JP7079191B2 - 遊星歯車装置 - Google Patents
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Description
このことから、本発明者らは、特許文献1に記載の変速装置には、組立性を向上する観点で改善の余地があることを認識した。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
以下、図1~図7を参照して、実施の形態に係る遊星歯車装置10の構成について説明する。図1は、実施の形態の遊星歯車装置10を示す側面断面図である。遊星歯車装置10は、遊星歯車14と噛合う太陽歯車16および内歯歯車12を備え、これらの歯車うちの1または2つに入力された回転を変速して残りの1または2つの歯車に出力する遊星歯車型変速装置として機能する。本実施形態では、遊星歯車装置10は、遊星歯車14(キャリヤ20)と内歯歯車12とに入力された回転を変速(増速)して太陽歯車16に出力する。図1の例では、遊星歯車装置10は、入力原動機である第1モータ82および第2モータ84からの入力回転を増速して被駆動装置である圧縮機86に出力する。なお、第1モータ82、第2モータ84および圧縮機86は、特許文献1に記載されたものと基本的に同じである。
キャリヤ20、22は、遊星歯車14の軸方向両側部に配置される。キャリヤ20、22は、主軸受24、26を介してケーシング80に回転自在に支持されている。キャリヤ20、22は、遊星歯車14の軸方向一側に配置された第1キャリヤ20と、遊星歯車14の軸方向他側に配置された第2キャリヤ22とを有し、遊星歯車14を支持する。以下、第1キャリヤ20と第2キャリヤ22とを総称するときは「キャリヤ」ということがある。第1キャリヤ20と第2キャリヤ22とは互いに連結される。本実施形態では、第1キャリヤ20は遊星歯車14の反入力側に配置され、第2キャリヤ22は遊星歯車14の入力側に配置される。第2キャリヤ22は、遊星歯車14の入力側に隣接して設けられる円板状の部材である。
図3も参照して主軸受24、26の周辺を説明する。図3は、主軸受24、26の周辺を拡大して示す拡大図である。主軸受24、26は、キャリヤをケーシング80に支持する。特に、主軸受24、26は、第1キャリヤ20の突出部32を支持する。本実施形態は、軸方向に離隔して配置される一対の第1主軸受24、第2主軸受26を有する。第2主軸受26は、第1主軸受24の入力側に配置される。図1に示すように、主軸受24、26は、突出部32の外周部に配置され、第1キャリヤ本体20bおよび第2キャリヤ20には配置されない。
図1、図2を参照して、ケーシング80を説明する。図2はケーシング80を示す側面断面図である。ケーシング80は、遊星歯車装置10の外殻として機能する。ケーシング80は、第1円筒部80bと、第1側壁部80cと、第2側壁部80dと、第2円筒部80eと、第3側壁部80fと、中間側壁部80qとを有する。第1円筒部80bは、軸線Laを中心とする全体として中空円筒状の部分である。第1側壁部80cは、第1円筒部80bの反入力側を覆う円板状の部分であり、軸線Laを中心とする貫通孔80jを有する。第2側壁部80dは、第1円筒部80bの入力側を覆う円板状の部分である。中間側壁部80qは、空間を挟んで第2側壁部80dの反入力側に設けられる円板状の部分である。中間側壁部80qは、第1伝達部56を挟んで第2側壁部80dと軸方向に対向する。
次に、図1~図3を参照して、キャリヤ側伝達機構54を説明する。キャリヤ側伝達機構54は、第2モータ84の回転駆動力をキャリヤに伝達する伝達機構である。本実施形態のキャリヤ側伝達機構54は、第2モータ軸84sと、キャリヤ側伝達軸52sと、第1伝達部56と、第2伝達部58と、第3伝達部60とを主に含む。第2モータ軸84sは、第2モータ84の出力軸であり、後述する第1モータ軸82sを環囲する中空軸である。第2モータ軸84sは、第2モータ84の軸受(不図示)により支持され、第2モータ84から軸方向で反入力側に突出する。
次に、内歯側伝達機構42を説明する。内歯側伝達機構42は、第1モータ82の回転駆動力を内歯歯車12に伝達する伝達機構である。本実施形態の内歯側伝達機構42は、第1モータ軸82sと、内歯ホルダ44とを主に含む。第1モータ軸82sは、第1モータ82の回転駆動力を内歯ホルダ44に伝達する出力軸である。第1モータ82から軸方向で反入力側に突出して遊星歯車装置10の内部に延びる。第1モータ軸82sは、第2モータ軸84sの中空部を通り、遊星歯車装置10の内部に至る。第1モータ軸82sは、中空軸または中実軸であってもよい。第1モータ軸82sは、第1モータ82の軸受(不図示)によって支持されるとともに、中間側壁部80qに設けられたすべり軸受42sによって遊星歯車装置10の内部に支持される。第1モータ軸82sの反入力側の端部のラジアル振れを効果的に抑制するために、すべり軸受42sは内歯ホルダ44に隣接して配置される。
次に、図4、図5も参照して、潤滑剤誘導部64を説明する。図4は、潤滑剤誘導部64を示す側面図である。潤滑剤誘導部64は、遊星歯車装置10の内部の各所に潤滑剤を供給する。潤滑剤誘導部64は、外部給油口80tと、給油リング66と、給油口32fと、複数の潤滑剤の誘導路とを有する。
図5は、給油リング66を示す断面図である。給油リング66は、軸線Laを中心とする環状の部材で、ケーシング80の第2円筒部80eとキャリヤの突出部32の間に配置される。給油リング66は、突出部32を支持する一対の主軸受24、26の間に配置される。この場合、給油リング66を一対の主軸受24、26の外側に配置する場合に比べて、ケーシング80や突出部32の突出長を抑制できる。また、給油リング66に対応して配置される給油口32fが第1キャリヤ本体20b側に寄るので、潤滑剤の循環路が短くなって所望の潤滑性能を実現しやすい。
次に、図6、図7を参照して伝達軸ロック機構70を説明する。伝達軸ロック機構70は、何らかの原因で第2モータ84の駆動力が制御できなくなったときに、キャリヤ側伝達機構をロックして運転を継続可能とするために、伝達軸をロックする機構である。本実施形態の伝達軸ロック機構70は、2つの第2伝達部58の一方の第2伝達軸58sに対して、ロック状態と非ロック状態とを容易に切換えできるように構成される。図6は、非ロック状態の伝達軸ロック機構70の周辺を示す拡大図である。図7は、ロック状態の伝達軸ロック機構70の周辺を示す拡大図である。
Ws=R1・W1-R2・W2 ・・・(1)
式1に示すように、遊星歯車装置10は、回転速度W1が一定である場合に、回転速度W2を制御して変化させることにより、太陽歯車軸18の回転速度Wsを制御することができる。
Claims (3)
- 内歯歯車と、遊星歯車と、太陽歯車と、前記遊星歯車を支持するキャリヤと、前記キャリヤを支持する主軸受と、を備えた遊星歯車装置であって、
前記キャリヤは、前記遊星歯車の軸方向一側に配置された第1キャリヤと、前記遊星歯車の軸方向他側に配置され前記第1キャリヤと連結された第2キャリヤと、を有し、
前記第1キャリヤは、第1キャリヤ本体と、前記第1キャリヤ本体から軸方向で反前記遊星歯車側に突出する突出部を有し、
前記主軸受は、前記突出部に配置され、前記第1キャリヤ本体および前記第2キャリヤには配置されず、
前記突出部は、突出部給油口と、前記給油口から供給された潤滑剤を前記第1キャリヤ本体側に誘導する誘導路と、を有し、
ケーシングと前記突出部の間に配置される給油リングを有し、前記給油リングは、前記ケーシングに設けられた外部給油口と連通するリング状の外周溝と、前記突出部給油口と連通する内周溝と、前記外周溝と前記内周溝を連通する径方向通路と、を有することを特徴とする遊星歯車装置。 - 前記給油リングは、前記突出部を支持する一対の前記主軸受の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車装置。
- 前記ケーシングには、前記給油リングと前記主軸受の外輪とが嵌る単一の溝が設けられることを特徴とする請求項2に記載の遊星歯車装置。
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JP2018230796A JP7079191B2 (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | 遊星歯車装置 |
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Family
ID=71085316
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WO2012029129A1 (ja) | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 三菱重工業株式会社 | 遊星歯車機構、風力発電装置、及び遊星歯車機構のキャリアの製造方法 |
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JPS4887477U (ja) * | 1972-02-02 | 1973-10-23 |
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2018
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Patent Citations (1)
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WO2012029129A1 (ja) | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 三菱重工業株式会社 | 遊星歯車機構、風力発電装置、及び遊星歯車機構のキャリアの製造方法 |
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