JP2010208599A - パス割付プログラム、パス割付装置及びパス割付方法 - Google Patents

パス割付プログラム、パス割付装置及びパス割付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を容易に行うことができるパス割付プログラム、パス割付装置及びパス割付方法を提供することを目的とする。
【解決手段】コンピュータ1を、アンテナ別衛星優先テーブル53とアンテナ優先ケーステーブル52とに基づき、処理順序テーブル24を作成する作成部62と、衛星の可視時間帯を設定したファイル23と対象衛星テーブル51とに基づき、アンテナ,衛星及びパスの組み合わせ毎にパス時間テーブル25aを作成する作成部61と、処理順序テーブル24に基づき、パス時間テーブル25aに設定したアンテナ,衛星及びパスの組み合わせに対し、重複しないようにパス割付を行い、パス時間テーブル25aの割付フラグの初期値を更新したパス時間テーブル25をケース毎に作成するパス割付部63として機能させることにより上記課題を解決する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、パス割付プログラム、パス割付装置及びパス割付方法に係り、特に人工衛星追跡用アンテナのパス割付プログラム、パス割付装置及びパス割付方法に関する。
人工衛星の追跡管制運用では、地上局アンテナ設備により人工衛星(以下、単に衛星という)と地上局との間で情報やりとりを行う。人工衛星の追跡管制運用では、地上局と衛星と間に中継衛星(静止衛星)を配し、中継衛星を地上局アンテナ設備と同等に使用する場合もある。
通常、1つの衛星の運用では複数個所の人工衛星追跡用アンテナ(以下、単にアンテナという)を使用する場合が多い。また、1つのアンテナは特定の衛星専用ではなく、複数の衛星の追跡管制運用に使用される。限られたアンテナ数で複数衛星の運用を効率的に行うためには、各アンテナから衛星が可視である可視時間帯を予め計算しておき、どのアンテナで、いつ、どの衛星の運用を行うか、アンテナ運用計画を作成する。
アンテナ運用計画の作成は、複数の衛星と複数のアンテナに対して、アンテナ運用計画の源泉となる、可視時間帯に基づくパス割付を行う必要がある。パス割付とは、どのアンテナを、いつ、どの衛星に使わせるか、を決めることである。
従来、衛星の運用計画立案に関する技術としては、前回の運用計画が存在することを前提とし、各衛星の要求競合をできるだけ少なくするように運用計画を改善する試行錯誤プロセスを自動化するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−233300号公報
対象衛星数、アンテナ数がそれぞれ数個程度ならば、アンテナ運用計画の作成は人手でも対応できる。しかし、対象衛星数、アンテナ数がそれぞれ10個あるいはそれ以上の数になってくると、マニュアルでのアンテナ運用計画の作成は困難である。また、アンテナ運用計画は必ずしも絶対的な最適解が存在するという問題ではない。このため、複数のアンテナ運用計画案から、衛星運用側とアンテナ運用側とが調整しつつ最終案を選択するというプロセスは無視できない。
衛星運用側とアンテナ運用側とが調整しつつ最終案を選択する為には、複数のアンテナ運用計画案を作成する必要がある。しかし、上記したように、対象衛星数、アンテナ数が増えるとマニュアルでのアンテナ運用計画案の作成は困難となるという問題があった。
なお、従来の衛星の運用計画立案に関する技術は、前回の運用計画をゼロベースからどのように作成するかについて言及していない。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みなされたもので、複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を容易に行うことができるパス割付プログラム、パス割付装置及びパス割付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態は、複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を行うコンピュータを、アンテナ別に衛星の優先度を設定したアンテナ別衛星優先テーブルとアンテナの優先順位を複数ケース設定したアンテナ優先ケーステーブルとに基づき、前記ケース毎にパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序を設定した処理順序テーブルを作成する処理順序テーブル作成部と、アンテナ別に衛星の可視時間帯を設定したファイルと衛星別に軌道タイプ及び運用時刻を設定した対象衛星テーブルとに基づき、アンテナ,衛星及びパスの組み合わせ毎にパス時刻、可視時刻及びパス割付結果を表す割付フラグの初期値を設定したパス時間テーブルを作成するパス時間テーブルデフォルト作成部と、前記処理順序テーブルに設定した前記ケース毎のパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序に基づき、前記パス時間テーブルに設定したアンテナ,衛星及びパスの組み合わせに対し、パス時刻及び可視時刻を使用して重複しないようにパス割付を行い、パス割付結果に基づき前記パス時間テーブルの割付フラグの初期値を更新したパス時間テーブルを前記ケース毎に作成するパス割付部として機能させるパス割付プログラムであることを特徴とする。
なお、本発明の一実施形態の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
上述の如く、本発明の一実施形態によれば、複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を容易に行うことができる。
本実施例のパス割付装置の一例のハードウェア構成図である。 パス割付装置の処理イメージを表した一例の構成図である。 パス割付のルールについて説明する為の一例の説明図である。 パス割付のルールについて説明する為の他の一例の説明図である。 パス割付結果チャートの一例のイメージ図である。 対象衛星テーブルの一例の構成図である。 アンテナ別衛星優先テーブルの一例の構成図である。 アンテナ優先ケーステーブルの一例の構成図である。 パス要求テーブルの一例の構成図である。 割付ステップについて説明する説明図である。 処理順序テーブルの作成手順を表したイメージ図である。 パス時間テーブルの一例の構成図である。 本実施例のパス割付装置の一例の処理ブロック図である。 パス割付エンジンの処理手順を表したフローチャートである。 パス時間テーブルデフォルト作成部の処理手順を表したフローチャートである。 アンテナ/衛星別パス割付部の処理手順を表したフローチャートである。 パス別処理の手順を表したフローチャートである。 重複判定部が行うパス重複判定処理の手順を表したフローチャートである。 パス割付表示部が出力装置に表示するパス割付結果チャートの一例のイメージ図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。本実施例のパス割付装置は人工衛星の追跡管制運用に利用される。具体的に本実施例のパス割付装置は、複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の作成に適用できる。また、本実施例のパス割付装置は、アンテナを中継衛星に置き換えても適用可能である。
図1は本実施例のパス割付装置の一例のハードウェア構成図である。図1のパス割付装置1は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置11,出力装置12,ドライブ装置13,補助記憶装置14,主記憶装置15,演算処理装置16及びインターフェース装置17を有する。
入力装置11はキーボードやマウス等である。入力装置11は、各種信号を入力するために用いられる。出力装置12はディスプレイ装置等である。出力装置12は各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置17はモデム,LANカード等である。インターフェース装置17はLAN等のネットワークに接続する為に用いられる。
本実施例のパス割付プログラムは、パス割付装置1を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。パス割付プログラムは例えば記録媒体18の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。パス割付プログラムを記録した記録媒体18はCD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、パス割付プログラムを記録した記録媒体18がドライブ装置13にセットされると、パス割付プログラムは記録媒体18からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワークからダウンロードされたパス割付プログラムはインターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
補助記憶装置14は、インストールされたパス割付プログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。主記憶装置15は、パス割付プログラムの起動時に補助記憶装置14からパス割付プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置16は主記憶装置15に格納されたパス割付プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図2はパス割付装置の処理イメージを表した一例の構成図である。パス割付装置1はパス割付の一次解を結果として出することができ、その結果を出力装置12にGUIとして表示することにより、運用者が画面上でパス割付を修正できる機能を実現する。パス割付装置1のパス割付エンジン21及びパス割付表示部22は演算処理装置16がパス割付プログラムを実行することにより実現される。
パス割付エンジン21は、運用者が人手で行っていたパス割付操作を機械的に模擬するものである。したがって、パス割付エンジン21は、計画期間,プリパス/ポストパス時間,対象衛星テーブル,アンテナ別衛星優先テーブル,アンテナ優先ケーステーブル,パス要求テーブル,局イベントファイル23を入力されることで条件が指定される。
パス割付エンジン21は、アンテナ別衛星優先テーブルからアンテナ別の衛星優先順位が入力される。アンテナ別の衛星優先順位は、主局/従局の考え方にしたがって予め決められる。
パス割付エンジン21は、アンテナ優先ケーステーブルからパスを割り付けていく時のアンテナの優先順位が入力される。パスを割り付けていく時のアンテナの優先順位は複数ケースを指定できるものとする。パスを割り付けていく時のアンテナの優先順位を指定したケース数は、作成されるアンテナ運用計画案の数に対応する。
また、パス割付エンジン21はパス要求テーブルから計画期間中の要求パス数が入力される。パス割付エンジン21は、対象衛星テーブルから対象衛星及び軌道タイプが入力される。パス割付エンジン21は対象衛星数分の局イベントファイル23からアンテナの衛星可視時間帯が入力される。その他、パス割付エンジン21は計画期間,プリパス/ポストパス時間が入力される。
パス割付エンジン21は、入力されたアンテナ別の衛星優先順位と、パスを割り付けていく時のアンテナの優先順位とに基づき、後述の処理順序テーブル24を作成する。パス割付エンジン21は処理順序テーブル24を利用し、後述のアンテナ/衛星別のパス時間テーブル25を作成する。なお、パス時間テーブル25は、パスを割り付けていく時のアンテナの優先順位を指定したケース数分、作成される。
パス割付表示部22は、パス時間テーブル25を読み込み、出力装置12に後述のパス割付結果チャートを表示する。さらに、パス割付表示部22はパス割付結果チャート上で運用者により割付が修正されると、修正された結果を反映させた改良後パス時間テーブル26を作成する。
ここでは、本実施例におけるパス時間の定義について説明する。中高度略円軌道(可視時間が10分前後)の場合、通常、パスは可視時間帯と同義に使われる。地上局アンテナ設備では、AOS(Acquisition of Signal:可視開始)前のプリパス運用、LOS(Loss of Signal:可視終了)後のポストパス運用がある。そこで、本実施例ではプリパス/ポストパス運用時間を含めてパス時間と定義する。プリパス/ポストパス運用時間はアンテナ毎に一定値が、設備条件として与えられているものとする。
なお、パス時間で0時UTC(協定世界時)を跨ぐものは、パス開始時刻の日に繰り込むものとする。静止軌道の場合はずっと可視なので、UTC正時を区切りとする30分を1パス単位とする。1日は48パスに分割される。本実施例では、長楕円軌道、GPS衛星の軌道、準天頂軌道のように可視時間が数時間に及ぶ衛星についても、静止衛星と同じ30分を1パス単位とする定義を適用する。
次に、本実施例におけるハンドオーバの定義について説明する。ハンドオーバとは中高度略円軌道において、2つのアンテナA、Bの可視時間帯が重複する場合、アンテナAからアンテナBへ通信リンクを切り替えることにより連続パス運用を行うことである。このような連続パス運用は中高度略円軌道で、指定された衛星およびアンテナについて考慮すればよい。
次に、本実施例におけるパス割付のルールについて説明する。アンテナ別の衛星優先順位に従ってパスを割り付けていく時は図3に示すようなルールを考慮する。図3はパス割付のルールについて説明する為の一例の説明図である。図3ではアンテナ(ANT)1で衛星(SAT)1の2番目のパス(2)を選択したら、パス(2)とパス時間が重複する他の衛星のパス(図3中の×印)の割付が不可となる。
アンテナの優先順位に従ってパスを割り付けていく時は、図4に示すように以下の2つのルールを考慮する。図4はパス割付のルールについて説明する為の他の一例の説明図である。図4ではSAT1に対してANT1とANT2とにパス要求がある場合、ANT1の2番目のパス(2)とANT2の2番目のパス(4)とのようにパス時間が重複するものを同時に割り付けることができない。
また、図4ではハンドオーバ条件が指定されたSAT1かつANT1とANT2とのアンテナペアに対しては、可視時間(パス時間ではない)が重複した場合、ANT1の2番目のパス(2)とANT2の2番目のパス(4)とを同時に割り付けることができる。
図5はパス割付結果チャートの一例のイメージ図である。パス割付結果チャートはアンテナ別表示と衛星別表示とがある。図5のパス割付結果チャートはアンテナ別表示の例を表している。図5のパス割付結果チャートでは選択されていないパス,選択されたパス及びハンドオーバ割付されたパスが、視覚的に区別して表示されている。
次に、パス割付エンジン21の入出力となる各テーブルデータのイメージと、それに付随する処理とを説明する。
図6は対象衛星テーブルの一例の構成図である。図6の対象衛星テーブルはパス割付エンジン21の入力となるテーブルデータである。図6の対象衛星テーブルは、処理する衛星名、軌道タイプ、運用開始時刻及び運用終了時刻をデータ項目として有する。運用開始時刻及び運用終了時刻は静止衛星の場合に与えられる。静止衛星は地上局から常に可視であるため、実際にアンテナを使用する時間帯(日勤帯の8時間など)を対象衛星テーブルの運用開始時刻及び運用終了時刻で指定する。静止衛星のパス割付は、対象衛星テーブルの運用開始時刻及び運用終了時刻で指定された時間帯に対して実施される。
図7はアンテナ別衛星優先テーブルの一例の構成図である。図7のアンテナ別衛星優先テーブルはパス割付エンジン21の入力となるテーブルデータである。図7のアンテナ別衛星優先テーブルは、処理するアンテナ名、アンテナを優先的に使用する衛星名をデータ項目として有する。図7のアンテナ別衛星優先テーブルでは、衛星名を優先度の高い順序に与えておくことで、衛星の優先度をアンテナ毎に指定できる。
なお、衛星が使用できるアンテナは、衛星及びアンテナの通信性能スペックで、ほぼ決まる。さらに、衛星運用には主局/従局という考え方がある。主局/従局は事前に取り決められる。したがって、アンテナ別の衛星優先順位は、アンテナ運用計画に対する与件として良い。
図8はアンテナ優先ケーステーブルの一例の構成図である。図8のアンテナ優先ケーステーブルはパス割付エンジン21の入力となるテーブルデータである。図8のアンテナ優先ケーステーブルは、ケース番号、アンテナ名をデータ項目として有する。図8のアンテナ優先ケーステーブルではアンテナ名を処理優先度の高い順序に与えておくことで、パス割付処理を実施するアンテナの順序をケース毎に指定できる。
アンテナ優先ケーステーブルはアンテナ運用計画に対する与件ではない。パス割付の結果はパス割付処理を実施するアンテナの順序を変えることにより異なるはずである。本実施例ではパス割付の結果がパス割付処理を実施するアンテナの順序を変えることにより異なることを利用し、パス割付処理を実施するアンテナの順序を「アンテナ優先ケース」として複数指定することにより、複数のアンテナ運用計画案を得ることができる。
図9はパス要求テーブルの一例の構成図である。図9のパス要求テーブルはパス割付エンジン21の入力となるテーブルデータである。パス要求テーブルは、アンテナ名、衛星名、要求パス数、割付ステップ、ハンドオーバ条件をデータ項目として有する。図9のパス要求テーブルでは、衛星別に、どのアンテナで幾つのパスを割り付けるかの要求数を要求パス数として指定できる。言い換えれば、パス要求テーブルは衛星及びアンテナの組み合わせ毎に、幾つのパスを割り付けるかの要求パス数を指定する。
ハンドオーバ条件はデータ項目として要求フラグ,要求パス数,ペアアンテナ数,ペアアンテナ名を有する。要求フラグは、ハンドオーバを考慮するか、ハンドオーバを考慮しないかを指定する。要求パス数はハンドオーバを行うパス数を指定する。ペアアンテナ数はハンドオーバを行うペアアンテナの数である。ペアアンテナ名はハンドオーバを行うペアアンテナの名である。
パス割付は、他衛星との可視競合をチェックしながら、要求パス数が満たされるまでトライされる。なお、他衛星との可視競合および優先順位の状況によって、要求パス数が割り付けられないこともあるので、本実施例では結果として割り付けられたパス数をカウントし、GUIとしてのパス割付結果チャートに表示する。運用者はアンテナ運用計画案の有効性をパス割付結果チャートから判断できる。
なお、パス割付は必ずしも時刻の早いものから順番に割り付けていくのが最良とは限らない。例えば中高度円軌道で、午前に2パス、午後に2パスあった場合は、できるだけ午前/午後にそれぞれ1パスを取りたいという要求がある。
そこで、図9のパス要求テーブルは「割付ステップ:ISTEP」というデータ項目(パラメータ)を導入している。本実施例ではパス要求テーブルの割付ステップ間隔でパス割付が可能かトライする。
図10は、割付ステップについて説明する説明図である。割付ステップは、指定されたアンテナと衛星との組み合わせ毎に、計画対象期間のパスへ割付アクセスする順番を規定する。例えば割付ステップ「1」の場合は、計画対象期間のパスへ割付アクセスする順番が時刻順になる。図10では計画対象期間中のパス数が「5」、割付ステップが「2」の場合のパスへ割付アクセスする順番を(1)〜(5)で表している。
図11は処理順序テーブルの作成手順を表したイメージ図である。処理順序テーブル24はパス割付エンジン21がアンテナ優先ケーステーブルとアンテナ別衛星優先テーブルとから作成するテーブルデータである。処理順序テーブル24はパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組合せの順序をアンテナ優先ケース毎に表したものである。
パス割付エンジン21は、アンテナ優先ケーステーブルとアンテナ別衛星優先テーブルとから、処理順序テーブル24を次のように作成していく。パス割付エンジン21は例えば図11に示すようなアンテナ優先ケーステーブル及びアンテナ別衛星優先テーブルが与えられる。
パス割付エンジン21はアンテナ優先ケーステーブルからケース番号「1」のアンテナの優先順位に従い、アンテナ名を優先順位に従って列方向に並べる。続いて、パス割付エンジン21はアンテナ名に対応した衛星名をアンテナ別衛星優先テーブルの順序に従って行方向に並べる。ここまでの処理により、パス割付エンジン21はテーブル31を作成できる。パス割付エンジン21はテーブル31の行列で与えられたアンテナ及び衛星の組み合わせを矢印の方向に読み取り、処理結果テーブル24のケース番号「1」の列方向に並べる。パス割付エンジン21はケース番号「2」,「3」についてもケース番号「1」と同様な処理を行うことにより、図11に表した処理順序テーブル24を作成できる。
図12はパス時間テーブルの一例の構成図である。パス時間テーブル25はパス割付エンジン21が作成するテーブルデータである。パス時間テーブル25はパス割付の結果を格納する。パス時間テーブル25は、パス割付エンジン21とパス割付表示部22とのインターフェースファイルとなる。
まず、パス割付エンジン21は衛星毎の局イベントファイルを読み込み、局ごとのAOS/LOS時刻を読み込んで、パス時間テーブル25の初期値を格納する。なお、パス時間テーブル25には、初期値として衛星名、アンテナ名、パス番号、パス開始時刻、パス終了時刻、パス時間、AOS時刻、LOS時刻、可視時間が格納される。
衛星の軌道タイプが中高度略円軌道の場合、パス割付エンジン21はAOS時刻、LOS時刻にプリパス/ポストパス運用時間を考慮してパス開始/パス終了時刻及びパス時間を設定する。衛星の軌道タイプが静止軌道、楕円および高高度軌道の場合、パス割付エンジン21は30分、一区切りでパス開始/パス終了時刻(パス時刻)が設定される。
パス時間テーブル25の「割付フラグ:IFGET」は、パスの割付状況を示すパラメータである。割付フラグは初期値「0」である。パス割付の結果が「割付済み」であるときパス割付エンジン21は、割付フラグに「1」を設定する。パス割付の結果が「他衛星に割付けられたパスとの重複により使用不可」であるときパス割付エンジン21は、割付フラグに「2」を設定する。パス割付の結果が「ハンドオーバのペアとして割付済み」であるときパス割付エンジン21は、割付フラグに「3」を設定する。
パス割付エンジン21は、次のようにパス時間テーブル25の作成を行う。なお、パス時間テーブル25は「アンテナ優先ケース」の数だけ作成される。パス割付エンジン21は「アンテナ優先ケース」に対応するパス時間テーブル25毎に、処理順序テーブル24のパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組合せの順序に従って、アンテナ及び衛星の組み合わせに対して以下の処理を行う。
1つのアンテナ及び衛星の組み合わせに対する処理は以下のように行われる。パス割付エンジン21は、図9のようなパス要求テーブルから、指定されたアンテナ及び衛星の組み合わせに対応する要求パス数、割付ステップ、ハンドオーバ条件を読込む。
パス割付エンジン21は、図12のようなパス時間テーブル25の1番目のパス(例えば衛星名「AAA」、アンテナ名「aaa」、パス番号「1」のパス)から順に読み込みながら、割付ステップに基づき、アクセスするパスを決める。
アクセスしたパスの割付フラグが「0」以外ならば、そのパスを割り付けることができないので、パス割付エンジン21は次のパスに進む。また、アクセスしたパスの割付フラグが「0」ならば、そのパスを割り付けることができるので、パス割付エンジン21は割付フラグに「1」を設定する。
パス割付エンジン21は、同一のアンテナ及び異なる衛星の組み合わせのパス時刻、異なるアンテナ及び同一の衛星の組み合わせのパス時刻と、アクセスしたパスのパス時刻との重複をチェックする。重複ありならば、パス割付エンジン21はアクセスしたパスのパス時刻と重複する、同一のアンテナ及び異なる衛星の組み合わせのパス、異なるアンテナ及び同一の衛星の組み合わせのパスの割付フラグに「2」を設定する。
また、パス割付エンジン21は、ハンドオーバ有りの場合、ペアアンテナ及び同一の衛星の組み合わせのパス時刻の重複をチェックする。重複ありならば、パス割付エンジン21はアクセスしたパス(自パス)と、ペアアンテナ及び同一の衛星の組み合わせのパス(相手パス)の割付フラグに「3」を設定する。パス割付エンジン21は、以上の処理をパス時間テーブル25の全てのパスに対して、又はパス要求テーブルの要求パス数を満たすまで繰り返す。
パス割付表示部22は図12のようなパス時間テーブル25を読み込んで、図5のようなパス割付結果チャートをGUIとして出力装置12に表示する。GUI上でパス割付結果を変更したい場合、運用者はパスが表示されている箇所(パス表示箇所)をクリックすることでパス時間テーブル25の割付フラグ0/1/2/3を変更できる。
割付フラグの変更により、パス時間テーブル25において割付フラグが変更されたパスと他のパスとの重複状況が変化するため、パス割付表示部22はパス割付エンジン21と同様な重複判定を行い、再度重複をチェックして、パス時間テーブル25の割付フラグを必要に応じて書き換える。その後、パス割付表示部22は、割付フラグを必要に応じて書き換えた改良後パス時間テーブル26を読み込んで、パス割付結果チャートを出力装置12に再表示する。
図13は本実施例のパス割付装置の一例の処理ブロック図である。なお、図13では局イベントファイル23,対象衛星テーブル51,アンテナ優先ケーステーブル52,アンテナ別衛星優先テーブル53,パス要求テーブル54がパス割付装置1内に存在している例を表しているが、パス割付装置1の外部から取得するようにしてもよい。
図13のパス割付装置1はパス割付エンジン21,パス割付表示部22を有する。パス割付エンジン21は、パス時間テーブルデフォルト作成部61,処理順序テーブル作成部62,アンテナ/衛星別パス割付部63を有する。アンテナ/衛星別パス割付部63は重複判定部64を有する。また、パス割付表示部22は、チャート表示部71,パス割付変更部72,重複判定部73,ファイル再読込部74,ファイル保存部75を有する。
以下、図13に示したパス割付装置1の処理手順についてフローチャートを参照しつつ説明していく。図14はパス割付エンジンの処理手順を表したフローチャートである。
ステップS1に進み、パス割付エンジン21は入力データとして局イベントファイル23,対象衛星テーブル51,アンテナ優先ケーステーブル52,アンテナ別衛星優先テーブル53,パス要求テーブル54を読み込む。
ステップS2に進み、処理順序テーブル作成部62は図11を用いて前述したようにアンテナ優先ケーステーブル52及びアンテナ別衛星優先テーブル53から処理順序テーブル24を作成する。
ステップS3に進み、パス時間テーブルデフォルト作成部61は後述するように局イベントファイル23及び対象衛星テーブル51から、初期値の格納されたデフォルトのパス時間テーブル25aを作成する。
ステップS4に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63は処理順序テーブルのケース番号「i」の処理順序「j」のアンテナ「ANTj」及び衛星「SATj」の組み合わせを読み込む。ステップS5に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63は後述するようにアンテナ/衛星別パス割付を行う。ステップS4,S5の処理は、処理順序テーブルのケース番号「i」のアンテナ「ANTj」及び衛星「SATj」の全ての組み合わせに対して繰り返し行われる。
ステップS6に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はケース番号「i」のアンテナ優先ケースに対応したパス時間テーブル25を保存する。アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS7に進み、パス時間テーブル25の割付フラグに「1」又は「3」が設定されている割付パスをアンテナ及び衛星の全ての組み合わせ毎にカウントする。ステップS4〜S7の処理は、処理順序テーブル24の全てのアンテナ優先ケースについて繰り返し行われる。
図15は、パス時間テーブルデフォルト作成部の処理手順を表したフローチャートである。ここでは、パス時間テーブルデフォルト作成部61に、計画開始時刻Ts,計画終了時刻Te,プリパス時間Tpr,ポストパス時間Tpoが入力されているものとする。
ステップS11に進み、パス時間テーブルデフォルト作成部61は対象衛星テーブル51を読み込む。ステップS12に進み、パス時間テーブルデフォルト作成部61は対象衛星テーブル51から「i」番目の衛星の軌道タイプを判定する。
「i」番目の衛星の軌道タイプが「中高度略円軌道」である場合、パス時間テーブルデフォルト作成部61はステップS13に進み、局イベントファイル23からAOS時刻Taos、LOS時刻Tlosを読み込む。ステップS14に進み、パス時間テーブルデフォルト作成部61は、Ts≦Taos≦Te+Tprとなるデータを選択する。
パス時間テーブルデフォルト作成部61はパス開始時刻Tps、パス終了時刻Tpeを以下の式(1)、(2)によって算出する。
Tps=Taos−Tpr・・・(1)
Tpe=Tlos+Tpo・・・(2)
パス時間テーブルデフォルト作成部61は算出したパス開始時刻Tps、パス終了時刻Tpeをパス時間テーブルに書き込む。
「i」番目の衛星の軌道タイプが「楕円または高高度軌道」である場合、パス時間テーブルデフォルト作成部61はステップS15に進み、局イベントファイル23からAOS時刻Taos、LOS時刻Tlosを読み込む。ステップS16に進み、パス時間テーブルデフォルト作成部61は、(Ts,Te)(Taos,Tlos)の大小判定を行う。
Ts≦Taos≦Te&Te<Tlosの場合、パス時間テーブルデフォルト作成部61は(Taos−Tprに近いhh:00,hh:30の何れかの時刻)からTeまで30分刻みでパス開始時刻Tps、パス終了時刻Tpeをパス時間テーブルに書き込む。
Taos<Ts&Ts≦Tlos≦Teの場合、パス時間テーブルデフォルト作成部61はTsから(Tlos+Tpoに近いhh:00,hh:30の何れかの時刻)まで30分刻みでパス開始時刻Tps、パス終了時刻Tpeをパス時間テーブルに書き込む。
また、Ts≦Taos&Tlos≦Teの場合、パス時間テーブルデフォルト作成部61は(Taos−Tprに近いhh:00,hh:30の何れかの時刻)から(Tlos+Tpoに近いhh:00,hh:30の何れかの時刻)まで30分刻みでパス開始時刻Tps、パス終了時刻Tpeをパス時間テーブルに書き込む。
「i」番目の衛星の軌道タイプが「静止軌道」である場合、パス時間テーブルデフォルト作成部61はステップS17に進み、対象衛星テーブル51から運用開始時刻Tops及び運用終了時刻Topeを読み込む。ステップS18に進み、パス時間テーブルデフォルト作成部61はTopsからTopeまで30分刻みでパス開始時刻Tps、パス終了時刻Tpeをパス時間テーブルに書き込む。
パス時間テーブルデフォルト作成部61は、対象衛星テーブル51の全ての衛星についてステップS12〜S18の処理を繰り返し行う。
図16は、アンテナ/衛星別パス割付部の処理手順を表したフローチャートである。ステップS21に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS4で読み込んだアンテナ及び衛星の組み合わせに対応する要求パス数Rpass、割付ステップISTEP及びハンドオーバ条件(要求フラグIFHO、要求パス数Rho、ペアアンテナ名ANTho1、ペアアンテナ名ANTho2、・・・)をパス要求テーブル54から読み込む。
ステップS22に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63は割付パス数初期設定としてGpass、Ghoに0を代入する。ステップS23に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はパス時間テーブル25aから、ステップS4で読み込んだアンテナ及び衛星の組み合わせに対応するパス数を読み込み、Npassに代入する。アンテナ/衛星別パス割付部63は、以降のステップS24〜S28の処理をi=0からi=Npassまで繰り返し行う。
ステップS24に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63は、ステップS4で読み込んだアンテナ及び衛星の組み合わせに対応するパスの中からアクセスするパス番号を以下の式(3)によって計算する。式(3)はISTEPとびにパス番号を計算している。アンテナ/衛星別パス割付部63はIDPASS≦Npassになるまで以下の式(4)を繰り返し行う。
IDPASS=1+ISTEP×(i−1)・・・(3)
IDPASS=IDPASS−Npass・・・(4)
ステップS25に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はパス番号IDPASSのパス別処理を行う。ステップS25のパス別処理の詳細は後述する。パス別処理ではパス割付が成功すると、Gpassが1カウントアップして出力される。
ステップS26に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はGho=Rhoであるかを判定する。つまり、ステップS26において、アンテナ/衛星別パス割付部63はハンドオーバ割付を行ったパス(ハンドオーバパス)Ghoがハンドオーバ条件の要求パス数Rhoに達したか否かを判定する。
ハンドオーバパスGhoがハンドオーバ条件の要求パス数Rhoに達していれば、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS27に進み、ハンドオーバ条件の要求フラグIFHOを0としたあと、ステップS28に進む。一方、ハンドオーバパスGhoがハンドオーバ条件の要求パス数Rhoに達していなければ、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS27の処理を行わずにステップS28に進む。
ステップS28では、アンテナ/衛星別パス割付部63が、Gpass=Rpassであるかを判定する。つまり、ステップS28において、アンテナ/衛星別パス割付部63は割付を行ったパス数(割付パス数)が要求パス数Rpassに達したか否かを判定している。
割付パス数Gpassが要求パス数Rpassに達していれば、アンテナ/衛星別パス割付部63は図16に示したアンテナ/衛星別パス割付の処理を終了する。割付パス数Gpassが要求パス数Rpassに達していなければ、アンテナ/衛星別パス割付部63はiを1カウントアップしてステップS24の処理に戻る。
図17はパス別処理の手順を表したフローチャートである。パス別処理は指定されたパス番号IDPASSのパス(指定パス)に対して行われる。ステップS31に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はパス時間テーブル25aから指定パスの割付フラグIFGETを読み込む。
ステップS32に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63は割付フラグIFGET=0であるかを判定する。割付フラグIFGET=0でなければ、割付済みのパスか、使用不可のパスであるため、アンテナ/衛星別パス割付部63は何もせず、図17に示したパス別処理を終了する。
割付フラグIFGET=0であれば、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS33に進み、パス時間テーブル25aの指定パスの割付フラグIFGETを1に書き換えると共に、割付パス数Gpassを1カウントアップする。
アンテナ/衛星別パス割付部63は、以降のステップS34〜S43の処理をi=1からi=Nrec(パス時間テーブル25aのレコード数)まで繰り返し行う。
ステップS34に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はパス時間テーブル25aのi番目のレコードから衛星名SATi、アンテナ名ANTi、割付フラグIFGETi、パス開始時刻Tpsi、パス終了時刻Tpei、AOS時刻Taosi、LOS時刻Tlosiを読み込む。
ステップS35に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS4で読み込んだアンテナ及び衛星(対象アンテナ及び対象衛星)の組み合わせと、ステップS34で読み込んだ衛星名SATi及びアンテナ名ANTiの組み合わせとが同じであれば、iを1カウントアップしてステップS34に戻る。
ステップS4で読み込んだアンテナ及び衛星(対象アンテナ及び対象衛星)の組み合わせと、ステップS34で読み込んだ衛星名SATi及びアンテナ名ANTiの組み合わせとが同じでなければ、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS36に進む。
ステップS36に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63は、ステップS34で読み込んだ割付フラグIFGETiが0であるかを判定する。ステップS34で読み込んだ割付フラグIFGETiが0でなければ、アンテナ/衛星別パス割付部63はiを1カウントアップしてステップS34に戻る。
ステップS34で読み込んだ割付フラグIFGETiが0でなければ、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS37に進み、重複判定部64に後述のパス重複判定を行わせる。パス重複判定では重複ありと判定されるとIFOV=1が出力される。パス重複判定では重複なしと判定されるとIFOV=0が出力される。
パス重複判定のあと、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS38に進み、IFOV=1であるか否かを判定する。IFOV=1でなければ、アンテナ/衛星別パス割付部63は重複なしと判定した為、iを1カウントアップしてステップS34に戻る。IFOV=1であれば、アンテナ/衛星別パス割付部63は重複ありと判定した為、ステップS39に進み、パス時間テーブル25aの割付フラグIFGETiを2に書き換える。
ステップS40に進み、アンテナ/衛星別パス割付部63はパス要求テーブル54から対象アンテナ及び対象衛星の組み合わせのハンドオーバ条件の要求フラグIFHO、ペアアンテナ名を読み出し、IFHO=1であり、且つ、対象衛星とステップS34で読み込んだ衛星名SATiが同じであり、且つ、読み出したペアアンテナ名の何れかとステップS34で読み込んだアンテナ名ANTiとが同じでなければ、iを1カウントアップしてステップS34に戻る。
IFHO=1であり、且つ、対象衛星とステップS34で読み込んだ衛星名SATiが同じであり、且つ、読み出したペアアンテナ名の何れかとステップS34で読み込んだアンテナ名ANTiとが同じであれば、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS41に進み、重複判定部64に後述のパス重複判定を行わせる。パス重複判定では可視重複ありと判定されるとIFOV=1が出力される。パス重複判定では可視重複なしと判定されるとIFOV=0が出力される。
パス重複判定のあと、アンテナ/衛星別パス割付部63はステップS42に進み、IFOV=1であるか否かを判定する。IFOV=1でなければ、アンテナ/衛星別パス割付部63は可視重複なしのため、ハンドオーバ不可と判定し、iを1カウントアップしてステップS34に戻る。IFOV=1であれば、アンテナ/衛星別パス割付部63は可視重複ありのため、ハンドオーバ可と判定し、ステップS43に進み、パス時間テーブル25aの割付フラグIFGETiを3に書き換えると共に、ハンドオーバパスGhoを1カウントアップしたあと、iを1カウントアップしてステップS34に戻る。
図18は重複判定部が行うパス重複判定処理の手順を表したフローチャートである。図18のフローチャートは図17のステップS37で行うパス重複判定に対応する。
ステップS37で行うパス重複判定は、ステップS34で読み込んだパス開始時刻Tpsi、パス終了時刻Tpei、対象アンテナ及び対象衛星の組み合わせに対応するパス開始時刻Tps、パス終了時刻Tpeを用いて行う。図18のフローチャートではパス開始時刻Tps、パス終了時刻Tpe、パス開始時刻Tpsi、パス終了時刻Tpeiを、Tps1,Tpe1,Tps2,Tpe2と置き換えている。
ステップS51に進み、重複判定部64はTps1<Tps2<Tpe1となるかを判定する。Tps1<Tps2<Tpe1となれば、重複判定部64は重複ありと判定してIFVO=1を出力したあと、図18のパス重複判定処理を終了する。Tps1<Tps2<Tpe1とならなければ、重複判定部64はステップS2に進み、Tps1<Tpe2<Tpe1となるかを判定する。
Tps1<Tpe2<Tpe1となれば、重複判定部64は重複ありと判定してIFVO=1を出力したあと、図18のパス重複判定処理を終了する。Tps1<Tpe2<Tpe1とならなければ、重複判定部64は重複なしと判定してIFVO=0を出力したあと、図18のパス重複判定処理を終了する。
なお、図17のステップS41で行うパス重複判定は、ステップS34で読み込んだAOS時刻Taosi、LOS時刻Tlosi、対象アンテナ及び対象衛星の組み合わせに対応するAOS時刻Taos、LOS時刻Tlosを用いて行う。
例えばステップS41で行うパス重複判定は、図18のフローチャートのTps1,Tpe1,Tps2,Tpe2を、AOS時刻Taos、LOS時刻Tlos、AOS時刻Taosi、LOS時刻Tlosiに置き換えることで行うことができる。
図14のフローチャートにより、パス割付エンジン21はパス時間テーブル25を作成できる。図13に戻り、パス割付表示部22の処理について説明する。パス割付表示部22のチャート表示部71は図19のようなパス割付結果チャート100を出力装置12に表示する。
図19はパス割付表示部が出力装置に表示するパス割付結果チャートの一例のイメージ図である。図19のパス割付結果チャート100はGUIとなる。入力欄101は表示するパス時間テーブル25を選択する為のものである。運用者が例えば選択ボタンを押下すると、パス割付表示部22はパス時間テーブル25のファイル一覧を表示して、1つのパス時間テーブル25を選択させる。1つのパス時間テーブル25が選択されると、パス割付表示部22にはパス時間テーブルをコピーしたローカル用パス時間テーブル27及び保存用パス時間テーブル28を作成する。
入力欄102は表示期間を入力する為のものである。運用者は入力欄102に表示期間を入力することにより、パス時間テーブル25に格納されたパスデータ全体期間の一部を切り出して表示できる。
表示ボタン103はチャート種別(表示パターン)をアンテナ別又は衛星別の何れかから運用者に選択させ、選択された表示パターンのパス割付結果チャート100を表示する為のものである。図19のパス割付結果チャート100は表示パターンとしてアンテナ別が選択された例である。
表示ボタン103により表示パターンが選択されると、チャート表示部71はローカル用パス時間テーブル27に基づき、パス割付結果チャート100を出力装置12に表示できる。
パス割付結果チャート100上のパス104が入力装置11の一例としてのマウスでダブルクリックされると、チャート表示部71は「割付/ハンドオーバ割付/割付なし」のプルダウンを表示し、運用者に「割付/ハンドオーバ割付/割付なし」の何れかを選択させることでパス割付の状態を変更させることができる。
運用者によって例えばパス104のパス割付の状態が変更されると、パス割付変更部72はローカル用パス時間テーブル27の割付フラグを変更されたパス割付の状態に書き換える。また、チャート表示部71はパス割付の状態が変更されたパス104の色を変化させる。
重複チェックボタン105によりパス重複判定が選択されると、パス割付表示部22の重複判定部73はローカル用パス時間テーブル27を最初から最後までサーチし、割付パスと重複しているパスをチェックする。ここでは、パス割付結果チャート100上のパス106が重複しているものとする。新たに重複が発生した場合、重複判定部73は重複するパス106のローカル用パス時間テーブル27の割付フラグを4に書き換える。
チャート表示部71はローカル用パス時間テーブル27に基づき、重複するパス106が別の色で表されているパス割付結果チャート100を出力装置12に表示することで運用者に注意を喚起する。
修正を繰り返した結果、パス割付結果チャート100を元に戻したい場合、運用者は元に戻すボタン107をマウスでクリックすればよい。元に戻すボタン107がクリックされると、ファイル再読込部74は保存用パス時間テーブル28の内容でローカル用パス時間テーブル27を上書きする。そして、チャート表示部71はローカル用パス時間テーブル27に基づき、元のパス割付結果チャート100を表示できる。
また、パス割付結果チャート100を確定したい場合、運用者は確定ボタン108をマウスでクリックすればよい。確定ボタン108がクリックされると、ファイル保存部75はローカル用パス時間テーブル27の内容で保存用パス時間テーブル28を上書きしてもよいし、ローカル用パス時間テーブル27の内容を別のファイル名で保存してもよい。
(まとめ)
本実施例のパス割付装置1は、複数の衛星と複数のアンテナに対して、アンテナ運用計画の源泉となる、可視時間帯に基づくパス割付を、ゼロベースから自動で作成するものである。本実施例のパス割付装置1は、割付ステップを指定することにより、できるだけバラけたパス割付を実現する。また、本実施例のパス割付装置1は予めハンドオーバを実施する衛星とアンテナとの組を指定することにより、ハンドオーバに対応したパス割付を実現する。
本実施例のパス割付装置1は、複数のアンテナと複数の衛星とを対象にしたアンテナ運用計画について、要求条件を与えて、機械的にパス割付を行う。本実施例のパス割付装置1は、あらゆる要求条件に対して競合を完全に解消するようなアンテナ運用計画を算出するものではない。本実施例のパス割付装置1は、まず一次解を出し(要求条件が全て満たされている場合もいない場合もある)、その後、運用者の操作による修正ができるようにしている。本実施例のパス割付装置1は、パス割付操作条件(アンテナ優先ケース)を複数個与えることにより、複数個のアンテナ運用計画案の作成を容易に行うことができる。
以上、本実施例のパス割付装置1によれば、複数のアンテナと複数の衛星を対象にしたアンテナ運用計画について、アンテナ数/衛星数が増加しても容易にアンテナ運用計画案となるパス割付が作成できるようになる。
また、本実施例のパス割付装置1によればパス割付操作の優先順位を変えて複数ケースのアンテナ運用計画案を作成するので、実際のアンテナ運用計画として確定する前に事前シミュレーションとしていろいろな可能性を見てみたいという場合に効果的である。
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を行うコンピュータを、
アンテナ別に衛星の優先度を設定したアンテナ別衛星優先テーブルとアンテナの優先順位を複数ケース設定したアンテナ優先ケーステーブルとに基づき、前記ケース毎にパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序を設定した処理順序テーブルを作成する処理順序テーブル作成部と、
アンテナ別に衛星の可視時間帯を設定したファイルと衛星別に軌道タイプ及び運用時刻を設定した対象衛星テーブルとに基づき、アンテナ,衛星及びパスの組み合わせ毎にパス時刻、可視時刻及びパス割付結果を表す割付フラグの初期値を設定したパス時間テーブルを作成するパス時間テーブルデフォルト作成部と、
前記処理順序テーブルに設定した前記ケース毎のパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序に基づき、前記パス時間テーブルに設定したアンテナ,衛星及びパスの組み合わせに対し、パス時刻及び可視時刻を使用して重複しないようにパス割付を行い、パス割付結果に基づき前記パス時間テーブルの割付フラグの初期値を更新したパス時間テーブルを前記ケース毎に作成するパス割付部と
して機能させるパス割付プログラム。
(付記2)
前記パス割付プログラムは、更に、アンテナ及び衛星の組み合わせ毎に、割り付けるパスの要求数である要求パス数を設定したパス要求テーブルに基づき、前記要求パス数を超えないようにパス割付を行う付記1記載のパス割付プログラム。
(付記3)
前記パス割付部は、更に、アンテナ及び衛星の組み合わせ毎に、割り付けるパスの間隔を設定したパス要求テーブルに基づき、前記割り付けるパスの間隔でパス割付を行う付記2記載のパス割付プログラム。
(付記4)
前記パス割付部は、更に、アンテナ及び衛星の組み合わせ毎に、通信リンクを切り替えて行う連続パス運用の実施有無と連続パス運用の条件とを設定したパス要求テーブルに基づき、連続パス運用に対応したパス割付を行う付記3記載のパス割付プログラム。
(付記5)
複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を行うパス割付装置であって、
アンテナ別に衛星の優先度を設定したアンテナ別衛星優先テーブルとアンテナの優先順位を複数ケース設定したアンテナ優先ケーステーブルとに基づき、前記ケース毎にパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序を設定した処理順序テーブルを作成する処理順序テーブル作成部と、
アンテナ別に衛星の可視時間帯を設定したファイルと衛星別に軌道タイプ及び運用時刻を設定した対象衛星テーブルとに基づき、アンテナ,衛星及びパスの組み合わせ毎にパス時刻、可視時刻及びパス割付結果を表す割付フラグの初期値を設定したパス時間テーブルを作成するパス時間テーブルデフォルト作成部と、
前記処理順序テーブルに設定した前記ケース毎のパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序に基づき、前記パス時間テーブルに設定したアンテナ,衛星及びパスの組み合わせに対し、パス時刻及び可視時刻を使用して重複しないようにパス割付を行い、パス割付結果に基づき前記パス時間テーブルの割付フラグの初期値を更新したパス時間テーブルを前記ケース毎に作成するパス割付部と
を有するパス割付装置。
(付記6)
コンピュータによって実行される複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を行うパス割付方法であって、
前記コンピュータが、
アンテナ別に衛星の優先度を設定したアンテナ別衛星優先テーブルとアンテナの優先順位を複数ケース設定したアンテナ優先ケーステーブルとに基づき、前記ケース毎にパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序を設定した処理順序テーブルを作成する処理順序テーブル作成ステップと、
アンテナ別に衛星の可視時間帯を設定したファイルと衛星別に軌道タイプ及び運用時刻を設定した対象衛星テーブルとに基づき、アンテナ,衛星及びパスの組み合わせ毎にパス時刻、可視時刻及びパス割付結果を表す割付フラグの初期値を設定したパス時間テーブルを作成するパス時間テーブルデフォルト作成ステップと、
前記処理順序テーブルに設定した前記ケース毎のパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序に基づき、前記パス時間テーブルに設定したアンテナ,衛星及びパスの組み合わせに対し、パス時刻及び可視時刻を使用して重複しないようにパス割付を行い、パス割付結果に基づき前記パス時間テーブルの割付フラグの初期値を更新したパス時間テーブルを前記ケース毎に作成するパス割付ステップと
を実行するパス割付方法。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 パス割付装置
11 入力装置
12 出力装置
13 ドライブ装置
14 補助記憶装置
15 主記憶装置
16 演算処理装置
17 インターフェース装置
21 パス割付エンジン
22 パス割付表示部
23 局イベントファイル
24 処理順序テーブル
25、25a パス時間テーブル
26 改良後パス時間テーブル
27 ローカル用パス時間テーブル
28 保存用パス時間テーブル
31〜33 テーブル
51 対象衛星テーブル
52 アンテナ優先ケーステーブル
53 アンテナ別衛星優先テーブル
54 パス要求テーブル
61 パス時間テーブルデフォルト作成部
62 処理順序テーブル作成部
63 アンテナ/衛星別パス割付部
64 重複判定部
71 チャート表示部
72 パス割付変更部
73 重複判定部
74 ファイル再読込部
75 ファイル保存部
100 パス割付結果チャート
101,102 入力欄
103 表示ボタン
104 パス
105 重複チェックボタン
106 重複するパス
107 元に戻すボタン
108 確定ボタン

Claims (6)

  1. 複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を行うコンピュータを、
    アンテナ別に衛星の優先度を設定したアンテナ別衛星優先テーブルとアンテナの優先順位を複数ケース設定したアンテナ優先ケーステーブルとに基づき、前記ケース毎にパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序を設定した処理順序テーブルを作成する処理順序テーブル作成部と、
    アンテナ別に衛星の可視時間帯を設定したファイルと衛星別に軌道タイプ及び運用時刻を設定した対象衛星テーブルとに基づき、アンテナ,衛星及びパスの組み合わせ毎にパス時刻、可視時刻及びパス割付結果を表す割付フラグの初期値を設定したパス時間テーブルを作成するパス時間テーブルデフォルト作成部と、
    前記処理順序テーブルに設定した前記ケース毎のパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序に基づき、前記パス時間テーブルに設定したアンテナ,衛星及びパスの組み合わせに対し、パス時刻及び可視時刻を使用して重複しないようにパス割付を行い、パス割付結果に基づき前記パス時間テーブルの割付フラグの初期値を更新したパス時間テーブルを前記ケース毎に作成するパス割付部と
    して機能させるパス割付プログラム。
  2. 前記パス割付プログラムは、更に、アンテナ及び衛星の組み合わせ毎に、割り付けるパスの要求数である要求パス数を設定したパス要求テーブルに基づき、前記要求パス数を超えないようにパス割付を行う請求項1記載のパス割付プログラム。
  3. 前記パス割付部は、更に、アンテナ及び衛星の組み合わせ毎に、割り付けるパスの間隔を設定したパス要求テーブルに基づき、前記割り付けるパスの間隔でパス割付を行う請求項2記載のパス割付プログラム。
  4. 前記パス割付部は、更に、アンテナ及び衛星の組み合わせ毎に、通信リンクを切り替えて行う連続パス運用の実施有無と連続パス運用の条件とを設定したパス要求テーブルに基づき、連続パス運用に対応したパス割付を行う請求項3記載のパス割付プログラム。
  5. 複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を行うパス割付装置であって、
    アンテナ別に衛星の優先度を設定したアンテナ別衛星優先テーブルとアンテナの優先順位を複数ケース設定したアンテナ優先ケーステーブルとに基づき、前記ケース毎にパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序を設定した処理順序テーブルを作成する処理順序テーブル作成部と、
    アンテナ別に衛星の可視時間帯を設定したファイルと衛星別に軌道タイプ及び運用時刻を設定した対象衛星テーブルとに基づき、アンテナ,衛星及びパスの組み合わせ毎にパス時刻、可視時刻及びパス割付結果を表す割付フラグの初期値を設定したパス時間テーブルを作成するパス時間テーブルデフォルト作成部と、
    前記処理順序テーブルに設定した前記ケース毎のパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序に基づき、前記パス時間テーブルに設定したアンテナ,衛星及びパスの組み合わせに対し、パス時刻及び可視時刻を使用して重複しないようにパス割付を行い、パス割付結果に基づき前記パス時間テーブルの割付フラグの初期値を更新したパス時間テーブルを前記ケース毎に作成するパス割付部と
    を有するパス割付装置。
  6. コンピュータによって実行される複数の衛星を複数のアンテナで追跡する場合のアンテナ運用計画の源泉となるパス割付を行うパス割付方法であって、
    前記コンピュータが、
    アンテナ別に衛星の優先度を設定したアンテナ別衛星優先テーブルとアンテナの優先順位を複数ケース設定したアンテナ優先ケーステーブルとに基づき、前記ケース毎にパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序を設定した処理順序テーブルを作成する処理順序テーブル作成ステップと、
    アンテナ別に衛星の可視時間帯を設定したファイルと衛星別に軌道タイプ及び運用時刻を設定した対象衛星テーブルとに基づき、アンテナ,衛星及びパスの組み合わせ毎にパス時刻、可視時刻及びパス割付結果を表す割付フラグの初期値を設定したパス時間テーブルを作成するパス時間テーブルデフォルト作成ステップと、
    前記処理順序テーブルに設定した前記ケース毎のパス割付処理を実施するアンテナ及び衛星の組み合わせの順序に基づき、前記パス時間テーブルに設定したアンテナ,衛星及びパスの組み合わせに対し、パス時刻及び可視時刻を使用して重複しないようにパス割付を行い、パス割付結果に基づき前記パス時間テーブルの割付フラグの初期値を更新したパス時間テーブルを前記ケース毎に作成するパス割付ステップと
    を実行するパス割付方法。
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