JP7070655B2 - 情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は設備の稼働におけるロスに関する。
工場などにおける作業の実績を可視化するシステムが開発されている。例えば特許文献1は、生産ラインにおける生産実績の推移と生産計画のそれぞれを折れ線グラフで表示することで出来高管理を行う技術を開示している。
特開平9-131646号公報
出来高を表すグラフを見ただけでは、出来高不足が発生した原因を把握することは難しい。本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、出来高が不足した原因の把握を容易にする技術を提供することである。
本発明の情報処理装置は、1)良品の生産量が基準を満たしている時間帯と、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯とを互いに識別可能に時系列で表す第1グラフを生成する第1生成部と、2)ロスが発生した時間帯を時系列で表す第2グラフを生成する第2生成部と、3)第1グラフと第2グラフを含む表示画面を出力する出力部と、を有する。ここで、第1グラフは、良品の生産量が基準を満たしている時間帯を表す第1態様のデータと、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯を表す第2態様のデータとを、同一の時間軸上に示し、第1態様と第2態様は異なる態様である。また、第2グラフは、第1の故障が発生した時間帯を表す第3のデータと、第2の故障が発生した時間帯を表す第4のデータとを、同一の時間軸上に示し、前記第3のデータと前記第4のデータは、前記時間軸と交わる第2の軸上で、それぞれ互いに異なる位置に配置されている
本発明の制御方法は、コンピュータによって実行される制御方法である。当該制御方法は、1)良品の生産量が基準を満たしている時間帯と、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯とを互いに識別可能に時系列で表す第1グラフを生成する第1生成ステップと、2)ロスが発生した時間帯を時系列で表す第2グラフを生成する第2生成ステップと、3)第1グラフと第2グラフを含む表示画面を出力する出力ステップと、を有する。ここで、第1グラフは、良品の生産量が基準を満たしている時間帯を表す第1態様のデータと、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯を表す第2態様のデータとを、同一の時間軸上に示し、第1態様と第2態様は異なる態様である。また、第2グラフは、第1の故障が発生した時間帯を表す第3のデータと、第2の故障が発生した時間帯を表す第4のデータとを、同一の時間軸上に示し、前記第3のデータと前記第4のデータは、前記時間軸と交わる第2の軸上で、それぞれ互いに異なる位置に配置されている
本発明のプログラムは、コンピュータに、本発明の制御方法が有する各ステップを実行させる。
本発明によれば、出来高が不足した原因の把握を容易にする技術が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本実施形態の情報処理装置が行う処理を概念的に示す図である。 実施形態1の情報処理装置の機能構成を例示する図である。 情報処理装置を実現するための計算機を例示する図である。 実施形態1の情報処理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 出来高情報をテーブル形式で例示する図である。 出来高の推移を表す第1グラフを例示する図である。 ロス情報をテーブル形式で例示する図である。 第1表示画面の出力方法のバリエーションを例示する図である。 第1グラフにおけるデータの選択に応じて第2グラフについて強調表示を行う例を示す図である。 ロス発生の有無に応じた強調表示を例示する図である。 利用例の表示画面を例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、特に説明する場合を除き、各ブロック図において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
[実施形態1]
<概要>
図1は、本実施形態の情報処理装置(図2に示す情報処理装置2000)が行う処理を概念的に示す図である。情報処理装置2000は、第1グラフ12を含む表示画面10を生成する。第1グラフ12は、設備における出来高が基準を満たす時間帯と、その設備における出来高が基準を満たさない時間帯とを識別可能に表す時系列データを示す。設備とは、例えば工場などで運用されるラインや装置である。
出来高とは、設備によって生産された良品の量を表す。良品とは、設備によって生産された物のうち、所定の品質基準を満たす物である。例えば、或る設備で生産された物を次の設備で利用する際、その物が品質基準を満たしていなければ、当該次の設備でその物を利用できないケースが多い。この様な場合において、その品質基準を満たす物が良品である。一方、基準の品質を満たさない物、すなわち次の設備で利用することができない物は、良品でない物(不良品)である。
図1の第1グラフ12は、設備Aにおける出来高に関するグラフである。出来高が基準を満たす時間帯は、白色の四角形で表されている。一方、出来高が基準を満たさない時間帯は、斜線で塗りつぶされた四角形で表されている。以下、出来高が基準を満たしていないことを「出来高が不足している」とも表記する。
出来高が基準を満たさない原因には、様々なものが考えられる。例えば、設備Aが故障していて設備Aが物を生産できなかった可能性がある。その他にも例えば、設備Aは正常に稼働しているものの、設備Aが利用する材料を生産する他の設備が故障していたために、設備Aが物を生産できなかった可能性がある。このことから、出来高が基準を満たしているかどうかを示すデータ(すなわち、第1グラフ12)だけでは、出来高不足の原因を把握することは難しい。例えば、図1の第1グラフ12は3つの時間帯で出来高不足が生じていることを示しているが、これらの出来高不足の原因については第1グラフ12のみから把握することはできない。
そこで情報処理装置2000は、表示画面10に、第1グラフ12だけでなく、第2グラフ14も含める。第2グラフ14は、ロスが発生していた時間帯を時系列で表す。ロスとは、設備が本来持っている能力を、十分に発揮させることを妨げる要因である。例えば図1の第2グラフ14では、設備Aにおいて故障停止ロスが発生していた時間帯を表している。故障停止ロスは、設備の故障に伴う停止によるロスである。具体的には、設備Aが故障していなかった時間帯(正常に稼働していた時間帯)が白色の四角形で表されており、設備Aが故障していた時間帯(正常に稼働していなかった時間帯)が斜線で塗られた四角形で表されている。なお、「ロスが発生していた時間帯」とは、そのロスが発生した時点から、そのロスが終了する時点までの時間である。
第1グラフ12と第2グラフ14を見ることで、出来高不足の原因についての情報を得ることができる。例えば図1において、設備Aで出来高不足が生じている1つ目の時間帯について第2グラフ14を見ると、この時間帯において設備Aが故障していることが分かる。そのため、この時間帯における出来高不足の原因には、少なくとも、設備Aにおける故障停止ロスが含まれると考えられる。
次に、設備Aで出来高不足が生じている2つ目の時間帯について第2グラフ14を見ると、この時間帯においては設備Aが故障していないことが分かる。そのため、この時間帯における出来高不足の原因は、設備Aの故障停止ロスではないことが分かる。
さらに、設備Aで出来高不足が生じている3つ目の時間帯について第2グラフ14を見ると、この時間帯には、設備Aが故障している時間帯と、設備Aが故障していない時間帯とが含まれている。そのため、この時間帯における出来高不足の原因には、設備Aの故障停止ロスが含まれているものの、それ以外の原因も存在することが分かる。
<作用効果>
このように本実施形態の情報処理装置2000によれば、設備の出来高が基準を満たしている時間帯と設備の出来高が基準を満たしていない時間帯とを時系列で示す第1グラフ12と、ロスが発生した時間帯を時系列で表す第2グラフ14とが含まれる表示画面10が出力される。これにより、情報処理装置2000のユーザ(例えば、設備を操作する作業員や、工場等の運営を管理する管理者など)は、出来高が基準を満たしている時間帯とその時間帯におけるロスとを容易に見比べることができるようになる。そのため、ユーザにとって、出来高不足の原因を把握することが容易になる。
なお、前述したように、図1を参照した上述の説明は、情報処理装置2000の理解を容易にするための例示であり、情報処理装置2000の機能を限定するものではない。例えば、第2グラフ14が表すロスは、故障停止ロスに限定されない。また、第2グラフ14が表すロスは、第1グラフ12の対象である設備(図1における設備A)とは異なる設備におけるロスであってもよい。例えば設備Aの前の設備(設備Aが利用する材料を生産する設備)が故障したことが設備Aの出来高不足の原因となりうる。そのため、設備Aの前の設備におけるロスについてのデータは、設備Aの出来高不足の原因を把握するために有用であるといえる。
以下、本実施形態の情報処理装置2000についてさらに詳細に説明する。
<情報処理装置2000の機能構成の例>
図2は、実施形態1の情報処理装置2000の機能構成を例示する図である。情報処理装置2000は、第1生成部2020、第2生成部2040、及び出力部2060を有する。第1生成部2020は第1グラフ12を生成する。前述したように、第1グラフ12は、良品の生産量が基準を満たしている時間帯と、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯とを互いに識別可能に時系列で表す。第2生成部2040は第2グラフ14を生成する。前述したように、第2グラフ14は、ロスが発生した時間帯を時系列で表す。出力部2060は、第1グラフ12と第2グラフ14とを含む表示画面10を出力する。
<情報処理装置2000のハードウエア構成>
情報処理装置2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置2000の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図3は、情報処理装置2000を実現するための計算機1000を例示する図である。計算機1000は任意の計算機である。例えば計算機1000は、Personal Computer(PC)やサーバマシンなどである。計算機1000は、情報処理装置2000を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。
計算機1000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1040は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの種々のプロセッサである。メモリ1060は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス1080は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
入出力インタフェース1100は、計算機1000と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース1100には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。ネットワークインタフェース1120は、計算機1000を通信網に接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えば LAN(Local Area Network)や WAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1120が通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス1080は、情報処理装置2000の各機能構成部を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールをメモリ1060に読み出して実行することで、各プログラムモジュールに対応する機能を実現する。
<処理の流れ>
図4は、実施形態1の情報処理装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。第1生成部2020は第1グラフ12を生成する(S102)。第2生成部2040は第2グラフ14を生成する(S104)。出力部2060は、第1グラフ12と第2グラフ14とを含む表示画面10を出力する(S106)。
<出来高の基準について>
出来高について定められる基準、すなわち良品の生産量について定められる基準は、設備ごとに予め定められているものとする。各設備についての出来高の基準を表す情報は、例えば、第1生成部2020がアクセス可能な記憶装置に記憶させておく。
「出来高が基準を満たす」とは、良品の生産量が基準で定められている量以上であることを意味する。例えば設備Aについて、「1秒間に5個の良品を生産する」という基準が定められているとする。この場合、設備Aが1秒間に生産する良品の数が5個以上である時間帯は、設備Aの出来高が基準を満たしている時間帯である。一方、設備Aが生産する良品の数が5個未満である時間帯は、設備Aの出来高が基準を満たしていない時間帯である。
1つの設備について、出来高の基準が複数設定されていてもよい。この場合、出来高が最も厳しい基準を満たす時間帯、出来高が2番目に厳しい基準を満たす時間帯、・・・、出来高がいずれの基準も満たさない時間帯のように各時間帯を分類できる。すなわち、或る設備についてN個の基準が定められている場合、その設備についての第1グラフ12には、N+1種類の時間帯を互いに識別可能に表示させる。例えば設備Aについて、「1秒間に10個の良品を生産する」という第1の基準と、「1秒間に5個の良品を生産する」という第2の基準とが定められているとする。この場合、設備Aについての第1グラフ12には、設備Aの出来高が第1の基準を満たす時間帯、設備Aの出来高が第1の基準は満たさず第2の基準を満たす時間帯、及び設備Aの出来高が第2の基準を満たさない時間帯という3種類の時間帯を、互いに識別可能に表示させる。
<ロスについて>
情報処理装置2000は、ロスについての情報を扱う。例えばこのロスとしては、工場などにおいて設備の運用効率を評価するために利用される7大ロスに含まれる各ロスを採用できる。7大ロスには、例えば、段取りロス、刃具ロス、生産準備ロス、故障停止ロス、不良ロス、干渉ロス、及び速度ロスが含まれる。
段取りロスとは、段取り作業に伴うロスである。段取り作業とは、装置で作成する物を変更するための準備作業である。例えばこの準備には、装置にセットする金型を変更する作業などが含まれる。刃具ロスとは、刃具の交換に伴うロスである。より具体的に、刃具ロスとは、刃具の定期的な交換、切損による交換に伴う時間的なロスと交換前後に生産される不良品、その不良品の手直しに要する時間などのロスである。生産準備ロスとは、生産の準備に伴うロスである。生産の準備とは、例えば、装置の稼働などである。故障停止ロスとは、設備の故障に伴う停止によるロスである。不良ロスとは、生成された物に不良が発生することによるロスである。干渉ロスとは、設備と設備、或いは設備と作業者との間において、互いが干渉し合うことによって発生する手待ちロスである。より具体的な例としては、干渉ロスとは、一時的な設備の故障のために、設備が停止したり、空転している装置と他の装置間で作業が連携している場合に、それら装置間において、物のやりとりに伴うロスである。或いは、当該故障設備による作業の完了を、連携する他の装置が待つ必要がある場合には、干渉ロスは、当該他の装置における作業の停滞(待ち)に伴うロスである。他の例では、例えば、装置Bが、装置Aで生成された部品を利用するとする。この場合、装置Aで生成された部品を装置Bに引き渡す時間が必要となる。この時間が装置Bにおける干渉ロスとなる。速度ロスとは、装置が物を製造する速度が基準速度よりも遅くなっていることに起因して生じるロスである。
ここで、段取りロス、刃具ロス、及び生産準備ロスはいずれも、人が行う作業に起因するロスである。そこで、これら3つのロスを合わせて1つのロスとして扱ってもよい。これら3つのロスを合わせたロスを、人作業時間ロスと呼ぶ。
<第1グラフ12の生成:S102>
第1生成部2020は第1グラフ12を生成する(S102)。前述した通り、第1グラフ12は、設備における出来高が基準を満たす時間帯と、その設備における出来高が基準を満たさない時間帯とを識別可能に表す時系列データを示す。
第1生成部2020が第1グラフ12の生成対象とする設備は、例えば、ユーザ操作によって指定される。なお、グラフの生成対象の指定を実現する具体的な技術には、既存の技術を利用することができる。
ただし、第1グラフ12の生成対象を特定する方法は、ユーザ操作による指定に限定されない。例えば、第1グラフ12の生成対象とする設備がデフォルトで予め定められていてもよい。この場合、ユーザ操作によって対象の設備を変更できるようにする。
第1生成部2020は、第1グラフ12の生成対象とする設備の出来高に関する情報を取得する。以下、設備の出来高に関する情報を出来高情報と呼ぶ。図5は出来高情報をテーブル形式で例示する図である。図5に示すテーブルをテーブル100と表記する。
テーブル100は、設備識別子102、出来高104、及び時間帯106という3つの列を有する。テーブル100の各レコードは、設備識別子102で特定される設備について、時間帯106に示される時間帯における出来高を、出来高104に示す。時間帯104は、例えば、その時間帯の開始時刻と終了時刻の組み合わせで表される。
第1生成部2020は、各時間帯の出来高が基準を満たしているか否かを判定する。具体的には、第1生成部2020は、第1グラフ12の生成対象とする設備の出来高情報を用いて、各時間帯におけるその設備の出来高を、その設備についての出来高の基準と比較することで、各時間帯における出来高が基準を満たしているか否かを判定する。
ただし、出来高が基準を満たしているか否かの判定は、必ずしも第1生成部2020によって行われる必要はない。例えば出来高情報に、出来高が基準を満たしているか否かを表す情報を含めるようにしてもよい。この場合、第1生成部2020は、出来高情報を参照することで、各時間帯の出来高が基準を満たしているか否かを把握できる。
ここで、出来高の基準が複数定められているとする。この場合、各基準に識別子を割り当てておく。そして出来高情報に、満たしている基準の中で最も厳しい基準の識別子を含めておく。
第1グラフ12における各時間帯の長さ(例えば図1の第1グラフ12における各四角形の横幅)は、例えば出来高情報によって定められる。この場合、第1生成部2020は、出来高情報に含まれるレコードごとに、第1グラフ12に含める1つのデータ(例えば図1の第1グラフ12における四角形)を生成する。
ただし、第1グラフ12における各時間帯の長さは、出来高情報によって定められる必要はない。例えば、各時間帯の長さを予め定めておく。具体的には、時間帯の長さを10分としておく。この場合、第1グラフ12では、時間軸が10分単位で区切られる(例えば 12:00 から 12:10、12:10 から 12:20、など)。第1生成部2020は、このようにして区切られた各時間帯について出来高情報を参照することで、その時間帯において出来高が基準を満たしているかどうかを特定し、その特定結果に基づいて第1グラフ12を生成する。
ここで第1生成部2020は、或る特定の期間について第1グラフ12を生成する。例えば図1では、2017年2月1日の12時から14時までについて第1グラフ12が生成されている。例えばこの特定期間は、ユーザ操作によって指定される。その他にも例えば、この特定期間は、現在日時に基づいて第1生成部2020が定める。例えば第1生成部2020は、現在の日付の一日間について第1グラフ12を生成する。なお、或る一日について第1グラフ12を生成する場合、その日の何時から何時までを上記特定の期間にするかは、予め定められていてもよいし、ユーザ操作によって指定されてもよい。また、出来高情報がその日について示す最初の時間帯から最後の時間帯までを、上記特定の期間としてもよい。
第1グラフ12には、時系列でデータを表現できる任意の形式のグラフを採用できる。例えば図1のように、出来高が基準を満たす時間帯と出来高が基準を満たさない時間帯とで、互いに異なる表示を時間軸上に示すという形式のグラフを採用できる。なお、表示は四角形である必要はなく、他の図形や点などでもよい。時間帯を点で表す場合、例えばその点は、その時間帯の開始時点、終了時点、又は真ん中の時点などを示す。
第1グラフ12は、必ずしも基準を満たす時間帯と基準を満たさない時間帯とで互いに異なる表示を示す必要はない。例えば、第1グラフ12を、縦軸を出来高、横軸を時間とするグラフ(出来高の推移を表す折れ線グラフなど)にする。この場合、第1グラフ12には、出来高の基準を表すデータを含めるようにする。こうすることで、出来高が基準を満たしている時間帯と、出来高が基準を満たしていない時間帯とを識別することができる。
図6は、出来高の推移を表す第1グラフ12を例示する図である。図6において、縦軸は出来高を示し、横軸は時間を示す。また、実線は出来高の推移を表し、点線は出来高の基準を示す。出来高が基準を満たす時間帯は、実線が点線よりも上にある時間帯である。一方、出来高が基準を満たさない時間帯は、実線が点線よりも下にある時間帯である。
このように出来高の推移を表すグラフを第1グラフ12とする場合、出来高情報は、各設備について出来高の推移を表す情報とする。
なお、このように出来高の推移を表すグラフに対し、出来高が基準を満たす時間帯と、出来高が基準を満たさない時間帯とを識別しやすくなる表示を加えてもよい。例えば、図6において、出来高が基準を満たす時間帯の実線と、出来高が基準を満たさない時間帯の実線とを互いに異なる色の線にするといった方法が考えられる。この場合、出来高の基準を表す点線は表示しなくてもよい。
<第2グラフ14の生成:S104>
第2生成部2040は第2グラフ14を生成する。第2グラフ14は、ロスが発生していた時間帯を時系列で表す。
第2生成部2040は、第2グラフ14の生成対象とする「設備、ロス」の組み合わせについて、当該設備において当該ロスが発生していた時間帯を表す第2グラフ14を生成する。例えば「設備、ロス」の組み合わせは、ユーザ操作によって指定される。なお、グラフの生成対象の指定(ここでいう「設備、ロス」の指定)を実現する具体的な技術には、既存の技術を利用することができる。
その他にも例えば、第2グラフ14の対象とする設備は、第1グラフ12の対象とする設備と同じものにしてもよい。すなわち、第1生成部2020によって第1グラフ12の生成対象とする設備が特定されたら、第2生成部2040は、この特定された設備について第2グラフ14を生成するようにする。
なお、表示画面10には複数の第2グラフ14を含めてもよい。例えば第2生成部2040は、第2グラフ14の生成対象とする設備とロスの組み合わせを示す情報を複数取得し、各組み合わせについて第2グラフ14を生成する。その他にも例えば、第2生成部2040は、第2グラフ14の生成対象とする設備を示す情報を取得し、その設備について複数種類のロスそれぞれの第2グラフ14を生成してもよい。
第1グラフ12を生成するため、第2生成部2040はロス情報を取得する。ロス情報は、各設備で発生したロスについての情報を示す。図7は、ロス情報をテーブル形式で例示する図である。図7のテーブルをテーブル200と呼ぶ。テーブル200は、設備識別子202、ロス種別204、及び時間帯206を有する。テーブル200の各レコードは、設備識別子202で特定される設備で発生した、ロス種別204で特定されるロスについて、そのロスが発生した時間帯を示す。時間帯206は、例えば、開始時刻と終了時刻の組みを示す。開始時刻はロスが開始した時刻を示し、終了時刻はロスが終了した時刻を示す。換言すると、開始時刻はロスが発生した時刻を示し、終了時刻はロスの発生原因が解消した時刻を示す。
ここで、ロス情報には、ロスが発生した時間帯を示すデータに加え、ロスが発生していない時間帯を示すデータが含まれてもよい。
第2グラフ14には、第1グラフ12と同様に、時系列でデータを表現できる任意の形式のグラフを採用できる。例えば図1のように、ロスが発生している時間帯とロスが発生していない時間帯とで、互いに異なる表示を時間軸上に示すという形式のグラフを採用できる。なお、第2グラフ14には、ロスが発生していない時間帯を表す表示が含まれなくてもよい。
第2グラフ14は、必ずしもロスが発生している時間帯とロスが発生していない時間帯とで互いに異なる表示を示す必要はない。例えば、ロスの中には、或る指標が基準を満たしているかどうかによってロスの発生の有無が定まるものがある。例えば速度ロスは、設備における生産速度が基準速度よりも小さい状況である。このようなロスについては、図6に示した出来高の推移を表す第1グラフ12と同様に、ロスの指標の推移を表すグラフを第2グラフ14とすることができる。例えば速度ロスの場合、設備の生産速度の推移と基準速度を示すグラフを第2グラフ14とすることで、速度ロスが発生している時間帯を時系列で表すことができる。
<第1表示画面の生成:S106>
出力部2060は、第1グラフ12及び第2グラフ14を含む表示画面10を生成する(S106)。出力部2060は、表示画面10において第1グラフ12と第2グラフ14の時間軸が揃うように、第1グラフ12と第2グラフ14を配置することが好適である。ここで、「2つのグラフの時間軸が揃っている」とは、例えば、2つのグラフの時間軸が互いに平行であり、これらの時間軸を通過する同一垂線上の時点が互いに同一の時点を表すことを意味する。ただし、第1グラフ12と第2グラフ14の時間軸を通る垂線上の時点は、必ずしも厳密に一致する必要はない。第1グラフ12の時間軸における或る時点と第2グラフ14の時間軸におけるその時点とが、画面の垂直方向(時間軸が水平方向である場合)又は水平方向(時間軸が垂直方向である場合)において一致しているように人の目から見えればよい。
出力部2060が生成する表示画面10は、画面を表す画像であってもよいし、所定の加工を施すことで画面を表す画像を生成できるデータであってもよい。後者の例としては、例えば HTML ファイルが挙げられる。表示画面10が HTML ファイルとして生成される場合、このHTML ファイルをブラウザ等のアプリケーションで処理することにより、表示画面10を表す画像が生成される。
<表示画面10の出力:S108>
出力部2060は、表示画面10を出力する(S108)。表示画面10の出力方法は様々である。図8は、第1表示画面の出力方法のバリエーションを例示する図である。
図8の上段のケースでは、出力部2060は、情報処理装置2000に接続されているディスプレイ装置30に表示画面10を表示させる。これに対し、図8の下段のケースでは、出力部2060は、情報処理装置2000と通信可能に接続されている外部端末40に対して表示画面10を送信する。そして外部端末40は、外部端末40に接続されているディスプレイ装置50に表示画面10を表示させる。図8の下段のケースでは、例えば、情報処理装置2000はサーバ装置として機能し、外部端末40はクライアント装置として機能する。
<その他の機能>
情報処理装置2000は、出来高が不足している時間帯とロスが発生している時間帯との関連を把握することをより容易にする機能を有することが好適である。例えば情報処理装置2000は、第1グラフ12において或る時間帯を指定するユーザ操作を受け付ける。例えば図1の第1グラフ12において、タップ操作やクリック操作などによって各四角形を選択できるようにする。情報処理装置2000は、このユーザ操作に応じ、第2グラフ14において、第1グラフ12で指定された時間帯と同じ時間帯又はその時間帯と一部が重複する時間帯のデータを強調表示する。
図9は、第1グラフ12におけるデータの選択に応じて第2グラフ14について強調表示を行う例を示す図である。図9の上段では、第1グラフ12のデータ60が選択されている。ここで、第2グラフにおいて、データ60が表す時間帯と重複する時間帯のデータは、データ70-1及び70-2である。そこで情報処理装置2000は、図9の下段に示すように、データ70-1及びデータ70-2の枠を他の枠よりも太くすることで、これらのデータを強調表示する。なお、強調表示の方法は枠を太くする方法に限定されない。なお図9では、第1グラフ12において選択されたデータについても、強調表示が行われている。
上述した強調表示を行う際、強調表示する時間帯においてロスが発生しているか否かに応じて、強調表示の方法を異ならせることがさらに好適である。図10は、ロス発生の有無に応じた強調表示を例示する図である。図10の表示画面10は、強調表示の方法が異なる点を除き、図9の下段の表示画面10と同じである。
図10において、データ70-1はロスが発生している時間帯を表しており、データ70-2はロスが発生していない時間帯を表している。そのため、データ70-1とデータ70-2が互いに異なる方法で強調されている。
なお、ロスが発生している時間帯は、ロスが発生していない時間帯と比較し、ユーザによる関心が大きいと考えられる。そこで、ロスが発生している時間帯を表すデータの強調表示は、ロスが発生していない時間帯を表すデータの強調表示よりも目立つものにすることが好適である。例えば、ロスが発生している時間帯を表すデータの枠線の太さを、ロスが発生していない時間帯を表すデータの枠線の太さよりも太くする。
[利用例]
ここでは、情報処理装置2000の具体的な利用例について説明する。ここで示す利用例は、情報処理装置2000が利用される状況の一例を示して情報処理装置2000の理解を容易にするためのものであり、情報処理装置2000が利用される状況を限定するものではない。
図11は、利用例の表示画面10を例示する図である。対象選択エリア16は、第1グラフ12と第2グラフ14の生成対象とする設備等を選択するための入力エリアである。まず、対象日付欄において、どの日時について第1グラフ12と第2グラフ14を生成するかを選択することができる。例えば図11では、2017年10月17日における出来高情報とロス情報を用いて、第1グラフ12と第2グラフ14が生成される。
第1グラフ12の生成対象とする装置は、工場欄、ライン欄、又は工程ブロック欄に対して入力を行うことで、絞り込むことができる。例えば図11では、工場欄で工場F2を選択することで、ライン欄に表示されるラインが工場F2に設置されているものに限定される。また、ライン欄で「製造ラインL2」選択することにより、工程ブロック欄に表示される工程ブロックが製造ラインL2に含まれる工程ブロックに限定される。なお、工程ブロックとは、1つのラインに含まれる複数の装置を、工程ごとにグループ分けしたものである。さらに、工程ブロック欄で工程P2を選択することにより、装置欄に表示される装置が工程P2に属するものに限定される。
装置欄には、装置M1からM3が表示されている。このうち、装置M1とM2が選択されている。そのため、第1グラフ12には、装置M1とM2についてのデータが表示されている。第1グラフ12において、出来高が基準を満たしている時間帯は白色の四角形で表されており、出来高が基準を満たしていない時間帯は斜線で塗られている四角形で表されている。
なお、実際には、出来高が基準を満たしている時間帯には、緑色など、好適な状況を連想させる色を用いることが好適である。一方で、出来高が基準を満たしていない時間帯には、赤色など、好ましくない状況を連想させる色を用いることが好適である。
表示画面10には、第2グラフ14-1と第2グラフ14-2という2つの第2グラフ14が含まれている。第2グラフ14-1は、装置M1と装置M2それぞれについて、故障停止ロスに関するデータが示されている。故障停止ロスが発生していない時間帯が白色の四角形で表されており、故障停止ロスが発生している時間帯が斜線で塗られている四角形で表されている。
なお、実際には、ロスが発生していない時間帯には、緑色など、好適な状況を連想させる色を用いることが好適である。また、ロスが発生している時間帯には、赤色など、好ましくない状況を連想させる色を用いることが好適である。
さらには、ロスが発生していない時間帯の色と、出来高が基準を満たしている時間帯の色は、同一の色又は同系色の色にすることが好適である。同様に、ロスが発生している時間帯の色と、出来高が基準を満たしていない時間帯の色は、同一の色又は同系色の色にすることが好適である。
第2グラフ14-2は、装置M1と装置M2それぞれについて発生した故障内容に関するデータが表示されている。第2グラフ14-1の故障停止ロスの故障内容を表しており、出来高が基準を満たしていない時間帯に、発生していた故障内容の把握が容易になる。
グラフ16は、選択されている工程ブロックの最終設備における出来高を1時間単位で示している。ここで、図11の例では、工程ブロックP2が選択されており、工程ブロックP2には順に装置M1からM3が含まれている。そのため、グラフ16は、装置M3における出来高を示している。
グラフ16は、第1グラフ12及び第2グラフ14の生成対象とする期間を選択するために利用できる。具体的には、情報処理装置2000は、グラフ16について、時系列で連続する2つ以上の時間帯(例えば12時と13時など)のデータを選択する入力を受け付ける。そして情報処理装置2000は、ここで選択された時間帯について、第1グラフ12及び第2グラフ14を生成する。図11では、グラフ16において10時から20時までが選択されているため、10時から20時についての第1グラフ12及び第2グラフ14が生成されている。なお、選択されている状態はドット柄の模様で表されている。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
1. 良品の生産量が基準を満たしている時間帯と、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯とを互いに識別可能に時系列で表す第1グラフを生成する第1生成部と、
ロスが発生した時間帯を時系列で表す第2グラフを生成する第2生成部と、
前記第1グラフと前記第2グラフを含む表示画面を出力する出力部と、を有する情報処理装置。
2. 前記第1グラフと前記第2グラフの時間軸の粒度は同一であり、
前記出力部は、前記第1グラフと前記第2グラフの時間軸が揃うように、前記第1グラフと前記第2グラフを前記表示画面に配置する、1.に記載の情報処理装置。
3. 前記出力部は、前記第1グラフにおいていずれかの時間帯のデータを選択する入力が行われた場合に、前記第2グラフにおけるその時間帯のデータを強調表示する、1.又は2.に記載の情報処理装置。
4. 前記ロスの種類は、段取り作業に伴うロス(段取りロス)、刃具交換に伴うロス(刃具ロス)、及び生産の準備に伴うロス(生産準備ロス)、設備の故障に伴う停止によるロス(故障停止ロス)、装置間における部品のやりとりに伴うロス(干渉ロス)、生成された部品に不良が発生することによるロス(不良ロス)、装置の処理速度が想定より低いことに伴うロス(速度ロス)の内のいずれか複数である、1.乃至3.いずれか一つに記載の情報処理装置。
5. コンピュータによって実行される制御方法であって、
良品の生産量が基準を満たしている時間帯と、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯とを互いに識別可能に時系列で表す第1グラフを生成する第1生成ステップと、
ロスが発生した時間帯を時系列で表す第2グラフを生成する第2生成ステップと、
前記第1グラフと前記第2グラフを含む表示画面を出力する出力ステップと、を有する制御方法。
6. 前記第1グラフと前記第2グラフの時間軸の粒度は同一であり、
前記出力ステップにおいて、前記第1グラフと前記第2グラフの時間軸が揃うように、前記第1グラフと前記第2グラフを前記表示画面に配置する、5.に記載の制御方法。
7. 前記出力ステップにおいて、前記第1グラフにおいていずれかの時間帯のデータを選択する入力が行われた場合に、前記第2グラフにおけるその時間帯のデータを強調表示する、5.又は6.に記載の制御方法。
8. 前記ロスの種類は、段取り作業に伴うロス(段取りロス)、刃具交換に伴うロス(刃具ロス)、及び生産の準備に伴うロス(生産準備ロス)、設備の故障に伴う停止によるロス(故障停止ロス)、装置間における部品のやりとりに伴うロス(干渉ロス)、生成された部品に不良が発生することによるロス(不良ロス)、装置の処理速度が想定より低いことに伴うロス(速度ロス)の内のいずれか複数である、5.乃至7.いずれか一つに記載の制御方法。
9. 5.乃至8.いずれか一つに記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
この出願は、2018年2月21日に出願された日本出願特願2018-029063号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (9)

  1. 良品の生産量が基準を満たしている時間帯と、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯とを互いに識別可能に時系列で表す第1グラフを生成する第1生成部と、
    ロスが発生した時間帯を時系列で表す第2グラフを生成する第2生成部と、
    前記第1グラフと前記第2グラフを含む表示画面を出力する出力部と、を有し、
    前記第1グラフは、良品の生産量が基準を満たしている時間帯を表す第1態様のデータと、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯を表す第2態様のデータとを、同一の時間軸上に示し、前記第1態様と前記第2態様は異なる態様であり、
    前記第2グラフは、第1の故障が発生した時間帯を表す第3のデータと、第2の故障が発生した時間帯を表す第4のデータとを、同一の時間軸上に示し、前記第3のデータと前記第4のデータは、前記時間軸と交わる第2の軸上で、それぞれ互いに異なる位置に配置されている、情報処理装置。
  2. 前記第1グラフと前記第2グラフの時間軸の粒度は同一であり、
    前記出力部は、前記第1グラフと前記第2グラフの時間軸が揃うように、前記第1グラフと前記第2グラフを前記表示画面に配置する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力部は、前記第1グラフにおいていずれかの時間帯のデータを選択する入力が行われた場合に、前記第2グラフにおけるその時間帯のデータを強調表示する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ロスの種類は、段取り作業に伴うロス(段取りロス)、刃具交換に伴うロス(刃具ロス)、及び生産の準備に伴うロス(生産準備ロス)、設備の故障に伴う停止によるロス(故障停止ロス)、装置間における部品のやりとりに伴うロス(干渉ロス)、生成された部品に不良が発生することによるロス(不良ロス)、装置の処理速度が想定より低いことに伴うロス(速度ロス)の内のいずれか複数である、請求項1乃至3いずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    良品の生産量が基準を満たしている時間帯と、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯とを互いに識別可能に時系列で表す第1グラフを生成する第1生成ステップと、
    ロスが発生した時間帯を時系列で表す第2グラフを生成する第2生成ステップと、
    前記第1グラフと前記第2グラフを含む表示画面を出力する出力ステップと、を有し、
    前記第1グラフは、良品の生産量が基準を満たしている時間帯を表す第1態様のデータと、良品の生産量が基準を満たしていない時間帯を表す第2態様のデータとを、同一の時間軸上に示し、前記第1態様と前記第2態様は異なる態様であり、
    前記第2グラフは、第1の故障が発生した時間帯を表す第3のデータと、第2の故障が発生した時間帯を表す第4のデータとを、同一の時間軸上に示し、前記第3のデータと前記第4のデータは、前記時間軸と交わる第2の軸上で、それぞれ互いに異なる位置に配置されている、制御方法。
  6. 前記第1グラフと前記第2グラフの時間軸の粒度は同一であり、
    前記出力ステップにおいて、前記第1グラフと前記第2グラフの時間軸が揃うように、前記第1グラフと前記第2グラフを前記表示画面に配置する、請求項5に記載の制御方法。
  7. 前記出力ステップにおいて、前記第1グラフにおいていずれかの時間帯のデータを選択する入力が行われた場合に、前記第2グラフにおけるその時間帯のデータを強調表示する、請求項5又は6に記載の制御方法。
  8. 前記ロスの種類は、段取り作業に伴うロス(段取りロス)、刃具交換に伴うロス(刃具ロス)、及び生産の準備に伴うロス(生産準備ロス)、設備の故障に伴う停止によるロス(故障停止ロス)、装置間における部品のやりとりに伴うロス(干渉ロス)、生成された部品に不良が発生することによるロス(不良ロス)、装置の処理速度が想定より低いことに伴うロス(速度ロス)の内のいずれか複数である、請求項5乃至7いずれか一項に記載の制御方法。
  9. 請求項5乃至8いずれか一項に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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