JP7069940B2 - 媒体搬送装置、印刷装置、及び、媒体搬送装置の製造方法 - Google Patents

媒体搬送装置、印刷装置、及び、媒体搬送装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、媒体に接触して回転することで当該媒体を搬送するローラーを備えた媒体搬送装置、印刷装置、及び、媒体搬送装置の製造方法に関するものである。
例えば、プリンター、複写機、或いはファクシミリ等の印刷装置では、記録用紙(以下、用紙と略記する)等のシート状の媒体と接して回転することにより当該媒体を搬送するローラーを備えている。例えば、特許文献1に開示されているプリンターは、用紙を挟み込んで回転することで用紙を印刷部に向けて搬送する補正ローラー対を備えている。このようなローラーには、用紙との摩擦を高めるために、外周面に複数の突起を有するものがある。特許文献1では、上記補正ローラー対のうちの一方の補正駆動ローラーが、用紙に対して点接触可能な複数の凸部を有し、当該凸部が、ローラーの外周面に設けられた結合剤層の表面から突出するように埋め込まれたセラミック粒により構成された例が開示されている。
特開2017-088260号公報
しかしながら、印刷の用途によっては有機溶剤系の液体が印刷部から吐出される場合があり、この液体が付着して結合剤層が侵されることで凸部がローラーから脱落する虞があった。また、近年では、印刷速度の高速化の要請があり、ローラーの耐久性がより問題となりやすい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性を向上させることが可能な媒体搬送装置、印刷装置、及び、媒体搬送装置の製造方法を提供することにある。
本発明の媒体搬送装置は、上記目的を達成するために提案されたものであり、媒体を搬送するローラーと、
前記ローラーの前記媒体に対向する面を覆う第1層と、
前記第1層に積層された第2層と、
前記第1層と前記第2層との間に設けられた凸部と、を備え、
前記凸部が無機粒子であることを特徴とする。
本発明によれば、第1層と第2層との間に設けられた凸部が無機粒子であり、第1層によりローラーに結着された無機粒子が第2層により保護されるので、無機粒子が脱落しにくくなり、媒体に対する摩擦力を発揮させつつローラーの耐久性を向上させることが可能となる。
上記構成において、前記第2層は、無機材料である構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、第2層の耐久性及び耐薬品性を向上させることが可能となるので、ローラーの耐久性の向上に寄与する。
また、上記構成において、前記第1層は、無機材料である構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、第1層により無機粒子をローラーにより強固に結着させることができるので、ローラーの耐久性の向上に寄与する。
また、上記構成において、前記無機材料が導電物を含む構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、静電気が生じた場合にも除電が可能となる。
上記構成において、前記導電物が炭素粒子である構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、第1層又は第2層の成膜時において、これらの層が炭素粒子によって着色されるので、クラックや膜厚のばらつき等の不具合が生じた場合にこれらの不具合の検出がしやすくなる。
上記構成において、前記無機粒子が酸化アルミニウムである構成を採用することができる。
この構成によれば、酸化アルミニウムを無機粒子として用いることで、凸部をより硬くすることができるので、ローラーの媒体に対する摩擦力が向上する。
また、本発明の印刷装置は、上記何れかの構成の媒体搬送装置と、
前記媒体に液体を吐出して印刷を行う印刷部と、
を備えることを特徴とする。
この構成によれば、媒体に対する摩擦力を発揮させつつローラーの耐久性を向上させることが可能な媒体搬送装置を備えるので、製品寿命の向上が図られる。
さらに、本発明の媒体搬送装置の製造方法は、上記何れかの構成の媒体搬送装置の製造方法であって、
前記ローラーに前記第1層の前駆体を形成する工程と、
前記第1層の前駆体に前記無機粒子を付着させる工程と、
前記無機粒子が付着された前記第1層の前駆体を焼成して前記第1層を形成する工程と、
前記無機粒子が付着された前記第1層に前記第2層の前駆体を形成する工程と、
前記第2層の前駆体を焼成して前記第2層を形成する工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、第1層と第2層との間に設けられた無機粒子によりローラーの外周面に凸部を形成することができる。そして、第1層によりローラーに結着された無機粒子が第2層により保護されるので、無機粒子が脱落しにくくなり、媒体に対する摩擦力を発揮させつつローラーの耐久性を向上させることが可能となる。
上記製造方法において、前記第1層の前駆体又は前記第2層の前駆体のうち少なくとも一方が、ポリシラザンを含む化合物を含むことができる。
この製造方法によれば、焼成を経て無機材料であるシリカ膜が形成されるので、ローラーの耐久性及び耐薬品性が向上する。
また、上記製造方法において、前記ポリシラザンを含む化合物がアミンを含むことが望ましい。
この製造方法によれば、焼成温度を低下させることが可能となる。このため、ローラー本体の材料の選択自由度が向上する。
また、上記製造方法において、前記第1層の前駆体又は前記第2層の前駆体のうち少なくとも一方が、シルセスキオキサンを含む化合物を含むことができる。
また、上記製造方法において、前記第1層の前駆体を形成する工程又は前記第2層の前駆体を形成する工程のうち少なくとも一方が静電塗装法を含むことが望ましい。
この製造方法によれば、より長尺なローラーであってもより均一な膜厚で成膜することができる。
印刷装置の一形態の構成を説明する斜視図である。 印刷装置の側面の構成を説明する図である。 媒体搬送装置の一形態の構成を説明する模式図である。 ローラーの一形態の構成を説明する正面図である。 ローラーの一形態の構成を説明する断面図である。 ローラーの拡大図である。 媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 静電塗装装置の構成を説明する模式図である。 第2の実施形態に係る媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 第2の実施形態に係る媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 第2の実施形態に係る媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 第2の実施形態に係る媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 第2の実施形態に係る媒体搬送装置の製造工程の工程図である。 第2の実施形態に係る媒体搬送装置の製造工程の工程図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下の説明では、本発明における媒体搬送装置を、印刷装置の一形態であるインクジェット式記録装置(以下、単にプリンターという)に適用した場合の構成を例示する。
図1はプリンター1の装置本体(外装カバーを外した状態)の斜視図、図2はプリンター1の側面の構成を説明する図である。このプリンター1は、装置後部にリア給送装置2を備え、装置底部にフロント給送装置3を備え、これら2つの給送装置2,3からシート状の媒体としての記録用紙(以下用紙Pと言う)を媒体搬送機構5(本発明における媒体搬送装置の一種)へ給送するように構成されている。媒体としては、普通紙の他、コート紙、或は、合成樹脂からなるフィルム等が用いられる。用紙Pは媒体搬送機構5によって印刷部の一種である記録ヘッド4側へと給送され、画像等の記録が実行された後、媒体排出機構6によってスタッカー7(又は排紙トレイ)へと排出される。
リア給送装置2は、装置の基体を構成するフレーム10と、ホッパー12と、給送ローラー11と、リタードローラー13と、支持板15と、可動エッジガイド17と、固定エッジガイド16と、戻しレバー19と、を備えている。ホッパー12は板状体から成り、上部の揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、ホッパー12上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラー11に圧接させる圧接姿勢と、用紙Pを給送ローラー11から離間させる離間姿勢とを切り換えるようになっている。ホッパー12の下端と対向する位置には用紙Pの先端が当接する先端当接面10aが設けられている。そして、ホッパー12の揺動動作に伴い、セットされた用紙Pが先端当接面10aに摺接しつつ給送ローラー11に案内される。また給送ローラー11の下流側にはガイド面10bが設けられ、給送ローラー11からの用紙Pは、このガイド面10bに案内されつつ下流側へと搬送される。この給送ローラー11は、弾性材によって円筒形状に形成された部材であり、図示しない駆動モーターによる駆動力によって回転することにより、ホッパー12によって圧接された最上位の用紙Pを下流側へ給送する。リタードローラー13は、給送ローラー11と圧接可能に設けられ、用紙Pの重送を防止するための分離手段として機能する。
支持板15(図1参照)は、ホッパー12における用紙支持面を用紙Pの後端方向に延長して用紙Pの後端部を支持する。可動エッジガイド17及び固定エッジガイド16は、ホッパー12において互いに対向するように設けられ、用紙Pのエッジに当接して当該用紙Pの位置を規制する。これらのガイドのうち可動エッジガイド17はホッパー12において用紙Pの幅方向にスライド可能に設けられていて、これにより、用紙Pの幅寸法に適合した適切な位置に配置することが可能となっている。
プリンター1の底部に設けられて、用紙Pを装置前方からセットするように構成されたフロント給送装置3は、給紙カセット21と、ピックアップローラー22と、給送ローラー23と、リタードローラー24とを備えている。装置前方側から装着及び取り外し可能な給紙カセット21には、複数枚の用紙Pを積層状態でセット可能となっている。図示しないモーターによって回転駆動されるピックアップローラー22は、給紙カセット21にセットされた用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを給紙カセット21から繰り出す。また、給送ローラー23は、給紙カセット21から繰り出された最上位の用紙Pを湾曲反転させて、ガイド板26を経て媒体搬送機構5へと給送する。なお、フロント給送装置3における給送ローラー23及びリタードローラー24は、リア給送装置2における給送ローラー11及びリタードローラー13と同様な構成となっている。
リア給送装置2及びフロント給送装置3の下流側には、用紙Pの通過を検出する用紙検出手段(図示せず)と、リア給送装置2から給送される用紙Pの給送姿勢を形成するガイドローラー25と、給送される用紙Pを媒体搬送機構5へと案内するガイド板26と、が設けられている。
媒体搬送機構5は、モーターによって回転駆動される給送駆動ローラー28(本発明におけるローラーの一種)と、該給送駆動ローラー28に圧接して従動回転する給送従動ローラー29とを備えて構成されている。媒体搬送機構5に到達した用紙Pは、給送駆動ローラー28と給送従動ローラー29とによって挟持された状態で給送駆動ローラー28が回転することにより、記録ヘッド4の下方に配設されたプラテン31上へと搬送される。
本発明における印刷部の一種である記録ヘッド4はキャリッジ8の底部に設けられている。キャリッジ8は主走査方向に延在するガイド軸9にガイドされながら、図示しない駆動モーターによって主走査方向に往復移動しつつ媒体搬送機構5により搬送されてきた用紙Pに対して液体の一種であるインクを吐出して画像等の印刷する印刷動作(即ち、液体吐出動作)を行うように構成されている。また、キャリッジ8は、複数色のインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、このインクカートリッジから記録ヘッド4へとインクが供給される。
記録ヘッド4と対向する位置にはプラテン31が設けられ、当該プラテン31によって、用紙Pと記録ヘッド4との距離が規定される。記録ヘッド4の下流側には、プラテン31からの用紙Pの浮き上がりを防止する補助ローラー32と、記録が行われた用紙Pを排出する媒体排出機構6とが設けられている。媒体排出機構6は図示しないモーターによって回転駆動される排出駆動ローラー33と、当該排出駆動ローラー33に接して従動回転する排出従動ローラー34とを備えて構成されている。記録ヘッド4によって画像やテキスト等の記録(即ち、インクの吐出)が行われた用紙Pは、排出駆動ローラー33と排出従動ローラー34とによって挟持された状態で排出駆動ローラー33が回転駆動されることにより、装置前方側に設けられたスタッカー7へと排出される。
図3は、媒体搬送機構5の構成を説明する模式図である。また、図4は、給送駆動ローラー28の構成を説明する正面図、図5は、給送駆動ローラー28の構成を説明する断面図である。さらに、図6は、図5における領域Aの拡大図である。給送従動ローラー29は、アーム36に回転可能に軸支され、給送駆動ローラー28に当接する位置に配置されている。アーム36には付勢部材37が取り付けられており、当該付勢部材37による付勢力によって給送従動ローラー29は、給送駆動ローラー28側に付勢されている。そして、給送従動ローラー29は、給送従動ローラー29との間で用紙Pを挟持した状態で給送駆動ローラー28の回転動作に従動して回転する。本発明におけるローラーの一種である給送駆動ローラー28は、例えばステンレス鋼等の金属又は導電性が付与された合成樹脂から作製されたローラー本体38と、このローラー本体38の外周面(本発明におけるローラーの外周面に相当)に設けられた摩擦層39と、を有している。この給送駆動ローラー28の両端部は、軸受40(図2参照)に回転可能に保持されている。
本実施形態における摩擦層39は、図4に示されるようにローラー本体38の両端部を除いた部分に形成されている。この摩擦層39は、ローラー本体38の外周面に形成された第1被覆層42(本発明における第1層に相当)と、当該第1被覆層42に積層された第2被覆層43(本発明における第2層に相当)とから2層構造となっている。また、摩擦層39の第1被膜層42と第2被膜層43との間には複数の凸部44が形成されている。この凸部44は、被覆層42,43の間に設けられた無機粒子45に対応する部分の第2被覆層43が隆起して構成されている。即ち、凸部44は、被覆層42,43の間に設けられた無機粒子45である。本実施形態における第1被覆層42及び第2被覆層43は、無機材料からなる被覆材であり、例えば、前駆体であるポリシラザンを含む化合物を焼成してなるシリカ膜である。これにより、第1被覆層42については、無機粒子45をローラー本体38により強固に結着させることができるので、給送駆動ローラー28の耐久性の向上に寄与する。また、媒体と直接接触する部分である第2被覆層43については、耐久性及び耐薬品性を向上させることが可能となるので、給送駆動ローラー28の耐久性の向上に寄与する。なお、上記無機材料は、無機成分のみの材料には限られず、例えば、無機成分と有機成分とを含む所謂有機・無機ハイブリッド材料を含む意味である。
さらに、本実施形態における第1被覆層42及び第2被覆層43には、それぞれ導電物として例えば炭素粒子が含まれ、導電性が付与されている。これにより、用紙Pを搬送する際の静電気の除去が可能となっている。また、炭素粒子が含まれることにより、これらの被覆層42,43が着色されるので、これらの被覆層42,43を成膜する際に、例えばクラックや膜厚のばらつき等の不具合が生じた場合にこれらの不具合の検出がしやすくなる。
無機粒子45は、例えば、炭化珪素(SiC)、二酸化珪素(SiO)、立方晶窒化ホウ素(CBN)、又は酸化アルミニウム(Al)等のセラミックス粒子を用いることができる。本実施形態においては、破砕された酸化アルミニウム(以下、アルミナと称する)が用いられている。無機粒子45の平均粒子径は、例えば、20μm乃至30μm程度である。このように、アルミナを無機粒子45として用いることで、凸部44をより硬くすることができるので、給送駆動ローラー28の媒体に対する摩擦力の向上に寄与する。そして、第1被覆層42は、ローラー本体38に凸部44を結着させる結着層として機能し、また、第2被覆層43は、凸部44の摩耗や脱落を抑制する保護層として機能する。給送駆動ローラー28は、このような摩擦層39を備えることにより、より高い耐久性、耐溶剤性、及び用紙Pに対する高い摩擦力が付与されている。
図7乃至図11は、印刷装置1の製造工程における媒体搬送機構5の製造工程、特に、給送駆動ローラー28の摩擦層39の形成工程について説明する工程図である。まず、図7に示されるように、ローラー本体38の第1の洗浄工程が行われる。当該第1の洗浄工程における洗浄処理としては、例えば、Oプラズマ洗浄を採用することができる。次に、図8に示されるように、ローラー本体38の表面に第1被覆層42の前駆体となる第1前駆体層42′の成膜工程(即ち、本発明における第1層の前駆体を形成する工程に相当)が行われる。本実施形態においては、ポリシラザンを含む有機溶媒溶液が膜材料としてローラー本体38の表面に塗布されることで第1前駆体層42′が形成される。本実施形態において、膜材料には、上述したように炭素粒子やアミン系触媒等の添加材や添加される。触媒としてアミンが添加されることで、後述する焼成工程(具体的には、第1の焼成工程及び第2の焼成工程)におけるポリシラザンの反応を促進させることが可能となり、これにより、焼成温度を低下させることができる。このため、例えば、ローラー本体38の材料として、例えば熱可塑性樹脂等の熱に比較的弱い材料を選択することができ、ローラー本体38の材料の選択自由度が向上する。第1前駆体層42′の形成には、ディップコートによる方法と湿式の静電塗装による方法を採用することができる。本実施形態においては、静電塗装法よる第1前駆体層42′の成膜が行われる。
図13は、成膜工程で使用される静電塗装装置46の構成について説明する模式図である。ローラー本体38は、軸回りに回転可能に両端部をチャック47に軸支され、さらにこのチャック47を介して接地されている。また、チャック47に軸支されたローラー本体38に対向させて、膜材料49が吐出されるノズル48が設けられている。ノズル48には、電源部50が接続されており、プラスの電圧が印加される。これにより、ノズル48から吐出される膜材料49がプラスに帯電する。成膜工程では、ローラー本体38が軸回りに回転されつつノズル48とローラー本体38とが相対移動されながら、ノズル48から膜材料49が吐出されることで成膜が行われる。本実施形態において、ノズル48にプラスの電圧が印加されるのに対し、ローラー本体38は接地されているため、ノズル48とローラー本体38との間には電界が形成される。電圧の印加によりプラスに帯電した膜材料49が静電気力によりノズル48の先端から液滴として吐出されると、当該液滴は微細化し、さらに微細化された液滴同士が反発し合ってミスト化する。プラスに帯電した膜材料49のミストは、接地されたローラー本体38側に引き寄せられてローラー本体38に付着し、この付着した膜材料49の溶媒が揮発してローラー本体38の表面に第1前駆体層42′が形成される。このように静電塗装により成膜が行われることにより、より長尺な給送駆動ローラー28であってもより均一な膜厚で成膜することができる。なお、第1前駆体層42′の成膜方法については例示したものには限られず、種々の成膜方法を採用することができる。また、ローラー本体38を接地する替わりに、ノズル48の印加電圧とは逆極性の電圧を印加する構成を採用することもできる。
第1前駆体層42′が成膜されたならば、続いて、図9に示されるように、無機粒子45が、半乾き、即ち、多少の流動性を有する状態の第1前駆体層42′に分散付着される工程(即ち、本発明における第1層の前駆体に無機粒子を付着させる工程に相当)が行われる。上述したように、本実施形態における無機粒子45としては、アルミナが用いられる。本実施形態における無機粒子45の付着工程では、ローラー本体38が軸回りに回転されつつ、第1前駆体層42′に向けてアルミナからなる無機粒子45が吹き付けられて当該第1前駆体層42′に分散付着される。この工程においては、第1前駆体層42′上に無機粒子45をより均一に付着させることができるものであれば、種々の方法を採ることができるが、例えば、第1前駆体層42′により選択的に無機粒子45を付着させることが可能な乾式の静電粉体塗装法を採用することがより好ましい。半乾きの状態の第1前駆体層42′に付着した無機粒子45の一部分は、第1前駆体層42′中に入り込み、残りの部分が第1前駆体層42′の表面から突き出た状態になる。
第1前駆体層42′に無機粒子45が付着される工程の後、第1前駆体層42′の焼成工程(以下、第1の焼成工程という)を経て第1被覆層42が形成される工程(即ち、本発明における無機粒子が付着された第1層の前駆体を焼成して第1層を形成する工程に相当)が行われる。第1の焼成工程では、ローラー本体38が70℃以上の温度で数十分から数時間程度加熱される。これにより、ポリシラザンの脱アンモニア反応により前駆体である第1前駆体層42′が転化してシリカ膜となり第1被覆層42が形成され、当該第1被覆層42に無機粒子45が結着される。上述したように、本実施形態においては、第1前駆体層42′にアミン系触媒が添加されているため、焼成温度を低くすることができる。
続いて、図10に示されるように、第2の洗浄工程が行われる。当該第2の洗浄工程においても、上記第1の洗浄工程と同様に、Oプラズマ洗浄が採用される。次に、図11に示されるように、ローラー本体38の表面に形成された第1被覆層42との間に無機粒子を挟み込んだ状態で、第2被覆層43の前駆体となる第2前駆体層43′の成膜工程(即ち、無機粒子が付着された第1層に第2層の前駆体を形成する工程に相当)が行われる。本実施形態においては、第1被覆層42と同様に、ポリシラザン等を含む有機溶媒溶液が膜材料としてローラー本体38の第1被覆層42が形成された部分に静電塗装法より塗布されることで第2前駆体層43′の成膜が行われる。第2前駆体層43′が成膜されたならば、第2前駆体層43′の焼成工程(以下、第2の焼成工程という)を経て第2被覆層43の形成工程(即ち、本発明における第2層の前駆体を焼成して第2層を形成する工程に相当)が行われる。本実施形態における第2の焼成工程では、第1の焼成工程と同様に、ローラー本体38が70℃以上の温度で数十分から数時間程度加熱されることにより、前駆体である第2前駆体層43′が転化してシリカ膜となり、第1被覆層42及び無機粒子45を覆う第2被覆層43が形成される。即ち、これらの第1被覆層42、凸部44、及び第2被覆層43からなる摩擦層39がローラー本体38の外周面に形成されて、本発明に係る給送駆動ローラー28が得られる。ここで、摩擦層39の最表層である第2被覆層43は、第1被覆層42との間の無機粒子45に応じて凹凸形状を呈する。即ち、摩擦層39に複数の凸部44が形成される。したがって、摩擦層39は、用紙Pに対して高い摩擦力を発揮することができる。
このようにして、第1被覆層42と第2被覆層43との間に設けられた無機粒子45により給送駆動ローラー28の外周面に凸部44を形成することができる。そして、第1被覆層42によりローラー本体38に結着された無機粒子45が第2被覆層43により保護されるので、無機粒子45が脱落しにくくなり、媒体に対する摩擦力を発揮させつつ給送駆動ローラー28の耐久性を向上させることが可能となる。本実施形態においては、第1被覆層42の第1前駆体層42′及び第2被覆層43の第2前駆体層43′が、ポリシラザンを含む化合物により形成されたので、焼成を経て耐薬品性や耐久性が高いシリカ膜が形成され、これにより給送駆動ローラー28の耐久性がさらに向上する。そして、本実施形態のインクジェットプリンター(印刷装置)1は、媒体である用紙Pに対する摩擦力を発揮させつつ給送駆動ローラー28の耐久性を向上させることが可能な媒体搬送機構5を備えるので、製品寿命の向上が図られる。
なお、第1被覆層42と第2被覆層43とのうち、少なくとも、媒体と直接接触する第2被覆層43が無機材料から形成されていることが望ましい。第1被覆層42については、無機材料に限られず、例えば、エポキシ系樹脂やポリエステル系樹脂等の合成樹脂から作成されても良い。また、各被覆層の前駆体としては、金属アルコキシド化合物を採用することも可能である。金属アルコキシドとしては、第1被覆層42又は第2被覆層43として得られる被膜が、耐溶剤性を有し、より高い耐久性が得られるものであれば良い。
また、本実施形態においては、第1層の前駆体を形成する工程と第2層の前駆体を形成する工程との両方で静電塗装法により前駆体が形成される例を示したが、これには限られず、少なくとも一方が静電塗装法により前駆体が形成されればよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図14乃至図19は、第2の実施形態における印刷装置1の製造工程における媒体搬送機構5の製造工程、特に、給送駆動ローラー28の摩擦層39の形成工程について説明する工程図である。上記第1の実施形態では、ポリシラザンを含む化合物から第1前駆体層42′及び第2前駆体層43′が形成される製造方法を例示したが、ポリシラザンに替えてシルセスキオキサンを含む化合物を採用することもできる。本実施形態においては、シルセスキオキサンを含む粉体状の膜材料が用いられる。以下、本実施形態における給送駆動ローラー28の摩擦層39の形成工程について、第1の実施形態と異なる点を主に説明する。
まず、図14に示されるように、上記第1の実施形態と同様にローラー本体38の第1の洗浄工程が行われた後、図15に示されるように、ローラー本体38の表面に第1被覆層42の前駆体となる第1前駆体層42′の成膜工程が行われる。本実施形態においては、シルセスキオキサンを含む粉体状の膜材料が、乾式の静電粉体塗装法によりローラー本体38の表面に塗布されることで第1前駆体層42′が形成される。ここで、本実施形態においては、膜材料として、上記シルセスキオキサンを含む粉体にアルミナ等の無機粒子45が混合されたものが、乾式の静電粉体塗装によってローラー本体38の表面に付着される。即ち、上記湿式の静電塗装法と同様に、接地されたローラー本体38が軸回りに回転されつつノズルとローラー本体38とが相対移動されながら、帯電された上記膜材料がノズルから吐出されることで成膜が行われる。これにより、無機粒子45を含む第1前駆体層42′がされる。即ち、本実施形態においては、第1層の前駆体を形成する工程と、第1層の前駆体に無機粒子を付着させる工程と、が一度に行われる。このようにして形成された第1被覆層42は、無機粒子45を包含することにより凹凸形状を呈する。
無機粒子45を含む第1前駆体層42′が形成された後、図16に示されるように、第1前駆体層42′の第1の焼成工程を経て第1被覆層42が形成される工程(即ち、本発明における無機粒子が付着された第1層の前駆体を焼成して第1層を形成する工程に相当)が行われる。これにより、第1前駆体層42′が一旦液化した後に硬化してポリシルセスキオキサンによる第1被覆層42が形成される。なお、本実施形態においては、シルセスキオキサンを含む粉体に無機粒子45が混合されたものを膜材料として第1前駆体層42′が成膜される構成を例示したが、上記第1の実施形態と同様に、無機粒子45を含まない膜材料により第1前駆体層42′が成膜された後、予備加熱されて軟化した第1前駆体層42′に無機粒子45を付着させる工程を経ても良い。
続いて、図17に示されるように、第2の洗浄工程が行われた後、図18に示されるように、ローラー本体38の表面に形成された第1被覆層42の上に、静電粉体塗装法により第2被覆層43の前駆体となる第2前駆体層43′の成膜工程(即ち、無機粒子が付着された第1層に第2層の前駆体を形成する工程に相当)が行われる。この工程では、第1前駆体層42′の成膜工程とは異なり、シルセスキオキサンを含む粉体状の膜材料には、無機粒子45は含まれない。第2前駆体層43′が成膜されたならば、図19に示されるように、第2前駆体層43′の第2の焼成工程を経て第2被覆層43の形成工程(即ち、本発明における第2層の前駆体を焼成して第2層を形成する工程に相当)が行われる。これにより、第1被覆層42及び無機粒子45を覆う第2被覆層43が形成される。即ち、これらの第1被覆層42、凸部44、及び第2被覆層43からなる摩擦層39がローラー本体38の外周面に形成されて、本発明に係る給送駆動ローラー28が得られる。ここで、摩擦層39の最表層である第2被覆層43は、無機粒子45を包含する第1被覆層42の凹凸形状に倣った凹凸形状を呈する。即ち、摩擦層39に複数の凸部44が形成される。したがって、摩擦層39は、用紙Pに対して高い摩擦力を発揮することができる。
このようにして、本実施形態においても、第1被覆層42と第2被覆層43との間に設けられた無機粒子45により給送駆動ローラー28の外周面に凸部44を形成することができる。そして、第1被覆層42によりローラー本体38に結着された無機粒子45が第2被覆層43により保護されるので、無機粒子45が脱落しにくくなり、媒体に対する摩擦力を発揮させつつ給送駆動ローラー28の耐久性を向上させることが可能となる。本実施形態においては、静電粉体塗装により成膜が行われることにより、溶媒として有機溶剤を使用することなく成膜することが可能となるので、引火するようなことが無く、成膜時の安全性が向上する。また、ポリシルセスキオキサンから構成された被覆層42,43は、シロキサン結合による無機の特性と有機性官能基による有機の特性とを備える所謂有機・無機ハイブリッド材料であるため、例えばローラー本体38が合成樹脂により作製された場合においても当該ローラー本体38の表面に強固な被膜を形成することができる。なお、他の構成については第1の実施形態と同様である。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。上記各実施形態では、本発明に係る媒体搬送装置を、媒体搬送機構5における給送駆動ローラー28に適用した態様を説明したが、これには限られない。例えば、排紙ローラー機構27における排紙ローラー29にも本発明を適用することもできる。さらに、上記のプリンター1等の印刷装置の媒体搬送装置には限られず、例えば、媒体の一種である紙幣を搬送する媒体搬送装置にも本発明を適用することができる。要は、媒体に接触して回転することにより当該媒体を搬送するローラーを備えるものであれば本発明を同様に適用することができる。
1…プリンター,2…リア給送装置,3…フロント給送装置,4…記録ヘッド,5…媒体搬送機構,6…媒体排出機構,7…スタッカー,8…キャリッジ,9…ガイド軸,10…フレーム,11…給送ローラー,12…ホッパー,13…リタードローラー,15…支持板,16…固定エッジガイド,17…可動エッジガイド,19…戻しレバー,21…給紙カセット,22…ピックアップローラー,23…給送ローラー,24…リタードローラー,25…ガイドローラー,26…ガイド板,28…給送駆動ローラー,29…給送従動ローラー,31…プラテン,32…補助ローラー,33…排出駆動ローラー,34…排出従動ローラー,36…アーム,37…付勢部材,38…ローラー本体,39…摩擦層,40…軸受,42…第1被覆層,43…第2被覆層,44…凸部,45…無機粒子,46…静電塗布装置,47…チャック,48…ノズル,49…膜材料,50…電源部,51…膜材料。

Claims (11)

  1. 媒体を搬送するローラーと、
    前記ローラーの前記媒体に対向する面を覆う第1層と、
    前記第1層に積層された第2層と、
    前記第1層と前記第2層との間に設けられた凸部と、を備え、
    前記凸部が無機粒子であり、前記第2層は、無機材料であることを特徴とする媒体搬送
    装置。
  2. 前記第1層は、無機材料であることを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 前記無機材料が導電物を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の媒体搬送
    装置。
  4. 前記導電物が炭素粒子であることを特徴とする請求項3に記載の媒体搬送装置。
  5. 前記無機粒子が酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れ
    か一項に記載の媒体搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の媒体搬送装置と、
    前記媒体に液体を吐出して印刷を行う印刷部と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の媒体搬送装置の製造方法であって、
    前記ローラーに前記第1層の前駆体を形成する工程と、
    前記第1層の前駆体に前記無機粒子を付着させる工程と、
    前記無機粒子が付着された前記第1層の前駆体を焼成して前記第1層を形成する工程と

    前記無機粒子が付着された前記第1層に前記第2層の前駆体を形成する工程と、
    前記第2層の前駆体を焼成して前記第2層を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする媒体搬送装置の製造方法。
  8. 前記第1層の前駆体又は前記第2層の前駆体のうち少なくとも一方が、ポリシラザンを
    含む化合物を含むことを特徴とする請求項7に記載の媒体搬送装置の製造方法。
  9. 前記ポリシラザンを含む化合物がアミンを含むことを特徴とする請求項8に記載の媒体
    搬送装置の製造方法。
  10. 前記第1層の前駆体又は前記第2層の前駆体のうち少なくとも一方が、シルセスキオキ
    サンを含む化合物を含むことを特徴とする請求項9に記載の媒体搬送装置の製造方法。
  11. 前記第1層の前駆体を形成する工程又は前記第2層の前駆体を形成する工程のうち少な
    くとも一方が静電塗装法を含むことを特徴とする請求項8から請求項10の何れか一項に
    記載の媒体搬送装置の製造方法。
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