JP7079754B2 - 通信システム、通信方法、およびプログラム - Google Patents

通信システム、通信方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信方法、およびプログラムに関する。
従来、専用狭域通信(DSRC)を使用する衝突回避システムを作動する方法であって、この方法は、第1の通信距離範囲で前記衝突回避システムを作動し、車両が高衝突リスク場所に近づいているか否かを決定し、前記車両が前記高衝突リスク場所に近づいている場合は、前記第1の通信距離範囲よりも長い第2の通信距離範囲で前記衝突回避システムを作動することを特徴とする方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2010/006314号
しなしながら、上記の従来技術において、通信設備の有効な活用方法については考慮されていない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、通信設備を有効に活用することができる通信システム、通信方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る通信システム、通信方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る通信システムは、少なくとも第1アンテナにより提供された信号を、第1制御用の情報として出力する第1装置と、少なくとも第2アンテナにより提供された信号を、第2制御用の情報として出力する第2装置と、所定の条件に基づいて、前記第1装置と前記第2装置とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナを前記第1装置または前記第2装置に接続させる制御部と、を備え、前記第1装置は、前記第3アンテナが接続された場合、前記第1アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第1制御用の情報として出力し、前記第2装置は、前記第3アンテナが接続された場合、前記第2アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第2制御用の情報として出力する通信システムである。
(2):上記(1)の態様において、前記通信システムは、車両に搭載されるものである。
(3):上記(2)の態様において、前記第1制御は、車両の走行に関連する制御であり、前記第2制御は、前記車両の走行に関連しない制御である。
(4):上記(1)から(3)のいずれかの態様において、前記第2制御は、車両のユーザに提供されるコンテンツに関連する制御である。
(5):上記(2)から(4)のいずれかの態様において、前記所定の条件は、前記車両の置かれた環境が、周辺監視の必要性が高い所定の状態であることであり、前記制御部は、前記車両の状態が所定の状態である場合、前記第3アンテナを前記第1装置に接続させるものである。
(6):上記(5)の態様において、前記所定の条件は、前記車両の速度が第1速度以上であることを含むものである。
(7):上記(5)の態様において、前記所定の条件は、前記車両が走行する位置が所定のエリア内または前記所定のエリア付近であることである。
(8):上記(5)の態様において、前記所定の条件は、前記車両の速度が第1速度以上であり、且つ前記車両が走行する位置が所定のエリア内または前記所定のエリア付近であることである。
(9):上記(2)から(8)のいずれかの態様において、前記制御部は、前記車両が停止している場合、前記第3アンテナを前記第2装置に接続させるものである。
(10):上記(1)から(9)のいずれかの態様において、前記第1アンテナ、前記第2アンテナ、および前記第3アンテナは、車両に搭載され、前記第2アンテナは、前記車両の高さ方向で前記第1アンテナ及び前記第3アンテナよりも低い位置に設置されるものである。
(11):上記の(10)の態様において、前記第1アンテナは、前記車両の高さ方向で前記第2アンテナ及び前記第3アンテナよりも高い位置に設置される。
(12):上記(10)または(11)の態様において、前記第1アンテナおよび前記第3アンテナは、車両のルーフに設置され、前記第2アンテナは、前記車両の車室に設置されるものである。
(13):この発明の一態様に係る通信方法は、コンピュータが、所定の条件を満たすか否かを判定し、判定結果に基づいて、少なくとも第1アンテナにより提供された信号を、第1制御用の情報として出力する第1装置と、少なくとも第2アンテナにより提供された信号を、第2制御用の情報として出力する第2装置とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナを前記第1装置または前記第2装置に接続させ、前記第1装置に、前記第3アンテナが接続された場合、前記第1アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第1制御用の情報として出力させ、前記第2装置に、前記第3アンテナが接続された場合、前記第2アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第2制御用の情報として出力させる通信方法である。
(14):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、所定の条件を満たすか否かを判定させ、判定結果に基づいて、少なくとも第1アンテナにより提供された信号を、第1制御用の情報として出力する第1装置と、少なくとも第2アンテナにより提供された信号を、第2制御用の情報として出力する第2装置とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナを前記第1装置または前記第2装置に接続させ、前記第1装置に、前記第3アンテナが接続された場合、前記第1アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第1制御用の情報として出力させ、前記第2装置に、前記第3アンテナが接続された場合、前記第2アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第2制御用の情報として出力させるプログラムである。
(1)~(14)によれば、所定の条件に基づいて、第1装置と第2装置とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナを第1装置または第2装置に接続させることにより、通信設備を有効に活用することができる。
情報処理システム1の構成の一例を示す図である。 車両システム2の機能構成の一例を示す図である。 通信システム20の機能構成の一例を示す図である。 接続制御部32により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 所定の状態の内容の一例について説明するための図である。 第1状態で得られた情報量と、第2状態で得られた情報量とを比較した一例を示す図である。 第1状態で得られた情報量と、第2状態で得られた情報量とを比較した他の一例を示す図である。 所定の状態の内容の他の一例(その1)について説明するための図である。 所定の状態の内容の他の一例(その2)について説明するための図である。 第2実施形態の車両システム2Aの機能構成の一例を示す図である。 環境情報提供部41が通信システム20により提供された情報に基づいてHMI42に出力させる情報の一例を示す図である。 実施形態の接続切替部30および接続制御部32(以下、切替部)のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の通信システム、通信方法、およびプログラムの実施形態について説明する。以下の説明では、通信システムは、車両に搭載されるものとして説明するが、車両以外の装置や機器に搭載されてもよい。
<第1実施形態>
図1は、情報処理システム1の構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、例えば、車両Mと、第1情報提供装置300と、第2情報提供装置400とを含む。これらの構成は、互いにネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、セルラー網や、Wi-Fi網、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局などを含む。また、これらの構成要素は、それぞれネットワークNWを介さずに、直接、無線通信を行ってもよい。
第1情報提供装置300は、車両の走行に関連する制御に用いられる情報(以下、第1情報)を車両Mに提供する装置である。第1情報は、車両の走行に関連する第1制御のための情報である。第1制御の詳細については後述する。第1情報は、例えば、車両の走行には直接的に関与する車両の制御に関する情報や、車両の走行制御において所定時間以内に反映される必要性が比較的に高い情報等である。第1情報は、例えば、道路の環境を示す情報(例えば道路が撮像された画像)、交通参加者が存在することを示す情報や、交通参加者の位置情報、車両Mが道路を走行する際に注視すべき情報等である。注視すべき情報は、交通事故に関する情報や、障害物に関する情報、工事に関する情報、これらの位置情報等を提供する。交通参加者とは、車両や軽車両、歩行者等を含む。
第1情報提供装置300は、道路や道路周辺を撮像する画像の解析結果や、他の情報提供サーバにより提供された情報に基づいて、第1情報を取得する。第1情報提供装置300は、例えば、車両Mが所定の位置に到達した場合に第1情報を車両Mに提供する。第1情報提供装置300は、例えば、車両Mに提供された車両Mの位置情報に基づいて、車両Mが所定の位置に到達したと判定した場合、車両Mに第1情報を提供する。また、第1情報提供装置300が、道路の周辺に設置されている場合、近距離通信で通信可能な車両に対して第1情報を、その車両に提供してもよい。
第2情報提供装置400は、車両の走行に関連しない制御に用いられる情報(以下、第2情報)を車両Mに提供する装置である。第2情報は、車両の走行に関連しない第2制御のための情報である。第2情報は、例えば、車両の走行には直接的に関与しない車両の制御に関する情報や、車両の走行制御において所定時間以内に反映される必要性が比較的に低い情報等である。第2情報は、例えば、車両Mのユーザに提供される動画や、画像、音声などのコンテンツや、空調装置を制御するための天候に関する情報、車両の目的地や経路におけるPOI(Point of Interest)、ナビゲーション装置に提供するための情報である。
[車両]
図2は、車両システム2の機能構成の一例を示す図である。車両システム2が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。
車両システム2は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、ファインダ14と、物体認識装置16と、通信システム20と、コンテンツ制御部40と、HMI(Human Machine Interface)42と、車両センサ44と、ナビゲーション装置50と、MPU(Map Positioning Unit)60と、運転操作子80と、自動運転制御装置100と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220とを備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。車両システム2は、例えば、複数のカメラ10を備える。カメラ10は、例えば、車両の前方または後方を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、車両Mの周辺にミリ波などの電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。
ファインダ14は、LIDAR(Light Detection and Ranging)である。ファインダ14は、車両Mの周辺に光を照射し、散乱光を測定する。ファインダ14は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度などを認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御装置100に出力する。
通信システム20は、例えば、セルラー網やWi-Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用して、第1情報提供装置300または第2情報提供装置400と通信する。
コンテンツ制御部40は、第2制御を実行する。コンテンツ制御部40は、車両Mのユーザに提供されるコンテンツに関連する制御を行う。コンテンツ制御部40は、例えば、第2情報をHMI42に出力させたり、ナビHMI52に出力させたりする。
HMI42は、車両Mの乗員に対して各種情報を提示すると共に、乗員による入力操作を受け付ける。HMI42は、各種表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル式の表示部、スイッチ、キーなどを含む。
車両センサ44は、車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、車両Mの向きを検出する方位センサ等を含む。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備える。ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機51は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、車両Mの位置を特定する。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。ナビHMI52は、前述したHMI42と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により特定された車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI52を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。地図上経路は、MPU60に出力される。ナビゲーション装置50は、地図上経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置50は、例えば、乗員の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置50は、通信システム20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61を含み、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された地図上経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報62には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報などが含まれてよい。
運転操作子80は、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステアリングホイール、異形ステア、ジョイスティックその他の操作子を含む。運転操作子80には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、その検出結果は、自動運転制御装置100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一部または全部に出力される。
自動運転制御装置100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部160とを備える。第1制御部120と第2制御部160は、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
第1制御部120は、例えば、認識部122と、行動計画生成部124とを備える。認識部122は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14から物体認識装置16を介して入力された情報に基づいて、車両Mの周辺にある物体の位置、および速度、加速度等の状態を認識する。認識部122は、例えば、車両Mが走行している車線(走行車線)を認識する。認識部122は、一時停止線、障害物、赤信号、料金所、その他の道路事象を認識する。認識部122は、走行車線を認識する際に、走行車線に対する車両Mの位置や姿勢を認識する。
行動計画生成部124は、原則的には推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行し、更に、車両Mの周辺状況に対応できるように、車両Mが自動的に(運転者の操作に依らずに)将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、車両Mの到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、道なり距離で所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとの車両Mの到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。
行動計画生成部124は、目標軌道を生成するにあたり、自動運転のイベントを設定してよい。自動運転のイベントには、定速走行イベント、低速追従走行イベント、車線変更イベント、分岐イベント、合流イベント、テイクオーバーイベント、バレーパーキングなどにおいて無人走行または自動走行して駐車する自走駐車イベントなどがある。行動計画生成部124は、起動させたイベントに応じた目標軌道を生成する。
第2制御部は、行動計画生成部124によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。
第2制御部は、例えば、取得部と、速度制御部と、操舵制御部とを備える。取得部は、行動計画生成部124により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200またはブレーキ装置210を制御する。操舵制御部は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。
走行駆動力出力装置200は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置200は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)とを備える。ECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置210は、例えば、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。
ステアリング装置220は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
[第1情報の利用(第1制御)]
行動計画生成部124は、例えば、第1情報を加味して、目標軌道を生成する。例えば、行動計画生成部124は、道路が撮像された画像とカメラ10により撮像された画像とに基づいて、目標軌道を生成したり、交通参加者の位置情報を加味して目標軌道を生成したりする。そして、車両Mは、目標軌道に基づいて走行する。これにより、行動計画生成部124は、より精度よく周辺環境の状況を認識することにより、周辺環境の状況により適した目標軌道を生成することができる。
推奨車線決定部61は、例えば、第1情報を加味して、推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、例えば、事故に関する情報や、障害物に関する情報、工事に関する情報等)に基づいて、上記の事象が存在する車線とは異なる車線を推奨車線に決定する。
また、第1情報は、第2地図情報など自動運転に利用される情報であってもよい。また、第1情報は、車両Mが走行する軌道であってもよい。この場合、自動運転制御装置100は、第1情報に基づいて、車両を制御する。例えば、第1情報提供装置300は、車両Mにより取得された車両Mの周辺の環境を示す情報(例えば、物体認識装置16の認識結果、またはカメラ10やレーダ装置12、ファインダ14により取得された情報)を取得し、取得した情報に基づいて、車両Mが走行する軌道を生成し、生成した軌道を車両Mに提供する。
また、本実施形態では、自動運転が行われる際に第1情報が適用される例について説明するが、第1情報は手動運転を支援する運転支援機能に適用されてもよい。運転支援機能とは、ACC(Adaptive Cruise Control)や、LKAS(Lane Keeping Assistant System)などの機能である。この場合、車両Mは、車両Mの前方を走行する車両の情報や、車線を規定する道路区画線の情報を取得する。車両Mの前方を走行する車両の情報は、前方を走行する車両(この場合、車両が第1情報提供装置に相当する)から取得してもよい。
[通信システム]
図3は、通信システム20の機能構成の一例を示す図である。通信システム20は、例えば、第1アンテナ21と、第2アンテナ22と、第3アンテナ23と、第1通信部26と、第2通信部28と、接続切替部30と、接続制御部32とを備える。第1通信部26と、第2通信部28と、接続切替部30とは、一体の機能構成であってもよいし、それぞれが独立または一部の機能構成に他の機能構成が包含されたものであってもよい。
第1アンテナ21は、例えば、発信器や、偏重回路、増幅器等を備え、電波を受信したり、送信したりする。第1アンテナ21は、受信感度や指向性等が第1通信部25により制御されてもよい。第1アンテナ21は、第5世代(5G)通信システムによる通信方式の通信が可能なアンテナである。
第2アンテナ22および第3アンテナ23は、例えば、第1アンテナ21と同様の機能構成を有する。また、第1アンテナ21、第2アンテナ22、および第3アンテナ23は、例えば、少なくとも同等の動作利得を有する。例えば、車両Mにアンテナが設置された場合に電波の受信レベルが比較的に高いと想定される位置、電波の干渉が抑制されると想定される位置に、第1アンテナ21、第3アンテナ23、第2アンテナ22の順で、アンテナが設置される。例えば、車両Mのルーフに第1アンテナ21と第3アンテナ23が設置され、第2アンテナ22は、その他の位置(例えば、車両の室内や、室内のインストルメントパネルなど)に設置される。第1アンテナ21、第2アンテナ22、または第3アンテナ23が設置される位置(例えば、電波の受信レベルが比較的に高いと想定される位置等)は、車両の配置ごとに行われたシミュレーションの結果や、実験の結果等に基づいて導出された位置である。例えば、第2アンテナ22は、車両の高さ方向(鉛直反対方向)で第1アンテナ21または第3アンテナ23の一方または双方よりも低い位置に設定される。また、第1アンテナ21は、車両の高さ方向で第2アンテナ22および第3アンテナ23よりも高い位置に設定される。すなわち、車両の高さ方向に関して、第1アンテナ21、第3アンテナ23、第2アンテナ22の順で高い位置に設置される。低い位置または高い位置を比較する際、アンテナの基準位置が比較される。基準位置は、アンテナが設置された際に、アンテナにおける所定の位置や所定の部位(例えば所定の部品や設置箇所など)である。
第1通信部26は、第1アンテナ21により提供された信号を、第1制御用の情報として出力する。例えば、第1アンテナ21により提供された信号は、自動運転制御装置100に提供される。第1通信部26は、第3アンテナ23が接続された場合、第1アンテナ21により提供された信号と第3アンテナ23により提供された信号とを第1制御用の情報として出力する。
第1通信部26は、第1アンテナ21により受信された電波に重畳された情報(信号)を自動運転制御装置100に出力する。第1通信部26は、第3アンテナ23と第1通信部26とが接続された状態である場合、第3アンテナ23により受信された電波に重畳された情報を自動運転制御装置100に出力する。第1通信部26は、例えば、第1アンテナ21または第3アンテナ23により受信された電波を復調、および復号することによって電波に重畳された情報を取得する。
第1通信部26は、自動運転制御装置100や、その他車両Mの走行を制御するために利用される機器等が外部装置(例えば第1情報提供装置300)に送信する情報を第1アンテナ21に送信させる。第1通信部26は、送信する情報を符号化、および変調して、変調結果に基づく電波を第1アンテナ21に送信させる。
第2通信部28は、第2アンテナ22により提供された信号を、第2制御用の情報として出力する。例えば、第2アンテナ22により提供された信号は、コンテンツ制御部40に提供される。第2通信部28は、第3アンテナ23が接続された場合、第2アンテナ22により提供された信号と第3アンテナ23により提供された信号とを第2制御用の情報として出力する。
第2通信部28は、第2アンテナ22により受信された電波に重畳された情報を自動運転制御装置100に出力する。第2通信部28は、第3アンテナ23と第2通信部28とが接続された状態である場合、第3アンテナ23により受信された電波に重畳された情報をコンテンツ制御部40に出力する。第2通信部28は、例えば、第2アンテナ22または第3アンテナ23により受信された電波を復調、および復号することによって電波に重畳された情報を取得する。
第2通信部28は、コンテンツ制御部40や、その他車両M内のエンターテインメント性を高めるための機器(走行を制御するために利用される機器とは異なる機器)が外部装置(例えば第2情報提供装置400)に送信する情報を第2アンテナ22に送信させる。第2通信部28は、送信する情報を符号化、および変調して、変調結果に基づく電波を第2アンテナ22に送信させる。上記の第1通信部26および第2通信部28は、例えば、テレマティクスコントロールユニット(TCU)である。
接続切替部30は、接続制御部32の制御に基づいて、第3アンテナ23の接続状態を制御する。接続状態とは、第1アンテナ21と第3アンテナ23とが接続されている状態(第1状態と記載することがある)、または第2アンテナ22と第3アンテナ23とが接続されている状態(第2状態と記載することがある)である。接続状態には、第3アンテナ23が第1アンテナ21および第2アンテナ22に接続されていない状態(ニュートラル状態)が含まれてもよい。
接続制御部32は、所定の条件に基づいて、第1通信部26と第2通信部28とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナ23を第1通信部26または第2通信部28に接続させる。所定の条件とは、例えば、後述する車両Mの状態が所定の状態であることである。接続制御部32は、上記の所定の条件に基づいて、第3アンテナ23を第1通信部26または第2通信部に接続させる処理を休止している場合は、第3アンテナ23を第1通信部26に接続させた第1状態を維持してもよい。
所定の条件(所定の状態)とは、例えば、車両Mの置かれた環境が、周辺監視の必要性が高い所定の状態であることである。周辺監視の必要性が高い所定の状態とは、例えば、後述するように、速度が第1速度以上であることや、車両が所定のエリアに存在することである。また、周辺監視の必要性が高い所定の状態とは、車両Mの加減速の頻度が所定頻度以上であること、車両Mがカーブ付近を走行していること、勾配を走行していること等であってもよい。
ここで、第1アンテナ21と第3アンテナ23とは、例えば、ダイバーシティアンテナを構成するアンテナである。第1通信部26は、第1アンテナ21および第3アンテナ23により受信された電波を合成して、電波の受信レベルを上昇させる処理を行う。
また、第2アンテナ22と第3アンテナ23とは、例えば、ダイバーシティアンテナを構成するアンテナである。第2通信部28は、第2アンテナ22および第3アンテナ23により受信された電波を合成して、電波の受信レベルを上昇させる処理を行う。
なお、第1通信部26は、第1アンテナ21により受信された電波と第3アンテナ23により受信された電波とのうち、電波の受信レベルが高い方の電波を選択して、各処理に用いてもよい。
上記のような処理が行われることがあるため、電波の受信レベルの落ち込みが軽減され、得られる情報量が担保される。
[フローチャート]
図4は、接続制御部32により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、接続制御部32は、車両Mが所定の状態であるか否かを判定する(ステップS100)。「所定の状態」については後述する。
車両Mが所定の状態である場合、接続制御部32は、第3アンテナ23を第1通信部26に接続させる(ステップS102)。車両Mが所定の状態でない場合、接続制御部32は、第3アンテナ23を第2通信部28に接続させる(ステップS104)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理が終了する。
[所定の状態(その1)]
図5は、所定の状態の内容の一例について説明するための図である。所定の状態とは、例えば、車両の速度状態である。例えば、車両Mの速度が、第1速度以上である場合、第3アンテナ23は第1アンテナ21に接続される。この場合、車両Mが取得する走行に関連する制御に用いる情報が担保されたり、情報量が向上したりする。
例えば、車両Mの速度が、第1速度未満である場合(または徐行している場合や停車している場合)、第3アンテナ23は第2アンテナ22に接続される。この場合、車両Mが取得する走行に関連しない制御に用いる情報が担保されたり、情報量が向上したりする。
図6は、第1状態で得られた情報量と、第2状態で得られた情報量とを比較した一例を示す図である。図6の縦軸は第1情報の情報量を示し、図6の横軸は時間を示す図である。情報量は、例えば、受信された電波からノイズが除去された後の情報量である。例えば、時刻T1において、第2状態から第1状態に切り替わった場合、第1状態で第1通信部26が得る情報量は増加したり、得る情報量は維持されたりする。例えば、時刻T1の直前において、第1アンテナ21により受信される電波レベルが下がり、第1情報の情報量が閾値Thを下回る傾向で、且つ閾値Thに近づく場合を想定する。このような場合において、時刻T1で第1状態になると、第1アンテナ21および第3アンテナ23により受信される電波レベルが上昇し、第1情報の情報量が上昇したり、閾値Th以上に維持されたりする。
図7は、第1状態で得られた情報量と、第2状態で得られた情報量とを比較した他の一例を示す図である。図6の例では、2つのアンテナに受信された電波を合成されて情報量が上昇したり、維持されたりするものとして説明した。図7では、第1通信部26は、第1アンテナ21により受信された電波と、第3アンテナ23により受信された電波とのうち、電波の電波レベルが高い方の電波を用いて第1情報を得る。また、図7では、時刻Tおよび時刻T以後に第3アンテナ23により受信される電波レベルは閾値Th1に第1所定値を加算した第2所定値P以上であるものとする。図6の説明と同様の説明については省略する。
例えば、図6と同様に時刻T1の直前において、第1アンテナ21により受信される電波レベルが第2所定値P以下に下がった場合を想定する。このような場合において、時刻T1で第1状態になると、第3アンテナ23により受信される電波に基づいて、第1情報の情報量が得られるため、第1情報の情報量は第2所定値P以上に維持される。
これにより、例えば、車両Mは、第1状態で得られた情報を活用して、車両を制御することができる。例えば、閾値Th1は、自動運転が実施可能な第1情報の情報量の閾値や、自動運転度合の切替に関する閾値である場合、情報量が低下すると自動運転が実施できなくなったり、自動運転度合が低下したりすることがある。これに対して、本実施形態の通信システム20は、例えば、マルチパスやノイズの影響を受ける場合であっても、自動運転の制御に関する情報量を維持するように接続切替部30を制御することにより、制御に用いられる情報をより確実に得ることができる。
上述したように、車両の状態が、車両の走行に関連する制御において利用される情報の利用度が比較的に高いと推定される場合に、車両は、第1情報を、より確実に得られるように通信設備を制御する。この結果、通信設備を有効に活用することができる。
なお、図6および図7では、第2状態から第1状態に切り替えられる例について説明したが、第1状態から第2状態に切り替わる場合は、図6および図7の例とは反対に、第2情報の情報量が維持されたり、上昇したりする。
これにより、例えば、車両Mは、第2状態で得られた情報を活用して、ユーザに所定のコンテンツを提供することができる。例えば、閾値Th1は、電波レベルの低下に起因して動画などのコンテンツが滑らかにユーザに提供できない場合における情報量の閾値や、オンラインゲートなどのコンテンツが滑らかにプレイできない電波レベルの情報量の閾値である。これに対して、本実施形態の通信システム20は、車両が所定の状態である場合に、ユーザにコンテンツを滑らかに、且つユーザがストレスを感じないように提供することができるように接続切替部30を制御することにより、コンテンツに関連する情報をより確実に得ることができる。
上述したように、車両の状態が、第1情報の利用度が比較的に低いと推定される場合に、車両は、第2情報を、より確実に得られるように通信設備を制御する。この結果、通信設備(例えば第3アンテナ23)を有効に活用することができる。
[所定の状態(その2)]
図8は、所定の状態の内容の他の一例(その1)について説明するための図である。所定の状態とは、例えば、車両の位置に関する状態である。例えば、車両Mが、所定のエリアに存在する状態である場合、第3アンテナ23は第1アンテナ21に接続される。所定のエリアは、予め規定されたエリアである。所定のエリアは、例えば、車両が走行する際に周辺を注視する度合が比較的に高いと想定されるエリアである。所定のエリアは、例えば、交通参加者の数が所定度合以上であるエリアである。所定のエリアは、例えば、交差点や商店街などを含む。
例えば、車両Mが、所定のエリア外に存在する状態である場合、第3アンテナ23は第2アンテナ22に接続される。所定のエリア外のエリアは、予め規定されたエリアである。所定のエリア外のエリアは、例えば、車両が走行する際に周辺を注視する度合が比較的に低いと想定されるエリアである。所定のエリアは、例えば、交通参加者の数が所定度合未満であるエリアである。所定のエリアは、例えば、郊外の道路や、自動車専用道路等を含んでもよい。
[所定の状態(その3)]
図9は、所定の状態の内容の他の一例(その2)について説明するための図である。所定の状態とは、例えば、車両の速度および車両の位置に関する状態である。例えば、車両Mが、所定のエリアに存在し、且つ車両Mの速度が第1速度以上である状態である場合、第3アンテナ23は第1アンテナ21に接続される。例えば、車両Mが、所定のエリア外に存在する状態、または車両Mの速度が第1速度未満である場合、第3アンテナ23は第2アンテナ22に接続される。
所定の条件は、ユーザが所定の操作を行ったことであってもよいし、ユーザが指定した条件であってもよい。ユーザが指定した条件とは、ユーザが任意に設定する条件であって、通信量に関する条件や、速度に関する条件、位置に関する条件、これらが組み合わされた条件である。また、所定の条件は、車両Mにおいて、所定度合以上の通信量が必要な通信が行われるイベントが発生した、または上記のイベントが発生すると推定されることであってもよい。
上記の例では、所定の条件を車両Mが判定するものとして説明したが、これに代えて(或いは加えて)、所定のサーバ装置や、第1情報提供装置300、第2情報提供装置400(以下、サーバ装置)が、所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。車両Mが所定の条件を満たす場合、サーバ装置が、アンテナの接続状態に関する指示を車両Mに行う。車両Mは、サーバ装置の指示に基づいてアンテナを第1状態から第2状態に切り替えたり、第2状態から第1状態に切り替えたりする。
上記の例では、通信システム20は、ダイバーシティアンテナを構成するアンテナを備え、ダイバーシティ技術を用いて通信を行うものとして説明したが、これに代えて、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)技術を用いて通信を行うものであってもよい。例えば、二つのアンテナで送信された第1情報を含む電波を第1アンテナ21および第3アンテナ23で受信する状態が第1状態、二つのアンテナで送信された第2情報を含む電波を第2アンテナ22および第3アンテナ23で受信する状態が第2状態である。
以上説明した第1実施形態によれば、接続制御部32が、所定の条件に基づいて、第1通信部26と第2通信部28とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナ23を第1通信部26または第2通信部28に接続させることにより、通信設備を有効に活用することができる。そして、通信設備が有効に活用されることにより、車両の制御が安定したり、車両Mのユーザの満足度が向上したりする。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、車両Mが手動運転されているものとして説明する。以下、第1実施形態との相違点について説明する。
図10は、第2実施形態の車両システム2Aの機能構成の一例を示す図である。車両システム2Aは、第1実施形態の車両システム2の機能構成に加え、環境情報提供部41を備える。
例えば、環境情報提供部41は、第1通信部26により提供された情報に基づいて、第1情報をユーザに提供する。第1情報とは、ユーザが車両を制御するのを支援するための情報である。第1情報は、例えば、車両Mの周辺に交通参加者が所定の度合以上存在することを示す情報である。これにより、ユーザは、減速したり、ブレーキペダルの上に脚をおいてブレーキ操作が瞬時に行える状態にしたりすることができる。
例えば、環境情報提供部42は、第1通信部26により提供から交通参加者の存在を示す第1情報を取得し、取得した第1情報をユーザにHMI41を用いて音声や画像等で提供する。
図11は、環境情報提供部41が通信システム20により提供された情報に基づいてHMI42に出力させる情報の一例を示す図である。例えば、環境情報提供部41は、第1通信部26により提供された情報と、カメラ10により撮像された画像とに基づいて、車両の走行の制御に関する情報をユーザに提供してもよい。例えば、環境情報提供部42は、第1通信部26により提供された交通参加者の位置情報を取得し、取得した位置情報に対応する位置に交通参加者が存在することを示す情報をユーザに提供する。例えば、前方〇〇m先に交通参加者が存在することを示す情報(音声や画像)や、図11に示すように交差点付近(または建物の影)に交通参加者が存在することを示す情報をユーザに提供する。
画像を用いて交通参加者が存在することを示す情報をユーザに提供する場合、例えば、環境情報提供部42は、カメラ10により撮像された画像に交通参加者の位置情報を対応付けた情報を含む画像を生成し、HMI42を用いて生成した画像をユーザに提供する。例えば、環境情報提供部42は、撮像タイミングに基づいて車両Mがどの位置に存在する場合に撮像された画像であるかを認識する。そして、環境情報提供部42は、その画像が撮像された撮像方向や予め規定された画角等と、所定の変換式や変換テーブル等とに基づいて、交通参加者の位置は画像のどの位置に対応するかを導出し、導出結果に基づいて、交通参加者の位置情報が対応付けられた画像を生成する。
以上説明した第2実施形態によれば、通信システム20が、手動運転時においても通信設備を有効に活用することができる。そして、通信設備が有効に活用されることにより、ユーザによる手動運転を支援したり、車両Mのユーザの満足度が向上したりする。
なお、第3アンテナ23が第1通信部26に接続される「所定の条件」は、第3アンテナ23が第1通信部26に接続させる接続指示が取得されたことや、第1情報が取得されたことであってもよい。接続制御部32は、第1情報提供装置300により提供された接続指示を取得した場合、第3アンテナ23を第1通信部26に接続してもよい。また、接続制御部32は、第1情報を取得した場合、第3アンテナ23を第1通信部26に接続してもよい。この場合、第1情報提供装置300は、車両Mの位置が所定のエリアに進入した場合に、第1情報を接続制御部32に送信する。
また、上述した例では、通信システム20は、1つの第3アンテナ23を含むものとして説明したが、複数の第3アンテナ23を含んでもよい。複数の第3アンテナ23のそれぞれは、接続制御部32の制御に基づいて、第1通信部26または第2通信部28に接続される。例えば、複数の第3アンテナ23は、第1通信部26が取得する第1情報の情報量に基づいて決定されてよい。例えば、第1情報が閾値以上になるように複数の第3アンテナ23の中の所定の数の第3アンテナ23が第1通信部26に接続される。
また、通信システム20は、上述したように第1アンテナ21、第2アンテナ22、および第3アンテナ23の一部または全部は、上述したように単独であってもよいし、複数であってもよい。例えば、通信システム20は、例えば、複数の第1アンテナ21を含む第1アンテナ群、複数の第2アンテナ22を含む第2アンテナ群、複数の第3アンテナ23を含む第3アンテナ群を備えてもよい。この場合、例えば、上記のアンテナ群に含まれる複数のアンテナのそれぞれは、送信元の複数のアンテナと通信する。例えば、送信元(例えば第1情報提供装置300)の複数のアンテナで送信された第1情報を含む電波を第1アンテナ群および第3アンテナ群に含まれる複数のアンテナで受信する状態が第1状態、送信元(例えば第2情報提供装置400)の複数のアンテナで送信された第2情報を含む電波を第2アンテナ群および第3アンテナ群で受信する状態が第2状態である。例えば、通信システム20がMIMO技術を利用した通信を行う場合において、通信システム20は、所定のアンテナ群に含まれる複数のアンテナを利用して、複数のチャネルを形成し、形成した複数のチャネルを利用した通信を行う。
また、第1通信部26のみに接続される態様の第1アンテナ21は省略されてもよい。この場合、通信システム20は、第1通信部26と、第2通信部28と、第2通信部28に接続される第2アンテナ22と、複数のアンテナ(例えば複数の第3アンテナ23)と、接続切替部30と、接続制御部32とを備える。複数のアンテナのうち少なくとも一つのアンテナは、例えば、第1通信部26に接続可能であり、他の少なくとも一つアンテナは第1通信部26または第2通信部28に接続可能である。接続制御部32は、複数のアンテナのうち少なくとも一つのアンテナを第1通信部26に接続させている状態で、複数のアンテナのうち第1通信部26に接続されていない他のアンテナを、第1通信部26と第2通信部28とのうちいずれか一方に選択的に接続させてもよい。このように、複数のアンテナ(例えば複数の第3アンテナ23)に少なくとも一つの第1通信部26に接続されるアンテナを含めることにより、第1通信部26のみに接続される態様のアンテナの搭載を省略することができる。この結果、通信設備が有効に活用される。
また、上記の考え方と同様に、第2通信部28のみに接続される態様の第2アンテナ22は省略されてもよい。この場合、通信システム20は、第1通信部26と、第2通信部28と、第1通信部26に接続される第1アンテナ21と、複数のアンテナ(例えば複数の第3アンテナ23)と、接続切替部30と、接続制御部32とを備える。複数のアンテナのうち少なくとも一つのアンテナは、例えば、第2通信部28に接続可能であり、他の少なくとも一つアンテナは第1通信部26または第2通信部28に接続可能である。接続制御部32は、複数のアンテナのうち少なくとも一つのアンテナを第2通信部28に接続させている状態で、複数のアンテナのうち第2通信部28に接続されていない他のアンテナを、第1通信部26と第2通信部28とのうちいずれか一方に選択的に接続させてもよい。このように、複数のアンテナ(例えば複数の第3アンテナ23)に少なくとも一つの第2通信部28に接続されるアンテナを含めることにより、第2通信部28のみに接続される態様のアンテナの搭載を省略することができる。この結果、通信設備が有効に活用される。
また、第1通信部26のみに接続される態様の第1アンテナ21および第2通信部28のみに接続される態様の第2アンテナ22は省略されてもよい。この場合、通信システム20は、第1通信部26と、第2通信部28と、3つ以上のアンテナ(例えば3つ以上の第3アンテナ23)と、接続切替部30と、接続制御部32とを備える。複数のアンテナのうち少なくとも一つのアンテナ(第1特定アンテナ)は、第1通信部26または第2通信部28に接続可能であり、他の少なくとも一つアンテナ(第2特定アンテナ)は第1特定アンテナが接続されている通信部と異なる通信部に接続可能であり、上記の第1特定アンテナおよび第2特定アンテナとは異なるアンテナ(第3特定アンテナ)は第1通信部26または第2通信部28に接続可能である。接続制御部32は、3つ以上のアンテナのうち少なくとも一つのアンテナを第1通信部26に接続させ、且つ3つ以上のアンテナのうち第1通信部26に接続されていない他のアンテナを第2通信部28に接続させている状態で、3つ以上のアンテナに含まれる第1通信部26および第2通信部28に接続されていない他のアンテナを第1通信部26と第2通信部28とのうちいずれか一方に選択的に接続させてもよい。このように、複数のアンテナ(例えば複数の第3アンテナ23)に第1通信部26または第2通信部28に接続されるアンテナを含めることにより、第1通信部26にのみに接続される態様のアンテナおよび第2通信部28のみに接続される態様のアンテナの搭載を省略することができる。この結果、通信設備が有効に活用される。
[ハードウェア構成]
図12は、実施形態の接続切替部30および接続制御部32(以下、切替部)のハードウェア構成の一例を示す図である。図示するように、切替部は、通信コントローラ30-1、CPU30-2、ワーキングメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)30-3、ブートプログラムなどを格納するROM(Read Only Memory)30-4、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置30-5、ドライブ装置30-6などが、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ30-1は、切替部以外の構成要素との通信を行う。記憶装置30-5には、CPU30-2が実行するプログラム30-5aが格納されている。このプログラムは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)などによってRAM30-3に展開されて、CPU30-2によって実行される。これによって、接続切替部30および接続制御部32のうち一方または双方が実現される。なお、第1通信部26および第2通信部28のうち、一部または全部の機能構成は、切替部に含まれてもよい。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
所定の条件を満たすか否かを判定し、
判定結果に基づいて、第1アンテナにより提供された信号を、第1制御に用いる第1装置と、第2アンテナにより提供された信号を、第2制御に用いる第2装置とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナを前記第1装置または前記第2装置に接続する、
ように構成されている、通信装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
M‥車両、20‥通信システム、21‥第1アンテナ、22‥第2アンテナ、23‥第3アンテナ、26‥第1通信部、28‥第2通信部、30‥接続切替部、32‥接続制御部

Claims (14)

  1. 少なくとも第1アンテナにより提供された信号を、第1制御用の情報として出力する第1装置と、
    少なくとも第2アンテナにより提供された信号を、第2制御用の情報として出力する第2装置と、
    所定の条件に基づいて、前記第1装置と前記第2装置とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナを前記第1装置または前記第2装置に接続させる制御部と、
    を備え、
    前記第1装置は、前記第3アンテナが接続された場合、前記第1アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第1制御用の情報として出力し、
    前記第2装置は、前記第3アンテナが接続された場合、前記第2アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第2制御用の情報として出力する、
    通信システム。
  2. 前記通信システムは、車両に搭載される、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1制御は、車両の走行に関連する制御であり、
    前記第2制御は、前記車両の走行に関連しない制御である、
    請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記第2制御は、車両のユーザに提供されるコンテンツに関連する制御である、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記所定の条件は、前記車両の置かれた環境が、周辺監視の必要性が高い所定の状態であることであり、
    前記制御部は、前記車両の状態が所定の状態である場合、前記第3アンテナを前記第1装置に接続させる、
    請求項2か4のうちいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記所定の条件は、前記車両の速度が第1速度以上であることを含む、
    請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記所定の条件は、前記車両が走行する位置が所定のエリア内または前記所定のエリア付近であることである、
    請求項5に記載の通信システム。
  8. 前記所定の条件は、前記車両の速度が第1速度以上であり、且つ前記車両が走行する位置が所定のエリア内または前記所定のエリア付近であることである、
    請求項5に記載の通信システム。
  9. 前記制御部は、前記車両が停止している場合、前記第3アンテナを前記第2装置に接続させる、
    請求項2から8のうちいずれか1項に記載の通信システム。
  10. 前記第1アンテナ、前記第2アンテナ、および前記第3アンテナは、車両に搭載され、
    前記第2アンテナは、前記車両の高さ方向で前記第1アンテナ及び前記第3アンテナよりも低い位置に設置される、
    請求項1から9のうちいずれかの1項に記載の通信システム。
  11. 前記第1アンテナは、前記車両の高さ方向で前記第2アンテナ及び前記第3アンテナよりも高い位置に設置される、
    請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記第1アンテナおよび前記第3アンテナは、車両のルーフに設置され、
    前記第2アンテナは、前記車両の室内に設置される、
    請求項10または11に記載の通信システム。
  13. コンピュータが、
    所定の条件を満たすか否かを判定し、
    判定結果に基づいて、少なくとも第1アンテナにより提供された信号を、第1制御用の情報として出力する第1装置と、少なくとも第2アンテナにより提供された信号を、第2制御用の情報として出力する第2装置とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナを前記第1装置または前記第2装置に接続させ、
    前記第1装置に、前記第3アンテナが接続された場合、前記第1アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第1制御用の情報として出力させ、
    前記第2装置に、前記第3アンテナが接続された場合、前記第2アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第2制御用の情報として出力させる、
    通信方法。
  14. コンピュータに、
    所定の条件を満たすか否かを判定させ、
    判定結果に基づいて、少なくとも第1アンテナにより提供された信号を、第1制御用の情報として出力する第1装置と、少なくとも第2アンテナにより提供された信号を、第2制御用の情報として出力する第2装置とのいずれか一方に選択的に接続可能な第3アンテナを前記第1装置または前記第2装置に接続させ、
    前記第1装置に、前記第3アンテナが接続された場合、前記第1アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第1制御用の情報として出力させ、
    前記第2装置に、前記第3アンテナが接続された場合、前記第2アンテナにより提供された信号と前記第3アンテナにより提供された信号とを前記第2制御用の情報として出力させる、
    プログラム。
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