JP7070467B2 - ねじ締め不良判定装置、ねじ締め装置、ねじ締め不良判定方法、および制御プログラム - Google Patents

ねじ締め不良判定装置、ねじ締め装置、ねじ締め不良判定方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ねじ締め不良判定装置、ねじ締め装置、ねじ締め不良判定方法、および制御プログラムに関する。
従来、上下方向に軸動される電動ドライバーを備えたねじ締め装置において、ビット軸の回転変化量が所定の範囲内であるか否かに応じて、ねじ締めの良否判定を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7-223132号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ねじの公差の影響を受けること等により、正確にねじ締めの良否判定を行うことができない場合があった。例えば、ねじ穴に挿入されたねじを回転させて、ねじを締める際に、ねじが伸びる。それゆえ、ねじの伸びに応じてビット軸の回転変化量が変化する。また、回転量は、ねじと被締結物との間の摩擦、およびトルクのばらつき等の影響を受けるため、ビット軸の回転変化量に基づいてねじ締めの良否判定を行った場合、誤判定が生じる可能性があるという問題がある。
本発明の一態様は、精度良く、ねじ締めの良否判定を行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るねじ締め不良判定装置は、ドライバーの軸方向における位置を取得する位置取得部と、ねじをねじ穴に挿入し前記ねじを仮着座させた後の本締め工程において、前記ドライバーの前記軸方向における前記位置の、仮着座時からの変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに不良が発生したと判定する不良判定部とを備える。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るねじ締め不良判定方法は、ねじをねじ穴に挿入し前記ねじを仮着座させたときのドライバーの軸方向における位置を第1位置として取得する第1位置取得ステップと、前記ねじを仮着座させた後の本締め工程において、前記ドライバーの前記軸方向における位置を第2位置として取得する第2位置取得ステップと、前記第1位置から前記第2位置への変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに不良が発生したと判定する不良判定ステップとを含む。
前記の構成によれば、ドライバーの軸方向における位置の、仮着座時からの変化量に基づいて、ねじ締めの良否判定を行う。仮着座時からの変化量は、ばらつきが小さい。例えば、本締め工程においてねじが伸びても、ドライバーの軸方向における位置には影響しない。それゆえ、精度良く、ねじ締めの良否判定を行うことができる。
また、本発明の一態様に係るねじ締め不良判定装置は、前記仮着座時とは、挿入される前記ねじの座面が被締結物に接した時点である。
前記の構成によれば、不良が無い場合には、ドライバーの軸方向における位置の変化量が少ない、ねじの座面が被締結物に接した時点以降の本締め工程における変化量に基づいてねじ締めの良否判定を行うため、精度良く、ねじ締めの良否判定を行うことができる。
また、本発明の一態様に係るねじ締め不良判定装置では、前記ねじをねじ穴に挿入し前記ねじを仮着座させる仮着座工程は、前記ドライバーに与える回転トルクが前記ねじの締め付けトルクより小さい第1トルクに達するまで行われる。
前記の構成によれば、仮着座工程を、ドライバーに与える回転トルクに応じて完了させるため、仮着座工程において、ねじを締めつけ過ぎることなく、仮着座工程の後の、本締め工程におけるねじ締めの良否判定を、ドライバーの軸方向における位置の、仮着座時からの変化量に基づいて、精度良く行うことができる。
また、本発明の一態様に係るねじ締め不良判定装置では、前記仮着座工程の後の前記本締め工程は、前記ドライバーに与える回転トルクが前記締め付けトルクである第2トルクに達するまで行われる。
例えば、第2トルクとは、規定の締め付けトルクである。前記の構成によれば、仮着座後から本締め完了の間における、ドライバーの軸方向における位置の変化量に基づいて、ねじ締めの良否判定を精度良く行うことができる。
また、本発明の一態様に係るねじ締め不良判定装置は、ねじ締めに不良が発生したと判定されると、前記ねじの先端がねじ穴の底に着いた不良の発生、または、前記ねじの座面と被締結物との間に異物が挟み込まれた不良の発生を通知する通知部を備える。
前記の構成によれば、ねじ締めの不良の種類として、底付き、または、異物挟み込みによるねじ締めの不良の発生を通知することができる。例えばユーザは、ねじ締めの不良の種類に応じた対応をとることができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るねじ締め装置は、前記のねじ締め不良判定装置と、前記ドライバーに回転トルクを与える第1モータと、前記ドライバーを前記軸方向に移動させる第2モータとを備える。
前記の構成によれば、第1モータの回転トルクに基づいて、仮着座工程と、本締め工程と、を制御する共に、第2モータによるドライバーの軸方向への移動量に応じてねじ締めの良否判定を行うことができる。よって、本締め工程において、ねじ締めの良否判定を行うことができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御プログラムは、前記のねじ締め不良判定装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記位置取得部、および、前記不良判定部としてコンピュータを機能させる。
前記の構成によれば、制御プログラムにより、精度良く、ねじ締めの良否判定を行うことができる。
本発明の一態様によれば、精度良く、ねじ締めの良否判定を行うことができる。
本発明の実施形態に係るねじ締めシステムの概要を示すブロック図である。 PLCの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るねじ締めシステムの外観構成を示す図である。 底付きによる不良が生じているねじを模式的に示す図である。 (a)は本締め工程中のR軸位置の変化を示す図であり、(b)は本締め工程中のZ軸位置の変化を示す図である。 本締め工程中のZ軸位置の変化量を示す図である。 本締め工程中のR軸位置の変化量を示す図である。 異物挟み込みによる不良が生じているねじを模式的に示す図である。 (a)は本締め工程中のR軸位置の変化を示す図であり、(b)は本締め工程中のZ軸位置の変化を示す図である。 本締め工程中のR軸位置の変化量を示す図である。
以下、本発明の一側面に係る実施形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
§1 適用例
図1は、本発明の実施形態に係るねじ締めシステム1の概要を示すブロック図である。図1に示すように、ねじ締めシステム1は、PLC(Programmable Logic Controller)10(ねじ締め不良判定装置)、カプラ20、回転用サーボ30(第1モータ)、および往復用サーボ40(第2モータ)を備えている。ねじ締めシステム1は、後述するドライバー50(図3参照)の、軸周りでの回転運動および軸方向への往復運動により、ねじ締め動作を行う。このとき、PLC10は、ねじ締め動作の制御を行うとともに、当該ねじ締め動作における不良の発生を判定する。
本明細書においては、ねじ締め動作における不良とは、ねじに規定のトルクが与えられたにもかかわらず、当該ねじが十分な締結力を発揮しない状態、またはねじの座面の下に異物が挟み込まれている状態を意味し、特に、
・底付き:ねじがねじ穴よりも長い、または異物がねじ穴に溜まっているなどの理由で、ねじ締め動作が途中で止まる。
および
・異物挟み込み:ねじの座面の下に異物が挟み込まれている。
による不良の発生を判定する。
回転用サーボ30は、ドライバー50の軸周りの回転運動(R軸方向の運動)を生じさせるモータである。また、回転用サーボ30は、自身の回転速度(deg./s)、回転量(deg.)、および回転トルク(定格トルクに対する割合(%))をカプラ20へ出力する。
往復用サーボ40は、ドライバー50の軸方向への往復運動(Z軸方向の運動)を生じさせるモータである。また、往復用サーボ40は、自身の回転によるドライバー50の移動速度(mm/s)、移動位置(mm)、および移動トルク(定格トルクに対する割合(%))をカプラ20へ出力する。
カプラ20は、PLC10と、回転用サーボ30および往復用サーボ40と、を接続する。詳細には、カプラ20は、PLC10から受信した制御信号を回転用サーボ30および往復用サーボ40へ送信する。また、カプラ20は、回転用サーボ30から受信した、回転用サーボ30の回転速度、回転量および回転トルクをPLC10へ送信する。また、カプラ20は、往復用サーボ40から受信した、往復用サーボ40の回転によるドライバー50の移動速度、移動位置および移動トルクをPLC10へ送信する。
以下の説明では、回転用サーボ30の回転速度、回転量および回転トルク、並びに往復用サーボ40の回転によるドライバー50の移動速度、移動位置および移動トルクを総称してパラメータと称することがある。
図2は、PLC10の構成を示すブロック図である。PLC10は、ねじ締めシステム1の動作を制御する。図2に示すように、PLC10は、制御部11、通信部12、位置取得部13、不良判定部14、および通知部15を備える。
制御部11は、回転用サーボ30および往復用サーボ40を制御するための制御信号を通信部12へ出力する。通信部12は、制御部11から入力された制御信号をカプラ20へ送信する。制御信号は、カプラ20を介して回転用サーボ30および往復用サーボ40へ送信され、回転用サーボ30および往復用サーボ40を制御する。制御部11は、回転用サーボ30および往復用サーボ40を同期させて制御する。また、制御部11は、回転用サーボ30および往復用サーボ40のパラメータを当該回転用サーボ30および往復用サーボ40制御にフィードバックする。
通信部12は、回転用サーボ30および往復用サーボ40から、カプラ20を介してパラメータを受信する。通信部12は、受信したパラメータを図示しない記憶装置に記憶させる。また、受信したパラメータを記憶するための記憶装置を、ねじ締めシステム1が備えていてもよい。
位置取得部13は、通信部12がカプラ20から受信したパラメータを参照して、回転用サーボ30の回転速度、回転量および回転トルク、並びに、往復用サーボ40によるドライバー50の移動速度、軸方向における位置、および移動トルクを取得する。位置取得部13は、通信部12からパラメータを取得してもよいし、記憶装置からパラメータを取得してもよい。位置取得部13は、これらのパラメータに基づいて、ドライバー50の軸方向における位置を取得する。
不良判定部14は、位置取得部13が取得したドライバー50の軸方向における位置を参照して、ねじ締めに不良が発生したか否かを判定する。具体的には、不良判定部14は、ドライバー50の軸方向における位置の変化量が所定の閾値より大きいか否かに基づいて、ねじ締めに不良が発生したか否かを判定する。
通知部15は、不良判定部14によってねじ締めに不良が発生したと判定された場合には、不良の発生を通知する。PLC10は、通知部15によってカプラ20に不良の発生を通知することで、回転用サーボ30および往復用サーボ40の動作を停止させてもよい。また、PLC10は、通知部15によって、ねじ締めの不良の発生を外部の機器に通知することができてもよい。
§2 構成例
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、詳細に説明する。
(ねじ締めシステム1の構成)
図3は、本実施形態に係るねじ締めシステム1の外観の構成例を簡易的に示す図である。図3に示すように、ねじ締めシステム1は、回転用サーボ30(第1モータ)、往復用サーボ40(第2モータ)、ドライバー50、およびボールねじ60を備えたねじ締め装置5と、図3には示されていない、上述のPLC10、およびカプラ20と、備えている。
ドライバー50は、先端にドライバービット51を有し、ねじ締めを行う。ドライバー50は、回転用サーボ30により与えられる回転トルクにより軸周りで回転運動しながら、往復用サーボ40によって、軸方向に移動することで、ねじ締め動作を実行する。以下の説明では、ドライバー50の軸方向のうち、ねじ締めの過程でドライバー50が移動する方向を下方と称する。
回転用サーボ30は、ドライバー50の上方に配され、ドライバー50の軸周りの回転運動を生じさせる。
ボールねじ60は、ドライバー50を上下に移動可能に、ドライバー50と、回転用サーボ30とを一体に支持する。
往復用サーボ40は、ボールねじ60の上部に設けられ、ボールねじ60の回転運動を生じさせる。往復用サーボ40によるボールねじ60の回転運動が、ドライバー50の上下方向への直線運動に変換され、ドライバー50が上下に往復運動する。
(ねじ締め動作)
ねじ締めシステム1によるねじ締めの動作は、以下のとおりである。
まず、制御部11は、ドライバービット51の先端に、例えば吸着によりねじを保持した状態で、当該ねじが被締結物のねじ締めを行う箇所に設置されるように、ボールねじ60の回転運動によりドライバー50を下降させる下降工程を実行する。下降工程において、制御部11は、ねじが被締結物のねじ穴に入る寸前まで、ドライバー50を下降させる。制御部11は、ドライバー50のZ軸位置が所定の位置となると、Z軸の位置決めを完了する。
次に、制御部11は、ドライバー50を、ねじが仮着座するまで、ねじを回転させながら押し当てる仮着座工程を実行する。ここで、仮着座とは、ねじの座面が被締結物に接した時点の状態を指し、見た目では、ねじが、ねじ穴に入っている状態である。
制御部11は、ねじを締結物のねじ穴に挿入し、当該ねじを仮着座させる仮着座工程を、ドライバー50に与える回転トルク(R軸トルク)が、ねじの締め付けトルクより小さい第1トルクに達するまで行う。ねじの締め付けトルクは、JISや各種規定によって、例えばねじの種類に応じて決められているトルクであり、第1トルクは、例えば、回転用サーボ30の定格出力が50%以上となった場合のトルクである。制御部11は、ねじが仮着座するまで、仮着座工程を行う。
ところで、仮着座工程の初期には、ねじの締結物のねじ穴への挿入開始時に、R軸トルクが、回転用サーボ30の出力が定格出力の50%以上となった場合のトルクより高くなる。このため、制御部11は、仮着座の誤判定を回避するために、例えば、仮着座工程の開始から1000msは仮着座完了の判定を行わない。
続いて、制御部11は、ねじを仮着座させた後、さらにねじを回転させながらねじにドライバー50を押し当てる本締め工程を行う。この、仮着座工程の後の本締め工程は、回転用サーボ30がドライバー50に与える回転トルクが規定の締め付けトルクである第2トルクに達するまで行われる。制御部11は、例えば、R軸トルクが、回転用サーボ30の出力が定格出力の150%以上となった場合のトルクになるまで本締め工程を行う。
制御部11は、本締め工程が完了した後、回転用サーボ30の回転トルクと、往復用サーボ40の押し付けトルクとを本締め状態のままで所定時間保持する本締め保持工程を実行する。制御部11は、本締め保持工程において、例えば、本締め状態を100ミリ秒保持する。
その後、制御部11は、回転用サーボ30の回転を停止し、R軸トルクを0%以下にして、ねじを解放する解放工程を実行する。
続いて、制御部11は、ボールねじ60の回転運動によりドライバー50を上方へ移動させて、ドライバー50のZ軸位置を原点位置に復帰させる原点復帰工程を実行することで、ねじ締め動作を完了する。
(底付き判定)
次に、ドライバー50の軸方向における位置の、仮着座時からの変化量を参照して、底付きを判定する処理について説明する。
図4は、底付きしたねじ70を模式的に示す図である。図4に示すように、被締結物80をワーク90(締結物)に締結するためのねじ70のねじ軸が、ねじ穴81と被締結物80とよりも長いことにより、ねじ70のねじ軸72が完全にねじ穴81に挿入されていない状態で、ねじ先端73が、ねじ穴底82に到達してしまい、ねじ締め動作が途中で止まってしまう「底付き」による不良が生じる場合がある。または異物がねじ穴81に溜まっている場合にも、底付きによる不良が生じる場合がある。
なお、本実施形態では、ねじ締めを行う箇所に雌ねじが予め切られた状態(タップ)のワークに対してねじ締めを行う例を用いて、ねじ締めシステム1によるねじ締め動作を示している。
上述した、本締め工程において、位置取得部13は、通信部12を介して、カプラ20から、R軸位置と、Z軸位置とを取得する。ここで、R軸位置は、回転用サーボ30の回転量であり、Z軸位置は、原点位置からの移動距離である。
不良判定部14は、位置取得部13が取得したドライバー50の軸方向における位置に基づいて、ねじ締めに、底付きによる不良が発生したか否かを判定する。
図5の(a)は、底付きが生じた場合(ng_bottoming)と、問題なくねじ締め動作が完了した場合(ok)との、本締め工程中のR軸位置の変化を示す図である。横軸は時間を示し、縦軸はR軸位置を示す。図5の(b)は、底付きが生じた場合(ng_bottoming)と、問題なくねじ締め動作が完了した場合(ok)との、本締め工程中のZ軸位置の変化を示す図である。横軸は時間を示し、縦軸はZ軸位置を示す。図5の(a)、および図5の(b)において、indexとは、1indexが2msecを示し、index=1250は、2.5秒である。
図6は、各ねじの本締め工程中における、底付きが生じている場合(ng_bottoming)と、底付きが生じていない場合(ok)との、Z軸位置の変化量を示す図である。横軸は各ねじのねじ締めの開始時間を示し、縦軸はZ軸位置の変化量を示す。
図7は、各ねじの本締め工程中における、底付きが生じている場合(ng_bottoming)と、底付きが生じていない場合(ok)との、R軸位置の変化量を示す図である。横軸は各ねじのねじ締めの開始時間を示し、縦軸はR軸位置の変化量を示す。
図5の(a)、および図5の(b)に示すように、本締め工程中において、ねじ締めに、底付きによる不良が発生した場合の、時間変化に伴う、ドライバー50のR軸位置と、Z軸位置との変化量は、底付きによる不良が発生していない場合よりも大きくなる。不良判定部14は、本締め工程において、ドライバー50の軸方向における位置の、仮着座時からの変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに底付きによる不良が発生したと判定する。
図6、および図7に示すように、底付きによる不良が発生していない場合のドライバー50のR軸位置の変化量と、Z軸位置の変化量とでは、R軸位置の方が、変化量のねじ毎のばらつきが大きくなる。これは、R軸位置の変化量は、ねじと被締結物との間の摩擦、およびトルクのばらつき等の影響を受けやすいからである。
さらに、図6に示すように、本締め工程中における各ねじのZ軸位置の変化量は、底付きによる不良が発生していない場合では、ねじ締め動作毎のばらつきはほぼ見られず、底付きによる不良が発生している場合では、ねじ締め動作毎のばらつきが大きくなっている。これは、底付きによる不良が発生していない場合には、本締め工程開始時には、ねじ70の座面71が、被締結物80に接触した状態であり、ねじ頭の位置によって決まるZ軸位置がねじ締め動作間でほぼ一定となるためである。また、底付きによる不良が発生していない場合には、本締め工程中においても、ねじ70のねじ軸72が伸び、軸力(締め付ける力)が発生するが、その際、Z軸位置(ねじ70の頭の位置)はほとんど変化しない。
一方で、底付きによる不良が発生している場合には、本締め工程開始時に、ねじ70の座面71が、被締結物80に接触した状態となっているとは限らず、ねじ頭の位置によって決まるZ軸位置がねじ締め動作間でばらついてしまう。また、底付きによる不良が発生している場合には、本締め工程中に、ねじ70の先端73もしくはねじ穴81の底82が変形し、ねじ70がねじ穴81に入って行くことにより、Z軸位置が、ねじ毎に大きくばらつく。
このように、Z軸位置は、本締め工程開始時、および、本締め工程中において、底付きによる不良が発生していない場合では、ばらつきが見られず、底付きによる不良が発生している場合には、大きくばらつく。一方で、本締め工程開始時、および、本締め工程中のR軸位置は、底付きによる不良が発生していない場合であっても、ねじ70の座面71と、被締結物80との接触面での摩擦などの影響により、ねじ締め動作毎にばらついてしまう。
よって、不良判定部14は、ねじ毎の公差の影響を受けることなく、かつ、底付きによる不良が発生していない場合の、本締め工程開始時、および、本締め工程中における位置が安定する、Z軸位置の変化量に基づいて、ねじ締めに底付きによる不良が発生したか否かを判定することで、精度良く、不良の発生を判定することができる。
また、例えば、本締め工程開始時のZ軸位置の絶対値に基づいて、底付きによる不良の判定を行うことも可能であるが、この場合には、ねじの公差の影響を受けるとともに、ねじの公差の影響を加味した場合には、わずかな底付きは判定することができなくなる。よって、仮着座時からの、Z軸位置の変化量に基づいてねじ締めに底付きによる不良が発生したか否かを判定することで、精度良く、不良の発生を判定することができる。
ところで、仮着座工程の完了は、ドライバー50に与える回転トルクが、第1トルクに達することで検知されるため、図5の(a)、および図5の(b)に示すように、ねじ締めに、底付きによる不良が発生している場合には、仮着座工程の完了が、底付きによる不良が発生していない場合に比べて早く検知される。このため、ねじ締めに底付きによる不良が発生している場合、本締め工程が、底付きによる不良が発生していない場合に比べて早く開始され、本締め工程の開始タイミングのばらつきも大きくなる。
位置取得部13は、第1位置取得ステップにおいて、まず、ねじ70をねじ穴81に挿入し、ねじ70を仮着座させたときのドライバー50の軸方向における位置を第1位置として取得する。
続いて、位置取得部13は、第2位置取得ステップにおいて、ねじ70を仮着座させた後の本締め工程において、ドライバー50の軸方向における位置を第2位置として取得する。
位置取得部13は、本締め工程の開始タイミングで、第1位置を取得し、第1位置取得後、所定時間毎に(例えば0.002秒毎に)、第2位置を取得してもよい。
不良判定部14は、不良判定ステップにおいて、位置取得部13が取得した第1位置と、第2位置と、参照する。不良判定部14は、不良判定ステップにおいて、第1位置から第2位置への変化量が閾値より大きければ(大きくなれば)、ねじ締めに不良が発生したと判定する。不良判定部14は、例えば、本締め工程の開始タイミングに取得した第1位置から第2位置への変化量が、閾値より大きければ、ねじ締めに、底付きによる不良が発生したと判定する。
不良判定部14によって、ねじ締めに、ねじ70の先端73がねじ穴81の底82に着いた底付きによる不良が発生したと判定されると、PLC10は、当該不良の発生を、通知部15の機能により、ユーザ、または、他の機械に通知する。
また、PLC10は、不良判定部14によって、ねじ締めに不良が発生したと判定されると、通知部15の機能により、底付きによる不良の発生をねじ締め装置5に通知して、ねじ締め動作を中止させてもよい。また、不図示の提示装置に底付きによる不良の発生を通知して、画像表示、音声出力等により、ユーザに、底付きによる不良の発生を提示してもよい。
上述したように、ねじ締めシステム1は、ドライバー50のZ軸位置の、仮着座時からの変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに不良が発生したと判定するため、正確に底付きによる不良が発生しているか否かを判定することができる。
〔実施形態2〕
以下、本発明の実施形態2について、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態2に係る、ねじ締めシステム1の構成は、図1~図3を用いて説明した実施形態1のねじ締めシステム1と同様である。実施形態2に係る、ねじ締めシステム1は、ねじ締めにおける、異物挟み込みによる不良が発生したか否かを判定する点で、実施形態1とは異なる。
(異物挟み込み判定)
次に、ドライバー50の軸方向における位置の、仮着座時からの変化量を参照して、異物挟み込みを判定する処理について説明する。
図8は、異物挟み込みによる不良が生じているねじ70を模式的に示す図である。図8に示すように、被締結物80を、ワーク90に締結するためのねじ70の座面71と、被締結物80との間に、異物85が挟まった状態で、ねじ締め動作が行われる場合がある。このような場合には、ねじ締め動作が途中で止まってしまう「異物挟み込み」による不良が生じる。異物85は、例えば、アルミ屑、半田ボール等である。
上述した、本締め工程において、位置取得部13は、通信部12を介して、カプラ20から、R軸位置と、Z軸位置とを取得する。ここで、R軸位置は、回転用サーボ30の回転量であり、Z軸位置は、原点位置からの移動距離である。
不良判定部14は、位置取得部13が取得したドライバー50の軸方向における位置に基づいて、ねじ締めに、異物挟み込みによる不良が発生したか否かを判定する。
図9の(a)は、異物挟み込みが生じた場合と、問題なくねじ締め動作が完了した場合との、本締め工程中のR軸位置の変化を示す図である。図9の(a)において、ng_aluminium_trashは、アルミ屑の挟み込みによる不良が生じた場合のR軸位置の変化を示し、ng_solderは、半田ボールの挟み込みによる不良が生じた場合のR軸位置の変化を示している。横軸は時間を示し、縦軸はR軸位置を示す。
図9の(b)は、異物挟み込みが生じた場合と、問題なくねじ締め動作が完了した場合との、本締め工程中のZ軸位置の変化を示す図である。図9の(b)において、ng_aluminium_trashは、アルミ屑の挟み込みによる不良が生じた場合のZ軸位置の変化を示し、ng_solderは、半田ボールの挟み込みによる不良が生じた場合のZ軸位置の変化を示している。横軸は時間を示し、縦軸はZ軸位置を示す。図9の(a)、および図9の(b)において、indexとは、1indexが2msecを示し、index=1250は、2.5秒である。
図10は、各ねじの本締め工程中における、異物挟み込みが生じている場合(ng_aluminium_trashまたはng_solder)と、異物挟み込みが生じていない場合(ok)との、R軸位置の変化量を示す図である。横軸は各ねじのねじ締めの開始時間を示し、縦軸はR軸位置の変化量を示す。
図9の(a)、および図9の(b)に示すように、本締め工程中において、ねじ締めに、異物挟み込みによる不良が発生した場合の、時間変化に伴う、ドライバー50のR軸位置の変化量と、Z軸位置の変化量とは、異物挟み込みによる不良が発生していない場合よりも大きくなる。不良判定部14は、本締め工程において、ドライバー50の軸方向における位置の、仮着座時からの変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに、異物挟み込みによる不良が発生したと判定する。
異物挟み込みによる不良が発生していない場合のドライバー50のR軸位置と、Z軸位置とでは、R軸位置の方が、変化量のねじ毎のばらつきが大きくなる。これは、R軸位置の変化量は、ねじと被締結物との間の摩擦、およびトルクのばらつき等の影響を受けやすいからである。
本締め工程におけるZ軸位置の変化量は、図6を用いて説明した、底付きによる不良の影響と同様に、異物挟み込みによる不良が発生していない場合でも、ねじ締め動作毎のばらつきはほぼ見られない。一方で、異物挟み込みによる不良が発生している場合では、本締め工程におけるZ軸位置の変化量は、ねじ締め動作毎のばらつきが大きくなる。
図10に示すように、本締め工程開始時におけるR軸位置は、異物挟み込みによる不良が発生していない場合であっても、ねじ締め動作毎にばらついてしまう。これは、ねじ70の座面71と、被締結物80と、異物85と、の接触面での摩擦などの影響により、本締め工程開始時のR軸位置が、ねじ締め動作毎にばらついてしまうためである。
よって、不良判定部14は、ねじ毎の公差の影響を受けることなく、かつ、異物挟み込みによる不良が発生していない場合の、本締め工程開始時、および、本締め工程中における位置が安定する、Z軸位置の変化量に基づいて、ねじ締めに、異物挟み込みによる不良が発生したか否かを判定することで、精度良く、不良の発生を判定することができる。
通知部15は、不良判定部14によって、ねじ締めに不良が発生したと判定されると、ねじの座面71と、被締結物80との間に異物が挟み込まれた不良の発生をユーザ、または、ねじ締め装置5を含む他の機械に通知する。
上述したように、ねじ締めシステム1は、ドライバー50のZ軸位置の、仮着座時からの変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに、異物挟み込みによる不良が発生したと判定するため、精度良く、異物挟み込みによる不良が発生しているか否かを判定することができる。
〔まとめ〕
実施形態1、および、実施形態2に説明したように、PLC10は、ドライバー50の軸方向における位置を取得する位置取得部13と、ねじをねじ穴に挿入し、ねじを仮着座させた後の本締め工程において、ドライバー50のZ軸方向における位置の、仮着座時からの変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに、底付き、または、異物挟み込みによる不良が発生したと判定する不良判定部とを備えている。よって、ねじの公差、および、本締め工程中のねじと被締結物との間の摩擦などによる影響を受けない、ドライバー50のZ軸位置に基づいて、ねじ締めの不良を精度良く判定することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
PLC10の制御ブロック(特に制御部11、通信部12、位置取得部13、不良判定部14、および通知部15)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、PLC10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 ねじ締めシステム
10 PLC(ねじ締め不良判定装置)
11 制御部
12 通信部
13 位置取得部
14 不良判定部
15 通知部
30 回転用サーボ(第1モータ)
40 往復用サーボ(第2モータ)
50 ドライバー

Claims (9)

  1. ドライバーの軸方向における位置を取得する位置取得部と、
    ねじをねじ穴に挿入し、前記ねじを仮着座させた後の本締め工程において、前記ドライバーの前記軸方向における前記位置の、仮着座時からの変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに不良が発生したと判定する不良判定部とを備える、ねじ締め不良判定装置。
  2. 前記仮着座時とは、挿入される前記ねじの座面が被締結物に接した時点である、請求項1に記載のねじ締め不良判定装置。
  3. 前記ねじをねじ穴に挿入し、前記ねじを仮着座させる仮着座工程は、前記ドライバーに与える回転トルクが前記ねじの締め付けトルクより小さい第1トルクに達するまで行われる、請求項1に記載のねじ締め不良判定装置。
  4. 前記仮着座工程の後の前記本締め工程は、前記ドライバーに与える回転トルクが前記締め付けトルクである第2トルクに達するまで行われる、請求項3に記載のねじ締め不良判定装置。
  5. ねじ締めに不良が発生したと判定されると、前記ねじの先端がねじ穴の底に着いた不良の発生、または、前記ねじの座面と被締結物との間に異物が挟み込まれた不良の発生を通知する通知部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のねじ締め不良判定装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のねじ締め不良判定装置と、
    前記ドライバーに回転トルクを与える第1モータと、
    前記ドライバーを前記軸方向に移動させる第2モータとを備える、ねじ締め装置。
  7. ねじ締めに不良が発生したと判定されると、ねじ締めを中止する請求項6に記載のねじ締め装置。
  8. ねじをねじ穴に挿入し、前記ねじを仮着座させたときのドライバーの軸方向における位置を第1位置として取得する第1位置取得ステップと、
    前記ねじを仮着座させた後の本締め工程において、前記ドライバーの前記軸方向における位置を第2位置として取得する第2位置取得ステップと、
    前記第1位置から前記第2位置への変化量が閾値より大きければ、ねじ締めに不良が発生したと判定する不良判定ステップとを含む、ねじ締め不良判定方法。
  9. 請求項1に記載のねじ締め不良判定装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記位置取得部、および、前記不良判定部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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