本明細書に開示された方法及び装置は、仮想トランスポンダのための操作システムを提供する。本開示のシステムは、ビークルのオペレータが、ビークルのリソースを非公開に共有することを可能にする。本開示では、バンド内周波数帯域(in-band frequency band)とは、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域のことを指し、バンド外周波数帯域(out-of-band frequency band)とは、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じではない周波数帯域のことを指すことに留意するべきである。
上述のように、現在、ビークル(例えば、衛星)に搭載された典型的なトランスポンダは、ペイロードの入力と出力との切り換えを実行する能力を有する。このペイロード上のすべての切り替えは、リソース配分のプライバシーがない状態で、単一の衛星コントローラによって指令を出されて制御される。例えば、デジタルトランスポンダの場合、特定の帯域幅及びアンテナ特性を有するチャネルに対するユーザ要求が出されると、チャネルが設定され、使用され、それから接続が切断される。
開示されたシステムは、非公開のビークルリソース配分及び制御を可能にし、これにより、ビークルのユーザには、要求に応じてリソースを非公開に且つ動的に配分する能力が与えられる。具体的には、開示されたシステムは、仮想トランスポンダを利用する。仮想トランスポンダは、独立した指令及び制御を有する複数のトランスポンダに分割されたトランスポンダである。1つ又は複数の実施形態では、例示的な仮想トランスポンダは、デジタルチャネライザ、デジタルスイッチマトリックス、並びにデジタルトランスポンダを独立した指令及び制御を有する複数のトランスポンダに分割するように構成されたデジタルコンバイナを有するデジタルトランスポンダを含む。仮想トランスポンダの指令及び制御は、要求に応じて帯域幅のためのデジタルスイッチマトリックスの動的配分及び非公開化(privatization)をもたらす地上ソフトウェアを介して達成される。
非公開のビークルリソース配分及び制御のための開示されたシステムは、仮想トランスポンダの特定の開示された実施形態(例えば、図16から18で示された実施形態)以外の仮想トランスポンダのための様々な種類のトランスポンダを利用することができる。例えば、仮想トランスポンダのために様々な種類のトランスポンダを利用することができるが、それには、限定しないが、様々な種類のデジタルトランスポンダ、様々な種類のアナログトランスポンダ(例えば、従来式のリピータ型トランスポンダ)、及び様々な種類の組み合わせのアナログ/デジタルトランスポンダが含まれる。
下記の説明には、システムのより徹底した説明を提供するために多数の詳細事項が記載されている。しかしながら、開示されたシステムは、これら具体的な詳細事項がなくても実施可能であり得ることは、当業者には明らかであろう。その他の場合では、システムを不要に分かりにくくしないよう、よく知られる特徴については詳細に説明していない。
本開示の実施形態は、本明細書において、機能的及び/又は論理的な構成要素、並びに様々な処理ステップの観点から説明される場合がある。このような構成要素は、特定の機能を実施するように構成された任意の数のハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア構成要素によって実現可能であることを理解されたい。例えば、本開示の実施形態は、様々な集積回路構成要素(例えば、メモリ素子、デジタル信号処理素子、論理素子、ルックアップテーブルなど)を利用し得るが、これらは、1つ又は複数のプロセッサ、マイクロプロセッサ、或いはその他の制御装置の制御の下で、様々な機能を実行することができる。加えて、当業者であれば、本開示の実施形態を他の構成要素と併せて実施することが可能であり、本明細書に記載されたシステムは、本開示の1つの例示的な実施形態に過ぎないことを理解するであろう。
簡潔にするため、衛星通信システムに関する従来の技法及び構成要素、並びにシステム(及びシステムの個別の動作構成要素)のその他の機能的態様は、本明細書に詳細に記載されない場合がある。さらに、本明細書に含まれる種々の図面で示される接続線は、種々の要素間の例示的な機能関連性及び/又は物理的連結を示すことが意図されている。本開示の実施形態には、多数の代替的又は追加的な機能関連性又は物理的連結が存在し得ることに留意すべきである。
図1は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、仮想トランスポンダのための開示されたシステムの簡略構造を示す図100である。この図では、複数の可能なホステッドペイロード構成の簡略図が例示されている。具体的には、この図は、宇宙部110及び地上部120を示す。宇宙部110は、ビークルを表す。ビークルとして、限定しないが、飛行ビークルを含む様々な異なる種類のビークルを利用してもよい。また、ビークルとして、限定しないが、衛星、航空機、無人航空機(UAV)、及び宇宙飛行機を含む様々な異なる種類の飛行ビークルを利用してもよい。
ビークルとして衛星が利用されている場合、衛星は、通常コンピュータ制御システムを含むことに留意すべきである。衛星は、概して、バス130及びペイロード140を含む。バス130は、衛星を制御するシステム(構成要素を含む)を含み得る。これらのシステムは、電力生成及び制御、熱制御、遠隔測定(テレメトリ)、姿勢制御、軌道制御、並びにその他の適切な動作などのタスクを実行する。
衛星のペイロード140は、衛星のユーザに機能を与える。ペイロード140は、アンテナ、トランスポンダ、及びその他の適切な装置を含み得る。例えば、通信に関しては、衛星内のペイロード140は、インターネットアクセス、電話通信、無線、テレビ、及びその他の種類の通信の提供に使用され得る。
衛星のペイロード140は、種々のエンティティに使用され得る。例えば、ペイロード140は、衛星の所有者(すなわち、ホストユーザ)、1つ又は複数の顧客(すなわち、ホステッドユーザ)、又はこれらの何らかの組み合わせによって使用され得る。
例えば、衛星の所有者は、ペイロード140の種々の部分を種々の顧客にリースする場合がある。一例では、衛星のペイロード140によって生成された第1の群のアンテナビームは、第1の顧客にリースされてもよく、第2の群のアンテナビームは、第2の顧客にリースされてもよい。別の例では、衛星のペイロード140によって生成された第1の群のアンテナビームは、衛星の所有者によって利用されてもよく、第2の群のアンテナビームは、顧客にリースされてもよい。さらに別の例では、衛星のペイロード140によって生成されたアンテナビームの一部又は全ては、第1の顧客及び第2の顧客によって共有されてもよい。別の例では、衛星のペイロード140によって生成されたアンテナビームの一部又は全ては、衛星の所有者及び顧客によって共有されてもよい。衛星が種々のユーザによって共有されている場合、ユーザは、衛星に対する共有通信リンク(例えば、インターフェースA)を有してもよく、又は、各ユーザは、衛星に対する個々の通信リンク(例えば、インターフェースA及びD)を有してもよい。
複数の顧客に衛星をリースすることにより、衛星の所有者は、獲得できる収益を増やすことができる。さらに、顧客は、衛星を構築して操作するために、又は、衛星全体をリースするために、顧客が衛星を購入して操作するコストよりも低いコストで、衛星内の全リソースのサブセットを使用する場合がある。
再び図1を見ると、地上部120は、ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)(例えば、衛星の所有者と関連する地上ステーション)150、及びホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)(例えば、所有者から衛星のペイロードの少なくとも一部をリースしている顧客に関連する地上ステーション)160を含む。
図1は、数々の異なる可能な通信リンク(すなわち、インターフェースA~E)を示す。開示されたシステムは、これらの例示された通信リンクの一部又はすべてを利用することができることに留意すべきである。複数のリンクを含み得るインターフェースAは、衛星に指令を与えるための、ホストSOC150からのバンド外指令及びテレメトリリンクである。複数のリンクを含み得るインターフェースBは、バス130とペイロード140との間の通信リンクである。インターフェースBは、電力などの必須アイテムを制御するために使用されてもよい。インターフェースBを介して、バス130からペイロード140に通信され得る情報は、時間、位置推算表(ephemeris)、及びペイロード指令を含み得るが、これらに限定されない。インターフェースBを介して、ペイロード140からバス130に通信され得る情報は、ペイロードテレメトリを含み得るが、これに限定されない。
複数のリンクを含み得るインターフェースCは、バス及び/又はペイロードのためのバンド内指令及びテレメトリリンクである。複数のリンクを含み得るインターフェースDは、衛星に指令を与えるための、HOC160からの指令及びテレメトリリンクである。ホストSOC150とHOC160との間で複数のリンクを含み得るインターフェースEは、ペイロード140のリソース共有に関してHOCから要求を行うことを可能にする。
図2A~図13Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための例示的なシステム及び方法を示す。
図2Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホステッド受信アンテナ290を使用するホステッドユーザ(すなわち、HOC)260のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図200である。この図では、ビークル210、ホストSOC250、及びHOC260を示す。HOC260は、衛星250の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル210のペイロード205の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC260は、衛星250の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル210のすべてのペイロード205をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC260は、ビークル210のペイロード205(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル210に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC250と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC260は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC260がホストSOC250からリースするペイロード205の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC250は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC250が自身のために利用するペイロード205の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図2Aでは、ホストSOC250の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC250の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC260は、次いで、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナ290に送信する(215)。ホステッド受信アンテナ290が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホステッド受信アンテナ290は、暗号化ホステッド指令をビークル210上のペイロードアンテナ280に送信する(297)。ホステッド受信アンテナ290は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(297)。ペイロードアンテナ280は、暗号化ホステッド指令をペイロード205に送信する。ビークル210上のペイロード205は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード205は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール265に送信する(255)。第2の通信セキュリティモジュール265は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール265が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール265は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホストSOC250は、暗号化ホスト指令をビークル210に送信する(220)。ホストSOC250は、1つ又は複数のバンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(220)。ビークル210上のホスト指令受信器235は、暗号化ホスト指令を受信する。
ホスト指令受信器235は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール262に送信する(252)。第1の通信セキュリティモジュール262は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール262が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール262は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール262は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)205に送信する(270)。第2の通信セキュリティモジュール265は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)205に送信する(275)。ペイロード205は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ280は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム281内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ285及び/又はホステッド受信アンテナ290に送信する。
さらに、図2Aでは、アンテナビーム281は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム281は、図2Aで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム281は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム281は、図2Aに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム281は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ280は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ280は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード205は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC250によって利用されるペイロード205の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール262に送信する(291)。第1の通信セキュリティモジュール262は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード205は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC260によってリースされるペイロード205の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール265に送信する(292)。第2の通信セキュリティモジュール265は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール262は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器289に送信する(293)。ホストテレメトリ送信器289は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC250に送信する(295)。ホストテレメトリ送信器289は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(295)。ホストSOC250は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール265は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器294に送信する(296)。ホステッドテレメトリ送信器294は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC250に送信する(298)。テレメトリ送信器294は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(298)。ホストSOC250は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC260に送信する(299)。HOC260は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図2Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナ2085を使用するホステッドユーザ(すなわち、HOC)2060のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図2000である。この図では、ビークル2010、ホストSOC2050、及びHOC2060を示す。HOC2060は、衛星2050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル2010のペイロード2005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC2060は、衛星2050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル2010のすべてのペイロード2005をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC2060は、ビークル2010のペイロード2005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル2010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC2050と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC2060は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC2060がホストSOC2050からリースするペイロード2005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC2050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC2050が自身のために利用するペイロード2005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図2Bでは、ホストSOC2050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC2050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC2060は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC2050に送信する(2015)。ホストSOC2050は、次いで、暗号化ホステッド指令をホスト受信アンテナ2085に送信する(2016)。ホスト受信アンテナ2085が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホスト受信アンテナ2085は、暗号化ホステッド指令をビークル2010上のペイロードアンテナ2080に送信する(2097)。ホスト受信アンテナ2085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(2097)。ペイロードアンテナ2080は、暗号化ホステッド指令をペイロード2005に送信する。ビークル2010上のペイロード2005は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード2005は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール2065に送信する(2055)。第2の通信セキュリティモジュール2065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール2065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール2065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホストSOC2050は、暗号化ホスト指令をビークル2010に送信する(2020)。ホストSOC2050は、1つ又は複数のバンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(2020)。ビークル2010上のホスト指令受信器2035は、暗号化ホスト指令を受信する。
ホスト指令受信器2035は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール2062に送信する(2052)。第1の通信セキュリティモジュール2062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール2062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール2062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール2062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)2005に送信する(2070)。第2の通信セキュリティモジュール2065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)2005に送信する(2075)。ペイロード2005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ2080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム2081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ2085及び/又はホステッド受信アンテナ2090に送信する。
さらに、図2Bでは、アンテナビーム2081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム2081は、図2Bで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム2081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム2081は、図2Bに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム2081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ2080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ2080は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード2005は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC2050によって利用されるペイロード2005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール2062に送信する(2091)。第1の通信セキュリティモジュール2062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード2005は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC2060によってリースされるペイロード2005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール2065に送信する(2092)。第2の通信セキュリティモジュール2065は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール2062は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器2089に送信する(2093)。ホストテレメトリ送信器2089は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC2050に送信する(2095)。ホストテレメトリ送信器2089は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(2095)。ホストSOC2050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール2065は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器2094に送信する(2096)。ホステッドテレメトリ送信器2094は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC2050に送信する(2098)。テレメトリ送信器2094は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(2098)。ホストSOC2050は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC2060に送信する(2099)。HOC2060は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図3A、3B、3C、及び3Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホステッド受信アンテナを使用するホステッドユーザのための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始300では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(305)。HOCは、次いで、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナに送信する(310)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(315)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(320)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(325)。
ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)は、次いで、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(330)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をビークルに送信する(335)。次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(340)。ホスト指令受信器は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(345)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(350)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(355)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信360する。第2の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(365)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(370)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(375)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(380)。ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(385)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(390)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(391)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器に送信する(392)。ホストテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(393)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(394)。
次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器に送信する(395)。ホステッドテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(396)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(397)。HOCは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(398)。次いで、方法は終了する(399)。
図3E、3F、3G、及び3Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナを使用するホステッドユーザのための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始(3000)では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(3005)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(3010)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホステッド指令をホスト受信アンテナに送信する(3012)。ホスト受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(3015)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(3020)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(3025)。
次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(3030)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をビークルに送信する(3035)。次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(3040)。ホスト指令受信器は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(3045)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(3050)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(3055)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(3060)。第2の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(3065)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(3070)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(3075)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(3080)。ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(3085)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(3090)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(3091)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器に送信する(3092)。ホストテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(3093)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(3094)。
次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器に送信する(3095)。ホステッドテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(3096)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(3097)。HOCは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(3098)。次いで、方法は終了する(3099)。
図4は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホストユーザ(すなわち、ホストSOC)450のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図400である。この図では、ビークル410、ホストSOC450、及びHOC460を示す。HOC460は、衛星450の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル410のペイロード405の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC460は、衛星450の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル410のすべてのペイロード405をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC460は、ビークル410のペイロード405(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル410に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC450と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC460は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC460がホストSOC450からリースするペイロード405の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC450は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC450が自身のために利用するペイロード405の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図4では、ホストSOC450の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC450の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
ホストSOC450は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ485に送信する(420)。ホスト受信アンテナ485が暗号化ホスト指令を受信した後、ホスト受信アンテナ485は、暗号化ホスト指令をビークル410上のペイロードアンテナ480に送信する(497)。ホスト受信アンテナ485は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(497)。ペイロードアンテナ480は、暗号化ホスト指令をペイロード405に送信する。ビークル410上のペイロード405は、暗号化ホスト指令を受信する。ペイロード405は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール462に送信する(452)。第1の通信セキュリティモジュール462は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール462が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール462は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
HOC460は、暗号化ホステッド指令をホストSOC450に送信する(415)。ホストSOC450は、暗号化ホステッド指令をビークル410に送信する(425)。ホストSOC450は、1つ又は複数のバンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(425)。ビークル410上のホステッド指令受信器435は、暗号化ホスト指令を受信する。
ホステッド指令受信器435は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール465に送信する(455)。第2の通信セキュリティモジュール465は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール465が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール465は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール462は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)405に送信する(470)。第2の通信セキュリティモジュール465は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)405に送信する(475)。ペイロード405は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ480は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム481内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ485及び/又はホステッド受信アンテナ490に送信する。
さらに、図4では、アンテナビーム481は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム481は、図4で示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム481は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム481は、図4に示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム481は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ480は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ480は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード405は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC450によって利用されるペイロード405の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール462に送信する(491)。第1の通信セキュリティモジュール462は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード405は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC460によってリースされるペイロード405の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール465に送信する(492)。第2の通信セキュリティモジュール465は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール462は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器489に送信する(493)。ホストテレメトリ送信器489は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC450に送信する(495)。ホストテレメトリ送信器489は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(495)。ホストSOC450は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール465は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器494に送信する(496)。ホステッドテレメトリ送信器494は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC450に送信する(498)。テレメトリ送信器494は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(498)。ホストSOC450は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC460に送信する(499)。HOC460は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図5A、5B、5C、及び5Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホストユーザのための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始500では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(505)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(510)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークルに送信する(515)。次いで、ビークル上のホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を受信する(520)。ホステッド指令受信器は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(525)。
次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(530)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナに送信する(535)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(540)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホスト指令をビークル上のペイロードに送信する(545)。次いで、ペイロードは、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(550)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(555)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(560)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(565)。第2の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(570)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(575)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(580)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(585)。ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(590)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(591)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(592)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器に送信する(593)。ホストテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(594)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(595)。
次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器に送信する(596)。ホステッドテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(597)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(598)。HOCは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(599)。次いで、方法は終了する(501)。
図6Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、2つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための2つの通信セキュリティ(COMSEC)種を利用するホストユーザ(すなわち、ホストSOC)650及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図600である。この図では、ビークル610、ホストSOC650、及びHOC660を示す。HOC660は、衛星650の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル610のペイロード605の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC660は、衛星650の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル610のすべてのペイロード605をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC660は、ビークル610のペイロード605(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル610に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC650と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC660は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC660がホストSOC650からリースするペイロード605の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC650は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC650が自身のために利用するペイロード605の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図6Aでは、ホストSOC650の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC650の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
ホストSOC650は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ685に送信する(620)。ホスト受信アンテナ685が暗号化ホスト指令を受信した後、ホスト受信アンテナ685は、暗号化ホスト指令をビークル610上のペイロードアンテナ680に送信する(621)。ホスト受信アンテナ685は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(621)。ペイロードアンテナ680は、暗号化ホスト指令をペイロード605に送信する。ビークル610上のペイロード605は、暗号化ホスト指令を受信する。ペイロード605は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール662に送信する(652)。第1の通信セキュリティモジュール662は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール662が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール662は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
HOC660は、次いで、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナ690に送信する(615)。ホステッド受信アンテナ690が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホステッド受信アンテナ690は、暗号化ホステッド指令をビークル610上のペイロードアンテナ680に送信する(697)。ホステッド受信アンテナ690は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(697)。ペイロードアンテナ680は、暗号化ホステッド指令をペイロード605に送信する。ビークル610上のペイロード605は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード605は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール665に送信する(655)。第2の通信セキュリティモジュール665は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール665が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール665は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール662は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)605に送信する(670)。第2の通信セキュリティモジュール665は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)605に送信する(675)。ペイロード605は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ680は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム681内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ685及び/又はホステッド受信アンテナ690に送信する。
さらに、図6Aでは、アンテナビーム681は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム681は、図6Aで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム681は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム681は、図6Aに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム681は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ680は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ680は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード605は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC650によって利用されるペイロード605の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール662に送信する(691)。第1の通信セキュリティモジュール662は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード605は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC660によってリースされるペイロード605の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール665に送信する(692)。第2の通信セキュリティモジュール665は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール662は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器689に送信する(693)。ホストテレメトリ送信器689は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC650に送信する(695)。ホストテレメトリ送信器689は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(695)。ホストSOC650は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール665は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器694に送信する(696)。ホステッドテレメトリ送信器694は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC650に送信する(698)。テレメトリ送信器694は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(698)。ホストSOC650は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC660に送信する(699)。HOC660は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図6Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、1つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための2つの通信セキュリティ(COMSEC)種を利用するホストユーザ(すなわち、ホストSOC)6050及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図6000である。この図では、ビークル6010、ホストSOC6050、及びHOC6060を示す。HOC6060は、衛星6050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル6010のペイロード6005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC6060は、衛星6050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル6010のすべてのペイロード6005をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC6060は、ビークル6010のペイロード6005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル6010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC6050と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC6060は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC6060がホストSOC6050からリースするペイロード6005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC6050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC6050が自身のために利用するペイロード6005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図6Bでは、ホストSOC6050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC6050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC6060は、暗号化ホステッド指令をホストSOC6050に送信する(6015)。ホストSOC6050は、次いで、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をホスト受信アンテナ6085に送信する(6020、6025)。ホスト受信アンテナ6085が暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を受信した後、ホスト受信アンテナ6085は、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークル6010上のペイロードアンテナ6080に送信する(6097、6021)。ホスト受信アンテナ6085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を送信する(6097、6021)。ペイロードアンテナ6080は、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をペイロード6005に送信する。ビークル6010上のペイロード6005は、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード6005は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール6062に送信する(6052)。第1の通信セキュリティモジュール6062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール6062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール6062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ペイロード6005は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール6065に送信する(6055)。第2の通信セキュリティモジュール6065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール6065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール6065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール6062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)6005に送信する(6070)。第2の通信セキュリティモジュール6065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)6005に送信する(6075)。ペイロード6005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ6080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム6081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ6085及び/又はホステッド受信アンテナ6090に送信する。
さらに、図6Bでは、アンテナビーム6081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム6081は、図6Bで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム6081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム6081は、図6Bに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム6081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ6080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ6080は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード6005は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC6050によって利用されるペイロード6005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール6062に送信する(6091)。第1の通信セキュリティモジュール6062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード6005は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC6060によってリースされるペイロード6005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール6065に送信する(6092)。第2の通信セキュリティモジュール6065は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール6062は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器6089に送信する(6093)。ホストテレメトリ送信器6089は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC6050に送信する(6095)。ホストテレメトリ送信器6089は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(6095)。ホストSOC6050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール6065は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器6094に送信する(6096)。ホステッドテレメトリ送信器6094は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC6050に送信する(6098)。テレメトリ送信器6094は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(6098)。ホストSOC6050は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC6060に送信する(6099)。HOC6060は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図7A、7B、7C、及び7Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、2つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための2つのCOMSEC種を利用するホストユーザ及びホステッドユーザのための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始700では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(705)。HOCは、次いで、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナに送信する(710)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(715)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードに送信する(720)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(725)。
ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)は、次いで、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(730)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナに送信する(735)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(740)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(745)。次いで、ペイロードは、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(750)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(755)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(760)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(765)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(770)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(775)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(780)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(785)。ペイロードは、次いで、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(790)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(791)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(792)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器に送信する(793)。ホストテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(794)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(795)。
次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器に送信する(796)。ホステッドテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(797)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(798)。HOCは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(799)。次いで、方法は終了する(701)。
図7E、7F、7G、及び7Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、1つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための2つの通信セキュリティ(COMSEC)種を利用するホストユーザ及びホステッドユーザのための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始7000では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(7005)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(7010)。ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(7015)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をホスト受信アンテナに送信する(7020)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(7025)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードに送信する(7030)。次いで、ペイロードは、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(7035)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(7040)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(7045)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(7050)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(7055)。第2の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(7060)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(7065)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(7070)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(7075)。ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(7080)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(7085)。第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(7090)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器に送信する(7091)。ホステッドテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(7092)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(7093)。
次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器に送信する(7094)。ホステッドテレメトリ送信器は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(7095)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(7096)。HOCは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(7097)。次いで、方法は終了する(7098)。
図8Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、2つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための1つのCOMSEC種を利用するホストユーザ(すなわち、ホストSOC)850及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図800である。この図では、ビークル810、ホストSOC850、及びHOC860を示す。HOC860は、衛星850の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル810のペイロード805の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC860は、衛星850の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル810のすべてのペイロード805をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC860は、ビークル810のペイロード805(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル810に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC850と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC860は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC860がホストSOC850からリースするペイロード805の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC850は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC850が自身のために利用するペイロード805の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図8Aでは、ホストSOC850の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC850の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
ホストSOC850は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ885に送信する(820)。ホスト受信アンテナ885が暗号化ホスト指令を受信した後、ホスト受信アンテナ885は、暗号化ホスト指令をビークル810上のペイロードアンテナ880に送信する(821)。ホスト受信アンテナ885は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(821)。ペイロードアンテナ880は、暗号化ホスト指令をペイロード805に送信する。ビークル810上のペイロード805は、暗号化ホスト指令を受信する。ペイロード805は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール862に送信する(852)。第1の通信セキュリティモジュール862は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール862が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール862は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
HOC860は、次いで、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナ890に送信する(815)。ホステッド受信アンテナ890が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホステッド受信アンテナ890は、暗号化ホステッド指令をビークル810上のペイロードアンテナ880に送信する(897)。ホステッド受信アンテナ890は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(897)。ペイロードアンテナ880は、暗号化ホステッド指令をペイロード805に送信する。ビークル810上のペイロード805は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード805は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール865に送信する(855)。第2の通信セキュリティモジュール865は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール865が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール865は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール862は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)805に送信する(870)。第2の通信セキュリティモジュール865は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)805に送信する(875)。ペイロード805は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ880は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム881内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ885及び/又はホステッド受信アンテナ890に送信する。
さらに、図8Aでは、アンテナビーム881は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム881は、図8Aで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム881は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム881は、図8Aに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム881は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ880は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ880は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード805は、非暗号化テレメトリ(すなわち、ホストSOC850によって利用されるペイロード805の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM、及びHOC860によってリースされるペイロード805の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第1の通信セキュリティモジュール862に送信する(891)。第1の通信セキュリティモジュール862は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリ(すなわち、暗号化TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール862は、次いで、暗号化テレメトリをテレメトリ送信器889に送信する(893)。テレメトリ送信器889は、次いで、暗号化テレメトリをホストSOC850に送信する(895)。ホストテレメトリ送信器889は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化テレメトリを送信する(895)。
ホストSOC850は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。ホストSOC850は、次いで、ホストペイロードの逆変換された情報(decommutated information)を含み且つホステッドペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホステッドペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、ホストSOC850によって用いられるペイロード805の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
ホストSOC850は、次いで、暗号化テレメトリをHOC860に送信する(899)。HOC860は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。HOC860は、次いで、ホステッドペイロードの逆変換された情報を含み且つホストペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホストペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、HOC860によって用いられるペイロード805の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
図8Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、1つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための1つのCOMSEC種を利用するホストユーザ(すなわち、ホストSOC)8050及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図8000である。この図では、ビークル8010、ホストSOC8050、及びHOC8060を示す。HOC8060は、衛星8050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル8010のペイロード8005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC8060は、衛星8050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル8010のすべてのペイロード8005をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC8060は、ビークル8010のペイロード8005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル8010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC8050と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC8060は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC8060がホストSOC8050からリースするペイロード8005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC8050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC8050が自身のために利用するペイロード8005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図8Bでは、ホストSOC8050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC8050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
ホストSOC8050は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ8085に送信する(8020)。ホスト受信アンテナ8085が暗号化ホスト指令を受信した後、ホスト受信アンテナ8085は、暗号化ホスト指令をビークル8010上のペイロードアンテナ8080に送信する(8021)。ホスト受信アンテナ8085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(8021)。ペイロードアンテナ8080は、暗号化ホスト指令をペイロード8005に送信する。ビークル8010上のペイロード8005は、暗号化ホスト指令を受信する。ペイロード8005は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール8062に送信する(8052)。第1の通信セキュリティモジュール8062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール8062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール8062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
HOC8060は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC8050に送信する(8015)。ホストSOC8050は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ8085に送信する(8016)。ホスト受信アンテナ8085が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホスト受信アンテナ8085は、暗号化ホステッド指令をビークル8010上のペイロードアンテナ8080に送信する(8097)。ホスト受信アンテナ8085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(8097)。ペイロードアンテナ8080は、暗号化ホステッド指令をペイロード8005に送信する。ビークル8010上のペイロード8005は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード8005は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール8065に送信する(8055)。第2の通信セキュリティモジュール8065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール8065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール8065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール8062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)8005に送信する(8070)。第2の通信セキュリティモジュール8065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)8005に送信する(8075)。ペイロード8005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ8080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム8081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ8085及び/又はホステッド受信アンテナ8090に送信する。
さらに、図8Bでは、アンテナビーム8081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム8081は、図8Bで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム8081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム8081は、図8Bに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム8081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ8080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ8080は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード8005は、非暗号化テレメトリ(すなわち、ホストSOC8050によって利用されるペイロード8005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM、及びHOC8060によってリースされるペイロード8005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第1の通信セキュリティモジュール8062に送信する(8091)。第1の通信セキュリティモジュール8062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリ(すなわち、暗号化TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール8062は、次いで、暗号化テレメトリをテレメトリ送信器8089に送信する(8093)。テレメトリ送信器8089は、次いで、暗号化テレメトリをホストSOC8050に送信する(8095)。ホストテレメトリ送信器8089は、バンド外周波数帯域を用いて、暗号化テレメトリを送信する(8095)。
ホストSOC8050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。ホストSOC8050は、次いで、ホストペイロードの逆変換された情報を含み且つホステッドペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホステッドペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、ホストSOC8050によって用いられるペイロード8005の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
ホストSOC8050は、次いで、暗号化テレメトリをHOC8060に送信する(8099)。HOC8060は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。HOC8060は、次いで、ホステッドペイロードの逆変換された情報を含み且つホストペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホストペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、HOC8060によって用いられるペイロード8005の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
図9A、9B、9C、及び9Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、2つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための1つのCOMSEC種を利用するホストユーザ及びホステッドユーザのための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始900では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(905)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナに送信する(910)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(915)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードに送信する(920)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(925)。
ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)は、次いで、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(930)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナに送信する(935)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(940)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(945)。次いで、ペイロードは、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(950)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(955)。次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(960)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(965)。次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(970)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(975)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(980)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化テレメトリを送信する(985)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリを生成する(990)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化テレメトリをテレメトリ送信器に送信する(991)。テレメトリ送信器は、次いで、暗号化テレメトリをホストSOCに送信する(992)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(993)。ホストSOCは、次いで、非暗号化テレメトリを読み込むための、ホステッド逆変換された情報のないデータベースを使用することにより、ホストSOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(994)。次いで、ホストSOCは、暗号化テレメトリをHOCに送信する(995)。HOCは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する(996)。次いで、HOCは、非暗号化テレメトリを読み込むための、ホストの逆変換された情報のないデータベースを利用して、HOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(997)。次いで、方法は終了する(998)。
図9E、9F、9G、及び9Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、1つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための1つのCOMSEC種を利用するホストユーザ及びホステッドユーザのための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始9000では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(9005)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(9010)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホステッド指令をホスト受信アンテナに送信する(9012)。ホスト受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(9015)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードに送信する(9020)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(9025)。
ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)は、次いで、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(9030)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナに送信する(9035)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(9040)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(9045)。次いで、ペイロードは、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(9050)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(9055)。次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(9060)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(9065)。次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(9070)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(9075)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(9080)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化テレメトリを送信する(9085)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリを生成する(9090)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化テレメトリをテレメトリ送信器に送信する(9091)。テレメトリ送信器は、次いで、暗号化テレメトリをホストSOCに送信する(9092)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(9093)。ホストSOCは、次いで、非暗号化テレメトリを読み込むための、ホステッド逆変換された情報のないデータベースを使用することにより、ホストSOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(9094)。次いで、ホストSOCは、暗号化テレメトリをHOCに送信する(9095)。HOCは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する(9096)。次いで、HOCは、非暗号化テレメトリを読み込むための、ホストの逆変換された情報のないデータベースを利用して、HOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(9097)。次いで、方法は終了する(9098)。
図10Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、2つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための2つのCOMSEC種を利用するホストユーザ(すなわち、ホストSOC)1050及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)のための、バンド内テレメトリ及び指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図1000である。この図では、ビークル1010、ホストSOC1050、及びHOC1060を示す。HOC1060は、衛星1050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル1010のペイロード1005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC1060は、衛星1050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル1010のすべてのペイロード1005をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC1060は、ビークル1010のペイロード1005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル1010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC1050と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC1060は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC1060がホストSOC1050からリースするペイロード1005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC1050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC1050が自身のために利用するペイロード1005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図10Aでは、ホストSOC1050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC1050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
ホストSOC1050は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ1085に送信する(1020)。ホスト受信アンテナ1085が暗号化ホスト指令を受信した後、ホスト受信アンテナ1085は、暗号化ホスト指令をビークル1010上のペイロードアンテナ1080に送信する(1021)。ホスト受信アンテナ1085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(1021)。ペイロードアンテナ1080は、暗号化ホスト指令をペイロード1005に送信する。ビークル1010上のペイロード1005は、暗号化ホスト指令を受信する。ペイロード1005は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール1062に送信する(1052)。第1の通信セキュリティモジュール1062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール1062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール1062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
HOC1060は、次いで、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナ1090に送信する(1015)。ホステッド受信アンテナ1090が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホステッド受信アンテナ1090は、暗号化ホステッド指令をビークル1010上のペイロードアンテナ1080に送信する(1097)。ホステッド受信アンテナ1090は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(1097)。ペイロードアンテナ1080は、暗号化ホステッド指令をペイロード1005に送信する。ビークル1010上のペイロード1005は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード1005は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール1065に送信する(1055)。第2の通信セキュリティモジュール1065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール1065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール1065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール1062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)1005に送信する(1070)。第2の通信セキュリティモジュール1065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)1005に送信する(1075)。ペイロード1005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ1080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム1081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ1085及び/又はホステッド受信アンテナ1090に送信する。
さらに、図10Aでは、アンテナビーム1081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム1081は、図10Aで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム1081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム1081は、図10Aに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム1081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ1080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ1080は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード1005は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC1050によって利用されるペイロード1005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール1062に送信する(1091)。第1の通信セキュリティモジュール1062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード1005は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC1060によってリースされるペイロード1005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール1065に送信する(1092)。第2の通信セキュリティモジュール1065は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール1062は、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロード1005に送信する(1093)。ペイロード1005は、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロードアンテナ1080に送信する。ペイロードアンテナ1080は、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナ1085に送信する(1095)。ペイロードアンテナ1080は、バンド内周波数帯域を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(1095)。ホスト受信アンテナ1085は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC1050に送信する(1094)。ホストSOC1050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール1065は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロード1005に送信する(1096)。ペイロード1005は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードアンテナ1080に送信する。ペイロードアンテナ1080は、暗号化ホステッドテレメトリをホステッド受信アンテナ1090に送信する(1098)。ペイロードアンテナ1080は、バンド内周波数帯域を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(1098)。ホステッド受信アンテナ1090は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC1060に送信する(1099)。HOC1060は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図10Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、1つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための2つのCOMSEC種を利用するホストユーザ(すなわち、ホストSOC)10050及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)のための、バンド内テレメトリ及び指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図10000である。この図では、ビークル10010、ホストSOC10050、及びHOC10060を示す。HOC10060は、衛星10050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル10010のペイロード10005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC10060は、衛星10050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル10010のすべてのペイロード10005をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC10060は、ビークル10010のペイロード10005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル10010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC10050と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC10060は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC10060がホストSOC10050からリースするペイロード10005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC10050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC10050が自身のために利用するペイロード10005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図10Bでは、ホストSOC10050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC10050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
ホストSOC10050は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ10085に送信する(10020)。ホスト受信アンテナ10085が暗号化ホスト指令を受信した後、ホスト受信アンテナ10085は、暗号化ホスト指令をビークル10010上のペイロードアンテナ10080に送信する(10021)。ホスト受信アンテナ10085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(10021)。ペイロードアンテナ10080は、暗号化ホスト指令をペイロード10005に送信する。ビークル10010上のペイロード10005は、暗号化ホスト指令を受信する。ペイロード10005は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール10062に送信する(10052)。第1の通信セキュリティモジュール10062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール10062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール10062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
HOC10060は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC10050に送信する(10015)。ホストSOC10050は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ10085に送信する(10087)。ホスト受信アンテナ10085が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホスト受信アンテナ10085は、暗号化ホステッド指令をビークル10010上のペイロードアンテナ10080に送信する(10097)。ホスト受信アンテナ10085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(10097)。ペイロードアンテナ10080は、暗号化ホステッド指令をペイロード10005に送信する。ビークル10010上のペイロード10005は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード10005は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール10065に送信する(10055)。第2の通信セキュリティモジュール10065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール10065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール10065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール10062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)10005に送信する(10070)。第2の通信セキュリティモジュール10065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)10005に送信する(10075)。ペイロード10005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ10080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム10081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ10085及び/又はホステッド受信アンテナ10090に送信する。
さらに、図10Bでは、アンテナビーム10081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム10081は、図10Bで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム10081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム10081は、図10Bに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム10081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ10080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ10080は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード10005は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC10050によって利用されるペイロード10005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール10062に送信する(10091)。第1の通信セキュリティモジュール10062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード10005は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC10060によってリースされるペイロード10005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール10065に送信する(10092)。第2の通信セキュリティモジュール10065は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール10062は、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロード10005に送信する(10093)。ペイロード10005は、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロードアンテナ10080に送信する。ペイロードアンテナ10080は、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナ10085に送信する(10095)。ペイロードアンテナ10080は、バンド内周波数帯域を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(10095)。ホスト受信アンテナ10085は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC10050に送信する(10094)。ホストSOC10050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール10065は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロード10005に送信する(10096)。ペイロード10005は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードアンテナ10080に送信する。ペイロードアンテナ10080は、暗号化ホステッドテレメトリをホスト受信アンテナ10085に送信する(10098)。ペイロードアンテナ10080は、バンド内周波数帯域を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(10098)。ホスト受信アンテナ10085は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC10050に送信する(10086)。ホストSOC10050は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC10060に送信する(10099)。HOC10060は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図11A、11B、11C、及び11Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、2つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための2つのCOMSEC種を利用するホストユーザ及びホステッドユーザのための、バンド内テレメトリ及び指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始1100では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(1105)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナに送信する(1110)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(1115)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードに送信する(1120)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(1125)。
ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)は、次いで、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(1130)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナに送信する(1135)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令をペイロードアンテナに送信する(1140)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(1145)。次いで、ペイロードは、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(1150)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(1155)。次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(1160)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(1165)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(1170)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(1175)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(1180)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(1185)。ペイロードは、次いで、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(1190)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(1191)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(1192)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをペイロードに送信する(1193)。ペイロードは、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロードアンテナに送信する(1194)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(1195)。ホスト受信アンテナは、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(1196)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(1197)。
次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードに送信する(1198)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードアンテナに送信する(1199)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッドテレメトリをホステッド受信アンテナに送信する(1101)。ホステッド受信アンテナは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(1102)。次いで、HOCは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号し、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(1103)。次いで、方法は終了する(1104)。
図11E、11F、11G、及び11Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、1つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための2つのCOMSEC種を利用するホストユーザ及びホステッドユーザのための、バンド内テレメトリ及び指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始11000では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(11005)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(11010)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホステッド指令をホスト受信アンテナに送信する(11012)。ホスト受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(11015)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードに送信する(11020)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(11025)。
ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)は、次いで、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(11030)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナに送信する(11035)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令をペイロードアンテナに送信する(11040)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(11045)。次いで、ペイロードは、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(11050)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(11055)。次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(11060)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(11065)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(11070)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(11075)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(11080)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(11085)。ペイロードは、次いで、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(11090)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(11091)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(11092)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをペイロードに送信する(11093)。ペイロードは、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロードアンテナに送信する(11094)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(11095)。ホスト受信アンテナは、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(11096)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(11097)。
次いで、第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードに送信する(11098)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードアンテナに送信する(11099)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッドテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(11001)。ホスト受信アンテナは、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(11002)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(11003)。次いで、HOCは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号し、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(11004)。次いで、方法は終了する(11005)。
図12Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、2つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための1つのCOMSEC種を利用するホストユーザ(すなわち、ホストSOC)1250及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)のための、バンド内テレメトリ及び指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図1200である。この図では、ビークル1210、ホストSOC1250、及びHOC1260を示す。HOC1260は、衛星1250の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル1210のペイロード1205の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC1260は、衛星1250の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル1210のすべてのペイロード1205をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC1260は、ビークル1210のペイロード1205(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル1210に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC1250と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC1260は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC1260がホストSOC1250からリースするペイロード1205の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC1250は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC1250が自身のために利用するペイロード1205の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図12Aでは、ホストSOC1250の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC1250の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
ホストSOC1250は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ1285に送信する(1220)。ホスト受信アンテナ1285が暗号化ホスト指令を受信した後、ホスト受信アンテナ1285は、暗号化ホスト指令をビークル1210上のペイロードアンテナ1280に送信する(1221)。ホスト受信アンテナ1285は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(1221)。ペイロードアンテナ1280は、暗号化ホスト指令をペイロード1205に送信する。ビークル1210上のペイロード1205は、暗号化ホスト指令を受信する。ペイロード1205は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール1262に送信する(1252)。第1の通信セキュリティモジュール1262は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール1262が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール1262は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
HOC1260は、次いで、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナ1290に送信する(1215)。ホステッド受信アンテナ1290が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホステッド受信アンテナ1290は、暗号化ホステッド指令をビークル1210上のペイロードアンテナ1280に送信する(1297)。ホステッド受信アンテナ1290は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(1297)。ペイロードアンテナ1280は、暗号化ホステッド指令をペイロード1205に送信する。ビークル1210上のペイロード1205は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード1205は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール1265に送信する(1255)。第2の通信セキュリティモジュール1265は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール1265が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール1265は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール1262は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)1205に送信する(1270)。第2の通信セキュリティモジュール1265は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)1205に送信する(1275)。ペイロード1205は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ1280は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム1281内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ1285及び/又はホステッド受信アンテナ1290に送信する。
さらに、図12Aでは、アンテナビーム1281は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム1281は、図12Aで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム1281は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム1281は、図12Aに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム1281は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ1280は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ1280は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード1205は、非暗号化テレメトリ(すなわち、ホストSOC1250によって利用されるペイロード1205の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM、及びHOC1260によってリースされるペイロード1205の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第1の通信セキュリティモジュール1262に送信する(1291)。第1の通信セキュリティモジュール1262は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリ(すなわち、暗号化TLM)を生成する。第1の通信セキュリティモジュール1262は、次いで、暗号化テレメトリをペイロード1205に送信する(1293)。ペイロード1205は、次いで、暗号化テレメトリをペイロードアンテナ1280に送信する。
ペイロードアンテナ1280は、暗号化テレメトリをホスト受信アンテナ1285に送信する(1295)。ペイロードアンテナ1280は、バンド内周波数帯域を用いて、暗号化テレメトリを送信する(1295)。ホスト受信アンテナ1285は、次いで、暗号化テレメトリをホストSOC1250に送信する。ホストSOC1250は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。ホストSOC1250は、次いで、ホストペイロードの逆変換された情報を含み且つホステッドペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホステッドペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、ホストSOC1250によって用いられるペイロード1205の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
ペイロードアンテナ1280は、暗号化テレメトリをホステッド受信アンテナ1290に送信する(1298)。ペイロードアンテナ1280は、バンド内周波数帯域を用いて、暗号化テレメトリを送信する(1298)。ホステッド受信アンテナ1290は、次いで、暗号化テレメトリをHOC1260に送信する(1299)。HOC1260は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。HOC1260は、次いで、ホステッドペイロードの逆変換された情報を含み且つホストペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホストペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、HOC1260によって用いられるペイロード1205の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
図12Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、1つの受信アンテナを使用し且つテレメトリのための1つのCOMSEC種を利用するホストユーザ(すなわち、ホストSOC)12050及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)のための、バンド内テレメトリ及び指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図12000である。この図では、ビークル12010、ホストSOC12050、及びHOC12060を示す。HOC12060は、衛星12050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル12010のペイロード12005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC12060は、衛星12050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル12010のすべてのペイロード12005をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC12060は、ビークル12010のペイロード12005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル12010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC12050と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC12060は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC12060がホストSOC12050からリースするペイロード12005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC12050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC12050が自身のために利用するペイロード12005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図12Bでは、ホストSOC12050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC12050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
ホストSOC12050は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ12085に送信する(12020)。ホスト受信アンテナ12085が暗号化ホスト指令を受信した後、ホスト受信アンテナ12085は、暗号化ホスト指令をビークル12010上のペイロードアンテナ12080に送信する(12021)。ホスト受信アンテナ12085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令を送信する(12021)。ペイロードアンテナ12080は、暗号化ホスト指令をペイロード12005に送信する。ビークル12010上のペイロード12005は、暗号化ホスト指令を受信する。ペイロード12005は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール12062に送信する(12052)。第1の通信セキュリティモジュール12062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール12062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール12062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
HOC12060は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC12050に送信する(12015)。ホストSOC12050は、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナ12085に送信する(12098)。ホスト受信アンテナ12085が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホスト受信アンテナ12085は、暗号化ホステッド指令をビークル12010上のペイロードアンテナ12080に送信する(12097)。ホスト受信アンテナ12085は、1つ又は複数のバンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域と同じ周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッド指令を送信する(12097)。ペイロードアンテナ12080は、暗号化ホステッド指令をペイロード12005に送信する。ビークル12010上のペイロード12005は、暗号化ホステッド指令を受信する。ペイロード12005は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール12065に送信する(12055)。第2の通信セキュリティモジュール12065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール12065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール12065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール12062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)12005に送信する(12070)。第2の通信セキュリティモジュール12065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)12005に送信する(12075)。ペイロード12005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ12080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム12081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ12085及び/又はホステッド受信アンテナ12090に送信する。
さらに、図12Bでは、アンテナビーム12081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム12081は、図12Bで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム12081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム12081は、図12Bに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム12081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ12080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ12080は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード12005は、非暗号化テレメトリ(すなわち、ホストSOC12050によって利用されるペイロード12005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM、及びHOC12060によってリースされるペイロード12005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第1の通信セキュリティモジュール12062に送信する(12091)。第1の通信セキュリティモジュール12062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリ(すなわち、暗号化TLM)を生成する。第1の通信セキュリティモジュール12062は、次いで、暗号化テレメトリをペイロード12005に送信する(12093)。ペイロード12005は、次いで、暗号化テレメトリをペイロードアンテナ12080に送信する。
ペイロードアンテナ12080は、暗号化テレメトリをホスト受信アンテナ12085に送信する(12095)。ペイロードアンテナ12080は、バンド内周波数帯域を用いて、暗号化テレメトリを送信する(12095)。ホスト受信アンテナ12085は、次いで、暗号化テレメトリをホストSOC12050に送信する(12094)。ホストSOC12050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。ホストSOC12050は、次いで、ホストペイロードの逆変換された情報を含み且つホステッドペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホステッドペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、ホストSOC12050によって用いられるペイロード12005の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
ホストSOC12050は、次いで、暗号化テレメトリをHOC12060に送信する(12099)。HOC12060は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。HOC12060は、次いで、ホステッドペイロードの逆変換された情報を含み且つホストペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホストペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、HOC12060によって用いられるペイロード12005の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
図13A、13B、13C、及び13Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、2つの受信アンテナを使用し且つ1つのCOMSEC種を利用するホストユーザ及びホステッドユーザのための、バンド内テレメトリ及び指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始1300では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(1305)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホステッド受信アンテナに送信する(1310)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(1315)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードに送信する(1320)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(1325)。
ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)は、次いで、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(1330)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナに送信する(1335)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令をペイロードアンテナに送信する(1340)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(1345)。ペイロードは、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(1350)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(1355)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(1360)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(1365)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(1370)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(1375)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(1380)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化テレメトリを送信する(1385)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリを生成する(1390)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化テレメトリをペイロードに送信する(1391)。ペイロードは、次いで、暗号化テレメトリをペイロードアンテナに送信する(1392)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化テレメトリをホスト受信アンテナに送信する(1393)。ホスト受信アンテナは、次いで、暗号化テレメトリをホストSOCに送信する(1394)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号し、非暗号化テレメトリを生成する(1395)。ホストSOCは、次いで、非暗号化テレメトリを読み込むための、ホステッド逆変換された情報のないデータベースを使用することにより、ホストSOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(1396)。
次いで、ペイロードアンテナは、暗号化テレメトリをホステッド受信アンテナに送信する(1397)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化テレメトリをHOCに送信する(1398)。次いで、HOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号し、非暗号化テレメトリを生成する(1399)。HOCは、次いで、非暗号化テレメトリを読み込むための、ホストの逆変換された情報のないデータベースを使用することにより、HOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(1301)。次いで、方法は終了する(1302)。
図13E、13F、13G、及び13Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、1つの受信アンテナを使用し且つ1つのCOMSEC種を利用するホストユーザ及びホステッドユーザのための、バンド内テレメトリ及び指令を用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始13000では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(13005)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(13010)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホステッド指令をホスト受信アンテナに送信する(13012)。ホスト受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードアンテナに送信する(13015)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッド指令をビークル上のペイロードに送信する(13020)。ペイロードは、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(13025)。
ホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)は、次いで、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(13030)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令をホスト受信アンテナに送信する(13035)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホスト指令をペイロードアンテナに送信する(13040)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(13045)。ペイロードは、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(13050)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(13055)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(13060)。次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(13065)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(13070)。
次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(13075)。ペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(13080)。次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化テレメトリを送信する(13085)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリを生成する(13090)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化テレメトリをペイロードに送信する(13091)。ペイロードは、次いで、暗号化テレメトリをペイロードアンテナに送信する(13092)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化テレメトリをホスト受信アンテナに送信する(13093)。ホスト受信アンテナは、次いで、暗号化テレメトリをホストSOCに送信する(13094)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号し、非暗号化テレメトリを生成する(13095)。ホストSOCは、次いで、非暗号化テレメトリを読み込むための、ホステッド逆変換された情報のないデータベースを使用することにより、ホストSOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(13096)。
ホストSOCは、次いで、暗号化テレメトリをHOCに送信する(13098)。次いで、HOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号し、非暗号化テレメトリを生成する(13099)。HOCは、次いで、非暗号化テレメトリを読み込むための、ホストの逆変換された情報のないデータベースを使用することにより、HOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(13001)。次いで、方法は終了する(13002)。
図14~図19Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、仮想トランスポンダのための例示的なシステム及び方法を示す。
図14は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ビークル1610上の仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図1400である。この図では、演算装置1410が示されている。演算装置1410は、ステーション(例えば、ホストステーション又はホステッドステーション)において位置づけされ得る。演算装置1410が、ホストステーション(すなわち、ホストユーザ(ホストSOC)によって操作されるステーション)に位置付けされる場合、演算装置1410はホスト演算装置と呼ばれる。また、演算装置1410が、ホステッドステーション(すなわち、ホステッドユーザ(HOC)によって操作されるステーション)に位置付けされる場合、演算装置1410はホステッド演算装置と呼ばれる。1つ又は複数の実施形態では、ステーションは、地上ステーション1415、陸上ビークル(例えば、軍用ジープ)1420、飛行ビークル(例えば、航空機)1425、又は海上ビークル(例えば、船舶)1430である。
動作中、ユーザ(例えば、ホストユーザ又はホステッドユーザ)1405は、演算装置1410(例えば、ホスト演算装置又はホステッド演算装置)の画面に表示されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)(例えば、ホストGUI又はホステッドGUI)を介して、ユーザ1405が利用するビークル1610上のペイロード1680の部分のための少なくとも1つの異なる変数のそれぞれに関するオプション(例えば、値)を選択する。図16に示すペイロード1680の詳細は、演算装置1410の画面に表示されるGUI1435で示されることに留意するべきである。
ユーザ1405に表示されるGUI1435を用いてユーザ1405が選択し得るビークル1610上のペイロード1680の種々に変数を見るためには、図16を参照せよ。さらに、ユーザ1405に表示されるGUI1435を用いてユーザ1405が選択し得るペイロード1680のデジタルチャネライザ1670の種々の変数を見るためには、図17を参照せよ。1つ又は複数の実施形態では、選択される様々な異なる変数がGUI1435によって提示され得る。それには、少なくとも1つのトランスポンダ出力、少なくとも1つのトランスポンダスペクトル、少なくとも1つのトランスポンダ利得設定、少なくとも1つのトランスポンダリミッタ設定、少なくとも1つのトランスポンダ自動レベル制御設定、少なくとも1つのトランスポンダ位相設定、少なくとも1つの内部利得生成、少なくとも1つのビームのための帯域幅、少なくとも1つのビームのための少なくとも1つの周波数帯域、少なくとも1つのトランスポンダビーム成形設定、少なくとも1つのビームのための実効等方放射電力(EIRP)、少なくとも1つのトランスポンダチャネル、及び/又は少なくとも1つのビームのためのビームステアリングが含まれるが、これらに限定されない。ユーザ1405は、GUI1435を使用して、ペイロード1680内の関連する変数をクリックする(例えば、ミキサーに関連する送信アンテナ1665の周波数帯域を変更するためにミキサー1665のうちの1つをクリックする)ことにより、また、値を入力するか又はドロップダウンメニューから値を選択するかのいずれか(例えば、関連する送信アンテナ1655についての所望の送信周波数帯域を入力)により、オプションを選択することができることに留意するべきである。図16に示すペイロード1680は例示的なペイロードであり、この詳細は、GUI1435を用いてユーザ1405が選択し得るすべての可能な変数を示すわけではないことに留意するべきである。
ユーザ1405が、演算装置1410に表示されるGUI1435を介して、ユーザ1405が利用するビークル1610上のペイロード1680の部分のための少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを選択した後、オプションは、構成アルゴリズム(CA)1445(例えば、CAConfig.xml1450などのXMLファイルに含まれるアルゴリズム)に送信される(1445)。CA1445は、次いで、オプションを用いることにより、ユーザ1405が利用するビークル1610上のペイロード1680の部分のための構成を生成する。次に、CA1445は、構成を指令生成器(例えば、ホスト指令生成器又はホステッド指令生成器)1460に送信する(1455)。任意選択的に、CA1445は、さらに構成をレポートファイル1465内に保存する。
指令生成器1460が構成を受信した後、指令生成器1460は、構成を用いることにより、ユーザ1405が利用するビークル1610上のペイロード1680の一部を再構成する指令(例えば、ホスト指令又はホステッド指令)を生成する。次いで、指令は、暗号化モジュール1475に送信される(1470)。指令を受信した後、暗号化モジュール1475は、(例えば、第1のCOMSEC種又は第2のCOMSEC種を用いて)指令を暗号化して、暗号化指令(例えば、暗号化ホスト指令又は暗号化ホステッド指令)を生成する。
次いで、暗号化指令は、ステーション(例えば、地上ステーション1415、陸上ビークル(例えば、軍用ジープ)1420、飛行ビークル(例えば、航空機)1425、又は海上ビークル(例えば、船舶)1430)からビークル1410に送信される(1480)。1つ又は複数の実施形態では、演算装置1410、CA1445、指令生成器1460、及び暗号化モジュール1475はすべて、ステーション(例えば、ホストステーション又はホステッドステーション)に配置されていることに留意するべきである。他の実施形態では、これらのアイテムのうちの幾つか又はより多くのアイテムを種々の位置に配置することができる。さらに、1つ又は複数の実施形態では、ビークル1610は、飛行ビークル(例えば、衛星、航空機、無人ビークル(UAV)、又は宇宙飛行機)である。
ビークル1610が暗号化指令を受信した後、ビークルは、指令を復号して、非暗号化指令(例えば、非暗号化ホスト指令又は非暗号化ホステッド指令)を生成する。次いで、ユーザ1405が利用するビークル1610上のペイロード1680の部分は、非暗号化指令を用いて再構成される。1つ又は複数の実施形態では、ペイロード1680の再構成は、少なくとも1つのアンテナ1615、1655(図16を参照)、少なくとも1つのアナログ-デジタル変換器、少なくとも1つのデジタル-アナログ変換器、少なくとも1つのビーム成形器、少なくとも1つのデジタルチャネライザ1710(図17を参照)、少なくとも1つの復調器、少なくとも1つの変調器、少なくとも1つのデジタルスイッチマトリックス1720(図17を参照)、及び/又は少なくとも1つのデジタルコンバイナ1730(図17を参照)を再構成することを含み得る。他の実施形態では、ペイロード1680の再構成は、少なくとも1つのアナログスイッチマトリックスを再構成することを含み得ることに留意するべきである。
図15は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、開示された仮想トランスポンダを用いるときの、複数のビーム(U1~U45)間における帯域幅の例示的な配分を示す図1500である。この図では、各ビーム(U1~U45)の帯域幅は、バーとして例示されている。
図1500の左側1510では、各ビーム(U1~U45)の帯域幅の部分は、ホストユーザ(すなわち、ビークルの所有者)のみによって利用されているように示されている。この例では、ホストユーザは、ペイロードの部分をホステッドユーザ(すなわち、顧客)に少しもリースしていない。
図1500の左側1520では、各ビームの帯域幅の部分は、ホストユーザ(すなわち、ビークルの所有者)によって利用されているように示されている。さらに、ホストユーザが利用していない各ビーム(U1~U45)の帯域幅の部分の少なくとも一部(すべてではないにしても)は、ホステッドユーザ(すなわち、顧客)によって利用されているように示されている。この例では、ホストユーザは、ペイロードの一部分をホステッドユーザ(すなわち、顧客)にリースしている。特に、ホストユーザは、各ビーム(U1~U45)の帯域幅の一部分をホステッドユーザにリースしている。
他の実施形態では、ホストユーザは、ビームの一部(すべてではないにしても)の帯域幅全体をホステッドユーザにリースする場合があることに留意するべきである。これらの実施形態では、ホステッドユーザは、これらのリースされたビームの帯域幅を単独で利用する。
図16は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、開示された仮想トランスポンダを用いるときの、複数のビーム(U1~UN)(すなわち、アップリンク及びダウンリンクビームを含む)間における帯域幅の柔軟な配分のためのスイッチ構造を示す図1600である。この図では、ビークル1610上のペイロード1680の詳細が示される。具体的には、ビークル1610上の複数(すなわち、N個)の受信アンテナ1615のそれぞれが、アップリンクビーム(U1~UN)のうちの1つを受信するように示されている。このようにして、例えば、入力ポート1に接続された受信アンテナ1615は、アップリンクビームU6を受信し、入力ポート2に接続された受信アンテナ1615は、アップリンクビームU14を受信し、入力ポートNに接続された受信アンテナ1615は、アップリンクビームU34を受信する。各受信アンテナ1615には、偏光子(すなわち、pol)1620及び導波路フィルタ(すなわち、WGフィルタ)1625が続いているように示されている。
さらに、この図では、ビークル1610上の複数(すなわち、N個)の送信アンテナ1655のそれぞれが、ダウンリンクビーム(U1~UN)のうちの1つを受信するように示されている。このようにして、例えば、出力ポート1に接続された送信アンテナ1655は、ダウンリンクビームU19を受信し、出力ポート2に接続された送信アンテナ1655は、ダウンリンクビームU6を受信し、出力ポートNに接続された送信アンテナ1655は、ダウンリンクビームU1を受信する。各送信アンテナ1655には、偏光子(すなわち、pol)1645及び導波路フィルタ(すなわち、WGフィルタ)1650が先行しているように示されている。
1つ又は複数の実施形態では、様々な種類のアンテナが受信アンテナ1615及び送信アンテナ1655のために利用され得ることに留意するべきである。様々な種類のアンテナには、パラボラリフレクタアンテナ、成形リフレクタアンテナ、マルチフィードアレイアンテナ(multifeed array antenna)、フェーズアレイアンテナ、及び/又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
操作中、ホストユーザ1605は、非暗号化ホスト指令を暗号化して、暗号化ホスト指令を生成する。さらに、ホステッドユーザ1630は、非暗号化ホステッド指令を暗号化して、暗号化ホステッド指令を生成する。ホステッドユーザ1630は、暗号化ホステッド指令をホストユーザ1605に送信する(1635)。ホストユーザ1605は、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークル1610に送信する(1640)。暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令は、ビークル1610上で復号され、非暗号化ホスト指令及び非暗号化ホステッド指令が生成される。
次いで、ビークル1610上のペイロードは、非暗号化ホスト指令及び非暗号化ホステッド指令を受信する。デジタルチャネライザ1670は、次いで、非暗号化ホスト指令及び非暗号化ホステッド指令に従って、アップリンクビーム(U1~UN)及びダウンリンクビーム(U1~UN)のチャネルを再構成する。チャネルを設定することにより、ホストユーザ1605及びホステッドユーザ1630間にアップリンクビーム(U1~UN)及びダウンリンクビーム(U1~UN)の帯域幅が配分される。
さらに、送信アンテナ1655及び受信アンテナ1615は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って構成される。例えば、送信アンテナ1655及び/又は受信アンテナ1615のうちのすべてではないにしても、その幾つかは、地上の種々の位置にビームを投射するためにジンバルされてもよい。さらに、例えば、送信アンテナ1655及び/又は受信アンテナ1615のうちのすべてではないにしても、その幾つかは、フェーズが変わり、それにより、(1)ビームの形状が変わり(例えば、ビームのカバレージエリアを変える効果があり、ビームのピーク振幅が変わり、且つ/又は地上のピーク振幅位置が変わる)、且つ/又は(2)ビームが地上の種々の位置に投射される(すなわち、アンテナ1615、1655のジンバルと同じ効果を有する)。
さらに、入力ポートのミキサー1660及び/又は出力ポートのミキサー1665は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って構成される。例えば、入力ポートのミキサー1660及び/又は出力ポートのミキサー1665のうちのすべてではないにしても、その幾つかは、ビーム(U1~UN)の周波数帯域を変えるために種々の周波数帯域内でミックスする場合がある。
図17は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、図16のデジタルチャネライザ1670の詳細を示す図1700である。この図では、デジタルチャネライザ1670は、3つの主要部分を含むように示されている。それらは、チャネライザ1710、スイッチマトリックス1720、及びコンバイナ1730である。デジタルチャネライザ1710は、各入力ポートからの入力ビームスペクトル(すなわち、周波数帯域)を複数の入力サブチャネル(すなわち、周波数スライス)に分割する。この図では、各ビームスペクトル(すなわち、周波数帯域)は、12の入力サブチャネル(すなわち、周波数スライス)に分割されているように示されている。他の実施形態では、各ビームスペクトルは、図17で示す12より多い又は少ない入力サブチャネルに分割され得ることに留意するべきである。
スイッチマトリックス1720は、入力ポートからの入力サブチャネルをそれぞれに割り当てられる出力ポートにルーティングする。そこでは、入力サブチャネルは出力サブチャネルと呼ばれる。この図では、スイッチマトリックス1720によって用いられるルーティングの5つの例示的な種類が示される。それには、直接マッピング1740、ビーム間マルチキャスト(in-beam multicast)1750、クロスビームマルチキャスト((cross-beam multicast)1760、クロスビームマッピング(cross-beam mapping)1770、及びクロスビームポイントツーポイントルーティング(cross-beam point-to-point routing)1780が含まれる。コンバイナ1730は、複数の出力サブチャネルを組み合わせて、各出力ポート用の出力ビームスペクトルを生成する。上述のように、ペイロード1680の再構成の間、デジタルチャネライザ1670のチャネライザ1710、スイッチマトリックス1720、及び/又はコンバイナ1730は、様々な異なる方法で再構成され得る(例えば、入力ビームスペクトルの入力サブチャンネルへの分割を変えるか、入力サブチャンネルのルーティングを変えるか、且つ/又は出力ビームスペクトルを生成するための出力サブチャネルの組み合わせを変える等)。
図18は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、開示された仮想トランスポンダによって利用され得る、ビークル(例えば、衛星)1810上の例示的な構成要素を示す図1800である。この図では、非暗号化ホスト指令(例えば、ホストチャネル1830)及び/又は非暗号化ホステッド指令(例えば、ホステッドチャネル1820)に従って再構成され得るビークル1810上の様々な構成要素が示されている。
この図では、非暗号化ホスト指令(例えば、ホストチャネル1830)及び/又は非暗号化ホステッド指令(例えば、ホステッドチャネル1820)に従って再構成され得る、アップリンクアンテナ1840、ダウンリンクアンテナ1850、及び全デジタルペイロード1860の様々な構成要素(アナログ-デジタル(A/D)変換器1865、デジタルチャネライザ1875、デジタルスイッチマトリックス1895、デジタルコンバイナ1815、及びデジタル-アナログ(D/A)変換器1835を含む)が示されている。さらに、非暗号化ホスト指令(例えば、ホストチャネル1830)及び/又は非暗号化ホステッド指令(例えば、ホステッドチャネル1820)に従って、全デジタルペイロード1860の他の幾つかの構成要素(アップリンクビーム成形器1870、復調器1880、変調器1890、及びダウンリンクビーム成形器1825を含む)が、任意選択的に構成され得る。
図19A、及び19Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ビークル上の仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始1900において、ホストユーザは、ホスト演算装置上のホストグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を用いて、ホストユーザが利用するビークル上のペイロードの部分のための少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを選択する(1905)。さらに、ホステッドユーザは、ホステッド演算装置上のホステッドGUIを用いて、ホステッドユーザが利用するビークル上のペイロードの部分のための少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを選択する(1910)。次いで、構成アルゴリズム(CA)は、ホストユーザが利用するビークル上のペイロードの部分のための少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを用いて、ホストユーザが利用するビークル上のペイロードの部分についての構成をつくる(1915)。さらに、CAは、ホステッドユーザが利用するビークル上のペイロードの部分のための少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを用いて、ホステッドユーザが利用するビークル上のペイロードの部分についての構成をつくる(1920)。
ホスト指令生成器は、次いで、ホストユーザが利用するビークル上のペイロードの部分についての構成を用いて、ホストユーザが利用するビークル上のペイロードの部分を再構成するためのホスト指令を生成する(1925)。また、ホステッド指令生成器は、ホステッドユーザが利用するビークル上のペイロードの部分についての構成を用いて、ホステッドユーザが利用するビークル上のペイロードの部分を再構成するためのホステッド指令を生成する(1930)。次いで、ホスト指令及びホステッド指令は、ビークルに送信される(1935)。ホストユーザが利用するビークル上のペイロードの部分は、次いで、ホスト指令を用いて再構成される(1940)。さらに、ホステッドユーザが利用するビークル上のペイロードの部分は、ホステッド指令を用いて再構成される(1945)。次いで、方法は終了する(1950)。
図20A~図27Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための例示的なシステム及び方法を示す。
図2Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホステッド受信アンテナ20090を使用するホステッドユーザ(すなわち、HOC)20060のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図20000である。この図では、ビークル20010、ホストSOC20050、及びHOC20060を示す。HOC20060は、衛星20050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル20010のペイロード20005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC20060は、衛星20050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル20010のすべてのペイロード20005をリースし得ることに留意すべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC20060は、ビークル20010のペイロード20005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル20010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC20050と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC20060は、第2の通信セキュリティ(COMSEC)種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC20060がホストSOC20050からリースするペイロード20005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC20050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC20050が自身のために利用するペイロード20005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図20Aでは、ホストSOC20050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC20050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC20060は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC20050に送信する(20015)。ホストSOC20050が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホストSOC20050は、暗号化ホスト指令をビークル20010に送信し(20020)、また、暗号化ホステッド指令をビークル20010に送信する(20025)。ホストSOC20050は、バンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる1つ又は複数の周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を送信する(20020、20025)。ビークル20010上のホスト指令受信器20035は、暗号化ホスト指令を受信する。加えて、ビークル20010上のホステッド指令受信器20045は、暗号化ホステッド指令を受信する。
他の実施形態では、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムは、図20Aで示されているよりも多い又は少ない受信器20035、20045を利用しうることに留意するべきである。
ホスト指令受信器20035は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール20062に送信する(20052)。第1の通信セキュリティモジュール20062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール20062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール20062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホステッド指令受信器20045は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール20065に送信する(20055)。第2の通信セキュリティモジュール20065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール20065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール20065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール20062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)20005に送信する(20070)。第2の通信セキュリティモジュール20065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)20005に送信する(20075)。ペイロード20005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ20080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム20081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ20085及び/又はホステッド受信アンテナ20090に送信する。幾つかの実施形態では、ホステッド受信アンテナ20090は、図20Aで示されているように、航空ベース、海上ベース、又は地上ベースであってもよいことに留意するべきである。
また、図20Aでは、アンテナビーム20081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム20081は、図20Aで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム20081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム20081は、図20Aに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム20081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ20080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ20080は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード20005は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC20050によって利用されるペイロード20005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール20062に送信する(20091)。第1の通信セキュリティモジュール20062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード20005は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC20060によってリースされるペイロード20005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール20065に送信する(20092)。第2の通信セキュリティモジュール20065は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール20062は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器20094に送信する(20093)。ホストテレメトリ送信器20094は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC20050に送信する(20095)。ホストSOC20050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール20065は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロード20005に送信する(20096)。ペイロードアンテナ20080は、暗号化ホステッドテレメトリをホステッド受信アンテナ20090に送信する(20097)。ペイロードアンテナ20080は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(20097)。ホステッド受信アンテナ20090は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC20060に送信する(20098)。HOC20060は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図20Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナ20185に送信されるホステッドユーザ(すなわち、HOC)20160のための、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図20100である。この図では、ビークル20110、ホストSOC20150、及びHOC20160を示す。HOC20160は、衛星20150の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル20110のペイロード20105の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC20160は、衛星20150の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル20110のすべてのペイロード20105をリースし得ることに留意するべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC20160は、ビークル20110のペイロード20105(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル20110に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC20150と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC20160は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC20160がホストSOC20150からリースするペイロード20105の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC20150は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC20150が自身のために利用するペイロード20105の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図20Bでは、ホストSOC20150の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC20150の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC20160は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC20150に送信する(20115)。ホストSOC20150が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホストSOC20150は、暗号化ホスト指令をビークル20110に送信し(20120)、また、暗号化ホステッド指令をビークル20110に送信する(20125)。ホストSOC20150は、バンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる1つ又は複数の周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を送信する(20120、20125)。ビークル20110上のホスト指令受信器20135は、暗号化ホスト指令を受信する。加えて、ビークル20110上のホステッド指令受信器20145は、暗号化ホステッド指令を受信する。
他の実施形態では、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムは、図20Bで示されているよりも多い又は少ない受信器20135、20145を利用しうることに留意するべきである。
ホスト指令受信器20135は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール20162に送信する(20152)。第1の通信セキュリティモジュール20162は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール20162が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール20162は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホステッド指令受信器20145は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール20165に送信する(20155)。第2の通信セキュリティモジュール20165は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール20165が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール20165は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール20162は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)20105に送信する(20170)。第2の通信セキュリティモジュール20165は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)20105に送信する(20175)。ペイロード20105は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ20180は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム20181内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ20185及び/又はホステッド受信アンテナ20190に送信する。幾つかの実施形態では、ホステッド受信アンテナ20190は、図20Bで示されているように、航空ベース、海上ベース、又は地上ベースであってもよいことに留意するべきである。
さらに、図20Bでは、アンテナビーム20181は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム20181は、図20Bで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム20181は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム20181は、図20Bに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム20181は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ20180は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ20180は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード20105は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC20150によって利用されるペイロード20105の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール20162に送信する(20191)。第1の通信セキュリティモジュール20162は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード20105は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC1060によってリースされるペイロード20105の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール20165に送信する(20192)。第2の通信セキュリティモジュール20165は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール20162は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器20194に送信する(20193)。ホストテレメトリ送信器20194は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC20150に送信する(20195)。ホストSOC20150は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール20165は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロード20105に送信する(20196)。ペイロードアンテナ20180は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホスト受信アンテナ20185に送信する(20197)。ペイロードアンテナ20180は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(20197)。ホスト受信アンテナ20185は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC20150に送信する(20198)。ホストSOC20150は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC20160に送信する(20199)。HOC20160は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図21A、21B、21C、及び21Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホステッド受信アンテナに送信される、ホステッドユーザのためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始2100では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(2105)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(2110)。ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(2115)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークルに(バンド外で)送信する(2120)。
次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(2125)。次いで、ビークル上のホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を受信する(2130)。ホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(2135)。ホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(2140)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(2145)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(2150)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(2155)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(2160)。次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(2165)。ビークル上のペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(2170)。
次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(2175)。また、ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(2180)。第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(2185)。また、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(2190)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器に送信する(2191)。次いで、ホストテレメトリ送信器は、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(2192)。ホストSOCは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する(2193)。
第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードに送信する(2194)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッドテレメトリをホステッド受信アンテナに送信する(2195)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(2196)。次いで、HOCは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号し、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(2197)。次いで、方法は終了する(2198)。
図21E、21F、21G、及び21Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナに送信される、ホステッドユーザのためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始21000では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(21005)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(21010)。ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(21015)。ホストSOCは、次いで、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークルに(バンド外で)送信する(21020)。
次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(21025)。次いで、ビークル上のホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を受信する(21030)。ホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(21035)。ホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(21040)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(21045)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(21050)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(21055)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(21060)。次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(21065)。ビークル上のペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(21070)。
次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(21075)。また、ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(21080)。第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(21085)。また、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(21090)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストテレメトリ送信器に送信する(21091)。次いで、ホストテレメトリ送信器は、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(21092)。ホストSOCは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する(21093)。
第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードに送信する(21094)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホステッドテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(21095)。ホスト受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(21096)。ホストSOCは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(21097)。次いで、HOCは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号し、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(21098)。次いで、方法は終了する(21099)。
図22は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホストユーザ(すなわち、ホストSOC)2250のための、バンド内指令を用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図2200である。この図では、ビークル2210、ホストSOC2250、及びHOC2260を示す。HOC2260は、衛星2250の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル2210のペイロード2205の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC2260は、衛星2250の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル2210のすべてのペイロード2205をリースし得ることに留意するべきである。さらに、幾つかの実施形態では、HOC2260は、ビークル2210のペイロード2205(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル2210に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC2250と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC2260は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC2260がホストSOC2250からリースするペイロード2205の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC2250は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC2250が自身のために利用するペイロード2205の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図22では、ホストSOC2250の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC2250の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
さらに、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC2260は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC2250に送信する(2215)。ホストSOC2250が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホストSOC2250は、暗号化ホスト指令をビークル2210に送信し(2220)、また、暗号化ホステッド指令をビークル2210に送信する(2225)。ホストSOC2250は、バンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる1つ又は複数の周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を送信する(2220、2225)。ビークル2210上のホスト指令受信器2235は、暗号化ホスト指令を受信する。加えて、ビークル2210上のホステッド指令受信器2245は、暗号化ホステッド指令を受信する。
他の実施形態では、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムは、図22で示されているよりも多い又は少ない受信器2235、2245を利用しうることに留意するべきである。
ホスト指令受信器2235は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール2262に送信する(2252)。第1の通信セキュリティモジュール2262は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール2262が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール2262は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホステッド指令受信器2245は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール2265に送信する(2255)。第2の通信セキュリティモジュール2265は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール2265が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール2265は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール2262は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)2205に送信する(2270)。第2の通信セキュリティモジュール2265は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)2205に送信する(2275)。ペイロード2205は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ2280は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム2281内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ2285及び/又はホステッド受信アンテナ2290に送信する。幾つかの実施形態では、ホステッド受信アンテナ2290は、図22で示されているように、航空ベース、海上ベース、又は地上ベースであってもよいことに留意するべきである。
さらに、図22では、アンテナビーム2281は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム2281は、図22で示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム2281は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム2281は、図22に示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム2281は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ2280は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ2280は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード2205は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC2250によって利用されるペイロード2205の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール2262に送信する(2291)。第1の通信セキュリティモジュール2262は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード2205は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC2260によってリースされるペイロード2205の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール2265に送信する(2292)。第2の通信セキュリティモジュール2265は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール2262は、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロード2205に送信する(2293)。ペイロードアンテナ2280は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナ2285に送信する(2297)。ペイロードアンテナ2280は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(2297)。ホスト受信アンテナ2285は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC2250に送信する(2298)。ホストSOC2250は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール2265は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器2294に送信する(2296)。ホステッドテレメトリ送信器2294は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC2250に送信する(495)。ホストSOC2250は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC2260に送信する(2299)。HOC2260は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図23A、23B、23C、及び23Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホストユーザのための、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始2300では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(2305)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(2310)。ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(2315)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークルに(バンド外で)送信する(2320)。
次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(2325)。また、ビークル上のホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を受信する(2330)。ホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(2335)。ホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(2340)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(2345)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(2350)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(2355)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(2360)。次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(2365)。ビークル上のペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(2370)。
次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(2375)。また、ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(2380)。第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(2385)。また、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(2390)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロードに送信する(2391)。次いで、ペイロードアンテナは、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(2392)。ホスト受信アンテナは、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(2393)。次いで、ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号し、非暗号化ホストテレメトリを生成する(2394)。
第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホステッドテレメトリ送信器に送信する(2395)。次いで、ホステッドテレメトリ送信器は、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(2396)。ホストSOCは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(2397)。次いで、HOCは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号し、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(2398)。次いで、方法は終了する(2399)。
図24Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナ2485及びホステッド受信アンテナ2490に送信される、ホストユーザ(すなわち、ホストSOC)2450及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)2460のためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図2400である。この図では、ビークル2410、ホストSOC2450、及びHOC2460を示す。HOC2460は、衛星2450の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル2410のペイロード2405の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC2460は、衛星2450の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル2410のすべてのペイロード2405をリースし得ることに留意すべきである。また、幾つかの実施形態では、HOC2460は、ビークル2410のペイロード2405(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル2410に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC2450と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC2460は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC2460がホストSOC2450からリースするペイロード2405の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC2450は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC2450が自身のために利用するペイロード2405の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図24Aでは、ホストSOC2450の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC2450の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
また、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC2460は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC2450に送信する(2415)。ホストSOC2450が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホストSOC2450は、暗号化ホスト指令をビークル2410に送信し(2420)、また、暗号化ホステッド指令をビークル2410に送信する(2425)。ホストSOC2450は、バンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる1つ又は複数の周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を送信する(2420、2425)。ビークル2410上のホスト指令受信器2435は、暗号化ホスト指令を受信する。加えて、ビークル2410上のホステッド指令受信器2445は、暗号化ホステッド指令を受信する。
他の実施形態では、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムは、図24Aで示されているよりも多い又は少ない受信器2435、2445を利用しうることに留意するべきである。
ホスト指令受信器2435は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール2462に送信する(2452)。第1の通信セキュリティモジュール2462は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール2462が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール2462は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホステッド指令受信器2445は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール2465に送信する(2455)。第2の通信セキュリティモジュール2465は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール2465が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール2465は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール2462は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)2405に送信する(2470)。第2の通信セキュリティモジュール2465は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)2405に送信する(2475)。ペイロード2405は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ2480は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム2481内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ2485及び/又はホステッド受信アンテナ2490に送信する。幾つかの実施形態では、ホステッド受信アンテナ2490は、図24Aで示されているように、航空ベース、海上ベース、又は地上ベースであってもよいことに留意するべきである。
さらに、図24Aでは、アンテナビーム2481は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム2481は、図24Aで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム2481は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム2481は、図24Aに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム2481は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ2480は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ2480は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード2405は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC2450によって利用されるペイロード2405の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール2462に送信する(2491)。第1の通信セキュリティモジュール2462は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード2405は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC2460によってリースされるペイロード2405の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール2465に送信する(2492)。第2の通信セキュリティモジュール2465は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール2462は、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロード2405に送信する(2493)。ペイロードアンテナ2480は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナ2485に送信する(2497)。ペイロードアンテナ2480は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(2497)。ホスト受信アンテナ2485は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC2450に送信する(2498)。ホストSOC2450は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール2465は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロード2405に送信する(2496)。ペイロードアンテナ2480は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホステッド受信アンテナ2490に送信する(2496)。ペイロードアンテナ2480は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(2496)。ホステッド受信アンテナ2490は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC2460に送信する(2499)。HOC2460は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図24Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナ24085に送信される、ホストユーザ(すなわち、ホストSOC)24050及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)24060のためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図24000である。この図では、ビークル24010、ホストSOC24050、及びHOC24060を示す。HOC24060は、衛星24050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル24010のペイロード24005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC24060は、衛星24050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル24010のすべてのペイロード24005をリースし得ることに留意すべきである。また、幾つかの実施形態では、HOC24060は、ビークル24010のペイロード24005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル24010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC2450と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC24060は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC24060がホストSOC24050からリースするペイロード24005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC24050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC24050が自身のために利用するペイロード24005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図24Bでは、ホストSOC24050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC24050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
また、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC24060は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC24050に送信24015する。ホストSOC24050が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホストSOC24050は、暗号化ホスト指令をビークル24010に送信し(24020)、また、暗号化ホステッド指令をビークル2410に送信する(24025)。ホストSOC24050は、バンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる1つ又は複数の周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を送信する(24020、24025)。ビークル24010上のホスト指令受信器24035は、暗号化ホスト指令を受信する。加えて、ビークル24010上のホステッド指令受信器24045は、暗号化ホステッド指令を受信する。
他の実施形態では、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムは、図24Bで示されているよりも多い又は少ない受信器24035、24045を利用しうることに留意するべきである。
ホスト指令受信器24035は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール24062に送信する(24052)。第1の通信セキュリティモジュール24062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール24062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール24062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホステッド指令受信器24045は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール24065に送信する(24055)。第2の通信セキュリティモジュール24065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール24065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール24065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール24062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)24005に送信する(24070)。第2の通信セキュリティモジュール24065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)24005に送信する(24075)。ペイロード24005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ24080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム24081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ24085及び/又はホステッド受信アンテナ24090に送信する。幾つかの実施形態では、ホステッド受信アンテナ24090は、図24Bで示されているように、航空ベース、海上ベース、又は地上ベースであってもよいことに留意するべきである。
また、図24Bでは、アンテナビーム24081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム24081は、図24Bで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム24081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム24081は、図24Bに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム24081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ24080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ2480は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード24005は、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC24050によって利用されるペイロード24005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)を第1の通信セキュリティモジュール24062に送信する(24091)。第1の通信セキュリティモジュール24062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化して、暗号化ホストテレメトリ(すなわち、暗号化ホストTLM)を生成する。
ペイロード24005は、非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC24060によってリースされるペイロード24005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を第2の通信セキュリティモジュール24065に送信する(24092)。第2の通信セキュリティモジュール24065は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化して、暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、暗号化HoP TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール24062は、次いで、暗号化ホストテレメトリをペイロード24005に送信する(24093)。ペイロードアンテナ24080は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナ24085に送信する(24097)。ペイロードアンテナ24080は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化ホストテレメトリを送信する(24097)。ホスト受信アンテナ24085は、次いで、暗号化ホストテレメトリをホストSOC24050に送信する(24098)。ホストSOC24050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する。
第2の通信セキュリティモジュール24065は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをペイロード24005に送信する(24096)。ペイロードアンテナ24080は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホスト受信アンテナ24085に送信する(24096)。ペイロードアンテナ24080は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを送信する(24096)。ホスト受信アンテナ24085は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOC24050に送信する(24099)。ホストSOC24050は、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOC24060に送信する(24090)。HOC24060は、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号して、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する。
図25A、25B、25C、及び25Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナ及びホステッド受信アンテナに送信される、ホストユーザ及びホステッドユーザのためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始2500では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(2505)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(2510)。ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(2515)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークルに(バンド外で)送信する(2520)。
次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(2525)。また、ビークル上のホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を受信する(2530)。ホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(2535)。ホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(2540)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(2545)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(2550)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(2555)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(2560)。次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(2565)。ビークル上のペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(2570)。
次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(2575)。また、ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(2580)。第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(2585)。また、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(2590)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをペイロードに送信する(2591)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(2592)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(2593)。ホストSOCは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する(2594)。
第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードに送信する(2595)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(2596)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(2597)。次いで、HOCは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号し、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(2598)。次いで、方法は終了する(2599)。
図25E、25F、25G、及び25Hは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナに送信される、ホストユーザ及びホステッドユーザのためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示す。当該方法の開始25000では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(25005)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(25010)。ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(25015)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークルに(バンド外で)送信する(25020)。
次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(25025)。また、ビークル上のホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を受信する(25030)。ホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(25035)。ホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(25040)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(25045)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(25050)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(25055)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(25060)。次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(25065)。ビークル上のペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(25070)。
次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホストテレメトリを送信する(25075)。また、ペイロードは、第2の通信セキュリティモジュールに非暗号化ホステッドテレメトリを送信する(25080)。第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホストテレメトリを暗号化し、暗号化ホストテレメトリを生成する(25085)。また、第2の通信セキュリティモジュールは、第2のCOMSEC種を用いて、非暗号化ホステッドテレメトリを暗号化し、暗号化ホステッドテレメトリを生成する(25090)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホストテレメトリをペイロードに送信する(25091)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホストテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(25092)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(25093)。ホストSOCは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホストテレメトリを復号して、非暗号化ホストテレメトリを生成する(25094)。
第2の通信セキュリティモジュールは、暗号化ホステッドテレメトリをペイロードに送信する(25095)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホスト受信アンテナに送信する(25096)。ホスト受信アンテナは、次いで、暗号化ホステッドテレメトリをホストSOCに送信する(25097)。ホストSOCは、暗号化ホステッドテレメトリをHOCに送信する(25098)。次いで、HOCは、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッドテレメトリを復号し、非暗号化ホステッドテレメトリを生成する(25099)。次いで、方法は終了する(25001)。
図26Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナ2685及びホステッド受信アンテナ2690に送信される、ホストユーザ(すなわち、ホストSOC)2650及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)2660のためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図2600である。この図では、ビークル2610、ホストSOC2650、及びHOC2660を示す。HOC2660は、衛星2650の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル2610のペイロード2605の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC2660は、衛星2650の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル2610のすべてのペイロード2605をリースし得ることに留意すべきである。また、幾つかの実施形態では、HOC2660は、ビークル2610のペイロード2605(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル2610に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC2660と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC2660は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC2660がホストSOC2650からリースするペイロード2605の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC2650は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC2650が自身のために利用するペイロード2605の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図26Aでは、ホストSOC2650の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC2650の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
また、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC2660は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC2650に送信する(2615)。ホストSOC2650が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホストSOC2650は、暗号化ホスト指令をビークル2610に送信し(2620)、また、暗号化ホステッド指令をビークル2610に送信する(2625)。ホストSOC2650は、バンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる1つ又は複数の周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を送信する(2620、2625)。ビークル2610上のホスト指令受信器2635は、暗号化ホスト指令を受信する。加えて、ビークル2610上のホステッド指令受信器2645は、暗号化ホステッド指令を受信する。
他の実施形態では、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムは、図26Aで示されているよりも多い又は少ない受信器2635、2645を利用しうることに留意するべきである。
ホスト指令受信器2635は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール2662に送信する(2652)。第1の通信セキュリティモジュール2662は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール2662が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール2662は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホステッド指令受信器2645は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール2665に送信する(2655)。第2の通信セキュリティモジュール2665は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール2665が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール2665は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール2662は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)2605に送信する(2670)。第2の通信セキュリティモジュール2665は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)2605に送信する(2675)。ペイロード2605は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ2680は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム2681内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ2685及び/又はホステッド受信アンテナ2690に送信する。幾つかの実施形態では、ホステッド受信アンテナ2690は、図26Aで示されているように、航空ベース、海上ベース、又は地上ベースであってもよいことに留意するべきである。
図26Aでは、アンテナビーム2681は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム2681は、図26Aで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム2681は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム2681は、図26Aに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム2681は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ2680は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ2680は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード2605は、非暗号化テレメトリを第1の通信セキュリティモジュール2662に送信する(2691)。非暗号化テレメトリは、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC2650によって利用されるペイロード2605の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)及び非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC2660によってリースされるペイロード2605の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を含む。第1の通信セキュリティモジュール2662は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリ(すなわち、暗号化TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール2662は、次いで、暗号化テレメトリをペイロード2605に送信する(2693)。ペイロードアンテナ2680は、次いで、暗号化テレメトリをホスト受信アンテナ2685に送信する(2697)。ペイロードアンテナ2680は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化テレメトリを送信する(2697)。ホスト受信アンテナ2685は、次いで、暗号化テレメトリをホストSOC2650に送信する(2698)。ホストSOC2650は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。ホストSOC2650は、次いで、ホストペイロードの逆変換された情報を含み且つホステッドペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホステッドペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、ホストSOC2650によって用いられるペイロード2605の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
ペイロードアンテナ2680は、暗号化テレメトリをホステッド受信アンテナ2690に送信する(2696)。ペイロードアンテナ2680は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化テレメトリを送信する(2696)。ホステッド受信アンテナ2690は、次いで、暗号化テレメトリをHOC2660に送信する(2699)。HOC2660は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。HOC2660は、次いで、ホステッドペイロードの逆変換された情報を含み且つホストペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホストペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、HOC2660によって用いられるペイロード2605の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
図26Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナ26085に送信される、ホストユーザ(すなわち、ホストSOC)26050及びホステッドユーザ(すなわち、HOC)26060のためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムを示す図26000であって、テレメトリは1つの通信セキュリティ(COMSEC)種を用いて暗号化される。この図では、ビークル26010、ホストSOC26050、及びHOC26060を示す。HOC26060は、衛星26050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル26010のペイロード26005の少なくとも一部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)をリースした。幾つかの実施形態では、HOC26060は、衛星26050の所有者(すなわち、ホストSOC)から、ビークル26010のすべてのペイロード26005をリースし得ることに留意すべきである。また、幾つかの実施形態では、HOC26060は、ビークル26010のペイロード26005(例えば、操縦アンテナ)を所有し、ビークル26010に暗号化ホステッド指令を送信するように、ホストSOC26050と契約する場合があることに留意すべきである。
動作中、HOC26060は、第2のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホステッド指令(すなわち、非暗号化HoP CMD)を暗号化して、暗号化ホステッド指令(すなわち、暗号化HoP CMD)を生成する。ホステッド指令は、HOC26060がホストSOC26050からリースするペイロード26005の部分(例えば、1つ又は複数の仮想トランスポンダ)を構成するように使用される指令である。ホストSOC26050は、第1のCOMSEC種を利用することにより、非暗号化ホスト指令(すなわち、非暗号化ホストCMD)を暗号化して、暗号化ホスト指令(すなわち、暗号化ホストCMD)を生成する。ホスト指令は、ホストSOC26050が自身のために利用するペイロード26005の部分(例えば、1つ又は複数のトランスポンダ)を構成するように使用される指令である。
図26Bでは、ホストSOC26050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングの直ぐ隣にあるように示されているが、他の実施形態では、ホストSOC26050の地上アンテナがそのオペレーションビルディングからかなり離れて位置する場合がある(例えば、地上アンテナは、オペレーションビルディングが位置する国とは異なる国に位置する場合がある)ことに留意すべきである。
また、第1のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つのアルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。さらに、第2のCOMSEC種は、少なくとも1つの暗号化キー及び/又は少なくとも1つの暗号化アルゴリズム(例えば、タイプ1の暗号化アルゴリズム又はタイプ2の暗号化アルゴリズム)を含み得ることに留意するべきである。
HOC26060は、次いで、暗号化ホステッド指令をホストSOC26050に送信する(26015)。ホストSOC26050が暗号化ホステッド指令を受信した後、ホストSOC26050は、暗号化ホスト指令をビークル26010に送信し(26020)、また、暗号化ホステッド指令をビークル26010に送信する(26025)。ホストSOC26050は、バンド外周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる周波数帯域とは異なる1つ又は複数の周波数帯域)を用いて、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令を送信する(26020、26025)。ビークル26010上のホスト指令受信器26035は、暗号化ホスト指令を受信する。加えて、ビークル26010上のホステッド指令受信器26045は、暗号化ホステッド指令を受信する。
他の実施形態では、バンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示されたシステムは、図26Bで示されているよりも多い又は少ない受信器26035、26045を利用しうることに留意するべきである。
ホスト指令受信器26035は、次いで、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュール26062に送信する(26052)。第1の通信セキュリティモジュール26062は、第1のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種1)を用いて、暗号化ホスト指令を復号して、非暗号化ホスト指令を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール26062が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第1の通信セキュリティモジュール26062は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
ホステッド指令受信器26045は、次いで、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュール26065に送信する(26055)。第2の通信セキュリティモジュール26065は、第2のCOMSEC種(すなわち、COMSEC種2)を用いて、暗号化ホステッド指令を復号して、非暗号化ホステッド指令を生成する。
第2の通信セキュリティモジュール26065が1つ又は複数のモジュールを含み得ることに留意するべきである。さらに、第2の通信セキュリティモジュール26065は、1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
第1の通信セキュリティモジュール26062は、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)26005に送信する(26070)。第2の通信セキュリティモジュール26065は、非暗号化ホステッド指令をペイロード(すなわち、共有のホスト/ホステッドペイロード)26005に送信する(26075)。ペイロード26005は、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される。ペイロードアンテナ26080は、次いで、(例えば、1つ又は複数のアンテナビーム26081内で)ペイロードデータを地上のホスト受信アンテナ26085及び/又はホステッド受信アンテナ26090に送信する。幾つかの実施形態では、ホステッド受信アンテナ26090は、図26Bで示されているように、航空ベース、海上ベース、又は地上ベースであってもよいことに留意するべきである。
図26Bでは、アンテナビーム26081は、複数の円形スポットビームを含むように示されているが、他の実施形態では、アンテナビーム26081は、図26Bで示されているビームよりも多い数又は少ない数のビームを含み得(例えば、アンテナビーム26081は、単一のビームのみを含み得る)、アンテナビーム26081は、図26Bに示す円形スポットビームとは異なる形状のビームを含み得る(例えば、アンテナビーム26081は、楕円形ビーム及び/又は様々な異なる形状の成形されたビームを含み得る)。
1つ又は複数の実施形態では、ペイロードアンテナ26080は、限定しないが、パラボラリフレクタ及び/又は成形されたリフレクタを含む1つ又は複数のリフレクタディッシュを含み得ることに留意するべきである。幾つかの実施形態では、ペイロードアンテナ26080は、1つ又は複数のマルチフィードアンテナアレイを含み得る。
ペイロード26005は、非暗号化テレメトリを第1の通信セキュリティモジュール26062に送信する(26091)。非暗号化テレメトリは、非暗号化ホストテレメトリ(すなわち、ホストSOC26050によって利用されるペイロード26005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化ホストTLM)及び非暗号化ホステッドテレメトリ(すなわち、HOC26060によってリースされるペイロード26005の部分に関連するテレメトリデータである、非暗号化HoP TLM)を含む。第1の通信セキュリティモジュール26062は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリ(すなわち、暗号化TLM)を生成する。
第1の通信セキュリティモジュール26062は、次いで、暗号化テレメトリをペイロード26005に送信する(26093)。ペイロードアンテナ26080は、次いで、暗号化テレメトリをホスト受信アンテナ26085に送信する(26097)。ペイロードアンテナ26080は、バンド内周波数帯域(すなわち、ペイロードデータの送信に用いられる少なくとも1つの周波数帯域と同じ少なくとも1つの周波数帯域)を用いて、暗号化テレメトリを送信する(26097)。ホスト受信アンテナ26085は、次いで、暗号化テレメトリをホストSOC26050に送信する(26098)。ホストSOC26050は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。ホストSOC26050は、次いで、ホストペイロードの逆変換された情報を含み且つホステッドペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホステッドペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、ホストSOC26050によって用いられるペイロード26005の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
ホストSOC26050は、次いで、暗号化テレメトリをHOC26060に送信する(26099)。HOC26060は、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する。HOC26060は、次いで、ホステッドペイロードの逆変換された情報を含み且つホストペイロードの逆変換された情報を含まないデータベース(すなわち、ホストペイロードの逆変換された情報のないデータベース)を利用して非暗号化テレメトリを読み込み、HOC26060によって用いられるペイロード26005の部分に関連するテレメトリデータを判断する。
図27A、27B、27C、及び27Dは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナ及びホステッド受信アンテナに送信される、ホストユーザ及びホステッドユーザのためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示し、テレメトリは1つのCOMSEC種を用いて暗号化される。当該方法の開始2700では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(2705)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(2710)。ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(2715)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークルに(バンド外で)送信する(2720)。
次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(2725)。また、ビークル上のホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を受信する(2730)。ホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(2735)。ホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(2740)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(2745)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(2750)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(2755)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(2760)。次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(2765)。ビークル上のペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(2770)。
次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化テレメトリを送信する(2775)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリを生成する(2780)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化テレメトリをペイロードに送信する(2785)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化テレメトリをホスト受信アンテナに送信する(2790)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化ホストテレメトリをホストSOCに送信する(2791)。HOCは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する(2792)。ホストSOCは、次いで、暗号化テレメトリを読み込むための、ホステッド逆変換された情報のないデータベースを使用することにより、ホストSOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(2793)。
ペイロードアンテナは、暗号化テレメトリをホステッド受信アンテナに送信する(2794)。ホステッド受信アンテナは、次いで、暗号化テレメトリをHOCに送信する(2795)。次いで、HOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号し、非暗号化テレメトリを生成する(2796)。次いで、HOCは、暗号化テレメトリを読み込むための、ホストの逆変換された情報のないデータベースを利用して、HOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(2797)。次いで、方法は終了する(2798)。
図27E、27F、27G、及び27Gは、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る、ホスト受信アンテナに送信される、ホストユーザ及びホステッドユーザのためのバンド内テレメトリを用いる仮想トランスポンダのための開示された方法のフロー図を共に示し、テレメトリは1つのCOMSEC種を用いて暗号化される。当該方法の開始27000では、ホステッドペイロード(HoP)オペレーションセンター(HOC)は、第2のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホステッド指令を暗号化し、暗号化ホステッド指令を生成する(27005)。次いで、HOCは、暗号化ホステッド指令をホスト宇宙船オペレーションセンター(SOC)に送信する(27010)。ホストSOCは、第1のCOMSEC種を用いることにより、非暗号化ホスト指令を暗号化し、暗号化ホスト指令を生成する(27015)。次いで、ホストSOCは、暗号化ホスト指令及び暗号化ホステッド指令をビークルに(バンド外で)送信する(27020)。
次いで、ビークル上のホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を受信する(27025)。また、ビークル上のホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を受信する(27030)。ホスト指令受信器は、暗号化ホスト指令を第1の通信セキュリティモジュールに送信する(27035)。ホステッド指令受信器は、暗号化ホステッド指令を第2の通信セキュリティモジュールに送信する(27040)。第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化ホスト指令を復号し、非暗号化ホスト指令を生成する(27045)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、第2のCOMSEC種を用いて、暗号化ホステッド指令を復号し、非暗号化ホステッド指令を生成する(27050)。
第1の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホスト指令をペイロードに送信する(27055)。第2の通信セキュリティモジュールは、次いで、非暗号化ホステッド指令をペイロードに送信する(27060)。次いで、ペイロードは、非暗号化ホスト指令及び/又は非暗号化ホステッド指令に従って再構成される(27065)。ビークル上のペイロードアンテナは、次いで、ペイロードデータをホスト受信アンテナ及び/又はホステッド受信アンテナに送信する(27070)。
次いで、ペイロードは、第1の通信セキュリティモジュールに非暗号化テレメトリを送信する(27075)。第1の通信セキュリティモジュールは、第1のCOMSEC種を用いて、非暗号化テレメトリを暗号化して、暗号化テレメトリを生成する(27080)。
次いで、第1の通信セキュリティモジュールは、暗号化テレメトリをペイロードに送信する(27085)。ペイロードアンテナは、次いで、暗号化テレメトリをホスト受信アンテナに送信する(27090)。次いで、ホスト受信アンテナは、暗号化テレメトリをホストSOCに送信する(27091)。HOCは、次いで、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号して、非暗号化テレメトリを生成する(27092)。次いで、ホストSOCは、暗号化テレメトリを読み込むための、ホステッド逆変換された情報のないデータベースを使用することにより、ホストSOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(27093)。
ホストSOCは、次いで、暗号化テレメトリをHOCに送信する(27095)。次いで、HOCは、第1のCOMSEC種を用いて、暗号化テレメトリを復号し、非暗号化テレメトリを生成する(27096)。次いで、HOCは、暗号化テレメトリを読み込むための、ホストの逆変換された情報のないデータベースを利用して、HOCによって用いられたペイロードの部分に関連するテレメトリデータを判断する(27097)。次いで、方法は終了する(27098)。
特定の実施形態が示され説明されたが、上述の記載は、これら実施形態の範囲を限定することを意図しないことを理解するべきである。本発明の多くの態様の実施形態及び変形例が、本明細書において開示され記載されたが、これら開示は解説及び例示目的でのみ提供されるものである。したがって、特許請求の範囲を逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができる。
上述の方法が特定の順序で起こる特定の事象を表す場合、本開示から利益を得る当業者は、順序を修正することができること、並びにこのような修正は本開示の変形例に従うものであることを認識するであろう。さらに、方法の一部は、可能であれば並行処理により同時に実施されてもよく、連続して実施されてもよい。加えて、方法のより多くの部分又はより少ない部分が実施されてもよい。
したがって、実施形態は、特許請求の範囲内に包含され得る代替例、修正例、及び均等物を例示することが意図されている。
さらに、本発明は、以下の条項に係る実施形態を含む。
条項1. ビークル上の仮想トランスポンダのための方法であって、
構成ルーティングアルゴリズム(CRA)によって、ホストユーザが利用する前記ビークル上のペイロードの部分に対して、少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを用いて、前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分についての構成を生成すること、
前記CRAによって、ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分に対して、少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを用いて、前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの部分についての構成を生成すること、
ホスト指令生成器によって、前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分についての前記構成を用いて、前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分を再構成するためのホスト指令を生成すること、
ホステッド指令生成器によって、前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分についての前記構成を用いて、前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分を再構成するためのホステッド指令を生成すること、
前記ホスト指令と前記ホステッド指令を前記ビークルに送信すること、
前記ホスト指令を用いて、前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分を再構成すること、及び
前記ホステッド指令を用いて、前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分を再構成すること
を含む方法。
条項2. 前記少なくとも1つの変数は、少なくとも1つのトランスポンダ出力、少なくとも1つのトランスポンダスペクトル、少なくとも1つのトランスポンダ利得設定、少なくとも1つのトランスポンダリミッタ設定、少なくとも1つのトランスポンダ自動レベル制御設定、少なくとも1つのトランスポンダ位相設定、少なくとも1つの内部利得生成、少なくとも1つのビームのための帯域幅、少なくとも1つのビームのうちの少なくとも1つのための少なくとも1つの周波数帯域、少なくとも1つのトランスポンダビーム成形設定、少なくとも1つのビームのうちの少なくとも1つのための実効等方放射電力(EIRP)、少なくとも1つのトランスポンダチャネル、又は少なくとも1つのビームのうちの少なくとも1つのためのビームステアリング、のうちの少なくとも1つである、条項1に記載の方法。
条項3. 前記再構成することは、少なくとも1つのアンテナ、少なくとも1つのアナログ-デジタル変換器、少なくとも1つのデジタル-アナログ変換器、少なくとも1つのビーム成形器、少なくとも1つのデジタルチャネライザ、少なくとも1つの復調器、少なくとも1つの変調器、少なくとも1つのデジタルスイッチマトリックス、又は少なくとも1つのデジタルコンバイナ、のうちの少なくとも1つを再構成することを含む、条項1又は2に記載の方法。
条項4. 前記少なくとも1つのアンテナは、パラボラリフレクタアンテナ、成形リフレクタアンテナ、マルチフィードアレイアンテナ、又はフェーズアレイアンテナ、のうちの1つである、条項3に記載の方法。
条項5. 前記ホスト演算装置及び前記ホステッド演算装置は、それぞれのステーションに配置される、条項1から4のいずれか一項に記載の方法。
条項6. 前記ステーションは、地上ステーション、陸上ビークル、飛行ビークル、又は海上ビークルのうちの1つである、条項5に記載の方法。
条項7. 前記ビークルは飛行ビークルである、条項1から6のいずれか一項に記載の方法。
条項8. 前記飛行ビークルは、衛星、航空機、無人航空機(UAV)、又は宇宙飛行機のうちの1つである、条項7に記載の方法。
条項9. 前記方法はさらに、ホスト演算装置上のホストグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を用いて、前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分のための前記少なくとも1つの変数のそれぞれに関する前記オプションを選択することを含む、条項1から8のいずれか一項に記載の方法。
条項10. 前記方法はさらに、ホステッド演算装置上のホステッドGUIを用いて、前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分のための前記少なくとも1つの変数のそれぞれに関する前記オプションを選択すること
を含む、条項1から9のいずれか一項に記載の方法。
条項11. ビークル上の仮想トランスポンダのためのシステムであって、前記システムは、
ホストユーザが利用する前記ビークル上のペイロードの部分に対して、少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを用いて、前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分についての構成を生成し、また、ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの部分に対して、少なくとも1つの変数のそれぞれに関するオプションを用いて、前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分についての構成を生成する構成ルーティングアルゴリズム(CRA)、
前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分についての前記構成を用いて、前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分を再構成するためのホスト指令を生成するホスト指令生成器、及び
前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分についての前記構成を用いて、前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分を再構成するためのホステッド指令を生成するホステッド指令生成器を備え、
前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分は、前記ホスト指令を用いて再構成され、且つ、
前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分は、前記ホステッド指令を用いて再構成される、システム。
条項12. 前記少なくとも1つの変数は、少なくとも1つのトランスポンダ出力、少なくとも1つのトランスポンダスペクトル、少なくとも1つのトランスポンダ利得設定、少なくとも1つのトランスポンダリミッタ設定、少なくとも1つのトランスポンダ自動レベル制御設定、少なくとも1つのトランスポンダ位相設定、少なくとも1つの内部利得生成、少なくとも1つのビームのための帯域幅、少なくとも1つのビームのうちの少なくとも1つのための少なくとも1つの周波数帯域、少なくとも1つのトランスポンダビーム成形設定、少なくとも1つのビームのうちの少なくとも1つのための実効等方放射電力(EIRP)、少なくとも1つのトランスポンダチャネル、又は少なくとも1つのビームのうちの少なくとも1つのためのビームステアリング、のうちの少なくとも1つである、条項11に記載のシステム。
条項13. 前記再構成することは、少なくとも1つのアンテナ、少なくとも1つのアナログ-デジタル変換器、少なくとも1つのデジタル-アナログ変換器、少なくとも1つのビーム成形器、少なくとも1つのデジタルチャネライザ、少なくとも1つの復調器、少なくとも1つの変調器、少なくとも1つのデジタルスイッチマトリックス、又は少なくとも1つのデジタルコンバイナ、のうちの少なくとも1つを再構成することを含む、条項11又は12に記載のシステム。
条項14. 前記少なくとも1つのアンテナは、パラボラリフレクタアンテナ、成形リフレクタアンテナ、マルチフィードアレイアンテナ、又はフェーズアレイアンテナ、のうちの1つである、条項13に記載のシステム。
条項15. 前記ホスト演算装置及び前記ホステッド演算装置は、それぞれのステーションに配置される、条項11から14のいずれか一項に記載のシステム。
条項16. 前記ステーションは、地上ステーション、陸上ビークル、飛行ビークル、又は海上ビークルのうちの1つである、条項15に記載のシステム。
条項17. 前記ビークルは飛行ビークルである、条項11から16のいずれか一項に記載のシステム。
条項18. 前記飛行ビークルは、衛星、航空機、無人航空機(UAV)、又は宇宙飛行機のうちの1つである、条項17に記載のシステム。
条項19. 前記システムはさらに、ホスト演算装置上のホストグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を含み、前記ホストユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分のための前記少なくとも1つの変数のそれぞれに関する前記オプションを選択するように使用される、条項11から18のいずれか一項に記載のシステム。
条項20. 前記システムはさらに、ホステッド演算装置上のホステッドGUIを含み、前記ホステッドユーザが利用する前記ビークル上の前記ペイロードの前記部分のための前記少なくとも1つの変数のそれぞれに関する前記オプションを選択するように使用される、条項11から19のいずれか一項に記載のシステム。
特定の例示的実施形態及び方法を本明細書の中に開示したが、前述の開示内容から、当業者には、本開示の精神及び範囲から逸脱することなくこのような実施形態及び方法に変更及び修正を加えることが可能であることは明らかであろう。その他の多数の本開示の実施例が存在し、各実施例はその詳細事項においてのみ他と異なる。したがって本開示は、特許請求の範囲及び適用法の規則及び原理によって必要とされる範囲にのみ制限されるものとする。