JP7072736B1 - 半導体光位相変調器及びその検査方法 - Google Patents

半導体光位相変調器及びその検査方法 Download PDF

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Abstract

半導体光位相変調器(1)は、光位相変調素子(3)と、光位相変調素子(3)に入力される光を増幅する第一半導体光増幅器(40)と、光位相変調素子(3)から出力される変調信号光を増幅する第二半導体光増幅器(50)とを備える。半導体光位相変調器(1)の光入力端は、第一半導体光増幅器(40)の光入力端面(40a)である。半導体光位相変調器(1)の光出力端は、第二半導体光増幅器(50)の光出力端面(50a)である。

Description

本開示は、半導体光位相変調器及びその検査方法に関する。
特許第6541898号公報(特許文献1)は、光位相変調器を開示している。この光位相変調器は、QPSK位相変調器と、QPSK位相変調器の入力に配置されている第一半導体光増幅器と、QPSK位相変調器の出力に配置されている第二半導体光増幅器とを備えている。
特許第6541898号公報
光位相変調器に光を入力するために、光位相変調器の光入力端は、入力光ファイバに光学的に結合される。光位相変調器で生成された変調信号光を伝送するために、光位相変調器の光出力端は、出力光ファイバに光学的に結合される。しかし、特許文献1に開示されている光位相変調器では、光位相変調器の光入力端と第一半導体光増幅器との間に入力受動導波路が形成されているとともに、光位相変調器の光出力端と第二半導体光増幅器との間に出力受動導波路が形成されている。入力受動導波路及び出力受動導波路の各々の光閉じ込め係数は、第一半導体光増幅器の光閉じ込め係数より大きく、かつ、第二半導体光増幅器の光閉じ込め係数より大きい。入力受動導波路及び出力受動導波路の各々における光のモードフィールド径は小さいため、光位相変調器と入力光ファイバとの間の光結合損失、及び、光位相変調器と出力光ファイバとの間の光結合損失は大きい。
また、特許文献1に開示されている光位相変調器の検査は、以下の方法で行われる。光位相変調器の光入力端に、検査光源と入力光ファイバを配置する。光位相変調器の光出力端に、出力光ファイバとパワーメータとを配置する。光源から放射された光を、入力光ファイバを通して、光位相変調器に入射させる。光位相変調器から出力された光を、出力光ファイバを通して、パワーメータに入射させる。パワーメータの出力が基準出力以上である場合には、光位相変調器は良品であると判断する。これに対し、パワーメータの出力が基準出力未満である場合には、光位相変調器は不良品であると判断する。このような光位相変調器の検査方法では、光位相変調器に対して、入力光ファイバ及び出力光ファイバを正確に位置合わせする必要がある。しかし、光位相変調器に対する入力光ファイバ及び出力光ファイバの位置合わせには多くの時間がかかる。
本開示の第一の局面の目的は、光ファイバとの光結合損失を減少させることができる半導体光位相変調器を提供することである。本開示の第二の局面の目的は、半導体光位相変調器の検査時間を短縮することができる半導体光位相変調器の検査方法を提供することである。
本開示の半導体光位相変調器は、光位相変調素子と、光位相変調素子に入力される光を増幅する第一半導体光増幅器と、光位相変調素子から出力される変調信号光を増幅する第二半導体光増幅器とを備える。第一半導体光増幅器は、第一多重量子井戸構造を有する第一コア層を含む。光位相変調素子は、第二多重量子井戸構造を有する第二コア層を含む。第二半導体光増幅器は、第三多重量子井戸構造を有する第三コア層を含む。第一コア層の第一厚さは、第二コア層の第二厚さより小さい。第一多重量子井戸構造の第一の井戸層数は、第二多重量子井戸構造の第二の井戸層数より少ない。第三コア層の第三厚さは、第二コア層の第二厚さより小さい。第三多重量子井戸構造の第三の井戸層数は、第二多重量子井戸構造の第二の井戸層数より少ない。半導体光位相変調器の光入力端は、第一半導体光増幅器の光入力端面である。半導体光位相変調器の光出力端は、第二半導体光増幅器の光出力端面である。
本開示の半導体光位相変調器の検査方法は、第一半導体光増幅器及び第二半導体光増幅器の一方に順バイアス電圧を印加して、第一半導体光増幅器及び第二半導体光増幅器の一方から検査光を放射させることと、第一半導体光増幅器及び第二半導体光増幅器の他方に逆バイアス電圧を印加することと、第一半導体光増幅器及び第二半導体光増幅器の他方において検出される検査光の強度と、基準光強度とを比較することとを備える。
そのため、第一半導体光増幅器の光閉じ込め係数は、光位相変調素子の光閉じ込め係数より小さく、かつ、第二半導体光増幅器の光閉じ込め係数は、光位相変調素子の光閉じ込め係数より小さい。第一半導体光増幅器及び第二半導体光増幅器の各々における光のモードフィールド径が増加する。半導体光位相変調器と入力光ファイバとの間の光結合損失と半導体光位相変調器と出力光ファイバとの間の光結合損失は、減少し得る。
本開示の半導体光位相変調器の検査方法では、半導体光位相変調器とは別に、検査光源と、入力光ファイバと、出力光ファイバと、パワーメータとを準備する必要がなく、半導体光位相変調器に対して、検査光源と入力光ファイバと出力光ファイバとパワーメータとを位置合わせする必要がない。そのため、本開示の半導体光位相変調器の検査方法によれば、半導体光位相変調器の検査時間を短縮することができる。
実施の形態1の半導体光位相変調器の概略平面図である。 実施の形態1の半導体光位相変調器の受動導波路の概略断面図である。 実施の形態1の半導体光位相変調器の光スプリッタ及び光カプラの概略断面図である。 実施の形態1の半導体光位相変調器の位相変調部及び位相調整部の概略断面図である。 実施の形態1の半導体光位相変調器の第一半導体光増幅器の概略断面図である。 実施の形態1の半導体光位相変調器の第二半導体光増幅器の概略断面図である。 実施の形態1の半導体光位相変調装置の制御ブロック図である。 実施の形態1の半導体光位相変調器の検査方法のフローチャートを示す図である。 実施の形態2の半導体光位相変調器の概略平面図である。 実施の形態2の半導体光位相変調器のモニタ用フォトダイオードの概略断面図である。 実施の形態2の半導体光位相変調器のモニタ用フォトダイオードの概略断面図である。 実施の形態2の半導体光位相変調器の検査方法のフローチャートを示す図である。 実施の形態3の半導体光位相変調器の概略平面図である。 実施の形態3の半導体光位相変調器の第三半導体光増幅器の概略断面図である。 実施の形態3の半導体光位相変調器の検査方法のフローチャートを示す図である。
以下、本開示の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1から図6を参照して、実施の形態1の半導体光位相変調器1を説明する。半導体光位相変調器1は、光位相変調素子3と、第一半導体光増幅器40と、第二半導体光増幅器50と、基板9とを主に備える。
基板9は、例えば、InP基板のような半導体基板である。基板9は、第一端面9aと、第二端面9bとを含む。第二端面9bは、第一端面9aとは反対側にあってもよい。光位相変調素子3と第一半導体光増幅器40と第二半導体光増幅器50とは、基板9上に形成されている。
光位相変調素子3は、例えば、四位相偏移変調(QPSK)が可能なIQ(In-phase Quadrature)光変調部である。光位相変調素子3は、親マッハツェンダ干渉計10と、二つの子マッハツェンダ干渉計20と、位相変調部25,26と、親位相調整部17,18と、子位相調整部27,28とを含む。親マッハツェンダ干渉計10と、二つの子マッハツェンダ干渉計20と、位相変調部25,26と、親位相調整部17,18と、子位相調整部27,28とは、材料及び層構造において共通するコア層(コア層32,42,52)を含んでもよい。
親マッハツェンダ干渉計10は、二本の第一アーム導波路11,12と、光スプリッタ13と、光カプラ14とを含む。
図2に示されるように、第一アーム導波路11,12は、各々、下部クラッド層31と、コア層32と、上部クラッド層33とを含む。第一アーム導波路11,12は、絶縁保護層37をさらに含んでもよい。
下部クラッド層31は、基板9上に形成されている。下部クラッド層31は、例えば、n型InP層である。コア層32は、下部クラッド層31上に形成されている。コア層32の屈折率は、下部クラッド層31の屈折率より大きく、かつ、上部クラッド層33の屈折率より大きい。コア層32は、例えば、AlGaInAsのような半導体材料で形成されている。コア層32は、例えば、多重量子井戸(MQW)構造を有している。上部クラッド層33は、コア層32上に形成されている。上部クラッド層33は、例えば、i型InP層である。第一アーム導波路11,12は、各々、ハイメサ構造を有している。
絶縁保護層37が、ハイメサ構造上に形成されている。具体的には、絶縁保護層37は、上部クラッド層33の上面及び側面上と、コア層32の側面上と、下部クラッド層31上とに形成されている。絶縁保護層37は、酸化シリコンもしくは窒化シリコンのような無機絶縁材料、または、ベンゾシクロブテン(BCB)のような有機絶縁材料で形成されている。絶縁保護層37は、半導体光位相変調器1が半導体光位相変調器1の周囲雰囲気に含まれている酸素または水などに接触して、酸化または変質することを防ぐ。
光スプリッタ13は、二本の第一アーム導波路11,12と第一半導体光増幅器40との間に形成されている。光スプリッタ13は、第一半導体光増幅器40によって増幅された光を分波して、二本の第一アーム導波路11,12に出力する。図3に示されるように、光スプリッタ13は、第一アーム導波路11,12と同様に、下部クラッド層31と、コア層32と、上部クラッド層33とを含む。光スプリッタ13は、第一アーム導波路11,12と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有している。光スプリッタ13は、例えば、多モード干渉(MMI)スプリッタである。光スプリッタ13は、例えば、2×2MMIスプリッタである。光スプリッタ13のコア層32の幅は、二本の第一アーム導波路11,12の各々のコア層32の幅より大きい。
光スプリッタ13の二つの出力ポートは、二本の第一アーム導波路11,12に接続されている。光スプリッタ13の二つの入力ポートのうちの一方は、第一半導体光増幅器40に光学的に結合されている。具体的には、光導波路39は、光スプリッタ13の二つの入力ポートのうちの一方と第一半導体光増幅器40とに接続されている。光導波路39は、第一アーム導波路11,12の各々と同じ構成を有している。
光カプラ14は、二本の第一アーム導波路11,12と第二半導体光増幅器50との間に形成されている。光カプラ14は、二本の第一アーム導波路11,12を伝搬する光を合波して、第二半導体光増幅器50に向けて出力する。図3に示されるように、光カプラ14は、光スプリッタ13と同様に構成されている。光カプラ14は、光スプリッタ13及び第二アーム導波路と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有している。光カプラ14は、例えば、MMIカプラである。光カプラ14は、例えばえ、2×2MMIカプラである。光カプラ14のコア層32の幅は、二本の第一アーム導波路11,12の各々のコア層32の幅より大きい。
光カプラ14の二つの入力ポートは、二本の第一アーム導波路11,12に接続されている。光カプラ14の二つの出力ポートのうちの一方は、第二半導体光増幅器50に光学的に結合されている。具体的には、光導波路49は、光カプラ14の二つの出力ポートのうちの一方と第二半導体光増幅器50とに接続されている。光導波路49は、第一アーム導波路11,12の各々と同じ構成を有している。
二つの子マッハツェンダ干渉計20は、それぞれ、二本の第一アーム導波路11,12に接続されている。第一アーム導波路11に接続されている子マッハツェンダ干渉計20と位相変調部25,26は、例えば、Iチャネル用のマッハツェンダ型光位相変調器を構成する。第一アーム導波路12に接続されている子マッハツェンダ干渉計20と位相変調部25,26は、例えば、Qチャネル用のマッハツェンダ型光位相変調器を構成する。子マッハツェンダ干渉計20は、各々、二本の第二アーム導波路21,22と、光スプリッタ23と、光カプラ24とを含む。
図2に示されるように、第二アーム導波路21,22は、各々、第一アーム導波路11,12の各々と同じ構成を有している。第二アーム導波路21,22は、第一アーム導波路11,12と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有している。
光スプリッタ23は、二本の第二アーム導波路21,22と光スプリッタ13との間に形成されている。光スプリッタ23は、光スプリッタ13によって分波された光をさらに分波して、二本の第二アーム導波路21,22に出力する。図3に示されるように、光スプリッタ23は、光スプリッタ13と同様に構成されている。光スプリッタ23は、例えば、MMIスプリッタである。光スプリッタ23は、例えば、2×2MMIスプリッタである。光スプリッタ23の二つの出力ポートは、二本の第二アーム導波路21,22に接続されている。光スプリッタ23の二つの入力ポートのうちの一方は、二本の第一アーム導波路11,12のうちの一つに接続されている。
光カプラ24は、二本の第二アーム導波路21,22と光カプラ14との間に形成されている。光カプラ24は、二本の第二アーム導波路21,22を伝搬する光を合波して、光カプラ14に向けて出力する。図3に示されるように、光カプラ24は、光カプラ14と同様に構成されている。光カプラ24は、例えば、MMIカプラである。光カプラ24は、例えば、2×2MMIカプラである。光カプラ24の二つの入力ポートは、二本の第二アーム導波路21,22に接続されている。光カプラ24の二つの出力ポートのうちの一方は、二本の第一アーム導波路11,12のうちの一つに接続されている。
位相変調部25,26は、二本の第二アーム導波路21,22に設けられている。具体的には、位相変調部25は、第二アーム導波路21に設けられている。位相変調部26は、第二アーム導波路22に設けられている。図4に示されるように、位相変調部25,26は、各々、下部クラッド層31、コア層32及び上部クラッド層33bに加えて、コンタクト層34と、電極36とを含む。位相変調部25,26は、絶縁保護層37をさらに含んでもよい。位相変調部25,26の上部クラッド層33bは、例えば、p型InP層である。コンタクト層34は、例えば、p型InGaAs層、AuZn層またはAuBe層である。電極36は、例えば、Ti、Au、Pt、NbまたはNiのような金属で形成されている。位相変調部25,26は、例えば、ハイメサ構造を有している。
絶縁保護層37が、ハイメサ構造上に形成されている。具体的には、絶縁保護層37は、コンタクト層34の側面上と、上部クラッド層33bの側面上と、コア層32の側面上と、下部クラッド層31上とに形成されている。
親位相調整部17,18は、二本の第一アーム導波路11,12に設けられている。具体的には、親位相調整部17は、第一アーム導波路11に設けられている。親位相調整部18は、第一アーム導波路12に設けられている。図4に示されるように、親位相調整部17,18は、位相変調部25,26と同じ構成を有している。親位相調整部17,18は、位相変調部25,26と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有している。例えば、光カプラ14の入力ポートにおいて第一アーム導波路11から出力されるIチャネル光信号と第一アーム導波路12から出力されるQチャネル光信号との間の位相差がπ/2となるように、親位相調整部17,18においてIチャネル光信号及びQチャネル光信号に与えられる位相が調整される。
子位相調整部27,28は、二本の第二アーム導波路21,22に設けられている。具体的には、子位相調整部27は、第二アーム導波路21に設けられている。子位相調整部28は、第二アーム導波路22に設けられている。図4に示されるように、子位相調整部27,28は、位相変調部25,26と同じ構成を有している。子位相調整部27,28は、位相変調部25,26と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有している。
第一半導体光増幅器40は、光位相変調素子3と基板9の第一端面9aとの間に形成されている。半導体光位相変調器1の光入力端は、第一半導体光増幅器40の光入力端面40aである。第一半導体光増幅器40は、入力光ファイバ5aに光学的に結合される。第一半導体光増幅器40の光入力端面40aは、基板9の第一端面9aに面一であってもよい。第一半導体光増幅器40は、光位相変調素子3に入力される光を増幅する。
図5に示されるように、第一半導体光増幅器40は、下部クラッド層41と、コア層42と、上部クラッド層43と、電流ブロック層45と、コンタクト層44a,44bと、電極46a,46bとを含む。第一半導体光増幅器40は、絶縁保護層37をさらに含んでもよい。
下部クラッド層41は、基板9上に形成されている。下部クラッド層41は、例えば、n型InP層である。コア層42は、下部クラッド層41上に形成されている。コア層42の屈折率は、下部クラッド層41の屈折率より大きく、かつ、上部クラッド層43の屈折率より大きい。コア層42は、例えば、AlGaInAsのような半導体材料で形成されている。コア層42は、例えば、多重量子井戸(MQW)構造を有している。第一半導体光増幅器40のコア層42の厚さは、光位相変調素子3のコア層32の厚さより小さい。第一半導体光増幅器40のコア層42の井戸層数は、光位相変調素子3のコア層32の井戸層数より少ない。そのため、第一半導体光増幅器40の光閉じ込め係数は、光位相変調素子3の光閉じ込め係数より小さい。上部クラッド層43は、例えば、p型InP層である。第一半導体光増幅器40は、例えば、ハイメサ構造を有している。
電流ブロック層45は、コア層42の両側面に形成されている。電流ブロック層45は、電極46a,46b間を流れる電流を、コア層42に集中させる。電流ブロック層45は、例えば、p型InPのようなp型半導体層45aと、n型InPのようなn型半導体層45bとを含む。電流ブロック層45は、Fe添加InP層のような半絶縁層であってもよい。コンタクト層44a,44bは、例えば、n型InGaAs層、AuZn層またはAuBe層である。電極46a,46bは、例えば、Ti、Au、Pt、NbまたはNiのような金属で形成されている。
絶縁保護層37が、ハイメサ構造上に形成されている。具体的には、絶縁保護層37は、コンタクト層44a,44b上と、上部クラッド層43の側面上と、電流ブロック層45の側面上と、下部クラッド層41上とに形成されている。
第二半導体光増幅器50は、光位相変調素子3と基板9の第二端面9bとの間に形成されている。半導体光位相変調器1の光出力端は、第二半導体光増幅器50の光出力端面50aである。第二半導体光増幅器50は、出力光ファイバ5bに光学的に結合される。第二半導体光増幅器50の光出力端面50aは、基板9の第二端面9bに面一であってもよい。第二半導体光増幅器50は、光位相変調素子3から出力される変調信号光を増幅する。
第二半導体光増幅器50は、第一半導体光増幅器40と同様に構成されている。具体的には、図6に示されるように、第二半導体光増幅器50は、下部クラッド層51と、コア層52と、上部クラッド層53と、電流ブロック層55と、コンタクト層54a,54bと、電極56a,56bとを含む。電流ブロック層55は、例えば、p型InPのようなp型半導体層55aと、n型InPのようなn型半導体層55bとを含む。電流ブロック層55は、Fe添加InP層のような半絶縁層であってもよい。第二半導体光増幅器50は、絶縁保護層37をさらに含んでもよい。第一半導体光増幅器40のコア層42と第二半導体光増幅器50のコア層52とは、互いに同じ材料で形成されており、かつ、互いに同じ層構造を有してもよい。
第二半導体光増幅器50のコア層52の厚さは、光位相変調素子3のコア層32の厚さより小さい。第二半導体光増幅器50のコア層52の井戸層数は、光位相変調素子3のコア層32の井戸層数より少ない。そのため、第二半導体光増幅器50のコア層52の光閉じ込め係数は、光位相変調素子3のコア層32の光閉じ込め係数より小さい。
第二半導体光増幅器50の第二長さは、第一半導体光増幅器40の第一長さより短くてもよい。本明細書において、第一半導体光増幅器40の第一長さは、第一半導体光増幅器40の光入力端面40aと第一半導体光増幅器40の光出力端面との間の長さを意味し、第二半導体光増幅器50の第二長さは、第二半導体光増幅器50の光入力端面と第二半導体光増幅器50の光出力端面50aとの間の長さを意味する。
一般に、半導体光増幅器に入射する光の強度分布に依存して、半導体光増幅器内のキャリア密度が変動する。半導体光増幅器に入射する光の強度分布は、当該光の進行方向に垂直な断面における当該光の強度分布を意味する。半導体光増幅器内のキャリア密度の変動は、半導体光増幅器内の屈折率を変動させて、半導体光増幅器によって増幅される光に位相歪みを生じさせる。より強度が大きな光が入射する第二半導体光増幅器50の第二長さを第一半導体光増幅器40の第一長さより短くすることによって、第二半導体光増幅器50が光位相変調素子3から出力される変調信号光に与える位相歪みを減少させることができる。
図7を参照して、光位相変調装置2は、半導体光位相変調器1と、コントローラ7とを備える。半導体光位相変調器1は、コントローラ7に接続されている。コントローラ7は、位相変調部25,26に印加する電圧と、親位相調整部17,18に印加する電圧と、子位相調整部27,28に印加する電圧と、第一半導体光増幅器40に注入する電流と、第二半導体光増幅器50に注入する電流と、第一半導体光増幅器40に印加する電圧と、第二半導体光増幅器50に印加する電圧とを制御し得る。コントローラ7は、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方において検出される検査光の強度と、基準光強度とを比較して、半導体光位相変調器1が良品であるか否かを判断し得る。コントローラ7は、例えば、プロセッサを含むマイクロコンピュータまたは電子回路である。
本実施の形態の半導体光位相変調器1の動作を説明する。
第一半導体光増幅器40は、半導体光位相変調器1に入力される光を増幅する。位相変調部25,26に高周波電気信号を印加して、位相変調部25,26のコア層32の屈折率を変化させる。第一アーム導波路11に接続されている子マッハツェンダ干渉計20は、Iチャネル光信号を出力する。第一アーム導波路12に接続されている子マッハツェンダ干渉計20は、Qチャネル光信号を出力する。光カプラ14は、Iチャネル光信号とQチャネル光信号とを合波する。光位相変調素子3は、変調信号光を第二半導体光増幅器50に向けて出力する。第二半導体光増幅器50は、変調信号光を増幅する。こうして、半導体光位相変調器1は、変調信号光を出力する。
図8を参照して、実施の形態1の半導体光位相変調器1の検査方法を説明する。
本実施の形態の半導体光位相変調器1の検査方法は、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の一方から検査光を放射させること(S1)と、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方に逆バイアス電圧を印加すること(S2)と、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方において検出される検査光の強度と、基準光強度とを比較することと(S5)を備える。半導体光位相変調器1が親位相調整部17,18と子位相調整部27,28とを備えている場合には、本実施の形態の半導体光位相変調器1の検査方法は、子位相調整部27,28に印加する電圧を調整すること(S3)と、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整すること(S4)とをさらに備える。
ステップS1では、例えば、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の一方に順バイアス電圧を印加する。第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の一方は、増幅された自然放射光(ASE光)を放射する。このASE光は検査光として利用され、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の一方は検査光の光源として機能する。
ステップS2では、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方に逆バイアス電圧を印加する。第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方は、検査光の強度を検出するフォトダイオードとして機能する。ステップS2とステップS1とは、いずれか先に行われてもよい。
ステップS3では、子位相調整部27,28に印加する電圧を調整する。例えば、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方で検出される検査光の強度が最大となるように、コントローラ7は、子位相調整部27,28に印加する電圧を調整する。
ステップS4では、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整する。例えば、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方で検出される検査光の強度が最大となるように、コントローラ7は、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整する。ステップS3とステップS4とは、繰り返し行われてもよい。
ステップS5では、コントローラ7は、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方において検出される検査光の強度と、基準光強度とを比較する。例えば、検査光の強度が基準光強度以上であるとき、コントローラ7は、半導体光位相変調器1が良品であると判断する。これに対し、検査光の強度が基準光強度未満であるとき、コントローラ7は、半導体光位相変調器1が不良品であると判断する。
本実施の形態の半導体光位相変調器1及びその検査方法の効果を説明する。
本実施の形態の半導体光位相変調器1は、光位相変調素子3と、光位相変調素子3に入力される光を増幅する第一半導体光増幅器40と、光位相変調素子3から出力される変調信号光を増幅する第二半導体光増幅器50とを備える。第一半導体光増幅器40は、第一多重量子井戸構造を有する第一コア層(コア層42)を含む。光位相変調素子3は、第二多重量子井戸構造を有する第二コア層(コア層32)を含む。第二半導体光増幅器50は、第三多重量子井戸構造を有する第三コア層(コア層52)を含む。第一コア層の第一厚さは、第二コア層の第二厚さより小さい。第一多重量子井戸構造の第一の井戸層数は、第二多重量子井戸構造の第二の井戸層数より少ない。第三コア層の第三厚さは、第二コア層の第二厚さより小さい。第三多重量子井戸構造の第三の井戸層数は、第二多重量子井戸構造の第二の井戸層数より少ない。半導体光位相変調器1の光入力端は、第一半導体光増幅器40の光入力端面40aである。半導体光位相変調器1の光出力端は、第二半導体光増幅器50の光出力端面50aである。
そのため、第一半導体光増幅器40の光閉じ込め係数は、光位相変調素子3の光閉じ込め係数より小さく、かつ、第二半導体光増幅器50の光閉じ込め係数は、光位相変調素子3の光閉じ込め係数より小さい。第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の各々における光のモードフィールド径が増加する。半導体光位相変調器1と入力光ファイバ5aとの間の光結合損失と半導体光位相変調器1と出力光ファイバ5bとの間の光結合損失は、減少し得る。
本実施の形態の半導体光位相変調器1は、光位相変調素子3と第一半導体光増幅器40と第二半導体光増幅器50とが搭載されている基板9をさらに備える。第一半導体光増幅器40の光入力端面40aは、基板9の第一端面9aに面一である。第二半導体光増幅器50の光出力端面50aは、第一端面9aとは異なる基板9の第二端面9bに面一である。そのため、半導体光位相変調器1と入力光ファイバ5aとの間の光結合損失と半導体光位相変調器1と出力光ファイバ5bとの間の光結合損失は、減少し得る。
本実施の形態の半導体光位相変調器1では、第二半導体光増幅器50の第二長さは、第一半導体光増幅器40の第一長さより短い。そのため、第二半導体光増幅器50が光位相変調素子3から出力される変調信号光に与える位相歪みを減少させることができる。半導体光位相変調器1は、より高品質な位相変調信号光を出力することができる。
本実施の形態の半導体光位相変調器1では、第一コア層(コア層42)及び第三コア層(コア層52)は、互いに同じ材料で形成されており、かつ、互いに同じ層構造を有している。そのため、半導体光位相変調器1のコア層は、二種類のコア材料で形成される。半導体光位相変調器1のコア層の種類が減少するため、半導体光位相変調器1のコストが低減し得る。
本実施の形態の半導体光位相変調器1では、光位相変調素子3は、親マッハツェンダ干渉計10と、二つの子マッハツェンダ干渉計20と、位相変調部25,26とを含む。親マッハツェンダ干渉計10は、二本の第一アーム導波路11,12を含む。二つの子マッハツェンダ干渉計20は、それぞれ、二本の第一アーム導波路11,12に接続されており、かつ、二つの子マッハツェンダ干渉計20は、各々、二本の第二アーム導波路21,22を含む。位相変調部25,26は、二本の第二アーム導波路21,22に設けられている。そのため、半導体光位相変調器1は、QPSKのような多値位相変調信号を出力することができる。
本実施の形態の半導体光位相変調器1では、光位相変調素子3は、親位相調整部17,18と、子位相調整部27,28とをさらに含む。親位相調整部17,18は、二本の第一アーム導波路11,12に設けられている。子位相調整部27,28は、二本の第二アーム導波路21,22に設けられている。そのため、半導体光位相変調器1は、より高品質な多値位相変調信号を出力することができる。
本実施の形態の半導体光位相変調器1の検査方法は、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の一方に順バイアス電圧を印加して、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の一方から検査光を放射させること(S1)と、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方に逆バイアス電圧を印加すること(S2)と、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方において検出される検査光の強度と、基準光強度とを比較することと(S5)を備える。
本実施の形態の半導体光位相変調器1の検査方法では、半導体光位相変調器1とは別に、検査光源と、入力光ファイバと、出力光ファイバと、パワーメータとを準備する必要がなく、半導体光位相変調器1に対して、検査光源と入力光ファイバと出力光ファイバとパワーメータとを位置合わせする必要がない。そのため、半導体光位相変調器1の検査時間が短縮され得る。
実施の形態2.
図9から図12を参照して、実施の形態2の半導体光位相変調器1bを説明する。本実施の形態の半導体光位相変調器1bは、実施の形態1の半導体光位相変調器1と同様の構成を備えるが、主に、以下の点で異なる。
図9を参照して、半導体光位相変調器1bは、モニタ用フォトダイオード60と、モニタ用フォトダイオード70とをさらに備える。モニタ用フォトダイオード60は、光カプラ14の二つの出力ポートのうちの他方に光学的に結合されている。モニタ用フォトダイオード70は、光カプラ24の二つの出力ポートのうちの他方に光学的に結合されている。
図10を参照して、モニタ用フォトダイオード60は、下部クラッド層61と、光吸収層62と、上部クラッド層63と、コンタクト層64a,64bと、電極66a,66bとを含む。モニタ用フォトダイオード60は、絶縁保護層37をさらに含んでもよい。
下部クラッド層61は、基板9上に形成されている。下部クラッド層61は、例えば、n型InP層である。光吸収層62の屈折率は、下部クラッド層61の屈折率より大きく、かつ、上部クラッド層63の屈折率より大きい。光吸収層62は、例えば、AlGaInAsのような半導体材料で形成されている。光吸収層62は、例えば、多重量子井戸(MQW)構造を有している。モニタ用フォトダイオード60の光吸収層62は、第一半導体光増幅器40のコア層42及び第二半導体光増幅器50のコア層52と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有してもよい。上部クラッド層63は、例えば、p型InP層である。モニタ用フォトダイオード60は、例えば、ハイメサ構造を有している。
コンタクト層64a,64bは、例えば、n型InGaAs層、AuZn層またはAuBe層である。電極66a,66bは、例えば、Ti、Au、Pt、NbまたはNiのような金属で形成されている。絶縁保護層37が、ハイメサ構造上に形成されている。具体的には、絶縁保護層37は、コンタクト層64a,64b上と、上部クラッド層63の側面上と、下部クラッド層61上とに形成されている。
図11を参照して、モニタ用フォトダイオード70は、モニタ用フォトダイオード60と同じ構成を有している。具体的には、モニタ用フォトダイオード70は、各々、下部クラッド層71と、光吸収層72と、上部クラッド層73と、コンタクト層74a,74bと、電極76a,76bとを含む。モニタ用フォトダイオード70は、絶縁保護層37をさらに含んでもよい。モニタ用フォトダイオード70の光吸収層72は、モニタ用フォトダイオード60の光吸収層62と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有している。モニタ用フォトダイオード70の光吸収層72は、第一半導体光増幅器40のコア層42及び第二半導体光増幅器50のコア層52と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有してもよい。
図7を参照して、本実施の形態の光位相変調装置2は、実施の形態1の光位相変調装置2と同様であるが、半導体光位相変調器1に代えて、半導体光位相変調器1bを備えている。コントローラ7は、モニタ用フォトダイオード60,70から検査光の強度に関する信号を受信し得る。
図12を参照して、実施の形態2の半導体光位相変調器1bの検査方法を説明する。本実施の形態の半導体光位相変調器1bの検査方法は、実施の形態1の半導体光位相変調器1の検査方法と同様のステップを備えるが、主に、以下の点で異なる。本実施の形態の半導体光位相変調器1bの検査方法は、モニタ用フォトダイオード60,70に逆バイアス電圧を印加すること(S12)をさらに備える。本実施の形態の半導体光位相変調器1bの検査方法では、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整すること(S4)の後に、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方に逆バイアス電圧を印加すること(S2)を行っている。
具体的には、本実施の形態のステップS1は、実施の形態のステップS1と同じである。第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の一方は、検査光の光源として機能する。
ステップS12では、モニタ用フォトダイオード60,70に逆バイアス電圧を印加する。モニタ用フォトダイオード60,70は、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の一方から放射される検査光を検出し得る。
ステップS3では、子位相調整部27,28に印加する電圧を調整する。例えば、モニタ用フォトダイオード70で検出される検査光の強度が最大となるように、コントローラ7は、子位相調整部27,28に印加する電圧を調整する。
ステップS4では、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整する。例えば、モニタ用フォトダイオード60で検出される検査光の強度が最大となるように、コントローラ7は、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整する。
ステップS2は、ステップS4の後に行われる。ステップS2では、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方に逆バイアス電圧を印加する。そのため、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50の他方は、検査光を検出するフォトダイオードとして機能する。
ステップS5は、ステップS2に続いて行われる。本実施の形態のステップS5は、実施の形態のステップS5と同じである。
本実施の形態の半導体光位相変調器1bの効果を説明する。
本実施の形態の半導体光位相変調器1bは、第一のモニタ用フォトダイオード(モニタ用フォトダイオード60)と、第二のモニタ用フォトダイオード(モニタ用フォトダイオード70)とをさらに備える。親マッハツェンダ干渉計10は、第一光出力ポートと第二光出力ポートとを含む第一の2×2光カプラ(光カプラ14)を含む。第一光出力ポートは、第二半導体光増幅器50に光学的に結合されている。第二光出力ポートは、第一のモニタ用フォトダイオードに光学的に結合されている。二つの子マッハツェンダ干渉計20は、各々、第三光出力ポートと第四光出力ポートとを含む第二の2×2光カプラ(光カプラ24)を含む。第三光出力ポートは、親マッハツェンダ干渉計10の二本の第一アーム導波路11,12のうちの一つに接続されている。第四光出力ポートは、第二のモニタ用フォトダイオードに光学的に結合されている。
そのため、親位相調整部17,18は、第一のモニタ用フォトダイオード(モニタ用フォトダイオード60)で検出される検出光の強度に基づいて調整され得る。子位相調整部27,28は、第二のモニタ用フォトダイオード(モニタ用フォトダイオード70)で検出される検出光の強度に基づいて調整され得る。親位相調整部17,18と子位相調整部27,28とは互いに独立して調整され得る。親位相調整部17,18は、二本の第一アーム導波路11,12の光路長をより正確に調整し得るとともに、子位相調整部27,28は、二本の第二アーム導波路21,22の光路長をより正確に調整し得る。半導体光位相変調器1bは、より高品質な位相変調信号光を出力することができる。
本実施の形態の半導体光位相変調器1bでは、第一のモニタ用フォトダイオード(モニタ用フォトダイオード60)は、第四多重量子井戸構造を有する第一光吸収層(光吸収層62)を含む。第二のモニタ用フォトダイオード(モニタ用フォトダイオード70)は、第五多重量子井戸構造を有する第二光吸収層(光吸収層72)を含む。第一コア層(コア層42)、第三コア層(コア層52)、第一光吸収層及び第二光吸収層は、互いに、同じ材料で形成されており、かつ、互いに同じ層構造を有している。そのため、半導体光位相変調器1bのコア層及び光吸収層の種類が減少する。半導体光位相変調器1bのコストが低減し得る。
実施の形態3.
図13及び図14を参照して、実施の形態3の半導体光位相変調器1cを説明する。本実施の形態の半導体光位相変調器1cは、実施の形態1の半導体光位相変調器1と同様の構成を備えるが、主に、以下の点で異なる。
半導体光位相変調器1cは、第三半導体光増幅器80をさらに備える。光スプリッタ23の二つの入力ポートのうちの他方は、第三半導体光増幅器80に光学的に結合されている。
第三半導体光増幅器80は、第一半導体光増幅器40及び第二半導体光増幅器50と同様に構成されている。具体的には、図14に示されるように、第三半導体光増幅器80は、下部クラッド層81と、コア層82と、上部クラッド層83と、電流ブロック層85と、コンタクト層84a,84bと、電極86a,86bとを含む。電流ブロック層85は、例えば、p型InPのようなp型半導体層85aと、n型InPのようなn型半導体層85bとを含む。電流ブロック層85は、Fe添加InP層のような半絶縁層であってもよい。第三半導体光増幅器80は、絶縁保護層37をさらに含んでもよい。第三半導体光増幅器80のコア層82は、第一半導体光増幅器40のコア層42及び第二半導体光増幅器50のコア層52と、同じ材料で形成されており、かつ、同じ層構造を有してもよい。
図15を参照して、実施の形態3の半導体光位相変調器1cの検査方法を説明する。本実施の形態の半導体光位相変調器1cの検査方法は、実施の形態1の半導体光位相変調器1の検査方法と同様のステップを備えるが、主に、以下の点で異なる。
図7を参照して、本実施の形態の光位相変調装置2は、実施の形態1の光位相変調装置2と同様であるが、半導体光位相変調器1に代えて、半導体光位相変調器1cを備えている。コントローラ7は、さらに、第三半導体光増幅器80に注入する電流を制御し得る。
本実施の形態の半導体光位相変調器1cの検査方法は、第一半導体光増幅器40から第一検査光を放射させるとともに、第三半導体光増幅器80から第二検査光を放射させること(S21)と、第二半導体光増幅器50に逆バイアス電圧を印加すること(S22)と、第二半導体光増幅器50において検出される検査光の強度と、基準光強度とを比較すること(S25)とを備える。検査光の強度は、第一検査光の第一強度と第二検査光の第二強度との和である。半導体光位相変調器1cが親位相調整部17,18と子位相調整部27,28とを備えている場合には、本実施の形態の半導体光位相変調器1cの検査方法は、子位相調整部27,28に印加する電圧を調整すること(S3)と、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整すること(S4)とをさらに備える。
具体的には、ステップS21では、第一半導体光増幅器40及び第三半導体光増幅器80に順バイアス電圧を印加する。第一半導体光増幅器40及び第三半導体光増幅器80は、ASE光を出力する。第一半導体光増幅器40から放射されるASE光は第一検査光として利用され、第一半導体光増幅器40は第一検査光の第一光源として機能する。第三半導体光増幅器80から放射されるASE光は第二検査光として利用され、第三半導体光増幅器80は第二検査光の第二光源として機能する。
ステップS22では、第二半導体光増幅器50に逆バイアス電圧を印加する。第二半導体光増幅器50は、検査光の強度を検出するフォトダイオードとして機能する。検査光の強度は、第一検査光の第一強度と第二検査光の第二強度との和である。
ステップS3では、子位相調整部27,28に印加する電圧を調整する。具体的には、第二半導体光増幅器50で検出される検査光の強度が最大となるように、コントローラ7は、子位相調整部27,28に印加する電圧を調整する。
ステップS4では、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整する。具体的には、第二半導体光増幅器50で検出される検査光の強度が最大となるように、コントローラ7は、親位相調整部17,18に印加する電圧を調整する。ステップS3とステップS4とは、繰り返し行われてもよい。
ステップS25では、コントローラ7は、第二半導体光増幅器50において検出される検査光の強度と、基準光強度とを比較する。例えば、検査光の強度が基準光強度以上であるとき、コントローラ7は、半導体光位相変調器1cが良品であると判断する。これに対し、検査光の強度が基準光強度未満であるとき、コントローラ7は、半導体光位相変調器1cが不良品であると判断する。
本実施の形態の半導体光位相変調器1c及びその検査方法の効果を説明する。
本実施の形態の半導体光位相変調器1cは、第三半導体光増幅器80をさらに備える。二つの子マッハツェンダ干渉計20は、各々、第三光入力ポートと第四光入力ポートとを含む第二の2×2光スプリッタ(光スプリッタ23)を含む。第三光入力ポートは、親マッハツェンダ干渉計10の二本の第一アーム導波路11,12のうちの一つに接続されている。第四光入力ポートは、第三半導体光増幅器80に光学的に結合されている。
検査光は、第一半導体光増幅器40だけでなく第三半導体光増幅器80からも供給される。フォトダイオードとして機能し得る第二半導体光増幅器50において検出される検査光の光強度が増加する。半導体光位相変調器1cは、より高い精度で検査され得る。
本実施の形態の半導体光位相変調器1cの検査方法は、第一半導体光増幅器40及び第三半導体光増幅器80に順バイアス電圧を印加して、第一半導体光増幅器40から第一検査光を放射させるとともに、第三半導体光増幅器80から第二検査光を放射させること(S21)と、第二半導体光増幅器50に逆バイアス電圧を印加すること(S22)と、第二半導体光増幅器50において検出される検査光の強度と、基準光強度とを比較すること(S25)とを備える。検査光の強度は、第一検査光の第一強度と第二検査光の第二強度との和である。
検査光は、第一半導体光増幅器40だけでなく第三半導体光増幅器80からも供給される。フォトダイオードとして機能し得る第二半導体光増幅器50において検出される検査光の光強度が増加する。半導体光位相変調器1cは、より高い精度で検査され得る。
今回開示された実施の形態1から実施の形態3はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態1から実施の形態3の少なくとも2つを組み合わせてもよい。本開示の範囲は、上記した説明ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1,1b,1c 半導体光位相変調器、2 光位相変調装置、3 光位相変調素子、5a 入力光ファイバ、5b 出力光ファイバ、7 コントローラ、9 基板、9a 第一端面、9b 第二端面、10 親マッハツェンダ干渉計、11,12 第一アーム導波路、13,23 光スプリッタ、14,24 光カプラ、17,18 親位相調整部、20 子マッハツェンダ干渉計、21,22 第二アーム導波路、25,26 位相変調部、27,28 子位相調整部、31,41,51,61,71,81 下部クラッド層
32,42,52,82 コア層、33,33b,43,53,63,73,83 上部クラッド層、34,44a,44b,54a,54b,64a,64b,74a,74b,84a,84b コンタクト層、36,46a,46b,56a,56b,66a,66b,76a,76b,86a,86b 電極、37 絶縁保護層、39,49 光導波路、40 第一半導体光増幅器、40a 光入力端面、45,55,65,75,85 電流ブロック層、45a,55a,85a p型半導体層、45b,55b,85b n型半導体層、50 第二半導体光増幅器、50a 光出力端面、60,70 モニタ用フォトダイオード、62,72 光吸収層、80 第三半導体光増幅器。

Claims (10)

  1. 光位相変調素子と、
    前記光位相変調素子に入力される光を増幅する第一半導体光増幅器と、
    前記光位相変調素子から出力される変調信号光を増幅する第二半導体光増幅器と、
    第一のモニタ用フォトダイオードと、
    第二のモニタ用フォトダイオードとを備える半導体光位相変調器において、
    前記第一半導体光増幅器は、第一多重量子井戸構造を有する第一コア層を含み、
    前記光位相変調素子は、第二多重量子井戸構造を有する第二コア層を含み、
    前記第二半導体光増幅器は、第三多重量子井戸構造を有する第三コア層を含み、
    前記第一コア層の第一厚さは、前記第二コア層の第二厚さより小さく、
    前記第一多重量子井戸構造の第一の井戸層数は、前記第二多重量子井戸構造の第二の井戸層数より少なく、
    前記第三コア層の第三厚さは、前記第二コア層の前記第二厚さより小さく、
    前記第三多重量子井戸構造の第三の井戸層数は、前記第二多重量子井戸構造の前記第二の井戸層数より少なく、
    前記半導体光位相変調器の光入力端は、前記第一半導体光増幅器の光入力端面であり、
    前記半導体光位相変調器の光出力端は、前記第二半導体光増幅器の光出力端面であり、
    前記光位相変調素子は、親マッハツェンダ干渉計と、二つの子マッハツェンダ干渉計と、位相変調部と、親位相調整部と、子位相調整部とを含み、
    前記親マッハツェンダ干渉計は、二本の第一アーム導波路と、第一光出力ポートと第二光出力ポートとを含む第一の2×2光カプラとを含み、
    前記二つの子マッハツェンダ干渉計は、それぞれ、前記二本の第一アーム導波路に挿入して接続されており、かつ、前記二つの子マッハツェンダ干渉計は、各々、二本の第二アーム導波路と、第三光出力ポートと第四光出力ポートとを含む第二の2×2光カプラとを含み、
    前記第一半導体光増幅器は、前記親マッハツェンダ干渉計に接続されており、
    前記位相変調部は、前記二本の第二アーム導波路に設けられており、
    前記親位相調整部は、前記二本の第一アーム導波路に設けられており、
    前記子位相調整部は、前記二本の第二アーム導波路に設けられており、
    前記第一光出力ポートは、前記第二半導体光増幅器に光学的に結合されており、
    前記第二光出力ポートは、前記第一のモニタ用フォトダイオードに光学的に結合されており、
    前記2つの第三光出力ポートは、前記親マッハツェンダ干渉計の前記二本の第一アーム導波路のそれぞれに接続されており、
    前記2つの第四光出力ポートは、それぞれ別の前記第二のモニタ用フォトダイオードに光学的に結合されている、半導体光位相変調器。
  2. 前記光位相変調素子と前記第一半導体光増幅器と前記第二半導体光増幅器とが搭載されている基板をさらに備え、
    前記第一半導体光増幅器の前記光入力端面は、前記基板の第一端面に面一であり、
    前記第二半導体光増幅器の前記光出力端面は、前記第一端面とは異なる前記基板の第二端面に面一である、請求項1に記載の半導体光位相変調器。
  3. 前記第二半導体光増幅器の長さは、前記第一半導体光増幅器の長さより短い、請求項1または請求項2に記載の半導体光位相変調器。
  4. 前記第一コア層及び前記第三コア層は、互いに同じ材料で形成されており、かつ、互いに同じ層構造を有している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の半導体光位相変調器。
  5. 前記第一のモニタ用フォトダイオードは、第四多重量子井戸構造を有する第一光吸収層を含み、
    前記第二のモニタ用フォトダイオードは、第五多重量子井戸構造を有する第二光吸収層を含み、
    前記第一コア層、前記第三コア層、前記第一光吸収層及び前記第二光吸収層は、互いに、同じ材料で形成されており、かつ、互いに同じ層構造を有している、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体光位相変調器。
  6. 第三半導体光増幅器をさらに備え、
    前記二つの子マッハツェンダ干渉計は、各々、第三光入力ポートと第四光入力ポートとを含む第二の2×2光スプリッタを含み、
    前記第三光入力ポートは、前記親マッハツェンダ干渉計の前記二本の第一アーム導波路のうちの一つに光学的に結合されており、
    前記第四光入力ポートは、前記第三半導体光増幅器に光学的に結合されている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の半導体光位相変調器。
  7. 前記第一半導体光増幅器及び前記第二半導体光増幅器の一方に順バイアス電圧を印加して、前記第一半導体光増幅器及び前記第二半導体光増幅器の前記一方から検査光を放射させることと、
    前記第一半導体光増幅器及び前記第二半導体光増幅器の他方に逆バイアス電圧を印加することと、
    前記第一半導体光増幅器及び前記第二半導体光増幅器の前記他方において検出される前記検査光の強度と、任意に設定する基準光強度とを比較することとを備える、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の半導体光位相変調器の検査方法。
  8. 前記第一半導体光増幅器及び前記第三半導体光増幅器に順バイアス電圧を印加して、前記第一半導体光増幅器から第一検査光を放射させるとともに、前記第三半導体光増幅器から第二検査光を放射させることと、
    前記第二半導体光増幅器に逆バイアス電圧を印加することと、
    前記第二半導体光増幅器において検出される検査光の強度と、任意に設定する基準光強度とを比較することとを備え、前記検査光の前記強度は、前記第一検査光の第一強度と前記第二検査光の第二強度との和である、請求項6に記載の半導体光位相変調器の検査方法。
  9. 光位相変調素子と、
    前記光位相変調素子に入力される光を増幅する第一半導体光増幅器と、
    前記光位相変調素子から出力される変調信号光を増幅する第二半導体光増幅器と、
    第三半導体光増幅器とを備える半導体光位相変調器において、
    前記第一半導体光増幅器は、第一多重量子井戸構造を有する第一コア層を含み、
    前記光位相変調素子は、第二多重量子井戸構造を有する第二コア層を含み、
    前記第二半導体光増幅器は、第三多重量子井戸構造を有する第三コア層を含み、
    前記第一コア層の第一厚さは、前記第二コア層の第二厚さより小さく、
    前記第一多重量子井戸構造の第一の井戸層数は、前記第二多重量子井戸構造の第二の井戸層数より少なく、
    前記第三コア層の第三厚さは、前記第二コア層の前記第二厚さより小さく、
    前記第三多重量子井戸構造の第三の井戸層数は、前記第二多重量子井戸構造の前記第二の井戸層数より少なく、
    前記半導体光位相変調器の光入力端は、前記第一半導体光増幅器の光入力端面であり、
    前記半導体光位相変調器の光出力端は、前記第二半導体光増幅器の光出力端面であり、
    前記光位相変調素子は、親マッハツェンダ干渉計と、二つの子マッハツェンダ干渉計と、位相変調部とを含み、
    前記親マッハツェンダ干渉計は、二本の第一アーム導波路と、第一光出力ポートと第二光出力ポートとを含む第一の2×2光カプラとを含み、
    前記二つの子マッハツェンダ干渉計は、それぞれ、前記二本の第一アーム導波路に挿入して接続されており、かつ、前記二つの子マッハツェンダ干渉計は、各々、二本の第二アーム導波路と、第三光入力ポートと第四光入力ポートとを含む第二の2×2光スプリッタとを含み、
    前記第一半導体光増幅器は、前記親マッハツェンダ干渉計に接続されており、
    前記位相変調部は、前記二本の第二アーム導波路に設けられており、
    前記第一光出力ポートは、前記第二半導体光増幅器に光学的に結合されており、
    前記2つの第三光入力ポートは、前記親マッハツェンダ干渉計の前記二本の第一アーム導波路のそれぞれに光学的に結合されており、
    前記2つの第四光入力ポートは、それぞれ別の前記第三半導体光増幅器に光学的に結合されている、半導体光位相変調器。
  10. 半導体光位相変調器の検査方法であって、
    前記半導体光位相変調器は、
    光位相変調素子と、
    前記光位相変調素子に入力される光を増幅する第一半導体光増幅器と、
    前記光位相変調素子から出力される変調信号光を増幅する第二半導体光増幅器とを備え、
    前記第一半導体光増幅器は、第一多重量子井戸構造を有する第一コア層を含み、
    前記光位相変調素子は、第二多重量子井戸構造を有する第二コア層を含み、
    前記第二半導体光増幅器は、第三多重量子井戸構造を有する第三コア層を含み、
    前記第一コア層の第一厚さは、前記第二コア層の第二厚さより小さく、
    前記第一多重量子井戸構造の第一の井戸層数は、前記第二多重量子井戸構造の第二の井戸層数より少なく、
    前記第三コア層の第三厚さは、前記第二コア層の前記第二厚さより小さく、
    前記第三多重量子井戸構造の第三の井戸層数は、前記第二多重量子井戸構造の前記第二の井戸層数より少なく、
    前記半導体光位相変調器の光入力端は、前記第一半導体光増幅器の光入力端面であり、
    前記半導体光位相変調器の光出力端は、前記第二半導体光増幅器の光出力端面であり、
    前記検査方法は、
    前記第一半導体光増幅器及び前記第二半導体光増幅器の一方に順バイアス電圧を印加して、前記第一半導体光増幅器及び前記第二半導体光増幅器の前記一方から検査光を放射させることと、
    前記第一半導体光増幅器及び前記第二半導体光増幅器の他方に逆バイアス電圧を印加することと、
    前記第一半導体光増幅器及び前記第二半導体光増幅器の前記他方において検出される前記検査光の強度と、基準光強度とを比較することとを備える、半導体光位相変調器の検査方法。
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