JP2018206899A - 光増幅器及び光増幅回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を増大させることなく、入力される入力光の偏波方向がランダムに変化しても、出力される光の強度の変動を抑制される光増幅器を提供する。【解決手段】第1の半導体基板の上に形成された偏波ローテータを含む光回路素子30と、前記光回路素子30の入力側に設置された第1の半導体光増幅素子10と、前記光回路素子30の出力側に設置された第2の半導体光増幅素子20と、を有し、前記第1の半導体光増幅素子10及び前記第2の半導体光増幅素子20は、前記第1の半導体基板の上に設置されており、前記第1の半導体光増幅素子10及び前記第2の半導体光増幅素子20は、前記第1の半導体基板の端部の近傍に設置されていることを特徴とする光増幅器により上記課題を解決する。【選択図】図3

Description

本発明は、光増幅器及び光増幅回路装置に関するものである。
小型の光アンプとして、半導体光増幅素子(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)が知られている。SOAはTE偏波とTM偏波の増幅率が大きく異なっている。このため、光増幅器では、入力光をTE偏波とTM偏波とに分岐して、TE偏波はTE偏波のまま、TM偏波はTE偏波に変換してから、SOAに入力する偏波ダイバーシティ回路が用いられている。このように、偏波ダイバーシティ回路が用いられている光増幅器では、TM偏波はTE偏波に変換してからSOAに入力されるため、偏波方向に起因する光利得の差を小さくすることができる。
特開2001−7450号公報 特開平5−37006号公報 特開平1−298785号公報 特開2003−315858号公報
上述した偏波ダイバーシティ回路が用いられている光増幅器では、入力光のTE偏波成分とTM偏波成分の比率が均等であれば、同じ増幅率で増幅することができる。しかしながら、入力光のTE偏波成分とTM偏波成分とがランダムに変化し、一方が他方よりも極端に大きくなると、一方と他方の増幅率に違いが生じる場合がある。即ち、光増幅器に入力される入力光の偏波方向がランダムに変化すると、光増幅器から出力される光の強度も変動するため、信号のエラーの原因となる。このため、SOAに供給する電流を増やすことにより、一方と他方の増幅率を同じにする方法が考えられるが、この場合、SOAに供給する電流が増えると消費電力が増大するため好ましくない。
よって、消費電力を増大させることなく、光増幅器に入力される入力光の偏波方向がランダムに変化しても、出力される光の強度に変動のない光増幅器であって、良好な特性を得ることができ、低コストで製造することのできるものが求められている。
1つの態様では、光増幅器は、第1の半導体基板の上に形成された偏波ローテータを含む光回路素子と、前記光回路素子の入力側に設置された第1の半導体光増幅素子と、前記光回路素子の出力側に設置された第2の半導体光増幅素子と、を有し、前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板の上に設置されており、前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板の端部の近傍に設置されていることを特徴とする。
1つの側面として、消費電力を増大させることなく、光増幅器に入力される入力光の偏波方向がランダムに変化しても、出力される光の強度の変動が抑制される光増幅器であって、良好な特性を得ることができるものを低コストで製造することができる。
光増幅器の構造図 光増幅器の要部断面図 第1の実施の形態における光増幅器の構造図 第1の実施の形態における光増幅器の要部断面図 光導波路の説明図 SOAの説明図 偏波ローテータの説明図 光増幅回路装置の説明図 位相シフタの説明図 偏波スプリッタ及び偏波コンバイナの説明図 第2の実施の形態における光増幅回路装置の構造図 第3の実施の形態における光増幅回路装置の構造図 第1の実施の形態における光増幅器の変形例の構造図 第3の実施の形態における光増幅回路装置の変形例の構造図
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。尚、本願の図面に示される各々の層の膜厚については、説明の便宜上、正確な膜厚が反映されていない場合がある。
〔第1の実施の形態〕
最初に、偏波ダイバーシティ回路が用いられている光増幅器について、図1に基づき説明する。図1に示される光増幅器は、偏波スプリッタ910、第1の偏波ローテータ920、第1のSOA930、第2のSOA940、第2の偏波ローテータ950、偏波コンバイナ960等を有している。偏波スプリッタ910と偏波コンバイナ960との間には、2つの光導波路971、972が形成されている。偏波スプリッタ910の一方からは、一方の光導波路971により、第1のSOA930、第2の偏波ローテータ950、偏波コンバイナ960が順に接続されている。また、偏波スプリッタ910の他方からは、他方の光導波路972により、第1の偏波ローテータ920、第2のSOA940、偏波コンバイナ960が順に接続されている。第1のSOA930及び第2のSOA940は、TE偏波を増幅する機能を有する。
この光増幅器に入力される入力光は、TE偏波成分となるTEα偏波とTM偏波成分となるTMβ偏波とを含んでいる。図1に示される光増幅器に、入力光を入力すると、入力光は、偏波スプリッタ910において、TEα偏波とTMβ偏波とに分離され、TEα偏波は一方の光導波路971に出力され、TMβ偏波は他方の光導波路972に出力される。
一方の光導波路971に出力されたTEα偏波は、第1のSOA930において増幅された後、第2の偏波ローテータ950において、TEα偏波からTM偏波成分となるTMα偏波に変換され、偏波コンバイナ960の一方の側に入力される。また、他方の光導波路972に出力されたTMβ偏波は、第1の偏波ローテータ920において、TMβ偏波からTE偏波成分となるTEβ偏波に変換され、第2のSOA940において増幅された後、偏波コンバイナ960の他方の側に入力される。偏波コンバイナ960の一方に入力されたTMα偏波と他方に入力されたTEβ偏波は、偏波コンバイナ960において合波され、増幅光として出力される。
一般に、SOAは、入力光の強度が比較的小さいときには、光利得が一定の線形の増幅動作が得られるが、入力光の強度が増加すると光利得が次第に減少し、SOAから出力される出力光の強度は飽和する。このように光利得が低下し始めるときのSOAから出力される光出力の強度を、そのSOAの飽和出力と呼ぶ。通常、SOAにより光信号を増幅する際には、線形の増幅動作が得られるように、SOAに供給される電流密度を十分に大きくし、想定されるSOAへの入力光強度に対して、SOAの飽和出力を余裕を持って大きく設定している。
即ち、図1に示される光増幅器に入力する入力光は、任意の偏波状態であると、偏波スプリッタ910において分波されるTEα偏波とTMβ偏波との比率も任意となり、最も極端な場合には、入力光の全てが一方の偏波成分に偏る場合がある。このように、入力光の全てが一方の偏波成分に偏っている場合、出力光が所望の増幅率で増幅されない場合があり、出力光の強度が変動してしまう。
このような場合においても、光利得の線形領域において増幅動作を行うためには、第1のSOA930及び第2のSOA940で、光利得の線形領域において増幅動作を行うことができるように、飽和出力を高くする必要がある。このように、飽和出力を高くするためには、第1のSOA930及び第2のSOA940に供給する電流を増やす必要があるが、この場合、消費電力が増大してしまう。
また、図1に示される光増幅器を製造する際には、図2に示されるように、第1のSOA930における光導波路となる多重量子井戸活性層981の入射側と出射側において、一方の光導波路971との位置合わせを行いフリップチップ実装される。具体的には、Si基板901の上には、クラッド902により覆われたコア903により一方の光導波路971及び他方の光導波路972等が形成されている。このSi基板901には、凹部901aが形成されており、この凹部901aの底面901bの上に、バンプ982を介し、第1のSOA930を取り付ける。この際、一点鎖線2Aに囲まれた部分の一方の光導波路971の出射側の端面971aの位置と第1のSOA930の多重量子井戸活性層981の入射側の端面981aの位置とを一致させる。また、これとともに、一点鎖線2Bに囲まれた部分の多重量子井戸活性層981の出射側の端面981bの位置と一方の光導波路971の入射側の端面971bの位置とを一致させる。
これらの位置がずれていると光結合損失が大きくなることから、第1のSOA930を設置する際には、2箇所の位置を厳密に合わせることが必要となる。しかしながら、2箇所の位置を同時に厳密に位置合わせを行うことは、極めて困難であり、位置合わせに多大な時間を要してしまう。
このことは、第2のSOA940を設置する際も同様である。この場合にも、他方の光導波路972の端面の位置と第2のSOA940の多重量子井戸活性層の入射側の端面の位置とを一致させ、第2のSOA940の多重量子井戸活性層の出射側の端面の位置と他方の光導波路972の端面の位置とを一致させる。この場合も、2箇所の位置を同時に厳密に位置合わせを行うことが必要となるが、このような位置合わせは、極めて困難であり、位置合わせに多大な時間を要してしまう。尚、第1のSOA930及び第2のSOA940の位置がずれていると、光結合損失が大きくなるため、光増幅器としての特性が低下してしまう。
従って、図1に示される光増幅器を製造しようとした場合、良好な特性が得られる光増幅器を製造することが困難であり、製造には時間と労力を要するとともに、歩留まりも低くなるため、光増幅器が高コストなものとなってしまう。このため、消費電力を増大させることなく、光増幅器に入力される入力光の偏波方向がランダムに変化しても、出力される光の強度の変動のない光増幅器であって、良好な特性を得ることができ、低コストで製造することのできるものが求められている。
(第1の実施の光増幅器)
第1の実施の形態における光増幅器について、図3及び図4に基づき説明する。本実施の形態における光増幅器は、第1のSOA10、第2のSOA20、偏波ローテータ30等を有しており、1枚のSi基板101の上に形成されている。尚、図3は、本実施の形態における光増幅器の上面図であり、図4は、本実施の形態における光増幅器において、第1のSOA10と光導波路70との接合部分の断面図である。
本実施の形態においては、Si基板101の上には、クラッド102に覆われた光導波路70等となるコア103が形成されている。クラッド102は酸化シリコンにより形成されており、光導波路70等となるコア103はシリコン(Si)により形成されている。本実施の形態においては、第1のSOA10は、Si基板101の一方の端部101a近傍に設置されており、入力光が入力され、第2のSOA20は、他方の端部101b近傍に設置されており、出力光が出力される。
次に、本実施の形態における光増幅器に、入力光が入力した場合について説明する。本実施の形態における光増幅器に入力される入力光は、TE偏波成分となるTEα偏波とTM偏波成分となるTMβ偏波とを含んでいる。また、第1のSOA10及び第2のSOA20は、TE偏波を増幅する機能を有している。
本実施の形態における光増幅器の第1のSOA10に、TEα偏波とTMβ偏波とを含む入力光が入力すると、第1のSOA10によりTEα偏波が増幅されて、TMβ偏波とともに出力され、光導波路70に入力する。光導波路70に入力した光は、偏波ローテータ30により、TEα偏波はTMα偏波に、TMβ偏波はTEβ偏波に変換され、第2のSOA20に入力する。第2のSOA20に入力されたTMα偏波とTEβ偏波とを含む入力光は、第2のSOA20によりTEβ偏波が増幅されて、TMβ偏波とともに出力される。これにより、本実施の形態における光増幅器に入力したTEα偏波とTMβ偏波とを含む入力光は、TE成分の光及びTM成分の光がともに増幅され、TMα偏波とTEβ偏波を含む出力光として出力される。尚、第1のSOA10と第2のSOA20は同一の構造を有しており、同じ電流量の電流を流すことにより、均一な利得を得ることができる。
(光増幅器の詳細)
次に、本実施の形態における光増幅器についてより詳細に説明する。
図5に基づき光導波路について説明する。図5は、光導波路70の断面図であり、図3における一点鎖線3A−3Bにおいて切断した断面図である。本実施の形態における光増幅器は、Si基板101の上に形成されており、光が伝搬する光導波路70は、Siにより形成されたコア103により形成されており、コア103の周囲は、酸化シリコンにより形成されたクラッド102により覆われている。コア103の光が伝搬する方向に垂直な断面は、幅W1が約0.5μm、厚さt1が約200nmとなるように形成されている。コア103は、Si基板101の上の厚さt2が約2μmのクラッド102の上に形成されており、コア103の上及び横には、クラッド102が形成されており、コア103の上のクラッド102の厚さt3は、約3μmである。
次に、第1のSOA10及び第2のSOA20について説明する。図6は、第1のSOA10の断面図であり、図3における一点鎖線3C−3Dに相当する部分の断面図である。
第1のSOA10は、n−InP基板131の上に形成されており、光導波路となるコアは、n−InP基板131の上の多重量子井戸(MQW:multi quantum well)活性層132により形成されている。具体的には、多重量子井戸活性層132は、InPとInGaAsPを交互に積層したMQWにより形成されており、波長1.55μm帯に利得を有している。多重量子井戸活性層132は、断面の幅W2が約1.5μm、厚さt4が約300nmのストライプ状に形成されており、多重量子井戸活性層132の両側は、半絶縁性のInP(SI−InP)により形成された埋め込み層133により埋め込まれている。多重量子井戸活性層132の上には、p−InP層134、p−InGaAsP等により形成されたコンタクト層135が積層されている。
本実施の形態においては、n−InP基板131及びp−InP層134はクラッドとして機能するものであり、コンタクト層135の上には、P電極136が形成されており、n−InP基板131の裏面にはN電極137が形成されている。P電極136は、できるたけコンタクト層135のみと接するように、埋め込み層133の上には、酸化シリコン等によりパッシベーション膜138が形成されている。
このような第1のSOA10は、図4に示すように、n−InP基板131側が上になるように、上下反転させて取り付けられている。図4は、第1のSOA10を一方の光導波路に沿って切断した断面の断面図である。具体的には、Si基板101において、第1のSOA10が取り付けられる領域には、凹部101cが形成されており、凹部101cの底面101dには、第1のSOA10が、N電極137が上、P電極136が下になるように取り付けられている。Si基板101の凹部101cの底面101dには、金スズにより形成されたバンプ139が設けられており、第1のSOA10のP電極136は、フリップチップ実装によりバンプ139と接続されている。
一般的には、n−InP基板131は厚さにバラツキ等があるが、p−InP層134、コンタクト層135及びP電極136の厚さは、比較的精密に制御することができる。従って、本実施の形態においては、第1のSOA10をn−InP基板131を上にしてSi基板101の凹部101cの底面101dに取り付けている。これにより、一点鎖線4Aで囲まれた部分の第1のSOA10の光導波路となる多重量子井戸活性層132の高さと、第1の光導波路70の高さの位置合わせが容易になる。尚、第1のSOA10は、長さL1が、例えば、約600μmとなるように形成されており、第1のSOA10の端面は、不要な反射を抑制するため、例えば、端面の法線方向に対し、約7°傾いた形状で形成されている。これにより、第1のSOA10を安定して動作させることができる。また、第1のSOA10の光導波路が形成されている両側の端面には、反射防止膜(ARコート)が形成されている。上記において第1のSOA10について説明したが、第2のSOA20についても同様である。
次に、偏波ローテータについて説明する。図7(a)は、偏波ローテータ30の上面図であり、図7(b)は、図7(a)における一点鎖線7A−7Bにおいて切断した断面図である。偏波ローテータ30は、光導波路71の幅を変化させることにより、光導波路71に入力されたTMモードの光を高次のTEモードの光に変換した後、後段の方向性結合器により、基本TEモードの光として取り出し、光導波路72より出力するものである。偏波ローテータ30の前段の光導波路71の長さL2が約100μmの領域では、光導波路71のコア103aの部分は、幅W3は0.5μmから1.4μmまで徐々に広がっており、コア103aの両側には厚さt5が95nmのスラブ103bが形成されている。また、偏波ローテータ30の後段では、光導波路71に近接して光導波路72が設けられており、近接している領域における光導波路71と光導波路72との間隔D1は約120nm、長さL3は約50μmである。また、この領域における光導波路71の幅W4は1.25μmであり、光導波路72の幅W5は0.61μmである。このような偏波ローテータ30では、光導波路71にTM偏波の光が入力すると、光導波路72よりTE偏波の光が出力される。
(光増幅器の製造)
本実施の形態における光増幅器を製造する際には、Si基板101の入力側となる一方の端部101a近傍に形成された凹部101cの底面101dに、第1のSOA10をフリップチップ実装する。同様に、Si基板101の出力側となる他方の端部101b近傍に形成された凹部の底面に、第2のSOA20をフリップチップ実装する。
第1のSOA10には多重量子井戸活性層132により光導波路が形成されている。よって、図4に示すように、第1のSOA10の多重量子井戸活性層132の出射側の端面132aの位置と光導波路70の入射側の端面70aの位置とを一致させる位置合わせを行い、第1のSOA10をフリップチップ実装する。具体的には、Si基板101に形成された凹部101cの底面101dの上に、バンプ139を介し、第1のSOA10をフリップチップ実装するが、この際の位置合わせは1箇所であり、精密な位置合わせを容易に行うことができる。従って、製造が容易になるとともに、低損失な光結合を得ることができる。
第2のSOA20についても同様であり、光導波路70の出射側の端面の位置と第2のSOA20の多重量子井戸活性層132の入射側の端面の位置とを一致させる位置合わせを行い、第2のSOA20をフリップチップ実装する。この第2のSOA20をフリップチップ実装する際の位置合わせは1箇所であり、精密な位置合わせを容易に行うことができる。従って、製造が容易になるとともに、低損失な光結合を得ることができる。
よって、本実施の形態における光増幅器は、図1に示す構造のものと比べて、位置合わせが容易であり、製造工程も困難ではなく、短い時間で行うことができ、歩留まりも高くすることができる。従って、消費電力を増大させることなく、光増幅器に入力される入力光の偏波方向がランダムに変化しても、出力される光の強度の変動のない光増幅器であって、良好な特性を得ることができる光増幅器を低コストで製造することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、図8に基づき光スイッチが用いられている光増幅回路装置について説明する。図8に示される光増幅回路装置は、偏波依存性を有する2×2のマッハツェンダ型光スイッチと2つのSOAアレイを用いた偏波ダイバーシティ回路であり、偏波依存性のないスイッチング動作と増幅動作を行うことができるものである。
この光増幅回路装置は、第1のSOAアレイ931、第2のSOAアレイ941、第1の偏波ローテータ31、第2の偏波ローテータ32、第3の偏波ローテータ33、第4の偏波ローテータ34、第1の光スイッチ61、第2の光スイッチ62等を有している。尚、第1のSOAアレイ931及び第2のSOAアレイ941は、TE偏波を増幅する機能を有する。
第1の光スイッチ61及び第2の光スイッチ62は、2×2のマッハツェンダ型光スイッチである。第1の光スイッチ61は、2×2の第1の光カプラ171、2×2の第2の光カプラ172、第1の位相シフタ181、第2の位相シフタ182とを有している。
第1の光スイッチ61は、2つの入力ポート171a、171bと2つの出力ポート172a、172bとを有している。入力ポート171a及び171bに入力した光は、第1の光カプラ171で分岐され、第1の位相シフタ181及び第2の位相シフタ182を各々通り、第2の光カプラ172を介して、出力ポート172a及び172bより出力される。従って、第1の光スイッチ61では、入力ポート171aに入力した光を第1の位相シフタ181及び第2の位相シフタ182において位相を変化させることにより、出力ポート172aに出力させたり、出力ポート172bに出力させたり切り換えることができる。同様に、入力ポート171bに入力した光を第1の位相シフタ181及び第2の位相シフタ182において位相を変化させることにより、出力ポート172aに出力させたり、出力ポート172bに出力させたり切り換えることができる。
また、第2の光スイッチ62は、2×2の第3の光カプラ173、2×2の第4の光カプラ174、第3の位相シフタ183及び第4の位相シフタ184を有している。
第2の光スイッチ62は、2つの入力ポート173a、173bと2つの出力ポート174a、174bとを有している。入力ポート173a及び173bに入力した光は、第3の光カプラ173で分岐され、第3の位相シフタ183及び第4の位相シフタ184を各々通り、第4の光カプラ174を介し、出力ポート174a及び174bより出力される。従って、第2の光スイッチ62では、入力ポート173aに入力した光を第3の位相シフタ183及び第4の位相シフタ184において位相を変化させることにより、出力ポート174aに出力させたり、出力ポート174bに出力させたり切り換えることができる。同様に、入力ポート173bに入力した光を第3の位相シフタ183及び第4の位相シフタ184において位相を変化させることにより、出力ポート174aに出力させたり、出力ポート174bに出力させたり切り換えることができる。
次に、図8に示す光増幅回路装置に、第1の入力光及び第2の入力光を入力させた場合について説明する。第1の入力光は、TE偏波成分となるTEα偏波とTM偏波成分となるTMβ偏波とを含んでおり、第2の入力光は、TE偏波成分となるTEα偏波とTM偏波成分となるTEβ偏波とを含んでいる。
図8に示す光増幅回路装置に入力された第1の入力光は、第1の偏波スプリッタ41により、TEα偏波とTMβ偏波とに分岐される。分岐された第1の入力光のTEα偏波は、第1の光スイッチ61の入力ポート171aに入力し、TMβ偏波は、第1の偏波ローテータ31によりTEβ偏波に変換された後、第2の光スイッチ62の入力ポート173bに入力する。また、第2の入力光は、第2の偏波スプリッタ42により、TEα偏波とTMβ偏波とに分岐される。分岐された第2の入力光のTEα偏波は、第1の光スイッチ61の入力ポート171bに入力し、TMβ偏波は、第2の偏波ローテータ32によりTEβ偏波に変換された後、第2の光スイッチ62の入力ポート173aに入力する。
第1の光スイッチ61では、入力された第1の入力光のTEα偏波と第2の入力光のTEα偏波は、第1の位相シフタ181及び第2の位相シフタ182において位相が変えられた後、出力ポート172aや出力ポート172bよりTE偏波が出力される。第1の光スイッチ61の出力ポート172aより出力されたTE偏波は第1のSOAアレイ931の一方の光導波路に入力し、第1のSOAアレイ931において増幅された後に出力され、第1の偏波コンバイナ51の一方に入力される。第1の光スイッチ61の出力ポート172bより出力されたTE偏波は第1のSOAアレイ931の他方の光導波路に入力し、第1のSOAアレイ931において増幅された後に出力され、第2の偏波コンバイナ52の一方に入力される。
第2の光スイッチ62では、入力された第1の入力光のTEβ偏波と第2の入力光のTEβ偏波は、第3の位相シフタ183及び第4の位相シフタ184において位相が変えられた後、出力ポート174aや出力ポート174bよりTE偏波が出力される。第2の光スイッチ62の出力ポート174aより出力されたTE偏波は第2のSOAアレイ941の一方の光導波路に入力し、第2のSOAアレイ941において増幅され、第3の偏波ローテータ33に入力する。第3の偏波ローテータ33に入力されたTE偏波は、TM偏波に変換され、第2の偏波コンバイナ52の他方に入力する。第2の光スイッチ62の出力ポート174bより出力されたTE偏波は第2のSOAアレイ941の他方の光導波路に入力し、第2のSOAアレイ941において増幅され、第4の偏波ローテータ34に入力する。第4の偏波ローテータ34に入力されたTE偏波は、TM偏波に変換され、第1の偏波コンバイナ51の他方に入力する。
第1の偏波コンバイナ51に入力したTE偏波とTM偏波は合波されて、第1の出力光として出力され、第2の偏波コンバイナ52に入力したTE偏波とTM偏波は合波されて、第2の出力光として出力される。
図8に示す構造の光増幅回路装置では、図1及び図2に示す場合と同様に、第1のSOAアレイ931の光導波路の入射側と出射側の双方における位置合わせ、及び、第2のSOAアレイ941の光導波路の入射側と出射側の双方における位置合わせが必要である。このような2箇所の位置を同時に厳密に位置合わせを行うことは、極めて困難であり、位置合わせに多大な時間を要してしまう。
次に、位相シフタについて説明する。図9は、第1の位相シフタ181の断面図である。第1の位相シフタ181は、光導波路となるコア103の上方に、TiやTiN等により形成されており、断面の幅W6が約3μm、厚さt6が約200nmとなるように形成されている。第1の位相シフタ181を形成しているTiやTiN等は電流を流すと発熱するためヒータとして機能する。よって、第1の位相シフタ181に電流を流し、コア103等の温度を変化させて屈折率を変化させることにより、コア103内を伝搬している光の位相を調整することができる。第2の位相シフタ182、第3の位相シフタ183、第4の位相シフタ184についても同様である。
次に、偏波スプリッタ及び偏波コンバイナについて説明する。図10(a)は、第1の偏波スプリッタ41の上面図であり、図10(b)は、図10(a)における一点鎖線10A−10Bにおいて切断した断面図である。第1の偏波スプリッタ41は、幅W1が0.5μmの2本の光導波路により形成されており、2本の光導波路となる光導波路73と光導波路74は、間隔D2が約0.35μm、長さL4が約4μmとなるように形成されたものである。このように、2本の光導波路、即ち、光導波路73と光導波路74とを近接して配置することにより方向性結合器を形成することができる。尚、第2の偏波スプリッタ42、第1の偏波コンバイナ51、第2の偏波コンバイナ52も同様の構造のものである。
(第2の実施の光増幅回路装置)
次に、第2の実施の形態における光増幅回路装置について、図11に基づき説明する。本実施の形態における光増幅回路装置は、光回路素子として光スイッチを有する構造のものである。
図11の光増幅回路装置は、第1のSOAアレイ110、第2のSOAアレイ120、第1の偏波ローテータ31、第2の偏波ローテータ32、第3の偏波ローテータ33、第4の偏波ローテータ34、第1の光スイッチ61、第2の光スイッチ62等を有している。尚、これらはSi基板の上に形成された光導波路により接続されている。また、第1のSOAアレイ110及び第2のSOAアレイ120は、TE偏波を増幅する機能を有する。本実施の形態においては、第1のSOAアレイ110は、Si基板の一方の端部101a近傍に設置されており、第2のSOAアレイ120は、他方の端部101b近傍に設置されている。
次に、本実施の形態における光増幅回路装置に、第1の入力光及び第2の入力光を入力させた場合について説明する。第1の入力光は、TE偏波成分となるTEα偏波とTM偏波成分となるTMβ偏波とを含んでおり、第2の入力光は、TE偏波成分となるTEα偏波とTM偏波成分となるTMβ偏波とを含んでいる。
本実施の形態における光増幅回路装置においては、第1の入力光は、第1のSOAアレイ110の一方の光導波路に入力され、第2の入力光は、第1のSOAアレイ110の他方の光導波路に入力される。
第1のSOAアレイ110に入力した第1の入力光は、第1の入力光のTEα偏波が増幅されて、第1のSOAアレイ110よりTMβ偏波とともに出力され、第1の偏波スプリッタ41により、増幅されたTEα偏波とTMβ偏波とに分岐される。分岐された第1の入力光の増幅されたTEα偏波は、第1の光スイッチ61の入力ポート171aに入力し、TMβ偏波は、第1の偏波ローテータ31によりTEβ偏波に変換された後、第2の光スイッチ62の入力ポート173bに入力する。
第1のSOAアレイ110に入力した第2の入力光は、第2の入力光のTEα偏波が増幅されて、第1のSOAアレイ110よりTMβ偏波とともに出力され、第2の偏波スプリッタ42により、増幅されたTEα偏波とTMβ偏波とに分岐される。分岐された第1の入力光の増幅されたTEα偏波は、第1の光スイッチ61の入力ポート171bに入力し、TMβ偏波は、第2の偏波ローテータ32によりTEβ偏波に変換された後、第2の光スイッチ62の入力ポート173aに入力する。
第1の光スイッチ61では、増幅された第1の入力光のTEα偏波と第2の入力光のTEα偏波は、第1の位相シフタ181及び第2の位相シフタ182において位相が変えられて、出力ポート172aや出力ポート172bよりTE偏波として出力される。第1の光スイッチ61の出力ポート172aより出力されたTE偏波は、第4の偏波ローテータ34によりTM偏波に変換され、第2の偏波コンバイナ52の一方に入力される。第1の光スイッチ61の出力ポート172bより出力されたTE偏波は、第3の偏波ローテータ33によりTM偏波に変換され、第1の偏波コンバイナ51の一方に入力される。
第2の光スイッチ62では、入力された第1の入力光のTEβ偏波と第2の入力光のTEβ偏波は、第3の位相シフタ183及び第4の位相シフタ184において位相が変えられて、出力ポート174aや出力ポート174bよりTE偏波として出力される。第2の光スイッチ62の出力ポート174aより出力されたTE偏波は、第1の偏波コンバイナ51の他方に入力される。第2の光スイッチ62の出力ポート174bより出力されたTE偏波は、第2の偏波コンバイナ52の他方に入力される。
第1の偏波コンバイナ51に入力したTE偏波とTM偏波は合波されて、第2のSOAアレイ120の一方の光導波路に入力され、第2の偏波コンバイナ52に入力したTE偏波とTM偏波は合波されて、第2のSOAアレイ120の他方の光導波路に入力される。第2のSOAアレイ120に入力した各々の光は、各々の光に含まれるTE偏波が増幅されて、第2のSOAアレイ120よりTM偏波とともに出力される。
本実施の形態における光増幅回路装置では、第1のSOAアレイ110は入力側となるSi基板の一方の端部101a近傍に設置されており、第2のSOAアレイ120は出力側となるSi基板の他方の端部101b近傍に設置されている。よって、第1の実施の形態における光増幅器と同様に位置合わせは、第2のSOAアレイ120の出射側の位置合わせ、第2のSOAアレイ120の入射側の位置合わせのみでよい。このため、精密な位置合わせを容易に行うことができる。
従って、本実施の形態における光増幅回路装置は、図8に示す構造のものと比べて、位置合わせが容易であり、良好な特性を有する光増幅回路装置を製造することができ、また、短い時間で製造することができるため、歩留まりも高くすることができる。よって、消費電力を増大させることなく、光増幅回路装置に入力される入力光の偏波方向がランダムに変化しても、出力される光の強度の変動のない光増幅回路装置であって、良好な特性を得ることのできる光増幅回路装置を低コストで製造することができる。
上記においては、偏波依存性を有する一組の2×2光スイッチを光回路素子として用いた場合について説明したが、2×2光スイッチに限らず偏波依存性を有し同一の構造を有する任意の一組の光回路素子であれば、2×2光スイッチに置き換えることが可能である。この場合においても、偏波に依存しない増幅動作と光回路における動作を得ることができる。尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態における光増幅回路装置について、図12に基づき説明する。本実施の形態は、光回路素子としてTE偏波で動作する波長分波器を有する光増幅回路装置である。本実施の形態の光増幅回路装置は、第1のSOA10、第2のSOA20、第1の偏波ローテータ231、第2の偏波ローテータ232、第1の波長分波器271、第2の波長分波器272等を有しており、1枚のSi基板上に形成されている。尚、これらはSi基板の上に形成された光導波路により接続されている。
本実施の形態においては、第1の波長分波器271、第2の波長分波器272について説明するが、いずれか一方の偏波に対して動作する光回路であって、同じ構造のものであれば、他の光回路素子であってもよい。本実施の形態においては、第1のSOA10は、Si基板の一方の端部101a近傍に設置されており、第2のSOA20は、他方の端部101b近傍に設置されている。
次に、本実施の形態における光増幅回路装置に、入力光を入力させた場合について説明する。入力光は、波長λ、λ、・・・、λを含む光、即ち、N波長の多重信号であって、各々の波長においてTE偏波成分となるTEα偏波とTM偏波成分となるTMβ偏波とを含んでいる。
本実施の形態における光増幅回路装置においては、入力光は第1のSOA10の光導波路に入力され、入力光のTEα偏波が増幅された後、偏波スプリッタ40により、増幅されたTEα偏波と、TMβ偏波に分岐される。
偏波スプリッタ40により分岐された増幅されたTEα偏波は、第1の波長分波器271において、波長λの光と波長λ、λ、・・・、λN−1の光に分けられる。これにより、第1の波長分波器271の、一方の出力ポート271aからは波長λのTEα偏波が出力され、他方の出力ポート271bからは波長λ、λ、・・・、λN−1のTEα偏波が出力される。第1の波長分波器271の一方の出力ポート271aより出力された波長λのTEα偏波は、不図示の受光器等により電気信号に変換される等の信号処理が行われる。第1の波長分波器271の他方の出力ポート271bより出力された波長λ、λ、・・・、λN−1のTEα偏波は、第2の偏波ローテータ232によりTMα偏波に変換され、偏波コンバイナ50の一方に入力される。
また、偏波スプリッタ40により分岐されたTMβ偏波は、第1の偏波ローテータ231によりTEβ偏波に変換され、第2の波長分波器272において、波長λの光と波長λ、λ、・・・、λN−1の光に分けられる。これにより、第2の波長分波器272の一方の出力ポート272aからは波長λのTEβ偏波が出力され、他方の出力ポート272bからは波長λ、λ、・・・、λN−1のTEβ偏波が出力される。第2の波長分波器272の一方の出力ポート272aより出力された波長λのTEβ偏波は、不図示の受光器等により電気信号に変換される等の信号処理が行われる。第2の波長分波器272の他方の出力ポート272bより出力された波長λ、λ、・・・、λN−1のTEβ偏波は、偏波コンバイナ50の他方に入力される。
偏波コンバイナ50では、入力している波長λ、λ、・・・、λN−1のTMα偏波と波長λ、λ、・・・、λN−1のTEβ偏波とが合波され、合波された光は、第2のSOA20においてTE偏波が増幅されて出力される。よって、増幅された波長λ、λ、・・・、λN−1のTMα偏波及びTEβ偏波が出力光として出力される。
尚、本実施の形態における偏波スプリッタ40、偏波コンバイナ50は、第2の実施の形態における第1の偏波スプリッタ41と同様の構造のものである。また、上記以外の内容については、第2の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記の実施の形態の説明では、入力側と出力側とで別個のSOAを用いており、それぞれ光回路素子の対向する端面部分にフリップチップボンディングにより配置している。これに対して、入力側SOA(第1のSOA10)と出力側SOA(第2のSOA20)を、同一のInP基板上に並べて形成した単一のアレイ素子300を用いて、光回路素子の一つの端部に配置してもよい。この場合、2つのSOAを導波する光の向きは互いに逆方向になる。このような素子構成の例を図13及び図14に示す。図13に示される光増幅器は第1の実施の形態における光増幅器に対応する変形例であり、図14に示される光増幅回路装置は第3の実施の形態における光増幅回路装置に対応する変形例である。このように2つのSOAを単一のアレイ素子とすることで、部品点数と光回路上への搭載回数が半分になるため、製造が容易になる、という利点を有する。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の半導体基板の上に形成された偏波ローテータを含む光回路素子と、
前記光回路素子の入力側に設置された第1の半導体光増幅素子と、
前記光回路素子の出力側に設置された第2の半導体光増幅素子と、
を有し、
前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板の上に設置されており、
前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板の端部の近傍に設置されていることを特徴とする光増幅器。
(付記2)
前記第1の半導体光増幅素子と、前記第1の半導体基板の上に形成された前記光回路素子の入力側の光導波路とは、光学的に接続されており、
前記第1の半導体基板の上に形成された前記光回路素子の出力側の光導波路と、前記第2の半導体光増幅素子とは、光学的に接続されていることを特徴とする付記1に記載の光増幅器。
(付記3)
前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、第2の半導体基板上に集積形成されたアレイ素子であることを特徴とする付記1または2に記載の光増幅器。
(付記4)
前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、同じ構造のものであることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の光増幅器。
(付記5)
前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板に設けられた凹部にフリップチップ実装されていることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の光増幅器。
(付記6)
入力光を増幅する第1の半導体光増幅素子と、
前記第1の半導体光増幅素子からの出力光を分波する偏波スプリッタと、
前記偏波スプリッタの一方の出力が入力する第1の光回路素子と、
前記偏波スプリッタの他方の出力が入力する第1の偏波ローテータと、
前記第1の偏波ローテータからの出力が入力する第2の光回路素子と、
前記第1の光回路素子からの出力が入力する第2の偏波ローテータと、
前記第2の光回路素子からの出力、及び、前記第2の偏波ローテータからの出力を合波する偏波コンバイナと、
前記偏波コンバイナからの出力が入力する第2の半導体光増幅素子と、
有し、
前記第2の半導体光増幅素子は、入力した光を増幅して出力することを特徴とする光増幅回路装置。
(付記7)
前記偏波スプリッタ、前記第1の光回路素子、前記第1の偏波ローテータ、前記第2の光回路素子、前記第2の偏波ローテータ、前記偏波コンバイナは、第1の半導体基板の上に形成された光導波路により接続されており、
前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板の上に設置されており、
前記第1の半導体光増幅素子と、前記第1の半導体基板の上に形成された前記偏波スプリッタと接続された光導波路とは、光学的に接続されており、
前記第1の半導体基板の上に形成された前記偏波コンバイナと接続された光導波路と、前記第2の半導体光増幅素子とは、光学的に接続されていることを特徴とする付記6に記載の光増幅回路装置。
(付記8)
前記第1の光回路素子及び前記第2の光回路素子は、光スイッチ、または、波長分波器であることを特徴とする付記6または7に記載の光増幅回路装置。
(付記9)
前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、同じ構造のものであることを特徴とする付記3から8のいずれかに記載の光増幅回路装置。
(付記10)
前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板に設けられた凹部にフリップチップ実装されていることを特徴とする付記3から9のいずれかに記載の光増幅回路装置。
10 第1のSOA
20 第2のSOA
30 偏波ローテータ
31 第1の偏波ローテータ
32 第2の偏波ローテータ
33 第3の偏波ローテータ
34 第4の偏波ローテータ
40 偏波スプリッタ
41 第1の偏波スプリッタ
42 第2の偏波スプリッタ
50 偏波コンバイナ
51 第1の偏波コンバイナ
52 第2の偏波コンバイナ
61 第1の光スイッチ
62 第2の光スイッチ
70 光導波路
101 Si基板
102 クラッド
103 コア
110 第1のSOAアレイ
120 第2のSOAアレイ
131 n−InP基板
132 多重量子井戸活性層
133 埋め込み層
134 p−InP層
135 コンタクト層
136 P電極
137 N電極
138 パッシベーション膜

Claims (6)

  1. 第1の半導体基板の上に形成された偏波ローテータを含む光回路素子と、
    前記光回路素子の入力側に設置された第1の半導体光増幅素子と、
    前記光回路素子の出力側に設置された第2の半導体光増幅素子と、
    を有し、
    前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板の上に設置されており、
    前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板の端部の近傍に設置されていることを特徴とする光増幅器。
  2. 前記第1の半導体光増幅素子と、前記第1の半導体基板の上に形成された前記光回路素子の入力側の光導波路とは、光学的に接続されており、
    前記第1の半導体基板の上に形成された前記光回路素子の出力側の光導波路と、前記第2の半導体光増幅素子とは、光学的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の光増幅器。
  3. 前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、第2の半導体基板上に集積形成されたアレイ素子であることを特徴とする請求項1または2に記載の光増幅器。
  4. 入力光を増幅する第1の半導体光増幅素子と、
    前記第1の半導体光増幅素子からの出力光を分波する偏波スプリッタと、
    前記偏波スプリッタの一方の出力が入力する第1の光回路素子と、
    前記偏波スプリッタの他方の出力が入力する第1の偏波ローテータと、
    前記第1の偏波ローテータからの出力が入力する第2の光回路素子と、
    前記第1の光回路素子からの出力が入力する第2の偏波ローテータと、
    前記第2の光回路素子からの出力、及び、前記第2の偏波ローテータからの出力を合波する偏波コンバイナと、
    前記偏波コンバイナからの出力が入力する第2の半導体光増幅素子と、
    有し、
    前記第2の半導体光増幅素子は、入力した光を増幅して出力することを特徴とする光増幅回路装置。
  5. 前記偏波スプリッタ、前記第1の光回路素子、前記第1の偏波ローテータ、前記第2の光回路素子、前記第2の偏波ローテータ、前記偏波コンバイナは、第1の半導体基板の上に形成された光導波路により接続されており、
    前記第1の半導体光増幅素子及び前記第2の半導体光増幅素子は、前記第1の半導体基板の上に設置されており、
    前記第1の半導体光増幅素子と、前記第1の半導体基板の上に形成された前記偏波スプリッタと接続された光導波路とは、光学的に接続されており、
    前記第1の半導体基板の上に形成された前記偏波コンバイナと接続された光導波路と、前記第2の半導体光増幅素子とは、光学的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の光増幅回路装置。
  6. 前記第1の光回路素子及び前記第2の光回路素子は、光スイッチまたは、波長分波器であることを特徴とする請求項4または5に記載の光増幅回路装置。


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