JP7070102B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

本願の開示する技術は、電子装置に関する。
電子装置としては、冷媒を貯留する液浸槽と、冷媒に浸漬される電子機器とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。このような電子装置において、電子機器を単に冷媒に浸漬するだけでは、電子機器が高発熱部及び低発熱部を有する場合に、高発熱部に加えて低発熱部にも冷媒が供給されるため、高発熱部に対する冷却効率が低下する。
ここで、高発熱部に対する冷却効率を向上させるために、冷媒を供給するポンプ等を用い、高発熱部に供給する冷媒の流量を増加させることも考えられる。しかしながら、この場合には、ポンプの消費電力が増加し、電子装置の運用コストが増大する虞がある。
そこで、液浸槽の冷媒吸入口と電子機器との間に複数の穴を有するパネルを配置すると共に、電子機器の各発熱部に適量の冷媒が供給されるように各穴の大きさを調節する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この技術では、液浸槽の容積に対するパネルの体積が小さいため、使用する冷媒を少なくすることができず、多くの冷媒を必要とするため、コストアップになる。したがって、高発熱部に対する冷却効率を向上させつつ、使用する冷媒を少なくできるようにするためには、改善の余地がある。
特開2018-011001号公報 特開昭63-138799号公報 特開平2-82561号公報 国際公開第2014/147837号パンフレット 実開昭61-94317号公報
本願の開示する技術は、一つの側面として、高発熱部に対する冷却効率を向上させつつ、使用する冷媒を少なくできる電子装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術によれば、液浸槽と、冷媒吸入口と、電子機器と、ブロックとを備える電子装置が提供される。液浸槽は、冷媒を貯留する。冷媒吸入口は、液浸槽の下部に形成され、液浸槽の内側に冷媒を液浸槽の外部から吸入する。電子機器は、冷媒に浸漬される。この電子機器は、第一発熱部と、第一発熱部よりも発熱量が少ない第二発熱部と、第一発熱部及び第二発熱部の下方に位置して下向きに開口する冷媒入口とを有する。ブロックは、冷媒入口における第一発熱部の下方に位置する領域を開放する貫通穴と、冷媒入口における第二発熱部の下方に位置する領域を閉鎖する閉鎖部とを有する。
本願の開示する技術によれば、高発熱部に対する冷却効率を向上させつつ、使用する冷媒を少なくできる。
第一実施形態に係る電子装置の斜視図である。 図1の電子装置の側面断面図である。 図2のブロック付きの電子機器の斜視図である。 図3のブロック付きの電子機器を図3と異なる方向から見た斜視図である。 図3のブロックの斜視図である。 図3のブロック付きの電子機器の内側に冷媒が供給される様子を示す正面図である。 第二実施形態に係る電子装置の側面断面図である。 図7の電子装置に用いられたブロックの斜視図である。 第三実施形態に係る電子装置の側面断面図である。 第四実施形態におけるブロック付きの電子機器の分解斜視図である。 図10の電子機器についてブロックが有る場合と無い場合を比較する図である。 図11の閉鎖部の断面積比率と冷媒の流量の変化比率との関係を示すグラフである。 第五実施形態に係る電子装置の側面断面図である。 図13の電子装置に用いられたパネルの平面図である。 図13の電子装置についてブロックが有る場合と無い場合を比較する図である。 図15のブロックの断面積比率と冷媒の流量の変化比率との関係を示すグラフである。 電気絶縁性冷媒を用いた場合のヒートシンク(発熱体含む)への流量とその熱抵抗の相関について解析を行った結果の一例を示すグラフである。 第六実施形態に係る電子装置の側面断面図である。 第七実施形態に係る電子装置の側面断面図である。 第八実施形態に係る電子装置の側面断面図である。 図20の電子装置に用いられたブロックの斜視図である。 第九実施形態に係る電子装置の側面断面図である。 第一変形例に係るブロックの斜視図である。 図23のブロックを図23と異なる方向から見た斜視図である。 図23のブロックの側面図である。 第二変形例に係るブロックの斜視図である。
[第一実施形態]
はじめに、本願の開示する技術の第一実施形態を説明する。
図2(図1も適宜参照)に示されるように、第一実施形態に係る電子装置E1は、液浸槽10と、電子機器20と、ブロック30とを備える。液浸槽10には、冷媒40が貯留され、電子機器20は、冷媒40に浸漬される。冷媒40(冷媒液)には、絶縁性を有し冷却効率の高い液体として、例えば、フッ素系不活性液体や油が用いられる。
なお、電子装置E1には、複数の電子機器20が備えられている。この複数の電子機器20は、液浸槽10の横幅方向(X方向)に配列された状態で液浸槽10に収容される。この複数の電子機器20は、液浸槽10に着脱自在に固定される。
液浸槽10は、直方体状に形成されており、複数の側壁11を有する。液浸槽10の側壁11の下部には、液浸槽10の内側に冷媒40を吸入する冷媒吸入口13が形成されている。また、液浸槽10の側壁11の上部には、液浸槽10の内側の冷媒40を排出する冷媒排出口14が形成されている。
冷媒吸入口13には、冷媒吸入管15が接続されており、冷媒排出口14には、冷媒排出管16が接続されている。冷媒排出管16と冷媒吸入管15との間には、ポンプや冷却装置等が接続され、冷媒40は、液浸槽10と冷却装置との間を循環する。
電子機器20は、薄型の直方体状に形成されている(図3、図4も参照)。この電子機器20は、液浸槽10の内部に縦に収容される。液浸槽10の対向する一対の側壁11の内壁面には、固定部17がそれぞれ設けられており、電子機器20は、固定部17に固定される。電子機器20の下面20Aには、ブロック30が固定されている(図5も参照)。電子機器20及びブロック30は、液浸槽10に一体に挿入される挿入ユニット100を形成している。
図6に示されるように、電子機器20は、筐体21を有する。筐体21は、電子機器20の上下方向に貫通する箱形の筒状に形成されている。つまり、筐体21の下面には、冷媒入口23が形成されており、筐体21の上面には、冷媒出口24が形成されている。
電子機器20の内側には、高発熱部25と、高発熱部25よりも発熱量が少ない低発熱部26とが形成されている。高発熱部25は、「第一発熱部」の一例であり、低発熱部26は、「第二発熱部」の一例である。電子機器20の内側には、発熱体を有する基板が収容されており、例えば、基板に近い部位が高発熱部25に相当し、基板から遠い部位や、基板の発熱体よりも発熱量が少ない発熱体を有する部位が低発熱部26に相当する。
高発熱部25及び低発熱部26は、液浸槽10の水平方向(図2のX方向)に並んで配置される。本実施形態では、一例として、電子機器20の厚さ方向(X方向)の両側に低発熱部26がそれぞれ位置しており、この両側の低発熱部26の間に高発熱部25が位置している。冷媒入口23は、高発熱部25及び低発熱部26の下方に位置して下向きに開口しており、冷媒出口24は、高発熱部25及び低発熱部26の上方に位置して上向きに開口している。
図3、図4に示されるように、ブロック30は、電子機器20の下面20A(筐体21の下面)と略同じ平面積を有する直方体状に形成されている。このブロック30は、電子機器20の下面20Aに固定されている。図2に示されるように、ブロック30は、冷媒吸入口13よりも上方に位置する。このブロック30は、樹脂等で形成されている。
図6に示されるように、ブロック30は、上下方向(Y方向)に貫通する貫通穴35を有する。貫通穴35は、ブロック30の奥行方向(X方向)の中央部に形成されており、上述の高発熱部25の下方(真下)に位置している。この貫通穴35は、高発熱部25の下方に位置することにより、冷媒入口23における高発熱部25の下方に位置する領域23Aを開放している。
高発熱部25の下方に貫通穴35が配置されることにより、冷媒吸入口13(図2参照)から吸入された冷媒40が貫通穴35によって高発熱部25に案内されるようになっている。第一実施形態において、貫通穴35の断面形状は、四角形状であるが、円形状、楕円形状など種々の形状を採用することが可能である。
ブロック30の奥行方向(X方向)における貫通穴35の両側は、それぞれ閉鎖部36として形成されている。各閉鎖部36は、上述の低発熱部26の下方(真下)に位置している。閉鎖部36は、低発熱部26の下方に位置することにより、冷媒入口23における低発熱部26の下方に位置する領域23Bを閉鎖している。低発熱部26の下方に閉鎖部36が配置されることにより、冷媒吸入口13(図2参照)から吸入された冷媒40が低発熱部26へ流入することを閉鎖部36で阻止するようになっている。
上述の高発熱部25及び低発熱部26は、電子機器20の横幅方向(Z方向)に亘って形成されている。また、これに対応して、図5に示されるように、貫通穴35及び閉鎖部36も、ブロック30の横幅方向(Z方向)に亘って形成されている。
次に、第一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、第一実施形態に係る電子装置E1によれば、電子機器20の下面20Aには、冷媒吸入口13が形成され、この電子機器20の下面20Aにはブロック30が固定されている。このブロック30は、冷媒入口23における高発熱部25の下方に位置する領域23Aを開放する貫通穴35と、冷媒入口23における低発熱部26の下方に位置する領域23Bを閉鎖する閉鎖部36とを有する。
したがって、冷媒吸入口13から吸入された冷媒40は貫通穴35によって高発熱部25に案内されるが、低発熱部26への冷媒40の流入は閉鎖部36によって阻止される。これにより、高発熱部25へ流入する冷媒40の流速を上げることができ、高発熱部25に対する冷却効率を向上させることができる。また、電子機器20では、冷媒入口23の冷媒温度が低く、冷媒出口24の冷媒温度が高いため、その温度差によって冷媒の循環を促進することができる。
また、高発熱部25を優先的に冷却するための部材として、直方体状のブロック30を用いている。したがって、例えば、板状のパネルを用いる場合に比して、液浸槽10の容積に対する体積を大きくできるため、使用する冷媒40を少なくできる。これにより、コストダウンできる。
また、ブロック30は、電子機器20に固定されている。したがって、例えば、高発熱部25の位置が変わる等の仕様変更が電子機器20に生じた場合でも、これに応じてブロック30の形状(貫通穴35の位置や大きさ等)を変更すれば良いので、電子機器20の仕様変更に柔軟に対応することができる。
また、ブロック30は、冷媒40よりも比重が小さい場合、装置全体の重量を低減することができる。
[第二実施形態]
次に、本願の開示する技術の第二実施形態を説明する。
図7に示される第二実施形態に係る電子装置E2は、上述の第一実施形態に係る電子装置E1(図1~図6参照)に対し、次のように構成が変更されている。すなわち、第二実施形態に係る電子装置E2では、電子機器20の横幅方向(Z方向)の両側に低発熱部26がそれぞれ位置しており、この両側の低発熱部26の間に高発熱部25が位置している。
また、貫通穴35は、ブロック30の横幅方向(Z方向)の中央部に形成されており(図8も参照)、上述の高発熱部25の下方(真下)に位置している。この貫通穴35は、高発熱部25の下方に位置することにより、冷媒入口23における高発熱部25の下方に位置する領域23Aを開放している。高発熱部25の下方に貫通穴35が配置されることにより、冷媒吸入口13から吸入された冷媒40が貫通穴35によって高発熱部25に案内されるようになっている。
ブロック30の横幅方向(Z方向)における貫通穴35の両側は、それぞれ閉鎖部36として形成されている(図8も参照)。各閉鎖部36は、上述の低発熱部26の下方(真下)に位置している。閉鎖部36は、低発熱部26の下方に位置することにより、冷媒入口23における低発熱部26の下方に位置する領域23Bを閉鎖している。低発熱部26の下方に閉鎖部36が配置されることにより、冷媒吸入口13から吸入された冷媒40が低発熱部26へ流入することを閉鎖部36で阻止するようになっている。
このように構成されていても、第一実施形態と同様に、冷媒40を高発熱部25に案内しつつ、低発熱部26への冷媒40の流入を阻止することで、高発熱部25へ流入する冷媒40の流速を上げることができる。これにより、高発熱部25に対する冷却効率を向上させることができる。また、直方体状のブロック30を用いることで、使用する冷媒40を少なくできるので、コストダウンできる。
[第三実施形態]
次に、本願の開示する技術の第三実施形態を説明する。
図9に示される第三実施形態に係る電子装置E3は、上述の第二実施形態に係る電子装置E2(図7、図8参照)に対し、次のように構成が変更されている。すなわち、第三実施形態に係る電子装置E3では、ブロック30が下方に延長され、ブロック30の下端30Aが冷媒吸入口13の上縁13Aと同じ高さに位置している。
このように、ブロック30の下端30Aが冷媒吸入口13の上縁13Aと同じ高さに位置していると、冷媒吸入口13から貫通穴35に冷媒40を円滑に流入させつつ、ブロック30の体積が増加するので、使用する冷媒40をより一層少なくできる。
なお、冷媒吸入口13から貫通穴35に冷媒40を流入させることができれば、ブロック30の下端30Aは、冷媒吸入口13の上縁13Aよりも低い位置にあっても良く、また、冷媒吸入口13の下縁13Bよりも低い位置にあっても良い。
このように、ブロック30の下端30Aが、冷媒吸入口13の上縁13Aよりも低い位置、又は、冷媒吸入口13の下縁13Bよりも低い位置にあると、ブロック30の体積がさらに増加するので、使用する冷媒40をさらに少なくできる。
[第四実施形態]
次に、本願の開示する技術の第四実施形態を説明する。
図10に示される第四実施形態では、上述の第二実施形態に係る電子装置E2(図7、図8参照)に対し、電子機器20及びブロック30の構成が次のように変更されている。すなわち、第四実施形態において、電子機器20の筐体21の内側には、一対の隔壁27が設けられている。一対の隔壁27は、電子機器20の横幅方向(Z方向)に対向している。
この一対の隔壁27により、電子機器20の内側は、高発熱部25と、この高発熱部25の両側の低発熱部26に区画されている。一方の低発熱部26は、例えば、高発熱部25よりも発熱量の少ない発熱部であり、他方の低発熱部26は、例えば、電源部である。
また、一対の隔壁27により、冷媒入口23も、高発熱部25と対応する第一冷媒入口55と、低発熱部26に対応する第二冷媒入口56に区画されている。第一冷媒入口55は、冷媒入口23における高発熱部25の下方(真下)に位置する領域23Aに相当し、第二冷媒入口56は、冷媒入口23における低発熱部26の下方(真下)に位置する領域23Bに相当する。
ブロック30は、第一冷媒入口55と連通する第一貫通穴65と、第二冷媒入口56と連通する第二貫通穴66とを有する。第一貫通穴65は、「貫通穴」の一例であり、第一冷媒入口55と略同じ開口面積を有している。第二貫通穴66は、第二冷媒入口56よりも電子機器20の横幅方向(Z方向)に開口面積が小さくなっており、ブロック30には、第二貫通穴66と隣接して閉鎖部36が形成されている。閉鎖部36は、第二貫通穴66に対する第一貫通穴65と反対側に位置しており、第二冷媒入口56の一部を閉鎖している。
このように、閉鎖部36が第二冷媒入口56の一部を閉鎖すると、第二冷媒入口56の残余部(閉鎖されていない部分)が第二貫通穴66によって開放されるので、この第二貫通穴66を通じて低発熱部26に冷媒40を流入させることができる。また、このとき、高発熱部25が低発熱部26よりも発熱量が多いことに対応して、第一冷媒入口55の方が第二冷媒入口56よりも開口面積が大きくなるので、高発熱部25に流入する冷媒40の方が低発熱部26に流入する冷媒40よりも多くなる。これにより、高発熱部25を効率良く冷却することができる。
ここで、図11は、図10の電子機器20についてブロック30が有る場合と無い場合を比較する図である。図11の例では、第一冷媒入口55と第二冷媒入口56とが同じ開口面積である。ここで、ブロック30が無い場合について、第一冷媒入口55及び第二冷媒入口56の開口面積をS、高発熱部25及び低発熱部26にそれぞれ流入する冷媒40の流量をQとする。また、閉鎖部36の断面積比率(閉鎖率)をαとする。閉鎖部36の断面積比率αは、閉鎖部36が無い場合の第二冷媒入口56の開口面積を1とした比率である。
閉鎖部36により、一対の第二冷媒入口56の一部が閉鎖されると、一対の第二冷媒入口56の有効開口面積は、それぞれ(1-α)×Sとなる。また、一対の低発熱部26に流入する冷媒40の流量は、それぞれ(1-α)×Qとなり、高発熱部25に流入する冷媒40の流量は、(1+2α)×Qとなる。
図12は、図11の閉鎖部36の断面積比率と冷媒40の流量の変化比率を示すグラフである。冷媒40の流量の変化比率は、閉鎖部36が無い場合に高発熱部25及び低発熱部26にそれぞれ流入する流量を1とした比率である。グラフG1は、高発熱部25について示しており、グラフG2は、低発熱部26について示している。
図12に示されるように、閉鎖部36の断面積比率αが大きくなるほど高発熱部25に流入する冷媒40の流量は大きくなり、一対の第二冷媒入口56が閉鎖部36によって50%塞がれたときに、高発熱部25に流入する流量が2倍になる。このように、閉鎖部36の断面積比率αを変えることで、高発熱部25及び低発熱部26にそれぞれ流入する冷媒40の流量割合を調節することができる。
なお、第四実施形態において、一対の低発熱部26の発熱量は、異なっていても良い。つまり、一対の低発熱部26が中発熱部及び低発熱部に相当することで、電子機器20は、高発熱部、中発熱部、低発熱部を有していても良い。また、一対の低発熱部26の発熱量が異なることに対応して、一対の閉鎖部36の断面積比率αも異なっていても良い。
[第五実施形態]
次に、本願の開示する技術の第五実施形態を説明する。
図13に示される第五実施形態に係る電子装置E5では、上述の第一実施形態に係る電子装置E1(図1~図6参照)に対し、次のように構成が変更されている。すなわち、第五実施形態に係る電子装置E5では、複数の電子機器20、70が液浸槽10の奥行方向(Z方向)に配列されている。この複数の電子機器20、70は、いずれも液浸槽10に収容されることで冷媒40に浸漬されている。
中央の2台の電子機器70は、「第一電子機器」の一例である。この中央の2台の電子機器70は、高発熱の電子機器であり、ブロック30を備えていない。つまり、電子機器70は、下方に向けて開口する冷媒入口73を有するが、この冷媒入口73の全体が下方に開放されている。
一方、両側の2台の電子機器20は、「第二電子機器」の一例である。この両側の2台の電子機器20は、低発熱の電子機器であり、ブロック30を備えている。この低発熱の電子機器20及びブロック30の構成は、第一実施形態と同様である。この低発熱の電子機器20は、上述の高発熱の電子機器70よりも全体的に発熱量が少なくなっている。
また、第五実施形態に係る電子装置E5では、ブロック30と冷媒吸入口13との間にパネル80が配置されている。パネル80は、液浸槽10の上下方向を板厚方向として配置されており、液浸槽10に一体に組み込まれている。このパネル80は、液浸槽10の上下方向に貫通する複数の整流穴81を有する。整流穴81の断面形状は、四角形状、円形状、楕円形状など種々の形状を採用することが可能である。
このように、ブロック30と冷媒吸入口13との間にパネル80が配置されていると、冷媒吸入口13から吸入された冷媒40の水平方向の流れの方向性を小さくできる。また、細かい整流穴81から冷媒40を上方へ排出することで、複数の電子機器20へ供給される冷媒40の量を均一にできる。そして、冷媒40の向き及び流量を均一にした上で、ブロック30により、高発熱の電子機器70と低発熱の電子機器20とにそれぞれ供給される冷媒40の流量を調整できる。なお、複数の電子機器20間の隙間は微小であり、その隙間を流れる冷媒はほとんど無い。
ここで、図15は、図13の電子装置E5についてブロック30が有る場合と無い場合を比較する図である。図15の例では、高発熱の電子機器70の冷媒入口73と、低発熱の電子機器20の冷媒入口23とが同じ開口面積である。ここで、ブロック30が無い場合について、冷媒入口23の開口面積をS、高発熱の電子機器70及び低発熱の電子機器20にそれぞれ流入する冷媒40の流量をQとする。また、ブロック30の断面積比率(閉鎖率)をβとする。ブロック30の断面積比率βは、ブロック30が無い場合の冷媒入口23の開口面積を1とした比率である。
ブロック30により、2台の低発熱の電子機器20における冷媒入口23の一部が閉鎖されると、この冷媒入口23の有効開口面積は、それぞれ(1-β)×Sとなる。また、2台の低発熱の電子機器20に流入する冷媒40の流量は、それぞれ(1-β)×Qとなり、2台の高発熱の電子機器70に流入する冷媒40の流量は、それぞれ(1+β)×Qとなる。
図16は、図15のブロック30の断面積比率と冷媒40の流量の変化比率を示すグラフである。冷媒40の流量の変化比率は、ブロック30が無い場合に高発熱の電子機器70及び低発熱の電子機器20にそれぞれ流入する流量を1とした比率である。グラフG3は、高発熱の電子機器70について示しており、グラフG4は、低発熱の電子機器20について示している。
図16に示されるように、ブロック30の断面積比率βが大きくなるほど高発熱の電子機器70に流入する冷媒40の流量は大きくなる。このように、ブロック30の断面積比率βを変えることで、高発熱の電子機器70及び低発熱の電子機器20にそれぞれ流入する冷媒40の流量割合を調節することができる。
図17には、電気絶縁性冷媒を用いた場合のヒートシンク(発熱体含む)への流量とその熱抵抗の相関について解析を行った結果の一例を示す。ヒートシンクは、電子機器20の内側に設けられた基板に配置されたものである。図17の例では、一例として、冷媒40の流量が2倍になると熱抵抗が8%低減する。つまり、熱抵抗を低減することで冷却能力を向上させることができる。
さらに、発熱体が2つ並んだ構造の場合、後段の発熱体は前段の発熱体の排熱の影響を受ける。後段の発熱体の流入温度T2inは、前段の発熱体への流入温度T1inの場合、以下の式(1)で表される。
T2in=T1in+P/(ρ×Cp×Q)・・・(1)
(P:前段の発熱体の発熱量[W]、ρ:冷媒の密度[kg/m]、Cp:冷媒比熱[L/kgK]、Q:冷媒の流量[m/s])
上記式(1)より、冷媒40の流量が2倍になると、流入温度T2inの温度上昇が1/2になり、発熱体の温度を下げられることが分かる。すなわち、ポンプ流量を下げることが可能となり、消費電力を下げて運用コスト(電気代)を削減することができる。
なお、第五実施形態において、一対の高発熱の電子機器70の発熱量は、異なっていても良い。同様に、一対の低発熱の電子機器20の発熱量は、異なっていても良い。つまり、電子装置E5は、発熱量が互いに異なる複数の電子機器20、70を備えていても良い。また、電子装置E5が、発熱量が互いに異なる複数の電子機器20、70を備えることに対応して、一対のブロック30の断面積比率βも異なっていても良い。
また、電子装置E5は、4台の電子機器20、70を備えるが、5台以上の電子機器20、70を備えていても良い。
[第六実施形態]
次に、本願の開示する技術の第六実施形態を説明する。
図18に示される第六実施形態に係る電子装置E6では、上述の第五実施形態に係る電子装置E5(図13~図17参照)に対し、次のように構成が変更されている。すなわち、第六実施形態に係る電子装置E6では、ブロック付きの電子機器20のみが使用されている。また、この第六実施形態に係る電子装置E6においても、ブロック30と冷媒吸入口13との間にパネル80が配置されている。パネル80は、液浸槽10の上下方向に貫通する複数の整流穴81を有する。
このように、ブロック30と冷媒吸入口13との間にパネル80が配置されていると、冷媒吸入口13から吸入された冷媒40の水平方向の流れの方向性を小さくできる。また、細かい整流穴81から冷媒40を上方へ排出することで、複数の電子機器20へ供給される冷媒40の量を均一にできる。そして、冷媒40の向き及び流量を均一にした上で、各ブロック30により、各電子機器20の高発熱部25に流入する冷媒40の流量を調整できる。
なお、複数の電子機器20において、高発熱部25の発熱量が異なる場合には、各高発熱部25の発熱量に応じて、複数のブロック30における貫通穴35の開口面積を異ならせても良い。
[第七実施形態]
次に、本願の開示する技術の第七実施形態を説明する。
図19に示される第七実施形態に係る電子装置E7では、上述の第六実施形態に係る電子装置E6(図18参照)に対し、次のように構成が変更されている。すなわち、第七実施形態に係る電子装置E7では、複数の電子機器20の上下方向の長さが異なっており、複数の電子機器20の下端(下面20A)が互いに異なる高さに位置している。これに対応して、各電子機器20に設けられた複数のブロック30の上下方向の長さは異なっており、複数のブロック30の下端30Aは同じ高さに位置している。
このように、複数のブロック30の下端30Aが同じ高さに位置していると、複数のブロック30に形成された貫通穴35に均一に冷媒40を流入させることができる。
なお、下端が互いに異なる高さに位置する複数の電子機器20に対し、上下方向の長さが同じブロック30を適用し、複数のブロック30の下端30Aが異なる高さに位置していても良いことは勿論である。
[第八実施形態]
次に、本願の開示する技術の第八実施形態を説明する。
図20に示される第八実施形態に係る電子装置E8では、上述の第二実施形態に係る電子装置E2(図7、図8参照)に対し、次のように構成が変更されている。すなわち、第八実施形態に係る電子装置E8は、二つの高発熱部25と、三つの低発熱部26を有している。また、ブロック30は、二つの高発熱部25と対応して一対の貫通穴35を有すると共に、三つの低発熱部26に対応して三つの閉鎖部36を有する(図21参照)。
このように構成されていても、第二実施形態と同様に、冷媒40を各高発熱部25に案内しつつ、各低発熱部26への冷媒40の流入を阻止することで、各高発熱部25を優先的に冷却できるため、各高発熱部25に対する冷却効率を向上させることができる。また、直方体状のブロック30を用いることで、使用する冷媒40を少なくできるので、コストダウンできる。
なお、高発熱部25の数、及び、低発熱部26の数は、何個でも良い。
[第九実施形態]
次に、本願の開示する技術の第九実施形態を説明する。
図22に示される第九実施形態に係る電子装置E9では、上述の第一実施形態に係る電子装置E1(図2参照)に対し、次のように構成が変更されている。すなわち、第九実施形態に係る電子装置E9は、一対の液浸槽10と、バイパス部110とを備える。
一対の液浸槽10に設けられた冷媒吸入管15は、接続部112で接続されており、一対の液浸槽10に設けられた冷媒排出管16は、接続部114で接続されている。一対の冷媒吸入管15には、冷媒往き管116が接続されており、一対の冷媒排出管16には、冷媒戻り管118が接続されている。
冷媒往き管116と冷媒戻り管118との間には、冷媒40を供給する冷媒供給装置120が接続されている。この冷媒供給装置120は、例えばポンプや冷却装置等を有している。一対の液浸槽10は、一対の冷媒吸入管15、一対の冷媒排出管16、冷媒往き管116、及び、冷媒戻り管118を介して冷媒供給装置120と並列に接続されている。電子装置E9と、冷媒供給装置120と、冷媒往き管116等の配管は、液浸冷却システム130を形成している。この液浸冷却システム130では、一対の液浸槽10と冷媒供給装置120との間で冷媒40が循環する。
ところで、上述のように1台の冷媒供給装置120に一対の液浸槽10が並列に接続された液浸冷却システム130では、一対の冷媒吸入管15の配管設計(圧力損失)が異なる場合がある。この場合には、一対の冷媒吸入管15を流れる冷媒40の分配流量に差が生じ、一方の液浸槽10内の冷媒40の液面が上がり、他方の液浸槽10内の冷媒40の液面が下がる。そのため、例えば、液浸槽10の上部開口からの冷媒40の漏れや、冷媒排出口14からの空気の混入、電子機器20が液浸槽10の上部の気体部18に露出し冷却不可能になる等の不具合が生じる虞がある。
そこで、第九実施形態に係る電子装置E9では、バイパス部110が適用されている。バイパス部110は、例えば、ホース等の配管部材であり、一対の液浸槽10の側壁11間を接続している。
この第九実施形態に係る電子装置E9によれば、一対の液浸槽10内の冷媒40の液面の高さが異なる場合には、液面が高い液浸槽10から液面が低い液浸槽10へバイパス部110を通じて冷媒40が流通する。そして、一対の液浸槽10内の冷媒40の液面の高さが一定に保たれる。これにより、例えば、液浸槽10の上部開口からの冷媒40の漏れや、冷媒排出口14からの空気の混入、電子機器20が液浸槽10の上部の気体部18に露出し冷却不可能になる等の不具合が生じることを抑制できる。
なお、第九実施形態に係る電子装置E9において、液浸槽10の数は、何個でも良い。また、バイパス部110の本数は複数でも良い。
[変形例]
次に、上述の第一乃至第九実施形態に適用可能な変形例を説明する。
上記各実施形態において、貫通穴35は、図23~図25に示されるように、上方に向かうに従って開口面積が小さくなるようにテーパ状に形成されていても良い。このように構成されていると、冷媒40の流れの抵抗を低減させることができる。
また、上記各実施形態において、貫通穴35は、ブロック30の中心に対してずれた位置に形成されていても良い。基板等によって形成される高発熱部25(図2や図7等参照)は、電子機器20の中心に対してずれていることが多いため、この高発熱部25の位置に対応して貫通穴35がブロック30の中心に対してずれた位置に形成されることにより、貫通穴35によって冷媒40を高発熱部25に案内することができる。
また、上記各実施形態において、冷媒吸入口13は、液浸槽10の側壁の下部に形成されているが、液浸槽10の下壁に形成されていても良い。
また、上記各実施形態における構成及び変形例のうち組み合わせ可能なものは、適宜、組み合わされて実施されても良い。
以上、本願の開示する技術の第一乃至第九実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の第一乃至第九実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
冷媒を貯留する液浸槽と、
前記液浸槽の下部に形成され、前記液浸槽の内側に前記冷媒を前記液浸槽の外部から吸入する冷媒吸入口と、
前記冷媒に浸漬されると共に、第一発熱部と、前記第一発熱部よりも発熱量が少ない第二発熱部と、前記第一発熱部及び前記第二発熱部の下方に位置して下向きに開口する冷媒入口とを有する電子機器と、
前記冷媒入口における前記第一発熱部の下方に位置する領域を開放する貫通穴と、前記冷媒入口における前記第二発熱部の下方に位置する領域を閉鎖する閉鎖部とを有するブロックと、
を備える電子装置。
(付記2)
前記冷媒吸入口は、前記液浸槽の側壁の下部に形成され、
前記ブロックは、前記冷媒吸入口よりも上方に位置し、
前記ブロックと前記冷媒吸入口との間には、前記液浸槽の上下方向に貫通する複数の整流穴を有するパネルが配置されている、
付記1に記載の電子装置。
(付記3)
前記貫通穴は、前記冷媒吸入口から吸入された前記冷媒を前記第一発熱部に案内し、
前記閉鎖部は、前記冷媒吸入口から吸入された前記冷媒の前記第二発熱部への流入を阻止する、
付記1又は付記2に記載の電子装置。
(付記4)
前記ブロックは、前記電子機器に固定されている、
付記1~付記3のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記5)
前記冷媒吸入口は、前記電子機器の下面に形成され、
前記ブロックは、前記電子機器の下面に固定されている、
付記1~付記4のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記6)
前記ブロックは、前記冷媒よりも比重が大きい、
付記1~付記5のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記7)
前記ブロックの下端は、前記冷媒吸入口の上縁と同じ高さに位置する、
付記1~付記6のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記8)
前記閉鎖部は、前記冷媒入口における前記第二発熱部の下方に位置する領域の一部を閉鎖する、
付記1~付記7のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記9)
前記冷媒に浸漬されると共に、下方に向けて開口する冷媒入口の全体が開放された第一電子機器と、
前記第一電子機器よりも発熱量が少ない前記電子機器としての第二電子機器と、
を備える、
付記1~付記8のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記10)
下端が互いに異なる高さに位置する複数の前記電子機器を備え、
各前記電子機器に設けられた複数の前記ブロックの下端は、同じ高さに位置する、
付記1~付記9のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記11)
前記ブロックは、複数の前記貫通穴を有する、
付記1~付記10のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記12)
前記冷媒を供給する冷媒供給装置と並列に接続される複数の前記液浸槽と、
前記複数の液浸槽の側壁間を接続し、前記複数の液浸槽間で前記冷媒を流通させるバイパス部と、
を備える、
付記1~付記11のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記13)
前記貫通穴は、上方に向かうに従って開口面積が小さくなる、
付記1~付記12のいずれか一項に記載の電子装置。
(付記14)
前記貫通穴は、前記ブロックの中心に対してずれた位置に形成されている、
付記1~付記13のいずれか一項に記載の電子装置。
E1、E2、E3、E5、E6、E7、E8、E9 電子装置
10 液浸槽
11 側壁
13 冷媒吸入口
14 冷媒排出口
20 電子機器
23 冷媒入口
23A 冷媒入口における高発熱部の下方に位置する領域
23B 冷媒入口における低発熱部の下方に位置する領域
24 冷媒出口
25 高発熱部(第一発熱部)
26 低発熱部(第二発熱部)
30 ブロック
35 貫通穴
36 閉鎖部
40 冷媒
55 第一冷媒入口
56 第二冷媒入口
65 第一貫通穴(貫通穴)
66 第二貫通穴
80 パネル
81 整流穴
110 バイパス部
120 冷媒供給装置
130 液浸冷却システム

Claims (3)

  1. 冷媒を貯留する液浸槽と、
    前記液浸槽の下部に形成され、前記液浸槽の内側に前記冷媒を前記液浸槽の外部から吸入する冷媒吸入口と、
    前記冷媒に浸漬されると共に、第一発熱部と、前記第一発熱部よりも発熱量が少ない第二発熱部と、前記第一発熱部及び前記第二発熱部の下方に位置して下向きに開口する冷媒入口とを有する電子機器と、
    前記冷媒入口における前記第一発熱部の下方に位置する領域を開放する貫通穴と、前記冷媒入口における前記第二発熱部の下方に位置する領域を閉鎖する閉鎖部とを有するブロックと、
    を備える電子装置。
  2. 前記冷媒吸入口は、前記液浸槽の側壁の下部に形成され、
    前記ブロックは、前記冷媒吸入口よりも上方に位置し、
    前記ブロックと前記冷媒吸入口との間には、前記液浸槽の上下方向に貫通する複数の整流穴を有するパネルが配置されている、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記冷媒を供給する冷媒供給装置と並列に接続される複数の前記液浸槽と、
    前記複数の液浸槽の側壁間を接続し、前記複数の液浸槽間で前記冷媒を流通させるバイパス部と、
    を備える、
    請求項1又は請求項2に記載の電子装置。
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