JP2011039462A - レンズ鏡筒、カメラモジュール及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】可動部側のレンズ保持部材の推力を減少させることなく、全体の小型化を図る。
【解決手段】レンズを保持するレンズ保持部材21と、レンズ保持部材21の外周部に取り付けられる駆動コイル26と、駆動コイル26と対向するように取り付けられるマグネット56a−56dと、レンズ保持部材21が配設される鏡筒41、51と、鏡筒41、51に取り付けられるカバー部材61とを備える。カバー部材61は、磁性を有し、駆動コイル26と対向する位置において、マグネット56a−56dが直接取り付けられ、ヨークとして機能する。
【選択図】図16
【解決手段】レンズを保持するレンズ保持部材21と、レンズ保持部材21の外周部に取り付けられる駆動コイル26と、駆動コイル26と対向するように取り付けられるマグネット56a−56dと、レンズ保持部材21が配設される鏡筒41、51と、鏡筒41、51に取り付けられるカバー部材61とを備える。カバー部材61は、磁性を有し、駆動コイル26と対向する位置において、マグネット56a−56dが直接取り付けられ、ヨークとして機能する。
【選択図】図16
Description
本発明は、携帯端末装置等の小型の電子機器に組み込まれる撮像装置のレンズ鏡筒に関する。更に詳しくは、フォーカス駆動方式にボイスコイルモータを用いた撮像装置のレンズ鏡筒、カメラモジュール及び撮像装置に関する。
携帯電話端末に搭載される撮像装置のほとんどは、オートフォーカス機能を搭載している。したがって、オートフォーカスを行うには、内部の光学系レンズ群を光軸方向に移動させる必要がある。レンズ群の駆動する方式としては、磁気回路による電磁誘導現象により、駆動コイル又はマグネットを移動するボイスコイルモータが広く採用されている。
駆動コイルを可動するタイプの多くは、駆動コイルをレンズ保持部材の外周部に接着等で固定し、組み合わせるようにしている。また、マグネットは、駆動コイルの外側の固定部に、この駆動コイルと対向するように取り付けられる。
したがって、マグネットの大きさは、レンズ鏡筒の外形サイズへの影響が大きい。このため、レンズ鏡筒全体の小型化が望まれる状況において、マグネットを配置するスペースの確保は困難である。更に、マグネットと共に用いられるヨークについても、そのスペース確保が困難である。マグネットの大きさを小さくし、ヨークのスペースを確保したときには、可動部側のレンズ保持部材の推力を減少させてしまうことになる。
更に、撮像装置が搭載された携帯電話等に対して落下衝撃があった場合等において、マグネットが、所定位置より飛び出し、可動部の駆動コイルに咬み込まないようにする必要もある。
そこで、本発明は、以上のような課題を解決すべく、可動部側のレンズ保持部材の推力を減少させることなく、全体の小型化を図ることができるレンズ鏡筒、カメラモジュール及び撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、マグネットを確実に固定することができるレンズ鏡筒、カメラモジュール及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係るレンズ鏡筒は、レンズを保持するレンズ保持部材と、上記レンズ保持部材の外周部に取り付けられる駆動コイルと、上記駆動コイルと対向するように取り付けられるマグネットと、上記レンズ保持部材が配設される鏡筒部材と、上記レンズ保持部材の入射側レンズを外部に臨ませつつ、上記鏡筒部材に取り付けられるカバー部材とを備える。上記カバー部材は、磁性を有し、上記駆動コイルと対向する位置において、上記マグネットが直接取り付けられている。
また、本発明に係るカメラモジュールは、レンズを保持するレンズ保持部材と、上記レンズ保持部材の外周部に取り付けられる駆動コイルと、上記駆動コイルと対向するように取り付けられるマグネットと、上記レンズ保持部材が配設される鏡筒部材と、上記レンズ保持部材の入射側レンズを外部に臨ませつつ、上記鏡筒部材に取り付けられるカバー部材とを備える。上記カバー部材は、磁性を有し、上記駆動コイルと対向する位置において、上記マグネットが直接取り付けられている。
更に、本発明に係る撮像装置は、レンズを保持するレンズ保持部材と、上記レンズ保持部材の外周部に取り付けられる駆動コイルと、上記駆動コイルと対向するように取り付けられるマグネットと、上記レンズ保持部材が配設される鏡筒部材と、上記レンズ保持部材の入射側レンズを外部に臨ませつつ、上記鏡筒部材に取り付けられるカバー部材と、上記レンズを介して得られる被写体像を撮像する撮像手段と、上記撮像手段により取得された撮像信号を記録する記録手段とを備える。上記カバー部材は、磁性を有し、上記駆動コイルと対向する位置において、上記マグネットが直接取り付けられている。
本発明は、カバー部材は、磁性を有しているので、ヨークとして機能する。駆動コイルと対向する位置において、マグネットは、直接取り付けられる。本発明では、従来用いたヨークを不要としているので、全体の小型化や軽量化や低コスト化を図ることができる。また、マグネットを大きくすることができ、ボイスコイルモータの駆動力を大きくすることができる。
以下、本発明が適用された携帯電話に搭載されるカメラモジュールについて、図面を参照し、以下の順で説明する。
1.携帯電話の説明
2.カメラモジュールの説明
3.レンズ鏡筒の説明
3−1 レンズ保持部材の説明
3−2 駆動コイルの説明
3−3 フレキシブル配線基板の説明
3−4 板バネの説明
3−5 後部鏡筒の説明
3−6 前鏡筒の説明
3−7 カバー部材の説明
4.撮像素子部の説明
5.カメラモジュールの組立
6.カメラモジュールの動作
7.カメラモジュールの効果
8.変形例
(1.携帯電話の説明)
図1に示すように、本発明のカメラモジュールが搭載される携帯電話1は、第1の筐体2と第2の筐体3とがヒンジ部4を介して折り畳み自在に結合されている。第1の筐体2には、スピーカ5、表示部6及びアンテナ7が設けられている。アンテナ7は、伸縮自在となっている。第2の筐体3には、押しボタンや回転式ダイヤルを含む各種の操作部8、8、・・・及びマイクロフォン9が設けられている。ヒンジ部4には、カメラモジュール10が組み込まれている。操作部8、8、・・・のうち所定の押しボタンは画像を撮影するための操作部8として機能し、この操作部8を押圧操作することによりカメラモジュール10が動作されて画像の撮影を行うことができる。
2.カメラモジュールの説明
3.レンズ鏡筒の説明
3−1 レンズ保持部材の説明
3−2 駆動コイルの説明
3−3 フレキシブル配線基板の説明
3−4 板バネの説明
3−5 後部鏡筒の説明
3−6 前鏡筒の説明
3−7 カバー部材の説明
4.撮像素子部の説明
5.カメラモジュールの組立
6.カメラモジュールの動作
7.カメラモジュールの効果
8.変形例
(1.携帯電話の説明)
図1に示すように、本発明のカメラモジュールが搭載される携帯電話1は、第1の筐体2と第2の筐体3とがヒンジ部4を介して折り畳み自在に結合されている。第1の筐体2には、スピーカ5、表示部6及びアンテナ7が設けられている。アンテナ7は、伸縮自在となっている。第2の筐体3には、押しボタンや回転式ダイヤルを含む各種の操作部8、8、・・・及びマイクロフォン9が設けられている。ヒンジ部4には、カメラモジュール10が組み込まれている。操作部8、8、・・・のうち所定の押しボタンは画像を撮影するための操作部8として機能し、この操作部8を押圧操作することによりカメラモジュール10が動作されて画像の撮影を行うことができる。
なお、カメラモジュール10が設けられる位置は、ヒンジ部4の他に、第1の筐体2や第2の筐体3に設けるようにしても良い。また、1つの携帯電話1には、カメラモジュール10を複数搭載するようにしても良い。すなわち、この携帯電話1は、撮像装置としても機能する電子機器である。
(2.カメラモジュールの説明)
図2乃至図5に示すように、カメラモジュール10は、レンズ鏡筒11と、撮像素子部12とで構成されている。レンズ鏡筒11は、複数のレンズを保持しており、複数のレンズを光軸方向に移動するオートフォーカス機能を有している。撮像素子部12は、プリント配線基板71に撮像素子72を実装してなる。撮像素子部12は、レンズ鏡筒11のレンズの光軸と撮像素子72との位置合わせをして、プリント配線基板71にレンズ鏡筒11が取り付けられる。レンズ鏡筒11へのオートフォーカス機能を実現するための電源供給は、このプリント配線基板71から行われる。
図2乃至図5に示すように、カメラモジュール10は、レンズ鏡筒11と、撮像素子部12とで構成されている。レンズ鏡筒11は、複数のレンズを保持しており、複数のレンズを光軸方向に移動するオートフォーカス機能を有している。撮像素子部12は、プリント配線基板71に撮像素子72を実装してなる。撮像素子部12は、レンズ鏡筒11のレンズの光軸と撮像素子72との位置合わせをして、プリント配線基板71にレンズ鏡筒11が取り付けられる。レンズ鏡筒11へのオートフォーカス機能を実現するための電源供給は、このプリント配線基板71から行われる。
なお、図5に示すように、撮像素子部12の撮像素子72は、携帯電話1を撮像装置として機能させるための制御部13aと接続されている。また、この制御部13aは、外部記録媒体となるメモリカード13c等に画像データや動画データや音声データ等を記録する記録部13bと接続されている。この制御部13aは、例えば、撮像素子72から入力された撮像信号を、アナログ信号からディジタル信号に変換し、JPEG形式等の所定の圧縮形式でデータを圧縮する。そして、制御部13aは、圧縮された画像データ等を、記録部13bでメモリカード13cに記録する。外部記録媒体としては、メモリカード13cの他、ディスクカートリッジ、光ディスク、ネットワークを介して接続されたコンピュータ等の情報処理装置であっても良い。また、制御部13aは、撮像素子72の出力からフォーカス制御用信号を生成し、駆動コイル26に所定の駆動電流を供給する。すなわち、制御部13aは、メモリカード13cへ記録するための信号処理部として機能すると共に、カメラ制御部としても機能する。
(3.レンズ鏡筒の説明)
図2乃至図5に示すように、レンズ鏡筒11は、複数のレンズを保持するレンズ保持部材21と、このレンズ保持部材21を光軸方向に移動可能に支持する後部鏡筒41及び前鏡筒51とを備えている。
図2乃至図5に示すように、レンズ鏡筒11は、複数のレンズを保持するレンズ保持部材21と、このレンズ保持部材21を光軸方向に移動可能に支持する後部鏡筒41及び前鏡筒51とを備えている。
(3−1 レンズ保持部材の説明)
図5及び図6に示すように、レンズ保持部材21は、第1乃至第3のレンズ20a、20b、20cを保持する第1の筒状部22と、第4のレンズ20dを保持する第2の筒状部23とを備えている。レンズ保持部材21は、例えば、樹脂成形によって、第1の筒状部22と第2の筒状部23とが一体に形成されている。
図5及び図6に示すように、レンズ保持部材21は、第1乃至第3のレンズ20a、20b、20cを保持する第1の筒状部22と、第4のレンズ20dを保持する第2の筒状部23とを備えている。レンズ保持部材21は、例えば、樹脂成形によって、第1の筒状部22と第2の筒状部23とが一体に形成されている。
本発明が用いられるカメラモジュール10では、従来のカメラモジュールより高画質の画像や動画を撮像するため、従来より高画素の撮像素子が用いられており、これに合わせて、第4のレンズ20dが追加されている。この第4のレンズ20dは、第1のレンズ20a、第2のレンズ20b、第3のレンズ20cより大径となっている。
第1の筒状部22は、断面が略円形で、入射側から、第1のレンズ20a、第2のレンズ20b、第3のレンズ20cを光軸を一致させて保持している。そして、入射側の第1のレンズ20aは、レンズ開口部22aより外部に臨まされている。また、第2の筒状部23は、第1の筒状部22より大径で断面が略円形であって、第4のレンズ20dを、第1乃至第3のレンズ20a、20b、20cと光軸を一致させて保持している。
第2の筒状部23は、第1の筒状部22より大径であるから、第1の筒状部22より外周部が張り出し、その上面が、駆動コイル26や板バネ36を受ける受け部24となっている。
(3−2 駆動コイルの説明)
駆動コイル26は、図4に示すように、導線を略矩形に巻回した空芯コイルであって、レンズ保持部材21の第1の筒状部22に挿入可能で、受け部24に支持可能な大きさに形成されている。すなわち、駆動コイル26の一辺は、レンズ20dの最大外径、ここでは第4のレンズ20dの外径より小さく、対角線は、レンズ20dの最大外径より長くなっている。駆動コイル26は、第1の筒状部22の周囲に配設され、少なくとも一部が第2の筒状部23の外周よりも内側に位置する。また、駆動コイル26の少なくとも一部、例えば辺の部分の一部は、第2の筒状部23が保持する出射側のレンズ20dの外周よりも内側に位置する。
駆動コイル26は、図4に示すように、導線を略矩形に巻回した空芯コイルであって、レンズ保持部材21の第1の筒状部22に挿入可能で、受け部24に支持可能な大きさに形成されている。すなわち、駆動コイル26の一辺は、レンズ20dの最大外径、ここでは第4のレンズ20dの外径より小さく、対角線は、レンズ20dの最大外径より長くなっている。駆動コイル26は、第1の筒状部22の周囲に配設され、少なくとも一部が第2の筒状部23の外周よりも内側に位置する。また、駆動コイル26の少なくとも一部、例えば辺の部分の一部は、第2の筒状部23が保持する出射側のレンズ20dの外周よりも内側に位置する。
この駆動コイル26は、プラス側の端部26aが一のコーナ部の上側又は中程から引き出されている。また、マイナス側の端部26bは、プラス側の端部26aが引き出される一のコーナ部と対角にあるコーナ部の上側又は中程から引き出されている。プラス側の端部26a及びマイナス側の端部26bは、駆動コイル26の各コーナ部内側の上側又は中程から下側(レンズ保持部材21の出射側)に引き出されており、駆動コイル26の全体の小型化を図っている。また、略矩形をなす駆動コイル26は、断面が略円形のレンズ保持部材21の第1の筒状部22の外周部に取り付けられる。したがって、プラス側の端部26a及びマイナス側の端部26bは、第1の筒状部22との間に形成される空隙部30に通される。
なお、プラス側の端部26a及びマイナス側の端部26bは、線材で細いものであるから、各コーナ部外側の上側又は中程から下側に引き出すようにしても良い。また、プラス側の端部26a及びマイナス側の端部26bは、各コーナ部の下側の内側又は外側から引き出すようにしても良い。
以上のような駆動コイル26は、下側に配設されるフレキシブル配線基板27に電気的に接続される。
(3−3 フレキシブル配線基板の説明)
図4及び図7に示すように、フレキシブル配線基板27は、駆動コイル26の下面と略同じ大きさに形成され、外形が駆動コイル26に対応した略矩形の各コーナ部を面取りした略八角形の形状をなしている。また、フレキシブル配線基板27は、レンズ保持部材21の第1の筒状部22に挿入可能なように、環状をなし、内径形状も略八角形の形状をなしている。
図4及び図7に示すように、フレキシブル配線基板27は、駆動コイル26の下面と略同じ大きさに形成され、外形が駆動コイル26に対応した略矩形の各コーナ部を面取りした略八角形の形状をなしている。また、フレキシブル配線基板27は、レンズ保持部材21の第1の筒状部22に挿入可能なように、環状をなし、内径形状も略八角形の形状をなしている。
フレキシブル配線基板27は、一方の面27aに配線パターンが形成され、他方の面27bは、ポリイミド等の絶縁層となっている。このフレキシブル配線基板27は、駆動コイル26との電気的な絶縁を図るため、絶縁層となっている他方の面27bを駆動コイル26側にして、接着剤等で駆動コイル26の下側の面に固定される。
一方の面27aに形成される配線パターンは、駆動コイル26のプラス側の端部26aと電気的に接続されるプラス側パターンと駆動コイル26のマイナス側の端部26bと電気的に接続されるマイナス側パターンとが区分けして形成されている。プラス側パターンは、駆動コイル26の内側より引き出されたプラス側の端部26aが半田や導電性接着剤等で電気的に接続される。マイナス側パターンは、駆動コイル26の内側より引き出されたマイナス側の端部26bが半田や導電性接着剤等で電気的に接続される。
また、フレキシブル配線基板27には、一方の面27aで、レンズ保持部材21の受け部24上でフレキシブル配線基板27と重なる板バネ36と電気的に接続される。
なお、駆動コイル26とフレキシブル配線基板27との形状は、上述した矩形に限定されるものではなく、三角形、四角形、五角形、六角形といった多角形であってもよい。
このレンズ鏡筒11では、従来のレンズ鏡筒と比較して、駆動コイル26と板バネ36との電気的接続に、樹脂製のコイルホルダを用いていない。レンズ鏡筒11では、コイルホルダに代わって、コイルホルダより薄いフレキシブル配線基板27を用いるので、全体としての低背化を図ることができる。
(3−4 板バネの説明)
図4に示すように、板バネ36は、前鏡筒に取り付けられる板バネ55と対をなすバネであり、弾力性と導電性を有する金属材料、ベリリウム銅等によって形成されている。この板バネ36は、第1のバネ37と第2のバネ38とでなり、電気的に分離するように、2分割されている。第1の板バネ37は、フレキシブル配線基板27の一方の面27aのプラス側パターンと電気的に接続される。第2のバネ38は、フレキシブル配線基板27の一方の面27aのマイナス側パターンと電気的に接続される。
図4に示すように、板バネ36は、前鏡筒に取り付けられる板バネ55と対をなすバネであり、弾力性と導電性を有する金属材料、ベリリウム銅等によって形成されている。この板バネ36は、第1のバネ37と第2のバネ38とでなり、電気的に分離するように、2分割されている。第1の板バネ37は、フレキシブル配線基板27の一方の面27aのプラス側パターンと電気的に接続される。第2のバネ38は、フレキシブル配線基板27の一方の面27aのマイナス側パターンと電気的に接続される。
第1のバネ37と第2のバネ38は、それぞれ、駆動コイル26が取り付けられたレンズ保持部材21を弾性支持する弾性支持部37a、38aを有する。また、弾性支持部37a、38aには、一体的に、後部鏡筒41に対して位置決めするための位置決め片37b、38bが形成されている。位置決め片37b、38bには、位置決め孔37c、38cが形成されている。また、弾性支持部37a、38aには、一方の位置決め片37b、38bと連続するように、駆動コイル26への電源を供給するための端子片37d、38dが一体的に形成されている。
(3−5 後部鏡筒の説明)
後部鏡筒41は、図5に示すように、略矩形の底面部42に対して4つ側壁42a、42b、42c、42dが形成されている。底面部42の中央部には、撮像素子72が臨まされる略矩形の開口部45が形成されている。また、底面部42の各コーナ部には、支持部43a、43b、43c、43dが形成されている。また、底面部42には、支持部43a、43b、43c、43dの近傍に、レンズ保持部材21のベース21aを支持する支持突起49が形成されている。
後部鏡筒41は、図5に示すように、略矩形の底面部42に対して4つ側壁42a、42b、42c、42dが形成されている。底面部42の中央部には、撮像素子72が臨まされる略矩形の開口部45が形成されている。また、底面部42の各コーナ部には、支持部43a、43b、43c、43dが形成されている。また、底面部42には、支持部43a、43b、43c、43dの近傍に、レンズ保持部材21のベース21aを支持する支持突起49が形成されている。
各支持部43a、43b、43c、43dの頂面には、第1及び第2のバネ37,38の位置決め片37b、38bに形成された位置決め孔37c、38cに係合される位置決め突起44a、44b、44c、44dが形成されている。支持部43a、43cは、位置決め突起44a、44cに、第1のバネ37の位置決め孔37cを係合させることによって、第1のバネ37を支持する。また、支持部43b、43dは、位置決め突起44b、44dに、第2のバネ38の位置決め孔38cを係合させることによって、第2のバネ38を支持する。
また、側壁42a、42bには、前鏡筒51の上から全体を覆うように取り付けられるカバー部材61の側板が係合する位置決め凹部46a、46bが形成されている。また、側壁42c、42dには、カバー部材61の他の側板が係合する係合突起47a、47bが形成されている。
(3−6 前鏡筒の説明)
図3に示すように、前鏡筒51は、後部鏡筒41と対をなし、内部にレンズ保持部材21等が配設される。前鏡筒51は、後部鏡筒41の底面部42と略同じ矩形の枠体52を有する。枠体52の各コーナ部には、後部鏡筒41の支持部43a、43b、43c、43dと対向する支持部53a、53b、53c、53dが形成されている。各支持部53a、53b、53c、53dの底面には、支持突起44a、44b、44c、44dが係合する位置決め凹部54a、54b、54c、54dが形成されている。
図3に示すように、前鏡筒51は、後部鏡筒41と対をなし、内部にレンズ保持部材21等が配設される。前鏡筒51は、後部鏡筒41の底面部42と略同じ矩形の枠体52を有する。枠体52の各コーナ部には、後部鏡筒41の支持部43a、43b、43c、43dと対向する支持部53a、53b、53c、53dが形成されている。各支持部53a、53b、53c、53dの底面には、支持突起44a、44b、44c、44dが係合する位置決め凹部54a、54b、54c、54dが形成されている。
また、前鏡筒51には、上述した第1のバネ37と第2のバネ38を備える板バネ36と対をなす板バネ55が取り付けられる。具体的に、板バネ55は、支持部53a、53b、53c、53dにインサート成形により取り付けられる。この板バネ55は、弾力性に富む金属材料、ベリリウム銅等によって形成されている。この板バネ55は、レンズ保持部材21の第1の筒状部22の周囲に配設され、内周部周辺が弾性支持部55aとなる。板バネ55は、後部鏡筒41と前鏡筒51とが組み合わされたとき、レンズ保持部材21の第1の筒状部22の周囲に形成された突き当て部25に突き当てられる。これにより、板バネ55は、板バネ36を構成する第1及び第2のバネ37,38とで、レンズ保持部材21を挟み込んで弾性支持し、レンズ保持部材21を光軸方向に移動可能にする。
支持部53a、53b、53c、53dの間は、カバー部材61に取り付けられるマグネットが配設されるマグネット配設部56a、56b、56c、56dとなる。
(3−7 カバー部材の説明)
図3に示すように、カバー部材61は、主面部62の4辺に、側板63a、63b、63c、63dが形成されている。カバー部材61は、磁性を有する金属板を折曲して形成されている。具体的に、カバー部材61は、フェライト系ステンレスバネ綱であり、耐食性に強い性質を有するNK43FS−H270が用いられている。なお、カバー部材61には、SUS430等の磁性を有する金属板を用いても良い。
図3に示すように、カバー部材61は、主面部62の4辺に、側板63a、63b、63c、63dが形成されている。カバー部材61は、磁性を有する金属板を折曲して形成されている。具体的に、カバー部材61は、フェライト系ステンレスバネ綱であり、耐食性に強い性質を有するNK43FS−H270が用いられている。なお、カバー部材61には、SUS430等の磁性を有する金属板を用いても良い。
主面部62には、レンズ保持部材21の入射側の第1のレンズ20aを外部に臨ませるレンズ開口部62aが形成されている。
側板63a、63b、63c、63dは、後部鏡筒41と前鏡筒51が組み合わされた状態において、後部鏡筒41の位置決め凹部46a、46b、46c、46dと係合する。また、側板63c、63dは、後部鏡筒41の係合突起47a、47bに係合する係合孔64a、64bが形成されている。かくして、カバー部材61は、後部鏡筒41と前鏡筒51とを一体化する。
側板63a、63b、63c、63dの裏面には、図8及び図9に示すように、駆動コイル26と対向して配設されるマグネット65a、65b、65c、65dが直接的に取り付けられる。すなわち、カバー部材61は、磁性を有する金属板で形成されている。側板63a、63b、63c、63dの裏面には、マグネット65a、65b、65c、65dが磁気吸引することによって取り付けられる。具体的に、マグネット65a、65b、65c、65dは、主面部62と側板63a、63b、63c、63dとがなすコーナ部に取り付けられる。したがって、マグネット65a、65b、65c、65dは、側板63a、63b、63c、63dに沿わせながら主面部62に突き当てるようにすることで、位置決めして所定位置に取り付けることができる。
なお、マグネット65a、65b、65c、65dは、磁気吸引力のみをもってマグネット65a、65b、65c、65dに取り付けるようにしても良い他に、接着剤を用いて固定するようにしても良い。
マグネット65a、65b、65c、65dは、側板63a、63b、63c、63dに取り付けられた状態で、後部鏡筒41及び前鏡筒51に取り付けられると、前鏡筒51のマグネット配設部56a、56b、56c、56dに配設される。そして、マグネット65a、65b、65c、65dは、駆動コイル26と対向する。カバー部材61は、磁性を有する金属板で形成されており、ヨークとしても機能する。このように、レンズ鏡筒11では、カバー部材61を、磁性を有する材料で形成することで、従来用いたヨークを不要とし、この点で小型化や軽量化が図られている。また、レンズ鏡筒11では、ヨークを不要とした分、マグネット65a、65b、65c、65dを大きくすることができ、ボイスコイルモータの駆動力を大きくすることができる。
図10及び図11に示すように、マグネット65a、65b、65c、65dは、駆動コイル26との対向面が、この対向面と反対側の面より小さく形成され、短辺側の両側側面に傾斜面66を形成している。すなわち、マグネット65a、65b、65c、65dは、断面台形状に形成されている。一方、前鏡筒51のマグネット配設部56a、56b、56c、56dは、傾斜面66に対応した傾斜面でなる位置規制部67が形成されている。上述のように、マグネット65a、65b、65c、65dは、側板63a、63b、63c、63dに磁気吸引されている場合に、衝撃等で、所定位置からずれる又は外れることがあっても、傾斜面66が位置規制部67に突き当たる。したがって、マグネット65a、65b、65c、65dは、対向する駆動コイル26と衝突し、駆動コイル26を損傷することを防止できる。
なお、マグネット65a、65b、65c、65dの傾斜面66は、円弧面や段差形状をしていても良い。また、位置規制部67も、傾斜面66の部分に対応する形状であれば、傾斜面に限定されるものはない。また、マグネット65a、65b、65c、65dの駆動コイル26との対向面は、前鏡筒51の内面より外側に位置していても、内側に位置していても良い。
なお、このカバー部材61は、電子機器に搭載された際に、外部に臨むレンズの周囲より内部が見えてしまうことを防止する機能も有する。
(4.撮像素子部の説明)
以上のように構成されるレンズ鏡筒11が取り付けられる撮像素子部12は、図5に示すように、プリント配線基板71に、撮像素子72を実装されてなる。
以上のように構成されるレンズ鏡筒11が取り付けられる撮像素子部12は、図5に示すように、プリント配線基板71に、撮像素子72を実装されてなる。
プリント配線基板71は、例えばリジッドなガラスエポキシ基板であって、複数のランドが設けられた実装部に撮像素子72が実装される。撮像素子72は、周囲にセラミック等で形成されたフレーム73が設けられている。このフレーム73は、内側の撮像素子72を保護する。
なお、プリント配線基板71の絶縁層としては、有機材料であれば、エポキシの他に、熱硬化性樹脂フィルムであるポリイミド樹脂(PI樹脂)、ビスマレイミド―トリアジン樹脂(BT樹脂)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE樹脂)等や、熱可塑性樹脂フィルムである液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK樹脂)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI樹脂)、ポリエーテルサルホン(PES樹脂)等であっても良い。
また、フレーム73は、省略しても良い。この場合には、フレーム73に代わる部材を、後部鏡筒41の開口部45の周囲に設けるようにし、この部材を、例えばプリント配線基板71の撮像素子72の周囲に突き当てるようにすれば良い。
また、このプリント配線基板71には、カメラモジュール10を動作させるための駆動IC等の電子部品74が実装されている。電子部品74等は、カメラモジュール10を動作させると共に、駆動コイル26に対して電源を供給する。プリント配線基板71には、撮像素子72の実装された位置の近傍に、電源用ランド75が形成されている。この電源用ランド75には、上述した駆動コイル26とフレキシブル配線基板27を介して電気的に接続された板バネ36を構成する第1のバネ37の端子片37dと第2のバネ38の端子片38dが導電性接着剤76等によって電気的に接続される。
(5.カメラモジュールの組立)
カメラモジュール10の組立について説明すると、図7に示すように、駆動コイル26は、下側の面に、フレキシブル配線基板27の絶縁層となっている他方の面27bが接着剤等で貼り付けられる。そして、駆動コイル26の内側から導出されたプラス側の端部26aは、フレキシブル配線基板27の一方の面27aまで引き回され、半田や導電性接着剤等で電気的に接続される。また、駆動コイル26の内側から導出された駆動コイル26のマイナス側の端部26bは、フレキシブル配線基板27の一方の面27aまで引き回され、半田や導電性接着剤等で電気的に接続される。
カメラモジュール10の組立について説明すると、図7に示すように、駆動コイル26は、下側の面に、フレキシブル配線基板27の絶縁層となっている他方の面27bが接着剤等で貼り付けられる。そして、駆動コイル26の内側から導出されたプラス側の端部26aは、フレキシブル配線基板27の一方の面27aまで引き回され、半田や導電性接着剤等で電気的に接続される。また、駆動コイル26の内側から導出された駆動コイル26のマイナス側の端部26bは、フレキシブル配線基板27の一方の面27aまで引き回され、半田や導電性接着剤等で電気的に接続される。
次いで、図12に示すように、駆動コイル26とフレキシブル配線基板27との第1の組立体16には、板バネ36を構成する第1のバネ37と第2のバネ38とが重ね合わされ電気的に接続される。
なお、フレキシブル配線基板27と第1のバネ36や第2のバネ37とは、更に、接着剤で固定しても良く、また、レンズ保持部材21と駆動コイル26とに挟み込まれるため固定しなくても良い。
駆動コイル26とフレキシブル配線基板27とでなる第1の組立体16に板バネ36である第1及び第2のバネ37、38が組み合わされた第2の組立体17は、図13に示すように、レンズ保持部材21に組み付けられる。具体的に、第2の組立体17は、レンズ保持部材21の第1の筒状部22に挿入され、受け部24で支持される。すると、断面略円形の第1の筒状部22と略矩形の駆動コイル26との間には、駆動コイル26のプラス側の端部26a及びマイナス側の端部26bが延在する空隙部30が形成される。この空隙部30からは、接着剤が注入され、レンズ保持部材21と第2の組立体17とが一体化される。すなわち、駆動コイル26とフレキシブル配線基板27と板バネ36とがレンズ保持部材21と一体化される。
なお、ここで、空隙部30より注入される接着剤は、駆動コイル26とレンズ保持部材21の第1の筒状部22との空隙部に注入されるものであるから、必ずしも駆動コイル26のコーナ部に注入しなくても良い。すなわち、この接着剤は、空隙があれは、駆動コイル26のコーナ部間に注入されても良い。
次いで、第2の組立体17にレンズ保持部材21を固定した第3の組立体18は、図13に示すように、第1のバネ37の端子片37dと第2のバネ38の端子片38dとが略90度に折り曲げられる。具体的に、端子片37d、38dは、後部鏡筒41の支持部43a、43bに沿い、端部が、撮像素子72のフレーム73に近接するように折り曲げられる。次いで、第3の組立体18は、後部鏡筒41に取り付けられる。具体的に、図5及び図14に示すように、第3の組立体18は、後部鏡筒41の位置決め突起44a、44b、44c、44dに、第1及び第2のバネ37、38の位置決め孔37c、38cを係合されることによって、位置決めされる。
なお、端子片37d、38dは、フレキシブル配線基板27と電気的に接続する前に予め折り曲げておいても良い。
次いで、第3の組立体18が取り付けられた後部鏡筒41には、前鏡筒51が取り付けられる。具体的に、板バネ55がインサートされた前鏡筒51は、支持部53a、53b、53c、53dの位置決め凹部54a、54b、54c、54dを、第1及び第2のバネ37、38の位置決め孔37c、38cが係合された位置決め突起44a、44b、44c、44dに係合されることによって、後部鏡筒41に取り付けられる。
一方、カバー部材61には、図8及び図15に示すように、マグネット65a、65b、65c、65dが、側板63a、63b、63c、63dに、主面部62に突き当て位置決めして取り付けられる。この後、図2乃至図5に示すように、カバー部材61が前鏡筒51の側から後部鏡筒41までを覆うようにして取り付けられる。具体的に、カバー部材61は、側板63a、63b、63c、63dを、後部鏡筒41の位置決め凹部46a、46b、46c、46dに係合させる。そして、側板63c、63dの係合孔64a、64dには、後部鏡筒41の係合突起47a、47bが係合される。かくして、カバー部材61は、後部鏡筒41と前鏡筒51とを一体化する。
すると、カバー部材61の側板63a、63b、63c、63dに取り付けられているマグネット65a、65b、65c、65dは、図10、図11及び図16に示すように、前鏡筒51のマグネット配設部56a、56b、56c、56dに配設される。これにより、マグネット65a、65b、65c、65dは、駆動コイル26と対向する。ここで、マグネット65a、65b、65c、65dが直付けされたカバー部材61は、磁性を有しており、ヨークとして機能することになる。
以上のように構成されたレンズ鏡筒11において、図14に示すように、第1及び第2のバネ37、38が、レンズ保持部材21の受け部24とフレキシブル配線基板27を介して駆動コイル26に挟み込まれている。したがって、レンズ保持部材21は、板バネ36の第1及び第2のバネ37、38と一体的になっている。そして、板バネ36の第1及び第2のバネ37、38が後部鏡筒41と前鏡筒51とに挟み込まれている。また、レンズ保持部材21は、第1の筒状部22の周囲に形成された突き当て部25に、前鏡筒51の板バネ55が突き当てられることになる。すなわち、レンズ保持部材21は、板バネ36、55に挟み込まれ、板バネ36、55によって、後部鏡筒41と前鏡筒51とに、弾性的に支持されることになる。
そして、レンズ鏡筒11では、可動側となるレンズ保持部材21に取り付けられた駆動コイル26と、固定側となるカバー部材61に取り付けられたマグネット65a、65b、65c、65dとによって、フォーカス駆動部となるボイスコイルモータを構成する。
以上のように構成されたレンズ鏡筒11は、図5及び図14に示すように、撮像素子72が実装されたプリント配線基板71に搭載される。具体的に、駆動コイル26とフレキシブル配線基板27を介して電気的に接続された板バネ36を構成する第1のバネ37の端子片37dと第2のバネ38の端子片38dが導電性接着剤76等によって電源用ランド75に電気的に接続される。かくして、フォーカス駆動部となるボイスコイルモータの駆動コイル26には、プリント配線基板71の電源回路から所定の電流が供給されることになる。
かくして、カメラモジュール10は、レンズ鏡筒11がプリント配線基板71に取り付けられることによって完成する。このカメラモジュール10は、この後、携帯電話等の小型の電子機器に搭載されることになる。
(6.カメラモジュールの動作)
以上のように組み立てられたカメラモジュール10では、フォーカス駆動部となるボイスコイルモータが組み込まれており、これにより、フォーカス機能を実現している。すなわち、このフォーカス駆動部では、駆動コイル26に一方向に駆動電流が供給されると、駆動電流とマグネット65a、65b、65c、65dの磁界との作用によって、レンズ保持部材21を入射側に光軸に沿って移動させる。また、駆動コイル26に他方向に駆動電流が供給されると、駆動電流とマグネット65a、65b、65c、65dの磁界との作用によって、レンズ保持部材21を出射側に光軸に沿って移動させる。かくして、カメラモジュール10では、オートフォーカス機能を実現している。
以上のように組み立てられたカメラモジュール10では、フォーカス駆動部となるボイスコイルモータが組み込まれており、これにより、フォーカス機能を実現している。すなわち、このフォーカス駆動部では、駆動コイル26に一方向に駆動電流が供給されると、駆動電流とマグネット65a、65b、65c、65dの磁界との作用によって、レンズ保持部材21を入射側に光軸に沿って移動させる。また、駆動コイル26に他方向に駆動電流が供給されると、駆動電流とマグネット65a、65b、65c、65dの磁界との作用によって、レンズ保持部材21を出射側に光軸に沿って移動させる。かくして、カメラモジュール10では、オートフォーカス機能を実現している。
(7.カメラモジュールの効果)
以上のように構成されたカメラモジュール10において、図14に示すように、ボイスコイルモータを構成する駆動コイル26がレンズ保持部材21の小径の第1の筒状部22に配設される。したがって、撮像素子72が高画素化し、第4のレンズ20dのように、レンズ枚数が増え大型化しレンズ保持部材21が大型化した場合であっても、レンズ鏡筒11が駆動コイル26の分、全体が大型化してしまうことを防止することができる。
以上のように構成されたカメラモジュール10において、図14に示すように、ボイスコイルモータを構成する駆動コイル26がレンズ保持部材21の小径の第1の筒状部22に配設される。したがって、撮像素子72が高画素化し、第4のレンズ20dのように、レンズ枚数が増え大型化しレンズ保持部材21が大型化した場合であっても、レンズ鏡筒11が駆動コイル26の分、全体が大型化してしまうことを防止することができる。
また、図7に示すように、駆動コイル26は、プラス側の端部26a及びマイナス側の端部26bをコイルの内側より引き出し、フレキシブル配線基板27と電気的に接続するようにしたので、コイルそのものの小型化を実現することができる。また、レンズ鏡筒11では、従来のレンズ鏡筒と比較して、駆動コイル26と板バネ36との電気的接続に、樹脂製のコイルホルダを用いるのではなく、樹脂製のコイルホルダより薄いフレキシブル配線基板27を用いるので、全体としての低背化を図ることができる。
すなわち、撮像素子72の高画素化を実現する場合には、自ずとレンズ保持部材21が大型化することになるが、その中で、レンズ鏡筒11は、全体の小型化に寄与することができる。
また、カバー部材61は、磁性を有する金属板で形成されており、ヨークとしても機能する。このように、レンズ鏡筒11では、カバー部材61を、磁性を有する材料で形成することで、従来用いたヨークを不要とし、この点で小型化や軽量化や低コスト化を図ることができる。また、レンズ鏡筒11では、ヨークを不要とした分、マグネット65a、65b、65c、65dを大きくすることができ、ボイスコイルモータの駆動力を大きくすることができる。
また、マグネット65a、65b、65c、65dは、側板63a、63b、63c、63dに磁気吸引されている場合に、衝撃等で、所定位置からずれる又は外れることがあっても、傾斜面66が位置規制部67に突き当たる。したがって、マグネット65a、65b、65c、65dは、対向する駆動コイル26と衝突し、駆動コイル26を損傷することを防止できる。
(8.変形例)
以上の例では、携帯電話1にカメラモジュール10を取り付けた場合を説明したが、本発明のカメラモジュール10は、種々の小型で携帯に適した電子機器に搭載することができる。また、以上説明したレンズ鏡筒11では、レンズ保持部材21の第1の筒状部22が略円筒で、駆動コイル26が略矩形の場合を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、第1の筒状部の外形も断面略円形に限定されるものではなく多角形であっても良い。また、駆動コイル26にあっても、略矩形に限定されるものではなく、多角形であっても良い。
以上の例では、携帯電話1にカメラモジュール10を取り付けた場合を説明したが、本発明のカメラモジュール10は、種々の小型で携帯に適した電子機器に搭載することができる。また、以上説明したレンズ鏡筒11では、レンズ保持部材21の第1の筒状部22が略円筒で、駆動コイル26が略矩形の場合を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、第1の筒状部の外形も断面略円形に限定されるものではなく多角形であっても良い。また、駆動コイル26にあっても、略矩形に限定されるものではなく、多角形であっても良い。
1 携帯電話、10 カメラモジュール、11 レンズ鏡筒、12 撮像素子部、16 第1の組立体、17 第2の組立体、18 第3の組立体、20a−20d 第1乃至第4のレンズ、21 レンズ保持部材、21a ベース、22 第1の筒状部、22a レンズ開口部、23 第2の筒状部、24 受け部、25 突き当て部、26 駆動コイル、26a プラス側の端部、26b マイナス側の端部、27 フレキシブル配線基板、27a 一方の面、27b 他方の面、30 空隙部、36 板バネ、37 第1のバネ、38 第2のバネ、37a、38a 弾性支持部、37b、38b 位置決め片、37c、38c 位置決め孔、37d、38d 端子片、41 後部鏡筒、42 底面部、42a−42d 側壁、43a−43d 支持部、44a−44d 突起、45 開口部、46a−46d 位置決め凹部、47a、47b 係合突起、51 前鏡筒、52 枠体、53a−53d 支持部、54a−54d 位置決め凹部、55 板バネ、56a−56d マグネット配設部、61 カバー部材、62 主面部、62a レンズ開口部、63a−63d 側板、64a、64b 係合孔、65a−65d マグネット、66 傾斜面、67 位置規制部、71 プリント配線基板、72 撮像素子、73 フレーム、74 電子部品、75 電源用ランド
Claims (6)
- レンズを保持するレンズ保持部材と、
上記レンズ保持部材の外周部に取り付けられる駆動コイルと、
上記駆動コイルと対向するように取り付けられるマグネットと、
上記レンズ保持部材が配設される鏡筒部材と、
上記レンズ保持部材の入射側レンズを外部に臨ませつつ、上記鏡筒部材に取り付けられるカバー部材とを備え、
上記カバー部材は、磁性を有し、上記駆動コイルと対向する位置において、上記マグネットが直接取り付けられているレンズ鏡筒。 - 上記鏡筒部材には、上記駆動コイルと対向する位置において、上記カバー部材に直接取り付けられたマグネットが係合して位置を規制する位置規制部が形成されている請求項1記載のレンズ鏡筒。
- 上記カバー部材は、上記レンズ保持部材の入射側レンズを外部に臨ませる開口部を有する天板と、上記天板に対して折曲して形成される側板とを有し、
上記マグネットは、上記天板に突き当てられて、上記側板に直接取り付けられている請求項2記載のレンズ鏡筒。 - 上記マグネットは、上記鏡筒部材の内面より外側に位置している請求項3記載のレンズ鏡筒。
- レンズを保持するレンズ保持部材と、
上記レンズ保持部材の外周部に取り付けられる駆動コイルと、
上記駆動コイルと対向するように取り付けられるマグネットと、
上記レンズ保持部材が配設される鏡筒部材と、
上記レンズ保持部材の入射側レンズを外部に臨ませつつ、上記鏡筒部材に取り付けられるカバー部材とを備え、
上記カバー部材は、磁性を有し、上記駆動コイルと対向する位置において、上記マグネットが直接取り付けられているカメラモジュール。 - レンズを保持するレンズ保持部材と、
上記レンズ保持部材の外周部に取り付けられる駆動コイルと、
上記駆動コイルと対向するように取り付けられるマグネットと、
上記レンズ保持部材が配設される鏡筒部材と、
上記レンズ保持部材の入射側レンズを外部に臨ませつつ、上記鏡筒部材に取り付けられるカバー部材と、
上記レンズを介して得られる被写体像を撮像する撮像手段と、
上記撮像手段により取得された撮像信号を記録する記録手段とを備え、
上記カバー部材は、磁性を有し、上記駆動コイルと対向する位置において、上記マグネットが直接取り付けられている撮像装置。
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