JP3577629B2 - 個別対応式足首用副木具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は個別対応式足首用副木具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
本願発明は整形外科分野で利用されるものであり、足首の捻挫や骨折はしばしば副木やギプスで支持固定され、患者は治癒中に歩行を継続することができる。この種の怪我の代表例は外側踝の内側縁の前方距腓骨靭帯の捻挫である。このような場合には、外反や内反を引き起こさないために足首を固定させるように足首に副木を副えることが必要である。その場合でも、通常の歩行や治療用の運動のために背屈や扁平屈を可能にするものであることが必要である。また、副木は通常の靴に収まるように充分にコンパクトなものであることも望ましい。これで治療中にも怪我をした足首を充分に使用して運動することができ、筋肉萎縮が回避され、あるいは筋肉萎縮が最低限度に抑えられる。
【0003】
本願発明は、捻挫等をした足首への副木の迅速容易な直接的成型を可能にするためにポリマー化学を応用する。直接的成型によれば衝撃は和らぐ。なぜなら、この個別対応式成型により広い面積にわたって副木と足首とが接触状態に保たれるからである。この密着フィットは、既製の副木具の場合とは大きく相違する特徴を提供する。既製の副木の場合には、固い外殻が全体的な支持力を提供しており、例えば、膨張具である比較的に厚手の衝撃吸収パッドが、その一定形状を有した外殻と足や足首との間の空間を埋めなければならない。
【0004】
本願発明の1実施例においては、副木具は多様な足のサイズに対応でき、左右のいずれの足首にも対応できる。よって、在庫数を有効に減少させることができる。この特徴により製品デザイン数の減少と製造コストの低減が効果的に図れる。さらに、本願発明の副木具の着用の容易性によってその利用が促進される。本願発明の個別対応式副木具は、入浴する場合、衣服を着替える場合、及び副木具の調整のために取り外すことが簡単であり、利用者が子供であっても簡単に装着することができる。
【0005】
従来式の副木具には多種多様なタイプのものがあり、皮膚に近接する軟質部材と一般的な足首の形状にて提供されている硬質の外殻部材とを含んでいる。この軟質部材は、例えば、繊維パッド、フォーム体、または空気袋体であり、クッションの役目に加えて、異なるサイズと形状を備えた身体部分に形状を対応させるように作用する。この理由で、このクッション部分は、必要な衝撃吸収に必要とされる厚み以上の厚みで提供されている。このような用具は汎用サイズや汎用形状で提供されているため、、紐やバンドで固定する必要がある。
【0006】
別の従来技術による足首用副木具は熱硬化材料で提供されており、加熱しながら身体形状に合わせて成型される。これらの製品は熱源を必要とし、熱不足や過熱の可能性がある。加えて、体温で軟化することがあり、利用中にパッドの柔軟性が増加してパッドの効果が低減することがある。
【0007】
本発明者の米国特許5637077号はこのような問題の一部を解決した。しかし、固定形状の前方部並びに後方部を備えた一体構造であった。また、一体型ヒール支持部材によって副木具の両側が一体化していたため、ヒール支持部材の長さの調節による副木具の縦方向の調整ができなかった。
【0008】
本願発明は、足首副木具を身体部分に迅速容易に適用させ、本当の意味での個別フィット状態を提供する。使用される湿気硬化樹脂は非常に剛性の高い足首副木具を提供し、成型された副木具の形状を安定させて維持する。熱源は必要とせず、硬化には水分を要するだけである。この副木具材料は空中の水分だけでも比較的に速く硬化するが、実際的には使用樹脂を水中に浸し、適用直前に乾いたタオル等で余剰の水分を拭い去ってから使用する。
【0009】
本願発明の副木具は少なくとも1本の伸縮ストラップを含んでおり、副木具を踝近辺で保持し、患者が歩行等の運動をしている間に怪我をした部位に治療に有効な刺激を与える。このストラップは治癒過程の後半に使用されるものであり、従来のプラスチックラップベルトに勝る優れた特徴を備えている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本願発明の1目的は、脚部及び足首に対して剛性副木部材を保持させる少なくとも1本の伸縮ストラップを含んだ個別フィット(対応)成型式副木具の提供である。
【0011】
本願発明の別目的は、略錐形である脚部及び足首に対して剛性副木部材を快適に保持させる少なくとも1本の伸縮ストラップを含んだ個別フィット成型式副木具の提供である。
【0012】
本願発明の別目的は、リハビリ最中に怪我の身体部位に制御された圧力を加えながら、略錐形である脚部及び足首に対して剛性副木部材を形状に合わせて保持させる、少なくとも1本の伸縮ストラップを含んだ個別フィット成型式副木具の提供である。
【0013】
本願発明の別目的は、リハビリ最中に怪我の身体部位に制御された圧力を加えながら、略錐形である脚部及び足首に対して剛性副木部材を形状に合わせて保持させる、少なくとも1本の伸縮ストラップを含んだ個別フィット成型式副木具の提供である。
【0014】
本願発明の別目的は、浮腫の発生を抑え、血流を促すようにリハビリ最中に怪我の身体部位に制御されたポンプ作用を及ぼしながら、略錐形である脚部及び足首に対して剛性副木部材を形状に合わせて保持させる、少なくとも1本の伸縮ストラップを含んだ個別フィット成型式副木具の提供である。
【0015】
本願発明の別目的は、通常の歩行に必要であり、治療のための運動をさせる背屈及び平屈を可能にしながら、外反及び内反を防止するように足首を安定させて保持させるために足首の形状に合わせて成型される足首用副木具の提供である。
【0016】
本願発明の別目的は、個別の患者にジャストフィットする足首用副木具の提供である。
【0017】
本願発明の別目的は、左足首または右足首に合わせて容易に成型できるように成型前に特定の形状を備えた足首用副木具の提供である。
【0018】
本願発明の別目的は、非常に剛性が高く軽量である副木具を、水分の補充によって硬化成型させる足首用副木具の提供である。
【0019】
本願発明の別目的は、靴を履くことができる足首用副木具の提供である。
【0020】
本願発明の別目的は、足首に対して適用するまで湿気防止パウチに保管されている足首用副木具製品の提供である。
【0021】
本願発明の別目的は、着脱式に整合されて副木具を提供する2体の副木部材を含んで成る足首用副木具の提供である。
【0022】
本願発明の別目的は、当初には足の前方の浮腫形成を抑えるために包帯で固定され、治癒の後段ではストラップで固定されるよう、患者の足首に個別フィット成型される足首用副木具の提供である。
【0023】
本願発明の別目的は、増強されたクッション効果と患者の踝を保護する作用とを提供する足首用副木具の提供である。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本願発明のこれら及び他の目的は、以下において記載する好適実施態様によって提供される。それら好適実施態様では、柔軟時に足首の形状に個別フィット成型される足首用副木具が提供される。この副木具は硬化するとその剛性によって支持力を提供する。この足首用副木具は、湿気不浸透性材料で成るパウチと、実質的に湿気を含まず、使用時にまで湿気を排斥するようにパウチ内に収容されている第1柔軟足首用副木部材と第2柔軟足首用副木部材とを含んでいる。第1と第2の足首用副木部材のそれぞれは、長形の基体と、その基体に含浸され、あるいはコーティングされている水分反応性樹脂とを含んでいる。この湿気反応性樹脂は、湿気が存在しないときには安定しているが、湿気と反応して硬化し、剛性を備えた支持体を提供する。それぞれの副木部材はさらに、基体の一面に提供された長形で柔軟な保護パッドを含んでいる。この保護パッドは、この足首用副木具が使用されているときに基体と患者の皮膚との間でクッション作用を備えたバリヤを提供する。この副木具はさらに、保護パッドとは反対側で基体を覆う長形外側カバーを含んでいる。これら基体、保護パッド及び外側カバーは互いに連結されて一体となり、柔軟であるときに下脚の外側に押し当てて成型される。最後に、伸縮ストラップが第1副木部材と第2副木部材の周囲に巻かれて締め付けられ、下肢及び足首上の快適な位置にて両部材を保持し、さらに制御された圧迫支持力を提供する。
【0025】
本願発明の1好適実施例によれば、伸縮ストラップは、脚の輪郭に合わせて伸縮するように、少なくとも部分的に伸縮糸を含んだ長形ストラップ本体と、ストラップを下脚部に固定させる固定手段とを含んでいる。
【0026】
本願発明の別好適実施例によれば、伸縮ストラップは、脚の輪郭に合わせて伸縮するように、少なくとも部分的に伸縮糸を含んだ長形ストラップ部材と、ストラップ部材を下脚部に固定させる固定手段とを含んでおり、その固定手段は、ストラップ部材の1端に取り付けられたバックルと、バックルに受領されてストラップ部材に固定されるようにストラップ部材の他端に取り付けられたタブ体とを含んでいる。
【0027】
本願発明の別好適実施例によれば、ストラップ部材はその主要面に面ファスナーの片側を含んでおり、それと係合する面をタブ体側に含んでいる。
【0028】
本願発明の別好適実施例によれば、ストラップ部材は、保護パッドの上に重なる第1主要面と、患者の足首に隣接する第2主要面とを有したクッションインサートを含んでいる。このインサートは保護パッドと共同で、足首用副木具が使用されているときに患者の足首をさらに保護する。
【0029】
本願発明の別好適実施例によれば、副木具は、第1副木部材と第2副木部材の周囲に巻き付けられ、下脚部で2つの上下に離れた位置にて緊張状態に固定され、第1副木部材と第2副木部材を下脚部と足首の輪郭に合わせて保持させ、制御された弾力的な支持力を提供する第1伸縮ストラップ部材と第2伸縮ストラップ部材を含んでいる。
【0030】
好適には、本願発明の伸縮ストラップは約25%の最大伸縮率を有している。
【0031】
【発明の実施の形態】
本願発明の目的のいくつかは前述した。本願発明の他の目的や利点は添付図面を参考にして以下の記述を読めば理解されよう。
【0032】
図面を利用して本願発明を解説する。本願発明の1好適実施例による足首用副木具製品は図面に10の番号で図示されている。密封された湿気不透過性パウチ11は耐久性外側層を有したアルミフォイル層、中央アルミフォイル層及び内側熱シールプラスチック層で提供されている。パウチ11は鋏かナイフで切り開かれ、本願発明の1実施例による足首用副木具が取り出される。
【0033】
足首用副木具12は図2に示すように第1副木部材13と第2副木部材14とを含んでいる。副木部材13または14は両方共足首及び下脚部の外側あるいは内側の輪郭に対応できるようにデザインされており、製造コスト、在庫コストを低減させることができ、さらに副木具の適用と交換とを簡単にしている。
【0034】
1体のパウチ内に両方の副木部材13と14とを収納することが好ましいが、別々のパウチに収納しても構わない。このことで、例えば、一方の副木部材をそのまま着用状態にして他方の副木部材だけを交換することができる。
【0035】
図3には足首用副木部材13がさらに詳細に図示されている。足首用副木部材13は、例えば、6層の織成ファイバーグラス布16A〜16Fで形成された多層基体16を含んでいる。
ニットされたポリプロピレン等の他の布材料や構造でも基布として利用できる。基体16のファイバーグラス布層16A〜16Fは、発明人の米国特許第4770299号に記載されているようなポリイソシアネートのごとき湿気硬化樹脂で含浸またはコーティングされる。この活性ポリマーは湿気と遮断されていると安定しているが、湿気と接触すると固化して剛性構造を提供する。典型的な湿気硬化性樹脂は次のようなものである。
【0036】
典型的な組成
湿気反応樹脂の詳細、製造方法その他は米国特許第4411262号に記載されている。
【0037】
このポリイソシアネート樹脂は、湿気を与えられなければ粘性液体非固体状態のままである。この特性によって湿気に触れない間はファイバーグラス層16A〜16Fはフレキシブルで成型が可能である。湿気と接触すると比較的短時間で固化する。硬化時間は水量や水温の調整である程度調整することができる。例えば、水中に浸すことで硬化は速まり、空気に触れさせることで時間をかけて硬化させることができる。
【0038】
湿気硬化樹脂がコーティングされているか含浸されたファイバーグラス層16A〜16Fは保護フォームパッド19で覆われる。このパッド19は層状態のものでもよい。1好適実施例は3/16インチ、6ポンドEVA(エチレンビニルアセテート)パッドである。別実施例では1/8インチ外側EVAパッドと、1/4インチ外側ポリエチレン/ポリウレタンパッドとを組み合わせた開閉孔フォーム層である3/8インチ積層パッドである。離れて提供された複数の通気穴19Aは、硬化時に水を基体16内に素早く浸透させ、患者に着用されているときは通気させて内部を冷却させる。
【0039】
パッド19は皮膚と剛性基体16との間のクッション作用を提供する。パッド19は充分にフレキシブルであり、フィッティング中と硬化中に足首用副木部材13の他の部分と共に容易に曲げられる。パッド19は足首用副木部材13の全長にわたって提供されている。パッド19と基体16は約4mmから6mmでほぼ同じ厚みである。
【0040】
ポリエステル織布のごとき布製外側カバー20はパッド19で覆われた面とは反対側で基体16を覆う。この布カバーは、パッド19の縁部に直接的に、例えば、縫目21で縫合されている。
【0041】
面ファスナーパッチ22は底部またはヒール端部である副木部材13の1端に縫合されている。図3に示すように、パッチ22の一面23はパッド19として副木部材13の同一面側に配置される。
【0042】
図2に示すように、副木部材14の構造と形状は副木部材13と基本的には同じである。両者の唯一の相違はパッチ22に対応する形態の面ファスナーパッチ24が副木部材14に縫合されていることである。図示のごとく、パッチ24の一面のフック25は布カバー20’として副木部材14の同一面側に配置されている。このアレンジで、パッド19と19’を有した副木部材13と14の面はそれぞれ足首の対面する内側及び外側に沿って配置される。ループ23は上方に向き、フック25は下方に向いている。よって、2つの部材13と14は接合され、副木具12を提供する。パッチ22と24は共にヒールあぶみ27を形成する。あぶみ27は副木具12の下部を安定させつつ、着用者のヒールに対する保護を提供する。
【0043】
図4から図11を解説する。足首用副木具12の準備法と適用法が図示されている。図4において、足首用副木部材13と14は保護パウチ11から取り出されており、副木部材13は水中に浸され、前述の湿気硬化樹脂が活性化される。その後直ちに副木部材14が水中に浸される。
【0044】
図5に示すように、湿潤されて、まだフレキシブルである足首用副木部材13と14は面ファスナーパッチ22と24を接合させて合体され、ヒールあぶみ27と副木具12とが提供される。患者のヒールをヒールあびみ27に載せることで副木具12は直ちに足に適用される。好適には、副木部材13と14はそれぞれ長軸に沿って対称である。副木具12の副木部材13と14は図6の矢印17と18に示すように上方に持ち上げられ、副木部材13と14は図示のように配置される。図7と図8を参照。足首用副木具12は左右のどちらの足にも利用できる。
【0045】
足首用副木具12は足首の形状に沿って固化する。足首用副木具12は数分のうちに硬化し、その形状を維持する。その足首へのフィット状態は緊密である。患者が動くスペースが存在しないため、身体に対する完全で均等な保護が提供される。副木具12によって提供される圧力は最大表面積にわたって非常に均等であるため、不均等な圧力部での擦り傷等は発生しない。
【0046】
ヒールあびみ27は部材13と14が硬化した後もフレキシブルである。副木具12の取り外しと交換は容易である。なぜなら、個別フィット式副木部材13と14はヒールあぶみ27のおかげで足首から簡単に開くことができるからである。
【0047】
図6と図8に示すように、適正に適用された足首用副木具12は足の前方または後方を開いた状態で利用することができる。よって、通常の歩行や治療に必要な背屈と平屈を許しつつ、足の外反と内反は防止され、足に普通の靴を履かせることができる。典型的には、運動靴のごとき比較的に軟らかい靴が足首用副木具12を容易に収容するであろう。
【0048】
図9に示すように、足首用副木具12は従来式の伸縮包帯30等で包むことで硬化中にその場に保持される。このような包帯は足や脚に対して足首用副木具12を押さえているために着用される。このことで、副木具12が足首側部か前方に体液を送ることによって、回復の初期段階での足の前方の浮腫を抑えることが発見された。図10に示すように靴下35も副木具12を硬化時に保持する。
【0049】
面ファスナーを備えた弾力的なストラップのごとき伸縮ストラップ40と41を使用して足首用副木具12を図11に示すように保持させることができる。これら伸縮ストラップは好適にはストラップ40と41のごとく別体であり、製造時に足首用副木具12に接合することもできる。
【0050】
前述のごとく、ヒールあぶみ27はフレキシブルであるため、副木具12を足首に対して保持するには何らかの支持力が必要である。副木具12の比較的に薄い厚みと小型サイズによって、バスケットシューズやブーツ等の靴等で幅広い形態の支持力が提供される。
【0051】
子供や小柄な成人向きの1好適実施例では、それぞれの足首用副木部材13または14は全長が30cmであり、上下端の中央部の全幅は9cmであり、端部では5cmと細くなる。ヒールあぶみ27は好適には5cmの幅であり、それぞれのパッチ22と24は7cmの長さである。
【0052】
普通サイズ以上の成人向けの別実施例においては、それぞれの足首用副木部材13または14は全長が35cmであり、上下端の中央部の全幅は10cmであり、端部では5cmと細くなる。ヒールあぶみ27は好適には5cmの幅であり、それぞれのパッチ22と24は7cmの長さである。部材13と14の端部に丸みを帯びさせることもできる。さらに、空気袋、ゲル充填タイプ、フォームタイプ等々のごとき別形態のクッションパッドでも構わない。副木具12のおよその厚みは8mmであり、面ファスナーパッチ22と24は2mmである。
【0053】
図12から図14に示す本願発明の足首用副木具100は、患者の内側と外側の踝“B”の両方にそれぞれ隣接するように配置される1つ、または2つの別々に取り付けられたフォームクッションインサート110を含んでおり、副木具100が使用されているときに、足首を快適に保護する。内側踝“B”は図12に示されている。足首用副木具100は前述同様に準備された副木部材111と112の形態である。内側と外側の“踝”とは、それぞれ脛骨及び腓骨の下方突起のことである。
【0054】
図12に示すように、クッションインサート110は内側主要面110Aを有している。これは部材112の保護パッド116と重なり、感圧粘着コーティング剤118を含んでいる。足首に対する副木具112の成型後に、成型された部材112は足首から引き離され、インサート110が患者の踝“B”に隣接するパッド116の領域に置かれる。インサート110の外側主要面110Bに軽く圧力を加えると、感圧粘着コーティング118は活性化され、足首に対して使用状態に部材112が復帰されたときにインサート110を保持する。粘着コーティング118はインサート110の便利な取り外しと、個人に合わせた微調整とを可能にする。交換することも容易である。インサート110の外側主要面110Bは患者の皮膚に接触する。
【0055】
図13と図14に示されているように、インサート110は一般的にU形状であり、基部121に定義された開口中央領域と、対面する一体の延長部122及び123を有している。U形状とは、例えば、V形状も含む。副木具100が使用されているとき、インサート110の基部121は踝“B”の下部に隣接し、延長部は踝“B”の両側に配置される。開口中央領域は踝“B”を収容し、部材111と112による圧力を減少させる。1実施例によれば、クッションインサート110はフレキシブルな1/4インチ厚ポリクッションフォームで、全高3.28インチ、全幅2.65インチで提供される。好適には、1つのクッションインサート110が部材111と112にそれぞれ使用される。
【0056】
図15と図16には伸縮ストラップ140が図示されている。ストラップ140は面140Aと140Bとを有している。面140Bはループ141で覆われ、端タブ145の片側をカバーするフック144と接合する。バックル147は端タブ145とは反対側の端部に固定され、端タブ145をバック147に通すことで閉鎖ループを形成し、ストラップ140をフック144とループ141とに係合させることでストラップ140を固定する。
【0057】
図17、図18及び図19に示すように、2つのストラップ140は好適には部材13と部材14(図1から図11)の保持に利用され、部材111と部材112(図12から図14)を下脚の外側と内側に保持させる。ストラップ140は長い伸縮包帯よりも大きな利点がある。そのような伸縮包帯は大きな怪我や、完全な固定を要するときに好適であろう。図9の伸縮包帯30のごとき包帯は部材13と部材14または部材111と部材112の全長を覆い、足の動きをほぼ規制する。包帯30は適用にしばらく時間がかかる。そのような伸縮包帯は100%以上の伸長率を有するので過剰に締め付ける危険がある。
【0058】
しかし、患者がリハビリを始めると足の動作は重要となる。従来の非伸縮ストラップは下脚の形状に一致させることができない。よって、上側か下側が緩かったり、固かったりする。非伸縮ストラップは副木具をその場に保持するだけであり、患者に対してその他の貢献はない。患者が歩行したり、脚のサイズが変わっても非伸縮スタラップはその変化に対応できない。
【0059】
一方、本願発明の伸縮ストラップ140は25%までの伸縮率を有している。普通は、伸縮ストラップ140は約5%から10%の伸縮性を利用する。従って、伸縮ストラップ140の上下端は互いに独立的に伸長でき、脚の形状及び凹凸と形状一致させることができる。この伸縮性によって、患者の移動の自由度は向上する。患者が歩行すると下脚の筋肉は伸びたり縮んだりする。例えば、図17、図18及び図19に示すように、普通の3ポジションは脹脛の筋肉を緩め(図17)、曲げさせる(図19)。弾性ストラップ140の弾性によって、脹脛の筋肉の膨張でストラップ140は引き延ばされる(図18と図19)。筋肉が緩むと伸縮ストラップ140は縮む。この反復的なポンプ作用で血流が良くなる。このことで治癒が促進されるばかりか、静脈炎の可能性も低減されるであろう。
【0060】
図11、及び図17から図19に示すような脚部の上下に離れた位置での2本の伸縮ストラップ140の使用によって伸縮ストラップ140は個別に調整できる。
【0061】
前述したように、伸縮ストラップ140は脚部の周囲に素早く巻き付けることができ、しかも簡単に取り外したり調整できる。
【0062】
以上、本願発明の足首用副木具を解説した。本願発明の多様な詳細は本願発明のスコープ内で適宜変更できよう。さらに、本願発明の好適実施例は本願発明の説明のみを目的としたものであり、発明の限定を目的としたものではない。よって、本願発明のスコープは「請求の範囲」によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は足首用副木具製品と、副木具の取り出し方法とを図示している。
【図2】図2は本願発明の1実施例による足首用副木具を構成する2体の足首用副木部材の斜視図である。
【図3】図3は図2の足首用副木部材の斜視図であるが、その一部を分解図で示している。
【図4】図4は適用前に水中に浸されている一方の足首用副木部材を図示している。
【図5】図5は足首へ適用されている状態の2体の足首用副木部材を図示している。
【図6】図6は足首に適用された状態の足首用副木具を後方から図示している。
【図7】図7は足首に適用された状態の足首用副木具の側面図である。
【図8】図8は足首の適正な位置に適用された状態の足首用副木具の正面図である。
【図9】図9は治療を目的とした着用のために好適に固定されている状態の足首用副木具の斜視図である。
【図10】図10は靴下の内側に着用されている状態の足首用副木具の斜視図であり、説明のためにその一部が切欠かれている。
【図11】図11は伸縮ストラップで足首に固定されている状態の足首用副木具の斜視図である。
【図12】図12は本願発明の改良実施例による足首用副木具の斜視図であり、保護パッドへのクッションインサートの取り付け状態を示すために一方の副木具部分は外されている。
【図13】図13はクッションインサートの1例を図示している。
【図14】図14は使用中の足首用副木具の側面図であり、破線によってクッションインサートと患者の踝とを図示している。
【図15】図15は本願発明の1実施例による副木具用伸縮ストラップの斜視図である。
【図16】図16は図15に示す伸縮ストラップの反対側の斜視図である。
【図17】図17は歩行時の下脚筋肉の動きに対応した副木具の形状一致性を示す連続図である。
【図18】、図18は歩行時の下脚筋肉の動きに対応した副木具の形状一致性を示す連続図である。
【図19】図19は歩行時の下脚筋肉の動きに対応した副木具の形状一致性を示す連続図である。
Claims (43)
- 足首用副木具製品であって、柔軟時には足首の形状に合わせて個別フィットし、硬化すると剛性支持力を提供する足首副木具を含んでおり、本足首副木製品は、
(a)湿気不透過性材料で形成された外側パウチと、
(b)実質的に乾燥状態で該パウチ内に、使用時までシール状態に収容されている第1フレキシブル足首用副木部材と第2フレキシブル足首用副木部材と、を含んでおり、それぞれの副木部材は、
(i)長形基体と、
(ii)該基体に含浸またはコーティングされた湿気活性樹脂であって、乾燥状態では安定しており、湿気に触れると硬化して剛性支持構造を提供する樹脂と、
(iii)該基体の一面に配置され、使用時に該基体と患者の皮膚との間にクッション作用を提供する長形フレキシブル保護パッドと、
(iv)該基体の他面を覆う長形外側カバーと、
を含んでおり、
(v)前記基体、保護パッド及び外側カバーは接合されて一体化しており、フレキシブルな状態にあるとき下脚部に形状一致成型されるものであり、
(c) 第1副木部材の1端に取り付けられた第1取付手段と、第2副木部材の1端に取り付けられ、該第1取付手段と共同で該第1副木部材と該第2副木部材を足首用副木具とするよう着脱式に取り付け、ヒールあぶみを形成させて該第1副木部材と該第2副木部材を足首の内側及び外側で安定させる第2取付手段とを含んでおり、本副木具製品は、
(d)前記第1副木部材と前記第2副木部材の周囲に延び、緊張状態に固定されて該第1部材と第2部材とを下脚部と足首の形状に即して保持し、制御された圧縮支持力を提供する少なくとも1本の伸縮ストラップをさらに含んでいることを特徴とする足首用副木具製品。 - 伸縮ストラップは、
(a)少なくとも一部に縦方向に伸びる伸縮糸を含んでおり、脚部の輪郭に即して縦方向に伸びる長形ストラップ体と、
(b)該伸縮ストラップを下脚部周囲で固定させる固定手段と、
を含んでいることを特徴とする請求項1記載の足首用副木具製品。 - 伸縮ストラップは、
(a)少なくとも一部に縦方向に伸びる伸縮糸を含んでおり、脚部の輪郭に即して縦方向に伸びる長形ストラップ部材と、
(b)該伸縮ストラップを下脚部周囲で固定させる固定手段と、
を含んでおり、該固定手段は、
(i)前記ストラップ部材の1端に取り付けられたバックルと、
(ii)該ストラップ部材の他端に取り付けられており、該バックルに受領されて該ストラップ部材に固定される端タブと、
を含んでいることを特徴とする請求項1記載の足首用副木具製品。 - ストラップ部材は、
(a)その主要面に提供された面ファスナーの一方の接合面と、
(b)端タブに提供された面ファスナーの他方の接合面と、
を含んでいることを特徴とする請求項3記載の足首用副木具製品。 - ストラップ部材は保護パッド上で重なる第1主要面と、患者の踝に隣接して重なる反対側の第2主要面とを有したクッションインサートであって、使用中に該保護パッドと共同で患者の足首をさらに保護するクッションインサートを含んでいることを特徴とする請求項4記載の足首用副木具製品。
- 本副木具製品は第1伸縮ストラップ部材と第2伸縮ストラップ部材とを含んでおり、該第1ストラップ部材と該第2ストラップ部材は第1副木部材と第2副木部材の周囲を延び、下脚部の上下2箇所で固定され、該第1服木部材と該第2副木部材を下脚部と足首の輪郭に合わせた形状で保持し、制御された圧縮支持力を提供することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の足首用副木具製品。
- ストラップは最大伸縮率が約25%であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の足首用副木具製品。
- 足首用副木具製品であって、柔軟時には足首の形状に合わせて個別フィットし、硬化すると剛性支持力を提供する足首副木具を含んでおり、本足首副木製品は、
(a)湿気不透過性材料で形成された外側パウチと、
(b)実質的に乾燥状態で該パウチ内に、使用時までシール状態に収容されている第1フレキシブル足首用副木部材と第2フレキシブル足首用副木部材と、を含んでおり、それぞれの副木部材は、
(i)長形基体と、
(ii)該基体に含浸またはコーティングされた湿気活性樹脂であって、乾燥状態では安定しており、湿気に触れると硬化して剛性支持構造を提供する樹脂と、
(iii)該基体の一面に配置され、使用時に該基体と患者の皮膚との間にクッション作用を提供する長形フレキシブル保護パッドと、
(iv)該基体の他面を覆う長形外側カバーと、
を含んでおり、
(v)前記基体、保護パッド及び外側カバーは接合されて一体化しており、フレキシブルな状態にあるとき下脚部に形状一致成型されるものであり、
(c) 第1副木部材の1端に取り付けられた第1取付手段と、第2副木部材の1端に取り付けられ、該第1取付手段と共同で該第1副木部材と該第2副木部材を足首用副木具とするよう着脱式に取り付け、ヒールあぶみを形成させて該第1副木部材と該第2副木部材を足首の内側及び外側で安定させる第2取付手段とを含んでおり、本足首用副木具製品は、
(d)前記保護パッドに重なる第1主要面と、患者の踝に隣接する反対側の第2主要面とを有したフレキシブルなクッションインサートをさらに含んでおり、
該クッションインサートは使用中に該保護パッドと共同で患者の足首をさらに保護することを特徴とする足首用副木具製品。 - クッションインサートは開口中央領域を有したU形状であり、患者の踝を収容することを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- クッションインサートの第1主要面に取付手段を有しており、該クッションインサートを足首用副木部材に取り付けることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 取付手段は感圧粘着剤を含んでいることを特徴とする請求項10記載の足首用副木具製品。
- クッションインサートは0.25インチから0.50インチ厚のフォーム体で提供されていることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 第1取付手段と第2取付手段はそれぞれ第1面ファスナー接合面と第2面ファスナー接合面であることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 第1面ファスナー接合面と第2面ファスナー接合面は第1副木部材と第2副木部材の端部にそれぞれ縫合されていることを特徴とする請求項13記載の足首用副木具製品。
- パウチは外側耐久層と、中央アルミフォイル層と、内側熱シールプラスチック層とを有したアルミフォイル積層体で提供されていることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 基体は、ニットされた複数の織布層または不織布層を含んでいることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 保護パッドはフォーム材料を含んでいることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- フォーム材料は開孔型及び閉孔型EVA及びポリウレタンフォームから選択されることを特徴とする請求項17記載の足首用副木具製品。
- 長形外側カバーは合成疎水性布地で提供されていることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 外側カバーの布地は織布、ニット布及び不織布から選択されることを特徴とする請求項19記載の足首用副木具製品。
- 反応性樹脂はポリイソシアネート、ポリオル、触媒及び安定剤のブレンドを含んでいることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 保護パッド、基体及び外側カバーは積層され、周囲を縫製されて一体化されていることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 保護パッドと基体は実質的に等厚であることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 保護パッドは4mmから6mmの厚みであり、基体は4mmから6mmの厚みであることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 第1副木部材と第2副木部材は同一形状であることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 第1副木部材と第2副木部材は同一形状であり、それぞれ基体の長軸に対して対称に提供されていることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 第1副木部材と第2副木部材は同一形状であり、それぞれ基体の長軸に対して対称に提供されており、テーパされた上下端部を有していることを特徴とする請求項8記載の足首用副木具製品。
- 足首用副木部材であって、フレキシブルであるときに足首の形状に個別フィットし、硬化すると剛性となり、
(a)長形基体と、
(b)該基体に含浸またはコーティングされた湿気活性樹脂であって、乾燥状態では安定しており、湿気に触れると硬化して剛性支持構造を提供する樹脂と、
(c)該基体の一面に配置され、使用時に該基体と患者の皮膚との間にクッション作用を提供する長形フレキシブル保護パッドと、
(d)該基体の他面を覆う長形外側カバーと、
を含んでおり、
(e)前記基体、保護パッド及び外側カバーはフレキシブルな状態にあるとき足首の内側または外側に形状一致成型されるものであり、該足首の他方側に形状一致成型された同形副木部材と共に着脱式に足首副木具を提供し、本副木部材は、
(f) 本副木部材の1端に取り付けられ、該他の取付手段と共同で該他の副木部材と本副木部材を足首用副木具とするよう着脱式に取り付け、ヒールあぶみを形成させて該他の副木部材と該本副木部材を足首の内側及び外側で安定させる取付手段とを含んでおり、
(g)前記保護パッドと重なる第1主要面と、患者の踝に隣接する反対側の第2主要面とを有したフレキシブルなクッションインサートをさらに含んでおり、
該クッションインサートは使用中に前記保護パッドと共同で患者の足首をさらに保護することを特徴とする副木部材。 - クッションインサートは開口中央領域を有した略U形状であり、患者の踝を収容することを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- クッションインサートの第1主要面に取付手段を有しており、該クッションインサートを本副木部材に取り付けることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 取付手段は感圧粘着剤であることを特徴とする請求項30記載の副木部材。
- クッションインサートは0.25インチから0.50インチの厚みのフォーム体で提供されていることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 基体は複数のニット布層または織布層を含んでいることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 保護パッドはフォーム材料で提供されていることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- フォーム材料は開孔型または閉孔型EVAまたはポリウレタンであることを特徴とする請求項34記載の副木部材。
- 長形外側カバーは合成疎水性布で提供されていることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 外側カバーの布は織布、ニット布または不織布であることを特徴とする請求項36記載の副木部材。
- 反応性樹脂はポリイソシアネート、ポリオル、触媒及び安定剤のブレンドを含んでいることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 保護パッド、基体及び外側カバーは積層され、周囲を縫製されて一体化されていることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 保護パッドと基体は実質的に等厚であることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 保護パッドは4mmから6mmの厚みであり、基体は4mmから6mmの厚みであることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 本副木部材は基体の長軸に沿って対称であることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
- 本副木部材は基体の長軸に沿って対称であり、テーパされた上下端部を有していることを特徴とする請求項28記載の副木部材。
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