JP7073418B2 - 作業管理システム、作業管理方法およびプログラム - Google Patents

作業管理システム、作業管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、作業管理システム、作業管理方法およびプログラムに関する。
製品の製造工場では、製造リードタイムの短縮やコスト低減に対する取り組みを行っている。例えば、現場作業員の作業着完実績を管理するシステムや、最適な生産計画を立案するシステムが導入されていることがある。また、特許文献1には、製品の製造に必要な資材を遅延なく供給できるような供給計画を生成するシステムが開示されている。
特表2004-537772号公報
生産計画や資材の調達が最適化され、倉庫に必要な部品が在庫されていても、必要な部品を必要なときに必要なだけ、倉庫側から製造側へ供給できる仕組みとなっていなければ、短い製造リードタイムで安定して製造を行うことは難しい。
本開示は、上記課題を解決することができる作業管理システム、作業管理方法およびプログラムを提供する。
本開示の作業管理システムは、複数の製造工程を経て製造される製品の製造ラインにおいて、前記製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットについて、前記キットのピッキングを開始したことを示す第1信号と、前記ピッキングを完了したことを示す第2信号と、前記ピッキングした前記キットの当該キットを使用する作業場所への配送が完了したことを示す第3信号と、前記キットの前記作業場所への供給期限と、を取得する取得部と、オーダされた前記製品と、前記製品の前記製造工程と、前記製造工程ごとの前記キットと、前記キットの前記供給期限と、前記作業場所への前記キットの供給作業の進捗状況とを対応付けて記憶する作業管理テーブルを記憶する記憶部と、前記取得部が前記第1信号を受信すると前記第1信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが開始されたことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得部が前記第2信号を受信すると前記第2信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが完了したことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得部が前記第3信号を受信すると前記第3信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットの配送が完了したことを前記作業管理テーブルに記録する記録部と、前記作業管理テーブルに記録された前記キットごとの前記進捗状況と、前記供給期限と、前記供給期限までの時間が短く前記進捗状況が示す進捗が遅い程、前記キットの供給作業に対して高い緊急度を設定するように定められた所定の緊急度定義情報と、に基づいて、前記キットの供給作業に緊急度を設定し、前記製品と前記製造工程と前記キットごとに設定した前記緊急度を表示する表示制御部を備える。
また、本開示の作業管理方法は、複数の製造工程を経て製造される製品の製造ラインにおいて、オーダされた前記製品と、前記製品の前記製造工程と、前記製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットと、前記キットの当該キットを使用する作業場所への供給期限と、前記作業場所への前記キットの供給作業の進捗状況とを対応付けて記憶する作業管理テーブルを記憶する記憶部を備える作業管理システムによって実行される作業管理方法であって、前記キットのピッキングを開始したことを示す第1信号と、前記ピッキングを完了したことを示す第2信号と、前記ピッキングした前記キットの前記作業場所への配送が完了したことを示す第3信号と、前記キットの前記供給期限と、を取得するステップと、前記取得するステップで前記第1信号を受信すると前記第1信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが開始されたことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得するステップで前記第2信号を受信すると前記第2信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが完了したことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得するステップで前記第3信号を受信すると前記第3信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットの配送が完了したことを前記作業管理テーブルに記録するステップと、前記作業管理テーブルに記録された前記キットごとの前記進捗状況と、前記供給期限と、前記供給期限までの時間が短く前記進捗状況が示す進捗が遅い程、前記キットの供給作業に対して高い緊急度を設定するように定められた所定の緊急度定義情報と、に基づいて、前記キットの供給作業に緊急度を設定し、前記製品と前記製造工程と前記キットごとに設定した前記緊急度を表示するステップと、を有する。
また、本開示のプログラムは、複数の製造工程を経て製造される製品の製造ラインにおいて、オーダされた前記製品と、前記製品の前記製造工程と、前記製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットと、前記キットの当該キットを使用する作業場所への供給期限と、前記作業場所への前記キットの供給作業の進捗状況とを対応付けて記憶する作業管理テーブルを記憶する記憶部を備えるコンピュータに、前記キットのピッキングを開始したことを示す第1信号と、前記ピッキングを完了したことを示す第2信号と、前記ピッキングした前記キットの前記作業場所への配送が完了したことを示す第3信号と、前記キットの前記供給期限と、を取得するステップと、前記取得するステップで前記第1信号を受信すると前記第1信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが開始されたことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得するステップで前記第2信号を受信すると前記第2信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが完了したことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得するステップで前記第3信号を受信すると前記第3信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットの配送が完了したことを前記作業管理テーブルに記録するステップと、前記作業管理テーブルに記録された前記キットごとの前記進捗状況と、前記供給期限と、前記供給期限までの時間が短く前記進捗状況が示す進捗が遅い程、前記キットの供給作業に対して高い緊急度を設定するように定められた所定の緊急度定義情報と、に基づいて、前記キットの供給作業に緊急度を設定し、前記製品と前記製造工程と前記キットごとに設定した前記緊急度を表示するステップと、を実行させる。
上述の作業管理システム、作業管理方法およびプログラムによれば、キットを供給する作業の進捗状況を表示することができる。
第一実施形態に係る作業管理システムの一例を示す図である。 第一実施形態に係るオーダとキットの関係を示す図である。 第一実施形態に係る作業管理テーブルの一例を示す図である。 第一実施形態に係る作業管理データの登録処理の一例を示す図である。 第一実施形態に係る作業状況一覧画面の一例を示す図である。 第一実施形態に係る作業状況一覧画面の表示処理の一例を示す図である。 第一実施形態に係る担当者の設定を説明する第1の図である。 第一実施形態に係る担当者の設定を説明する第2の図である。 第一実施形態に係る担当者の設定処理の一例を示す図である。 第二実施形態に係る作業管理システムの一例を示す図である。 第二実施形態に係る作業状況一覧画面の一例を示す図である。 第二実施形態に係る作業状況一覧画面の表示処理の一例を示す図である。 各実施形態に係る作業管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、各実施形態に係る作業管理システムについて、図1~図13を参照しながら詳しく説明する。
<第一実施形態>
(構成)
図1は、第一実施形態に係る作業管理システムの一例を示す図である。
作業管理システム1は、複数の製造工程を経て製造される製品の製造ラインにおいて、各製造工程へ、その製造工程で必要とされる部品群を遅滞なく供給するための情報を提供する。各製造工程で必要となる部品群は予め定められており、この部品群のことをキットと呼ぶ。キットの供給作業は、対象部品群を倉庫からピッキングするピッキング作業と、ピッキングした部品群を台車等で各製造工程の作業場所に届ける配送作業とによって構成される。
図1に示すように作業管理システム1は、作業管理装置10と、表示装置11と、端末装置12と、上位システム13と、を含む。
作業管理装置10は、コンピュータで構成される。作業管理装置10は、製造対象の製品別(つまり、オーダ別)、製造工程別に、それぞれの製造工程で必要とされる部品群(キット)の供給する作業の進捗状況を表示する作業状況一覧画面を生成する。担当者は、各製造工程での製造作業が滞りなく開始できるように、所定の作業場所に所定の時刻までにキットを提供する作業を行う。作業状況一覧画面は、各作業場所へのキットの供給作業の進捗状況や、どの製造工程に対するキットの提供を優先的に行うべきかの情報を提供する。
表示装置11は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの表示装置である。表示装置11は、作業管理装置10が生成した作業状況一覧画面等を表示する。
端末装置12は、担当者が作業の進捗状況を入力する装置である。端末装置12は、例えば、ハンディターミナルである。端末装置12は、例えば、端末装置12の識別子と、バーコード等を読み取った情報を作業管理装置10へ送信する。作業管理装置10は、端末装置12から送信される情報を受信して、キット供給作業の進捗状況を管理する。
上位システム13は、コンピュータで構成される。上位システム13は、作業管理装置10へ、オーダ別、製造工程別に必要なキットを指定する情報、キットの供給期限等の情報を提供する。
作業管理装置10は、製造計画データ取得・登録部101と、作業進捗データ取得部102と、作業状況登録部103と、担当者登録部104と、入力受付部105と、表示制御部106と、記憶部107とを備える。
製造計画データ取得・登録部101は、上位システム13から製造計画データを取得し、その内容を記憶部107に登録する。製造計画データには、後述するオーダID、ワークID、オペレーションID、及び、ワークIDに係る作業を開始する予定日時、ワークIDの作業を実行する作業主体に関する情報(グループID、WCID、チームID)が含まれている。
作業進捗データ取得部102は、端末装置12が送信するピッキング開始信号、完了信号、キットの配送完了信号を取得する。
作業状況登録部103は、キット供給作業の進捗状況にあわせて、作業の進捗状況を示す情報を記憶部107に登録する。
担当者登録部104は、キット供給作業の担当者を記憶部107に登録する。
入力受付部105は、ユーザ(例えば、キット供給作業の管理者)が作業管理装置10へ入力した情報を取得する。
表示制御部106は、作業状況一覧画面等の画像を生成し、各種画面の画像を表示装置11へ出力する。
記憶部107は、製造計画データ取得・登録部101、作業進捗データ取得部102、入力受付部105が取得した情報などを記憶する。
(データ構造)
図2は、本開示の第一実施形態に係るオーダとキットの関係を示す図である。オーダIDは注文を受けた製造対象の製品ごとに付与される識別子、ワークIDは各製造工程の識別子、オペレーションIDは各製造工程の作業の識別子であり、オペレーションIDごとにその作業で必要なキットが定義されている。つまり、オペレーションIDが定まるとキットが決定する。部品IDは、キットに含まれる部品の識別子である。図2に例示するようにオーダID、ワークID、オペレーションID、部品IDの関係は、この順で上位から下位へ階層化されている。オーダIDは、複数のワークIDと紐づき、ワークIDはオペレーションIDと1対1に紐付き、オペレーションIDは、複数の部品IDおよびそれぞれの部品の個数と紐づくという関係性が成立する。
図2の例では、オーダID=1の製品は、ワークID=1、2の製造工程を経て製造される。ワークID=1の製造工程では、オペレーションID=1の作業が行われ、当該作業で必要とされるキットは、部品ID=1A、1Bの部品で構成される。同様に、ワークID=2の製造工程では、オペレーションID=2の作業が行われ、当該作業で必要とされるキットは、部品IDが2A、2Bで構成される。なお、図示するワークIDおよび部品IDの数は一例であり、ワークID、部品IDは3以上であってもよい。
これらの情報のうち、少なくともオーダID、ワークID、オペレーションIDについては、上位システム13から作業管理装置10へ提供される。後述するようにワークID又はオペレーションIDにはキットの供給期限の算出に必要な期限の情報(例えば作業予定日時)が関連付けて提供される。作業管理装置10の記憶部107には、オペレーションIDに紐づくキットおよびそのキットに含まれる部品の部品IDを定義したキット定義情報が登録されている。作業管理装置10は、上位システム13から提供されるオペレーションIDに基づいて、供給対象となるキットに含まれる部品の部品IDを、キット定義情報を参照して決定する。
また、オーダID=1、ワークID=1、オペレーションID=1についてキット供給作業を開始する場合、キット供給作業の担当者には、図示しない作業票が提供される。作業票には、例えば、オーダIDの値(=1)をコード化したバーコード、ワークIDの値(=1)をコード化したバーコード、オペレーションIDの値(=1)をコード化したバーコード、ピッキング対象部品の部品IDの各値(=1A、1B)をそれぞれコード化したバーコード、作業場所へキットの配送が完了したことを表すバーコードが表示されている。また、倉庫に保管されている各部品について、例えば、棚や容器には、その棚や容器に格納されている部品の部品IDを表したバーコードや当該部品IDに紐づけられた棚ID、容器IDの値をコード化したバーコードが付されている。担当者が、端末装置12を用いて作業票に表示されたバーコードや棚等に表示されたバーコードをスキャンすると、端末装置12は、読み取ったバーコードの値と端末装置12の識別情報を作業管理装置10へ送信する。
例えば、担当者は、ピッキング作業の開始時に、作業票のオーダIDのバーコードと、ワークIDのバーコードと、オペレーションIDのバーコードとをスキャンする。端末装置12は、スキャンされたオーダID、ワークID、オペレーションID、端末装置12の識別子を作業管理装置10へ送信する。作業管理装置10では、作業進捗データ取得部102が、オーダID、ワークID、オペレーションID、端末装置12の識別子をピッキング開始信号として受信する。作業状況登録部103は、ピッキング作業の担当者(担当者は端末装置12の識別子に紐づいている。)、ピッキング対象のキット(キットはオペレーションIDに紐づいている。)、ピッキング作業の開始を認識し、ピッキング作業の開始を示すフラグを、次に図3を用いて説明する作業管理テーブルに登録する。
また、担当者は、棚や容器から部品ID=1Aの部品を取り出すときには、その部品が格納された棚や容器に付されたバーコードをスキャンする。作業状況登録部103は、棚や容器のバーコードの値(部品ID=1Aの値又は部品ID=1Aと紐づけられた棚ID等)、端末装置12の識別子を受信し、部品ID=1Aのピッキングが当該担当者によって開始されたことを認識する。
また、担当者は、部品ID=1Aの部品をXA個だけ取り出して台車に載せると作業票の部品ID=1Aのバーコードをスキャンする。端末装置12は、スキャンされた部品ID(=1A)と端末装置12の識別情報を作業管理装置10へ送信する。作業管理装置10では、作業状況登録部103は、これらの情報を取得して、オーダID、ワークID、オペレーションID、部品IDごとにピッキング完了時刻を記憶部107へ登録する。ピッキング対象の全部品について、棚等に付されたバーコードおよび作業票に表示された部品IDのバーコードの値を受信すると、作業状況登録部103は、ピッキング作業が完了したと判断し、ピッキング作業の完了を示すフラグを作業管理テーブルに登録する。
また、キットの全部品を台車に載せて作業場所まで運ぶと、担当者は、端末装置12を用いて、作業票の配送完了バーコードをスキャンする。作業進捗データ取得部102は、端末装置12から送信された配送完了の信号と端末装置12の識別子を取得して、作業開始時に取得したオーダID、ワークID、オペレーションIDと対応付けて配送作業の完了を示すフラグを作業管理テーブルに登録する。
また、各ワークIDには、その作業を担当する作業主体について所定の階層(チームID)までが上位システム13にて割り当てられている。作業主体は、グループID、WC(work center)ID、チームID、メンバーIDを用いて表す。グループIDは作業の種別ごとに分けられた作業班の全体に対して割り当てられる識別子である。例えば、ピッキング作業を行う作業班には1つのIDが与えられる。ピッキング作業を行う作業班は複数存在し、WCIDは各作業班の識別子である。さらに1つのWCは複数のチームから構成され、チームごとにチームIDが設定されている。また、チームの構成員の一人ひとりにはメンバーIDが設定されている。作業主体に関して、上位システム13では、グループID、WCID、チームIDを設定する。作業管理装置10では、製造計画データ取得・登録部101がこのデータを取得して、作業管理テーブルに登録する。また、作業管理装置10では、キット供給作業の管理者がキット単位でキット供給作業を行う担当者(メンバーID)を割り当てる。
図3に記憶部107が記憶するワークテーブルの一例を示す。
図3は、第一実施形態に係る作業管理テーブルの一例を示す図である。
作業管理データは、「項番」、「オーダID」、「ワークID」、「オペレーションID」、「グループID」、「WCID」、「チームID」、「メンバーID」、「開始予定日時」、「ピッキング開始フラグ」、「ピッキング完了フラグ」、「配送完了フラグ」の各項目を有している。
上記のように製造計画データ取得・登録部101は、上位システム13から製造計画データを取得する。製造計画データ取得・登録部101は、製造計画データに含まれるオーダID、ワークID、オペレーションID、グループID、WCID、チームID、作業予定日時のそれぞれを、作業管理テーブルの対応する項目、つまり、「オーダID」、「ワークID」、「オペレーションID」、「グループID」、「WCID」、「チームID」、「メンバーID」、「開始予定日時」の各項目に登録する。なお、「項番」項目には登録順に連番で採番した値が登録される。また、「ピッキング開始フラグ」項目には、ピッキング開始信号を受信済みであれば“1”が設定される。「ピッキング完了フラグ」項目には、キットの全部品が棚などから取り出されたときに“1”が設定される。「配送完了フラグ」項目には、キットが配送済みであれば“1”が設定される。
例えば、作業状況登録部103は、キット供給作業の担当者が端末装置12を用いて作業票等のバーコードを読むたびに作業進捗データ取得部102が取得する信号に基づいて「ピッキング開始フラグ」、「ピッキング完了フラグ」、「配送完了フラグ」の各項目を更新する。例えば、オーダID、ワークID、オペレーションIDの値を受信すると、作業状況登録部103は、作業管理テーブルにおける、そのオーダID、ワークID、オペレーションIDに対応するレコードの「ピッキング開始フラグ」項目に“1”を設定する。
また、例えば、作業票に印刷されたオーダID、ワークID、オペレーションIDのバーコードのスキャン後、オペレーションIDに対応するキットに含まれる全ての部品について、棚等のバーコードおよび作業票のバーコードが示す部品IDの値を取得すると、作業状況登録部103は、当該キットのピッキング作業が完了したと判断し、作業管理テーブルにおける、そのオーダID、ワークID、オペレーションIDに対応するレコードの「ピッキング完了フラグ」項目に“1”を設定する。
また、例えば、作業票に印刷されたオーダID、ワークID、オペレーションIDのバーコードのスキャン後、作業票に印刷された配送完了を示すバーコードがスキャンされ、作業進捗データ取得部102が、配送完了信号を取得すると、作業状況登録部103は、当該キットの配送が完了したと判断し、作業管理テーブルにおける、そのオーダID、ワークID、オペレーションIDに対応するレコードの「配送完了フラグ項目」に“1”を設定する。
なお、図3に例示する作業管理テーブルは一例である。例えば、作業管理テーブルは、オペレーションIDに対応するキットの全部品について、ピッキング開始時刻、終了時刻を登録できるように構成されていてもよい。
(データ登録処理)
次に作業管理テーブルへの登録処理の流れについて説明する。
図4は、第一実施形態に係る作業管理データの登録処理の一例を示す図である。
まず、製造計画データ取得・登録部101が、上位システム13からこれから製造を行う製品についての製造計画データを取得する。製造計画データには、製品のオーダID、ワークID、オペレーションID、グループID、WCID、チームID、ワークIDが示す作業を開始する作業予定日時の情報が含まれている。製造計画データ取得・登録部101は、製造計画データに含まれるこれらの各データを、作業管理テーブルの同名称の項目に登録する(ステップS11)。また、後に図7~図9を用いて説明する処理により各オペレーションIDには、キット供給作業を実行する担当者のメンバーIDが割り当てられる。この担当者は、端末装置12を用いて、キット供給作業を開始する。
担当者がピッキング作業を開始すると、作業進捗データ取得部102は、担当者と紐づけられた端末装置12から、オーダID、ワークID、オペレーションID、部品IDなどの作業進捗データを取得する(ステップS12)。作業状況登録部103は、必要に応じてピッキング開始フラグを更新する(ステップS13)。例えば、作業進捗データ取得部102がオーダID、ワークID、オペレーションIDを受信すると、作業状況登録部103は、図3の作業管理テーブルに登録された受信したオーダID、ワークID、オペレーションIDの値が設定されたレコードについて、「ピッキング開始フラグ」」項目に“1”を設定する。次に作業状況登録部103は、オペレーションIDに対応するキットの全部品をピッキングしたか否かを判定する(ステップS14)。例えば、記憶部107には、オペレーションIDごとにそのオペレーションIDに対応するキットを構成する全部品の部品IDと必要個数を定めたキット定義情報が登録されている。例えば、作業状況登録部103は、キット定義情報を参照して、ピッキング作業中のキットの全部品について、棚などのバーコードを読み取った値と作業票のバーコードを読み取った値の両方を取得したときに全部品をピッキングしたと判定する。全部品をピッキングしていない場合(ステップS14;No)、ステップS12からの処理を繰り返す。
全部品をピッキングしたと判定した場合(ステップS14;Yes)、作業状況登録部103は、ピッキング完了フラグを更新する(ステップS15)。具体的には、作業状況登録部103は、作業管理テーブルにおける対象レコードの「ピッキング完了フラグ」項目に“1”を設定する。
次に担当者がピッキングしたキットを作業場所へ配送し、作業票の配送完了を示すバーコードをスキャンする。例えば、ワークIDごとに作業場所が定められていて、担当者は、ワークIDが示す作業場所にキットを配送する。作業進捗データ取得部102は、端末装置12が送信した配送完了信号を取得する(ステップS16)。作業状況登録部103は、配送完了フラグを更新する(ステップS17)。具体的には、作業状況登録部103は、作業管理テーブルにおける対象レコードの「配送完了フラグ」項目に“1”を設定する。
(表示例)
表示制御部106は、作業管理テーブルに登録された情報を用いて、作業状況一覧画面を生成する。
図5は、第一実施形態に係る作業状況一覧画面の一例を示す図である。
作業状況一覧画面200は、検索対象設定領域201と、優先度定義情報表示欄202と、一覧表示領域203と、を含む。
検索対象設定領域201は、一覧表示領域203に表示する作業対象の表示範囲を設定する項目が設けられている。例えば、Group欄に「Picking」、WC欄にWCID「001」、Teamに「チーム1」を入力すると、一覧表示領域203には、ピッキングを行う作業班のうちWCID=001、チーム1に割り当てられたワークID及びオペレーションIDが、オーダ別に表示される。
優先度定義情報表示欄202は、ピッキング作業の優先度や緊急度の定義が表示されている。ピッキング作業の優先度は、例えば、セルの背景色によって表され、優先度・緊急度が高いものから順に、赤、ピンク、白、青、緑の各色が割り当てられる。また、ピッキング作業の優先度・緊急度は、納期と最新の作業状況から判断される。例えば、納期が24時間以内に迫っていて、ピッキング作業が未着手であれば、最高の優先度(赤)が設定される。納期が24時間以内に迫っていても、ピッキング作業が開始されていれば、2番目に高い優先度(ピンク)が設定される。納期までの時間が24~48時間であって、ピッキング作業が未着手であれば、2番目に高い優先度(ピンク)が設定される。納期までの時間が24~48時間であっても、ピッキング作業が開始されていれば、3番目に高い優先度(白)が設定され、納期までの時間が48時間以上あればピッキング作業の開始状況に関係なく、3番目に高い優先度(白)が設定される。また、ピッキング作業が完了していて、作業場所への配送作業が未完了の場合には、納期に関係なく4番目に高い優先度(青)が設定される。ピッキング作業と配送作業が完了していれば、納期に関係なく5番目に高い優先度(緑)が設定される。つまり、緑の場合には、キット供給作業は完了している。
一覧表示領域203には、オーダID別、ワークID別にピッキング作業の状況が表示される。図示するように表示制御部106は、一覧表示領域203に2次元のマトリクスを表示する。表示制御部106は、マトリクスの横方向に製造対象の製品のオーダIDを表示し、縦方向には製造対象製品の製造工程ごと(ワークIDごと)に、オペレーションID(キット)を、当該キットのキット供給作業を担当する作業主体に関する情報(グループ、WCID、チーム)と関連付けて表示する。例えば、図5の場合、オーダID=001~005の5つのオーダが横軸に表示され、これらのオーダIDに係る製品がワークID=1~4・・・の製造工程を経て製造されること、ワークID=1,2,3,4では、オペレーションID=1001,1002,1003,1004に対応するキットが必要とされること、各キットのピッキングと配送はWCID=001の中のチーム1が担当することが縦軸に表示されている。例えば、表示制御部106は、横軸のオーダIDについては、オーダID順又はオーダIDに係る製品の納期順に左から並べて表示し、縦軸については製造工程順(ワークID順)に並べて表示する。
また、表示制御部106は、マトリクスの各セルに、当該セルに対応するオーダIDおよびワークID(オペレースションID)についてのキット供給作業の作業状況を表示する。表示制御部106は、各セルにピッキング作業の担当者、納期を表示し、進捗状況をセルの背景色で表す。例えば、図5のオーダID=001、オペレーションID=1001に対応するセルには、キットの配送期限が4月2日で、担当者がAさん、キットの配送までが完了していること(背景色が緑)が表示されている。また、オーダID=001、オペレーションID=1004に対応するセルには、キットの配送期限が4月9日で、担当者がAさん、作業の優先度・緊急度がそれほど高くないこと(背景色が白:3番目の優先度)が表示されている。また、オーダID=003、オペレーションID=1002に対応するセルには、キットの配送期限が4月8日で、担当者が割り当てられておらず、作業の優先度・緊急度が最高(背景色が赤)であることが表示されている。
表示制御部106は、図3で例示した作業管理テーブルの登録内容に応じて各セルの表示を行う。例えば、作業管理テーブルにオーダID=“001”、ワークID=“1”、オペレーションID=“1001”等と対応付けてメンバーID=Aさんの識別子、開始予定日時に“4月3日9:00時”、ピッキング開始フラグ=“1”、ピッキング完了フラグ=“1”、配送完了フラグ=“1”のレコードが登録されている。すると、表示制御部106は、「開始予定日時」の内容に応じて納期4月2日を決定し、現在から納期までの期間と3つのフラグが示す作業の進捗状況と優先度定義情報表示欄202に表示された定義とに基づいて優先度を評価してセルの背景色(緑)を決定する。納期の算出方法は任意である。ここでは、必要となる日時の前日を納期と定めることとする。表示制御部106は、背景色と担当者と納期とをセルに設定して、図5のオーダID=001、オペレーションID=1001のセルに例示するような表示を行う。
例えば、作業管理テーブルにオーダID=“003”、オペレーションID=“1002”等と対応付けて開始予定日時=“4月9日9:00時”、メンバーID=“”(NULL)、ピッキング開始フラグ=“”、ピッキング完了フラグ=“”、配送完了フラグ=“”のレコードが登録されていれば、表示制御部106は、現在から納期までの期間と3つのフラグが示す作業の進捗状況と優先度定義情報表示欄202の定義に基づいてセルの背景色=赤を決定し、背景色と担当者(未決定)と納期とをセルに設定して、図5のオーダID=003、オペレーションID=1002に対応するセルに例示するような表示を行う。
作業状況一覧画面200によれば、キット供給作業の管理者は、どのキットの供給作業を優先的に行えば良いかを確認することができる。例えば、図5の例であれば、オーダID=“003”、オペレーションID=“1002”に対応するキットおよびオーダID=“004”、オペレーションID=“1001”に対応するキットの供給作業が最優先であり、オーダID=“005”、オペレーションID=“1001”に対応するキットおよびオーダID=“004”、オペレーションID=“1002”に対応するキットの供給作業が次に優先度が高い作業である。
(表示処理)
次に作業状況一覧画面200を表示する処理の流れについて説明する。
図6は、第一実施形態に係る作業状況一覧画面の表示処理の一例を示す図である。
まず、表示制御部106が、作業状況一覧画面200の初期画面を生成して表示装置11に表示する(ステップS21)。初期画面では、検索対象設定領域201、一覧表示領域203にはデータが表示されていない。
次にユーザが、検索対象設定領域201において検索条件を設定する。例えば、ユーザは、Group欄に“Picking”、WC欄に検索対象のWCID“001”、Team欄に検索対象のチーム名“チーム1”を入力又は選択する。すると、入力受付部105は、検索対象設定領域201に設定された検索条件を取得する(ステップS22)。入力受付部105は、検索条件を表示制御部106へ出力する。検索条件を取得すると、表示制御部106は、作業管理テーブル(図3)に登録されたデータから、検索条件に合致するデータを抽出する(ステップS23)。例えば、上記の検索条件の場合、表示制御部106は、作業管理テーブルの「グループID」項目に“Picking”に対応するIDが設定され、「WCID」項目に“001”が設定され、「チームID」項目に“チーム1”に対応するIDが登録されたレコードを抽出する。
次に表示制御部106は、作業状況一覧画面200の表示内容を更新する(ステップS24)。例えば、表示制御部106は、抽出したレコードに含まれるオーダIDを横軸の各欄に設定し、各オーダIDに紐づくワークID、オペレーションID、グループIDが示す作業班の種別(“Picking”)、WCID、チームIDが示すチーム名(“チーム1”)を縦軸の各欄に設定した2次元マトリクスを、一覧表示領域203に表示する。記憶部107には、オーダID、ワークID、オペレーションID、グループID、WCID、チームID、メンバーID、キット、部品ID等のそれぞれに関して基本的な情報が定義されたマスタテーブルが登録されている。表示制御部106は、必要に応じてマスタテーブルを参照して、グループIDに紐づく作業班の種別の情報(例えば、ピッキング)やチームIDに紐づくチーム名の情報を取得して作業状況一覧画面200を生成する。また、例えば、表示制御部106は、作業管理テーブルの「開始予定日時」項目の値および現在の日時、「ピッキング開始フラグ」の値、「ピッキング完了フラグ」の値、「配送完了フラグ」の値、優先度定義情報表示欄202に例示する納期と作業状況とに基づいて定められる優先度・緊急度の定義情報に基づいて、2次元マトリクスの各セルの背景色を制御する。また、表示制御部106は、作業管理テーブルの「開始予定日時」項目の値に基づいて各セルにピッキング作業の納期を表示し、作業管理テーブルの「メンバーID」項目の値に基づいて担当者に関するマスタテーブルを参照して、各セルに担当者を表示する。
なお、管理者は、作業状況を把握したい範囲に合わせて検索対象設定領域201へ検索条件を入力することにより、キット供給作業状況を、チームID単位以外にも、グループID単位で表示させたり、WCID単位で表示させたり、メンバーID単位でさせたりすることができる。また、検索対象設定領域201では、一覧表示領域203に表示するオーダIDの範囲を検索条件として入力できるようにしてもよい。
(担当者の設定処理)
次に作業状況一覧画面200にてピッキング作業の担当者を設定する処理について説明する。図5の例では、オーダID=“003”、オペレーションID=“1002”に対応するキットの供給作業と、オーダID=“004”、オペレーションID=“1001”に対応するキットの供給作業の優先度が高いにもかかわらず、担当者が未設定である。図5の状態で、ユーザが、例えば、オーダID=“003”、オペレーションID=“1002”のセルをクリックすると、表示制御部106は、図7に例示する担当者設定画面204を表示する。
図7は、第一実施形態に係る担当者の設定を説明する第1の図である。
表示制御部106は担当者設定画面204を生成し、作業状況一覧画面200の前面に担当者設定画面204を表示する。担当者設定画面204には、チーム1に属する担当者の一覧(担当者A~C)と各担当者に割り当てられた担当作業数を表示する。図7の例では、担当者別に、背景色が緑(配送済み)を除く担当作業数が表示されている。ユーザは、各担当者に割り当てられた作業数を参考にしながら、オーダID=“003”、オペレーションID=“1002”のキット供給作業に割り当てる担当者を選択する。例えば、ユーザは、担当者Aを選択し、割当ボタン205を押下する。すると、このキット供給作業に担当者Aが割り当てられる。
同様にユーザは、オーダID=“004”、オペレーションID=“1001”のセルをクリックして担当者設定画面204を表示させ、担当者Bを割り当てる。すると、オーダID=“004”、オペレーションID=“1001”のキット供給作業に担当者Bが割り当てられる。
担当者の設定作業を実行した結果表示される作業状況一覧画面200を図8に示す。
図8は、第一実施形態に係る担当者の設定を説明する第2の図である。図5に例示した作業状況一覧画面200と比べて、オーダID=“004”、オペレーションID=“1001”のセルには担当者Bが設定され、オーダID=“003”、オペレーションID=“1002”のセルには担当者Aが設定されていることが分かる。
次に図9を参照して、担当者設定処理の流れについて説明する。
図9は、第一実施形態に係る担当者の設定処理の一例を示す図である。
まず、管理者が、担当者の設定を行うセルを選択して当該セルをクリックする。入力受付部105は、この操作によって担当者設定画面204の呼び出し指示を受け付ける(ステップS31)。入力受付部105は、クリックされたセルに対応するオーダID、ワークID、オペレーションID、グループID、WCID、チームIDを表示制御部106へ出力する。表示制御部106は、担当者に関するマスタテーブルを参照して、入力受付部105から取得したチームIDに所属する担当者のメンバーID、氏名の一覧情報を取得する。また、表示制御部106は、取得したメンバーIDのそれぞれについて、作業管理テーブル(図3)を参照して、「配送完了フラグ」に“1”が設定されているレコードを除き、「メンバーID」項目に対象メンバーIDの値が設定されているレコード数を集計する。集計された値は、そのメンバーIDが示す担当者に現在割り当てられている作業数である。なお、「ピッキング完了フラグ」に“1”が設定されているレコード(つまり、残りの作業が配送のみ)を集計対象から除外してもよい。表示制御部106は、担当者の一覧と各担当者に割り当てられている作業数を表示した担当者設定画面204を生成し、作業状況一覧画面200の前面に表示する(ステップS32)。
管理者は、作業負担などを考慮しながら担当者を選択し、割当ボタン205を押下する。入力受付部105は、管理者による担当者の割り当て指示を受け付ける(ステップS33)。入力受付部105は、管理者が選択した担当者のメンバーIDを表示制御部106へ出力する。表示制御部106は、作業状況一覧画面200を更新する(ステップS34)。具体的には、表示制御部106は、担当者に関するマスタテーブルを参照して、対象セルに選択された担当者の氏名を表示する。また、表示制御部106は、対象セルに対応するオーダID、ワークID、オペレーションID、グループID、WCID、チームID、選択されたメンバーIDを担当者登録部104へ出力する。担当者登録部104は、記憶部107が記憶する作業管理テーブルに、管理者が選択した担当者を登録する(ステップS35)。具体的には、作業状況登録部103は、「オーダID」、「ワークID」、「オペレーションID」、「グループID」、「WCID」、「チームID」の各項目の値が、表示制御部106から取得した値と等しいレコードを特定し、該レコードの「メンバーID」項目に、担当者設定画面204で設定された担当者のメンバーIDを登録する。これにより、管理者が選択したオーダIDおよびワークIDに対応するキットの供給作業に対して、管理者が設定した担当者が割り当てられる。
なお、上記例では、担当者が未設定のキット供給作業に対して、担当者を設定することとしたが、既に担当者が設定されているキット供給作業の担当者を、同様の手順によって変更することが可能である。
本実施形態によれば、供給すべきキットをオーダ別、製造工程(ワークID)別に、作業の優先度とともに表示することができる。これにより、管理者は、最新のキット供給作業の作業状況を把握し、遅滞なくキットを供給できるような作業計画を立てることができる。また、製造側ではキットが揃うまでの待ち時間を低減し、安定して製造リードタイムを短縮化することができる。
さらに、作業管理システム1によれば、供給すべきキットを作業主体別に表示することができる。例えば、グループID単位での表示、WCID単位での表示、チームID単位での表示、メンバーID単位での表示が可能である。これにより、キット供給作業に遅れが出ないような作業管理が容易になる。また、検索条件を設定することにより、必要な範囲のキット供給作業だけを表示することができるので、見落としや探す手間を省き、管理者は、キット供給作業の状況を速やかに把握することができる。
また、図5等で例示するように縦軸では、作業主体とキット(オペレーションID)と製造工程(ワークID)との関係が表示される。工場では、製造工程ごとに作業場所が定められていることが一般的である。従って、縦軸の表示を見るだけで、キット単位で、誰がどのキットをどこへ配送するのかを容易に把握することができ、キット供給作業の管理性が向上する。
また、図5等で例示するようにオーダ毎、キット毎に現在の作業ステータスを表示することができる。例えば、量産品の場合、同じ種類の製品に関するオーダIDが横軸に多数並ぶが、オーダID(横軸)、製造工程およびその製造工程で必要なキット(縦軸)のマトリクスで表示することで受注しているオーダ全体の作業状況、オーダ全体における各オーダの優先度や遅延状況などの把握・管理が容易になる。
また、作業の優先度や担当者の負担を考慮して、オーダ毎およびキット毎に担当者を割り当てることができる。優先度・緊急度の高い作業を見逃さず、担当者を割り当てることができるので、滞りなくキットの供給作業を遂行することができる。
<第二実施形態>
(構成)
第一実施形態では、倉庫に実際に必要な部品が在庫されているか否かに関係なく、オーダID別、製造工程別にキット単位で、キット供給作業の優先度等を表示する。これに対し、第二実施形態では、倉庫に保管されている部品の在庫数を考慮して、キット供給作業の優先度等を表示する。
以下、本発明の第二実施形態による作業管理システム1Aについて図10~図12を参照して説明する。
図10は、第二実施形態に係る作業管理システムの一例を示す図である。
図10に示すように、作業管理システム1Aは、作業管理装置10Aと、表示装置11と、端末装置12と、上位システム13と、在庫システム14と、を含む。作業管理装置10Aは、製造計画データ取得・登録部101と、作業進捗データ取得部102と、作業状況登録部103と、担当者登録部104と、入力受付部105と、表示制御部106Aと、記憶部107と、在庫情報管理部108と、を備える。
在庫システム14は、倉庫に保管されている部品の在庫数、入庫予定日、入庫予定数を記憶している。
在庫情報管理部108は、在庫システム14から倉庫に保管された部品の在庫数等の情報を取得する。また、上位システム13から取得する製造計画データに含まれるオーダに対し、部品の在庫が不足する場合には、在庫システム14へその部品の入庫を早めるよう催促する信号を送信する機能を有している。
表示制御部106Aは、キットを構成する部品の在庫に応じて作業状況一覧画面200Aの表示を行う。例えば、表示制御部106Aは、部品の在庫が不足する場合、優先度が高い製造工程へ供給するキットに優先的に部品を割り当てて作業状況一覧画面200Aの表示を行う。優先度が高い製造工程とは、受注順にオーダIDを採番し、製造工程順にワークIDが設定されている場合、オーダIDの値が小さく、ワークIDの値が小さい製造工程のことである。あるいは、優先度が高い製造工程とは、納期が早いオーダIDの各製造工程のことである。例えば、オーダID=1、ワークID=1、オペレーションID=1のキットについて、部品ID=1の部品が100個必要とされ、当該部品の現在の在庫数が250個、同じ製品についてオーダID=1~3の製造が計画されている場合、表示制御部106Aは、現在の在庫数250個のうち、まず100個をオーダID=1、ワークID=1、オペレーションID=1に引き当て、残りの150個のうち100個をオーダID=2、ワークID=1、オペレーションID=1に引き当てる。表示制御部106Aは、オーダID=3、ワークID=1、オペレーションID=1については在庫不足とみなし、所定の表示を行う。
例えば、表示制御部106Aは、部品調達までの時間を考慮してキット供給作業の優先度・緊急度を設定し、作業状況一覧画面200Aを生成する。ここで図11を参照する。図11は、第二実施形態に係る作業状況一覧画面の一例を示す図である。図11に例示する作業状況一覧画面200Aでは、オーダID=004、005の各セルについて、現在のところ在庫不足であって、不足している部品の入庫まで着手できないことを考慮すると、納期までに余裕が無いことを示す表示(例えば、背景色が黄色)がされている。
また、作業状況一覧画面200Aの「在庫が無いものを非表示」の欄にチェックがされると、表示制御部106Aは、供給するキットに在庫不足の部品が含まれるオーダを非表示にする。
第二実施形態の作業管理システム1Aにおける他の構成については、第一実施形態と同様である。
(動作)
次に図12を参照して、本実施形態の表示処理について説明する。
図12は、第二実施形態に係る作業状況一覧画面の表示処理の一例を示す図である。
在庫情報管理部108は、所定の時間間隔で、在庫システム14へアクセスし、全部品の在庫数、入庫予定数、入庫予定日を取得し、部品IDと対応付けて記憶部107に在庫数などを登録する。
管理者が所定の操作を行うと、表示制御部106Aは、作業状況一覧画面200Aの初期画面を生成して表示装置11に表示する(ステップS21)。次に表示制御部106Aは、入力受付部105を通じて検索条件を取得し(ステップS22)、データの抽出を行う(ステップS23)。次に表示制御部106Aは、在庫不足のオーダを表示するか否かを判定する(ステップS25)。表示制御部106Aは、作業状況一覧画面200Aにて、「在庫が無いものを非表示」の欄にチェックが入力済みか否かの情報を、入力受付部105を通じて取得し、チェック済みであれば在庫不足のオーダを表示しないと判定し、チェックがされていなければ在庫不足のオーダを表示すると判定する。
在庫不足のオーダを表示すると判定した場合(ステップS25;Yes)、表示制御部106Aは、例えば、オーダID順、ワークID順に、オペレーションIDに対応するキットに含まれる部品ごとに在庫情報管理部108が登録した在庫数を参照して引き当て処理を行う。そして、表示制御部106Aは、在庫があれば第一実施形態と同様の処理によって優先度を評価し、背景色を決定する。在庫が無い場合、表示制御部106Aは、記憶部107に登録されたその部品の入庫予定日、入庫予定数を参照し、入庫されてからキットを供給しなければならない日時までの期間を算出する。その期間が所定の値(例えば48時間)以下であれば、表示制御部106Aは、一覧表示領域203における当該部品を含むキットに関するセルの背景色を黄色に設定する。算出した期間が所定の値より余裕があれば、表示制御部106Aは、当該部品を含むキットに関するセルの背景色を白色に設定する。また、表示制御部106Aは、各セルについて納期や担当者の表示を行う。表示制御部106Aは、在庫不足のキットに関するセルについて、在庫不足の部品を調達する時間を考慮した表示を行って、作業状況一覧画面200Aを更新する(ステップS26)。
在庫不足のオーダを表示しないと判定した場合(ステップS25;No)、表示制御部106Aは、上記処理と同様にして各部品について引き当て処理を行う。そして、表示制御部106Aは、在庫があれば第一実施形態と同様の処理によって優先度を評価し、背景色を決定する。また、表示制御部106Aは、各セルについて納期や担当者の表示を行う。在庫が無い場合、表示制御部106Aは、在庫が無い部品を含むキットの供給を行う製造工程を有するオーダIDを表示対象から除外する。表示制御部106Aは、在庫不足のキットに関するオーダを除いた作業状況一覧画面200Aを生成し、作業状況一覧画面200Aを更新する(ステップS27)。例えば、図11の例であれば、表示制御部106Aは、オーダ=004、005の列を非表示とする。
また、表示制御部106Aは、在庫不足の部品を検出すると、そのような部品の一覧画面を表示してもよい。また、表示制御部106Aは、在庫不足の部品IDを在庫情報管理部108へ出力し、在庫情報管理部108が、在庫システム14へ在庫不足の部品の調達を催促するような信号を送信してもよい。
作業管理システム1Aによれば、第一実施形態の効果に加え、キットを構成する部品の在庫状況を考慮して、キット供給作業の作業計画を立てることができる。例えば、作業状況一覧画面200Aにて「在庫が無いものを非表示」の欄にチェックを入力して表示させることで、現在の在庫で実行可能なキット供給作業を把握することができる。この表示により、例えば、管理者は、在庫不足でキット調達ができない作業を後回しにして、現在の在庫状況で実行可能なキット供給作業に優先的に担当者を割り当てことができる。また、「在庫が無いものを非表示」の欄にチェックを入力せずに表示させることで、管理者は、在庫不足の部品が入庫された後の作業状況を考慮して、担当者の割り当てを行うことができる。
図13は、各実施形態に係る作業管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述の作業管理装置10,10Aは、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
なお、作業管理装置10,10Aの全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
各実施形態に記載の作業管理システム1、1A、作業管理方法およびプログラムは、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る作業管理システム1、1Aは、複数の製造工程を経て製造される製品の製造ラインにおいて、前記製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットの供給状況を表示する表示制御部、を備える。
キット単位で、キットの供給状況を表示するので、キット供給作業の進捗状況が容易に把握できる。
(2)第2の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(1)の作業管理システム1、1Aであって、前記表示制御部は、2次元マトリクスを表示し、前記2次元マトリクスの横方向にオーダされた製造対象の製品を表示し、前記2次元マトリクスの縦方向に前記製品の前記製造工程ごとの前記キットを表示し、前記2次元マトリクスにおける各セルに、当該セルに関する前記製品の製造工程に対する前記キットの供給作業の状況を表示する。
これにより、オーダ別、製造工程別に必要なキットとそのキットの供給作業状況とを一覧表示することができる。
(3)第3の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(2)の作業管理システム1、1Aであって、前記表示制御部は、前記各セルに、前記キットの供給の緊急度を表示する。
(4)第4の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(3)の作業管理システム1、1Aであって、前記緊急度は、前記キットの供給期限までの時間と、前記キットの供給作業の進捗度と、に基づいて設定される。
(5)第5の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(3)または(4)の作業管理システム1、1Aであって、前記表示制御部は、前記供給期限までの時間が所定の第1時間より短く、前記供給作業が未着手の場合、最も高い緊急度を設定する。
(6)第6の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(5)の作業管理システム1、1Aであって、前記表示制御部は、前記供給作業が着手済みで、前記供給期限までの時間が前記第1時間より短い場合、2番目に高い緊急度を設定する。
(7)第7の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(5)または(6)の作業管理システム1、1Aであって、前記表示制御部は、前記供給作業が未着手で、前記供給期限までの時間が前記第1時間より長く設定された第2時間より短い場合、2番目に高い緊急度を設定する。
(8)第8の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(5)または(6)の作業管理システム1、1Aであって、前記表示制御部は、前記供給作業が未着手で、前記供給期限までの時間が前記第1時間より長く設定された第2時間以上の場合、3番目に高い緊急度を設定する。
(2)~(8)の態様により、実際の緊急度を把握することができる。例えば、供給期限が迫っているが、作業も順調に進行しているものについては、作業が遅延しているものに比べ低い緊急度が設定されるので、両者を混同するようなことが無く、真に緊急度が高い作業を把握することができる。
(9)第9の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(4)~(8)の作業管理システム1、1Aであって、前記表示制御部は、未供給の前記キットのうち、在庫が不足する前記部品を含む前記キットの供給作業の状況について、前記供給期限までの期間から在庫の調達に要する時間を除いた値が所定値より短い場合、所定の緊急度を設定する。
これにより、部品の在庫不足の場合、当該部品の調達に要する時間を考慮して、キット供給作業の緊急度を把握することができる。
(10)第10の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(3)~(9)の作業管理システム1、1Aであって、第1の前記製品の製造の優先度が第2の前記製品より高く、第1の前記製品および第2の前記製品の製造に使用する前記キットに在庫不足の部品が含まれる場合、当該部品を、第2の前記製品よりも第1の前記製品に供給する前記キットに優先的に割り当てて前記キットの供給状況を表示する。
これにより、優先度の高い製品に対してキットの供給を優先的に行うことができる。
(11)第11の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(3)~(10)の作業管理システム1、1Aであって、前記表示制御部は、前記緊急度を色分けして表示をする。
これにより、ユーザは、優先度の高いキット供給作業を容易に把握することができる。
(12)第12の態様に係る作業管理システム1、1Aは、(2)~(10)の作業管理システム1、1Aであって、前記セルごとに、前記キットの供給作業の担当者を設定する担当者登録部、をさらに備える。
これにより、キットの供給作業の緊急度に応じて、キット単位に担当者を割り当てることができる。
(13)第13の態様に係る作業管理方法は、製造ラインにおける製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットについて、前記キットの供給状況を表示する。
(14)第14の態様に係るプログラムは、コンピュータに、製造ラインにおける製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットについて、前記キットの供給状況を表示する処理、を実行させる。
1、1A・・・作業管理システム
10、10A・・・作業管理装置
101・・・製造計画データ取得・登録部
102・・・作業進捗データ取得部
103・・・作業状況登録部
104・・・担当者登録部
105・・・入力受付部
106、106A・・・表示制御部
107・・・記憶部
108・・・在庫情報管理部
11・・・表示装置
12・・・端末装置
13・・・上位システム
14・・・在庫システム
900・・・コンピュータ
901・・・CPU
902・・・主記憶装置
903・・・補助記憶装置
904・・・入出力インタフェース
905・・・通信インタフェース

Claims (13)

  1. 複数の製造工程を経て製造される製品の製造ラインにおいて、前記製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットについて、前記キットのピッキングを開始したことを示す第1信号と、前記ピッキングを完了したことを示す第2信号と、前記ピッキングした前記キットの当該キットを使用する作業場所への配送が完了したことを示す第3信号と、前記キットの前記作業場所への供給期限と、を取得する取得部と、
    オーダされた前記製品と、前記製品の前記製造工程と、前記製造工程ごとの前記キットと、前記キットの前記供給期限と、前記作業場所への前記キットの供給作業の進捗状況とを対応付けて記憶する作業管理テーブルを記憶する記憶部と、
    前記取得部が前記第1信号を受信すると前記第1信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが開始されたことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得部が前記第2信号を受信すると前記第2信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが完了したことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得部が前記第3信号を受信すると前記第3信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットの配送が完了したことを前記作業管理テーブルに記録する記録部と、
    前記作業管理テーブルに記録された前記キットごとの前記進捗状況と、前記供給期限と、前記供給期限までの時間が短く前記進捗状況が示す進捗が遅い程、前記キットの供給作業に対して高い緊急度を設定するように定められた所定の緊急度定義情報と、に基づいて、前記キットの供給作業に緊急度を設定し、前記製品と前記製造工程と前記キットごとに設定した前記緊急度を表示する表示制御部と、
    を備える作業管理システム。
  2. 前記表示制御部は、2次元マトリクスを表示し、
    前記2次元マトリクスの横方向にオーダされた製造対象の製品を表示し、
    前記2次元マトリクスの縦方向に前記製品の前記製造工程ごとの前記キットを表示し、
    前記2次元マトリクスにおける各セルに、当該セルに関する前記製品の製造工程に対する前記キットの供給作業の前記緊急度を表示する、
    請求項1に記載の作業管理システム。
  3. 前記セルごとに、前記キットの供給作業の担当者を設定する担当者登録部、
    をさらに備える請求項2に記載の作業管理システム。
  4. 前記表示制御部は、
    前記供給期限までの時間が所定の第1時間以下で前記取得部が前記第1信号、前記第2信号および前記第3信号の何れも取得していない場合、前記緊急度に最も高い緊急度を設定する、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の作業管理システム。
  5. 前記表示制御部は、
    前記取得部が前記第1信号を取得済みで、前記供給期限までの時間が前記第1時間以下の場合、前記緊急度に2番目に高い緊急度を設定する、
    請求項に記載の作業管理システム。
  6. 前記表示制御部は、
    前記取得部が前記第1信号、前記第2信号および前記第3信号の何れも取得しておらず、前記供給期限までの時間が前記第1時間より長く設定された第2時間より短く且つ前記第1時間より長い場合、前記緊急度に2番目に高い緊急度を設定する、
    請求項に記載の作業管理システム。
  7. 前記表示制御部は、
    前記取得部が前記第1信号、前記第2信号および前記第3信号の何れも取得しておらず、前記供給期限までの時間が前記第1時間より長く設定された第2時間以上の場合、3番目に高い緊急度を設定する、
    請求項又は請求項に記載の作業管理システム。
  8. 前記表示制御部は、未供給の前記キットのうち、在庫が不足する前記部品を含む前記キットの供給作業の前記緊急度について、前記供給期限までの期間から在庫が不足する前記部品の在庫の調達に要する時間を除いた値が所定の閾値以下の場合、前記緊急度定義情報に基づく前記緊急度とは別に、在庫不足の前記部品の調達に要する時間を考慮すると前記供給期限まで余裕が無いことを示す第2の緊急度を設定する、
    請求項4から請求項の何れか1項に記載の作業管理システム。
  9. 前記表示制御部は、未供給の前記キットのうち、在庫が不足する前記部品を含む前記キットの供給作業の前記緊急度について、前記供給期限までの期間から在庫が不足する前記部品の在庫の調達に要する時間を除いた値が前記第1時間より長く設定された第2時間より短い場合、前記第2の緊急度を設定する、
    請求項4又は請求項5を引用する場合の請求項8に記載の作業管理システム。
  10. 第1の前記製品の製造の優先度が第2の前記製品より高く、第1の前記製品および第2の前記製品の製造に使用する前記キットに在庫不足の部品が含まれる場合、当該部品を、第2の前記製品よりも第1の前記製品に供給する前記キットに優先的に割り当てて前記キットの供給状況を表示する、
    請求項から請求項9の何れか1項に記載の作業管理システム。
  11. 前記表示制御部は、前記緊急度を色分けして表示をする
    請求項から請求項10の何れか1項に記載の作業管理システム。
  12. 複数の製造工程を経て製造される製品の製造ラインにおいて、オーダされた前記製品と、前記製品の前記製造工程と、前記製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットと、前記キットの当該キットを使用する作業場所への供給期限と、前記作業場所への前記キットの供給作業の進捗状況とを対応付けて記憶する作業管理テーブルを記憶する記憶部を備える作業管理システムによって実行される作業管理方法であって、
    前記キットのピッキングを開始したことを示す第1信号と、前記ピッキングを完了したことを示す第2信号と、前記ピッキングした前記キットの前記作業場所への配送が完了したことを示す第3信号と、前記キットの前記供給期限と、を取得するステップと、
    前記取得するステップで前記第1信号を受信すると前記第1信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが開始されたことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得するステップで前記第2信号を受信すると前記第2信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが完了したことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得するステップで前記第3信号を受信すると前記第3信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットの配送が完了したことを前記作業管理テーブルに記録するステップと、
    前記作業管理テーブルに記録された前記キットごとの前記進捗状況と、前記供給期限と、前記供給期限までの時間が短く前記進捗状況が示す進捗が遅い程、前記キットの供給作業に対して高い緊急度を設定するように定められた所定の緊急度定義情報と、に基づいて、前記キットの供給作業に緊急度を設定し、前記製品と前記製造工程と前記キットごとに設定した前記緊急度を表示するステップと、
    を有する作業管理方法。
  13. 複数の製造工程を経て製造される製品の製造ラインにおいて、オーダされた前記製品と、前記製品の前記製造工程と、前記製造工程ごとに必要とされる部品を定めたキットと、前記キットの当該キットを使用する作業場所への供給期限と、前記作業場所への前記キットの供給作業の進捗状況とを対応付けて記憶する作業管理テーブルを記憶する記憶部を備えるコンピュータに、
    前記キットのピッキングを開始したことを示す第1信号と、前記ピッキングを完了したことを示す第2信号と、前記ピッキングした前記キットの前記作業場所への配送が完了したことを示す第3信号と、前記キットの前記供給期限と、を取得するステップと、
    前記取得するステップで前記第1信号を受信すると前記第1信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが開始されたことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得するステップで前記第2信号を受信すると前記第2信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットのピッキングが完了したことを前記作業管理テーブルに記録し、前記取得するステップで前記第3信号を受信すると前記第3信号に係る前記キットと前記製造工程と前記製品とに対応付けて前記進捗状況として前記キットの配送が完了したことを前記作業管理テーブルに記録するステップと、
    前記作業管理テーブルに記録された前記キットごとの前記進捗状況と、前記供給期限と、前記供給期限までの時間が短く前記進捗状況が示す進捗が遅い程、前記キットの供給作業に対して高い緊急度を設定するように定められた所定の緊急度定義情報と、に基づいて、前記キットの供給作業に緊急度を設定し、前記製品と前記製造工程と前記キットごとに設定した前記緊急度を表示するステップと、
    を実行させるプログラム。
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