JP7075287B2 - 油焚きバーナおよび多管式貫流ボイラ - Google Patents

油焚きバーナおよび多管式貫流ボイラ Download PDF

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Description

本発明は、油焚きバーナおよびこれを備えた多管式貫流ボイラに関し、特に、ターンダウン比を向上させることができる油焚きバーナおよびこれを備えた多管式貫流ボイラに関する。
従来、温水機や蒸気ボイラなどに利用される燃焼装置として油焚きバーナが知られている。油焚きバーナには、高燃焼用ノズルと低燃焼用ノズルとを含む複数の燃料噴霧ノズルを備えたものがある。このような油焚きバーナでは、燃料を噴霧するノズルを適宜選択して噴霧量を調整することにより、多段階の燃焼を行うことができる(例えば、特許文献1)。
また、燃焼装置の前方に複数の水管で囲まれた燃焼室を設けて、水管内を流れる流体を燃焼装置によって加熱できるように構成した多管式貫流ボイラが知られている(例えば、特許文献2)。多管式貫流ボイラの燃焼装置として、上記の油焚きバーナを用いることができる。
特開2013-167366号公報 特開2015-135218号公報 特開2009-41816号公報
油焚きバーナにおいて、低燃焼時における燃料の噴霧量を低減させながらも燃焼を安定させ、ターンダウン比を向上させることが求められている。ここで、ターンダウン比とは、燃焼装置の定格燃料流量または定格燃焼量と制御可能な最低燃料流量または最低燃焼量との比であり、例えばターンダウン比1:3では、定格燃焼量の1/3が最低燃焼量となる。
温水機や蒸気ボイラにおいて、最低燃焼量以下の低負荷域では、バーナが停止と燃焼とを繰り返すことがある。バーナが停止し、再び着火動作に入る前には、掃気動作が必要になり、発停頻度が増える程、運転効率が低下してしまう。これに対して、ターンダウン比が大きく最低燃焼量が低い場合、バーナを停止させることなく連続運転させることができる。また、負荷範囲が広がるため、バーナが停止することが抑制される。このため、バーナの再着火時に必要となる掃気動作が不要となり、運転効率が向上するので、ランニングコストを削減することができる。
しかしながら、従来の油焚きバーナの構成では、低燃焼用ノズルの噴霧位置などによって低燃焼時の燃焼の安定性の確保が困難になり、ターンダウン比を大きくできない場合があった。また、特に低燃焼時において、噴霧燃料と燃焼空気との混合が十分でないと、着火に問題が生じたり燃焼安定性が低下する場合があった。さらに、上記のような油焚きバーナを多管式貫流ボイラの燃焼装置として用いる場合において、噴霧ノズルと水管との配置関係によって燃焼性能が低下するおそれがあることが本発明者によりわかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の噴霧ノズルを有し高ターンダウン比を実現することができる油焚きバーナおよびこれを用いた多管式貫流ボイラを提供することをその目的とする。
本発明の実施形態による油焚きバーナは、燃料を噴射するための複数の噴霧ノズルであって、2つの低燃焼用ノズルと、中燃焼用ノズルと、高燃焼用ノズルとを含む複数の噴霧ノズルと、前記複数の噴霧ノズルを収容し燃焼空気が流れるように構成された燃焼筒と、前記燃焼筒の内側に設けられた保炎板であって、前記複数の噴霧ノズルの噴霧口を覆わないように設けられた中央開口部および前記中央開口部の外側に設けられた複数のスリットを有する保炎板と、前記燃焼筒の内側において前記複数の噴霧ノズルの手前側で周方向に間隙を開けて配置された複数の旋回羽根であって、前記保炎板に向かう燃焼空気を旋回させるように構成された複数の旋回羽根とを備え、前記2つの低燃焼用ノズルがバーナ中心軸を挟んで対向し、かつ、前記中燃焼用ノズルと前記高燃焼用ノズルとが前記バーナ中心軸を挟んで対向するように設けられている。
ある実施形態において、上記の油焚きバーナは、前記燃焼筒の内側において前記複数の旋回羽根と前記保炎板との間に設けられた整流板をさらに備える。
ある実施形態において、前記整流板の径が、前記保炎板に設けられた前記中央開口部の径の1.4~1.6倍に設定されている。
ある実施形態において、前記バーナ中心軸方向から見たときの前記複数の旋回羽根の羽先円の径と前記保炎板に設けられた前記複数のスリットの先端部が位置する円の径が実質的に同じである。
ある実施形態において、前記保炎板と前記複数の旋回羽根との前記バーナ中心軸方向における距離が、前記複数の旋回羽根の羽先円の径の0.8~0.9倍に設定されている。
ある実施形態において、前記2つの低燃焼用ノズルと、前記中燃焼用ノズルと、前記高燃焼用ノズルとは、前記バーナ中心軸に対して等距離かつ点対称の位置に配置され、前記バーナ中心軸の周りで周方向に等間隔に設けられている。
ある実施形態において、低燃焼は、前記2つの低燃焼用ノズルから同時に燃料を噴霧させることによって行われ、中燃焼は、前記2つの低燃焼用ノズルおよび前記中燃焼用ノズルから同時に燃料を噴霧させることによって行われ、高燃焼は、前記2つの低燃焼用ノズル、前記中燃焼用ノズルおよび前記高燃焼用ノズルから同時に燃料を噴霧させることによって行われ、前記2つの低燃焼用ノズルのそれぞれの噴霧量は定格の10%であり、前記中燃焼用ノズルの噴霧量は定格の30%であり、前記高燃焼用ノズルの噴霧量は定格の50%であり、ターンダウン比が1:5である。
本発明の実施形態による多管式貫流ボイラは、上記のいずれかの油焚きバーナと、前記油焚きバーナの燃焼室を囲むように配置された内側水管列であって、多数の水管を環状に配列し隣接する水管同士を連結して内方に円形の前記燃焼室を形成する内側水管列と、前記内側水管列の外側に配置され、隣接する水管同士を連結して前記内側水管列との間に環状の排ガス通路を形成する外側水管列とを備え、前記内側水管列には、前記燃焼室と前記排ガス通路を連通させる排ガス燃焼室出口が形成されており、前記外側水管列には、バーナ中心軸方向からみたときに前記排ガス燃焼室出口と180°反対側の位置に前記排ガス通路と煙道とを連通させる排ガス本体出口が形成されており、前記バーナ中心軸方向から見たときに、前記排ガス燃焼室出口と前記排ガス本体出口とを結ぶ直線によって規定される排ガス出口方向と、前記油焚きバーナの前記2つの低燃焼ノズルの対向配置方向とが40~50°の角度で交わっている。
ある実施形態において、前記バーナ中心軸方向から見たときに、前記油焚きバーナの前記中燃焼用ノズルと高燃焼用ノズルとの対向配置方向と、前記排ガス出口方向とが40~50°の角度で交わる。
ある実施形態において、前記排ガス出口方向と、前記油焚きバーナの前記2つの低燃焼ノズルの対向配置方向とが略45°の角度で交わる。
本発明の実施形態にかかる油焚きバーナによれば、特に低燃焼時の安定性を向上させてターンダウン比を向上させることができ、本発明の実施形態にかかる多管式貫流ボイラでは燃焼性能を向上させることができる。
本発明の実施形態による油焚きバーナの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態による油焚きバーナの燃焼部を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態による油焚きバーナの燃焼部の構成を拡大して示す図であり、(a)はバーナ中心軸方向から見たときの平面図、(b)は(a)のA-A線に沿った断面図である。 本発明の実施形態による油焚きバーナの燃焼部の近傍を示す模式的な図であり、(a)はバーナ内部の側面図、(b)は平面図である。 本発明の実施形態による油焚きバーナを備えた多管式貫流ボイラを示す模式的な図である。 図5に示す多管式貫流ボイラにおける内側水管列および外側水管列の配置および油焚きバーナの噴霧ノズルの配置を示す平図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態による油焚きバーナ100を示す模式図である。本実施形態の油焚きバーナ100は、高圧の燃料油をノズルから噴射することにより、空気や蒸気などの霧化媒体を用いずに微粒化した燃料油を噴霧する、圧力噴霧式の油焚きバーナ(油圧噴霧式燃焼装置)100である。
図1に示すように、油焚きバーナ100は、複数の燃料噴霧ノズル14を含む燃焼部10と、燃焼部10に燃料を供給するための燃料供給ライン20と、燃焼部10に燃焼空気を供給するための燃焼空気供給ライン30とを備えている。
燃料供給ライン20には、燃料油貯蔵部21に連通するストレーナ22と、ストレーナ22によって清浄化された燃料油を加圧する噴燃ポンプ24と、噴燃ポンプ24の下流側に接続された元遮断用電磁弁26とが設けられている。また、元遮断用電磁弁26の下流側には、低燃焼用、中燃焼用、高燃焼用の3つの分岐したサブ供給ライン28a、28b、28cが接続されており、各サブ供給ラインには電磁弁29a、29b、29cがそれぞれ設けられている。
燃焼空気供給ライン30には、送風機31と、送風機31に接続された空気配管と、燃焼空気の風量を調整するためのエアダンパ39とが設けられている。
燃焼部10は、燃焼筒12の内側に、2つの低燃焼用ノズル14aと、1つの中燃焼用ノズル14bと、1つの高燃焼用ノズル14cとが配置された構成を有している。これらの噴霧ノズル14は、リターンフロー式のノズルではなく、流量調整機構を備えないオンオフ制御ノズル(全量式ノズルまたはノンリターン型ノズル)である。噴霧ノズル14は、燃料を円錐状に噴霧させることができ、その噴霧角は例えば30°~60°(本実施形態では45°)に設定されている。
2つの低燃焼用ノズル14aには、低燃焼用のサブ供給ライン28aから分岐された供給ラインによって燃料油が供給される。また、中燃焼用ノズル14bには中燃焼用のサブ供給ライン28bにより、高燃焼用ノズル14cには高燃焼用のサブ供給ライン28cにより、それぞれ燃料油が供給される。また、燃焼筒12の内側には、燃焼空気供給ライン30において風量が調整された燃焼空気が供給される。
燃焼部10では、加圧された燃料油を噴霧ノズル14から噴霧させ、これを燃焼空気供給ライン30から供給された燃焼空気と混合して、この混合気体に着火することによって燃焼を行う。燃料の噴霧量は、図示しない制御装置によって電磁弁29a、29b、29cの開閉を制御することによって調整され、燃焼空気の供給量は制御装置によってエアダンパ39の開度を制御することによって燃料噴霧量に適合するように調整される。このように構成された油圧噴霧式の油焚きバーナ100において、噴霧量の多寡にかかわらず、燃料油供給圧は概ね一定の圧力に維持されており、その圧力は例えば0.5~2.0MPaである。
本実施形態の油焚きバーナ100は、燃焼停止、低燃焼、中燃焼、高燃焼の4段階(4位置)の燃焼を行うことができる。低燃焼は、2つの低燃焼用ノズル14aから同時に燃料を噴霧させるとともに、中燃焼用ノズル14bおよび高燃焼用ノズル14cからは燃料を噴霧させない(すなわち、元遮断用電磁弁26と電磁弁29aのみを開放する)ことによって実行することができる。中燃焼は、2つの低燃焼用ノズル14aおよび中燃焼用ノズル14bから同時に燃料を噴霧させ、高燃焼用ノズル14cからは燃料を噴霧させない(すなわち、元遮断用電磁弁26と、電磁弁29aおよび電磁弁29とを開放する)ことによって実行することができる。高燃焼は、4つ全ての噴霧ノズル14(2つの低燃焼ノズル14a、中燃焼用ノズル14bおよび高燃焼用ノズル14c)から同時に燃料を噴霧させる(すなわち、元遮断用電磁弁26と、全ての電磁弁29a、29b、29cとを開放する)ことによって実行することができる。
図2、図3(a)および図3(b)は、油焚きバーナ100の燃焼部10の具体的な構成を示す図である。図2は燃焼部10の例示的な構成を示す模式的な断面図であり、図3(a)は4つの噴霧ノズル14の配置を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のA-A線に沿った断面図である。
図2に示すように、燃焼部10には、燃焼空気供給ライン30に連通するウインドボックス32や、ウインドボックス32に設けられたのぞき窓33、火炎監視器34などが設けられている。ウインドボックス32の内側には整流管35が設けられ、整流管35の内側にはブラスト管(ドラフトチューブなどとも呼ばれる)36が設けられている。
本実施形態において、ブラスト管36の先端にはフレームファンネル37が接続されている。なお、本明細書では、ブラスト管36およびフレームファンネル37を燃焼筒12(図1など)と称することがあり、噴霧ノズル14の外側を囲むように配置された筒体を広く燃焼筒12と呼ぶこととする。
ウインドボックス32に供給された燃焼空気は、図において白矢印で示すように、整流管35およびブラスト管36を通過して、整流されてフレームファンネル37に向けて供給される。フレームファンネル37は、先端方向に向かって内径が拡大する形状を有していてもよい。また、フレームファンネル37の出口には、リング状の絞り部材37A(図4(a)参照)が設けられていてもよい。
ブラスト管36とフレームファンネル37とによって構成される燃焼筒12の内側には、4つの噴霧ノズル14が収容されている。なお、図2には簡単のために1つの噴霧ノズル14のみを示しているが、実際には図1、図3(a)に示すように、4つの噴霧ノズル14が設けられている。なお、噴霧ノズル14に接続された燃料供給管15は、バーナ中心軸10xと平行に延びるように設けられており、芯出し棒15aによって支持されている。燃料供給管15は、燃料供給ライン20(図1参照)に接続されており、黒矢印で示すように、その内部を高圧の燃料油が流れるように構成されている。
本実施形態の油焚きバーナ100は、図3(a)に示すように、燃焼部10において、2つの低燃焼用ノズル14aと、中燃焼用ノズル14bと、高燃焼用ノズル14cとをバーナ中心軸10x(燃焼筒12の中心軸)の周囲に備えている。また、低燃焼用ノズル14aの一方の近傍には、着火のための点火棒18の先端部分が位置している。
これら4つの噴霧ノズル14は、燃焼筒12によって包囲されている。また、燃焼筒12の内側において、噴霧ノズル14の前方には、噴霧ノズル14に対応する位置に中央開口部16aが設けられた保炎板16が設けられており、噴霧ノズル14からは、中央開口部16aを介して燃料が前方に噴霧される。中央開口部16aは、典型的には円形の平面形状を有しているが、これに限られず多角形の平面形状を有していてもよい。
保炎板16には、また、放射状に設けられた複数のスリット16b、ここでは8本のスリット16bおよびスリットカバー16cが設けられている。複数のスリット16bは、中央開口部16aから外側に延びるように設けられ、スリットカバー16cは各スリット16bの片側のエッジを開放させるように設けられている。この構成において、燃焼空気(一次空気)は、中央開口部16aおよび各スリット16bを通って、保炎板16の前方で旋回流をなすように供給され得る。これによって、噴霧ノズル14から噴霧された燃料が燃焼空気によって撹拌され、噴霧燃料と燃焼空気とが均一に混合しやすくなっている。
燃焼空気を旋回させるために設けられたスリット16bの数は、例えば4本~12本であってよい。また、スリット16bは、典型的には中央開口部16aから外側に向かって延びるように中央開口部16aとつながった態様で形成されるが、中央開口部16aと分離して設けられていてもよい。
また、燃焼筒12と保炎板16との間の空隙からは二次空気が供給されるとともに、油焚きバーナ100では、図4(a)に示すように、一次空気をより効果的に旋回させるための複数の旋回羽根17が保炎板16の背面側に設けられている。旋回羽根17の詳細については後述する。
再び図3(a)および(b)を参照して噴霧ノズル14の構成を説明する。本実施形態では、2つの低燃焼用ノズル14aは、バーナ中心軸10xを挟んで対向するように設けられている。同様に、中燃焼用ノズル14bおよび高燃焼用ノズル14cはバーナ中心軸10xを挟んで対向するように設けられている。より具体的には、上記4つの噴霧ノズル14は、バーナ中心軸10xに対して等距離かつ点対称の位置に配置されており、バーナ中心軸10xの周りで、周方向に等間隔に(すなわち、90°づつ回転した位置に)設けられている。
本実施形態では、2つの低燃焼用ノズル14aの噴霧量(ノズル口径など)は、同等になるように設計されている。一方で、中燃焼用ノズル14bの噴霧量は、低燃焼用ノズル14aの噴霧量よりも大きくなるように設計されている。同様に、高燃焼用ノズル14cの噴霧量も、低燃焼用ノズル14aの噴霧量よりも大きくなるように設計されている。高燃焼用ノズル14cの噴霧量はまた、中燃焼用ノズル14bの噴霧量よりも大きく設定されていてもよい。
より具体的な例を挙げると、2つの低燃焼用ノズル14aのそれぞれの噴霧量は例えば定格の約10.0%に設定され、中燃焼用ノズル14bの噴霧量は例えば定格の約30.0%に設定され、高燃焼用ノズル14cの噴霧量は例えば定格の約50.0%に設定される。この例において、最低燃焼量は、定格燃焼量の20%となり、ターンダウン比は1:5となる(下記の実施例No.1)。
下記の表1に、種々の実施例No.1~No.6における、2つの低燃焼用ノズル14a、中燃焼用ノズル14b、高燃焼用ノズル14cの噴霧量と、実現されるターンダウン比とを示す。表1において、噴霧量は、最大(定格)噴霧量に対する割合(%)で示されており、全てのノズル14a、14b、14cから燃料を噴霧させたときに100%の最大噴霧量となる。
Figure 0007075287000001
表1に示すように、2つの低燃焼用ノズル14aの噴霧量は例えば10%~15%に設定され、中燃焼用ノズル14bの噴霧量は例えば20%~40%に設定され、高燃焼用ノズル14cの噴霧量は例えば40%~50%に設定される。ただし、各ノズルの噴霧量はこれらに限られるものではない。
以上に説明したように、本実施形態の油焚きバーナ100では、2つの低燃焼用ノズル14aをバーナ中心軸10xに対して対向配置させて2つのノズルから燃料を同時に噴霧させるようにしているので、1つのノズルを用いる場合と比較して、燃料噴霧量が低いときにも燃焼の安定性を確保することができる。また、低燃焼においても、高圧の燃料油を2つの低燃焼用ノズル14aから噴霧させることができ、燃料の微粒化が適切に行われるので、燃焼を安定して行うことができる。したがって、上記のような高ターンダウン比を実現することができる。本実施形態の油焚きバーナによれば、1:5以上(最低燃焼量が定格燃焼量の1/5以下)のターンダウン比を実現することが可能である。
また、図4(a)に示すように、本実施形態による油焚きバーナ100の燃焼部10は、燃焼筒12の内側において、燃焼空気を旋回させるための複数の旋回羽根17を備えている。なお、特許文献3(特開2009-41816号公報)には、旋回翼を備えた圧力噴霧バーナを開示されている。
本実施形態の油焚きバーナ100において、旋回羽根17は、4つの噴霧ノズル14の手前側、より具体的には、4つの噴霧ノズル14の根本近傍において燃料供給管15の周囲を囲むようにして保炎板16の背面側(上流側)に設けられている。なお、図示する態様では、6つの旋回羽根17が60°間隔で周方向に間隙を開けて配置されているが、これに限られず、旋回羽根17の枚数は、例えば4~12枚であってよい。また、各旋回羽根17の羽根面の角度は、バーナ中心軸方向に対して例えば30~60°(好適には、40°~50°)傾くように設けられていてよい。各旋回羽根17は、空気の旋回を適切に行える限り、任意の形状を有していてよい。
ここで、図4(a)および(b)からわかるように、バーナ中心軸方向から見たときの複数の旋回羽根17の羽先円の径Dsと、保炎板16に設けられた複数のスリット16bの先端部が位置する円C1の径Dbは実質的に同じ(誤差10%以内)であるように設定されている。これによって、旋回羽根17を通過し、さらに、保炎板16のスリット16bを通過して噴霧ノズル14の前方に流れる燃焼空気を、効果的に旋回させることができる。
一方で、燃焼筒12の内側で旋回羽根17および保炎板16の外側を通って流れる燃焼空気(二次空気)は、旋回羽根17による旋回の影響を受けにくい。このため、一次空気とは異なり、二次空気は、燃焼筒12の壁面に沿ってノズル前方の燃焼室へとスムーズに供給される。
このように、本実施形態では、旋回羽根17によって予め保炎板16の手前で一次空気を旋回させておくことによって噴霧ノズル14から噴霧される燃料との混合をより均一に行うことが可能になり、また同時に、二次空気を直流的にスムーズに供給することができる。このため、着火の安定性や保炎性が良好な安定した燃焼を行うことが可能である。また、燃料と一次空気との均一混合が促進されるので、着火時の発煙を抑制し、また、不完全燃焼を抑制してNOx発生量やCO発生量を低減することができる。
また、図4(a)に示すように、本実施形態による油焚きバーナ100の燃焼部10は、燃焼筒12の内側においてバーナ中心軸の周囲に配置された整流板19を備えている。整流板19は、旋回羽根17と保炎板16との間に位置している。整流板19は、例えば、多数の孔が設けられた板部材であってもよいし、格子状あるいはハニカム構造状の整流板であってもよい。整流板19は、そこを通過する燃焼空気を整流し得るものである限り、任意の形状を有していてよい。このような整流板19を用いれば、旋回羽根17によって形成された旋回流の乱れが抑制され、特に、保炎板16の中央開口部16aを通過する燃焼空気を整流することができるので、保炎板16の前方において噴霧燃料と一次空気との混合をさらに均一に行い得る。
また、本実施形態では、図4(a)および(b)に示すように、整流板19の径Dhが、保炎板16に設けられた中央開口部16aの径Daの1.4~1.6倍に設定されている。整流板19の形状は円形であるが、上記のような径に設定することによって、着火時の発煙、吹き消を効果的に抑え、着火安定性がより向上するという効果が得られる。さらに、本実施形態では、保炎板16と旋回羽根17とのバーナ中心軸方向における距離Hsが、複数の旋回羽根17の羽先円の径Dsの0.8~0.9倍に設定されている。このことによって、低燃焼時における燃料と空気との混合をさらに向上させることができるという効果が得られる。
以上のように、本実施形態の油焚きバーナ100によれば、対向配置させた2つの低燃焼ノズルを用いて低燃焼時にも燃料を安定噴霧できるとともに、噴霧燃料と混合される一次空気の旋回性および整流性を向上させているので、着火性、保炎性が向上した安定燃焼を行うことができる。これにより、1:5以上の高ターンダウン比を実現することができる。
以下、上記の4つの噴霧ノズル14を備えた油焚きバーナ100を用いて構成された本実施形態の多管式貫流ボイラ200を説明する。
図5は、多管式貫流ボイラ200の構成を示す図である。多管式貫流ボイラ200は、図1等に示した油焚きバーナ100の燃焼部10の前方の燃焼空間を囲むようにして、内方に円形の燃焼室41を形成する内側水管列40と、内側水管列40の外側に間隙を開けて同心状に設けられた外側水管列42とを有している。内側水管列40と外側水管列42との間には、燃焼室41からの排ガスを流すための排ガス通路43が形成されている。
図6に示すように、内側水管列40は、多数の水管40aを環状に配列し、一部を除いて、隣接する水管40a同士を帯板状のフィン部材40bにより密閉状に連結することによって構成されている。また、外側水管列42は、多数の水管42aを内側水管列40の外方位置に環状に配列し、一部を除いて、隣接する水管42a同士を帯板状のフィン部材42bにより密閉状に連結することによって構成されている。なお、図6には、燃焼室41の中央部に設けられた2つの低燃焼用ノズル14a、中燃焼用ノズル14b、高燃焼用ノズル14bの配置も示されている。
再び図5を参照して、内側水管列40および外側水管列42を構成する各水管40a、42aの上端部及び下端部には、環状の上部ヘッダー44及び下部ヘッダー45がそれぞれ接続されている。上部ヘッダー44及び下部ヘッダー45は、断面形状が矩形の中空構造の環状に形成されており、両ヘッダー44、45には、各水管40a、42aの上端部及び下端部がそれぞれ連通状に接続されている。
上部ヘッダー44、各水管列40、42、および下部ヘッダー45の内部を流れる水は、燃焼室41からの熱や、燃焼室41から排気される高温の排ガスからの熱によって加熱される。本実施形態では、燃焼部10は、例えば垂直方向に延びるように配置された内側水管列40および外側水管列42の上方に配置され、下方に形成された燃焼室41の内部で燃焼を行うように構成されている。なお、図示していないが、上部ヘッダー44には、蒸気管及び気水分離器等が接続されていてよく、下部ヘッダー45には、気水分離器からの戻り管、給水管及び給水ポンプ等が接続されていてよい。
このように構成された多管式貫流ボイラ200において、図6に示すように、燃焼室41からの排ガスGは、内側水管列40の切れ目である排ガス燃焼室出口47を通り、内側水管列40と外側水管列42との間に形成された環状の排ガス通路43を通り、その後、外側水管列42の切れ目である排ガス本体出口48を通って煙道49へと流れる。なお、内側水管列40において、排ガス燃焼室出口47は、水管40aの略全長に亘って形成されており、外側水管列42において、排ガス本体出口48は、水管42aの略全長に亘って形成されている。
より具体的には、バーナ燃焼部10の燃焼により燃焼室41内で発生した排ガスGは、内側水管列40に形成した排ガス燃焼室出口47から環状の排ガス通路43に流入し、ここで二方向に分かれて排ガス通路43内を円周方向に略半周し、その間に排ガスGの保有熱を対流伝熱(接触伝熱)により内側水管列40及び外側水管列42の各水管40a、42aに熱を与えて排ガスG温度を低下させた後、二方向に分かれていた排ガスGが排ガス本体出口48で合流し、ここから煙道49へ排出されるようになっている。このようなタイプの多管式貫流ボイラは、ωフロータイプと呼ばれることがある。
本実施形態において、上記の内側水管列40に設けられた排ガス燃焼室出口47と、外側水管列42に設けられた排ガス本体出口48とは、バーナ中心軸方向から見たときに、180°反対側の位置に設けられている。そして、バーナ中心軸方向から見たときに、排ガス燃焼室出口47と排ガス本体出口48とを結ぶ直線によって規定される排ガス出口方向D1と、油焚きバーナ100の2つの低燃焼用ノズル14aの対向配置方向D2とが40~50°の角度θ1、より具体的には略45°で交わるように配置されている。同様に、上記の排ガス出口方向D1と、中燃焼用ノズル14bと高燃焼用ノズル14cとの対向配置方向D3(ここでは、低燃焼ノズル14aの対向配置方向D2に直交する方向)とが40~50°の角度θ2、より具体的には略45°で交わるように配置されている。
以上の構成において、噴霧ノズル14(より具体的には、一方の低燃焼用ノズル14aと中燃焼用ノズル14b)と排ガス燃焼室出口47との距離を比較的大きくでき、ショートパスを防止して、良好な燃焼を行うことができることがわかった。
なお、図6に示すように、内側水管列40及び外側水管列42の各々において、排ガス燃焼室出口47に近い側の隣接水管40a、42aをより近接して連結するとともに、排ガス本体出口48に近い側の隣接水管40a、42aをより離して連結してもよい。また、排ガス燃焼室出口47に近い側のフィン部材42bの厚さを、排ガス本体出口48に近い側のフィン部材42bの厚さよりも大きくしてもよい。このように構成すれば、より高温である排ガスGの近傍でより多くの水に熱を伝えることができるので、伝熱効率を向上させてエネルギー利用効率を向上させ得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、種々の改変が可能である。例えば、上記には4つの噴霧ノズルを設ける構成を説明したが、5つ以上の噴霧ノズルが設けられていてもよく、この場合にも、2つ(あるいは4つ以上の偶数個)の低燃焼用ノズルが、バーナ中心軸を挟んで対向して配置することが好ましい。また、上記の内側水管列40および外側水管列42は、特許文献2に記載のように、少なくとも一部の領域において、水管40a、42aを円周方向に沿って千鳥配列状に設けて、排ガス通路43を流れる排ガスGの乱流を増加させ、排ガス保有熱の熱吸収を増大させるように構成されていてもよい。
本発明の実施形態による油焚きバーナは、各種の蒸気ボイラや温水機などに用いられる燃焼装置として好適に利用され、例えば多管式貫流ボイラの燃焼装置として好適に利用される。
10 燃焼部
12 燃焼筒
14 噴霧ノズル
14a 低燃焼用ノズル
14b 中燃焼用ノズル
14c 高燃焼用ノズル
15 燃料供給管
16 保炎板
16a 中央開口部
16b スリット
17 旋回羽根
18 点火棒
19 整流版
20 燃料供給ライン
21 燃料油貯蔵部
22 ストレーナ
24 噴燃ポンプ
26 元遮断用電磁弁
28a、28b、28c サブ供給ライン
29a、29b、29c 電磁弁
30 燃焼空気供給ライン
31 送風機
32 ウィンドボックス
35 整流管
36 ブラスト管 (燃焼筒12)
37 フレームファンネル (燃焼筒12)
39 エアダンパ
40 内側水管列
41 燃焼室
42 外側水管列
44 上部ヘッダ
45 下部ヘッダ
47 排ガス燃焼室出口
48 排ガス本体出口
49 煙道
100 油焚きバーナ
200 多管式貫流ボイラ

Claims (10)

  1. 燃料を噴射するための複数の噴霧ノズルであって、2つの低燃焼用ノズルと、中燃焼用ノズルと、高燃焼用ノズルとを含む複数の噴霧ノズルと、
    前記複数の噴霧ノズルを収容し燃焼空気が流れるように構成された燃焼筒と、
    前記燃焼筒の内側に設けられた保炎板であって、前記複数の噴霧ノズルの噴霧口を覆わないように設けられた中央開口部および前記中央開口部の外側に設けられた複数のスリットを有する保炎板と、
    前記燃焼筒の内側において前記複数の噴霧ノズルの手前側で周方向に間隙を開けて配置された複数の旋回羽根であって、前記保炎板に向かう燃焼空気を旋回させるように構成された複数の旋回羽根と
    前記燃焼筒の内側において前記複数の旋回羽根と前記保炎板との間に設けられた整流板と
    を備え、
    前記2つの低燃焼用ノズルがバーナ中心軸を挟んで対向し、かつ、前記中燃焼用ノズルと前記高燃焼用ノズルとが前記バーナ中心軸を挟んで対向するように設けられている、油焚きバーナ。
  2. 前記整流板の径が、前記保炎板に設けられた前記中央開口部の径の1.4~1.6倍に設定されている、請求項1に記載の油焚きバーナ。
  3. 前記バーナ中心軸方向から見たときの前記複数の旋回羽根の羽先円の径と前記保炎板に設けられた前記複数のスリットの先端部が位置する円の径が実質的に同じである、請求項1または2に記載の油焚きバーナ。
  4. 前記保炎板と前記複数の旋回羽根との前記バーナ中心軸方向における距離が、前記複数の旋回羽根の羽先円の径の0.8~0.9倍に設定されている、請求項1から3のいずれかに記載の油焚きバーナ。
  5. 前記2つの低燃焼用ノズルと、前記中燃焼用ノズルと、前記高燃焼用ノズルとは、前記バーナ中心軸に対して等距離かつ点対称の位置に配置され、前記バーナ中心軸の周りで周方向に等間隔に設けられている、請求項1から4のいずれかに記載の油焚きバーナ。
  6. 低燃焼は、前記2つの低燃焼用ノズルから同時に燃料を噴霧させることによって行われ、中燃焼は、前記2つの低燃焼用ノズルおよび前記中燃焼用ノズルから同時に燃料を噴霧させることによって行われ、高燃焼は、前記2つの低燃焼用ノズル、前記中燃焼用ノズルおよび前記高燃焼用ノズルから同時に燃料を噴霧させることによって行われ、
    前記2つの低燃焼用ノズルのそれぞれの噴霧量は定格の10%であり、前記中燃焼用ノズルの噴霧量は定格の30%であり、前記高燃焼用ノズルの噴霧量は定格の50%であり、ターンダウン比が1:5である、請求項1から5のいずれかに記載の油焚きバーナ。
  7. 燃料を噴射するための複数の噴霧ノズルであって、2つの低燃焼用ノズルと、中燃焼用ノズルと、高燃焼用ノズルとを含む複数の噴霧ノズルと、前記複数の噴霧ノズルを収容し燃焼空気が流れるように構成された燃焼筒と、前記燃焼筒の内側に設けられた保炎板であって、前記複数の噴霧ノズルの噴霧口を覆わないように設けられた中央開口部および前記中央開口部の外側に設けられた複数のスリットを有する保炎板と、前記燃焼筒の内側において前記複数の噴霧ノズルの手前側で周方向に間隙を開けて配置された複数の旋回羽根であって、前記保炎板に向かう燃焼空気を旋回させるように構成された複数の旋回羽根とを備え、前記2つの低燃焼用ノズルがバーナ中心軸を挟んで対向し、かつ、前記中燃焼用ノズルと前記高燃焼用ノズルとが前記バーナ中心軸を挟んで対向するように設けられている油焚きバーナと、
    前記油焚きバーナの燃焼室を囲むように配置された内側水管列であって、多数の水管を環状に配列し隣接する水管同士を連結して内方に円形の前記燃焼室を形成する内側水管列と、
    前記内側水管列の外側に配置され、隣接する水管同士を連結して前記内側水管列との間に環状の排ガス通路を形成する外側水管列と、
    を備え、
    前記内側水管列には、前記燃焼室と前記排ガス通路を連通させる排ガス燃焼室出口が形成されており、前記外側水管列には、バーナ中心軸方向からみたときに前記排ガス燃焼室出口と180°反対側の位置に、前記排ガス通路と煙道とを連通させる排ガス本体出口が形成されており、
    前記バーナ中心軸方向から見たときに、前記排ガス燃焼室出口と前記排ガス本体出口とを結ぶ直線によって規定される排ガス出口方向と、前記油焚きバーナの前記2つの低燃焼ノズルの対向配置方向とが40~50°の角度で交わる、多管式貫流ボイラ。
  8. 前記バーナ中心軸方向から見たときに、前記油焚きバーナの前記中燃焼用ノズルと高燃焼用ノズルとの対向配置方向と、前記排ガス出口方向とが40~50°の角度で交わる、請求項7に記載の多管式貫流ボイラ。
  9. 前記排ガス出口方向と、前記油焚きバーナの前記2つの低燃焼ノズルの対向配置方向とが略45°の角度で交わる、請求項7または8に記載の多管式貫流ボイラ。
  10. 前記油焚きバーナが、前記燃焼筒の内側において前記複数の旋回羽根と前記保炎板との間に設けられた整流板をさらに備える、請求項7から9のいずれかに記載の多管式貫流ボイラ。


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