JP7067143B2 - 転写シート及び化粧板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、転写シート及びこの転写シートを用いた化粧板の製造方法に関する。
従来、建築物の壁材、床材、間仕切り等に使用される建材として、各種の図柄が印刷された転写シートから図柄を、被転写体となる石材、木材、コンクリート、金属等の被転写基材に転写(貼付け)した化粧材が用いられている。例えば、天然の木材と同じ木目調の図柄が印刷された転写シートを、被転写基材に転写することにより、天然の木材と同じ意匠を有する化粧板を得ることができる。
上記転写シートは、例えば、離型性支持体と、剥離層と、装飾層と、粘着剤層と、剥離フィルムと、がこの順に積層されている。この転写シートは、剥離フィルムが剥離されることにより、露出した粘着剤層側が被転写基材上に接着される。その後、離型性支持体が剥離されることにより、剥離層、装飾層及び粘着剤層からなる転写層が、被転写体である被転写基材上に積層されることで転写が完了する(例えば、特許文献1参照)。
特開平10-151898号公報
上記転写シートにおいて、離型性支持体と剥離層との間の剥離強度が、剥離フィルムと粘着剤層との間の剥離強度よりも小さい場合、転写シートから剥離フィルムを剥離した際に、離型性支持体が剥離層から剥離するおそれがある。これを解決するために、離型性支持体と剥離層との間の剥離強度を、剥離フィルムと粘着剤層との間の剥離強度よりも大きくすると、転写シートを被転写基材に積層した後、離型性支持体を転写シートから剥離した際に、剥離層、装飾層及び粘着剤層からなる転写層が離型性支持体側に移行してしまう、不良剥離を生じるおそれがある。
本発明の目的は、転写シートを被転写基材に転写する際に、剥離フィルム及び離型性支持体を適切に剥離できる転写シート及び化粧板の製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、一軸延伸フィルムが離型面側に配置されている離型性支持体(10)と、装飾層(30)と、粘着剤層(40)と、剥離フィルム(50)と、が少なくともこの順に積層された転写シート(1)に関する。
第2の発明は、第1の発明の転写シートにおいて、前記離型面における前記離型性支持体の剥離強度であって、前記一軸延伸フィルムの延伸方向に沿った第1剥離強度と、前記離型面における前記離型性支持体の剥離強度であって、前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向に沿った第2剥離強度と、前記剥離フィルムを前記転写シートから剥離する際の剥離強度であって、前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向に沿った第3剥離強度との関係が、下記の式1又は式2を満たす。
第1剥離強度<第3剥離強度<第2剥離強度・・・式1
第3剥離強度<第1剥離強度<第2剥離強度・・・式2
第3の発明は、第1又は第2の発明の転写シートにおいて、前記一軸延伸フィルムが、一軸延伸ポリプロピレンフィルムである。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明の転写シートにおいて、前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向を、前記剥離フィルムの剥離方向と表示する第1表示部(D2)と、前記一軸延伸フィルムの延伸方向を、前記離型性支持体の剥離方向と表示する第2表示部(D1)と、を備える。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明の転写シートを用いた化粧板の製造方法であって、前記転写シートから前記剥離フィルムを前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する第2剥離方向(D2)に沿って剥離して、剥離後転写シートを得る第1剥離工程と、前記剥離後転写シートを、前記粘着剤層と被転写体とが対峙する向きで前記被転写体に積層して積層体を得る積層工程と、前記積層体から、前記離型性支持体を前記一軸延伸フィルムの延伸方向である第1剥離方向(D1)に沿って剥離する第2剥離工程と、を含む化粧板の製造方法に関する。
本発明によれば、転写シートを被転写基材に転写する際に、剥離フィルム及び離型性支持体を適切に剥離できる転写シート及び化粧板の製造方法を提供できる。
実施形態の転写シート1の断面図である。 転写シート1の分解斜視図である。 化粧材100の製造方法を示す図である。 化粧材100の製造方法を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするため、適宜に誇張している。
本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用してよい。
(転写シート1の構成)
図1は、本実施形態の転写シート1の断面図である。転写シート1は、図1に示す形態で保管したり、搬送したりすることができる。図2は、転写シート1の分解斜視図である。図2は、転写シート1から剥離フィルム50を分離した状態を模式的に示している。
なお、図2、後述する図3(A)及び図4(C)には、X、Y、Zの互いに直交する座標系を記載した。この座標系においては、転写シート1を図2の配置で見たときの一方の方向をX方向とし、このX方向と直交する他方の方向をY方向とする。また、転写シート1において、X-Y平面と直交する厚さ方向をZ方向とする。
図1に示すように、転写シート1は、離型性支持体10、剥離層20、装飾層30、粘着剤層40及び剥離フィルム50を備える。
本実施形態における転写シート1は、剥離層20以下の転写層に対して離型性を有する離型性支持体として、可撓性で薄膜のフィルムの形態を採用する。この離型性支持体10上に、剥離層20、装飾層30及び粘着剤層40からなる転写層、更に粘着剤層40に対して離型性を有する剥離フィルム50が、この順に積層されている。なお、本発明における「この順に積層」とは、直接積層のみならず、間接的な積層も含む意味であり、例えば、離型性支持体10と剥離層20との間に、他の層があっても許容する意味である。
<離型性支持体10>
離型性支持体10は、装飾層30を支持するフィルムである。離型性支持体10は、剥離層20等からなる転写層に対して離型性を有し、転写シート1を被転写基材60(後述)に転写する際に、剥離層20との界面から剥離される。
本実施形態の離型性支持体10は、一軸延伸フィルムにより形成されている。一軸延伸フィルムは、ベースとなるフィルムを一方向に引き伸ばして、分子を一方向に整列させたフィルム材である。
一軸延伸フィルムと転写層とは、分子が一軸延伸された方向(MD方向)に剥離しやすく、一軸延伸された方向と直交する方向(TD方向)に剥離しにくい性質を有する。後述するように、転写シート1から剥離フィルム50を剥離する場合、剥離フィルム50は、一軸延伸された方向(以下、「一軸延伸方向」ともいう)と直交する方向に剥離される。
一軸延伸フィルムは、例えば、MD方向とTD方向における引張強度(JIS K7127)において、MD引張強度>TD引張強度となる。例えば、一軸延伸フィルムとは異なるが、同じく剥離強度に異方性がある二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムにおける引張強度の比は、MD方向:TD方向=約2:1となる。一方、二軸延伸PETフィルムにおける引張強度の比は、MD方向:TD方向=10:9となり、異方性は確認されない。このことから、一軸延伸フィルムにおけるMD引張強度は、TD引張強度に対して、30%以上大きくすることが望ましい。
また、後述する第1剥離強度と第2剥離強度との比は、例えば、第1剥離強度:第2剥離強度=1:10以上であり、剥離方向による剥離強度差が大きくなることで本発明の効果を奏するものとなる。
なお、本実施形態において、第1剥離強度とは、離型性支持体10の離型面における剥離強度であって、一軸延伸方向(MD方向)に沿った剥離強度をいう。また、第2剥離強度とは、一軸延伸方向と直交する方向(TD方向)に沿った剥離強度をいう。
離型性支持体10として使用可能な一軸延伸フィルムとしては、例えば、一軸延伸ポリプロピレン、一軸延伸ポリエチレン等を挙げられる。なお、離型性支持体10における剥離層20側の表面には、従来公知の離型層が形成されていてもよく、離型処理が施されていてもよい。また、離型性支持体10は、少なくとも離型面側に一軸延伸フィルムが配置されていればよく、離型面と反対側に他の層が積層されていてもよい。離型性支持体10として、一軸延伸フィルムと共に積層可能な層として、例えば、帯電防止層、ブロッキング防止層等が挙げられる。
離型性支持体10は、図2に示すように、剥離層20とは反対側となる面(Z方向の表面)に剥離方向を示す剥離マークD1(第2表示部)が形成されている。剥離マークD1は、転写シート1が被転写基材60(後述)に積層された後、離型性支持体10を剥離する方向(第1剥離方向)を示している。剥離マークD1は、離型性支持体10の剥離層20とは反対側となる面に、例えば印刷により形成されている。作業者は、転写シート1を被転写基材60に積層した後、離型性支持体10を剥離マークD1の指し示す方向に剥離することにより、転写シート1と被転写基材60との間に不良剥離を生じさせることなしに、離型性支持体10を剥離できる。
離型性支持体10において、剥離マークD1の方向は、離型性支持体10を形成する一軸延伸ポリプロピレンの一軸延伸方向(MD方向)と一致する。MD方向は、連続した帯状の一軸延伸ポリプロピレンを搬送させながら延伸させた場合の縦方向(長手方向)に相当する。図2では、剥離マークD1を一方向の矢印で示しているが、同じ方向であれば、矢印と反対側の方向を剥離方向としてもよい。
前述したように、離型性支持体10を形成する一軸延伸フィルムは、分子が一軸延伸された方向に剥離しやすい性質がある。そのため、転写シート1が被転写基材60に積層された後、一軸延伸ポリプロピレンを一軸延伸方向と一致する剥離マークD1の方向に沿って剥離することにより、転写シート1と被転写基材60との間に不良剥離を生じさせることなしに、離型性支持体10を剥離できる。離型性支持体10と剥離フィルム50の剥離強度の関係については、後述する。
離型性支持体10の膜厚は、好ましくは10μm以上200μmであり、より好ましくは20μm以上60μm以下である。
<剥離層20>
剥離層20は、転写シート1から離型性支持体10の剥離を容易にするために積層される層である。剥離層20は、転写シート1が被転写基材60に積層され、離型性支持体10が剥離されて、転写工程が完了した後、転写シート1の最も外側の層として残存する。その剥離層20の表面に、トップコート層70(後述)が形成される。剥離層20としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体樹脂等を用いることができる。
<装飾層30>
装飾層30は、転写シート1の図柄(意匠)が形成される層である。装飾層30を構成する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル-(塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体)樹脂等が挙げられる。また、装飾層30には、着色顔料、着色染料等が添加される。装飾層30の層厚(dry)は、約5μm程度である。
また、図示していないが、装飾層30の粘着剤層40側に、印刷コート層を積層してもよい。印刷コート層は、転写シート1を被転写基材60に転写した際に、被転写基材60の表面(下地)を見えにくくするための隠蔽層として機能する。この印刷コート層は、装飾層30の全面を覆うように形成され、例えば、白色、グレー、茶色等に着色される。
また、図示していないが、装飾層30と粘着剤層40との間に、クリア樹脂層を積層してもよい。クリア樹脂層は、装飾層30に亀裂が発生するのを抑制する亀裂抑制層として機能する。クリア樹脂層を構成する樹脂としては、例えば、アクリル-(塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体)樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体樹脂等が挙げられる。
クリア樹脂層として使用可能な材料は、ガラス転移温度(Tg)が常温以上であることが好ましい。また、クリア樹脂層のガラス転移温度は、装飾層30のガラス転移温度より低く、接合層のガラス転移温度より高く、ほぼ両者の中間にあることが好ましい。各層の粘弾性が変化す変形する際、この関係にあれば変形による応力を吸収しやすい。クリア樹脂層のガラス転移温度が常温よりも低いと、寒暖の変化によりクリア樹脂層自体が変形してしまい、その変形が装飾層30に応力として作用して、装飾層30に亀裂を生じさせるおそれがあるためである。クリア樹脂層の層厚(dry)は、1μm以上が好ましい。
<粘着剤層40>
粘着剤層40は、転写シート1を被転写基材60に転写する際に、転写シート1と被転写基材60とを接着し、両者を接合する層である。本実施形態の粘着剤層40は、粘着剤組成物の硬化物からなる。粘着剤組成物は、主剤としてのアクリル系粘着剤と、イソシアネート系硬化剤と、を含有する。なお、粘着剤層40を形成する他系統の粘着剤としては、例えば、ゴム系、シリコン系等が挙げられる。
粘着剤層40の層厚は、10μm以上50μm以下であることが好ましく、15μm以上30μm以下であることがより好ましい。
[アクリル系粘着剤]
好ましいアクリル系粘着剤としては、例えば、アクリル酸エステルと他の単量体とを共重合させたアクリル酸エステル共重合体が挙げられる。アクリル酸エステルとしては、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸-n-ブチル、アクリル酸-2-エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸イソノニル、アクリル酸ヒドロキシルエチル、アクリル酸プロピレングリコール、アクリルアミド、アクリル酸グリシジル等が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
他の単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、アクリル酸ヒドロキシルエチル、メタクリル酸ヒドロキシルエチル、アクリル酸プロピレングリコール、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸-tert-ブチルアミノエチル、メタクリル酸-n-エチルヘキシル等が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、上記アクリル系粘着剤の市販品としては、例えば、ニッセツ(日本カーバイト工業株式会社製)、SKダイン(綜研化学社製)等を好適に用いることができる。
[イソシアネート系硬化剤]
粘着剤組成物は、イソシアネート系硬化剤を含有する。イソシアネート系硬化剤は、転写シート1を被転写基材60に積層及び転写する際の粘着性を得るために添加される。アクリル系粘着剤は、水酸基を有するため、イソシアネート系硬化剤を用いることにより、更に部分架橋を向上させることができ、粘着剤層40となったときに、内部破壊がなく適度な貯蔵弾性率を得られる。
イソシアネート系硬化剤としては、例えば、ポリイソシアネート化合物、ポリイソシアネート化合物の3量体、ポリイソシアネート化合物とポリオール化合物とを反応させて得られるイソシアネート基を末端に有するウレタンプレポリマー、このウレタンプレポリマーの3量体等が挙げられる。
ポリイソシアネート化合物としては、例えば、2,4-トリレンジイソシアネート、2,5-トリレンジイソシアネート、1,3-キシリレンジイソシアネート、1,4-キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン-4,4′-ジイソシアネート、3-メチルジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン-4,4′-ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン-2,4′-ジイソシアネート、リジンイソシアネート等が挙げられる。
<剥離フィルム50>
剥離フィルム50は、転写シート1を被転写基材60に転写する際に、転写シート1から剥離されるフィルムである。剥離フィルム50を構成する材料としては、例えば、シリコン、フッ素樹脂、アルキド樹脂等で離型処理されたポリエチレンテレフタレート(PET)、nポリプロピレン(PP)等が挙げられる。
剥離フィルム50の厚さは、10μm以上100μm以下が好ましく、20μm以上60μm以下がより好ましい。
剥離フィルム50は、図2に示すように、粘着剤層40とは反対側の面(Z方向の裏面)に剥離方向を示す剥離マークD2(第1表示部)が形成されている。剥離マークD2は、転写シート1から剥離フィルム50を剥離する方向(第2剥離方向)を示している。剥離マークD2は、剥離フィルム50の粘着剤層40とは反対側の面に、例えば印刷により形成されている。作業者は、転写シート1から剥離フィルム50を剥離マークD2の指し示す方向に沿って剥離することにより、離型性支持体10と剥離層20との間に不良剥離を生じさせることなしに、転写シート1から剥離フィルム50を剥離できる。
剥離フィルム50において、剥離マークD2の方向は、離型性支持体10を形成する一軸延伸ポリプロピレンの一軸延伸方向(MD方向)と直交する横方向(TD方向)と一致する。
前述した離型性支持体10の離型面における剥離強度であって、一軸延伸ポリプロピレンフィルムの延伸方向に沿った第1剥離強度と、一軸延伸ポリプロピレンフィルムの延伸方向と直交する方向に沿った第2剥離強度と、剥離フィルム50を転写シート1から剥離する際の剥離強度であって、離型性支持体10(一軸延伸ポリプロピレンフィルム)の延伸方向と直交する方向に沿った第3剥離強度との関係は、下記の式1又は式2を満たせばよい。
第1剥離強度<第3剥離強度<第2剥離強度・・・式1
第3剥離強度<第1剥離強度<第2剥離強度・・・式2
転写シート1において、離型性支持体10と剥離層20との間に不良剥離を生じさせることなしに剥離フィルム50を剥離できるようにするためには、少なくとも剥離フィルム50の第3剥離強度が、離型性支持体10の第2剥離強度よりも相対的に小さくなる関係が満たされていればよい。一方、転写シート1を被転写基材60に積層した後、粘着剤層40と被転写基材60との間の剥離強度は、離型性支持体10の第1剥離強度よりも相対的に大きくなるため、第1剥離強度と第3剥離強度との関係は、上記式1のように第1剥離強度<第3剥離強度でもよいし、上記式2のように第3剥離強度<第1剥離強度でもよい。
(化粧材100の製造方法)
次に、上述した転写シート1を用いた化粧材100の製造方法について説明する。
図3及び図4は、それぞれ化粧材100の製造方法を示す図である。
まず、図3(A)に示すように、転写シート1から、剥離フィルム50を剥離マークD2(第2剥離方向)の指し示す方向に沿って剥離する。なお、図3(A)では、説明を容易にするため、剥離フィルム50に印刷された剥離マークD2を手前側に示している。実際には、作業者は、剥離フィルム50において粘着剤層40とは反対側の面(Z方向の裏面)に印刷された剥離マークD2を確認したうえで、転写シート1から剥離フィルム50を剥離マークD2の指し示す方向に沿って剥離する。
先に説明したように、転写シート1において、剥離フィルム50を離型性支持体10の一軸延伸方向と直交する剥離マークD2方向に沿って剥離したときの第3剥離強度は、離型性支持体10を一軸延伸方向と直交する方向に沿って剥離したときの第2剥離強度よりも小さくなるように設定されている。そのため、本実施形態の転写シート1においては、剥離フィルム50を剥離したときに、剥離層20、装飾層30及び粘着剤層40からなる転写層(積層体)が剥離フィルム50側に移行してしまう不良剥離を抑制できる。
転写シート1から剥離フィルム50を剥離することにより、粘着剤層40において装飾層30と反対側の面(粘着面)が露出する。
次に、図3(B)に示すように、剥離フィルム50を剥離した転写シート1(剥離後転写シート)を、被転写基材60に積層する。転写シート1の被転写基材60への転写は、例えば、ロール・ツゥ・ロール、ロール・ツゥ・シート等の形態により連続して行うことができる。ここで、「ロール・ツゥ・ロール」とは、帯状の転写シート1をロールから引き出して平板状の被転写体(後述する被転写基材本体61)に供給し、転写層を被転写体上に転写した後、転写層を離型後の帯状の離型性支持体(離型性支持体10)を、再度ロールに巻き取る加工形態を言う。
また、「ロール・ツゥ・シート」とは、帯状の転写シート1をロールから引き出して平板状の被転写体に供給し、転写層を被転写体上に転写する前後において、転写シート1を概ね被転写体一枚分の寸法に切断して枚葉化し、転写層を離型後の枚葉の離型性支持体を、一枚毎に除去(廃棄)する加工形態を言う。また、転写シート1を手作業により被転写基材60に転写し、その後、ヘラ等により押圧して、被転写基材60の表面に均一に密着させてもよい。本実施形態の転写シート1は、被転写基材60に常温で転写することができる。
被転写基材60は、被転写基材本体61と、シーラー層62と、を備える。
被転写基材本体61は、転写シート1が転写される被転写体である。被転写基材本体61としては、例えば、無機材、木材、樹脂、布絹等の材料ならなる板、壁等が挙げられる。このうち、無機材としては、例えば、石材、コンクリート、ガラス、金属等が挙げられる。
シーラー層62は、被転写基材本体61の表面を滑らかにして、被転写基材本体61と転写シート1との密着性を高めるための下塗り層である。被転写基材本体61の表面(被転写面)の平滑性が十分な場合、シーラー層62は、省略される。
なお、被転写基材60の形状としては、例えば、板、シート、フィルム、各種立体形状(円柱、多角柱等)等、用途に応じて適宜の形状のものが選定される。被転写基材60の一般的な形状としては、平板状のものが広く用いられる。
次に、図4(C)に示すように、被転写基材60に積層された転写シート1から、離型性支持体10を剥離マークD1(第1剥離方向)の指し示す方向に沿って剥離する。転写シート1を被転写基材60に積層した後、転写シート1と被転写基材60との間の剥離強度は、離型性支持体10を一軸延伸方向に剥離したときの第1剥離強度よりも相対的に大きくなる。そのため、被転写基材60に積層された転写シート1においては、離型性支持体10を剥離マークD1の方向に沿って剥離したときに、剥離層20、装飾層30及び粘着剤層40からなる転写層が離型性支持体10側に移行してしまう不良剥離を抑制できる。転写シート1から離型性支持体10を剥離することにより、被転写基材60への転写シート1の転写が完了する。また、転写シート1から離型性支持体10を剥離することにより、剥離層20の装飾層30とは反対側の面が露出する。
次に、図4(D)に示すように、剥離層20の露出した面の上に、トップコート層70を形成する。トップコート層70は、仕上げ剤として、化粧材100の表面に耐擦傷性等の耐久性、色彩、光沢等を付与するための層である。また、トップコート層70を形成することにより、化粧材100に耐候性、耐汚染性を付与することもできる。トップコート層70としては、例えば、アクリル樹脂、珪素系樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。
トップコート層70の厚さについては、特に限定されないが、好ましくは5μm以上1000μm以下、より好ましくは10μm以上300μm以下である。
以上の工程を経ることにより、被転写基材60に転写シート1が転写された化粧材100を得ることができる。上述したように、本実施形態の転写シート1においては、被転写基材60に転写する際に、不良剥離を生じさせることなしに、離型性支持体10及び剥離フィルム50を適切に剥離できる。
次に、実施例及び比較例を示して、本発明を更に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
離型性支持体10として、25μm厚のコロナ処理された一軸延伸ポリプロピレンフィルム(「ノーブレン」 東洋インキ株式会社)を用意した。次に、アクリル樹脂組成物(「ハクリニス46-7」 昭和インク工業株式会社製)を用意し、離型性支持体10の一方の面に塗布して、膜厚(dry)1μmの剥離層20を形成した。この剥離層20の上にアクリル樹脂組成物と着色顔料からなるグラビアインキ(「BC耐熱」 昭和インク工業株式会社製)により複数回の印刷を行い、図1に示すような装飾層30を形成した。
一方、剥離フィルム50として、25μm厚の離型処理された2軸延伸PETフィルムから成るセパレータ(「E7006」 東洋紡株式会社製)を用意した。この剥離フィルム50の上にアクリル系粘着材(「ニッセツKP1384L」 日本カーバイト工業株式会社製)と硬化剤2.3部(「CK101」 日本カーバイト工業株式会社製)とを混合した粘着材を、膜厚(dry)20μmとなるようにコーティングして、乾燥させることにより、図1に示すような粘着剤層40を形成した。
そして、離型性支持体10側の装飾層30と、剥離フィルム50(PETセパレータ)側の粘着剤層40とを貼り合わせた後、3日間、40℃で加温養生することにより、実施例1の転写シートを得た。実施例1の転写シートにおいて、離型性支持体10と剥離層20との間の剥離強度は、一軸延伸方向(MD方向)の第1剥離強度が56(mN/25mm)となり、一軸延伸方向と直交する横方向(TD方向)の第2剥離強度が5000(mN/25mm)以上となった。
なお、剥離強度5000(mN/25mm)以上は、離型性支持体10と剥離層20との間の剥離強度が測定不能なレベルである。これらの剥離強度は、JIS Z0237の試験方法に準拠した試験機を用いて測定した(後述する実施例2も同じ)。
以下に示す実施例2及び比較例1、2の層構成は、上述した実施例1と同じである。
(実施例2)
剥離層20を構成する樹脂として、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体樹脂組成物(「ハクリニスUVC-5」 昭和インク工業株式会社製)を用いた以外は、実施例1と同じ材料、条件で実施例2の転写シートを得た。実施例2の転写シートにおいて、離型性支持体10と剥離層20との間の剥離強度は、一軸延伸方向(MD方向)の第1剥離強度が89(mN/25mm)となり、一軸延伸方向と直交する横方向(TD方向)の第2剥離強度が5000(mN/25mm)以上となった。
(比較例1)
離型性支持体10を構成する樹脂として、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(「FOS」 フタムラ化学株式会社製)を用いた以外は、実施例1と同じ材料、条件で比較例1の転写シートを得た。比較例1の転写シートにおいて、離型性支持体10と剥離層20との間の剥離強度は、一軸延伸方向(MD方向)の第1剥離強度が2500(mN/25mm)となり、一軸延伸方向と直交する横方向(TD方向)の第2剥離強度がともに70(mN/25mm)以上となった。
(比較例2)
離型性支持体10を構成する樹脂として、無延伸ポリプロピレンフィルム(「FPK」
フタムラ化学株式会社製)を用いた以外は、実施例1と同じ材料、条件で比較例2の転写シートを得た。比較例2の転写シートにおいて、離型性支持体10と剥離層20との間の剥離強度は、一軸延伸方向(MD方向)の第1剥離強度、一軸延伸方向と直交する横方向(TD方向)の第2剥離強度がともに5000(mN/25mm)以上となった。
上記実施例1,2及び比較例1,2の転写シートを、それぞれ1mm厚のアルミニウム板(被転写基材60)に転写し、試料となる化粧材を得た。そして、それぞれの化粧材について、転写前の不良剥離及び転写時の転写性について評価を行った。
不良剥離は、転写シートから剥離フィルム50(PETセパレータ)をTD方向に剥離したときに、転写層が剥離フィルム50側に移行したか否かを検証するための試験項目である。転写シートから剥離フィルム50を剥離したときに、転写層が剥離フィルム50側にすべて移行した場合を「×」とし、転写層の一部が剥離フィルム50側に移行した場合を「△」とした。また、転写シートから剥離フィルム50を剥離したときに、転写層が剥離フィルム50側に移行しない場合を「○」とした。
転写性は、転写シートをアルミニウム板に貼り付けた後、転写シートから離型性支持体10をMD方向に剥離した際に、きれいに剥離できるか否かを検証するための試験項目である。転写シートから離型性支持体10を剥離した際に、離型性支持体10を剥離できない又は離型性支持体10の一部に転写層が残る場合を「×」とし、離型性支持体10に転写層がほぼ残ることなしに剥離できた場合を「○」とした。
実施例1,2及び比較例1,2の転写シートについて、上記各試験項目による結果を表1に示す。
Figure 0007067143000001
(評価結果)
実施例1,2の転写シートは、転写シートから剥離フィルム50を剥離したときに、転写層が剥離フィルム50側に移行してしまう不良剥離を抑制できることが確認された。また、実施例1,2の転写シートを有する化粧材は、転写層が残ることなしに転写シートから離型性支持体10を剥離できたことが確認された。
比較例1(二軸延伸)の転写シートは、転写シートから剥離フィルム50を剥離したときに不良剥離が発生していることが確認された。これは、比較例1の転写シートにおいて、剥離フィルム50と粘着剤層40との間の第3剥離強度が、離型性支持体10と剥離層20との間の第2剥離強度よりも大きくなったためと考えられる。一方、転写性において、転写シートから離型性支持体10を剥離した際に、離型性支持体10に転写層が残ることが確認された。これは、比較例2の転写シートでは、離型性支持体10と剥離層20との間の第1剥離強度が、アルミニウム板(被転写基材60)と粘着剤層40との間の剥離強度よりも大きくなったためと考えられる。
比較例2の転写シートは、離型性支持体10及び剥離フィルム50の剥離強度がそれぞれ大きいため、不良剥離は生じなかった。しかし、比較例2の転写シートは、転写性において、転写シートから離型性支持体10を剥離した際に、離型性支持体10が転写層に残ることが確認された。これは、比較例2の転写シートでは、離型性支持体10と剥離層20との間の第1剥離強度が、アルミニウム板(被転写基材60)と粘着剤層40との間の剥離強度よりも大きくなったためと考えられる。
以上説明したように、実施例1,2の転写シートにおいては、転写シート1から剥離フィルム50を剥離したときに、転写層が剥離フィルム50側に移行してしまう不良剥離を抑制できることが明らかとなった。また、実施例1,2の転写シートを有する化粧材は、転写性についても優れていることが明らかとなった。
また、実施例1,2の転写シートは、基材に常温(非加熱)で転写できるので、転写に加熱が必要な転写シートのように、転写時に加熱装置を備えた転写装置及び加熱工が不要となる。そのため、実施例1,2の転写シートは、転写時の作業性にも優れている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
実施形態では、図2に示すように、剥離方向を示す剥離マークD1,D2を、太い矢印とした例について説明したが、剥離マークD1,D2は、この形態の例に限らず、例えば、X3、5Yのような、その他の文字と数字の組合せ、文字のみ、数字のみ、記号、図柄、模様等であってもよい。また、剥離マークD1,D2は、必ずしも転写シート1に形成されていなくてもよい。例えば、取扱説明書等(添付書類)に剥離方向を示す図を記載してもよい。このように、本発明に係る転写シートは、第1表示部及び第2表示部を備えた転写シートとしての実施に限らず、転写シートと第1表示部及び第2表示部を備えた説明書のセットとして実施されてもよい。
本発明に係る転写シートは、被転写体(基材)に対して優れた意匠性、耐候性を付与することができる。この化粧材は、建築物の壁材(外装材、内装材)、間仕切り、扉、窓枠、家具、室内装飾品等のほか、自動車、鉄道車両、船舶、航空機等の乗り物の室内用又は室外(外装)用カバー材、各種標識、屋外広告等のパネル材等にも適用することができる。
1:転写シート、10:離型性支持体、20:剥離層、30:装飾層、40:粘着剤層、50:剥離フィルム、60:被転写基材、70:トップコート層

Claims (5)

  1. 一軸延伸フィルムが離型面側に配置されている離型性支持体と、装飾層と、粘着剤層と、剥離フィルムと、が少なくともこの順に積層され
    前記離型面における前記離型性支持体の剥離強度であって、前記一軸延伸フィルムの延伸方向に沿った第1剥離強度と、
    前記離型面における前記離型性支持体の剥離強度であって、前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向に沿った第2剥離強度と、
    前記剥離フィルムを当該転写シートから剥離する際の剥離強度であって、前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向に沿った第3剥離強度との関係が、下記の式1又は式2を満たす転写シート。
    第1剥離強度<第3剥離強度<第2剥離強度・・・式1
    第3剥離強度<第1剥離強度<第2剥離強度・・・式2
  2. 請求項1に記載の転写シートにおいて、
    前記一軸延伸フィルムが、一軸延伸ポリプロピレンフィルムである転写シート。
  3. 請求項1又は2に記載の転写シートにおいて、
    前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向を、前記剥離フィルムの剥離方向と表示する第1表示部と、
    前記一軸延伸フィルムの延伸方向を、前記離型性支持体の剥離方向と表示する第2表示部と、を備える転写シート。
  4. 一軸延伸フィルムが離型面側に配置されている離型性支持体と、装飾層と、粘着剤層と、剥離フィルムと、が少なくともこの順に積層され、
    前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する方向を、前記剥離フィルムの剥離方向と表示する第1表示部と、
    前記一軸延伸フィルムの延伸方向を、前記離型性支持体の剥離方向と表示する第2表示部と、を備える転写シート。
  5. 一軸延伸フィルムが離型面側に配置されている離型性支持体と、装飾層と、粘着剤層と、剥離フィルムと、が少なくともこの順に積層された転写シートを用いた化粧板の製造方法であって、
    前記転写シートから前記剥離フィルムを前記一軸延伸フィルムの延伸方向と直交する第2剥離方向に沿って剥離して、剥離後転写シートを得る第1剥離工程と、
    前記剥離後転写シートを、前記粘着剤層と被転写体とが対峙する向きで前記被転写体に積層して積層体を得る転写工程と、
    前記積層体から、前記離型性支持体を前記一軸延伸フィルムの延伸方向である第1剥離方向に沿って剥離する第2剥離工程と、
    を含む化粧板の製造方法。
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