JP7066814B2 - 自動車のためのアクセス制御方法およびアクセス制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のためのアクセス制御方法に関する。さらに、本発明は、アクセス制御システムにも関する。
快適性の理由から、現代の自動車は、ドアシステムを自動的に開放する装置を装備することが増えている。この目的のために、所有者は、携帯キー要素を受け取り、この携帯キー要素の位置を車両が検出することができる。次いで、車両は、特定の検出された位置に応答して、ドアを自動的にロック解除および/または開放することができる。したがって、キー要素の携行者は、車両へのアクセスを取得する前に、キー要素を自分の手に取る必要も、あるいはキー要素を操作すること、例えば、ボタンを押すことも必要もない。これによって、自動車へのアクセスは、特に便利になる。
特許文献1には、自動車の予測アクセス制御が記載されている。この予測アクセス制御では、ドアの開放を制御するためのトランスポンダの位置だけでなく、このトランスポンダの運動経路も考慮される。
予測によって、特に早めにドアを開放することが可能になり、こうして、快適性をさらに高めることができる。しかしながら、原理的には、予測は誤っている可能性がある。したがって、自動車のドアを不必要に開放することがあり、この場合、ドアは使用されるべきではないか、あるいは全く使用されるべきではない。同時に、ユーザが使用したい自動車の別のドアが、閉鎖されたままのこともある。これは、自動車の各ユーザにとって、不快な状況を招く可能性がある。
仏国実用新案証公開第2934223号明細書
本発明の目的は、自動車のためのアクセス制御システムの快適性を改善して、それぞれのアクセス要素を自動的に開放するようにすることである。
このタスクは、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態および有利な展開は、それぞれの従属請求項に示されている。
本発明の第一の態様は、自動車のためのアクセス制御方法に関する。自動車は、閉位置と開位置との間で自動的に調整可能な第一および第二のアクセス要素を少なくとも備えることができ、例えば、アクセス要素の1つまたは全てをドアとして構成することができる。しかしながら、アクセス要素の1つは、トランク蓋またはテールゲートとして構成することもできる。この方法は、ユーザが携行するキー要素の自動車に対する少なくとも1つの位置を無線によって検出するステップを含むことができる。例えば、この目的のために、無線信号を三角測量することができる。自動車に対する位置は、自動車内の一点を基準とした水平面内の距離および角度とすることができる。この点は、自動車座標系の原点とみなすことができる。したがって、自動車の内部における位置も、自動車に対する位置として理解することができる。好ましくは、内部空間の外側の位置が考慮される。この方法は、キー要素の少なくとも1つの検出された位置に応じて、各アクセス要素の使用確率を計算するステップを含むことができる。使用確率は予測の結果になり得るので、使用確率の計算は予測となり得る。使用確率は、0%~100%の間の値として計算することができる。使用確率は、特に自動車の内部に入るために、ユーザがアクセス要素またはアクセス要素に割り当てられたアクセス開口部を使用する確率とすることができる。この計算は、例えば、それぞれのアクセス要素に対するキー要素の距離に基づいて運動経路を外挿することによって、および/またはデータベース内の表形式の値を比較することによって行うことができる。使用確率は、キー要素の携行者がどのアクセス要素を使用しようとしているかを予測するための値とすることができる。それぞれの使用確率は、キー要素の検出された位置に応じて計算することができる。また、複数の、特に連続して検出された位置を考慮すること、および/またはそれぞれの検出された位置に応じて間接的に考慮することができ、運動経路、移動方向、および/または移動速度などの特定の値を考慮することができる。予測の単純な例は、現在の運動を外挿し、それがアクセス要素の1つと交差するか、またはそれぞれアクセス要素の1つを指しているかどうかを確認することである。使用の確率は、アクセス要素への運動経路がより正確に指示されるほど、あるいは、実際にアクセス要素に到達するために必要な現在の運動経路からの偏差がそれぞれ小さいほど、より高くなることがある。また、それぞれのアクセス要素に対するキー要素の距離は、それぞれの使用確率の計算に影響を及ぼすことがある。
この方法は、第一のアクセス要素および第二のアクセス要素の両方を閉位置から開位置に調整するステップを含むことができる。この調整は、ユーザがスイッチを操作する必要なしに、自動および/または自己動作とすることができる。調整は、例えば、特に、垂直ピボット軸を中心とするドアの旋回であってもよい。また、この調整は、関連するロックをロック解除すること、またはそれぞれのロックすることを含むことができる。閉位置において、自動車の内部への対応するアクセス開口部は、それぞれのアクセス要素によって少なくとも部分的にブロックされても、あるいは完全にブロックされてもよい。開位置では、自動車の内部への対応するアクセス開口部は、特に、少なくとも内部へのアクセスがユーザにとって可能である程度まで、少なくとも部分的にブロック解除されてもよい。好ましくは、それぞれのアクセス開口部は、開位置にあるそれぞれのアクセス要素によって、人が自動車の内部に入ること、またはトランクを使用することができる程度にブロック解除される。それぞれのアクセス要素の調整は、例えば、1つまたは複数のアクセス要素と協働する自動車に設置されたアクチュエータによって行うことができる。例えば、車両ドアごとに電気モータを設けることができ、その手段によって、関連する車両ドアをそれぞれの位置の間で旋回させること、および/またはロック解除することができる。
閉位置から開位置への調整は、好ましくは、第一および第二のアクセス要素のそれぞれの使用確率が所定の第一の閾値を上回る場合にのみ行われる。第一の閾値は、例えば、アクセス要素を調整することによってアクセスを開くことが合理的であると思われる使用の最小確率とすることができる。したがって、両方のアクセスが使用される可能性が十分にあると思われる場合、両方のアクセスが自動的にブロック解除される。しかしながら、好ましくは、第一および第二のアクセス要素の使用確率の差の絶対値が所定の第二の閾値を下回る場合にのみ、調整が行われる。所定の第二の閾値は、例えば、それぞれの使用確率の計算精度に対応することができる。これは、例えば、実験によって決定することができる。この方法は、使用する可能性が十分に高く、2つのアクセス要素のうちのどちらが使用される可能性が高いかを十分な確度で決定することができない場合に、両方のアクセス要素を開くようになっている。両方のアクセス要素を開くことによって、ユーザが実際に使用したいアクセス要素が依然としてその閉位置にあることを回避することができる。使用確率の差が十分に大きくないと思われる場合、ユーザにとって不快な状況を回避するために、両方のアクセス要素が開かれる。したがって、この方法は、計算された使用確率またはそれぞれの予測が本質的に不確実性を受けることを、ある程度補償することができる。この補償は、どのアクセス要素が使用される可能性が高いかを十分に確実に区別することができない境界状況において特に有用である。
自動車は、また、閉位置と開位置との間で自動的に調整可能なそれぞれのアクセス要素を2つより多く有してもよい。本方法は、3つ以上のアクセス要素にも適用することができる。これに対応して、使用の確率が十分に高いと思われる全てのアクセス要素を開くことができ、これらのアクセス要素のうちの特定の1つだけを開く決定は、使用の確率のそれぞれの差が小さすぎるために合理的に可能ではない。開位置にあるそれぞれのアクセス要素は、開放アクセス要素と呼ぶこともでき、閉位置にあるそれぞれのアクセス要素は、閉鎖アクセス要素と呼ぶことができる。これに対応して、開位置への調整は開放と呼ぶことができ、閉位置への調整は閉鎖と呼ぶことができる。
キー要素の位置の検出は、例えば、車両上のいくつかの送信機および/または受信機による三角測量によって行うことができる。検出には、異なる周波数のいくつかの無線信号を使用することもできる。例えば、エネルギー消費が少ない長距離無線信号を、最初に、キー要素および/または自動車から放射することができる。キー要素が無線リンクの範囲内にあるとすぐに、特に正確な測位を可能にする周波数で送信が起動される。各無線信号は、無許可アクセスのリスクを低減するために、および/またはキー要素が自動車へのアクセスを得ることを許可されていることを保証するために、暗号化され、および/または固有の識別子を有することができる。
携帯キー要素は、ユーザまたは携行者が携行することのできる装置とすることができる。携行されるキー要素は、キー要素が保持されていることを必ずしも意味しない。キー要素は、ユーザまたは携行者とともに移動する場合に、特にユーザまたは携行者が歩いているときに、携行されていると見なすことができる。例えば、キー要素は、ハンドバッグ内に携行されてもよく、ズボンのポケット内に携行されてもよく、衣類として着用されてもよく、および/またはユーザに埋め込まれてもよい。
この手順は、いくつかの異なるキー要素に対して、特に同時に実行することもできる。例えば、第一のキー要素の位置および第二のキー要素の位置を検出することができ、これらに応じて、それぞれのアクセス要素の使用について使用確率を計算することができる。それぞれのアクセス要素の開位置への調整は、例えば、それぞれのキー要素の1つが自動車までの最小距離より下回った場合にのみ行うことができる。
本方法の別の有利な実施形態では、キー要素の連続した複数の位置が検出され、キー要素のこれらの連続した複数の位置が、使用確率を計算する際に考慮されることが提供される。複数の連続した位置を検出することにより、使用確率の計算精度を向上させることができ、これは予測精度とも呼ばれる。連続とは、空間的および/または時間的と理解することができる。特に、このような検出は、車両に対するキー要素の現在位置だけでなく、依然の位置、移動速度、移動方向、移動パターンおよび/または以前の運動経路も考慮することを可能にする。予測のためのこのデータまたは値を決定および/または使用することによって、その精度をさらに改善することができる。
本方法のさらなる有利な実施形態では、各アクセス要素について、第一の使用確率および少なくとも1つの後続の第二の使用確率を計算することが提供される。第一の使用確率は、第一の時点における計算の結果に対応することができ、第二の使用確率は、後続の第二の時点における計算の結果に対応することができる。それぞれの時点は、異なる位置、運動シーケンスなどに基づくことができ、それによって、それぞれの使用確率を変えることができる。したがって、キー要素の携行者の行動が変化したことを考慮に入れることが可能である。したがって、予測は、最新の位置データに合わせて、連続的または断続的に調整することができる。第一の使用確率と第二の使用確率との間の時間間隔は、例えば、検出のサンプリングレートおよび/または使用確率の計算持続時間に対応することができる。また、各アクセス要素のさらなる使用確率、例えば、第二の使用確率に続く第三の使用確率を計算することも可能である。
本方法のさらなる有利な実施形態では、第一のアクセス要素の閉位置から開位置への調整が行われ、第二のアクセス要素が閉位置に留まることが提供される。好ましくは、この調整は、第一および第二のアクセス要素の使用確率が所定の第一の閾値を上回り、第一のアクセス要素の使用確率が第二のアクセス要素の使用確率よりも所定の第三の閾値だけ高い場合に実行される。この場合、第一のアクセス要素の使用確率は非常に高くなり得るので、第一のアクセス要素のみを開いたときに快適さが失われるリスクはないが、各アクセス要素については、使用確率自体が非常に高いので、開放することが意味をなすように思われる。第三の閾値は、低い計算労力で簡単な制御を可能にするために、第二の閾値に対応することができる。しかしながら、第三の閾値は、特に、第一および第二の使用確率が考慮され、最新の予測に適応した調整がなされる場合には、開閉時にヒステリシスを実装し、それぞれのアクセス要素で望ましくない高頻度な調整を回避するために、第二の閾値と等しくないこともあり得る。第二のアクセス要素が閉位置にある間の第一のアクセス要素のみの閉位置から開位置への調整は、第一および第二のアクセス要素の使用確率が所定の第一の閾値を上回り、第一のアクセス要素の使用確率が第二のアクセス要素の使用確率よりも所定の第三の閾値だけ高い場合に、好ましくは、第一および第二のアクセス要素の使用確率が所定の第一の閾値を上回り、第一および第二のアクセス要素の使用確率の差の絶対値が所定の第二の閾値を下回るという上述の条件の下で、両方のアクセス要素を閉位置から開位置に調整する代わりに実行される。このようにして、両方のアクセス要素の望ましくない開放を最初から回避することができる。
本方法のさらなる有利な実施形態では、第一のアクセス要素が既にその開位置に調整されており、第一のアクセス要素の第二の使用確率が所定の第四の閾値を下回る場合、第一のアクセス要素がその閉位置に調整されることが提供される。代替または追加として、本方法では、第二のアクセス要素がその開位置に既に調整されており、第二のアクセス要素の第二の使用確率が所定の第五の閾値を下回る場合、第二のアクセス要素がその閉位置に調整されることが提供される。この方法では、例えば、それぞれのアクセス要素の第一および第二の使用確率が考慮される。例えば、第一の使用確率に応答して、一方または両方のアクセス要素が開放された。しかしながら、第二の使用確率は、ここで、一方または両方のアクセス要素について、使用確率が非常に低く、開位置がもはや意味をなさないことを示す。アクセス要素が開放されても、もはや快適性が向上せず、むしろ、苛立たせること、あるいは手動でそれを閉じることをユーザに促すことさえある。これは、上述した方法の構成によって回避することができる。第四および/または第五の閾値は、例えば、単純で均一な制御を実施するために、第一の閾値に対応させることもできる。また、第四および/または第五の閾値は、例えば、開閉時にヒステリシスを実装するために、また、それぞれのアクセス要素の望ましくない高頻度な調整を回避するために、第一の閾値と異なることもある。第四および第五の閾値によって、また、異なるアクセス要素に対して異なるロック条件を実装することも可能になる。例えば、運転席ドアを再度ロックできるのは、トランク蓋や後部ドアよりも使用される可能性が低い場合だけである。なぜなら、一般的に運転席ドアが使用される可能性が高く、および/またはそのロックが快適さの喪失につながる可能性が高いからである。これにより、全てのアクセス要素に同じ計算アルゴリズムを使用しながら、閉位置に合わせた調整を実装することもできる。これは、異なるアクセス要素に対する使用確率の計算を特に容易にする。
閉位置および/または開位置への調整は、それぞれの信号、特に調整装置に対応することもできる。例えば、ドアが完全に開放される前であっても、または調整装置からの開信号がアクチュエータの動きにつながる前であっても、閉信号によってドアを再び閉鎖することができる。
本方法のさらなる有利な実施形態では、第一のアクセス要素がユーザによって手動でその閉位置に移動された場合に、第二のアクセス要素がその閉位置に移動されることが提供される。手動閉鎖は、例えば、内側のドアハンドルを引っ張ることによって達成することができる。第一のアクセス要素の手動閉鎖は、ユーザが内部に入ったこと、または対応するアクセスをそれぞれ使用したことを示す信号として解釈することができる。したがって、第二のアクセスが開放されていることは、もはや不要となり、閉鎖することができる。したがって、使用されていないアクセス要素の不快な手動閉鎖を回避することができる。
本方法のさらなる有利な実施形態では、両方のアクセス要素が、トリガ信号に応じて閉位置に調整されることが提供される。トリガ信号は、自動車のエンジンの始動、2つのアクセス要素の一方以外のアクセス要素の開放、所定の最低速度を超える車両速度、および/または自動車のロックの作動とすることができる。エンジンが始動したら、運転動作による損傷を防ぐために、アクセス要素をロックする必要がある。これによって、また、ユーザがいつでも発信する可能性のある車両に乗り込むことを確実に防止することができる。このようにして、潜在的に危険な状況を回避することができる。最低速度の超過を考慮する場合も、同様である。トリガ信号として車両のロックの作動を考慮に入れることにより、例えば、アクセス要素が作動時に調整されたままである場合、および/または手動で閉位置への戻りをトリガする場合、自動開放を手動で抑制することが可能になる。このようにして、例えば、既に車両の中にいる人は、他のユーザが意図せずに車両に入ることを防止することができる。別のアクセス要素を開放することは、両方のアクセス要素の開位置が望ましくなく、それらをさらに開放したままにすることが快適性に悪影響を及ぼすことを非常に信頼性の高い指標とすることができるので、その点を考慮することも有用である。
本方法のさらなる有利な実施形態では、ユーザが携行するキー要素の検出された位置が自動車の内部にある場合、第一のアクセス要素および/または第二のアクセス要素が、その閉位置に調整されることが提供される。内部は、車体およびそれぞれのアクセス要素によって境界付けされた空間であってもよい。好ましくは、内部は客室である。キー要素が内部にあるとき、開放されたアクセス要素は、通常、もはや不要となり、特に、2つの開放されたアクセス要素は、もはや不要となる。したがって、不快な手動閉鎖を回避することができる。
本方法のさらなる有利な実施形態では、第一および第二のアクセス要素が既にその開位置に調整されており、第一および第二のアクセス要素の第二の使用確率の差の絶対値が所定の第六の閾値を上回る場合に、第一のアクセス要素または第二のアクセス要素がその閉位置に調整されることが提供され、より小さい第二の使用確率を有するアクセス要素の1つが閉位置に調整される。これは、以前の使用確率の計算と比較した後の使用確率の計算で、2つの使用確率の差が無視できなくなったが、使用確率が低いアクセス要素を閉鎖することが快適さの向上を表すほど有意であることが示された場合に関連する。第六の閾値は、簡単な制御を実現するために、第二の閾値に対応させることができる。しかしながら、第六の閾値は、開閉時にヒステリシスを実装し、それぞれのアクセス要素で望ましくない高頻度な調整を回避するために、第二の閾値と等しくないこともあり得る。
本方法のさらなる有利な実施形態では、使用確率を計算する際に、記憶されたユーザ行動が考慮されることが提供される。したがって、予測は、例えば、記憶されたユーザ行動にも依存する。このユーザ行動は、例えば、特定のアクセス要素の使用頻度に関連することができ、および/または、それぞれのユーザおよび/または特定のキー要素に割り当てられることができる。例えば、記憶されたユーザ行動は、あるユーザが運転席ドアにほぼ排他的に入り、別のキー要素を通常は助手席ドアに有する別のユーザを示すことができる。これは使用確率の計算を改善するために考慮することができる。例えば、ユーザ行動をデータベース装置に保存できる。特に、以前の使用確率と、どのアクセス要素が実際に使用されたかを、ユーザ行動として記憶することができる。したがって、自己学習システムおよび/または方法を実装することができる。ユーザ行動は、例えば、検出された位置と、次いで、実際に使用されたアクセス要素とを含むこと、またはそれぞれ記憶することができる。次に、使用確率を計算するために考慮される相関を決定することもできる。
本方法のさらなる有利な実施形態では、特に、例えば、壁および/または他の自動車のような障害物が、使用確率の計算において考慮されることが提供される。周囲は、それぞれのセンサ、例えば、超音波センサおよび/またはカメラで検出することができる。障害物は、それぞれのキー要素と検出装置との間の電波のそれぞれの伝播によって検出することもできる。したがって、キー要素の携行者の移動を制限するそれぞれの境界条件は、使用確率の計算において考慮することができる。したがって、予測は、特に、複数の連続した位置の上記の検出を考慮することと組み合わせると、より正確になる。例えば、計算は、ユーザが本質的に運転席ドアへの最短の道を歩くことと、例えば、柱を回避しさえすればよいことを考慮に入れることができる。この場合、この回避は、ユーザが前部ドアの代わりに後部ドアを使用することを望む可能性が高いことを示す兆候では全くないか、あるいは弱い兆候にすぎない。
本発明の第二の態様は、自動車のためのアクセス制御システムに関する。第二の態様によるアクセス制御システムは、第一の態様による方法によって動作および/または制御されるように適合され得る。第一の態様による方法から得られる特徴および利点は、第一の態様についての説明に記載されており、第一の態様の有利な実施形態は、第二の態様の有利な実施形態であると考えられ、その逆も同様である。
自動車の少なくとも第一および第二のアクセス要素、例えば、第一のドアおよび第二のドアを、それぞれの開位置とそれぞれの閉位置との間で、自動的に調整するための調整装置を備えることができる。この目的のために、調整装置は、それぞれのアクチュエータおよび/または制御ユニットを含んでもよい。特に、調整装置は、アクセス要素を調整するために、特にアクセス要素を動かすためにアクセス要素を関節運動させることによって、アクセス要素に動作可能に接続されるように構成されてもよい。さらに、調整装置は、それぞれのアクセス要素をロック解除および/またはロックするように構成することもできる。特に、調整装置は、それぞれのドアロックをロックおよび/またはロック解除するように構成することができる。
アクセス制御システムは、少なくとも1つの携帯キー要素を備えることができる。これは、それぞれのアクセス要素の遠隔制御および/または自動調整を提供することができ、こうして、それぞれのユーザにとって、車両へのアクセスを特に便利にすることができる。アクセス制御システムは、また、自動車を含むこと、および/または、その部品を自動車に部分的に取り付けられることもできる。また、複数のキー要素が存在してもよく、これらのキー要素は、例えば、アクセス制御システムに属し、および/または個々のユーザに割り当てられる、キー要素は、特に無線および/または特定のキー識別子によって、互いに区別することができる。
アクセス制御システムは、無線によってキー要素の自動車に対する少なくとも1つの位置を検出するように構成された少なくとも1つの検出装置を備えることができる。それぞれのアクセス要素の自動調整は、ユーザがキー要素上のボタンのような何かを押す必要なしに、位置検出で達成されることができる。無線による検出は、単純で、信頼性があり、キー要素が自動車と直接接触することがなくても、および/または自動車とキー要素との間の視線がなくても、位置決定を可能にする。したがって、快適性も特に高い。
アクセス制御システムは、キー要素の少なくとも1つの検出された位置に応じて、各アクセス要素の使用確率を計算するように構成された少なくとも1つの予測装置を備えることができる。この目的のために、予測装置は、検出装置からそれぞれのデータを受信することができる。使用確率に基づいて、自動車のユーザのために快適性を向上させるために、それぞれのアクセス要素の適切な調整を行うことができる。予測によって、アクセス要素の選択を行うことができ、アクセス要素は、その後、予想してユーザのために自動的に開放される。特に、それぞれのアクセス要素は、ユーザが対応するアクセス開口部またはアクセス要素に到達する前に、車両へのアクセスのために既に十分に開放されているように、十分に早く調整することができる。これにより、ユーザは、車両へのアクセスが自動的にブロック解除されるのを待つ必要がなくなる。キー要素の携行者は、アクセス制御システムのユーザであってもよいし、自動車へのアクセスを使用する人であってもよい。
調整装置は、第一および第二のアクセス要素の使用確率が所定の第一の閾値を上回り、第一および第二のアクセス要素の使用確率の差の絶対値が所定の第二の閾値を下回る場合、第一および第二のアクセス要素の両方を閉位置から開位置に調整するように構成されてもよい。したがって、使用確率の計算における固有の不確実性を補償して、所望のアクセス要素を開放しないことによる快適性の損失を回避することができる。特に、所望のアクセス要素の手動開放を回避することができる。追加の、おそらく必要とされないアクセス要素は、特に閉位置への自動調整も提供される場合、快適性の損失を全く引き起こさないか、または引き起こしても小さい。
調整装置は、好ましくは、自動車内に配置されるか、あるいは設置される。検出装置は、好ましくは、少なくとも部分的に自動車に設置されてもよい。検出装置は、複数のキー要素を区別し、自動車に対するそれらの位置を個々に決定するように、あるいは計算するように構成することができる。それぞれの位置計算は、それぞれのキー要素および/または中央サーバによって実行することもできる。予測装置は、自動車内、それぞれのキー要素内、および/または中央サーバ上に実装することができる。
アクセス制御システムのさらなる有利な実施形態では、キー要素が、無線キー、スマートフォン、スマートウォッチ、キーカード、RFIDチップ、および/またはリモコンとして構成されることが提供される。特に、スマートフォンおよびスマートウォッチは、ほとんどの人々が既にそのような装置を所有し、携行しているので、キー要素として有利である。したがって、追加の装置は、必要ではない。さらに、そのような装置は、検出装置によって位置を決定するために必要な無線技術を既に有していることが多い。さらに、そのような装置は、予測装置などのアクセス制御システムの一部をその上に実装するための計算能力をすでに有していることが多い。したがって、別個の計算能力を提供する必要がなく、アクセス制御システムは、特に費用効果が高くなる。
有利なことに、検出装置は、1つまたは複数の送信機を備えることができ、キー要素は、それぞれの対応する受信機を有することができる。代替または追加として、検出装置は、1つまたは複数の受信機を有することができ、キー要素は、それぞれの対応する送信機を有することができる。送信機が検出装置内または自動車上に設けられている場合、キー要素は特に簡便で安価なものとすることができる。送信機がキー要素内に設けられている場合、特にスマートフォンおよび/またはスマートウォッチをキー要素として使用する場合、自動車または検出装置を安価にすることができる。送信機および受信機の両方が自動車または検出装置に提供される場合、システムは、多種多様なキー要素により柔軟に動作することができる。送信機および受信機がキー要素および検出装置または自動車に設けられている場合、例えば、それぞれのキー要素の認証および/または固有の識別のために、データを交換することができる。複数の送信機または受信機によって、位置決定のための容易な三角測量が可能になる。特に、対応して、それぞれの送信機および受信機が、同じ無線周波数および/または同じ無線規格を使用するように構成されていることを本文脈において意味することができる。
異なる信号を使用することもできる。例えば、エネルギー消費の少ない信号を連続的または準連続的に送信して、対応する受信機/送信機をウェイクアップさせることができる。したがって、別の送信機/受信機を受信時に起動することができ、その信号によって、より良い位置決定が可能になるが、例えば、エネルギー消費が多くなる。各無線信号は、検出装置によって、検出装置のそれぞれの送信機/受信機に対するキー要素の位置を三角測量のために使用することができる。
アクセス制御システムのさらなる有利な実施形態では、アクセス制御システムが比較器装置を有することが提供される。比較器装置は、コンピュータまたはマイクロプロセッサであってもよく、および/または予測装置に組み込まれていてもよい。比較器装置は、それぞれの使用確率がこの閾値を上回るか下回るかを判定するために、それぞれの使用確率をそれぞれの閾値と比較するように構成することができる。代替または追加として、比較器は、使用確率の差のそれぞれの絶対値を計算するように構成することもできる。代替または追加として、比較器装置は、2つの使用確率のうち、どちらの使用確率が高いかを判定するように構成することもできる。
本発明のさらなる態様は、それぞれが閉位置と開位置との間で自動的に調整可能な少なくとも第一および第二のアクセス要素、例えば、第一のドアおよび第二のドアを有する自動車に関し、好ましくは、アクセス制御システムの全ての部分は、キー要素および/または中央サーバに実装されない。好ましくは、自動車は、検出装置、調整装置、予測装置および/または比較器装置を備える。さらなる態様による自動車へのアクセス制御は、好ましくは、第一の態様による方法によって制御することができる。第一の態様による方法および第二の態様によるシステムから生じる特徴および利点は、それぞれ第一および第二の態様の説明から得られるものであり、第一および第二の態様の有利な実施形態は、さらなる態様の有利な実施形態であると考えられ、その逆もまた同様である。
本発明のさらなる特徴は、特許請求の範囲、実施形態、および図面から得られる。本明細書において上述した特徴および特徴の組合せと、例示的な実施形態において後述する特徴および特徴の組合せは、それぞれの場合に示した組合せのみならず、本発明の範囲を逸脱することなく、他の組合せにおいても用いることができる。
自動車のためのアクセス制御方法をフローチャートで示す。 自動車のためのアクセス制御システムを模式図で示す。
図1は、自動車のためのアクセス制御方法をフローチャートで示す。この方法を使用すると、それぞれが閉位置と開位置との間で自動的に調整することのできる第一および第二のアクセス要素を少なくとも備える自動車へのアクセスを制御することができる。
この方法は、ステップ10から始まり、このステップでは、ユーザが携行するキー要素の自動車に対する少なくとも1つの位置を無線によって検出する。次のステップ12では、キー要素の少なくとも1つの検出された位置に応じて、各アクセス要素の使用確率を計算する。この計算によって、1つのアクセス要素のみに対して十分に高い使用確率が得られる場合で、その理由が、特にその使用確率が所定の第一の閾値を上回る唯一のものである場合、このアクセス要素は、ステップ14において、その開位置に移動される。
この計算の結果、少なくとも2つのアクセス要素の使用確率が十分に高い場合で、その理由が、両方のアクセス要素の使用確率が第一の所定の閾値を上回ることである場合、2つの使用確率の差を計算する。この差の絶対値が所定の第二の閾値を下回る場合、ステップ16において、両方のアクセス要素は、開位置に調整される。第二の閾値は、有意な閾値となり得、この閾値を下回ると、どのアクセス要素を排他的に開放すべきかを十分な確度で区別することがもはや不可能になる。
この差の絶対値が所定の第三の閾値を上回る場合、ステップ18において、両方のアクセス要素のうち、使用確率がより高い一方が開位置に調整される。この場合、両方のアクセス要素が開放されることは、それ自体は意味があるが、両方のアクセス要素のうちの一方の使用確率が非常に高いので、その一方が開放されるだけで、自動車への快適なアクセスを可能にするのに十分である。したがって、アクセス要素および/または不必要に開放されているアクセス要素の不必要な調整を回避することができる。
この手順を繰り返すことができ、ステップ10でキー要素の位置が再び検出され、ステップ12で更新された第二の使用確率の計算を用いて、第一の予測に続いて更新された第二の予測が行われる。ステップ14、16、18によれば、計算の結果、異なる状況が生じた場合、それぞれのアクセス要素は、それらの閉位置に戻るように調整することができる。例えば、ステップ16によれば、第一の予測は、使用確率に十分な差はないが、それ自体は十分な使用確率であるために、両方のアクセス要素を開位置に調整しなければならないことを示している。例えば、第二の予測は、使用確率に十分大きな差があるので、これらの2つのアクセス要素のうちの特定の1つのみが開位置に調整されなければならないことを示すことができる。これは、上述のステップ18に対応する。しかしながら、第二の予測の場合、両方のアクセス要素が既に開位置にある場合には、ステップ18において、より低い使用確率を有するアクセス要素を再び閉鎖する。
同様に、使用確率の第二の計算または第二の予測に応答して、第一のアクセス要素が既にその開位置に調整されており、第一のアクセス要素の第二の使用確率が所定の第四の閾値を下回る場合、第一のアクセス要素をその閉位置に調整することができる。同様に、あるいは代替または追加として、第二のアクセス要素が既にその開位置に調整されており、第二のアクセス要素の第二の使用確率が所定の第五の閾値を下回る場合、第二のアクセス要素をその閉位置に調整することができる。このような調整は、ステップ20で実行することができる。このそれぞれの調整を開位置から閉位置に戻すことを、再調整と呼ぶこともできる。再調整により、それぞれのアクセス要素を自動的に再び閉鎖することができ、こうして、アクセス要素の誤った使用の予測によるユーザにとっての不快な状況を回避することができる。
この方法は、例えば、キー要素のユーザまたは携行者がアクセスを使用し、車両に入った場合に終了することができる。この方法は、例えば、キー要素の位置が検出され、キー要素がアクセス要素を介して自動車の内部に移動したことを示す場合に終了することができる。この場合、開位置にある全てのアクセス要素は、好ましくは所定の遅延の後に、自動的に閉じることができる。この方法は、トリガ信号によって終了させることもできる。このようなトリガ信号は、例えば、自動車の駆動部またはエンジンの始動、自動車での出発、ロックの手動操作、および/または別のアクセス要素を介して自動車の内部へのキー要素の移動が検出されたことであり得る。トリガ信号によって、全てのアクセス要素を閉鎖することもできる。
図2は、自動車32のためのアクセス制御システム30を模式図で示す。アクセス制御システム30は、自動車の複数のアクセス要素を自動調整するための調整装置34を備える。現在、アクセス要素は、後部ドア40、42およびトランク蓋44と同様に、2つの前部ドア36および38、すなわち、運転席ドア36および助手席ドア38として構成されている。これらのドアのそれぞれは、開閉するために調整装置34に作動的に接続されている。したがって、自動車32のそれぞれのアクセス要素を自動的に開閉することができる。作動的な接続は、この場合には、さらに示されていないが、例えば、それぞれのアクチュエータによって行うことができる。
アクセス制御システム30は、1つまたは複数の携帯キー要素を含む。スマートフォン46は、キー要素として示されており、ユーザ48が携行している。スマートフォン46は、無線信号の送信および/または受信を可能にするアンテナ50を有する。
アクセス制御システム30はまた、無線によってスマートフォン46の自動車32に対する少なくとも1つの位置を検出するように構成された検出装置52を備える。この目的のために、検出装置52は、現在、自動車32上で互いに距離を置いて配置された3つのアンテナ54を備え、これらのアンテナ54によって、スマートフォン46の三角測量が可能になる。代替または追加として、自動車32に対する位置を検出するために、スマートフォン46によって捕捉されたそれぞれのセンサデータを使用することもできる。例えば、スマートフォン46は、加速度センサ、位置センサおよび/またはGPSを使用して、その位置および/または移動を検出または計算し、無線によってこのデータを検出装置52に送信することができる。
アクセス制御システム30は、スマートフォン46の少なくとも1つの検出された位置に応じて、アクセス要素36、38、40、42、44のそれぞれに割り当てられた使用確率を計算するように構成された予測装置56も備える。第一の計算は、例えば、スマートフォン46またはユーザ48が所定の最小距離よりも自動車に近い場合に行うことができる。
調整装置34は、例えば、基本的には、複数のアクセス要素36、38、40、42、44のうち、計算された使用確率が最も高い1つのアクセス要素を、その閉位置からその開位置まで調整するように構成される。ただし、この使用確率が第一の閾値を上回ることを条件とする。しかしながら、それぞれの計算された使用確率が、ユーザが使用するドアの明確な予測をもたらさない場合がある。例えば、この場合、ユーザ48は、矢印56で示すように、助手席ドア38と後部ドア42との間の遷移に直線状に近づくことができる。これにより、助手席ドア38の使用確率の値が、後部ドア42の使用確率の値と同一になる場合、または非常に近い値となる場合がある。両方の使用確率は、第一の閾値を上回ることがある。この場合、助手席ドア38と後部ドア42の両方が自動的に開位置に調整されるが、これは、ステップ16の調整に対応する。したがって、ユーザ48は、後部アクセスを使用するか前部アクセスを使用するかにかかわらず、ドアを手動で開く必要なしに、自動車32に快適に入ることができる。
アクセス制御システム30の説明から分かるように、図1に示す方法を実行すること、あるいはこの方法を使用して動作することは、適切であるか、あるいはそのように構成されている。
10 ステップ
12 ステップ
14 ステップ
16 ステップ
18 ステップ
20 ステップ
30 アクセス制御システム
32 自動車
34 調整装置
36 運転席ドア
38 助手席ドア
40 後部ドア
42 後部ドア
44 トランク蓋
46 スマートフォン
48 ユーザ
50 アンテナ
52 検出装置
54 アンテナ
56 予測装置
58 矢印

Claims (14)

  1. 自動車(32)のためのアクセス制御方法であって、前記自動車(32)は、それぞれが閉位置と開位置との間で自動的に調整することができ第一および第二のアクセス要素(36、38、40、42)を少なくとも備え、
    前記アクセス制御方法は、少なくとも以下のステップ、
    ・ユーザ(48)が携行するキー要素(46)の前記自動車(32)に対する少なくとも1つの位置を無線によって検出するステップ(10)と、
    ・前記キー要素(46)の検出された前記少なくとも1つの位置に応じて、各アクセス要素(36、38、40、42)の使用確率を計算するステップ(12)と、
    前記第一および第二のアクセス要素(38、42)のそれぞれの前記使用確率が所定の第一の閾値を上回る場合、かつ
    前記第一および第二のアクセス要素(38、42)の前記使用確率の差の絶対値が所定の第二の閾値を下回る場合、
    ・前記第一のアクセス要素(38)および前記第二のアクセス要素(42)の両方を前記閉位置から前記開位置に調整するステップ(16)と、
    を含む、アクセス制御方法。
  2. 前記キー要素(46)の複数の連続した位置が検出され、前記キー要素(46)の前記複数の連続した位置が前記使用確率の計算に考慮される、
    請求項1に記載のアクセス制御方法。
  3. 各アクセス要素(36、38、40、42)に対して、第一の使用確率および少なくとも1つの後続の第二の使用確率を計算する、
    請求項1または2に記載のアクセス制御方法。
  4. 前記第一および第二のアクセス要素(38、42)のそれぞれの前記使用確率は、所定の第一の閾値を上回る場合、かつ
    前記第一のアクセス要素(36)の前記使用確率は、前記第二のアクセス要素(42)の前記使用確率よりも所定の第三の閾値だけ高い場合、
    前記第一のアクセス要素(36)のその閉位置から前記開位置への調整(18)が行われ、前記第二のアクセス要素(42)は前記閉位置に留まる、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のアクセス制御方法。
  5. 前記第一のアクセス要素(38)が既にその開位置に調整されていた場合、かつ
    前記第一のアクセス要素(38)の前記第二の使用確率が所定の第四の閾値を下回る場合、
    前記第一のアクセス要素(38)がその閉位置に調整され、
    および/または
    前記第二のアクセス要素(42)が既にその開位置に調整されていた場合、かつ、
    前記第二のアクセス要素(42)の前記第二の使用確率が所定の第五の閾値を下回る場合、
    前記第二のアクセス要素(42)がその閉位置に調整される、
    請求項3または4に記載のアクセス制御方法。
  6. 前記第一のアクセス要素(38)が前記ユーザによって手動でその閉位置に調整された場合、前記第二のアクセス要素(42)がその閉位置に調整される、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のアクセス制御方法。
  7. 両方のアクセス要素(38、42)は、トリガ信号に応じて前記閉位置に調整され、前記トリガ信号は、特に、前記自動車(32)のエンジンの始動、前記2つのアクセス要素(38、42)の一方以外のアクセス要素(36、40)の開放、所定の最低速度を超える車両速度、および/または前記自動車(32)のロックの作動である、
    請求項1~6のいずれか一項に記載のアクセス制御方法。
  8. 前記第一のアクセス要素(38)および/または前記第二のアクセス要素(42)は、前記ユーザ(48)が携行する前記キー要素(46)の検出された位置が前記自動車(32)の内部に位置するときに、その閉位置に調整される、
    請求項1~7のいずれか一項に記載のアクセス制御方法。
  9. 前記第一および第二のアクセス要素(38、42)が既にそれらの開位置に調整され、
    前記第一および第二のアクセス要素(38、42)の前記第二の使用確率の差の絶対値が、所定の第六の閾値を上回る場合、
    前記第一のアクセス要素(38)または前記第二のアクセス要素(42)がその閉位置に調整され、
    前記アクセス要素(38、42)のうち、前記第二の使用確率がより小さい一方が前記閉位置に調整される、
    請求項1~8のいずれか一項に記載のアクセス制御方法。
  10. 前記使用確率を計算するとき、記憶されたユーザ行動が考慮される、
    請求項1~9のいずれか一項に記載のアクセス制御方法。
  11. 前記自動車(32)の周囲が、前記使用確率の前記計算において考慮される、
    請求項1~10のいずれか一項に記載のアクセス制御方法。
  12. 自動車(32)のためのアクセス制御システム(30)であって、
    ・前記自動車(32)の少なくとも第一および第二のアクセス要素(36、38、40、42)を、そのそれぞれの開位置とそれぞれの閉位置との間で自動的に調整するための調整装置(34)と、
    ・少なくとも1つの携帯キー要素(46)と、
    ・無線によって前記自動車(32)に対するキー要素(46)の少なくとも1つの位置を検出するように構成された検出装置(52)と、
    ・前記キー要素(46)の検出された前記少なくとも1つの位置に応じて、各アクセス要素(36、38、40、42)の使用確率を計算するように構成された予測装置(56)と、
    を備え、
    前記第一および第二のアクセス要素(38、42)のそれぞれの前記使用確率が所定の第一の閾値を上回る場合、かつ
    前記第一および第二のアクセス要素(38、42)の前記使用確率の差の絶対値が所定の第二の閾値を下回る場合、
    前記調整装置(34)は、前記第一および第二のアクセス要素(38、42)の両方を前記閉位置から前記開位置に調整するように構成される、
    アクセス制御システム(30)。
  13. 前記キー要素(46)が、無線キー、スマートフォン(46)、スマートウォッチ、キーカード、RFIDチップおよび/またはリモコンとして構成される、
    請求項12に記載のアクセス制御システム(30)。
  14. 前記アクセス制御システム(30)が、
    それぞれの使用確率をそれぞれの閾値と比較して、前記それぞれの使用確率がこの閾値を上回るか下回るかを判定すること、
    および/または
    使用確率の差の絶対値をそれぞれ計算すること、
    および/または
    2つの使用確率のうち、どちらが高いかを判定すること、
    を行うように構成された比較器装置、を備える、
    請求項12または13に記載のアクセス制御システム(30)。
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