JP3465775B2 - 搬送ロール - Google Patents
搬送ロールInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、スキャナ等の電子写真機器に代表さ
れるOA機器、電化製品、自動改札、券売機、ATM
(金融端末払い出し装置)または印刷機等において、被
搬送される紙葉類およびオーバーヘッドプロジェクタ
(OHP)用の透明フィルム等を送り・搬送するための
ロール(以下、搬送ロールという)に関する。
タ、ファクシミリ、スキャナ等の電子写真機器に代表さ
れるOA機器、電化製品、自動改札、券売機、ATM
(金融端末払い出し装置)または印刷機等において、被
搬送される紙葉類およびオーバーヘッドプロジェクタ
(OHP)用の透明フィルム等を送り・搬送するための
ロール(以下、搬送ロールという)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、OA機器、電化製品、自動改
札、券売機、ATMまたは印刷機等において、被搬送さ
れる紙葉類およびオーバーヘッドプロジェクタ(OH
P)用の透明フィルム等を送り・搬送するための搬送ロ
ールが用いられているが、近年の技術革新により搬送ロ
ールにも高性能が要求されている。特にカラー複写機、
カラープリンタ等の場合、搬送ロールの精度が悪いと印
刷時に色ズレが生じてしまうので、紙送りピッチの乱れ
が小さく、温度および湿度変化に対して紙送り性能が安
定であり、しかも紙粉等が付着し難いという性能におい
て、高レベルなものが望まれている。
札、券売機、ATMまたは印刷機等において、被搬送さ
れる紙葉類およびオーバーヘッドプロジェクタ(OH
P)用の透明フィルム等を送り・搬送するための搬送ロ
ールが用いられているが、近年の技術革新により搬送ロ
ールにも高性能が要求されている。特にカラー複写機、
カラープリンタ等の場合、搬送ロールの精度が悪いと印
刷時に色ズレが生じてしまうので、紙送りピッチの乱れ
が小さく、温度および湿度変化に対して紙送り性能が安
定であり、しかも紙粉等が付着し難いという性能におい
て、高レベルなものが望まれている。
【0003】従来より、表面の摩擦係数を大きくして紙
送り性能を向上させた搬送ロールが知られており、例え
ば、金属製のロール表面にローレット加工あるいはサン
ドブラスト加工等により粗面にしたもの、またはセラミ
ックをコーティングすることにより表面を粗面にしたも
の(実開昭55−63339号公報参照)、または軸の
外周面に液体ホーニング加工またはドライホーニング加
工を施したロール(実開昭61−44451号公報参
照)等が知られている。
送り性能を向上させた搬送ロールが知られており、例え
ば、金属製のロール表面にローレット加工あるいはサン
ドブラスト加工等により粗面にしたもの、またはセラミ
ックをコーティングすることにより表面を粗面にしたも
の(実開昭55−63339号公報参照)、または軸の
外周面に液体ホーニング加工またはドライホーニング加
工を施したロール(実開昭61−44451号公報参
照)等が知られている。
【0004】これらのロールは何れも紙送り性能の面で
不十分であり、さらに製造上の問題もある。また、表面
の凹凸が比較的小さく、表面の寸法精度が高くないもの
もある。何れにしても、要求される性能を全て満足でき
るものはない。
不十分であり、さらに製造上の問題もある。また、表面
の凹凸が比較的小さく、表面の寸法精度が高くないもの
もある。何れにしても、要求される性能を全て満足でき
るものはない。
【0005】また、ロール軸の外周に、ゴム状弾性を有
するリング体が複数個、適宜間隔毎に、または密着して
装着された給紙ロールがある(実開昭62−65434
号公報参照)。
するリング体が複数個、適宜間隔毎に、または密着して
装着された給紙ロールがある(実開昭62−65434
号公報参照)。
【0006】しかしながら、このものは一体的にゴム状
弾性体を軸上に設けるよりは表面の寸法精度が高いもの
の、密着あるいは装着に問題があり、さらに紙送り性能
が高くなく、紙粉等が付着し易いという問題もある。
弾性体を軸上に設けるよりは表面の寸法精度が高いもの
の、密着あるいは装着に問題があり、さらに紙送り性能
が高くなく、紙粉等が付着し易いという問題もある。
【0007】また、金属製のコアロールの表面に、アル
ミナ等の砥粒をエポキシ樹脂等のバインダーで固着した
搬送ロールがある(実開昭61−119549号公報参
照)。
ミナ等の砥粒をエポキシ樹脂等のバインダーで固着した
搬送ロールがある(実開昭61−119549号公報参
照)。
【0008】しかしながら、かかるロールもゴム状弾性
体を軸上に設けるよりは表面の寸法精度が高く、かつ、
紙粉等が付着し難いものの、再生紙、ボンド紙等の紙粉
の発生し易い紙を多量に通紙すると、紙粉の付着により
摩擦係数が低下し、印刷時に紙の搬送ミスや色ズレが生
じるという問題がある。
体を軸上に設けるよりは表面の寸法精度が高く、かつ、
紙粉等が付着し難いものの、再生紙、ボンド紙等の紙粉
の発生し易い紙を多量に通紙すると、紙粉の付着により
摩擦係数が低下し、印刷時に紙の搬送ミスや色ズレが生
じるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の搬送ロ
ールは、表面の摩擦係数を高めることにより紙送り性能
を高めようとするものであるが、何れにしても、紙送り
性能、紙粉の付着性、色ズレの問題、および寸法精度が
共に良好なものは得られていない。
ールは、表面の摩擦係数を高めることにより紙送り性能
を高めようとするものであるが、何れにしても、紙送り
性能、紙粉の付着性、色ズレの問題、および寸法精度が
共に良好なものは得られていない。
【0010】本発明は上述した従来の事情に鑑み、表面
の寸法精度が高く色ズレが生じることがなく、再生紙、
ボンド紙等のように紙粉が発生し易い紙を搬送しても、
クリーニングペーパー等でロール表面に付着した紙粉等
を取り除く必要がない等、紙粉等の付着の問題がなく、
摩擦係数を高いレベルで保持でき、そのために紙送り性
能が良好で、さらに製造が容易であるという搬送ロール
を提供することを課題とする。
の寸法精度が高く色ズレが生じることがなく、再生紙、
ボンド紙等のように紙粉が発生し易い紙を搬送しても、
クリーニングペーパー等でロール表面に付着した紙粉等
を取り除く必要がない等、紙粉等の付着の問題がなく、
摩擦係数を高いレベルで保持でき、そのために紙送り性
能が良好で、さらに製造が容易であるという搬送ロール
を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、コアロールの表面に設けられたアン
ダーコート層と、前記アンダーコート層に固着された粒
子からなる粒子層と、前記粒子層を覆うトップコート層
とを有し、前記アンダーコート層と前記トップコート層
とが、少なくとも1種類以上の高分子ポリエステル・エ
ーテル系のアミン塩、有機金属錯体系カップリング剤等
の分散剤と、導電性カーボン等の導電材料とを含有する
導電性を有する樹脂層で形成され、ロールの表面抵抗値
が108Ω以下であり、且つ、表面粗度RZが15μm
以上であることを特徴とする搬送ロールにある。
明の第1の態様は、コアロールの表面に設けられたアン
ダーコート層と、前記アンダーコート層に固着された粒
子からなる粒子層と、前記粒子層を覆うトップコート層
とを有し、前記アンダーコート層と前記トップコート層
とが、少なくとも1種類以上の高分子ポリエステル・エ
ーテル系のアミン塩、有機金属錯体系カップリング剤等
の分散剤と、導電性カーボン等の導電材料とを含有する
導電性を有する樹脂層で形成され、ロールの表面抵抗値
が108Ω以下であり、且つ、表面粗度RZが15μm
以上であることを特徴とする搬送ロールにある。
【0012】ここで、前記トップコート層の前記粒子を
覆う部分の頂点が、前記粒子層の前記粒子間を覆う部分
より径方向に平均して5〜40μm突出していることが
好ましい。
覆う部分の頂点が、前記粒子層の前記粒子間を覆う部分
より径方向に平均して5〜40μm突出していることが
好ましい。
【0013】また、前記導電性を有する樹脂層が、エポ
キシ樹脂層からなることが好ましい。
キシ樹脂層からなることが好ましい。
【0014】
【0015】また、前記粒子層を形成する前記粒子の平
均粒子径が20〜60μm、さらには、25〜50μm
であることが好ましく、さらに、30μm程度であるこ
とが最も好ましい。
均粒子径が20〜60μm、さらには、25〜50μm
であることが好ましく、さらに、30μm程度であるこ
とが最も好ましい。
【0016】また、本発明の第2の態様は、コアロール
の表面に導電性を有する樹脂層からなるアンダーコート
層を設けるステップと、このアンダーコート層に粒子を
固着させて粒子層を形成するステップと、この粒子層を
覆う導電性を有する樹脂層からなるトップコート層を形
成するステップとを有することを特徴とする搬送ロール
の製造方法にある。
の表面に導電性を有する樹脂層からなるアンダーコート
層を設けるステップと、このアンダーコート層に粒子を
固着させて粒子層を形成するステップと、この粒子層を
覆う導電性を有する樹脂層からなるトップコート層を形
成するステップとを有することを特徴とする搬送ロール
の製造方法にある。
【0017】ここで、前記アンダーコート層および前記
トップコート層をディッピング法にて形成する製造方法
であることが好ましい。
トップコート層をディッピング法にて形成する製造方法
であることが好ましい。
【0018】本発明の搬送ロールは、例えば、図1で示
すように、コアロール1の表面に、例えばディッピング
法にて、導電性を有するエポキシ樹脂層からなるアンダ
ーコート層2の膜厚を均一に形成し、前記アンダーコー
ト層2が半硬化状態のうちに各種粒子を、例えば、圧着
法、流動浸漬法または吹き付け法にて固着させる。この
とき、アンダーコート層が半硬化状態のため、アンダー
コート層の変形が防止され、無駄な粒子が固着すること
がなく、膜厚を均一に保つことができる。さらに、所定
のエア圧のエアブローでアンダーコート層に固着してい
ない余分な粒子を除去することにより、1層もしくは2
層の高密度で、且つ、ムラのない粒子層3をアンダーコ
ート層2上に形成することができる。また、前記粒子層
3に、例えばディッピング法にて再度、均一な膜厚の導
電性を有するエポキシ樹脂層からなるトップコート層4
を設けることにより、ロール作動時における粒子の脱落
を防止することができ、さらに、真円度が高く、且つ振
れも小さい、表面の寸法精度が極めて高い搬送ロールを
得ることができる。
すように、コアロール1の表面に、例えばディッピング
法にて、導電性を有するエポキシ樹脂層からなるアンダ
ーコート層2の膜厚を均一に形成し、前記アンダーコー
ト層2が半硬化状態のうちに各種粒子を、例えば、圧着
法、流動浸漬法または吹き付け法にて固着させる。この
とき、アンダーコート層が半硬化状態のため、アンダー
コート層の変形が防止され、無駄な粒子が固着すること
がなく、膜厚を均一に保つことができる。さらに、所定
のエア圧のエアブローでアンダーコート層に固着してい
ない余分な粒子を除去することにより、1層もしくは2
層の高密度で、且つ、ムラのない粒子層3をアンダーコ
ート層2上に形成することができる。また、前記粒子層
3に、例えばディッピング法にて再度、均一な膜厚の導
電性を有するエポキシ樹脂層からなるトップコート層4
を設けることにより、ロール作動時における粒子の脱落
を防止することができ、さらに、真円度が高く、且つ振
れも小さい、表面の寸法精度が極めて高い搬送ロールを
得ることができる。
【0019】ここで、本発明の粒子層を形成する粒子と
しては、アルミナ、炭化珪素(カーボランダム)、立方
晶窒化硼素、ダイヤモンド等の無機粉体、ステンレス、
青銅、真鍮等の金属粉体を挙げることができる。
しては、アルミナ、炭化珪素(カーボランダム)、立方
晶窒化硼素、ダイヤモンド等の無機粉体、ステンレス、
青銅、真鍮等の金属粉体を挙げることができる。
【0020】導電性を有する樹脂層は、エポキシ樹脂の
他、例えば、ウレタン樹脂、あるいはアクリル樹脂等
に、少なくとも導電材料を配合して形成する。
他、例えば、ウレタン樹脂、あるいはアクリル樹脂等
に、少なくとも導電材料を配合して形成する。
【0021】また、これらの樹脂を用いて樹脂層を形成
するには、上記樹脂を、メチルエチルケトン、酢酸エチ
ル、キシレン、あるいはトルエン等の希釈剤で希釈す
る。
するには、上記樹脂を、メチルエチルケトン、酢酸エチ
ル、キシレン、あるいはトルエン等の希釈剤で希釈す
る。
【0022】また、導電材料としては、導電性カーボン
の他、導電性ニッケル、導電性酸化亜鉛、あるいは導電
性ウイスカー等が例示できる。なお、導電材料の含有量
はロールの表面抵抗値が108Ω以下になるように配合
すればよい。
の他、導電性ニッケル、導電性酸化亜鉛、あるいは導電
性ウイスカー等が例示できる。なお、導電材料の含有量
はロールの表面抵抗値が108Ω以下になるように配合
すればよい。
【0023】また、このような導電性を有する樹脂層か
らなるアンダーコート層およびトップコート層の形成
は、ディッピング法に限らず、均一な膜厚の層を形成で
きる手段であれば適宜使用することができ、例えば、ス
プレーコート法、ロールコート法等が例示できる。
らなるアンダーコート層およびトップコート層の形成
は、ディッピング法に限らず、均一な膜厚の層を形成で
きる手段であれば適宜使用することができ、例えば、ス
プレーコート法、ロールコート法等が例示できる。
【0024】また、本発明の搬送ロールは、コアロール
にアンダーコート層、粒子層およびトップコート層を設
けただけのものであるので、製造が容易で、寸法精度が
良好であり色ズレが生じることがなく、しかも表面が粗
面になっているので摩擦係数が高く、紙送り性能も良好
である。さらに、樹脂のコート層は、樹脂に高分子ポリ
エステル・エーテル系のアミン塩、有機金属錯体系カッ
プリング剤等の分散剤と導電性カーボン等の導電材料と
を含有しているので、ロール表面に帯電することがな
く、紙粉等が付着し難い。
にアンダーコート層、粒子層およびトップコート層を設
けただけのものであるので、製造が容易で、寸法精度が
良好であり色ズレが生じることがなく、しかも表面が粗
面になっているので摩擦係数が高く、紙送り性能も良好
である。さらに、樹脂のコート層は、樹脂に高分子ポリ
エステル・エーテル系のアミン塩、有機金属錯体系カッ
プリング剤等の分散剤と導電性カーボン等の導電材料と
を含有しているので、ロール表面に帯電することがな
く、紙粉等が付着し難い。
【0025】また、本発明の搬送ロールは、表面の粗面
性による摩擦係数によって紙送り性能を得ているので、
温度・湿度の変化に対しても安定した紙送り性能が得ら
れ、また、表面に樹脂コート層を有するので粗面ではあ
るが、オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)用の透明
フィルム等の搬送に用いても傷付けることがない。
性による摩擦係数によって紙送り性能を得ているので、
温度・湿度の変化に対しても安定した紙送り性能が得ら
れ、また、表面に樹脂コート層を有するので粗面ではあ
るが、オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)用の透明
フィルム等の搬送に用いても傷付けることがない。
【0026】本発明では、例えば、粗面性を得るために
粒子径20〜60μm、好ましくは25〜50μm、最
も好ましくは30μm程度の粒子を、厚さ5〜30μ
m、好ましくは10〜25μmの厚さの樹脂コート層中
に含有する。これにより、トップコート層の粒子を覆う
部分の頂点が、粒子層の粒子間を覆う部分より径方向に
平均して5〜40μm突出するので、良好な紙送り性能
を得ることができる。
粒子径20〜60μm、好ましくは25〜50μm、最
も好ましくは30μm程度の粒子を、厚さ5〜30μ
m、好ましくは10〜25μmの厚さの樹脂コート層中
に含有する。これにより、トップコート層の粒子を覆う
部分の頂点が、粒子層の粒子間を覆う部分より径方向に
平均して5〜40μm突出するので、良好な紙送り性能
を得ることができる。
【0027】また、本発明の搬送ロールに用いるコアロ
ールは、従来から用いられているものでよく、例えば鋼
製、ステンレス鋼製、アルミニウム製等の金属製コアロ
ール、または塩化ビニル、ポリアセタール等の樹脂製コ
アロールを用いることができる。
ールは、従来から用いられているものでよく、例えば鋼
製、ステンレス鋼製、アルミニウム製等の金属製コアロ
ール、または塩化ビニル、ポリアセタール等の樹脂製コ
アロールを用いることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
図面を参照して説明するが、本発明の趣旨に反しない限
り、本実施例に限定されることはない。
図面を参照して説明するが、本発明の趣旨に反しない限
り、本実施例に限定されることはない。
【0029】(実施例1〜2)実施例1〜2で、アンダ
ーコート層およびトップコート層に使用するエポキシ樹
脂塗液を、以下の通り調製した。
ーコート層およびトップコート層に使用するエポキシ樹
脂塗液を、以下の通り調製した。
【0030】先ず、可撓性エポキシ主剤に、主剤に対し
て下記表1に示す割合の導電性カーボンと、主剤に対し
て下記表1に示す割合のポリエステル・エーテル系のア
ミン塩の分散剤とをそれぞれ配合し、超音波又はボール
ミルにて分散することにより、各コート液原液を調製し
た。
て下記表1に示す割合の導電性カーボンと、主剤に対し
て下記表1に示す割合のポリエステル・エーテル系のア
ミン塩の分散剤とをそれぞれ配合し、超音波又はボール
ミルにて分散することにより、各コート液原液を調製し
た。
【0031】また、各原液を、可撓性エポキシの主剤に
対して200wt%のメチルエチルケトンでそれぞれ希
釈して、実施例1〜2で用いるエポキシ樹脂塗液(コー
ト液)とした。
対して200wt%のメチルエチルケトンでそれぞれ希
釈して、実施例1〜2で用いるエポキシ樹脂塗液(コー
ト液)とした。
【0032】次に、ディッピング法により、金属製コア
ロールを、各コート液に浸し、120mm/minの速度で
引き上げ、金属製コアロール表面に厚さ約13μm〜2
0μmの均一なアンダーコート層を形成した。その後、
金属製コアロールを約5分間室温風乾させ、アンダーコ
ート層を半硬化状態とした。
ロールを、各コート液に浸し、120mm/minの速度で
引き上げ、金属製コアロール表面に厚さ約13μm〜2
0μmの均一なアンダーコート層を形成した。その後、
金属製コアロールを約5分間室温風乾させ、アンダーコ
ート層を半硬化状態とした。
【0033】次いで、このアンダーコート層全体に、圧
着法にて、平均粒子径30μmのアルミナ粒子を固着さ
せた。そして、アンダーコート層に固着していないアル
ミナ粒子をエアブローにて除去し、高密度で且つムラの
ないアルミナ粒子層を形成した。
着法にて、平均粒子径30μmのアルミナ粒子を固着さ
せた。そして、アンダーコート層に固着していないアル
ミナ粒子をエアブローにて除去し、高密度で且つムラの
ないアルミナ粒子層を形成した。
【0034】次に、これを120℃で約20分熱硬化さ
せ、金属製コアロールが常温になるまで冷却した。その
後、さらにディッピング法により、アルミナ粒子層を有
するコアロールを各コート液にそれぞれ浸し、120mm
/minの速度で引き上げ、アルミナ粒子層の上に厚さ約
15μm〜21μmのトップコート層をそれぞれ形成
し、120℃で約60分熱硬化させた。
せ、金属製コアロールが常温になるまで冷却した。その
後、さらにディッピング法により、アルミナ粒子層を有
するコアロールを各コート液にそれぞれ浸し、120mm
/minの速度で引き上げ、アルミナ粒子層の上に厚さ約
15μm〜21μmのトップコート層をそれぞれ形成
し、120℃で約60分熱硬化させた。
【0035】かかる搬送ロールは、アンダーコート層お
よびトップコート層がディッピング法にて形成されてい
るので膜厚がそれぞれ均一であり、また1層もしくは2
層に固着しているアルミナ粒子は高密度で、且つ、ムラ
がないので、ロールの真円度が高く、振れも小さく、表
面の寸法精度が極めて高いので色ズレが生じることがな
かった。
よびトップコート層がディッピング法にて形成されてい
るので膜厚がそれぞれ均一であり、また1層もしくは2
層に固着しているアルミナ粒子は高密度で、且つ、ムラ
がないので、ロールの真円度が高く、振れも小さく、表
面の寸法精度が極めて高いので色ズレが生じることがな
かった。
【0036】また、アンダーコート層とトップコート層
が均一に分散したカーボンを含有した導電性を有するエ
ポキシ樹脂層であるので、ロール表面に帯電することが
なく、紙粉等の付着の問題もなく、良好な紙送り性能を
有していた。
が均一に分散したカーボンを含有した導電性を有するエ
ポキシ樹脂層であるので、ロール表面に帯電することが
なく、紙粉等の付着の問題もなく、良好な紙送り性能を
有していた。
【0037】(比較例1〜6)比較例1〜6で、アンダ
ーコート層およびトップコート層に用いるエポキシ樹脂
塗液を、以下の通り調製した。
ーコート層およびトップコート層に用いるエポキシ樹脂
塗液を、以下の通り調製した。
【0038】先ず、可撓性エポキシ主剤に、主剤に対し
て下記表1に示す割合のポリエステル・エーテル系のア
ミン塩の分散剤と導電性カーボンを配合し、超音波又は
ボールミルにて分散して、各種コート液原液を調製し
た。
て下記表1に示す割合のポリエステル・エーテル系のア
ミン塩の分散剤と導電性カーボンを配合し、超音波又は
ボールミルにて分散して、各種コート液原液を調製し
た。
【0039】次いで、各原液を、可撓性エポキシの主剤
に対して200wt%のメチルエチルケトンでそれぞれ
希釈して、比較例1〜6で用いるコート液を得た。
に対して200wt%のメチルエチルケトンでそれぞれ
希釈して、比較例1〜6で用いるコート液を得た。
【0040】これらの各コート液を用いた以外は、実施
例1〜2と同様にして比較例1〜6の搬送ロールを製造
した。
例1〜2と同様にして比較例1〜6の搬送ロールを製造
した。
【0041】(比較例7)EPDMゴム(三井EPT−
4010)100重量部に対して、過酸化物架橋剤(パ
ークミルD−40)6重量部、カーボンブラック(HA
Fブラック)80重量部を配合し、プレス加硫で直径1
2mm、長さ300mmのロールに成形した。成形物の
ゴム硬度は、JIS Aスケールで50°であった。
4010)100重量部に対して、過酸化物架橋剤(パ
ークミルD−40)6重量部、カーボンブラック(HA
Fブラック)80重量部を配合し、プレス加硫で直径1
2mm、長さ300mmのロールに成形した。成形物の
ゴム硬度は、JIS Aスケールで50°であった。
【0042】(比較例8)ウレタン樹脂のコート剤に、
平均粒子径30μmのアルミナ粒子を分散させたものを
コート塗液とし、このコート塗液を、約5μmのプライ
マーを塗布した直径12mm、長さ300mmの金属製
コアロールにスプレーにて吹きつけ、ウレタン樹脂とア
ルミナ粒子の混合層を形成したロールを製造した。
平均粒子径30μmのアルミナ粒子を分散させたものを
コート塗液とし、このコート塗液を、約5μmのプライ
マーを塗布した直径12mm、長さ300mmの金属製
コアロールにスプレーにて吹きつけ、ウレタン樹脂とア
ルミナ粒子の混合層を形成したロールを製造した。
【0043】(比較例9)シリコーン樹脂のコート剤
に、平均粒子径30μmのアルミナ粒子を分散させたも
のをコート塗液とし、このコート塗液を、約5μmのプ
ライマーを塗布した直径12mm、長さ300mmの金
属製コアロールにスプレーにて吹きつけ、シリコーン樹
脂とアルミナ粒子の混合層を形成したロールを製造し
た。
に、平均粒子径30μmのアルミナ粒子を分散させたも
のをコート塗液とし、このコート塗液を、約5μmのプ
ライマーを塗布した直径12mm、長さ300mmの金
属製コアロールにスプレーにて吹きつけ、シリコーン樹
脂とアルミナ粒子の混合層を形成したロールを製造し
た。
【0044】
【表1】
【0045】(試験例1)実施例1〜2および比較例1
〜6の各搬送ロールについて、樹脂膜の電気抵抗および
搬送ロールの表面抵抗を測定した。この結果を表2に示
す。なお、抵抗値の測定にあたっては、電極間を10m
m、印加電圧を10Vとした。
〜6の各搬送ロールについて、樹脂膜の電気抵抗および
搬送ロールの表面抵抗を測定した。この結果を表2に示
す。なお、抵抗値の測定にあたっては、電極間を10m
m、印加電圧を10Vとした。
【0046】
【表2】
【0047】表2の結果より、樹脂膜自身が導電性であ
っても分散剤を添加しないものは、ロールにした場合、
導電性を示さないものがあることが確認できた。
っても分散剤を添加しないものは、ロールにした場合、
導電性を示さないものがあることが確認できた。
【0048】(試験例2)実施例1〜2の搬送ロールに
ついて、帯電防止機能を評価し、比較例1〜6の搬送ロ
ールと比較した。この結果を図2に示す。
ついて、帯電防止機能を評価し、比較例1〜6の搬送ロ
ールと比較した。この結果を図2に示す。
【0049】ここで、帯電防止機能の評価は、下記の通
り表面帯電電位を測定することにより行った。
り表面帯電電位を測定することにより行った。
【0050】各搬送ロールに、普通紙を所定の荷重をか
けて巻き掛けた状態で、各搬送ロールを250r.p.mで
1分間空回転した後、1秒毎に表面の帯電電位を測定し
た。測定している間は、ロールは回転したままとし、ま
た、測定開始から20秒後にエアーを吹きかけて紙粉除
去を行った。
けて巻き掛けた状態で、各搬送ロールを250r.p.mで
1分間空回転した後、1秒毎に表面の帯電電位を測定し
た。測定している間は、ロールは回転したままとし、ま
た、測定開始から20秒後にエアーを吹きかけて紙粉除
去を行った。
【0051】図2の結果より、実施例1〜2の搬送ロー
ルは、比較例1〜5のそれと比較して表面帯電電位が低
く、特に、実施例2の搬送ロールが優れていることが確
認された。これにより、実施例1〜2の搬送ロールは、
帯電し難く、紙粉の影響を受けにくいことが確認でき
た。これは表2の結果からも、ロールの表面抵抗値が1
08Ω以下であることが要因といえる。
ルは、比較例1〜5のそれと比較して表面帯電電位が低
く、特に、実施例2の搬送ロールが優れていることが確
認された。これにより、実施例1〜2の搬送ロールは、
帯電し難く、紙粉の影響を受けにくいことが確認でき
た。これは表2の結果からも、ロールの表面抵抗値が1
08Ω以下であることが要因といえる。
【0052】(試験例3)実施例1〜2および比較例1
〜9の各搬送ロールについて、10万枚通紙試験により
紙粉を付着させ、その状態での摩擦係数を測定し、初期
摩擦係数と比較した。また、付着させた紙粉を除去した
後の摩擦係数を比較した。これらの結果を表3に示す。
〜9の各搬送ロールについて、10万枚通紙試験により
紙粉を付着させ、その状態での摩擦係数を測定し、初期
摩擦係数と比較した。また、付着させた紙粉を除去した
後の摩擦係数を比較した。これらの結果を表3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】表3の結果より、良好な初期摩擦係数を得
るためには、表面粗度RZが15μm以上必要であるこ
とが判明した。さらに、ロールの紙粉付着防止機能を向
上させるためには、ロール表面が導電性であり、且つ、
表面粗度RZは15μm〜28μmが適していることが
判明した。また、上記の結果、実施例2の搬送ロールが
特に優れていることが確認できた。
るためには、表面粗度RZが15μm以上必要であるこ
とが判明した。さらに、ロールの紙粉付着防止機能を向
上させるためには、ロール表面が導電性であり、且つ、
表面粗度RZは15μm〜28μmが適していることが
判明した。また、上記の結果、実施例2の搬送ロールが
特に優れていることが確認できた。
【0055】(試験例4)実施例2の搬送ロールについ
て、真円度を測定した。また、比較のため、比較例7〜9
の搬送ロール、および金属製コアロール自身の真円度を
それぞれ測定した。この結果を表4に示す。
て、真円度を測定した。また、比較のため、比較例7〜9
の搬送ロール、および金属製コアロール自身の真円度を
それぞれ測定した。この結果を表4に示す。
【0056】
【表4】
【0057】表4の結果より、実施例2のロールは、比
較例7〜9のロールと比べ、格段に真円度が高く、且つ振
れも小さく、抜群の精度を有するものであった。
較例7〜9のロールと比べ、格段に真円度が高く、且つ振
れも小さく、抜群の精度を有するものであった。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の搬送ロー
ルは、一般的に知られている無機砥粒を用いた搬送ロー
ルにはない高レベルの紙粉付着防止機能を有し、高精度
で色ズレが生じることがなく、且つ、安定した通紙が行
えるという性能を有するものである。
ルは、一般的に知られている無機砥粒を用いた搬送ロー
ルにはない高レベルの紙粉付着防止機能を有し、高精度
で色ズレが生じることがなく、且つ、安定した通紙が行
えるという性能を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の搬送ロールを示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施例にかかる搬送ロールの表面帯電
電位を示す図である。
電位を示す図である。
1 コアロール
2 アンダーコート層
3 粒子層
4 トップコート層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 雄太
神奈川県横浜市鶴見区尻手2丁目3番6
号 北辰工業株式会社内
(56)参考文献 特開 平7−53084(JP,A)
特開 平6−16301(JP,A)
特開 平8−176521(JP,A)
特開 平8−207171(JP,A)
特開 昭64−66676(JP,A)
実開 昭61−119549(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65H 5/06
Claims (4)
- 【請求項1】 コアロールの表面に設けられたアンダー
コート層と、前記アンダーコート層に固着された粒子か
らなる粒子層と、前記粒子層を覆うトップコート層とを
有し、前記アンダーコート層と前記トップコート層と
が、少なくとも1種類以上の高分子ポリエステル・エー
テル系のアミン塩、有機金属錯体系カップリング剤等の
分散剤と、導電性カーボン等の導電材料とを含有する導
電性を有する樹脂層で形成され、ロールの表面抵抗値が
108Ω以下であり、且つ、表面粗度RZが15μm以
上であることを特徴とする搬送ロール。 - 【請求項2】 請求項1において、前記トップコート層
の前記粒子を覆う部分の頂点が、前記粒子層の前記粒子
間を覆う部分より径方向に平均して5〜40μm突出し
ていることを特徴とする搬送ロール。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記導電性
を有する樹脂層が、エポキシ樹脂層からなることを特徴
とする搬送ロール。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記粒
子層を形成する前記粒子の平均粒子径が、20〜60μ
mであることを特徴とする搬送ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14560897A JP3465775B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 搬送ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14560897A JP3465775B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 搬送ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10329970A JPH10329970A (ja) | 1998-12-15 |
JP3465775B2 true JP3465775B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=15388982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14560897A Expired - Fee Related JP3465775B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 搬送ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3465775B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019172417A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体搬送装置、印刷装置、及び、媒体搬送装置の製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61119549U (ja) * | 1985-01-10 | 1986-07-28 | ||
JP2649162B2 (ja) * | 1987-09-08 | 1997-09-03 | 東海ゴム工業 株式会社 | 帯電ロール |
JP3149085B2 (ja) * | 1992-06-29 | 2001-03-26 | 株式会社ブリヂストン | 複写機用ローラーの表面被覆方法 |
JP2694839B2 (ja) * | 1993-07-20 | 1997-12-24 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション | 用紙搬送ローラー |
JPH08176521A (ja) * | 1994-12-26 | 1996-07-09 | Showa Denko Kk | 導電性接着剤 |
JP3309621B2 (ja) * | 1995-02-03 | 2002-07-29 | 株式会社ブリヂストン | ローラの製造方法 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP14560897A patent/JP3465775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019172417A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体搬送装置、印刷装置、及び、媒体搬送装置の製造方法 |
JP7069940B2 (ja) | 2018-03-28 | 2022-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体搬送装置、印刷装置、及び、媒体搬送装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10329970A (ja) | 1998-12-15 |
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