JP7070513B2 - 電池システム - Google Patents
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Description
本開示は、電池システムに関する。
特開2018-092748号公報(特許文献1)は、リチウムイオン電池の容量回復方法を開示している。
一般に、リチウムイオン電池(以下「電池」と略記され得る)においては、負極の面積が、正極の面積より大きい。充電時にリチウム(Li)の析出を抑制するためである。負極の面積が、正極の面積より大きいため、負極は、正極と対向している対向領域と、正極と対向していない非対向領域とを含むことになる。
通常、負極の非対向領域は、充放電反応に関与しない。しかし、例えば、電池が繰り返し使用されるうちに、対向領域から非対向領域へとLiイオンが移動することがある。非対向領域へと移動したLiイオンは、その後、充放電反応に関与しない。すなわち、電池容量の損失となる。
従来、非対向領域から対向領域へLiイオンを戻す方法も提案されている。非対向領域から対向領域へLiイオンが戻ることにより、電池容量が回復し得る。例えば、特許文献1においては、電池を加熱すること、電池を過放電すること等が提案されている。しかし、加熱および過放電は、負極活物質にストレスを与える可能性がある。一時的に容量が回復したとしても、その後、負極活物質の劣化が促進される可能性もある。
本開示の目的は、負極活物質の劣化を抑制しつつ、非対向領域から対向領域へLiイオンを戻すことである。
以下、本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし、本開示の作用メカニズムは推定を含んでいる。作用メカニズムの正否により、特許請求の範囲が限定されるべきではない。
電池システムは、リチウムイオン電池および制御装置を含む。
リチウムイオン電池は、正極および負極を含む。負極は、対向領域および非対向領域を含む。対向領域は、正極と対向している。非対向領域は、正極と対向していない。
対向領域および非対向領域の各々は、第1負極活物質および第2負極活物質を含む。第1負極活物質は、第1充放電電位を有する。第2負極活物質は、第2充放電電位を有する。第1充放電電位は、第2充放電電位より高い。
制御装置は、負極が中間電位を維持するように、リチウムイオン電池の電圧を制御する。中間電位は、第2充放電電位より高く、かつ第1充放電電位より低い。
リチウムイオン電池は、正極および負極を含む。負極は、対向領域および非対向領域を含む。対向領域は、正極と対向している。非対向領域は、正極と対向していない。
対向領域および非対向領域の各々は、第1負極活物質および第2負極活物質を含む。第1負極活物質は、第1充放電電位を有する。第2負極活物質は、第2充放電電位を有する。第1充放電電位は、第2充放電電位より高い。
制御装置は、負極が中間電位を維持するように、リチウムイオン電池の電圧を制御する。中間電位は、第2充放電電位より高く、かつ第1充放電電位より低い。
本開示においては、負極が、第1負極活物質および第2負極活物質を含む。第1負極活物質は、第1充放電電位(P1)を有する。第2負極活物質は、第2充放電電位(P2)を有する。「P1>P2」の関係が満たされている。したがって、負極は混成電位を有することになる。
制御装置は、非対向領域に移動したLiイオンを、対向領域に戻す処理を実行する。本明細書においては、当該処理が「容量回復処理」とも記される。具体的には、制御装置は、負極が中間電位(Pm)を維持するように、電池の電圧を制御する。「P1>Pm>P2」の関係が満たされている。中間電位(Pm)は、電池の使用範囲内にある。中間電位(Pm)において、第1負極活物質および第2負極活物質は、過度なストレスを受けないと考えられる。
負極が中間電位を維持している間、非対向領域に移動したLiイオンが、対向領域に移動し得る。このメカニズムの詳細は、現時点では不明である。例えば、第1負極活物質と第2負極活物質との間の電位障壁が小さくなることにより、Liイオンの束縛が解かれ、Liイオンが可動しやすくなるためと考えることもできる。
本開示の電池システムにおいては、加熱および過放電を伴わず、非対向領域から対向領域へLiイオンが戻され得る。すなわち、負極活物質の劣化が抑制されつつ、非対向領域から対向領域へLiイオンが戻され得る。
以下、本開示の実施形態(本明細書においては「本実施形態」とも記される)が説明される。ただし以下の説明は、特許請求の範囲を限定するものではない。
<電池システム>
図1は、本実施形態における電池システムを示すブロック図である。
電池システム1000は、電池100および制御装置200を含む。電池システム1000は、例えば、電動車両等に搭載されていてもよい。電池100と制御装置200とは、例えば、ケーブル等により接続されていてもよい。電池100と制御装置200とは、例えば、無線ネットワーク等により接続されていてもよい。
図1は、本実施形態における電池システムを示すブロック図である。
電池システム1000は、電池100および制御装置200を含む。電池システム1000は、例えば、電動車両等に搭載されていてもよい。電池100と制御装置200とは、例えば、ケーブル等により接続されていてもよい。電池100と制御装置200とは、例えば、無線ネットワーク等により接続されていてもよい。
<リチウムイオン電池>
電池100は、任意の形態を有し得る。電池100は、例えば、角形電池であってもよいし、円筒形電池であってもよし、ラミネート型電池であってもよい。電池100は、液系電池であってもよいし、ポリマー電池であってもよいし、全固体電池であってもよい。本実施形態においては、一例として、液系のラミネート型電池が説明される。
電池100は、任意の形態を有し得る。電池100は、例えば、角形電池であってもよいし、円筒形電池であってもよし、ラミネート型電池であってもよい。電池100は、液系電池であってもよいし、ポリマー電池であってもよいし、全固体電池であってもよい。本実施形態においては、一例として、液系のラミネート型電池が説明される。
図2は、本実施形態におけるリチウムイオン電池を示す概略図である。
電池100は、パウチ90および電極群50を含む。パウチ90は、電極群50を収納している。電極群50に電解液が含浸されている。パウチ90は、アルミラミネートフィルム製である。パウチ90は、その周縁が熱溶着されることにより、密封される。
電池100は、パウチ90および電極群50を含む。パウチ90は、電極群50を収納している。電極群50に電解液が含浸されている。パウチ90は、アルミラミネートフィルム製である。パウチ90は、その周縁が熱溶着されることにより、密封される。
図3は、本実施形態における電極群を示す断面概念図である。
電極群50は積層型である。電極群50は、セパレータ30を挟んで、正極10と負極20とが交互にそれぞれ1枚以上積層されることにより形成されている。電極群50は、例えば、巻回型であってもよい。
電極群50は積層型である。電極群50は、セパレータ30を挟んで、正極10と負極20とが交互にそれぞれ1枚以上積層されることにより形成されている。電極群50は、例えば、巻回型であってもよい。
《負極》
負極20は、シート状の部品である。負極20は、例えば、10μm以上200μm以下の厚さを有していてもよい。負極20は、正極10より大きい面積を有している。負極20は、対向領域FRおよび非対向領域NRを含む。対向領域FRは、正極10と対向している。非対向領域NRは、正極10と対向していない。
負極20は、シート状の部品である。負極20は、例えば、10μm以上200μm以下の厚さを有していてもよい。負極20は、正極10より大きい面積を有している。負極20は、対向領域FRおよび非対向領域NRを含む。対向領域FRは、正極10と対向している。非対向領域NRは、正極10と対向していない。
負極20は、負極活物質を含む。負極20は、例えば、負極集電体の表面に、負極活物質が塗着されることにより、形成され得る。負極集電体は、例えば銅(Cu)箔等を含んでいてもよい。負極20は、バインダ等をさらに含んでいてもよい。バインダは、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等を含んでいてもよい。
本実施形態の負極活物質は、第1負極活物質および第2負極活物質を含む。すなわち負極20が、第1負極活物質および第2負極活物質を含む。第1負極活物質および第2負極活物質は、対向領域FRおよび非対向領域NRの各々に含まれている。
第1負極活物質は、第1充放電電位(P1)を有する。第2負極活物質は、第2充放電電位(P2)を有する。「充放電電位」は、ハーフセルにおいて測定される。ハーフセルは、作用極、対極、セパレータおよび電解液を含む。作用極は、測定対象の負極活物質を含む。対極は、Li金属である。作用極と対極とは、セパレータを挟んで互いに対向する。電解液はセパレータに含浸されている。
ハーフセルにおいて、0.1Cの電流値により、1.2Vから0.05Vまでの間で、充放電が実施される。「C」は電流値の単位である。「1C」の電流値においては、理論容量が1時間で放電される。例えば「0.1C」の電流値においては、理論容量が10時間で放電される。理論容量は、作用極に含まれる負極活物質の質量と、該負極活物質の比容量とから求められる。充電時のSOC-電位曲線における電位の平均値(第1平均値)が求められる。放電時のSOC-電位曲線における電位の平均値(第2平均値)が求められる。第1平均値と第2平均値との平均値が「充放電電位」とみなされる。
なお「SOC(state of charge)」は、充電状態を示す。「SOC-電位曲線」は、SOCが横軸であり、電位が縦軸である直交座標に描かれる曲線を示す。
本実施形態においては、「P1>P2」の関係が満たされている。「P1>P2」の関係が満たされる限り、第1負極活物質および第2負極活物質の各々は、特に限定されるべきではない。例えば、黒鉛、ソフトカーボン、ハードカーボン、珪素、酸化珪素、珪素基合金、錫、酸化錫、錫基合金、およびチタン酸リチウムからなる群より、「P1>P2」の関係が満たされるように、2種の負極活物質が選択されてもよい。
例えば、第1負極活物質が酸化珪素であり、かつ第2負極活物質が黒鉛であってもよい。酸化珪素は、0.4V(vs.Li/Li+)程度の充放電電位を有し得る。黒鉛は、0.1V(vs.Li/Li+)程度の充放電電位を有し得る。第1負極活物質が酸化珪素であり、かつ第2負極活物質が黒鉛である時、「P1>P2」の関係が満たされる。
負極20が、例えば、2層構造を有していてもよい。例えば、負極20が、第1層と第2層とを含んでいてもよい。第1層と第2層とは、負極20の厚さ方向に積層されていてもよい。第1層が第1負極活物質を含んでいてもよい。第2層が第2負極活物質を含んでいてもよい。負極20が2層構造を有することにより、容量回復処理の際に、Liイオンの移動が促進される可能性がある。
《正極》
正極10は、シート状の部品である。正極10は、例えば、10μm以上200μm以下の厚さを有していてもよい。正極10は、正極活物質を含む。正極10は、例えば、正極集電体の表面に、正極活物質が塗着されることにより、形成され得る。正極集電体は、例えば、アルミニウム(Al)箔等を含んでいてもよい。
正極10は、シート状の部品である。正極10は、例えば、10μm以上200μm以下の厚さを有していてもよい。正極10は、正極活物質を含む。正極10は、例えば、正極集電体の表面に、正極活物質が塗着されることにより、形成され得る。正極集電体は、例えば、アルミニウム(Al)箔等を含んでいてもよい。
正極10は、導電材、バインダ等をさらに含んでいてもよい。導電材は、例えばカーボンブラック等を含んでいてもよい。バインダは、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等を含んでいてもよい。
正極活物質は、特に限定されるべきではない。正極活物質は、例えば、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、ニッケルコバルトアルミン酸リチウム、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム(例えばLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2等)、およびリン酸鉄リチウムからなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
《セパレータ》
セパレータ30は、正極10と負極20との間に配置されている。セパレータ30は、例えば、5μm以上50μm以下の厚さを有していてもよい。セパレータ30は、例えば電気絶縁性の多孔質膜等を含んでいてもよい。セパレータ30は、例えば、多孔質ポリオレフィン膜等を含んでいてもよい。セパレータ30は、例えば、多孔質ポリエチレン(PE)膜を含んでいてもよい。セパレータ30は、例えば、多孔質ポリプロピレン(PP)膜を含んでいてもよい。
セパレータ30は、正極10と負極20との間に配置されている。セパレータ30は、例えば、5μm以上50μm以下の厚さを有していてもよい。セパレータ30は、例えば電気絶縁性の多孔質膜等を含んでいてもよい。セパレータ30は、例えば、多孔質ポリオレフィン膜等を含んでいてもよい。セパレータ30は、例えば、多孔質ポリエチレン(PE)膜を含んでいてもよい。セパレータ30は、例えば、多孔質ポリプロピレン(PP)膜を含んでいてもよい。
《電解液》
電解液は、液体電解質である。電解液は、溶媒および支持塩を含む。溶媒は、例えば、エチレンカーボネート(EC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)およびジエチルカーボネート(DEC)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。支持塩は、例えば、LiPF6、LiBF4およびLi[N(FSO2)2]からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。電解液は、溶媒および支持塩に加えて、各種の添加剤をさらに含んでいてもよい。
電解液は、液体電解質である。電解液は、溶媒および支持塩を含む。溶媒は、例えば、エチレンカーボネート(EC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)およびジエチルカーボネート(DEC)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。支持塩は、例えば、LiPF6、LiBF4およびLi[N(FSO2)2]からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。電解液は、溶媒および支持塩に加えて、各種の添加剤をさらに含んでいてもよい。
<制御装置>
制御装置200は、例えば、演算装置、記憶装置、入出力インターフェイス等を含んでいてもよい。制御装置200は、例えば、充放電装置を含んでいてもよい。
制御装置200は、例えば、演算装置、記憶装置、入出力インターフェイス等を含んでいてもよい。制御装置200は、例えば、充放電装置を含んでいてもよい。
制御装置200は、少なくとも電池100の電圧を制御する。制御装置200は、例えば、電池100の電流、温度等をさらに制御してもよい。制御装置200は、例えば、電池容量を監視する機能を有していてもよい。電池容量の減少に応じて、制御装置200が、容量回復処理の実行タイミングを決定してもよい。
図4は、本実施形態における制御の一例を示す概略フローチャートである。
図4の概略フローチャートにおいては、例えば、電池システム1000が電動車両に搭載される形態が想定されている。制御装置200における制御は、例えば「(a)停止状態の確認」、「(b)要否の判断」、および「(c)容量回復処理」を含む。
図4の概略フローチャートにおいては、例えば、電池システム1000が電動車両に搭載される形態が想定されている。制御装置200における制御は、例えば「(a)停止状態の確認」、「(b)要否の判断」、および「(c)容量回復処理」を含む。
まず、電動車両が停止状態にあることが確認される。停止状態であることが確認された後、容量回復処理の要否が判断される。例えば、電池容量の減少量が、基準値を超えている時、容量回復処理が必要と判断されてもよい。
《容量回復処理》
制御装置200は、容量回復処理を実行する。すなわち、制御装置200は、負極20が中間電位(Pm)を維持するように、電池100の電圧を制御する。これにより、非対向領域NRに移動したLiイオンが、対向領域FRに戻され得る。例えば、電池100が充電または放電されることにより、電池100の電圧が調整される。調整後の電圧において、所定時間、定電圧方式の充電が実行されてもよい。
制御装置200は、容量回復処理を実行する。すなわち、制御装置200は、負極20が中間電位(Pm)を維持するように、電池100の電圧を制御する。これにより、非対向領域NRに移動したLiイオンが、対向領域FRに戻され得る。例えば、電池100が充電または放電されることにより、電池100の電圧が調整される。調整後の電圧において、所定時間、定電圧方式の充電が実行されてもよい。
中間電位(Pm)は、第2充放電電位(P2)より高く、かつ第1充放電電位(P1)より低い。すなわち、「P1>Pm>P2」の関係が満たされる。例えば、第1負極活物質が酸化珪素である時、P1は、0.4V(vs.Li/Li+)程度であり得る。第2負極活物質が黒鉛である時、P2は、0.1V(vs.Li/Li+)程度であり得る。この時、中間電位(Pm)は、0.1V(vs.Li/Li+)超0.4V(vs.Li/Li+)未満であり得る。中間電位(Pm)は、例えば、0.2V(vs.Li/Li+)以上0.3V(vs.Li/Li+)以下であってもよい。
中間電位(Pm)における持続時間は、例えば、電池容量の減少量等に応じて適宜変更され得る。中間電位(Pm)における持続時間は、例えば0.1時間以上10時間以下であってもよい。中間電位(Pm)における持続時間は、例えば1時間以上5時間以下であってもよい。中間電位(Pm)における持続時間は、例えば2時間以上4時間以下であってもよい。
本実施形態における容量回復処理は、例えば、室温環境下で実行され得る。容量回復処理は、例えば、15℃以上35℃以下の温度環境下で実行されてもよい。
以下、本開示の実施例(本明細書においては「本実施例」とも記される)が説明される。ただし以下の説明は、特許請求の範囲を限定するものではない。
<供試電池の作製>
《供試電池1》
1.正極の作製
以下の正極材料が準備された。
《供試電池1》
1.正極の作製
以下の正極材料が準備された。
(正極材料)
正極活物質:LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2(平均粒子径 10μm)
導電材:アセチレンブラック(AB)
バインダ:PVdF
正極集電体:Al箔
正極活物質:LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2(平均粒子径 10μm)
導電材:アセチレンブラック(AB)
バインダ:PVdF
正極集電体:Al箔
分散媒中に、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2、ABおよびPVdFが分散されることにより、正極スラリーが調製された。正極スラリーにおいて、固形分の混合比は、「LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2/AB/PVdF=87/10/3(質量比)」であった。正極スラリーがAl箔の表裏両面に塗布されることにより、正極原反が作製された。正極原反が所定寸法に切断されることにより、正極が作製された。
2.負極の作製
以下の材料が準備された。
以下の材料が準備された。
(負極材料)
第1負極活物質:酸化珪素
第2負極活物質:黒鉛(市販の人造黒鉛および天然黒鉛)
バインダ:SBR、CMC
分散媒:水
負極集電体:Cu箔
第1負極活物質:酸化珪素
第2負極活物質:黒鉛(市販の人造黒鉛および天然黒鉛)
バインダ:SBR、CMC
分散媒:水
負極集電体:Cu箔
本実施例における酸化珪素は、次の手順により準備された。
市販の二酸化珪素(SiO2)の粉末と、市販の金属珪素(Si)の粉末とが混合された。これにより混合粉末が調製された。密閉構造を有する反応容器が準備された。先に調製された混合粉末が反応容器内に充填された。反応容器内において、アルゴン(Ar)雰囲気下、1300から1400℃の温度に混合粉末が加熱された。これにより昇華ガスが生成された。昇華ガスは一酸化珪素(SiO)からなると考えられる。昇華ガスが冷却されることにより、酸化珪素の粉末が形成された。酸化珪素の粉末が捕集された。捕集された酸化珪素の粉末が粉砕された。
市販の二酸化珪素(SiO2)の粉末と、市販の金属珪素(Si)の粉末とが混合された。これにより混合粉末が調製された。密閉構造を有する反応容器が準備された。先に調製された混合粉末が反応容器内に充填された。反応容器内において、アルゴン(Ar)雰囲気下、1300から1400℃の温度に混合粉末が加熱された。これにより昇華ガスが生成された。昇華ガスは一酸化珪素(SiO)からなると考えられる。昇華ガスが冷却されることにより、酸化珪素の粉末が形成された。酸化珪素の粉末が捕集された。捕集された酸化珪素の粉末が粉砕された。
水中に、黒鉛、酸化珪素、CMCおよびSBRが分散されることにより、負極スラリーが調製された。固形分の混合比は、「黒鉛/酸化珪素/CMC/SBR=76/20/2/2(質量比)」であった。負極スラリーがCu箔の表裏両面に塗布されることにより、負極原反が作製された。負極原反が所定寸法に切断されることにより、負極が作製された。
3.組み立て
20枚の正極と、21枚の負極とが交互に積層されることにより、電極群が形成された。正極と負極との各間には、セパレータがそれぞれ配置された。セパレータは、多孔質PE膜であった。
20枚の正極と、21枚の負極とが交互に積層されることにより、電極群が形成された。正極と負極との各間には、セパレータがそれぞれ配置された。セパレータは、多孔質PE膜であった。
アルミラミネートフィルム製のパウチが準備された。パウチに電極群が収納された。パウチに電解液が注入された。熱溶着により、パウチが密封された。以上より、供試電池1が作製された。供試電池1は、ラミネート型電池であった。なお、本実施例における電解液は、以下の組成を有していた。
(電解液の組成)
溶媒:EC/DMC/EMC=3/4/3(体積比)
支持塩:LiPF6(1.0mоl/L)
溶媒:EC/DMC/EMC=3/4/3(体積比)
支持塩:LiPF6(1.0mоl/L)
《供試電池2》
負極スラリーにおける固形分の混合比が「酸化珪素/CMC/SBR=96/2/2(質量比)」に変更されることを除いては、供試電池1と同様に、供試電池2が作製された。
負極スラリーにおける固形分の混合比が「酸化珪素/CMC/SBR=96/2/2(質量比)」に変更されることを除いては、供試電池1と同様に、供試電池2が作製された。
《供試電池3》
負極スラリーにおける固形分の混合比が「黒鉛/CMC/SBR=96/2/2(質量比)」に変更されることを除いては、供試電池1と同様に、供試電池3が作製された。
負極スラリーにおける固形分の混合比が「黒鉛/CMC/SBR=96/2/2(質量比)」に変更されることを除いては、供試電池1と同様に、供試電池3が作製された。
<容量回復試験>
1.初期容量の測定
2枚の金属板が準備された。2枚の金属板の間に電池が挟み込まれた。2枚の金属板によって電池に所定圧力が加わるように、2枚の金属板が固定された。すなわち、2枚の金属板によって、電池が拘束された。
1.初期容量の測定
2枚の金属板が準備された。2枚の金属板の間に電池が挟み込まれた。2枚の金属板によって電池に所定圧力が加わるように、2枚の金属板が固定された。すなわち、2枚の金属板によって、電池が拘束された。
電池の拘束後、定電流-定電圧方式の充電により、電池の初回充電が実施された。0.2Cの電流値により、電圧が4.2Vに到達するまで定電流方式の充電が実施された。
4.2Vに到達後、電流値が0.05Cに減衰するまで、定電圧方式の充電が実施された。これにより電池が満充電状態にされた。その後、0.2Cの電流値により、電圧が2.5Vに到達するまで定電流方式の放電が実施された。この時の放電容量が初期容量とされた。
2.第1サイクル試験(1から100サイクル)
初期容量の測定後、充放電が100サイクル実施された。1サイクルは、以下条件の充電と放電との一巡を示す。
初期容量の測定後、充放電が100サイクル実施された。1サイクルは、以下条件の充電と放電との一巡を示す。
充電条件:定電流方式、電流値=0.5C、カット電圧=4.2V
放電条件:定電流方式、電流値=0.5C、カット電圧=2.5V
放電条件:定電流方式、電流値=0.5C、カット電圧=2.5V
100サイクル後、初期容量と同様に、放電容量が測定された。この時の放電容量が100サイクル時容量とされた。100サイクル時容量が初期容量で除されることにより、100サイクル時容量維持率が求められた。さらに、下記式により「回復前の劣化係数」が求められた。
(回復前の劣化係数)=|(100サイクル時容量維持率)-(100%)|÷100サイクル
「回復前の劣化係数」は、サイクル回数-容量維持率曲線における、1サイクルと100サイクルとの間の傾きの平均値を示す。「サイクル回数-容量維持率曲線」は、サイクル回数が横軸であり、容量維持率が縦軸である直交座標に描かれる曲線を示す。
3.容量回復処理
定電圧方式の充電により、電池が3時間充電された。すなわち、負極電位が3時間維持された。負極電位は、0、0.1、0.2、0.3、0.4または0.5V(vs.Li/Li+)のいずれかであった(図5から図7におけるグラフの横軸を参照のこと)。3時間後、初期容量と同様に、放電容量が測定された。この時の放電容量が回復後容量とされた。100サイクル時容量と、回復後容量とから、容量回復量が算出された。
定電圧方式の充電により、電池が3時間充電された。すなわち、負極電位が3時間維持された。負極電位は、0、0.1、0.2、0.3、0.4または0.5V(vs.Li/Li+)のいずれかであった(図5から図7におけるグラフの横軸を参照のこと)。3時間後、初期容量と同様に、放電容量が測定された。この時の放電容量が回復後容量とされた。100サイクル時容量と、回復後容量とから、容量回復量が算出された。
4.第2サイクル試験(101から200サイクル)
容量回復処理後、1から100サイクルと同一条件により、101から200サイクルの充放電が実施された。200サイクル後、初期容量と同様に、放電容量が測定された。この時の放電容量が200サイクル時容量とされた。200サイクル時容量が初期容量で除されることにより、200サイクル時容量維持率が求められた。さらに、下記式により「回復後の劣化係数」が求められた。
容量回復処理後、1から100サイクルと同一条件により、101から200サイクルの充放電が実施された。200サイクル後、初期容量と同様に、放電容量が測定された。この時の放電容量が200サイクル時容量とされた。200サイクル時容量が初期容量で除されることにより、200サイクル時容量維持率が求められた。さらに、下記式により「回復後の劣化係数」が求められた。
(回復後の劣化係数)=|(200サイクル時容量維持率)-(100サイクル時容量維持率)|÷100サイクル
「回復後の劣化係数」は、サイクル回数-容量維持率曲線における、101サイクルと200サイクルとの間の傾きの平均値を示す。
5.回復前後の劣化係数比
「回復後の劣化係数」が、「回復前の劣化係数」で除されることにより、「回復前後の劣化係数比」が求められた。回復前後の劣化係数比が1より大きい場合、容量回復処理によって、負極活物質の劣化が促進されたと考えられる。
「回復後の劣化係数」が、「回復前の劣化係数」で除されることにより、「回復前後の劣化係数比」が求められた。回復前後の劣化係数比が1より大きい場合、容量回復処理によって、負極活物質の劣化が促進されたと考えられる。
以上の容量回復試験は、図5から図7におけるグラフの横軸に示される、各負極電位について実施された。
<結果>
図5は、供試電池1における容量回復試験の結果を示すグラフである。
供試電池1は、2種の負極活物質を含む。すなわち供試電池1は、負極活物質として、酸化珪素(第1負極活物質)と、黒鉛(第2負極活物質)とを含む。
図5は、供試電池1における容量回復試験の結果を示すグラフである。
供試電池1は、2種の負極活物質を含む。すなわち供試電池1は、負極活物質として、酸化珪素(第1負極活物質)と、黒鉛(第2負極活物質)とを含む。
図5において、容量回復処理時の負極電位が0.1V(vs.Li/Li+)超0.4V(vs.Li/Li+)未満である時、回復前後の劣化係数比が実質的に1を維持したまま、電池容量が回復している。すなわち、該電位範囲において、負極活物質の劣化が抑制されつつ、非対向領域から対向領域へLiイオンが戻っていると考えられる。
ここで、0.4V(vs.Li/Li+)は、第1負極活物質の充放電電位〔すなわち第1充放電電位(P1)〕に相当する。0.1V(vs.Li/Li+)は、第2負極活物質の充放電電位〔すなわち第2充放電電位(P2)〕に相当する。したがって、容量回復処理時の負極電位が0.1V(vs.Li/Li+)超0.4V(vs.Li/Li+)未満であった時、負極は、「P1>Pm>P2」の関係を満たす、中間電位(Pm)を有していたことになる。
図6は、供試電池2における容量回復試験の結果を示すグラフである。
供試電池2は、1種の負極活物質を単独で含む。すなわち供試電池2は、負極活物質として、酸化珪素のみを含む。
供試電池2は、1種の負極活物質を単独で含む。すなわち供試電池2は、負極活物質として、酸化珪素のみを含む。
図6において、容量回復処理時の負極電位が0.4V(vs.Li/Li+)以上である時、容量の回復がみられる。しかし、負極電位が0.4V(vs.Li/Li+)以上である時、回復前後の劣化係数比が1.3程度まで上昇している。
図7は、供試電池3における容量回復試験の結果を示すグラフである。
供試電池3は、1種の負極活物質を単独で含む。すなわち供試電池3は、負極活物質として、黒鉛のみを含む。
供試電池3は、1種の負極活物質を単独で含む。すなわち供試電池3は、負極活物質として、黒鉛のみを含む。
図7において、容量回復処理時の負極電位が0.2V(vs.Li/Li+)以上である時、容量の回復がみられる。しかし、負極電位が0.2V(vs.Li/Li+)以上である時、回復前後の劣化係数比が1.2から1.3程度まで上昇している。
本実施形態および本実施例は、すべての点で例示である。本実施形態および本実施例は、制限的ではない。特許請求の範囲の記載によって確定される技術的範囲は、特許請求の範囲と均等の意味におけるすべての変更を含む。特許請求の範囲の記載によって確定される技術的範囲は、特許請求の範囲と均等の範囲内におけるすべての変更も含む。
10 正極、20 負極、30 セパレータ、50 電極群、90 パウチ、100 電池(リチウムイオン電池)、200 制御装置、1000 電池システム、FR 対向領域、NR 非対向領域。
Claims (1)
- リチウムイオン電池
および
制御装置
を含み、
前記リチウムイオン電池は、
正極および負極を含み、
前記負極は、対向領域および非対向領域を含み、
前記対向領域は、前記正極と対向しており、
前記非対向領域は、前記正極と対向しておらず、
前記対向領域および前記非対向領域の各々は、第1負極活物質および第2負極活物質を含み、
前記第1負極活物質は、第1充放電電位を有し、
前記第2負極活物質は、第2充放電電位を有し、
前記第1充放電電位は、前記第2充放電電位より高く、
前記制御装置は、
前記負極が中間電位を維持するように、前記リチウムイオン電池の電圧を制御し、
前記中間電位は、前記第2充放電電位より高く、かつ前記第1充放電電位より低い、
電池システム。
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