JP7080114B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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この発明は、プラズマにより発生する活性種を含む液体を用いて基板を処理する基板処理装置および基板処理方法に関するものである。
プラズマに含まれる活性種は、その反応性からレジスト剥離などの基板処理に利用することが可能である。特に、大気中など真空環境を必要としない条件での処理プロセスが確立されれば、処理コストの大幅な低減を図ることが可能となる。しかしながら、大気圧下でのプラズマは局所的に発生する傾向があり、空間的に均一な処理を行うことが難しい。また、局所的に高温、高電圧となるプラズマが直接基板に接触することで基板にダメージを与えてしまうおそれがある。
この問題に対応するものとして、例えば特許文献1、2に記載の技術がある。これらの技術においては、プラズマにより発生する活性種を液中に溶け込ませることで、活性種を含んだ液体を生成する。そして、この液体を被処理物に供給することで、処理が実現される。このような処理装置はリモートプラズマ装置とも称されることがある。
特開2015-056407号公報 特開2013-206767号公報
上記従来技術の基板処理への適用を考える場合、プラズマ発生箇所と被処理物である基板とが離れて設けられることになるため、活性種の寿命が十分に長くなければ、処理に寄与する活性種の量が減ってしまい、活性種を効率的よく処理に寄与させることが難しいという問題が生じる。
このように、基板へのダメージを抑えるためには基板から離れた位置でプラズマを発生させることが望ましい一方、活性種を効率よく処理に寄与させようとすると基板の近くでプラズマを発生させることが望ましいという、相反する要請がある。しかしながら、これらを両立させることのできる技術は確立されるに至っていない。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、プラズマを発生させて生成した活性種を含む液体により基板を処理する技術において、プラズマによる基板へのダメージを防止しながら、発生した活性種を効率よく処理に利用することのできる技術を提供することを目的とする。
この発明に係る基板処理装置の一の態様は、上記目的を達成するため、被処理物である基板を保持する保持部と、前記基板の表面に導電性の液体を継続的に供給し、前記基板の表面に液膜を形成しつつ前記基板の周縁部から前記液体を流出させる液供給部と、前記基板の表面に所定のギャップを隔てて対向し、かつ前記液膜に対し非接触に配置された第1電極と、前記第1電極と前記液膜との間に、前記液膜に対し非接触に配置された誘電体層と、前記基板の表面から流出しかつ前記液膜と連続する前記液体に対し、電気的に接触する第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に、交流成分を有し前記誘電体層と前記液膜との間の空間で誘電体バリア放電を生じさせる電圧を印加する電圧印加部とを備えている。
また、この発明に係る基板処理方法の一の態様は、上記目的を達成するため、被処理物である基板を保持部により保持し、前記基板の表面に所定のギャップを隔てて第1電極を対向配置し、前記第1電極と前記基板の表面との間に、前記基板の表面に対し非接触に誘電体層を配置し、液供給部から、導電性の液体を前記基板の表面に継続的に供給して、前記基板の表面に前記誘電体層に対し非接触な液膜を形成しつつ、前記基板の周縁部から前記液体を流出させ、前記基板の表面から流出しかつ前記液膜と連続する前記液体に対し、第2電極を電気的に接触させ、前記第1電極と前記第2電極との間に、電圧印加部から交流成分を有する電圧を印加し前記誘電体層と前記液膜との間の空間で誘電体バリア放電を生じさせる。
このように構成された発明では、基板の表面が液膜で覆われ、液膜と第1電極との間に誘電体層が介在し、さらに、液膜と誘電体層との間にギャップが存在し、両者の間にギャップ空間が形成されている。ここで、第1電極と、導電性の液体と電気的に接触する第2電極との間に電圧を印加すると、液膜を導電経路として第1電極と液膜との間に電界が形成され、その強度が放電限界以上であれば両者の間に放電が生じる。
第1電極は誘電体層によりギャップ空間とは隔離され、誘電体層と液膜との間にはギャップ空間が存在するから、ギャップ空間では誘電体バリア放電が起こる。これによりプラズマが発生し、生成された活性種がギャップ空間に臨む液体中に溶け込むことで、基板に対する処理がなされる。このように、基板の表面の直近位置でプラズマが発生し、活性種が基板表面を覆う液膜に溶け込むので、発生した活性種を高い効率で処理に寄与させることが可能である。また、基板表面は、プラズマが発生するギャップ空間から液膜によって隔離されているため、プラズマへの曝露によるダメージを受けることもない。
なお、電極材料の溶出による基板の汚染に関しては、以下の手段によって回避されている。第1電極については、誘電体層によりギャップ空間から隔離されることで、プラズマに曝露されることが回避される。また、第2電極については、液体に接触することで液中への溶出の可能性があるが、本発明では、基板から流出する液体に第2電極を接触させているため、仮に溶出があったとしても下流側へ流され、基板に付着する等の影響はない。
以上のように、本発明では、基板表面に形成された液膜に対し誘電体層を介して対向配置された第1電極と、第2電極と電気的に接触する液膜との間のギャップ空間での誘電体バリア放電によりプラズマが発生する。このため、プラズマにより生成される活性種を効率よく処理に寄与させることができ、また基板表面が直接プラズマに曝されることがないので基板のダメージも防止される。
本発明に係る基板処理装置の一実施形態を示す図である。 この基板処理装置における液面プラズマ処理の動作原理を示す図である。 リング電極による液膜保持機能の他の例を示す図である。 上記実施形態における基板処理を示すフローチャートである。 電極ヘッドの他の構成例を示す図である。 基板処理装置の他の実施形態を示す図である。 基板処理装置のさらに他の実施形態を示す図である。
図1は本発明に係る基板処理装置の一実施形態を示す図である。より具体的には、図1(a)は基板処理装置1の構成を示す図であり、図1(b)はその要部を示す斜視図である。図1(a)において、XY平面は水平面を、Y軸は鉛直方向をそれぞれ表す。より詳しくは、鉛直方向上向きは(+Z)方向、下向きは(-Z)方向として表される。
この基板処理装置1は、基板Sをプラズマ活性種が含まれる液体Lにより処理する湿式処理(液面プラズマ処理)装置である。処理対象となる基板Sは、例えば表面に電子デバイスや配線などとして機能するパターンが形成された半導体基板であり、例えばパターンの形成やその保護のために基板Sの表面に形成されたレジスト膜、酸化膜等の被膜を大気中等の常圧下で剥離する目的に、この基板処理装置1を使用することができる。なお、処理対象となる基板や処理の目的はこれに限定されるものではなく任意であり、ここではその一例として、略円形の半導体基板を処理するケースについて説明する。
プラズマに含まれる活性種の反応性を利用した基板の処理は、真空チャンバ等の減圧空間内でのプロセスにおいて既に使用されている。しかしながら、例えば非平衡大気圧等の常圧下で同等の処理を行うことができれば、真空設備等のコストを削減し処理コストを低減させることが可能である。一方、非平衡大気圧プラズマにおいては一様かつ安定なプラズマ状態を維持することが難しく、またプラズマ電位により基板にダメージを与えるおそれがある。
この問題に対応する方法として、プラズマを発生させることで生じた活性種を処理液中に溶け込ませ、この処理液を基板に供給することにより処理する液中プラズマ処理がある。この場合、プラズマ発生源と被処理箇所とが大きく離れていると、寿命の短い活性種が被処理箇所に到達する前に消滅してしまい、効率よく処理に寄与させることができない。一方で、被処理箇所の近傍でプラズマを発生させると、上記したようにプラズマによる基板へのダメージが問題となる。以下に説明するように、本実施形態の基板処理装置1はこれらの問題を解決することができるものである。
基板処理装置1は、基板Sを保持する基板保持部10を備えている。基板保持部10は、基板Sをその被処理面Saを上向きにして水平姿勢に保持するスピンチャック11と、スピンチャック11を鉛直方向の回転軸AX周りに回転させる回転駆動部12とを備えている。スピンチャック11は絶縁性物質製であり、例えば基板Sの下面を真空吸着することにより基板Sを保持する。
スピンチャック11に保持される基板Sの上方には、基板Sの被処理面Saに向けて処理液Lを吐出する処理液ノズル21が設けられている。処理液ノズル21は、スピンチャック11よりも外側から延びるアーム22の一方端に取り付けられている。アーム22の他方端は図示を省略するアーム駆動機構に取り付けられており、アーム駆動機構がアーム22を回動させることにより、処理液ノズル21が基板Sの上方で被処理面Saに沿って水平移動する。
基板Sの回転中心の上方において、処理液ノズル21は、処理液供給部71から導電性を有する処理液Lの供給を受け該処理液Lを基板Sに供給することで、被処理面Saに液体Lによる液膜LFを形成する。処理液Lとしては、基板Sの汚染源となる物質を含まず、かつ導電性を有する液体、例えばアンモニア水を用いることができる。
基板Sの表面に形成される液膜LFと対向するように、電極ヘッド30が配置されている。より詳しくは、電極ヘッド30は、液膜LFの表面と対向するように水平配置された平板状の電極31を有し、電極31は誘電体ブロック32の内部に埋め込まれた構造となっている。したがって、電極31のうち基板Sと対向する下面は薄い誘電体層321によって被覆されている。電極31は例えば金属板により、誘電体ブロック32は例えば石英またはセラミックにより形成される。
電極ヘッド30は、スピンチャック11よりも外側から延びるアーム33の一方端に取り付けられている。アーム33の他方端は図示を省略するアーム駆動機構に取り付けられており、アーム駆動機構がアーム33を回動させることにより、電極ヘッド30が基板Sの上方で被処理面Saに沿って水平移動する。
電極ヘッド30は液膜LFに対し離隔配置されている。すなわち、電極ヘッド30の下面は液膜LFには接触していない。より詳しくは、電極31が基板Sの被処理面Saに対し所定のギャップを隔てて対向し、電極31の表面を被覆するように誘電体層321が設けられる。そして、誘電体層321の下面と、基板Sに形成される液膜LFとが接触しないように、液膜LFの厚さが設定される。したがって、電極31と液膜LFとの間に誘電体層321が介在し、しかも誘電体層321と液膜LFとの間にはギャップ空間GSが形成されることになる。
スピンチャック11に保持される基板Sの外周部を取り囲むように、かつ基板Sに対し同心にリング電極41が設けられる。図1(b)に示すように、リング電極41は例えば導電性の円環状のリングであり、その内径は基板Sの直径より僅かに大きい。また、リング電極41の上端面は基板Sの被処理面Saよりも少し上方に位置している。このため、被処理面Saを覆うように形成された液膜LFの端部がリング電極41の内面に接触する。これにより、液膜LFを形成する液体とリング電極41とが電気的に導通する。
仮に被処理面Saの全体が液膜LFで覆われた状態で処理液Lの供給を停止したとすれば、液膜LFはその表面張力によって基板S上に留まる。基板Sが回転する場合でも、リング電極41によりせき止められることで、基板Sの周縁部からの処理液の流下は抑制される。すなわち、リング電極41は基板Sとともに液膜LFを保持する機能も有する。
処理液Lが一定流量で継続的に供給されるとき、基板Sから溢れる処理液Lは基板Sとリング電極41との間の隙間を介して流下する。つまりこのとき、基板Sの回転中心に供給された処理液Lは、基板Sの回転により発生する遠心力によって基板Sの径方向に広がり、基板Sの周縁部とリング電極41との隙間を通って流下する。したがって、液膜LF内では回転中心から周縁部へ向けた径方向の液流が継続的に形成されることになる。
図示を省略しているが、適宜の連結機構によりリング電極41は部分的にスピンチャック11と連結されている。したがって、スピンチャック11が回転する際、これに伴ってリング電極41も回転する。
電極31とリング電極41との間には電源部72が電気的に介挿される。電源部72により、電極31とリング電極41との間に所定の電圧が印加される。この点については後に詳述するが、電源部72は交流成分を含む電圧、具体的には高周波電圧を出力する。
スピンチャック11の下方には液受け部50が設けられており、流下した液体Lは廃液として液受け部50に貯留される。これにより、周囲への液の飛散が防止される。液受け部50は廃液回収部73に接続されており、液受け部50に貯留された廃液は廃液回収部73に回収される。
また、基板処理装置1はメカ制御部74を備えている。メカ制御部74は、回転駆動部12を制御してスピンチャック11を所定の回転速度で回転させる。また、メカ制御部74は、アーム22,33を回動させる図示しないアーム駆動機構を制御し、処理液ノズル21および電極ヘッド30を所定の位置に位置決めさせる。この他に、基板処理装置1は、上記した各構成を統括制御して所定の動作を行わせる制御ユニット80を備えている。
図2はこの基板処理装置における液面プラズマ処理の動作原理を示す図である。図2に示すように、この基板処理装置1は、基板Sが所定の回転速度で回転した状態で、その回転中心に処理液ノズル21から処理液Lが一定流量で継続的に供給される。これにより、基板Sの上面である被処理面Saに所定膜厚の液膜LFが形成されるとともに、液膜LF内では基板Sの中心から周縁部に向けて径方向(矢印Dr方向)の処理液の流れが形成されている。
液膜LFに対し電極ヘッド30が対向配置されるとともに、基板Sの周縁部よりも外側で、液膜LFはリング電極41に接触している。つまり、液膜LFとリング電極41とは電気的に導通している。電極ヘッド30では電極31の表面が誘電体層321により覆われ、かつ誘電体層321と液膜LFとの間にギャップ空間GSが形成されている。
電極31とリング電極41との間に電源部72から所定の高周波電圧が印加されると、電極31とリング電極41との間に、誘電体層321、ギャップ空間GSおよび液膜LFを経由する放電経路(図に点線矢印で示す)が形成される。ギャップ空間GSを挟む電極31と液膜LFとの間に形成される電界の強度が放電限界を超えるとき、ギャップ空間GSにおいて放電が生じる。このときの放電は、電極31が表面を誘電体層321で覆われていることから誘電体バリア放電となる。
ギャップ空間GSにおける誘電体バリア放電により誘電体層321と液膜LFとの間に存在する気体がプラズマ化すると、これにより生成したプラズマの活性種は液膜LFを形成する処理液LFに溶け込むことになる。こうして活性種を含んだ処理液Lにより、基板Sの被処理面Saを処理することができる。プラズマ発生箇所と被処理箇所とが近接しているため、寿命の短い活性種も効率よく処理に寄与させることができる。また、被処理面Saは液膜LFで覆われているため直接プラズマに曝されることはなく、プラズマによるダメージを受けることも防止される。
液中に溶け込んだ活性種は液流とともに径方向外向きに流れるが、寿命が短い場合には次第に消滅し処理液は処理能力を失う。このため、電極ヘッド30との対向位置から遠い位置では処理効率が低下する。電極ヘッド30を矢印Dm方向に走査移動させることで、基板Sの回転との組み合わせにより基板Sの表面全体を処理することが可能となる。また、例えば基板Sの中心部や周縁部など特定の部位に対向する位置に電極ヘッド30を留まらせることで、当該部位より外周側のみを選択的に処理することが可能となる。
電極31は誘電体層321によってプラズマから隔絶されるため、電極31を構成する金属材料が液膜LFに溶け込み基板Sを汚染することは回避されている。一方で、リング電極41と液膜LFとの接触により、リング電極41を構成する材料が液中に溶け出すおそれがある。この問題は次のようにして解消されている。すなわち、リング電極41は、基板Sの回転中心から見てその周縁部よりも外側で液膜LFに接している。そして、基板Sに継続的に処理液Lが供給されることにより、基板Sの中心から周縁部に向かい周縁部から流出する液流が常時形成されている。
したがって、仮にリング電極41の構成成分が液中に溶け出したとしても、該成分を含むこととなった処理液Lは既に基板Sから流出したものであり、溶け出した成分が基板Sに付着することは回避される。単に基板Sを液膜LFで覆いプラズマから保護するという観点では、基板Sを回転させることおよび処理液Lを継続的に供給することは必須ではない。これらは、リング電極41から溶出した成分が基板Sの表面に付着し汚染源となるのを防止するため、および、処理によって生じた処理屑、例えば基板Sから離脱した被膜片を基板Sに残留させず外部へ排出するために必要な要件である。
このように、本実施形態の基板処理装置1では、基板Sの被処理面Saを導電性を有する処理液Lによる液膜LFで覆った状態で、電極ヘッド30と液膜LFとの間で誘電体バリア放電によるプラズマを発生させる。これにより生成された活性種は直ちに処理液Lに溶け込み基板Sに対する処理に供される。このため、活性種による基板処理を効率よく行うことができる。基板Sが液膜LFで覆われることにより、プラズマによるダメージも回避することができる。
活性種を含んだ処理液Lが基板S上を流通することで活性種が被処理面Saに沿って運ばれるが、寿命が短ければ均一に処理することはできない。この場合、電極ヘッド30を基板Sに対し走査移動することで、被処理面Saの各部を均一に処理することが可能となる。また、電極ヘッド30を所定位置に位置決めすることで、被処理面Saのうち特定の箇所のみを選択的に処理することも可能となる。
図3はリング電極による液膜保持機能の他の例を示す図である。図3に示すように、基板Sの周縁部とリング電極41との隙間をほぼなくし、液膜LFを構成する処理液Lがリング電極41の上端面を超えてオーバーフローするように構成されてもよい。この場合、基板Sの被処理面Saからみたリング電極41の上端面の高さについては、必要な液膜LFの厚さよりも少し小さくすることが望ましい。このような構成によっても、リング電極41による液膜LFの保持が可能である。また、リング電極41が基板Sの周縁部より外側で液膜LFに接触するので、電極材料の溶出による基板Sの汚染も防止される。
図4は本実施形態における基板処理を示すフローチャートである。この処理は、制御ユニット80が予め準備された制御プログラムを実行し基板処理装置1の各部に所定の動作を行わせることにより実現される。最初に、処理液ノズル21および電極ヘッド30がスピンチャック11の上方から退避された状態で、処理対象となる基板Sが装置に搬入されスピンチャック11にセットされる(ステップS101)。このとき上面となった側の面が被処理面Saとなる。
次いで、処理液ノズル21および電極ヘッド30が所定の初期位置に配置される(ステップS102)。処理液ノズル21の初期位置は、例えば基板Sの回転中心の上方である。また、電極ヘッド30の初期位置は、例えば処理液ノズル21およびこれから吐出される処理液と干渉することのない範囲でできるだけ回転中心に近い位置とされる。
この状態からスピンチャック11が回転することで、基板Sが所定の回転速度で回転する(ステップS103)。この場合の回転速度は、被処理面Saに液膜LFを維持しつつ径方向外向きの液流を形成することができれば足り、比較的低速(例えば100rpm以下)とすることができる。そして、処理液ノズル21から処理液Lの供給が開始され(ステップS104)、基板Sは液膜LFで覆われる。
その後で、電源部72から電極31,41の間に電圧が印加される(ステップS105)。これによってギャップ空間GSでは誘電体バリア放電によるプラズマが発生し、液中に溶け込む活性種による基板Sの処理が開始される。電極ヘッド30を支持するアーム33が回動することで、液膜LFに対する電極ヘッド30の走査移動が実現される(ステップS106)。所定の終了位置に到達するまで電圧印加および走査移動を継続することで(ステップS107)、基板Sに対する処理が完了する。
その後、まず電圧印加が停止されることでプラズマ発生が停止され(ステップS108)、次いで処理液Lの供給が停止されることで、処理液Lは基板Sから振り切られ液膜LFが消滅する(ステップS109)。このとき液切りを確実にするために回転速度が高められてもよい。液膜LFの消滅後、基板Sの回転が停止され(ステップS110)、さらに処理液ノズル21および電極ヘッド30が基板S上から退避位置に移動することにより(ステップS111)、処理済みの基板Sの搬出が可能となる。こうして1枚の基板Sに対する処理が完結し、次の基板に対する処理が必要であればステップS101に戻り上記一連の処理が繰り返される。
図5は電極ヘッドの他の構成例を示す図である。上記したように、本実施形態の電極ヘッド30は電極31を誘電体ブロック32に埋め込み、電極31の下面を誘電体層321で被覆した構造を有しているが、以下のような構成であってもよい。誘電体層321の機能は、電圧が印加される電極31と液膜LFとの間に介在して誘電体バリア放電を生じさせ、また発生するプラズマから電極31を隔離することである。これらの目的が達成される限りにおいて、電極ヘッドの構造は以下のようなものであってもよい。
図5(a)に示す変形例の電極ヘッド30aは、平板状の誘電体板32aの上面に電極31aが取り付けられた構造を有する。このため電極31aの側面や上面は露出した状態となっている。このような構造であっても、誘電体板32aの平面サイズが十分に大きく、ギャップ空間GSに発生するプラズマPから電極31aを隔離することができていれば、上記実施形態と同様の処理を実行することが可能である。また、図5(b)に示す変形例の電極ヘッド30のように、誘電体ブロック32bが電極31bの下面および側面を覆う構造であっても同様のことが言える。
また、電極の全体が覆われた構造においても、被覆の全てが単一の誘電体である必要はない。例えば図5(c)に示す変形例の電極ヘッド30cのように、主としてプラズマに曝される電極31cの下面を石英やセラミック等のプラズマ耐性の高い誘電体層32cによって覆う一方、プラズマに曝されるおそれの少ない電極31cの側面および上面については、プラズマ耐性が比較的低い絶縁性物質、例えばガラス、樹脂等の材料で形成されたカバー34cによって覆われた構造であってもよい。
また、上記した各電極ヘッド30等において電極31等は平板状である。これは、液版S上の液膜LFと略平行に対向させることでギャップ空間GSに生じる電界の水平方向における均一性を高めて一様なプラズマを発生させるためである。しかしながら、電極は平板である必要は必ずしもない。
例えば図5(d)に示す変形例の電極ヘッド30dでは、誘電体ブロック32dの内部に、紙面に垂直な方向に延びる棒状または線状の電極体31dを複数本、水平方向に並べた構造となっている。これらの電極体31dに同電位が与えられることで、全体が1つの電極板と同様に機能し、水平方向において略一様な電界をギャップ空間GSに形成することが可能である。
図6は基板処理装置の他の実施形態を示す図である。上記実施形態の基板処理装置1では、処理液Lを基板Sに供給する処理液ノズル21と、液膜LFとの間にギャップ空間GSを形成しプラズマ発生電界を生じさせる電極ヘッド30とが別体となっている。しかしながら、以下に説明するように、これらを一体とした構造とすることも可能である。なお、処理液ノズルおよび電極ヘッド以外の構成については上記実施形態と同じものを使用可能であるため、ここでは説明を省略する。
この実施形態では、上記実施形態の処理液ノズルおよび電極ヘッドに代えて、これらの機能が統合された処理ヘッド320が設けられる。具体的には、処理ヘッド320は、鉛直方向に延びる誘電体による筒状体321がその下端においてフランジ状に拡大された形状を有している。筒状体321の内部は処理液供給部71から供給される処理液Lを流通させるための流路322となっており、その下端には基板Sに臨む開口323が設けられている。開口323が処理液Lを吐出し基板Sに供給することにより、処理ヘッド320は基板Sの被処理面Saに液膜LFを形成する処理液ノズルとしての機能を果たす。
また、処理ヘッド320のフランジ部324には、処理液の流路を取り囲む環状の電極325が内蔵されている。電極325は、上記実施形態における電極31と同等の機能を有するものである。すなわち、電極325と液膜LFとの間に高周波電圧が印加されることにより、処理ヘッド320と液膜LFとに挟まれたギャップ空間GSにおいてプラズマが発生する。
基板S上の処理液Lと流路322中の処理液Lとの間の電位差が小さい場合、流路322中の処理液Lと電極325との間で放電が生じ、ギャップ空間GSではプラズマが発生しないことがあり得る。これを未然に防止するために、電極325の下面側で液膜LFに臨む誘電体の厚さT1は、少なくとも流路322と電極325との間の誘電体の厚さT2よりも小さいことが望ましい。
処理ヘッド320は、回動するアームに取り付けられ、基板Sに沿って走査移動することが可能である。このとき、処理液Lを吐出するノズルと電極とが基板Sに対し一体的に移動することになる。処理ヘッド320から基板Sへ処理液Lを供給しつつギャップ空間GSにプラズマを発生させることで、プラズマにより生じる活性種を処理液Lに溶け込ませて効率よく基板Sを処理することができる。
図7は基板処理装置のさらに他の実施形態を示す図である。この実施形態の処理ヘッド330は、筒状体331下部の周囲のうち一部のみが拡大し、ここに電極335が設けられている。より詳しくは、処理ヘッド330は、上記した処理ヘッド320と同様に、鉛直方向に延びる誘電体による筒状体331の内部が処理液供給部71から供給される処理液Lを流通させるための流路332となっており、その下端には基板Sに臨む開口333が設けられて、処理液Lが基板Sに向けて吐出される。
この実施形態における基板Sに対するプラズマ処理では、処理ヘッド330は、図7に点線で示す、開口333が基板Sの回転中心の直上に位置する初期位置から、破線矢印で示すように基板Sの周縁部に向けて一方向に走査移動する。そして、電極335は、処理ヘッド330の移動方向において開口333の前方側となる位置に張り出したフランジ部334に設けられており、後方側には設けられない。その理由は以下の通りである。
処理液Lが回転する基板Sの回転中心に供給されるとき、処理液Lは基板Sの回転中心から周縁部に向けて当方的に広がってゆく。一方、処理液Lの供給位置が基板Sの回転中心から離れているときには、処理液Lはその位置から遠心力により外側(周縁部側)に流れ、供給量が十分に多くない限り、回転中心側へ向かって流れることはない。つまり、処理ヘッド330の位置よりも回転中心に近い位置では液膜が形成されず、基板Sの表面つまり被処理面Saが露出することがあり得る。このような露出表面と対向する位置に電極が設けられていれば、発生したプラズマが基板Sにダメージを与えるおそれがある。
処理液Lが吐出される開口333よりも周縁部に近い側、つまり処理ヘッド330の移動方向において開口333の前方側となる位置に電極335を設けることで、開口333から吐出される処理液Lで基板S表面が覆われた位置でのみプラズマを発生させることができ、プラズマに曝されることで生じる基板Sのダメージを防止することができる。
なお、図6および図7に示す構成においても、筒状体の全体が誘電体である必要はなく、少なくともプラズマに曝される可能性のある部位が、プラズマ耐性の高い誘電体で構成されていればよい。
以上説明したように、上記実施形態においては、基板保持部10が本発明の「保持部」として機能している。また、処理液ノズル21が本発明の「ノズル」として機能し、これと処理液供給部71とが一体として本発明の「液供給部」として機能している。また、上記実施形態では、電極31,31a~31d,325,335が本発明の「第1電極」として機能する一方、リング電極41が本発明の「第2電極」として機能している。また、上記実施形態では電源部72が本発明の「電圧印加部」として機能している。また、本実施形態における処理液Lが、本発明の「液体」に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態の電極ヘッド30では、電極31の下面が誘電体層321によって被覆され、電極31が誘電体層321に密着した構造となっているが、両者の間にギャップがあっても構わない。
また例えば、上記実施形態における基板保持部10は、基板Sの下面に密着するスピンチャック11により基板Sを真空吸着保持するものであるが、基板保持の態様はこれに限定されず任意である。例えばチャックピンを基板の周縁部に当接させて基板を保持する態様であってもよい。この場合、完全なリング状の電極を周方向において等方的に基板周縁部に近接させることが難しいため、例えばチャックピンの位置を切り欠いた電極形状としてもよい。
また例えば、基板周縁部において処理液と接する電極はリング状でなくてもよい。例えば基板周縁部のうち周方向における一部において液膜と接する電極であってもよい。また、この電極は基板とともに回転しなくてもよい。ただしこれらの場合、基板の周縁部で処理液の流れが乱れると、電極材料が溶出した処理液が基板上に戻ってしまい基板を汚染するおそれがある。この問題への対応が必要であり、例えば基板の周縁部から被処理面よりも下方まで流下した液体に電極を接触させるようにしてもよい。また、リング電極が薄い誘電体膜で被覆されていてもよい。
また例えば、上記実施形態では電極ヘッド30を基板Sに対し走査移動する構成となっているが、このような走査移動を行わなくてもよい。例えば被処理面の面積、処理に適用される活性種の寿命、処理液の流速等の諸条件によっては、走査移動を行わなくても必要な処理が実現可能な場合もあり得る。例えば、基板の周縁部のみを処理対象とする場合である。この場合、例えば図7に示す電極ヘッドを基板の周縁部に対向させて固定的に配置し処理を行うことができる。
以上、具体的な実施形態を例示して説明してきたように、本発明に係る基板処理装置においては、保持部は基板を水平姿勢に保持して鉛直方向の回転軸回りに回転させ、液供給部は基板の回転中心に液体を供給し、第2電極は、基板の周縁部の外側で周縁部に近接配置されていてもよい。このような構成によれば、基板の回転中心に供給された液体が遠心力によって周囲に広がり、基板全体を覆う液膜を形成することができる。基板の周縁部に到達して液体は周縁部から流れ落ちる。このように基板から流出しようとする液体に基板周縁部に近接配置された第2電極が接触することで、第2電極と液膜との電気的導通を確実なものとし、かつ第2電極に接触した液体については基板から排出し基板と再接触するのを防止することができる。
例えば、基板が円形である場合には、第2電極が基板の周縁部を取り囲むリング形状であってもよい。このような構成によれば、第2電極と液体との電気的接触を基板の周方向において一様なものとすることができる。
また例えば、第1電極と誘電体層とが、基板の表面に沿って一体的に移動する構成であってもよい。このような構成によれば、第1電極と液膜とが対向しプラズマが発生する位置を変化させることで、活性種による処理対象位置を変化させることができる。例えば第1電極および誘電体層の移動と基板の回転と組み合わせることで、基板全体を均一に処理することができる。
また例えば、液供給部は液体を吐出するノズルを有し、第1電極および誘電体層がノズルに設けられていてもよい。このような構成によれば、第1電極と誘電体層とを含む構造体がノズルと干渉することがなく、また液体の流路と第1電極との距離を一定に維持することができる。
また例えば、第1電極は、表面が誘電体層により被覆された構造であってもよい。原理的には第1電極と誘電体層との間にギャップがあっても構わないが、第1電極の表面を誘電体層により被覆し両者のギャップがない状態とすることで、該ギャップにおける電位低下を抑え、誘電体層と液膜との間に誘電体バリア放電を発生させるために必要な電圧を低くすることができる。
この発明は、被膜の剥離や表面改質など、液中に溶け込ませたプラズマ活性種により基板を処理する各種の処理プロセスに適用可能であり、半導体基板、ガラス基板等各種基板を処理対象とすることができる。
1 基板処理装置
10 基板保持部(保持部)
11 スピンチャック
21 処理液ノズル(液供給部、ノズル)
30 電極ヘッド
31,31a~31d,325,335 電極(第1電極)
41 リング電極(第2電極)
71 処理液供給部(液供給部)
72 電源部(電圧印加部)
321 誘電体層
GS ギャップ空間
L 処理液(液体)
LF 液膜
S 基板(被処理物)
Sa 被処理面

Claims (7)

  1. 被処理物である基板を保持する保持部と、
    前記基板の表面に導電性の液体を継続的に供給し、前記基板の表面に液膜を形成しつつ前記基板の周縁部から前記液体を流出させる液供給部と、
    前記基板の表面に所定のギャップを隔てて対向し、かつ前記液膜に対し非接触に配置された第1電極と、
    前記第1電極と前記液膜との間に、前記液膜に対し非接触に配置された誘電体層と、
    前記基板の表面から流出しかつ前記液膜と連続する前記液体に対し、電気的に接触する第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に、交流成分を有し前記誘電体層と前記液膜との間の空間で誘電体バリア放電を生じさせる電圧を印加する電圧印加部と
    を備える基板処理装置。
  2. 前記保持部は前記基板を水平姿勢に保持して鉛直方向の回転軸回りに回転させ、
    前記液供給部は前記基板の回転中心に前記液体を供給し、
    前記第2電極は、前記基板の前記周縁部の外側に配置されて、前記基板表面の前記液膜に連続する前記液体と接触する請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記第2電極が、円形の前記基板の前記周縁部を取り囲むリング形状である請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記第1電極と前記誘電体層とが、前記基板の表面に沿って一体的に移動する請求項2または3に記載の基板処理装置。
  5. 前記液供給部は前記液体を吐出するノズルを有し、前記第1電極および前記誘電体層が前記ノズルに設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記第1電極は、表面が前記誘電体層により被覆された構造である請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 被処理物である基板を保持部により保持し、
    前記基板の表面に所定のギャップを隔てて第1電極を対向配置し、
    前記第1電極と前記基板の表面との間に、前記基板の表面に対し非接触に誘電体層を配置し、
    液供給部から、導電性の液体を前記基板の表面に継続的に供給して、前記基板の表面に前記誘電体層に対し非接触な液膜を形成しつつ、前記基板の周縁部から前記液体を流出させ、
    前記基板の表面から流出しかつ前記液膜と連続する前記液体に対し、第2電極を電気的に接触させ、
    前記第1電極と前記第2電極との間に、電圧印加部から交流成分を有する電圧を印加し前記誘電体層と前記液膜との間の空間で誘電体バリア放電を生じさせる、基板処理方法。
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