JP7075264B2 - 継手カバー及び継手構造 - Google Patents
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Description
継手が、床面上や壁面上等に露出していることで、床や壁等が形成された後に設置した水廻り設備の給水用部材(例えば給水ホース等)を、継手に接続・連通させることができ、この継手を介して、給水用部材を、床下や壁内等に配置されている配水管に接続・連通させることができる。これにより、配水管から継手を介して水廻り設備に水を供給することができる。
このため、意匠性を考慮して、フランジ部分に、フランジ部分を覆うカバーを取り付ける配管継手(特許文献1参照)が提案されている。
このような状況において、より意匠性を向上させようとすると、露出部分を無くしてフランジ部分を含む継手の殆どを覆うカバーを取り付けることが考えられるが、その場合、フランジ部分を覆うカバーに加え、このカバーとは別部品の、フランジ部分以外を覆うカバーを用意する必要がある。フランジ部分及びフランジ部分以外を覆うために複数のカバー部品を取り付ける場合、カバー部品の点数増加に加えて取付作業における工数増加を招くことが避けられなかった。
この発明の継手カバーでは、前記貫通孔は、前記管状部の軸方向に沿う開口径が、前記管路連結部の外径及び前記フランジ部の底面からの高さを合わせた長さ以上である、ことが好ましい。この構成によれば、管状部の内部に管路連結部及び突出管路部を収納した際、管路連結部を貫通孔に位置させることができる。
上記目的を達成するため、この発明に係る継手構造は、面上に突出し、前記面に固定されるフランジ部を備えた突出管路部と、前記突出管路部の側面に突設されて前記突出管路部に連通する管路連結部とを有する継手に、この発明に係る継手カバーが装着され、前記継手カバーにより前記継手の殆どが覆われた状態に、前記継手と前記継手カバーが組み合わされていることを特徴とする。この発明に係る継手構造によれば、少ない部品点数で取付作業における工数増加を招かず、継手の殆どを覆うことができる継手カバーにより継手の殆どが覆われた状態に、継手と継手カバーが組み合わされている継手構造を形成することができる。
図1に示すように、本実施形態の継手カバー10は、例えばトイレユニット(図示しない)が設置された床面(面)Fに配置された継手11に、継手11の殆どが覆われた状態に装着されて、継手11と組み合わされている。
図2に示すように、本実施形態の継手カバー10が装着される継手11は、本実施形態において、スピンドル(図示しない)を内蔵するトイレ止水栓として機能し、トイレユニットの水を溜める貯水タンク(図示しない)に接続・連通された継手11のスピンドルを操作することにより、貯水タンクに給水し或いは貯水タンクへの給水を停止することができる。
本実施形態において、継手カバー10が装着されている継手11は、床面Fに配置されているが、これに限るものではなく、例えば壁面(面)に配置されて壁面上(面上)に突出管路部13を突出させていても良く、また、継手11を介して配水管から給水される対象も、トイレユニットに限るものではなく、例えば洗面やキッチン等の水廻り設備でも良い。
本実施形態の管状部15は、平面視(上面視)で、長軸と短軸を有する形状に形成されている。本実施形態において、管状部15は、例えば、略円形開口からなる貫通孔15a側が平面からなり、貫通孔15a側の反対側面が、貫通孔15a側の平面に連続して反対側面に凸の凸曲面からなる、平面視(上面視)で、貫通孔15aの中心線方向を長軸とする、長軸方向の一方側が直線で落とされた略楕円形状を有している(図3,4参照)。なお、平面視(上面視)で、長軸と短軸を有する形状は、長径と短径を有する楕円形状や略楕円形状等の各種曲面形状と共に、長辺と短辺を有する長方形状及び略長方形状も含むものとする。
本実施形態において、管状部15の上端開口15bは、管状部15の内部空間側に内部開口端15cを位置させており、管状部15に突出管路部13が内包された際、突出管路部13の軸方向上端は、収納された最後に内部開口端15cに当接する。なお、突出管路部13の内包時、軸方向上端が内部開口端15cに当接しなくても良い。この内部開口端15cを取り囲むように、管状部15の内部空間の上端面に、内部開口端15cに当接した突出管路部13の上端部を外側から挟み込み固定状態にする、円環状のリブ15dが、内部空間側に突出して設けられている。
本実施形態において、この管状部15の内面高さh1(図5参照)が、継手11の突出管路部13の管路長さh2(図2参照)以上に形成されており、台座部16の底面に沿う内面長さa1(図5参照)が、継手11の管路連結部14における管路連結部14及び突出管路部13のフランジ部12の底面に沿う外面長さa2(図2参照)以上に形成されている。この外面長さa2とは、継手11の平面視(上面視)における、管路連結部14及び突出管路部13の全体の長さ(長手方向長さ)である。
これにより、本実施形態の管状部15は、継手11の突出管路部13と管路連結部14を管状部15の内部に収納した際、突出管路部13の上端を管状部15の内面上端に当接させた状態を含む、内面上端近傍に位置させた状態で、管路連結部14が貫通孔15a内に位置することになる。
本実施形態の継手カバー10は、平面視(上面視)で、管状部15の長軸の中心が、台座部16の中心から管状部15の長軸方向にずれて(オフセットして)位置しているが、台座部16の底面に沿う内面長さa1(図5参照)、管路連結部14及び突出管路部13のフランジ部12の底面に沿う外面長さa2(図2参照)との関係から、継手カバー10が最もコンパクトになるように設計されている。
即ち、管状部15のオフセット量は、台座部16の凹部16aの内壁面直径である凹部内径をa4(図5参照)として、台座部16の内面長さa1の中心位置と凹部内径a4の中心位置との差に相当する(図5参照)。本実施形態では、管路連結部14の、突出管路部13からの突出長さをa5(図2参照)として、この突出長さa5を継手カバー10の外周面から露出させたい分だけ、オフセットさせており、少なくとも、突出長さa5の内の螺着部(ねじ切り部分)14aが全て露出するように、オフセットさせている(図1参照)。
また、管状部15の内面長さa1(図5参照)は、管路連結部14及び突出管路部13の外面長さa2(図2参照)以上に形成されているが、内面長さa1と外面長さa2が、管路連結部14及び突出管路部13を収納可能な略同一(少し大きめも含む)の長さに形成されている場合、管状部15、即ち、継手カバー10を最もコンパクトに形成することができる。この場合、トイレ等の狭いところでも、邪魔にならずに設置することができ、継手カバー10の収まりを良くすることができる。
また、貫通孔15aは、管状部15の軸方向に沿う開口径が、管路連結部14の外径a3(図2参照)及びフランジ部12の底面からの高さh3(図2参照)を合わせた長さ以上に形成されているが、管状部15の軸方向に沿う開口径が、外径a3及び高さh3を合わせた長さと略同一(少し大きめも含む)の長さに形成されている場合、管状部15、即ち、継手カバー10を最もコンパクトに形成することができる。
また、台座部16が有する凹部16aは、フランジ部12全体を収納することができる、大きさが略同一或いはそれ以上に形成されているが、凹部16aがフランジ部12の大きさと略同一(少し大きめも含む)に形成されている場合、台座部16、即ち、継手カバー10を最もコンパクトに形成することができる。
また、管状部15の円環状のリブ15dが、突出管路部13の上端部の大きさと略同一(少し大きめも含む)に形成されている場合、管状部15、即ち、継手カバー10を最もコンパクトに形成することができる。
図6A~6Cに示すように、先ず、本実施形態の継手カバー10を、貫通孔15aが管路連結部14側に向くように位置合わせして、床面F上(面上)に突出する突出管路部13の上から継手11に被せる(図6A、矢印参照)。これにより、管状部15の内部に突出管路部13と管路連結部14を入り込ませて、台座部16をフランジ部12の上面に当接させた状態になり、管状部15の内部に、管路連結部14の突出端を貫通孔15aに位置させて、突出管路部13と管路連結部14の全体をそのまま収納して内包することができる(図6B参照)。このとき、突出管路部13は、管状部15の内部の、貫通孔15a側の反対側面である凸曲面側に位置しており、操作部13aは、上端開口15bからずれている(図6B参照)。
管状部15の内部の凸曲面側に位置する突出管路部13は、継手カバー10が最もコンパクトに形成されていることで、継手11の、管路連結部14とは反対側の突出管路部13の外周面(凸曲面)側が、管状部15の内周面(凸曲面)に沿うように接触した状態になる。この接触した状態は、管状部15が、平面視(上面視)で、貫通孔15aの中心線方向を長軸とする略楕円形状を有している(図3,4参照)ことにより可能になる。
継手11に継手カバー10が装着された後、略全体を貫通孔15aから突出させた、管路連結部14の螺着部14aに、給水ホース(図示しない)を、例えばナットを用いて螺着させることにより、継手カバー10が装着された継手11を介して、床下に配置されている配管(図示しない)とトイレユニットの貯水タンク(図示しない)が接続・連通される。
よって、本実施形態の継手カバー10は、従来の、フランジ部分を覆うカバーに加え、フランジ部分以外を覆うカバーを用意する場合のように、2部品になって部材費が高くなり継ぎ目が見えて意匠上好ましくなく、装着が面倒になるということがなく、少ない部品点数で取付作業における工数増加を招かず、継手11の殆どを覆うことができる。
なお、本実施形態の継手11にかかわらず、種々の形状や大きさからなる汎用の継手においても、その継手の管路長さh2、外部長さa2、底面からの高さh3等に対応して、管状部15の内面高さh1、台座部16の底面に沿う内面長さa1、貫通孔15aの管状部15の内面上端から開口上端までの長さ等を調整すれば、対応する継手カバー10を形成することができる。
また、本実施形態においては、貫通孔15aに管路連結部14を貫通させていたが、貫通孔15aの下部をそのまま台座部16を含めて切り欠くことで、台座部16を含めて略逆向きU字状の開口面を有する貫通孔としてもよい。この場合、継手11に被せた継手カバー10を、横にずらさなくても、管路連結部14を貫通孔15aから外に出すことが可能になり、また、管状部15をオフセットさせなくても良い。これにより、給水ホースを継手11の管路連結部14に接続・連通した後でも、継手カバー10を継手11に装着することが可能になる。
Claims (3)
- 面上に突出し、前記面に固定されるフランジ部を備えた突出管路部と、前記突出管路部の側面に突設されて前記突出管路部に連通する管路連結部とを有する継手に、継手カバーが装着され、前記継手カバーにより前記継手の殆どが覆われた状態に、前記継手と前記継手カバーが組み合わされている、継手構造であって、
前記継手カバーは、
前記突出管路部を内包する管体状に形成され、側面に、前記管路連結部を貫通させる貫通孔が開けられた管状部と、
前記管状部の一端に設けられた、前記フランジ部を覆う台座部と、を有し、
前記管状部は、前記台座部の底面に沿う内面長さが、前記管路連結部における前記管路連結部及び前記突出管路部の前記フランジ部の表面に沿う外面長さ以上であり、
前記管状部は、平面視で、長軸と短軸を有する形状に形成されて、前記管状部の長軸の中心と前記台座部の中心とがずれて位置する、オフセット状態になっていることを特徴とする、継手構造。 - 前記貫通孔は、前記管状部の軸方向に沿う開口径が、前記管路連結部の外径及び前記フランジ部の底面からの高さを合わせた長さ以上である、請求項1に記載の継手構造。
- 前記台座部は、下端面に開口し前記フランジ部と相似形状の、前記フランジ部を収納する凹部空間を有している、請求項1又は2に記載の継手構造。
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JP2002167817A (ja) | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Toto Ltd | 可撓管を用いた給水の配管システムにおける止水栓の取付構造 |
JP2003090067A (ja) | 2001-09-14 | 2003-03-28 | Inax Corp | 配管継手及びその施工方法 |
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