そのまま大当り遊技処理に移行する。一方、肯定判定の場合には(S390:yes)、確定図柄表示処理(S392)を行なってから大当り遊技処理を行う。なお、確定図柄表示処理では、確定図柄を表示する旨のコマンド(図柄確定コマンド)をサブ統合制御装置83に出力するとともに、特別図柄表示装置9,10にコマンドを出力して確定図柄にて停止させる。
これに対し、S400において肯定判定(S400:yes)の場合は、確定図柄の表示を終了し(S402)、確定表示された特別図柄が大当りになる図柄か否かを判定する(S404)。
そして、S410では、時短フラグが1か否かを判定する。時短フラグが1であれば(S410:yes)、S412にて時短フラグを0にし、S414に移行する。一方、時短フラグが1でなければ(S410:no)、そのままS414に移行する。
S416を行うと、続くS418において大当り遊技開始処理を行う。大当り遊技開始処理では、大当り遊技を開始するコマンド(以下、大当り開始コマンドという)及び大当り遊技に係る情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)をサブ統合制御装置83に送信する。大当り遊技開始処理が終了すると、大当り遊技処理を行う。
そして、「1」であれば(S430:yes)、確変回数が「0」か否かを判定する(S432)。
そして、確変回数が「0」であれば(S432:yes)、S434にて確変フラグを「0」にしてS436に進む。一方、確変フラグが「1」でないとき(S430:no)又は確変回数が「0」ではないとき(S432:no)はそのままS436に移行する。
また、時短フラグが「1」でないとき(S436:no)又は時短回数が「0」ではないとき(S440:no)はそのままS444に移行する。
つまり、時短フラグの値が「0」の状態で時短当選を生じた場合には、時短フラグの値を「1」とする処理と、時短設定フラグの値を「0」とする処理を行った後、S450に移行する。また、時短フラグの値が「1」の状態で時短当選を生じ時短残り回数が更新された場合には、時短設定フラグの値を「0」とする処理を行った後、S450に移行する。
ここで、S446において、時短フラグの値が「0」の状態で変動(特別図柄の変動)が時短図柄で停止表示される場合には、停止表示される時短図柄に対応する時短回数)が設定される。
また、時短状態で変動を開始した状態で変動(特別図柄の変動)が時短図柄で停止表示したことに基づいて、時短残り回数が再設定(上書き)される場合、停止表示される時短図柄に対応する時短回数(設定回数)が、前記「残り回数(図20のS384)」として再設定(上書き)される。
また、S444で否定判定される場合には(S444;no)、そのままS450に移行する。
なお、本実施例の場合、特別図柄当否判定処理における主制御装置80からサブ統合制御装置83に状態指定コマンドを送信するタイミングは、特別図柄確定時間後となっているが、特別図柄変動開始時及び電源復旧時においても状態指定コマンドを送信する構成にしてもよい。
また、S404の肯定判定(大当り発生)を経て、S412の処理を実行した場合も、遊技状態が非時短状態であることを示す「状態指定コマンド(図23では図示を省略)」が送信される。この場合も、サブ統合制御装置83が遊技状態で非時短状態であることを検出することができる。
これらの処理により、サブ統合制御装置83は遊技状態が時短状態であることを検出することができる。
まず、図24に示すように、大当り遊技処理において、主制御装置80は、役物連続作動装置が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S500)。役物連続作動装置が作動中で(S500:yes)、大入賞口14が開放中であるか否かを判定し(S502)、大入賞口14が閉鎖中であると判定された場合には(S502:no)、ラウンド遊技間のインターバル中により大入賞口14が閉鎖しているか否かを判断する(S506)。
なお、S500において、役物連続作動装置が作動していない場合には(S500:no)、大当り遊技処理を終了する。また、S510において、大当り開始演出時間を経過していない場合も(S510:no)、大当り遊技処理を終了する。
大入賞口14に10個入賞していない場合(S514:no)には、S516に進み、大入賞口14の開放時間(例えば、27秒)が終了したか否かを判定する。開放時間が終了した場合(S516:yes)には、S518に移行する。また、大入賞口14の開放時間が終了していない場合には(S516:no)、そのまま大当り遊技処理を終了(リターン)する。
また、大当り終了演出時間が経過していない場合には(S530:no)、大当り遊技処理を終了(リターン)する。
そして、S536において、主制御装置80は、次回の遊技状態で確変に移行するか否かを判定する。肯定判定の場合には(S536:yes)、確変回数を設定し(S538)、確変フラグを1に設定する(S540)。確変フラグを1にすると本実施例では特別図柄の当選確率が向上する。なお、確変回数は10000回に設定される。
本実施例では、S544で一律に肯定判定され、続いて、時短回数を設定する処理(S546)と、時短フラグを1に設定する(S548)とを行った後、S554に移行する。また、時短フラグを1にする場合には、特別図柄の平均変動時間短縮、普通図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物の開放時間を延長する開放延長機能をセットする。
S554において、主制御装置80は、大当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行ない、続くS556において、状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信する。そして、大当り遊技処理をリターンする。
本実施例のパチンコ機50においてサブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信される各コマンドに基づいて、演出図柄制御装置82等を制御し、演出図柄表示装置6の画面6aで行う表示演出を行ったり、スピーカ66から発生される効果音を制御したり、電飾用のLED・ランプ26の発光態様を制御する。
遊技状態が「非時短状態」であるか、「時短状態」であるかを問わず、始動口11、12に遊技球が入球することに基づき、特別図柄の当否判定が実行されると、第1特別図柄表示装置9若しくは第2特別図柄表示装置10において特別図柄の変動が開始される。そして、特別図柄の変動開始に呼応して、演出図柄表示装置6に表示領域6Hが出現し、この表示領域6Hで左右中の演出図柄が縦方向に変動(スクロール変動)を開始する。
第1保留図柄表示領域6Dは、遊技球が第1始動口11に入球することに基づき取得した保留記憶(第1保留記憶)に対応する保留図柄(以下、第1保留図柄という)6dを、4個を限度に表示可能な領域である。また、第2保留図柄表示領域6Eは、遊技球が第2始動口12に入球することに基づき取得した保留記憶(第2保留記憶)に対応する保留図柄(以下、第2保留図柄という)6eを、4個を限度に表示可能な領域である。
そして、図27(b)に示すように、所定時間を経過すると、左演出図柄6Lを停止させ、その後、右演出図柄6R、中演出図柄6Cの順に停止し、演出表示を完了する。つまり、前述の変動パターンで特定される変動時間(特別図柄の変動時間)が経過すると、中演出図柄6Cが停止表示され、表示領域6Hにおいて当否判定の結果を示す組み合わせ図柄(演出図柄)が表示される。
そして、本実施例では、リーチ表示を実行した後、図27(d)に示すように、所定時間経過後に中演出図柄6Cが時短発生図柄(星のマークの図柄)で停止表示されると、時短当選が報知される。
そして、図27(d)に示すように、時短状態(図柄時短状態)で変動を開始すると、時短状態の種類を示唆する(図柄時短状態を示唆する)キャラクタTと、「時短残り回数表示部A1」が出現する。そして、この「時短残り回数表示部A1」に時短残り回数が表示される。
図27(e)は、演出表示の開始に伴い「残り回数表示部A1」で時短残り回数が「10回」から「9回」になった場合を示している。
図27(f)は、演出表示の開始に伴い「残り回数表示部A1」で時短残り回数が「9回」から「8回」になった場合を示している。
なお、本実施例では、演出表示の開始時に時短残り回数をデクリメントする態様を例示するが、本実施例と異なり、演出表示の停止表示時に時短残り回数をデクリメントする態様であってもよい。
図28(a)は、演出表示が開始されることで時短残り回数が「80回」になった場合を例示している。この状態で、図28(b)に示すように、リーチ表示を実行する。
図28(c)に示すケースは、移行している時短残り回数が「80回」であり、停止表示される時短図柄(特別図柄)が「第2時短図柄」である場合を示している。そして、停止表示される時短図柄(特別図柄)が「第2時短図柄」であり、時短フラグの値が「1」である場合には、設定予定の設定回数が「100回」である。このため、設定予定の設定回数「100回」が、移行している時短状態の時短残り回数「80回」よりも多いため、時短残り回数が「100回」に更新される場合を示している。
図28(d)のケースは、移行している時短状態の残り回数が「80回」であるが、停止表示される時短図柄(特別図柄)が「第1時短図柄」である場合を示している。
なお、図示を省略するが、特別図柄に関する当否判定の結果が外れである場合には、リーチを伴う外れ(リーチ外れ)と、リーチを伴わない外れ(ノーマル外れ)がある。また、特別図柄に関する当否判定の結果が外れである場合、変動時間を経過すると、変動中の中演出図柄6Cを、左演出図柄6L及び右演出図柄6Rと異なる数字で停止表示して外れ図柄の確定表示が実行される。
図29(b)は、特別図柄が特図2大当り図柄2で確定表示され、10R大当り遊技を実行した場合を示している。そして、大当り遊技を実行した後、時短残り回数(時短回数)を「200回」とする時短状態に移行する。
そして、演出表示を開始すると、図29(c)に示すように、「時短残り回数表示部A1」が、「1」デクリメントされ、「199回」と表示される。
そして、演出表示を開始すると、図29(e)に示すように、「時短残り回数表示部A1」が「1」デクリメントされ、「99回」と表示される。
また、大当り時短状態が開始されると、表示領域6Hは画面6aの隅に縮小して表示される。
以後、遊技状態が大当り時短であるとき、大当り及び時短当選を発生することなく、演出表示が開始される度に「残り回数表示部A1」が示す時短残り回数が「1」デクリメントされる。
この場合、図30(a)に示すように、大当り時短状態でリーチ表示が実行されると、演出ボタン67の連打を促す表示R1が実行される。
そして、作動している(設定されている)時短状態(大当り時短状態)の時短残り回数と、時短当選に基づいて設定予定の設定回数を比較し、設定回数が時短残り回数よりも多ければ、時短当選値は有効なものと取り扱われ、時短残り回数が更新される。
また、図30(b)に示すケースは、作動している時短状態の時短残り回数が「55回」であり、停止表示される時短図柄(特別図柄)が「第2時短図柄」である場合を示している。そして、停止表示される時短図柄(特別図柄)が「第1時短図柄」であり、時短フラグの値が「1」である場合には、設定予定の設定回数が「100回」である。このため、設定予定の設定回数「100回」が、作動している時短状態の時短残り回数「55回」よりも多いため、時短残り回数が「100回」に更新される場合を示している。
ここで、味方キャラクタMにパワーが充填される演出Jと、「+45」という文字情報R2が表示されることと、中演出図柄6Cが時短発生図柄(星のマークの図柄)で停止表示されることによって、特別演出が実行される。
以後、図30(c)に示すように、遊技状態が大当り時短であるとき、大当り及び時短当選を発生することなく、演出表示が実行されると、「残り回数表示部A1」が示す時短残り回数が「1」デクリメントされる。
なお、図30(d)のケースは、当否判定の結果が外れであることを示す演出表示(外れ変動)として、リーチを伴う演出表示を例示するが、当該演出表示(外れ変動)が伴わない演出表示であってもよい。
但し、時短残り回数が上書きされない場合(再設定されない場合)には、一律にリーチを伴う外れ変動を行ってもよい。
この場合、当該リーチを伴う演出表示が実行されると、時短残り回数が更新される可能性があるか、大当りを発生する可能性があることが報知されるため、遊技興趣を更に高めることができる。
以後、図30(e)に示すように、遊技状態が大当り時短であるとき、大当り及び時短当選を発生することなく、演出表示が実行されると、「残り回数表示部A1」が示す時短残り回数が「1」デクリメントされる。
サブ統合制御装置83は演出開始処理を起動すると、変動開始コマンドを受信したか否かを判定する(S1000)。そして、否定判定されると(S1000:no)、そのまま演出開始処理を終了し、肯定判定されると(S1000:yes)、S1005の処理に移行し、演出パターン(演出態様)を振り分ける際に使用する振分乱数を取得する。
なお、S1015で設定される演出パターンも、その時点の遊技状態(時短状態、非時短状態、高確率状態、通常確率状態)と、S1000で受信した変動パターンに対応付けられて設けられた演出パターンテーブルを参照して設定される。また、この演出パターンテーブルには、それぞれ乱数に対応づけられた所定数の演出パターンが格納されており、S1005で取得した振分乱数を用いた乱数抽選によって、一の演出パターンが設定される。
そして、S1020で肯定判定される場合(S1020;yes)には、「特別図柄の変動表示に対応して開始される演出表示(表示演出)のパターン(演出パターン)」として外れ用の演出パターンを設定し(S1035)、S1050に移行する。
また、前述のように、通常確率・時短状態で当否判定の結果が時短当選となった場合でも、時短残り回数が更新されない場合には、外れデータを受信するため、演出パターンとして外れ用の演出パターンを設定し(S1035)、S1050に移行する。
なお、S1035で設定される演出パターンは、その時点の遊技状態(時短状態、非時短状態、高確率状態、通常確率状態)と、S1000で受信した変動パターンに対応付けられて設けられた演出パターンテーブルを参照して設定される。また、この演出パターンテーブルには、それぞれ乱数に対応づけられた所定数の演出パターンが格納されており、S1005で取得した振分乱数を用いた乱数抽選によって、一の演出パターンが設定される。
当否判定の結果が時短当選である場合(S1010;no、S1020;no)には、S1025に移行し、その時点の遊技状態が時短状態(大当り時短、図柄時短)であるか否かを判定する。
なお、S1045で設定される演出パターンは、S1000で受信した変動パターンに対応付けられて設けられた演出パターンテーブルを参照して設定される。また、演出パターンテーブルには、それぞれ乱数に対応づけられた所定数の演出パターンが格納されており、S1005で取得した振分乱数を用いた乱数抽選によって、一の演出パターンが設定される。
演出停止処理が開始されると、サブ統合制御装置83が変動停止コマンドを受信したか否かを判定する(S1100)。ここで、変動停止コマンドは、特別図柄の変動を停止して確定図柄を表示する際に主制御装置40から送信されるコマンドである(図22のS392の処理を参照)。
実施例2のパチンコ機50は、疑似外れ演出を実行可能な点が実施例1のパチンコ機50と異なる。
実施例2のパチンコ機50に関し、実施例1のパチンコ機50と異なる点を中心に説明する。
ここで、疑似外れ演出においても、演出図柄表示装置6の画面6aに「残り回数表示部A1」が表示され、この「時短残り回数表示部A1」が「時短回数表示手段」の具体例を構成する。
但し、疑似外れ演出を実行する場合には、「再設定される時短残り回数」を「時短残り回数表示部A1」で更新された残り回数を一旦、表示しないこととし、疑似外れ演出態様の演出表示が実行された後の所定のタイミングで「更新された時短残り回数」を報知することとしている。
この具体例4では、時短図柄(特別図柄)が停止表示されるタイミングではなく、図33(a)に示すように、更新される前の時短残り回数が「0」と表示されるタイミング以降に「時短残り回数が再設定されたこと」が報知される。
なお、実施例2においても、「時短残り回数」を示す表示が、演出表示の開始時にデクリメントされる態様を例示しているが、この演出表示の終了時にデクリメントされる態様であってもよい。
つまり、具体例4では更新前の時短残り回数が「15回」であるときに、第1時短図柄が停止表示され、時短残り回数が「50回」に更新された場合を示している。
そして、具体例4では、更新前の残り回数が「0」とする演出表示中に「更新により加算された残り回数」を表示し、「時短残り回数が再設定されたこと」が報知されることとしている。
以後、図33(e)に示すように、大当りを発生することなく、演出表示が実行される毎に「時短残り回数表示部A1」で示す時短残り回数が「1」デクリメントされる。
図34は、実施例2の演出開始処理に特徴的な部分を抽出したフローチャートである。
つまり、実施例2の演出開始処理では、S1025と、S1035若しくはS1040の間にS1030a、S1030bの処理を備える点が、実施例1の演出開始処理と異なるが、その他の点は実施例1の演出開始処理と同様である。
ここで、図35(a)に示すように、時短残り回数が更新されるときに選択される時短当選用の変動パターンとして、特定変動パターンと非特定変動パターンが設けられている。つまり、図21のS368の肯定判定を経て移行するS372で決定される変動パターンとして特定変動パターンと非特定変動パターンが設けられている。そして、特定変動パターンとは疑似外れ演出に対応づけられた変動パターンであり、非特定変動パターンとは疑似外れ演出に対応づけられていない変動パターンである。なお、時短残り回数が更新されるときに選択される時短当選用の変動パターンが特定変動パターンである割合を種々選択可能であり、例えば、5割とすることとしたり、10割としたりしたもよい(図21のS368の肯定判定を経て移行すると、必ず疑似外れ演出を実行することとしてもよい)。
ここで、図34では、疑似外れ演出として、外れ演出と同一演出を実行する態様を例示するが、外れ演出と類似する演出を実行してもよい。
但し、実施例2においては、時短当選を示すデータを受信して実行される演出表示において、更新後の時短残り回数が表示されない。
そして、疑似外れ演出フラグの値を「1」であると、以後、所定の演出表示を開始する際(実施例2では更新前の時短残り回数を「0」として開始される演出表示を開始する際)に更新された時短残り回数が報知する演出を実行可能な演出パターンが設定される。つまり、更新前の時短残り回数を「0」として開始される演出表示中に更新後の時短残り回数を表示する演出を実行可能な演出パターンが設定される。なお、実施例2では、当該更新後の時短残り回数を表示する演出表示において更新による時短残り回数の増加分を表示したが、実施例2とは異なり、更新による時短残り回数全体を表示することとしてもよい。
但し、各実施例とは異なり、大当り時短状態しくは図柄時短状態の少なくとも一方の場合において、普通電動役物12Aの開放延長機能が作動するが、「特別図柄の変動時間に関する短縮機能」を作動しないこととしてもよい。
例えば、普通電動役物12A(第2始動口12)の開放延長機能の作動時において大当り時短状態の方が図柄時短状態よりも、普通電動役物12A(第2始動口12)の開放時間が長くされてもよいし、逆に短くてもよい。
これらの変形例において、到達時短状態に移行している場合に、当否判定の判定結果が時短当選となると、移行している時短残り回数と、時短当選に基づいて設定予定の設定回数を比較し、設定回数が時短残り回数よりも多いことに基づき移行している時短状態の時短残り回数を設定予定の設定回数に再設定し、
時短残り回数を再設定する場合においては特別な演出態様で前記演出表示を実行してもよい。
また、所定の時短状態を作動中に到達時短状態の作動条件が成立した場合(つまり、大当りを発生することなく、当否判定が規定到達回数(例えば、900回)実行された場合)においても、到達時短状態の作動に基づいて設定される設定回数が、作動中の時短状態の時短残り回数よりも多い場合、時短残り回数を更新することとしてもよい。
つまり、通常確率状態で実行される当否判定(第1当否判定若しくは第2当否判定)の回数が規定到達回数に到達すると、大当り遊技を介することなく、通常確率・時短状態(b時短状態)に移行する。この時短状態(b時短状態)は、当該通常確率・時短状態(b時短状態)に移行した後において実行される当否判定(第1当否判定若しくは第2当否判定)の回数が「所定回数(例えば、900回)」となるか、当該当否判定(第1当否判定若しくは第2当否判定)の結果が大当りになるまで継続する。
変動する特別図柄の種類(第1特別図柄、第2特別図柄)で時短図柄の選択率を異ならせ、設定される時短回数(時短残り回数)の設定も異ならせてもよい。
更に、本発明の遊技機は、所謂「封入式の遊技機」であっても、「非封入式の遊技機」であってもよい。
時短状態が非作動な場合は常時入賞可能な始動口11に入賞させる遊技がメインとなり、時短状態では普電による開放により入賞が容易となる始動口12に入賞させるのがメインとなるため同様な効果が期待できる。
実際通常時(非時短状態時)は第1特別図柄が変動することになるので、通常時は付与される回数が少なく、開放延長中は普電の始動口12である第2特別図柄特図の変動することになるので時短状態中に付与される時短回数多くなるので、時短状態中に時短状態が発生したほうが付与される時短回数が多いことと同じような遊技性になる。
次に、上記実施形態(実施例)の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
「パチンコ機50」が、「遊技機」の一例に相当する。
各実施例に示す第1始動口11と、第2始動口12が「始動口」の一例に相当し、第2始動口12が、可変式の始動口の一例に相当する。
図20のS330~S350に至る処理が、「当否判定」の一例に相当する。
図2及び図4の第1特別図柄表示装置9と第2特別図柄表示装置10が、図柄表示装置の一例に相当する。
図23のS400の肯定判定を経て、図24~図26に至る処理が、「大当り遊技実行手段」の一例に相当し、大当り遊技実行手段は特別遊技実行手段の一例に相当する。
Claims (1)
- 始動口に遊技球が入球したことに基づいて当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定の判定結果を示す図柄を、所定時間に亘って図柄変動を行った後に表示する図柄表示手段と、
前記当否判定の判定結果が大当りであることを示す大当り図柄が、前記図柄表示手段に表示されることに基づいて大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、
前記図柄表示手段で実行される図柄変動に対応して演出表示を実行する演出表示手段と、を備えるとともに、
前記始動口として、遊技球の入球可能性が変化可能な可変式の始動口を少なくとも備え、
遊技状態として、所定の設定回数に亘って前記当否判定が実行されることを限度に前記当否判定の実行頻度が高められた時短状態を作動させる時短状態作動手段を備える遊技機であって、
前記時短状態として、
前記大当り遊技を実行した後に作動する第1の時短状態と
前記当否判定の判定結果が時短当選であることを示す時短図柄が、前記図柄表示手段に表示されることに基づいて、前記大当り遊技を介することなく、作動する第2の時短状態と、を備え、
前記時短状態が作動している場合に前記当否判定の判定結果が前記時短当選となっても、前記第2の時短状態が作動することを無効とする時短無効手段と、
前記時短状態が作動している場合に、前記当否判定の判定結果が前記時短当選となると、前記作動している時短状態で実行可能な前記当否判定の残り回数と、前記時短当選に基づいて設定予定の前記設定回数と、を比較し、前記設定回数が前記残り回数よりも多ければ、前記時短無効手段によって無効とせずに、前記作動している時短状態の前記残り回数を前記設定予定の前記設定回数に再設定する時短回数再設定手段を備え、
前記演出表示手段は、前記時短無効手段によって第2の時短状態の設定が無効とされた場合は、前記当否判定の結果が外れの場合と同一の演出態様で前記演出表示を実行し、
前記残り回数を再設定する場合においては、前記当否判定の結果が外れの場合とは異なる特別な演出態様で前記演出表示を実行し、
前記残り回数を表示する時短回数表示手段と、
前記演出表示手段で前記特別な演出が実行されると、前記残り回数を再設定されたものに更新する時短回数表示更新手段と、
該時短回数再設定手段により、前記残り回数を再設定した場合であっても、外れのときと同一又は類似した演出態様である疑似外れ演出態様の演出表示を実行する疑似外れ演出態様実行手段と、
前記疑似外れ演出態様の演出表示が実行された場合は、前記残り回数の表示を更新せずに、所定のタイミングで、前記更新された残り回数であることを報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
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