JP7080432B2 - 光線式検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投光器と受光器とで構成される光線式検知装置に関するものであり、特に人間の通過を確実に検出する信頼性の高い装置を実現する技術に関するものである。
従来、侵入者を検出する目的で使用されるこの種の光線式検知装置としては、2個の投光部を備えた投光器と、2個の受光部を有する受光部を備えた受光器とを警戒区間を隔てて対向して設置する形態のものがある。警戒区間を通過する人間(侵入者)は、投光器から発せられている光線を遮断することになり、受光器側でこの状態を検出して侵入者検知信号を出力するものである。2個の投光部と2個の受光部は、上下に並べ2段構成とすることになり、人間が警戒区間を走り抜ける場合と、這って通り過ぎる場合の両方とも検出することを要求される場合には、上段の光線の遮断と下段の光線の遮断は、片段で独立して検出することが求められる。
このような検知装置を実現するため、2個の投光部から交互にパルス信号光を発する方法や、2個の投光部から異なるパルス信号光を発し、2個の受光部を有する受光部でそれぞれ対応する投光部のパルス信号光のみを受けるようにする方法が採用されていた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、投光器と受光器との間を同期信号伝送用ラインで結び、投光器側の2個の投光部が発するパルス光と、受光器側の2個の受光部を有する受光部で受けるパルス光とのタイミングを合わせ、対応するパルス光のみを受光させる方法も用いられていた(例えば、特許文献3参照)。
特開2004-355170号公報 特開平09-297184号公報 特開2004-186744号公報
しかしながら、前記従来例にはそれぞれ次に示すような問題点があった。
2個の投光部から交互にパルス信号光を発する方法では、上下に複数の光線式検知装置を設置する場合に、受光部に複数の投光部からのパルス信号光が入力されるため、各投光器間、各受光器間、あるいは投光器と受光器間で同期信号伝送用ラインを用いて同期を取らないと干渉して誤報や失報が起こる可能性があるという問題があった。
2個の投光部から異なるパルス信号光を発し、受光器側でこのパルス信号光を識別する方法では、隣接する他の光線式検知装置との相互干渉を考慮して割り当てるパルス信号の種類が増加した場合、それにともない受光器側での信号識別能力を高くする必要が生じ、その分回路構成が複雑となるといった問題があった。
また、パルスコードを使用した場合には、コードの識別に時間がかかり、検出の応答速度が長くなってしまうといった問題があった。
投光器と受光器との間を同期信号伝送用ラインで結ぶ方法では、その同期信号伝送用ラインの埋設工事の手間やコストが増加するといった問題があった。
上記課題を解決するために、本発明の光線式検知装置は、1個または複数の投光部を備えた投光器と、前記投光部に対応した1個または複数の受光部を備えた受光器とで構成され、前記投光器と前記受光器は、同期信号入力部を備え、GNSS(Global Navigation Satellite System)信号により取得した標準時間からPPS(Pulse Per Second)信号を生成するGNSS受信モジュールを外付けまたは内蔵できる構造とし、前記投光器は、前記GNSS受信モジュールの前記PPS信号を前記同期信号入力部から入力して同期信号とし、各投光部は異なったタイミングで信号を投光し、前記受光器は、前記GNSS受信モジュールの前記PPS信号を前記同期信号入力部から入力して同期信号として、各受光部が対応した各投光部と同タイミングで受光した信号を受光信号とし、いずれかの受光部の受光信号が予め設定した第1の設定時間よりも長く途絶えたときに、検知信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、投光器から発せられるパルス信号光を複雑な形態なものにすることなく、いずれか一段のみの検知が可能な光線式検知装置を実現でき、上下に複数の光線式検知装置を設置しても干渉することなく、従来の光線式検知装置と比べ誤報、失報を低減できる。
また、パルス信号のコードを識別する必要がないため、短い検出応答速度が設定できる。
また、受光部へ1個の投光部からのパルス信号のみが入光した場合でも、複数の投光部からパルス信号が入光した場合でも、同じ信号処理とすることが可能となるため、信号処理の煩雑な条件設定が不要となる。
また、投光器と受光器との間を同期信号伝送用ラインで結ぶ必要が無いため、配線工事や配線コストの増加を抑えることができる。また、投光器から発せられるパルス信号光が複雑でなく単純であり、簡単な回路構成で実現できるため、低電流化が図れる。低電流化によりバッテリー駆動が可能となり、同期信号伝送用ラインが不要なことも併せて、警戒区域の変更が可能な可搬型として使用可能となる。
本発明の光線式検知装置の第一の実施形態のブロック図である。 本発明の光線式検知装置の第一の実施形態の投光タイミングおよび受光タイミングのタイムチャートである。 第一の実施形態において、光線式検知装置を上下に4台設置した状態を示した図である。 第一の実施形態において、光線式検知装置を上下に4台設置した状態を示した図である。 第一の実施形態において、8台の光線式検知装置を使用し、直線的に警戒区域を設定した図である。 第一の実施形態において、8台の光線式検知装置を使用し、直線的に警戒区域を設定した図である。 本発明の光線式検知装置の第二の実施形態のブロック図である。
図1は、本発明の光線式検知装置の第一の実施形態のブロック図、図2は、本発明の光線式検知装置の第一の実施形態の投光タイミングおよび受光タイミングのタイムチャートである。
光線式検知装置は、投光器100と受光器200とで構成され、GNSS受信モジュール300は、投光器100、および受光器200に外付け、または内蔵とし、投光器100の同期信号入力部、および受光器200の同期信号入力部にGNSS受信モジュールを接続している。GNSS受信モジュールは、GNSS(Global Navigation Satellite System)信号により取得した標準時間からPPS(Pulse Per Second)信号を生成し、PPS信号を同期信号として、投光器100の同期信号入力部、および受光器200の同期信号入力部に入力している。
投光器100は、同期信号入力部103から入力された同期信号に基づいた後述する投光タイミングで投光信号発生部104からパルス信号を発生し、そのパルス信号に基づいたパルス信号光を発する投光部101と投光部102とを備え、投光部101と投光部102のパルス信号光のタイミングを設定する投光タイミング設定スイッチ105を備えている。投光部101と投光部102とは赤外線LED等の発光素子と放物面反射鏡等の光学系とで構成されており、受光器に向けて効率よくパルス信号光を発するものである。
図2を用いて投光タイミングの説明を行う。
投光器100において、GNSS受信モジュールから入力されるPPS信号は1PPSとし、設定可能な投光タイミングはタイミングA~Hの8種類とし、1秒ごとにPPS信号が入力され、投光信号発生部はPPS信号に基づきタイミングの異なるタイミングA~Hのタイミングを計測する。
PPS信号を同期信号として、投光パルスのタイミング計測を開始する。PPS信号が入力されるのと同期して、タイミングAの最初の投光パルスのタイミングとする。タイミングBの最初の投光パルスのタイミングはPPS信号が入力されてから時間T/8後、タイミングCの最初の投光パルスのタイミングはその時間T/8後というようにタイミングD~Hも同様に投光パルスのタイミングを計測する。タイミングA~Hは周期Tとし、PPS信号が入力されるたびに計測しなおす。PPS信号が入力されてから次のPPS信号が入力されるまでは、投光器の自己発振で時間を計測し、周期Tの投光タイミングを継続して計測する。図2のようにタイミングA~Hは異なるタイミングとなる。
投光タイミング設定スイッチ105で設定されたタイミングのパルス信号を投光部101と投光部102に送信し、投光部101と投光部102はパルス信号光を発する。投光部101と投光部102のパルス信号光は異なるタイミングとし、例えば、設定1は投光部101がタイミングA、投光部102がタイミングB、設定2は投光部101がタイミングC、投光部102がタイミングD、設定3は投光部101がタイミングE、投光部102がタイミングF、設定4は投光部101がタイミングG、投光部102がタイミングHと設定できるようにしておく。
受光器200は、受光部201が投光部101に、受光部202が投光部102に対応した上下位置となっている。各受光部は、投光部と同じ光学系と、フォトトランジスタ等の光電変換素子とで構成される受光手段と信号増幅部とで構成されている。2個の受光部には、投光器から発せられるパルス信号光が入光し、ここで光電変換された電気信号は信号増幅部で増幅され、信号処理部204に入力される。
受光タイミング設定スイッチ205により対応する投光部の投光タイミングと同じタイミングに設定しておき、信号処理部204は、同期信号入力部203から入力された同期信号に基づいた後述する受光タイミングで、各受光部から入力された電気信号が、対応する投光部の投光タイミングと同じ場合に受光信号とする。
図2を用いて受光タイミングの説明を行う。
受光器200において、GNSS受信モジュールから入力されるPPS信号は1PPSとし、受光タイミングは投光タイミングと同じタイミングA~Hの8種類とし、1秒ごとにPPS信号が入力され、信号処理部はPPS信号に基づきタイミングの異なるタイミングA~Hを計測する。
PPS信号を同期信号として、受光信号のタイミング計測を開始する。PPS信号が入力されるのと同期して、タイミングAの最初の受光信号のタイミングとする。タイミングBの最初の受光信号のタイミングはPPS信号が入力されてから時間T/8後、タイミングCの最初の受光信号のタイミングはその時間T/8後というようにタイミングD~Hも同様に受光信号のタイミングを計測する。タイミングA~Hは周期Tとし、PPS信号が入力されるたびに計測しなおす。PPS信号が入力されてから次のPPS信号が入力されるまでは、受光器の自己発振で時間を計測し、周期Tの受光タイミングを継続して計測する。図2のようにタイミングA~Hは異なるタイミングとなる。
受光タイミング設定スイッチ205により、投光器100に対応する受光タイミングを設定する。受光部201と受光部202の受光タイミングは異なるタイミングとし、例えば、設定1は受光部201がタイミングA、受光部202がタイミングB、設定2は受光部201がタイミングC、受光部202がタイミングD、設定3は受光部201がタイミングE、受光部202がタイミングF、設定4は受光部201がタイミングG、受光部202がタイミングHと設定できるようにしておく。
投光器100と受光器200は、GNSS受信モジュール300へのGNSS信号が途絶えた場合、自己発振またはGNSS受信モジュール300の自己発振で同期信号を一定時間保持できるようにしておく。こうすることで、外来ノイズや天候などの環境変化によりGNSS信号が途絶えたとしても一定時間光線式検知装置の動作を保持することができる。
いずれかの受光部に基づいた受光信号が予め設定した第1の設定時間よりも長く途絶えたときと、全ての受光部に基づいた受光信号が予め設定した第2の設定時間よりも長く途絶えたときに信号を出力部206へ送る。出力部206は信号処理部204から信号が入力されると、リレーの接点信号等の形で外部へ物体を検出した信号を出力する。
投光器の投光部101と投光部102とは20cm程度離れて上下方向に並べてある。投光部が発したパルス信号光は、円錐状に広がり、投光器と受光器との距離が100m離れている場合では、受光器に達するまでに直径2m~3mの広がりを有することになる。受光器側の2個の受光部も投光部と同じように上下方向に20cm程度離れた形としてある。従って2個の受光部には投光器から発せられるパルス信号光が上段下段を問わず入光することになる。
しかし、投光パルスと受光信号はGNSSの標準時間からPPS信号を同期信号としており、投光部101と受光部201、投光部102と受光部202の投光タイミングと受光タイミングはずれることがないため、干渉することなく信頼性の高い光線式検知装置となる。
また、第1の設定時間は第2の設定時間以上の長さとしておく。そうすることにより、人間が走り抜けるような上段と下段の両方を速く遮断する場合と、人間が這って通り過ぎるような一段のみをゆっくり遮断する場合の両方を確実に検知することができ、鳥などの一段のみしか速く遮断することのない小さな物体の通過は検出することのない信頼性の高い光線式検知器となる。また、第1の設定時間を例えば100m秒~500m秒に可変できるようにし、第2の設定時間を例えば35m秒~500m秒に可変できるようにすると、実際の設置場所の条件に合わせて最適な検知信号出力条件の設定が可能となる。
図3は第一の実施形態において、光線式検知装置を上下に4台設置した状態を示している。
投光器110は、タイミング設定スイッチで投光部111の投光タイミングをタイミングAに投光部112の投光タイミングをタイミングBに設定し、受光器210は、タイミング設定スイッチで受光部211の受光タイミングをタイミングAに、受光部212の受光タイミングをタイミングBに設定している。
投光器120は、タイミング設定スイッチで投光部121の投光タイミングをタイミングCに投光部122の投光タイミングをタイミングDに設定し、受光器220は、タイミング設定スイッチで受光部221の受光タイミングをタイミングCに、受光部222の受光タイミングをタイミングDに設定している。
投光器130は、タイミング設定スイッチで投光部131の投光タイミングをタイミングEに投光部132の投光タイミングをタイミングFに設定し、受光器230は、タイミング設定スイッチで受光部231の受光タイミングをタイミングEに、受光部232の受光タイミングをタイミングFに設定している。
投光器140は、タイミング設定スイッチで投光部141の投光タイミングをタイミングGに投光部142の投光タイミングをタイミングHに設定し、受光器240は、タイミング設定スイッチで受光部241の受光タイミングをタイミングGに、受光部242の受光タイミングをタイミングHに設定している。
光線式検知装置は投光器と受光器を数百メートル離れて設置することがあり、受光部に対応していない投光部からのパルス信号光が入力される状況となることがあるが、図3のように各投光部、受光部において、異なるタイミングを設定することで、各受光部に対応しない投光部からのパルス信号光が入力されたとしても、対応する投光部からのパルス信号光のみを受光信号として識別することができる。
図3の設置状態のように本発明の光線式検知装置を上下に複数台設置することで上下に長い警戒区域を実現することができるとともに、いずれか一段でも遮光されれば検知信号を出力する信頼性の高い検知性能を発揮することができる。
また、図3ではそれぞれの投光器、受光器にGNSS受信モジュール300を内蔵したが、図4のように1個のGNSS受信モジュール300を複数の投光器、または複数の受光器で共用しても良い。GNSS受信モジュール300を共用することで、使用するGNSS受信モジュールの数量を減らすことができ、コストおよび消費電力の削減ができる。
また、図3、図4では左に投光器、右に受光器とし、上下に4台設置したが、右に投光器、左に受光器とした並びの光線式検知装置を上または下にさらに4台設置し、上下に合計8台まで設置することも可能である。
図5は第一の実施形態において、8台の光線式検知装置を使用し、直線的に警戒区域を設定した図である。図5(1)が側面から見た図、図5(2)が上から見た図である。
投光器110、110’は、タイミング設定スイッチで投光部111、111’の投光タイミングをタイミングAに投光部112、112’の投光タイミングをタイミングBに設定し、受光器210、210’は、タイミング設定スイッチで受光部211、211’の受光タイミングをタイミングAに、受光部212の受光タイミングをタイミングBに設定している。
投光器120、120’は、タイミング設定スイッチで投光部121、121’の投光タイミングをタイミングCに投光部122、122’の投光タイミングをタイミングDに設定し、受光器220、220’は、タイミング設定スイッチで受光部221、221’の受光タイミングをタイミングCに、受光部222、222’の受光タイミングをタイミングDに設定している。
投光器130、130’は、タイミング設定スイッチで投光部131、131’の投光タイミングをタイミングEに投光部132、132’の投光タイミングをタイミングFに設定し、受光器230、230’は、タイミング設定スイッチで受光部231、231’の受光タイミングをタイミングEに、受光部232、232’の受光タイミングをタイミングFに設定している。
投光器140、140’は、タイミング設定スイッチで投光部141、141’の投光タイミングをタイミングGに投光部142、142’の投光タイミングをタイミングHに設定し、受光器240、240’は、タイミング設定スイッチで受光部241、241’の受光タイミングをタイミングGに、受光部242、242’の受光タイミングをタイミングHに設定している。
図3のときと同様に、光線式検知装置は投光器と受光器を数百メートル離れて設置することがあり、受光部に対応していない投光部からのパルス信号光が入力される状況となることがあるが、図5のように各投光部、受光部において、異なるタイミングを設定することで、各受光部に対応しない投光部からのパルス信号光が入力されたとしても、対応する投光部からのパルス信号光のみを受光信号として識別することができる。
図5の設置状態のように本発明の光線式検知装置を直線的に複数台設置することで、長距離の警戒区域を実現することができるとともに、いずれか一段でも遮光されれば検知信号を出力する信頼性の高い検知性能を発揮することができる。
また、図5ではそれぞれの投光器、受光器にGNSS受信モジュール300を内蔵したが、図6のように1個のGNSS受信モジュール300を複数の投光器、または複数の受光器で共用しても良い。GNSS受信モジュール300を共用することで、使用するGNSS受信モジュールの数量を減らすことができ、コストおよび消費電力の削減ができる。
また、第一の実施形態では、投光部から発せられるパルス信号光は単変調の信号としていたが、搬送波をパルス信号に基づき振幅変調した二重変調のパルス信号光としてもよい。図7は第二の実施形態として、投光部から発せられるパルス信号光に単変調ではなく、二重変調のパルス信号光を用いた本発明の光線式検知装置のブロック図である。周波数切替スイッチ106により投光する搬送波の周波数を切り替え、周波数切替スイッチ207により受光信号と判断する搬送波の周波数を切り替えることができる。
第二の実施形態では、二重変調のパルス信号光を使用することにより、外乱光などによるノイズに対する信号の弁別性が上がる。また、パルス信号の周波数を変更することにより、複数の検知装置間における混信に基づく誤報や失報をより防ぐことができる。また、周波数切替スイッチにより搬送波の周波数だけでなく、同時に信号波の周波数を切り替えられるようにしてもよく、搬送波と信号波の周波数切替スイッチを個別に設けてもよい。
第一の実施形態、第二の実施形態では、2個の投光部、受光部としたが、1個でも3個以上としてもよく、個数は限定しない。また、タイミングを8種類としたが、種類数は限定しない。
また、本発明の光線式検知装置は、バッテリー駆動とし、光線式検知装置とバッテリーを三脚に取り付け、可搬型としてもよい。可搬型とすることで、イベント会場や自衛隊の移動部隊の野営地などのように一時的に警戒が必要となる場所に設置することが可能となるとともに、投光器と受光器間に同期信号ラインが不要のため、短時間で設置可能となる。また、可搬型とした場合においても、上下に複数の光線式検知装置を設置できるようにしてもよい。
前述した第一の実施形態、第二の実施形態において、出力部を1つとしたが、いずれかの受光部に基づいた受光信号が予め設定した第1の設定時間よりも長く途絶えたときと、全ての受光部に基づいた受光信号が予め設定した第2の設定時間よりも長く途絶えたときのそれぞれで出力部を設けてもよく、また、それぞれの出力と併せた出力の3つの出力部としてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、前述の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲は、これに限定するものではなく、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲に含まれるものである。
100・・・投光器
101,102・・・投光部
103・・・同期信号入力部
104・・・投光信号発生部
105・・・投光タイミング設定スイッチ
200・・・受光器
201,202・・・受光部
203・・・同期信号入力部
204・・・信号処理部
205・・・受光タイミング設定スイッチ
206・・・出力部
300・・・GNSS受信モジュール

Claims (4)

  1. 上下に配置された複数の投光部を備えた投光器と、前記投光部に対応した上下に配置された複数の受光部を備えた受光器とを有する光線式検知装置において、
    前記投光器と前記受光器は、同期信号入力部を備え、GNSS(Global Navigation Satellite System)信号により取得した標準時間からPPS(Pulse Per Second)信号を生成するGNSS受信モジュールを外付けまたは内蔵できる構造とし、
    前記投光器は、前記GNSS受信モジュールの前記PPS信号を前記同期信号入力部から入力して同期信号とし、1台の前記投光器の中の各投光部は異なったタイミングでパルス信号を投光し、
    前記受光器は、前記GNSS受信モジュールの前記PPS信号を前記同期信号入力部から入力して同期信号として、1台の前記受光器の中の各受光部が対応した1台の前記投光器の中の各投光部と同タイミングで受光した信号を受光信号とし、1台の前記受光器の中のいずれか1個の受光部に基づいた受光信号が予め設定した第1の設定時間よりも長く途絶えたときに、検知信号を出力し、
    前記受光器は、1台の前記受光器の中の全ての受光部に基づいた受光信号が予め設定した第2の設定時間よりも同時に長く途絶えたときも検知信号を出力し、前記第1の設定時間は、前記第2の設定時間以上の長さである光線式検知装置。
  2. 前記投光部が投光するパルス信号は、搬送波をパルス信号に基づき振幅変調した二重変調のパルス信号である請求項1に記載の光線式検知装置。
  3. 前記投光器は、周波数切替スイッチ106を備え、前記周波数切替スイッチ106により投光する搬送波の周波数を切り替えることができ、
    前記受光器は、周波数切替スイッチ207を備え、前記周波数切替スイッチ207により受光信号と判断する搬送波の周波数を切り替えることができる請求項2に記載の光線式検知装置。
  4. 前記投光器は、投光タイミング設定スイッチを備え、
    前記投光タイミング設定スイッチにより、それぞれが異なるタイミングの組み合わせである各投光部が投光するタイミングを選択でき、
    タイミングの組み合わせは異なる複数のパターンが存在し、
    前記受光器は、受光タイミング設定スイッチを備え、
    前記受光タイミング設定スイッチにより、それぞれが異なるタイミングの組み合わせである各受光部が受光するタイミングを選択でき、
    タイミングの組み合わせは異なる複数のパターンが存在する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の光線式検知装置。
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