JP7077869B2 - 車両用マッサージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用マッサージ装置に関するものである。
従来、先端部分に抜止用のアンカー部が設けられた挿入片をシートクッションとシートバックとの間の隙間に挿入することにより、車両のシートに対して収納ボックスやクッション部材等を固定する構造が知られている。
例えば、特許文献1には、挿入片となる布片の先端部分に円筒状のアンカー部材を設ける構成が開示されている。また、特許文献2に記載の挿入片は、この挿入片が隙間から引き抜かれる方向の力が作用した場合に、その隙間を形成するシートクッション又はシートバックの何れかに引っ掛かることで抜け難くなるようなアンカー部を備えている。そして、これらの構成を採用することにより、簡素な構成にて、容易に、その車両のシートに対する取着部材を固定することが可能となっている。
特開2016-22791号公報 特開2006-175204号公報
しかしながら、上記のような従来技術の構成は、アンカー部を大きくすることでシートに対する固定力を強化することができる反面、これにより、その挿入片を隙間に挿入することが難しくなる。このため、そのアンカー部を最適な大きさに設定することが難しいという問題があることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、容易且つ確実にクッション部材をシートに固定することのできる車両用マッサージ装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用マッサージ装置は、車両のシートに取着されるクッション部材と、前記クッション部材に設けられたマッサージ用の空気袋と、前記空気袋の給排気を行うことにより該空気袋を拡縮させる給排気装置と、を備え、前記クッション部材には、シートクッションとシートバックとの間の隙間に挿入される挿入片が設けられるとともに、前記挿入片には、前記給排気装置に設けられた空気ポンプが圧送する空気が流入することにより拡張して前記挿入片に設定されたアンカー部を膨張させる抜止用の空気袋が設けられる。
上記構成によれば、車両のシートに対し、後付でマッサージ機能を付加することができる。また、アンカー部が潰れた状態の挿入片を、容易に、そのシートクッションとシートバックとの間の隙間に挿入することができる。更に、この状態で抜止用の空気袋に空気を充填してアンカー部を膨張させることにより、その挿入片が隙間から抜け難い状態となる。特に、マッサージ用の空気袋を拡縮させる給排気装置に設けられた空気ポンプを利用することで、追加の構成を抑えつつ、迅速に、その抜止用の空気袋に空気を充填して拡張させることができる。その結果、容易且つ確実に、クッション部材をシートに固定することができる。そして、マッサージ装置をシートから取り外す際には、抜止用の空気袋に充填された空気を排出してアンカー部を収縮させることにより、円滑に、その挿入片をシートクッションとシートバックとの間の隙間から抜脱することができる。
上記課題を解決する車両用マッサージ装置は、前記マッサージ用の空気袋に連通するマッサージ流路と、前記抜止用の空気袋に連通するアンカー流路と、前記マッサージ流路及びアンカー流路を前記空気ポンプに接続する共通流路と、前記アンカー流路に設けられた逆止弁と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、簡素な構成にて、その空気ポンプが圧送する空気をマッサージ用の空気袋及び抜止用の空気袋に供給することができる。そして、逆止弁の作用によりアンカー流路から共通流路側に空気が抜け出ないようにすることで、空気ポンプが停止した状態においても、その抜止用の空気袋が拡張した状態、つまりは挿入片に設定されたアンカー部が膨張した状態を維持することができる。
更に、マッサージ制御の実行時にも、その空気ポンプから圧送した空気が抜止用の空気袋に流入するようにすることができる。そして、これにより抜止用の空気袋内の空気を補充することで、より好適に、そのアンカー部が膨張した状態を維持することができる。
上記課題を解決する車両用マッサージ装置において、前記アンカー流路には、前記逆止弁よりも前記抜止用の空気袋側に圧力調整弁が設けられることが好ましい。
上記構成によれば、マッサージ用の空気袋を拡縮する際、そのアンカー流路に流入する空気により抜止用の空気袋の内圧が上がり過ぎないようにすることができる。そして、これにより、より好適に、そのアンカー部が膨張した状態を維持することができる。
本発明によれば、容易且つ確実にクッション部材をシートに固定することができる。
マッサージ装置が装着されたシートの斜視図。 マッサージ装置が装着されたシートの側面図。 マッサージ装置の平面図。 (a)(b)は、挿入片の断面図(図3におけるIV-IV断面、a:収縮時、b:拡張時)。 マッサージ装置の概略構成を示すブロック図。 マッサージ装置の制御態様を示すフローチャート。 (a)(b)は、別例の挿入片を示す平面図。
以下、車両用マッサージ装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に設けられたシートバック3と、を備えている。また、シートバック3の上端には、ヘッドレスト4が設けられている。そして、本実施形態のシート1には、このシート1に着座した乗員にマッサージを施すためのマッサージ装置10が装着されている。
詳述すると、本実施形態のマッサージ装置10は、シートクッション2に載置されるクッション部材11を備えている。また、このクッション部材11には、空気を充填(供給)し、及びその充填された空気を排出することにより拡縮するマッサージ用の空気袋12が設けられている。そして、本実施形態のマッサージ装置10は、このマッサージ用の空気袋12に給排気を行う給排気装置13を備えている。
また、図2及び図3に示すように、本実施形態のクッション部材11には、シートクッション2とシートバック3との間の隙間Xに挿入される挿入片14が設けられている。本実施形態のクッション部材11において、この挿入片14は、略矩形状のシート形状を有してクッション部材11の後端部11rに設けられている。更に、この挿入片14には、空気が充填することにより拡張する空気袋16が設けられている。そして、本実施形態のマッサージ装置10は、この拡張した空気袋16が挿入片14の先端部14aに設定されたアンカー部15を膨張させることにより、そのシートクッション2に載置されたクッション部材11がシート1に固定される構成になっている。
具体的には、図4(a)(b)に示すように、本実施形態の挿入片14は、表裏二枚の外皮21a,21bを重ね合わせることにより形成されている。更に、抜止用の空気袋16は、これら二枚の外皮21a,21bの間に挟み込まれるかたちで設けられている。尚、本実施形態のマッサージ装置10において、この抜止用の空気袋16は、二枚のシート材22a,22bの外周を貼り合わせることにより形成されている。即ち、この抜止用の空気袋16は、空気が充填されることにより、その厚み方向(図4中、上下方向)に拡張する。そして、本実施形態のマッサージ装置10は、この拡張した空気袋16が、その挿入片14の外皮21a,21bを厚み方向両側に膨出させる構成になっている。
即ち、図2に示すように、本実施形態のマッサージ装置10は、クッション部材11をシートクッション2に載置するとともに、その後端部11rに設けられた挿入片14をシートクッション2とシートバック3との間の隙間Xに挿入する。更に、この状態で、その挿入片14に設けられた抜止用の空気袋16に空気を充填する。そして、これにより、その挿入片14の先端部14aに設定されたアンカー部15を隙間Xよりも大きくすることで、この挿入片14の抜脱を規制、即ち、そのクッション部材11をシート1に固定する構成になっている。
さらに詳述すると、図3に示すように、本実施形態のマッサージ装置10は、シート幅方向(図3中、左右方向)に並んで配置された2つの空気袋12を一組のマッサージ空気袋対30として、そのクッション部材11の前後方向(図3中、上下方向)に並んで設けられた4組のマッサージ空気袋対30(30a~30d)を備えている。尚、本実施形態のマッサージ装置10において、これらの各マッサージ空気袋対30は、それぞれ、そのクッション部材11の意匠面Sを構成する表皮11sの内側に設けられている。そして、抜止用の空気袋16は、挿入片14の先端部14aに設定されたアンカー部15において、そのシート幅方向に延びるかたちで設けられている。
また、図5に示すように、本実施形態のマッサージ装置10は、マッサージ用の各空気袋12に連通するマッサージ流路L1と、抜止用の空気袋16に連通するアンカー流路L2と、これらマッサージ流路L1及びアンカー流路L2を空気ポンプ40に接続する共通流路L0と、を備えている。
具体的には、本実施形態のマッサージ装置10は、上記各マッサージ空気袋対30(30a~30d)に対応して独立に設けられた4つのマッサージ流路L1a~L1dを備えている。そして、これらの各マッサージ流路L1a~L1dには、それぞれ、対応する各マッサージ空気袋対30(30a~30d)毎に、そのマッサージ用の各空気袋12に対する給排気を制御可能な給排気バルブ41(41a~41d)が設けられている。
本実施形態のマッサージ装置10において、これらの各給排気バルブ41は、その空気ポンプ40から圧送された空気がマッサージ流路L1を介して各空気袋12に流入する給気位置を有している。また、これらの各給排気バルブ41は、そのマッサージ流路L1を介した空気の流通を遮断する遮断位置を有している。更に、これらの各給排気バルブ41は、空気ポンプ40の作動状態に依らず、その各空気袋12に充填された空気が外部に排出される排気位置を有している。そして、本実施形態のマッサージ装置10は、このような三方弁としての構成を有した各給排気バルブ41(41a~41b)の弁動作位置が切り替わることにより、そのマッサージ用の各空気袋12が拡縮する構成になっている。
また、本実施形態のマッサージ装置10は、そのアンカー流路L2に設けられた逆止弁42、圧力調整弁(リリーフ弁)43、及び排気弁44を備えている。具体的には、圧力調整弁43は、逆止弁42よりも抜止用の空気袋16側に設けられることにより、その空気袋16の内圧に上限値を設定する。そして、排気弁44は、この圧力調整弁43と逆止弁42との間の位置に設けられている。
即ち、本実施形態のマッサージ装置10は、空気ポンプ40から圧送された空気が、その共通流路L0及びアンカー流路L2を介して抜止用の空気袋16に流入する構成になっている。また、抜止用の空気袋16内に流入した空気は、その逆止弁42によって、アンカー流路L2から共通流路L0に流出しないように構成されている。更に、これにより拡張した空気袋16の内圧は、その圧力調整弁43の作動により略一定の値に保持される。そして、このマッサージ装置10をシート1から取り外す場合には、排気弁44の開放により、その抜止用の空気袋16に充填された空気を外部に排出する構成になっている。
さらに詳述すると、本実施形態の給排気装置13は、マッサージ流路L1の途中に位置する上記各給排気バルブ41(41a~41d)、並びにアンカー流路L2の途中に位置する逆止弁42、圧力調整弁43、及び排気弁44とともに、各給排気バルブ41の作動を制御する制御部50が一体に設けられた構成を有している。尚、本実施形態の給排気装置13は、手動により、その排気弁44を開閉操作する構成になっている。更に、本実施形態の給排気装置13には、マッサージ機能を実行するためのマッサージスイッチ51a、及び、そのクッション部材11に設けられた挿入片14のアンカー部15を膨張させるためのアンカースイッチ51bを有した操作入力部51が設けられている。そして、本実施形態の給排気装置13は、この操作入力部51に対する操作入力に基づいて、その制御部50が、空気ポンプ40及び各給排気バルブ41(41a~41d)の作動を制御する構成になっている。
即ち、図6のフローチャートに示すように、本実施形態の給排気装置13において、制御部50は、操作入力部51に設けられたアンカースイッチ51bに対する操作入力を検知した場合(ステップ101:YES)に、その挿入片14に設定されたアンカー部15の膨張制御を実行する(ステップ102)。
具体的には、本実施形態の制御部50は、マッサージ流路L1に設けられた各給排気バルブ41(41a~41d)を遮断位置に制御した状態で、その空気ポンプ40を駆動することにより、上記のように挿入片14の先端部14aに設けられた抜止用の空気袋16に空気を充填する。つまり、本実施形態のマッサージ装置10は、通常、シートクッション2とシートバック3との間の隙間Xに挿入片14が挿入された状態で、そのアンカースイッチ51bが操作される。そして、これにより、抜止用の空気袋16が拡張してアンカー部15が膨張することで、その挿入片14が抜け難くなる構成になっている。
また、本実施形態の制御部50は、操作入力部51に設けられたマッサージスイッチ51aに対する操作入力を検知した場合(ステップ103:YES)に、そのマッサージ制御を実行する(ステップ104)。例えば、本実施形態の制御部50は、空気ポンプ40を駆動する状態で、その対応する各マッサージ空気袋対30(30a~30d)の並び順に、一つずつ、各給排気バルブ41(41a~41d)の弁動作位置を遮断位置から給気位置、更に排気位置に変更した後、再び遮断位置に変更する制御を繰り返す。そして、これにより、クッション部材11に設けられたマッサージ用の各空気袋12が、その各マッサージ空気袋対30(30a~30d)の並び順に順次拡縮することで、そのシート1に着座する乗員に対してマッサージを施すことが可能となっている。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)マッサージ装置10は、車両のシート1に取着されるクッション部材11と、クッション部材11に設けられたマッサージ用の空気袋12と、この空気袋12の給排気を行うことにより当該空気袋12を拡縮させる給排気装置13と、を備える。更に、クッション部材11には、シートクッション2とシートバック3との間の隙間Xに挿入される挿入片14が設けられる。そして、この挿入片14には、給排気装置13に設けられた空気ポンプ40が圧送する空気が流入することにより拡張して、その挿入片14に設定されたアンカー部15を膨張させる抜止用の空気袋16が設けられる。
上記構成によれば、車両のシート1に対し、後付でマッサージ機能を付加することができる。また、アンカー部15が潰れた状態の挿入片14を、容易に、そのシートクッション2とシートバック3との間の隙間Xに挿入することができる。更に、この状態で抜止用の空気袋16に空気を充填してアンカー部15を膨張させることにより、その挿入片14が隙間Xから抜け難い状態となる。特に、マッサージ用の空気袋12を拡縮させる給排気装置13に設けられた空気ポンプ40を利用することで、追加の構成を抑えつつ、迅速に、その抜止用の空気袋16に空気を充填して拡張させることができる。その結果、容易且つ確実に、クッション部材11をシート1に固定することができる。そして、マッサージ装置10をシート1から取り外す際には、抜止用の空気袋16に充填された空気を排出してアンカー部15を収縮させることにより、円滑に、その挿入片14をシートクッション2とシートバック3との間の隙間Xから抜脱することができる。
(2)マッサージ装置10は、マッサージ用の空気袋12に連通するマッサージ流路L1と、抜止用の空気袋16に連通するアンカー流路L2と、マッサージ流路L1及びアンカー流路L2を空気ポンプ40に接続する共通流路L0と、アンカー流路L2に設けられた逆止弁42と、を備える。
上記構成によれば、簡素な構成にて、その空気ポンプ40が圧送する空気をマッサージ用の空気袋12及び抜止用の空気袋16に供給することができる。そして、逆止弁42の作用によりアンカー流路L2から共通流路L0側に空気が抜け出ないようにすることで、空気ポンプ40が停止した状態においても、その抜止用の空気袋16が拡張した状態、つまりは挿入片14に設定されたアンカー部15が膨張した状態を維持することができる。
更に、マッサージ制御の実行時にも、その空気ポンプ40から圧送した空気が抜止用の空気袋16に流入するようにすることができる。そして、これにより抜止用の空気袋16内の空気を補充することで、より好適に、そのアンカー部15が膨張した状態を維持することができる。
(3)アンカー流路L2には、逆止弁42よりも抜止用の空気袋16側に圧力調整弁43が設けられる。このような構成を採用することで、マッサージ制御の実行によりアンカー流路L2に流入する空気によって、抜止用の空気袋16の内圧が上がり過ぎないようにすることができる。そして、これにより、より好適に、そのアンカー部15が膨張した状態を維持することができる。
(4)給排気装置13は、マッサージ流路L1を遮断した状態で空気ポンプ40を駆動するアンカー膨張モードを備える。
上記構成によれば、空気ポンプ40が圧送する空気をアンカー流路L2に集中させることができる。そして、これにより、速やかに抜止用の空気袋16に空気を充填して、その挿入片14に設定されたアンカー部15を膨張させることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・マッサージ用の空気袋12の数及び配置は、任意に変更してもよい。例えば、マッサージ空気袋対30の数は、3つ以下でも5つ以上であってもよい。そして、このようなマッサージ空気袋対30を形成することなく、各空気袋12が、それぞれ、所定の位置に配置される構成であってもよい。
・また、挿入片14に設定されたアンカー部15を膨張させる抜止用の空気袋16の数についても、任意に変更してもよい。そして、抜止用の空気袋16の形状や大きさについてもまた、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、挿入片14は、略矩形状のシート形状をなすこととしたが、その形状及び大きさは、任意に変更してもよい。例えば、シート幅方向の長さ(幅)及びシートクッション2とシートバック3との間の隙間Xに対する挿入長(前後方向長さ)は任意に変更してもよい。そして、例えば、その抜止用の空気袋16が挿入片14の外皮21a,21bから露出した構成であってもよい。
・図7(a)に示すマッサージ装置10Bのように、挿入片14Bの形状を保持する骨格部材(フレーム)60を備える構成としてもよい。具体的には、このマッサージ装置10Bは、シートクッション2とシートバック3との間の隙間Xに対する挿入方向(図7中、上下方向)に延びる挿入方向延伸部60a及びシート幅方向(図7中、左右方向)に延びる幅方向延伸部60bを、挿入片14Bの周縁に沿って、略コ字状に配置する構成となっている。そして、これにより、そのシートクッション2とシートバック3との間の隙間Xに対する挿入を容易なものとする構成になっている。
尚、骨格部材(フレーム)60の形状、及びその配置は、任意に変更してもよい。例えば、挿入方向延伸部60a又は幅方向延伸部60bの何れか一方を有する構成であってもよい。そして、その骨格部材60が挿入片14の挿入方向及び幅方向に対して傾いた方向に延びる構成であってもよい。
・また、図7(b)に示すマッサージ装置10Cのように、シート幅方向に離間して設けられた複数の挿入片64を備える構成としてもよい。尚、この例においては、左右一対の挿入片64a,64bが設けられているが、3つ以上の挿入片64を有する構成であってもよい。即ち、シート幅方向に離間した複数位置で各挿入片64のアンカー部15が膨張することにより、効果的に、そのシートクッション2に載置されたクッション部材11の回動を抑制することができる。そして、これにより、安定的に、そのクッション部材11をシート1に固定することができる。
・上記実施形態では、給排気装置13(の操作入力部51)には、アンカースイッチ51bが設けられる。そして、このアンカースイッチ51bが操作されることにより、そのマッサージ流路L1を遮断した状態で空気ポンプ40を駆動するアンカー膨張モードを備えることとした(図6参照、ステップ102)。しかし、これに限らず、このようなアンカー膨張モードを備えない構成であってもよい。
即ち、マッサージ用の各空気袋12を拡縮させるマッサージモード(図6参照、ステップ104)の実行によっても、そのアンカー流路L2に設けられた逆止弁42を介して抜止用の空気袋16に空気が充填される。そして、これにより、その挿入片14に設定されたアンカー部15が膨張することで、クッション部材11がシート1に固定される構成としてもよい。
・上記実施形態では、給排気バルブ41には、三方弁が用いられることとしたが、その給排気バルブ41の構成は、提供するマッサージの態様に合わせて任意に変更してもよい。また、逆止弁42に代えて、制御部50により作動が制御される開閉弁をアンカー流路L2に設ける構成としてもよい。更に、圧力調整弁43を設けない構成であってもよい。そして、排気弁44の作動を制御部50が制御する構成であってもよい。
・上記実施形態では、マッサージ制御の実行により、クッション部材11に設けられたマッサージ用の各空気袋12が、その前後方向に並ぶ各マッサージ空気袋対30(30a~30d)の並び順に順次拡縮することとした。しかし、これに限らず、例えば、マッサージ用の各空気袋12が全て同時に拡縮する、或いは、ランダムに拡縮する等、マッサージ制御の態様は、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、シートクッション2に載置されるクッション部材11に対し、そのマッサージ用の空気袋12及び挿入片14が設けられることとした。しかし、これに限らず、シートクッション2用及びシートバック3用のクッション部材が一体に設けられた構成に適用してもよい。そして、シートバック3用のクッション部材に対して、マッサージ用の空気袋12及び挿入片14が設けられた構成に適用してもよい。
・また、シートサポート用の空気袋がクッション部材に設けられたクッション装置について、そのクッション部材に抜止用の空気袋16を有した挿入片14を設ける構成としてもよい。更に、空気袋が設けられていないクッション部材に対して抜止用の空気袋16を有した挿入片14を設ける構成としてもよい。尚、この場合、そのクッション装置が給排気装置を有しない構成、つまりは、人力によって、その抜止用の空気袋16を拡張させる構成であってもよい。そして、クッション部材に限らず、収納ボックス等、車両のシート1に対する取着部材に対し、その抜止用の空気袋16を有した挿入片14を設けるアンカー装置に具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記給排気装置は、前記マッサージ流路を遮断した状態で前記空気ポンプを駆動するアンカー膨張モードを備えること、を特徴とする車両用マッサージ装置。このような構成を採用することで、空気ポンプが圧送する空気をアンカー流路に集中させることができる。そして、これにより、速やかに抜止用の空気袋に空気を充填して、その挿入片に設定されたアンカー部を膨張させることができる。
(ロ)前記挿入片には、該挿入片の形状を保持する骨格部材が設けられること、を特徴とする車両用マッサージ装置。これにより、シートクッションとシートバックとの間の隙間に挿入される挿入片の形状を維持して、その隙間に対する挿入を容易なものとすることができる。
(ハ)シート幅方向に離間して設けられた複数の前記挿入片を備えること、を特徴とする車両用マッサージ装置。即ち、シート幅方向に離間した複数位置で各挿入片のアンカー部が膨張することにより、効果的に、そのシートクッションに載置されたクッション部材の回動を抑制することができる。そして、これにより、安定的に、そのクッション部材をシートに固定することができる。
(ニ)車両のシートに取着されるクッション部材と、前記クッション部材に設けられてシートクッションとシートバックとの間の隙間に挿入される挿入片と、空気が充填されることにより拡張して前記挿入片に設定されたアンカー部を膨張させる抜止用の空気袋と、を備えるクッション装置。
(ホ)シートクッションとシートバックとの間の隙間に挿入される挿入片と、空気が充填されることにより拡張して前記挿入片に設定されたアンカー部を膨張させる抜止用の空気袋と、を備えるアンカー装置。
1…シート、2…シートクッション、3…シートバック、4…ヘッドレスト、10…マッサージ装置、11…クッション部材、11r…後端部、11s…表皮、12…空気袋、13…給排気装置、14…挿入片、14a…先端部、15…アンカー部、16…空気袋、21a,21b…外皮、22a,22b…シート材、30…マッサージ空気袋対、40…空気ポンプ、41…給排気バルブ、42…逆止弁、43…圧力調整弁、44…排気弁、50…制御部、51…操作入力部、51a…マッサージスイッチ、51b…アンカースイッチ、10B…マッサージ装置、14B…挿入片、60…骨格部材(フレーム)、60a…挿入方向延伸部、60b…幅方向延伸部、10C…マッサージ装置、64(64a,64b)…挿入片、L0…共通流路、L1(L1a~L1d)…マッサージ流路、L2…アンカー流路、S…意匠面、X…隙間。

Claims (3)

  1. 車両のシートに取着されるクッション部材と、
    前記クッション部材に設けられたマッサージ用の空気袋と、
    前記空気袋の給排気を行うことにより該空気袋を拡縮させる給排気装置と、を備え、
    前記クッション部材には、シートクッションとシートバックとの間の隙間に挿入される挿入片が設けられるとともに、
    前記挿入片には、前記給排気装置に設けられた空気ポンプが圧送する空気が流入することにより拡張して前記挿入片に設定されたアンカー部を膨張させる抜止用の空気袋が設けられた車両用マッサージ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用マッサージ装置において、
    前記マッサージ用の空気袋に連通するマッサージ流路と、
    前記抜止用の空気袋に連通するアンカー流路と、
    前記マッサージ流路及びアンカー流路を前記空気ポンプに接続する共通流路と、
    前記アンカー流路に設けられた逆止弁と、を備えること、
    を特徴とする車両用マッサージ装置。
  3. 請求項2に記載の車両用マッサージ装置において、
    前記アンカー流路には、前記逆止弁よりも前記抜止用の空気袋側に圧力調整弁が設けられること、を特徴とする車両用マッサージ装置。
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