以下、説明される本発明は、多様な変換を加えることができて、様々な実施形態を持つことができて、特定実施形態を図面に例示して詳細な説明で詳細に説明する。
しかし、これは、本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変換、均等物乃至代替物を含むものと理解されなければならない。本発明を説明するに当たり、関連した公示技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
本出願で使った用語は、単に特定実施形態を説明するために使われたもので、本発明を限定しようとする意図はない。単数の表現は文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本出願で、“含む”または“持つ”等の用語は、明細書上に記載された特徴、数字、工程、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたのが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の別の特徴や数字、工程、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
また“第1、第2”等の用語は、多様な構成要素を区分して説明するために使われるが、前記構成要素は、前記用語によって限定されてはいけない。前記用語は、一つの構成要素を別の構成要素から区別する目的にだけ使われる。
以下で使われる‘光軸方向’とは、レンズ駆動装置に結合された状態のレンズモジュールの光軸方向と定義する。一方、‘光軸方向’は、‘光軸方向’、‘z軸方向’などと混用されることがある。
以下で使われる‘オートフォーカス機能’とは、イメージセンサーに被写体の鮮明な映像が得られるように被写体の距離に応じてレンズモジュールを光軸方向に移動させてイメージセンサーとの距離を調節することによって被写体に対する焦点を自動で合わせる機能と定義する。一方、‘オートフォーカス’とは、‘AF(Auto Focus)’と混用されることがある。
以下で使われる‘手振れ補正機能’とは、外力によってイメージセンサーに発生する振動を相殺するようにレンズモジュールを光軸方向と垂直した方向に移動させたりチルトさせる機能と定義する。一方、‘手振れ補正’は‘OIS(Optical Image Stabilization)’と混用されることがある。
以下では本実施形態に係る光学機器の構成を説明する。
光学機器は携帯電話、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、携帯用スマート機器、デジタルカメラ、ノートブックコンピュータ(laptop computer)、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)及びナビゲーションのいずれかである。但し、光学機器の種類がこれに制限されずて映像または写真を撮影するためのなんらかの装置も光学機器と称される。
光学機器は、本体(図示せず)、デュアルカメラモジュール及びディスプレイ部(図示せず)を含むことができる。但し、光学機器において本体、デュアルカメラモジュール及びディスプレイ部のいずれか一つ以上が省略または変更され得る。
本体は、光学機器の外観を形成することができる。一例として、本体は、直方体形状を含むことができる。別の例で、本体は、少なくとも一部でラウンドに形成されることができる。本体は、デュアルカメラモジュールを収容することができる。本体の一面には、ディスプレイ部が配置されることができる。一例として、本体の一面にディスプレイ部及びデュアルカメラモジュールが配置されて本体の他面(一面の向い側に位置する面)にデュアルカメラモジュールが追加で配置されることができる。
デュアルカメラモジュールは、本体に配置されることができる。デュアルカメラモジュールは、本体の一面に配置されることができる。デュアルカメラモジュールは、少なくとも一部が本体内部に収容されることができる。デュアルカメラモジュールは、二つのカメラモジュールで備えられることができる。追加的なカメラモジュールが本体の一面及び本体の他面に各々配置されることができる。デュアルカメラモジュールは、被写体の映像を撮影することができる。
ディスプレイ部は、本体に配置されることができる。ディスプレイ部は、本体の一面に配置されることができる。つまり、ディスプレイ部は、デュアルカメラモジュールと同じ面に配置されることができる。または、ディスプレイ部は、本体の他面に配置されることができる。ディスプレイ部は、本体でデュアルカメラモジュールが配置された面の向い側に位置する面に配置されることができる。ディスプレイ部は、デュアルカメラモジュールで撮影された映像を出力することができる。
以下では、本実施形態に係るデュアルカメラモジュールの構成を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデュアルカメラモジュールの斜視図である。
デュアルカメラモジュールは、第1カメラモジュール及び第2カメラモジュールを含むことができる。第1カメラモジュールは、第1レンズ駆動装置1000を含むことができる。第1レンズ駆動装置1000は、‘AFボイスコイルモーター(Auto Focus Voice Coil Motor,AF VCM)’または、‘AFアクチュエータ(Actuator)’と称される。第2カメラモジュールは、第2レンズ駆動装置2000を含むことができる。第2レンズ駆動装置2000は、‘OISモジュール(Optical Image Stabilization Module)’または‘OISアクチュエータ’と称される。デュアルカメラモジュールは、第1レンズ駆動装置1000及び第2レンズ駆動装置2000を含むことができる。デュアルカメラモジュールは、第1カメラモジュールと、第1カメラモジュールの第1側面と対向する第2側面を含む第2カメラモジュールを含むことができる。第1カメラモジュールと第2カメラモジュールは、印刷回路基板300上に並んで配置されることができる。
第1カメラモジュールは、第1レンズ駆動装置1000、レンズモジュール400、赤外線フィルター(図示せず)、印刷回路基板300、イメージセンサー(図示せず)及び制御部(図示せず)を含むことができる。但し、第1カメラモジュールで第1レンズ駆動装置1000、レンズモジュール400、赤外線フィルター、印刷回路基板300、イメージセンサー及び制御部のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
レンズモジュール400は、少なくとも一つのレンズを含むことができる。レンズモジュール400は、レンズ及びレンズバレルを含むことができる。レンズモジュール400は、一つ以上のレンズ(図示せず)と、レンズを収容するレンズバレルを含むことができる。但し、レンズモジュール400の一構成が、レンズバレルに限定されず一つ以上のレンズを支持できるホルダー構造であればいずれも可能である。レンズモジュール400は、第1レンズ駆動装置1000の内側に結合することができる。レンズモジュール400は、第1レンズ駆動装置1000のボビン4210に結合することができる。レンズモジュール400は、ボビン4210と一体で移動することができる。レンズモジュール400は、ボビン4210と接着剤(図示せず)で結合することができる。例えば、レンズモジュール400は、ボビン4210とねじ結合することができる。一方、レンズモジュール400を通過した光は、イメージセンサーに照射されることができる。
赤外線フィルターは、イメージセンサーに赤外線領域の光が入射されるのを遮断することができる。赤外線フィルターは、レンズモジュール400とイメージセンサーとの間に配置されることができる。一例として、赤外線フィルターは、べース4400とは別に備えられるホルダー部材100に配置されることができる。別の例で、赤外線フィルターは、べース4400の貫通ホール4410に装着されることができる。赤外線フィルターはフィルム材質またはグラス材質で形成されることができる。赤外線フィルターは撮像面保護用カバーガラス、カバーグラスのような平板形状の光学的フィルターに赤外線遮断コーティング物質がコーティングされて形成されることができる。一例として、赤外線フィルターは、赤外線を吸収する赤外線吸収フィルター(Blue filter)であり得る。別の例で、赤外線フィルターは、赤外線を反射する赤外線反射フィルター(IR cut filter)であり得る。
印刷回路基板300の上側に第1レンズ駆動装置1000が配置されることができる。印刷回路基板300は、第1レンズ駆動装置1000の下側に配置されることができる。印刷回路基板300は、第1レンズ駆動装置1000と結合することができる。印刷回路基板300には、イメージセンサーが配置されることができる。印刷回路基板300は、イメージセンサーと電気的に連結されることができる。一例として、印刷回路基板300と第1レンズ駆動装置1000との間にホルダー部材100が配置されることができる。この時、ホルダー部材100は、内側にイメージセンサーを収容することができる。別の例で、印刷回路基板300に第1レンズ駆動装置1000が直接配置されることができる。この時、第1レンズ駆動装置1000は、内側にイメージセンサーを収容することができる。このような構造により、第1レンズ駆動装置1000に結合されたレンズモジュール400を通過した光が、印刷回路基板300に配置されたイメージセンサーに照射されることができる。印刷回路基板300は、第1レンズ駆動装置1000に電源(電流)を供給することができる。一方、印刷回路基板300には、第1レンズ駆動装置1000を制御するための制御部が配置されることができる。
イメージセンサーは、印刷回路基板300に配置されることができる。イメージセンサーは、印刷回路基板300に電気的に連結されることができる。一例として、イメージセンサーは、印刷回路基板300に表面実装技術(SMT,Surface Mounting Technology)で結合することができる。別の例で、イメージセンサーは、印刷回路基板300にフリップチップ(flip chip)技術によって結合することができる。イメージセンサーは、レンズモジュール400と光軸が一致するように配置されることができる。つまり、イメージセンサーの光軸とレンズモジュール400の光軸は、アラインメント(alignment)できる。これにより、イメージセンサーは、レンズモジュール400を通過した光を取得することができる。イメージセンサーは、イメージセンサーの有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサーは、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPD及びCIDのいずれかであり得る。但し、イメージセンサーの種類がこれに制限されずイメージセンサーは入射される光を電気的信号に変換できるなんらかの構成も含むことができる。
制御部は、印刷回路基板300に配置されることができる。一例として、制御部は、第1レンズ駆動装置1000の内側に配置されることができる。別の例で、制御部は、第1レンズ駆動装置1000の外側に位置することができる。制御部は、第1レンズ駆動装置1000のコイル4220に供給する電流の方向、強さ及び振幅などを個別的に制御することができる。制御部は、第1レンズ駆動装置1000を制御してカメラモジュールのオートフォーカス機能を行うことができる。つまり、制御部は、第1レンズ駆動装置1000を制御してレンズモジュール400を光軸方向に移動させたり光軸方向と垂直した方向に移動させたりチルト(tilt)させたりすることができる。さらに、制御部は、オートフォーカス機能のフィードバック(Feedback)制御を行うことができる。より詳細には、制御部は、AFセンサー(図示せず)で感知されたボビン4210または、ハウジング4310の位置を受信して、コイル4220に印加する電流を制御してオートフォーカスフィードバック制御を行うことができる。上述した制御部によるフィードバック制御は、リアルタイムで発生するので、より精度の良いオートフォーカス機能が実行されることができる。
第2カメラモジュールは、第2レンズ駆動装置2000、レンズモジュール(図示せず)、赤外線フィルター(図示せず)、印刷回路基板300、イメージセンサー(図示せず)及び制御部(図示せず)を含むことができる。但し、第2カメラモジュールで第2レンズ駆動装置2000、レンズモジュール、赤外線フィルター、印刷回路基板300、イメージセンサー及び制御部のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
レンズモジュールは、少なくとも一つのレンズを含むことができる。レンズモジュールは、レンズ及びレンズバレルを含むことができる。レンズモジュールは、一つ以上のレンズ(図示せず)と、レンズを収容するレンズバレルを含むことができる。但し、レンズモジュールの一構成がレンズバレルと限定されず一つ以上のレンズを支持できるホルダー構造であればいずれも可能である。レンズモジュールは、第2レンズ駆動装置2000の内側に結合することができる。レンズモジュールは、第2レンズ駆動装置2000のボビン2210に結合することができる。レンズモジュールは、ボビン2210と一体で移動することができる。レンズモジュールは、ボビン2210と接着剤(図示せず)で結合することができる。例えば、レンズモジュールは、ボビン2210とねじ結合することができる。一方、レンズモジュールを通過した光は、イメージセンサーに照射されることができる。
赤外線フィルターは、イメージセンサーに赤外線領域の光が入射されるのを遮断することができる。赤外線フィルターは、レンズモジュールとイメージセンサーとの間に配置されることができる。一例として、赤外線フィルターは、べース2430とは別に備えられるホルダー部材200に配置されることができる。別の例で、赤外線フィルターは、べース2430の貫通ホール2431に装着されることができる。赤外線フィルターは、フィルム材質またはグラス材質で形成されることができる。赤外線フィルターは、撮像面保護用カバーガラス、カバーグラスのような平板形状の光学的フィルターに赤外線遮断コーティング物質がコーティングされて形成されることができる。一例として、赤外線フィルターは、赤外線を吸収する赤外線吸収フィルター(Blue filter)であり得る。別の例で、赤外線フィルターは、赤外線を反射する赤外線反射フィルター(IR cut filter)であり得る。
印刷回路基板300の上側に第2レンズ駆動装置2000が配置されることができる。印刷回路基板300は、第2レンズ駆動装置2000の下側に配置されることができる。印刷回路基板300は、第2レンズ駆動装置2000と結合することができる。印刷回路基板300には、イメージセンサーが配置されることができる。印刷回路基板300は、イメージセンサーと電気的に連結されることができる。一例として、印刷回路基板300と第2レンズ駆動装置2000との間にホルダー部材200が配置されることができる。この時、ホルダー部材200は、内側にイメージセンサーを収容することができる。別の例で、印刷回路基板300に第2レンズ駆動装置2000が直接配置されることができる。この時、第2レンズ駆動装置2000は、内側にイメージセンサーを収容することができる。このような構造により、第2レンズ駆動装置2000に結合されたレンズモジュールを通過した光が印刷回路基板300に配置されたイメージセンサーに照射されることができる。印刷回路基板300は、第2レンズ駆動装置2000に電源(電流)を供給することができる。一方、印刷回路基板300には、第2レンズ駆動装置2000を制御するための制御部が配置されることができる。
イメージセンサーは、印刷回路基板300に配置されることができる。イメージセンサーは、印刷回路基板300に電気的に連結されることができる。一例として、イメージセンサーは、印刷回路基板300に表面実装技術(SMT,Surface Mounting Technology)で結合することができる。別の例で、イメージセンサーは、印刷回路基板300にフリップチップ(flip chip)技術によって結合することができる。イメージセンサーは、レンズモジュールと光軸が一致するように配置されることができる。つまり、イメージセンサーの光軸とレンズモジュールの光軸は、アラインメント(alignment)できる。これにより、イメージセンサーは、レンズモジュールを通過した光を取得することができる。イメージセンサーは、イメージセンサーの有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサーは、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPD及びCIDのいずれかであり得る。但し、イメージセンサーの種類がこれに制限されずイメージセンサーは、入射される光を電気的信号に変換できるなんらかの構成も含むことができる。
制御部は、印刷回路基板300に配置されることができる。一例として、制御部は、第2レンズ駆動装置2000の内側に配置されることができる。別の例で、制御部は、第2レンズ駆動装置2000の外側に位置してもよい。制御部は、第2レンズ駆動装置2000の第1コイル2220及び第2コイル2422に供給する電流の方向、強さ及び振幅などを個別的に制御することができる。制御部は、第2レンズ駆動装置2000を制御してカメラモジュールのオートフォーカス機能及び手振れ補正機能のいずれか一つ以上を行うことができる。つまり、制御部は、第2レンズ駆動装置2000を制御してレンズモジュールを光軸方向に移動させたり光軸方向と垂直した方向に移動させたりチルト(tilt)させたりすることができる。さらに、制御部は、オートフォーカス機能のフィードバック(Feedback)制御及び手振れ補正機能のフィードバック制御のいずれか一つ以上を行うことができる。より詳細には、制御部は、AFセンサー(図示せず)で感知されたボビン2210または、ハウジング2310の位置を受信して第1コイル2220に印加する電流を制御してオートフォーカスフィードバック制御を行うことができる。さらに、制御部は、ホールセンサー2700で感知されたボビン2210または、ハウジング2310の位置を受信して第2コイル2422に印加する電流を制御して手振れ補正フィードバック制御を行うことができる。上述した制御部によるフィードバック制御は、リアルタイムで発生するので、より精度のよいオートフォーカス機能及び手振れ補正機能が実行されることができる。
以下では、本実施形態に係る第1レンズ駆動装置の構成を図面を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係る第1レンズ駆動装置にレンズモジュールが結合された状態の斜視図で、図3は、本実施形態に係る第1レンズ駆動装置の分解斜視図で、図4は、図2のX-Yから見た断面図で、図5は、本実施形態に係る第1レンズ駆動装置のマグネットを図示する斜視図で、図6は、本実施形態に係る第1レンズ駆動装置のマグネット及び第2レンズ駆動装置のマグネットを図示する概念図で、図7は、本実施形態に係る第1レンズ駆動装置のハウジングを図示する斜視図で、図8は、本実施形態に係る第1レンズ駆動装置のハウジングを図示する側面図である。
第1レンズ駆動装置1000は、AFモジュールであり得る。この時、第2レンズ駆動装置2000は、OISモジュールであり得る。ここで、OISモジュールは、AF機能も共に行うことができる。但し、第1レンズ駆動装置1000は、OISモジュールであり得る。この時、第2レンズ駆動装置2000は、AFモジュールであり得る。つまり、第1レンズ駆動装置1000及び第2レンズ駆動装置2000のいずれかがAFモジュールで、他の一つは、OISモジュールである。または、第1レンズ駆動装置1000及び第2レンズ駆動装置2000共にAFモジュールであり得る。または、第1レンズ駆動装置1000及び第2レンズ駆動装置2000共にOISモジュールであり得る。
第1レンズ駆動装置1000は、カバー部材4100、可動子4200、固定子4300、べース4400及びAF弾性部材4500を含むことができる。但し、第1レンズ駆動装置1000でカバー部材4100、可動子4200、固定子4300、べース4400及びAF弾性部材4500中一つ以上が省略または変更されてもよい。
カバー部材4100は、ハウジング4310とは別の部材で形成されることができる。カバー部材4100は、ハウジング4310とは別の素材で形成されることができる。カバー部材4100は、ハウジング4310と一体で形成されることができる。または、カバー部材4100が省略されてハウジング4310がカバー部材4100として機能することができる。つまり、カバー部材4100は、ハウジング4310であり得る。
カバー部材4100は、第1レンズ駆動装置1000の外観を形成することができる。カバー部材4100は、下部が開放された六面体形状であり得る。但し、これに制限されない。カバー部材4100は非磁性体であり得る。仮に、カバー部材4100が磁性体で備えられる場合、第2レンズ駆動装置2000のマグネット2320にカバー部材4100の磁気力が影響を及ぼすことがある。カバー部材4100は、金属材で形成されることができる。より詳細には、カバー部材4100は、金属の板材で備えられることができる。この場合、カバー部材4100は、電磁波障害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。カバー部材4100のこのような特徴のために、カバー部材4100は‘EMIシールドカン’と称されることができる。カバー部材4100は、印刷回路基板300のグラウンド部と連結されることができる。これにより、カバー部材4100は、グラウンドされることができる。カバー部材4100は、第1レンズ駆動装置1000の外部から発生する電波がカバー部材4100の内側に流入するのを遮断することができる。さらに、カバー部材4100は、カバー部材4100の内部から発生した電波がカバー部材4100の外側に放出されるのを遮断することができる。但し、カバー部材4100の材質がこれに制限されない。
カバー部材4100は、上板1101及び側板4102を含むことができる。カバー部材4100は、上板1101と、上板1101の外側から下側に延びる側板4102を含むことができる。カバー部材4100の側板4102の下端は、べース4400に装着されることができる。カバー部材4100の側板4102の下端は、べース4400の段差部4430に結合することができる。カバー部材4100は、内側面がべース4400の側面の一部または全部と密着してべース4400に装着されることができる。カバー部材4100とべース4400で形成される内部空間には、可動子4200、固定子4300及びAF弾性部材4500が位置することができる。このような構造により、カバー部材4100は、外部の衝撃から内部構成要素を保護すると同時に外部汚染物質の浸透を防止することができる。但し、これに限定されず、カバー部材4100の側板4102の下端が、べース4400の下側に位置する印刷回路基板300と直接結合してもよい。複数の側板4102中一部は、第2レンズ駆動装置2000のカバー部材2100と対向することができる。
カバー部材4100は、開口部1110を含むことができる。開口部1110は、上板1101に形成されることができる。開口部1110は、レンズモジュール400を露出させることができる。開口部1110は、レンズモジュール400と対応する形状で備えられることができる。開口部1110の大きさは、レンズモジュール400が開口部1110を通して組み立てられるようにレンズモジュール400の径よりも大きく形成されることができる。一方、開口部1110を通して流入した光は、レンズモジュール400を通過することができる。この時、レンズモジュール400を通過した光は、第1イメージセンサーで映像で獲得されることができる。
可動子4200は、レンズモジュール400と結合することができる。可動子4200は、レンズモジュール400を内側に収容することができる。可動子4200の内周面にレンズモジュール400の外周面が結合することができる。可動子4200は、固定子4300との相互作用によりレンズモジュール400と一体で移動することができる。
可動子4200は、ボビン4210及びコイル4220を含むことができる。但し、可動子4200でボビン4210及びコイル4220のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
ボビン4210は、ハウジング4310の内側に位置することができる。ボビン4210は、ハウジング4310の貫通ホール1311に収容されることができる。ボビン4210は、レンズモジュール400と結合することができる。より詳細には、ボビン4210の内周面には、レンズモジュール400の外周面が結合することができる。ボビン4210にはコイル4220が結合することができる。ボビン4210の下部は、下側弾性部材4520と結合することができる。ボビン4210の上部は、上側弾性部材4510と結合することができる。ボビン4210は、ハウジング4310に対して光軸方向に移動することができる。
ボビン4210は、貫通ホール4211、コイル結合部4212、上側結合部4213及び下側結合部(図示せず)を含むことができる。但し、ボビン4210で貫通ホール4211、コイル結合部4212、上側結合部4213及び下側結合部のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール4211は、ボビン4210の内側に形成されることができる。貫通ホール4211は、上下開放型で形成されることができる。貫通ホール4211には、レンズモジュール400が結合することができる。貫通ホール4211の内周面には、レンズモジュール400の外周面に形成される螺糸山と対応する形状の螺糸山が形成されることができる。つまり、貫通ホール4211は、レンズモジュール400とねじ結合することができる。レンズモジュール400とボビン4210との間には接着剤が介在することができる。この時、接着剤は、紫外線(UV)、熱またはレーザーによって硬化するエポキシであり得る。つまり、レンズモジュール400とボビン4210は、紫外線硬化エポキシ及び/または熱硬化エポキシによって接着されることができる。
コイル結合部4212は、コイル4220の少なくとも一部を収容することができる。コイル結合部4212は、ボビン4210の外側面と一体で形成されることができる。さらに、コイル結合部4212は、ボビン4210の外側面に沿って連続的に形成されるか所定間隔で離隔して形成されることができる。一例として、コイル結合部4212は、ボビン4210の外側面の一部がコイル4220の形状と対応するように陥没して形成されることができる。この時、コイル4220は、コイル結合部4212に直巻線できる。変形例として、コイル結合部4212は、上側または下側開放型で形成されることができる。この時、コイル4220は、予め巻線された状態で開放された部分を通してコイル結合部4212に挿入結合することができる。
上側結合部4213は、上側弾性部材4510と結合することができる。上側結合部4213は、上側弾性部材4510の内側部4512と結合することができる。上側結合部4213は、ボビン4210の上面から上側に突出形成されることができる。例えば、上側結合部4213の突起は、上側弾性部材4510の内側部4512の溝またはホールに挿入されて結合することができる。この時、上側結合部4213の突起は、内側部4512のホールに挿入された状態で熱融着されて上側弾性部材4510を熱融着された突起とボビン4210の上面との間に固定することができる。
下側結合部は、下側弾性部材4520と結合することができる。下側結合部は、下側弾性部材4520の内側部4522と結合することができる。下側結合部は、ボビン4210の下面から下側に突出形成されることができる。例えば、下側結合部の突起は、下側弾性部材4520の内側部4522の溝またはホールに挿入されて結合することができる。この時、下側結合部の突起は、内側部4522のホールに挿入された状態で熱融着されて下側弾性部材4520を熱融着された突起とボビン4210の下面との間に固定することができる。
コイル4220は、ボビン4210に位置することができる。コイル4220は、ボビン4210の外周面に配置されることができる。コイル4220は、ボビン4210の外周面に直巻線できる。コイル4220は、マグネット4320と電磁気的相互作用することができる。コイル4220は、マグネット4320と対向することができる。この場合、コイル4220に電流が供給されてコイル4220周辺に磁場が形成されると、コイル4220とマグネット4320との間の電磁気的相互作用によってコイル4220がマグネット4320に沿って移動することができる。コイル4220は、AF駆動のために移動することができる。この場合、コイル4220は、‘AFコイル’と称されることができる。
コイル4220は、電源供給のための一対の引出線(図示せず)を含むことができる。コイル4220の一対の引出線は、下側弾性部材4520と電気的に連結されることができる。コイル4220の一対の引出線は各々、一対で分離備えられる下側弾性部材4520に電気的に連結されることができる。この場合、端子部4524を介して印刷回路基板300と電気的に連結される下側弾性部材4520を介してコイル4220に電源が供給されることができる。
固定子4300は、可動子4200を内側に収容することができる。固定子4300は、固定された部材であって電磁気的相互作用により可動子4200を移動させることができる。
固定子4300は、ハウジング4310及びマグネット4320を含むことができる。但し、固定子4300でハウジング4310及びマグネット4320のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
ハウジング4310は、ボビン4210の外側に位置することができる。ハウジング4310は、ボビン4210と離隔配置されることができる。ハウジング4310の少なくとも一部は、カバー部材4100の内側面と対応する形状で形成されることができる。特に、ハウジング4310の外側面は、カバー部材4100の側板4102の内側面と対応する形状で形成されることができる。ハウジング4310は、一例として四つの側面を含む六面体形状であり得る。但し、ハウジング4310の形状は、カバー部材4100の内部に配置されることができるなんらかの形状でも備えられることができる。ハウジング4310は、絶縁材質で形成されることができる。ハウジング4310は、生産性を考慮して射出物として形成されることができる。ハウジング4310は、べース4400上に固定されることができる。変形例として、ハウジング4310が省略されてマグネット4320がカバー部材4100に固定されることができる。ハウジング4310の上部には、上側弾性部材4510が結合することができる。ハウジング4310の下部には下側弾性部材4520が結合することができる。
ハウジング4310は、第1乃至第4側部1301、1302、1303、1304を含むことができる。ハウジング4310は、第1カメラモジュールの第1側面に配置される第1側部1301、第1側部1301の反対側に配置される第2側部1302、第1側部1301及び第2側部1302の間に互いに反対側に配置される第3側部1303、及び第4側部1304を含むことができる。二つのマグネット4320は、第3側部1303及び第4側部1304に各々配置されることができる。第1マグネット4321は、第3側部1303に配置されることができる。第2マグネット4322は、第4側部1304に配置されることができる。二つのマグネット4320は、第1側部1301より第2側部1302側に偏って配置されることができる。
図6に示したように二つのマグネット4320は、第2レンズ駆動装置2000から遠ざかるように偏って配置されることができる。一方、図8に示したようにハウジング4310のマグネット結合部1312は、ハウジング4310の中心線(A)を基準に一側に偏って形成されることができる。ハウジング4310のマグネット結合部1312は、第1側部1301より第2側部1302側に偏って形成されることができる。このような構造によって、マグネット結合部1312に結合するマグネット4320も第1側部1301より第2側部1302側に偏って配置されることができる。本実施形態では、第1レンズ駆動装置1000のマグネット4320の位置を調整して第2レンズ駆動装置2000に及ぼす磁力影響を最小化することができる。
ハウジング4310は、貫通ホール1311、マグネット収容部1312、上側結合部1313、下側結合部(図示せず)、ガイド部1315及び支持部1316を含むことができる。但し、ハウジング4310で貫通ホール1311、マグネット収容部1312、上側結合部1313、下側結合部(図示せず)、ガイド部1315及び支持部1316のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。特に、ハウジング4310でガイド部1315及び支持部1316は省略されることができる。
貫通ホール1311は、ハウジング4310の内側に形成されることができる。貫通ホール1311は、ハウジング4310に上下開放型で形成されることができる。貫通ホール1311には、ボビン4210が収容されることができる。貫通ホール1311には、ボビン4210が移動可能に配置されることができる。貫通ホール1311は、ボビン4210と対応する形状で備えられることができる。
マグネット結合部1312は、ハウジング4310の側面に形成されることができる。マグネット結合部1312は、ハウジング4310を貫くホールで形成されることができる。または、マグネット結合部1312は、ハウジング4310の一部が陥没して形成される溝で形成されることができる。マグネット結合部1312は、マグネット4320の少なくとも一部を収容することができる。マグネット結合部1312とマグネット4320との間には接着剤(図示せず)が配置されることができる。つまり、マグネット結合部1312とマグネット4320は、接着剤によって結合することができる。マグネット結合部1312は、ハウジング4310の内面に位置することができる。マグネット結合部1312は、ハウジング4310の内面の一部が外側に陥没して形成されることができる。この場合、マグネット4320の内側に位置するコイル4220との電磁気的相互作用に有利な長所がある。
マグネット結合部1312は、第1マグネット結合部1312a及び第2マグネット結合部1312bを含むことができる。第1マグネット結合部1312aには、第1マグネット4321が結合することができる。第1マグネット結合部1312aは、ハウジング4310の第3側部1303に形成されることができる。第2マグネット結合部1312bには、第2マグネット4322が結合することができる。第2マグネット結合部1312bは、ハウジング4310の第4側部1304に形成されることができる。
上側結合部1313は、上側弾性部材4510と結合することができる。上側結合部1313は、上側弾性部材4510の外側部4511と結合することができる。上側結合部1313は、ハウジング4310の上面から上側に突出形成されることができる。例えば、上側結合部1313の突起は、上側弾性部材4510の外側部4511の溝またはホールに挿入されて結合することができる。この時、上側結合部1313の突起は、外側部4511のホールに挿入された状態で熱融着されて上側弾性部材4510を熱融着された突起とハウジング4310の上面との間に固定することができる。
下側結合部は、下側弾性部材4520と結合することができる。下側結合部は、下側弾性部材4520の外側部4521と結合することができる。下側結合部は、ハウジング4310の下面から下側に突出形成されることができる。例えば、下側結合部の突起は、下側弾性部材4520の外側部4521の溝またはホールに挿入されて結合することができる。この時、下側結合部の突起は、外側部4521のホールに挿入された状態で熱融着されて下側弾性部材4520を熱融着された突起とハウジング4310の下面との間に固定することができる。
ガイド部1315は、陥没部4330と対応する形状で形成されることができる。ガイド部1315は、ハウジング310から突出形成されることができる。ガイド部1315は、上下方向に延びることができる。ガイド部1315は、陥没部4330の陥没面を支持することができる。ガイド部1315は、陥没部4330の陥没面と面接触することができる。ガイド部1315は、マグネット4320を内側で支持することができる。ガイド部1315は、マグネット4320を支持してマグネット4320がハウジング4310から脱落する現象を防止することができる。
支持部1316は、マグネット4320の内面4324の一部を支持することができる。支持部1316は、マグネット4320の内面4324の一部と面接触することができる。支持部1316は上、下方向に延びることができる。支持部1316は、ガイド部1315の反対側に形成されることができる。これにより、支持部1316及びガイド部1315は、マグネット4320がハウジング4310の内側から脱落する現象を防止することができる。
マグネット4320は、ハウジング4310に配置されることができる。マグネット4320は、ハウジング4310のマグネット結合部1312に収容されることができる。マグネット4320は、コイル4220と電磁気的相互作用することができる。マグネット4320は、コイル4220と対向することができる。マグネット4320は、コイル4220が固定されたボビン4210を移動させることができる。マグネット4320は、AF駆動のためにコイル4220を移動させることができる。この場合、マグネット4320は、‘AF駆動マグネット’と称されることができる。
マグネット4320は、第1及び第2マグネット4321、4322を含むことができる。マグネット4320は、相互間離隔する第1及び第2マグネット4321、4322を含むことができる。マグネット4320は、相互間反対側に位置する第1及び第2マグネット4321、4322を含むことができる。マグネット4320は、ハウジング4310の側面に互いに反対側に配置される第1マグネット4321及び第2マグネット4322を含むことができる。マグネット4320は、第3側面1303に配置される第1マグネット4321と、第4側面1304に配置される第2マグネット4322を含むことができる。
本実施形態でマグネット4320は、第1カメラモジュールの第1側面と垂直した方向にハウジング310の側部にコイル4220と対向するように配置されることができる。この時、マグネット4320は、互いに向かい合う第1及び第2マグネット4321、4322を含むことができる。第1及び第2マグネット4321、4322は各々、上面4323、下面、コイル4220と対向する内面4324、内面4324の反対側に配置される外面4325、及び内面4324及び外面4325を連結する両側面4326、4327を含むことができる。マグネット4320の両側面4326、4327中第1カメラモジュールの第1側面側に配置されるマグネット4320の一側面4326には、マグネット4320の一側面4326の一部が陥没して形成される陥没部4330が備えられることができる。つまり、マグネット4320の第1側面4326及び内面4324が会う部分には、陥没部4330が備えられることができる。これにより、マグネット4320の内面4324の一部が省略されるので、マグネット4320の内面4324の面積は、マグネット4320の外面4325の面積よりも小さいことがある。
マグネット4320は、内面4324と両側面4326、4327が会う部分、及び外面4325と両側面4326、4327が会う部分に、四つのコーナー部を含むことができる。マグネット4320の四つのコーナー部中一つのコーナー部にだけ陥没部4330が形成されることができる。つまり、マグネット4320の四つのコーナー部中一つのコーナー部の形状は残りの三つのコーナー部の形状と異なるようになる。この時、マグネット4320の残りの三つのコーナー部には、隅加工上に発生する基本曲率が存在することができる。陥没部4330の曲率は、隅加工上に発生する基本曲率とは異なるようになる。一例として、基本曲率は凸状に形成されるが、陥没部4330は凹状に形成されることができる。陥没部4330によりマグネット4320の両側面4326、4327での磁場は異なるように形成されることができる。
変形例として、マグネット4320の第1側面4326及び外面4325が会う部分には陥没部4330が備えられることができる。これにより、マグネット4320の外面4325の一部が省略されるので、マグネット4320の内面4324の面積は、マグネット4320の外面4325の面積より大きいことがある。
本実施形態に係るデュアルカメラモジュールは、マグネット4320に形成される陥没部4330を含むことができる。本実施形態では、陥没部4330を介して第1カメラモジュールのマグネット4320が第2カメラモジュールに及ぼす磁力影響を最小化することができる。本実施形態に係る陥没部4330は、マグネット4320の製造工程で隅から発生する自然曲率とは形状、大きさ及び機能面で区分されることができる。
本実施形態では、第1レンズ駆動装置1000のマグネット4320の位置を調整する第2レンズ駆動装置2000に及ぼす磁力影響を最小化することができる。より詳細には、第1レンズ駆動装置1000のハウジング4310のマグネット結合部1312が、中心線(center line)から一方に偏るようになっている。さらに、本実施形態では、第1レンズ駆動装置1000のマグネット4320の第2レンズ駆動装置2000と近い側の形状を‘┐’または‘」’字にカッティング加工することができる。または、本実施形態では、第1レンズ駆動装置1000のマグネット4320の第2レンズ駆動装置2000と近い側の形状をラウンドにカッティング加工することができる。
陥没部4330は、マグネット4320に形成されることができる。陥没部4330は、マグネット4320の一部が省略された形態であり得る。陥没部4330は、マグネット4320の外面の一部が陥没した形状であり得る。陥没部4330は、マグネット4320の第1側面4326及び内面4324が会う部分に形成されることができる。変形例で、陥没部4330は、マグネット4320の第1側面4326及び外面4325が会う部分に形成されることができる。
陥没部4330は、マグネット4320の第1側面4326の面積中10乃至80%の面積が陥没して形成されることができる。つまり、陥没部4330によりマグネット4320の第1側面4326の面積中10乃至80%が陥没することができる。言い換えると、陥没部4330によりマグネット4320の第1側面4326の面積中10乃至80%が省略されることができる。陥没部4330の水平方向への幅は、マグネット4320の第1側面4326の水平方向への幅の10乃至80%であり得る。例えば、陥没部4330の水平方向への幅は、マグネット4320の第1側面4326の水平方向への幅の43%であり得る。一方、内面4324を見ると、陥没部4330の幅は100μm以上であり得る。
陥没部4330は、マグネット4320の上端から下端までに延びることができる。陥没部4330は、マグネット4320の上面4323から下面まで一定の形状に延びることができる。変形例で、陥没部4330は、複数の溝が離隔した形態で形成されることができる。別の変形例で、陥没部4330は、相互間離隔する複数の貫通ホールで形成されることができる。つまり、陥没部4330は、第2カメラモジュールに及ぼす磁力影響を最小化できるなんらかの形態でも形成されることができる。
陥没部4330は凹状に形成されるラウンド面を含むことができる。変形例で、陥没部4330は凸状に形成されるラウンド面を含むことができる。陥没部4330は、曲面で形成されることができる。または、陥没部4330は、マグネット4320の第1側面4326と鈍角または直角を形成する傾斜面を含むことができる。陥没部4330は、第1側面4326と内面4324を傾斜するように連結することができる。陥没部4330は、第1側面4326及び内面4324の各々と鈍角を形成することができる。陥没部4330は、第1側面4326及び内面4324のいずれか一つ以上と直角を形成することができる。この時、陥没部4330は二つ以上の平面を含むことができ、二つ以上の平面は、相互間傾斜を持つことができる。
第1及び第2マグネット4321、4322に各々形成される陥没部4330は、光軸を含みマグネット4320の内面4324と平行な仮想の平面を基準に互いに対称であり得る。このような構造により、第1レンズ駆動装置1000でマグネット4320とコイル4220の相互作用によって発生するAF駆動は正常に実行されることができる。
本実施形態で、ハウジング310は、第1カメラモジュールの第1側面に配置される第1側部1031、第1側部1301の反対側に配置される第2側部1302、第1側部1301及び第2側部1302の間に互いに反対側に配置される第3側部1303及び第4側部1304を含むことができる。この時、第1及び第2マグネット4321、4322は、第3側部1303及び第4側部1304に各々配置されることができる。つまり、第1マグネット4321は、第3側部1303に配置されて、第2マグネット4322は、第4側部1304に配置されることができる。本実施形態では、第1及び第2マグネット4321、4322が、第1側部1301より第2側部1302側に偏って配置されることができる。つまり、第1及び第2マグネット4321、4322の各中心が、第1側部1301より第2側部1302に近いことがある。このような構造により、第1カメラモジュールのマグネット4320が第2カメラモジュールに及ぼす磁力影響を最小化することができる。
第1及び第2マグネット4321、4322は、各中心を基準に非対称形状を持つことができる。第1及び第2マグネット4321、4322は、各中心を含み各内面4324と垂直である仮想の平面を基準に非対称形状を持つことができる。つまり、第1及び第2マグネット4321、4322の第1側面4326にだけ陥没部4330が形成されて、第2側面4327には陥没部4330が形成されないことがある。
べース4400は、ハウジング4310の下側に配置されることができる。べース4400は、印刷回路基板300の上面に配置されることができる。べース4400には、赤外線フィルターが結合することができる。
べース4400は、貫通ホール4410、端子収容部4420及び段差部4430を含むことができる。但し、べース4400で貫通ホール4410、端子収容部4420及び段差部4430のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール4410は、べース4400の中心部に形成されることができる。貫通ホール4410は、べース4400を上下貫くように形成されることができる。貫通ホール4410は、レンズモジュール400と光軸方向にオーバーラップされることができる。貫通ホール4410は、レンズモジュール400を通過した光を通過させることができる。
端子収容部4420は、べース4400の側面に形成されることができる。端子収容部4420は、べース4400の外側の側面の一部が内側に陥没して形成されることができる。端子収容部4420は、下側弾性部材4520の端子部4524の少なくとも一部を収容することができる。端子収容部4420は、端子部4524と対応する形状で形成されることができる。
段差部4430は、べース4400の外面下端に形成されることができる。段差部4430は、べース4400の外面から外側に突出して形成されることができる。段差部4430は、カバー部材4100の側板4102の下端を支持することができる。
AF弾性部材4500は、ボビン4210及びハウジング4310に結合することができる。AF弾性部材4500は、ボビン4210を弾性的に支持することができる。AF弾性部材4500は、ボビン4210をハウジング4310に沿って移動可能に支持することができる。AF弾性部材4500は、少なくとも一部が弾性を持つことができる。
AF弾性部材4500は、上側弾性部材4510及び下側弾性部材4520を含むことができる。但し、AF弾性部材4500で上側弾性部材4510及び下側弾性部材4520のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
上側弾性部材4510は、ボビン4210の上部及びハウジング4310の上部に結合することができる。上側弾性部材4510は、ボビン4210の上側に配置されてボビン4210及びハウジング4310に結合することができる。上側弾性部材4510は、一体で形成されることができる。
上側弾性部材4510は、外側部4511、内側部4512及び連結部4513を含むことができる。但し、上側弾性部材4510で外側部4511、内側部4512及び連結部4513のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
外側部4511は、ハウジング4310に結合することができる。外側部4511は、ハウジング4310の上面に結合することができる。内側部4512は、ボビン4210に結合することができる。内側部4512は、ボビン4210の上面に結合することができる。連結部4513は、外側部4511及び内側部4512を連結することができる。連結部4513は、外側部4511及び内側部4512を弾性的に連結することができる。連結部4513は、弾性を持つことができる。
下側弾性部材4520は、ボビン4210の下部及びハウジング4310の下部に結合することができる。下側弾性部材4520は、ボビン4210の下側に配置されてボビン4210及びハウジング4310に結合することができる。下側弾性部材4520は、コイル4220と電気的に連結されることができる。下側弾性部材4520は一対で離隔備えられる。一対の下側弾性部材4520は、コイル4220の一対の引出線に結合することができる。
下側弾性部材4520は、外側部4521、内側部4522、連結部4523及び端子部4524を含むことができる。但し、下側弾性部材4520で外側部4521、内側部4522、連結部4523及び端子部4524のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
外側部4521は、ハウジング4310に結合することができる。外側部4521は、ハウジング4310の下面に結合することができる。外側部4521は、べース4400に結合することができる。外側部4521は、ハウジング4310及びべース4400の間で固定されることができる。内側部4522は、ボビン4210に結合することができる。内側部4522は、ボビン4210の下面に結合することができる。連結部4523は、外側部4521及び内側部4522を連結することができる。連結部4523は、外側部4521及び内側部4522を弾性的に連結することができる。連結部4523は、弾性を持つことができる。端子部4524は、外側部4521から延びることができる。端子部4524は、外側部4521から折り曲げられて形成されることができる。端子部4524は、外側部4521から下側に折り曲げられて延びることができる。または、変形例として、端子部4524は、外側部4521とは別の部材で備えられることができる。別々に備えられた端子部4524と外側部4521は、通電性部材によって結合することができる。端子部4524は、印刷回路基板300と結合することができる。端子部4524は、印刷回路基板300とはんだ付け(soldering)により結合することができる。端子部4524は、べース4400の端子収容部4420に収容されることができる。端子部4524は、図1に図示される第1レンズ駆動装置1000の側面の反対側の側面に配置されることができる。
以下では、本実施形態に係る第2レンズ駆動装置の構成を図面を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係る第2レンズ駆動装置の分解斜視図で、図10は、本実施形態に係る第2レンズ駆動装置のAF可動子を図示する分解斜視図で、図11は、本実施形態に係る第2レンズ駆動装置のOIS可動子を図示する分解斜視図で、図12は、本実施形態に係る第2レンズ駆動装置の基板及び回路部材を図示する分解斜視図で、図13は、本実施形態に係る第2レンズ駆動装置の弾性部材を図示する分解斜視図である。
第2レンズ駆動装置2000は、カバー部材2100、AF可動子2200、OIS可動子2300、固定子2400、弾性部材2500、支持部材2600及びホールセンサー2700を含むことができる。但し、第2カメラモジュール2000でカバー部材2100、AF可動子2200、OIS可動子2300、固定子2400、弾性部材2500、支持部材2600及びホールセンサー2700のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
カバー部材2100は、ハウジング2310を収容することができる。第2レンズ駆動装置2000のカバー部材2100は、第1レンズ駆動装置1000のカバー部材4100と離隔することができる。この時、カバー部材2100とカバー部材4100との間の隔離距離(図6のD参照)は、4mm以内であり得る。または、カバー部材2100とカバー部材4100との間の隔離距離(D)は、3mm以内であり得る。または、カバー部材2100とカバー部材4100の間の隔離距離(D)は、2mm以内であり得る。カバー部材2100とカバー部材4100との間の隔離距離(D)は1mmであり得る。
カバー部材2100は、第2レンズ駆動装置2000の外観を形成することができる。カバー部材2100は、下部が開放された六面体形状であり得る。但し、これに制限されない。カバー部材2100は、非磁性体であり得る。仮に、カバー部材2100が磁性体で備えられる場合、マグネット2320にカバー部材2100の磁気力が影響を及ぼすことがある。カバー部材2100は金属材で形成されることができる。より詳細には、カバー部材2100は、金属の板材で備えられることができる。この場合、カバー部材2100は、電磁波障害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。カバー部材2100のこのような特徴のため、カバー部材2100は‘EMIシールドカン’と称されることができる。カバー部材2100は、印刷回路基板300のグラウンド部と連結されることができる。これにより、カバー部材2100は、グラウンドされることができる。カバー部材2100は、第2レンズ駆動装置の外部から発生する電波がカバー部材2100の内側に流入するのを遮断することができる。さらに、カバー部材2100は、カバー部材2100の内部から発生した電波がカバー部材2100の外側に放出されるのを遮断することができる。但し、カバー部材2100の材質がこれに制限されない。
カバー部材2100は、上板2101及び側板2102を含むことができる。カバー部材2100は、上板2101と、上板2101の外側から下側に延びる側板2102を含むことができる。カバー部材2100の側板2102の下端は、べース2430に装着されることができる。カバー部材2100は、内側面がべース2430の側面の一部または全部と密着してべース2430に装着されることができる。カバー部材2100とべース2430により形成される内部空間には、AF可動子2200、OIS可動子2300、固定子2400、弾性部材2500及び支持部材2600が位置することができる。このような構造により、カバー部材2100は、外部の衝撃から内部構成要素を保護すると同時に外部汚染物質の浸透を防止することができる。但し、これに限定されず、カバー部材2100の側板2102の下端がべース2430の下側に位置する印刷回路基板300と直接結合してもよい。
第2レンズ駆動装置2000のカバー部材2100の複数の側板2102中一部は、第1レンズ駆動装置1000のカバー部材4100と対向することができる。カバー部材2100の側板2102の長手方向の長さは、カバー部材4100の側板4102の長手方向の長さの1.5倍を超えることができないことがある。
カバー部材2100は、開口部2110を含むことができる。開口部2110は、上板2101に形成されることができる。開口部2110は、レンズモジュールを露出させることができる。開口部2110は、レンズモジュールと対応する形状で備えられることができる。開口部2110の大きさは、レンズモジュールが開口部2110を通して組み立てられるようにレンズモジュールの径より大きく形成されることができる。一方、開口部2110を通して流入した光は、レンズモジュールを通過することができる。この時、レンズモジュールを通過した光は、イメージセンサーで映像で獲得されることができる。
AF可動子2200は、レンズモジュールと結合することができる。AF可動子2200は、レンズモジュールを内側に収容することができる。AF可動子2200の内周面にレンズモジュールの外周面が結合することができる。AF可動子2200は、OIS可動子2300及び/または、固定子2400との相互作用によりレンズモジュールと一体で移動することができる。
AF可動子2200は、ボビン2210及び第2コイル2220を含むことができる。但し、AF可動子2200でボビン2210及び第2コイル2220のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
ボビン2210は、ハウジング2310の内側に位置することができる。ボビン2210は、ハウジング2310の貫通ホール2311に収容されることができる。ボビン2210は、レンズモジュールと結合することができる。より詳細には、ボビン2210の内周面には、レンズモジュールの外周面が結合することができる。ボビン2210には、第1コイル2220が結合することができる。ボビン2210の下部は、下側弾性部材2520と結合することができる。ボビン2210の上部は、上側弾性部材2510と結合することができる。ボビン2210は、ハウジング2310に対して光軸方向に移動することができる。
ボビン2210は、貫通ホール2211及びコイル結合部5212を含むことができる。但し、ボビン2210で貫通ホール2211及びコイル結合部5212のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール2211は、ボビン2210の内側に形成されることができる。貫通ホール2211は、上下開放型で形成されることができる。貫通ホール2211には、レンズモジュールが結合することができる。貫通ホール2211の内周面には、レンズモジュールの外周面に形成される螺糸山と対応する形状の螺糸山が形成されることができる。つまり、貫通ホール2211は、レンズモジュールとねじ結合することができる。レンズモジュールとボビン2210との間には接着剤が介在することができる。この時、接着剤は、紫外線(UV)、熱またはレーザーによって硬化するエポキシであり得る。つまり、レンズモジュールとボビン2210は、紫外線硬化エポキシ及び/または熱硬化エポキシによって接着されることができる。
コイル結合部5212は、第1コイル2220の少なくとも一部を収容することができる。コイル結合部5212は、ボビン2210の外側面と一体で形成されることができる。さらに、コイル結合部5212は、ボビン2210の外側面に沿って連続的に形成されるか所定間隔で離隔して形成されることができる。一例として、コイル結合部5212は、ボビン2210の外側面の一部が、第1コイル2220の形状と対応するように陥没して形成されることができる。この時、第1コイル2220は、コイル結合部5212に直巻線できる。変形例として、コイル結合部5212は、上側または下側開放型で形成されることができる。この時、第1コイル2220は、予め巻線された状態に開放された部分を通してコイル結合部5212に挿入結合することができる。
第1コイル2220は、ボビン2210に配置されることができる。第1コイル2220は、ボビン2210の外周面に配置されることができる。第1コイル2220は、ボビン2210の外周面に直巻線できる。第1コイル2220は、マグネット2320と電磁気的相互作用することができる。第1コイル2220は、マグネット2320と対向することができる。この場合、第1コイル2220に電流が供給されて第1コイル2220周辺に磁場が形成されると、第1コイル2220とマグネット2320との間の電磁気的相互作用によって第1コイル2220がマグネット2320に沿って移動することができる。第1コイル2220は、AF駆動のため移動することができる。この場合、第1コイル2220は、‘AFコイル’と称されることができる。
第1コイル2220は、電源供給のための一対の引出線(図示せず)を含むことができる。第1コイル2220の一対の引出線は、上側弾性部材2510と電気的に連結されることができる。第1コイル2220の一対の引出線は各々、一対で分離備えられる上側弾性部材2510に電気的に連結されることができる。この場合、基板2410、基板部2421及び支持部材2600を介して印刷回路基板300と電気的に連結される上側弾性部材2510を介して第1コイル2220に電源が供給されることができる。
OIS可動子2300は、手振れ補正機能のため移動することができる。OIS可動子2300は、AF可動子2200の外側にAF可動子2200と対向するように配置されることができる。OIS可動子2300は、AF可動子2200を移動させるかAF可動子2200と共に移動することができる。OIS可動子2300は、下側に位置する固定子2400及び/または、べース2430により移動可能に支持されることができる。OIS可動子2300は、カバー部材2100の内側空間に位置することができる。
OIS可動子2300は、ハウジング2310及びマグネット2320を含むことができる。但し、OIS可動子2300でハウジング2310及びマグネット2320のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
ハウジング2310は、第1レンズ駆動装置1000のハウジング4310と離隔して配置されることができる。ハウジング2310は、ボビン2210の外側に配置されることができる。ハウジング2310は、ボビン2210と離隔して配置されることができる。ハウジング2310の少なくとも一部は、カバー部材2100の内側面と対応する形状で形成されることができる。特に、ハウジング2310の外側面は、カバー部材2100の側板2102の内側面と対応する形状で形成されることができる。ハウジング2310は、例えば四つの側面を含む六面体形状であり得る。但し、ハウジング2310の形状は、カバー部材2100の内部に配置されることができるなんらかの形状でも備えられることができる。ハウジング2310は、絶縁材質で形成されることができる。ハウジング2310は、生産性を考慮して射出物として形成されることができる。ハウジング2310は、OIS駆動のために動く部分であってカバー部材2100と一定距離離隔して配置されることができる。ハウジング2310の上部には、上側弾性部材2510が結合することができる。ハウジング2310の下部には下側弾性部材2520が結合することができる。
ハウジング2310は、第1乃至第4側部2301、2302、2303、2304を含むことができる。ハウジング2310は、連続的に配置される第1乃至第4側部2301、2302、2303、2304を含むことができる。
ハウジング2310は、貫通ホール2311及びマグネット結合部2312を含むことができる。但し、ハウジング2310で貫通ホール2311及びマグネット結合部2312のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール2311は、ハウジング2310の内側に形成されることができる。貫通ホール2311は、ハウジング2310に上下開放型で形成されることができる。貫通ホール2311には、ボビン2210が収容されることができる。貫通ホール2311には、ボビン2210が移動可能に配置されることができる。貫通ホール2311は、ボビン2210と対応する形状で備えられることができる。
マグネット結合部2312は、ハウジング2310の側面に形成されることができる。マグネット結合部2312は、マグネット2320の少なくとも一部を収容することができる。マグネット結合部2312とマグネット2320との間には接着剤(図示せず)が配置されることができる。つまり、マグネット結合部2312とマグネット2320は、接着剤によって結合することができる。マグネット結合部2312は、ハウジング2310の内面に位置することができる。マグネット結合部2312は、ハウジング2310の内面の一部が外側に陥没して形成されることができる。この場合、マグネット2320の内側に位置する第1コイル2220との電磁気的相互作用に有利な長所がある。マグネット結合部2312は、下部が開放された形態であり得る。この場合、マグネット2320の下側に位置する第2コイル2422との電磁気的相互作用に有利な長所がある。
マグネット2320は、ハウジング2310に位置することができる。マグネット2320は、ハウジング2310のマグネット結合部2312に収容されることができる。マグネット2320は、第1コイル2220と電磁気的相互作用することができる。マグネット2320は、第1コイル2220と対向することができる。マグネット2320は、第1コイル2220が固定されたボビン2210を移動させることができる。マグネット2320は、AF駆動のため第1コイル2220を移動させることができる。この場合、マグネット2320は、‘AF駆動マグネット’と称されることができる。さらに、マグネット2320は、第2コイル2422と対向することができる。マグネット2320は、OIS駆動のため移動することができる。この場合、マグネット2320は、‘OIS駆動マグネット’と称されることができる。従って、マグネット2320は、‘AF/OIS共用駆動マグネット’と称されることができる。
マグネット2320は、四つのコーナーマグネットを含むことができる。四つのコーナーマグネットは、N極が内側を見るように配置されることができる。または、四つのコーナーマグネットは、S極が内側を見るように配置されることができる。四つのコーナーマグネットは、内側面が外側面より大きい柱形状を持つことができる。
マグネット2320は、図6に示したように内面と外面が平行するように配置されることができる。マグネット2320の内面は、マグネット2320の外面の反対側にマグネット2320の外面と平行するように配置されることができる。マグネット2320は、内面と外面を側方で連結する側面を含むことができる。この時、マグネット2320の両側面の一部は、相互間平行した平行面を含むことができる。但し、別の実施形態として図14に示したようにマグネット2320の両側面は平行面を含まないことがある。
固定子2400は、AF可動子2200の下側に位置することができる。固定子2400は、OIS可動子2300の下側に位置することができる。固定子2400は、OIS可動子2300を移動させることができる。この時、OIS可動子2300と共にAF可動子2200も移動することができる。つまり、固定子2400は、AF可動子2200及びOIS可動子2300を移動させることができる。
固定子2400は、基板2410、回路部材2420及びべース2430を含むことができる。但し、固定子2400で基板2410、回路部材2420及びべース2430のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
基板2410は軟性の印刷回路基板であるFPCB(Flexible Printed Circuit Board)であり得る。基板2410は、べース2430の上面に配置されることができる。基板2410は、べース2430及び回路部材2420の間に位置することができる。基板2410は、第2コイル2422と電気的に連結されることができる。基板2410は、第1コイル2220と電気的に連結されることができる。基板2410は、支持部材2600及び上側弾性部材2510を介して第1コイル2220と電気的に連結されることができる。
基板2410は、貫通ホール2411及び端子2412を含むことができる。但し、基板2410で貫通ホール2411及び端子2412のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール2411は、基板2410の中心部に形成されることができる。貫通ホール2411は、基板2410を上下貫くように形成されることができる。貫通ホール2411は、レンズモジュールと光軸方向にオーバーラップされることができる。貫通ホール2411は、レンズモジュールを通過した光を通過させることができる。
端子2412は、基板2410の一部が折り曲げられて形成されることができる。端子2412は、基板2410の一部が下側で折り曲げられて形成されることができる。端子2412は、少なくとも一部が外側に露出することができる。端子2412の下端は、印刷回路基板300と結合することができる。端子2412は、印刷回路基板300にはんだ付け(soldering)できる。端子2412を介して基板2410は、印刷回路基板300と電気的に連結されることができる。
回路部材2420は、基板2410の上面に配置されることができる。回路部材2420は、べース2430に配置されることができる。回路部材2420は、基板2410とハウジング2310との間に配置されることができる。
回路部材2420は、基板部2421及び第2コイル2422を含むことができる。但し、回路部材2420で基板部2421及び第2コイル2422のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
基板部2421は、軟性の印刷回路基板(FPCB)であり得る。基板部2421には、第2コイル2422が微細パターンコイル(FPC)で形成されることができる。基板部2421は、基板2410の上面に配置されることができる。基板部2421は、基板2410と電気的に連結されることができる。基板部2421は、第2コイル2422と電気的に連結されることができる。
第2コイル2422は、基板部2421に微細パターンコイル(FPC、fine pattern coil)で形成されることができる。第2コイル2422は、べース2430上に位置することができる。第2コイル2422は、マグネット2320と電磁気的相互作用することができる。第2コイル2422は、マグネット2320と対向することができる。この場合、第2コイル2422に電流が供給されて第2コイル2422周辺に磁場が形成されると、第2コイル2422とマグネット2320との間の電磁気的相互作用によってマグネット2320が第2コイル2422に沿って移動することができる。第2コイル2422は、OIS駆動のためマグネット2320を移動させることができる。この場合、第2コイル2422は、‘OISコイル’と称されることができる。
べース2430は、ハウジング2310の下側に配置されることができる。べース2430は、ハウジング2310を移動可能に支持することができる。べース2430は、印刷回路基板300の上面に位置することができる。べース2430には、赤外線フィルターが結合することができる。
べース2430は、貫通ホール2431、端子収容部2432及びセンサー収容部2433を含むことができる。但し、べース2430で貫通ホール2431、端子収容部2432及びセンサー収容部2433のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール2431は、べース2430の中心部に形成されることができる。貫通ホール2431は、べース2430を上下貫くように形成されることができる。貫通ホール2431は、レンズモジュールと光軸方向にオーバーラップされることができる。貫通ホール2431は、レンズモジュールを通過した光を通過させることができる。
端子収容部2432は、べース2430の側面に形成されることができる。端子収容部2432は、べース2430の外側の側面の一部が内側に陥没して形成されることができる。端子収容部2432は、基板2410の端子2412の少なくとも一部を収容することができる。端子収容部2432は、端子2412と対応する幅で形成されることができる。
センサー収容部2433は、べース2430の上面に形成されることができる。センサー収容部2433は、べース2430の上面の一部が下側に陥没して形成されることができる。センサー収容部2433は、溝で形成されることができる。センサー収容部2433は、ホールセンサー2700の少なくとも一部を収容することができる。センサー収容部2433は、ホールセンサー2700と対応する形状で形成されることができる。センサー収容部2433は、ホールセンサー2700と対応する個数で形成されることができる。センサー収容部2433は、二つで形成されることができる。
弾性部材2500は、ボビン2210及びハウジング2310に結合することができる。弾性部材2500は、ボビン2210を弾性的に支持することができる。弾性部材2500は、ボビン2210をハウジング2310に沿って移動可能に支持することができる。弾性部材2500は、少なくとも一部が弾性を持つことができる。
弾性部材2500は、上側弾性部材2510及び下側弾性部材2520を含むことができる。但し、弾性部材2500で上側弾性部材2510及び下側弾性部材2520のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
上側弾性部材2510は、ボビン2210の上部及びハウジング2310の上部に結合することができる。上側弾性部材2510は、ボビン2210の上側に配置されてボビン2210及びハウジング2310に結合することができる。上側弾性部材2510は、第1コイル2220と電気的に連結されることができる。上側弾性部材2510は一対で離隔備えられることができる。一対の上側弾性部材2510は、第1コイル2220の一対の引出線に結合することができる。
上側弾性部材2510は、外側部2511、内側部2512、連結部2513及び結合部2514を含むことができる。但し、上側弾性部材2510で外側部2511、内側部2512、連結部2513及び結合部2514のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
外側部2511は、ハウジング2310に結合することができる。外側部2511は、ハウジング2310の上面に結合することができる。内側部2512は、ボビン2210に結合することができる。内側部2512は、ボビン2210の上面に結合することができる。連結部2513は、外側部2511及び内側部2512を連結することができる。連結部2513は、外側部2511及び内側部2512を弾性的に連結することができる。連結部2513は弾性を持つことができる。結合部2514は、外側部2511から延びることができる。結合部2514は、外側部2511から外側に延びることができる。結合部2514は、ハウジング2310の四つのコーナー部側に位置することができる。結合部2514は、支持部材2600と結合することができる。
下側弾性部材2520は、ボビン2210の下部及びハウジング2310の下部に結合することができる。下側弾性部材2520は、ボビン2210の下側に配置されてボビン2210及びハウジング2310に結合することができる。下側弾性部材2520は、一体で形成されることができる。
下側弾性部材2520は、外側部2521、内側部2522及び連結部2523を含むことができる。但し、下側弾性部材2520で外側部2521、内側部2522及び連結部2523のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
外側部2521は、ハウジング2310に結合することができる。外側部2521は、ハウジング2310の下面に結合することができる。内側部2522は、ボビン2210に結合することができる。内側部2522は、ボビン2210の下面に結合することができる。連結部2523は、外側部2521及び内側部2522を連結することができる。連結部2523は、外側部2521及び内側部2522を弾性的に連結することができる。連結部2523は弾性を持つことができる。
支持部材2600は、ハウジング2310を移動可能に支持することができる。支持部材2600は、OIS可動子2300を固定子2400に沿って移動可能に支持することができる。支持部材2600の下端部は、回路部材2420と結合することができる。支持部材2600の上端部は、上側弾性部材2510と結合することができる。支持部材2600は、複数のワイヤーを含むことができる。または、支持部材2600は、複数の板スプリングを含むことができる。支持部材2600は、少なくとも一部で弾性を持つことができる。支持部材2600は、通電部材で形成されることができる。回路部材2420及び第2上側弾性部材2510は、支持部材2600により通電できる。支持部材2600は、ハウジング2310の四つのコーナー部に各々配置されるように四つで備えられることができる。
支持部材2600及びハウジング2310にはダンパー(図示せず)が配置されることができる。支持部材2600及び弾性部材2500にはダンパーが配置されることができる。ダンパーは、AF/OISフィードバック駆動で発生し得る共振現象を防止することができる。または、変形例として、ダンパーに代わって支持部材2600及び/または、弾性部材2500の一部の形状が変更されて形成される緩衝部(図示せず)が備えられることができる。緩衝部は、折り曲げられたりカーブ状に形成されることができる。
ホールセンサー2700は、手振れ補正フィードバック(Feedback)機能のため使われることができる。ホールセンサー2700は、Hall ICであり得る。ホールセンサー2700は、マグネット2320の磁気力を感知することができる。ホールセンサー2700は、ハウジング2310の移動を感知することができる。ホールセンサー2700は、ハウジング2310に固定されたマグネット2320を感知することができる。ホールセンサー2700は、基板2410と電気的に連結されることができる。ホールセンサー2700は、べース2430のセンサー収容部2433に収容されることができる。ホールセンサー2700は、二つで備えられて光軸に沿って相互間90度角度に配置されてハウジング2310の動きをx軸、y軸成分として感知することができる。
以下では、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置の構成を図面を参照して説明する。
図15は、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置にレンズモジュールが結合された状態の斜視図で、図16は、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置の分解斜視図で、図17は、図15のX-Yから見た断面図で、図18は、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置のマグネットを図示する斜視図で、図19は、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置のマグネット及び第2レンズ駆動装置のマグネットを図示する概念図で、図20は、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置のマグネット及び関連構成を図示する概念図で、図21は、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置のハウジングを図示する斜視図で、図22は、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置のハウジングを図示する側面図で、図23は、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置の分解斜視図で、図24は、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置のAF可動子を図示する分解斜視図で、図25は、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置のOIS可動子を図示する分解斜視図で、図26は、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置の基板及び回路部材を図示する分解斜視図で、図27は、本発明の第2実施形態に第2レンズ駆動装置の弾性部材を図示する分解斜視図で、図28は、図19の別の実施形態を図示する概念図で、図29の(b)は、本発明の第2実施形態に係る第1レンズ駆動装置のマグネット及び関連構成を図示する概念図で、図29の(a)及び(c)は、(b)に図示されたマグネットを分割して状態で図示した概念図である。
第1レンズ駆動装置4000は、AFモジュールであり得る。この時、第2レンズ駆動装置5000は、OISモジュールであり得る。ここで、OISモジュールは、AF機能も共に行うことができる。但し、第1レンズ駆動装置4000は、OISモジュールであり得る。この時、第2レンズ駆動装置5000は、AFモジュールであり得る。つまり、第1レンズ駆動装置4000及び第2レンズ駆動装置5000のいずれかがAFモジュールで他の一つは、OISモジュールがある。または、第1レンズ駆動装置4000及び第2レンズ駆動装置5000共にAFモジュールであり得る。または、第1レンズ駆動装置4000及び第2レンズ駆動装置5000共にOISモジュールであり得る。
第1レンズ駆動装置4000は、カバー4100、可動子4200、固定子4300、べース4400及びAF弾性部材4500を含むことができる。但し、第1レンズ駆動装置4000でカバー4100、可動子4200、固定子4300、べース4400及びAF弾性部材4500の中の一つ以上が省略または変更されてもよい。
カバー4100は、ハウジング3310とは別の部材で形成されることができる。カバー4100は、ハウジング4310とは別の素材で形成されることができる。カバー4100は、ハウジング4310と一体で形成されることができる。または、カバー4100が省略されてハウジング4310がカバー4100として機能することができる。つまり、カバー4100は、ハウジング4310であり得る。
カバー4100は、第1レンズ駆動装置4000の外観を形成することができる。カバー4100は、下部が開放された六面体形状であり得る。但し、これに制限されない。カバー4100は非磁性体であり得る。仮に、カバー4100が磁性体で備えられる場合、第2レンズ駆動装置5000のマグネット5320にカバー4100の磁気力が影響を及すことがある。カバー4100は、金属材で形成されることができる。より詳細には、カバー4100は、金属の板材で備えられることができる。この場合、カバー4100は、電磁波障害(EMI、electro magnetic interference)を遮断することができる。カバー4100のこのような特徴のため、カバー3100は、‘EMIシールドカン’と称されることができる。カバー4100は、印刷回路基板300のグラウンド部と連結されることができる。これにより、カバー4100は、グラウンドされることができる。カバー4100は、第1レンズ駆動装置4000の外部から発生する電波がカバー4100の内側に流入するのを遮断することができる。さらに、カバー4100は、カバー4100の内部から発生した電波がカバー4100の外側に放出されるのを遮断することができる。但し、カバー4100の材質がこれに制限されない。
カバー4100は、上板4101及び側板4102を含むことができる。カバー4100は、上板4101と、上板4101の外側から下側に延びる側板4102を含むことができる。カバー3100の側板3102の下端は、べース4400に装着されることができる。カバー4100の側板3102の下端は、べース4400の段差部4430に結合することができる。カバー4100は、内側面がべース4400の側面の一部または全部と密着してべース4400に装着されることができる。カバー4100とべース4400により形成される内部空間には、可動子4200、固定子4300及びAF弾性部材4500が位置することができる。このような構造により、カバー4100は、外部の衝撃から内部構成要素を保護すると同時に外部汚染物質の浸透を防止することができる。但し、これに限定されず、カバー4100の側板4102の下端が、べース4400の下側に位置する印刷回路基板300と直接結合してもよい。複数の側板4102中一部は、第2レンズ駆動装置5000のカバー5100と対向することができる。
カバー4100は、開口部4110を含むことができる。開口部4110は、上板4101に形成されることができる。開口部3110は、レンズモジュール400を露出させることができる。開口部4110は、レンズモジュール400と対応する形状で備えられることができる。開口部4110の大きさは、レンズモジュール400が開口部4110を通して組み立てられるようにレンズモジュール400の径より大きく形成されることができる。一方、開口部4110を通して流入した光は、レンズモジュール400を通過することができる。この時、レンズモジュール400を通過した光は、第1イメージセンサーで映像で獲得されることができる。
可動子4200は、レンズモジュール400と結合することができる。可動子4200は、レンズモジュール400を内側に収容することができる。可動子4200の内周面にレンズモジュール400の外周面が結合することができる。可動子4200は、固定子4300との相互作用によりレンズモジュール400と一体で移動することができる。
可動子4200は、ボビン4210及びコイル4220を含むことができる。但し、可動子4200でボビン4210及びコイル4220のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
ボビン4210は、ハウジング4310の内側に位置することができる。ボビン4210は、ハウジング4310の貫通ホール4311に収容されることができる。ボビン4210は、レンズモジュール400と結合することができる。より詳細には、ボビン4210の内周面には、レンズモジュール400の外周面が結合することができる。ボビン4210にはコイル4220が結合することができる。ボビン4210の下部は、下側弾性部材4520と結合することができる。ボビン4210の上部は、上側弾性部材4510と結合することができる。ボビン4210は、ハウジング4310に対して光軸方向に移動することができる。
ボビン4210は、貫通ホール4211、コイル結合部4212、上側結合部4213及び下側結合部(図示せず)を含むことができる。但し、ボビン4210で貫通ホール4211、コイル結合部4212、上側結合部4213及び下側結合部のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール4211は、ボビン4210の内側に形成されることができる。貫通ホール4211は、上下開放型で形成されることができる。貫通ホール4211には、レンズモジュール400が結合することができる。貫通ホール4211の内周面には、レンズモジュール400の外周面に形成される螺糸山と対応する形状の螺糸山が形成されることができる。つまり、貫通ホール4211は、レンズモジュール400とねじ結合することができる。レンズモジュール400とボビン4210との間には接着剤が介在することができる。この時、接着剤は、紫外線(UV)、熱またはレーザーによって硬化するエポキシであり得る。つまり、レンズモジュール400とボビン4210は紫外線硬化エポキシ及び/または熱硬化エポキシによって接着されることができる。
コイル結合部4212は、コイル4220の少なくとも一部を収容することができる。コイル結合部4212は、ボビン4210の外側面と一体で形成されることができる。さらに、コイル結合部4212は、ボビン4210の外側面に沿って連続的に形成されるか所定間隔で離隔して形成されることができる。一例として、コイル結合部4212は、ボビン4210の外側面の一部がコイル4220の形状と対応するように陥没して形成されることができる。この時、コイル4220は、コイル結合部4212に直巻線できる。変形例として、コイル結合部4212は、上側または下側開放型で形成されることができる。この時、コイル4220は、予め巻線された状態に開放された部分を通してコイル結合部4212に挿入結合することができる。
上側結合部4213は、上側弾性部材4510と結合することができる。上側結合部4213は、上側弾性部材4510の内側部4512と結合することができる。上側結合部4213は、ボビン4210の上面から上側に突出形成されることができる。例えば、上側結合部4213の突起は、上側弾性部材4510の内側部4512の溝またはホールに挿入されて結合することができる。この時、上側結合部3213の突起は、内側部4512のホールに挿入された状態で熱融着されて上側弾性部材3510を熱融着された突起とボビン4210の上面との間に固定することができる。
下側結合部は、下側弾性部材4520と結合することができる。下側結合部は、下側弾性部材4520の内側部4522と結合することができる。下側結合部は、ボビン4210の下面から下側に突出形成されることができる。例えば、下側結合部の突起は、下側弾性部材4520の内側部4522の溝またはホールに挿入されて結合することができる。この時、下側結合部の突起は、内側部4522のホールに挿入された状態で熱融着されて下側弾性部材4520を熱融着された突起とボビン4210の下面との間に固定することができる。
コイル4220は、ボビン4210に位置することができる。コイル4220は、ボビン4210の外周面に配置されることができる。コイル4220は、ボビン4210の外周面に直巻線できる。コイル4220は、マグネット4320と電磁気的相互作用することができる。コイル4220は、マグネット4320と対向することができる。この場合、コイル4220に電流が供給されてコイル4220周辺に磁場が形成されると、コイル4220とマグネット4320との間の電磁気的相互作用によってコイル4220がマグネット4320に沿って移動することができる。コイル4220は、AF駆動のため移動することができる。この場合、コイル4220は、‘AFコイル’と称されることができる。
コイル4220は、電源供給のための一対の引出線(図示せず)を含むことができる。コイル4220の一対の引出線は、下側弾性部材1520と電気的に連結されることができる。コイル4220の一対の引出線は各々、一対で分離備えられる下側弾性部材1520に電気的に連結されることができる。この場合、端子部4524を介して印刷回路基板300と電気的に連結される下側弾性部材1520を介してコイル4220に電源が供給されることができる。
固定子4300は、可動子4200を内側に収容することができる。固定子4300は、固定された部材であって電磁気的相互作用により可動子4200を移動させることができる。
固定子4300は、ハウジング4310及びマグネット4320を含むことができる。但し、固定子4300でハウジング4310及びマグネット4320のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
ハウジング4310は、ボビン4210の外側に位置することができる。ハウジング4310は、ボビン4210と離隔配置されることができる。ハウジング4310の少なくとも一部は、カバー4100の内側面と対応する形状で形成されることができる。特に、ハウジング4310の外側面は、カバー4100の側板1102の内側面と対応する形状で形成されることができる。ハウジング4310は、一例として四つの側面を含む六面体形状であり得る。但し、ハウジング4310の形状は、カバー4100の内部に配置されることができるなんらかの形状でも備えられることができる。ハウジング4310は、絶縁材質で形成されることができる。ハウジング4310は、生産性を考慮して射出物として形成されることができる。ハウジング4310は、べース1400上に固定されることができる。変形例として、ハウジング4310が省略されてマグネット4320がカバー4100に固定されることができる。ハウジング4310の上部には、上側弾性部材4510が結合することができる。ハウジング4310の下部には下側弾性部材1520が結合することができる。
ハウジング4310は、第1乃至第4側部4301、4302、4303、4304を含むことができる。ハウジング4310は、第1カメラモジュールの第1側面に配置される第1側部4301、第1側部4301の反対側に配置される第2側部4302、第1側部4301及び第2側部4302の間に互いに反対側に配置される第3側部4303、及び第4側部4304を含むことができる。二つのマグネット4320は、第3側部4303及び第4側部4304に各々配置されることができる。第1マグネット4321は、第3側部4303に配置されることができる。第2マグネット4322は、第4側部4304に配置されることができる。二つのマグネット4320は、第1側部4301より第2側部4302側に偏って配置されることができる。
図6に示したように、二つのマグネット4320は、第2レンズ駆動装置5000から遠ざかるように偏って配置されることができる。一方、図8に示したようにハウジング4310のマグネット結合部4312は、ハウジング4310の中心線(A)を基準に一側に偏って形成されることができる。ハウジング4310のマグネット結合部4312は、第1側部4301より第2側部4302側に偏って形成されることができる。このような構造によって、マグネット結合部4312に結合するマグネット4320も第1側部4301より第2側部4302側に偏って配置されることができる。本実施形態では、第1レンズ駆動装置4000のマグネット4320の位置を調整して第2レンズ駆動装置5000に及ぼす磁力影響を最小化することができる。
ハウジング4310は、貫通ホール4311、マグネット収容部4312、上側結合部4313、下側結合部(図示せず)、第1支持部4315及び第2支持部4316を含むことができる。但し、ハウジング4310で貫通ホール4311、マグネット収容部4312、上側結合部4313、下側結合部(図示せず)、第1支持部4315及び第2支持部4316のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。特に、ハウジング4310で第1支持部4315及び第2支持部4316は省略されることができる。
貫通ホール4311は、ハウジング4310の内側に形成されることができる。貫通ホール4311は、ハウジング4310に上下開放型で形成されることができる。貫通ホール4311には、ボビン4210が収容されることができる。貫通ホール4311には、ボビン4210が移動可能に配置されることができる。貫通ホール4311は、ボビン4210と対応する形状で備えられることができる。
マグネット結合部4312は、ハウジング4310の側面に形成されることができる。マグネット結合部4312は、ハウジング4310を貫く単独で形成されることができる。または、マグネット結合部4312は、ハウジング4310の一部が陥没して形成される溝で形成されることができる。マグネット結合部4312は、マグネット4320の少なくとも一部を収容することができる。マグネット結合部4312とマグネット4320との間には接着剤(図示せず)が配置されることができる。つまり、マグネット結合部4312とマグネット4320は、接着剤によって結合することができる。マグネット結合部4312は、ハウジング4310の内面に位置することができる。マグネット結合部4312は、ハウジング4310の内面の一部が外側に陥没して形成されることができる。この場合、マグネット4320の内側に位置するコイル4220との電磁気的相互作用に有利な長所がある。
マグネット結合部4312は、第1マグネット結合部4312a及び第2マグネット結合部4312bを含むことができる。第1マグネット結合部4312aには、第1マグネット4321が結合することができる。第1マグネット結合部4312aは、ハウジング4310の第3側部4303に形成されることができる。第2マグネット結合部4312bには、第2マグネット4322が結合することができる。第2マグネット結合部4312bは、ハウジング4310の第4側部4304に形成されることができる。
上側結合部4313は、上側弾性部材4510と結合することができる。上側結合部4313は、上側弾性部材4510の外側部4511と結合することができる。上側結合部4313は、ハウジング4310の上面から上側に突出形成されることができる。例えば、上側結合部4313の突起は、上側弾性部材4510の外側部4511の溝またはホールに挿入されて結合することができる。この時、上側結合部4313の突起は、外側部4511のホールに挿入された状態で熱融着されて上側弾性部材4510を熱融着された突起とハウジング4310の上面との間に固定することができる。
下側結合部は、下側弾性部材1520と結合することができる。下側結合部は、下側弾性部材1520の外側部4521と結合することができる。下側結合部は、ハウジング4310の下面から下側に突出形成されることができる。例えば、下側結合部の突起は、下側弾性部材1520の外側部4521の溝またはホールに挿入されて結合することができる。この時、下側結合部の突起は、外側部4521のホールに挿入された状態で熱融着されて下側弾性部材1520を熱融着された突起とハウジング4310の下面との間に固定することができる。
第1支持部4315は、第1溝部4330と対応する形状で形成されることができる。第1支持部4315は、ハウジング310から突出形成されることができる。第1支持部4315は、上下方向に延びることができる。第1支持部4315は、第1溝部4330の陥没した面である陥没面を支持することができる。第1支持部4315は、第1溝部4330の陥没面と面接触することができる。第1支持部4315は、マグネット4320を内側で支持することができる。第1支持部4315は、マグネット4320を支持してマグネット4320がハウジング4310から脱落する現象を防止することができる。
第2支持部4316は、第2溝部4340と対応する形状で形成されることができる。第2支持部4316は、ハウジング310から突出形成されることができる。第2支持部4316は、上下方向に延びることができる。第2支持部4316は、第2溝部4340の陥没した面である陥没面を支持することができる。第2支持部4316は、第2溝部4340の陥没面と面接触することができる。第2支持部4316は、マグネット4320を内側で支持することができる。第2支持部4316は、マグネット4320を支持してマグネット4320がハウジング4310から脱落する現象を防止することができる。第2支持部4316の幅は、第1支持部4315の幅より長いこともある。
マグネット4320は、ハウジング4310に配置されることができる。マグネット4320は、ハウジング4310のマグネット結合部4312に収容されることができる。マグネット4320は、コイル4220と電磁気的相互作用することができる。マグネット4320は、コイル4220と対向することができる。マグネット4320は、コイル4220が固定されたボビン4210を移動させることができる。マグネット4320は、AF駆動のためコイル4220を移動させることができる。この場合、マグネット4320は、‘AF駆動マグネット’と称されることができる。
マグネット4320は、第1及び第2マグネット4321、4322を含むことができる。マグネット4320は、相互間離隔する第1及び第2マグネット4321、4322を含むことができる。マグネット4320は、相互間反対側に位置する第1及び第2マグネット4321、4322を含むことができる。マグネット4320は、ハウジング4310の側面に互いに反対側に配置される第1マグネット4321及び第2マグネット4322を含むことができる。マグネット4320は、第3側面4303に配置される第1マグネット4321と、第4側面4304に配置される第2マグネット4322を含むことができる。
本実施形態で、マグネット4320は、第1カメラモジュールの第1側面と垂直した方向にハウジング310の側部にコイル4220と対向するように配置されることができる。この時、マグネット4320は、互いに向かい合う第1及び第2マグネット4321、4322を含むことができる。第1及び第2マグネット4321、4322は各々、上面4323、下面、コイル4220と対向する内面4324、内面4324の反対側に配置される外面4325、及び内面4324及び外面4325を連結する両側面4326、4327を含むことができる。
マグネット4320は、マグネット4320の両側面4326、4327とマグネット4320の内面4324が会うマグネット4320の第1及び第2コーナー部がマグネット4320の両側面4326、4327とマグネット4320の外面4325が会うマグネット4320の第3及び第4コーナー部より陥没して形成された溝部4330、4340を含むことができる。これにより、マグネット4320の内面4324の一部が省略されるので、マグネット4320の内面4324の面積は、マグネット4320の外面4325の面積より小さいことがある。
マグネット4320の両側面4326、4327は、第1カメラモジュールの第1側面により近い第1側面4326と、第1側面4326の反対側に配置される第2側面4327を含むことができる。
溝部4330、4340は、第1側面4326と内面4324が会う第1コーナー部に配置される第1溝部4330と、第2側面4327と内面4324が会う第2コーナー部に配置される第2溝部4340を含むことができる。第1溝部4330で第1側面4326が省略された水平方向の長さである第1長さ(図7のH1参照)は、第2溝部4340で第2側面4327が省略された水平方向の長さである第2長さ(図7のH2参照)と対応することができる。第1溝部4330で第1側面4326が省略された水平方向の長さである第1長さは、第2溝部4340で第2側面4327が省略された水平方向の長さである第2長さと同じでよい。第1溝部4330で第1側面4326が省略された水平方向の長さである第1長さは、第2溝部4340で第2側面4327が省略された水平方向の長さである第2長さと異なってよい。第1溝部4330で内面4324が省略された水平方向の長さである第3長さ(図7のW1参照)は、第2溝部4340で内面4324が省略された水平方向の長さである第4長さ(図7のW2参照)より短くてよい。但し、変形例で第1溝部4330で内面4324が省略された水平方向の長さである第3長さは、第2溝部4340で内面4324が省略された水平方向の長さである第4長さと同じでよい。または、別の変形例で第1溝部4330で内面4324が省略された水平方向の長さである第3長さは、第2溝部4340で内面4324が省略された水平方向の長さである第4長さより長くてよい。
マグネット4320の両側面4326、4327中、第1カメラモジュールの第1側面側に配置されるマグネット4320の一側面4326には、マグネット4320の一側面4326の一部が陥没して形成される第1溝部4330が備えられることができる。つまり、マグネット4320の第1側面4326及び内面4324が会う部分には、第1溝部4330が備えられることができる。マグネット4320の両側面4326、4327中、第1カメラモジュールの第1側面の反対側に配置されるマグネット4320の一側面4327には、マグネット4320の一側面4327の一部が陥没して形成される第2溝部4340が備えられることができる。つまり、マグネット4320の第2側面4327及び内面4324が会う部分には、第2溝部4340が備えられることができる。
マグネット4320は、内面4324と両側面4326、4327が会う部分、及び外面4325と両側面4326、4327が会う部分に四つのコーナー部を含むことができる。マグネット4320の四つのコーナー部中二つのコーナー部にだけ溝部4330、4340が形成されることができる。つまり、マグネット4320の四つのコーナー部中二つのコーナー部の形状は残りの二つのコーナー部の形状と異なってよい。この時、マグネット4320の残りの二つのコーナー部には隅加工上に発生する基本曲率が存在することができる。溝部4330、4340の曲率は、隅加工上に発生する基本曲率とは異なってよい。マグネット4320の第1コーナー部及び第2コーナー部の形状は、マグネット4320の第3コーナー部及び第4コーナー部の形状と異なってよい。例えば、基本曲率は凸状に形成されるが、溝部4330、4340は凹状に形成されることができる。
本実施形態に係るデュアルカメラモジュールは、マグネット4320に形成される第1溝部4330を含むことができる。本実施形態では、第1溝部4330を介して第1カメラモジュールのマグネット4320が第2カメラモジュールに及ぼす磁力影響を最小化することができる。本実施形態に係る第1溝部4330は、マグネット4320の製造工程で隅に発生する自然曲率とは形状、大きさ及び機能面で区分されることができる。本実施形態では、第1レンズ駆動装置4000のマグネット4320の第2レンズ駆動装置5000と近い側の形状を‘Rカット’、‘Cカット’、‘「カット’または‘」カット’で加工することができる。または、本実施形態では、第1レンズ駆動装置4000のマグネット4320の第2レンズ駆動装置5000と近い側の形状をラウンドにカッティング加工することができる。
本実施形態では、第1レンズ駆動装置4000のマグネット4320の位置を調整して第2レンズ駆動装置5000に及ぼす磁力影響を最小化することができる。より詳細には、第1レンズ駆動装置4000のハウジング4310のマグネット結合部4312が中心線(center line)から一方に偏られていることができる。つまり、マグネット4320は、コイル4220の中心(図7のC参照)を基準に一側に偏られていることができる。より詳細には、二つのマグネット4320は、第1側部4301より第2側部4302側で0.10乃至0.22mm偏って配置されることができる。二つのマグネット4320は、第1側部4301より第2側部4302側で0.14乃至0.18mm偏って配置されることができる。二つのマグネット4320は、第1側部4301より第2側部4302側で0.16mm偏って配置されることができる。
本実施形態に係るデュアルカメラモジュールは、マグネット4320に形成される第2溝部4340を含むことができる。本実施形態でマグネット4320に第2溝部4340なしに第1溝部4330だけ備えられる場合、コイル4220中心対比マグネット4320の偏りによってマグネット4320の磁気力不均衡が発生する可能性がある。これは、第1レンズ駆動装置4000のチルトを誘発する要因になるので問題になる。より詳細には、本実施形態でマグネット4320に第2溝部4340なしに第1溝部4330だけ備えられる場合、コイル4220の中心(図7のC参照)を中心に第1溝部4330が形成された側の分割マグネット(図16の4320a参照)は0.00090476(N)の磁気力を持つようになり反対側の分割マグネットは0.0010575(N)の磁気力を持つようになって、左右偏差電磁気力が14.5%が発生する可能性がある。本実施形態では、コイル4220の中心を基準にマグネット4320の磁気力が強く発生する所に面取り形状を追加して左右電磁気力偏差を0に合わせた構造を含むことができる。前記面取り形状は、第2溝部4340と称されることができる。つまり、本実施形態では、第2溝部4340を介してマグネット4320の磁気力偏差を除去または最小化することができる。より詳細には、第2溝部4340の適用によりコイル4220の中心を基準に第2溝部4340が形成された側の分割マグネット(図16の4320b参照)は0.0009066(N)の磁気力を持つようになり左右偏差電磁気力が0に近いこともある。参考として、図7及び図16に図示されたAは、第2レンズ駆動装置5000を図式化したもので、図7及び図16に図示されたBは下側弾性部材1520の端子部4524が配置される方向(ピン方向、ターミナル方向)を図式化した図である。つまり、第2マグネット4322が、下側弾性部材1520の端子部4524側に配置されることができる。本実施形態で第2溝部4340も‘Rカット’、‘Cカット’、‘「カット’または‘」カット’で加工されることができる。または、第2溝部4340もラウンドにカッティング加工されることができる。
本実施形態では、第2溝部4340を介してマグネット4320の左右電磁気力偏差が最小化されるので、チルト発生も最小化されることができる。図17に図示された実施形態は、第2溝部4340が備えられていない比較例で、図18に図示された実施形態は、第2溝部4340を含む本実施形態である。図17と図18を比較すると、第2溝部4340を介してチルト(Tilt)が減少したことを確認することができる。
本実施形態で第1溝部4330の第1側面4326からの長さ(W1)が第2溝部4340の第2側面4327からの長さ(W2)より小さいことがある。この時、第1溝部4330の第1側面4326からの長さ(W1)は、マグネット4320の水平方向への長さであり得る。さらに、第2溝部4340の第2側面4327からの長さ(W2)は、マグネット4320の水平方向への長さであり得る。二つのマグネット4321、4322の各外面4325の中心は、第1カメラモジュールの中心からマグネット4320の水平方向に第2カメラモジュールと反対側に偏って配置されることができる。第1溝部4330の内面4324からの長さ(H1)が第2溝部4340の内面4324からの長さ(H2)と同じであることがある。第1溝部4330の内面4324からの長さが第2溝部4340の内面4324からの長さより小さいことがある。第1溝部4330の内面4324からの長さが第2溝部4340の内面4324からの長さより大きいことがある。第1溝部4330の内面4324からの長さ(H1)は、マグネット4320の垂直方向への長さであり得る。第2溝部4340の内面4324からの長さ(H2)は、マグネット4320の垂直方向への長さであり得る。溝部4330、4340は、マグネット4320に形成されることができる。
溝部4330、4340は、マグネット4320の一部が省略された形態であり得る。溝部4330、4340は、面取りによって形成されることができる。この場合、溝部4330、4340は‘面取り部’と称されることができる。溝部4330、4340は、マグネット4320の内面4324中一部が陥没した形状であり得る。溝部4330、4340は、マグネット4320の両側面4326、4327中一部が陥没した形状であり得る。第1溝部4330は、マグネット4320の第1側面4326及び内面4324が会う部分に形成されることができる。第2溝部4340は、マグネット4320の第2側面4327及び内面4324が会う部分に形成されることができる。変形例で、溝部4330、4340は、マグネット4320の外面4325中一部が陥没した形状であり得る。
第1溝部4330は、マグネット4320の上端から下端までに延びることができる。第1溝部4330は、マグネット4320の上面4323から下面まで一定の形状に延びることができる。変形例で、第1溝部4330は、複数の溝が離隔した形態で形成されることができる。別の変形例で、第1溝部4330は、相互間離隔する複数の貫通単独で形成されることができる。つまり、第1溝部4330は、第2カメラモジュールに及ぼす磁力影響を最小化できるなんらかの形態でも形成されることができる。
第1溝部4330は凹状に形成される曲面を含むことができる。変形例で、第1溝部4330は凸状に形成されるラウンド面を含むことができる。第1溝部4330は曲面で形成されることができる。または、第1溝部4330は、マグネット4320の第1側面4326と鈍角または直角を形成する傾斜面を含むことができる。変形例で、第1溝部4330は、マグネット4320の第1側面4326と鋭角を形成する傾斜面を含むことができる。第1溝部4330は、第1側面4326と内面4324を傾斜するように連結することができる。第1溝部4330は、第1側面4326及び内面4324と各々鈍角を形成することができる。第1溝部4330は、第1側面4326及び内面4324のいずれか一つ以上と直角を形成することができる。この時、第1溝部4330は、二つ以上の平面を含むことができて、二つ以上の平面は、相互間傾斜を持つことができる。
第1溝部4330は、マグネット4320の第1側面4326の面積中10乃至80%の面積が陥没して形成されることができる。つまり、第1溝部4330によりマグネット4320の第1側面4326の面積中10乃至80%が陥没することができる。言い換えると、第1溝部4330によりマグネット4320の第1側面4326の面積中10乃至80%が省略されることができる。第1溝部4330の水平方向への幅は、マグネット4320の第1側面4326の水平方向への幅の10乃至80%であり得る。例えば、第1溝部4330の水平方向への幅は、マグネット4320の第1側面4326の水平方向への幅の43%であり得る。一方、内面4324を見ると、第1溝部4330の幅は100μm以上であり得る。
第2溝部4340は、マグネット4320の上端から下端までに延びることができる。第2溝部4340は、マグネット4320の上面4323から下面まで一定の形状に延びることができる。変形例で、第2溝部4340は、複数の溝が離隔した形態で形成されることができる。別の変形例で、第2溝部4340は、相互間離隔する複数の貫通単独で形成されることができる。つまり、第2溝部4340は、マグネット4320の左右磁気力偏差を最小化できるなんらかの形状でも形成されることができる。
第2溝部4340は、凹状に形成される曲面を含むことができる。変形例で、第2溝部4340は、凸状に形成されるラウンド面を含むことができる。第2溝部4340は、曲面で形成されることができる。または、第2溝部4340は、マグネット4320の第2側面4327と鈍角または直角を形成する傾斜面を含むことができる。変形例で、第2溝部4340は、マグネット4320の第2側面4327と鋭角を形成する傾斜面を含むことができる。第2溝部4340は、第2側面4327と内面4324を傾斜するように連結することができる。第2溝部4340は、第2側面4327及び内面4324と各々鈍角を形成することができる。第2溝部4340は、第2側面4327及び内面4324のいずれか一つ以上と直角を形成することができる。この時、第2溝部4340は、二つ以上の平面を含むことができ、二つ以上の平面は、相互間傾斜を持つことができる。
第2溝部4340は、マグネット4320の第2側面4327の面積中10乃至80%の面積が陥没して形成されることができる。つまり、第2溝部4340によりマグネット4320の第2側面4327の面積中10乃至80%が陥没することができる。言い換えると、第2溝部4340によりマグネット4320の第2側面4327の面積中10乃至80%が省略されることができる。第2溝部4340の水平方向への幅は、マグネット4320の第2側面4327の水平方向への幅の10乃至80%であり得る。例えば、第2溝部4340の水平方向への幅は、マグネット4320の第2側面4327の水平方向への幅の43%であり得る。一方、内面4324を見ると、第2溝部4340の幅は100μm以上であり得る。
第1及び第2マグネット4321、4322に各々形成される溝部4330、4340は、光軸を含みマグネット4320の内面4324と平行な仮想の平面を基準に互いに対称であり得る。このような構造により、第1レンズ駆動装置4000でマグネット4320とコイル4220の相互作用によって発生するAF駆動は正常に実行されることができる。
本実施形態でハウジング310は、第1カメラモジュールの第1側面に配置される第1側部1031、第1側部4301の反対側に配置される第2側部4302、第1側部4301及び第2側部4302の間に互いに反対側に配置される第3側部4303及び第4側部4304を含むことができる。この時、第1及び第2マグネット4321、4322は、第3側部4303及び第4側部4304に各々配置されることができる。つまり、第1マグネット4321は、第3側部4303に配置されて第2マグネット4322は、第4側部4304に配置されることができる。本実施形態では、第1及び第2マグネット4321、4322が、第1側部4301より第2側部4302側に偏って配置されることができる。つまり、第1及び第2マグネット4321、4322の各中心が、第1側部4301より第2側部4302に近いことがある。このような構造により、第1カメラモジュールのマグネット4320が、第2カメラモジュールに及ぼす磁力影響を最小化することができる。
第1及び第2マグネット4321、4322は各中心を基準に非対称形状を持つことができる。第1及び第2マグネット4321、4322は各中心を含み各内面4324と垂直である仮想の平面を基準に非対称形状を持つことができる。つまり、第1及び第2マグネット4321、4322の第1側面4326に配置される第1溝部4330と第2側面4327に配置される第2溝部4340は異なった形状及び/または大きさを持つことができる。
べース1400は、ハウジング4310の下側に配置されることができる。べース1400は、印刷回路基板300の上面に配置されることができる。べース1400には、赤外線フィルターが結合することができる。
べース1400は、貫通ホール1410、端子収容部1420及び段差部4430を含むことができる。但し、べース1400で貫通ホール1410、端子収容部1420及び段差部4430のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール1410は、べース1400の中心部に形成されることができる。貫通ホール1410は、べース1400を上下貫くように形成されることができる。貫通ホール1410は、レンズモジュール400と光軸方向にオーバーラップされることができる。貫通ホール1410は、レンズモジュール400を通過した光を通過させることができる。
端子収容部1420は、べース1400の側面に形成されることができる。端子収容部1420は、べース1400の外側の側面の一部が内側に陥没して形成されることができる。端子収容部1420は、下側弾性部材1520の端子部4524の少なくとも一部を収容することができる。端子収容部1420は、端子部4524と対応する形状で形成されることができる。
段差部4430は、べース1400の外面下端に形成されることができる。段差部4430は、べース1400の外面から外側に突出して形成されることができる。段差部4430は、カバー4100の側板1102の下端を支持することができる。
AF弾性部材1500は、ボビン4210及びハウジング4310に結合することができる。AF弾性部材1500は、ボビン4210を弾性的に支持することができる。AF弾性部材1500は、ボビン4210をハウジング4310に沿って移動可能に支持することができる。AF弾性部材1500は、少なくとも一部が弾性を持つことができる。
AF弾性部材1500は、上側弾性部材4510及び下側弾性部材1520を含むことができる。但し、AF弾性部材1500で上側弾性部材4510及び下側弾性部材1520のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
上側弾性部材4510は、ボビン4210の上部及びハウジング4310の上部に結合することができる。上側弾性部材4510は、ボビン4210の上側に配置されてボビン4210及びハウジング4310に結合することができる。上側弾性部材4510は、一体で形成されることができる。
上側弾性部材4510は、外側部4511、内側部1512及び連結部1513を含むことができる。但し、上側弾性部材4510で外側部4511、内側部1512及び連結部1513のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
外側部4511は、ハウジング4310に結合することができる。外側部4511は、ハウジング4310の上面に結合することができる。内側部1512は、ボビン4210に結合することができる。内側部1512は、ボビン4210の上面に結合することができる。連結部1513は、外側部4511及び内側部1512を連結することができる。連結部1513は、外側部4511及び内側部1512を弾性的に連結することができる。連結部1513は弾性を持つことができる。
下側弾性部材1520は、ボビン4210の下部及びハウジング4310の下部に結合することができる。下側弾性部材1520は、ボビン4210の下側に配置されてボビン4210及びハウジング4310に結合することができる。下側弾性部材1520は、コイル4220と電気的に連結されることができる。下側弾性部材1520は、一対で離隔備えられる。一対の下側弾性部材1520は、コイル4220の一対の引出線に結合することができる。
下側弾性部材1520は、外側部4521、内側部1522、連結部1523及び端子部4524を含むことができる。但し、下側弾性部材1520で外側部4521、内側部1522、連結部1523及び端子部4524のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
外側部4521は、ハウジング4310に結合することができる。外側部4521は、ハウジング4310の下面に結合することができる。外側部4521は、べース1400に結合することができる。外側部4521は、ハウジング4310及びべース1400の間で固定されることができる。内側部1522は、ボビン4210に結合することができる。内側部1522は、ボビン4210の下面に結合することができる。連結部1523は、外側部4521及び内側部1522を連結することができる。連結部1523は、外側部4521及び内側部1522を弾性的に連結することができる。連結部1523は弾性を持つことができる。端子部4524は、外側部4521から延びることができる。端子部4524は、外側部4521から折り曲げられて形成されることができる。端子部4524は、外側部4521から下側に折り曲げられて延びることができる。または、変形例として端子部4524は、外側部4521とは別の部材で備えられることができる。別々に備えられた端子部4524と外側部4521は、通電性部材によって結合することができる。端子部4524は、印刷回路基板300と結合することができる。端子部4524は、印刷回路基板300とはんだ付け(soldering)により結合することができる。端子部4524は、べース1400の端子収容部1420に収容されることができる。端子部4524は、図1に図示される第1レンズ駆動装置4000の側面の反対側の側面に配置されることができる。
以下では、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置の構成を図面を参照して説明する。
図23は、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置の分解斜視図で、図24は、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置のAF可動子を図示する分解斜視図で、図25は、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置のOIS可動子を図示する分解斜視図で、図26は、本発明の第2実施形態に係る第2レンズ駆動装置の基板及び回路部材を図示する分解斜視図で、図27は、本発明の第2実施形態に第2レンズ駆動装置の弾性部材を図示する分解斜視図である。
第2レンズ駆動装置5000は、カバー5100、AF可動子5200、OIS可動子5300、固定子5400、弾性部材5500、支持部材5600及びホールセンサー5700を含むことができる。但し、第2カメラモジュール5000でカバー5100、AF可動子5200、OIS可動子5300、固定子5400、弾性部材5500、支持部材5600及びホールセンサー5700のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
カバー5100は、ハウジング5310を収容することができる。第2レンズ駆動装置5000のカバー5100は、第1レンズ駆動装置4000のカバー4100と離隔することができる。この時、カバー5100とカバー4100との間の隔離距離(図6のD参照)は、5mm以内であり得る。または、カバー5100とカバー4100との間の隔離距離(D)は、3mm以内であり得る。または、カバー5100とカバー4100との間の隔離距離(D)は、2mm以内であり得る。カバー5100とカバー4100との間の隔離距離(D)は、1mmであり得る。カバー5100は、第2レンズ駆動装置5000の外観を形成することができる。カバー5100は、下部が開放された六面体形状であり得る。但し、これに制限されない。カバー5100は、非磁性体であり得る。仮に、カバー5100が磁性体で備えられる場合、マグネット5320にカバー5100の磁気力が影響を及すことがある。カバー5100は金属材で形成されることができる。より詳細には、カバー5100は金属の板材で備えられることができる。この場合、カバー5100は電磁波障害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。カバー5100のこのような特徴のため、カバー5100は、‘EMIシールドカン’と称されることができる。カバー5100は、印刷回路基板300のグラウンド部と連結されることができる。これにより、カバー5100は、グラウンドされることができる。カバー5100は、第2レンズ駆動装置の外部から発生する電波がカバー5100内側に流入するのを遮断することができる。さらに、カバー5100は、カバー5100内部から発生した電波がカバー5100外側に放出されるのを遮断することができる。但し、カバー5100の材質がこれに制限されない。
カバー5100は、上板5101及び側板5102を含むことができる。カバー5100は、上板5101と、上板5101の外側から下側に延びる側板5102を含むことができる。カバー5100の側板5102の下端は、べース5430に装着されることができる。カバー5100は内側面が、べース5430の側面一部または全部と密着してべース5430に装着されることができる。カバー5100とべース5430により形成される内部空間には、AF可動子5200、OIS可動子5300、固定子5400、弾性部材5500及び支持部材5600が位置することができる。このような構造により、カバー5100は、外部の衝撃から内部構成要素を保護すると同時に外部汚染物質の浸透を防止することができる。但し、これに限定されず、カバー5100の側板5102の下端が、べース5430の下側に位置する印刷回路基板300と直接結合してもよい。
第2レンズ駆動装置5000のカバー5100の複数の側板5102中一部は、第1レンズ駆動装置4000のカバー4100と対向することができる。カバー5100の側板5102の長手方向の長さは、カバー4100の側板1102の長手方向の長さの1.5倍を超えることができないことがある。
カバー5100は、開口部5110を含むことができる。開口部5110は、上板5101に形成されることができる。開口部5110は、レンズモジュールを露出させることができる。開口部5110は、レンズモジュールと対応する形状で備えられることができる。開口部5110の大きさは、レンズモジュールが開口部5110を通して組み立てられるようにレンズモジュールの径より大きく形成されることができる。一方、開口部5110を通して流入した光は、レンズモジュールを通過することができる。この時、レンズモジュールを通過した光は、イメージセンサーで映像で獲得されることができる。
AF可動子5200は、レンズモジュールと結合することができる。AF可動子5200は、レンズモジュールを内側に収容することができる。AF可動子5200の内周面にレンズモジュールの外周面が結合することができる。AF可動子5200は、OIS可動子5300及び/または、固定子5400との相互作用によりレンズモジュールと一体で移動することができる。
AF可動子5200は、ボビン5210及び第2コイル5220を含むことができる。但し、AF可動子5200でボビン5210及び第2コイル5220のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
ボビン5210は、ハウジング5310の内側に位置することができる。ボビン5210は、ハウジング5310の貫通ホール5311に収容されることができる。ボビン5210は、レンズモジュールと結合することができる。より詳細には、ボビン5210の内周面には、レンズモジュールの外周面が結合することができる。ボビン5210には、第1コイル5220が結合することができる。ボビン5210の下部は、下側弾性部材5520と結合することができる。ボビン5210の上部は、上側弾性部材5510と結合することができる。ボビン5210は、ハウジング5310に対して光軸方向に移動することができる。
ボビン5210は、貫通ホール5211及びコイル結合部2212を含むことができる。但し、ボビン5210で貫通ホール5211及びコイル結合部2212のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール5211は、ボビン5210の内側に形成されることができる。貫通ホール5211は、上下開放型で形成されることができる。貫通ホール5211には、レンズモジュールが結合することができる。貫通ホール5211の内周面には、レンズモジュールの外周面に形成される螺糸山と対応する形状の螺糸山が形成されることができる。つまり、貫通ホール5211は、レンズモジュールとねじ結合することができる。レンズモジュールとボビン5210との間には接着剤が介在することができる。この時、接着剤は、紫外線(UV)、熱またはレーザーによって硬化するエポキシであり得る。つまり、レンズモジュールとボビン5210は、紫外線硬化エポキシ及び/または熱硬化エポキシによって接着されることができる。
コイル結合部2212は、第1コイル5220の少なくとも一部を収容することができる。コイル結合部2212は、ボビン5210の外側面と一体で形成されることができる。さらに、コイル結合部2212は、ボビン5210の外側面に沿って連続的に形成されるか所定間隔で離隔して形成されることができる。一例として、コイル結合部2212は、ボビン5210の外側面の一部が第1コイル5220の形状と対応するように陥没して形成されることができる。この時、第1コイル5220は、コイル結合部2212に直巻線できる。変形例として、コイル結合部2212は、上側または下側開放型で形成されることができる。この時、第1コイル5220は、予め巻線された状態に開放された部分を介してコイル結合部2212に挿入結合することができる。
第1コイル5220は、ボビン5210に配置されることができる。第1コイル5220は、ボビン5210の外周面に配置されることができる。第1コイル5220は、ボビン5210の外周面に直巻線できる。第1コイル5220は、マグネット5320と電磁気的相互作用することができる。第1コイル5220は、マグネット5320と対向することができる。この場合、第1コイル5220に電流が供給されて第1コイル5220周辺に磁場が形成されると、第1コイル5220とマグネット5320との間の電磁気的相互作用によって第1コイル5220がマグネット5320に沿って移動することができる。第1コイル5220は、AF駆動のために移動することができる。この場合、第1コイル5220は、‘AFコイル’と称されることができる。
第1コイル5220は、電源供給のための一対の引出線(図示せず)を含むことができる。第1コイル5220の一対の引出線は、上側弾性部材5510と電気的に連結されることができる。第1コイル5220の一対の引出線は各々、一対で分離備えられる上側弾性部材5510に電気的に連結されることができる。この場合、基板5410、基板部5421及び支持部材5600を通して印刷回路基板300と電気的に連結される上側弾性部材5510を介して第1コイル5220に電源が供給されることができる。
OIS可動子5300は、手振れ補正機能のために移動することができる。OIS可動子5300は、AF可動子5200の外側にAF可動子5200と対向するように配置されることができる。OIS可動子5300は、AF可動子5200を移動させるかAF可動子5200と共に移動することができる。OIS可動子5300は、下側に位置する固定子5400及び/または、べース5430により移動可能に支持されることができる。OIS可動子5300は、カバー5100の内側空間に位置することができる。
OIS可動子5300は、ハウジング5310及びマグネット5320を含むことができる。但し、OIS可動子5300でハウジング5310及びマグネット5320のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
ハウジング5310は、第1レンズ駆動装置4000のハウジング4310と離隔して配置されることができる。ハウジング5310は、ボビン5210の外側に配置されることができる。ハウジング5310は、ボビン5210と離隔して配置されることができる。ハウジング5310の少なくとも一部は、カバー5100の内側面と対応する形状で形成されることができる。特に、ハウジング5310の外側面は、カバー5100の側板5102の内側面と対応する形状で形成されることができる。ハウジング5310は、例えば四つの側面を含む六面体形状であり得る。但し、ハウジング5310の形状は、カバー5100の内部に配置されることができるなんらかの形状でも備えられることができる。ハウジング5310は、絶縁材質で形成されることができる。ハウジング5310は、生産性を考慮して射出物として形成されることができる。ハウジング5310は、OIS駆動のために動く部分であってカバー5100と一定距離離隔して配置されることができる。ハウジング5310の上部には、上側弾性部材5510が結合することができる。ハウジング5310の下部には下側弾性部材5520が結合することができる。
ハウジング5310は、第1乃至第4側部5301、5302、5303、5304を含むことができる。ハウジング5310は、連続的に配置される第1乃至第4側部5301、5302、5303、5304を含むことができる。
ハウジング5310は、貫通ホール5311及びマグネット結合部5312を含むことができる。但し、ハウジング5310で貫通ホール5311及びマグネット結合部5312のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール5311は、ハウジング5310の内側に形成されることができる。貫通ホール5311は、ハウジング5310に上下開放型で形成されることができる。貫通ホール5311には、ボビン5210が収容されることができる。貫通ホール5311には、ボビン5210が移動可能に配置されることができる。貫通ホール5311は、ボビン5210と対応する形状で備えられることができる。
マグネット結合部5312は、ハウジング5310の側面に形成されることができる。マグネット結合部5312は、マグネット5320の少なくとも一部を収容することができる。マグネット結合部5312とマグネット5320との間には接着剤(図示せず)が配置されることができる。つまり、マグネット結合部5312とマグネット5320は、接着剤によって結合することができる。マグネット結合部5312は、ハウジング5310の内面に位置することができる。マグネット結合部5312は、ハウジング5310の内面の一部が外側に陥没して形成されることができる。この場合、マグネット5320の内側に位置する第1コイル5220との電磁気的相互作用に有利な長所がある。マグネット結合部5312は、下部が開放された形態であり得る。この場合、マグネット5320の下側に位置する第2コイル5422との電磁気的相互作用に有利な長所がある。
マグネット5320は、ハウジング5310に位置することができる。マグネット5320は、ハウジング5310のマグネット結合部5312に収容されることができる。マグネット5320は、第1コイル5220と電磁気的相互作用することができる。マグネット5320は、第1コイル5220と対向することができる。マグネット5320は、第1コイル5220が固定されたボビン5210を移動させることができる。マグネット5320は、AF駆動のために第1コイル5220を移動させることができる。この場合、マグネット5320は、‘AF駆動マグネット’と称されることができる。さらに、マグネット5320は、第2コイル5422と対向することができる。マグネット5320は、OIS駆動のために移動することができる。この場合、マグネット5320は、‘OIS駆動マグネット’と称されることができる。従って、マグネット5320は、‘AF/OIS共用駆動マグネット’と称されることができる。
マグネット5320は、四つのコーナーマグネットを含むことができる。四つのコーナーマグネットは、N極が内側を見るように配置されることができる。または、四つのコーナーマグネットはS極が内側を見るように配置されることができる。四つのコーナーマグネットは、内側面が外側面より大きい柱形状を持つことができる。
マグネット5320は、図6に示したように内面と外面が平行するように配置されることができる。マグネット5320の内面は、マグネット5320の外面の反対側にマグネット5320の外面と平行するように配置されることができる。マグネット5320は、内面と外面を側方で連結する側面を含むことができる。この時、マグネット5320の両側面の一部は、相互間平行した平行面を含むことができる。但し、別の実施形態として図15に示したようにマグネット5320の両側面は平行面を含めないことがある。
固定子5400は、AF可動子5200の下側に位置することができる。固定子5400は、OIS可動子5300の下側に位置することができる。固定子5400は、OIS可動子5300を移動させることができる。この時、OIS可動子5300と共にAF可動子5200も移動することができる。つまり、固定子5400は、AF可動子5200及びOIS可動子5300を移動させることができる。
固定子5400は、基板5410、回路部材5420及びべース5430を含むことができる。
但し、固定子5400で基板5410、回路部材5420及びべース5430のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
基板5410は、軟性の印刷回路基板であるFPCB(Flexible Printed Circuit Board)であり得る。基板5410は、べース5430の上面に配置されることができる。基板5410は、べース5430及び回路部材5420の間に位置することができる。基板5410は、第2コイル5422と電気的に連結されることができる。基板5410は、第1コイル5220と電気的に連結されることができる。基板5410は、支持部材5600及び上側弾性部材5510を介して第1コイル5220と電気的に連結されることができる。
基板5410は、貫通ホール5411及び端子5412を含むことができる。但し、基板5410で貫通ホール5411及び端子5412のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール5411は、基板5410の中心部に形成されることができる。貫通ホール5411は、基板5410を上下貫くように形成されることができる。貫通ホール5411は、レンズモジュールと光軸方向にオーバーラップされることができる。貫通ホール5411は、レンズモジュールを通過した光を通過させることができる。
端子5412は、基板5410の一部が折り曲げられて形成されることができる。端子5412は、基板5410の一部が下側に折り曲げられて形成されることができる。端子5412は、少なくとも一部が外側で露出することができる。端子5412の下端は、印刷回路基板300と結合することができる。端子5412は、印刷回路基板300にはんだ付け(soldering)できる。端子5412を通して基板5410は、印刷回路基板300と電気的に連結されることができる。
回路部材5420は、基板5410の上面に配置されることができる。回路部材5420は、べース5430に配置されることができる。回路部材5420は、基板5410とハウジング5310との間に配置されることができる。
回路部材5420は、基板部5421及び第2コイル5422を含むことができる。但し、回路部材5420で基板部5421及び第2コイル5422のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
基板部5421は、軟性の印刷回路基板(FPCB)であり得る。基板部5421には、第2コイル5422が微細パターンコイル(FPC)で形成されることができる。基板部5421は、基板5410の上面に配置されることができる。基板部5421は、基板5410と電気的に連結されることができる。基板部5421は、第2コイル5422と電気的に連結されることができる。
第2コイル5422は、基板部5421に微細パターンコイル(FPC,fine pattern coil)で形成されることができる。第2コイル5422は、べース5430上に位置することができる。第2コイル5422は、マグネット5320と電磁気的相互作用することができる。第2コイル5422は、マグネット5320と対向することができる。この場合、第2コイル5422に電流が供給されて第2コイル5422周辺に磁場が形成されると、第2コイル5422とマグネット5320との間の電磁気的相互作用によってマグネット5320が第2コイル5422に沿って移動することができる。第2コイル5422は、OIS駆動のためにマグネット5320を移動させることができる。この場合、第2コイル5422は、‘OISコイル’と称されることができる。
べース5430は、ハウジング5310の下側に配置されることができる。べース5430は、ハウジング5310を移動可能に支持することができる。べース5430は、印刷回路基板300の上面に位置することができる。べース5430には、赤外線フィルターが結合することができる。
べース5430は、貫通ホール5431、端子収容部5432及びセンサー収容部5433を含むことができる。但し、べース5430で貫通ホール5431、端子収容部5432及びセンサー収容部5433のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
貫通ホール5431は、べース5430の中心部に形成されることができる。貫通ホール5431は、べース5430を上下貫くように形成されることができる。貫通ホール5431は、レンズモジュールと光軸方向にオーバーラップされることができる。貫通ホール5431は、レンズモジュールを通過した光を通過させることができる。
端子収容部5432は、べース5430の側面に形成されることができる。端子収容部5432は、べース5430の外側の側面の一部が内側に陥没して形成されることができる。端子収容部5432は、基板5410の端子5412の少なくとも一部を収容することができる。端子収容部5432は、端子5412と対応する幅で形成されることができる。
センサー収容部5433は、べース5430の上面に形成されることができる。センサー収容部5433は、べース5430の上面の一部が下側に陥没して形成されることができる。センサー収容部5433は、溝で形成されることができる。センサー収容部5433は、ホールセンサー5700の少なくとも一部を収容することができる。センサー収容部5433は、ホールセンサー5700と対応する形状で形成されることができる。センサー収容部5433は、ホールセンサー5700と対応する個数で形成されることができる。センサー収容部5433は、二つで形成されることができる。
弾性部材5500は、ボビン5210及びハウジング5310に結合することができる。弾性部材5500は、ボビン5210を弾性的に支持することができる。弾性部材5500は、ボビン5210をハウジング5310に沿って移動可能に支持することができる。弾性部材5500は、少なくとも一部が弾性を持つことができる。
弾性部材5500は、上側弾性部材5510及び下側弾性部材5520を含むことができる。但し、弾性部材5500で上側弾性部材5510及び下側弾性部材5520のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
上側弾性部材5510は、ボビン5210の上部及びハウジング5310の上部に結合することができる。上側弾性部材5510は、ボビン5210の上側に配置されてボビン5210及びハウジング5310に結合することができる。上側弾性部材5510は、第1コイル5220と電気的に連結されることができる。上側弾性部材5510は、一対で離隔備えられることができる。一対の上側弾性部材5510は、第1コイル5220の一対の引出線に結合することができる。
上側弾性部材5510は、外側部5511、内側部5512、連結部5513及び結合部5514を含むことができる。但し、上側弾性部材5510で外側部5511、内側部5512、連結部5513及び結合部5514のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
外側部5511は、ハウジング5310に結合することができる。外側部5511は、ハウジング5310の上面に結合することができる。内側部5512は、ボビン5210に結合することができる。内側部5512は、ボビン5210の上面に結合することができる。連結部5513は、外側部5511及び内側部5512を連結することができる。連結部5513は、外側部5511及び内側部5512を弾性的に連結することができる。連結部5513は、弾性を持つことができる。結合部5514は、外側部5511から延びることができる。結合部5514は、外側部5511から外側に延びることができる。結合部5514は、ハウジング5310の四つのコーナー部側に位置することができる。結合部5514は、支持部材5600と結合することができる。
下側弾性部材5520は、ボビン5210の下部及びハウジング5310の下部に結合することができる。下側弾性部材5520は、ボビン5210の下側に配置されてボビン5210及びハウジング5310に結合することができる。下側弾性部材5520は、一体で形成されることができる。
下側弾性部材5520は、外側部5521、内側部5522及び連結部5523を含むことができる。但し、下側弾性部材5520で外側部5521、内側部5522及び連結部5523のいずれか一つ以上が省略または変更されてもよい。
外側部5521は、ハウジング5310に結合することができる。外側部5521は、ハウジング5310の下面に結合することができる。内側部5522は、ボビン5210に結合することができる。内側部5522は、ボビン5210の下面に結合することができる。連結部5523は、外側部5521及び内側部5522を連結することができる。連結部5523は、外側部5521及び内側部5522を弾性的に連結することができる。連結部5523は、弾性を持つことができる。
支持部材5600は、ハウジング5310を移動可能に支持することができる。支持部材5600は、OIS可動子5300を固定子5400に沿って移動可能に支持することができる。支持部材5600の下端部は、回路部材5420と結合することができる。支持部材5600の上端部は、上側弾性部材5510と結合することができる。支持部材5600は、複数のワイヤーを含むことができる。または、支持部材5600は、複数の板スプリングを含むことができる。支持部材5600は、少なくとも一部で弾性を持つことができる。支持部材5600は、通電部材で形成されることができる。回路部材5420及び第2上側弾性部材5510は、支持部材5600により通電できる。支持部材5600は、ハウジング5310の四つのコーナー部に各々配置されるように四つで備えられることができる。
支持部材5600及びハウジング5310にはダンパー(図示せず)が配置されることができる。支持部材5600及び弾性部材5500にはダンパーが配置されることができる。ダンパーは、AF/OISフィードバック駆動で発生し得る共振現象を防止することができる。または、変形例として、ダンパーに代わって支持部材5600及び/または、弾性部材5500の一部の形状が変更されて形成される緩衝部(図示せず)が備えられることができる。緩衝部は、折り曲げられたりカーブ状に形成されることができる。
ホールセンサー5700は、手振れ補正フィードバック(Feedback)機能のために使われることができる。ホールセンサー5700は、Hall ICであり得る。ホールセンサー5700は、マグネット5320の磁気力を感知することができる。ホールセンサー5700は、ハウジング5310の移動を感知することができる。ホールセンサー5700は、ハウジング5310に固定されたマグネット5320を感知することができる。ホールセンサー5700は、基板5410と電気的に連結されることができる。ホールセンサー5700は、べース5430のセンサー収容部5433に収容されることができる。ホールセンサー5700は、二つで備えられて光軸に沿って相互間90度角度に配置されてハウジング5310の動きをx軸、y軸成分で感知することができる。
以下では、本発明の第3実施形態に係るレンズ駆動装置及びカメラモジュールの構成を図面を参照して説明する。
以下で、AF駆動コイル6220、駆動マグネット6320及びOIS駆動コイル6422のいずれかを‘第1駆動部’と称して他の一つを‘第2駆動部’と称して残りの一つを‘第3駆動部’と称することができる。一方、AF駆動コイル6220、駆動マグネット6320及びOIS駆動コイル6422は、相互間位置を変えて配置されることができる。
以下でAF駆動コイル6220及びOIS駆動コイル6422のいずれかを‘第1コイル’と称して残りの一つを‘第2コイル’と称することができる。
以下で駆動マグネット6320、センシングマグネット6730及び補償マグネット6800のいずれかを‘第1マグネット’と称して他の一つを‘第2マグネット’と称して残りの一つを‘第3マグネット’と称することができる。
以下で固定子6400の基板6410及び第1センシングユニット6700の基板6720のいずれかを‘第1基板’と称して残りの一つを‘第2基板’と称することができる。
以下でAFフィードバックセンサー6710及びOISフィードバックセンサー6900のいずれかを‘第1センサー’と称して残りの一つを‘第2センサー’と称することができる。
以下では本発明の第3実施形態に係る光学機器の構成を図面を参照して説明する。
図42は、本発明の第3実施形態に係る光学機器の斜視図である。
光学機器は、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、携帯用スマート機器、デジタルカメラ、ノートブックコンピュータ(laptop computer)、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)及びナビゲーションのいずれかであり得る。但し、光学機器の種類がこれに制限されず映像または写真を撮影するためのなんらかの装置も光学機器と称されることができる。
光学機器は、本体1を含むことができる。本体1は、光学機器の外観を形成することができる。本体1は、カメラモジュール3を収容することができる。本体1の一面には、ディスプレイ部2が配置されることができる。例えば、本体1の一面にディスプレイ部2及びカメラモジュール3が配置されて本体1の他面(一面の反対側に位置する面)にカメラモジュール3が追加で配置されることができる。
光学機器は、ディスプレイ部2を含むことができる。ディスプレイ部2は、本体1の一面に配置されることができる。ディスプレイ部2は、カメラモジュール3で撮影された映像を出力することができる。
光学機器は、カメラモジュール3を含むことができる。カメラモジュール3は、本体1に配置されることができる。カメラモジュール3は、少なくとも一部が本体1の内部に収容されることができる。カメラモジュール3は、複数で備えられることができる。カメラモジュール3は、本体1の一面及び本体1の他面の各々に配置されることができる。カメラモジュール3は、被写体の映像を撮影することができる。
以下では本発明の第3実施形態に係るカメラモジュールの構成を説明する。
カメラモジュール3は、レンズモジュールを含むことができる。レンズモジュールは、少なくとも一つのレンズを含むことができる。レンズモジュールは、レンズ及びバレルを含むことができる。レンズモジュールは、レンズ駆動装置のボビン6210に結合することができる。レンズモジュールは、ボビン6210にねじ結合及び/または接着剤によって結合することができる。レンズモジュールは、ボビン6210と一体で移動することができる。
カメラモジュール3はフィルターを含むことができる。フィルターは、赤外線フィルターを含むことができる。赤外線フィルターは、イメージセンサーに赤外線領域の光が入射されるのを遮断することができる。赤外線フィルターは、レンズモジュールとイメージセンサーとの間に配置されることができる。一例として、赤外線フィルターは、レンズ駆動装置と印刷回路基板との間に配置されるセンサーべース(図示せず)に配置されることができる。他の例で、赤外線フィルターは、べース6430に配置されることができる。
カメラモジュール3は、印刷回路基板を含むことができる。印刷回路基板には、レンズ駆動装置が配置されることができる。この時、印刷回路基板とレンズ駆動装置との間にはセンサーべースが配置されることができる。印刷回路基板は、レンズ駆動装置と電気的に連結されることができる。印刷回路基板には、イメージセンサーが配置されることができる。印刷回路基板は、イメージセンサーと電気的に連結されることができる。
カメラモジュール3は、イメージセンサーを含むことができる。イメージセンサーは、印刷回路基板に配置されることができる。イメージセンサーは、印刷回路基板に電気的に連結されることができる。一例として、イメージセンサーは、印刷回路基板に表面実装技術(SMT,Surface Mounting Technology)によって結合することができる。他の例で、イメージセンサーは、印刷回路基板にフリップチップ(flip chip)技術によって結合することができる。イメージセンサーは、レンズと光軸が一致するように配置されることができる。つまり、イメージセンサーの光軸とレンズの光軸は、アラインメント(alignment)できる。イメージセンサーは、イメージセンサーの有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサーは、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPD及びCIDのいずれかであり得る。
カメラモジュール3は、制御部を含むことができる。制御部は、印刷回路基板に配置されることができる。制御部は、レンズ駆動装置のAF駆動コイル6220及びOIS駆動コイル6422に供給する電流の方向、強さ及び振幅などを個別的に制御することができる。制御部は、レンズ駆動装置を制御してオートフォーカス機能及び/または、手振れ補正機能を行うことができる。さらに、制御部は、レンズ駆動装置に対するオートフォーカスフィードバック制御及び/または、手振れ補正フィードバック制御を行うことができる。
以下では本発明の第3実施形態に係るレンズ駆動装置の構成を図面を参照して説明する。
図30は、本発明の第3実施形態に係るレンズ駆動装置の斜視図で、図31は、図30のX-Yから見た断面図で、図32は、本発明の第3実施形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図で、図33は、本発明の第3実施形態に係るレンズ駆動装置を図32と異なる方向から見た分解斜視図で、図34は、本発明の第3実施形態に係る第1可動子及び関連構成を図示する分解斜視図で、図35は、本発明の第3実施形態に係る第2可動子を図示する分解斜視図で、図36は、本発明の第3実施形態に係る固定子を図示する分解斜視図で、図37は、本発明の第3実施形態に係る弾性部材、支持部材及び関連構成を図示する分解斜視図で、図38は、本発明の第3実施形態に係るレンズ駆動装置でカバーを省略して図示した平面図で、図39は、本発明の第3実施形態に係る駆動マグネット第1センシングユニット及び関連構成を図示する斜視図で、図40は、図39を上側から見た平面図で、図41は変形例に係るレンズ駆動装置の駆動マグネット、第1センシングユニット及び関連駆動を図示する平面図である。
レンズ駆動装置は、ボイスコイルモーター(VCM,Voice Coil Motor)であり得る。
レンズ駆動装置は、カバー6100を含むことができる。カバー6100は、べース6430と結合することができる。カバー6100は、ハウジング6310を内側または中に収容することができる。カバー6100は、レンズ駆動装置の外観を形成することができる。カバー6100は、下面が開放された六面体形状であり得る。カバー6100は、非磁性体であり得る。カバー6100は、金属材で形成されることができる。カバー6100は、金属の板材で形成されることができる。カバー6100は、印刷回路基板のグラウンド部と連結されることができる。これにより、カバー6100は、グラウンドされることができる。カバー6100は、電磁波障害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。この時、カバー6100は、‘EMIシールドカン’と称されることができる。
カバー6100は、上板6110及び側板6120を含むことができる。カバー6100は、上板6110と、上板6110の外周(outer periphery)またはエッジ(edge)から下側に延びる側板6120を含むことができる。カバー6100の側板6120の下端は、べース6430の段差部6434に配置されることができる。カバー6100の側板6120の内面は、べース6430と接着剤によって結合することができる。
カバー6100の上板6110は、貫通ホール6111を含むことができる。貫通ホール6111は、カバー6100の上板6110に形成されることができる。貫通ホール6111は、レンズを上側に露出させることができる。貫通ホール6111は、レンズと対応する大きさ及び形状で形成されることができる。貫通ホール6111の大きさは、レンズモジュールが貫通ホール6111を通して挿入されて組み立てられるようにレンズモジュールの径より大きく形成されることができる。貫通ホール6111を通して流入した光は、レンズを通過することができる。この時、レンズを通過した光は、イメージセンサーで電気的信号に変換されて映像で獲得されることができる。
レンズ駆動装置は、第1可動子6200を含むことができる。第1可動子6200は、レンズと結合することができる。第1可動子6200は、弾性部材6500を介して第2可動子6300と結合することができる。第1可動子6200は、第2可動子6300との相互作用により移動することができる。この時、第1可動子6200は、レンズと一体で移動することができる。一方、第1可動子6200は、AF駆動時移動することができる。この時、第1可動子6200は、‘AF可動子’と称されることができる。但し、第1可動子6200は、OIS駆動時にも移動することができる。
第1可動子6200は、ボビン6210を含むことができる。ボビン6210は、ハウジング6310の内側または中に配置されることができる。ボビン6210は、ハウジング6310の貫通ホール6311に配置されることができる。ボビン6210は、ハウジング6310に移動可能に結合することができる。ボビン6210は、ハウジング6310に沿って光軸方向に移動することができる。ボビン6210には、レンズが結合することができる。ボビン6210とレンズは、ねじ結合及び/または接着剤によって結合することができる。ボビン6210には、AF駆動コイル6220が結合することができる。ボビン6210の上面には、上部弾性部材6510が結合することができる。ボビン6210の下面には、下部弾性部材6520が結合することができる。ボビン6210は、弾性部材6500と熱融着及び/または接着剤によって結合することができる。ボビン6210とレンズ、及びボビン6210と弾性部材6500を結合する接着剤は、紫外線(UV)、熱及びレーザーのいずれか一つ以上によって硬化するエポキシ(epoxy)であり得る。
ボビン6210は、貫通ホール6211を含むことができる。貫通ホール6211は、ボビン6210を光軸方向に貫くことができる。貫通ホール6211には、レンズモジュールが収容されることができる。例えば、貫通ホール6211を形成するボビン6210の内周面には、レンズモジュールの外周面に形成される螺糸山と対応する螺糸山が配置されることができる。
ボビン6210は、駆動部結合部6212を含むことができる。駆動部結合部6212には、AF駆動コイル6220が結合することができる。駆動部結合部6212は、ボビン6210の外周面に配置されることができる。駆動部結合部6212は、ボビン6210の外側面の一部が陥没して形成される溝を含むことができる。この時、AF駆動コイル6220は、駆動部結合部6212の溝に収容されることができる。駆動部結合部6212は、ボビン6210の外周面と一体で形成されることができる。
第1可動子6200は、AF駆動コイル6220を含むことができる。AF駆動コイル6220は、ボビン6210に配置されることができる。AF駆動コイル6220は、ボビン6210とハウジング6310との間に配置されることができる。AF駆動コイル6220は、ボビン6210の外周面に配置されることができる。AF駆動コイル6220は、ボビン6210に直巻線できる。または、AF駆動コイル6220は直巻線された状態でボビン6210に結合することができる。AF駆動コイル6220は、駆動マグネット6320と対向することができる。AF駆動コイル6220は、駆動マグネット6320と電磁気的相互作用することができる。この場合、AF駆動コイル6220に電流が供給されてAF駆動コイル6220周辺に電磁気場が形成されると、AF駆動コイル6220と駆動マグネット6320との間の電磁気的相互作用によってAF駆動コイル6220が駆動マグネット6320に沿って移動することができる。AF駆動コイル6220は、一体で形成される一つのコイルであり得る。
AF駆動コイル6220は、電源供給のための一対の引出線を含むことができる。この時、AF駆動コイル6220の一側端部(引出線)は、第5上部弾性ユニット6505と結合されAF駆動コイル6220の他側端部(引出線)は、第6上部弾性ユニット6506と結合することができる。つまり、AF駆動コイル6220は、上部弾性部材6510と電気的に連結されることができる。より詳細には、AF駆動コイル6220は、順次印刷回路基板、基板6410、支持部材6600及び上部弾性部材6510を介して電源の供給を受けることができる。変形例で、AF駆動コイル6220は、下部弾性部材6520と電気的に連結されることができる。
レンズ駆動装置は、第2可動子6300を含むことができる。第2可動子6300は、固定子6400に支持部材6600を介して移動可能に結合することができる。第2可動子6300は、弾性部材6500を介して第1可動子6200を支持することができる。第2可動子6300は、第1可動子6200を移動させるか第1可動子6200と共に移動することができる。第2可動子6300は、固定子6400との相互作用により移動することができる。第2可動子6300は、OIS駆動時移動することができる。この時、第2可動子6300は、‘OIS可動子’と称されることができる。
第2可動子6300は、OIS駆動時第1可動子6200と一体で移動することができる。第2可動子6300は、ハウジング6310を含むことができる。ハウジング6310は、ボビン6210の外側に配置されることができる。ハウジング6310は、内側にボビン6210の少なくとも一部を収容することができる。ハウジング6310は、カバー6100の内側または中に配置されることができる。ハウジング6310は、カバー6100とボビン6210との間に配置されることができる。ハウジング6310は、カバー6100と異なった材質で形成されることができる。ハウジング6310は、絶縁材質で形成されることができる。ハウジング6310は、射出物で形成されることができる。ハウジング6310の外側の側面は、カバー6100の側板6120の内面と離隔することができる。ハウジング6310とカバー6100との間の離隔空間を通してハウジング6310は、OIS駆動のために移動することができる。ハウジング6310には、駆動マグネット6320が配置されることができる。ハウジング6310と駆動マグネット6320は、接着剤によって結合することができる。ハウジング6310の上面には、上部弾性部材6510が結合することができる。ハウジング6310の下面には、下部弾性部材6520が結合することができる。ハウジング6310は、弾性部材6500と熱融着及び/または接着剤によって結合することができる。ハウジング6310と駆動マグネット6320、及びハウジング6310と弾性部材6500を結合する接着剤は、紫外線(UV)、熱及びレーザーのいずれか一つ以上によって硬化するエポキシ(epoxy)であり得る。ハウジング6310は、溝部6330と対応する形状で形成されて溝部6330を支持する支持部を含むことができる。
ハウジング6310は、四つの側部6310aと、四つの側部6310aの間に配置される四つのコーナー部6310bを含むことができる。ハウジング6310は、第1側部と、第2側部と、第1側部と第2側部との間に配置される第1コーナー部を含むことができる。ハウジング6310は、第1側部の反対側に配置される第3側部と、第2側部の反対側に配置される第4側部と、第3側部と第4側部との間に配置される第2コーナー部を含むことができる。
ハウジング6310は、貫通ホール6311を含むことができる。貫通ホール6311は、ハウジング6310に形成されることができる。貫通ホール6311は、ハウジング6310を光軸方向に貫くように形成されることができる。貫通ホール6311には、ボビン6210が配置されることができる。貫通ホール6311は、少なくとも一部でボビン6210と対応する形状で形成されることができる。貫通ホール6311を形成するハウジング6310の内周面は、ボビン6210の外周面と離隔して位置することができる。但し、ハウジング6310とボビン6210は、少なくとも一部で光軸方向にオーバーラップされてボビン6210の光軸方向の移動ストローク距離を制限することができる。
ハウジング6310は、駆動部結合部6312を含むことができる。駆動部結合部6312には、駆動マグネット6320が結合することができる。駆動部結合部6312は、ハウジング6310の内周面及び/または下面の一部が陥没して形成される溝を含むことができる。駆動部結合部6312は、ハウジング6310の四つの側部6310aに各々形成されることができる。変形例で、駆動部結合部6312は、ハウジング6310の四つのコーナー部6310bに各々形成されることができる。
第2可動子6300は、駆動マグネット6320を含むことができる。駆動マグネット6320は、ハウジング6310に配置されることができる。駆動マグネット6320は、ハウジング6310に接着剤によって固定されることができる。駆動マグネット6320は、ボビン6210とハウジング6310との間に配置されることができる。駆動マグネット6320は、AF駆動コイル6220と対向することができる。駆動マグネット6320は、AF駆動コイル6220と電磁気的相互作用することができる。駆動マグネット6320は、OIS駆動コイル6422と対向することができる。駆動マグネット6320は、OIS駆動コイル6422と電磁気的相互作用することができる。駆動マグネット6320は、AF駆動及びOIS駆動に共用で使われることができる。駆動マグネット6320は、ハウジング6310の側部に配置されることができる。この時、駆動マグネット6320は、平板(flat plate)形状を持つ平板マグネットであり得る。変形例で、駆動マグネット6320は、ハウジング6310のコーナー部に配置されることができる。この時、駆動マグネット6320は、内側の側面が外側の側面より広い六面体形状を持つコーナーマグネットであり得る。
駆動マグネット6320は、第1コイル6220と対向する内面6320aと、ハウジング6310のコーナー部6310b側に配置される側面6320c、6320dを含むことができる。駆動マグネット6320は、内面6320aの反対側に配置される外面6320bを含むことができる。駆動マグネット6320の側面6320c、6320dは、ハウジング6310の第1コーナー部または第2コーナー部側に配置される第1側面6320cと、第1側面6320cの反対側に配置される第2側面6320dを含むことができる。駆動マグネット6320の第1側面6320cの大きさは、駆動マグネット6320の内面6320aの大きさより小さいことがある。
駆動マグネット6320は、内面6320aと第1側面6320cを連結するコーナーに配置される溝部6330を含むことができる。この時、駆動マグネット6320の内面6320aの面積は、駆動マグネット6320の外面6320bの面積より小さいことがある。本実施形態では、溝部6330により駆動マグネット6320の内面6320aの一部が省略されるので、溝部6330が形成された駆動マグネット6320の内面6320aの面積と駆動マグネット6320の外面6320bの面積を比較すると内面6320aの面積が外面6320bの面積より小さいことがある。さらに、駆動マグネット6320の第1側面6320cの面積が、駆動マグネット6320の第2側面6320dの面積より小さいことがある。本実施形態では、溝部6330により駆動マグネット6320の第1側面の一部が省略されるので、溝部6330が形成された駆動マグネット6320の第1側面6320cの面積と駆動マグネット6320の第2側面6320dの面積を比較すると第1側面6320cの面積が第2側面6320dの面積より小さいことがある。駆動マグネット6320は、互いに離隔する第1乃至第4マグネットユニット6321、6322、6323、6324を含むことができる。
駆動マグネット6320は、ハウジング6310の第1側部に配置される第1マグネットユニット6321と、ハウジング6310の第2側部に配置される第2マグネットユニット6322を含むことができる。この時、第1センサー6710は、ハウジング6310の第1コーナー部に配置されることができる。つまり、第1センサー6710は、第1マグネットユニット6321と第2マグネットユニット6322との間に配置されることができる。但し、第1センサー6710は、第1マグネットユニット6321と第2マグネットユニット6322より上側に配置されることができる。駆動マグネット6320は、ハウジング6310の第3側部に配置される第3マグネットユニット6323と、ハウジング6310の第4側部に配置される第4マグネットユニット6324を含むことができる。
第1マグネットユニット6321は、ハウジング6310の第1コーナー部側に形成される第1溝6331を含むことができる。第1マグネットユニット6321は、内面6320aと第1側面6320cを連結するコーナーに配置される第1溝6331を含むことができる。第1マグネットユニット6321の内面6320aの面積は、第1マグネットユニット6321の外面6320bの面積より小さいことがある。第1マグネットユニット6321の第1側面6320cの面積は、第1マグネットユニット6321の第2側面6320dの面積より小さいことがある。
第2マグネットユニット6322は、ハウジング6310の第1コーナー部側に形成される第2溝6332を含むことができる。第2マグネットユニット6322は、内面6320aと第1側面6320cを連結するコーナーに配置される第2溝6332を含むことができる。第2マグネットユニット6322の内面6320aの面積は、第2マグネットユニット6322の外面6320bの面積より小さいことがある。第2マグネットユニット6322の第1側面6320cの面積は、第2マグネットユニット6322の第2側面6320dの面積より小さいことがある。
第3マグネットユニット6323は、ハウジング6310の第2コーナー部側に形成される第3溝6333を含むことができる。第3マグネットユニット6323は、内面6320aと第1側面6320cを連結するコーナーに配置される第3溝6333を含むことができる。第3マグネットユニット6323の内面6320aの面積は、第3マグネットユニット6323の外面6320bの面積より小さいことがある。第3マグネットユニット6323の第1側面6320cの面積は、第3マグネットユニット6323の第2側面6320dの面積より小さいことがある。
第4マグネットユニット6324は、ハウジング6310の第2コーナー部側に形成される第4溝334を含むことができる。第4マグネットユニット6324は、内面6320aと第1側面6320cを連結するコーナーに配置される第4溝334を含むことができる。第4マグネットユニット6324の内面6320aの面積は、第4マグネットユニット6324の外面6320bの面積より小さいことがある。第4マグネットユニット6324の第1側面6320cの面積は、第4マグネットユニット6324の第2側面6320dの面積より小さいことがある。
駆動マグネット6320は、溝部6330を含むことができる。溝部6330は、駆動マグネット6320の内面6320aと第1側面6320cを連結するコーナーに配置されることができる。本実施形態では、溝部6330により駆動マグネット6320の内面6320a及び第1側面6320cの一部が省略されるので、駆動マグネット6320の内面6320a及び第1側面6320cにより形成される磁気力分布が変形されることができる。溝部6330のこのような構造により、駆動マグネット6320がAFフィードバックセンサー6710及び/またはセンシングマグネット6730に及ぼす影響が最小化されることができる。溝部6330は、駆動マグネット6320が、AFフィードバックセンサー6710及び/またはセンシングマグネット6730に及ぼす影響が最小化されることができるなんらかの形状でも備えられることができる。溝部6330は、駆動マグネット6320の四つの側方コーナー中一つの側方コーナーにだけ形成されることができる。駆動マグネット6320の四つの側方コーナー中一つの側方コーナーだけが、残りの三つの側方コーナーと異なった形状を持つことができる。駆動マグネット6320は、非対称形状を持つことができる。溝部6320は、駆動マグネット6320の上面から下面まで一定の形状に延びることができる。溝部6320は、駆動マグネット6320に一体で形成されることができる。
溝部6330の駆動マグネット6320の内面6320aからの長さ(図11のL1参照)は、溝部6330の駆動マグネット6320の第1側面6320cからの長さ(図11のL2参照)より小さいことがある。溝部6330の駆動マグネット6320の内面6320aからの長さ(L1)は、駆動マグネット6320の厚さの1/2以下であり得る。溝部6330はセンシングマグネット6730の終端で駆動マグネット6320の外面6320bと垂直するように延長した仮想の直線(図11のL参照)とオーバーラップされることができる。つまり、溝部6330の駆動マグネット6320の第1側面6320cからの長さ(L2)は、駆動マグネット6320の第1側面6320cで仮想の直線(L)の間の距離より長いことがある。つまり、溝部6330は、駆動マグネット6320の内面6320aの仮想の延長面と駆動マグネット6320の第1側面6320cの仮想の延長面が会う仮想のコーナーを基準に非対称であり得る。変形例で、溝部6330の駆動マグネット6320の内面6320aからの長さは、溝部6330の駆動マグネット6320の第1側面6320cからの長さと対応することができる。さらに別の変形例で、溝部6330の駆動マグネット6320の内面6320aからの長さは、溝部6330の駆動マグネット6320の第1側面6320cからの長さより大きいことがある。
溝部6330は、駆動マグネット6320の内面6320aと平行した平面6330aと、平面6330aと駆動マグネット6321の内面6320aを連結する曲面6330bを含むことができる。本実施形態で、溝部6330は、少なくとも一部で曲面6330bで形成されることができる。溝部6330は、Rカット加工で形成されることができる。溝部6330は、駆動マグネット6320の隅一部にラウンドカットで形成されることができる。駆動マグネット6320のコーナーには隅加工上に発生する基本曲率が存在することができる。但し、溝部6330の曲率は、隅加工上に発生する基本曲率とは異なることができる。つまり、溝部6330の形状は、駆動マグネット6320の他のコーナー形状とは異なることができる。溝部6330は面取りによって形成されることができる。溝部6330は、駆動マグネット6320の一部が陥没して形成されることができる。
変形例で、溝部6330は、傾斜面6330cを含むことができる。溝部6330は、Cカット加工で形成されることができる。傾斜面6330cは、駆動マグネット6320の内面6320a及び第1側面6320cと各々鈍角を形成することができる。傾斜面6330cは、駆動マグネット6320の内面6320a及び第1側面6320cと各々135°を形成することができる。傾斜面6330cは、駆動マグネット6320の内面6320a及び第1側面6320cと各々6120°乃至150°を形成することができる。別の変形例で、溝部6330は‘「カット’または‘」カット’加工で形成されることができる。この場合、傾斜面は、複数の傾斜面を含み複数の傾斜面は内面6320a及び第1側面6320cと各々90°を形成することができる。
溝部6330は、四つの駆動マグネット6320に各々配置されることができる。溝部6330は、第1マグネットユニット6321に配置される第1溝6331と、第2マグネットユニット6322に配置される第2溝6332と、第3マグネットユニット6323に配置される第3溝6333と、第4マグネットユニット6324に配置される第4溝334を含むことができる。第1乃至第4溝6331、6332、6333、6334は、互いに対応する形状で形成されることができる。第1及び第2溝6331、6332は、互いに向かい合うことができる。第3及び第4溝6333、6334は、互いに向かい合うことができる。
第1溝6331は、第1マグネットユニット6321の第1側面と第2側面を連結することができる。この時、第1側面は、第1マグネットユニット6321でハウジング6310の第1コーナー部側に配置される側面で、第2側面は、第1マグネットユニット6321でAFコイル6220と対向する側面であり得る。第1マグネットユニット6321は、第1側面の反対側にある第3側面と、第2側面の反対側にある第4側面をさらに含むことができる。この時、第1マグネットユニット6321の第2側面の面積が、第1マグネットユニット6321の第4側面の面積より小さく、第1マグネットユニット6321の第1側面の面積が、第1マグネットユニット6321の第2側面の面積より小さいことがある。これは、第1溝6331による特性であり、本特性によって本実施形態では、第1マグネットユニット6321がAFフィードバックセンサー6710に及ぼす影響を最小化することができる。
第2溝6332は、第2マグネットユニット6322の第5側面と第6側面を連結することができる。この時、第5側面は、第2マグネットユニット6322でハウジング6310の第1コーナー部側に配置される側面で、第6側面は、第2マグネットユニット6322でAFコイル6220と対向する側面であり得る。第2マグネットユニット6322は、第5側面の反対側にある第7側面と、第6側面の反対側にある第8側面をさらに含むことができる。この時、第2マグネットユニット6322の第6側面の面積が、第2マグネットユニット6322の第8側面の面積より小さく、第2マグネットユニット6322の第5側面の面積が第2マグネットユニット6322の第7側面の面積より小さいことがある。これは、第2溝6332による特性であり、本特性によって本実施形態では、第2マグネットユニット6322がAFフィードバックセンサー6710に及ぼす影響を最小化することができる。
レンズ駆動装置は、固定子6400を含むことができる。固定子6400は、第1及び第2可動子6200、6300の下側に配置されることができる。固定子6400は、第2可動子6300を移動可能に支持することができる。固定子6400は、第2可動子6300を移動させることができる。この時、第1可動子6200も第2可動子6300と共に移動することができる。
固定子6400は、基板6410を含むことができる。基板6410は、駆動マグネット6320と対向するOIS駆動コイル6422を含むことができる。基板6410は、べース6430に配置されることができる。基板6410は、ハウジング6310とべース6430との間に配置されることができる。基板6410には支持部材6600が結合することができる。基板6410は、OIS駆動コイル6422に電源を供給することができる。基板6410は、回路部材6420と結合することができる。基板6410は、OIS駆動コイル6422と結合することができる。基板6410は、べース6430の下側に配置される印刷回路基板と結合することができる。基板6410は、軟性の印刷回路基板(FPCB,Flexible Printed Circuit Board)を含むことができる。基板6410は、一部で折り曲げられることができる。
基板6410は、本体部6411を含むことができる。基板6410は、本体部6411に形成される貫通ホール6411aを含むことができる。基板6410は、ボビン6210に結合するレンズと対応する貫通ホール6411aを含むことができる。
基板6410は、端子部6412を含むことができる。端子部6412は、基板6410の本体部6411から延びることができる。端子部6412は、基板6410の一部が下側に折り曲げられて形成されることができる。端子部6412は、少なくとも一部が外側に露出することができる。端子部6412は、べース6430の下側に配置される印刷回路基板とはんだ付け(soldering)により結合することができる。端子部6412は、べース6430の端子収容部6433に配置されることができる。
固定子6400は、回路部材6420を含むことができる。回路部材6420は、べース6430に配置されることができる。回路部材6420は、基板6410に配置されることができる。回路部材6420は、駆動マグネット6320とべース6430との間に配置されることができる。ここで、回路部材6420が、基板6410とは別の構成と説明されているが、回路部材6420は、基板6410に含まれる構成と理解されることができる。
回路部材6420は、基板部6421を含むことができる。基板部6421は、回路基板であり得る。基板部6421は、FPCBであり得る。基板部6421には、OIS駆動コイル6422が微細パターンコイル(FP coil,Fine pattern coil)で一体で形成されることができる。基板部6421には支持部材6600が通過するホールが形成されることができる。基板部6421は、貫通ホール6421aを含むことができる。基板部6421の貫通ホール6421aは、基板6410の貫通ホール6411aと対応するように配置されることができる。
回路部材6420は、OIS駆動コイル6422を含むことができる。OIS駆動コイル6422は、駆動マグネット6320と対向することができる。OIS駆動コイル6422は、駆動マグネット6320と電磁気的相互作用することができる。この場合、OIS駆動コイル6422に電流が供給されてOIS駆動コイル6422周辺に磁場が形成されると、OIS駆動コイル6422と駆動マグネット6320との間の電磁気的相互作用によって駆動マグネット6320がOIS駆動コイル6422に沿って移動することができる。OIS駆動コイル6422は、駆動マグネット6320との電磁気的相互作用によりハウジング6310及びボビン6210をべース6430に沿って光軸と垂直した方向に移動させることができる。OIS駆動コイル6422は、基板部6421に一体で形成される微細パターンコイル(FP coil,Fine Pattern coil)であり得る。
固定子6400は、べース6430を含むことができる。べース6430は、ハウジング6310の下側または下に配置されることができる。べース6430は、基板6410の下側に配置されることができる。べース6430の上面には、基板6410が配置されることができる。べース6430は、カバー6100と結合することができる。べース6430は、印刷回路基板の上側に配置されることができる。
べース6430は、貫通ホール6431を含むことができる。貫通ホール6431は、べース6430に形成されることができる。貫通ホール6431は、べース6430を光軸方向に貫くように形成されることができる。貫通ホール6431を通してレンズモジュールを通過した光がイメージセンサーに入射されることができる。つまり、レンズモジュールを通過した光は、回路部材6420の貫通ホール6421a、基板6410の貫通ホール6411a及びべース6430の貫通ホール6431を通過してイメージセンサーに入射されることができる。
べース6430は、センサー結合部432を含むことができる。センサー結合部432には、OISフィードバックセンサー6900が配置されることができる。センサー結合部432は、OISフィードバックセンサー6900の少なくとも一部を収容することができる。センサー結合部432は、べース6430の上面が陥没して形成される溝を含むことができる。センサー結合部432は、二つの溝を含むことができる。この時、二つの溝には各々、OISフィードバックセンサー6900が配置されて、駆動マグネット6320のX軸方向移動及びY軸方向移動を感知することができる。
べース6430は、端子収容部6433を含むことができる。端子収容部6433には、基板6410の端子部6412が配置されることができる。端子収容部6433は、べース6430の側面の一部が陥没して形成される溝を含むことができる。端子収容部6433の幅は、基板6410の端子部6412の幅と対応するように形成されることができる。端子収容部6433の長さは、基板6410の端子部6412の長さと対応するように形成されることができる。または、基板6410の端子部6412の長さが、端子収容部6433の長さより長くて端子部6412の一部がべース6430の下へ突出することができる。
べース6430は、段差部6434を含むことができる。段差部6434は、べース6430の側面に形成されることができる。段差部6434は、べース6430の外周面を一周して形成されることができる。段差部6434は、べース6430の側面の一部が突出するか陥没して形成されることができる。段差部6434には、カバー6100の側板6120の下端が配置されることができる。
レンズ駆動装置は、弾性部材6500を含むことができる。弾性部材6500は、ボビン6210及びハウジング6310に結合することができる。弾性部材6500は、ボビン6210を弾性的に支持することができる。弾性部材6500は、少なくとも一部で弾性を持つことができる。弾性部材6500は、ボビン6210を移動可能に支持することができる。弾性部材6500は、AF駆動時ボビン6210の移動を支持することができる。この時、弾性部材6500は、‘AF支持部材’と称されることができる。
弾性部材6500は、上部弾性部材6510を含むことができる。上部弾性部材6510は、ボビン6210の上部に配置されることができる。上部弾性部材6510は、ボビン6210とハウジング6310に結合することができる。上部弾性部材6510は、ボビン6210の上面に結合することができる。上部弾性部材6510は、ハウジング6310の上面に結合することができる。上部弾性部材6510は、支持部材6600と結合することができる。上部弾性部材6510は、板スプリングで形成されることができる。
上部弾性部材6510は、互いに離隔する第1乃至第6上部弾性ユニット6501、6502、6503、6504、6505、6506を含むことができる。上部弾性部材6510は、AFフィードバックセンサー6710に電気を供給するための導電ラインとして使われることができる。上部弾性部材6510は、互いに離隔する第1乃至第4上部弾性ユニット6501、6502、6503、6504を含むことができる。第1乃至第4上部弾性ユニット6501、6502、6503、6504は各々、AFフィードバックセンサー6710が結合された基板6720に結合することができる。上部弾性部材6510と基板6710ははんだ付け(soldering)により結合することができる。上部弾性部材6510は、AF駆動コイル6220に電気を供給するための導電ラインとして使われることができる。上部弾性部材6510は、互いに離隔する第5上部弾性ユニット6505と第6上部弾性ユニット6506を含むことができる。第5上部弾性ユニット6505は、AF駆動コイル6220の一端と結合され、第6上部弾性ユニット6506は、AF駆動コイル6220の他端と結合することができる。上部弾性部材6510とAF駆動コイル6220ははんだ付け(soldering)により結合することができる。
上部弾性部材6510は、外側部6511を含むことができる。外側部6511は、ハウジング6310に結合することができる。外側部6511は、ハウジング6310の上面に結合することができる。外側部6511は、ハウジング6310の突起に結合するホールまたは溝を含むことができる。外側部6511は、接着剤によってハウジング6310に固定されることができる。
上部弾性部材6510は、内側部6512を含むことができる。内側部6512は、ボビン6210に結合することができる。内側部6512は、ボビン6210の上面に結合することができる。内側部6512は、ボビン6210の突起に結合するホールまたは溝を含むことができる。内側部6512は、接着剤によってボビン6210に固定されることができる。
上部弾性部材6510は、連結部6513を含むことができる。連結部6513は、外側部6511及び内側部6512を連結することができる。連結部6513は、外側部6511及び内側部6512を弾性的に連結することができる。連結部6513は、弾性を持つことができる。この時、連結部6513は、‘弾性部’と称されることができる。連結部6513は、2回以上折り曲げられて形成されることができる。
上部弾性部材6510は、結合部6514を含むことができる。結合部6514は、支持部材6600と結合することができる。結合部6514は、支持部材6600とはんだ付けによって結合することができる。結合部6514は、支持部材6600と結合するホールまたは溝を含むことができる。結合部6514は、外側部6511から延びることができる。結合部6514は、折り曲げられて形成される折り曲げ部を含むことができる。
弾性部材6500は、下部弾性部材6520を含むことができる。下部弾性部材6520は、ボビン6210の下側に配置されることができる。下部弾性部材6520は、ボビン6210とハウジング6310に結合することができる。下部弾性部材6520は、ボビン6210の下面に結合することができる。下部弾性部材6520は、ハウジング6310の下面に結合することができる。下部弾性部材6520は、板スプリングで形成されることができる。下部弾性部材6520は、一体で形成されることができる。
下部弾性部材6520は、外側部6521を含むことができる。外側部6521は、ハウジング6310に結合することができる。外側部6521は、ハウジング6310の下面に結合することができる。外側部6521は、ハウジング6310の突起に結合するホールまたは溝を含むことができる。外側部6521は、接着剤によってハウジング6310に固定されることができる。
下部弾性部材6520は、内側部6522を含むことができる。内側部6522は、ボビン6210に結合することができる。内側部6522は、ボビン6210の下面に結合することができる。内側部6522は、ボビン6210の突起に結合するホールまたは溝を含むことができる。内側部6522は、接着剤によってボビン6210に固定されることができる。
下部弾性部材6520は、連結部523を含むことができる。連結部523は、外側部6521及び内側部6522を連結することができる。連結部523は、外側部6521及び内側部6522を弾性的に連結することができる。連結部523は、弾性を持つことができる。この時、連結部523は、‘弾性部’と称されることができる。連結部523は、2回以上折り曲げられて形成されることができる。
レンズ駆動装置は、支持部材6600を含むことができる。支持部材6600は、上部弾性部材6510と基板6410に結合することができる。支持部材6600は、上部弾性部材6510と基板6410の回路部材6420に結合することができる。支持部材6600は、ハウジング6310を移動可能に支持することができる。支持部材6600は、ハウジング6310を弾性的に支持することができる。支持部材6600は、少なくとも一部で弾性を持つことができる。支持部材6600は、OIS駆動時ハウジング6310及びボビン6210の移動を支持することができる。この時、支持部材6600は、‘OIS支持部材’と称されることができる。支持部材6600は、ワイヤーで形成されることができる。変形例で、支持部材6600は、板スプリングで形成されることができる。
支持部材6600は、複数のワイヤーを含むことができる。支持部材6600は、互いに離隔する6個のワイヤーを含むことができる。支持部材6600は、互いに離隔する第1乃至第6支持部6601、6602、6603、6604、6605、6606を含むことができる。第1乃至第6支持部6601、6602、6603、6604、6605、6606は、レンズ駆動装置内部で導電ラインとして利用されることができる。第1乃至第6支持部6601、6602、6603、6604、6605、6606は、基板6410と結合することができる。第1支持部6601は、第1上部弾性ユニット6501に結合することができる。第2支持部6602は、第2上部弾性ユニット6502に結合することができる。第3支持部6603は、第3上部弾性ユニット6503に結合することができる。第4支持部6604は、第4上部弾性ユニット6504に結合することができる。第5支持部6605は、第5上部弾性ユニット6505に結合することができる。第6支持部6606は、第6上部弾性ユニット6506に結合することができる。
レンズ駆動装置は、ダンパー(図示せず)を含むことができる。ダンパーは、支持部材6600に配置されることができる。ダンパーは、支持部材6600及びハウジング6310に配置されることができる。ダンパーは、弾性部材6500に配置されることができる。ダンパーは、弾性部材6500とボビン及び/または弾性部材6500とハウジング6310に配置されることができる。ダンパーは、弾性部材6500及び/または支持部材6600に配置されて弾性部材6500及び/または支持部材6600から発生する共振現象を防止することができる。
レンズ駆動装置は、AFフィードバックセンサーユニット6700を含むことができる。AFフィードバックセンサーユニット6700は、オートフォーカスフィードバック(Feedback)のために提供されることができる。AFフィードバックセンサーユニット6700は、ボビン6210の光軸方向移動を感知することができる。AFフィードバックセンサーユニット6700は、ボビン6210の光軸方向移動量を感知してリアルタイムで制御部に提供することができる。
レンズ駆動装置は、AFフィードバックセンサー6710を含むことができる。AFフィードバックセンサーユニット6700は、AFフィードバックセンサー6710を含むことができる。AFフィードバックセンサー6710は、ハウジング6310に配置されることができる。変形例で、AFフィードバックセンサー6710は、ボビン6210に配置されることができる。AFフィードバックセンサー6710は、第1可動子6200の移動を感知することができる。AFフィードバックセンサー6710は、ホールセンサーを含むことができる。この時、ホールセンサーは、センシングマグネット6730の磁気力を感知してボビン6210及びレンズの移動を感知することができる。AFフィードバックセンサー6710により感知された感知値は、AFフィードバック制御に使われることができる。
AFフィードバックセンサーユニット6700は、基板6720を含むことができる。基板6720は、ハウジング6310に配置されることができる。基板6720は、AFフィードバックセンサー6710と結合することができる。基板6720は、AFフィードバックセンサー6710と電気的に連結されることができる。基板6720は、上側支持部材6510と結合することができる。基板6720は、第1乃至第4上部弾性ユニット6501、6502、6503、6504と結合する四つの端子を含むことができる。基板6720と上側支持部材6510は、はんだ付けによって結合することができる。基板6720には、AFフィードバックセンサー6710が配置されることができる。AFフィードバックセンサー6710は、基板6720の内面に配置されることができる。基板6720の内面の仮想の延長面は、第1溝6331または、第2溝6332と会う。AFフィードバックセンサー6720とセンシングマグネット6730の間の距離は、基板6720とセンシングマグネット6730の間の距離より短いことがある。
AFフィードバックセンサーユニット6700は、センシングマグネット6730を含むことができる。センシングマグネット6730は、ボビン6210に配置されることができる。センシングマグネット6730は、AFフィードバックセンサー6710により感知されることができる。センシングマグネット6730は、AFフィードバックセンサー6710と対向することができる。センシングマグネット6730は、ボビン6210のコーナー部に配置されることができる。つまり、センシングマグネット6730は、ハウジング6310のコーナー部6310bに対向するように配置されることができる。
レンズ駆動装置は、補償マグネット6800を含むことができる。補償マグネット6800は、ボビン6210に配置されることができる。補償マグネット6800は、センシングマグネット6730と磁気力平衡をなすように配置されることができる。補償マグネット6800は、光軸を中心にセンシングマグネット6730と対称であり得る。補償マグネット6800は、光軸を中心にセンシングマグネット6730と対応する位置に配置されることができる。補償マグネット6800は、光軸を中心にセンシングマグネット6730と対応する大きさ及び/または形状を持つことができる。ボビン6210の一側にはセンシングマグネット6730が配置されて、ボビン6210の他側には補償マグネット6800が配置されることができる。補償マグネット6800は、ボビン6210のコーナー部に配置されることができる。つまり、補償マグネット6800は、ハウジング6310のコーナー部6310bを対向するように配置されることができる。
レンズ駆動装置は、OISフィードバックセンサー6900を含むことができる。OISフィードバックセンサー6900は、べース6430に配置されて駆動マグネット6320を感知することができる。OISフィードバックセンサー6900は、べース6430と基板6410との間に配置されることができる。OISフィードバックセンサー6900は、第2可動子6300の移動を感知することができる。OISフィードバックセンサー6900は、ホールセンサーを含むことができる。この時、ホールセンサーは、駆動マグネット6320の磁気力を感知してハウジング6310及び駆動マグネット6320の移動を感知することができる。OISフィードバックセンサー6900により感知された感知値は、OISフィードバック制御に使われることができる。
以下では本発明の第3実施形態に係るカメラモジュールの作動を説明する。
本実施形態に係るカメラモジュールのオートフォーカス機能を説明する。AF駆動コイル6220に電源が供給されると、AF駆動コイル6220と駆動マグネット6320との間の電磁気的相互作用によってAF駆動コイル6220が駆動マグネット6320に沿って移動を行うことになる。この時、AF駆動コイル6220が結合されたボビン6210は、AF駆動コイル6220と一体で移動することになる。つまり、レンズモジュールが結合されたボビン6210が、ハウジング6310に沿って光軸方向に移動することになる。ボビン6210のこのような移動は、イメージセンサーに沿ってレンズモジュールが近づくように移動するか遠ざかるように移動する結果になるので、本実施形態では、AF駆動コイル6220に電源を供給して被写体に対するフォーカス調節を行うことができるものである。一方、上述したフォーカス調節は、被写体の距離に応じて自動で実行されることができる。
本実施形態に係るカメラモジュールでは、オートフォーカス機能のより精度のよい実現のためにオートフォーカスフィードバック制御が実行されることができる。ハウジング6310に配置されるAFフィードバックセンサー6710は、ボビン6210に配置されるセンシングマグネット6730の磁場を感知する。従って、ボビン6210が、ハウジング6310に沿って相対的な移動を行うと、AFフィードバックセンサー6710で感知される磁場の量が変化するようになる。AFフィードバックセンサー6710は、このような方式でボビン6210の光軸方向の移動量またはボビン6210の位置を感知して感知値を制御部に送信する。制御部は、受信した感知値を応じてボビン6210に対する追加的な移動を行うか否かを決めるようになる。このような過程は、リアルタイムで発生するのでオートフォーカスフィードバック制御により本実施形態に係るカメラモジュールのオートフォーカス機能はより精度よく実行されることができる。
本実施形態に係るカメラモジュールの手振れ補正機能を説明する。OIS駆動コイル6422に電源が供給されると、OIS駆動コイル6422と駆動マグネット6320との間の電磁気的相互作用によって駆動マグネット6320がOIS駆動コイル6422に沿って移動を行うことになる。この時、駆動マグネット6320が結合されたハウジング6310は、駆動マグネット6320と一体で移動するようになる。つまり、ハウジング6310が、べース6430に沿って水平方向(光軸と垂直した方向)に移動するようになる。但し、この時、べース6430に沿ってハウジング6310のチルト(tilt)が誘導されることもできる。一方、ボビン6210は、ハウジング6310の水平方向移動に沿ってハウジング6310と一体で移動するようになる。従って、ハウジング6310のこのような移動は、イメージセンサーに対してボビン6210に結合されたレンズモジュールがイメージセンサーが置かれている方向と平行した方向に移動する結果になる。つまり、本実施形態では、OIS駆動コイル6422に電源を供給して手振れ補正機能を行うことができるものである。
本実施形態に係るカメラモジュールでは、手振れ補正機能のより精度のよい実現のために手振れ補正フィードバック制御が実行されることができる。べース6430に配置されるOISフィードバックセンサー6800は、ハウジング6310に配置される駆動マグネット6320の磁場を感知する。従って、ハウジング6310がべース6430に対する相対的な移動を行うと、OISフィードバックセンサー6800で感知される磁場の量が変化するようになる。一対のOISフィードバックセンサー6800は、このような方式でハウジング6310の水平方向(x軸及びy軸方向)の移動量または位置を感知して感知値を制御部に送信する。制御部は、受信した感知値に応じてハウジング6310に対する追加的な移動を行うか否かを決めるようになる。このような過程は、リアルタイムで発生するので手振れ補正フィードバック制御により本実施形態に係るカメラモジュールの手振れ補正機能はより精度よく実行されることができる。
比較例で駆動マグネット6320の磁界干渉を防止するために駆動マグネット6320の間及びAFフィードバックセンサー6710の下側にヨーク(図示せず)を配置することができる。
本実施形態は、比較例と比較する際に、ヨーク部品を削除した。本実施形態は、ヨーク部品削除に応じだ磁界干渉を最小化するために駆動マグネット6320に磁界干渉最小化のための形状である溝部6330を追加した。溝部6330は、駆動マグネット6320がセンシングマグネット6720からできるだけ遠く離隔するように形成されることができる。溝部6330によりCLAF(Closed Loop Auto Focus)構造及び工程の単純化を期待することができる。従って、構造単純化に応じだ設計自由度確保及び原価節減も期待することができる。
一方、本明細書で第1実施形態に係るカメラモジュールと第2実施形態に係るカメラモジュール及び第3実施形態に係るカメラモジュールを別の図面符号を与えて、各々説明したが、これによって本発明の範囲が区分されず、第1乃至3実施形態に係るカメラモジュールの技術思想は単一のカメラモジュールまたはレンズ駆動装置に共に採用されることができる。
例えば、第1実施形態に係るマグネットで第2実施形態に係るマグネットの形状を採用して両側面に複数の陥没部が備えられることができる。さらに、第3実施形態に係るレンズ駆動装置でマグネットユニットは両コーナー部に複数の溝が形成されたり、単一の溝のみが形成されることもできる。
さらに、本図面に開示された実施形態は理解を助けるために特定例を提示したことに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするのではない。ここに開示された実施形態以外にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者には自明なことである。