JPH0836946A - ポジション信号発生スイッチ - Google Patents

ポジション信号発生スイッチ

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JPH0836946A
JPH0836946A JP17410694A JP17410694A JPH0836946A JP H0836946 A JPH0836946 A JP H0836946A JP 17410694 A JP17410694 A JP 17410694A JP 17410694 A JP17410694 A JP 17410694A JP H0836946 A JPH0836946 A JP H0836946A
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movable frame
movable plate
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position signal
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Tokuhiro Ida
徳浩 位田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立てを容易にする。組み立て精度を向上
させる。超音波溶接時における可動枠とボディとの接合
を確実に防止する。可動枠とボディとの磨耗を未然に防
いで耐久性を向上させる。 【構成】 可動接点7を有する可動枠8のシャフト部9
の一端9aをカバー3の貫通孔50からハウジング4外
部に突出させて、可動板19のシャフト挿通孔12に挿
通して、シャフト部9と可動板19とを超音波溶接Mに
より一体接合する。シャフト部9の他端9bはボディ2
に形成した凹所10に回動自在に取付ける。シャフト部
9とボディ2の凹所10との間に、超音波溶接時におけ
るシャフト部9とボディ2との接合を防止するためのス
テンレス板21aを介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シフトレバーの切替操
作で、例えばパーキング、リア、ニュートラル、ドライ
ブ、2速、1速という自動変速器のシフトポジションを
示すポジション信号を発生するポジション信号発生スイ
ッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速器を備えた自動車で
は、シフトレバーの切換操作でパーキング、リア、ニュ
ートラル、ドライブ、2速、1速というシフトポジショ
ンを示すポジション信号を発生するポジション信号発生
スイッチが用いられ、夫々のシフトポジション信号に応
じて制御系のマイクロコンピューターに操作指令を与え
るようになっている。
【0003】この種のポジション信号発生スイッチとし
て、ハウジングをボディとカバーとで構成し、シフトレ
バーにより駆動される可動板の回動に応じてハウジング
内で回動する可動枠を備え、可動板の回動により可動枠
に一体に取付けられた可動接点と、ボディ及びカバーに
埋設された複数の導電板に一体形成された固定接点とを
接触・開離させて、自動変速機のシフトポジションを示
すポジション信号を発生させるものが知られている。そ
して、可動枠のシャフトを可動板に接合する方法として
は、可動枠にインサート成形されたシャフトにネジ部を
形成し、ナットにより可動板をシャフトに締め付け固定
する方法が一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に可動枠にインサート成形されたシャフトをナットによ
り可動板に締め付け固定する場合にあっては、組み立て
時における可動枠や可動板、ナットの取扱いが面倒であ
り、しかもシャフトと別部材のナットを必要とするため
に部品点数が増加し、この結果、組み立て性が低下する
という問題がある。しかも、ポジション信号発生スイッ
チは自動変速器用のものであるから、接点切換位置の誤
差が大きいと変速制御自体にも影響が及ぶものであり、
非常に精度の高いものが要求されるが、従来のようにナ
ットを用いて可動板を可動枠のシャフトに締結するもの
にあっては、シフトレバーによる可動板の回動操作の繰
り返しによってナットに緩みが生じ易く、このような場
合、可動板にぐらつきが発生して接点切換位置に誤差が
生じるおそれがあり、また可動板がナットと共にシャフ
ト部から離脱して、操作不能になる事態も予想されるな
ど、従来の技術ではポジション信号発生スイッチの組み
立て精度を向上させるのが困難であった。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、組み立てが容易
で、しかも可動枠のシャフト部と可動板との一体接合に
より、組み立て精度の向上を図ることができるポジショ
ン信号発生スイッチを提供するにあり、別の目的とする
ところは、可動枠のシャフト部と可動板との超音波溶接
時においてシャフト部とボディとの接合を確実に防止で
きると共に、可動板の回動操作時においてはシャフト部
とボディとのシャフト摺動部の磨耗を未然に防いで耐久
性を向上させることができるポジション信号発生スイッ
チを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ハウジング4がボディ2とカバー3とで
構成され、シフトレバー18により駆動される可動板1
9の回動に応じてハウジング4内で回動する可動枠8を
備え、可動板19の回動により可動枠8に一体に取付け
られた可動接点7と、ボディ2及びカバー3に埋設され
た複数の導電板14に一体形成された固定接点25とを
接触・開離させて、自動変速機のシフトポジションを示
すポジション信号を発生するポジション信号発生スイッ
チにおいて、可動接点7を有する可動枠8と、この可動
枠8を回動させる可動板19とが超音波溶接Mにより一
体接合されて成ることに特徴がある。
【0007】また、上記可動枠8のシャフト部9の一端
9aがカバー3を貫通してハウジング4外部にて可動板
19のシャフト挿通孔12に超音波溶接Mにより一体接
合されると共に、シャフト部9の他端9bがボディ2に
形成した凹所10に回動自在に取付けられ、該シャフト
部9とボディ2の凹所10との間には、超音波溶接時に
おけるシャフト部9とボディ2との接合を防止するため
の接合防止用スペーサ21が介在されているのが好まし
い。
【0008】また、上記接合防止用スペーサ21はステ
ンレス板21aから成るのが好ましい。
【0009】
【作用】本発明によれば、可動接点7を有する可動枠8
と、この可動枠8を回動させる可動板19とを超音波溶
接Mにより一体接合したことにより、ボディ2とカバー
3とを互いに嵌合させてハウジング4内に可動枠8が一
体に組み込まれた半完成品を作製し、最後に可動枠8と
可動板19との超音波溶着が可能であるので、組み立て
時における半完成品の取扱いが容易であり、可動枠のシ
ャフトをナットにより可動板に締め付け固定する従来例
と比較して、部品点数も少なく、組み立て性の向上を図
ることが容易となる。しかも、従来のようなナットによ
る締め付け固定方法に代えて、可動枠8と可動板19と
を超音波溶接Mを行なうようにしたから、シフトレバー
による可動板の回動操作の繰り返しによってナットに緩
みが生じて可動板にぐらつきが発生したり、或いは可動
板がナットと共に離脱したりするという事態を回避で
き、従って、組み立て精度が向上して、ポジション信号
発生スイッチ1の信頼性を高めることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例のポジション信号発生スイッチ1は、図
2乃至図5に示すように、ボディ2とカバー3とからな
るハウジング4と、このハウジング4の内部に回動自在
に収められる可動体6とで構成されている。
【0011】ボディ2及びカバー3は共に、合成樹脂に
より略扇形に形成され、このボディ2とカバー3とを互
いに嵌合させることによりハウジング4が構成される。
ハウジング4の内部には、可動接点7が設けられた可動
枠8と、この可動枠8より突設されたシャフト部9とか
ら成る可動体6が回動自在に収められている。ボディ2
には、後述する可動体6のシャフト部9が回動自在に取
付けられる略円形の凹所10が形成されると共に、この
凹所10を中心とする略扇形に凹部11が形成されてい
る。また、カバー3には、シャフト部9の一端が貫通す
る貫通50が形成されると共に、この貫通孔50を中心
とする略扇形にボディ2と同様の凹部13が形成されて
いる。これら凹部11,13には複数本の導電板14が
埋設されており、各導電板14には固定接点25が一体
形成され、この固定接点25が前記凹部11,13から
露出している。また、導電板14の一端部はボディ2及
びカバー3の外へ突出させてあり、その突出部を出力端
子51としてポジション信号が出力するようになってい
る。図2中、5は出力端子51を囲むコネクタハウジン
グであり、ハウジング4とは別体に構成されている。
【0012】前記複数本の導電板14は、自動変速器の
シフトポジションに対応して埋設されており、本実施例
の場合には、パーキングポジション、リバースポジショ
ン、ニュートラルポジション、ドライブポジション、2
速ポジション及び1速ポジションの計6つのシフトポジ
ションに対応した導電板14(アース用の導電板を含
む)が埋設されている。尚、アース用の導電板14のみ
がボディ2とカバー3との両方に埋設されており、図6
に示すように、アース用の導電板14の端部はボディ2
及びカバー3の周部にまで夫々沿設してあり、その端部
を嵌合面の方に夫々立ち上げてボディ2及びカバー3か
ら突出させた立ち上げ片14a,14bを夫々形成して
あり、これら立ち上げ片14a,14bは湾曲側壁を有
する弾接ソケット17により機械的に且つ電気的に接続
されている。
【0013】一方、可動体6は、図1に示すように、可
動枠8と、可動枠8にインサート成形されたシャフト部
9とからなり、ハウジング4に回動自在に取着してあ
る。つまり、可動枠8のシャフト部9の一端9aはカバ
ー3の貫通孔50より外部へ突出しており、シャフト部
9とカバー3との隙間はOリング20によってシールし
てある。そして、カバー3から突出するシャフト部9の
一端9aはシフトレバー18により駆動される可動板1
9のシャフト挿通孔12に挿通した状態で、可動板19
とシャフト部9との接融面が超音波溶接Mにより一体接
合されるようになっている。このように可動板19と一
体接合されたシャフト部9の他端9bはボディ2に形成
された凹所10に回動自在に取付けられると共に、この
シャフト部9とボディ2の凹所10との間には、超音波
溶接時における両者2,9の接合を防止するための接合
防止用スペーサ21が介挿されている。この接合防止用
スペーサ21は、低磨耗係数で且つ高溶融温度特性の材
料、例えばステンレス板21aが用いられる。
【0014】また、前記シャフト部9が突設された可動
枠8は、可動板19の回動に応じてハウジング4の凹部
11,13(図2、図3)により形成された空間内を回
動するものであり、この可動枠8の両側面には、図4に
示すように、可動接点7が夫々一体的に取付けられてい
る。この可動接点7はコイルスプリング24によって各
々可動枠8の両側面から外方へ弾性付勢されている。
尚、可動接点7と固定接点25との導通角は、可動体6
の回動中心に対して円弧状に形成され且つ固定接点25
より外側に位置する規制リブ26(図7)で規制されて
いる。そして、ボディ2及びカバー3の凹部11,13
内に固定接点25の高さよりも高い規制リブ26を固定
接点25,25の間に設け、固定接点25,25の間で
は可動接点7が規制リブ26上に乗り上がることによ
り、固定接点25との高さ方向における距離を保ち、規
制リブ26の幅により可動接点7と固定接点25との導
通角を規制してある。
【0015】さらに、ハウジング4の外周部には図2及
び図3に示すように、突出部27が夫々突設されてお
り、この突出部27に基準位置設定時にハウジング4側
の指標となる基準設定部28が設けられている。この実
施例では突出部27は、ボディ2及びカバー3に夫々突
設された突出片29a,29bから成り、ボディ2側の
突出片29aの先端部には、図示省略した設定治具の先
端部が挿通される貫通孔30を備えた突起部31がカバ
ー3側に突設されている。一方、カバー3側の突出片2
9bの先端部には、前記突起部31が嵌入される嵌合孔
32が設けられており、これにより、ボディ2とカバー
3とを組付けてハウジング4を構成すれば、ボディ2側
の突出片29aに突設した突起部31と、カバー3側の
嵌合孔32とが嵌合し、基準設定部28が形成される。
そして、可動板19と、ボディ2及びカバー3の凹部1
1,13に配設されている各固定接点25との双方の操
作基準点を一致させるため、設定治具の一端部をハウジ
ング4の前記貫通孔30に、且つ設定治具の他端部を可
動板19の挿通孔23に夫々挿通させることにより、可
動板19とハウジング4とを自動的に基準位置(本実施
例ではNポジション)で相一致させることができるもの
である。
【0016】次に、ポジション信号発生スイッチ1を組
み立てるにあたっては、予め可動枠8にシャフト部9を
インサート成形により一体成形しておき、この一体成形
品をハウジング4内に組み込む。このとき、可動枠8の
シャフト部9の一端9aをカバー3の貫通孔50から外
部に突出させ、且つシャフト部9の他端9bをボディ2
に形成された凹所10に回動自在に取付けると共に、シ
ャフト部9とボディ2の凹所10との間にはステンレス
板21aを挿入しておく。その後、ボディ2とカバー3
とを互いに嵌合させてハウジング4内に可動枠8が一体
に組み込まれた半完成品を得る。最後に、この半完成品
におけるハウジング4の外部に突出したシャフト部9に
可動板19を接合する。その接合方法は、該シャフト部
9の一端9aに可動板19のシャフト挿通孔12を嵌め
込んだ状態で、シャフト部9と可動板19とを超音波溶
接Mにより一体接合する。
【0017】このように、ハウジング4完成後の半完成
品に対して、最後に可動板19と可動枠8とを超音波溶
接Mにより一体接合できるので、組み立て時における半
完成品の取扱いが容易であり、従来のように可動枠にナ
ットにより可動板を締め付け固定する場合と比較して、
部品点数も少なく、組み立て性を向上させるのが容易と
なる。しかも、従来のナットによる締め付け固定方法を
採用せず、可動枠8と可動板19とを超音波溶着させた
ことにより、従来のようなシフトレバーによる可動板の
回動操作の繰り返しによってナットに緩みが生じて可動
板にぐらつきが発生したり、或いは可動板がナットと共
に離脱したりするという事態を回避でき、その結果、組
み立て精度が向上して、ポジション信号発生スイッチ1
の信頼性を高めることができる。
【0018】また、シャフト部9とボディ2の凹所10
とのシャフト摺動部に接合防止用スペーサ21を介在さ
せたから、可動板19と可動枠8との超音波溶接時にお
いて、シャフト部9とボディ2が接合されるのを防止で
きる。つまり、超音波溶接Mは、可動枠8のシャフト部
9の一端9aと可動板19との接融面に対して適当な加
圧のもとに超音波振動を与えて、該接融面で摩擦による
発熱を起こさせるものであるが、このときシャフト部9
の他端9bはボディ2の凹所10に回動自在に取付けら
れているため、接合防止用スペーサ21が存在しない場
合には、超音波溶接時における加圧と超音波振動がシャ
フト部9からボディ2に伝わって、シャフト部9とボデ
ィ2とが接合されてしまい、シャフト部9の回動操作が
できなくなったり、或いはボディ2が磨耗して耐久性が
低下するという問題が生じる。
【0019】そこで、本発明では、接合防止用スペーサ
21をシャフト部9とボディ2の凹所10との間に介在
させているので、かかる問題は生じ得ない。殊に接合防
止用スペーサ21としてステンレス板21aを用いてい
るので、摩擦係数が小さくて、樹脂に比べて溶融温度も
高いステンレス板21aによって、シャフト部9とボデ
ィ2との接合を効果的に防止でき且つ可動板19の回動
操作時においてはシャフト部9とボディ2との磨耗を未
然に防いで耐久性の向上を図ることができ、さらにステ
ンレス板21aを用いたので、可動枠8の摺動性が良好
となり、操作性もまた向上するという利点がある。
【0020】本発明の他の実施例として、図8に示すよ
うに、シャフト部9と可動板19との接合を超音波溶着
と超音波カシメとの両方で行なうようにしてもよい。他
の構成は図1の実施例と同様である。この実施例では、
可動枠8のシャフト部9を一端9aが可動板19のシャ
フト挿通孔12よりも突出する長さとし、シャフト部9
と可動板19との接融面を超音波溶接Mにより一体接合
する一方で、シャフト部9の一端9aの突出部分Nを超
音波カシメによって潰すことにより、可動板19のシャ
フト部9に対する接合強度をさらに高めることができ、
組み立て精度をより一層向上させることができる。
【0021】尚、上記実施例では、接合防止用スペーサ
21としてステンレス板21aを用いたが、これに限定
されるものではなく、摩擦係数が小さく、且つ樹脂に比
べて溶融温度が高い材質であれば、ステンレス以外の材
質であってもよい。
【0022】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明によ
れば、可動接点を有する可動枠と、この可動枠を回動さ
せる可動板とが超音波溶接により一体接合されて成るの
で、ボディとカバーとを互いに嵌合させてハウジング内
に可動枠が一体に組み込まれた半完成品を完成させた後
に、最後にこの半完成品の可動枠に対して可動板を超音
波溶接により一体接合できるので、組み立て時における
半完成品の取扱いが容易となり、ナットにより可動枠と
可動板を締め付け固定する従来例と比較して、部品点数
も少なく、組み立て性の向上を図るのが容易となる。し
かも、従来のナットによる締め付け固定方法に代えて、
可動枠と可動板とを超音波溶接により一体接合したか
ら、シフトレバーによる可動板の回動操作の繰り返しに
よってナットに緩みが生じて可動板にぐらつきが発生し
たり、或いは可動板がナットと共に離脱したりするとい
う事態を回避でき、従って、組み立て精度が向上して、
ポジション信号発生スイッチの信頼性を高めることがで
きるという効果を奏する。
【0023】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の可動枠のシャフト部の一端がカバーを貫通し
てハウジング外部にて可動板のシャフト挿通孔に超音波
溶接により一体接合されると共に、シャフト部の他端が
ボディに形成した凹所に回動自在に取付けられ、該シャ
フト部とボディの凹所との間には、超音波溶接時におけ
るシャフト部とボディとの接合を防止するための接合防
止用スペーサが介在されているから、請求項1の効果に
加えて、可動板と可動枠との超音波溶接時において、シ
ャフト部とボディが接合されるのを防止できる。つま
り、超音波溶接における加圧と超音波振動がシャフト部
からボディに伝わって、シャフト部とボディとが接合さ
れてしまうのを接合防止用スペーサによって未然に防止
できるので、ボディの磨耗を防いで耐久性の向上を図る
ことができるという効果を奏する。
【0024】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の接合防止用スペーサがステンレス板から成る
から、請求項2の効果に加えて、摩擦係数が小さくて、
樹脂に比べて溶融温度も高いステンレス板によって、シ
ャフト部とボディとの接合を効果的に防止できると同時
に、可動板の回動操作時においてはシャフト部とボディ
との磨耗を未然に防いで耐久性の向上を図ることがで
き、さらにステンレス板の場合には可動枠の摺動性が良
好になるので、操作性もまた向上するという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部側面断面図である。
【図2】同上のボディの平面図である。
【図3】同上のカバーの平面図である。
【図4】同上のボディとカバーとの組み立て後の側面断
面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】同上の要部断面図である。
【図7】同上の規制リブ付近の断面図である。
【図8】(a)(b)は本発明の他の実施例の要部断面
図である。
【符号の説明】
2 ボディ 3 カバー 4 ハウジング 7 可動接点 8 可動枠 9 シャフト部 9a 一端 9b 他端 10 凹所 12 シャフト挿通孔 14 導電板 18 シフトレバー 19 可動板 21 接合防止用スペーサ 21a ステンレス板 25 固定接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングがボディとカバーとで構成さ
    れ、シフトレバーにより駆動される可動板の回動に応じ
    てハウジング内で回動する可動枠を備え、可動板の回動
    により可動枠に一体に取付けられた可動接点と、ボディ
    及びカバーに埋設された複数の導電板に一体形成された
    固定接点とを接触・開離させて、自動変速機のシフトポ
    ジションを示すポジション信号を発生するポジション信
    号発生スイッチにおいて、可動接点を有する可動枠と、
    この可動枠を回動させる可動板とが超音波溶接により一
    体接合されて成ることを特徴とするポジション信号発生
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 可動枠のシャフト部の一端がカバーを貫
    通してハウジング外部にて可動板のシャフト挿通孔に超
    音波溶接により一体接合されると共に、シャフト部の他
    端がボディに形成した凹所に回動自在に取付けられ、該
    シャフト部とボディの凹所との間には、超音波溶接時に
    おけるシャフト部とボディとの接合を防止するための接
    合防止用スペーサが介在されていることを特徴とする請
    求項1記載のポジション信号発生スイッチ。
  3. 【請求項3】 接合防止用スペーサはステンレス板から
    成ることを特徴とする請求項2記載のポジション信号発
    生スイッチ。
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