JP7078019B2 - 車両のシャッタードア開閉装置 - Google Patents
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Description
この場合、ケーブル側係止体が送り方向に対して交差する方向の端面を有するため、防振部材はこの端面にわたって当接できる。このため、ギヤードケーブルを通じた振動は端面を通じて効率的に防振部材に吸収させることが可能である。また、シャッタードアの開閉時においてケーブル側係止体および防振部材は過度の荷重を受け難くなる。
この場合、防振部材が係止板の両側において係止面との間にそれぞれ介在されているので、ケーブル側係止体とシュー側係止体との間において防振部材を固定し易くなる。また、係止板の両側に介在された防振部材は、シャッタードアの開閉時におけるギヤードケーブルを通じた振動をより効率的に吸収することが可能となる。
この場合、防振部材が係止板と係止面との間に介在されているので、係止板の両側に防振部材を介在する場合と比較すると、防振部材の数を低減、あるいは防振部材の形状を単純化することができる。シャッタードアの開閉のいずれかにおいてギヤードケーブルを通じた振動をより効率的に吸収することが可能となる。
この場合、ケーブル側ブラケットがギヤードケーブルの端部と連結されるので、ギヤードケーブルの端部にケーブル側係止体を一体的に形成する必要がない。また、シュー側ブラケットがスライドシューの端部と連結されるので、スライドシューのケーブル側の端部にシュー側係止体を一体的に形成する必要がない。これにより、ギヤードケーブルを専用品とする必要がなく汎用品を使用することができ、また、スライドシューのケーブル側の端部を単純化することができる。
以下、第1の実施形態に係る車両のシャッタードア開閉装置について図面を参照して説明する。本実施形態では車両としての自動車に適用した例であり、シャッタードアはリヤの開口を開閉する。なお、方向を特定する「前後」、「左右」および「上下」については、自動車の運転手が運転席の運転シートに着座して、自動車の前進側を向いた状態を基準として示す。まず、車両としての自動車について説明する。
(1)防振部材58が、スライドシュー32のギヤードケーブル34側の端部に設けたシュー側係止体56とケーブル側係止体57との間に介在されている。このため、シャッタードアの開閉時に、ギヤードケーブル送り機構36の作動によるギヤードケーブル34を通じた振動は、防振部材58によって吸収され、シャッタードアへの振動の伝達が抑制される。これにより、シャッタードアの開閉時の静音化を図ることができる。
次に、第2の実施形態に係るシャッタードア開閉装置について説明する。本実施形態では、スライドシューおよびギヤードケーブルを連結する連結部が第1の実施形態と相違する。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成について第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
次に、第3の実施形態に係るシャッタードア開閉装置について説明する。本実施形態では、スライドシューおよびギヤードケーブルを連結する連結部が第1、2の実施形態と相違する。本実施形態では、第1、2の実施形態と同じ構成について第1、2の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
○ 上記の実施形態では、立方体の防振部材を用いたが防振部材の形状は立方体に限定されない。例えば、図10(a)に示す変形例1のように、筒状の防振部材110であってもよい。この場合、シュー側係止体111が備える円筒状の環状部112に防振部材110を挿入し、防振部材110の中心にケーブル側係止体113が備える係止片114を挿入する。
○ 上記の第1の実施形態では、シュー側係止体の通孔における空間は、ケーブル側係止体の突片部により4分割されたが、この限りではない。例えば、図10(b)に示す変形例2のように、突片部120により環状部59の空間を3分割してもよい。具体的には、前方の空間を全体の半分とし、後方の空間を2分割して3分割する。3分割されている空間にはそれぞれ空間に合わせた大きさの防振部材121が充填されている。なお、防振部材が大きいほど受ける荷重に対抗し易い。
○ 上記の第1の実施形態では、ケーブル側係止体は係止板であって、シュー側係止体は、係止板の両面と対向する一対の係止面を有し、防振部材が係止板の両側において係止面との間にそれぞれ介在されたが、この限りではなく、例えば、防振部材を係止板の片側のみに介在させてもよい。この場合、シャッタードアを開くときは閉じるときよりもギヤードケーブルの打音が大きくなるので、係止板の前面側に防振部材を介在することが好ましい。さらに言うと、例えば、図10(c)に示す変形例3のように、シュー側係止体130は、ケーブル側係止体132の端面134と対向する単一の係止面131を有してもよい。端面134は係止板133における送り方向に対して交差する面である。この場合、係止面131と端面134との間に防振部材135が介在されるが、係止面131と防振部材135との接合や、係止板133と防振部材135との接合をより強固にすることが望ましい。
○ 上記の第1の実施形態では、ギヤードケーブルとケーブル側係止体が一体形成され、スライドシューとシュー側係止体が一体形成されたが、ケーブル側係止体およびシュー側係止体のいずれか一方がブラケットであって、ケーブル側係止体およびシュー側係止体のいずれか他方が一体形成されていてもよい。
○ 上記の実施形態では、自動車のリヤの開口をドアシャッターが開閉するドアシャッター開閉装置について説明したが、この限りではない。例えば、自動車の側部の開口に設けたドアシャッターに本発明を適用してもよい。
11 車体
12 サイドパネル
13 ルーフパネル
15 バンパ
18 開口
30、70、90 シャッタードア開閉装置
31 ガイドレール
32 スライドシュー
33 シャッター部材
34 ギヤードケーブル
35、51、71、91 連結部
36 ギヤードケーブル送り機構
56、111、130 シュー側係止体
57、112 132 ケーブル側係止体
58、74、94、110、121、122、135 防振部材
59、75、97、112 環状部
59A、75A、97A 係止面(前)
59B、75B、97C 係止面(後)
61、120 突片部
62 縦板片
63 横板片
72、92 シュー側ブラケット
73、93 ケーブル側ブラケット
95 ボルト
96 ナット
114 係止片
131 係止面
133 係止板
134 端面
Claims (5)
- 車体に設けた開口を挟むように延在されて配設された一対のガイドレールと、
前記一対のガイドレールに摺動可能に案内される一対のスライドシューと、
前記スライドシューに支持され、前記開口を開閉する複数枚のシャッター部材と、
前記スライドシューと連結されるギヤードケーブルと、
前記スライドシューと前記ギヤードケーブルとを連結する連結部と、
前記ギヤードケーブルを送り可能とするギヤードケーブル送り機構と、を有する車両のシャッタードア開閉装置において、
前記連結部は、
前記ギヤードケーブルの前記シャッター部材側の端部に設けたケーブル側係止体と、
前記スライドシューの前記ギヤードケーブル側の端部に設けたシュー側係止体と、
前記ケーブル側係止体と前記シュー側係止体との間に介在される防振部材と、を有していることを特徴とする車両のシャッタードア開閉装置。 - 前記ケーブル側係止体は、送り方向に対して交差する方向の端面を有し、
前記端面と前記シュー側係止体との間に前記防振部材が介在されていることを特徴とする請求項1記載の車両のシャッタードア開閉装置。 - 前記ケーブル側係止体は、送り方向に対して交差する方向に延在する係止板であり、
前記シュー側係止体は、前記係止板の両面と対向する一対の係止面を有し、
前記防振部材が前記係止板の両側において前記係止面との間にそれぞれ介在されていることを特徴とする請求項1記載の車両のシャッタードア開閉装置。 - 前記ケーブル側係止体は、送り方向に対して交差する方向に延在する係止板であり、
前記シュー側係止体は、前記係止板の板面と対向する単一の係止面を有し、
前記防振部材が前記係止板と前記係止面との間に介在されていることを特徴とする請求項1記載の車両のシャッタードア開閉装置。 - 前記ケーブル側係止体は、前記ギヤードケーブルの前記シャッター部材側の端部と連結されるケーブル側ブラケットであり、
前記シュー側係止体は、前記スライドシューの前記ギヤードケーブル側の端部と連結されるシュー側ブラケットであることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項記載の車両のシャッタードア開閉装置。
Priority Applications (1)
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JP2019119459A JP7078019B2 (ja) | 2019-06-27 | 2019-06-27 | 車両のシャッタードア開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019119459A JP7078019B2 (ja) | 2019-06-27 | 2019-06-27 | 車両のシャッタードア開閉装置 |
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JP2021004511A JP2021004511A (ja) | 2021-01-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019119459A Active JP7078019B2 (ja) | 2019-06-27 | 2019-06-27 | 車両のシャッタードア開閉装置 |
Country Status (1)
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JPH0716502Y2 (ja) * | 1989-10-17 | 1995-04-19 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | ワンボックスカーの自動リアシヤッター |
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-
2019
- 2019-06-27 JP JP2019119459A patent/JP7078019B2/ja active Active
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