JP7075691B1 - 短下肢装具 - Google Patents

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【課題】簡易な構造で足首を安定させることができる短下肢装具を提供する。【解決手段】樹脂製の平板部材である支持板と、前記支持板を足首に固定する固定具と、を有し、前記支持板は、工具によらず人力で撓められる程度の曲げ剛性の部材であり、前記支持板は、足首の内側、外側、及び足裏に沿ってU字形に折り曲げられ、前記固定具によりその形状と装着位置とが保たれることを特徴とする短下肢装具によりこれを解決する。【選択図】図1

Description

本発明は、骨または関節の手術によらない処置のための整形外科的方法または用具に関し、具体的には短下肢装具に関する。
下記特許文献1及び2には、足底を支持し、垂下足症状を有する患者の歩行を補助する短下肢装具が開示されている。下記特許文献3には、個々の患者の足の形状に適合し、かつギプスほどは足関節の動きを制限しない、樹脂含浸ラミネート材料からなるブレースが開示されている。
実用新案登録第3128249号公報 特開2007-7311号公報 公表特許公報平8-503150号
足首(足関節)の捻挫や骨折、アキレス腱の損傷等、足首を故障したときには、それが回復するまではできるだけ足首に負担をかけず安静に過ごすべきである。しかしながら、事情によっては無理を押して普段通りの生活や運動、労働をせざるを得ない場合もある。このような状況において、当座を凌ぐために患部をきつくテーピングすることがあるが、テーピングを正しく行うためには専門的な知識と経験が必要であり、自己流でテープを巻いても本来の効果を得ることはできない。また長時間のテーピングにより血流障害を引き起こすおそれもある。市販のストレッチ素材のアンクルサポーターを用いることも考えられるが、地厚で固定力の高いものは靴を履く際にかさばるため、履ける靴が限定される。
このような問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、簡易な構造で足首を安定させることができる短下肢装具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の短下肢装具は、樹脂製の平板部材である支持板と、前記支持板を足首に固定する固定具と、を有し、前記支持板は、工具によらず人力で撓められる程度の曲げ剛性の部材であり、前記支持板は、足首の内側、外側、及び足裏に沿ってU字形に折り曲げられ、前記固定具によりその形状と装着位置とが保たれることを要旨とする。
手で曲げられる程度の硬さの樹脂板(支持板)で足首をU字形に包み、固定具でこれを足に締め付けることにより、足の内反運動・外反運動を制限することができる。足首を専用の支持板で支持することにより、テーピングのような専門知識を必要とせず、テープや市販のアンクルサポーターよりも強固に足首を安定させることができる。また、ギプスとは異なり不可逆的に硬化するものではないため、装着後の着け直しや調節、取り外し後の再利用も可能である。さらに、固定具による締め付けの圧力は樹脂板によって分散されるため、テーピングのように一部のみを強く締めすぎることも少ない。
このとき、前記支持板は、その装着時に足首に沿ってU字形に折り曲げられることが好ましい。未使用時の支持板は平板状の部材である。短下肢装具の保管時・運搬時には、支持板を平らなまま、あるいはロール状に巻いてもよく、予め足の形に成形された装具よりも占有スペースを小さく収めることができる。
また、前記支持板は低密度ポリエチレンをその主成分とすることが好ましい。支持板として軟質の樹脂板を用いることにより、折り曲げによる支持板の割れ・ひびを防ぐことができる。また、低密度ポリエチレンは事務用のハサミやカッターでも切断できるため、患者の足の形や症状の程度等に合わせて支持板の形状を加工することもできる。
このとき、前記支持板の厚みは1mm以上3mm以下であることが好ましい。支持板の厚みをこの範囲内とすることで、足首の保持力と自由度とをほどよく両立させることができる。
また、前記支持板の板面のうち足と向かい合う側の面には、クッション性のあるシート材である内張が取り付けられていることが好ましい。シート材が固定具による圧力を分散させるため、装具を長時間装着しても足が痛くなりにくい。
このとき、前記内張は多孔質の表面を有する発泡体であることが好ましい。内張の表面に多数の孔や凹凸が設けられることで、支持板装着時の足の蒸れが軽減される。また、例えば支持板と内張を両面テープで貼り付けたり、装着後の支持板の上からさらにテープを巻いて足首を強固に固定したりしたときに、内張に貼り付いたテープが剥がれやすくなり、剥離時の内張の損傷が軽減される。
またこのとき、前記内張はその材料にゼオライトを含有することが好ましい。ゼオライトにはこれが配合された製品の吸湿性や脱臭性、制菌性が高める効果がある。内張にゼオライトが配合されることで、内張を、長時間の使用や繰り返しの使用により適した仕様にすることができる。
また、前記支持板を足首に装着したときに足首の内側に沿う部分である内側部と、足首の外側に沿う部分である外側部は、くるぶしの位置に設けられた穴である逃がし穴を有することが好ましい。くるぶしを穴から逃がすことで、固定具による締め付けの圧力が左右のくるぶしに集中することが防止され、装具を長時間装着しても足が痛くなりにくい。
このとき、前記内側部の前記逃がし穴と、前記外側部の前記逃がし穴とは、その上下前後の位置、大きさ、又は形状が異なっていることが好ましい。左右のくるぶしはその位置も大きさも異なっている。逃がし穴の位置や大きさ、形状にその差を加味することにより、逃がし穴の効果を高め、逃がし穴を設けることによる弊害を抑えることができる。
また、前記固定具は、足に巻き付けられる帯状の部材である固定バンドを有し、前記支持板には、前記固定バンドを通すスリット又は穴が設けられていることが好ましい。支持板にスリットや穴を設けて固定具を支持板に結合することにより、支持板に別途ハトメやベルトループなどを付ける構造に比べ、装具の構造をシンプルにすることができる。
また、前記支持板の足裏に面する部分を足裏部というときに、該足裏部には、つま先側に延び、足首の底屈運動を制限する底屈制限部が設けられていることが好ましい。
このとき、前記底屈制限部は、第3中足骨または第4中足骨に沿う部位が最も長くつま先側に延びていることが好ましい。これにより足首の底屈運動と内反運動を効果的に制限することができる。
またこのとき、前記支持板は、足首の底屈運動を制限し、背屈運動は制限しないことが好ましい。足首の動作を完全に封じてしまうと、作業やスポーツに支障が出るだけでなく、ふくらはぎの筋力が衰え、故障前の状態に回復するまでにさらに長い時間を要することになる。足首の底屈運動は故障を悪化させることが多いが、背屈運動はむしろ自由にした方が、ふくらはぎの筋力も低下しにくく、故障の回復も早い。
また、前記支持板を足首に装着したときに足首の内側に沿う部分には、くるぶしと足底との間のかかと側の縁部に、該縁部の一部が凹状に切り取られた窪み部が設けられていることが好ましい。足を外転させたり外返しさせたりしたときには、かかとの内側が支持板に擦れる。この部分に窪み部を設けることにより、擦れによるかかとの擦傷を予防することができる。
以上のように、本発明の短下肢装具によれば、簡易な構造で足首を安定させることができる。
実施形態にかかる短下肢装具の斜視図である。 未装着の短下肢装具を展開した様子を示す平面図である。 左足首に短下肢装具を装着した様子を示す左側面図(a)及び右側面図(b)である。 左足首に短下肢装具を装着した様子を示す正面図(a)及び背面図(b)である。 足裏部の形状を示す下面図である。 短下肢装具を装着した状態での足首の底屈運動(a)及び背屈運動(b)の様子を示す側面図である。 短下肢装具を装着したまま靴を履いた様子を示す透視側面図である。 内張の表面構造を示す図面代用写真である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、左足に装着する短下肢装具を例にその特徴を説明するが、それらの特徴は右足に装着する短下肢装具についても同様である。また、以下の説明において、「前」とは足のつま先側をいい、「後ろ」とはかかと側をいう。足首について「内側」とは、左足の場合は右側、右足の場合は左側であり、「外側」はその反対側である。
図1は本形態にかかる短下肢装具10の斜視図である。図2は、未装着の短下肢装具10を展開した様子を示す平面図(正確には下面図)である。図3は、左足首に短下肢装具を装着した様子を示す左側面図(a)及び右側面図(b)である。図4は、左足首に短下肢装具を装着した様子を示す正面図(a)及び背面図(b)である。以下、図1から図4を参照して短下肢装具10の全体構成および各部の特徴について説明する。
(全体構成)
本形態の短下肢装具10は、主に、樹脂製の平板部材である支持板20、クッション性のあるシート材である内張60、及び、締め付けにより支持板20を足首に固定する固定バンド70(固定具)により構成されている。本形態の内張60は両面テープで支持板20に貼り付けられている。固定バンド70はストレッチ素材からなるバンドであり、その表面に設けられた面ファスナによりその締め付け具合を調節することができる。
(支持板概要)
本形態の支持板20は低密度ポリエチレンをその主成分とする軟質の樹脂板であり、工具によらず人力で自在に撓めることができる。支持板20はその装着時に足首の内側、外側、及び足裏に沿ってU字形に折り曲げられ、固定バンド70によりその形状と装着位置とが固定される。
本形態の短下肢装具10は、手で曲げられる程度の曲げ剛性の樹脂板(支持板20)で足首をU字形に包み、固定バンド70でこれを足に締め付けることにより、足の内反運動・外反運動が効果的に制限される。短下肢装具10によれば、足首が専用の支持板20で支持されることにより、テーピングのような専門知識を必要とせず、テープや市販のアンクルサポーターよりも足首を強固に安定させることができる。また、短下肢装具10の保管時や運搬時には、支持板20を平らなまま、あるいはロール状に巻いてもよく、予め足の形に成形された装具よりも省スペースである。また、ギプスとは異なり不可逆的に硬化するものではないため、装着後の着け直しや調節、取り外し後の再利用も可能である。さらに、固定バンド70による締め付けの圧力が支持板20によって分散されるため、テーピングのように一部のみを強く締めすぎることも少ない。
短下肢装具10では支持板20に低密度ポリエチレンが採用されていることで、折り曲げによる支持板20の割れ・ひびが予防されている。さらに、低密度ポリエチレンは事務用のハサミやカッターでも切断できるため、患者の足の形や症状の程度等に合わせて支持板20の形状を加工することも可能である。また、低密度ポリエチレンの支持板20は、ドライヤーなどで熱を加えることでその基本形状を加工することもできる。例えばくるぶしに当たる部分など、締め付けが苦しい部分を予め凹ませてゆとりをもたせたり、支持板20の端部が肌に擦れて痛いときに、端部を外側に反らせてその角が肌に触れないようにしたりすることができる。なお、支持板20の樹脂材料は低密度ポリエチレンには限られない。工具によらず人力で撓められる程度の曲げ弾性率を有し、かつ足首の保持力が期待できるものであれば、他の樹脂材料を用いてもよい。
また、本形態の支持板20の厚みは1.5mmである。支持板20の厚みを1mm以上3mm以下の範囲にすることで、足首の保持力と自由度とをほどよく両立させることができる。
(支持板の内側部・外側部)
図2に示すように、本形態の支持板20は、足首に装着したときに足首の内側に沿うように配置される部分である内側部30と、足首の外側に沿うように配置される部分である外側部40と、足裏に面する足裏部50とが一連一体となった帯状の樹脂板である。未装着時の支持板20は図2に示すように平板状の部材である。
支持板20の内側部30及び外側部40にはそれぞれ、固定バンド70を通す一対の切り込みであるスリット31,41が複数組設けられている。スリット31,41は支持板20の長手方向に沿って、内側部30及び外側部40のそれぞれの両端とその間に設けられている。本形態では、5cm幅の固定バンド70を通すスリット31a,41aがそれぞれ2つずつ、2.5cm幅の固定バンド70を通すスリット31b,41bがそれぞれ1つずつ設けられている。本形態では、支持板20にスリット31,41を設けて固定バンド70を支持板20に結合することにより、支持板20に別途ハトメやベルトループなどを付ける構造に比べ、短下肢装具10の構造が簡略化されている。なお、スリット31,41の数や位置、幅(長さ)は本形態のものには限られず、足首の症状や、短下肢装具に要求される足首の保持力、固定具の種類などに応じて適宜変更してよい。また、固定バンド70を支持板20に取り付ける方法はスリットの形態には限られず、例えば固定バンド70を通す長穴等を支持板20に空けてもよい。
本形態の短下肢装具10は柔軟な部材のみで構成されており、また金属部品も一切使われていない。例えばスポーツの種類によっては、競技者が競技中に身につけることができるものがその規則で定められていることがある。規則の厳格さは競技によって様々であるが、いずれもその主な目的は競技の公平性や事故の予防である。本形態の短下肢装具10は、金属製の留め具を用いた装具や硬質部材を用いた装具に比べ、比較的規則に抵触しにくいものと考えられる。
また、内側部30及び外側部40はそれぞれ、左右のくるぶしの位置に設けられた穴である逃がし穴34,44を有している。短下肢装具10を装着したときに、くるぶしを逃がし穴34,44から逃がすことで、固定バンド70による締め付けの圧力が左右のくるぶしに集中することが防止され、短下肢装具10を長時間装着した場合でも足が痛くなりにくい。
ここで、左右のくるぶしはその位置も大きさも異なっている。本形態では、左右のくるぶしの位置と大きさに合わせて、内側部30の逃がし穴34の方が、外側部40の逃がし穴44よりも、やや上に、やや大きく形成されている。本形態の支持板20では、逃がし穴34,44の位置や大きさ、形状に左右のくるぶしの違いが加味されていることにより、逃がし穴34,44による圧力分散効果が高められており、また、逃がし穴34,44を設けることによる弊害が抑えられている。ここで「弊害」とは、例えば短下肢装具10を左右両用にすべく支持板20を左右対称な形にした場合、左右のくるぶしに対応するために逃がし穴34,44を大きく空ける必要があり、支持板20の保持力が損なわれるということである。本形態では、逃がし穴34,44が左右のくるぶしのそれぞれの位置・大きさに合わせて必要な位置・大きさに空けられているため、この弊害が最小化されている。支持板20の保持力をより高めたいときには、逃がし穴34,44に別途固定バンド70を通してもよい。
また、内側部30の後縁部(かかと側の縁部)には、逃がし穴34と足裏部50との間に、後縁部の一部が凹状に切り取られた窪み部35が設けられている。足を外転させたり外返しさせたりしたときには、かかとの内側が支持板20に擦れる。本形態の支持板20では、この部分に窪み部35を設けることで、擦れによるかかとの擦傷を予防している。
(固定バンド)
本形態では、支持部材20の固定具として固定バンド70を採用しているが、固定具は固定バンド70には限られず、例えば伸縮不能なベルトであってもよい。または、支持部材20が予め接着、封入、又は縫い付けられた靴下タイプにすることも考えられる。固定バンド70に加え、装着後の支持板20の上からさらにテープを巻いて保持力を高めてもよい。
本形態の足裏部50は、後述する底屈制限部51を有している。底屈制限部51は足首の底屈運動を制限する構造である。本形態の支持板20は、この底屈制限部51や、逃がし穴34,44、窪み部35などにより左右非対称な形状とされている。つまり本形態の短下肢装具10は左足専用であり、右足に装着することは誤用である。短下肢装具10を右足用にするには、単に支持板20と内張60の貼り付け面を逆にすればよい。
(支持板の足裏部)
図5は、足裏部50の形状を示す下面図である。図6は、短下肢装具10を装着した状態での足首の底屈運動(a)及び背屈運動(b)の様子を示す側面図である。以下、図5及び図6を参照して短下肢装具10の底屈制限機能について説明する。
本形態の足裏部50には、つま先側に延び、足首の底屈運動を制限する底屈制限部51が設けられている。底屈制限部51は、第3中足骨または第4中足骨に沿う部位が最も長くつま先側に延びており、これにより足首の底屈運動と内反運動が効果的に制限されている。
また、本形態の短下肢装具10は、足首の底屈運動は制限するが、背屈運動は制限しない。足首の動作を完全に封じてしまうと、作業やスポーツに支障があるだけでなく、ふくらはぎの筋力が衰え、故障前の状態に回復するまでにさらに長い時間を要することになる。足首の底屈運動は故障を悪化させることが多いが、背屈運動はむしろ自由にした方が、ふくらはぎの筋力も低下しにくく、故障の回復も早い。
図7は短下肢装具10を装着したまま靴90を履いた様子を示す側面視透視図である。本形態の短下肢装具10は、自由な背屈運動を可能とするため、足の甲を押さえ込まない。そのため短下肢装具10は靴90を履くときに比較的かさばらず、様々な種類の靴を履くことができる。また、短下肢装具10を装着したまま靴90を履くことで、支持板20の撓みが抑制され、支持板20による足首の保持力を高めることもできる。
(内張)
図8は、本形態の内張60の表面構造を示す図面代用写真である。本形態の内張60は多孔質の表面を有する発泡体である。内張60の表面に多数の孔や凹凸が設けられることで、短下肢装具10を装着したときの足の蒸れが軽減される。また、例えば支持板20の上からテープを巻いて足首をより強固に固定したときに、支持板20からはみ出した内張60に貼り付いたテープが剥がれやすくなり、内張60の損傷が軽減される。また、本形態では支持板20と内張60も両面テープで貼り付けられており、これらを剥離するときの内張60の損傷も抑えられる。
本形態では、支持板20による締め付けの圧力を内張60が分散させるため、短下肢装具10を長時間装着しても足が痛くなりにくい。ただし、内張60は必須ではなく、例えば地厚の靴下などで代用することも考えられる。
また、本形態の内張60は、その材料にゼオライト(天然ゼオライト)が5~10%配合されることで、その吸湿性や脱臭性、制菌性が高められている。これにより本形態の内張60は、長時間の使用や繰り返しの使用にも耐えることができる。
10:短下肢装具,20:支持板,30:内側部,31:スリット,34:逃がし穴,35:窪み部,40:外側部,41:スリット,44:逃がし穴,50:足裏部,51:底屈制限部,60:内張,70:固定バンド(固定具),90:靴

Claims (14)

  1. 樹脂製の平板部材である支持板と、
    前記支持板を足首に固定する固定具と、を有し、
    前記支持板は、工具によらず人力で撓められる程度の曲げ剛性の部材であり、
    前記支持板は、足首の内側、外側、及び足裏に沿ってU字形に折り曲げられ、硬化することなく、前記固定具によりその形状と装着位置とが保たれる、
    短下肢装具。
  2. 前記支持板は、その装着時に足首に沿ってU字形に折り曲げられる、
    請求項1に記載の短下肢装具。
  3. 前記支持板は低密度ポリエチレンをその主成分とする、
    請求項1又は請求項2に記載の短下肢装具。
  4. 前記支持板の厚みは1mm以上3mm以下である、
    請求項3に記載の短下肢装具。
  5. 前記支持板の板面のうち足と向かい合う側の面には、クッション性のあるシート材である内張が取り付けられている、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の短下肢装具。
  6. 前記内張は多孔質の表面を有する発泡体である、
    請求項5に記載の短下肢装具。
  7. 前記内張はその材料にゼオライトを含有する、
    請求項5又は請求項6に記載の短下肢装具。
  8. 前記支持板を足首に装着したときに足首の内側に沿う部分である内側部と、足首の外側に沿う部分である外側部は、くるぶしの位置に設けられた穴である逃がし穴を有する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の短下肢装具。
  9. 前記内側部の前記逃がし穴と、前記外側部の前記逃がし穴とは、その上下前後の位置、大きさ、又は形状が異なっている、
    請求項8に記載の短下肢装具。
  10. 前記固定具は、足に巻き付けられる帯状の部材である固定バンドを有し、
    前記支持板には、前記固定バンドを通すスリット又は穴が設けられている、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の短下肢装具。
  11. 前記支持板の足裏に面する部分を足裏部というときに、該足裏部には、つま先側に延び、足首の底屈運動を制限する底屈制限部が設けられている、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の短下肢装具。
  12. 前記底屈制限部は、第3中足骨または第4中足骨に沿う部位が最も長くつま先側に延びている、
    請求項11に記載の短下肢装具。
  13. 前記支持板は、足首の底屈運動を制限し、背屈運動は制限しない、
    請求項11又は請求項12に記載の短下肢装具。
  14. 前記支持板を足首に装着したときに足首の内側に沿う部分には、くるぶしと足底との間のかかと側の縁部に、該縁部の一部が凹状に切り取られた窪み部が設けられている、
    請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の短下肢装具。
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