JP7079476B2 - 容器 - Google Patents

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本発明は、開口を有する容器本体と、開口を密閉するための蓋体と、を有する容器に関するものである。
容器本体の開口を蓋体で密閉する容器は、従来から広く知られており、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された容器は、開口を通じて一方向に開放された容器本体と、開口を覆う大きさを有する蓋体とを備えている。容器本体は、底壁とその周縁から立ち上がる側壁と、を有する。蓋体は、蓋体本体と、蓋体本体と一体成形されたシール部と、を有する。シール部は、容器本体の側壁において開口をとり囲むシール面と蓋体本体との間に挟持されることにより前記開口を密閉する。また、シール部の当接部と容器本体のシール面とが当接する面積を拡げるために、容器本体の側壁におけるシール面及びこれと当接する当接部が平面状をなすように形成されている。
国際公開第2017/110897号
ところで、例えば、温かい食品を容器本体に入れた後に当該容器本体を蓋体により密閉状態にした場合、容器本体内の空気が冷めると、容器本体の側壁が内側に撓み変形しようとする。これにより、容器本体の側壁のシール面がシール部の当接部に対して滑り動こうとする力が容器本体の側壁に働く。
しかしながら、特許文献1では、シール部の当接部が平面状に形成されているため、容器本体の側壁のシール面がシール部の当接部に対して滑り易い。そのため、容器本体の側壁が内側に撓み変形して容器本体の側壁とシール部の当接部との間に隙間が生じるおそれがある。
本発明の目的は、容器本体の側壁のシール面のシール部に対する滑りを抑制するとともに、容器本体のシール面とシール部との接触状態を確実に維持することができる容器を提供することにある。
本発明は、容器であって、底壁とその周縁から立ち上がり、初期姿勢からこれよりも内側に変位可能である側壁とを有し、開口を通じて一方向に開放された容器本体と、前記開口を覆うための蓋体と、を備え、前記蓋体は、合成樹脂からなり、前記開口を覆う大きさを有する蓋体本体と、前記蓋体本体と一体成形された弾性変形可能なシール部であって、前記開口を密閉するために前記容器本体の前記側壁において前記開口をとり囲むシール面と前記蓋体本体との間に挟持されるシール部と、を備え、前記シール部は、前記シール面に向けて突出し、初期姿勢にある前記側壁の前記シール面と前記蓋体本体との間に挟持された状態で前記開口の全周にわたって前記シール面と接触する複数の突部を備え、前記蓋体は、前記側壁が内側に変位したときに前記側壁と当接して前記側壁の変位を規制するために、前記蓋体において前記複数の突部よりも前記底壁側の位置まで突出した部分により構成された規制部を備え、前記複数の突部のうちで最も前記規制部に近い第1突部は、前記規制部と前記側壁とが当接した状態で前記シール面と前記蓋体本体とに挟持されるように配置されている、容器を提供する。
本発明によれば、開口を密閉するために蓋体のシール部が容器本体のシール面と蓋体本体との間に挟持されると、それに伴ってシール部が圧縮(弾性変形)される。ここで、蓋体のシール部が開口の全周にわたってシール面と接触する複数の突部を備えている、つまり、側壁が内側へ撓み変形する方向と直交する方向に延びる複数の突部を備えている。そのため、複数の突部は、側壁が内側へ撓み変形するときの滑り止めとして機能する。
また、複数の突部においてシール部の断面積が小さくされているため平面状のシール部が圧縮(弾性変形)される場合と比較して、同じ力を加えたときにおける突部の圧縮代(潰し代)を平面状のシール部の圧縮代よりも大きくすることができる。これにより、容器本体の側壁のシール面が内側へ移動し、当該シール面がシール部に対して傾斜した場合であってもシール面とシール部との間に隙間が形成されるのを抑制することができる。したがって、容器本体の側壁のシール面とシール部との接触状態を確実に維持することができる。
また、シール部が繰り返し圧縮変形されてシール部の復元力が弱くなった場合でも、突部の圧縮代が大きいため、容器本体の側壁のシール面とシール部との接触状態を確実に維持することができる。したがって、例えば圧縮永久ひずみ(CS)が大きいシール部でも容器本体の側壁のシール面とシール部との接触状態を維持でき、容器本体の側壁のシール面とシール部との間に隙間が生じるのを抑制することができる。
さらに、側壁が内側へ変位するときに当該側壁と当接して側壁の変位を規制する規制部を蓋体が有するとともに複数の突部のうちで最も規制部に近い第1突部が規制部と側壁とが当接した状態でシール面と蓋体本体とに挟持されるように配置されている。そのため、容器本体の側壁が内方に変位しようとした場合に、規制部により側壁の内側への変位を規制することができ、かつ、このように規制部により内側への変位が規制された状態においても第1突部が蓋体本体とシール面との間に挟持された状態を維持することができる。したがって、容器本体の側壁のシール面とシール部との接触状態を確実に維持できる。
前記容器において、前記開口を密閉した状態において、前記第1突部から前記規制部までの距離が前記第1突部から初期姿勢にある前記側壁の前記シール面における前記規制部から最も離れた位置までの距離よりも小さくなるように、前記第1突部及び前記規制部が配置されていることが好ましい。
これによれば、規制部と側壁とが当接した状態であっても第1突部がシール面と蓋体本体との間に確実に挟持され、容器本体の側壁の変形に伴って容器本体の側壁のシール面とシール部との間に隙間が生じるのを確実に防止することができる。
前記容器において、前記規制部は、蓋体本体に設けられていてもよいが、前記シール部は、前記規制部を有することが好ましい。
これによれば、突部及び規制部を同材質で形成することにより、異なる材質で形成した場合と異なり、材質の特性(例えば収縮率)の違いによる規制部と突部との互いの位置関係の誤差を低減することができる。したがって、より確実にシール面とシール部との接触状態を維持することができる。
前記容器において、前記シール部は、エラストマー組成物によって構成することができる。
前記開口を密閉した状態において、前記規制部は、前記底壁と直交する方向に沿って前記容器を見る平面視において前記底壁の周縁の外側に設けられて外方を向く規制面を有することが好ましい。
これによれば、平面視において底壁の周縁の外周側の位置において側壁の内側への移動を規制面により規制することができるため、側壁の内側への変位量を小さく抑えることができる。
本発明の容器は、容器本体の側壁のシール面のシール部に対する滑りを抑制するとともに、容器本体のシール面とシール部との接触状態を確実に維持することができる。
本発明の容器の正面断面図である。 図1の容器の容器本体の平面図である。 図1の容器の蓋体の平面図である。 図1の容器の要部の拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の容器の正面断面図、図2は、図1の容器の容器本体の平面図である。また、図3は、図1の容器の蓋体の平面図である。
本発明の容器1は、収容対象物(例えば食品)が収容されるものであり、容器本体2と、蓋体3とを備えている。
容器本体2は、合成樹脂から構成されており、図1、図2に示すように、底壁21と、底壁21の周縁から立ち上がる側壁22とを有し、開口20を通じて一方向に開放されたものである。容器本体2は、略直方体形の部材である。
側壁22は、底壁21から立ち上がる側壁本体22cと、側壁本体22cから外方に突出するとともに蓋体3を係止する係止部22bと、を有する。
側壁本体22cは、後述の蓋体3のシール部6が接触するシール面22aを備えている。この実施形態では、シール面22aは、側壁本体22cの上端面である。シール面22aは、開口20をとり囲むように開口20の全周にわたって略矩形環状に形成されている。
係止部22bは、蓋体3を係止するためのものである。この実施形態では、係止部22bは、側壁22の全周にわたって、側壁本体22cの外周面から外方に突出している。
蓋体3は、図1、図3に示すように、開口20を覆うための蓋体本体4と、蓋体本体4を容器本体2に係止するための4つの係止片5と、蓋体本体4と一体成形された弾性変形可能なシール部6とを備えている。
蓋体本体4は、容器本体2の開口20を覆うことができる大きさを有する略矩形の蓋板部43と、蓋板部43の外周縁の全周にわたり当該外周縁から下方(容器本体2側)に延びる縁部41と、縁部41の内側で当該縁部41と対向するように蓋板部43から下方に延びる対向部44と、を有する。
また、蓋体本体4の下面(容器本体2側の面)における縁部41と対向部44との間には、シール部6が配設される環状の凹部42(以下、シール部配設部42という)が設けられている。
蓋体本体4は、合成樹脂から構成されている。この実施形態では、蓋体本体4は、ポリプロピレンによって構成されている。ポリプロピレンには、単独重合体であるホモポリマーに限らず、エチレン-プロピレン共重合体等の他のα-オレフィンとの共重合体が用いられてもよい。また、共重合体には、ランダム共重合体、ブロック共重合体のいずれが用いられてもよい。
4つの係止片5は、長方形の蓋体本体4の4つ辺のそれぞれにヒンジ部52を介して連結されている。具体的に、係止片5は、当該係止片5が蓋板部43に沿って配置された開位置(図示せず)と、係止片5が蓋板部43から下方(容器本体2側)に延びる閉位置(図4に示す位置)と、の間で変位可能な状態で蓋体本体4(縁部41)に対して回動可能に連結されている。
図4に示すように、係止片5が閉位置に回動した状態において各係止片5の内側面には、容器本体2の係止部22bに係脱自在に係止される被係止部51が設けられている。被係止部51は、閉位置に回動した状態にある係止片5の内側面から内側に延びている。
したがって、係止片5が閉位置に回動することにより係止部22bと被係止部51とが互いに係止する一方、係止片5が開位置に回動することにより係止部22bと被係止部51との係止が解除される。
シール部6は、シール部配設部42内に充填された状態で蓋体本体4に一体成型された弾性変形可能な部分である。シール部6は、開口20を密閉するために容器本体2のシール面22aと蓋体本体4との間に挟持される。
このシール部6は、図4に示すように、蓋体本体4に固定されたシール部本体63と、シール部本体63からシール面22aに向けて突出する複数の突部61a~61cと、容器本体2の側壁22が内側に変位したときに側壁22と当接して変位を規制する規制部62とを備えている。なお、本実施形態において、シール部6のうち突部61a~61cの基端部の位置P1(図4参照)を基準として蓋体本体4側の部分がシール部本体63と定義される。位置P1を基準とする突部61a~61cそれぞれの突出高さは、同一である。また、位置P1を基準とする規制部62の突出高さは、位置P1を基準とする突部61a~61cのそれぞれの突出高さよりも高い。
複数の突部61a、61bは、シール部6がシール面22aと蓋体本体4との間に挟持された図4に示す状態で開口20の全周にわたってシール面22aと接触する。一方、突部61cは、突部61a、61bの内側に設けられており、シール部6がシール面22aと蓋体本体4との間に挟持された図4に示す状態でシール面22aよりも内側に配置される一方、側壁22が内側に変位したときにシール面22aと蓋体本体4との間に挟持されるように配置された補助的な突部である。
規制部62は、複数の突部61a~61cの内方で突部61a~61cに沿って蓋板部43の全周(ゲート周囲を除く)にわたって配設されている。また、規制部62は、蓋体3において複数の突部61a、61bよりも底壁21側の位置まで突出した部分により構成されている。具体的に、開口20を密閉した状態において、規制部62は、底壁21と直交する方向に沿って容器1を見る平面視において底壁21の周縁21a(図1参照)の外側に設けられて外方(側壁22側)を向く規制面62aを有する。
突部61aは、突部61a~61cの中で最も外側に配設され、突部61bは、突部61bの内側に配設され、突部61cは、突部61bの内側に配設されている。
突部61a~61cは、それぞれ、山形の断面形状を有し、平面視で略矩形環状に形成されている。尚、突部61a~61cの断面形状は、特に限定されず、例えば三角形、半円、又は台形の断面形状を有していてもよく、これらを適宜変更して適用することができる。
また、開口を密閉した状態でシール面22aと蓋体本体4との間に挟持された突部61a及び61bのうち、最も規制部62に近い突部61b(第1突部)は、規制部62と側壁22とが当接した状態(図4の二点鎖線で示す状態)でシール面22aと蓋体本体4とに挟持されるように配置されている。具体的には、第1突部61bは、蓋体3により容器本体2の開口20が密閉された状態で、図4に示すように、第1突部61bから規制部62までの距離L1が第1突部61bからシール面22aにおける規制部62から最も離れた位置までの距離L2よりも小さくなるように構成されている。
このシール部6は、エラストマー組成物により構成されている。エラストマー組成物は、水添スチレン系ブロック共重合体、ゴム用軟化剤及びオレフィン系樹脂を包含する。
以上のように構成されるシール部6と蓋体本体4とは、二色成形によって一体成形されている。詳しくは、蓋体本体4及び係止片5を成形するための一次成形用キャビティと、シール部6を形成する二次成形用キャビティとを有する二色成形型を用いて成形する。
そして、まず、一次成形用キャビティ内にポリプロピレンを射出し、冷却硬化させて、一次成形用キャビティ内で蓋体本体4及び係止片5を成形する。
次に、二次成形用キャビティ内にエラストマ-組成物を射出し、冷却硬化させて、蓋体本体4のシール部配設部42にシール部6を蓋体本体4と一体成形する。
次に、本発明の容器1の開閉動作について説明する。蓋体3で容器本体2の開口20を密閉状態にするには、蓋体3のシール部6(突部61a及び61b)が蓋体本体4と容器本体2のシール面22aとの間に挟まれるように蓋体3を容器本体2に載せる。この状態で、係止片5の先端部を下方側に回動操作し、係止片5の被係止部51を容器本体2の係止部22bに押し当てる。これにより、被係止部51と係止部22bとが弾性変形して互いに係止する。この状態で、容器本体2のシール面22aと蓋体本体4との間にシール部6(突部61a及び61b)が挟持されて、開口20を密閉した状態にできる。
その係止に際して、蓋体3のシール部6がシール面22aに押圧され、その押圧によって、突部61a及び61bが圧縮される。このようにシール部本体63よりも断面積の小さな突部61a及び61bが圧縮されることにより、例えば、シール部6のシール面22aに当接する部分の全体が平面状になっている場合に較べて同じ押付力に対する圧縮代が大きいものになる。
よって、容器本体2のシール面22aがシール部6に対して滑り動こうとする力がかかった場合に、容器本体2のシール面22aがシール部6に対して滑り難いものにでき、容器本体2のシール面22aがシール部6との接触状態を確実に維持できる。例えば、温かい食品を容器本体2内に入れた後に容器本体2を蓋体3により密閉状態にした場合、容器本体2内の空気が冷めると、容器本体2の側壁22が内側に撓み変形しようとする。これにより、容器本体2の側壁22のシール面22aがシール部6に対して滑り動こうとする力が容器本体2の側壁22に働く。
上述した容器1によれば、このような場合に、容器本体2のシール面22aがシール部6に対して滑り難くすることができ、容器本体2のシール面22aとシール部6との接触状態を確実に維持することができる。したがって、容器本体2のシール面22aとシール部6との間に隙間が生じ難いものになる。尚、図1、図4では、突部61a及び61bは、圧縮される前の状態で表されている。
また、開口20を密閉した状態において、仮に容器本体2の側壁22が内方に撓み変形した場合(図1、図4中に2点鎖線で示す)でも、撓み変形した側壁22が規制部62の規制面62aに当接する。この当接状態では、突部61bがシール面22aと蓋体本体4との間に挟持されており、それ以上の側壁22の撓み変形を抑えることができ、容器本体2のシール面22aとシール部6との間に隙間が形成されるのをより確実に抑制することができる。
以上、容器1によれば、開口20を密閉するためにシール部6が容器本体2のシール面22aと蓋体本体4との間に挟持されると、それに伴ってシール部6が圧縮(弾性変形)される。ここで、シール部6が開口20の全周にわたってシール面22aと接触する複数の突部61a及び61bを備えている。そのため、突部61a、62bは、側壁22が内側へ撓み変形するときの滑り止めとして機能する。
また、突部61a、61bにおいてシール部6の断面積が小さくされているため平面状のシール部が圧縮(弾性変形)される場合と比較して、同じ力を加えたときにおける突部61a、61bの圧縮代(潰し代)を平面上のシール部の圧縮代よりも大きくすることができる。これにより、容器本体2の側壁22のシール面22aが内側へ移動し、当該シール面22aがシール部6に対して傾斜した場合であってもシール面22aとシール部6との間に隙間が形成されるのを抑制することができる。したがって、容器本体2の側壁22とシール面22aとシール部6との接触状態を確実に維持することができる。
また、シール部6が繰り返し圧縮変形されてシール部6の復元力が弱くなった場合でも、突部61a、61bの圧縮代が大きいため、容器本体2の側壁22のシール面22aとシール部6との接触状態を確実に維持することができる。したがって、例えば圧縮永久ひずみ(CS)が大きいシール部6でも容器本体2の側壁22のシール面22aとシール部6との接触状態を維持でき、容器本体2の側壁22のシール面22aとシール部6との間に隙間が生じるのを抑制することができる。
さらに、側壁22が内側へ変位するときに当該側壁22と当接して側壁の変位を規制する規制部62を蓋体3が有するとともに複数の突部61a、61bのうちで最も規制部62に近い第1突部61bが規制部62と側壁22とが当接した状態でシール面22aと蓋体本体4とに挟持されるように配置されている。そのため、容器本体2の側壁22が内方に変位しようとした場合に、規制部62により側壁22の内側への変位を規制することができ、かつ、このように規制部62により内側への変位が規制された状態においても第1突部61bが蓋体本体4とシール面22aとの間に挟持された状態を維持することができる。したがって、容器本体2の側壁22のシール面22aとシール部6との接触状態を確実に維持できる。
前記開口20を密閉した状態において、第1突部61bから規制部62までの距離L1が第1突部61bからシール面22aにおける規制部62から最も離れた位置までの距離L2よりも小さくなるように、第1突部61b及び規制部62が配置されている。
これにより、規制部62と側壁22とが当接した状態であっても第1突部61bがシール面22aと蓋体本体4との間に確実に挟持され、容器本体2の側壁22の変形に伴って容器本体2の側壁22のシール面22aとシール部6との間に隙間が生じるのを確実に防止することができる。
シール部6は、規制部62を有している。このように、突部61a、61b及び規制部62を同材質で形成することにより、異なる材質で形成した場合と異なり、材質の特性(例えば収縮率)の違いによる規制部62と突部61a、61bとの互いの位置関係の誤差を低減することができる。したがって、より確実にシール面とシール部との接触状態を維持することができる。
また、開口20を密閉した状態において、規制部62は、底壁21と直交する方向に沿って容器1を見る平面視において底壁21の周縁21aの外側に設けられて外方を向く規制面62aを有する。これにより、平面視において底壁21の周縁の外周側の位置において側壁22の内側への移動を規制面62aにより規制することができるため、側壁22の内側への変位量を小さく抑えることができる。
なお、上記実施形態では、シール部6は、規制部62を有しているが、蓋体3に設けられていればよい。例えば、シール部6は、蓋体本体4に設けられてもよく、シール部6の位置は、適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、2つの突部61a及び61bを有する容器1を説明したが、この形態のものに限らず、突部は、3つ以上設けられていてもよい。突部の数は、適宜変更可能である。
1 容器
2 容器本体
3 蓋体
4 蓋体本体
6 シール部
20 開口
21 底壁
22 側壁
22a シール面
61a 突部
61b 突部(第1突部)
62 規制部
62a 規制面

Claims (5)

  1. 容器であって、
    底壁とその周縁から立ち上がり、初期姿勢からこれよりも内側に変位可能である側壁とを有し、開口を通じて一方向に開放された容器本体と、
    前記開口を覆うための蓋体と、を備え、
    前記蓋体は、合成樹脂からなり、前記開口を覆う大きさを有する蓋体本体と、前記蓋体本体と一体成形された弾性変形可能なシール部であって、前記開口を密閉するために前記容器本体の前記側壁において前記開口をとり囲むシール面と前記蓋体本体との間に挟持されるシール部と、を備え、
    前記シール部は、前記シール面に向けて突出し、初期姿勢にある前記側壁の前記シール面と前記蓋体本体との間に挟持された状態で前記開口の全周にわたって前記シール面と接触する複数の突部を備え、
    前記蓋体は、前記側壁が内側に変位したときに前記側壁と当接して前記側壁の変位を規制するために、前記蓋体において前記複数の突部よりも前記底壁側の位置まで突出した部分により構成された規制部を備え、
    前記複数の突部のうちで最も前記規制部に近い第1突部は、前記規制部と前記側壁とが当接した状態で前記シール面と前記蓋体本体とに挟持されるように配置されている、容器。
  2. 前記開口を密閉した状態において、前記第1突部から前記規制部までの距離が前記第1突部から初期姿勢にある前記側壁の前記シール面における前記規制部から最も離れた位置までの距離よりも小さくなるように、前記第1突部及び前記規制部が配置されている、請求項1記載の容器。
  3. 前記シール部は、前記規制部を有する、請求項1又は2記載の容器。
  4. 前記シール部は、エラストマー組成物によって構成されている、請求項1~3の何れか一項に記載の容器。
  5. 前記開口を密閉した状態において、前記規制部は、前記底壁と直交する方向に沿って前記容器を見る平面視において前記底壁の周縁の外側に設けられて外方を向く規制面を有する、請求項1~4の何れか一項に記載の容器。
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