JP7078589B2 - テンター装置 - Google Patents
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Description
テンター装置10について図1及び図2に基づいて説明する。テンター装置10は、フィルムFを左右対称に延伸するものであり、左右一対のテンターチェーン12,14を有している。左テンターチェーン12は、左従動スプロケット16と左駆動スプロケット18に掛け渡された無端チェーンであり、右テンターチェーン14は、右従動スプロケット20と右駆動スプロケット22との間に掛け渡された無端チェーンである。左従動スプロケット16と右従動スプロケット20は、フィルムFの搬入口側に配され、左駆動スプロケット18と右駆動スプロケット22はフィルムFの搬出口側に配されている。
左従動スプロケット16、右従動スプロケット20について図1と図2を参照して説明する。
テンター装置10の電気的構成について図3のブロック図を参照して説明する。
テンター装置10の動作状態について説明する。熱処理室30内部のノズルから熱風を吹き出し、熱処理室30内部を150℃~190℃に設定する。左右一対のテンターチェーン12,14の間に、左右一対のクリップ60,60によってフィルムFを左右対称に拡布し、左モータ52と右モータ54によって左駆動スプロケット18と右駆動スプロケット22を駆動し、フィルムFを30~60m/分で前後方向に走行させる。これによって、フィルムFが熱処理されて幅方向に左右対称に延伸し、目的のフィルムFが製造できる。
第1制御方法について図4の上段の図面を参照して説明する。第1制御方法は、テンター装置10の基本の制御方法となるものである。
次に、第2制御方法について図4の中段を参照して説明する。
次に、第3制御方法について図4の下段に基づいて説明する。
次に、第4制御方法について図5の上段を参照して説明する。
次に、第5制御方法について図5の中段を参照して説明する。
第6制御方法について図5の下段を参照して説明する。
次に、第7制御方法について図6の上段を参照して説明する。
次に、第8制御方法について図6の中段を参照して説明する。
次に、第9制御方法について図6の下段を参照して説明する。
本実施形態によれば、左テンターチェーン12が延びたり縮んだりしても、左従動スプロケット16の位置を基準位置範囲内に簡単に移動させることができる。また、右テンターチェーン14が延びたり縮んだりしても、右従動スプロケット20の位置を基準位置範囲内に簡単に移動させることができる。これによって、左右一対のクリップ60,60を常に左右対称の位置とすることができ、フィルムFを左右対称に延伸することができる。
上記実施形態では、クリップテンター装置で説明したが、これに代えてピンでフィルムFを固定するピンテンター装置であってもよい。
Claims (4)
- 左右一対のテンターチェーンの間に、左右一対の支持部材でフィルムを支持して左右対称に延伸させるテンター装置において、
左側の前記支持部材を有した左側の前記テンターチェーンは、左側の駆動スプロケットと従動スプロケットの間に掛け渡され、
右側の前記支持部材を有した右側の前記テンターチェーンは、右側の駆動スプロケットと従動スプロケットの間に掛け渡され、
左右一対の前記駆動スプロケットは、回動自在に、かつ、前後方向に移動できないように固定され、
左側の前記従動スプロケットは、回動自在に、かつ、左エアーシリンダによって前後方向に移動可能に取り付けられ、
左側の前記テンターチェーンの延び縮みの長さに対応した左側の前記従動スプロケットの前後方向の移動距離を測定する磁歪式直線変位センサーよりなる左センサが設けられ、
右側の前記従動スプロケットは、回動自在に、かつ、右エアーシリンダによって前後方向に移動可能に取り付けられ、
右側の前記テンターチェーンの延び縮みの長さに対応した右側の前記従動スプロケットの前後方向の移動距離を測定する磁歪式直線変位センサーよりなる右センサが設けられ、
左右一対の前記支持部材の位置を左右対称に位置させる制御部を有し、
前記制御部は、
左電空レギュレータを用いて前記左エアーシリンダを制御し、かつ、右電空レギュレータを用いて前記右エアーシリンダを制御し、
(1)前記左センサが検出した左側の前記従動スプロケットの位置が、基準位置範囲内のときは、左側の前記従動スプロケットを前記左エアーシリンダによって基準圧力で押圧し、
(2)前記右センサが検出した右側の前記従動スプロケットの位置が、前記基準位置範囲内のときは、右側の前記従動スプロケットを前記右エアーシリンダによって前記基準圧力で押圧し、
(3)左側の前記テンターチェーンが縮んで前記左センサが検出した左側の前記従動スプロケットの位置が、前記基準位置範囲外のときは、左側の前記従動スプロケットを前記左エアーシリンダによって押圧する圧力を前記基準圧力より高い最大圧力とし、
(4)右側の前記テンターチェーンが縮んで前記右センサが検出した右側の前記従動スプロケットの位置が、前記基準位置範囲外のときは、右側の前記従動スプロケットを前記右エアーシリンダによって押圧する圧力を前記最大圧力とし、
(5)左側の前記テンターチェーンが延びて前記左センサが検出した左側の前記従動スプロケットの位置が、前記基準位置範囲外のときは、左側の前記従動スプロケットを前記左エアーシリンダによって押圧する圧力を前記基準圧力より低い最小圧力とし、
(6)右側の前記テンターチェーンが延びて前記右センサが検出した右側の前記従動スプロケットの位置が、前記基準位置範囲外のときは、右側の前記従動スプロケットを前記右エアーシリンダによって押圧する圧力を前記最小圧力とする、
テンター装置。 - 前記フィルムが、光学系フィルム、二次電池系フィルム、又は、太陽電池系フィルムである、
請求項1に記載のテンター装置。 - 前記フィルムが、位相差フィルムであり、
前記位相差フィルムを幅方向に延伸させることにより、所定のレターデーション及び光軸方向に製造する、
請求項1に記載のテンター装置。 - 前記支持部材は、クリップ、又は、ピンである、
請求項1に記載のテンター装置。
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JP2010264647A (ja) | 2009-05-14 | 2010-11-25 | Hirano Giken Kogyo Kk | テンター装置 |
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JP2721736B2 (ja) * | 1990-06-07 | 1998-03-04 | 三菱重工業株式会社 | テンタクリップ用張力付与装置 |
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