JP7075060B2 - 流路切換弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流路切換弁に関する。特に、本発明は、弁体を収容する弁本体と、弁体を駆動する駆動部を収容するケースと、が溶着により接合される流路切換弁に関する。
従来の流路切換弁の一例が特許文献1に開示されている。この流路切換弁は、弁室を有する弁本体と、弁室内に配置されたボール状の弁体と、弁体に連結された弁軸と、弁軸を介して弁体を回転駆動するモーター、駆動ギヤ等からなる回転駆動部と、回転駆動部を収容するケースと、を有している。
特開2018-115691号公報
このような流路切換弁は、例えば、一面が開口した箱状に弁本体が形成され、弁本体の開口を塞ぐようにケースが配置されており、そして、弁本体とケースとが溶着によって接合された構成のものがある。しかしながら、ケースは、弁軸を回転可能に支持したり回転駆動部を収容したりすることから複雑な形状を有しているので、溶着時のケースの傾きの管理が困難であった。
そこで、本発明は、溶着時のケースの傾きを容易に管理できる流路切換弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る流路切換弁は、一面が開口した合成樹脂製の箱状の弁本体と、前記弁本体に回転可能に収容される弁体と、前記弁体に取り付けられる弁軸と、前記弁軸を介して前記弁体を回転駆動する駆動部と、前記弁本体に接合され、前記駆動部を収容する合成樹脂製のケースと、を有する流路切換弁であって、前記弁軸は、前記弁本体と前記ケースとにまたがって配置され、前記駆動部は、前記弁軸における前記ケース側の端部に当該弁軸と同軸に取り付けられる駆動ギヤを有し、前記ケースは、前記弁本体の開口を塞ぐように配置される底壁部と、前記底壁部に設けられ、前記弁軸を回転可能に支持する軸受部と、前記底壁部の外面に設けられ、前記弁本体の周壁部に接合される接合部と、前記接合部に対応して前記底壁部の内面に設けられた平面部と、を有していることを特徴とする。
本発明において、前記底壁部の内面には、前記平面部を有する環状の凸部が設けられている。
本発明において、前記底壁部の外面には、前記接合部として、前記弁本体の周壁部の内側に配置され、当該弁本体の周壁部と接合される環状壁部が設けられていることが好ましい。
本発明において、前記弁本体は、前記周壁部から正面側に延びる管状の流路を有し、前記底壁部の外面には、前記軸受部より背面側に前記駆動部が有するモーターを収容するモーターケースが設けられていることが好ましい。
本発明によれば、弁体に取り付けられる弁軸が、弁本体とケースとにまたがって配置されている。弁軸を介して弁体を回転駆動する駆動部が、弁軸におけるケース側の端部に当該弁軸と同軸に取り付けられる駆動ギヤを有している。そして、駆動部を収容するケースが、弁本体の開口を塞ぐように配置される底壁部と、底壁部に設けられ、弁軸を回転可能に支持する軸受部と、底壁部の外面に設けられ、弁本体の周壁部に接合される接合部と、接合部に対応して底壁部の内面に設けられた平面部と、を有している。このようにしたことから、赤外線溶着時または超音波溶着時のケースの傾きを平面部のみで管理することができるため、傾きの管理(すなわち、溶着面の面圧の管理)が容易にできる。赤外線溶着の場合は、平面部を有する環状の凸部を設けることでケースにおける接合部に対応する部分の熱容量を大きくできる。そのため、赤外線溶着時の温度ムラを抑えることができる。または、超音波溶着の場合は、平面部に超音波振動を与えることにより、弁本体の周壁部と接合される接合部に振動エネルギーを効率よく作用させることができる。そのため、弁本体とケースとの超音波溶着の効率を効果的に高めることができる。また、平面部の外縁に至る大きさ(径)の駆動ギヤを採用することができ、比較的大きな減速比を実現できる。
本発明の一実施例に係る流路切換弁の斜視図である。 図1の流路切換弁の左側面図である。 図1の流路切換弁の縦断面図である。 図1の流路切換弁が有する弁本体の平面図である。 図1の流路切換弁においてギヤケースの上壁部を外した状態を示す平面図である。 図1の流路切換弁においてギヤケースの上壁部および回転位置検出部を外した状態を示す平面図である。 図1の流路切換弁においてギヤケースの上壁部、回転位置検出部、中間ギヤ体および大径ギヤを外した状態を示す平面図である。 図1の流路切換弁の変形例(超音波溶着に代えて赤外線溶着を採用)の構成を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施例に係る流路切換弁について、図1~図8を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る流路切換弁の斜視図である。図2は、図1の流路切換弁の左側面図である。図3は、図1の流路切換弁におけるボール弁体の回転軸線に沿う断面図(縦断面図)である。図4は、図1の流路切換弁が有する弁本体の平面図である。図4において、弁本体の弁室にはボール弁体とシート部材とが配置されている。図5は、図1の流路切換弁においてギヤケースの上壁部を外した状態を示す平面図であり、図6は、回転位置検出部をさらに外した状態を示す平面図であり、図7は、中間ギヤ体および大径ギヤをさらに外した状態を示す平面図である。図8は、図1の流路切換弁の変形例の構成を示す縦断面図である。図8は、図1の流路切換弁において、超音波溶着に代えて赤外線溶着を採用した構成を示す。以下の説明において、「上下左右」は各図において各部材の相対的な位置関係を示すために用いており、絶対的な位置関係を示すものではない。各図において、X軸方向を左右方向、Y軸方向を手前-奥方向(正面-背面方向)、Z軸方向を上下方向としている。X軸、Y軸、Z軸は互いに直交している。
各図に示すように、本実施例の流路切換弁1は、弁本体10と、弁体としてのボール弁体20と、シート部材30、30と、弁軸40と、を有している。また、流路切換弁1は、ケース50と、駆動部60と、通気部70と、回転位置検出部80と、を有している。
弁本体10は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などの合成樹脂を材料として、上面が開口した略立方体箱状に形成されている。弁本体10は、底壁部15と、底壁部15の周縁に連設された四角筒状の周壁部16とを有している。周壁部16は、左側壁部10a、正面壁部10b、右側壁部10cおよび背面壁部10dを有している。
弁本体10の左側壁部10aには、略L字状の第1流路11が設けられている。弁本体10の正面壁部10bには、正面側に延びる直線状の第2流路12が設けられている。弁本体10の右側壁部10cには、第1流路11と面対称となる略L字状の第3流路13が設けられている。第1流路11と第2流路12と第3流路13とは、弁本体10内に設けられた弁室14に通じている。弁室14には、合成樹脂製の円環状のシート部材30、30が左右方向に互いに間隔をあけて対向するように配置されている。
ボール弁体20は、例えば、金属や合成樹脂などを材料として、中空ボール状(球体状)に形成されている。ボール弁体20は、シート部材30、30に回転可能に支持されて弁室14に収容されている。本実施例では弁体としてボール弁体20を用いているが、柱状の弁体を用いてもよい。
ボール弁体20の上部には、後述する弁軸40が挿入される弁軸挿入孔24が設けられている。弁軸挿入孔24は、弁軸40が挿入されることにより当該弁軸40の回転に伴ってボール弁体20が回転軸線である軸線L周りに回転するように形成されている。ボール弁体20は、軸線L周りに回転されることにより、第1流路11、第2流路12および第3流路13の接続を切り換える。本実施例では、弁軸挿入孔24は正六角形状に形成されている。
弁軸40は、合成樹脂製であり、全体的に直線状に延びる柱形状に形成されている。弁軸40は、円柱部41と、円柱部41の下端に同軸に連なる角柱部42と、を有している。弁軸40は軸線Lに沿うように配置される。
円柱部41の下端部には、全周にわたって溝が設けられており、この溝にゴム材などの弾性部材を材料として環状に形成されたOリング44がはめ込まれている。円柱部41の上端部には、駆動部60の大径ギヤ67が同軸に取り付けられている。また、円柱部41における上方を向く端面41aの中央には軸線Lに沿う略円柱状の取付穴45が設けられている。取付穴45には、回転位置検出部80のポテンショ軸81が圧入により取り付けられる。
角柱部42は、軸線Lと直交する断面の形状(横断面形状)が弁軸挿入孔24と同一の正六角形状となる柱状に形成されている。角柱部42は、ボール弁体20の弁軸挿入孔24に挿入されることにより、軸線Lに沿うように当該ボール弁体20に取り付けられる。角柱部42の横断面形状は弁軸挿入孔24と同一の正六角形状に形成されているので、弁軸挿入孔24と角柱部42とが嵌まり合い、弁軸40の回転に伴ってボール弁体20が軸線L周りに回転される。
ケース50は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などの合成樹脂を材料として構成されている。ケース50は、弁本体10に取り付けられている。ケース50は、駆動部60を収容する。ケース50は、モーターケース51と、ギヤケース52と、を有している。
モーターケース51は、有底円筒状に形成されており、駆動部60のモーター61を収容する。
ギヤケース52は、モーターケース51が一体に設けられた平板状の底壁部53と、通気部70が設けられた上壁部54と、底壁部53と上壁部54とを連結する周壁部55と、を有している。本実施例において、底壁部53と周壁部55とは一体に設けられており、上壁部54は図示しないねじ止め構造やスナップフィット構造などにより周壁部55の上端に取り付けられている。ギヤケース52は、駆動部60の第1ウォーム62、中間ギヤ体63および大径ギヤ67と、回転位置検出部80と、を収容する。
ギヤケース52は、底壁部53に一体に設けられた円筒状の軸受部56を有している。軸受部56は、弁軸40の円柱部41が挿入され、円柱部41を回転可能に支持する。弁軸40は、軸受部56に回転可能に支持されることにより、弁本体10とギヤケース52とにまたがって配置される。また、ギヤケース52は、底壁部53の外面53aから下方に突出して設けられた環状壁部としての四角筒状の内側周壁部57を有している。本実施例において、内側周壁部57は、弁本体10の内側に挿入され、超音波溶着により弁本体10の周壁部16に接合されている。すなわち、内側周壁部57は、周壁部16と接合される接合部である。また、底壁部53の外面53aには、内側周壁部57の背面側にモーターケース51が配置されている。モーターケース51は、弁本体10の背面壁部10dと正面-背面方向に対向するように配置されている。
なお、図8に示す流路切換弁2のように、赤外線溶着により弁本体10とギヤケース52とを接合した構成としてもよい。流路切換弁2は、ギヤケース52の底壁部53に下方に突出して設けられた四角筒状の接合部100bが、弁本体10の周壁部16に上方に突出して設けられた四角筒状の接合部100aに赤外線溶着により接合される。図8において、本実施例の流路切換弁1と同一の構成には、同一の符号を付している。
底壁部53の内面53bには、上方に突出する四角環状の凸部58が設けられている。凸部58は、軸受部56を囲むように配置されている。また、凸部58は、上下方向(すなわち弁本体10とギヤケース52との接合方向)から見たときに、内側周壁部57および弁本体10の周壁部16と重なるように配置されている。凸部58には、上方を向く環状の平面部58aが設けられている。
超音波溶着の場合は、弁本体10およびギヤケース52は、弁本体10の周壁部16の内側に内側周壁部57が配置された状態で平面部58aに超音波振動が与えられることにより互いに接合される。なお、凸部58を省略して、内面53b上に平面部58aが設けられていてもよい。平面部58aは、上下方向から見たときに、少なくとも内側周壁部57と重なるように配置されていればよい。
赤外線溶着の場合は、弁本体10およびギヤケース52は、それぞれの接合部100a、100b(図8)を加熱したあとに互いを上下方向に押圧しながら当接させることで接合される。平面部58aは、上下方向から見たときに、少なくとも内側周壁部57と重なるように配置されていることが好ましい。または、凸部58および平面部58aは、接合部100bに均等に荷重が加わるように、上下方向から見たときに、接合部100bと同軸に配置されていることが好ましい。
駆動部60は、弁軸40を介してボール弁体20を回転駆動する。駆動部60は、モーター61と、減速機を構成する第1ウォーム62、中間ギヤ体63および駆動ギヤとしての大径ギヤ67と、を有している。
モーター61は、ギヤケース52の底壁部53に設けられた貫通孔からギヤケース52内に駆動軸61aが突き出るようにモーターケース51内に配置されている。駆動軸61aの先端には、第1ウォーム62が取り付けられる。
中間ギヤ体63は、ギヤケース52内に配置されている。中間ギヤ体63は、軸部64と、軸部64の一端部64aに設けられ、第1ウォーム62と噛み合う小径ギヤ65(第1ウォームホイール)と、軸部64の他端部64bに設けられ、大径ギヤ67(第2ウォームホイール)と噛み合う第2ウォーム66と、を有している。
大径ギヤ67は、ギヤケース52内に配置されている。大径ギヤ67は、円板状に形成され、中央に設けられた貫通孔に弁軸40の円柱部41が圧入により取り付けられている。大径ギヤ67は、弁軸40におけるギヤケース52側の端部に取り付けられている。
駆動部60は、モーター61の駆動軸61aの回転力を、第1ウォーム62、中間ギヤ体63および大径ギヤ67を通じて弁軸40に伝達して弁軸40を軸線L周りに回転させる。これにより、ボール弁体20を所望の回転位置に位置づける。
回転位置検出部80は、回転角出力軸であるポテンショ軸81と、ベース体であるポテンショベース82と、回転角センサーであるポテンショメーター85と、を有している。
ポテンショ軸81は、例えば、ステンレスや真ちゅうなどの金属製またはポリフェニレンサルファイド(PPS)などの合成樹脂製であり、弁軸40と別体に設けられている。ポテンショ軸81は、弁軸40の取付穴45に圧入されることにより弁軸40に同軸に固定して取り付けられる。ポテンショ軸81は、上端部に設けられたDカット形状の嵌合軸部81aがポテンショメーター85のローター86と嵌め合わされる。なお、嵌合軸部81aが弁軸40の端面41aに一体に設けられていてもよい。
ポテンショベース82は、合成樹脂製であり、ベース本体部83と、センサー支持部84と、を一体に有している。ベース本体部83は、略平板状に形成され、ギヤケース52の底壁部53の内面53bから上方に突出する円柱状のボス53c、53cにねじ95、95によって固定される。センサー支持部84は、大径ギヤ67より小さい径の略円板状に形成され、中央にポテンショメーター85が取り付けられている。センサー支持部84は、ギヤケース52内において、大径ギヤ67の上方に重なるように配置されている。
ポテンショメーター85は、回転角(回転角度)を検出するための回転角センサーである。ポテンショメーター85は、円板状のローター86と、ローター86を回転可能に支持するとともに、ローター86の回転角に応じた信号(電圧)を出力する信号出力部であるメーター本体部87と、を有している。ローター86の中央には、平面視D字状の嵌合孔が設けられており、嵌合孔にはポテンショ軸81の嵌合軸部81aが貫通しかつ嵌合軸部81aとともにローター86が回転されるように嵌め合わされる。ローター86は、嵌合軸部81aの回転に伴って回転される。これにより、ポテンショメーター85は、ポテンショ軸81(すなわち、弁軸40およびボール弁体20)の軸線L周りの回転角を検出する。
流路切換弁1は、駆動部60が有するモーター61の駆動軸61aの回転力が大径ギヤ67等を通じて弁軸40に出力され、弁軸40が軸線L周りに回転される。この弁軸40の回転に伴ってボール弁体20が軸線L周りに回転されて、各回転位置に位置づけられる。これにより、回転位置に応じた流路の接続が実現される。また、弁軸40とともにポテンショ軸81が軸線L周りに回転され、ポテンショ軸81の回転角に応じた信号がポテンショメーター85から出力される。ポテンショメーター85から出力された信号に基づいて、ボール弁体20の回転位置を監視することができる。
次に、上述した流路切換弁1が有する弁本体10とケース50との接合方法について、図7を参照して説明する。
弁本体10の弁室14に、ボール弁体20およびシート部材30、30を配置する。ボール弁体20の弁軸挿入孔24に弁軸40の角柱部42を挿入する。そして、弁本体10にギヤケース52の底壁部53を近づけて、ギヤケース52の軸受部56に弁軸40の円柱部41を挿入し、弁本体10の周壁部16の内側に内側周壁部57を挿入する。これにより、底壁部53が弁本体10の開口を塞ぐように配置される。
そして、超音波溶着の場合は、超音波溶着装置のホーンを平面部58aに当てて超音波振動を与える。平面部58aは周壁部16および内側周壁部57に対応して配置されている、すなわち、上下方向から見たときに平面部58aと周壁部16および内側周壁部57とが重なるように配置されている。そのため、内側周壁部57と周壁部16とに振動エネルギーが効率よく作用して、短時間で周壁部16と内側周壁部57とを溶着することができる。また、平面部58aの傾きを検出することで、超音波溶着時のギヤケース52の傾きを容易に管理することができる。
または、赤外線溶着の場合は、弁本体10の接合部100aとギヤケース52の接合部100bを赤外線ヒータにより加熱したあとに互いを押圧しながら当接させることで接合する。このとき、弁本体10を治具で固定し、ギヤケース52の平面部58aを所定荷重で下方に押圧することで、傾きの管理(すなわち、溶着面の面圧の管理)が容易にできる。また、凸部58を設けることにより、底壁部53における接合部100bに対応する部分がその周囲の部分より肉厚となるので、ギヤケース52の接合部100bの熱容量を大きくできる。これにより、接合部100bの周囲の形状の違いにより生じる温度ムラを抑制し、接合部100bの温度を均一にできる。そのため、溶着強度の向上を図り、高い気密性及び耐久性を得ることができる。
以上より、本実施例の流路切換弁1によれば、ボール弁体20に取り付けられる弁軸40が、弁本体10とギヤケース52とにまたがって配置されている。弁軸40を介してボール弁体20を回転駆動する駆動部60が、弁軸40の円柱部41に同軸に取り付けられる大径ギヤ67を有している。そして、ギヤケース52が、弁本体10の開口を塞ぐように配置される底壁部53と、底壁部53に設けられ、弁軸40を回転可能に支持する軸受部56と、底壁部53の外面53aに設けられ、弁本体10の周壁部16に接合される内側周壁部57と、周壁部16および内側周壁部57に対応して底壁部53の内面53bに設けられた平面部58aと、を有している。このようにしたことから、超音波溶着時または赤外線溶着時のギヤケース52の傾きを平面部58aのみで管理することができるため、傾きの管理(すなわち、溶着面の面圧の管理)が容易にできる。超音波溶着の場合は、平面部58aに超音波振動を与えることにより、弁本体10の周壁部16と接合される内側周壁部57に振動エネルギーを効率よく作用させることができる。そのため、弁本体10とギヤケース52との超音波溶着の効率を効果的に高めることができる。また、平面部58aの外縁に至る大きさ(径)の大径ギヤ67を採用することができ、比較的大きな減速比を実現できる。
また、底壁部53の内面53bには、平面部58aを有する四角環状の凸部58が設けられている。このようにすることで、ケース50を射出成形によって得る場合に、凸部58に対応する金型コマを設け、金型コマのみ寸法精度を高めて、平面部58aの平面精度を比較的容易に高めることができる。そのため、溶着時のギヤケース52の傾きをより精度よく管理できる。特に、赤外線溶着の場合は、平面部58aを有する環状の凸部58を設けることでギヤケース52の底壁部53における接合部100bに対応する部分の熱容量を大きくできる。そのため、赤外線溶着時の温度ムラを抑えることができる。
また、弁本体10は、周壁部16から正面側に延びる管状の第2流路12を有している。そして、ギヤケース52の底壁部53の外面53aには、軸受部56より背面側に駆動部60が有するモーター61を収容するモーターケース51が設けられている。このようにしたことから、弁本体10に、正面側と背面側とを反対に向けてケース50を組み付けようとするとモーターケース51が第2流路12に当たり、弁本体10とケース50とを組み付けることができない。そのため、弁本体10に誤った向きでケース50が組み付けられてしまうことを防止することができる。
上記に本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
1、2…流路切換弁、10…弁本体、10a…左側壁部、10b…正面壁部、10c…右側壁部、10d…背面壁部、11…第1流路、12…第2流路、13…第3流路、14…弁室、15…底壁部、16…周壁部、20…ボール弁体、24…弁軸挿入孔、30…シート部材、40…弁軸、41…円柱部、41a…端面、42…角柱部、44…Oリング、45…取付穴、50…ケース、51…モーターケース、52…ギヤケース、53…底壁部、53a…外面、53b…内面、53c…ボス、54…上壁部、55…周壁部、56…軸受部、57…内側周壁部、58…凸部、58a…平面部、60…駆動部、61…モーター、61a…駆動軸、62…第1ウォーム、63…中間ギヤ体、64…軸部、64a…一端部、64b…他端部、65…小径ギヤ、66…第2ウォーム、67…大径ギヤ、70…通気部、80…回転位置検出部、81…ポテンショ軸、81a…嵌合軸部、82…ポテンショベース、83…ベース本体部、84…センサー支持部、85…ポテンショメーター、86…ローター、87…メーター本体部、95…ねじ、100a、100b…接合部

Claims (3)

  1. 一面が開口した合成樹脂製の箱状の弁本体と、前記弁本体に回転可能に収容される弁体と、前記弁体に取り付けられる弁軸と、前記弁軸を介して前記弁体を回転駆動する駆動部と、前記弁本体に接合され、前記駆動部を収容する合成樹脂製のケースと、を有する流路切換弁であって、
    前記弁軸は、前記弁本体と前記ケースとにまたがって配置され、
    前記駆動部は、前記弁軸における前記ケース側の端部に当該弁軸と同軸に取り付けられる駆動ギヤを有し、
    前記ケースは、
    前記弁本体の開口を塞ぐように配置される底壁部と、
    前記底壁部に設けられ、前記弁軸を回転可能に支持する軸受部と、
    前記底壁部の外面に設けられ、前記弁本体の周壁部に接合される接合部と、
    前記接合部に対応して前記底壁部の内面に設けられた平面部と、を有し
    前記底壁部の内面には、前記平面部を有する環状の凸部が設けられていることを特徴とする流路切換弁。
  2. 前記底壁部の外面には、前記接合部として、前記弁本体の周壁部の内側に配置され、当該弁本体の周壁部と接合される環状壁部が設けられている、請求項1に記載の流路切換弁。
  3. 前記弁本体は、前記周壁部から正面側に延びる管状の流路を有し、
    前記底壁部の外面には、前記軸受部より背面側に前記駆動部が有するモーターを収容するモーターケースが設けられている、請求項1または請求項2に記載の流路切換弁。
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